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▶ 加勢 富慈江の特許一覧

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  • 特開-マスク置き 図1
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  • 特開-マスク置き 図5
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023001830
(43)【公開日】2023-01-06
(54)【発明の名称】マスク置き
(51)【国際特許分類】
   A47G 29/08 20060101AFI20221226BHJP
   A62B 25/00 20060101ALI20221226BHJP
   A41D 13/11 20060101ALI20221226BHJP
   A47G 29/00 20060101ALI20221226BHJP
【FI】
A47G29/08
A62B25/00
A41D13/11 Z
A47G29/00 F
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021102807
(22)【出願日】2021-06-21
(71)【出願人】
【識別番号】520400106
【氏名又は名称】加勢 富慈江
(74)【代理人】
【識別番号】100205523
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 浩也
(72)【発明者】
【氏名】加勢 富慈江
【テーマコード(参考)】
2E185
3K100
【Fターム(参考)】
2E185CC77
3K100AA20
3K100AE14
3K100AF05
3K100AG07
3K100AH30
3K100AJ05
(57)【要約】
【課題】昨今のコロナ禍におけるマスク着用義務飲食店が増加する中、衛生マスクを外した後、当該マスクを置く場所に困る状況が増えており、様々なマスク置き及びマスクケースが考案されているが、1製品の製造コストが高く、使用方法が簡易でないため、普及が進んでいない。
【解決手段】衛生マスクを置くマスク置きであって、R形状を有する上部カーブ状部と、
前記上部カーブ状部に比べ緩やかなR形状を有する下部カーブ状部と、を備える2枚のシートが重なり、前記2枚のシート部前記上部カーブ部は接着され、前記下部カーブ状部を拡げることによって前記下部カーブ状部を接地し、机上に置くことによって、衛生マスクを前記上部カーブ状部に置くことによって、安価で使いやすいマスク置きの提供が可能となる。
【選択図】図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
衛生マスクを置くマスク置きであって、
R形状を有する上部カーブ状部と、
前記上部カーブ状部に比べ緩やかなR形状を有する下部カーブ状部と、
を備える2枚のシートが重なり、前記2枚のシート部前記上部カーブ部は接着され、前記下部カーブ状部を拡げることによって前記下部カーブ状部を接地し、机上に置くことによって、衛生マスクを前記上部カーブ状部に置くことが可能である、
ことを特徴とするマスク置き
【請求項2】
請求項1のマスク置きであって、
前記2枚のシートの素材は、紙である、
ことを特徴とするマスク置き

【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
本発明は飲食店等で外した衛生マスクを置く紙マスク置きに関する。
【0002】
昨今のコロナ禍におけるマスク着用義務飲食店が増加する中、マスク会食時に衛生マスクを外した後、当該マスクを置く場所に困る状況が増えており、様々なマスク置き及びマスクケースが考案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3231254号
【特許文献2】実用新案登録第3229356号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1及び特許文献2共に1製品の製造コストが高く、使用方法が簡易でないため、普及が進んでいない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、衛生マスクを置くマスク置きであって、R形状を有する上部カーブ状部と、前記上部カーブ状部に比べ緩やかなR形状を有する下部カーブ状部と、を備える2枚のシートが重なり、前記2枚のシート部前記上部カーブ部は接着され、前記下部カーブ状部を拡げることによって前記下部カーブ状部を接地し、机上に置くことによって、衛生マスクを前記上部カーブ状部に置くことが可能である、ことを特徴としている。
【0006】
請求項2の請求項1のマスク置きであって、前記2枚のシートの素材は、紙である、ことを特徴としている。
【0007】
本発明によれば、マスク会食時、食事のために飲食店等で外した衛生マスクを衛生的に置くことができるマスク置きを、安価に製造することができる。また本発明の使用方法は非常に簡易であるため、普及が進むマスク置きを提供することが可能となる。
【0008】
さらに安価であることから、使い捨てで衛生的なマスク置きを提供することが可能であり、さらにマスクの置忘れ防止にも効果が見込める。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の実施形態に係る衛生マスク2をマスク置き10に置いた斜視図である
図2】本発明の実施形態に係るマスク置きの(a)使用前側面図と(a)使用前底面図(b)である
図3】本発明の実施形態に係るマスク置き10の下部カーブ状部10LRを拡げた実施図である。
図4】本発明の実施形態に係るマスク置き10の下部カーブ状部10LRを机Dに向けて接地する実施図である。
図5図5は本発明の実施形態に係るマスク置き10の上部カーブ状部10URに衛生マスク20を載せる実施図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。また、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な変形が可能である。さらに、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0011】
本発明の実施形態に係マスク置き10の詳細を図1及び図2を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る衛生マスク2をマスク置き10に置いた斜視図であり、図2は、本発明の実施形態に係るマスク置きの(a)使用前側面図と(a)使用前底面図(b)である。
【0012】
図1に示す通り、食事のために飲食店等で外した衛生マスク20を、マスク置き10上部に衛生的に置くことができる。
【0013】
マスク置き10の形状を図2を用いて説明する。マスク置き10の大きさは特に定めないが、マスク置き10の高さMHは50mm~300mm、好ましくは100mm~200mm、さらに好ましくは120mm~150mmである。マスク置き10の幅MWは50mm~200mm、好ましくは80mm~150mm、さらに好ましくは100mm~130mmである。
【0014】
マスク置き10は、2枚重ねのシート10Sで形成されており、2枚重ねのシートのR形状の上部カーブ状部10URは接着され離れない。
【0015】
下部カーブ状部10LRも拡げた際に接地面が設置しやすいようにRの形状を有しているが、図2に示す通り上部カーブ状部10URのR形状よりは緩やかなカーブが好ましい。下部カーブ状部10LRは接着されず、拡げることが可能となっている。
【0016】
2枚重ねのシート10Sの素材は変形可能であれば特に定めないが、生産性を考慮した場合、紙製であることが好ましい。
【0017】
2枚重ねのシート10Sの素材は紙であることが好ましいが、さらに好ましくは、和紙、ケント紙、コート紙、マット紙、上質紙、クラフト紙又はボール紙である。
【0018】
<実施形態1>
次に図3乃至図5を用いて、マスク置き10の使用する形態について説明する。図3は本発明の実施形態に係るマスク置き10の下部カーブ状部10LRを拡げた実施図であり、図4は本発明の実施形態に係るマスク置き10の下部カーブ状部10LRを机Dに向けて接地する実施図であり、図5は本発明の実施形態に係るマスク置き10の上部カーブ状部10URに衛生マスク20を載せる実施図である。
【0019】
(ステップS1)
まず図3に示すように、マスク置き10の下部カーブ状部10LRを拡げる。
【0020】
(ステップS2)
次に図4に示すように、マスク置き10の下部カーブ状部10LRを机Dに向けて接地させる。接地にさせることによって、マスク置き10は自立する。
【0021】
(ステップS3)
最後にマスク置き10の上部カーブ状部10URに衛生マスク20を載せる。載せた後は図1のような実施図となるが、マスク会食時に食事中に衛生マスク20が視野に入るため、置き忘れることを防ぐだけでなく、安価に制作できるため、非常に簡易的に導入が可能となる。
【符号の説明】
【0022】
10 紙マスク置き
10UR 紙マスク上部
10LR 紙マスク下部
10S シート
20 マスク
MH 紙マスク置き高さ
MW 紙マスク置き幅
図1
図2
図3
図4
図5