(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023182182
(43)【公開日】2023-12-26
(54)【発明の名称】駐車システム
(51)【国際特許分類】
G08G 1/14 20060101AFI20231219BHJP
E04H 6/10 20060101ALI20231219BHJP
E04H 6/42 20060101ALI20231219BHJP
G06Q 50/10 20120101ALI20231219BHJP
【FI】
G08G1/14 A
E04H6/10 A
E04H6/42 F
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022095650
(22)【出願日】2022-06-14
(71)【出願人】
【識別番号】000198363
【氏名又は名称】IHI運搬機械株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000512
【氏名又は名称】弁理士法人山田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】中村 裕貴
(72)【発明者】
【氏名】渡邉 将也
【テーマコード(参考)】
5H181
5L049
【Fターム(参考)】
5H181AA01
5H181DD08
5H181FF03
5H181FF25
5H181FF33
5H181FF35
5H181KK01
5H181KK03
5H181KK06
5L049CC13
(57)【要約】
【課題】利用者が予約した車室に正しく駐車することができ、駐車場の円滑な使用を促進し得る駐車システムを提供する。
【解決手段】利用者が予約した車室1のロックデバイス2をロック解除するデバイス操作部4と、利用者が乗る車両の車室1に対する位置を検出する位置検出部5と、予約番号に対応する利用者名と車室1番号と予約時間とを含む予約情報を管理する予約情報部6と、車室1と該車室1の近傍に配置される車室1とを含む車室配置情報を管理する車室配置情報部7と、予約情報部6の予約情報と車室配置情報部7の車室配置情報とに基づき、予約時間が重複し且つ近傍の車室1に駐車する別の利用者がロックデバイス2をロック解除する可能性があるか否かを判断するデバイス制御許可部8と、デバイス制御許可部8での判断結果に基づき別の利用者の車室1に利用者が駐車しないよう注意喚起する表示部9とを備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者が予約した車室にロックデバイスをロック解除して駐車する駐車システムにおいて、
利用者が予約した車室のロックデバイスをロック解除するデバイス操作部と、
利用者が乗る車両の車室に対する位置を検出する位置検出部と、
予約番号に対応する利用者名と車室番号と予約時間とを含む予約情報を管理する予約情報部と、
前記車室と該車室の近傍に配置される車室とを含む車室配置情報を管理する車室配置情報部と、
前記予約情報部の予約情報と車室配置情報部の車室配置情報とに基づき、予約時間が重複し且つ近傍の車室に駐車する別の利用者がロックデバイスをロック解除する可能性があるか否かを判断するデバイス制御許可部と、
該デバイス制御許可部での判断結果に基づき別の利用者の車室に利用者が駐車しないよう注意喚起する表示部と
を備えた駐車システム。
【請求項2】
前記デバイス制御許可部は、利用者が予約した車室の近傍の車室として同一のレーンの車室に関し、予約時間の前後にインターバル時間を設定して予約時間の重複の有無を確認する請求項1記載の駐車システム。
【請求項3】
前記デバイス制御許可部は、利用者が予約した車室の近傍の車室として同一のレーンの車室に関し、予約時間が重複する車室が設定数以上存在する場合、予約時間の範囲が設定時間以内のものに限定されるよう時間的に閾値を設定する請求項2記載の駐車システム。
【請求項4】
前記デバイス制御許可部は、利用者が予約した車室の近傍の車室として同一のレーンの車室に関し、予約時間が重複する車室が設定数以上存在する場合、隣接する車室の範囲が設定数以下のものに限定されるよう空間的に閾値を設定する請求項2記載の駐車システム。
【請求項5】
前記デバイス制御許可部は、前記インターバル時間を設定・変更自在な管理画面を有する請求項2記載の駐車システム。
【請求項6】
前記デバイス制御許可部は、前記予約時間の範囲が限定される時間的な閾値を設定・変更自在な管理画面を有する請求項3記載の駐車システム。
【請求項7】
前記デバイス制御許可部は、前記隣接する車室の範囲が限定される空間的な閾値を設定・変更自在な管理画面を有する請求項4記載の駐車システム。
【請求項8】
前記デバイス操作部は、スマートフォンである請求項1~7の何れか一項に記載の駐車システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、駐車システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、駐車場において、車両一台毎に決められた区切りとしての車室は、不正駐車を防止する必要があるため、従来は、コーンを設置したり人が監視を行ったりする等の対応がなされていた。しかしながら、コーンの設置は移動の手間が掛かる一方、人による監視には多大な人件費が掛かる。
【0003】
このため、近年、
図4に示される如く、車室1に起立・倒伏自在なロックデバイス2が設置され、利用者がスマートフォンのアプリケーションやウエブ上の予約サイトから車室1の予約を行い、車両からスマートフォンでの遠隔操作によりロックデバイス2を倒伏させてロックを解除し、予約した車室1に駐車できるようにした駐車システムが開発されている。
【0004】
又、スマートフォンでの遠隔操作の手間を省くために、利用者の車両がある地点を通過した時点で車両から利用者を特定する情報を取得し、利用者情報と予約情報とを紐づけ、ロックデバイス2を自動的に倒伏させてロックを解除することも既存技術の組み合わせにより可能となっている。
【0005】
尚、前述のような駐車システムと関連する一般的技術水準を示すものとしては、例えば、特許文献1、2がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2017-130029号公報
【特許文献2】特開2021-99758号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、前述のように、スマートフォンでの遠隔操作によりロックデバイス2を倒伏させてロックを解除する場合、Bluetooth(登録商標)技術により車両の位置が特定されるようになっている。
【0008】
しかしながら、前記ロックデバイス2は、隣接する車室1の中央部に互いにあまり距離をあけずに複数設置されているため、スマートフォンの電波が届く範囲で複数の利用者が同時にロック解除操作を行ってロックデバイス2が倒伏すると、利用者が予約した車室1とは異なる別の車室1に誤って駐車してしまう虞があった。
【0009】
この場合、本来、その車室1を予約している正規の利用者が駐車できなくなるトラブルが発生してしまうことになる。
【0010】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなしたもので、利用者が予約した車室に正しく駐車することができ、駐車場の円滑な使用を促進し得る駐車システムを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、利用者が予約した車室にロックデバイスをロック解除して駐車する駐車システムにおいて、
利用者が予約した車室のロックデバイスをロック解除するデバイス操作部と、
利用者が乗る車両の車室に対する位置を検出する位置検出部と、
予約番号に対応する利用者名と車室番号と予約時間とを含む予約情報を管理する予約情報部と、
前記車室と該車室の近傍に配置される車室とを含む車室配置情報を管理する車室配置情報部と、
前記予約情報部の予約情報と車室配置情報部の車室配置情報とに基づき、予約時間が重複し且つ近傍の車室に駐車する別の利用者がロックデバイスをロック解除する可能性があるか否かを判断するデバイス制御許可部と、
該デバイス制御許可部での判断結果に基づき別の利用者の車室に利用者が駐車しないよう注意喚起する表示部と
を備えた駐車システムに係るものである。
【0012】
前記駐車システムにおいて、前記デバイス制御許可部は、利用者が予約した車室の近傍の車室として同一のレーンの車室に関し、予約時間の前後にインターバル時間を設定して予約時間の重複の有無を確認するようにすることができる。
【0013】
更に、前記デバイス制御許可部は、利用者が予約した車室の近傍の車室として同一のレーンの車室に関し、予約時間が重複する車室が設定数以上存在する場合、予約時間の範囲が設定時間以内のものに限定されるよう時間的に閾値を設定することが好ましい。
【0014】
又、前記デバイス制御許可部は、利用者が予約した車室の近傍の車室として同一のレーンの車室に関し、予約時間が重複する車室が設定数以上存在する場合、隣接する車室の範囲が設定数以下のものに限定されるよう空間的に閾値を設定することが好ましい。
【0015】
又、前記デバイス制御許可部は、前記インターバル時間を設定・変更自在な管理画面を有することが好ましい。
【0016】
又、前記デバイス制御許可部は、前記予約時間の範囲が限定される時間的な閾値を設定・変更自在な管理画面を有することが好ましい。
【0017】
又、前記デバイス制御許可部は、前記隣接する車室の範囲が限定される空間的な閾値を設定・変更自在な管理画面を有することが好ましい。
【0018】
前記駐車システムにおいて、前記デバイス操作部は、スマートフォンとすることができる。
【発明の効果】
【0019】
本発明の駐車システムによれば、利用者が予約した車室に正しく駐車することができ、駐車場の円滑な使用を促進し得るという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】本発明の駐車システムの実施例を示す制御ブロック図である。
【
図2】本発明の駐車システムの実施例を示すフローチャートである。
【
図3】本発明の駐車システムの実施例における車室配置の一例を示す平面図である。
【
図4】ロックデバイスを備えた駐車システムの一例を示す概要図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
【0022】
図1~
図3は本発明の駐車システムの実施例であって、図中、
図4と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
【0023】
本実施例の場合、
図1に示す如く、デバイス操作部4と、位置検出部5と、予約情報部6と、車室配置情報部7と、デバイス制御許可部8と、表示部9とを備えた点を特徴としている。
【0024】
前記デバイス操作部4は、利用者が予約した車室1のロックデバイス2をロック解除する端末であり、例えば、スマートフォンを用いることができる。
【0025】
前記位置検出部5は、利用者が乗る車両の車室1に対する位置を検出するようになっており、例えば、GPS(Global Positioning System:全地球測位システム)を用いることができる。尚、前記位置検出部5は、GPSに限らず、端末固有のID情報を一定時間間隔で発信するビーコンを配設し、利用者のスマートフォンがビーコンの電波受信範囲内に入った際、利用者の車両が予約した車室1の近傍に来たことを検出するものとしても良い。又、前記位置検出部5は、車両のナンバーを検出する車番認証カメラを用いることもできる。更に又、前記位置検出部5は、利用者のスマートフォンのWi-Fiアクセスポイントにおけるアクセス履歴や、利用者自身の入力による位置情報を利用するものであっても良い。
【0026】
前記予約情報部6は、予約番号に対応する利用者名と車室番号と予約時間とを含む予約情報を管理するようになっており、例えば、[表1]に示すような予約情報が記憶されている。
【表1】
【0027】
前記車室配置情報部7は、前記車室1と該車室1の近傍に配置される車室1とを含む車室配置情報を管理するようになっており、例えば、
図3に示すように車室1が配置されている場合、[表2]に示すような車室配置情報が記憶されている。尚、各々の車室1の空間的な距離(近さ)を[表2]に示すような車室配置情報を使って認識する代わりに、駐車場の配置を示したマップデータから近傍車室を定めるようにしても良い。
【表2】
【0028】
前記デバイス制御許可部8は、前記予約情報部6の予約情報と車室配置情報部7の車室配置情報とに基づき、予約時間が重複し且つ近傍の車室1に駐車する別の利用者がロックデバイス2をロック解除する可能性があるか否かを判断するようになっている。又、前記デバイス制御許可部8は、利用者が予約した車室1の近傍の車室1として同一のレーン3(
図3参照)の車室1に関し、予約時間の前後にインターバル時間(例えば、15分)を設定して予約時間の重複の有無を確認するようになっている。尚、前記デバイス制御許可部8は、前記インターバル時間を設定・変更自在な管理画面(図示せず)を有している。前記インターバル時間は、利用者が必ずしも予約時間通りに入出庫するとは限らないために設定されるものである。
【0029】
前記表示部9は、前記デバイス制御許可部8での判断結果に基づき別の利用者の車室1に利用者が駐車しないよう注意喚起するものであり、スマートフォンの画面、車室1へ向かう車両が通過する位置に設置されたサイネージを用いることができる。但し、注意喚起の音声メッセージを発するスピーカであっても良い。
【0030】
次に、上記実施例の作用を説明する。
【0031】
利用者がデバイス操作部4からロックデバイス操作、即ちロックデバイス2を倒伏させてロックを解除する操作を行うと(
図2のステップS1参照)、位置検出部5によって車両位置確認が行われ(
図2のステップS2参照)、利用者の車両が駐車場のどの位置にいるかが、車室配置情報部7の車室配置情報を照合しつつ把握される。
【0032】
予約情報部6には、予約番号に対応する利用者名と車室番号と予約時間とを含む予約情報が、例えば、[表1]に示すような形で記憶されており、予約情報確認が行われる(
図2のステップS3参照)。
【0033】
前記予約情報確認により、デバイス制御許可部8において、前記予約情報部6の予約情報と車室配置情報部7の車室配置情報とに基づき、予約時間が重複し且つ近傍の車室1に駐車する別の利用者がロックデバイス2をロック解除する可能性があるか否かの判断が行われる(
図2のステップS4参照)。
【0034】
前記デバイス制御許可部8での判断結果に基づき、予約時間が重複し且つ近傍の車室1に駐車する別の利用者がロックデバイス2をロック解除する可能性がある場合、表示部9から、別の利用者の車室1に利用者が駐車しないよう注意喚起が行われる(
図2のステップS5参照)
【0035】
より詳しくは、前記予約情報確認において、[表1]の予約番号R1と予約番号R2は予約時間が16:00-16:30の間で重複していることがわかり、予約番号R2の利用者Bが仮に16:00より少し前に出庫し、車室番号32のロックデバイス2がロック解除されて倒伏している間に、利用者Aが入庫するために車室番号31の近傍に来た場合、車室番号32に誤って駐車してしまう可能性がある。この可能性を排除すべく、利用者Aのスマートフォンの画面や、車室番号31へ向かう車両が通過する位置に設置されたサイネージ等の表示部9に注意喚起のメッセージが表示される。尚、表示部9がスピーカである場合には注意喚起の音声メッセージが発せられる。
【0036】
又、前記デバイス制御許可部8において管理画面(図示せず)から予約時間の前後にインターバル時間(例えば、15分)を設定した場合、[表1]の予約番号R1とR4は16:55-17:15の間で予約時間が重複し、予約番号R1の利用者Aが仮に17:00を少し過ぎて出庫し、車室番号31のロックデバイス2がロック解除されて倒伏している間に、利用者Dが入庫するために車室番号33へ向かう途中で、車室番号31に誤って駐車してしまう可能性がある。この可能性を排除すべく、利用者Dのスマートフォンの画面や、車室番号33へ向かう車両が通過する位置に設置されたサイネージ等の表示部9に注意喚起のメッセージが表示される。尚、表示部9がスピーカである場合には注意喚起の音声メッセージが発せられる。
【0037】
因みに、予約番号R1とR3は予約時間が重複しているが、車室配置情報部7に記憶された
図3並びに[表2]に示すような車室配置情報(或いは駐車場の配置を示したマップデータ)から、車室番号31と車室番号50の車室1は、互いに駐車誤りが発生することがない、十分な空間的な距離が確保されていると判断できる。このため、仮に利用者Aと利用者Cが同時にロック解除操作を行ってロックデバイス2が倒伏しても、利用者A又は利用者Cが自分の予約した車室1とは異なる別の車室1(車室番号50又は車室番号31)に誤って駐車してしまう心配はない。この場合、注意喚起は行われず、ロックデバイス制御許可(
図2のステップS6参照)がなされる。
【0038】
一方、予約情報部6に、例えば、[表3]に示すような予約情報が記憶されているとする。
【表3】
【0039】
この場合、利用者が予約した車室1(車室番号41)の近傍の車室1として同一のレーン3の車室1に関し、予約時間が重複する車室1(車室番号42-45)が設定数(例えば、四個)以上存在しており、車室番号42-45全ての車室1に駐車誤りが発生する可能性があるという判断結果になりかねない。
【0040】
このように、利用者が予約した車室1の近傍の車室1として同一のレーン3の車室1に関し、予約時間が重複する車室1が設定数以上存在する場合、予約時間の範囲が設定時間(例えば、一時間)以内のものに限定されるよう時間的に閾値を設定することが有効となる。この場合、前記デバイス制御許可部8の管理画面(図示せず)において、前記予約時間の範囲が限定される時間的な閾値を設定・変更自在とすれば良い。こうすれば、車室番号42の車室1のみが注意喚起の対象となり、車室番号43-45の車室1に関しては注意喚起の対象から除外され、利用者も混乱しにくくなる。
【0041】
又、予約情報部6に、例えば、[表4]に示すような予約情報が記憶されているとする。
【表4】
【0042】
この場合も、利用者が予約した車室1(車室番号41)の近傍の車室1として同一のレーン3の車室1に関し、予約時間が重複する車室1(車室番号42-45)が設定数(例えば、四個)以上存在しており、車室番号42-45全ての車室1に駐車誤りが発生する可能性があるという判断結果になりかねない。
【0043】
このように、利用者が予約した車室1の近傍の車室1として同一のレーン3の車室1に関し、予約時間が重複する車室1が設定数以上存在する場合、隣接する車室1の範囲が設定数(例えば、二個)以下のものに限定されるよう空間的に閾値を設定することが有効となる。この場合、前記デバイス制御許可部8の管理画面(図示せず)において、前記隣接する車室1の範囲が限定される空間的な閾値を設定・変更自在とすれば良い。こうすれば、車室番号42と車室番号43の車室1のみが注意喚起の対象となり、車室番号44と車室番号45の車室1に関しては注意喚起の対象から除外され、利用者も混乱しにくくなる。
【0044】
これにより、本実施例の場合、隣接する車室1の中央部にロックデバイス2が互いにあまり距離をあけずに複数設置されている駐車場において、スマートフォンの電波が届く範囲で複数の利用者が同時にロック解除操作を行ってロックデバイス2が倒伏しても、利用者が予約した車室1とは異なる別の車室1に誤って駐車してしまうことが避けられる。
【0045】
又、出庫した直後のロックデバイス2がロック解除されて倒伏している車室1に、利用者が誤って駐車してしまう可能性も排除できる。
【0046】
この結果、本来、その車室1を予約している正規の利用者が駐車できなくなるトラブルが発生しなくなる。
【0047】
こうして、利用者が予約した車室1に正しく駐車することができ、駐車場の円滑な使用を促進し得る。
【0048】
尚、本発明の駐車システムは、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【符号の説明】
【0049】
1 車室
2 ロックデバイス
3 レーン
4 デバイス操作部
5 位置検出部
6 予約情報部
7 車室配置情報部
8 デバイス制御許可部
9 表示部