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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023181996
(43)【公開日】2023-12-25
(54)【発明の名称】半導体パッケージ
(51)【国際特許分類】
   H01L 23/12 20060101AFI20231218BHJP
   H01L 25/07 20060101ALI20231218BHJP
   H05K 3/46 20060101ALI20231218BHJP
【FI】
H01L23/12 501P
H01L25/08 H
H01L23/12 501V
H05K3/46 N
H05K3/46 Q
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023096155
(22)【出願日】2023-06-12
(31)【優先権主張番号】10-2022-0071704
(32)【優先日】2022-06-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】390019839
【氏名又は名称】三星電子株式会社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung-ro,Yeongtong-gu,Suwon-si,Gyeonggi-do,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】弁理士法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】沈 鍾 輔
(72)【発明者】
【氏名】朴 智 ヨン
【テーマコード(参考)】
5E316
【Fターム(参考)】
5E316AA02
5E316AA12
5E316AA15
5E316AA32
5E316AA43
5E316CC10
5E316CC13
5E316CC32
5E316CC33
5E316CC34
5E316CC39
5E316DD16
5E316DD24
5E316FF07
5E316FF09
5E316FF10
5E316FF14
5E316GG15
5E316GG17
5E316GG18
5E316GG28
5E316HH11
5E316HH17
5E316HH22
5E316JJ12
5E316JJ23
5E316JJ27
(57)【要約】
【課題】信頼性が向上した半導体パッケージの構造を提供する。
【解決手段】本発明による半導体パッケージは、第1再配線基板、第1再配線基板の上の半導体チップ、及び半導体チップの側面から離隔して配置される垂直導電構造体を含む。垂直導電構造体の各々はワイヤ(wire)及びワイヤの側面を覆う金属層を含み、ワイヤの上面は金属層から露出される。
【選択図】図2

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1再配線基板と、
前記第1再配線基板の上の半導体チップと、
前記半導体チップの側面から離隔して配置された垂直導電構造体と、を含み、
前記垂直導電構造体の各々は、
ワイヤ(wire)と、
前記ワイヤの側面を覆う金属層と、を含み、
前記ワイヤの上面は、前記金属層から露出されていることを特徴とする半導体パッケージ。
【請求項2】
前記ワイヤ及び前記金属層は、互いに異なる金属物質を含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体パッケージ。
【請求項3】
前記ワイヤは、銀、金、及びアルミニウムの中の少なくとも1つを含み、前記金属層は、銅を含むことを特徴とする請求項2に記載の半導体パッケージ。
【請求項4】
前記ワイヤは、第1金属物質を含み、
前記金属層は、第2金属物質を含み、
前記第1金属物質及び前記第2金属物質は、同一の物質を含み、
前記第1金属物質の結晶粒のサイズ及び結晶方向は、前記第2金属物質の結晶粒のサイズ及び結晶方向とは異なることを特徴とする請求項1に記載の半導体パッケージ。
【請求項5】
前記ワイヤは、第1部分及び前記第1部分の一端に配置された半球形状の第2部分を含み、
前記半球形状の直径は、前記第1部分の幅よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の半導体パッケージ。
【請求項6】
前記第1再配線基板は、上面に配置された上部パッドを含み、
前記ワイヤ及び前記金属層は、前記上部パッドに接触し、
前記金属層及び前記上部パッドは、同一の金属物質を含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体パッケージ。
【請求項7】
シードパターンをさらに含み、
前記シードパターンは、前記ワイヤの下面及び前記金属層の下面に接触することを特徴とする請求項1に記載の半導体パッケージ。
【請求項8】
シードパターンをさらに含み、
前記シードパターンは、前記金属層の下面及び前記ワイヤの下部の側面に接触し、前記ワイヤの下面から離隔していることを特徴とする請求項1に記載の半導体パッケージ。
【請求項9】
前記半導体チップの上面及び側面と前記金属層の側面を覆うモールディング部材をさらに含み、
前記モールディング部材は、前記ワイヤから離隔していることを特徴とする請求項1に記載の半導体パッケージ。
【請求項10】
前記モールディング部材上の第2再配線基板をさらに含み、
前記第1再配線基板は、第1絶縁層及び前記第1絶縁層内の第1再配線パターンを含み、
前記第2再配線基板は、第2絶縁層及び前記第2絶縁層内の第2再配線パターンを含み、
前記垂直導電構造体は、前記第1再配線パターン及び前記第2再配線パターンに連結されていることを特徴とする請求項9に記載の半導体パッケージ。
【請求項11】
前記半導体チップの上面及び側面と前記垂直導電構造体の側面を覆うモールディング部材をさらに含み、
前記垂直導電構造体の上面は、前記モールディング部材から露出されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体パッケージ。
【請求項12】
第1再配線基板と、
前記第1再配線基板の上の半導体チップと、
前記第1再配線基板上に配置され、前記半導体チップの側面から離隔した垂直導電構造体と、を含み、
前記垂直導電構造体の各々は、
ワイヤ(wire)と、
前記ワイヤの側面を覆う金属層と、を含み、
前記ワイヤの上面のレベル及び前記金属層の上面のレベルは、同一であることを特徴とする半導体パッケージ。
【請求項13】
前記半導体チップを介して前記第1再配線基板と垂直に離隔する第2再配線基板をさらに含み、
前記ワイヤは、ライン形状に延長された第1部分及び前記第1部分の一端に配置され、半球形状を有する第2部分を含み、
前記第1部分は、前記第2再配線基板に連結され、前記第2部分は、前記第1再配線基板に連結されていることを特徴とする請求項12に記載の半導体パッケージ。
【請求項14】
前記ワイヤの高さは、前記金属層の高さと同一であることを特徴とする請求項12に記載の半導体パッケージ。
【請求項15】
前記第1再配線基板は、上部パッドを含み、
前記ワイヤ及び前記金属層は、前記上部パッドに接触し、
前記金属層及び前記上部パッドは、同一の金属物質を含むことを特徴とする請求項12に記載の半導体パッケージ。
【請求項16】
シードパターンをさらに含み、
前記第1再配線基板は、上部パッドを含み、
前記ワイヤ及び前記金属層は、前記シードパターンを介して前記上部パッドから離隔していることを特徴とする請求項12に記載の半導体パッケージ。
【請求項17】
シードパターンをさらに含み、
前記第1再配線基板は、上部パッドを含み、
前記金属層は、前記シードパターンを介して前記上部パッドから離隔し、
前記ワイヤの最下部は、前記シードパターンの最上部よりも下に配置されていることを特徴とする請求項12に記載の半導体パッケージ。
【請求項18】
第1パッケージと、
前記第1パッケージ上の第2パッケージと、を含み、
前記第1パッケージは、
第1再配線基板と、
前記第1再配線基板の上の第1半導体チップ及び垂直導電構造体と、
前記第1半導体チップ及び前記垂直導電構造体を介して前記第1再配線基板から離隔した第2再配線基板と、
前記第1再配線基板及び前記第2再配線基板の間に配置され、前記第1半導体チップの上面及び側面と前記金属層の側面を覆う第1モールディング部材と、を含み、
前記第2パッケージは、
パッケージ基板と、
前記パッケージ基板の上の第2半導体チップと、
前記パッケージ基板の上面と前記第2半導体チップの上面及び側面を覆う第2モールディング部材と、を含み、
前記垂直導電構造体は、ワイヤ及び前記ワイヤの側面を覆う金属層を含み、
前記ワイヤは、第1部分及び前記第1部分の一端に配置された第2部分を含み、
前記第1部分は、前記第1再配線基板の上面と垂直な第1方向に沿って幅が一定のライン形状を有し、前記第2部分は、前記第1方向に沿って幅が減少する形状を有し、
前記第1部分の他端は、前記第2再配線基板に接触し、前記第2部分は、前記第1再配線基板に接触していることを特徴とする半導体パッケージ。
【請求項19】
前記第2部分の直径は、前記第1部分の幅よりも大きいことを特徴とする請求項18に記載の半導体パッケージ。
【請求項20】
前記ワイヤは、銀、金、及びアルミニウムの中の少なくとも1つを含み、前記金属層は、銅を含むことを特徴とする請求項18に記載の半導体パッケージ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体パッケージに関する。
【背景技術】
【0002】
半導体パッケージは、集積回路チップを電子製品に使用するのに適合した形態で具現したものである。通常的に、半導体パッケージは印刷回路基板上に半導体チップを実装し、ボンディングワイヤ乃至バンプを利用してこれらを電気的に連結することが一般的である。電子産業の発達につれ、半導体パッケージの信頼性向上及び小型化のための様々な研究が進められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許第10510690号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、信頼性が向上した半導体パッケージの構造を提供することにある。
また、本発明の目的は、半導体パッケージを構成する垂直導電構造体の形成段階の数を減らしながらも、垂直導電構造体の剛性を高めた製造方法を提供することにある。
本発明が解決しようとする課題は以上で言及した課題に限定されず、以上で言及されないその他の課題も以下の記載から当業者には明確に理解される。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様による半導体パッケージは、第1再配線基板、前記第1再配線基板の上の半導体チップ、及び前記半導体チップの側面から離隔して配置された垂直導電構造体を含み、前記垂直導電構造体の各々はワイヤ(wire)及び前記ワイヤの側面を覆う金属層を含み、前記ワイヤの上面は前記金属層から露出されていることを特徴とする。
【0006】
上記目的を達成するためになされた本発明の他の態様による半導体パッケージは、第1再配線基板、前記第1再配線基板の上の半導体チップ、及び前記第1再配線基板上に配置され、前記半導体チップの側面から離隔した垂直導電構造体を含み、前記垂直導電構造体の各々はワイヤ(wire)及び前記ワイヤの側面を覆う金属層を含み、前記ワイヤの上面のレベル及び前記金属層の上面のレベルは同一であることを特徴とする。
【0007】
上記目的を達成するためになされた本発明のその他の態様による半導体パッケージは、第1パッケージ及び前記第1パッケージ上の第2パッケージを含み、前記第1パッケージは第1再配線基板、前記第1再配線基板の上の第1半導体チップ及び垂直導電構造体、前記第1半導体チップ及び前記垂直導電構造体を介して前記第1再配線基板から離隔した第2再配線基板、及び前記第1再配線基板及び前記第2再配線基板の間に配置され、前記第1半導体チップの上面及び側面と前記金属層の側面を覆う第1モールディング部材を含み、前記第2パッケージはパッケージ基板、前記パッケージ基板の上の第2半導体チップ、及び前記パッケージ基板の上面と前記第2半導体チップの上面及び側面を覆う第2モールディング部材を含み、前記垂直導電構造体は、ワイヤ及び前記ワイヤの側面を覆う金属層を含み、前記ワイヤは第1部分及び前記第1部分の一端に配置された第2部分を含み、前記第1部分は前記第1再配線基板の上面と垂直な第1方向に沿って幅が一定のライン形状を有し、前記第2部分は前記第1方向に沿って幅が減少する形状を有し、第1部分の他端は前記第2再配線基板に接触し、前記第2部分は前記第1再配線基板に接触していることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、垂直導電構造体はワイヤ及びその側面を覆う金属層を含み、ワイヤは工程上で、長さ調節が可能であり、金属層はワイヤの剛性を補強することができる。その結果、放熱特性を向上させるためにパッケージ内の半導体チップの厚さを増加させる場合、垂直導電構造体の高さの増加が容易に可能であり、半導体パッケージの信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の一実施形態による半導体パッケージの平面図である。
図2図1のI-I’線に沿った断面図である。
図3図2の垂直導電構造体の上面を示す平面図である。
図4図2のaa領域の拡大図である。
図5図2のaa領域に対応する拡大図である。
図6図2のaa領域に対応する拡大図である。
図7A】本発明の一実施形態による半導体パッケージの製造方法を示す断面図である。
図7B】本発明の一実施形態による半導体パッケージの製造方法を示す断面図である。
図7C】本発明の一実施形態による半導体パッケージの製造方法を示す断面図である。
図7D】本発明の一実施形態による半導体パッケージの製造方法を示す断面図である。
図7E】本発明の一実施形態による半導体パッケージの製造方法を示す断面図である。
図7F】本発明の一実施形態による半導体パッケージの製造方法を示す断面図である。
図7G】本発明の一実施形態による半導体パッケージの製造方法を示す断面図である。
図7H】本発明の一実施形態による半導体パッケージの製造方法を示す断面図である。
図7I】本発明の一実施形態による半導体パッケージの製造方法を示す断面図である。
図7J】本発明の一実施形態による半導体パッケージの製造方法を示す断面図である。
図7K】本発明の一実施形態による半導体パッケージの製造方法を示す断面図である。
図7L】本発明の一実施形態による半導体パッケージの製造方法を示す断面図である。
図8】一部の実施形態による半導体パッケージの製造過程を示す断面図である。
図9A】一部の実施形態による半導体パッケージの製造過程を示す断面図である。
図9B】一部の実施形態による半導体パッケージの製造過程を示す断面図である。
図9C】一部の実施形態による半導体パッケージの製造過程を示す断面図である。
図9D】一部の実施形態による半導体パッケージの製造過程を示す断面図である。
図10A】一部の実施形態による半導体パッケージの製造過程を示す断面図である。
図10B】一部の実施形態による半導体パッケージの製造過程を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の概念による半導体パッケージを説明する。
【0011】
図1は、本発明の一実施形態による半導体パッケージの平面図である。図2は、図1のI-I’線に沿った断面図である。
【0012】
図1及び図2を参照すれば、半導体パッケージ1は、第1半導体パッケージPK1及び第1半導体パッケージPK1上の第2半導体パッケージPK2を含む。半導体パッケージ1は、パッケージオンパッケージ(package on package)構造を有する。
【0013】
第1半導体パッケージPK1は、第1再配線基板1000、第1半導体チップ700、第2再配線基板2000、垂直導電構造体300、及び第1モールディング部材950を含む。
【0014】
第1再配線基板1000は、対向する第1面1000a及び第2面1000bを有する。第1再配線基板1000の第1面1000aに平行な方向は、第1方向D1として定義される。第1面1000aに平行であり、かつ第1方向D1に垂直な方向は、第2方向D2として定義される。第1再配線基板1000の第1面1000aに垂直な方向は、第3方向D3として定義される。
【0015】
第1再配線基板1000は、第1再配線パターン10、第1絶縁層20、及びアンダーバンプパターン70を含む。第1再配線パターン10及びアンダーバンプパターン70は第1絶縁層20内に配置される。第1絶縁層20は、図示されたものとは異なり、1つの絶縁層として観察される。第1絶縁層20は感光性絶縁材料を含み得る。一例として、第1絶縁層20は、感光性ポリイミド、ポリベンゾオキサゾール、フェノール系ポリマー、及びベンゾベンゾシクロブテン(benzocyclobutene)系ポリマーの中の少なくとも1つを含み得る。
【0016】
第1再配線基板1000の第2面1000bにはアンダーバンプパターン70が配置される。アンダーバンプパターン70の各々の下面は第1絶縁層20から露出される。アンダーバンプパターン70は銅又はアルミニウムを含む。
【0017】
第1再配線パターン10は、アンダーバンプパターン70上に積層されて配置される。第1再配線パターン10の各々は、第1導電パターン12及び第1シード/バリアーパターン14を含む。一例として、第1導電パターン12は銅を含み、第1シード/バリアーパターン14は銅/チタニウムを含む。
【0018】
第1シード/バリアーパターン14は、第1導電パターン12の下面に局部的に提供される。第1再配線パターン10の各々は、一体型で連結されるビア部分V1及び配線部分L1を含む。第1再配線パターン10のビア部分V1は第1絶縁層20のビアホールVHを満たし、その下にある他の第1再配線パターン10の配線部分L1又はアンダーバンプパターン70に連結される。
【0019】
第1再配線パターン10の中で最上部の第1再配線パターン10上には第1上部パッド82及び第2上部パッド84が提供される。第1上部パッド82及び第2上部パッド84は、第1再配線パターン10と実質的に同一の構成を有する。即ち、第1上部パッド82及び第2上部パッド84は、各々第1導電パターン12及び第1シード/バリアーパターン14を含む。
【0020】
第1半導体チップ700が第1再配線基板1000上に提供される。第1半導体チップ700は、一例としてロジックチップ(logic chip)又はメモリチップ(memory chip)である。第1半導体チップ700の第1チップパッド705が第1再配線基板1000に向かうように、第1半導体チップ700が第1再配線基板1000上に配置される。
【0021】
連結端子708が、第1上部パッド82及び第1チップパッド705に接触して、第1チップパッド705及び第1上部パッド82と電気的に連結される。第1半導体チップ700は、連結端子708を通じて第1再配線基板1000と電気的に連結される。連結端子708は、ソルダ、ピラー、及びバンプの中の少なくとも1つを含む。連結端子708は、スズ(Sn)、銀(Ag)等のような導電物質を含む。
【0022】
垂直導電構造体300は、第1再配線基板1000の第1面1000a上に配置され、第1半導体チップ700の側面から離隔して配置される。垂直導電構造体300は、第1方向D1及び第2方向D2に沿って互いに離隔されるように配列される。垂直導電構造体300に関する詳細な説明は後述する。
【0023】
第2再配線基板2000が第1モールディング部材950の上面及び垂直導電構造体300の上面上に配置される。
【0024】
第2再配線基板2000は、第2絶縁層40及び第2再配線パターン30を含む。垂直導電構造体300は第2再配線パターン30に連結される。第2絶縁層40は、第1絶縁層20と同一又は類似の感光性絶縁層である。第2再配線パターン30は、第2導電パターン32、及び第2シード/バリアーパターン34を含む。第2導電パターン32及び第2シード/バリアーパターン34は、各々第1導電パターン12及び第1シード/バリアーパターン14と同一又は類似の物質を含む。第2再配線パターン30は、第1再配線パターン10のようにビア部分V1及びこれと連結される配線部分L1を有する。
【0025】
第2半導体パッケージPK2は、第2再配線基板2000上に提供される。第2半導体パッケージPK2は、パッケージ基板810、第2半導体チップ800、及び第2モールディング部材850を含む。パッケージ基板810は、印刷回路基板又は再配線基板である。金属パッド815、817がパッケージ基板810の両面上に提供される。第2半導体チップ800は、一例としてDRAM又はNANDフラッシュのようなメモリチップである。又は第2半導体チップ800はロジックチップであってもよい。第2半導体チップ800は、第1半導体チップ700とは互いに異なる種類の半導体チップであり得る。一例として、第2半導体チップ800の一面に配置された第2チップパッド805は、ワイヤボンディング方式でパッケージ基板810の金属パッド815に連結される。
【0026】
パッケージ接続端子808が、第1半導体パッケージPK1と第2半導体パッケージPK2との間に配置される。パッケージ接続端子808は、第2再配線パターン30の中で最上部の第2再配線パターン30と金属パッド817とに接触する。パッケージ接続端子808は、第2再配線パターン30及び金属パッド817と電気的に連結される。したがって、第2半導体パッケージPK2が、パッケージ接続端子808、第2再配線基板2000、垂直導電構造体300、及び第1再配線基板1000を通じて第1半導体チップ700及び外部接続端子908と電気的に連結される。
【0027】
第2上部パッド84上に垂直導電構造体300が配置される。垂直導電構造体300の各々は、第3方向D3に沿って延長するワイヤ310及び金属層320を含む。金属層320はワイヤ310の側面を覆う。ワイヤ310及び金属層320は、各々第1金属物質及び第2金属物質を含む。第1金属物質及び第2金属物質は、互いに異なる金属物質又は同一の金属物質であり得る。一例として、第1金属物質は金、銀、及びアルミニウムの中の少なくとも1つを含み、第2金属物質は銅を含む。他の一例として、第1金属物質及び第2金属物質は銅を含む。ワイヤ310及び金属層320は、同一の金属物質を含む場合にも、各金属物質の結晶粒のサイズ及び結晶方向は互いに異なる。これはワイヤ310が形成工程で一方向に伸張過程を経て、後述するように金属層320は電気鍍金によって形成されるためである。
【0028】
ワイヤ310は、第1部分311及び第1部分311の一端に連結された第2部分312を含む。第1部分311はライン形状を有し、第2部分312は半球(hemisphere)又は半球と類似な形状を有する。又は第2部分312は、第1再配線基板1000の第1面1000aから垂直に遠くなる第3方向D3に沿って、その幅が減少する形状を有し得る。第1部分311は、第3方向D3に沿ってその幅が実質的に一定である。第2部分312の直径は第1部分311の幅よりも大きい。
【0029】
図3は、図2の垂直導電構造体の上面を示す平面図である。
【0030】
図2及び図3を参照すれば、垂直導電構造体300の上面は、第1モールディング部材950の上面950aから露出される。また、ワイヤ310の上面310aは、金属層320の上面320aから露出される。ワイヤ310は、これをなす物質(Au)及び結晶性の理由によって金属層320よりも電気的特性が優れる。ワイヤ310は、第1再配線パターン10及び第2再配線パターン30に直接連結されることによって半導体パッケージ1の電気的特性が向上する。第1モールディング部材950の上面950a、ワイヤ310の上面310a、及び金属層320の上面320aは共面をなす。ワイヤ310の上面310aのレベル及び金属層320の上面320aのレベルは実質的に同一である。ワイヤ310の高さは、金属層320の高さと実質的に同一である。ワイヤ310の高さ及び金属層320の高さは、第2上部パッド84の上面を基準に第3方向D3への長さを意味する。
【0031】
第1モールディング部材950から露出された垂直導電構造体300の上面は、円又は円に近い形状を有する。露出されたワイヤ310の上面310aは、円又は円に近い形状を有する。露出された金属層320の上面320aは、リングの形状を有する。
【0032】
平面視において、垂直導電構造体300の直径R1は80μm~120μmである。平面視において、ワイヤ310の直径R2は40μm~60μmである。ワイヤ310の直径R2は、ワイヤ310の第1部分311の幅に対応する。
【0033】
平面視において、金属層320の幅T1は40μm~60μmである。ワイヤ310の直径R2及び金属層320の幅T1は設計に応じて、自由に調節される。
【0034】
図4は、図2のaa領域の拡大図である。
【0035】
図2及び図4を参照すれば、ワイヤ310の第2部分312は、第2上部パッド84の第1導電パターン12に接触する。また、金属層320は、第2上部パッド84の第1導電パターン12に接触する。金属層320及び第1導電パターン12は同一の金属物質を含む。一例として、金属層320及び第1導電パターン12は銅を含む。
【0036】
一部の実施形態によれば、ワイヤ310の第2部分312及び金属層320と第2上部パッド84の第1導電パターン12との間に、拡散防止及び接着力を向上させる金属パターンが追加で介在され得る(図示せず)。金属パターンは、金及びニッケルの中の少なくとも1つを含む。
【0037】
金属層320は、ワイヤ310の第1部分311を覆う延長部321、及びワイヤ310の第2部分312を覆う突出部322を含む。突出部322は延長部321の一端に配置され、延長部321から第1方向D1及び第2方向D2に沿って突出した形状を有する。
【0038】
一部の実施形態によれば、延長部321の表面及び突出部322の表面は、各々ワイヤ310の第1部分311の表面及び第2部分312の表面と類似のプロファイル(profile)を有する。
【0039】
金属層320の延長部321の厚さU1は、突出部322の厚さU2よりも小さいか、同一であるか、或いは大きい。これに反して、ワイヤ310の第1部分311の直径X1は、第2部分312の直径X2よりも常に小さい。金属層320の延長部321の厚さU1と突出部322の厚さU2との差は、ワイヤ310の第1部分311の直径X1と第2部分312の直径X2との差よりも小さい。ワイヤ310の第1部分311の直径X1は、露出されたワイヤ310の上面310aの直径R2に対応し、金属層320の延長部321の厚さU1は図3の露出された金属層320の上面320aの幅T1に対応する。
【0040】
図5は、図2のaa領域に対応する拡大図である。
【0041】
図2及び図5を参照すれば、ワイヤ310の第2部分312及び金属層320と第2上部パッド84の第1導電パターン12との間にシードパターン16が介在される。シードパターン16は銅を含む。ワイヤ310の第2部分312の下面及び金属層320の下面は、シードパターン16の上面に接触する。
【0042】
図6は、図2のaa領域に対応する拡大図である。
【0043】
図2及び図6を参照すれば、ワイヤ310の第2部分312は、第2上部パッド84の第1導電パターン12の上面に接触する。金属層320と第2上部パッド84の第1導電パターン12との間にはシードパターン16が介在される。シードパターン16は、ワイヤ310の第2部分312の側面に接触する。ワイヤ310の最下部は、シードパターン16の最上部よりも下に配置される。
【0044】
再び図2を参照すれば、半導体パッケージ1又は第1半導体パッケージPK1の放熱特性を向上させるために、第1半導体チップ700の厚さは一定のサイズ以上が要求される。この場合、垂直導電構造体300は第1半導体チップ700の厚さよりも大きい高さで形成されることが要求される。
【0045】
本発明は、垂直導電構造体300がワイヤ310及びその側面を覆う金属層320を含む。ワイヤ310は、ワイヤ制御装備を利用して大きい高さ(すなわち第3方向D3に長い)を有するように長さ調節が可能であり、金属層320はワイヤ310の剛性を補強する。その結果、第1半導体チップ700の厚さを増加させる場合に、垂直導電構造体300の高さを容易に増加させながらも、剛性が増加することによって半導体パッケージの信頼性が向上する。
【0046】
図7A図7Lは、本発明の一実施形態による半導体パッケージの製造方法を示す断面図である。先に、図1図6と重複する説明は省略する。
【0047】
図7Aを参照すれば、接着層ADが一面に形成されたキャリヤー基板CRが提供される。シード/バリアー層14aがキャリヤー基板CR上に形成されて接着層ADの上面を覆う。シード/バリアー層14aは蒸着工程によって形成される。一例として、シード/バリアー層14aは銅/チタニウム(Cu/Ti)を含む。接着層ADはシード/バリアー層14aをキャリヤー基板CRの上面に付着させる。
【0048】
第1フォトマスクパターンPM1が、シード/バリアー層14aの上面上に形成される。第1フォトマスクパターンPM1は、アンダーバンプパターン70が形成される空間を定義する開口を含む。第1フォトマスクパターンPM1は、フォトレジスト層(photoresist layer)の形成、露光、現像工程を経て形成される。第1フォトマスクパターンPM1によって、シード/バリアー層14aの一部が露出される。アンダーバンプパターン70が開口内にシード/バリアー層14aを電極として使用する電気鍍金工程を実施して形成される。
【0049】
図7Bを参照すれば、第1フォトマスクパターンPM1が除去される。続いて、アンダーバンプパターン70を覆う第1絶縁層20が形成される。第1絶縁層20は、スピンコーティングのような工程によって形成され、その後露光及び現像工程によって、アンダーバンプパターン70の上面の少なくとも一部を露出する開口を有するようにパターニングされる。続いて、第1絶縁層20の硬化工程が進行される。第1絶縁層20上に再びシード/バリアー層14aが形成される。シード/バリアー層14a上に開口を含む第2フォトマスクパターンPM2が形成される。続いて、シード/バリアー層14aを電極として電気鍍金方式で第1導電パターン12がシード/バリアー層14a上に形成される。
【0050】
図7Cを参照すれば、第2フォトマスクパターンPM2が除去される。続いて、第1導電パターン12から露出した領域のシード/バリアー層14aが除去されて、第1シード/バリアーパターン14が形成される。第1導電パターン12及び第1シード/バリアーパターン14を含む第1再配線パターン10が形成される。
【0051】
図7Dを参照すれば、先に第1絶縁層20及び第1再配線パターン10が形成された方法と同様に、順次的に第1絶縁層20及び第1再配線パターン10が積層される。第1上部パッド82及び第2上部パッド84も第1再配線パターン10が形成された方法と同様に形成される。
【0052】
図7E及び図7Fを参照すれば、ワイヤボンディング(wire bonding)工程が進行される。図7Eのように、第2上部パッド84上にワイヤ(wire)310が配置される。ワイヤ310は、長さ調節及び移動が可能なワイヤ制御装備400を通じて第2上部パッド84上に配置される。
【0053】
ワイヤ制御装備400は、ワイヤースプール(wire spool)、ワイヤ引張システム(wire tensioner system)、ワイヤクランプ(wire clamp)420、キャピラリー(capillary)410、及びEFO(Electric-Flame-Off)を含む。ワイヤ制御装備400は既存の公知されたワイヤ制御装備400である。
【0054】
キャピラリー410の真ん中にワイヤ310を通過させて、キャピラリー410から少し出たテール(tail)を作り、EFOで強いスパーク(Spark)を与えてワイヤ310の一端にボール形状310Sを形成する。ボール形状310Sの直径はワイヤ310の幅よりも大きい。
【0055】
図7Fのように、ワイヤ310のボール形状310Sの部分が第2上部パッド84の上面に接着され、外力が加わる。ボール形状310Sは外力、熱、及び超音波の組み合わせによってその形状が調節される。再びキャピラリー410を利用してワイヤ310の長さを調整した後に、ワイヤ310を切断する。その結果、ワイヤ310は垂直方向に延長された第1部分311及び第1部分311の一端に連結された第2部分312を有するように形成される。
【0056】
図7Gを参照すれば、第1再配線基板1000の上面1000a上に配置された第2上部パッド84の各々の上に順にワイヤボンディングが進行される。ワイヤ310上に複数のホールHLを含む電極基板EPが提供される。ワイヤ310の各々の上部は電極基板EPのホールHL内に配置され、ワイヤ310は電極基板EPに直接接触されるか、或いは電気的に連結される。
【0057】
図7Hを参照すれば、電極基板EPを電極として利用して、ワイヤ310に金属物質を電気鍍金する。金属物質は、一例として銅である。その結果、ワイヤ310の側面を覆う金属層320が形成され、ワイヤ310及び金属層320を含む垂直導電構造体300が形成される。金属層320はワイヤ310の側面上に均一に形成されるが、一部の実施形態によれば、ワイヤ310の第1部分311及び第2部分312にしたがってその厚さが異なって形成される。ワイヤ310の上面310aは金属層320から露出されるか、又は露出されないこともある。
【0058】
図7Iを参照すれば、第1半導体チップ700の第1チップパッド705が第1再配線基板1000に向かうように、第1半導体チップ700が第1再配線基板1000上に実装される。第1半導体チップ700が第1再配線基板1000上に配置される過程は熱圧着工程であり得る。
【0059】
図7Jを参照すれば、第1再配線基板1000の上面1000a、第1半導体チップ700の上面及び側面を覆い、第1半導体チップ700の下面と第1再配線基板1000のとの間を満たす第1モールディング部材950が形成される。第1モールディング部材950はワイヤ310の上面310a、及び金属層320の上面320aを覆うように形成される。
【0060】
図7Kを参照すれば、第1モールディング部材950上に平坦化工程が進行される。平坦化工程は、ワイヤ310の上面310a及び金属層320の上面320aが露出されるまで進行される。平坦化工程の結果、第1モールディング部材950の上面、ワイヤ310の上面310a、及び金属層320の上面320aは共面をなす。
【0061】
図7Lを参照すれば、第1モールディング部材950、垂直導電構造体300上に第2再配線基板2000が形成される。第2再配線基板2000の形成は、先に第1再配線基板1000の形成と実質的に同一、又は類似の方法で形成される。第2再配線パターン30は、垂直導電構造体300に連結されるように形成される。第3方向D3に、ソーイングライン(Sawing line)SLに沿って、シンギュレーション(singulation)工程が行われ、第1半導体パッケージPK1が形成される。続いて、キャリヤー基板CR、接着層AD、及びシード/バリアー層14aが除去される。シード/バリアー層14aの除去は蝕刻工程である。シード/バリアー層14aが除去されることによって、アンダーバンプパターン70が露出される。
【0062】
図2を再び参照すれば、露出されたアンダーバンプパターン70上に外部接続端子908が形成されることによって第1半導体パッケージPK1が形成される。続いて、第2半導体パッケージPK2が第1半導体パッケージPK1上に実装される。
【0063】
図8は、一部の実施形態による半導体パッケージの製造方法を示す断面図である。
【0064】
図7H及び図8を参照すれば、電気鍍金をする場合、コンタクト方法に応じて金属層320はワイヤ310の上面310aを覆い得る。その後の工程は同一であり、先の説明と同一であり、図7Kの平坦化工程はワイヤ310の上面310aが露出されるまで進行される。
【0065】
図9A図9Dは、一部の実施形態による半導体パッケージの製造方法を示す断面図である。
【0066】
図7D及び図9Aを参照すれば、第1再配線基板1000の上面1000a上にシード層16aが形成される。シード層16aは、第1再配線基板1000の上面1000a、第1上部パッド82の上面及び側面、第2上部パッド84の上面及び側面を覆う。続いて、第2上部パッド84の上面を露出させる開口OPを含む第3フォトマスクパターンPM3が形成される。第3フォトマスクパターンPM3は、第1上部パッド82及び第2上部パッド84と垂直に重畳しないシード層16aを覆う。第3フォトマスクパターンPM3の厚さは第1上部パッド82の上面を覆う程度の厚さであれば、十分である。
【0067】
図9Bを参照すれば、第2上部パッド84の上面上のシード層16a上にワイヤボンディングが行われる。ワイヤ310の第2部分312はシード層16aに接触する。
【0068】
図9Cを参照すれば、シード層16aを電極に利用して、ワイヤ310の上面310a及び側面を覆う金属層320が形成される。金属層320は、ワイヤ310の上面310a及び側面上に局所的かつ選択的に形成される。
【0069】
図9Dを参照すれば、第3フォトマスクパターンPM3が除去される。蝕刻工程等を通じて、シード層16aが除去され、シードパターン16が形成される(図5参照)。続いて、図7J図7L、及び図2のような工程が進行されて、半導体パッケージが形成される。
【0070】
図10A及び図10Bは、一部の実施形態による半導体パッケージの製造方法を示す断面図である。
【0071】
図7D及び図10Aを参照すれば、第2上部パッド84上にワイヤボンディングが直接成される。続いて、シード層16aが第1再配線基板1000の上面1000a、ワイヤ310から露出された第2上部パッド84の上面の一部及び側面、第1上部パッド82の上面及び側面を覆う。続いて、第2上部パッド84と垂直に重畳されたシード層16aの上面を露出させる開口を含む第3フォトマスクパターンPM3が形成される。
【0072】
図10Bを参照すれば、シード層16aを電極として利用して、ワイヤ310の上面及び側面を覆う金属層320が形成される。第3フォトマスクパターンPM3が除去され、蝕刻工程等を通じて、シード層16aが除去され、シードパターン16が形成される(図6参照)。続いて、図7J図7Lのような工程が進行されて、半導体パッケージが形成される。
【0073】
既存工程の場合、垂直導電構造体を形成する時にその高さを増加させることが難しかった。一例として、ワイヤ無しで、電気鍍金を利用して垂直導電構造体を形成する場合、垂直導電構造体の形成空間を定義するマスクパターンとして厚いフォトレジスト層を使用した。又は第1マスクパターン形成、第1垂直導電構造体形成、第1垂直導電構造体を露出させる第2マスクパターン形成、第1垂直導電構造体に連結される第2垂直導電構造体形成等に数回フォトレジスト層を使用する工程によって垂直導電構造体の高さを増加させた。このような工程の場合、垂直導電構造体の形成に時間がかかり、コスト上昇等の問題があった。
【0074】
これに反して、本発明によれば、ワイヤを利用して垂直導電構造体の高さを工程上で容易に増加させ、金属層を利用して剛性を補強した。また、金属層の形成過程はワイヤを電気鍍金方式で利用する場合、フォトレジストを使用しなくともよい。シード層を利用する場合にも、ワイヤがシード層に連結されて電極の役割をするので、形成しようとする高さまでフォトレジストを厚く使用しないで、薄い厚さのフォトレジストでも金属層の形成が可能である。
【0075】
以上、図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者は本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更しなくとも他の具体的な形態に実施できることを理解することができる。したがって、以上で説明した実施形態はすべての面で例示的なものであり、本発明を限定するものではないことを理解しなければならない。
【符号の説明】
【0076】
1 半導体パッケージ
10 第1再配線パターン
12 第1導電パターン
14 第1シード/バリアーパターン
16 シードパターン
16a シード層
20 第1絶縁層
30 第2再配線パターン
32 第2導電パターン
34 第2シード/バリアーパターン
40 第2絶縁層
70 アンダーバンプパターン
82 第1上部パッド
84 第2上部パッド
300 垂直導電構造体
310 ワイヤ
311 第1部分
312 第2部分
316 シードパターン
320 金属層
321 延長部
322 突出部
700 第1半導体チップ
705 第1チップパッド
708 連結端子
800 第2半導体チップ
808 パッケージ接続端子
810 パッケージ基板
815、817 金属パッド
850 第2モールディング部材
908 外部接続端子
950 第1モールディング部材
1000 第1再配線基板
2000 第2再配線基板
PK1 第1半導体パッケージ
PK2 第2半導体パッケージ

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7A
図7B
図7C
図7D
図7E
図7F
図7G
図7H
図7I
図7J
図7K
図7L
図8
図9A
図9B
図9C
図9D
図10A
図10B