特開 2023-181945 ゴルフボール・ゴルフクラブ拭き兼用ゴルフクラブ傷防止ヘッドカバー

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】公開特許公報(A)

(11)【公開番号】P2023181945

(43)【公開日】2023-12-25

(54)【発明の名称】ゴルフボール・ゴルフクラブ拭き兼用ゴルフクラブ傷防止ヘッドカバー

(51)【国際特許分類】

   A63B 60/62 20150101AFI20231218BHJP

   A63B 57/60 20150101ALI20231218BHJP

   A63B 102/32 20150101ALN20231218BHJP

【ＦＩ】

A63B60/62

A63B57/60

A63B102:32

【審査請求】未請求

【請求項の数】1

【出願形態】書面

(21)【出願番号】P 2022105123

(22)【出願日】2022-06-13

(71)【出願人】

【識別番号】522259898

【氏名又は名称】渡邊 瑠威

(72)【発明者】

【氏名】渡邊 瑠威

(57)【要約】

【課題】本発明は、ゴルフプレー中においての、ゴルフクラブの傷防止と、ゴルフボールやゴルフクラブを拭くための布等を携行する際の不便を解消するための、アイディア製品である。
【解決手段】主にパタークラブなどのゴルフクラブ用ヘッドカバー自体をゴルフボールやゴルフクラブを拭くことが可能な素材、形状で成形することで、ゴルフプレー中常にゴルフボール拭きを手近に携行することができるようにする。
【選択図】図２

【特許請求の範囲】

【請求項1】

ゴルフクラブ用ヘッドカバーを、ゴルフボールを拭くことに適した生地で成形し、それ自体でゴルフボールやゴルフクラブを拭くことが可能な、ゴルフボール拭き兼用ゴルフクラブ用ヘッドカバー。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本発明は、ゴルフ用具に係わり、近年主流になりつつあるキャディーを使用しないセルフでのゴルフプレーにおいて、ゴルフクラブ利用時のゴルフクラブの傷防止と、グリーン上で自らゴルフボールの水気や汚れを拭き取ることの両方を可能とする、ゴルフボールが拭けるゴルフクラブ用ヘッドカバーに関するものである。

【背景技術】

【0002】

キャディーを使用しないセルフでのゴルフプレーにおいては、グリーン上で、濡れたり汚れたりしたゴルフボールを拭く場合、手や衣服などで拭くか、面倒なタオルを持ち歩くなどの問題点があった。

【0003】

ゴルフプレーにおいては、ゴルフクラブを個々のゴルフバックに収納するものの、パタークラブだけは１つのケースに纏めて収納するスタイルが一般的であり、ゴルフカートの移動中の振動や収納ケースへのクラブの投げ入れ等により、クラブ同士がぶつかるなどで傷が付く問題点があった。

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0004】

キャディーを使用しないセルフでのゴルフプレーにおいての問題点に鑑みて、面倒であったゴルフボール拭きの携行を容易にすること。

【0005】

パタークラブに付属しているクラブカバーは、取り外しが容易ではないため、ゴルフプレー中での繰り返しの利用には不向きであること。また付属のクラブカバーを、ゴルフプレー中に都度利用する行為には、細かいことを気にする人間性を示唆されてしまう可能性があること。

【課題を解決するための手段】

【0006】

本発明のゴルフボール・ゴルフクラブ拭き兼用ゴルフクラブ傷防止ヘッドカバーは、パタークラブなどのゴルフクラブ用ヘッドカバー自体をゴルフボール拭きが可能な素材、形状で成形することで、ゴルフプレー中常にゴルフボール拭きを手近に携行することができるので、前述の問題点を解決することができる。

【発明の効果】

【0007】

本発明は、近年主流になりつつあるキャディーを使用しないセルフでのゴルフプレーにおいて、グリーン上で自ら行なわなければならないゴルフボールの水気や汚れ取りを、容易に行なうことができるようになる。また、パター用ヘッドカバー自体がゴフルボール拭きとなっているため、持ち忘れが解消される。

【0008】

本発明品の形状は、付属しているクラブカバーとは違い、クラブヘッドに布を掛けるような製品のため、手間もなく手軽に利用でき、ゴルフクラブの保護が可能である。またゴルフボールを拭く機能を備えていることは、クラブカバーを利用する理由付けにもなり、結果として前述［０００５］の問題点を解決することができる。

【0009】

本発明品は、一見するとハンカチやフェイスタオルに近く、物自体の収納や陳列が容易で場所を取らない。また洗濯も容易で、使用時や収納、陳列時においても、布自体のデザインが際立つことは使用者や生産者にとっても主張の幅が多彩となり、ファッション性の高い製品となることが期待できる。

【0010】

ゴルフクラブやゴルフボールを拭く際には、布に適度な水分を含んでいる事が理想的であり、本発明品は水に濡らし湿らせたまま利用することも可能である。また布に防水シートを挟み込み片面だけを濡らせるようにしたり、本製品の中央付近に上部下部で分けるように防水素材で繋ぎ目を作ることで湿らす箇所を限定的にし、手や不必要な箇所を濡らすことなく利用することも可能である。仮に本製品の下部の片面だけ湿らせて利用する際に、本製品をゴルフクラブから取り外しそのクラブを利用する際には、濡れている面を内側に縦半分に二つ折りにしてズボンのポケットに上部を収納することで、衣服も濡らすことなく利用することも可能になる。

【図面の簡単な説明】

【0011】

【図1】図１は、製品を右斜め下より見た図である。

【図2】図２は、製品を右斜め下より見て、ゴルフクラブヘッドを被せる袋状の部分が開いている図である。

【発明を実施するための形態】

【0012】

本発明品は、ゴルフクラブ、主にパタークラブのヘッドが容易に収まる幅の布を用いて、図のように上部をクラブのヘッドを覆い被せるような袋状の形状にすることで、クラブのヘッドを保護するゴルフクラブカバーであり、その素材はクラブ保護の役割とゴルフクラブやゴルフボールを拭くことに適した素材で適度な厚さを要する。

【0013】

本製品がゴルフクラブのヘッドから外れ難くするため、図２のａの箇所などに、マグネットなどを用いて接着可能にすることも可能である。

【産業上の利用可能性】

【0014】

ゴルフプレーにおいて、ゴルフクラブ自体がゴフルボールやゴルフクラブを拭くことに適した素材、形状でありファッション性も具える本発明品は、今までゴルフプレー中でのクラブヘッドの利用、及びゴルフボール拭き用の布などの携行を避けていたゴルフプレーヤーにおいても、手軽に抵抗感なく利用することができ、潜在的問題点を解決できるアイディア商品である。

【図1】

【図2】