特開 2023-181104 通知最適化のための方法、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラム

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】公開特許公報(A)

(11)【公開番号】P2023181104

(43)【公開日】2023-12-21

(54)【発明の名称】通知最適化のための方法、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラム

(51)【国際特許分類】

   G06F 3/0484 20220101AFI20231214BHJP

   H04M 1/72436 20210101ALI20231214BHJP

【ＦＩ】

G06F3/0484

H04M1/72436

【審査請求】有

【請求項の数】20

【出願形態】ＯＬ

(21)【出願番号】P 2023084807

(22)【出願日】2023-05-23

(31)【優先権主張番号】10-2022-0069949

(32)【優先日】2022-06-09

(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR

(71)【出願人】

【識別番号】505205812

【氏名又は名称】ネイバー コーポレーション

【氏名又は名称原語表記】ＮＡＶＥＲ Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ

(74)【代理人】

【識別番号】100107766

【弁理士】

【氏名又は名称】伊東 忠重

(74)【代理人】

【識別番号】100070150

【弁理士】

【氏名又は名称】伊東 忠彦

(74)【代理人】

【識別番号】100135079

【弁理士】

【氏名又は名称】宮崎 修

(72)【発明者】

【氏名】ク，ソンイ

(72)【発明者】

【氏名】チョ，ユンジン

(72)【発明者】

【氏名】パク，ギョンテ

(72)【発明者】

【氏名】ナ，ヨンギョン

(72)【発明者】

【氏名】クク，ナムギュ

【テーマコード（参考）】

5E555

5K127

【Ｆターム（参考）】

5E555AA22

5E555AA25

5E555BA02

5E555BA04

5E555BB02

5E555BB04

5E555BC04

5E555CA12

5E555CB16

5E555CB33

5E555DB41

5E555DB53

5E555DB57

5E555DC13

5E555DC14

5E555DD08

5E555EA04

5E555EA07

5E555EA19

5E555EA20

5E555FA00

5K127AA36

5K127BA03

5K127CB45

5K127HA11

5K127JA54

(57)【要約】

【課題】通知最適化のための方法、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】通知最適化方法は、通知の種類を識別するための通知ＩＤを登録する段階、前記通知の重要度による通知等級と通知形状を前記通知ＩＤに設定する段階、および前記通知ＩＤを利用した通知発送要請に対して、前記通知ＩＤに設定された前記通知等級と前記通知形状にしたがって前記通知を提供する段階を含む。
【選択図】図３

【特許請求の範囲】

【請求項1】

コンピュータ装置で実行される通知最適化方法であって、
前記コンピュータ装置は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも１つのプロセッサを含み、
前記通知最適化方法は、
前記少なくとも１つのプロセッサにより、通知の種類を識別するための通知ＩＤを登録する段階、
前記少なくとも１つのプロセッサにより、前記通知の重要度による通知等級と通知形状を前記通知ＩＤに設定する段階、および
前記少なくとも１つのプロセッサにより、前記通知ＩＤを利用した通知発送要請に対して、前記通知ＩＤに設定された前記通知等級と前記通知形状にしたがって前記通知を提供する段階
を含む、通知最適化方法。

【請求項2】

前記登録する段階は、
前記通知に対して、通知テキストと、通知発送対象および通知発送条件を含む通知詳細情報を登録する段階、および
前記通知の種類を識別するための固有コードとして前記通知ＩＤを生成して指定する段階
を含む、請求項１に記載の通知最適化方法。

【請求項3】

前記設定する段階は、
前記通知の種類のうちの一部の通知に対して、人工知能基盤の予測モデルを利用して通知の重要度を予測し、予測結果に対応する前記通知等級と前記通知形状を設定すること
を特徴とする、請求項２に記載の通知最適化方法。

【請求項4】

前記設定する段階は、
前記通知の種類のうちの一部の通知に対して、各ユーザに伝達された通知とこの通知に対するユーザ活動履歴に基づいた学習データセットで学習された予測モデルを利用して各ユーザの通知の重要度を予測し、予測結果に対応する前記通知等級と前記通知形状を設定すること
を特徴とする、請求項２に記載の通知最適化方法。

【請求項5】

前記通知等級は、通知強度によって区分される等級であること
を特徴とする、請求項４に記載の通知最適化方法。

【請求項6】

前記通知形状は、通知が表示される位置を基準にして区分される少なくとも１つの形状を含み、
前記通知等級は、通知受信を認知させるための少なくとも１つのプッシュ要素を含む等級と、プッシュ通知が遮断された等級を含むこと
を特徴とする、請求項４に記載の通知最適化方法。

【請求項7】

前記通知形状は、プッシュ通知形状、通知ページに表示するバッジ通知形状、およびメインページに表示するメイン通知形状のうちの少なくとも１つを含み、
前記通知等級は、通知受信を認知させるためのポップアップ、振動、音、無音、およびライトニング効果のうちの少なくとも１つを含む等級と、プッシュ通知が遮断された等級を含むこと
を特徴とする、請求項４に記載の通知最適化方法。

【請求項8】

前記バッジ通知形状は、前記通知ページの上端に表示される重要通知と、前記通知ページの下端に表示される一般通知を含むこと
を特徴とする、請求項７に記載の通知最適化方法。

【請求項9】

前記バッジ通知形状は、重要通知と一般通知を含み、
前記通知の種類によって前記重要通知のタイトル文が事前に登録され、
前記提供する段階は、
前記通知形状において前記重要通知として設定された前記通知ＩＤに対して前記タイトル文を提供する段階
を含む、請求項７に記載の通知最適化方法。

【請求項10】

前記提供する段階は、
前記通知形状において重要通知として設定された前記通知ＩＤに対して、前記通知を通知ページの上端領域に表示する段階
を含む、請求項９に記載の通知最適化方法。

【請求項11】

前記提供する段階は、
前記上端領域に表示された前記通知が既読処理されるかクローズボタンが実行されれば、前記通知を前記通知ページの下端領域に移動して表示する段階
を含む、請求項１０に記載の通知最適化方法。

【請求項12】

前記提供する段階は、
前記重要通知の類型によって、前記通知を前記通知ページの下端領域に移動する規則を適用する段階
を含む、請求項１０に記載の通知最適化方法。

【請求項13】

請求項１～１２のうちのいずれか一項に記載の通知最適化方法を前記コンピュータ装置に実行させるためのコンピュータプログラム。

【請求項14】

コンピュータ装置であって、
メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも１つのプロセッサ
を含み、
前記少なくとも１つのプロセッサは、
通知の種類を識別するための通知ＩＤを登録する過程、
前記通知の重要度による通知等級と通知形状を前記通知ＩＤに設定する過程、および
前記通知ＩＤを利用した通知発送要請に対して、前記通知ＩＤに設定された前記通知等級と通知形状にしたがって前記通知を提供する過程
を処理する、コンピュータ装置。

【請求項15】

前記少なくとも１つのプロセッサは、
前記通知の種類のうちの一部の通知に対して、人工知能基盤の予測モデルを利用して通知の重要度を予測し、予測結果に対応する前記通知等級と前記通知形状を設定すること
を特徴とする、請求項１４に記載のコンピュータ装置。

【請求項16】

前記通知形状は、通知が表示する位置を基準にして区分される少なくとも１つの形状を含み、
前記通知等級は、通知受信を認知させるための少なくとも１つのプッシュ要素を含む等級と、プッシュ通知が遮断された等級を含むこと
を特徴とする、請求項１５に記載のコンピュータ装置。

【請求項17】

前記通知形状は、プッシュ通知形状、通知ページに表示するバッジ通知形状、およびメインページに表示するメイン通知形状のうちの少なくとも１つを含み、
前記通知等級は、通知受信を認知させるためのポップアップ、振動、音、無音、およびライトニング効果のうちの少なくとも１つを含む等級と、プッシュ通知が遮断された等級を含むこと
を特徴とする、請求項１５に記載のコンピュータ装置。

【請求項18】

前記バッジ通知形状は、重要通知と一般通知を含み、
前記通知の種類によって前記重要通知のタイトル文が事前に登録され、
前記少なくとも１つのプロセッサは、
前記通知形状において前記重要通知として設定された前記通知ＩＤに対して前記タイトル文を提供すること
を特徴とする、請求項１７に記載のコンピュータ装置。

【請求項19】

前記少なくとも１つのプロセッサは、
前記通知形状において重要通知として設定された前記通知ＩＤに対して、前記通知を通知ページの上端領域に表示すること
を特徴とする、請求項１８に記載のコンピュータ装置。

【請求項20】

前記少なくとも１つのプロセッサは、
前記重要通知の類型によって、前記通知を前記通知ページの下端領域に移動する規則を適用すること
を特徴とする、請求項１９に記載のコンピュータ装置。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

以下の説明は、ユーザ活動と関連する通知を提供する技術に関する。

【背景技術】

【0002】

近年は、インターネットなどのオンライン環境の飛躍的な発展により、オンライン上の活動と生活の領域が普遍的になっている。

【0003】

オンライン上のサイバー空間では、人間の多様な個別活動や産業活動もちろん、政治、経済、社会などにわたる多様な領域において活動が展開されている。

【0004】

インターネットサービスは、ユーザと関連する重要活動に対する通知を提供している。一例として、特許文献１（登録日２０２０年４月２２日）には、プッシュ通知メッセージを提供する技術が開示されている。

【先行技術文献】

【特許文献】

【0005】

【特許文献1】韓国登録特許第１０－２１０５５６１号公報

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0006】

重要通知と単純記録用の通知を区別して提供することができる。

【0007】

通知の種類を識別するために付与された通知ＩＤに通知等級と通知形状を設定することができる。

【0008】

通知等級別に通知強度を設定することができる。

【課題を解決するための手段】

【0009】

コンピュータ装置で実行される通知最適化方法であって、前記コンピュータ装置は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも１つのプロセッサを含み、前記通知最適化方法は、前記少なくとも１つのプロセッサにより、通知の種類を識別するための通知ＩＤを登録する段階、前記少なくとも１つのプロセッサにより、前記通知の重要度による通知等級と通知形状を前記通知ＩＤに設定する段階、および前記少なくとも１つのプロセッサにより、前記通知ＩＤを利用した通知発送要請に対して、前記通知ＩＤに設定された前記通知等級と前記通知形状にしたがって前記通知を提供する段階を含む、通知最適化方法を提供する。

【0010】

コンピュータ装置であって、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも１つのプロセッサを含み、前記少なくとも１つのプロセッサは、通知の種類を識別するための通知ＩＤを登録する過程、前記通知ＩＤに前記通知の重要度による通知等級と通知形状を設定する過程、および前記通知ＩＤを利用した通知発送要請に対して、前記通知ＩＤに設定された前記通知等級と前記通知形状にしたがって前記通知を提供する過程を処理する、コンピュータ装置を提供する。

【発明の効果】

【0011】

本発明の実施形態によると、重要通知と単純記録用通知を区別して提供することにより、情報伝達効率を高め、通知による疲労度を減らすことができる。

【0012】

本発明の実施形態によると、通知の種類を識別するために付与された通知ＩＤに通知等級と通知形状を設定することにより、最適化した通知を提供することができる。

【0013】

本発明の実施形態によると、通知強度を通知等級別に異なるように設定することにより、通知性能を極大化することができる。

【図面の簡単な説明】

【0014】

【図1】本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。

【図2】本発明の一実施形態における、コンピュータ装置の例を示したブロック図である。

【図3】本発明の一実施形態における、コンピュータ装置が実行することができる通知最適化方法の例を示したフローチャートである。

【図4】本発明の一実施形態における、通知を登録する過程を説明するための例示図である。

【図5】本発明の一実施形態における、通知等級別に通知環境を説明するための例示図である。

【図6】本発明の一実施形態における、通知等級別に通知環境を説明するための例示図である。

【図7】本発明の一実施形態における、通知形状を示した例示図である。

【図8】本発明の一実施形態における、通知形状を示した例示図である。

【図9】本発明の一実施形態における、通知形状を示した例示図である。

【図10】本発明の一実施形態における、重要通知グループ管理環境を説明するための例示図である。

【図11】本発明の一実施形態における、重要通知の表示位置変化を説明するための例示図である。

【発明を実施するための形態】

【0015】

＜発明の概要＞
コンピュータ装置で実行される通知最適化方法であって、前記コンピュータ装置は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも１つのプロセッサを含み、前記通知最適化方法は、前記少なくとも１つのプロセッサにより、通知の種類を識別するための通知ＩＤを登録する段階、前記少なくとも１つのプロセッサにより、前記通知の重要度による通知等級と通知形状を前記通知ＩＤに設定する段階、および前記少なくとも１つのプロセッサにより、前記通知ＩＤを利用した通知発送要請に対して、前記通知ＩＤに設定された前記通知等級と前記通知形状にしたがって前記通知を提供する段階を含む、通知最適化方法を提供する。

【0016】

一側面によると、前記付与する段階は、前記通知に対して、通知テキストと、通知発送対象および通知発送条件を含む通知詳細情報を登録する段階、および前記通知の種類を識別するための固有コードとして前記通知ＩＤを生成して指定する段階を含んでよい。

【0017】

他の側面によると、前記設定する段階は、前記通知の種類のうちの一部の通知に対して、人工知能基盤の予測モデルを利用して通知の重要度を予測し、予測結果に対応する前記通知等級と前記通知形状を設定してよい。

【0018】

また他の側面によると、前記設定する段階は、前記通知の種類のうちの一部の通知に対して、各ユーザに伝達された通知と当該通知に対するユーザ活動履歴に基づいた学習データセットによって学習された予測モデルによってユーザ別に通知の重要度を予測し、予測結果に対応する前記通知等級と前記通知形状を設定してよい。

【0019】

また他の側面によると、前記通知等級は、通知強度によって区分される等級であってよい。

【0020】

また他の側面によると、前記通知形状は、通知が表示される位置を基準にして区分される少なくとも１つの形状を含み、前記通知強度は、通知受信を認知させるための少なくとも１つのプッシュ要素を含む等級と、プッシュ通知が遮断された等級を含んでよい。

【0021】

また他の側面によると、前記通知形状は、プッシュ通知形状、通知ページに表示されるバッジ通知形状、およびメインページに表示されるメイン通知形状のうちの少なくとも１つを含み、前記通知等級は、通知受信を認知させるためのポップアップ、振動、音、無音、およびライトニング効果のうちの少なくとも１つを含む等級とプッシュ通知が遮断された等級を含んでよい。

【0022】

また他の側面によると、前記バッジ通知形状は、前記通知ページの上端に表示される重要通知と、前記通知ページの下端に表示される一般通知を含んでよい。

【0023】

また他の側面によると、前記バッジ通知形状は、重要通知と一般通知を含み、前記通知の種類によって前記重要通知のタイトル文が事前に登録され、前記提供する段階は、前記通知形状によって前記重要通知として設定された前記通知ＩＤに対して前記タイトル文を提供する段階を含んでよい。

【0024】

また他の側面によると、前記提供する段階は、前記通知形状によって重要通知として設定された前記通知ＩＤに対して、前記通知を通知ページの上端領域に表示する段階を含んでよい。

【0025】

また他の側面によると、前記提供する段階は、前記上端領域に表示された前記通知が既読処理されるかクローズボタンが実行されると、前記通知を前記通知ページの下端領域に移動させて表示する段階を含んでよい。

【0026】

さらに他の側面によると、前記提供する段階は、前記重要通知の類型によって前記通知を前記通知ページの下端領域に移動させる規則を適用する段階を含んでよい。

【0027】

前記通知最適化方法を前記コンピュータ装置に実行させるためのコンピュータプログラムを提供する。

【0028】

コンピュータ装置であって、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも１つのプロセッサを含み、前記少なくとも１つのプロセッサは、通知の種類を識別するための通知ＩＤを登録する過程、前記通知ＩＤに前記通知の重要度による通知等級と通知形状を設定する過程、および前記通知ＩＤを利用した通知発送要請に対して、前記通知ＩＤに設定された前記通知等級と前記通知形状にしたがって前記通知を提供する過程を処理する、コンピュータ装置を提供する。

【0029】

＜発明の詳細＞
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照しながら詳しく説明する。

【0030】

本発明の実施形態は、ユーザ活動と関連する通知を提供する技術に関する。

【0031】

本明細書で具体的に開示される事項を含む実施形は、通知を識別するための通知ＩＤと重要度を示す通知等級に基づいた、最適化した通知をサービスすることができる。

【0032】

本発明の実施形態に係る通知最適化システムは、少なくとも１つのコンピュータ装置によって実現されてよく、本発明の実施形態に係る通知最適化方法は、通知最適化システムに含まれる少なくとも１つのコンピュータ装置によって実行されてよい。このとき、コンピュータ装置においては、本発明の一実施形態に係るコンピュータプログラムがインストールされて実行されてよく、コンピュータ装置は、実行されたコンピュータプログラムの制御にしたがって本発明の実施形態に係る通知最適化方法を実行してよい。上述したコンピュータプログラムは、コンピュータ装置と結合して通知最適化方法をコンピュータに実行させるためにコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。

【0033】

図１は、本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。図１のネットワーク環境は、複数の電子機器１１０、１２０、１３０、１４０、複数のサーバ１５０、１６０、およびネットワーク１７０を含む例を示している。このような図１は、発明の説明のための一例に過ぎず、電子機器の数やサーバの数が図１のように限定されることはない。また、図１のネットワーク環境は、本実施形態に適用可能な環境の一例に過ぎず、本実施形態に適用可能な環境が図１のネットワーク環境に限定されることはない。

【0034】

複数の電子機器１１０、１２０、１３０、１４０は、コンピュータ装置によって実現される固定端末や移動端末であってよい。複数の電子機器１１０、１２０、１３０、１４０の例としては、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーション、ＰＣ（ｐｅｒｓｏｎａｌ ｃｏｍｐｕｔｅｒ）、ノート型ＰＣ、デジタル放送用端末、ＰＤＡ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｓｓｉｓｔａｎｔ）、ＰＭＰ（Ｐｏｒｔａｂｌｅ Ｍｕｌｔｉｍｅｄｉａ Ｐｌａｙｅｒ）、タブレットなどがある。一例として、図１では、電子機器１１０の例としてスマートフォンを示しているが、本発明の実施形態において、電子機器１１０は、実質的に無線または有線通信方式を利用し、ネットワーク１７０を介して他の電子機器１２０、１３０、１４０および／またはサーバ１５０、１６０と通信することができる多様な物理的なコンピュータ装置のうちの１つを意味してよい。

【0035】

通信方式が限定されることはなく、ネットワーク１７０が含むことのできる通信網（一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網）を利用する通信方式だけではなく、機器間の近距離無線通信が含まれてもよい。例えば、ネットワーク１７０は、ＰＡＮ（ｐｅｒｓｏｎａｌ ａｒｅａ ｎｅｔｗｏｒｋ）、ＬＡＮ（ｌｏｃａｌ ａｒｅａ ｎｅｔｗｏｒｋ）、ＣＡＮ（ｃａｍｐｕｓ ａｒｅａ ｎｅｔｗｏｒｋ）、ＭＡＮ（ｍｅｔｒｏｐｏｌｉｔａｎ ａｒｅａ ｎｅｔｗｏｒｋ）、ＷＡＮ（ｗｉｄｅ ａｒｅａ ｎｅｔｗｏｒｋ）、ＢＢＮ（ｂｒｏａｄｂａｎｄ ｎｅｔｗｏｒｋ）、インターネットなどのネットワークのうちの１つ以上の任意のネットワークを含んでよい。さらに、ネットワーク１７０は、バスネットワーク、スターネットワーク、リングネットワーク、メッシュネットワーク、スター－バスネットワーク、ツリーまたは階層的ネットワークなどを含むネットワークトポロジのうちの任意の１つ以上を含んでもよいが、これらに限定されることはない。

【0036】

サーバ１５０、１６０それぞれは、複数の電子機器１１０、１２０、１３０、１４０とネットワーク１７０を介して通信して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供する１つ以上のコンピュータ装置によって実現されてよい。例えば、サーバ１５０は、ネットワーク１７０を介して接続した複数の電子機器１１０、１２０、１３０、１４０にサービス（一例として、通知サービスなど）を提供するシステムであってよい。

【0037】

図２は、本発明の一実施形態における、コンピュータ装置の例を示したブロック図である。上述した複数の電子機器１１０、１２０、１３０、１４０それぞれやサーバ１５０、１６０それぞれは、図２に示したコンピュータ装置２００によって実現されてよい。例えば、本発明の実施形態に係る通知最適化システムは、図２に示したコンピュータ装置２００によって実現されてよい。

【0038】

このようなコンピュータ装置２００は、図２に示すように、メモリ２１０、プロセッサ２２０、通信インタフェース２３０、および入力／出力インタフェース２４０を含んでよい。メモリ２１０は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、ＲＡＭ（ｒａｎｄｏｍ ａｃｃｅｓｓ ｍｅｍｏｒｙ）、ＲＯＭ（ｒｅａｄ ｏｎｌｙ ｍｅｍｏｒｙ）、およびディスクドライブのような永続的大容量記録装置を含んでよい。ここで、ＲＯＭやディスクドライブのような永続的大容量記録装置は、メモリ２１０とは区分される別の永続的記録装置としてコンピュータ装置２００に含まれてもよい。また、メモリ２１０には、オペレーティングシステムと、少なくとも１つのプログラムコードが記録されてよい。このようなソフトウェア構成要素は、メモリ２１０とは別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からメモリ２１０にロードされてよい。このような別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、フロッピー（登録商標）ドライブ、ディスク、テープ、ＤＶＤ／ＣＤ－ＲＯＭドライブ、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含んでよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体ではない通信インタフェース２３０を通じてメモリ２１０にロードされてもよい。例えば、ソフトウェア構成要素は、ネットワーク１７０を介して受信されるファイルによってインストールされるコンピュータプログラムに基づいてコンピュータ装置２００のメモリ２１０にロードされてよい。

【0039】

プロセッサ２２０は、基本的な算術、ロジック、および入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてよい。命令は、メモリ２１０または通信インタフェース２３０によって、プロセッサ２２０に提供されてよい。例えば、プロセッサ２２０は、メモリ２１０のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって受信される命令を実行するように構成されてよい。

【0040】

通信インタフェース２３０は、ネットワーク１７０を介してコンピュータ装置２００が他の装置（一例として、上述した記録装置）と互いに通信するための機能を提供してよい。一例として、コンピュータ装置２００のプロセッサ２２０がメモリ２１０のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって生成した要求や命令、データ、ファイルなどが、通信インタフェース２３０の制御にしたがってネットワーク１７０を介して他の装置に伝達されてよい。これとは逆に、他の装置からの信号や命令、データ、ファイルなどが、ネットワーク１７０を経てコンピュータ装置２００の通信インタフェース２３０を通じてコンピュータ装置２００に受信されてよい。通信インタフェース２３０を通じて受信された信号や命令、データなどは、プロセッサ２２０やメモリ２１０に伝達されてよく、ファイルなどは、コンピュータ装置２００がさらに含むことのできる記録媒体（上述した永続的記録装置）に記録されてよい。

【0041】

入力／出力インタフェース２４０は、入力／出力装置２５０とのインタフェースのための手段であってよい。例えば、入力装置は、マイク、キーボード、またはマウスなどの装置を、出力装置は、ディスプレイ、スピーカのような装置を含んでよい。他の例として、入力／出力インタフェース２４０は、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が１つに統合された装置とのインタフェースのための手段であってもよい。入力／出力装置２５０は、コンピュータ装置２００と１つの装置で構成されてもよい。

【0042】

また、他の実施形態において、コンピュータ装置２００は、図２の構成要素よりも少ないか多くの構成要素を含んでもよい。しかし、大部分の従来技術的構成要素を明確に図に示す必要はない。例えば、コンピュータ装置２００は、上述した入力／出力装置２５０のうちの少なくとも一部を含むように実現されてもよいし、トランシーバ、データベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもよい。

【0043】

以下では、通知最適化のための方法および装置の具体的な実施形態について説明する。

【0044】

本明細書において、通知とは、ユーザと関連する活動に対して通知領域に表示されるすべての通知を包括したものを意味してよく、一例として、サーバ１５０上のショッピングプラットフォームを利用する事業者が顧客であるユーザに伝達しようとするマーケティングメッセージに対する通知を含んでよい。サーバ１５０は、ユーザがサーバ１５０で提供する各種サービスに個別にアクセスしなくても、ユーザに対するすべての通知を一つにまとめて確認するための通知サービスを提供することができる。

【0045】

本実施形態に係るコンピュータ装置２００は、クライアントを対象に、クライアント上にインストールされた専用アプリケーションやコンピュータ装置２００と関連するウェブ／モバイルサイトへの接続によって通知プラットフォームを提供してよい。コンピュータ装置２００には、コンピュータに実現された通知最適化システムが構成されてよい。一例として、通知最適化システムは、独立的に動作するプログラム形態に実現されてもよいし、特定のアプリケーションのイン－アプリ（ｉｎ－ａｐｐ）形態で構成されて前記特定のアプリケーション上で動作が可能となるように実現されてもよい。

【0046】

コンピュータ装置２００のプロセッサ２２０は、以下の通知最適化方法を実行するための構成要素によって実現されてよい。実施形態によって、プロセッサ２２０の構成要素は、選択的にプロセッサ２２０に含まれても除外されてもよい。また、実施形態によって、プロセッサ２２０の構成要素は、プロセッサ２２０の機能の表現のために分離されても併合されてもよい。

【0047】

このようなプロセッサ２２０およびプロセッサ２２０の構成要素は、以下の通知最適化方法に含まれる段階を実行するようにコンピュータ装置２００を制御してよい。例えば、プロセッサ２２０およびプロセッサ２２０の構成要素は、メモリ２１０が含むオペレーティングシステムのコードと、少なくとも１つのプログラムのコードとによる命令を実行するように実現されてよい。

【0048】

ここで、プロセッサ２２０の構成要素は、コンピュータ装置２００に記録されたプログラムコードが提供する命令にしたがってプロセッサ２２０によって実行される、互いに異なる機能の表現であってよい。

【0049】

プロセッサ２２０は、コンピュータ装置２００の制御と関連する命令がロードされたメモリ２１０から必要な命令を読み取ってよい。この場合、前記読み取られた命令は、プロセッサ２２０が以下で説明する段階を実行するように制御するための命令を含んでよい。

【0050】

以下で説明する通知最適化方法に含まれる段階は、図に示したものとは異なる順序で実行されてもよいし、段階のうちの一部が省略されたり追加の過程がさらに含まれたりしてもよい。

【0051】

通知最適化方法に含まれる段階はサーバ１５０で実行されてよいが、実施形態によっては、段階のうちの少なくとも一部がクライアントで実行されてもよい。

【0052】

図３は、本発明の一実施形態における、コンピュータ装置が実行することができる通知最適化方法の例を示したフローチャートである。

【0053】

図３を参照すると、段階３１０で、プロセッサ２２０は、通知の種類を識別するための固有コードとして通知ＩＤを付与し、通知の種類別に通知ＩＤを登録してよい。プロセッサ２２０は、通知の種類を識別するための固有コードを示す通知ＩＤと、通知の種類のサービス名と説明などを指定してよい。言い換えれば、プロセッサ２２０は、通知ＩＤを基準にして通知を登録および管理してよい。

【0054】

段階３２０で、プロセッサ２２０は、通知の重要度を考慮して通知ＩＤに通知等級と通知形状を設定してよい。ここで、通知等級とは、通知の重要度に応じて設定された等級を意味するものであって、通知の重要度を複数の等級に分類するものであってよい。一例として、最上位の等級は、ユーザに絶対的に認知させるためのレベルの通知であって、通知を受信してから課業を行わなければ損害が発生する通知に該当してよい。この反面、最下位の等級は、ユーザの妨げにならないレベルの通知であって、プッシュやバッジ（ｂａｄｇｅ）カウントなく、ユーザ活動と関連する内訳を単純に記録するための通知に該当してよい。本実施形態では、通知ＩＤに通知の重要度を定義するための要素として、通知を表示する方式やタイプなどの形状（以下、「通知形状」とする）のように通知等級が事前にマッチングされてよい。このとき、通知形状は、通知が表示される位置を基準にして、大きく、バッジ通知、プッシュ通知、メイン通知に区分されてよく、バッジ通知形状の場合は、重要通知と一般通知と区分されてよい。通知形状については、以下でさらに詳しく説明する。通知等級の場合は、通知等級に応じて通知を伝達する強度（以下、「通知強度」とする）が異なるように適用されてよい。一例として、通知等級は、プッシュ通知の強度によって区分されてよく、通知受信を認知させるための１つ以上のプッシュ要素を含む等級はもちろん、プッシュ通知がない等級を含んでもよい。プロセッサ２２０は、通知を通知ＩＤで管理してよいが、このとき、通知ＩＤに、通知の重要度による通知等級と通知形状を関連付けて管理してよい。重要な通知であるほど強力な通知形状と通知等級を付与してよい。通知の種類のうちで、サービスで重要度を直接判断できる通知は、通知等級と通知形状を固定し、コンテンツ推薦性通知のようにサービスで重要度を判断し難い通知の場合は、人工知能基盤の予測モデルを利用して通知の重要度を予測し、予測結果に対応する通知等級と通知形状を自動設定してよい。各ユーザに伝達された通知と当該通知に対するユーザ活動履歴などに基づいて人工知能学習データセットを構築してよく、データセットで学習された予測モデルによって各ユーザの通知等級と通知形状を決定してよい。通知の種類のうちの一部の通知の場合、同じ通知であってもユーザごとに通知等級や通知形状が異なるように指定されてよい。

【0055】

段階３３０で、プロセッサ２２０は、通知ＩＤが含まれた通知発送要請が受信されると、通知ＩＤに設定された通知等級と通知形状によって通知を発送してよい。通知によって伝達しようとする情報（例えば、テキスト、イメージ、動画、クーポン、リンクなどのコンテンツ）（すなわち、通知の内容）と当該通知の種類に該当する通知ＩＤ通知プラットフォームに伝達してよいが、このとき、通知プラットフォームで通知ＩＤに設定されている通知等級と通知形状を適用して通知を発送してよい。言い換えれば、プロセッサ２２０は、特定の通知に対して、当該通知の種類による通知ＩＤを利用した通知発送要請が受信されれば、通知ＩＤを基準にして当該ＩＤに設定された通知等級と通知形状を確認してよく、当該通知等級と通知形状によって通知を発送してよい。プロセッサ２２０は、通知ＩＤに基づいた通知最適化として通知ＩＤに通知形状と通知等級を設定してよく、通知ＩＤに設定された通知形状と通知等級（通知強度）のままで通知を発送してよい。プロセッサ２２０は、通知形状のうちで重要通知の場合には通知のタイトル文を事前登録してよく、通知ＩＤにマッチングされた通知形状が重要通知の場合は、当該通知のタイトル文を提供してよい。タイトル文は、重要通知として設定するときに使用されるものであって、通知の種類別に重要通知のタイトル要素を指定しておき、通知ＩＤに該当する種類のタイトル要素を表示してよい。

【0056】

したがって、プロセッサ２２０は、ユーザに伝達しようとする通知に固有の通知ＩＤを付与し、通知ＩＤを基準にして通知を管理することができる。特に、プロセッサ２２０は、この通知がどれほど重要な通知であるかを通知ＩＤに表すために、通知形状と、通知強度によって区分された等級をマッチングして管理してよい。プロセッサ２２０は、通知ＩＤを、通知の重要度による通知等級／通知形状と関連付けて管理することにより、通知等級による最適化した形状と強度の通知を提供することができる。

【0057】

図４は、本発明の一実施形態における、通知ＩＤを登録する過程を説明するための例示図である。

【0058】

図４を参照すると、プロセッサ２２０は、通知登録画面４００で通知を登録する過程において、通知テキスト、発送対象、発送条件などの通知詳細情報を登録してよく、通知の種類を識別するための通知ＩＤ４０１と通知種類名４０２を指定してよい。通知詳細情報は、通知管理者によって登録されてもよいし、通知をマーケティング手段に活用しようとする事業者などによって直接登録されてもよい。通知ＩＤ４０１と通知種類名４０２は、事業者または通知管理者によって直接入力されてもよいし、通知詳細情報に基づいて自動生成されてもよい。

【0059】

したがって、プロセッサ２２０は、通知を登録する過程において、通知別に通知の種類を識別するための通知ＩＤ４０１を付与し、通知ＩＤ４０１を基準にして通知を管理することができる。

【0060】

プロセッサ２２０は、通知管理者の設定によって、通知ＩＤ４０１に通知等級４０３と通知形状４０４を設定してよい。

【0061】

プロセッサ２２０は、通知ＩＤ４０１と、通知等級４０３および通知形状４０４を関連付けて管理してよい。通知等級４０３は、通知の重要度を示す等級であって、通知の重要度を複数の等級に分類したものであり、重要な通知であるほど高い等級を付与してよい。

【0062】

通知登録画面４００は、通知ＩＤ４０１それぞれに対して、通知ＩＤ４０１に設定された通知等級４０３と通知形状４０４を修正するためのインタフェース４１０などを含んでよい。

【0063】

図５は、本発明の一実施形態における、通知等級別に通知環境を設定する過程を説明するための例示図である。

【0064】

図５を参照すると、通知等級４０３は、通知の重要度が複数の等級に分類されたものあって、例えば、通知の重要度を６つの等級に分けてよい。６つの等級に限定されてはならず、通知の等級数は追加されても減少されてもよい。

【0065】

通知等級４０３のうちの最上位等級である１等級は、ユーザに絶対的に認知させなければならないレベルの通知であって、通知の受信後に課業を実行しなければ損害が発生する通知に該当してよい（例えば、プレゼント受信、送金受信など）。２等級は、通知の確認後にユーザアクションが必要であるか、通知を確認しなければ損害が発生する通知に該当するものであって、例えば、金銭に関するものであってよく、既読することによって効用を発揮する取引／告知性の通知（例えば、予約日の案内など）、ユーザ活動に対する直接的なフィードバックを含む活動通知（例えば、コメントや返信など）などを含んでよい。３等級は、重要ではないが適時に案内が必要な通知であって、例えば、ショッピングモール情報、グループ参加承認などを含んでよい。４等級は、プッシュ発送が必要な通知であって、ユーザが期待した結果と同じ内容の通知（例えば、自動入金登録完了など）に該当してよい。５等級は、プッシュ発送を必要としない通知であって、プッシュがなされずに通知ページに累積される通知、最近アクションが完了した通知、積極的な通知の必要がないユーザ活動に対する通知（例えば、購入確定完了など）に該当してよい。最下位等級である６等級は、ユーザの妨げにならないレベルの通知であって、プッシュはもちろんバッジカウントもなく、通知ページに単純に累積される通知、ユーザ活動と関連する内訳を単純に記録するための通知（例えば、ポイント積立など）に該当してよい。

【0066】

プロセッサ２２０は、通知等級管理画面５００において、通知等級４０３それぞれに適合する通知環境５０１を設定してよい。通知環境５０１は、バッジ通知設定無視、プッシュ通知設定無視、プッシュ通知重要度、バッジカウント除外、プッシュ通知発送遮断などの設定を含んでよく、通知等級管理画面５００は、通知等級４０３それぞれに対して、通知等級４０３に設定された通知環境５０１を修正するためのインタフェース５１０などが含まれてよい。

【0067】

図６を参照すると、各通知等級４０３の通知環境５０１のうちの１つとして通知強度６０１がマッチングされてよい。

【0068】

バッジ通知、プッシュ通知、メイン通知、重要通知のような通知形状４０４は、通知等級４０３と固定的にマッチングされず、通知の種類によって通知ＩＤ４０１に選択的に設定されてよい。

【0069】

通知形状は、通知が表示される位置を基準にして、大きく３つの形状、例えば、図４に示すように、バッジ通知４１０、プッシュ通知４２０、メイン通知４３０に分けられてよい。

【0070】

図７を参照すると、バッジ通知４１０は、ユーザに対するすべての通知を１つにまとめて確認するための通知領域であって、サーバ１５０が提供する通知サービスの専用ページ（以下、「通知ページ」とする）７００に表示される通知形状を意味する。

【0071】

バッジ通知４１０は、通知ページ７００の上端領域７１０にカード型で表示される重要通知形状と、上端領域７１０以外の残りの下端領域（以下、「通知をもっと見る領域」とする）７２０にリスト型で表示される一般通知形状に区分されてよい。

【0072】

プロセッサ２２０は、バッジ通知４１０のうちでも、重要通知形状として指定された通知ＩＤ４０１に該当する通知を通知ページ７００の上端領域７１０に表示する反面、一般通知形状として指定された通知ＩＤ４０１に該当する通知は、通知ページ７００の通知をもっと見る領域７２０である下端リストに表示してよい。

【0073】

図８を参照すると、プッシュ通知４２０は、プッシュ方式で通知を受信するユーザ端末（例えば、電子機器１１０など）の機器画面８００上に表示される通知形状を意味する。

【0074】

プロセッサ２２０は、プッシュ通知４２０として指定された通知ＩＤ４０１の場合、この通知がユーザ端末の機器画面８００上に表示されるようにプッシュ形態で発送してよい。このとき、プロセッサ２２０は、通知ＩＤ４０１に設定された通知等級４０３のプッシュ通知強度によって通知を発送してよい。

【0075】

図９を参照すると、メイン通知４３０は、通知サービスを含むメインサービスの画面、言い換えれば、サーバ１５０と関連する専用アプリケーションまたは専用ウェブ／モバイルサイトのメインページ９００に表示される通知形状を意味する。

【0076】

プロセッサ２２０は、メイン通知４３０として指定された通知ＩＤ４０１の場合、この通知をメインページ９００に表示してよい。通知形状を区分するバッジ通知４１０、プッシュ通知４２０、メイン通知４３０は例示的なものに過ぎず、これに限定されてはならず、通知が表示される位置によって多様な通知形状が活用されてよい。

【0077】

再び図４を参照すると、通知ＩＤ４０１それぞれには、通知等級４０３とともに、バッジ通知４１０、プッシュ通知４２０、およびメイン通知４３０のうちの少なくとも１つの形状を組み合わせてマッチングしてよい。等級が高いほど積極的な通知のために多くの通知形状がマッチングされてよく、等級が低いほど最小限の通知形状がマッチングされてよい。バッジ通知４１０の場合、通知のうちの一部の種類の通知に対しては重要通知形状がマッチングされ、残りの種類の通知に対してはバッジ通知４１０として一般通知形状がマッチングされてよい。例えば、プレゼント到着通知の場合は、バッジ通知４１０である重要通知形状と、プッシュ通知４２０およびメイン通知４３０で表示されるように指定してよく、ポイント積立通知の場合は、プッシュ通知４２０とメイン通知４３０は除き、バッジ通知４１０のうちの一般通知形状だけで表示されるように指定してよい。

【0078】

プッシュ通知４２０は、通知の重要度に応じてそれぞれ異なる強度で表現されてよい。

【0079】

再び図６を参照すると、通知等級６０３は、通知形状のうちの１つであるプッシュ通知４２０の強度によって区分されてよく、通知等級４０３別に異なる通知強度６０１がマッチングされてよい。

【0080】

通知強度６０１は、通知受信を認知させるためのポップアップ、振動、音、無音などのプッシュ要素を活用して表現してよく、２つ以上のプッシュ要素を結合してもよいし、単一プッシュ要素の強度（例えば、振動強度や音強度など）で通知強度６０１を表現してもよい。通知等級６０３は、通知受信を認知させるための１つ以上のプッシュ要素を含む等級（例えば、１～４等級）はもちろん、プッシュ通知のない等級（例えば、５～６等級）を含んでもよい。

【0081】

プッシュ通知４２０において重要度が高い通知の場合、専用アプリケーションまたは専用ウェブ／モバイルサイトの通知設定を無視する形態の強力な通知形状を適用してよい。

【0082】

プロセッサ２２０は、プッシュ通知４２０として指定された通知ＩＤ４０１の場合、この通知がユーザ端末の機器画面８００上に表示されるようにプッシュ形態の通知で発送するようになるが、このとき、通知ＩＤ４０１に指定された通知等級４０３によってプッシュ通知４２０に対する通知強度６０１が決定されてよい。

【0083】

プッシュ通知４２０の場合、通知等級４０３それぞれに、プッシュ強度の他にも、プッシュスタイルを異にして重要度の高い通知を強調したスタイルの通知形状を適用してよい。例えば、重要度が高い通知の場合、ヘッドアップ方式のポップアップを適用したり、あるいはポップアップと同時に機器のエッジパネルが点灯するエッジライトニング（ｅｄｇｅ ｌｉｇｈｔｉｎｇ）効果を追加したりしてよい。

【0084】

プロセッサ２２０は、通知管理環境として、通知等級４０３別に通知環境５０１を管理する環境（図５）と、通知ＩＤ４０１別に通知等級４０３と通知形状４０４を管理する環境（図４、図６）の他に、通知形状４０４のうちの１つの重要通知グループを管理する環境、プッシュ通知形状を管理する環境などを提供することができる。

【0085】

図１０は、本発明の一実施形態における、重要通知グループ管理環境を設定する過程を説明するための例示図である。

【0086】

図１０を参照すると、重要通知グループ管理画面１０００は、重要通知の種類リスト１０１０を提供してよい。プロセッサ２２０は、重要通知グループ管理画面１０００上の重要通知の種類リスト１０１０に含まれた各通知種類に対して、重要通知のタイトル要素（例えば、タイトル文、文カラーなど）１００１を指定してよ。

【0087】

プロセッサ２２０は、重要通知の他にも、通知形状４０４のうちのプッシュ通知に対して、通知ＩＤ４０１別にプッシュ通知形状（例えば、プッシュ通知グルーピング、プッシュ通知グループ名、プッシュ通知グループ色など）を指定するためのプッシュグループ管理環境を提供してよい。

【0088】

したがって、本実施形態では、通知ＩＤ４０１に通知等級４０３と通知形状４０４を設定することができ、通知ＩＤ４０１に設定された通知等級４０３によって通知強度６０１を決定することができ、通知ＩＤ４０１に指定された通知形状と通知等級（すなわち、通知強度）のままで通知を発送することができる。言い換えれば、ユーザに伝達される通知形状と通知等級（通知強度）を通知ＩＤ４０１によって異なるようにマッチングし、重要度に基づいた最適化した通知サービスを提供することができる。

【0089】

図１１は、本発明の一実施形態における、重要通知の表示位置変化を説明するための例示図である。

【0090】

図１１を参照すると、プロセッサ２２０は、通知形状４０４として重要通知形状に指定された通知１１０１の場合、この通知１１０１を通知ページ７００の上端領域７１０にカード形態で表示してよい。

【0091】

複数の重要通知を受信した場合、ここ最近に受信した重要通知を上端領域７１０の前面に表示し、表示中の重要通知が除去されれば、以前に受信した重要通知を表示してよい。

【0092】

プロセッサ２２０は、通知１１０１が既読処理されるか（例えば、通知をクリックした場合や、通知詳細情報が表示された場合など）、通知１１０１のクローズボタンが実行されると、通知ページ７００で重要通知が表示された上端領域７１０を除去し、この通知１１０１が通知をもっと見る領域７２０に移動されるようにしてよい。

【0093】

プロセッサ２２０は、重要通知の類型によって、通知をもっと見る領域７２０に移動する規則を適用してよい。例えば、重要通知形状として指定された通知１１０１のうちでプレゼント受信通知の場合、この通知をクリックしたときに通知がもっと見る領域７２０に移動される規則を適用してよい。配達通知が重要通知として表示された場合には、通知ページ７００への再び入る時点に、この通知が通知をもっと見る領域７２０に移動されるようにしてよい。ショッピングモールの特典通知が重要通知として表示された場合には、通知の詳細内容が表示されるようになれば、以後に通知をもっと見る領域７２０に移動されるようにしてよい。

【0094】

このように、本発明の実施形態によると、重要通知と単純記録用通知と区別して提供することにより、情報伝達効率を高め、通知による疲労度を減らすことができる。特に、本発明の実施形態によると、通知の種類を識別するために付与された通知ＩＤに通知等級と通知形状を設定することにより、最適化した通知を提供することができる。

【0095】

上述した装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、および／またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、プロセッサ、コントローラ、ＡＬＵ（ａｒｉｔｈｍｅｔｉｃ ｌｏｇｉｃ ｕｎｉｔ）、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、ＦＰＧＡ（ｆｉｅｌｄ ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ ｇａｔｅ ａｒｒａｙ）、ＰＬＵ（ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ ｌｏｇｉｃ ｕｎｉｔ）、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、１つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてよい。処理装置は、オペレーティングシステム（ＯＳ）およびＯＳ上で実行される１つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを記録、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、１つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者であれば、処理装置が複数個の処理要素および／または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサまたは１つのプロセッサおよび１つのコントローラを含んでよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。

【0096】

ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの１つ以上の組み合わせを含んでもよく、思うままに動作するように処理装置を構成したり、独立的または集合的に処理装置に命令したりしてよい。ソフトウェアおよび／またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、いかなる種類の機械、コンポーネント、物理装置、コンピュータ記録媒体または装置に具現化されてよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された状態で記録されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、１つ以上のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。

【0097】

実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータ読み取り可能な媒体に記録されてよい。ここで、媒体は、コンピュータ実行可能なプログラムを継続して記録するものであっても、実行またはダウンロードのために一時記録するものであってもよい。また、媒体は、単一または複数のハードウェアが結合した形態の多様な記録手段または格納手段であってよく、あるコンピュータシステムに直接接続する媒体に限定されることはなく、ネットワーク上に分散して存在するものであってもよい。媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー（登録商標）ディスク、および磁気テープのような磁気媒体、ＣＤ－ＲＯＭおよびＤＶＤのような光媒体、フロプティカルディスク（ｆｌｏｐｔｉｃａｌ ｄｉｓｋ）のような光磁気媒体、およびＲＯＭ、ＲＡＭ、フラッシュメモリなどを含み、プログラム命令が記録されるように構成されたものであってよい。また、媒体の他の例として、アプリケーションを配布するアプリケーションストアやその他の多様なソフトウェアを供給または配布するサイト、サーバなどで管理する記録媒体または格納媒体が挙げられる。

【0098】

以上のように、実施形態を、限定された実施形態および図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ／あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。

【0099】

したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付される特許請求の範囲に属する。

【図面の説明】

【0100】

１１０、１２０、１３０、１４０：電子機器
１５０、１６０：サーバ
１７０：ネットワーク

【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

【図5】

【図6】

【図7】

【図8】

【図9】

【図10】

【図11】