(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023182868
(43)【公開日】2023-12-27
(54)【発明の名称】端末、通信方法及び基地局
(51)【国際特許分類】
H04W 72/0446 20230101AFI20231220BHJP
H04W 72/20 20230101ALI20231220BHJP
H04W 72/044 20230101ALI20231220BHJP
H04W 72/1268 20230101ALI20231220BHJP
【FI】
H04W72/04 131
H04W72/04 136
H04W72/04 137
H04W72/12 150
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020185453
(22)【出願日】2020-11-05
(71)【出願人】
【識別番号】392026693
【氏名又は名称】株式会社NTTドコモ
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100124844
【弁理士】
【氏名又は名称】石原 隆治
(72)【発明者】
【氏名】吉岡 翔平
(72)【発明者】
【氏名】熊谷 慎也
(72)【発明者】
【氏名】永田 聡
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067CC06
5K067EE02
5K067EE10
5K067GG02
(57)【要約】
【課題】繰り返し送信が設定されたCG PUSCHの複数の送信機会のうちのある送信機会とPUCCHとが少なくとも時間領域において重複した場合、端末の動作を明確化する。
【解決手段】 アップリンクデータの繰り返し送信に関する設定情報を受信する受信部と、前記アップリンクデータの繰り返し送信の複数の送信機会のうちのある送信機会とアップリンク制御情報を送信する上り制御チャネルとが時間領域において重複した場合に、前記アップリンク制御情報を前記上り制御チャネルと時間領域において重複する送信機会で送信される上り共有チャネルに含めることが可能か否かを判定する制御部と、前記制御部が前記アップリンクデータを前記上り共有チャネルに含めることが可能と判定した場合に、前記アップリンク制御情報を前記上り共有チャネルで送信する送信部と、を備える端末。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アップリンクデータの繰り返し送信に関する設定情報を受信する受信部と、
前記アップリンクデータの繰り返し送信の複数の送信機会のうちのある送信機会とアップリンク制御情報を送信する上り制御チャネルとが時間領域において重複した場合に、前記アップリンク制御情報を前記上り制御チャネルと時間領域において重複する送信機会で送信される上り共有チャネルに含めることが可能か否かを判定する制御部と、
前記制御部が前記アップリンクデータを前記上り共有チャネルに含めることが可能と判定した場合に、前記アップリンク制御情報を前記上り共有チャネルで送信する送信部と、
を備える端末。
【請求項2】
前記制御部は、前記アップリンクデータの繰り返し送信の複数の送信機会のうち、前記上り制御チャネルと時間領域において重複する送信機会よりも時間方向において前の送信機会において、前記アップリンクデータの送信を行わなかった場合に、前記アップリンク制御情報を前記上り制御チャネルと時間領域において重複する送信機会で送信される上り共有チャネルに含めることが可能であると判定する、
請求項1に記載の端末。
【請求項3】
前記制御部は、前記アップリンクデータの繰り返し送信の複数の送信機会のうち、前記上り制御チャネルと時間領域において重複する送信機会において、前記アップリンクデータの繰り返し送信を開始することが可能であると判定した場合において、前記上り制御チャネルと時間領域において重複する送信機会よりも時間方向において前の送信機会において、前記アップリンクデータの送信を行わなかった場合であっても、前記アップリンク制御情報を前記上り制御チャネルと時間領域において重複する送信機会で送信される上り共有チャネルに含めることが可能であると判定する、
請求項1に記載の端末。
【請求項4】
前記制御部は、前記アップリンクデータの繰り返し送信の複数の送信機会のうち、前記上り制御チャネルと時間領域において重複する送信機会が前記アップリンクデータの繰り返し送信の時間方向において最初の送信機会である場合に、前記アップリンク制御情報を前記上り制御チャネルと時間領域において重複する送信機会で送信される上り共有チャネルに含めることが可能であると判定する、
請求項1に記載の端末。
【請求項5】
アップリンクデータの繰り返し送信に関する設定情報を受信するステップと、
前記アップリンクデータの繰り返し送信の複数の送信機会のうちのある送信機会とアップリンク制御情報を送信する上り制御チャネルとが時間領域において重複した場合に、前記アップリンク制御情報を前記上り制御チャネルと時間領域において重複する送信機会で送信される上り共有チャネルに含めることが可能か否かを判定するステップと、
前記アップリンクデータを前記上り共有チャネルに含めることが可能と判定した場合に、前記アップリンク制御情報を前記上り共有チャネルで送信するステップと、
を備える端末による通信方法。
【請求項6】
アップリンクデータの繰り返し送信に関する設定情報を送信する送信部と、
端末において、前記アップリンクデータの繰り返し送信の複数の送信機会のうちの
ある送信機会とアップリンク制御情報を送信する上り制御チャネルとが時間領域にお
いて重複した場合に、前記アップリンク制御情報を前記上り制御チャネルと時間領域
において重複する送信機会で送信される上り共有チャネルに含めることが可能と判定
された場合に、前記アップリンク制御情報を前記上り共有チャネルで受信する受信部
と、
を備える基地局。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信システムにおける端末及び基地局に関連するものである。
【背景技術】
【0002】
3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、システム容量の更なる大容量化、データ伝送速度の更なる高速化、無線区間における更なる低遅延化等を実現するために、5GあるいはNR(New Radio)と呼ばれる無線通信方式(以下、当該無線通信方式を「NR」という。)の検討が進んでいる。5Gでは、10Gbps以上のスループットを実現しつつ無線区間の遅延を1ms以下にするという要求条件を満たすために、様々な無線技術及びネットワークアーキテクチャの検討が行われている。
【0003】
3rd Generation Partnership Project (3GPP)のリリース15のNew Radio(NR)において、Physical Uplink Control Channel(PUCCH)がPhysical Uplink Shared Channel(PUSCH)と少なくとも時間領域で重複した場合における端末の動作が規定されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】3GPP TS 38.213 V16.3.0 (2020-09)
【非特許文献2】3GPP TS 38.331 V16.2.0 (2020-09)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
Configured Grant(CG)PUSCHの送信の開始には、制約がある。PUCCHとPUSCHとが少なくとも時間領域で重複する場合において、端末がPUSCHの送信をスキップする場合において、端末がPUSCHの送信を開始する送信機会をどのように定めるのか不明であり、さらに当該PUSCHの送信を開始する送信機会以降の端末の動作が不明となっている。
【0006】
PUSCHの送信機会とPUCCHとが少なくとも時間領域において重複した場合における、端末の動作を明確化することが必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
開示の技術によれば、アップリンクデータの繰り返し送信に関する設定情報を受信する受信部と、前記アップリンクデータの繰り返し送信の複数の送信機会のうちのある送信機会とアップリンク制御情報を送信する上り制御チャネルとが時間領域において重複した場合に、前記アップリンク制御情報を前記上り制御チャネルと時間領域において重複する送信機会で送信される上り共有チャネルに含めることが可能か否かを判定する制御部と、
前記制御部が前記アップリンクデータを前記上り共有チャネルに含めることが可能と判定した場合に、前記アップリンク制御情報を前記上り共有チャネルで送信する送信部と、を備える端末、が提供される。
【発明の効果】
【0008】
開示の技術によれば、PUSCHの送信機会とPUCCHとが少なくとも時間領域において重複した場合における、端末の動作が明確化される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の実施の形態における無線通信システムを説明するための図である。
【
図2】本発明の実施の形態における無線通信システムを説明するための図である。
【
図3】本発明の実施の形態における無線通信システムの基本的な動作を説明するための図である。
【
図4】PUCCHと複数のPUSCHとが時間領域において重複した場合の例を示す図である。
【
図5】CG PUSCHの複数の送信機会のうちのある送信機会とPUCCHとが時間領域において重複した例を示す図である。
【
図6】CG PUSCHの複数の送信機会のうちのある送信機会とPUCCHとが時間領域において重複した例を示す図である。
【
図7】CG PUSCHの複数の送信機会のうちのある送信機会とPUCCHとが時間領域において重複した例を示す図である。
【
図8】本発明の実施の形態における基地局10の機能構成の一例を示す図である。
【
図9】本発明の実施の形態における端末20の機能構成の一例を示す図である。
【
図10】本発明の実施の形態における基地局10又は端末20のハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例であり、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られない。
【0011】
本発明の実施の形態の無線通信システムの動作にあたっては、適宜、既存技術が使用されてよい。当該既存技術は、例えば既存のNRあるいはLTEであるが、既存のNRあるいはLTEに限られない。
【0012】
(システム構成)
図1は、本発明の実施の形態における無線通信システムを説明するための図である。本発明の実施の形態における無線通信システムは、
図1に示されるように、基地局10及び端末20を含む。
図1には、基地局10及び端末20が1つずつ示されているが、これは例であり、それぞれ複数であってもよい。
【0013】
基地局10は、1つ以上のセルを提供し、端末20と無線通信を行う通信装置である。無線信号の物理リソースは、時間領域及び周波数領域で定義され、時間領域はOFDMシンボル数で定義されてもよいし、周波数領域はサブキャリア数又はリソースブロック数で定義されてもよい。また、時間領域におけるTTI(Transmission Time Interval)がスロットであってもよいし、TTIがサブフレームであってもよい。
【0014】
基地局10は、複数のセル(複数のCC(コンポーネントキャリア))を束ねて端末20と通信を行うキャリアアグリゲーションを行うことが可能である。キャリアアグリゲーションでは、1つのPCell(プライマリセル)と1以上のSCell(セカンダリセル)が使用される。
【0015】
基地局10は、同期信号及びシステム情報等を端末20に送信する。同期信号は、例えば、NR-PSS及びNR-SSSである。システム情報は、例えば、NR-PBCHあるいはPDSCHにて送信され、ブロードキャスト情報ともいう。
図1に示されるように、基地局10は、DL(Downlink)で制御信号又はデータを端末20に送信し、UL(Uplink)で制御信号又はデータを端末20から受信する。なお、ここでは、PUCCH、PDCCH等の制御チャネルで送信されるものを制御信号と呼び、PUSCH、PDSCH等の共有チャネルで送信されるものをデータと呼んでいるが、このような呼び方は一例である。
【0016】
端末20は、スマートフォン、携帯電話機、タブレット、ウェアラブル端末、M2M(Machine-to-Machine)用通信モジュール等の無線通信機能を備えた通信装置である。
図1に示されるように、端末20は、DLで制御信号又はデータを基地局10から受信し、ULで制御信号又はデータを基地局10に送信することで、無線通信システムにより提供される各種通信サービスを利用する。なお、端末20をUEと呼び、基地局10をgNBと呼んでもよい。
【0017】
端末20は、複数のセル(複数のCC(コンポーネントキャリア))を束ねて基地局10と通信を行うキャリアアグリゲーションを行うことが可能である。キャリアアグリゲーションでは、1つのPCell(プライマリセル)と1以上のSCell(セカンダリセル)が使用される。また、PUCCHを有するPUCCH-SCellが使用されてもよい。
【0018】
図2は、DC(Dual connectivity)が実行される場合における無線通信システムの構成例を示す。
図2に示すとおり、MN(Master Node)となる基地局10Aと、SN(Secondary Node)となる基地局10Bが備えられる。基地局10Aと基地局10Bはそれぞれコアネットワークに接続される。端末20は基地局10Aと基地局10Bの両方と通信を行うことができる。
【0019】
MNである基地局10Aにより提供されるセルグループをMCG(Master Cell Group)と呼び、SNである基地局10Bにより提供されるセルグループをSCG(Secondary Cell Group)と呼ぶ。また、DCにおいて、MCGは1つのPCellと1以上のSCellから構成され、SCGは1つのPSCell(Primary SCell)と1以上のSCellから構成される。
【0020】
本実施の形態における処理動作は、
図1に示すシステム構成で実行されてもよいし、
図2に示すシステム構成で実行されてもよいし、これら以外のシステム構成で実行されてもよい。
【0021】
(基本的な動作例)
図3を参照して、本発明の実施の形態における通信システムの基本的な動作例を説明する。
【0022】
S101において、RRCシグナリングにより、基地局10は端末20に、PUSCH送信に関するconfigured grant(CG)等を送信し、端末20はこれらの設定情報を受信する。
【0023】
S102において、端末20は、CG PUSCH送信をactivateするDCIを基地局10から受信し、S103において、CG PUSCH送信の設定によるPUSCHリソースでデータを送信する。S104において、端末20は、データの受信に対するHARQ-ACKを基地局10に送信する。なお、HARQ-ACKを、HARQ-ACKをHARQ情報、フィードバック情報等と呼んでもよい。
【0024】
以下の実施例において2つのチャネルが時間領域で重複(overlap)するとは、2つのチャネルのタイミングが完全に同じタイミングであることであってもよく、時間リソース(例えば、1又は複数のシンボル(シンボルより短い時間単位のリソースであってもよい))の全部又は一部が重複することであってもよい。
【0025】
3rd Generation Partnership Project (3GPP)のリリース15のNew Radio(NR)において、Physical Uplink Control Channel(PUCCH)がPhysical Uplink Shared Channel(PUSCH)と少なくとも時間領域で重複した場合における端末20の動作が規定されている。
【0026】
PUCCHがPUSCHと少なくとも時間領域で重複した場合において、PUCCH内のUplink Control Information(UCI)がHybrid Automatic Repeat Request Acknowledgement(HARQ-ACK)である場合には、端末20は、当該UCIをPUSCHに含めてもよい(多重してもよい)。
【0027】
PUCCHがPUSCHと少なくとも時間領域で重複した場合において、PUCCH内のUCIがChannel State Information(CSI)である場合には、端末20は、PUSCHにCSIが含まれない場合には、当該UCIをPUSCHに含めてもよい(多重してもよい)。この場合において、PUSCHにCSIが含まれる場合には、端末20は、PUCCH内のUCIをPUSCHに含めずに(多重せずに)、PUCCHをドロップして、PUSCHを送信してもよい。
【0028】
PUCCHがPUSCHと少なくとも時間領域で重複した場合において、PUCCH内のUCIがScheduling Request(SR)である場合には、端末20は、PUSCHにアップリンクのデータチャネル(UL-SCH: Uplink-Shared Channel)が含まれない場合には、PUSCHをドロップしてPUCCHを送信してもよい。この場合において、PUSCHにアップリンクのデータチャネルが含まれる場合には、端末20のMedium Access Control(MAC)レイヤは、PUCCHの送信及びPUSCHの送信に関する処理を行ってもよい。
【0029】
3GPPのリリース15のNRでは、端末20は、送信すべきデータがない場合には、PUSCHの送信を行わなくてもよい(送信をスキップしてもよい)。
【0030】
PUSCHの種別として、少なくとも、configured grant(CG)のPUSCH及びdynamic grant (DG)のPUSCHが規定されている。
【0031】
CGのPUSCHの種別として、少なくとも、上位レイヤで設定されるCG PUSCH(type-1 CG PUSCH)及び上位レイヤで設定されてアクティベートされるCG PUSCH(type-2 CG PUSCH)が規定されている。
【0032】
DG PUSCHは、Downlink Control Information(DCI)でスケジューリングされる。
【0033】
端末20は、送信すべきデータがない場合には、CG PUSCHの送信を行わなくてもよい。つまり、端末20は、デフォルトの機能として、送信すべきデータがない場合には、CGPUSCHの送信をスキップすることが可能である。
【0034】
また、端末20は、上位レイヤのパラメータであるskipUplinkTxDynamicが設定された場合に、DG PUSCHの送信をスキップすることが可能である(DG PUSCHの送信を行わなくてもよい)。
【0035】
3GPPのリリース15のNRでは、PUCCHがPUSCHと少なくとも時間領域で重複した場合において、端末20がPUSCHの送信をスキップすべきか否かについて検討が行われていた。
【0036】
PUCCHがPUSCHと少なくとも時間領域で重複した場合において、端末20がPUSCHの送信をスキップすることを許容した場合には、基地局(gNB)が、PUCCH及びPUSCHの復号を試みることが想定される。
【0037】
ここで、Carrier Aggregation(CA)が設定される場合には、PUSCHの数が増えるため、基地局は大量のPUSCHの復号を試みることが想定される。
【0038】
PUCCHがPUSCHと少なくとも時間領域で重複した場合において、端末20がPUSCHの送信をスキップすることを許容しない場合(つまり、全てのPUSCHが送信される場合)には、送信される全てのPUSCHのうちのどのPUSCHに、PUCCHのUCIを含める(piggybackする)かについて、ルールが定められている。
【0039】
図4は、PUCCHと複数のPUSCHとが時間領域において重複した場合の例を示す図である。
図4の例では、時間領域において、PUCCHが、コンポーネントキャリア(CC)0のPUSCH、CC1のPUSCH、及びCC2のPUSCHと重複している。この場合において、例えば、端末20は、PUSCHの送信をスキップせずに(つまり、CC0のPUSCH、CC1のPUSCH、及びCC2のPUSCHを送信する)、CC0のPUSCHにPUCCHのUCIを含めてもよい。
【0040】
DG PUSCHについては、端末20がPUSCHの送信をスキップすることは想定されていない。また、CG PUSCHについては、端末20はPUSCHの送信をスキップすることは可能であるが、3GPPのリリース15のNRでは、大量のCG PUSCHが設定されることは想定されていない。
【0041】
上述の課題について、3GPPのリリース16のNRでは、以下の内容が規定されている。
【0042】
PUCCHと複数のPUSCHとが少なくとも時間領域で重複した場合において、当該複数のPUSCHの中に非周期的なCSI(Aperiodic-CSI)を伴うPUSCHが含まれている場合には、端末20は、Aperiodic-CSIを伴うPUSCHにPUCCHのUCIを含めてもよい。
【0043】
PUCCHと複数のPUSCHとが少なくとも時間領域で重複した場合において、当該複数のPUSCHの中にDG PUSCH及びCGPUSCHが含まれている場合には、端末20は、DG PUSCHにPUCCHのUCIを含めてもよい。
【0044】
PUCCHと複数のPUSCHとが少なくとも時間領域で重複した場合において、当該複数のPUSCHの中に複数のサービングセルに対応する複数のPUSCHが含まれている場合には、端末20は、当該複数のサービングセルのうちサービングセルIDの値が最小であるサービングセルのPUSCHにPUCCHのUCIを含めてもよい。
【0045】
PUCCHと複数のPUSCHとが少なくとも時間領域で重複した場合において、当該複数のPUSCHの中に同一のサービングセルに対応する複数のPUSCHが含まれている場合には、端末20は、当該複数のサービングセルのうち、時間的に最も前のPUSCHにPUCCHのUCIを含めてもよい。
【0046】
なお、DG PUSCHについて、端末20は、PUSCHの送信をスキップするか否かにかかわらず、全てのPUSCHを送信すると想定した上で、PUCCHのUCIを含めるPUSCHを定める。端末20は、PUCCHのUCIを含めるPUSCHの送信をスキップすることはできず、当該PUSCHを必ず送信する(端末20のMACレイヤは、MAC Protocol Data Unit(PDU)を生成する)。CG PUSCHの場合についても、端末20の動作は、DG PUSCHの場合と同様になることが想定されている。
【0047】
(課題について)
PUCCHと複数のPUSCHのうちのいずれかのPUSCHとが少なくとも時間領域で重複する場合のうちの特定のケースにおいて、PUCCHのUCIをPUSCHに含める動作及びPUSCHの送信をスキップする動作を端末20がどのように処理するのか、明確化することが必要とされている。
【0048】
特定のケースとして、例えば、以下のケース1が想定される。
【0049】
ケース1:PUCCHと複数のPUSCHのうちのいずれかのPUSCHとが少なくとも時間領域で重複し、かつCG PUSCHにrepetitionが適用される場合。
【0050】
基地局が、CG PUSCHにrepetitionを設定/指示する場合(例えば、pusch-AggregationFactor=n2、n4、又はn8)、端末20は、CG PUSCHを繰り返し送信する。
【0051】
例えば、CG PUSCHにrepetitionが適用される場合において、端末20は、トランスポートブロックの複数の送信機会(transmission occasions)のうち、時間方向において最初の送信機会においてのみ、トランスポートブロックの送信を開始してもよい。
【0052】
時間方向において最初の送信機会において、端末20がトランスポートブロックの送信を開始しない場合には、端末20は、複数の送信機会のうち時間方向において最初の送信機会の後の送信機会からトランスポートブロックの送信を開始することができるが、この場合には、端末20がトランスポートブロックの送信を開始できる送信機会は、redundancy version(RV)が0である送信機会に限られる。
【0053】
単一スロットのPUCCH(single slot PUCCH)がPUSCH repetitionで設定される複数の送信機会のうちのある送信機会と重複する場合において、端末20は、当該単一スロットのPUCCHと重複する送信機会のPUSCHにのみ、UCIを含めてもよい(UCIを多重してもよい)。
【0054】
上述の通り、CG PUSCHの送信の開始には、制約がある。
PUCCHとPUSCHとが少なくとも時間領域で重複する場合において、端末20がPUSCHの送信をスキップする場合において、端末20がPUSCHの送信を開始する送信機会をどのように定めるのか不明であり、さらに当該PUSCHの送信を開始する送信機会以降の端末20の動作が不明となっている。
【0055】
繰り返し送信が設定されたCG PUSCHの複数の送信機会のうちのある送信機会とPUCCHとが少なくとも時間領域において重複した場合、端末20は特定の動作を行ってもよい。
【0056】
(Proposal 1)
繰り返し送信が設定されたCG PUSCHの複数の送信機会のうちのある送信機会とPUCCHとが少なくとも時間領域において重複した場合、端末20は、CG PUSCHの送信を開始可能な送信機会についての制約にかかわらず、PUCCHのUCIを含めるPUSCHを送信してもよい。
【0057】
(1-1)
繰り返し送信が設定されたCG PUSCHの複数の送信機会のうちのある送信機会とPUCCHとが少なくとも時間領域において重複した場合において、端末20は、当該PUCCHと重複した送信機会よりも時間に関して前の送信機会でPUSCHの送信を行わなかった場合であっても、当該PUCCHと重複した送信機会のPUSCHに、当該PUCCHのUCIを含めてもよい(多重してもよい)。
【0058】
図5は、繰り返し送信が設定されたCG PUSCHの複数の送信機会のうちのある送信機会とPUCCHとが時間領域において重複した例を示す図である。
図5の例では、時間方向において、前の方から4つのPUSCHの送信機会が設定されている。時間方向において前の方から2番目のPUSCHの送信機会は時間領域においてPUCCHと重複している。端末20は、
図5の例に示される4つの送信機会のうち、時間に関して最初の送信機会ではPUSCHの送信を行わない。端末20は、
図5の例に示される4つの送信機会のうち、時間方向において前の方から2番目のPUSCHの送信機会が時間領域においてPUCCHと重複することを検出し、PUCCHのUCIを2番目の送信機会のPUSCHに含め、当該PUSCHの送信を行ってもよい。その後、時間方向において3番目及び4番目の送信機会において、端末20は、PUSCHの送信を行わなくてもよい。
【0059】
(1-2)
繰り返し送信が設定されたCG PUSCHの複数の送信機会のうちのある送信機会とPUCCHとが少なくとも時間領域において重複した場合において、端末20は、当該PUCCHと重複した送信機会のPUSCHに、当該PUCCHのUCIを含めてもよく(多重してもよく)、この場合において、端末20のMACレイヤは、MAC PDUを生成してもよい。
【0060】
(1-3)
繰り返し送信が設定されたCG PUSCHの複数の送信機会のうちのある送信機会とPUCCHとが少なくとも時間領域において重複した場合において、端末20は、当該PUCCHと重複した送信機会のPUSCHに、当該PUCCHのUCIを含めてもよく(多重してもよく)、この場合において、端末20のMACレイヤは、送信するデータがない場合(例えば、zero MAC Service Data Unit(SDU)を含むMAC PDU、周期的なBuffer Status Report(BSR)のみを含むMAC PDUであって、ロジカルチャネルグループで使用できるデータがないMAC PDU、又はパディングBSRのみを含むMAC PDU)であっても、MAC PDUを生成してもよい。この場合において、端末20は、RVを、当該PUCCHと時間領域において重複するPUSCHの送信機会に対応するRVに設定してもよい。代替的に、端末20は、当該PUCCHと時間領域において重複するPUSCHの送信機会にかかわらず、RVを0に設定してもよい。
【0061】
(1-4)
繰り返し送信が設定されたCG PUSCHの複数の送信機会のうちのある送信機会とPUCCHとが少なくとも時間領域において重複した場合において、端末20は、当該PUCCHと重複した送信機会のPUSCHに、当該PUCCHのUCIを含めてもよく(多重してもよく)、この場合において、端末20のMACレイヤは、送信するデータがない場合であっても、MAC PDUを生成してもよい。この場合において、端末20は、当該PUCCHと重複したPUSCHの送信機会の後のPUSCHの送信機会において、当該PUCCHと重複した送信機会のPUSCHに含めたMAC PDUと同じMAC PDUを含めて(MAC PDUをのせて)PUSCHを送信してもよい。代替的に、端末20は、当該PUCCHと重複したPUSCHの送信機会の後のPUSCHの送信機会において、任意のMAC PDUを含めて(任意のMAC PDUをのせて)、PUSCHを送信してもよい。代替的に、端末20は、当該PUCCHと重複したPUSCHの送信機会の後のPUSCHの送信機会において、PUSCHを送信しなくてもよい。
【0062】
(Proposal 2)
繰り返し送信が設定されたCG PUSCHの複数の送信機会のうちのある送信機会とPUCCHとが少なくとも時間領域において重複した場合、端末20は、CG PUSCHの送信を開始可能な送信機会についての制約に基づいて、当該PUCCHと重複する送信機会のPUSCHに、当該PUCCHのUCIを含めることが可能であるか否かを判定してもよい。
【0063】
(2-1)
繰り返し送信が設定されたCG PUSCHの複数の送信機会のうちのある送信機会とPUCCHとが少なくとも時間領域において重複した場合であって、CG PUSCHの送信を開始可能な送信機会についての制約に基づいて、端末20が、当該PUCCHと重複するPUSCHの送信機会において、CG PUSCHの送信を開始することが可能であると判定した場合において、端末20は、当該PUCCHと重複した送信機会よりも時間に関して前の送信機会でPUSCHの送信を行わなかった場合であっても、当該PUCCHと重複した送信機会のPUSCHに、当該PUCCHのUCIを含めてもよい(多重してもよい)。
【0064】
(2-1-2)
上記(2-1)の場合において、端末20のMACレイヤは、MAC PDUを生成してもよい。
【0065】
(2-1-3)
上記(2-1)の場合において、端末20のMACレイヤは、送信するデータがない場合(例えば、zero MAC Service Data Unit(SDU)を含むMAC PDU、周期的なBuffer Status Report(BSR)のみを含むMAC PDUであって、ロジカルチャネルグループで使用できるデータがないMAC PDU、又はパディングBSRのみを含むMAC PDU)であっても、MAC PDUを生成してもよい。この場合において、端末20は、RVを、当該PUCCHと時間領域において重複するPUSCHの送信機会に対応するRVに設定してもよい。代替的に、端末20は、当該PUCCHと時間領域において重複するPUSCHの送信機会にかかわらず、RVを0に設定してもよい。
【0066】
(2-1-4)
上記(2-1)の場合において、端末20のMACレイヤは、送信するデータがない場合であっても、MAC PDUを生成してもよい。この場合において、端末20は、当該PUCCHと重複したPUSCHの送信機会の後のPUSCHの送信機会において、当該PUCCHと重複した送信機会のPUSCHに含めたMAC PDUと同じMAC PDUを含めて(MAC PDUをのせて)PUSCHを送信してもよい。代替的に、端末20は、当該PUCCHと重複したPUSCHの送信機会の後のPUSCHの送信機会において、任意のMAC PDUを含めて(任意のMAC PDUをのせて)、PUSCHを送信してもよい。代替的に、端末20は、当該PUCCHと重複したPUSCHの送信機会の後のPUSCHの送信機会において、PUSCHを送信しなくてもよい。
【0067】
(2-2)
繰り返し送信が設定されたCG PUSCHの複数の送信機会のうちのある送信機会とPUCCHとが少なくとも時間領域において重複した場合において、CG PUSCHの送信を開始可能な送信機会についての制約に基づいて、端末20は、当該PUCCHと重複するPUSCHの送信機会において、CG PUSCHの送信を開始することが可能でないと判定してもよい。
【0068】
(2-2-1)
繰り返し送信が設定されたCG PUSCHの複数の送信機会のうちのある送信機会とPUCCHとが少なくとも時間領域において重複した場合において、当該PUCCHと時間領域において重複したPUSCHの送信機会よりも時間方向において前のPUSCHの送信機会でPUSCHの送信を行わなかった場合、端末20は、当該PUCCHと重複する送信機会のPUSCHに、当該PUCCHのUCIを含めることはできない(多重することはできない)と判定してもよい。この場合において、端末20は、当該PUCCHと時間領域において重複したPUSCHの送信機会よりも時間方向において後のPUSCHの送信機会において、PUSCHの送信をスキップしてもよい(PUSCHの送信を行わなくてもよい)。
【0069】
図6は、繰り返し送信が設定されたCG PUSCHの複数の送信機会のうちのある送信機会とPUCCHとが時間領域において重複した例を示す図である。
図6の例では、時間方向において、前の方から4つのPUSCHの送信機会が設定されている。時間方向において前の方から2番目のPUSCHの送信機会は時間領域においてPUCCHと重複している。端末20は、
図6の例に示される4つの送信機会のうち、時間に関して最初の送信機会ではPUSCHの送信を行わない。端末20は、
図6の例に示される4つの送信機会のうち、時間方向において前の方から2番目のPUSCHの送信機会が時間領域においてPUCCHと重複することを検出した場合において、
図6の例の時間に関して最初の送信機会においてPUSCHの送信を行っていないため、PUCCHのUCIを2番目の送信機会のPUSCHに含めることはできないと判定してもよい。その後、時間方向において3番目及び4番目の送信機会において、端末20は、PUSCHの送信を行わなくてもよい。
【0070】
(2-2-2)
繰り返し送信が設定されたCG PUSCHの複数の送信機会のうちのある送信機会とPUCCHとが少なくとも時間領域において重複した場合において、当該PUCCHと時間領域において重複したPUSCHの送信機会よりも時間方向において前のPUSCHの送信機会でPUSCHの送信を行った場合、端末20は、当該PUCCHと重複する送信機会のPUSCHに、当該PUCCHのUCIを含める(多重する)ことが可能であると判定してもよい。
【0071】
(Proposal 3)
繰り返し送信が設定されたCG PUSCHの複数の送信機会のうちのある送信機会とPUCCHとが少なくとも時間領域において重複した場合において、端末20は、当該PUCCHと重複した送信機会よりも時間に関して前の送信機会におけるPUSCHの送信の有無に基づいて、当該PUCCHと重複した送信機会のPUSCHに、当該PUCCHのUCIを含めることが可能か否かを判定してもよい。
【0072】
(3-1)
繰り返し送信が設定されたCG PUSCHの複数の送信機会のうちのある送信機会とPUCCHとが少なくとも時間領域において重複した場合において、当該PUCCHと重複した送信機会が繰り返し送信の時間に関して最初の送信機会である場合において、端末20は、当該PUCCHと重複した送信機会のPUSCHに、当該PUCCHのUCIを含めることが可能であると判定してもよい。
【0073】
(3-1-2)
繰り返し送信が設定されたCG PUSCHの複数の送信機会のうちのある送信機会とPUCCHとが少なくとも時間領域において重複した場合において、当該PUCCHと重複した送信機会が繰り返し送信の時間に関して最初の送信機会である場合において、端末20は、当該PUCCHと重複した送信機会のPUSCHに、当該PUCCHのUCIを含めてもよく(多重してもよく)、この場合において、端末20のMACレイヤは、MAC PDUを生成してもよい。
【0074】
(3-1-3)
繰り返し送信が設定されたCG PUSCHの複数の送信機会のうちのある送信機会とPUCCHとが少なくとも時間領域において重複した場合において、当該PUCCHと重複した送信機会が繰り返し送信の時間に関して最初の送信機会である場合において、端末20は、当該PUCCHと重複した送信機会のPUSCHに、当該PUCCHのUCIを含めてもよく(多重してもよく)、この場合において、端末20のMACレイヤは、送信するデータがない場合であっても、MAC PDUを生成してもよい。この場合において、端末20は、当該PUCCHと重複したPUSCHの送信機会の後のPUSCHの送信機会において、当該PUCCHと重複した送信機会のPUSCHに含めたMAC PDUと同じMAC PDUを含めて(MAC PDUをのせて)PUSCHを送信してもよい。代替的に、端末20は、当該PUCCHと重複したPUSCHの送信機会の後のPUSCHの送信機会において、任意のMAC PDUを含めて(任意のMAC PDUをのせて)、PUSCHを送信してもよい。代替的に、端末20は、当該PUCCHと重複したPUSCHの送信機会の後のPUSCHの送信機会において、PUSCHを送信しなくてもよい。
【0075】
繰り返し送信が設定されたCG PUSCHの複数の送信機会のうちのある送信機会とPUCCHとが少なくとも時間領域において重複した場合において、端末20は、当該PUCCHと時間領域において重複した送信機会が繰り返し送信の時間に関して最初の送信機会ではないと判定してもよい。
【0076】
(3-2-1)
繰り返し送信が設定されたCG PUSCHの複数の送信機会のうちのある送信機会とPUCCHとが少なくとも時間領域において重複した場合であって、当該PUCCHと時間領域において重複した送信機会が繰り返し送信の時間に関して最初の送信機会ではないと判定した場合において、端末20が当該PUCCHと時間領域において重複した送信機会よりも時間方向において前の送信機会でPUSCHの送信を行った場合、端末20は、当該当該PUCCHと時間領域において重複した送信機会のPUSCHに当該PUCCHのUCIを含めることはできない(多重することはできない)と判定してもよい。この場合において、端末20は、当該PUCCHと時間領域において重複したPUSCHの送信機会よりも時間方向において後のPUSCHの送信機会において、PUSCHの送信をスキップしてもよい(PUSCHの送信を行わなくてもよい)。
【0077】
(3-2-2)
繰り返し送信が設定されたCG PUSCHの複数の送信機会のうちのある送信機会とPUCCHとが少なくとも時間領域において重複した場合であって、当該PUCCHと時間領域において重複した送信機会が繰り返し送信の時間に関して最初の送信機会ではないと判定した場合において、端末20が当該PUCCHと時間領域において重複した送信機会よりも時間方向において前の送信機会でPUSCHの送信を行った場合、端末20は、当該当該PUCCHと時間領域において重複した送信機会のPUSCHに当該PUCCHのUCIを含めることは可能である(多重することは可能である)と判定してもよい。
【0078】
図7は、繰り返し送信が設定されたCG PUSCHの複数の送信機会のうちのある送信機会とPUCCHとが時間領域において重複した例を示す図である。
図7の例では、時間方向において、前の方から4つのPUSCHの送信機会が設定されている。時間方向において前の方から2番目のPUSCHの送信機会は時間領域においてPUCCHと重複している。例えば、端末20は、当該PUCCHと時間領域において重複した送信機会が繰り返し送信の時間に関して最初の送信機会ではないと判定する。端末20は、
図7の例に示される4つの送信機会のうち、時間に関して最初の送信機会ではPUSCHの送信を行わなかったとする。この場合において、端末20は、
図7の例に示される4つの送信機会のうち、時間方向において前の方から2番目のPUSCHの送信機会においてPUSCHの送信を行わなくてもよい。その後、時間方向において3番目及び4番目の送信機会において、端末20は、PUSCHの送信を行わなくてもよい。
【0079】
上述の実施例では、GC PUSCHの繰り返し送信の場合に、複数のPUSCHの送信機会のうちのいずれかの送信機会がPUCCHと時間領域において重複した場合の端末20の動作例が説明されている。しかしながら、実施例は、CG PUSCHの繰り返し送信の場合に限定されず、DG PUSCHの繰り返し送信の場合に適用されてもよい。
【0080】
DG PUSCHの繰り返し送信の場合、端末20は、全てのPUSCHの送信をスキップしてもよく、あるいは全てのPUSCHの送信を行ってもよい。
【0081】
DG PUSCHの繰り返し送信の場合において、複数のPUSCHの送信機会のうち、時間方向において途中の送信機会から送信してもよいか否か、時間方向において後続の送信機会の扱いをどうするかについて、上述の実施例を適用することが可能である。
【0082】
図5~7において、CG PUSCHの繰り返し送信がスロット単位で行われている例が示されているが、本実施例は、この例には限定されない。例えば、CG PUSCHの繰り返し送信は、シンボル単位で行われてもよい。なお、CG PUSCHの繰り返し送信がスロット単位で行われる場合をPUSCH repetition type Aと呼び、CG PUSCHの繰り返し送信がシンボル単位で行われる場合をPUSCH repetition type Bと呼んでもよい。
【0083】
PUSCH repetition type Bにおいて、invalid symbolにyほってnominal repetitionから複数のactual repetitionが決定された場合、当該actual repetitionに対して上述の実施例を適用してもよい。
【0084】
上述の実施例は、繰り返し送信を行わないPUCCHのみを対象としてもよく、繰り返し送信を行うPUCCHを対象としてもよい。
【0085】
なお、上述の繰り返し送信は、同じトランスポートブロック(すなわち、MAC PDU)の繰り返し送信を意味してもよい。
【0086】
上述の実施例によれば、PUCCHと複数のPUSCHのうちのいずれかのPUSCHとが少なくとも時間領域で重複する場合のうちの特定のケースにおいて、端末20が、PUCCHのUCIをPUSCHに含める動作及びPUSCHの送信をスキップする動作が明確化される。端末20が、PUCCHのUCIをPUSCHに含める動作については、PUSCHの繰り返し送信無しの場合と同じ動作にすることができる。また、端末20が、PUCCHのUCIをPUSCHに含ない動作については、不要な(あるいは追加の機能を必要とする)PUSCH送信を回避できる。
【0087】
(装置構成)
次に、これまでに説明した処理及び動作を実行する基地局10及び端末20の機能構成例を説明する。基地局10及び端末20は上述したProposal 1~3を実施する機能を含む。ただし、基地局10及び端末20はそれぞれ、Proposal 1~3のうちのいずれかの提案の機能のみを備えることとしてもよい。
【0088】
<基地局10>
図8は、基地局10の機能構成の一例を示す図である。
図8に示されるように、基地局10は、送信部110と、受信部120と、設定部130と、制御部140とを有する。
図8に示される機能構成は一例に過ぎない。本発明の実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。送信部110と受信部120とを通信部と呼んでもよい。
【0089】
送信部110は、端末20側に送信する信号を生成し、当該信号を無線で送信する機能を含む。受信部120は、端末20から送信された各種の信号を受信し、受信した信号から、例えばより上位のレイヤの情報を取得する機能を含む。また、送信部110は、端末20へNR-PSS、NR-SSS、NR-PBCH、DL/UL制御信号、DLデータ等を送信する機能を有する。また、送信部110は、提案1~2で説明した設定情報等を送信する。
【0090】
設定部130は、予め設定される設定情報、及び、端末20に送信する各種の設定情報を記憶装置に格納し、必要に応じて記憶装置から読み出す。制御部140は、例えば、リソース割り当て、基地局10全体の制御等を行う。なお、制御部140における信号送信に関する機能部を送信部110に含め、制御部140における信号受信に関する機能部を受信部120に含めてもよい。また、送信部110、受信部120をそれぞれ送信機、受信機と呼んでもよい。
【0091】
<端末20>
図9は、端末20の機能構成の一例を示す図である。
図9に示されるように、端末20は、送信部210と、受信部220と、設定部230と、制御部240とを有する。
図9に示される機能構成は一例に過ぎない。本発明の実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。送信部210と受信部220とを通信部と呼んでもよい。
【0092】
送信部210は、送信データから送信信号を作成し、当該送信信号を無線で送信する。受信部220は、各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する。また、送信部210はHARQ-ACKを送信し、受信部220は、Proposal 1~3で説明した設定情報等を受信する。
【0093】
設定部230は、受信部220により基地局10から受信した各種の設定情報を記憶装置に格納し、必要に応じて記憶装置から読み出す。また、設定部230は、予め設定される設定情報も格納する。制御部240は、端末20全体の制御等を行う。なお、制御部240における信号送信に関する機能部を送信部210に含め、制御部240における信号受信に関する機能部を受信部220に含めてもよい。また、送信部210、受信部220をそれぞれ送信機、受信機と呼んでもよい。
【0094】
実施例には、少なくとも以下の端末、通信方法及び基地局が記載されている。
(第1項)
アップリンクデータの繰り返し送信に関する設定情報を受信する受信部と、
前記アップリンクデータの繰り返し送信の複数の送信機会のうちのある送信機会とアップリンク制御情報を送信する上り制御チャネルとが時間領域において重複した場合に、前記アップリンク制御情報を前記上り制御チャネルと時間領域において重複する送信機会で送信される上り共有チャネルに含めることが可能か否かを判定する制御部と、
前記制御部が前記アップリンクデータを前記上り共有チャネルに含めることが可能と判定した場合に、前記アップリンク制御情報を前記上り共有チャネルで送信する送信部と、
を備える端末。
(第2項)
前記制御部は、前記アップリンクデータの繰り返し送信の複数の送信機会のうち、前記上り制御チャネルと時間領域において重複する送信機会よりも時間方向において前の送信機会において、前記アップリンクデータの送信を行わなかった場合に、前記アップリンク制御情報を前記上り制御チャネルと時間領域において重複する送信機会で送信される上り共有チャネルに含めることが可能であると判定する、
第1項に記載の端末。
(第3項)
前記制御部は、前記アップリンクデータの繰り返し送信の複数の送信機会のうち、前記上り制御チャネルと時間領域において重複する送信機会において、前記アップリンクデータの繰り返し送信を開始することが可能であると判定した場合において、前記上り制御チャネルと時間領域において重複する送信機会よりも時間方向において前の送信機会において、前記アップリンクデータの送信を行わなかった場合であっても、前記アップリンク制御情報を前記上り制御チャネルと時間領域において重複する送信機会で送信される上り共有チャネルに含めることが可能であると判定する、
第1項に記載の端末。
(第4項)
前記制御部は、前記アップリンクデータの繰り返し送信の複数の送信機会のうち、前記上り制御チャネルと時間領域において重複する送信機会が前記アップリンクデータの繰り返し送信の時間方向において最初の送信機会である場合に、前記アップリンク制御情報を前記上り制御チャネルと時間領域において重複する送信機会で送信される上り共有チャネルに含めることが可能であると判定する、
第1項に記載の端末。
(第5項)
アップリンクデータの繰り返し送信に関する設定情報を受信するステップと、
前記アップリンクデータの繰り返し送信の複数の送信機会のうちのある送信機会とアップリンク制御情報を送信する上り制御チャネルとが時間領域において重複した場合に、前記アップリンク制御情報を前記上り制御チャネルと時間領域において重複する送信機会で送信される上り共有チャネルに含めることが可能か否かを判定するステップと、
前記アップリンクデータを前記上り共有チャネルに含めることが可能と判定した場合に、前記アップリンク制御情報を前記上り共有チャネルで送信するステップと、
を備える端末による通信方法。
(第6項)
アップリンクデータの繰り返し送信に関する設定情報を送信する送信部と、
端末において、前記アップリンクデータの繰り返し送信の複数の送信機会のうちの
ある送信機会とアップリンク制御情報を送信する上り制御チャネルとが時間領域にお
いて重複した場合に、前記アップリンク制御情報を前記上り制御チャネルと時間領域
において重複する送信機会で送信される上り共有チャネルに含めることが可能と判定
された場合に、前記アップリンク制御情報を前記上り共有チャネルで受信する受信部
と、
を備える基地局。
【0095】
上記のいずれの項に記載された構成によっても、データを受信した端末が、データ受信に対するフィードバック情報を適切に基地局に送信することを可能とする技術が提供される。
【0096】
(ハードウェア構成)
上記実施形態の説明に用いたブロック図(
図8及び
図9)は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的又は論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的又は間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置又は上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
【0097】
機能には、判断、決定、判定、計算、算出、処理、導出、調査、探索、確認、受信、送信、出力、アクセス、解決、選択、選定、確立、比較、想定、期待、見做し、報知(broadcasting)、通知(notifying)、通信(communicating)、転送(forwarding)、構成(configuring)、再構成(reconfiguring)、割り当て(allocating、mapping)、割り振り(assigning)などがあるが、これらに限られない。たとえば、送信を機能させる機能ブロック(構成部)は、送信部(transmitting unit)あるいは送信機(transmitter)と呼称される。いずれも、上述したとおり、実現方法は特に限定されない。
【0098】
例えば、本開示の一実施の形態における基地局10、端末20等は、本開示の無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。
図10は、本開示の一実施の形態に係る基地局10及び端末20のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の基地局10及び端末20は、物理的には、プロセッサ1001、記憶装置1002、補助記憶装置1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
【0099】
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニット等に読み替えることができる。基地局10及び端末20のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
【0100】
基地局10及び端末20における各機能は、プロセッサ1001、記憶装置1002等のハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信を制御したり、記憶装置1002及び補助記憶装置1003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。
【0101】
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタ等を含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。例えば、上述の制御部140、制御部240等は、プロセッサ1001によって実現されてもよい。
【0102】
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール又はデータ等を、補助記憶装置1003及び通信装置1004の少なくとも一方から記憶装置1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、
図8に示した基地局10の制御部140は、記憶装置1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。また、例えば、
図9に示した端末20の制御部240は、記憶装置1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001によって実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されてもよい。
【0103】
記憶装置1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)等の少なくとも1つによって構成されてもよい。記憶装置1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)等と呼ばれてもよい。記憶装置1002は、本開示の一実施の形態に係る通信方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール等を保存することができる。
【0104】
補助記憶装置1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)等の光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ等の少なくとも1つによって構成されてもよい。補助記憶装置1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、記憶装置1002及び補助記憶装置1003の少なくとも一方を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
【0105】
通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、例えば周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)及び時分割複信(TDD:Time Division Duplex)の少なくとも一方を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。例えば、送受信アンテナ、アンプ部、送受信部、伝送路インターフェース等は、通信装置1004によって実現されてもよい。送受信部は、送信部と受信部とで、物理的に、または論理的に分離された実装がなされてもよい。
【0106】
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサ等)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプ等)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
【0107】
また、プロセッサ1001及び記憶装置1002等の各装置は、情報を通信するためのバス1007によって接続される。バス1007は、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間ごとに異なるバスを用いて構成されてもよい。
【0108】
また、基地局10及び端末20は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つを用いて実装されてもよい。
【0109】
(実施形態の補足)
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。実施の形態で述べた処理手順については、矛盾の無い限り処理の順序を入れ替えてもよい。処理説明の便宜上、基地局10及び端末20は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従って基地局10が有するプロセッサにより動作するソフトウェア及び本発明の実施の形態に従って端末20が有するプロセッサにより動作するソフトウェアはそれぞれ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD-ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。
【0110】
また、情報の通知は、本開示で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法を用いて行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージ等であってもよい。
【0111】
本開示において説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G(4th generation mobile communication system)、5G(5th generation mobile communication system)、FRA(Future Radio Access)、NR(new Radio)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及びこれらに基づいて拡張された次世代システムの少なくとも一つに適用されてもよい。また、複数のシステムが組み合わされて(例えば、LTE及びLTE-Aの少なくとも一方と5Gとの組み合わせ等)適用されてもよい。
【0112】
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャート等は、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
【0113】
本明細書において基地局10によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局10を有する1つ又は複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、端末20との通信のために行われる様々な動作は、基地局10及び基地局10以外の他のネットワークノード(例えば、MME又はS-GW等が考えられるが、これらに限られない)の少なくとも1つによって行われ得ることは明らかである。上記において基地局10以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、他のネットワークノードは、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MME及びS-GW)であってもよい。
【0114】
本開示において説明した情報又は信号等は、上位レイヤ(又は下位レイヤ)から下位レイヤ(又は上位レイヤ)へ出力され得る。複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
【0115】
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、又は追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
【0116】
本開示における判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:true又はfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
【0117】
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
【0118】
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
【0119】
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
【0120】
なお、本開示において説明した用語及び本開示の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及びシンボルの少なくとも一方は信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)は、キャリア周波数、セル、周波数キャリアなどと呼ばれてもよい。
【0121】
本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
【0122】
また、本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスによって指示されるものであってもよい。
【0123】
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的な名称ではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本開示で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUSCH、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的な名称ではない。
【0124】
本開示においては、「基地局(BS:Base Station)」、「無線基地局」、「基地局」、「固定局(fixed station)」、「NodeB」、「eNodeB(eNB)」、「gNodeB(gNB)」、「アクセスポイント(access point)」、「送信ポイント(transmission point)」、「受信ポイント(reception point)、「送受信ポイント(transmission/reception point)」、「セル」、「セクタ」、「セルグループ」、「キャリア」、「コンポーネントキャリア」などの用語は、互換的に使用され得る。基地局は、マクロセル、スモールセル、フェムトセル、ピコセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
【0125】
基地局は、1つ又は複数(例えば、3つ)のセルを収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局(RRH:Remote Radio Head)によって通信サービスを提供することもできる。「セル」又は「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局及び基地局サブシステムの少なくとも一方のカバレッジエリアの一部又は全体を指す。
【0126】
本開示においては、「移動局(MS:Mobile Station)」、「端末(user terminal)」、「端末(UE:User Equipment)」、「端末」などの用語は、互換的に使用され得る。
【0127】
移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
【0128】
基地局及び移動局の少なくとも一方は、送信装置、受信装置、通信装置などと呼ばれてもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、移動体に搭載されたデバイス、移動体自体などであってもよい。当該移動体は、乗り物(例えば、車、飛行機など)であってもよいし、無人で動く移動体(例えば、ドローン、自動運転車など)であってもよいし、ロボット(有人型又は無人型)であってもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、必ずしも通信動作時に移動しない装置も含む。例えば、基地局及び移動局の少なくとも一方は、センサなどのIoT(Internet of Things)機器であってもよい。
【0129】
また、本開示における基地局は、端末で読み替えてもよい。例えば、基地局及び端末間の通信を、複数の端末20間の通信(例えば、D2D(Device-to-Device)、V2X(Vehicle-to-Everything)などと呼ばれてもよい)に置き換えた構成について、本開示の各態様/実施形態を適用してもよい。この場合、上述の基地局10が有する機能を端末20が有する構成としてもよい。また、「上り」及び「下り」などの文言は、端末間通信に対応する文言(例えば、「サイド(side)」)で読み替えられてもよい。例えば、上りチャネル、下りチャネルなどは、サイドチャネルで読み替えられてもよい。
【0130】
同様に、本開示における端末は、基地局で読み替えてもよい。この場合、上述の端末が有する機能を基地局が有する構成としてもよい。
【0131】
本開示で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up、search、inquiry)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。また、「判断(決定)」は、「想定する(assuming)」、「期待する(expecting)」、「みなす(considering)」などで読み替えられてもよい。
【0132】
「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」で読み替えられてもよい。本開示で使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及びプリント電気接続の少なくとも一つを用いて、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどを用いて、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
【0133】
参照信号は、RS(Reference Signal)と略称することもでき、適用される標準によってパイロット(Pilot)と呼ばれてもよい。
【0134】
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
【0135】
本開示において使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1及び第2の要素への参照は、2つの要素のみが採用され得ること、又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
【0136】
上記の各装置の構成における「手段」を、「部」、「回路」、「デバイス」等に置き換えてもよい。
【0137】
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
【0138】
無線フレームは時間領域において1つ又は複数のフレームによって構成されてもよい。時間領域において1つ又は複数の各フレームはサブフレームと呼ばれてもよい。サブフレームは更に時間領域において1つ又は複数のスロットによって構成されてもよい。サブフレームは、ニューメロロジ(numerology)に依存しない固定の時間長(例えば、1ms)であってもよい。
【0139】
ニューメロロジは、ある信号又はチャネルの送信及び受信の少なくとも一方に適用される通信パラメータであってもよい。ニューメロロジは、例えば、サブキャリア間隔(SCS:SubCarrier Spacing)、帯域幅、シンボル長、サイクリックプレフィックス長、送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)、TTIあたりのシンボル数、無線フレーム構成、送受信機が周波数領域において行う特定のフィルタリング処理、送受信機が時間領域において行う特定のウィンドウイング処理などの少なくとも1つを示してもよい。
【0140】
スロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボル(OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボル、SC-FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)シンボル等)で構成されてもよい。スロットは、ニューメロロジに基づく時間単位であってもよい。
【0141】
スロットは、複数のミニスロットを含んでもよい。各ミニスロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボルによって構成されてもよい。また、ミニスロットは、サブスロットと呼ばれてもよい。ミニスロットは、スロットよりも少ない数のシンボルによって構成されてもよい。ミニスロットより大きい時間単位で送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(又はPUSCH)マッピングタイプAと呼ばれてもよい。ミニスロットを用いて送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(又はPUSCH)マッピングタイプBと呼ばれてもよい。
【0142】
無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、いずれも信号を伝送する際の時間単位を表す。無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、それぞれに対応する別の呼称が用いられてもよい。
【0143】
例えば、1サブフレームは送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)と呼ばれてもよいし、複数の連続したサブフレームがTTIと呼ばれてよいし、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれてもよい。つまり、サブフレーム及びTTIの少なくとも一方は、既存のLTEにおけるサブフレーム(1ms)であってもよいし、1msより短い期間(例えば、1-13シンボル)であってもよいし、1msより長い期間であってもよい。なお、TTIを表す単位は、サブフレームではなくスロット、ミニスロットなどと呼ばれてもよい。
【0144】
ここで、TTIは、例えば、無線通信におけるスケジューリングの最小時間単位のことをいう。例えば、LTEシステムでは、基地局が各端末20に対して、無線リソース(各端末20において使用することが可能な周波数帯域幅、送信電力など)を、TTI単位で割り当てるスケジューリングを行う。なお、TTIの定義はこれに限られない。
【0145】
TTIは、チャネル符号化されたデータパケット(トランスポートブロック)、コードブロック、コードワードなどの送信時間単位であってもよいし、スケジューリング、リンクアダプテーションなどの処理単位となってもよい。なお、TTIが与えられたとき、実際にトランスポートブロック、コードブロック、コードワードなどがマッピングされる時間区間(例えば、シンボル数)は、当該TTIよりも短くてもよい。
【0146】
なお、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれる場合、1以上のTTI(すなわち、1以上のスロット又は1以上のミニスロット)が、スケジューリングの最小時間単位となってもよい。また、当該スケジューリングの最小時間単位を構成するスロット数(ミニスロット数)は制御されてもよい。
【0147】
1msの時間長を有するTTIは、通常TTI(LTE Rel.8-12におけるTTI)、ノーマルTTI、ロングTTI、通常サブフレーム、ノーマルサブフレーム、ロングサブフレーム、スロットなどと呼ばれてもよい。通常TTIより短いTTIは、短縮TTI、ショートTTI、部分TTI(partial又はfractional TTI)、短縮サブフレーム、ショートサブフレーム、ミニスロット、サブスロット、スロットなどと呼ばれてもよい。
【0148】
なお、ロングTTI(例えば、通常TTI、サブフレームなど)は、1msを超える時間長を有するTTIで読み替えてもよいし、ショートTTI(例えば、短縮TTIなど)は、ロングTTIのTTI長未満かつ1ms以上のTTI長を有するTTIで読み替えてもよい。
【0149】
リソースブロック(RB)は、時間領域及び周波数領域のリソース割当単位であり、周波数領域において、1つ又は複数個の連続した副搬送波(subcarrier)を含んでもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジに関わらず同じであってもよく、例えば12であってもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジに基づいて決定されてもよい。
【0150】
また、RBの時間領域は、1つ又は複数個のシンボルを含んでもよく、1スロット、1ミニスロット、1サブフレーム、又は1TTIの長さであってもよい。1TTI、1サブフレームなどは、それぞれ1つ又は複数のリソースブロックで構成されてもよい。
【0151】
なお、1つ又は複数のRBは、物理リソースブロック(PRB:Physical RB)、サブキャリアグループ(SCG:Sub-Carrier Group)、リソースエレメントグループ(REG:Resource Element Group)、PRBペア、RBペアなどと呼ばれてもよい。
【0152】
また、リソースブロックは、1つ又は複数のリソースエレメント(RE:Resource Element)によって構成されてもよい。例えば、1REは、1サブキャリア及び1シンボルの無線リソース領域であってもよい。
【0153】
帯域幅部分(BWP:Bandwidth Part)(部分帯域幅などと呼ばれてもよい)は、あるキャリアにおいて、あるニューメロロジ用の連続する共通RB(common resource blocks)のサブセットのことを表してもよい。ここで、共通RBは、当該キャリアの共通参照ポイントを基準としたRBのインデックスによって特定されてもよい。PRBは、あるBWPで定義され、当該BWP内で番号付けされてもよい。
【0154】
BWPには、UL用のBWP(UL BWP)と、DL用のBWP(DL BWP)とが含まれてもよい。UEに対して、1キャリア内に1つ又は複数のBWPが設定されてもよい。
【0155】
設定されたBWPの少なくとも1つがアクティブであってもよく、UEは、アクティブなBWPの外で所定の信号/チャネルを送受信することを想定しなくてもよい。なお、本開示における「セル」、「キャリア」などは、「BWP」で読み替えられてもよい。
【0156】
上述した無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルなどの構造は例示に過ぎない。例えば、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレーム又は無線フレームあたりのスロットの数、スロット内に含まれるミニスロットの数、スロット又はミニスロットに含まれるシンボル及びRBの数、RBに含まれるサブキャリアの数、並びにTTI内のシンボル数、シンボル長、サイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)長などの構成は、様々に変更することができる。
【0157】
本開示において、例えば、英語でのa,an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
【0158】
本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
【0159】
本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
【0160】
なお、本開示において、SSブロック又はCSI-RSは、同期信号又は参照信号の一例である。
【0161】
以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とするものであり、本開示に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
【符号の説明】
【0162】
10 基地局
110 送信部
120 受信部
130 設定部
140 制御部
20 端末
210 送信部
220 受信部
230 設定部
240 制御部
1001 プロセッサ
1002 記憶装置
1003 補助記憶装置
1004 通信装置
1005 入力装置
1006 出力装置