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特開2023-181097きつい曲げ半径のためのツイナックス配線
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023181097
(43)【公開日】2023-12-21
(54)【発明の名称】きつい曲げ半径のためのツイナックス配線
(51)【国際特許分類】
   H01R 13/58 20060101AFI20231214BHJP
   H01R 43/00 20060101ALI20231214BHJP
   H01R 12/53 20110101ALI20231214BHJP
   H02G 1/14 20060101ALN20231214BHJP
【FI】
H01R13/58
H01R43/00 B
H01R12/53
H02G1/14
【審査請求】有
【請求項の数】21
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023079249
(22)【出願日】2023-05-12
(31)【優先権主張番号】63/350,869
(32)【優先日】2022-06-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】591043064
【氏名又は名称】モレックス エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100116207
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 俊明
(74)【代理人】
【識別番号】100096426
【弁理士】
【氏名又は名称】川合 誠
(72)【発明者】
【氏名】ジャンニ ライアン バルデラ
(72)【発明者】
【氏名】マイケル マクギー
【テーマコード(参考)】
5E021
5E051
5E223
5G355
【Fターム(参考)】
5E021FA05
5E021FA09
5E021FA14
5E021FB05
5E021FB11
5E021FB17
5E021FC40
5E021GB06
5E021GB10
5E051BA02
5E223AA11
5E223AC50
5E223BA08
5E223BA48
5E223BB01
5E223CC09
5E223CD01
5E223CD05
5E223DB23
5G355AA05
5G355BA04
5G355BA08
5G355BA11
5G355CA02
(57)【要約】      (修正有)
【課題】信号完全性を実質的に劣化させることなく、きつい曲げで配線するように構成されたツイナックスケーブルアセンブリを提供する。
【解決手段】ツイナックスケーブルアセンブリ100は、ツイナックスケーブル120a~dのツイナックスケーブルセット120、122、124、126を含む。各ケーブルは、横方向に離間された導体対150a、150bを含む。ケーブルセットの各々は、ケーブルセット内のケーブルの各々が端子構成要素に接続するコネクタ端部を有する。編みセクション106とケーブルの端部との間で、端部にタイバー110が取り付けられ、各ケーブルセット内のケーブルは、他のケーブルセットを通して編まれ、ツイナックスケーブルの各々内の導体対は、ケーブルアセンブリが横方向の曲げ軸の周りで実質的に曲がるとき、ツイナックスケーブルの各々内の導体対が横方向に実質的に整列されたままであるように、横方向に整列される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ツイナックスケーブルアセンブリであって、
第1のアセンブリ端部セクション、第2のアセンブリ端部セクション、及び前記第1のアセンブリ端部セクションと前記第2のアセンブリ端部セクションとの間のケーブル編みセクションと、
各々が複数のツイナックスケーブルを備える、複数のツイナックスケーブルセットであって、各ツイナックスケーブルは、横方向に離間され、絶縁材料によって取り囲まれた導体対を備え、前記ツイナックスケーブルセットの各々が、前記第1のアセンブリ端部セクション及び前記第2のアセンブリ端部セクションに対応する反対側にあるケーブル端部セクションと、前記ツイナックスケーブルセット内のツイナックスケーブルの各々が端子構成要素に接続するコネクタ端部とを有する、複数のツイナックスケーブルセットと、
前記ケーブル編みセクションと前記ツイナックスケーブルのコネクタ端部との間で前記第1のアセンブリ端部セクションに取り付けられた第1のタイバー及び前記第2のアセンブリ端部セクションに取り付けられた第2のタイバーであって、前記第1のタイバー及び第2のタイバーは、各ツイナックスケーブルセットが各隣のツイナックスケーブルセット上に積み重ねられるように複数のツイナックスケーブルセットを配向するように構成されている、第1のタイバー及び第2のタイバーと、を備え、
少なくとも1つのツイナックスケーブルセット内のツイナックスケーブルは、前記ツイナックスケーブルアセンブリが横方向の曲げ軸の周りで実質的に曲がるとき、前記ツイナックスケーブルの各々内の導体対が横方向に実質的に整列されたままであるように、前記ツイナックスケーブルの各々内の導体対が横方向に実質的に整列された状態で、少なくとも1つの他のツイナックスケーブルセットと編まれている、ツイナックスケーブルアセンブリ。
【請求項2】
前記ケーブル編みセクションと各ツイナックスケーブルセットのコネクタ端部との間で複数のツイナックスケーブルセットの各々のケーブル端部セクションの周りを包むように構成された複数のバインダであって、各バインダは、前記ツイナックスケーブルセットが横方向に延在する曲げ軸の周りで実質的に曲がるように、各ツイナックスケーブルセットの端部セクションにおいて前記ツイナックスケーブルの各々における導体対を横方向に実質的に整列された状態に維持するように構成されている、複数のバインダを更に備える、請求項1に記載のツイナックスケーブルアセンブリ。
【請求項3】
各ツイナックスケーブルは、前記導体対の両側に配置された接地ワイヤ対を含み、前記導体対及び接地ワイヤ対は、横方向に離間している、請求項1に記載のツイナックスケーブルアセンブリ。
【請求項4】
各ツイナックスケーブルセットのコネクタ端部における導体対は、隣のツイナックスケーブルセットのコネクタ端部がプリント回路基板に接続する接続列と実質的に平行な接続列において前記プリント回路基板に接続する、請求項1に記載のツイナックスケーブルアセンブリ。
【請求項5】
前記ツイナックスケーブルセットは、前記第1のアセンブリ端部セクションにおいて第1の順序で積み重ねられ、前記第2のアセンブリ端部セクションにおいて第1の順序とは逆の第2の順序で積み重ねられている、請求項1に記載のツイナックスケーブルアセンブリ。
【請求項6】
複数のツイナックスケーブルセットは、前記第1のアセンブリ端部セクションにおいて対の第1の順序で、及び前記第2のアセンブリ端部セクションにおいて対の第2の順序でツイナックスケーブルセット対で構成されている、請求項1に記載のツイナックスケーブルアセンブリ。
【請求項7】
ツイナックスケーブルセットの対の第2の順序は、対の第2の順序の対の逆である、請求項5に記載のツイナックスケーブルアセンブリ。
【請求項8】
第1の複数のツイナックスケーブルセットは、前記ツイナックスケーブルアセンブリの第1のアセンブリ端部セクションにおいて第1のプリント回路基板の上側に接続し、
第2の複数のツイナックスケーブルセットは、前記ツイナックスケーブルアセンブリの第1のアセンブリ端部セクションにおいて前記第1のプリント回路基板の下側に接続し、
前記第1の複数のツイナックスケーブルセットは、前記第2の複数のケーブルセットを通って前記ツイナックスケーブルアセンブリの第2のアセンブリ端部セクションに向かって編まれ、その結果、
前記第1の複数のツイナックスケーブルセットは、前記ツイナックスケーブルアセンブリの第2のアセンブリ端部セクションにおいて第2のプリント回路基板の下側に接続し、
前記第2の複数のツイナックスケーブルセットは、前記ツイナックスケーブルアセンブリの第2のアセンブリ端部セクションにおいて前記第2のプリント回路基板の上側に接続する、請求項5に記載のツイナックスケーブルアセンブリ。
【請求項9】
前記第1のアセンブリ端部セクションでは、複数のツイナックスケーブルセットは、ツイナックスケーブルセットの第1の高さの順序で積み重ねられ、前記第2のアセンブリ端部セクションでは、複数のツイナックスケーブルセットは、ツイナックスケーブルセットの第2の高さの順序で積み重ねられ、
前記第1のアセンブリ端部セクションにおける第1の高さの順序のうちの1つにおけるツイナックスケーブルセットのうちの1つは、1つの高さにおけるツイナックスケーブルセットのうちの1つが前記ツイナックスケーブルアセンブリの編みセクション内に延在するときに、前記ツイナックスケーブルセットのうちの1つにおける他のツイナックスケーブルからツイナックスケーブルを分離し、分離されたツイナックスケーブルを延在させて、前記第2のアセンブリ端部セクションにおける第2の順序の異なる高さのツイナックスケーブルセットのうちの1つを再形成することによって、他のツイナックスケーブルセットを通って編まれる、請求項1に記載のツイナックスケーブルアセンブリ。
【請求項10】
前記第1のアセンブリ端部セクションでは、複数のツイナックスケーブルセットは、積み重ねツイナックスケーブルセット対の第1の高さの順序で積み重ねられ、前記第2のアセンブリ端部セクションでは、複数のツイナックスケーブルセットは、積み重ねツイナックスケーブルセット対の第2の高さの順序で積み重ねられ、
前記第1のアセンブリ端部セクションにおける第1の高さの順序のうちの1つにおける第1の積み重ねツイナックスケーブルセット対は、1つの高さにおける前記第1の積み重ねツイナックスケーブルセット対が前記ツイナックスケーブルアセンブリの編みセクション内に延在するときに、前記第1の積み重ねツイナックスケーブルセット対の各ツイナックスケーブルセット内の他のツイナックスケーブルからツイナックスケーブルを分離し、分離されたツイナックスケーブルを延在させて、前記第2のアセンブリ端部セクションにおける第2の順序の異なる高さにおいて第1の積み重ねツイナックスケーブルセット対を再形成することによって、他のツイナックスケーブルセットを通して編まれる、請求項1に記載のツイナックスケーブルアセンブリ。
【請求項11】
前記ツイナックスケーブルアセンブリの第1のアセンブリ端部セクションは、第1のプリント回路基板への接続部で終端し、前記第2のアセンブリ端部セクションは、第2のプリント回路基板への接続部で終端する、請求項1に記載のツイナックスケーブルアセンブリ。
【請求項12】
前記第1のプリント回路基板及び前記第2のプリント回路基板は各々、対応するコネクタと嵌合するように構成された第1のコネクタハウジング及び第2のコネクタハウジング内に封入されている、請求項11に記載のツイナックスケーブルアセンブリ。
【請求項13】
前記第1のコネクタハウジング及び前記第2のコネクタハウジングが嵌合するように構成された対応するコネクタのうちの少なくとも1つは、構成要素ハウジングのバックプレーン上に取り付けられている、請求項12に記載のツイナックスケーブルアセンブリ。
【請求項14】
前記第1のコネクタハウジング及び前記第2のコネクタハウジングの各々は、前記ツイナックスケーブル内の導体対を受容するように構成されたバックシェル部分を含む、請求項12に記載のツイナックスケーブルアセンブリ。
【請求項15】
前記ツイナックスケーブルアセンブリが前記構成要素ハウジングのバックプレーンに接続されたときに前記第1のアセンブリ端部セクション又は前記第2のアセンブリ端部セクションの近くで曲がるとき、各ツイナックスケーブル列内の各ツイナックスケーブルは、該ツイナックスケーブル内の導体対が実質的に整列される横方向の周りで曲がる、請求項13に記載のツイナックスケーブルアセンブリ。
【請求項16】
ツイナックスケーブルアセンブリを組み立てる方法であって、
各々が導体対を有する複数のツイナックスケーブルから第1の複数のツイナックスケーブルを選択することと、
該第1の複数のツイナックスケーブル内の各ツイナックスケーブルを、ツイナックスケーブル内の導体対が第1のツイナックスケーブルセットを画定する横方向に沿って整列するように互いに隣接して位置付けることによって、第1のツイナックスケーブルセットを形成することと、
該第1のツイナックスケーブルセットを形成するステップを使用して、少なくとも別のツイナックスケーブルセットを形成することであって、前記第1のツイナックスケーブルセット及び少なくとも別のツイナックスケーブルセットは、反対側にあるケーブル端部セクションと、該ケーブル端部セクション間の編みセクションとを有し、前記ツイナックスケーブルは、各ケーブル端部セクションにおいてコネクタ端部まで延在する、形成することと、
前記第1のツイナックスケーブルセット及び少なくとも別のツイナックスケーブルセットを、第1のタイバーを使用して、各ツイナックスケーブルセット及び少なくとも別のツイナックスケーブルセットにおけるツイナックスケーブルの編みセクションとコネクタ端部との間に締結することであって、前記ツイナックスケーブルセットは、前記ツイナックスケーブルアセンブリの第1のアセンブリ端部セクションにおいて第1の順序でタイバーに締結される、締結することと、
前記ツイナックスケーブルセットのツイナックスケーブルを、前記ツイナックスケーブルセットの編みセクションにおいて編み、各ツイナックスケーブルセットのツイナックスケーブルの各々における導体対を横方向に整列された状態に維持することと、
前記第1のアセンブリ端部セクションにおいて前記第1のツイナックスケーブルセットを形成するために使用された形成ステップを使用して、第2のアセンブリ端部セクションにおいて前記第1のツイナックスケーブルセット及び少なくとも別のツイナックスケーブルセットを再形成することと、
前記第1のツイナックスケーブルセット及び少なくとも別のツイナックスケーブルセットを、前記ツイナックスケーブルアセンブリの第2のアセンブリ端部において、編みセクションとコネクタ端部との間に第2のタイバーを使用して締結することであって、前記ツイナックスケーブルセットは、前記第1の順序とは異なる第2の順序で締結され、該第2の順序は、前記ツイナックスケーブルの編みによって画定される、締結することと、を含む、方法。
【請求項17】
前記第1のツイナックスケーブルセット及び少なくとも別のツイナックスケーブルセットの各々を、各端部セクションにおいてバインダで包み、前記導体対が、前記第1のツイナックスケーブルセット及び少なくとも別のツイナックスケーブルセットの各々の横方向に整列された状態で、前記ツイナックスケーブルを前記第1のツイナックスケーブルセット及び少なくとも別のツイナックスケーブルセットの各々に固定することによって、前記第1のツイナックスケーブルセット及び少なくとも別のツイナックスケーブルセットを結合することであって、前記導体対が横方向に整列された状態で、前記第1のツイナックスケーブルセット及び少なくとも別のツイナックスケーブルセットは、曲げ軸の周りで横方向に曲がるように構成されている、結合することを更に含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
隣のツイナックスケーブルセットのコネクタ端部がプリント回路基板に接続する接続列と実質的に平行な接続列において、各ツイナックスケーブルセットのコネクタ端部における導体対を前記プリント回路基板に接続することを更に含む、請求項16に記載の方法。
【請求項19】
前記ツイナックスケーブルアセンブリの第1のアセンブリ端部セクションを第1のプリント回路基板への接続部で終端させ、前記第2のアセンブリ端部セクションを第2のプリント回路基板への接続部で終端させることを更に含む、請求項16に記載の方法。
【請求項20】
前記第1のアセンブリ端部セクション及び前記第2のアセンブリ端部セクションにおいて締結するステップにおいて、
前記第1のアセンブリ端部セクションにおいて第1の順序で、かつ前記第2のアセンブリ端部セクションにおいて前記第1の順序とは異なる第2の順序で、前記ツイナックスケーブルセットを積み重ねることを更に含む、請求項16に記載の方法。
【請求項21】
ツイナックスケーブルセットの第2の順序が前記第1の順序の逆になるように、他のツイナックスケーブルセットを通して前記ツイナックスケーブルセットを編むことを更に含む、請求項20に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
二芯ケーブル、又は「ツイナックス(Twinax)」は、同軸ケーブルに類似する電気ケーブルの一種であるが、1つではなく2つの内部導体を有する。ツイナックスは、現代の超短距離高速差動シグナリング用途において一般的になりつつある。信号は、例えば、1Mビット/秒(1μs/ビット)でワイヤを介して差動的に送信される。ツイナックスは、典型的に、短距離高速用途で使用され、ツイナックスケーブルは、確立された信号完全性の性能基準を満たすように設計されることが好ましい。
【0002】
ツイナックスケーブルは、ケーブル束の両端のコネクタで終端する束に組み立てられ得る。ケーブル束の端部の断面は、各ケーブル端部がコネクタ内に配置されたプリント回路基板上で終端する二次元アレイを形成することができる。プリント回路基板は、プリント回路基板の縁部上の導体、又はコネクタの端部上に露出された金属接点を有するコネクタシェル内に収容されてもよく、コネクタは、コネクタと嵌合するように構成されたレセプタクルに接続する。いくつかの設置では、各々がコネクタを有するケーブルの複数の束が、コンピュータ構成要素上のバックプレーンに接続され得る。
【0003】
各ケーブル束又はケーブルアセンブリは、曲げがきつい曲げであり得るように、きつい空間内で曲げられる必要があり得る。十分にきつい曲げは、ツイナックスケーブル内で通信される信号の信号完全性に影響を及ぼす可能性がある。曲げは、ケーブルが曲げにおける信号完全性のための性能基準を満たさなくなるようにするのに十分であり得る。例えば、個別のツイナックスケーブルアセンブリは、ケーブル外径の5倍未満である曲げに対する信号完全性の性能基準を満たす必要があり得る。
【発明の概要】
【0004】
上記に鑑みて、信号完全性を著しく劣化させることなくきつい曲げを可能にするツイナックスケーブルアセンブリが提供される。一態様では、ツイナックスケーブルアセンブリは、第1のアセンブリ端部セクションと、第2のアセンブリ端部セクションと、第1及び第2のアセンブリ端部セクションの間のケーブル編みセクションとを含む。複数のツイナックスケーブルセットは、複数のツイナックスケーブルを含む。各ツイナックスケーブルは、導体対を含む。ツイナックスケーブルセット内のツイナックスケーブルは、導体対が横方向に離間するように配列される。ツイナックスケーブルセットの各々は、第1及び第2のアセンブリ端部セクションに対応する反対側にあるケーブル端部セクションと、ツイナックスケーブルセット内のツイナックスケーブルの各々が端子構成要素に接続するコネクタ端部とを有する。第1のタイバーは、第1のアセンブリ端部セクションに取り付けられ、第2のタイバーは、ケーブル編みセクションとツイナックスケーブルのコネクタ端部との間で第2のアセンブリ端部セクションに取り付けられる。タイバーは、各ツイナックスケーブルセットが第1及び第2のアセンブリ端部セクションにおいて互いに実質的に平行に各次のツイナックスケーブルセット上に積み重ねられるように、複数のツイナックスケーブルセットを配向するように構成される。各ツイナックスケーブルセット内のツイナックスケーブルは、各ツイナックスケーブル内の導体対が横方向に実質的に整列された状態で、他のツイナックスケーブルセットを通して編まれる。ツイナックスケーブルアセンブリが横方向の曲げ軸の周りで実質的に曲がるとき、ツイナックスケーブルの各々における導体の対は、横方向に実質的に整列したままである。
【0005】
別の態様では、ツイナックスケーブルアセンブリは、ケーブル編みセクションと各ツイナックスケーブルセットのコネクタ端部との間で複数のツイナックスケーブルセットの各々のケーブル端部セクションの周りに巻き付くように構成された複数のバインダを含む。各バインダは、ツイナックスケーブルセットが、横方向に延在する曲げ軸の周りで実質的に曲がるように、各ツイナックスケーブルセットの端部セクション内の各ツイナックスケーブル内の導体対を横方向に実質的に整列されたままにするように構成される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】信号完全性を実質的に劣化させることなく、きつい曲げで配線するように構成されたツイナックスケーブルアセンブリの例示的な実施形態である。
図2A図1のツイナックスケーブルアセンブリの上面図である。
図2B図1のツイナックスケーブルアセンブリの側面図である。
図3】両端でコネクタプリント回路基板に接続された図1のツイナックスケーブルアセンブリの上面斜視図である。
図4図3のツイナックスケーブルアセンブリの一端におけるコネクタプリント回路基板の拡大図である。
図5】コネクタプリント回路基板へのケーブル接続の背後から見た、図3のツイナックスケーブルアセンブリの反対端におけるコネクタプリント回路基板の拡大図である。
図6】コネクタシェルがコネクタプリント回路基板を覆っている、ツイナックスケーブルアセンブリのコネクタ端部である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下で説明するツイナックスケーブルアセンブリの例示的な実装形態は、ツイナックスケーブルアセンブリが、特に電気的構成要素への接続部の近くで曲げられたときに起こり得る信号完全性の劣化に対処する。当該技術分野において周知であるように、ツイナックスケーブルは、ケーブルカバー又はシース内の絶縁材料によって囲まれた導体対を含む。ツイナックスケーブルは、信号導体がケーブルの長さを通って延在する同軸ケーブルにおける信号完全性を改善する同じ構造特性から利益を得るように設計される。特に、ツイナックスケーブルは、上述したように、ポリエチレンなどのプラスチック、発泡体、及びケーブル内で導体を分離した状態に保ち、ケーブルアセンブリの曲げとともに曲げるのに十分な強度及び可撓性を有する他の好適な誘電材料を含む選択された絶縁材料で囲まれてもよい。
【0008】
ツイナックスケーブルアセンブリのきつい曲げにおける信号完全性の劣化の1つの原因は、ケーブル内の導体対が、ケーブルが曲げられる軸に対して垂直に整列されるようにケーブルが曲がるときに生じる。このような曲げでは、1本のケーブル、すなわち外側ケーブルは、曲げ軸の近くに配置された内側ケーブルよりも、ケーブルが曲げられる曲げ軸から遠くに配置される。このような曲げは、内側導体に沿って移動する信号のタイミングに対して外側導体に沿って移動する信号のタイミングを延長させることが示されている。差動信号間のタイミングにおけるそのような延長は、信号完全性を劣化させ、ケーブルの曲げに対して典型的に指定された信号完全性の仕様内で機能するケーブルの能力を損なう可能性がある。
【0009】
ケーブルは、典型的には、ケーブルの外径の5倍以上の有効曲げ半径を有する曲げ部の周りで適切な信号完全性を維持することが必要とされる。ケーブルの外径の5倍未満の有効曲げ半径が、曲げ半径の好ましい仕様になりつつある。ツイナックスケーブルアセンブリは、典型的に、束に形成された複数のケーブルを含む。ツイナックスケーブルは、サーバのバックプレーンコネクタ及び他のコンピューティング機器のコネクタなどの電子機器に差し込むコネクタで終端する。以下で説明する例示的な実装形態では、複数のツイナックスケーブルは、導体対が横方向に沿って整列された状態でケーブルが並んで配置されたツイナックスケーブルセットとして配列され得る。ツイナックスケーブルは、典型的には、導体対が同じ横方向に沿って平坦な表面に接続するように、コネクタ構成要素内のプリント回路基板又は他の構造上で終端される。きつい曲がりを有する配線のために構成されたツイナックスケーブルアセンブリの例示的な実装形態は、ケーブル端部において積み重ねられたレベルを形成するようにツイナックスケーブルセットを配置することと、ケーブルアセンブリが他方の端部まで延在するときに、ツイナックスケーブルを互いに通して編む、織る、又は配線することとによって形成され得る。ケーブルアセンブリの端部セクション間の編みは、個々のケーブルが、ケーブルが配置される横方向に沿って整列された導体対を維持することを可能にする。このようにして、きつい曲げにおけるケーブルは、両方の導体が曲げ軸に対して等距離になるように横方向に沿って整列された導体を有し、それによって、信号完全性に対する曲げの悪影響を最小限に抑える。
【0010】
例示的な実装形態におけるツイナックスケーブルアセンブリの端部セクションは、ケーブルがコネクタ構成要素に接続する前にケーブルを分配するタイバーによって固定されてもよい。ツイナックスケーブルセットは、ケーブルアセンブリの二次元断面に沿って配列されてもよい。導体対は、各ツイナックスケーブルセットに対応して横方向に整列し、複数のツイナックスケーブルセットは、整列した導体対が互いに平行になるように積み重ねられる。例示的な実装形態では、例えば、導体対が横方向に整列された状態で横方向に沿って配置されたツイナックスケーブルセット内の個々のツイナックスケーブルを保持するために、結束テープなどのバインダが使用され得る。
【0011】
図1は、信号完全性を実質的に劣化させることなく、きつい曲げで配線するように構成されたツイナックスケーブルアセンブリ100の例示的な実施形態である。図2A及び図2Bは、それぞれ、図1のツイナックスケーブルアセンブリの上面図及び側面図である。図1及び図2A図2Bを参照すると、例示的なツイナックスケーブルアセンブリは、第1のアセンブリ端部セクション102と、第1のアセンブリ端部セクション102の反対側の第2のアセンブリ端部セクション104と、第1のアセンブリ端部セクション102と第2のアセンブリ端部セクション104との間のケーブルアセンブリ編みセクション106とを含む。ツイナックスケーブルアセンブリ100は、複数のツイナックスケーブル120a~d、122a~d、124a~d及び126a~dを有する複数のツイナックスケーブルセット120、122、124及び126を含み、各ツイナックスケーブルセットは、それぞれ、平行線L1~L4によって各ツイナックスケーブルセット120、122、124及び126に対して示される横方向に離間された導体対150a及び150bを各々含む。各ツイナックスケーブル内の導体対150a及び150bは、絶縁材料によって囲まれている。ツイナックスケーブルセット120、122、124、126の各々は、第1のアセンブリ端部セクション102及び第2のアセンブリ端部セクション104において反対側にあるケーブルセット端部セクション202及び204と、ケーブルセット端部セクション202と204との間のケーブルアセンブリ編みセクション106内の中間セクション206と、ツイナックスケーブルセット内のツイナックスケーブルの各々が端子構成要素130及び132(図2A及び図2Bに概略的に示され、以下の図3においてプリント回路基板としてより詳細に説明される)に接続するコネクタ端部とを有する。
【0012】
図1及び図2A図2Bの例示的なツイナックスケーブルアセンブリ100は、ツイナックスケーブルアセンブリ100の断面も示すために、断面で示される(図2A及び図2Bでは断面S-Sとして示される)第1のタイバー110を含む。第1のタイバー110は、第1のアセンブリ端部セクション102に取り付けられ、第2のタイバー112は、第2のアセンブリ端部セクション104に取り付けられる。各タイバー110、112は、ケーブルアセンブリ編みセクション106と端子構成要素130、132との間に配置される。各タイバー110、112は、複数のツイナックスケーブルセット120、122、124、126を配向するように構成され、その結果、各ツイナックスケーブルセット120、122、124、126は、第1のアセンブリ端部セクション102及び第2のアセンブリ端部セクション104で互いに実質的に平行に各隣のツイナックスケーブルセット120、122、124、126上に積み重ねられる。
【0013】
ツイナックスケーブルセット120、122、124、及び126は、ツイナックスケーブルセット120、122、124、又は126のうちの少なくとも1つが、ツイナックスケーブルアセンブリ100のケーブル編みセクションにおいて他のツイナックスケーブルセット120、122、124、又は126のうちの少なくとも1つと編まれるように配列される。一例として、ツイナックスケーブルセット120は、図1図2A、及び図2Bに示される例示的な実装形態において、ツイナックスケーブルセット126と編まれる。ツイナックスケーブルセット120、122、124、126の編みは、ツイナックスケーブルアセンブリ100の組み立て中に行われて、各ツイナックスケーブル120a~d、122a~d、124a~d、126a~d内の導体対150を横方向に実質的に整列した状態に維持し、それにより、ツイナックスケーブルアセンブリ100が横方向に延在する曲げ軸Aの周りに実質的に(図1の軸Aの周りの曲げBで)曲がるとき、各ツイナックスケーブル内の導体対は、横方向に実質的に整列した状態のままである。導体対150a及び150bの整列は、図1の画像Iにおいて、ツイナックスケーブル126d及び124dが曲がるときに横方向に残るように示されている。ツイナックスケーブルアセンブリ100のケーブルアセンブリ編みセクション106におけるツイナックスケーブルを編みは、対における各導体が曲げ軸Aに対して等距離であるように導体対150が整列して維持されることを確実にするのに役立つ。
【0014】
ツイナックスケーブルセット120、122、124、及び126の編みは、ケーブルがケーブルアセンブリ100の両端でどのように終端するかによって決定され得ることに留意されたい。上述したように、ケーブルセット120、122、124、及び126は、反対側にあるアセンブリ端部セクション102、104で積み重ねられる。各ツイナックスケーブルセット120、122、124、及び126内のツイナックスケーブルは、ツイナックスケーブルセット120、122、124、126の積み重ね順序を変更するように、端子構成要素130、132で終端してもよい。異なるケーブルセットからのケーブルとのケーブルの編みは、ケーブル内で伝導される信号が意図されたように通信されるように、各ケーブルが各端子構成要素130、132で終端することを確実にするように構成され得る。ケーブルセットの積み重ねは、図3図5を参照して更に説明される。
【0015】
各ツイナックスケーブル120a~d、122a~d、124a~d及び126a~dにおける導体対150a及び150bの整列は、各ツイナックスケーブルセット120、122、124、126にバインダ108を適用することによって更に維持され得る。バインダ108は、ケーブルアセンブリ編みセクション106と各ツイナックスケーブルセット120、122、124、126のコネクタ端部との間で、複数のツイナックスケーブルセットの各々のケーブルセット端部セクション202、204の周りに巻き付けられてもよい。各バインダ108は、ツイナックスケーブルセット120、122、124、126が、横方向に延在する曲げ軸Aの周りに実質的に曲がり、導体対の全てが横方向に実質的に整列されることを更に確実にするように構成される。バインダ108は、例えば、ダクトテープ、ガムテープ、又は同様の代替物などの任意の好適なテープ又はストラップ状材料であってもよい。
【0016】
ツイナックスケーブルアセンブリ100内のツイナックスケーブルは、導体対150を有する任意の好適なツイナックスケーブルであってもよい。ツイナックスケーブルは、曲げを可能にするいくらかの可撓性を提供しながら、導体を離しておくために、誘電材料によって取り囲まれてもよい。導体対及び絶縁体はまた、フィルム状配列の金属箔又は編組金属などの遮蔽材料によって取り囲まれてもよい。いくつかの実施形態では、ツイナックスケーブルは、図5を参照して以下でより詳細に説明するように、導体対の両側に配置された接地ワイヤ対を含む。導体対150及び接地ワイヤ対は、横方向に離間して整列されてもよい。いくつかの例では、接地ワイヤ又はドレインワイヤは、導体対150と整列されなくてもよく、場合によっては、ケーブルシールド又は箔層が、ドレインとして機能するように接続されてもよい。
【0017】
図3は、ツイナックスケーブルアセンブリ100の両端部でコネクタプリント回路基板130及び132に接続された図1のツイナックスケーブルアセンブリ100の上面斜視図である。図4は、図3のツイナックスケーブルアセンブリ100の一方のアセンブリ端部セクション102におけるコネクタプリント回路基板130の拡大図である。図5は、コネクタプリント回路基板へのケーブル接続の背後から見た、図3のツイナックスケーブルアセンブリ100の反対側のアセンブリ端部セクション104におけるコネクタプリント回路基板132の拡大図である。
【0018】
図3図5を参照すると、ツイナックスケーブルアセンブリ100は、任意の好適な長さであってもよく、典型的には、取り扱いの便宜のためにツイナックスケーブルを収容したままにするシース又は好適な材料によって覆われていてもよい。プリント回路基板130及び132は、図6を参照して以下に説明されるように、コネクタシェルの構成要素内に封入されてもよい。ツイナックスケーブルセット120、122、124、及び126は、第1のプリント回路基板130に接続するために、第1のケーブルセット端部セクション202において第1の順序120-122-124-126で図3に示されるように積み重ねられてもよい。ケーブルアセンブリ100が編みセクション106を通って反対側のアセンブリ端部セクション104まで延在するにつれて、積み重ね順序は変化し得る。図面に示されるように、第2のケーブルセット端部セクション204における積み重ね順序は、上から下に124-126-120-122である。
【0019】
積み重ね順序は、導体対によって伝導される信号のタイプによって決定され得る。例えば、信号は、第1の端部におけるツイナックスケーブルのうちの1つで伝送されてもよい。ツイナックスケーブル内の導体対は、ツイナックスケーブルの第1のケーブルセット端部セクション202においてプリント回路基板130上の伝送端子に接続され、ツイナックスケーブルの第2の端部204においてプリント回路基板132上の受信端子に接続される。ケーブルセット120、122、124、126は、同じツイナックスケーブルが両端で各ツイナックスケーブルセット120、122、124、126を形成するように形成されるが、いくつかの実施形態では、ツイナックスケーブルが編みセクション内で、反対側のケーブルセット端部セクション202、204で異なるツイナックスケーブルセットと交差することが可能であることに留意されたい。ツイナックスケーブルは、例示的な実装形態を説明する際に明確にする目的のために、一方のケーブル端部セクション202から他方のケーブルセット端部セクション204まで同じツイナックスケーブルセット内に維持される。編みセクション106を有するツイナックスケーブルアセンブリの例示的な実装形態は、ツイナックスケーブルがツイナックスケーブルアセンブリ100の第1のケーブルセット端部セクション202と第2のケーブルセット端部セクション204との間でどのように配線されるかにかかわらず、編みを有利に使用して、各ツイナックスケーブル内の導体対の横方向の整列を維持する。
【0020】
ツイナックスケーブルアセンブリ100の編みセクション106は、他のツイナックスケーブルセットを通して編まれた各ツイナックスケーブルセットにおける1つ以上のツイナックスケーブルを含む。ツイナックスケーブルは、個々に分離され、ツイナックスケーブルセットを通して、又はツイナックスケーブルの対で、又は他のグループで編まれ得る。また、ツイナックスケーブルは、個々に又はグループでランダムに編まれてもよい。図3に示される例示的なケーブルアセンブリ100は、ツイナックスケーブルを対で編んでいる。すなわち、各ツイナックスケーブルセット内のツイナックスケーブルの対は、分離され、他のツイナックスケーブルセットを通して編まれる。
【0021】
ツイナックスケーブルセットの積み重ね順序は、ツイナックスケーブルセットが反対側にあるケーブルセット端部セクション202、204で異なる順序になるように、編みセクション106を通して個々に変更することができる。図3のツイナックスケーブルアセンブリ100は、ツイナックスケーブルセット対の積み重ね順序がツイナックスケーブルアセンブリ100の反対側にあるアセンブリ端部セクション102、104で逆になるように対にされたツイナックスケーブルセットを示す。
【0022】
ツイナックスケーブル120a~d、122a~d、124a~d、126a~dは、ケーブルアセンブリ100の第1のアセンブリ端部セクション102において第1のプリント回路基板130に接続する。ツイナックスケーブルの各端部は、ブラケット145によってプリント回路基板130に固定されてもよい。第1のブラケット145aは、ツイナックスケーブル120a~dの端部を固定する。第2のブラケット145bは、ツイナックスケーブル122a~dの端部を固定する。第3のブラケット145cは、ツイナックスケーブル124a~dの端部を固定する。第4のブラケット145dは、ツイナックスケーブル126a~dの端部を固定する。各ツイナックスケーブル120a~d、122a~d、124a~d、126a~d内の導体対150は、プリント回路基板130上にエッチングされた好適なトレースに電気的に接続するために、プリント回路基板130の表面にはんだ付けされ得るか、又は他の方法で機能的に固定され得る。導体対150の接続部は、ツイナックスケーブルセット120、122、124、126の積み重ね順序に従って列をなしてプリント回路基板130に接続されてもよい。
【0023】
ツイナックスケーブル120a~d、122a~d、124a~d、126a~dは、ケーブルアセンブリ100の第2のアセンブリ端部セクション104において第2のプリント回路基板132に接続する。ツイナックスケーブルの各端部は、図4のブラケット145a~dと同様のブラケット145によってプリント回路基板132に固定されてもよい。第1のブラケット145eは、ツイナックスケーブル124a~dの端部を固定する。第2のブラケット145fは、ツイナックスケーブル126a~dの端部を固定する。第3のブラケット145gは、ツイナックスケーブル120a~dの端部を固定する。第4のブラケット145hは、ツイナックスケーブル122a~dの端部を固定する。各ツイナックスケーブル120a~d、122a~d、124a~d、126a~d内の導体対150は、プリント回路基板130上にエッチングされた好適なトレースに電気的に接続するために、プリント回路基板132の表面にはんだ付けされ得るか、又は他の方法で機能的に固定され得る。導体対150の接続部は、ツイナックスケーブルセット120、122、124、126の積み重ね順序に従って列をなしてプリント回路基板132に接続されてもよい。
【0024】
図3図5を参照して説明した例示的なツイナックスケーブルアセンブリ100は、プリント回路基板130、132への端子接続部を含むことに留意されたい。他の例示的なツイナックスケーブルアセンブリ100の実装形態は、異なる構造で終端し得ることに留意されたい。プリント回路基板130、132は、明確な説明を提供する目的のためにここに例示された1つのタイプの端子構造のみを含む。他の好適な接続構造も同様に使用することができる。
【0025】
図6は、ツイナックスケーブルアセンブリ100の一方のアセンブリ端部セクション102におけるコネクタ200である。コネクタ200は、コネクタプリント回路基板130を覆うコネクタシェル210を有している。ツイナックスケーブルアセンブリ100は、ケーブルカバー又はシース220で覆われて示されている。コネクタ200は、受容コネクタ上の対応する構造と嵌合する好適な嵌合構造230を含んでもよい。受容コネクタは、コネクタ200及びツイナックスケーブルアセンブリ100上で通信される信号を受信するように構成された電子部品の一部であってもよい。
【0026】
本開示で説明するツイナックスケーブルセット120、122、124、126の例示的な実装形態は各々、4つのツイナックスケーブルを含むことに留意されたい。しかしながら、他の例示的な実装形態は、任意の他の好適な数のツイナックスケーブルを含み得る。加えて、4つのツイナックスケーブルセット120、122、124、126は、本明細書で説明される例示的なツイナックスケーブルアセンブリ100を形成するが、他の例示的な実装形態は、任意の好適な数のツイナックスケーブルセットを含んでもよい。加えて、例示的な実装形態は、1つの数のツイナックスケーブルを有する第1の複数のツイナックスケーブルセットを含むことができ、編むことを通じて、各ツイナックスケーブルセット内に異なる数のツイナックスケーブルを有する第2の複数のケーブルセットと他端で一緒になる。
【0027】
本明細書で提供される開示は、その好ましい実施形態及び例示的な実施形態の観点から特徴を説明する。当業者には、添付の特許請求の範囲及び趣旨内での多くの他の実施形態、修正、及び変形が、本開示を検討することにより想起されるであろう。
図1
図2A
図2B
図3
図4
図5
図6