(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023183208
(43)【公開日】2023-12-27
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20231220BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022096717
(22)【出願日】2022-06-15
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-02-24
(71)【出願人】
【識別番号】522240047
【氏名又は名称】株式会社blue
(74)【代理人】
【識別番号】100104880
【弁理士】
【氏名又は名称】古部 次郎
(74)【代理人】
【識別番号】100118108
【弁理士】
【氏名又は名称】久保 洋之
(72)【発明者】
【氏名】吉永 尚由
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】題目及び題目に対する投票内容がニュースとして使用される際に、題目を入力したユーザに効率的に金銭的な利益を与える。
【解決手段】第1のユーザが入力した題目及び題目に対する投票の複数の選択肢を受け付ける第1の受付部と、第2のユーザが題目に対して複数の選択肢のうちの1つの選択肢を選択することによって入力した投票内容を受け付ける第2の受付部と、題目にNFT(Non-Fungible Token)を関連付けることにより、題目及び投票内容を、ニュースとしての使用を許諾する対象として管理する管理部と、を備える、情報処理システム。
【選択図】
図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のユーザが入力した題目及び当該題目に対する投票の複数の選択肢を受け付ける第1の受付部と、
第2のユーザが前記題目に対して前記複数の選択肢のうちの1つの選択肢を選択することによって入力した投票内容を受け付ける第2の受付部と、
前記題目にNFT(Non-Fungible Token)を関連付けることにより、当該題目及び前記投票内容を、ニュースとしての使用を許諾する対象として管理する管理部と、
を備える、情報処理システム。
【請求項2】
前記第1の受付部は、前記第1のユーザが料金を支払うことを条件に、前記題目及び前記複数の選択肢を受け付ける、請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記管理部は、前記題目及び前記投票内容がNFTマーケットプレイスに出品されていることを管理する、請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記管理部は、前記題目及び前記投票内容が前記NFTマーケットプレイスで購入されたことを管理する、請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記第1のユーザが前記題目をNFTマーケットプレイスに出品する際に使用可能な画像を当該第1のユーザに提供する提供部を更に備える、請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記第2の受付部は、前記第2のユーザが前記投票内容に対して入力したコメントを更に受け付ける、請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項7】
第3のユーザが前記題目に対して投票内容を入力したことを条件に、他のユーザが当該題目に対して入力したコメントを当該第3のユーザが閲覧できるように制御する制御部を更に備える、請求項6に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記管理部は、前記第1のユーザの指示により、前記題目にNFTを関連付ける、請求項6に記載の情報処理システム。
【請求項9】
NFTが関連付けられていない前記題目に対して複数のユーザが入力したコメントが所定の条件を満たす場合に、当該題目にNFTを関連付けることを前記第1のユーザに提案する提案部を更に備える、請求項8に記載の情報処理システム。
【請求項10】
第1のユーザが入力した題目及び当該題目に対する投票の複数の選択肢を受け付けるステップと、
第2のユーザが前記題目に対して前記複数の選択肢のうちの1つの選択肢を選択することによって入力した投票内容を受け付けるステップと、
前記題目にNFTを関連付けることにより、当該題目及び前記投票内容を、ニュースとしての使用を許諾する対象として管理するステップと、
を含む、情報処理方法。
【請求項11】
コンピュータに、
第1のユーザが入力した題目及び当該題目に対する投票の複数の選択肢を、第2のユーザが当該題目に対して当該複数の選択肢のうちの1つの選択肢を選択することによって投票内容を入力できるように、受け付ける機能と、
前記題目及び前記投票内容を、ニュースとしての使用を許諾する対象として管理するために、当該題目にNFTが関連付けられるように制御する機能と、
を実現するためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電子掲示板のテーマの投稿を受け付けるテーマ受付部と、テーマに対する見解の投稿を複数受け付ける見解受付部と、見解の編集を受け付ける見解編集部と、見解の投稿者ないし編集者にトークンを付与するトークン付与部とを備える電子掲示板提供装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
題目及び題目に対する投票内容がニュースとして使用される際に、題目を入力したユーザに効率的に金銭的な利益を与えることはできなかった。
【0005】
本発明の目的は、題目及び題目に対する投票内容がニュースとして使用される際に、題目を入力したユーザに効率的に金銭的な利益を与えることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる目的のもと、本発明は、第1のユーザが入力した題目及び題目に対する投票の複数の選択肢を受け付ける第1の受付部と、第2のユーザが題目に対して複数の選択肢のうちの1つの選択肢を選択することによって入力した投票内容を受け付ける第2の受付部と、題目にNFT(Non-Fungible Token)を関連付けることにより、題目及び投票内容を、ニュースとしての使用を許諾する対象として管理する管理部と、を備える、情報処理システムを提供する。
第1の受付部は、第1のユーザが料金を支払うことを条件に、題目及び複数の選択肢を受け付ける、ものであってよい。
管理部は、題目及び投票内容がNFTマーケットプレイスに出品されていることを管理する、ものであってよい。その場合、管理部は、題目及び投票内容がNFTマーケットプレイスで購入されたことを管理する、ものであってよい。
情報処理システムは、第1のユーザが題目をNFTマーケットプレイスに出品する際に使用可能な画像を第1のユーザに提供する提供部を更に備える、ものであってよい。
第2の受付部は、第2のユーザが投票内容に対して入力したコメントを更に受け付ける、ものであってよい。
その場合、情報処理システムは、第3のユーザが題目に対して投票内容を入力したことを条件に、他のユーザが題目に対して入力したコメントを第3のユーザが閲覧できるように制御する制御部を更に備える、ものであってよい。
その場合、管理部は、第1のユーザの指示により、題目にNFTを関連付ける、また、その場合、情報処理システムは、NFTが関連付けられていない題目に対して複数のユーザが入力したコメントが所定の条件を満たす場合に、題目にNFTを関連付けることを第1のユーザに提案する提案部を更に備える、ものであってよい。
【0007】
また、本発明は、第1のユーザが入力した題目及び題目に対する投票の複数の選択肢を受け付けるステップと、第2のユーザが題目に対して複数の選択肢のうちの1つの選択肢を選択することによって入力した投票内容を受け付けるステップと、題目にNFTを関連付けることにより、題目及び投票内容を、ニュースとしての使用を許諾する対象として管理するステップと、を含む、情報処理方法も提供する。
【0008】
更に、本発明は、コンピュータに、第1のユーザが入力した題目及び題目に対する投票の複数の選択肢を、第2のユーザが題目に対して複数の選択肢のうちの1つの選択肢を選択することによって投票内容を入力できるように、受け付ける機能と、題目及び投票内容を、ニュースとしての使用を許諾する対象として管理するために、題目にNFTが関連付けられるように制御する機能と、を実現するためのプログラムも提供する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、題目及び題目に対する投票内容がニュースとして使用される際に、題目を入力したユーザに効率的に金銭的な利益を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の実施の形態における情報処理システムの全体構成例を示す図である。
【
図4】投票ボタンがタップされた後の投票画面の一例を示す図である。
【
図5】選択肢Aボタンがタップされた後の投票画面の一例を示す図である。
【
図7】本発明の実施の形態におけるサーバ装置の機能構成例を示すブロック図である。
【
図8】投票データ管理部が有する投票データ管理情報の一例を示す図である。
【
図9】本発明の実施の形態におけるサーバ装置の題目作成時の動作例を示したシーケンス図である。
【
図10】本発明の実施の形態におけるサーバ装置の投票時の動作例を示したシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0012】
[情報処理システムの全体構成]
図1は、本実施の形態における情報処理システム1の全体構成例を示す図である。図示するように、情報処理システム1は、端末装置10と、サーバ装置20とが、ネットワーク80を介して接続されることにより構成されている。
端末装置10は、ユーザが題目を作成したり題目に投票したりするために用いられる端末装置である。端末装置10には、題目を作成したり題目に投票したりするためのアプリケーションプログラム(以下、「投票アプリ」という)がインストールされているものとする。各ユーザは、題目を作成して他のユーザに投票してもらう側にも、他のユーザが作成した題目に投票する側にもなり得るが、以下では、便宜上、題目を作成する側のユーザを「題目作成ユーザ」と呼び、投票する側のユーザを「投票ユーザ」と呼ぶことにする。題目作成ユーザは、第1のユーザの一例であり、投票ユーザは、第2のユーザの一例である。端末装置10は、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット、スマートフォン等であってよいが、以下では、端末装置10がスマートフォンである場合を例にとって説明する。つまり、端末装置10は、CPU、主記憶装置、外部記憶装置、タッチパネル、スピーカ、無線回路等を備え、CPUが外部記憶装置に記憶されたプログラムを主記憶装置に読み込んで実行することにより、動作する。端末装置10は、図には1台しか示していないが、複数台存在してもよい。
サーバ装置20は、題目作成ユーザが端末装置10の投票アプリを用いて入力した題目や、投票ユーザが端末装置10の投票アプリを用いて入力した投票内容等を管理するサーバコンピュータである。サーバ装置20は、例えば、パーソナルコンピュータ等であってよい。つまり、サーバ装置20は、CPU、主記憶装置、外部記憶装置等を備え、CPUが外部記憶装置に記憶されたプログラムを主記憶装置に読み込んで実行することにより、動作する。
ネットワーク80は、端末装置10とサーバ装置20との間の情報通信に用いられる通信手段であり、例えば、インターネット、公衆回線、LAN(Local Area Network)等である。
【0013】
[概要]
このような情報処理システム1において、題目作成ユーザが作成した題目に多くの投票ユーザが投票したりコメントしたりすることにより、その題目が多くの人の注目を集め話題になる(所謂「バズる」)ことがある。そうなると、その題目及びその題目に対する投票内容やコメントからなるデータ(以下、「投票データ」という)をニュースサイト等がニュースとして使用したいという状況が生ずる。その際、ニュースサイト等が題目作成ユーザに直接交渉する方法が採られることが多いが、そのような方法では、題目作成ユーザが投票データをニュースサイト等に無料で使用させたり、有料で使用させたとしても料金交渉に手間がかかったりしていた。つまり、題目作成ユーザに効率的に金銭的な利益を与えることはできなかった。
そこで、本実施の形態では、題目にNFT(Non-Fungible Token)を関連付けることによって、題目及び題目に対する投票内容がニュースとして使用される際に、題目作成ユーザに効率的に金銭的な利益を与えるようにする。
【0014】
[画面例]
まず、題目作成ユーザが題目を作成する際に題目作成ユーザの端末装置10に表示される画面について説明する。
図2は、題目作成画面110の一例を示す図である。図示するように、題目作成画面110は、題目入力欄111と、選択肢A入力欄112aと、選択肢B入力欄112bと、SNS投稿ボタン113と、NFT付加ボタン114と、出品URL入力欄115と、題目投稿ボタン116とを含む。
題目入力欄111は、題目作成ユーザが題目を入力する欄である。ここでは、題目として、「まん防、効果あると思う?」が入力されている。
選択肢A入力欄112aは、投票ユーザが題目に対して入力する投票内容の複数の選択肢のうち、選択肢Aを題目作成ユーザが予め用意して入力する欄である。ここでは、選択肢Aとして、「あると思う」が入力されている。
選択肢B入力欄112bは、投票ユーザが題目に対して入力する投票内容の複数の選択肢のうち、選択肢Bを題目作成ユーザが予め用意して入力する欄である。ここでは、選択肢Bとして、「ないと思う」が入力されている。
SNS投稿ボタン113は、題目作成ユーザが題目をSNSに投稿するためのトグルボタンである。ここでは、題目をSNS#1に投稿しないことが指示され、題目をSNS#2に投稿することが指示されている。
NFT付加ボタン114は、題目作成ユーザが、題目をNFTで販売する旨の意思表示のため、題目にNFTを付加することを指示するためのトグルボタンである。ここでは、題目にNFTを付加することが指示されている。
出品URL入力欄115は、NFTが付加された題目をNFTマーケットプレイスに出品した場合の出品場所のURLである出品URLを入力する欄である。例えば、題目作成ユーザがNFT付加ボタン114をONにすると、図示しないNFTマーケットプレイス選択画面が表示され、そこで所望のNFTマーケットプレイスを選択することにより、自動的に出品が行われてもよい。その場合、出品URL入力欄115には、NFTマーケットプレイスから自動的に返された出品URLが入力されてよい。或いは、出品URL入力欄115には、題目作成ユーザが手動で出品を行った場合は手動で入手した出品URLが入力されてもよい。
題目投稿ボタン116は、題目作成ユーザが題目を投票アプリに投稿するためのボタンである。但し、無料で題目を作成することを許すと投票アプリ内が荒れる原因となる題目が作成されることが考えられるので、所定のオンライン決済サービスを用いて有料でのみ題目は作成可能としている。ここでは、オンライン決済サービスとして「XYZペイ」を用いることが、題目投稿ボタン116上に示されている。
【0015】
次に、投票ユーザが題目に対して投票内容を入力する際に投票ユーザの端末装置10に表示される画面について説明する。
図3は、初期状態の投票画面120の一例を示す図である。図示するように、初期状態の投票画面120は、題目表示欄121と、投票ボタン122と、題目作成画面表示ボタン123とを含む。
題目表示欄121は、題目作成画面110の題目入力欄111に入力された題目を表示する欄である。ここでは、上から2段目の題目表示欄121に、題目として、
図2の題目作成画面110で入力された「まん防、効果あると思う?」が表示されている。また、題目表示欄121には、題目に加え、投稿日1211、コメント数1212、投票数1213、NFTアイコン1214、及び出品URLボタン1215も表示される。
投稿日1211は、対応する題目が投稿された日付であり、コメント数1212は、対応する題目に対して入力されたコメントの数であり、投票数1213は、対応する題目に対して行われた投票の数である。
NFTアイコン1214は、対応する題目が作成された際に題目作成画面110のNFT付加ボタン114がONにされることによってこの題目にNFTが付加されていることを示すアイコンである。
出品URLボタン1215は、対応する題目が作成された際に題目作成画面110の出品URL入力欄115に入力されたURLに飛ぶためのボタンである。例えば、この題目及びこの題目に対する投票内容等からなるデータ(以下、「投票データ」という)をニュースにしたいと考えているニュースサイトの担当者は、出品URLボタン1215をタップすることによってNFTマーケットプレイスに飛ぶことができる。そして、その担当者は、この投票データをNFTマーケットプレイスで購入するかどうかを判断することができる。尚、出品URLボタン1215に代えて、出品URLを示すアイコンが表示されてもよく、このアイコンは、NFTアイコン1214と一体化されていてもよい。
投票ボタン122は、対応する題目に対して投票を行うためのボタンである。
題目作成画面表示ボタン123は、
図2の題目作成画面110を表示するためのボタンである。つまり、この投票アプリでは、初期表示画面として投票画面120を表示し、この画面上で題目作成画面表示ボタン123がタップされることにより、題目作成画面110に遷移する。
この状態で、投票ユーザが、上から2段目の投票ボタン122をタップしたとする。
【0016】
図4は、投票ボタン122がタップされた後の投票画面120の一例を示す図である。図示するように、投票ボタン122がタップされた後の投票画面120では、投票ボタン122が左へスライドし、投票ボタン122の右側に選択肢Aボタン124a及び選択肢Bボタン124bが現れている。
選択肢Aボタン124aは、投票ユーザが選択肢Aに投票するためのボタンである。ここでは、文字「A」と、
図2の選択肢A入力欄112aで選択肢Aとして入力された「あると思う」とが、選択肢Aボタン124a上に表示されている。
選択肢Bボタン124bは、投票ユーザが選択肢Bに投票するためのボタンである。ここでは、文字「B」と、
図2の選択肢B入力欄112bで選択肢Bとして入力された「ないと思う」とが、選択肢Bボタン124b上に表示されている。
この状態で、投票ユーザが、選択肢Aボタン124aをタップしたとする。
【0017】
図5は、選択肢Aボタン124aがタップされた後の投票画面120の一例を示す図である。図示するように、選択肢Aボタン124aがタップされた後の投票画面120では、選択肢Aボタン124a及び選択肢Bボタン124bが、得票率表示欄125及び開票ボタン126に置き換わっている。
得票率表示欄125は、対応する題目に投票した全てのユーザのうち、投票ユーザが投票した選択肢に投票したユーザの割合を表示する欄である。ここでは、投票ユーザが選択肢Aに投票しているので、選択肢Aに投票したユーザの割合「68.5%」と、
図4の選択肢Aボタン124aに表示されていた「あると思う」とが、得票率表示欄125に表示されている。
開票ボタン126は、コメント画面130を表示するためのボタンである。投票ユーザは、開票ボタン126をタップすることにより、コメント画面130を表示する。
【0018】
図6は、コメント画面130の一例を示す図である。図示するように、コメント画面130は、題目表示欄131と、得票率A表示欄132aと、得票率B表示欄132bと、コメント表示欄133と、コメント入力ボタン134とを含む。
題目表示欄131は、
図5でタップされた開票ボタン126に対応する題目を表示する欄である。
得票率A表示欄132aは、題目表示欄131に表示された題目に投票した全てのユーザのうち、選択肢Aに投票したユーザの割合を表示する欄である。ここでは、文字「A」と、
図4の選択肢Aボタン124aに表示されていた「あると思う」と、選択肢Aに投票したユーザの割合「68.5%」とが、得票率A表示欄132aに表示されている。
得票率B表示欄132bは、題目表示欄131に表示された題目に投票した全てのユーザのうち、選択肢Bに投票したユーザの割合を表示する欄である。ここでは、文字「B」と、
図4の選択肢Bボタン124bに表示されていた「ないと思う」と、選択肢Bに投票したユーザの割合「31.5%」とが、得票率B表示欄132bに表示されている。
コメント表示欄133は、題目表示欄131に表示された題目に対して入力されたコメントを表示する欄である。コメント表示欄133には、コメントに加え、選択肢アイコン1331、アカウント名1332、コメント数1333、高評価数1334、低評価数1335も表示される。
選択肢アイコン1331は、対応するコメントが選択肢A及び選択肢Bの何れに投票したユーザが入力したものであるかを示すアイコンである。対応するコメントが選択肢Aに投票したユーザが入力したものであれば、選択肢アイコン1331は文字「A」を含む画像とし、対応するコメントが選択肢Bに投票したユーザが入力したものであれば、選択肢アイコン1331は文字「B」を含む画像とすればよい。
アカウント名1332は、対応するコメントを入力したユーザのアカウント名であり、コメント数1333は、対応するコメントに対して更に入力されたコメントの数である。高評価数1334は、対応するコメントに対して入力された高評価(イイネ、like)の数であり、低評価数1335は、対応するコメントに対して入力された低評価(ヤダネ、dislike)の数である。
コメント入力ボタン134は、投票ユーザがコメントを入力するためのボタンである。コメントの入力には、荒らし行為を防止するため、SNSのアカウントを用いたログインを必要とすればよい。つまり、コメント入力ボタン134をタップすると、図示しないSNS選択画面が表示され、そこで所望のSNSを選択してそのSNSのアカウントでログインすることにより、コメントを入力できるようにするとよい。
【0019】
[サーバ装置の機能構成]
図7は、本実施の形態におけるサーバ装置20の機能構成例を示すブロック図である。図示するように、サーバ装置20は、受信部21と、題目作成画面取得部22と、投票データ管理部23と、投票画面生成部24と、コメント画面生成部25と、送信部26とを含む。
【0020】
受信部21は、題目作成ユーザが端末装置10の投票アプリを用いて入力した題目作成画面110(
図2参照)の表示要求を、端末装置10から受信する。また、受信部21は、題目作成ユーザが端末装置10の題目作成画面110上で入力した題目及び題目に対する投票内容の複数の選択肢を、端末装置10から受信する。その際、受信部21は、所定のオンライン決済サービスを用いて支払いが行われた場合又は支払いが行われることが分かった場合に限り、題目及び複数の選択肢を受け付けるようにしてもよい。つまり、受信部21は、それ以外の場合には、題目及び複数の選択肢の受け付けを拒否してもよい。ここで、「受け付けを拒否する」とは、題目及び複数の選択肢を受信しないことと、題目及び複数の選択肢を受信するが投票ユーザによる投票の対象として管理せずに例えば破棄することとを含む。更に、受信部21は、題目作成ユーザが題目にNFTを付加することを指示した場合は、NFTに関する情報(以下、「NFT情報」という)を追加で受信する。ここで、NFT情報は、NFTが付加された旨の情報、題目をNFTマーケットプレイスに出品した場合の出品URL等を含む。本実施の形態では、第1のユーザが入力した題目及び題目に対する投票の複数の選択肢を受け付ける第1の受付部の一例として、受信部21のこの機能を設けている。本実施の形態では、第1のユーザが料金を支払うことを条件に、題目及び複数の選択肢を受け付ける第1の受付部の一例としても、受信部21のこの機能を設けている。
受信部21は、投票ユーザが端末装置10の投票アプリを用いて入力した投票画面120(
図3参照)の表示要求を、端末装置10から受信する。また、受信部21は、投票ユーザが端末装置10の投票画面120上で題目に対する複数の選択肢から1つの選択肢を選択することによって入力した投票内容を、端末装置10から受信する。更に、受信部21は、投票ユーザが端末装置10の投票画面120上で入力した題目に対するコメントを、端末装置10から追加で受信してもよい。その際、投票アプリは、投票ユーザがSNSのアカウントを用いてログインした場合に限り、題目に対するコメントを入力できるように動作してもよい。本実施の形態では、第2のユーザが題目に対して複数の選択肢のうちの1つの選択肢を選択することによって入力した投票内容を受け付ける第2の受付部の一例として、受信部21のこの機能を設けている。本実施の形態では、第2のユーザが投票内容に対して入力したコメントを更に受け付ける第2の受付部の一例としても、受信部21のこの機能を設けている。
【0021】
題目作成画面取得部22は、受信部21が題目作成画面110の表示要求を受信した場合に、図示しない記憶部に記憶された題目作成画面110を取得する。
【0022】
投票データ管理部23は、題目作成ユーザが入力した題目及び投票ユーザが入力した題目に対する投票内容等からなるデータである投票データを、図示しない記憶部に投票データ管理情報を記憶することによって管理する。投票データ管理情報は、詳細については後述するが、簡単に説明すると、題目、題目に対する複数の選択肢、各選択肢に対する投票、各選択肢に対するコメント、NFT情報等を紐付けた情報である。
投票データ管理部23は、題目作成ユーザが端末装置10上で入力した題目及び題目に対する複数の選択肢を受信部21が受信した際に、題目及び題目に対する複数の選択肢を投票データ管理情報に登録する。
また、投票データ管理部23は、投票ユーザが端末装置10上で入力した題目に対する投票内容及びコメントを受信部21が受信した際に、題目に対する投票内容及びコメントを投票データ管理情報に登録する。その際、投票データ管理部23は、題目に対する投票内容及びコメントを、題目及び題目に対する複数の選択肢に紐付けて登録する。
更に、投票データ管理部23は、題目作成ユーザが端末装置10上でNFT情報を入力した場合には、NFT情報を受信部21が受信した際に、NFT情報を投票データ管理情報に登録する。その際、投票データ管理部23は、NFT情報を、題目、題目に対する複数の選択肢、題目に対する投票内容、及び題目に対するコメントに紐付けて登録する。このようにNFT情報が紐付けられた題目は、ニュースサイトでニュースとして使用してよい題目ということになる。また、NFT情報には、題目がNFTマーケットプレイスに出品されていれば、出品場所を示す出品URLが含まれるので、NFT情報が紐付けられた題目に対する投票データがNFTマーケットプレイスに出品されていることが管理されているとも言える。更に、出品URLによりNFTマーケットプレイスにおける投票データの販売状況も追跡できるので、NFT情報が紐付けられた題目に対する投票データがNFTマーケットプレイスで購入されたことが管理されているとも言える。例えば、NFTマーケットプレイスで購入された投票データは、グレイアウトして、サーバ装置20からは閲覧できないようにする。そして、投票データを購入したニュースサイトで閲覧するように促すメッセージや、そのニュースサイトへのリンクが表示されるようにするとよい。本実施の形態では、題目にNFTを関連付けることにより、題目及び投票内容を、ニュースとしての使用を許諾する対象として管理する管理部の一例として、投票データ管理部23を設けている。本実施の形態では、題目及び投票内容がNFTマーケットプレイスに出品されていることを管理する管理部の一例としても、投票データ管理部23を設けている。本実施の形態では、題目及び投票内容がNFTマーケットプレイスで購入されたことを管理する管理部の一例としても、投票データ管理部23を設けている。本実施の形態では、第1のユーザの指示により、題目にNFTを関連付ける管理部の一例として、投票データ管理部23を設けている。
【0023】
投票画面生成部24は、受信部21が投票画面120の表示要求を受信した場合に、投票データ管理情報に基づいて、投票画面120を生成する。例えば、投票画面生成部24は、複数の題目のそれぞれについて、題目に対応するコメントから算出されたコメント数と、題目に対応する投票から算出された投票数と、題目に対応するNFT情報とをセットすることにより、
図3の投票画面120を生成する。その際、投票画面生成部24は、投票ボタン122がタップされた際に
図4の投票画面120が表示されるように、題目に対応する複数の選択肢を投票画面120に埋め込むとよい。ここで、投票画面120にセットする複数の題目は、投票データ管理部23で管理される全ての題目のうち、所定の条件を満たしたものであってよい。所定の条件としては、投稿日に関する条件や、投票ユーザの嗜好に関する条件が、例示される。
投票画面生成部24は、受信部21が題目と題目に対する複数の選択肢から選択された選択肢とを含む投票内容を受信した場合に、投票データ管理情報に基づいて、
図5の投票画面120が表示されるようにする。即ち、投票画面生成部24は、題目に対する複数の選択肢に対応する投票から投票数を算出し、題目に対する複数の選択肢から選択された選択肢に対応する投票から得票数を算出する。そして、投票画面生成部24は、得票数を投票数で除算することにより、選択された選択肢の得票率を求め、得票率を送信部26に渡して、端末装置10へ送信するよう指示する。
【0024】
コメント画面生成部25は、受信部21がコメント画面130の表示要求を受信した場合に、投票データ管理情報に基づいて、コメント画面130を生成する。例えば、コメント画面生成部25は、タップされた開票ボタン126に対応する題目に対応するコメントをセットすることにより、
図6のコメント画面130を生成する。
【0025】
送信部26は、題目作成画面110の表示要求を受信部21が受信した場合に、題目作成画面取得部22が取得した題目作成画面110を端末装置10へ送信する。これにより、端末装置10には、題目作成画面110が表示されることとなる。
送信部26は、投票画面120の表示要求を受信部21が受信した場合に、投票画面生成部24が生成した投票画面120を端末装置10へ送信する。これにより、端末装置10には、投票画面120が表示されることとなる。また、送信部26は、投票画面120上で入力された投票内容を受信部21が受信した場合に、投票画面生成部24が算出した得票率を端末装置10へ送信する。これにより、端末装置10上の投票画面120には、得票率が表示されることとなる。
送信部26は、投票画面120上で投票内容が入力された後のコメント画面130の表示要求を受信部21が受信した場合に、コメント画面生成部25が生成したコメント画面130を端末装置10へ送信する。これにより、端末装置10には、コメント画面130が表示されることとなる。本実施の形態では、第3のユーザが題目に対して投票内容を入力したことを条件に、他のユーザが題目に対して入力したコメントを第3のユーザが閲覧できるように制御する制御部の一例として、送信部26のこの機能を設けている。
【0026】
[投票データ管理情報の具体的内容]
図8は、投票データ管理部23が有する投票データ管理情報の一例を示す図である。図示するように、投票データ管理情報は、題目IDと、題目と、選択肢と、投票IDと、アカウント名と、コメントと、NFT情報とを対応付けたものとなっている。
題目IDは、対応する題目を識別するためのIDである。
題目は、題目作成ユーザが作成した題目である。
選択肢は、対応する題目に対して題目作成ユーザが予め用意した投票内容の複数の選択肢である。
投票IDは、対応する選択肢を選択することによって行われた投票を識別するためのIDである。題目に対して単に投票するだけであれば、ログインは不要なので、投票IDとしては、個々の投票に一時的に割り振られた識別情報を想定している。
アカウント名は、コメントを入力するために用いられたアカウントの名称である。
コメントは、対応する投票IDの投票を行ったユーザが入力したコメントである。各ユーザは、このようなコメントに対して更にコメントを入力することもできるが、そのような更に入力されたコメントについては図示を省略している。
NFT情報は、対応する題目に付加されたNFTに関する情報である。
【0027】
図中、題目ID「12345」で識別される題目及びこれに対応する情報は、
図2の題目作成画面110で入力された情報を想定している。つまり、
図2の題目入力欄111で「まん防、効果あると思う?」が入力されているので、投票データ管理情報でも題目として「まん防、効果あると思う?」が登録されている。また、
図2の選択肢A入力欄112a、選択肢B入力欄112bで「あると思う」、「ないと思う」が入力されているので、投票データ管理情報でも選択肢A、選択肢Bとして「あると思う」、「ないと思う」が登録されている。更に、
図2のNFT付加ボタン114がONであり、
図2の出品URL入力欄115に出品URLが入力されているので、投票データ管理情報ではNFT情報としてNFTが付加された旨を示す「ON」及び出品URL「https://nftmplace.com/xxx」が登録されている。
【0028】
また、図中、題目ID「12347」で識別される題目及びこれに対応する情報は、
図3~
図5の上から4段目に表示された例を想定している。
図2の題目作成画面110でこの例の題目にはNFTが付加されていないものとし、投票データ管理情報ではNFT情報の欄が空欄となっている。
【0029】
[サーバ装置の動作]
図9は、本実施の形態におけるサーバ装置20の題目作成時の動作例を示したフローチャートである。
【0030】
サーバ装置20では、まず、受信部21が、題目作成画面110の表示要求を端末装置10から受信する(ステップ201)。
次に、サーバ装置20では、題目作成画面取得部22が、図示しない記憶部に記憶された題目作成画面110を取得する(ステップ202)。
次いで、サーバ装置20では、送信部26が、ステップ202で取得された題目作成画面110を端末装置10へ送信する(ステップ203)。すると、端末装置10には、題目作成画面110が表示される。
【0031】
これにより、題目作成ユーザは、題目作成画面110上で題目、題目に対する複数の選択肢、及びNFT情報を入力する。すると、サーバ装置20では、受信部21が、題目、題目に対する複数の選択肢、及びNFT情報を、端末装置10から受信する(ステップ204)。
次に、サーバ装置20では、投票データ管理部23が、ステップ204で受信した題目、題目に対する複数の選択肢、及びNFT情報を、投票データ管理情報に記憶する(ステップ205)。その際、投票データ管理部23は、題目IDを払い出し、この題目IDに紐付けて、題目、題目に対する複数の選択肢、及びNFT情報を記憶するとよい。
【0032】
図10は、本実施の形態におけるサーバ装置20の投票時の動作例を示したフローチャートである。
【0033】
サーバ装置20では、まず、受信部21が、投票画面120の表示要求を端末装置10から受信する(ステップ251)。
次に、サーバ装置20では、投票画面生成部24が、複数の題目のそれぞれについて、複数の選択肢、投票数、コメント数、及びNFT情報を含む投票画面120を生成する(ステップ252)。ここで、複数の題目は、投票データ管理情報に含まれる全ての題目のうち、所定の条件を満たす題目とすればよい。複数の選択肢は、投票データ管理情報で各題目に対応付けられた複数の選択肢である。複数の選択肢は、初期状態の投票画面120には配置せず、投票ボタン122がタップされると配置されるように投票画面120に埋め込んでおいてもよい。投票数は、投票データ管理情報で各題目に対応付けられた投票の個数である。コメント数は、投票データ管理情報で各題目に対応付けられたコメントの個数である。NFT情報は、投票データ管理情報で各題目に対応付けられたNFTに関する情報である。
次いで、サーバ装置20では、送信部26が、ステップ252で生成された投票画面120を端末装置10へ送信する(ステップ253)。すると、端末装置10には、投票画面120が表示される。
【0034】
これにより、投票ユーザは、投票画面120上で何れかの題目に対応する投票ボタン122をタップする。すると、投票画面120上に複数の選択肢が現れる。投票ユーザがこれら複数の選択肢から1つの選択肢を選択してタップすると、端末装置10は、題目と、選択された選択肢とを、サーバ装置20へ送信する。
すると、サーバ装置20では、受信部21が、題目及び選択された選択肢を、端末装置10から受信する(ステップ254)。
次に、サーバ装置20では、投票データ管理部23が、ステップ254で受信した題目及び選択肢に紐付けて、投票IDを投票データ管理情報に記憶する(ステップ255)。ここで、投票IDは、投票ユーザが行った個々の投票を識別するIDである。
次に、サーバ装置20では、投票画面生成部24が、投票ユーザが選択した選択肢の得票率を算出する(ステップ256)。その際、投票画面生成部24は、投票データ管理情報から、この題目に対応する投票IDの数である投票数と、投票ユーザが選択した選択肢に対応する投票IDの数である得票数とを取得する。そして、投票画面生成部24は、得票数を投票数で除算することにより、得票率を算出する。
次いで、サーバ装置20では、送信部26が、ステップ256で算出された得票率を端末装置10へ送信する(ステップ257)。すると、投票画面120には、投票ユーザが選択した選択肢の得票率が表示される。また、投票画面120には、開票ボタン126も表示される。
【0035】
これにより、投票ユーザは、開票ボタン126をタップする。すると、端末装置10はコメント画面130の表示要求を送信し、サーバ装置20では、受信部21が、コメント画面130の表示要求を端末装置10から受信する(ステップ258)。
次に、サーバ装置20では、コメント画面生成部25が、この題目について、選択肢、アカウント名、及びコメントを含むコメント画面130を生成する(ステップ259)。ここで、コメントは、投票データ管理情報でこの題目に対応付けられたコメントである。選択肢は、投票データ管理情報でこのコメントに対応付けられた選択肢である。アカウント名は、投票データ管理情報でこのコメントに対応付けられたアカウントの名称である。
次いで、サーバ装置20では、送信部26が、ステップ259で生成されたコメント画面130を端末装置10へ送信する(ステップ260)。これにより、端末装置10には、コメント画面130が表示される。
【0036】
これにより、投票ユーザは、SNSのアカウントを用いてログインを行い、題目に対するコメントを入力する。すると、サーバ装置20では、受信部21が、アカウント名及びコメントを、端末装置10から受信する(ステップ261)。
次に、サーバ装置20では、投票データ管理部23が、ステップ261で受信したアカウント名及びコメントを、投票データ管理情報に記憶する(ステップ262)。尚、投票データ管理部23は、投票ユーザが投票した選択肢は把握しているので、この選択肢に紐付けて、アカウント名及びコメントを記憶するとよい。
【0037】
[変形例]
上記では言及しなかったが、NFTが関連付けられていない題目に対して複数のユーザが入力したコメントが所定の条件を満たした場合に、送信部26は、題目にNFTを付加することを提案する情報を題目作成ユーザに送信してもよい。ここで、所定の条件としては、コメントの数が所定の数を超えたという条件が例示される。この場合、送信部26は、NFTが関連付けられていない題目に対して複数のユーザが入力したコメントが所定の条件を満たす場合に、題目にNFTを関連付けることを第1のユーザに提案する提案部の一例である。
【0038】
上記では、端末装置10は、題目作成ユーザが題目を作成する際に、題目、題目に対する複数の選択肢、NFTが付加された旨の情報に加え、出品URLを送信したが、これには限らない。端末装置10は、題目作成ユーザが題目を作成する際に、題目、題目に対する複数の選択肢、NFTが付加された旨の情報を送信し、その後の所定のタイミングで、出品URLを送信するようにしてもよい。その場合、サーバ装置20は、題目作成ユーザがNFTマーケットプレイスに出品するよりも前に題目及び題目に対する複数の選択肢を取得するので、題目作成ユーザがNFTマーケットプレイスに出品する際に用いる画像を作成してもよい。ここで、画像としては、題目及び題目に対する複数の選択肢を含むスクリーンショットが例示される。そして、送信部26は、この作成された画像を、題目作成ユーザが使用する端末装置10へ送信するようにしてもよい。この場合、送信部26は、第1のユーザが題目をNFTマーケットプレイスに出品する際に使用可能な画像を第1のユーザに提供する提供部の一例である。
【0039】
[効果]
本実施の形態では、題目にNFTを関連付けるようにした。これにより、題目及び題目に対する投票内容がニュースとして使用される際に、題目作成ユーザに効率的に金銭的な利益を与えることができるようになった。
【符号の説明】
【0040】
1…情報処理システム、10…端末装置、20…サーバ装置、21…受信部、22…題目作成画面取得部、23…投票データ管理部、24…投票画面生成部、25…コメント画面生成部、26…送信部
【手続補正書】
【提出日】2022-10-27
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のユーザが入力した題目及び当該題目に対する投票の複数の選択肢を受け付ける第1の受付部と、
第2のユーザが前記題目に対して前記複数の選択肢のうちの1つの選択肢を選択することによって入力した投票内容を受け付ける第2の受付部と、
第1のユーザが前記題目及び前記投票内容のニュースとしての使用を許諾するために当該題目にNFT(Non-Fungible Token)を付加した旨の情報を、当該題目に関連付けて記憶部に記憶することにより、当該題目及び当該投票内容を、ニュースとしての使用を許諾する対象として管理する管理部と、
を備える、情報処理システム。
【請求項2】
前記第1の受付部は、前記第1のユーザが料金を支払うことを条件に、前記題目及び前記複数の選択肢を受け付ける、請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記管理部は、前記題目及び前記投票内容が出品されたNFTマーケットプレイスの出品URLを、当該題目に更に関連付けて前記記憶部に記憶することにより、当該題目及び当該投票内容が当該NFTマーケットプレイスに出品されていることを管理する、請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記第1のユーザが前記題目をNFTマーケットプレイスに出品する際に使用可能な画像を当該第1のユーザに提供する提供部を更に備える、請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記第2の受付部は、前記第2のユーザが前記投票内容に対して入力したコメントを更に受け付ける、請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項6】
第3のユーザが前記題目に対して投票内容を入力したことを条件に、他のユーザが当該題目に対して入力したコメントを当該第3のユーザが閲覧できるように制御する制御部を更に備える、請求項5に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記管理部は、前記第1のユーザの指示により、前記題目にNFTを関連付ける、請求項5に記載の情報処理システム。
【請求項8】
NFTが関連付けられていない前記題目に対して複数のユーザが入力したコメントが所定の条件を満たす場合に、当該題目にNFTを関連付けることを前記第1のユーザに提案する提案部を更に備える、請求項7に記載の情報処理システム。
【請求項9】
コンピュータの第1の受付部が、第1のユーザが入力した題目及び当該題目に対する投票の複数の選択肢を受け付けるステップと、
コンピュータの第2の受付部が、第2のユーザが前記題目に対して前記複数の選択肢のうちの1つの選択肢を選択することによって入力した投票内容を受け付けるステップと、
コンピュータの管理部が、第1のユーザが前記題目及び前記投票内容のニュースとしての使用を許諾するために当該題目にNFTを付加した旨の情報を、当該題目に関連付けて記憶部に記憶することにより、当該題目及び当該投票内容を、ニュースとしての使用を許諾する対象として管理するステップと、
を含む、情報処理方法。
【請求項10】
コンピュータに、
第1のユーザが入力した題目及び当該題目に対する投票の複数の選択肢を、第2のユーザが当該題目に対して当該複数の選択肢のうちの1つの選択肢を選択することによって投票内容を入力できるように、受け付ける機能と、
前記題目及び前記投票内容を、ニュースとしての使用を許諾する対象として管理するために、第1のユーザが当該題目及び当該投票内容のニュースとしての使用を許諾するために当該題目にNFTを付加した旨の情報が、当該題目に関連付けて記憶部に記憶されるように制御する機能と、
を実現するためのプログラム。