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特開2023-181726部品圧着装置、および、部品圧着方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023181726
(43)【公開日】2023-12-25
(54)【発明の名称】部品圧着装置、および、部品圧着方法
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/60 20060101AFI20231218BHJP
   H05K 13/04 20060101ALI20231218BHJP
【FI】
H01L21/60 311T
H05K13/04 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022095020
(22)【出願日】2022-06-13
(71)【出願人】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109210
【弁理士】
【氏名又は名称】新居 広守
(74)【代理人】
【識別番号】100137235
【弁理士】
【氏名又は名称】寺谷 英作
(74)【代理人】
【識別番号】100131417
【弁理士】
【氏名又は名称】道坂 伸一
(72)【発明者】
【氏名】片野 良一郎
【テーマコード(参考)】
5E353
5F044
【Fターム(参考)】
5E353BB06
5E353BC02
5E353BC03
5E353GG21
5E353GG29
5E353JJ41
5E353JJ48
5E353KK01
5E353QQ12
5F044KK03
5F044KK06
5F044LL09
5F044NN13
5F044NN19
5F044PP12
5F044PP13
5F044PP16
5F044PP17
5F044PP19
(57)【要約】
【課題】実装精度の低下を抑制できる部品圧着装置などを提供する。
【解決手段】部品圧着装置100は、ステージ110と、ステージ110を移動させるステージ移動機構120と、端部支持面131と、端部支持面131に吸着力を発生させるための吸着機構132と、を有し、ステージ110に載置された基板の端部を端部支持面131で支持するバックアップ部130と、保持した部品をバックアップ部130により支持された端部の電極部に圧着する圧着ヘッド150と、部品を支持する部品支持部141と、部品支持部141に設けられた押圧部142と、部品支持部141が支持する部品を圧着ヘッド150に保持させるために部品支持部141を移動させる部品支持部移動機構143と、部品支持部移動機構143を制御して端部支持面131に端部を押圧した後に、圧着ヘッド150で端部の電極部に部品を圧着する制御部161と、を備える。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
部品が圧着される電極部を端部に有する基板が載置されるステージと、
前記ステージを移動させるステージ移動機構と、
端部支持面と、前記端部支持面に吸着力を発生させるための吸着機構と、を有し、前記ステージに載置された前記基板の前記端部を前記端部支持面で支持するバックアップ部と、
前記部品を保持し、保持した前記部品を前記バックアップ部により支持された前記端部の前記電極部に圧着する圧着ヘッドと、
前記部品を支持する部品支持部と、前記部品支持部に設けられた押圧部と、前記部品支持部が支持する前記部品を前記圧着ヘッドに保持させるために前記部品支持部を移動させる部品支持部移動機構と、を有する部品移載部と、
前記部品支持部移動機構を制御することで、前記押圧部によって前記端部支持面に前記端部を押圧する制御部と、を備える、
部品圧着装置。
【請求項2】
前記制御部は、
前記ステージ移動機構を制御することにより、前記ステージに載置された前記基板の前記端部が前記端部支持面の上方に位置するように前記ステージを移動させる第1制御を行ってから、
前記部品支持部移動機構および前記吸着機構を制御することにより、前記押圧部で、前記端部の上方から前記端部支持面に向けて前記端部を押圧し、前記吸着機構により吸着力を発生させた前記端部支持面に前記端部を支持させる第2制御を行う、
請求項1に記載の部品圧着装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記部品支持部移動機構を制御することにより、前記部品支持部が支持する前記部品を前記圧着ヘッドに保持させる第3制御を行ってから、前記第1制御を行う、
請求項2に記載の部品圧着装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記第2制御を行ってから、前記部品支持部移動機構を制御することにより、前記部品支持部が支持する前記部品を前記圧着ヘッドに保持させる第3制御を行う、
請求項2に記載の部品圧着装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記押圧部が前記電極部以外の領域を押圧するように前記第2制御を行う、
請求項2に記載の部品圧着装置。
【請求項6】
前記押圧部は、前記部品支持部と接続された本体部と、前記本体部に下方に向けて突出して設けられるパッド部と、を備える、
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の部品圧着装置。
【請求項7】
部品が圧着される電極部を端部に有する基板が載置されるステージと、
前記ステージを移動させるステージ移動機構と、
端部支持面と、前記端部支持面に吸着力を発生させるための吸着機構と、を有し、前記ステージに載置された前記基板の前記端部を前記端部支持面で支持するバックアップ部と、
前記部品を保持し、保持した前記部品を前記バックアップ部により支持された前記端部の前記電極部に圧着する圧着ヘッドと、
前記部品を支持する部品支持部と、前記部品支持部に設けられた押圧部と、前記部品支持部が支持する前記部品を前記圧着ヘッドに保持させるために前記部品支持部を移動させる部品支持部移動機構と、を有する部品移載部と、を備える部品圧着装置が実行する部品圧着方法であって、
前記部品支持部移動機構を制御することで、前記押圧部によって前記端部支持面に前記端部を押圧する、
部品圧着方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、基板に部品を熱圧着する部品圧着装置および部品圧着方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、基板に駆動回路などの部品を圧着する部品圧着装置がある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示されている部品圧着装置は、ステージ上に載置された基板に空気を吹き付けることでステージに基板を押し付け、かつ、基板下面側から空気を排出することでステージに基板を吸着させた後に、基板に部品を圧着する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006-086214号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
基板によっては、部品を圧着する位置が反り返るなどのように変形している場合がある。変形された基板では、例えば、特許文献1に開示されているように基板に空気を吹き付けただけではステージに基板を適切に押し付けることができず、基板下面側から空気を排出してもステージに基板を吸着させられない場合がある。このような状態では、基板に部品を圧着できなかったり、基板に部品を圧着しても、部品が基板の適切ではない位置に圧着されるなどのように実装精度が低下する。
【0005】
本発明は、実装精度の低下を抑制できる部品圧着装置などを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る部品圧着装置は、部品が圧着される電極部を端部に有する基板が載置されるステージと、前記ステージを移動させるステージ移動機構と、端部支持面と、前記端部支持面に吸着力を発生させるための吸着機構と、を有し、前記ステージに載置された前記基板の前記端部を前記端部支持面で支持するバックアップ部と、前記部品を保持し、保持した前記部品を前記バックアップ部により支持された前記端部の前記電極部に圧着する圧着ヘッドと、前記部品を支持する部品支持部と、前記部品支持部に設けられた押圧部と、前記部品支持部が支持する前記部品を前記圧着ヘッドに保持させるために前記部品支持部を移動させる部品支持部移動機構と、を有する部品移載部と、前記部品支持部移動機構を制御することで、前記押圧部によって前記端部支持面に前記端部を押圧する制御部と、を備える。
【0007】
また、本発明の一態様に係る部品圧着方法は、部品が圧着される電極部を端部に有する基板が載置されるステージと、前記ステージを移動させるステージ移動機構と、端部支持面と、前記端部支持面に吸着力を発生させるための吸着機構と、を有し、前記ステージに載置された前記基板の前記端部を前記端部支持面で支持するバックアップ部と、前記部品を保持し、保持した前記部品を前記バックアップ部により支持された前記端部の前記電極部に圧着する圧着ヘッドと、前記部品を支持する部品支持部と、前記部品支持部に設けられた押圧部と、前記部品支持部が支持する前記部品を前記圧着ヘッドに保持させるために前記部品支持部を移動させる部品支持部移動機構と、を有する部品移載部と、を備える部品圧着装置が実行する部品圧着方法であって、前記部品支持部移動機構を制御することで、前記押圧部によって前記端部支持面に前記端部を押圧する。
【0008】
なお、これらの包括的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの非一時的な記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、実装精度の低下を抑制できる部品圧着装置などを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、実施の形態に係る部品圧着装置を示す側面図である。
図2図2は、実施の形態に係る部品圧着装置の構成を示すブロック図である。
図3図3は、実施の形態に係るバックアップ部が備える端部支持面と基板の端部を拡大して示す上面図である。
図4図4は、実施の形態に係る部品移載部を拡大して示す側面図である。
図5図5は、実施の形態に係る部品圧着装置の処理手順を説明するためのフローチャートである。
図6図6は、実施の形態に係る部品圧着装置の処理手順を説明するための側面図である。
図7図7は、実施の形態に係る部品圧着装置の処理手順を説明するための側面図である。
図8図8は、実施の形態に係る部品圧着装置の処理手順を説明するための側面図である。
図9図9は、実施の形態に係る部品圧着装置の処理手順を説明するための側面図である。
図10図10は、実施の形態に係る部品圧着装置の処理手順を説明するための側面図である。
図11図11は、実施の形態に係る部品圧着装置の処理手順を説明するための側面図である。
図12図12は、実施の形態に係る部品圧着装置の処理手順を説明するための側面図である。
図13図13は、実施の形態に係る部品圧着装置の処理手順を説明するための側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下では、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置および接続形態、ステップおよびステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
【0012】
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。したがって、例えば、各図において縮尺などは必ずしも一致しない。また、各図において、実質的に同一の構成については同一の符号を付しており、重複する説明は省略または簡略化する。
【0013】
また、本明細書および図面において、X軸、Y軸およびZ軸は、三次元直交座標系の三軸を表している。X軸およびY軸は、互いに直交し、かつ、いずれもZ軸に直交する軸である。また、以下の実施の形態では、Z軸正方向を上方とし、Z軸負方向を下方として記載する場合がある。
【0014】
(実施の形態)
[構成]
まず、実施の形態に係る部品圧着装置の構成について説明する。
【0015】
図1は、実施の形態に係る部品圧着装置100を示す側面図である。図2は、実施の形態に係る部品圧着装置100の機能構成を示すブロック図である。なお、図1においては、部品圧着装置100が備える吸着機構132などの一部の構成要素の図示を省略している。
【0016】
部品圧着装置100は、基板300に部品200を載置(より具体的には、仮圧着)する装置である。部品圧着装置100は、例えば、ディスプレイパネルなどを生産するための部品実装システムの一部である。当該部品実装システムでは、例えば、基板300に設けられた電極部にACF(Anisotropic Conductive Film)などの異方性導電部材を貼着し、異方性導電部材を介して基板300と部品200とを熱圧着させる。当該実装システムは、例えば、部品圧着装置100と、基板300にACFを貼着する貼着装置と、当該ACFを介して基板に載置(仮圧着)された部品200を熱圧着(本圧着)する本圧着装置と、を備える。例えば、部品圧着装置は、当該実装システムが備える仮圧着装置である。部品圧着装置100は、例えば、図示しない基板搬送装置によって上流の装置(例えば、貼着装置)からステージ110に搬出された基板300と部品200とを仮圧着する。部品200が仮圧着された基板300は、例えば、当該基板搬送装置によって下流側の装置(例えば、本圧着装置)に搬送される。
【0017】
基板300としては、樹脂などからなるフレキシブル基板が例示される。なお、基板300は、ガラス基板などが用いられたディスプレイパネルでもよい。
【0018】
部品200としては、TCP(Tape Carrier Package)、FPC(Flexible Printed Circuits)などのフレキシブル部品またはIC(Integrated Circuit)チップが例示される。
【0019】
部品圧着装置100は、ステージ110と、ステージ移動機構120と、バックアップ部130と、部品移載部140と、圧着ヘッド150と、昇降機構151と、コンピュータ160と、を備える。
【0020】
部品圧着装置100が備える、ステージ移動機構120、バックアップ部130(より具体的には、吸着機構132)、部品移載部140(より具体的には。部品支持部141および部品支持部移動機構143)、圧着ヘッド150、および、昇降機構151などの各装置は、コンピュータ160と図示しない制御線などによってまたは無線で通信可能に接続されている。これらの各装置は、コンピュータ160によって制御されることで装置毎に所定の作業を実行する。
【0021】
ステージ110は、基板300が載置される移動可能なステージである。具体的には、ステージ110には、部品200が圧着される電極部310(図3参照)を端部320に有する基板300が載置される。ステージ110には、例えば、上記した基板搬送装置によって搬送される基板300が載置される。より具体的には、ステージ110は、部品200の圧着される端部320がはみ出した状態で基板300を保持する保持面111を備える。つまり、ステージ110には、基板300の外縁部である端部320がステージ110からはみ出た状態(より具体的には、端部320が上面視でステージ110と重ならない状態)で、基板300が載置される。端部320は、基板300に部品200が圧着される際には、バックアップ部130によって支持される。
【0022】
なお、ステージ110には、保持面111において基板300を吸着する吸着機構が設けられてもよい。
【0023】
なお、保持面111には、開口(例えば、貫通孔)が形成されており、ステージ110は、保持面111で基板300を吸着して保持してもよい。当該開口には、例えば、当該開口を介して空気を吸引することで、基板300を保持面111で吸引させる吸着装置が接続されており、当該吸着装置が空気を吸引することで、保持面111で基板300が吸着して保持されてもよい。当該吸着機構は、例えば、空気を吸引する真空ポンプと、当該真空ポンプおよび当該開口を接続する真空配管と、吸引を制御するためのバルブとを有する。
【0024】
あるいは、ステージ110は、保持面111に上記した開口などを有さず、基板300が保持面111に単に載置されることで、基板300を保持面111で保持してもよい。
【0025】
ステージ110は、例えば、X軸、Y軸およびZ軸方向に移動可能な3軸ステージであって、ステージ移動機構120によって移動可能に設けられている。
【0026】
ステージ移動機構120は、ステージ110を移動させる機構である。ステージ移動機構120は、例えば、ステージ110をXY平面で任意に移動可能に構成されているとともにZ軸方向に昇降可能に構成されている。
【0027】
ステージ移動機構120は、基板300が載置されたステージ110を移動させることで、端部320をバックアップ部130の上方(より具体的には、直上)に移動させる。
【0028】
バックアップ部130は、ステージ110に載置された基板300の端部320を端部支持面131で支持するいわゆるバックアップステージである。具体的には、バックアップ部130は、圧着ヘッド150が部品200を基板300に圧着する際に、基板300における部品200が圧着される部分、すなわち、基板300の端部320であって、ステージ110からはみ出た部分を基板300の裏側(下側)から支持する。
【0029】
バックアップ部130は、端部支持面131と、吸着機構132と、を備える。
【0030】
端部支持面131は、バックアップ部130に設けられ、端部320を基板300の下方から支持する支持面である。
【0031】
図3は、実施の形態に係るバックアップ部130が備える端部支持面131と基板300の端部320を拡大して示す上面図である。なお、図3には、基板300の端部320を、端部320が端部支持面131に支持される時の位置からY軸方向にずらして図示している。
【0032】
端部支持面131は、バックアップ部130に設けられた基板300を支持する支持面であって、基板300の端部320を吸着しながら下方から端部320を支持する。
【0033】
端部支持面131には、複数の吸着孔133が設けられている。複数の吸着孔133は、それぞれ、複数の吸着孔133を介して空気を吸引することで、基板300を端部支持面131で吸引させる吸着機構132が接続されている。
【0034】
なお、吸着孔133の数は、特に限定されない。吸着孔133の数は、1つであってもよいし、2以上であってもよい。
【0035】
また、端部支持面131には、切り欠き部134が設けられていてもよい。
【0036】
切り欠き部134は、端部支持面131で基板300の端部320が支持された際に上面視で端部320の一部と重なる切り欠きである。切り欠き部134は、切り欠き部134の下方に配置されるカメラによって圧着ヘッド150に保持された部品200を認識するために設けられる。
【0037】
なお、切り欠き部134は、端部支持面131に設けられなくてもよい。この場合、当該カメラは、任意の位置に配置されてよい。
【0038】
吸着機構132は、端部支持面131に吸着力を発生させる機構である。具体的には、吸着機構132は、基板300の端部320をバックアップ部130の端部支持面131で吸着できるように、端部支持面131に吸着力を発生させる。
【0039】
吸着機構132は、例えば、吸着孔133と、空気を吸引する真空ポンプと、当該真空ポンプと吸着孔133とを接続する真空配管と、吸引を制御するためのバルブとにより実現される。制御部161は、当該バルブを制御することで、吸着機構132によって端部支持面131に吸着力を発生させるか否か、つまり、吸着機構132に基板300の端部320を吸着させるか否かを切り替えさせる。
【0040】
なお、吸着機構132が備えるバルブは、例えば、空気の吸引のオンオフを切り替えるための電磁弁でもよいし、吸引力(吸着力)を切り替えるための圧力調整弁(いわゆる圧力レギュレータ)でもよい。
【0041】
部品移載部140は、圧着ヘッド150が基板300に圧着する部品200を圧着ヘッド150に供給するための機構である。
【0042】
部品移載部140は、部品支持部141と、押圧部142と、部品支持部移動機構143と、を備える。
【0043】
部品支持部141は、トレイなどに配置された部品をピックアップして支持する機構である。
【0044】
図4は、実施の形態に係る部品移載部140を拡大して示す側面図である。なお、図4においては、部品支持部移動機構143を機能的なブロックで示している。
【0045】
部品支持部141は、ノズル部141aと、回動機構141bと、支持体141cと、を備える。
【0046】
ノズル部141aは、部品200をピックアップして支持するノズルである。ノズル部141aは、例えば、図示しない真空ポンプなどと真空配管を介して接続されており、部品200を吸着することで支持する。ノズル部141aは、回動機構141bによって回動可能に支持体141cに支持されている。
【0047】
回動機構141bは、ノズル部141aにおいて部品200を支持する部分(部品支持面ともいう)を上方と下方とに切り替えるためのモータなどの機構である。部品が配置されたトレイは、例えば、部品支持部141の下方に配置されている。例えば、ノズル部141aの部品支持面は、トレイに配置された部品を吸着する際には、下方に向けられる。また、例えば、ノズル部141aの部品支持面は、ノズル部141aが部品200を吸着した際には、上方に向けられて、圧着ヘッド150に部品を受け渡すことができるように配置される。
【0048】
支持体141cは、ノズル部141aおよび回動機構141bを支持する本体部である。また、支持体141cには、押圧部142が取り付けられる。
【0049】
押圧部142は、部品支持部141に設けられ、端部支持面131に基板300の端部320を押圧するための機構である。
【0050】
押圧部142は、本体部142aと、パッド部142bと、を備える。
【0051】
本体部142aは、部品支持部141(より具体的には、支持体141c)と接続される(取り付けられる)機構である。また、本体部142aには、パッド部142bが取り付けられる。
【0052】
パッド部142bは、本体部142aに下方に向けて突出して設けられるゴムなどの弾性体である。押圧部142が基板300の端部320を押圧する際には、パッド部142bの下面が、基板300の端部320の上面と接触する。
【0053】
押圧部142は、例えば、部品支持部141の側方(より具体的には、部品支持部141におけるバックアップ部130側)に設けられてもよい。
【0054】
なお、押圧部142が設けられる位置は、特に限定されない。例えば、押圧部142は、部品支持部141の下方に設けられてもよい。
【0055】
また、押圧部142の数は、特に限定されない。押圧部142の数は、1以上であってもよいし、2以上であってもよい。本実施の形態では、部品支持部141は、2つの押圧部を備える。2つの押圧部142は、X軸方向に並んで配置されている。2つの押圧部142によって、図3に示す2つの押圧位置400が押圧される。
【0056】
図3に示すように、押圧部142が押圧する位置は、例えば、基板300の端部であって、電極部310が設けられていない位置である。押圧部142は、部品支持部141が部品支持部移動機構143によって移動されることで、部品支持部141と同様に移動される。
【0057】
なお、押圧部142の下端(より具体的には、パッド部142bの下面)は、部品支持部141に設けられる、部品200を支持する部品支持面(より具体的には、ノズル部141aにおける部品200を吸着する面)よりも下方に位置していてもよい。例えば、ノズル部141aが部品200を圧着ヘッド150に受け渡す際には、パッド部142bの下面が当該部品支持面よりも下方に位置するように、押圧部142が配置されていてもよい。一方、例えば、ノズル部141aが部品200を受けとる際には、パッド部142bの下面が当該部品支持面よりも上方に位置するように、押圧部142が配置されていてもよい。これによれば、ノズル部141aによって部品支持部141の下方に位置する部品200受け取る際には押圧部141が邪魔になることなく、かつ、押圧部142によって基板300を端部支持面141に押圧する際にはノズル部141aが邪魔になることを防ぐことができる。
【0058】
部品支持部移動機構143は、部品支持部141および押圧部142を移動させる機構である。部品支持部移動機構143は、例えば、部品支持部141および押圧部142をXY平面で任意に移動可能に構成されているとともにZ軸方向に昇降可能に構成されている。
【0059】
部品支持部移動機構143は、例えば、制御部161に制御されることで、ノズル部141aを、部品200をトレイからピックアップ可能な位置まで移動させる。また、例えば、部品支持部移動機構143は、制御部161に制御されることで、押圧部142に基板300の端部320を押圧させる。また、例えば、部品支持部移動機構143は、制御部161に制御されることで、部品支持部141が支持する部品200を圧着ヘッド150に保持させるために部品支持部141を移動させる。
【0060】
圧着ヘッド150は、部品200を保持し、保持した部品200をバックアップ部130により支持された基板300の端部320の電極部310に圧着(仮圧着)するためのヘッドである。圧着ヘッド150は、例えば、昇降機構151によって移動可能(具体的には、上下動可能)に設けられている。
【0061】
なお、圧着ヘッド150には、例えば、圧着ヘッド150を加熱するための電熱線またはペルチェ素子などのヒータが設けられていてもよい。
【0062】
昇降機構151は、圧着ヘッド150を上下動(本実施の形態では、Z軸方向に往復動)させる機構である。昇降機構151は、圧着ヘッド150を移動させるための直動ガイドおよびリニアモータなどにより実現される。制御部161は、例えば、圧着ヘッド150に設けられたヒータおよび昇降機構151を制御することで、圧着ヘッド150を加熱しながら圧着ヘッド150によって部品200を基板300に圧着させる。
【0063】
コンピュータ160は、部品圧着装置100が備える各装置を制御する制御装置である。コンピュータ160は、例えば、パーソナルコンピュータであって、部品圧着装置100が備える各装置と通信するための通信インターフェース、プログラムが格納された不揮発性メモリ、プログラムを実行するための一時的な記憶領域である揮発性メモリ、信号の送受信をするための入出力ポート、プログラムを実行するプロセッサなどで実現される。
【0064】
コンピュータ160は、制御部161と、記憶部162と、を備える。
【0065】
制御部161は、ステージ移動機構120、吸着機構132、部品支持部141、部品支持部移動機構143、圧着ヘッド150、および、昇降機構151などの部品圧着装置100が備える各装置の動作および当該動作のタイミングなどを制御する処理部である。
【0066】
例えば、制御部161は、部品支持部移動機構143を制御することで、押圧部142によって端部支持面131に端部320を押圧する。
【0067】
また、例えば、制御部161は、ステージ移動機構120を制御することにより、ステージ110に載置された基板300の端部320が端部支持面131の上方に位置するようにステージ110を移動させる第1制御を行う。さらにその後に、制御部161は、例えば、部品支持部移動機構143および吸着機構132を制御することにより、押圧部142で、基板300の端部320の上方から端部支持面131に向けて基板300の端部320を押圧し、吸着機構132により吸着力を発生させた端部支持面131に基板300の端部320を支持させる第2制御を行う。
【0068】
制御部161は、例えば、押圧部142が電極部310以外の領域(例えば、図3に示す押圧位置400)を押圧するように第2制御を行う。
【0069】
なお、押圧部142が押圧する基板300の位置は、端部320であればよい。例えば、押圧部142が押圧する基板300の位置は、電極部310に対して上面視で基板300の外方側であってもよい。あるいは、例えば、押圧部142が押圧する基板300の位置は、電極部310に対して上面視で基板300の内方側であってもよい。
【0070】
また、例えば、制御部161は、部品支持部移動機構143を制御することにより、部品支持部141が支持する部品200を圧着ヘッド150に保持させる第3制御を行う。例えば、制御部161は、第3制御を行った後に、第1制御を行う。
【0071】
なお、制御部161は、第2制御を行ってから、第1制御を行ってもよい。つまり、制御部161は、第1制御、第2制御、および、第3制御をこの順に行ってもよいし、第3制御、第1制御、および、第2制御をこの順に行ってもよい。
【0072】
制御部161は、例えば、部品圧着装置100が備える各装置と通信するための通信インターフェースと、プロセッサと、当該プロセッサが実行する制御プログラムが記憶されたメモリとによって実現される。
【0073】
記憶部162は、基板300のサイズ、基板300に実装する部品200の種類、実装位置、実装方向、各装置の動作、および、当該動作のタイミングなどの部品圧着処理に必要な各種データなどを記憶する記憶装置である。記憶部162は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)またはフラッシュメモリなどにより実現される。
【0074】
[処理手順]
続いて、実施の形態に係る部品圧着装置100の処理手順について説明する。図5は、実施の形態に係る部品圧着装置100の処理手順を説明するためのフローチャートである。図6図13は、実施の形態に係る部品圧着装置100の処理手順を説明するための概略側面図である。
【0075】
なお、図6図13においては、ステージ移動機構120、吸着機構132、部品支持部移動機構143、および、昇降機構151などの部品圧着装置100が備える構成要素の一部の図示を省略している。
【0076】
まず、ステージ110は、基板300を保持する(S101)。例えば、制御部161は、図示しない基板搬送装置を制御することで、部品圧着装置100の上流に位置する装置に配置された基板300をステージ110に搬送することで、ステージ110に基板300を保持させる。
【0077】
次に、制御部161は、部品支持部141および部品支持部移動機構143を制御することで、部品支持部141に部品200を支持させる(S102)。例えば、制御部161は、部品支持部141および部品支持部移動機構143を制御することで、トレイに配置された部品を部品支持部141にピックアップさせることで部品支持部141に部品200を支持させる。これにより、図6に示すように、部品支持部141で部品200が支持された状態となる。
【0078】
次に、制御部161は、部品支持部141、部品支持部移動機構143、圧着ヘッド150、および、昇降機構151を制御することで、部品支持部141が支持している部品200を圧着ヘッド150に保持させる(S103)。例えば、制御部161は、部品支持部移動機構143を制御することで、部品支持部141を、図6に示す位置からY軸負方向に移動させて、図7に示すように圧着ヘッド150の直下に移動させる。この位置関係において、制御部161は、昇降機構151を制御することで、圧着ヘッド150を、図7に示す位置から下降させて、図8に示すように圧着ヘッド150における下方端部と部品支持部141に支持された部品200とを接触させる。次に、制御部161は、部品支持部141および圧着ヘッド150を制御することで、部品200を圧着ヘッド150に保持させ、図9に示すように圧着ヘッド150を上昇させる。さらに、制御部161は、部品支持部移動機構143を制御することにより、図10に示すように部品支持部141をY軸正方向に移動させる。このように、例えば、制御部161は、第3制御を行う。
【0079】
次に、制御部161は、ステージ移動機構120を制御することにより、ステージ110に載置された基板300の端部320が端部支持面131の上方に位置するようにステージ110を移動させる(S104)。例えば、制御部161は、ステージ移動機構120を制御することにより、基板300の端部320を端部支持面131の上方まで移動させる。次に、制御部161は、図10に示すように、ステージ移動機構120を制御することにより、基板300の端部320の下面と端部支持面131とを接触させるように、ステージ110を下方に移動させる。なお、基板300の端部320は、上向きに反り返るなどのように変形している場合がある。そこで、例えば、制御部161は、端部支持面131と保持面111とが面一になるようにステージ110を移動させる。このように、例えば、制御部161は、第1制御を行う。
【0080】
次に、制御部161は、部品支持部移動機構143を制御することで、押圧部142によって端部支持面131に基板300の端部320を押圧する(S105)。例えば、制御部161は、部品支持部移動機構143を制御することにより、押圧部142を基板300の端部320の上方に移動させる。次に、制御部161は、部品支持部移動機構143を制御することにより押圧部142を下降させて図11に示すように押圧部142の下面で基板300の端部320の上面を下方に向けて押圧する。さらに、制御部161は、吸着機構132を制御することにより、吸着機構132により吸着力を発生させた端部支持面131に基板300の端部320を支持させる。さらに、制御部161は、部品支持部移動機構143を制御することにより、図12に示すように部品支持部141をY軸正方向に移動させる。このように、例えば、制御部161は、第2制御を行う。
【0081】
次に、制御部161は、圧着ヘッド150および昇降機構151を制御することで、図13に示すように、圧着ヘッド150に、基板300に部品200を圧着させる(S106)。
【0082】
なお、ステップS104では、制御部161は、基板300が反り返っていたとしても、端部支持面131に基板300の端部320の下面が接触するように、ステージ110を移動させてもよい。つまり、制御部161は、端部支持面131よりも保持面111が下側に位置するようにステージ110を移動させてもよい。その後に、押圧部142によって基板300の端部320を押圧し、かつ、吸着機構132によって端部支持面131に吸着力を発生させることで、端部支持面131で基板300の端部320を支持させてもよい。つまり、制御部161は、ステップS105を実行してもよい。また、その後に、制御部161は、端部支持面131と保持面111とが面一になるようにステージ110を移動(上昇)させてもよい。
【0083】
これにより、基板300が反り返っていたとしても、端部320をバックアップ部130の端部支持面131に近づけやすくできるため、端部320を吸着機構132によって吸着させやすくできる。また、基板300が反り返っていたとしても、基板300を適切な形状(例えば、平板形状)の状態に戻して圧着ヘッド150に部品200を基板300に圧着させることができる。
【0084】
[効果など]
以上説明したように、実施の形態に係る部品圧着装置100は、部品200が圧着される電極部310を端部320に有する基板300が載置されるステージ110と、ステージ110を移動させるステージ移動機構120と、端部支持面131と、端部支持面131に吸着力を発生させるための吸着機構132と、を有し、ステージ110に載置された基板300の端部320を端部支持面131で支持するバックアップ部130と、部品200を保持し、保持した部品200をバックアップ部130により支持された端部320の電極部310に圧着する圧着ヘッド150と、部品200を支持する部品支持部141と、部品支持部141に設けられた押圧部142と、部品支持部141が支持する部品200を圧着ヘッド150に保持させるために部品支持部141を移動させる部品支持部移動機構143と、を有する部品移載部140と、部品支持部移動機構143を制御することで、押圧部142によって端部支持面131に端部320を押圧する制御部161と、を備える。
【0085】
これによれば、押圧部142によって基板300の端部320が端部支持面131に押し付けられるため、端部支持面131で発生される吸着力によって端部支持面131で基板300の端部320を支持しやすくできる。そのため、基板300への部品200の実装精度の低下を抑制できる。
【0086】
また、例えば、制御部161は、ステージ移動機構120を制御することにより、ステージ110に載置された基板300の端部320が端部支持面131の上方に位置するようにステージ110を移動させる第1制御を行ってから、部品支持部移動機構143および吸着機構132を制御することにより、押圧部142で、端部320の上方から端部支持面131に向けて端部320を押圧し、吸着機構132により吸着力を発生させた端部支持面131に端部320を支持させる第2制御を行う。
【0087】
また、例えば、制御部161は、部品支持部移動機構143を制御することにより、部品支持部141が支持する部品200を圧着ヘッド150に保持させる第3制御を行ってから、第1制御を行う。
【0088】
これによれば、例えば、切り欠き部134を介して下方から部品200を撮影するカメラを部品圧着装置100が備えるような場合に、基板300が部品200の撮影を遮ることなく当該カメラによって圧着ヘッド150に保持された部品200を撮影できる。
【0089】
あるいは、例えば、制御部161は、第2制御を行ってから、部品支持部移動機構143を制御することにより、部品支持部141が支持する部品200を圧着ヘッド150に保持させる第3制御を行う。
【0090】
これによれば、圧着ヘッド150が保持する部品200を撮影するカメラを例えば圧着ヘッド150の斜め下方に配置することで、切り欠き部134を設けることなく圧着ヘッド150が保持する部品200を当該カメラで撮影できる。
【0091】
また、例えば、制御部161は、押圧部142が電極部310以外の領域を押圧するように第2制御を行う。
【0092】
これによれば、電極部310が押圧されることによる電極部310の破損、および、/または、電極部310に貼着されたACFの変形などを防ぐことができる。
【0093】
また、例えば、押圧部142は、部品支持部141と接続された本体部142aと、本体部142aに下方に向けて突出して設けられるパッド部142bと、を備える。
【0094】
これによれば、パッド部142bによって基板300をバックアップ部130の端部支持面131に押圧することができる。
【0095】
また、本実施の形態に係る部品圧着方法は、部品200が圧着される電極部310を端部320に有する基板300が載置されるステージ110と、ステージ110を移動させるステージ移動機構120と、端部支持面131と、端部支持面131に吸着力を発生させるための吸着機構132と、を有し、ステージ110に載置された基板300の端部320を端部支持面131で支持するバックアップ部130と、部品200を保持し、保持した部品200をバックアップ部130により支持された端部320の電極部310に圧着する圧着ヘッド150と、部品200を支持する部品支持部141と、部品支持部141に設けられた押圧部142と、部品支持部141が支持する部品200を圧着ヘッド150に保持させるために部品支持部141を移動させる部品支持部移動機構143と、を有する部品移載部140と、を備える部品圧着装置100が実行する部品圧着方法であって、部品支持部移動機構143を制御することで、押圧部142によって端部支持面131に端部320を押圧する端部支持面131に端部320を押圧する。
【0096】
これによれば、部品圧着装置100と同様の効果を奏する。
【0097】
(その他の実施の形態)
以上、本実施の形態に係る部品圧着装置などについて、上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
【0098】
例えば、上記実施の形態では、端部支持面131での基板300の吸着方法について、吸着機構132による真空ポンプを用いた真空吸着を説明したが、任意の構成によって吸着機構132が端部支持面131で基板300を吸着すればよい。
【0099】
また、コンピュータ160は、部品圧着装置100が備える各装置を制御するための専用のコンピュータであってもよいし、部品圧着装置100を備える実装システムが備える各装置も制御するコンピュータであってもよい。
【0100】
また、例えば、上記実施の形態では、コンピュータ160の構成要素の全部または一部は、専用のハードウェアで構成されてもよく、或いは、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPU(Central Processing Unit)またはプロセッサなどのプログラム実行部が、HDDまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
【0101】
また、コンピュータ160の構成要素は、1つまたは複数の電子回路で構成されてもよい。1つまたは複数の電子回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
【0102】
1つまたは複数の電子回路には、例えば、半導体装置、ICまたはLSI(Large Scale Integration)などが含まれてもよい。ICまたはLSIは、1つのチップに集積されてもよく、複数のチップに集積されてもよい。ここでは、ICまたはLSIと呼んでいるが、集積の度合いによって呼び方が変わり、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、または、ULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれるかもしれない。また、LSIの製造後にプログラムされるFPGA(Field Programmable Gate Array)も同じ目的で使うことができる。
【0103】
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素および機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0104】
本発明に係る部品圧着装置は、基板に部品を圧着する圧着装置に利用可能である。
【符号の説明】
【0105】
100 部品圧着装置
110 ステージ
111 保持面
120 ステージ移動機構
130 バックアップ部
131 端部支持面
132 吸着機構
133 吸着孔
134 切り欠き部
140 部品移載部
141 部品支持部
141a ノズル部
141b 回動機構
141c 支持体
142 押圧部
142a 本体部
142b パッド部
143 部品支持部移動機構
150 圧着ヘッド
151 昇降機構
160 コンピュータ
161 制御部
162 記憶部
200 部品
300 基板
310 電極部
320 端部
400 押圧位置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13