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  • 特開-カードゲーム監視システム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023182780
(43)【公開日】2023-12-26
(54)【発明の名称】カードゲーム監視システム
(51)【国際特許分類】
   A63F 1/06 20060101AFI20231219BHJP
   A63F 1/14 20060101ALI20231219BHJP
【FI】
A63F1/06 Z
A63F1/14
A63F1/06 A
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023178553
(22)【出願日】2023-10-17
(62)【分割の表示】P 2022110981の分割
【原出願日】2015-01-16
(31)【優先権主張番号】2014200314
(32)【優先日】2014-01-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】AU
(71)【出願人】
【識別番号】000103301
【氏名又は名称】エンゼルグループ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】230104019
【弁護士】
【氏名又は名称】大野 聖二
(74)【代理人】
【識別番号】230120651
【弁護士】
【氏名又は名称】山口 裕司
(74)【代理人】
【識別番号】100106840
【弁理士】
【氏名又は名称】森田 耕司
(74)【代理人】
【識別番号】100131451
【弁理士】
【氏名又は名称】津田 理
(74)【代理人】
【識別番号】100167933
【弁理士】
【氏名又は名称】松野 知紘
(74)【代理人】
【識別番号】100174137
【弁理士】
【氏名又は名称】酒谷 誠一
(74)【代理人】
【識別番号】100184181
【弁理士】
【氏名又は名称】野本 裕史
(72)【発明者】
【氏名】重田 泰
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ゲームの開始から終了までおよび払い戻しの間、ゲーム全体を管理することによって、予想外の何かが起こったとき、進行中のゲームをカジノが直ちに中止できるようにすることが可能なテーブルゲーム監視システムを提供する。
【解決手段】カードゲーム監視システムは、ゲームテーブル(1)と、カード(6)の数(ランク)およびマークを読み取り、記録するカード読取部を有するカードシュータ装置と、カード読取部(5)が順次読み取ったカードの数(ランク)およびマークの情報に基づいて、テーブルゲームのルールに従い、勝ち手を判定する制御部(7)と、監視ビデオカメラシステム(8)とを有し、制御部(10)は、各ゲームの終了時、ペイオフ(3W)と共に賭け金(3)が、カードシュータ装置(5)が判定した賭けている人(2)のうち勝者(W)のプール(12)に移動するかどうかを確認する処理機能をさらに有する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
賭けている人が賭け領域上に掛け金を置くゲームテーブルと、
カードの数(ランク)を読み取るカード読取部を備えるカードシュータ装置と、
前記カード読取部が順次読み取った前記カードの数についての情報に基づいて、ゲームのルールに従って勝ち手を判定する制御部と、
カードの位置を撮るカメラシステムと、
を備える、ゲームの監視システムであって、
前記制御部は、前記カメラシステムの出力および前記カードシュータ装置を利用して、
1)前記カードシュータ装置が読み取った各カードを誰がもらうかを判定し、
2)前記カード読取部が読み取った前記情報に従って前記賭けている人およびディーラの各手の内容を判定し、
3)前記賭けている人および前記ディーラの各手に基づいて、前記ゲームのルールに従って前記ゲームの勝者を判定する
ように構成される、監視システム。
【請求項2】
前記制御部は、前記ディーラが前記ゲームテーブル上で配ったトランプのランクを識別し、配られたカードのランクが前記カード読取部が読み取った前記カードのランクと同じであることを検証するように構成される、請求項1に記載の監視システム。
【請求項3】
前記制御部は、各ゲームがいつ開始し、いつ終了したかを判定するように構成される、請求項1に記載の監視システム。
【請求項4】
前記制御部は、各ゲーム中に賭け金が元の賭け領域から他の領域に移動するかどうかを検出するように構成される、請求項3に記載の監視システム。
【請求項5】
前記制御部は、プレイしている賭けている人の数を判定するように構成される、請求項1に記載の監視システム。
【請求項6】
前記制御部は、各賭けている人が前記カードシュータ装置から3枚以上のカードを配られるかどうかを判定するように構成される、請求項1に記載の監視システム。
【請求項7】
各賭け領域上の賭け金を識別するカメラシステムをさらに備える、請求項1に記載の監視システム。
【請求項8】
前記制御部は、チップの画像に基づいて、前記チップの位置、前記チップの種類、および前記チップの数を判定する、請求項1に記載の監視システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、賭けている人が賭けている人の正面のゲームテーブルの賭け領域上で賭けをする、プレイの開始に先立って一緒にシャッフルされた複数のデッキを有するシューターのトランプを用いるテーブルゲーム用のテーブルゲーム監視システムに関する。このテーブルゲーム監視システムは、勝者となった賭けている人の賭け金が、勝者の適切な領域に移動するかどうかを監視する。
【背景技術】
【0002】
バカラやブラックジャックは、カジノまたはゲーム施設で行われる多くのライブテーブルゲームのうちの1つである。これらのゲームは、標準のデッキである52枚のトランプを使用し、通常、プレイの開始に先立って一緒にシャッフルされた複数のデッキ(6から9または10のデッキ)を有するシューターから配られる。カジノで操作する人々(以下、「ディーラ」)が、そのようなゲームのプレイのためにゲームテーブルにトランプを配るとき、カードの紛失または賭けている人の間でのカードの交換などは、起こるべきでなく、また、各ゲームが終了した後、ペイオフと共に賭け金は、賭けている人のうちの勝者のところに正確に行かなければならない。
【0003】
ゲーム中のそのような紛失または交換を防ぐことによって、公正なゲームを確実にするには、カジノのゲームテーブルは、テーブルでのゲームが適切にプレイされ(すなわち、カードの交換または他のいかなる不測のもしくは詐欺的な行為などがない)、賭け金が正確に勝者に払い戻されるように、管理されるべきである。カメラによってゲームテーブルを監視するシステムは既知であり、特許文献1(米国特許第6,582,301号)に開示されている。この既知のシステムは、テーブルゲームを監視し、何らかの不適切な行為が起きたと考えられる場合、後で解析するため、ゲーム全体を記録するだけである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、テーブルゲームのリアルタイムでの監視を提供し、ゲームの開始から終了までゲーム全体を管理することによって、予想外の何かが起こったとき、進行中のゲームをカジノが直ちに中止することを可能にする。
【0005】
本発明は、上記の問題を考慮してなされ、ゲームの開始から終了までおよび払い戻しの間ゲーム全体を管理することによって、予想外の何かが起こったとき、進行中のゲームをカジノが直ちに中止できるようにすることが可能なテーブルゲーム監視システムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の従来の問題を解決するために、本発明は、賭けている人が賭け領域で賭けをするゲームテーブルと、ゲームテーブル上に置かれ、カードの数(ランク)を読み取るカード読取部を有し、カード読取部が順次読み取ったカードの数の情報に基づいて、テーブルゲームのルールに従い、勝ち手を判定する制御部を有するカードシュータ装置と、カードシュータ装置から賭けている人に配られたカードの位置を撮り、ゲームテーブルの各賭け領域上の賭け金を識別する監視ビデオカメラシステムとを有するカードゲーム監視システムであって、制御部は、監視ビデオカメラシステムの情報を用いて、1)各賭け領域上の賭け金または賭けている人に配られたカードを識別することによって、各ゲームをプレイする賭けている人の頭数と、2)各賭けている人が、カードシュータ装置から2枚より多いカードをもらうかどうかと、3)ゲームのルールに従い、賭けている人の頭数の情報を用
いて、カードシュータ装置が読み取った情報に従って賭けている人およびディーラの各手札と、4)賭けている人およびディーラの各手札の情報に基づいて、ゲームのルールに従い、ゲームの勝ち手を有する勝者とを判定する処理機能を有し、監視ビデオカメラシステムはさらに、ゲームテーブル上の賭け金の移動を読み取り、制御部は、各ゲームの終了時、ペイオフと共に賭け金が、カードシュータ装置が判定する賭けている人のうちの勝者のところに移動するかどうかを確認する処理機能をさらに有するカードゲーム監視システムを提供する。
【0007】
カードゲーム監視システムで、制御部は、さらに、ディーラが配ったゲームテーブル上のトランプのランクを識別し、カードのランクが、カードシュータ装置によって判定されたものと同一かどうかを確認し通知する処理機能を有する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の実施形態1によるテーブルゲームシステムの全体を示す概略図である。
図2】本発明の実施形態2によるテーブルゲームシステムの全体を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施形態1は、添付の図面を参照して記載する。本発明の実施形態1は、ブラックジャックをプレイするためのカードゲーム監視システムを提供する。図1で、カードゲーム監視システムは、賭けている人2が賭け領域4に賭け金3を置くことによって賭けをするゲームテーブル1と、ゲームテーブル1上に置かれ、カード6の数(ランク)およびマークを読み取るカード読取部を有し、カード読取部5が順次読み取ったカードの数(ランク)の情報に基づいて、テーブルゲームのルールに従い、勝ち手を判定する制御部7を有するカードシュータ装置とを有する。
【0010】
いくつかのカメラ9を有する監視ビデオカメラシステム8は、各ゲームテーブル1の上部に取り付けられて、カードシュータ装置5から賭けている人2に配られたカード6の位置を撮る。監視ビデオカメラシステム8は、ゲームテーブル1の各賭け領域4上の賭け金3を識別し、制御部10は、監視ビデオカメラ9の情報を用いて、1)各賭け領域上の賭け金または各賭けている人2に配られたカードの位置を識別することによって、各ゲームをプレイする賭けている人の頭数(図1に示すのは3人(頭))と、2)ディーラ11が各賭けている人2にカードシュータ装置5から配ったカードの数(各賭けている人2が2枚以上のカードをもらうかどうか)とを判定する処理機能を有する。
【0011】
制御部10は、さらに、監視ビデオカメラ9からの情報を用いた処理機能を備えて、賭けている人2の頭数の結果の情報を用い、カードシュータ装置5の制御部7にインストールされたゲームのルールに従い、カードシュータ装置5が読み取った情報に従って、賭けている人2およびディーラ11の各手札を判定する。そして、制御部7は、賭けている人2およびディーラ11の手札の情報に基づいて、ゲームの勝ち手を有する勝者Wを判定することになる。
【0012】
カードシュータ装置5は、各カードの方向性(監視ビデオカメラシステム8を通じて、カードシュータ装置5が読み取った各カードを誰がもらうか)を知っており、カードシュータ装置5(制御部7)は、自らのプログラムにより、賭けている人2およびディーラ11が持つ手札を把握することになる。制御部10は、各ゲームの終了時、ペイオフ3Wと共に賭け金3が、カードシュータ装置5が判定した賭けている人2のうち勝者2Wのプール12に移動するかどうかを確認する処理機能をさらに有する(図1で、勝者の場合はM、敗者の場合はLの移動)。
【0013】
(制御部10を備えた)監視ビデオカメラシステム8は、さらに、監視ビデオカメラ9からのピクチャを解析して、ディーラ11が配ったゲームテーブル上の賭けている人2の各手札(数)を判定することによって、トランプ6のランクを識別し、カード6のマークおよびランクが、カードシュータ装置5が読み取り、判定したものと同一であるかどうかを確認する処理機能を有する。
【0014】
監視ビデオカメラシステム8(制御部10)は、さらに、賭けている人2の各賭け領域4上のチップを数えることにより、賭け金3の総額を識別する処理機能を有する。賭け金3の各総額は、各賭け領域4上のチップの色および高さについて監視ビデオカメラ9から得られるピクチャを解析することによって計算される。この目的のための特別なビデオカメラ9sは、ゲームテーブル1の周りに置かれて、賭け金3のチップの側面からの図をとりうる。
【0015】
図2は、本発明の実施形態2の例を示す。本発明の実施形態2は、ゲーム(バカラ)をプレイするためのカードゲーム監視システムを提供する。図2で、カードゲーム監視システムは、賭けている人2が賭け領域24に賭け金3を置くことによって賭けをするゲームテーブル21と、ゲームテーブル21上に置かれ、カード6の数(ランク)およびマークを読み取るカード読取部を有し、カードシュータ装置25が順次読み取ったカード6の数(ランク)の情報に基づいて、テーブルゲームのルールに従い、勝ち手を判定する制御部27を有するカードシュータ装置25とを有する。
【0016】
監視ビデオカメラシステム28は、ゲームテーブル上のカード、および賭け金3の移動を読み取る。カードシュータ装置25の制御部27は、カードシュータ装置25が読み取ったカードの数(ランク)の情報および制御部27のバカラゲームのルールに基づいて、勝ち手がバンカーであるかプレイヤであるかを判定する処理機能を有する。カードゲーム監視システムの制御部30は、各ゲームが終了した後、ペイオフ3Wと共に賭け金3が、賭けている人2のうち勝者2Wのプール22に移動するかどうかを確認する処理機能を有する。
【0017】
カードシュータ装置25は、各カードがバカラのゲームルールに従って配られた場所(バンカーまたはプレイヤ)を知っており、(制御部27を備えた)カードシュータ装置25は、バンカーおよびプレイヤの各手札を計算することになる。このやり方で、カードシュータ装置25は、勝ち手がバンカーであるかプレイヤであるかを判定する。制御部30は、各ゲームの終了時、ペイオフ3Wと共に賭け金3が、カードシュータ装置25が判定した賭けている人2のうちの勝者2Wのプール22に移動するかどうかを確認するさらなる処理機能を有する(図2で、勝者の場合はM、敗者移動Mの場合はLの移動)。
【0018】
(制御部30を備えた)監視ビデオカメラシステム28は、さらに、監視ビデオカメラ29から得たピクチャを解析することによって、ディーラ11が配ったゲームテーブル21上のトランプ6のランクを識別する処理機能を有する。このカードゲーム監視システムは、カード6のマークおよびランクが、カードシュータ装置25が読み取り、判定したものと同一であるか確認し、カード6のマークおよびランクが、カードシュータ装置25が配り、読み取ったものと同一であるかどうかの結果を、カジノの管理セクションに通知する。
【0019】
管理ビデオカメラシステム28(制御部30)は、さらに、賭けている人2の各賭け領域24上のチップを数えることにより、賭け金3の総額を識別する処理機能を有する。賭け金3の各総額は、各賭け領域24上のチップの色および高さについて監視ビデオカメラ29から得られるピクチャを解析することによって計算される。この目的のための特別な
ビデオカメラ29sは、ゲームテーブル21の周りに置かれて、賭け金3のチップの側面からの図をとりうる。
【0020】
実施形態1および実施形態2の両方の例で、監視ビデオカメラシステム8および監視ビデオカメラシステム28は、CCDを用い、視覚解析の既知の技術を通じて、ビデオカメラ9、ビデオカメラ9s、ビデオカメラ29、およびビデオカメラ29sがとったピクチャを解析することによって、賭け金3の位置、および、各賭け領域4および賭け領域24上のチップの色および高さについて賭け金3の総額を識別することができる。監視ビデオカメラシステム8および監視ビデオカメラシステム28はまた、カード3の位置を識別し、賭けの際に示すカードの表側を解析することもできる。
【0021】
本明細書および明細書に続く特許請求の範囲にわたって、内容が別段のことを要しない限り、「comprise(備える)」という語、ならびに「comprises」および「comprising」
などの変形は、記述された整数もしくはステップまたは整数群もしくはステップ群を含むが、その他の整数もしくはステップまたは整数群もしくはステップ群を除外するものではないことを意味すると理解されよう。
【0022】
付記1
上述のカードゲーム監視システムにおいて、カードシュータ装置は、監視ビデオカメラシステムを用いて、バカラまたはブラックジャックのルールに従った各ゲームの開始と終了に関するカードゲームの判定機能をさらに有する。
【0023】
付記2
上述のカードゲーム監視システムにおいて、制御部は、各ゲームが開始されて終了するまでの間(各ゲーム中)、賭け金が元の賭け位置から他の領域に移動しないかどうかを確認する処理機能をさらに有する。
【0024】
付記3
上述のカードゲーム監視システムにおいて、制御部は、各ゲームの開始前に、賭けが開始されるときを判定する判定機能を有する(賭け開始は、第1のベットが賭け領域上に置かれた時間を示す)。
【0025】
付記4
上述のカードゲーム監視システムにおいて、制御部は、各ゲームの開始前に、賭けが終了するときを判定する判定機能を有する(賭け終了は、第1のカードがカードシュータ装置から配られた時間を示す)。また、制御部は、監視ビデオカメラシステムからの情報を用いて、「ノーモアベット」と呼ばれる賭け終了を表すディーラの手の動きを判定する処理機能を有する。
【0026】
付記5
上述のカードゲーム監視システムにおいて、制御部は、各ゲームの終了後に、払い戻しが完了したときを判定する判定機能を有する。
【0027】
付記6
上述のカードゲーム監視システムにおいて、制御部は、監視ビデオカメラの情報をカジノのバックヤードに送信する送信機能を有する。
【0028】
付記7
上述のカードゲーム監視システムにおいて、制御部は、エラーを判定する判定機能を有し、カードゲーム監視システムは、カードシュータ装置および/またはカードゲーム監視
システムに組み込まれた関連システムのコンポーネントにおいて、エラー判定の結果として、表示および/または警告によってエラー信号を出力する出力手段をさらに有する。上述のエラーは、以下の項目うちの少なくとも1つを含む。
1)ディーラが配ったゲームテーブル上のカードゲーム監視システムによって識別されるトランプのランクが、カードシュータ装置が判定したものと同一ではない。
2)賭け金が、各ゲーム中、元の賭け位置から他の領域に移動した。
3)各ゲームの終了時、ペイオフと共に賭け金が、賭けている人のうちの勝者のところへ移動しなかった。
【0029】
付記8
上述のカードゲーム監視システムにおいて、制御部は、カードシュータ装置から配られたカットカードを識別する判定機能を含む。
図1
図2