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特開2023-182948加算情報提供装置および加算情報提供プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023182948
(43)【公開日】2023-12-27
(54)【発明の名称】加算情報提供装置および加算情報提供プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/22 20180101AFI20231220BHJP
【FI】
G06Q50/22
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022096247
(22)【出願日】2022-06-15
(71)【出願人】
【識別番号】000001270
【氏名又は名称】コニカミノルタ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000671
【氏名又は名称】IBC一番町弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】巽 和基
【テーマコード(参考)】
5L099
【Fターム(参考)】
5L099AA13
(57)【要約】
【課題】ケアプランが誤って加算要件を満たさない形に更新されることを防止または抑制できる加算情報提供装置および加算情報提供プログラムを提供する。
【解決手段】加算情報提供装置201は、ケアプラン取得部211、加算額算出部212、および出力部213を有する。ケアプラン取得部211は、利用者のケアプランを取得する。加算額算出部212は、ケアプランの加算額と、ケアプランを更新した場合の加算額とを算出する。出力部213は、ケアプランの更新による加算額への影響を出力する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者のケアプランを取得するケアプラン取得部と、
前記ケアプランの加算額と、前記ケアプランを更新した場合の加算額とを算出する加算額算出部と、
前記ケアプランの更新による加算額への影響を出力する出力部と、を有する、加算情報提供装置。
【請求項2】
前記ケアプラン取得部は、前記ケアプランの更新案をさらに取得し、
前記加算額算出部は、前記ケアプランを更新した場合の加算額として前記更新案の加算額を算出する、請求項1に記載の加算情報提供装置。
【請求項3】
前記出力部は、前記ケアプランの加算額と、前記ケアプランを更新した場合の加算額とを、前記加算額への影響として出力する、請求項1または2に記載の加算情報提供装置。
【請求項4】
前記出力部は、前記ケアプランの加算額に対する前記ケアプランを更新した場合の加算額の増減額を、前記加算額への影響として出力する、請求項1または2に記載の加算情報提供装置。
【請求項5】
前記ケアプラン取得部は、複数の利用者のケアプランを取得し、
前記加算額算出部は、前記複数の利用者について、前記ケアプランの加算額と、前記ケアプランを更新した場合の加算額とを各々算出し、
前記出力部は、前記ケアプランの加算額と、前記ケアプランを更新した場合の加算額とを、前記複数の利用者について各々合算した結果を、前記加算額への影響として出力する、請求項1または2に記載の加算情報提供装置。
【請求項6】
前記ケアプラン取得部は、複数の利用者のケアプランを取得し、
前記加算額算出部は、前記複数の利用者について、前記ケアプランの項目ごとの加算額と、前記ケアプランを更新した場合の項目ごとの加算額とを算出し、
前記出力部は、前記ケアプランの項目ごとの加算額と、前記ケアプランを更新した場合の項目ごとの加算額とを、前記複数の利用者について各々合算した結果を、前記加算額への影響として出力する、請求項1または2に記載の加算情報提供装置。
【請求項7】
利用者のケアプランを取得するステップ(a)と、
前記ケアプランの加算額と、前記ケアプランを更新した場合の加算額とを算出するステップ(b)と、
前記ケアプランの更新による加算額への影響を出力するステップ(c)と、を含む処理をコンピューターに実行させるための、加算情報提供プログラム。
【請求項8】
前記ステップ(a)においては、前記ケアプランの更新案をさらに取得し、
前記ステップ(b)においては、前記ケアプランを更新した場合の加算額として前記更新案の加算額を算出する、請求項7に記載の加算情報提供プログラム。
【請求項9】
前記ステップ(c)においては、前記ケアプランの加算額と、前記ケアプランを更新した場合の加算額とを、前記加算額への影響として出力する、請求項7または8に記載の加算情報提供プログラム。
【請求項10】
前記ステップ(c)においては、前記ケアプランの加算額に対する前記ケアプランを更新した場合の加算額の増減額を、前記加算額への影響として出力する、請求項7または8に記載の加算情報提供プログラム。
【請求項11】
前記ステップ(a)においては、複数の利用者のケアプランを取得し、
前記ステップ(b)においては、前記複数の利用者について、前記ケアプランの加算額と、前記ケアプランを更新した場合の加算額とを各々算出し、
前記ステップ(c)においては、前記ケアプランの加算額と、前記ケアプランを更新した場合の加算額とを、前記複数の利用者について各々合算した結果を、前記加算額への影響として出力する、請求項7または8に記載の加算情報提供プログラム。
【請求項12】
前記ステップ(a)においては、複数の利用者のケアプランを取得し、
前記ステップ(b)においては、前記複数の利用者について、前記ケアプランの項目ごとの加算額と、前記ケアプランを更新した場合の項目ごとの加算額とを算出し、
前記ステップ(c)においては、前記ケアプランの項目ごとの加算額と、前記ケアプランを更新した場合の項目ごとの加算額とを、前記複数の利用者について各々合算した結果を、前記加算額への影響として出力する、請求項7または8に記載の加算情報提供プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、加算情報提供装置および加算情報提供プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
我が国は、戦後の高度経済成長に伴う生活水準の向上、衛生環境の改善、および医療水準の向上等により、長寿命化が顕著となっている。このため、出生率の低下と相まって、高齢化率が高い高齢化社会になっている。老人福祉施設等の施設(以下、単に「施設」と称する)では、介護士等(以下、「ケアスタッフ」と称する)によって施設の利用者(要介護者)へのケア等の対応が行われている。
【0003】
介護サービス事業者(以下、単に「事業者」ともいう)が利用者に介護サービスを提供する場合、ケアマネージャーが各利用者に対してケアプランを作成し、各利用者やその家族にケアプランの内容を説明する必要がある。ケアプランは、利用者の心身状態や家庭の状況を踏まえ、介護サービスの種類や内容等を決める計画書であり、ケアマネージャーによって作成される。ケアプランは、定期的な更新が義務付けられている。また、利用者の介護状態や状況の変化によって、定期的な更新を待たずに頻繁に更新されうる。
【0004】
これに関連して、下記特許文献1には、既存のケアプラン(テキストデータ)を読み取り、介護分野で用いられる特定のキーワードである介護キーワードと介護キーワード以外のキーワードとを関連付ける介護キーワード関連付け情報に基づいて、新規のケアプランを自動生成する装置が開示されている。
【0005】
施設には、事業所形態や、利用者の要介護度・介護サービスの提供時間に応じて、利用者や介護保険から基本報酬が支払われる。また、施設は、ケアプランに基づいて、政府によって予め定められた加算項目ごとに所定の要件(加算要件)を満足する場合に基本報酬とは別に加算の報酬を得ることができる。このような加算の報酬を得ることは、施設の経営を安定させる上で極めて重要である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2020-20147号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ケアプランが適切に更新され、加算要件を満たす場合、事業者は加算の報酬を受け取れる。しかし、ケアプランを更新する際に間違い(例えば、入力ミス)によって、気づかないうちに加算要件が満たされない内容にケアプランが更新されることがある。例えば、施設がある利用者について口腔機能向上加算を取得している場合、加算要件を満足する頻度で介護サービスの提供をする必要がある。ところが、施設が加算要件を満足する頻度で口腔機能向上の介護サービスを提供しているのにもかかわらず、ケアプランの記載に間違いがあると、事業者が受け取れるはずの加算の報酬が受け取れなかったり、減算または返戻を求められたりする場合がある。
【0008】
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものである。したがって、本発明の目的は、ケアプランが誤って加算要件を満たさない内容に更新されることを防止または抑制できる加算情報提供装置および加算情報提供プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の上記課題は、以下の手段によって解決される。
【0010】
(1)利用者のケアプランを取得するケアプラン取得部と、前記ケアプランの加算額と、前記ケアプランを更新した場合の加算額とを算出する加算額算出部と、前記ケアプランの更新による加算額への影響を出力する出力部と、を有する、加算情報提供装置。
【0011】
(2)前記ケアプラン取得部は、前記ケアプランの更新案をさらに取得し、前記加算額算出部は、前記ケアプランを更新した場合の加算額として前記更新案の加算額を算出する、上記(1)に記載の加算情報提供装置。
【0012】
(3)前記出力部は、前記ケアプランの加算額と、前記ケアプランを更新した場合の加算額とを、前記加算額への影響として出力する、上記(1)または(2)に記載の加算情報提供装置。
【0013】
(4)前記出力部は、前記ケアプランの加算額に対する前記ケアプランを更新した場合の加算額の増減額を、前記加算額への影響として出力する、上記(1)または(2)に記載の加算情報提供装置。
【0014】
(5)前記ケアプラン取得部は、複数の利用者のケアプランを取得し、前記加算額算出部は、前記複数の利用者について、前記ケアプランの加算額と、前記ケアプランを更新した場合の加算額とを各々算出し、前記出力部は、前記ケアプランの加算額と、前記ケアプランを更新した場合の加算額とを、前記複数の利用者について各々合算した結果を、前記加算額への影響として出力する、上記(1)または(2)に記載の加算情報提供装置。
【0015】
(6)前記ケアプラン取得部は、複数の利用者のケアプランを取得し、前記加算額算出部は、前記複数の利用者について、前記ケアプランの項目ごとの加算額と、前記ケアプランを更新した場合の項目ごとの加算額とを算出し、前記出力部は、前記ケアプランの項目ごとの加算額と、前記ケアプランを更新した場合の項目ごとの加算額とを、前記複数の利用者について各々合算した結果を、前記加算額への影響として出力する、上記(1)または(2)に記載の加算情報提供装置。
【0016】
(7)利用者のケアプランを取得するステップ(a)と、前記ケアプランの加算額と、前記ケアプランを更新した場合の加算額とを算出するステップ(b)と、前記ケアプランの更新による加算額への影響を出力するステップ(c)と、を含む処理をコンピューターに実行させるための、加算情報提供プログラム。
【0017】
(8)前記ステップ(a)においては、前記ケアプランの更新案をさらに取得し、前記ステップ(b)においては、前記ケアプランを更新した場合の加算額として前記更新案の加算額を算出する、上記(7)に記載の加算情報提供プログラム。
【0018】
(9)前記ステップ(c)においては、前記ケアプランの加算額と、前記ケアプランを更新した場合の加算額とを、前記加算額への影響として出力する、上記(7)または(8)に記載の加算情報提供プログラム。
【0019】
(10)前記ステップ(c)においては、前記ケアプランの加算額に対する前記ケアプランを更新した場合の加算額の増減額を、前記加算額への影響として出力する、上記(7)または(8)に記載の加算情報提供プログラム。
【0020】
(11)前記ステップ(a)においては、複数の利用者のケアプランを取得し、前記ステップ(b)においては、前記複数の利用者について、前記ケアプランの加算額と、前記ケアプランを更新した場合の加算額とを各々算出し、前記ステップ(c)においては、前記ケアプランの加算額と、前記ケアプランを更新した場合の加算額とを、前記複数の利用者について各々合算した結果を、前記加算額への影響として出力する、上記(7)または(8)に記載の加算情報提供プログラム。
【0021】
(12)前記ステップ(a)においては、複数の利用者のケアプランを取得し、前記ステップ(b)においては、前記複数の利用者について、前記ケアプランの項目ごとの加算額と、前記ケアプランを更新した場合の項目ごとの加算額とを算出し、前記ステップ(c)においては、前記ケアプランの項目ごとの加算額と、前記ケアプランを更新した場合の項目ごとの加算額とを、前記複数の利用者について各々合算した結果を、前記加算額への影響として出力する、上記(7)または(8)に記載の加算情報提供プログラム。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、ケアプランを更新する前に、更新が加算額にどのような影響を及ぼすのかを事業者に提示できるので、ケアプランが誤って加算要件を満たさない内容に更新されることを防止または抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】表示システムの構成を例示する概略ブロック図である。
図2】UIサーバーのハードウェア構成を例示する概略ブロック図である。
図3】解析用サーバーのハードウェア構成を例示する概略ブロック図である。
図4】解析装置の機能構成を示すブロック図である。
図5】解析用サーバーによる加算情報提供方法の処理手順を例示するフローチャートである。
図6】加算額の算出(S102,S106)の処理の詳細を例示するサブルーチンフローチャートである。
図7】加算要件配列のデータ構造を例示する図である。
図8】加算要件配列にケアプランに基づく値を代入した場合を例示する図である。
図9】ケアプランの解析に使用されるデータを例示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、図面において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
【0025】
<表示システム10の構成>
図1は、本発明の実施形態に係る表示システム10の構成を例示する概略ブロック図である。同図に示すように、表示システム10は、UIサーバー100、解析用サーバー200、クローリングサーバー300、および外部サーバー400によって構成される。表示システム10の各々のサーバーは、ネットワークを介して接続可能に構成されている。
【0026】
<UIサーバー100の構成>
UIサーバー100は、不図示のユーザー端末と解析用サーバー200との間において情報をやり取りするための画面(UI(User Interface))をユーザー端末のディスプレイに表示させる。ユーザーは、システムの管理者、介護施設の経営者、または管理者等である。また、ユーザー端末は、ユーザーによって使用される端末であり、デスクトップPC(Personal Computer)、ノートPC、タブレットPC、またはスマートフォン等の情報処理端末である。
【0027】
図2は、UIサーバー100のハードウェア構成を例示する概略ブロック図である。同図に示すように、UIサーバー100は、CPU(Central Processing Unit)110、ROM(Read Only Memory)120、RAM(Random Access Memory)130、ストレージ140、通信インターフェース150および操作表示部160を有する。各構成は、バス170を介して相互に通信可能に接続されている。
【0028】
CPU110は、ROM120やストレージ140に記録されているプログラムにしたがって、上記各構成の制御や各種の演算処理を行う。ROM120は、各種プログラムや各種データを格納する。RAM130は、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶する。
【0029】
ストレージ140は、オペレーティングシステムを含む各種プログラムや、各種データを格納する。例えば、ストレージ140には、ユーザーからの入力を受け付けて解析用サーバー200等の他の装置との間で各種情報を送受信したり、情報をユーザー端末に出力(表示)したりするためのアプリケーションがインストールされている。
【0030】
通信インターフェース150は、解析用サーバー200等の他の装置と通信するためのインターフェースである。通信インターフェース150としては、有線または無線の各種規格による通信インターフェースが用いられる。
【0031】
操作表示部160は、例えば、タッチパネル式のディスプレイであり、各種情報を表示すると共に、ユーザーからの各種入力を受け付ける。
【0032】
<解析用サーバー200の構成>
解析用サーバー200は、ケアプランの電子データ(以下、「ケアプランデータ」という)を取得し、加算の報酬額(以下、単に「加算額」とも称する)を算出するとともに、ケアプランの更新による加算額への影響を出力する。
【0033】
ケアプランは、様式が統一された第1表~第7表で構成される。第1表は、居宅サービス計画書(1)であり、利用者に関する基本情報、利用者の介護サービスに対する希望、利用者に対する総合的な援助方針が記載される。第2表は、居宅サービス計画書(2)であり、解決すべき課題、目標、具体的な援助内容、および援助期間が記載される。第3表は、週間サービス計画表であり、1週間の介護サービス、および利用者の活動予定が記載されている。第4表はサービス担当者会議の要点であり、第5表はサービス利用票であり、第6表はサービス利用票別表である。第4表~第7表は計画に対する実績を記載する項目であるため、本実施形態において加算の算出に関わるのは第1表~第3表である。
【0034】
ケアプランは、次の5つのステップに沿って作成されうる。(1)事業者は、サービスを提供したい利用者のケアプランの作成をケアマネージャーに委託する。(2)ケアマネージャーは、利用者やその家族に関する情報を収集し、利用者の現状(体の機能の状態、健康状態、経済状況等)、介護サービスに対する希望等を把握するために、利用者や利用者の家族と面談を行う。(3)ケアマネージャーは、収集した情報に基づき、ケアプランの原案を作成する。ケアプランの原案は、ストレージ240に保存される。(4)利用者、家族、および事業者は、ケアプランの原案をレビューし、認識の共通化を行い、必要に応じて原案を修正する。ここで、事業者は、ケアプランの各項目に関して確認し、加算項目も確認する。事業者は、ケアマネージャーによって作成/修正されたケアプランに問題がなければケアプランを承認する。(5)事業者は、上記ケアプランに基づいて利用者に介護サービスを提供する。
【0035】
ケアプランは、利用者の介護状態や家族状況等に基づいて定期的に更新される。ケアプランを更新する場合、上記(2)~(5)のステップが繰り返される。すなわち、1回目の(2)~(5)のステップは、新規のケアプランに関するものであり、2回目以降の(2)~(5)のステップは、ケアプランの更新に関する。本実施形態の解析用サーバー200は、ケアプラン更新時の上記(4)のステップにおいて使用されうる。
【0036】
解析用サーバー200は、例えばサーバーやPC等のコンピューターによって構成される。また、解析用サーバー200は、複数の装置から構成されてもよく、例えば多数のサーバーによってクラウドサーバーとして仮想的に構成されてもよい。
【0037】
解析用サーバー200は、解析装置201、ケアプラン記憶部202、加算要件データベース203、および解析結果データベース204を有する。
【0038】
解析装置201は、UIサーバー100からの解析指示に従って、ケアプラン記憶部202からケアプランデータを取得し、ケアプランデータを解析して加算要件(以下、単に「要件」ともいう)を満足する加算項目の加算額を算出する。加算額の具体的な算出方法については後述する。また、解析装置201は、ケアプランの更新による加算額への影響を出力する。加算額への影響の詳細についても後述する。
【0039】
ケアプラン記憶部202は、複数の利用者のケアプランを記憶する。ケアプランは、ケアマネージャーによって新規に作成、または更新され、事業者によってケアプラン記憶部202に保存される。
【0040】
加算要件データベース203は、加算項目ごとの加算要件を記憶しており、解析装置201からの問い合わせに応じて、加算要件を出力する。加算項目に対しては多種多様な要件が細かく設定されており、ケアプランに計画として明記されている必要がある。ケアプランが適切に更新され、加算要件を満たす場合、事業者は加算額を受け取れるが、更新時の間違い等によって、気づかないうちに加算要件が満たされない内容に更新されることがある。その結果、事業者が受け取れていたはずの加算額が受け取れなかったり、減算または返戻を求められたりする場合がある。ケアプランに関連する加算項目には、例えば、以下の(a)~(c)のような項目が含まれる。
【0041】
(a)口腔機能向上加算
要件:歯科衛生士の適切な配置、利用者の口腔機能の把握、口腔機能改善管理指導計画の作成と実行、口腔サービスの提供、進捗状況の記録、定員未超過
(b)療養食加算
要件:適切な療養食の提供、療養食の栄養士による管理、利用者の心身状況の記録
(c)個別機能訓練加算
要件:機能訓練指導員の適切な配置、訓練計画の定期的な作成、定期的な訓練の実施、定員未超過
解析結果データベース204は、解析装置201によって算出された解析結果(加算額)を記憶する。解析結果データベース204は、UIサーバー100からの要求に応じて、加算額をUIサーバー100に出力する。
【0042】
図3は、解析用サーバー200のハードウェア構成を例示する概略ブロック図である。同図に示すように、解析用サーバー200は、CPU210、ROM220、RAM230、ストレージ240、通信インターフェース250、および操作表示部260を有する。各構成は、バス270を介して相互に通信可能に接続されている。
【0043】
CPU210、ROM220、RAM230、ストレージ240、通信インターフェース250、および操作表示部260の各構成は、UIサーバー100の対応する各構成と同様の機能を有するため、重複する説明は省略する。
【0044】
ストレージ240には、CPU210が各処理を実行するためのプログラムがインストールされている。例えば、ストレージ240には、後述するように、ケアプランデータを取得し、加算額を算出してケアプランの更新による加算額への影響を出力するためのプログラム(加算情報提供プログラム)が保存されている。CPU210が加算情報提供プログラムを実行することにより解析装置(加算情報提供装置)201として機能する。また、ストレージ240は、ケアプラン記憶部202、加算要件データベース203、および解析結果データベース204として機能する。
【0045】
<解析装置201の機能>
図4は解析装置201の機能構成を示すブロック図である。同図に示すように、解析装置201は、ケアプラン取得部211、加算額算出部212、および出力部213として機能する。
【0046】
[ケアプラン取得部211]
ケアプラン取得部211は、ケアプラン記憶部202から解析対象の1または複数の利用者のケアプランデータを取得する。
【0047】
[加算額算出部212]
加算額算出部212は、ケアプラン取得部211によって取得されたケアプランデータに基づき、加算要件を満足する加算項目について加算額を算出する。より具体的には、加算額算出部212は、加算要件データベース203に加算項目ごとの加算要件を問い合わせ、受信した加算要件に基づいて、加算項目が加算要件を満足するか否かを判定し、加算要件を満足する加算項目について加算額を算出する。
【0048】
例えば、加算額算出部212は、加算要件を満足する加算項目ごとの加算額x0{x01,x02,…x0n}(1~nは加算要件を満足する加算項目の番号を表す。以下、同様。)と、加算額x0を加算項目について足し合わせたケアプラン加算額y0(=x01+x02+…+x0n)とを算出し、解析結果データベース204に保存する。
【0049】
また、加算額算出部212は、ケアプランを更新した場合について、加算要件を満足する加算項目ごとの加算額x1{x11,x12,…x1n}と、加算額x1を加算項目について足し合わせたケアプラン加算額y1(=x11+x12+…+x1n)とを算出し、解析結果データベース204に保存する。
【0050】
また、加算額算出部212は、複数の利用者を解析対象としている場合、すべての利用者のケアプランについて加算項目ごとに合算した加算額X0{X01,X02,…X0n}と、すべての利用者のケアプランについてケアプラン加算額y0を合算した加算額Y0とを算出し、解析結果データベース204に保存する。加算額Y0は、加算額X0をすべての加算項目について足し合わせた加算額(=X01+X02+…+X0n)に等しい。
【0051】
また、特定の利用者のケアプランを更新した場合について、すべての利用者のケアプランについて加算項目ごと合算した加算額X1{X11,X12,…X1n}と、すべての利用者のケアプランについて加算額y1を合算した加算額Y1とを算出し、解析結果データベース204に保存する。加算額Y1は、加算額X1をすべての加算項目について足し合わせた加算額(=X11+X12+…+X1n)に等しい。
【0052】
また、加算額算出部212は、特定の利用者(例えば、利用者A)について、ケアプランA0の加算額に対して、ケアプランA0を更新した更新案A1の加算額の増減額を、加算額への影響として算出できる。
【0053】
[出力部213]
出力部213は、ケアプランの更新による加算額への影響を出力する。出力部213は、例えば、ケアプランの更新による加算額への影響を操作表示部260に出力し、操作表示部260はディスプレイにケアプランの更新による加算額への影響を表示させるように制御する。
【0054】
例えば、出力部213は、特定の利用者Aについて、ケアプラン加算額y0,y1を加算額への影響として出力する。これにより、事業者は、特定の利用者Aについて、ケアプランA0から更新案A1に更新した場合の影響を容易に把握できる。
【0055】
あるいは、出力部213は、ケアプランA0の加算額に対して、更新案A1の加算額の増減額を、加算額への影響として出力できる。これにより、事業者は、特定の利用者Aについて、ケアプランA0から更新案A1に更新した場合の影響をさらに容易に把握できる。
【0056】
あるいは、出力部213は、すべての利用者のケアプランについてケアプラン加算額y0を合算した加算額Y0、および特定の利用者のケアプランを更新した場合の加算額Y1を加算額への影響として出力できる。各々の利用者のケアプランの加算額を足し合わせた加算額Y0,Y1が出力されることにより、事業者は、施設全体において、どれくらいのケアプランによる加算額を取得できるかを容易に把握できる。
【0057】
あるいは、出力部213は、すべての利用者のケアプランについて加算項目ごとに合算した加算額X0、および特定の利用者のケアプランを更新した場合の加算額X1を加算額への影響として出力することもできる。これにより、事業者は、複数の加算項目(口腔機能向上加算、療養食加算等)について、加算項目ごとの加算額X0,X1が施設全体の加算額(加算額Y0,Y1)に対してどれくらいであるかを容易に把握できる。
【0058】
<クローリングサーバー300>
クローリングサーバー300は、外部サーバー400から加算項目ごとの加算要件を定期的に収集し、解析用サーバー200の加算要件データベース203を最新の状態に維持する。クローリングサーバー300のハードウェア構成は、UIサーバー100の対応する各構成と同様の機能を有するため、重複する説明は省略する。
【0059】
<外部サーバー400>
外部サーバー400は、例えば政府や自治体等の行政によって運営され、管轄する各介護施設に対して、政府によって決定された加算項目ごとの加算要件を提供するためのサーバーである。外部サーバー400のハードウェア構成は、UIサーバー100の対応する各構成と同様の機能を有するため、重複する説明は省略する。
【0060】
なお、表示システム10は上記の構成要素以外の構成要素を含んでいてもよく、あるいは、上記の構成要素のうちの一部が含まれていなくてもよい。また、各構成要素の個数も1つに限定されず、各構成要素は複数設けられてもよい。
【0061】
<加算情報提供方法>
図5は、解析用サーバー200による加算情報提供方法の処理手順を例示するフローチャートである。同図に示すフローチャートの処理は、CPU210が加算情報提供プログラムを実行することにより実現される。
【0062】
(ケアプランの新規作成フェーズ)
ケアマネージャーは、例えば、利用者Aの新規のケアプランA0(Ver.0)を作成する。事業者は、ケアマネージャーによって作成されたケアプランA0の内容を確認し、問題が無ければUIサーバー100を通じてケアプランA0のデータをケアプラン記憶部202に保存する。一方、ケアプランA0に問題がある場合は、ケアマネージャーに修正を依頼する。また、ケアプラン記憶部202には、ケアプランA0の登録前においてケアマネージャーによってこれまでに作成された、利用者Aを除く複数の利用者のケアプランデータが記憶されている。
【0063】
ケアプラン取得部211は、ケアプランデータを取得する(ステップS101)。ケアプラン取得部211は、ケアプラン記憶部202から、ケアプランA0のデータを含む複数の利用者のケアプランデータを取得する。
【0064】
次に、加算額算出部212は、ケアプラン加算額を算出する(ステップS102)。加算額算出部212は、ケアプラン取得部211によって取得されたケアプランデータを解析し、各々の利用者のケアプランについて、加算項目ごとの加算額x0、およびケアプラン加算額y0を算出し、解析結果データベース204に保存する。加算額の算出方法の詳細については、図6図9を参照して後述する。
【0065】
次に、加算額算出部212は、複数の利用者のケアプラン加算額を合算する(ステップS103)。加算額算出部212は、利用者Aを含む複数の利用者のケアプラン加算額y0を合算したY0を解析結果データベース204に保存する。また、加算額算出部212は、複数の利用者のケアプランについて、加算項目ごとの加算額x0を合算した加算額X0を解析結果データベース204に保存する。
【0066】
次に、出力部213は、加算額を出力する(ステップS104)。出力部213は、合算されたケアプラン加算額Y0、合算された加算項目ごとの加算額X0、および各々のケアプラン加算額y0の少なくともいずれかを操作表示部260のディスプレイのユーザーインターフェース(UI)に表示する。事業者は、表示された加算額を確認し、ケアプランA0を承認する。施設のケアスタッフは、ケアプランA0に基づく利用者Aに対する介護サービスの提供を開始する。
【0067】
(ケアプランの更新フェーズ)
ケアマネージャーは、利用者Aのケアプランの定期的な更新、または利用者の介護状態や状況の変化に伴う更新が必要となった場合、利用者AのケアプランA0の更新案A1(Ver.1)を作成し、事業者は、ケアプラン記憶部202に更新案A1のデータを保存する。ケアプラン取得部211は、ケアプラン記憶部202から、更新案A1のデータを取得する(ステップS105)。
【0068】
次に、加算額算出部212は、更新案A1の加算額を算出する(ステップS106)。加算額算出部212は、ケアプラン取得部211によって取得された更新案A1のデータを解析し、加算項目ごとの加算額x1、およびケアプラン加算額y1を算出し、解析結果データベース204に保存する。また、加算額算出部212は、更新案A1のケアプランA0からの変更箇所を抽出し、加算額への影響として、例えば、ケアプランA0の加算額に対する更新案A1の加算額の増減額を算出する。
【0069】
次に、加算額算出部212は、複数の利用者のケアプランの加算額を合算する(ステップS107)。加算額算出部212は、更新案A1の加算額と利用者Aを除く複数の利用者のケアプランの加算額とを加算項目ごとに合算した加算額X1を解析結果データベース204に保存する。また、加算額算出部212は、加算額X1をすべての加算項目について足し合わせた加算額Y1を解析結果データベース204に保存する。
【0070】
次に、出力部213は、加算額を出力する(ステップS108)。出力部213は、合算されたケアプラン加算額Y0,Y1、合算された加算項目ごとの加算額X0,X1、および各々のケアプラン加算額y0,y1の少なくともいずれかを操作表示部260のディスプレイのUIに表示する。
【0071】
次に、ケアプランの更新による加算額への影響を出力する(ステップS109)。例えば、出力部213は、加算額への影響として、ケアプランA0の加算額に対する更新案A1の加算額の増減額を出力する。
【0072】
事業者は、加算額への影響を確認し、加算額への影響がある場合(加算額の増減がある場合)は、内訳を確認し、どの加算項目が影響しているかを確認する。事業者は、影響している加算項目に不備を発見した場合、ケアマネージャーに対して更新案A1の修正を依頼する。一方、不備を発見できなかった場合、更新案A1をケアプランとして承認し、正式に更新する。
【0073】
このように、図5に示すフローチャートに示す処理では、解析装置201は、利用者のケアプランを取得し、ケアプランの加算額と、ケアプランを更新した場合の加算額とを算出し、ケアプランの更新による加算額への影響を表示する。これにより、解析装置201は、ケアプランの変更に伴う加算額への影響(金額)を明確に可視化できるので、事業者およびケアマネージャーは、上述のようなケアプラン更新の際の問題に気づき、ケアプランに必要な修正を即座に加えることが可能になる。
【0074】
<加算額の算出(S102,S106)>
図6は、加算額の算出(S102,S106)の処理の詳細を例示するサブルーチンフローチャートである。図7は加算要件配列のデータ構造を例示する図であり、図8は加算要件配列にケアプランに基づく値を代入した場合を例示する図である。また、図9は、ケアプランの解析に使用されるデータを例示する図である。
【0075】
図6に示すように、加算額算出部212は、加算要件配列を生成し、初期化する(ステップS201)。加算額算出部212は、ケアプラン取得部211によって取得されたケアプランに対して加算管理配列を生成する。加算管理配列は、ケアプランの加算を管理するための配列である。
【0076】
より具体的には、図7に示すように、加算額算出部212は、ケアプランデータから加算に関連するデータ項目を抽出し、抽出されたデータ項目をケアプランに記載されている加算項目に適用して加算名および要件を設定し、加算管理配列を生成する。例えば、データ項目が第2表居宅サービス計画書(2)における「利用者のニーズ」である場合、加算管理配列は、1つの加算名(Key)と、各々の加算名に対して少なくとも1つの要件(Value)とを含み、keyにはニーズ名、valueにはそのニーズが必要な度合いが5段階(1~5)で記載される。
【0077】
図8に示すように、例えば、加算管理配列は、加算aおよび加算bを含む。加算aは、要件1としてサービス提供時間を含み、要件2としてサービス提供頻度を含む。要件1および要件2には、初期値として0が設定される。また、加算bは、要件1として栄養士の配置を含み、要件1には、初期値としてfalseが設定される。なお、図示を省略しているが、加算aの要件3以降、加算bの要件2以降、および加算c以降の各々の要件についても同様に初期値として0またはfalseが設定される。
【0078】
次に、加算要件配列にケアプランに基づく値を設定する(ステップS202)。例えば、加算額算出部212は、ケアプランデータの第2表居宅サービス計画書(2)、および第3表週間サービス計画表から、利用者Aの各日、各時間帯の活動内容に関する情報を抽出する。加算額算出部212は、各活動の時間の合計と、各活動の頻度とを算出する。加算に関連する活動項目が抽出された場合(例えば、口腔サービスの実施等)、加算要件配列の各要件に値を代入する。図9には、要件1(サービス提供時間)に10が代入され、要件2(サービス提供頻度)に20が代入された場合について例示されている。
【0079】
次に、加算額算出部212は、加算で受け取れる金額を問い合わせる(ステップS203)。加算額算出部212は、加算要件データベース203に対して、各々の加算項目について受け取れる加算額を問い合わせる。より具体的には、図1に示すように、加算額算出部212は、ケアプランに基づく値が設定された加算要件配列において対象となる加算名および要件(例えば、{加算名:加算a 要件:要件1})を出力し、加算要件データベース203に対してリクエストを送信する。
【0080】
次に、加算額算出部212は、加算で受け取れる金額を受信する(ステップS204)。より具体的には、加算要件データベース203は、加算額算出部212からのリクエストに応じて、受信した加算名から加算項目を探索し、加算項目の加算要件の値を含む要件データと、加算で受け取れる金額とを出力してレスポンスを返信する。加算額算出部212は、要件データと、加算で受け取れる金額とを受信する。
【0081】
次に、加算額算出部212は、加算額を算出する(ステップS205)。加算額算出部212は、受信した要件データから加算要件を満足する加算項目と、加算要件を満足しない加算項目とを判定し、加算要件を満足する加算項目ごとの加算額x0と、加算額x0を足し合わせることによりケアプラン加算額y0とを算出する。
【0082】
以上で説明した実施形態の解析用サーバー200は、下記の効果を奏する。
【0083】
ケアプランを更新する前に、更新が加算額にどのような影響を及ぼすのかを事業者に提示できるので、ケアプランが誤って加算要件を満たさない内容に更新されることを防止または抑制できる。
【0084】
本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。
【0085】
例えば、上述した実施形態では、ストレージ240がケアプラン記憶部202、加算要件データベース203、および解析結果データベース204として機能する場合について説明したが、このような場合に限定されない。例えば、加算要件データベース203、および解析結果データベース204を解析用サーバー200の外部のクラウドシステム等に配置することもできる。
【0086】
また、上述したフローチャートは、一部のステップを省略してもよく、他のステップが追加されてもよい。また各ステップの一部は同時に実行されてもよく、一つのステップが複数のステップに分割されて実行されてもよい。
【0087】
また、加算情報提供プログラムは、USBメモリー、フレキシブルディスク、CD-ROM等のコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、メモリーやストレージ等に転送され記憶される。また、この加算情報提供プログラムは、例えば、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、サーバーの一機能としてその各装置のソフトウェアに組み込んでもよい。
【0088】
また、実施形態においてプログラムにより実行される処理の一部または全部を回路等のハードウェアに置き換えて実行されうる。
【符号の説明】
【0089】
10 表示システム、
100 UIサーバー、
110 CPU、
120 ROM、
130 RAM、
140 ストレージ、
150 通信インターフェース、
160 操作表示部、
170 バス、
200 解析用サーバー、
201 解析装置、
202 ケアプラン記憶部、
203 加算要件データベース、
204 解析データベース、
210 CPU、
211 ケアプラン取得部、
212 加算額算出部、
213 取得部、
220 ROM、
230 RAM、
240 ストレージ、
250 通信インターフェース、
260 操作表示部、
270 バス。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
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