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特開2023-181786洗浄操作装置、この洗浄操作装置における操作パネル部をフレーム部に対して固定する方法、洗浄操作装置における操作パネル部をフレーム部との固定から解除する方法、洗浄操作装置を有する洗浄水供給装置、及び、この洗浄水供給装置を有する水洗大便器装置
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  • 特開-洗浄操作装置、この洗浄操作装置における操作パネル部をフレーム部に対して固定する方法、洗浄操作装置における操作パネル部をフレーム部との固定から解除する方法、洗浄操作装置を有する洗浄水供給装置、及び、この洗浄水供給装置を有する水洗大便器装置 図1
  • 特開-洗浄操作装置、この洗浄操作装置における操作パネル部をフレーム部に対して固定する方法、洗浄操作装置における操作パネル部をフレーム部との固定から解除する方法、洗浄操作装置を有する洗浄水供給装置、及び、この洗浄水供給装置を有する水洗大便器装置 図2
  • 特開-洗浄操作装置、この洗浄操作装置における操作パネル部をフレーム部に対して固定する方法、洗浄操作装置における操作パネル部をフレーム部との固定から解除する方法、洗浄操作装置を有する洗浄水供給装置、及び、この洗浄水供給装置を有する水洗大便器装置 図3
  • 特開-洗浄操作装置、この洗浄操作装置における操作パネル部をフレーム部に対して固定する方法、洗浄操作装置における操作パネル部をフレーム部との固定から解除する方法、洗浄操作装置を有する洗浄水供給装置、及び、この洗浄水供給装置を有する水洗大便器装置 図4
  • 特開-洗浄操作装置、この洗浄操作装置における操作パネル部をフレーム部に対して固定する方法、洗浄操作装置における操作パネル部をフレーム部との固定から解除する方法、洗浄操作装置を有する洗浄水供給装置、及び、この洗浄水供給装置を有する水洗大便器装置 図5
  • 特開-洗浄操作装置、この洗浄操作装置における操作パネル部をフレーム部に対して固定する方法、洗浄操作装置における操作パネル部をフレーム部との固定から解除する方法、洗浄操作装置を有する洗浄水供給装置、及び、この洗浄水供給装置を有する水洗大便器装置 図6
  • 特開-洗浄操作装置、この洗浄操作装置における操作パネル部をフレーム部に対して固定する方法、洗浄操作装置における操作パネル部をフレーム部との固定から解除する方法、洗浄操作装置を有する洗浄水供給装置、及び、この洗浄水供給装置を有する水洗大便器装置 図7
  • 特開-洗浄操作装置、この洗浄操作装置における操作パネル部をフレーム部に対して固定する方法、洗浄操作装置における操作パネル部をフレーム部との固定から解除する方法、洗浄操作装置を有する洗浄水供給装置、及び、この洗浄水供給装置を有する水洗大便器装置 図8
  • 特開-洗浄操作装置、この洗浄操作装置における操作パネル部をフレーム部に対して固定する方法、洗浄操作装置における操作パネル部をフレーム部との固定から解除する方法、洗浄操作装置を有する洗浄水供給装置、及び、この洗浄水供給装置を有する水洗大便器装置 図9
  • 特開-洗浄操作装置、この洗浄操作装置における操作パネル部をフレーム部に対して固定する方法、洗浄操作装置における操作パネル部をフレーム部との固定から解除する方法、洗浄操作装置を有する洗浄水供給装置、及び、この洗浄水供給装置を有する水洗大便器装置 図10
  • 特開-洗浄操作装置、この洗浄操作装置における操作パネル部をフレーム部に対して固定する方法、洗浄操作装置における操作パネル部をフレーム部との固定から解除する方法、洗浄操作装置を有する洗浄水供給装置、及び、この洗浄水供給装置を有する水洗大便器装置 図11
  • 特開-洗浄操作装置、この洗浄操作装置における操作パネル部をフレーム部に対して固定する方法、洗浄操作装置における操作パネル部をフレーム部との固定から解除する方法、洗浄操作装置を有する洗浄水供給装置、及び、この洗浄水供給装置を有する水洗大便器装置 図12
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023181786
(43)【公開日】2023-12-25
(54)【発明の名称】洗浄操作装置、この洗浄操作装置における操作パネル部をフレーム部に対して固定する方法、洗浄操作装置における操作パネル部をフレーム部との固定から解除する方法、洗浄操作装置を有する洗浄水供給装置、及び、この洗浄水供給装置を有する水洗大便器装置
(51)【国際特許分類】
   E03D 5/09 20060101AFI20231218BHJP
【FI】
E03D5/09
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022095128
(22)【出願日】2022-06-13
(71)【出願人】
【識別番号】000010087
【氏名又は名称】TOTO株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100088694
【弁理士】
【氏名又は名称】弟子丸 健
(74)【代理人】
【識別番号】100098475
【弁理士】
【氏名又は名称】倉澤 伊知郎
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100144451
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 博子
(72)【発明者】
【氏名】辻 孝伸
(72)【発明者】
【氏名】松崎 貴
(72)【発明者】
【氏名】谷本 秀樹
【テーマコード(参考)】
2D039
【Fターム(参考)】
2D039AA02
2D039EA04
(57)【要約】
【課題】水洗大便器に洗浄水を供給する洗浄水供給装置を操作することにより便器洗浄を操作する洗浄操作装置、この洗浄操作装置における操作パネル部をフレーム部に対して固定する方法、操作パネル部をフレーム部との固定から解除する方法、洗浄操作装置を有する洗浄水供給装置、及び、この洗浄水供給装置を有する水洗大便器装置を提供する。
【解決手段】本発明の洗浄操作装置1は、フレーム部12と、このフレーム部に対して着脱可能に取り付けられ、便器洗浄を操作する操作部8a,8bを備えた操作パネル部8と、を有し、操作パネル部は、フレーム部に固定されるパネル側固定部14を備え、フレーム部は、パネル側固定部を固定するフレーム側固定部16を備えており、パネル側固定部は、操作パネル部がフレーム部に取り付けられた状態で操作パネル部が操作部の操作方向とは異なる非操作方向に移動されることによりフレーム側固定部に対して固定される。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
水洗大便器に洗浄水を供給する洗浄水供給装置を操作することにより便器洗浄を操作する洗浄操作装置であって、
上記洗浄水供給装置に対して固定されるフレーム部と、
このフレーム部に対して着脱可能に取り付けられ、便器洗浄を操作する操作部を備えた操作パネル部と、を有し、
上記操作パネル部は、上記フレーム部に固定されるパネル側固定部を備え、上記フレーム部は、上記パネル側固定部を固定するフレーム側固定部を備えており、
上記パネル側固定部は、上記操作パネル部が上記フレーム部に取り付けられた状態で上記操作パネル部が上記操作部の操作方向とは異なる非操作方向に移動されることにより上記フレーム側固定部に対して固定されるように構成されていることを特徴とする洗浄操作装置。
【請求項2】
上記フレーム部及び上記操作パネル部のそれぞれは、鉛直面上に沿って配置されており、上記パネル側固定部は、上記操作パネル部が上記フレーム部に取り付けられた固定前の状態から上記非操作方向である下方に移動されることにより上記フレーム側固定部に対して固定された状態となる請求項1記載の洗浄操作装置。
【請求項3】
上記パネル側固定部は、上記操作パネル部が上記フレーム部に取り付けられた固定前の状態から上記非操作方向に移動されることにより上記フレーム側固定部に係合して固定される係合部を備えており、上記フレーム側固定部は、上記パネル側固定部の上記係合部が係合する被係合部を備えている請求項1記載の洗浄操作装置。
【請求項4】
上記操作パネル部は、上記フレーム部に取り付けられた状態で上記フレーム部の上端を覆う上方フランジ部を備えている請求項2記載の洗浄操作装置。
【請求項5】
上記操作パネル部は、上記フレーム部に取り付けられた状態で上記フレーム部の左右側端を覆う側方フランジ部を備えている請求項2記載の洗浄操作装置。
【請求項6】
上記操作パネル部は、上記フレーム部に取り付けられた状態で上記フレーム部の下端を覆う下方フランジ部を備えている請求項2記載の洗浄操作装置。
【請求項7】
上記下方フランジ部は、上記パネル側固定部が上記フレーム側固定部に対して固定された状態では、上記フレーム部の下端とは接触しないように構成されている請求項6記載の洗浄操作装置。
【請求項8】
上記請求項1乃至7の何れか1項に記載の洗浄操作装置における上記操作パネル部を上記フレーム部に対して固定する固定方法であって、
上記フレーム部を上記洗浄水供給装置の鉛直面に対して固定する第1工程と、
上記操作パネル部を上記フレーム部の鉛直面に対して前方側から後方側に向かって覆うように取り付けることにより固定前位置に位置決めをする第2工程と、
上記固定前位置に位置決めをした上記操作パネル部を下方の固定位置まで移動させることにより、上記パネル側固定部を上記フレーム側固定部に対して上方側から固定し、上記操作パネル部を上記フレーム部に対して固定する第3工程と、
を有することを特徴とする固定方法。
【請求項9】
上記請求項8記載の固定方法により固定された状態の上記洗浄操作装置における上記操作パネル部を上記フレーム部との固定状態から解除する固定解除方法であって、
上記第3工程で固定された状態の上記操作パネル部を上記固定前位置まで上方に移動させることにより、上記パネル側固定部を上記フレーム側固定部との固定状態から解除する第4工程と、
上記固定前位置の上記操作パネル部を上記フレーム部の鉛直面に対して後方側から前方側に向かって移動させることにより、上記操作パネル部を上記フレーム部から取り外す第5工程と、
を有することを特徴とする固定解除方法。
【請求項10】
上記請求項1乃至7の何れか1項に記載の洗浄操作装置を有する洗浄水供給装置。
【請求項11】
上記請求項10記載の洗浄水供給装置を有する水洗大便器装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、洗浄操作装置、この洗浄操作装置における操作パネル部をフレーム部に対して固定する方法、洗浄操作装置における操作パネル部をフレーム部との固定から解除する方法、洗浄操作装置を有する洗浄水供給装置、及び、この洗浄水供給装置を有する水洗大便器装置に係り、特に、水洗大便器に洗浄水を供給する洗浄水供給装置を操作することにより便器洗浄を操作する洗浄操作装置、この洗浄操作装置における操作パネル部をフレーム部に対して固定する方法、洗浄操作装置における操作パネル部をフレーム部との固定から解除する方法、洗浄操作装置を有する洗浄水供給装置、及び、この洗浄水供給装置を有する水洗大便器装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、水洗大便器に洗浄水を供給する洗浄水供給装置を操作することにより便器洗浄を操作する洗浄操作装置として、例えば、特許文献1-3に記載されているように、洗浄水供給装置や水洗大便器が設置されているトイレ室内の壁等に取り付けられる薄型の洗浄操作パネルを備えたものが知られている。
このような薄型の洗浄操作パネルは、近年、トイレ室内空間のデザイン性の向上が要求される状況下において、洗浄操作装置の厚みを可能な限り薄くすべく開発されたものであるが、メンテンナンス上、取り外し可能にする必要がある。
例えば、上述した特許文献1に記載されている従来の洗浄操作装置においては、洗浄水供給装置側に固定されるフレーム部と、このフレーム部に対して取り外し可能に取り付けられる操作パネル部とを備えている。また、フレーム部と操作パネル部との間には、フレーム部に対する操作パネル部の着脱を可能にするスナップフィット構造が設けられている。
また、上述した特許文献2に記載されている従来の洗浄操作装置においては、締結要素を備えたホルダと、このホルダに移動可能に保持された操作要素と、ホルダに固定されて操作要素を取り囲むフレーム状のスクリーンと、操作要素の表面に接着剤又は磁石等で固定されたガラス板とを備えている。これらにより、ガラス板を押圧操作すると、操作要素がガラス板と共にホルダ及びスクリーンに対して軸方向に移動するようになっている。
さらに、上述した特許文献3に記載されている従来の洗浄操作装置においては、壁側に固定されたフレーム部に対して操作パネル部が前方側から取り外し可能に取り付けられ、フレーム部と操作パネル部との固定力が前後方向に作用するようになっている。また、洗浄操作時には、操作パネル部の操作ボタンが前後方向に押圧操作されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国実用新案第202577514号明細書
【特許文献2】欧州特許出願公開第1895068号明細書
【特許文献3】中国特許出願公開第113216339号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した特許文献1に記載されている従来の洗浄操作装置においては、フレーム部と操作パネル部との間に設けられたスナップフィット構造により、フレーム部と操作パネル部とを組み付けた状態の洗浄操作装置全体の厚みが厚くなるため、洗浄操作装置全体のデザイン性を向上させることが難しいという問題がある。
また、上述した特許文献2に記載されている従来の洗浄操作装置においては、ガラス板を押圧操作すると、操作要素がホルダに対して軸方向に移動することにより、ガラス板の操作方向と同一方向に操作要素とガラス板との固定力が働くことになる。
これにより、洗浄操作装置全体の厚みを薄くすることができる一方、ガラス板が操作要素の表面に接着剤又は磁石等で固定されているため、ガラス板を介して操作要素を押圧操作したときに、ガラス板が操作要素に対して予期せずに脱落してしまうという問題がある。
さらに、上述した特許文献3に記載されている従来の洗浄操作装置においては、フレーム部と操作パネル部との固定力が作用する方向(前後方向)と操作パネル部の操作ボタンの操作方向(前後方向)とが同一方向になっているため、洗浄操作装置全体の厚みを薄くすることができる一方、操作ボタンの操作を繰り返すことにより、操作パネル部がフレーム部に対して予期せずに脱落してしまう可能性があるという問題がある。
したがって、いかに洗浄操作装置全体の厚みを薄くしてデザイン性を向上させると共に、操作パネル部の予期せぬ脱落をいかに抑制するかが、近年要請された課題となっている。
【0005】
そこで、本発明は、上述した従来技術の問題や近年要請された課題を解決するためになされたものであり、洗浄操作装置全体の厚みを薄くしてデザイン性を向上させることができると共に、操作パネル部の予期せぬ脱落を抑制することができる洗浄操作装置、この洗浄操作装置における操作パネル部をフレーム部に対して固定する方法、洗浄操作装置における操作パネル部をフレーム部との固定から解除する方法、洗浄操作装置を有する洗浄水供給装置、及び、この洗浄水供給装置を有する水洗大便器装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明は、水洗大便器に洗浄水を供給する洗浄水供給装置を操作することにより便器洗浄を操作する洗浄操作装置であって、上記洗浄水供給装置に対して固定されるフレーム部と、このフレーム部に対して着脱可能に取り付けられ、便器洗浄を操作する操作部を備えた操作パネル部と、を有し、上記操作パネル部は、上記フレーム部に固定されるパネル側固定部を備え、上記フレーム部は、上記パネル側固定部を固定するフレーム側固定部を備えており、上記パネル側固定部は、上記操作パネル部が上記フレーム部に取り付けられた状態で上記操作パネル部が上記操作部の操作方向とは異なる非操作方向に移動されることにより上記フレーム側固定部に対して固定されるように構成されていることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、操作パネル部をフレーム部に取り付けた状態では、操作パネル部を操作部の操作方向とは異なる非操作方向に移動させることにより、操作パネル部のパネル側固定部をフレーム部のフレーム側固定部に対して固定することができる。
したがって、操作パネル部の操作部を操作方向に操作した際に、その操作力が操作パネル部のパネル側固定部とフレーム部のフレーム側固定部との固定状態に及ぼす影響を抑制することができる。
これにより、パネル側固定部とフレーム側固定部との固定状態が操作部の操作力により解除されることを抑制することができるため、操作パネル部がフレーム部から予期せずに脱落することを防ぐことができる。
また、洗浄操作装置全体の厚みを薄くすることができるため、洗浄操作装置全体やその周辺部分のデザイン性を向上させることができる。
【0007】
本発明において、好ましくは、上記フレーム部及び上記操作パネル部のそれぞれは、鉛直面上に沿って配置されており、上記パネル側固定部は、上記操作パネル部が上記フレーム部に取り付けられた固定前の状態から上記非操作方向である下方に移動されることにより上記フレーム側固定部に対して固定された状態となる。
このように構成された本発明においては、フレーム部に取り付けられた固定前の状態の操作パネル部をその操作部の非操作方向である下方に移動させることにより、パネル側固定部をフレーム側固定部に対して固定することができる。
したがって、操作パネル部がフレーム部に対して固定された状態では、操作パネル部を重力に反して上方に移動させることがない限り、操作パネル部とフレーム部との固定状態が解除されることがないため、操作パネル部がフレーム部から予期せずに脱落することを防ぐことができる。
【0008】
本発明において、好ましくは、上記パネル側固定部は、上記操作パネル部が上記フレーム部に取り付けられた固定前の状態から上記非操作方向に移動されることにより上記フレーム側固定部に係合して固定される係合部を備えており、上記フレーム側固定部は、上記パネル側固定部の上記係合部が係合する被係合部を備えている。
このように構成された本発明においては、フレーム部に取り付けられた固定前の状態の操作パネル部を非操作方向に移動させることにより、パネル側固定部の係合部をフレーム側固定部の被係合部に係合させて固定することができる。
したがって、操作パネル部の操作部を操作方向に操作した際に、その操作力が操作パネル部のパネル側固定部の係合部とフレーム部のフレーム側固定部の被係合部との係合状態に及ぼす影響を抑制することができる。
これにより、パネル側固定部の係合部とフレーム側固定部の被係合部との係合状態が操作部の操作力により解除されることを抑制することができるため、操作パネル部がフレーム部から予期せずに脱落することを防ぐことができる。
【0009】
本発明は、好ましくは、上記操作パネル部は、上記フレーム部に取り付けられた状態で上記フレーム部の上端を覆う上方フランジ部を備えている。
このように構成された本発明においては、フレーム部に取り付けられた状態の操作パネル部の上方フランジ部がフレーム部の上端を覆っているため、フレーム部に取り付けられた固定前の状態の操作パネル部をある程度下方に移動させて固定操作を行う際に、上方フランジ部がフレーム部の上端に対して上方側から当接することになる。
これにより、操作パネル部の固定操作に伴う操作パネル部の下方への移動量を制限することができるため、フレーム部に対する操作パネル部の上下方向の相対的な位置決めを行いやすくすることができる。
したがって、フレーム部に対する操作パネル部の固定操作を行いやすくすることができる。
また、操作パネル部の上方フランジ部がフレーム部の上端を覆うことができることにより、操作パネル部がフレーム部に取り付けられた状態の洗浄操作装置全体のデザイン性を向上させることができる。
【0010】
本発明は、好ましくは、上記操作パネル部は、上記フレーム部に取り付けられた状態で上記フレーム部の左右側端を覆う側方フランジ部を備えている。
このように構成された本発明においては、フレーム部に取り付けられた状態の操作パネル部の側方フランジ部がフレーム部の左右側端を覆っているため、例えば、フレーム部に取り付けられた固定前の状態の操作パネル部を下方に移動させて固定操作を行う際に、或いは、フレーム部に対して固定された状態の操作パネル部を上方に移動させて固定解除操作を行う際に、側方フランジ部がフレーム部に対する操作パネル部の左右側方の移動を規制しながら、操作パネル部の上下方向の移動をガイドすることができる。
したがって、フレーム部に対する操作パネル部の固定操作及び固定解除操作を行いやすくすることができる。
また、操作パネル部の側方フランジ部がフレーム部の左右側端を覆うことができることにより、操作パネル部がフレーム部に取り付けられた状態の洗浄操作装置全体のデザイン性を向上させることができる。
【0011】
本発明は、好ましくは、上記操作パネル部は、上記フレーム部に取り付けられた状態で上記フレーム部の下端を覆う下方フランジ部を備えている。
このように構成された本発明においては、フレーム部に取り付けられた状態の操作パネル部の下方フランジ部がフレーム部の下端を覆っているため、フレーム部に取り付けられた固定前の状態の操作パネル部をフレーム部に取り付けた際に、例えば、下方フランジ部がフレーム部の下端に対して下方側から覆うことになる。
これにより、固定前の状態の操作パネル部のフレーム部に対する相対的な高さ位置の位置決めを行いやすくすることができる。
したがって、フレーム部に対する操作パネル部の固定操作を行いやすくすることができる。
一方、フレーム部に対して固定された状態の操作パネル部を上方に移動させて固定解除操作を行う際には、下方フランジ部がフレーム部の下端に当接していない状態から上方に移動して下側から当接することになる。
これにより、操作パネル部の固定解除操作に伴う操作パネル部の上方への移動量を制限することができるため、フレーム部に対する操作パネル部の上下方向の相対的な位置決めを行いやすくすることができる。
したがって、フレーム部に対する操作パネル部の固定解除操作や取り外し操作を行いやすくすることができる。
また、操作パネル部の下方フランジ部がフレーム部の下端を覆うことができることにより、操作パネル部がフレーム部に取り付けられた状態の洗浄操作装置全体のデザイン性を向上させることができる。
【0012】
本発明は、好ましくは、上記下方フランジ部は、上記パネル側固定部が上記フレーム側固定部に対して固定された状態では、上記フレーム部の下端とは接触しないように構成されている。
このように構成された本発明においては、操作パネル部のパネル側固定部がフレーム部のフレーム側固定部に対して固定された状態では、操作パネル部の下方フランジ部がフレーム部の下端とは接触しないため、フレーム部に対する操作パネル部の固定解除操作を行う際に、操作パネル部の下方フランジ部とフレーム部の下端との間において、操作パネル部の固定解除操作に伴う操作パネル部の上方への移動量を許容し得るスペースを確保することができる。
したがって、フレーム部に対する操作パネル部の固定解除操作や取り外し操作をより行いやすくすることができる。
【0013】
つぎに、本発明は、上記洗浄操作装置における上記操作パネル部を上記フレーム部に対して固定する固定方法であって、上記フレーム部を上記洗浄水供給装置の鉛直面に対して固定する第1工程と、上記操作パネル部を上記フレーム部の鉛直面に対して前方側から後方側に向かって覆うように取り付けることにより固定前位置に位置決めをする第2工程と、上記固定前位置に位置決めをした上記操作パネル部を下方の固定位置まで移動させることにより、上記パネル側固定部を上記フレーム側固定部に対して上方側から固定し、上記操作パネル部を上記フレーム部に対して固定する第3工程と、を有することを特徴としている。
このように構成された本発明においては、洗浄操作装置における操作パネル部をフレーム部に対して固定する際には、まず、第1工程において、フレーム部を洗浄水供給装置の鉛直面に対して固定することができる。
つぎに、第2工程において、操作パネル部をフレーム部の鉛直面に対して前方側から後方側に向かって覆うように取り付け、操作パネル部をフレーム部に対して固定前位置に位置決めをすることができる。
そして、第3工程において、固定前位置に位置決めをした操作パネル部を下方の固定位置まで移動させることにより、パネル側固定部をフレーム側固定部に対して上方側から固定し、操作パネル部がフレーム部に対して固定された状態となる。
これらにより、操作パネル部がフレーム部に対して固定された状態では、操作パネル部を重力に反して上方に移動させることがない限り、操作パネル部とフレーム部との固定状態が解除されることがないため、操作パネル部がフレーム部から予期せずに脱落することを防ぐことができる。
【0014】
また、本発明は、上記固定方法により固定された状態の上記洗浄操作装置における上記操作パネル部を上記フレーム部との固定状態から解除する固定解除方法であって、上記第3工程で固定された状態の上記操作パネル部を上記固定前位置まで上方に移動させることにより、上記パネル側固定部を上記フレーム側固定部との固定状態から解除する第4工程と、上記固定前位置の上記操作パネル部を上記フレーム部の鉛直面に対して後方側から前方側に向かって移動させることにより、上記操作パネル部を上記フレーム部から取り外す第5工程と、を有することを特徴としている。
このように構成された本発明においては、洗浄操作装置における固定された状態の操作パネル部をフレーム部との固定から解除する際には、第4工程において、先の第3工程で固定された状態の操作パネル部を固定前位置まで上方に移動させることにより、パネル側固定部をフレーム側固定部との固定から解除することができる。
つぎに、第5工程において、固定前位置の操作パネル部をフレーム部の鉛直面に対して後方側から前方側に向かって移動させることにより、操作パネル部をフレーム部から取り外すことができる。
これらにより、固定された状態の操作パネル部をフレーム部に対して上方に移動させるだけでフレーム部に対する操作パネル部の固定解除操作を容易に行うことができると共に、その後、操作パネル部をフレーム部の後方側から前方側に向かって移動させるだけで、操作パネル部をフレーム部から容易に取り外すことができる。
【0015】
さらに、本発明は、上記洗浄操作装置を有する洗浄水供給装置である。
このように構成された本発明においては、操作パネル部の操作部を操作方向に操作した際に、その操作力が操作パネル部とフレーム部との固定状態に及ぼす影響を抑制することができる洗浄操作装置を有する洗浄水供給装置を提供することができる。
【0016】
また、本発明は、上記洗浄水供給装置を有する水洗大便器装置である。
このように構成された本発明においては、操作パネル部の操作部を操作方向に操作した際に、その操作力が操作パネル部とフレーム部との固定状態に及ぼす影響を抑制することができる洗浄操作装置を備えた洗浄水供給装置を有する水洗大便器装置を提供することができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明の洗浄操作装置、この洗浄操作装置における操作パネル部をフレーム部に対して固定する方法、操作パネル部をフレーム部との固定から解除する方法、洗浄操作装置を有する洗浄水供給装置、及び、この洗浄水供給装置を有する水洗大便器装置によれば、洗浄操作装置全体の厚みを薄くしてデザイン性を向上させることができると共に、操作パネルの予期せぬ脱落を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明の第1実施形態による洗浄操作装置を備えた洗浄水供給装置、及び、この洗浄水供給装置に壁を介して取り付けられた水洗大便器装置を示す概略分解斜視図である。
図2】本発明の第1実施形態による洗浄操作装置を前方斜め上方から見た分解斜視図である。
図3】本発明の第1実施形態による洗浄操作装置を後方斜め上方から見た分解斜視図である。
図4】本発明の第1実施形態による洗浄操作装置の背面図である。
図5】本発明の第1実施形態による洗浄操作装置のフレーム部の背面図である。
図6】本発明の第1実施形態による洗浄操作装置の操作パネル部の背面図である。
図7】本発明の第1実施形態による洗浄操作装置の操作パネル部の上方係合部とフレーム部の上方被係合部との固定状態を後方斜め上方から見た拡大斜視図である。
図8】本発明の第1実施形態による洗浄操作装置の操作パネル部の側方係合部とフレーム部の側方被係合部との固定状態を後方斜め上方から見た拡大斜視図である。
図9】本発明の第1実施形態による洗浄操作装置の操作パネル部の下方係合部とフレーム部の下方被係合部との固定状態を後方斜め上方から見た拡大斜視図である。
図10】本発明の第2実施形態による洗浄操作装置の背面図である。
図11】本発明の第2実施形態による洗浄操作装置のスライド係合部を斜め後方から見た斜視図である。
図12】本発明の第2実施形態による洗浄操作装置のフック係合部を斜め後方から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、図1図9を参照して、本発明の第1実施形態による洗浄操作装置について説明する。
まず、図1は、本発明の第1実施形態による洗浄操作装置を備えた洗浄水供給装置、及び、この洗浄水供給装置に壁を介して取り付けられた水洗大便器装置を示す概略分解斜視図である。
図1に示すように、本発明の第1実施形態による洗浄操作装置1は、水洗大便器装置2に洗浄水を供給する洗浄水供給装置4の正面側の一部に設けられている。
また、洗浄水供給装置4は、壁掛式の水洗大便器装置2の背面側の壁W1裏側に設けられた固定ユニット6に固定されている。これにより、洗浄操作装置1以外の洗浄水供給装置4のほぼ全体が壁W1裏側に隠蔽されている構造となっている。
【0020】
さらに、洗浄水供給装置4は、重力給水式の貯水タンク4aを備えている。ここで、貯水タンク4aの内部構造の詳細については、周知技術であるため、説明を省略する。
また、洗浄水供給装置4の貯水タンク4a内においては、代表的には、貯水タンク4a内に給水する給水装置(図示せず)が設けられていると共に、貯水タンク4aの排水口(図示せず)を開閉する排水弁(図示せず)を電気的又は機械的に駆動する駆動機構を含む排水弁装置(図示せず)等が設けられている。
例えば、使用者が、洗浄水供給装置4の前面に設けられた洗浄操作装置1の操作パネル部8の操作部8a,8b(大洗浄用操作部8a、小洗浄用操作部8b)を手動で前方側から後方側に押圧操作すると、この操作に応じて、排水弁装置(図示せず)等が作動し、貯水タンク4a内の洗浄水が重力を利用して水洗大便器装置2に供給されるようになっている。
【0021】
さらに、水洗大便器装置2については、その便器本体10の後端が壁W1に固定されている、いわゆる、「壁掛式の水洗大便器装置」である。
また、水洗大便器装置2については、その便器本体10内のボウル部(図示せず)の高さ方向の落差によりボウル部(図示せず)内の汚物を洗い落す、いわゆる、洗い落とし式の水洗大便器であってもよいし、サイホン作用を利用してボウル部(図示せず)内の汚物を吸い込んでトラップ排水路(図示せず)から外部に排出する、いわゆる、サイホン式便器の形態等、他の水洗大便器の形態であってもよい。
【0022】
つぎに、図1図9を参照して、本実施形態の洗浄操作装置1の構造について、具体的に説明する。
まず、図2は、本発明の第1実施形態による洗浄操作装置を前方斜め上方から見た分解斜視図である。つぎに、図3は、本発明の第1実施形態による洗浄操作装置を後方斜め上方から見た分解斜視図である。また、図4は、本発明の第1実施形態による洗浄操作装置の背面図である。
図1図4に示すように、本実施形態の洗浄操作装置1は、フレーム部12と、操作パネル部8とを備えている。
フレーム部12は、壁W1の裏側に隠蔽されている洗浄水供給装置4の貯水タンク4aの前方側に固定されている。
また、操作パネル部8は、フレーム部12に対して着脱可能に取り付けられている。
ここで、フレーム部12及び操作パネル部8のそれぞれは、壁W1の表面と概ね平行となるように鉛直面上に沿って配置されている。
【0023】
つぎに、図5は、本発明の第1実施形態による洗浄操作装置のフレーム部の背面図である。また、図6は、本発明の第1実施形態による洗浄操作装置の操作パネル部の背面図である。
まず、図2図6に示すように、操作パネル部8は、便器洗浄を操作する操作部8a,8b(大洗浄用操作部8a、小洗浄用操作部8b)と、フレーム部12に固定されるパネル側固定部14と備えている。
ここで、図6に示すように、操作部8a,8bのそれぞれは、操作パネル部8の本体部8cに対して鉛直方向に延びるように設けられたヒンジ軸A1,A2をそれぞれ備えており、この各ヒンジ軸A1,A2を中心に回動可能となっている。
これにより、使用者が各操作部8a,8bを前方側から後方側に向かって押圧操作すると、その押圧操作力が各操作部8a,8bの後方側に連結された駆動機構(図示せず)に伝達されるようになっている。そして、この駆動機構(図示せず)に伝達された操作力により、洗浄水供給装置4の貯水タンク4a内の排水弁装置(図示せず)による排水動作が開始し、水洗大便器装置2の洗浄動作が開始されるようになっている。
【0024】
つぎに、図2図6に示すように、フレーム部12は、パネル側固定部14を固定するフレーム側固定部16を備えている。
また、パネル側固定部14は、操作パネル部8がフレーム部12に取り付けられた固定前の状態Aから非操作方向である下方に移動されることによりフレーム側固定部16に対して固定された状態Bとなるようになっている。
すなわち、パネル側固定部14は、操作パネル部8がフレーム部12に取り付けられた状態で操作パネル部8が操作部8a,8bの操作方向(前後方向)とは異なる非操作方向(上下方向)に移動されることによりフレーム側固定部16に対して固定又は固定解除可能となっている。
ここで、図4に示す洗浄操作装置1の操作パネル部8においては、操作パネル部8がフレーム部12に取り付けられた固定前の状態A(固定前状態A)を実線で示している一方、操作パネル部8がフレーム部12に取り付けられた固定前の状態から操作部8a,8bの非操作方向(下方)に移動されることによりフレーム側固定部16に対して固定された状態B(固定状態B)を鎖線で示している。
【0025】
つぎに、図2図6に示すように、パネル側固定部14は、複数の係合部18,20,22(上方係合部18、側方係合部20、下方係合部22)を備えており、各係合部18,20,22は、操作パネル部8がフレーム部12に取り付けられた固定前状態Aから操作部8a,8bの非操作方向(下方)の固定状態Bに移動されることによりフレーム側固定部16に係合して固定されるようになっている。
また、フレーム側固定部16は、複数の被係合部24,26,28(上方被係合部24、側方被係合部26、下方被係合部28)を備えており、各被係合部24,26,28は、パネル側固定部14の各係合部18,20,22が係合又は係合解除可能となっている。
【0026】
つぎに、図2図9により、パネル側固定部14の上方係合部18、側方係合部20、下方係合部22、並びに、フレーム側固定部16の上方被係合部24、側方被係合部26、下方被係合部28の具体的な構造について説明する。
まず、図7は、本発明の第1実施形態による洗浄操作装置の操作パネル部の上方係合部とフレーム部の上方被係合部との固定状態を後方斜め上方から見た拡大斜視図である。
図2図7に示すように、パネル側固定部14の上方係合部18は、操作パネル部8の本体部8cの上端部から下方に突出するように、左右方向に一対配置された突起を形成している。
【0027】
一方、フレーム側固定部16の上方被係合部24は、パネル側固定部14の上方係合部18と上下方向に対向するように上方係合部18の下方に位置している。
また、上方被係合部24は、フレーム部12の上端12aから下方に凹状となるように、左右方向に一対配置された凹部を形成している。
これにより、操作パネル部8がフレーム部12に取り付けられた固定前の状態Aから操作部8a,8bの非操作方向(下方)の固定状態Bに移動されると、パネル側固定部14の上方係合部18がフレーム側固定部16の上方被係合部24の上方側から下方側に向かって係合し、操作パネル部8がフレーム部12に対して固定されるようになっている。
ここで、本実施形態では、パネル側固定部14の上方係合部18の形状を下方に向かって凸形状にすると共に、フレーム側固定部16の上方被係合部24の形状を下方に向かって凹形状にした形態について説明するが、このような形態に限られず、パネル側固定部14の上方係合部18の形状を上方に向かって凹形状にすると共に、フレーム側固定部16の上方被係合部24の形状を上方に向かって凸形状にしてもよい。
【0028】
つぎに、図8は、本発明の第1実施形態による洗浄操作装置の操作パネル部の側方係合部とフレーム部の側方被係合部との固定状態を後方斜め上方から見た拡大斜視図である。
図2図6及び図8に示すように、パネル側固定部14の側方係合部20は、操作パネル部8の左右の側端部の後壁面から後方に突出するように、左右方向に一対配置された突起を形成している。
【0029】
一方、フレーム側固定部16の側方被係合部26は、その左右方向の外側が切り欠かれた凹形状となっており、左右方向に一対配置されている。
また、各側方被係合部26は、その前後方向に対向するように配置されたパネル側固定部14の側方係合部20が上下方向に移動することができるような形状になっている。
これにより、操作パネル部8がフレーム部12に取り付けられた固定前状態Aから操作部8a,8bの非操作方向(下方)の固定状態Bに移動されると、パネル側固定部14の側方係合部20がフレーム側固定部16の側方被係合部26の上方側から下方側に向かって係合し、操作パネル部8がフレーム部12に対して固定されるようになっている。
【0030】
つぎに、図9は、本発明の第1実施形態による洗浄操作装置の操作パネル部の下方係合部とフレーム部の下方被係合部との固定状態を後方斜め上方から見た拡大斜視図である。
図2図6及び図9に示すように、パネル側固定部14の下方係合部22(中央側下方係合部22a、左右一方側下方係合部22b、左右他方側下方係合部22c)は、操作パネル部8の下端部8dの所定距離上方の後壁面に配置され、かつ、左右方向に複数(3つ)配置されている。
これにより、各下方係合部22a,22b,22cは、操作パネル部8の下端部8dよりも所定距離上方の後壁面から下方に突出する突起を形成している。
【0031】
一方、フレーム側固定部16の中央側下方被係合部28aは、フレーム部12の下端12cよりも上方の下方フランジ12dにおける左右方向の中央側に設けられている。
この中央側下方被係合部28aは、その後方側が切り欠かれた凹形状となっており、パネル側固定部14の中央側下方係合部22aが、中央側下方被係合部28aに対して上方側から下方側に向かって挿入可能になっている。
また、フレーム側固定部16の下方被係合部28b,28c(左右一方側下方被係合部28b、左右他方側下方被係合部28c)は、フレーム部12の下方フランジ12dにおける中央側下方被係合部28aに対して左右方向の外側にそれぞれ配置されている。
各下方被係合部28b,28cは、上下方向に貫く開口形状に形成されている。これにより、上下方向に対向するパネル側固定部14の各下方係合部22b,22cが、各下方被係合部28b,28cに対して上方側から下方側に向かって挿入可能になっている。
さらに、操作パネル部8がフレーム部12に取り付けられた固定前状態Aから操作部8a,8bの非操作方向(下方)の固定状態Bに移動されると、パネル側固定部14の各下方係合部22a,22b,22cが、それぞれに対応するフレーム側固定部16の各下方被係合部28a,28b,28cに対して上方側から下方側に向かって係合し、操作パネル部8がフレーム部12に対して固定されるようになっている。
【0032】
つぎに、図2図4及び図6図8に示すように、操作パネル部8は、フレーム部12に取り付けられた状態でフレーム部12の上端12aを覆う上方フランジ部30を備えている。
これにより、フレーム部12に取り付けられた固定前状態Aの操作パネル部8をある程度下方に移動させて固定操作を行う際に、上方フランジ部30が下方への移動量Yで移動すると、フレーム部12の上端12aに対して上方側から当接することができるようになっている。
したがって、操作パネル部8の固定操作に伴う操作パネル部8の下方への移動量Yを制限することができ、フレーム部12に対する操作パネル部8の上下方向の相対的な位置決めを行いやすくすることができるようになっている。
【0033】
また、図2図4及び図6図8に示すように、操作パネル部8は、フレーム部12に取り付けられた状態でフレーム部12の左右側端12bを覆う側方フランジ部32を備えている。
これにより、例えば、フレーム部12に取り付けられた固定前状態Aの操作パネル部8を下方に移動させて固定操作を行う際に、或いは、フレーム部12に対して固定された状態の操作パネル部8を上方に移動させて固定解除操作を行う際に、側方フランジ部32がフレーム部12に対する操作パネル部8の左右側方の移動を規制しながら、操作パネル部8の上下方向の移動をガイドすることができるようになっている。
【0034】
さらに、図2図4図6及び図9に示すように、操作パネル部8は、フレーム部12に取り付けられた状態でフレーム部12の下端12cを覆う下方フランジ部34を備えている。
これにより、フレーム部12に取り付けられた固定前状態Aの操作パネル部8をフレーム部に取り付けた際に、例えば、下方フランジ部34がフレーム部12の下端12cに対して下方側から覆うことができるようになっている。
したがって、固定前状態Aの操作パネル部8のフレーム部12に対する相対的な高さ位置の位置決めを行いやすくすることができるようになっている。
なお、本実施形態の洗浄操作装置1においては、各係合部18,20,22を凸側(雄側)とし、それぞれに対応する各被係合部24,26,28を凹側(雌側)として互いに係合するような形態について説明するが、このような形態に限られず、各係合部18,20,22を凹側(雌側)とし、それぞれに対応する各被係合部24,26,28を凸側(雄側)とする形態であってもよい。
【0035】
さらに、図4及び図9に示すように、操作パネル部8の下方フランジ部34は、パネル側固定部14がフレーム側固定部16に対して固定された状態Bでは、フレーム部12の下端12cとは接触しないようになっている。
これにより、フレーム部12に対する操作パネル部8の固定解除操作を行う際に、操作パネル部8の下方フランジ部34とフレーム部12の下端12cとの間において、操作パネル部8の固定解除操作に伴う操作パネル部8の上方への移動量Yを許容し得るスペースを確保することができるようになっている。
【0036】
つぎに、図1図9を参照して、本発明の第1実施形態による洗浄操作装置1における操作パネル部8をフレーム部12に対して固定する方法について説明する。
まず、洗浄操作装置1のフレーム部12を洗浄水供給装置4の貯水タンク4aの正面側の一部の所定位置(鉛直面)に対して固定する。
つぎに、洗浄操作装置1の操作パネル部8をフレーム部12の鉛直面に対して前方側から後方側に向かって覆うように所定位置に取り付けることにより固定前位置P1に位置決めをする(図4の操作パネル部8の固定前状態A参照)。
この固定前位置P1の操作パネル部8においては、各係合部18,20,22が、それぞれに対応する各被係合部24,26,28よりも上方に位置しており、互いの係合が解除されている状態となっている。
つぎに、図4及び図7図9に示すように、固定前位置P1に位置決めされた固定前状態Aの操作パネル部8について、操作方向(前後方向)と異なる非操作方向である下方の固定位置P2まで移動させる。
これにより、操作パネル部8の各係合部18,20,22が、それぞれに対応する各被係合部24,26,28に対して嵌合又は係止された状態となるため、各パネル側固定部14が、それぞれに対応する各フレーム側固定部16に対して上方側から固定され、操作パネル部8全体がフレーム部12に対して固定された状態Bとなる。
【0037】
つぎに、本実施形態の洗浄操作装置1の操作パネル部8をフレーム部12との固定状態から解除する方法について説明する。
図4及び図7図9に示すように、フレーム部12に対して固定された状態Bの操作パネル部8を固定位置P2から上方の固定前位置P1まで移動させる。
これにより、操作パネル部8の各係合部18,20,22が、それぞれに対応する各被係合部24,26,28に対して嵌合又は係止された状態(パネル側固定部14とフレーム側固定部16との固定状態B)から解除され、操作パネル部8全体がフレーム部12との固定状態Bから解除された状態Aとなる。
そして、固定前位置P1の操作パネル部8をフレーム部12の鉛直面に対して後方側から前方側に向かって移動させることにより、操作パネル部8全体をフレーム部12から取り外すことができる。
【0038】
つぎに、図1図9を参照して、本発明の第1実施形態による洗浄操作装置1の作用にてついて説明する。
上述した本実施形態による洗浄操作装置1によれば、操作パネル部8をフレーム部12に取り付けた状態では、操作パネル部8を操作部8a,8bの操作方向(前後方向)とは異なる非操作方向(下方)に移動させることにより、操作パネル部8のパネル側固定部14をフレーム部12のフレーム側固定部16に対して固定することができる。
したがって、操作パネル部8の操作部8a,8bを操作方向(前後方向)に操作した際に、その操作力が操作パネル部8のパネル側固定部14とフレーム部12のフレーム側固定部16との固定状態Bに及ぼす影響を抑制することができる。
これにより、パネル側固定部14とフレーム側固定部16との固定状態Bが操作部8a,8bの操作力により解除されることを抑制することができるため、操作パネル部8がフレーム部12から予期せずに脱落することを防ぐことができる。
また、洗浄操作装置1全体の厚みを薄くすることができるため、洗浄操作装置1全体やその周辺部分のデザイン性を向上させることができる。
【0039】
また、本実施形態による洗浄操作装置1によれば、フレーム部12に取り付けられた固定前の状態Aの操作パネル部8をその操作部8a,8bの操作方向(前後方向)と異なる非操作方向(下方)に移動させることにより、パネル側固定部14をフレーム側固定部16に対して固定することができる。
したがって、操作パネル部8がフレーム部12に対して固定された状態Bでは、操作パネル部8を重力に反して上方に移動させることがない限り、操作パネル部8とフレーム部12との固定状態が解除されることがないため、操作パネル部8がフレーム部12から予期せずに脱落することを防ぐことができる。
【0040】
さらに、本実施形態による洗浄操作装置1によれば、フレーム部12に取り付けられた固定前の状態Aの操作パネル部8を操作部8a,8bの非操作方向(下方)に移動させることにより、パネル側固定部14の各係合部18,20,22をフレーム側固定部16の被係合部24,26,28に係合させて固定することができる。
したがって、操作パネル部8の操作部8a,8bを操作方向(前後方向)に操作した際に、その操作力が操作パネル部8のパネル側固定部14の各係合部18,20,22とフレーム部12のフレーム側固定部16の各被係合部24,26,28との係合状態に及ぼす影響を抑制することができる。
これにより、パネル側固定部14の各係合部18,20,22とフレーム側固定部16の各被係合部24,26,28との係合状態が操作部8a,8bの操作力により解除されることを抑制することができるため、操作パネル部8がフレーム部12から予期せずに脱落することを防ぐことができる。
【0041】
また、本実施形態による洗浄操作装置1によれば、フレーム部12に取り付けられた状態の操作パネル部8の上方フランジ部30がフレーム部12の上端12aを上方から覆っている。
これにより、フレーム部12に取り付けられた固定前状態Aの操作パネル部8をある程度下方に移動させて固定操作を行う際に、上方フランジ部30が下方への移動量Yで移動すると、フレーム部12の上端12aに対して上方側から当接することになる。
これにより、操作パネル部8の固定操作に伴う操作パネル部8の下方への移動量Yを制限することができるため、フレーム部12に対する操作パネル部8の上下方向の相対的な位置決めを行いやすくすることができる。
したがって、フレーム部12に対する操作パネル部8の固定操作を行いやすくすることができる。
また、操作パネル部8の上方フランジ部30がフレーム部12の上端12aを覆うことができることにより、操作パネル部8がフレーム部12に取り付けられた状態の洗浄操作装置1全体のデザイン性を向上させることができる。
【0042】
さらに、本実施形態による洗浄操作装置1によれば、フレーム部12に取り付けられた状態の操作パネル部8の側方フランジ部32がフレーム部12の左右側端12bを覆っている。
これにより、例えば、フレーム部12に取り付けられた固定前状態Aの操作パネル部8を下方に移動させて固定操作を行う際に、或いは、フレーム部12に対して固定された状態Bの操作パネル部8を上方に移動させて固定解除操作を行う際に、側方フランジ部32がフレーム部12に対する操作パネル部8の左右側方の移動を規制しながら、操作パネル部8の上下方向の移動をガイドすることができる。
したがって、フレーム部12に対する操作パネル部8の固定操作及び固定解除操作を行いやすくすることができる。
また、操作パネル部8の側方フランジ部32がフレーム部12の左右側端12bを覆うことができることにより、操作パネル部8がフレーム部12に取り付けられた状態の洗浄操作装置1全体のデザイン性を向上させることができる。
【0043】
また、本実施形態による洗浄操作装置1によれば、フレーム部12に取り付けられた状態の操作パネル部8の下方フランジ部34がフレーム部12の下端12cを覆っている。
これにより、フレーム部12に取り付けられた固定前状態Aの操作パネル部8をフレーム部12に取り付けた際に、例えば、下方フランジ部34がフレーム部12の下端12cに対して下方側から覆うことになる。
これにより、固定前状態Aの操作パネル部8のフレーム部12に対する相対的な高さ位置(固定前位置P1)の位置決めを行いやすくすることができる。
したがって、フレーム部12に対する操作パネル部8の固定操作を行いやすくすることができる。
一方、フレーム部12に対して固定された状態Bの操作パネル部8を上方に移動させて固定解除操作を行う際には、下方フランジ部34がフレーム部12の下端12cに当接していない状態から上方に移動して下側から当接することになる。
これにより、操作パネル部8の固定解除操作に伴う操作パネル部8の上方への移動量Yを制限することができるため、フレーム部12に対する操作パネル部8の上下方向の相対的な位置決めを行いやすくすることができる。
したがって、フレーム部12に対する操作パネル部8の固定解除操作や取り外し操作を行いやすくすることができる。
また、操作パネル部8の下方フランジ部34がフレーム部12の下端12cを覆うことができることにより、操作パネル部8がフレーム部12に取り付けられた状態の洗浄操作装置1全体のデザイン性を向上させることができる。
【0044】
さらに、本実施形態による洗浄操作装置1によれば、操作パネル部8のパネル側固定部14がフレーム部12のフレーム側固定部16に対して固定された状態Bでは、操作パネル部8の下方フランジ部34がフレーム部12の下端12cとは接触することがない。
これにより、フレーム部12に対する操作パネル部8の固定解除操作を行う際に、操作パネル部8の下方フランジ部34とフレーム部12の下端12cとの間において、操作パネル部8の固定解除操作に伴う操作パネル部8の上方への移動量Yを許容し得るスペースを確保することができる。
したがって、フレーム部12に対する操作パネル部8の固定解除操作や取り外し操作をより行いやすくすることができる。
【0045】
また、本実施形態による洗浄操作装置1における操作パネル部8をフレーム部12に対して固定する固定方法によれば、操作パネル部8がフレーム部12に対して固定された状態では、操作パネル部8を重力に反して上方に移動させることがない限り、操作パネル部8とフレーム部12との固定状態Bが解除されることがないため、操作パネル部8がフレーム部12から予期せずに脱落することを防ぐことができる。
【0046】
また、本実施形態による洗浄操作装置1における操作パネル部8をフレーム部12との固定状態から解除する固定解除方法によれば、固定された状態Bの操作パネル部8をフレーム部12に対して上方に移動させるだけでフレーム部12に対する操作パネル部8の固定解除操作を容易に行うことができると共に、その後、操作パネル部8をフレーム部12の後方側から前方側に向かって移動させるだけで、操作パネル部8をフレーム部12から容易に取り外すことができる。
【0047】
つぎに、図10図12を参照して、本発明の第2実施形態による洗浄操作装置について説明する。
図10は、本発明の第2実施形態による洗浄操作装置の背面図である。また、図11は、本発明の第2実施形態による洗浄操作装置のスライド係合部を斜め後方から見た斜視図である。さらに、図12は、本発明の第2実施形態による洗浄操作装置のフック係合部を斜め後方から見た斜視図である。
ここで、図10図12に示す本発明の第2実施形態による洗浄操作装置100において、上述した本発明の第1実施形態による洗浄操作装置1と同一部分については同一の符号を付し、これらの説明については省略する。
【0048】
まず、図10図12に示すように、本発明の第2実施形態による洗浄操作装置100においては、操作パネル部108のパネル側固定部114のスライド係合部120及びフック係合部122の形態、並びに、これらに対応するフレーム部112のフレーム側固定部116の被係合部126,128の形態が、上述した本発明の第1実施形態による洗浄操作装置1の操作パネル部8のパネル側固定部14の係合部20,22の形態、並びに、これらに対応するフレーム部12のフレーム側固定部16の被係合部26,28の形態とは異なっている。
すなわち、図10及び図11に示すように、本実施形態の洗浄操作装置100における操作パネル部108のパネル側固定部114のスライド係合部120は、操作部108a,108bが設けられている本体部108cの後壁面から後方側に突出しており、左右方向に一対配置された突起を形成している。
【0049】
一方、図10及び図11に示すように、本実施形態の洗浄操作装置100におけるフレーム部112のフレーム側固定部116の被係合部126は、スライド係合部120が挿入可能に前後方向に貫くように形成し、かつ、上下方向に延びる長穴を形成している。
これにより、操作パネル部108がフレーム部112に取り付けられた固定前状態Aから操作部8a,8bの非操作方向(下方)の固定状態Bに移動されると、パネル側固定部114のスライド係合部120が、フレーム側固定部116の被係合部126に向かって上方側から下方側にスライドした後に係合し、操作パネル部108がフレーム部112に対して固定されるようになっている。
ここで、図10に示す本実施形態による洗浄操作装置100の操作パネル部108においては、操作パネル部108がフレーム部112に取り付けられた固定前状態Aを実線で示している一方、操作パネル部108がフレーム部112に取り付けられた固定前状態Aから操作部108a,108bの非操作方向(下方)に移動されることによりフレーム側固定部116に対して固定された状態Bを鎖線で示している。
【0050】
つぎに、図10及び図12に示すように、本実施形態の洗浄操作装置100における操作パネル部108のパネル側固定部114のフック係合部122は、操作部108a,108bが設けられている本体部108cの後壁面から後方側に所定距離突出した後に、その先端が下方に突出するフック形状を形成しており、左右方向に一対配置されている。
一方、図10及び図12に示すように、本実施形態の洗浄操作装置100におけるフレーム部112のフレーム側固定部116の被係合部128は、フック係合部122が嵌合可能に所定の前後幅で左右方向に延びるフランジを形成している。
これにより、操作パネル部108がフレーム部112に取り付けられた固定前状態Aから操作部8a,8bの非操作方向(下方)の固定状態Bに移動されると、パネル側固定部114のフック係合部122が、フレーム側固定部116の被係合部128に対して上方側から下方側に係合(嵌合)し、操作パネル部108がフレーム部112に対して固定されるようになっている。
【0051】
上述した本発明の第2実施形態による洗浄操作装置100によれば、操作パネル部108をフレーム部112に取り付けた状態では、操作パネル部108を操作部108a,108bの操作方向とは異なる非操作方向(下方)に移動させることにより、操作パネル部108のパネル側固定部114をフレーム部112のフレーム側固定部116に対して固定することができる。
したがって、操作パネル部108の操作部108a,108bを操作方向(前後方向)に操作した際に、その操作力が操作パネル部108のパネル側固定部114とフレーム部112のフレーム側固定部116との固定状態Bに及ぼす影響を抑制することができる。
これにより、パネル側固定部114とフレーム側固定部116との固定状態Bが操作部108a,108bの操作力により解除されることを抑制することができるため、操作パネル部108がフレーム部112から予期せずに脱落することを防ぐことができる。
また、洗浄操作装置1全体の厚みを薄くすることができるため、洗浄操作装置1全体やその周辺部分のデザイン性を向上させることができる。
【0052】
なお、上述した本発明の第1実施形態及び第2実施形態による洗浄操作装置1,100においては、フレーム部12,112及び操作パネル部8,108のそれぞれについて、壁W1の表面と平行な鉛直面上に沿って配置し、操作パネル部8,108の操作部8a,8b,108a,108bを前方側から後方側に押圧操作する形態について説明したが、このような形態に限られず、他の形態についても適用可能である。
すなわち、他の形態の例として、フレーム部12,112及び操作パネル部8,108のそれぞれについて、水平面上に沿って配置し、操作パネル部8,108の操作部8a,8b,108a,108bを上方側から下方側に押圧操作する形態等でも適用可能である。
【符号の説明】
【0053】
1 本発明の第1実施形態による洗浄操作装置
2 壁掛式の水洗大便器装置
4 洗浄水供給装置
4a 貯水タンク
6 固定ユニット
8 操作パネル部
8a 操作パネル部の大洗浄用操作部(操作部)
8b 操作パネル部の小洗浄用操作部(操作部)
8c 操作パネル部の本体部
8d 操作パネル部の下端部
10 便器本体
12 フレーム部
12a フレーム部の上端
12b フレーム部の側端
12c フレーム部の下端
12d フレーム部の下方フランジ
14 操作パネル部のパネル側固定部
16 フレーム部のフレーム側固定部
18 上方係合部(係合部)
20 側方係合部(係合部)
22 下方係合部(係合部)
22a 中央側下方係合部
22b 左右一方側下方係合部
22c 左右他方側下方係合部
24 上方被係合部(被係合部)
26 側方被係合部(被係合部)
28 下方被係合部(被係合部)
28a 中央側被係合部
28b 左右一方側被係合部
28c 左右他方側被係合部
30 操作パネル部の上方フランジ部
32 操作パネル部の側方フランジ部
34 操作パネル部の下方フランジ部
100 本発明の第2実施形態による洗浄操作装置
108 操作パネル部
112 フレーム部
114 操作パネル部のパネル側固定部
116 フレーム部のフレーム側固定部
120 スライド係合部(係合部)
122 フック係合部(係合部)
126 被係合部(被係合部)
128 被係合部(被係合部)
A 操作パネル部の固定前状態
B 操作パネル部の固定状態
A1 ヒンジ軸
A2 ヒンジ軸
W1 壁
P1 操作パネル部の固定前位置
P2 操作パネル部の固定位置
Y 操作パネル部の固定操作に伴うフレーム部に対する下方への移動量、操作パネル部の固定解除操作に伴うフレーム部に対する操作パネル部の上方への移動量
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12