(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023181092
(43)【公開日】2023-12-21
(54)【発明の名称】マルチアングル空撮安定化装置
(51)【国際特許分類】
B64U 20/87 20230101AFI20231214BHJP
B64D 47/08 20060101ALI20231214BHJP
F16C 32/04 20060101ALI20231214BHJP
B64U 101/30 20230101ALN20231214BHJP
【FI】
B64U20/87
B64D47/08
F16C32/04 Z
B64U101:30
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023077723
(22)【出願日】2023-05-10
(31)【優先権主張番号】202210644458.5
(32)【優先日】2022-06-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】522084902
【氏名又は名称】鄭州航空工業管理学院
(71)【出願人】
【識別番号】523158284
【氏名又は名称】鄭州美倶工業設計有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100145470
【弁理士】
【氏名又は名称】藤井 健一
(72)【発明者】
【氏名】曹再輝
(72)【発明者】
【氏名】焦斌
(72)【発明者】
【氏名】葛露
(72)【発明者】
【氏名】楊欣欣
(72)【発明者】
【氏名】孫建華
(72)【発明者】
【氏名】李夢▲しゅ▼
(72)【発明者】
【氏名】ステファノ・フリサ
(72)【発明者】
【氏名】李強
(72)【発明者】
【氏名】袁暁東
(72)【発明者】
【氏名】牛▲セキ▼
(72)【発明者】
【氏名】黄華
(72)【発明者】
【氏名】宗思生
(72)【発明者】
【氏名】張博
【テーマコード(参考)】
3J102
【Fターム(参考)】
3J102AA01
3J102BA05
3J102CA10
3J102DA08
3J102DA11
3J102GA20
(57)【要約】 (修正有)
【課題】マルチアングル空撮安定化装置を提供する。
【解決手段】飛行体の下方に、ブラケットが配置される。ブラケットは第1電動回転軸を介して飛行体に接続される。ブラケットには第1電動回転軸と互いに直交する第2電動回転軸を介して下端に開口された中空ボールが取り付けられる。中空ボールの内部には下向きのカメラが配置され、カメラは少なくとも3つの均一に分布された接続機構を介して中空ボールに接続される。接続機構は円筒を含み、円筒の一端は中空ボールの内壁に接続され、円筒の内部に一端はカメラに固定接続された支持棒が配置される。支持棒と円筒の間に、少なくとも3組の軸線を囲んで均一に分布された磁気浮上コンポーネントが配置され、磁気浮上コンポーネントによってカメラと支持棒を浮かせることで、カメラの撮影をより安定させる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
飛行体を含むマルチアングル空撮安定化装置であり、
飛行体の下方に、ブラケットが配置され、ブラケットは第1電動回転軸を介して飛行体に接続され、ブラケットに、第2電動回転軸を介して下端に開口された中空ボールが取り付けられ、第1電動回転軸と第2電動回転軸は互いに垂直し、中空ボールの内部に、下向きのカメラが配置され、カメラは少なくとも三つの均一に分布された接続機構を介して中空ボールに接続され、接続機構は円筒を含み、円筒の一端は中空ボールの内壁に接続され、円筒の内部に支持棒が配置され、支持棒の一端はカメラに固定接続され、支持棒と円筒の間に、少なくとも3組の軸線を囲んで均一に分布された磁気浮上コンポーネントが配置され、複数組の均一に分布された磁気浮上コンポーネントによって、支持棒を円筒の軸線に浮かせることが可能となることを特徴とするマルチアングル空撮安定化装置。
【請求項2】
前記磁気浮上コンポーネントはスライドブロックを含み、前記円筒の内壁に、少なくとも3つの軸線を囲んで軸方向に沿って均一に分布されたガイド貫通溝が配置され、ガイド貫通溝内に、何れも複数の磁性を有するスライドブロックが摺動可能に取り付けられ、支持棒の側面において且つスライドブロックに対応する箇所に、磁気吸着ブロックが固設され、磁性を有するスライドブロックは対応する磁気吸着ブロックを吸引することにより、支持棒を円筒の中央に浮かせることを特徴とする請求項1に記載のマルチアングル空撮安定化装置。
【請求項3】
前記スライドブロックと磁気吸着ブロックとの間に、ジェット機構が配置され、ジェット機構は第2スロットを含み、前記磁気吸着ブロックにおいて且つ対応するスライドブロックに近い面に、第2スロットが配置され、スライドブロックの中央に、何れも通路が配置され、通路において且つ第2スロットに対応する一端に、何れもジェットヘッドが接続され、通路の他端に、エアチューブが接続され、エアチューブの他端に空気圧機器が接続されることを特徴とする請求項2に記載のマルチアングル空撮安定化装置。
【請求項4】
前記磁気吸着ブロックとスライドブロックとの間に、何れも弾性を有するスリーブが配置され、スリーブの一端は、磁気吸着ブロックに固定接続され、スリーブの他端は、対応するスライドブロックの外側に被装され、且つスリーブとスライドブロックとの間に隙間があることを特徴とする請求項3に記載のマルチアングル空撮安定化装置。
【請求項5】
前記同一のガイド貫通溝におけるスライドブロックの間は、何れも接続部品で接続され、円筒の外側面において且つガイド貫通溝に対応する箇所に、何れも電動伸縮レバーが固設され、電動伸縮レバーの可動レバーは、対応する接続部品に固定接続され、電動伸縮レバーの伸長と短縮は、対応するスライドブロックをガイド貫通溝内でスライドさせることができることを特徴とする請求項2に記載のマルチアングル空撮安定化装置。
【請求項6】
前記支持棒は弾性伸縮棒であることを特徴とする請求項1に記載のマルチアングル空撮安定化装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は空撮の分野に関し、具体的にはマルチアングル空撮安定化装置に関する。
【背景技術】
【0002】
空撮は「空中撮影」とも呼ばれ、航空機に専用航空カメラを配置し、空中から地上または空中対象に対して撮影することであり、撮影対象と方向によって、垂直撮影、傾斜撮影と対空撮影に分けることができ、野外作業量を減らし、作業強度を軽減することができ、しかも地理環境条件の制限を受けず、迅速性、正確さ、経済性などの利点がある。
【0003】
科学技術の発展に伴い、ドローンによる撮影はすでに最も一般的な空撮方式となっており、ドローンは飛行中に、モーターの回転と空気の流れにより、ドローンに振動を発生させ、この振動がカメラに伝わりやすく、撮像ヘッドのぶれをもたらし、それにより撮影された画面がぼやけて、撮影された写真やビデオは画質が悪い。
【0004】
したがって、カメラのぶれをどのように軽減するかは、現在、当業者が解決しなければならない課題となる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
従来技術に存在するカメラのぶれ等の不足を解決するために、本発明はマルチアングル空撮安定化装置を提供する。
【0006】
本発明は、以下の技術的手段を提供し、飛行体を含むマルチアングル空撮安定化装置であり、飛行体の下方に、ブラケットが配置され、ブラケットは第1電動回転軸を介して飛行体に接続され、ブラケットに、第2電動回転軸を介して下端に開口された中空ボールが取り付けられ、第1電動回転軸と第2電動回転軸は互いに垂直し、中空ボールの内部に、下向きのカメラが配置され、カメラは少なくとも三つの均一に分布された接続機構を介して中空ボールに接続され、接続機構は円筒を含み、円筒の一端は中空ボールの内壁に接続され、円筒の内部に支持棒が配置され、支持棒の一端はカメラに固定接続され、支持棒と円筒の間に、少なくとも3組の軸線を囲んで均一に分布された磁気浮上コンポーネントが配置され、複数組の均一に分布された磁気浮上コンポーネントによって、支持棒を円筒の軸線に浮かせることが可能となる。
【0007】
さらに、前記磁気浮上コンポーネントはスライドブロックを含み、前記円筒の内壁に、少なくとも3つの軸線を囲んで軸方向に沿って均一に分布されたガイド貫通溝が配置され、ガイド貫通溝内に、何れも少なくとも二つの磁性を有するスライドブロックが摺動可能に取り付けられ、支持棒の側面において且つスライドブロックに対応する箇所に、磁気吸着ブロックが固設され、磁性を有するスライドブロックは対応する磁気吸着ブロックを吸引することにより、支持棒を円筒の中央部に浮かせる。
【0008】
さらに、前記スライドブロックと磁気吸着ブロックとの間に、ジェット機構が配置され、ジェット機構は第2スロットを含み、前記磁気吸着ブロックにおいて且つ対応するスライドブロックに近い面に、第2スロットが配置され、スライドブロックの中央に、何れも通路が配置され、通路において且つ第2スロットに対応する一端に、何れもジェットヘッドが接続され、通路の他端に、エアチューブが接続され、エアチューブの他端に空気圧機器が接続される。
【0009】
さらに、前記磁気吸着ブロックとスライドブロックとの間に、何れも弾性を有するスリーブが配置され、スリーブの一端は、磁気吸着ブロックに固定接続され、スリーブの他端は、対応するスライドブロックの外側に被装され、且つスリーブとスライドブロックとの間に隙間がある。
【0010】
さらに、前記同一のガイド貫通溝におけるスライドブロックの間は、何れも接続部品で接続され、円筒の外側面において且つガイド貫通溝に対応する箇所に、何れも電動伸縮レバーが固設され、電動伸縮レバーの可動レバーは、対応する接続部品に固定接続され、電動伸縮レバーの伸長と短縮は、対応するスライドブロックをガイド貫通溝内でスライドさせる。
【0011】
さらに、前記支持棒は弾性伸縮棒である。
【発明の効果】
【0012】
本発明はマルチアングル空撮安定化装置を提供し、達成した有益な効果は以下の通り、本装置は、磁性を有するスライドブロックを支持棒の外側に周方向に均一に分布することによって、更に磁気吸着ブロックの作用を加えて、磁気的な引張力を受けて、支持棒を円筒の中央に浮かせることで、飛行体に発生した振動はカメラに伝わりにくくして、ジェット機構を配置することにより、支持棒を空気の推力の下で、円筒の中央により滑らかに浮かせて、磁気的な引張力と気圧の推力の相互作用の下で、カメラと支持棒を浮かせた状態にさせて、振動によるカメラに与える影響を効果的に減少させ、カメラの撮影をより安定させ、高品質の写真やビデオを撮影することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図2】本実施形態における接続機構の構造の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
当業者が本発明の技術的態様をよりよく理解するために、これから図面と具体的な実施例を結合して本発明をさらに詳細に説明する。
【0015】
以下、本発明の実施形態における図面に関連して、本発明の実施形態における技術的態様を明確に、完全に説明する。明らかに、説明された実施形態は本発明の一部の実施形態にすぎず、すべての実施形態ではない。本発明における実施形態に基づいて、当業者が創造的な労働を行うことなく取得した他のすべての実施形態は、本発明の保護の範囲に属する。
【0016】
本願の説明において、用語「中央」、「上」、「下」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「内」、「外」などが示す方位または位置関係は、図面に基づいて示される方位または位置関係であり、単に本発明の説明を容易にし、説明を簡略化するためのものであって、指定された装置または要素が特定の方位、特定の方位で構成され操作されるので、本発明に対する制限とは理解できない。さらに、「第1」、「第2」、「第3」という用語は、説明の目的のためだけに使用され、相対的な重要性を示したり暗示したりするために理解されていない。
【0017】
説明すべきなのは、コンポーネントを別のコンポーネントに直接配置することも、中央に配置することもできる。1つのコンポーネントが別のコンポーネントに「設定」されていると考えられる場合、それは別のコンポーネントに直接設定されているか、中央コンポーネントが同時に存在している可能性がある。1つのコンポーネントが別のコンポーネントに「固定」されていると考えられる場合、それは別のコンポーネントに直接固定されているか、中央コンポーネントが同時に存在している可能性がある。
【0018】
特に定義がない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語および科学用語は、本発明の技術分野に属する当業者が一般に理解するものと同じ意味である。本明細書において本発明の明細書において使用される用語は、特定の実施形態を説明する目的だけであって、本発明を限定することを目的とするものではない。本明細書で使用される用語「または/および」は、1つまたは複数の関連する列挙されたアイテムの任意およびすべての組合せを含む。
【0019】
本発明は、マルチアングル空撮安定化装置を提供し、
図1~
図3に示される本発明の一実施形態であり、飛行体1を含み、飛行体1は、ドローンであってもよいし、他の空撮用の飛行機器であってもよい、飛行体1の底面に、第1スロット2が設けられ、第1スロット2内に、下向きの「U」字状のブラケット3が配置され、ブラケット3の上方の中央は直立した第1電動回転軸4を介して飛行体1に接続され、第1電動回転軸4によって、ブラケット3を第1スロット内で回転させ、ブラケット3の下方において且つ2つの縦棒の中央に、下端に開口された中空ボール5が取り付けられ、中空ボール5とブラケット3の二つの縦棒の間は、何れも横方向な第2電動回転軸6を介して接続され、第2電動回転軸6によって中空ボール5を回転させ、中空ボール5の内部に空撮用のカメラ7が配置され、カメラ7は中空ボール5の下端の開口を通じて外側の画面を撮影することができ、カメラ7は少なくとも3つの均一に分布された接続機構を介して中空ボール5に接続され、接続機構の数は好ましくは4つであり、カメラの安定を保証できるとともに、コストを節約することができ、飛行体が空中に飛行する際、第1電動回転軸はブラケットを通じて中空ボールを第1電動回転軸の軸線を囲んで回転させ、第2電動回転軸は中空ボールを第2電動回転軸のの軸線を囲んで回転させ、それによって中空ボール内のカメラはマルチアングル、マルチ方向で撮影できるようになる。
【0020】
図2と
図3に示すように、接続機構は円筒8を含み、円筒8の一端は中空ボール5の内壁に接続され、円筒8の内部に支持棒9が配置され、支持棒9の一端はカメラ7に固定接続され、円筒8の内壁に、少なくとも3つの軸線を囲んで軸方向に沿って均一に分布されたガイド貫通溝10が配置され、ガイド貫通溝10の数は3つが好ましく、目標効果も得られるし、加工コストも低減でき、ガイド貫通溝10内に、何れも複数の磁性を有するスライドブロック11が摺動可能に取り付けられ、各ガイド貫通溝内のスライドブロックの数は2つが好ましく、支持棒9の側面において且つスライドブロック11に対応する箇所に、磁気吸着ブロック12が固設され、磁気吸着ブロック12はいずれも磁性を有する物体に吸引される可能であり、磁性を有するスライドブロック11はいずれも対応する磁気吸着ブロック12を吸引し、スライドブロックは支持棒9の周囲に均一に分布されたため、磁力の牽引により支持棒は相対的に平衡状態にあり、すなわち外力の作用がない場合、磁気吸着ブロック12と対応するスライドブロック11との間に距離が等しい隙間が形成され、支持棒9の一端を円筒8の中間に浮かせ、複数の支持棒の作用により、カメラが浮かせた状態にあることに相当し、飛行体の飛行時に発生した振動がカメラに伝わりにくく、カメラの撮影をより安定させることができる。
【0021】
図3に示すように、磁気吸着ブロック12において且つ対応するスライドブロック11に近い面に、第2スロット13が配置され、スライドブロック11の中央に、何れも通路14が配置され、通路14において且つ第2スロット13に対応する一端に、何れもジェットヘッド15が接続され、通路14の他端に、エアチューブ16が接続され、エアチューブ16の他端に空気圧機器が接続される。空気圧機器は空気を圧縮し、空気をエアチューブと通路を通過させ、ジェットヘッドを通じて対応する第2スロット内に噴出させることができ、支持棒に対して相対的にバランスのとれた推力を形成し、支持棒を円筒の中間に、より穏やかに浮かせ、磁気吸着ブロック12とスライドブロック11の間に、弾性を有するスリーブ17が配置され、スリーブ17の一端は、磁気吸着ブロック12に固定接続され、スリーブ17の他端は、対応するスライドブロック11の外側に被装され、また、スリーブ17とスライドブロック11との間に隙間があり、スリーブはスライドブロックと磁気が速く外力を受けたときに分離することなく、スリーブによって、スライドブロックと磁気吸着ブロックが外力の作用を受けたときに分離しないことを確保し、スライドブロックと、対応する磁気吸着ブロックとの間が常に磁気的な状態になるようにすることができ、第2スロットの円弧面によって空気が四方に発散し、その後、スリーブとスライドブロックの間の隙間を通って噴出し、スライドブロックと磁気吸着ブロックの間、およびスライドブロックとスリーブの間にエアカーテンを形成し、スライドブロックがスライドしたときにスライドブロックとスリーブが接触しにくいようにすることで、カメラをさらに安定させる。
【0022】
図2と
図3に示すように、同一のガイド貫通溝10におけるスライドブロック11の間は、何れも接続部品18で接続され、円筒8の外側面において且つガイド貫通溝10に対応する箇所に、何れも電動伸縮レバー9が固設され、電動伸縮レバー19の可動レバーは、対応する接続部品18に固定接続され、電動伸縮レバーの伸長と短縮は、対応するスライドブロック11をガイド貫通溝10内でスライドさせることにより、飛行体の飛行時の振動がカメラに伝わりにくく、カメラを常に安定した状態に保つことができるように、支持棒のカメラへの押圧度を調節することができる。
【0023】
上記の通り、本装置は、使用するときには、飛行体が空中に飛行する際、第1電動回転軸はブラケットを通じて中空ボールを第1電動回転軸の軸線を囲んで回転させ、第2電動回転軸は中空ボールを第2電動回転軸のの軸線を囲んで回転させ、それによって中空ボール内のカメラはマルチアングル、多方向の撮影を実現することができ、飛行体が飛行中に発生した振動が磁気吸着ブロックに伝われると、磁気吸着ブロックとスライドブロックとの間に隙間があり、磁気の引張力と気圧の推力の相互作用により、振動が支持ロッドに伝わりにくくなり、支持棒を比較的安定した状態にするとともに、支持棒の弾性によりさらに振動軽減の役割を果たし、カメラが地上の景色を安定して撮影できるようになる。
【0024】
本装置は、磁性を有するスライドブロックを支持棒の外側に周方向に均一に分布することによって、更に磁気吸着ブロックの作用を加えて、磁気的な引張力を受けて、支持棒を円筒の中央に浮かせることで、飛行体に発生した振動はカメラに伝わりにくくして、ジェット機構を配置することにより、支持棒を空気の推力の下で、円筒の中央により滑らかに浮かせて、磁気的な引張力と気圧の推力の相互作用の下で、カメラと支持棒を浮かせた状態にさせて、振動によるカメラに与える影響を効果的に減少させ、カメラの撮影をより安定させる。
【0025】
以上述べた本発明の実施形態は、本発明の保護範囲を限定するものではない。本発明の精神及び原則の範囲内で行われた修正、等価置換及び改良等は、本発明の請求項の保護範囲内に含まれるべきである。