IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 中松 義郎の特許一覧

<>
  • 特開-新ナカマスコープ方式 図1
  • 特開-新ナカマスコープ方式 図2
  • 特開-新ナカマスコープ方式 図3
  • 特開-新ナカマスコープ方式 図4
  • 特開-新ナカマスコープ方式 図5
  • 特開-新ナカマスコープ方式 図6
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023183275
(43)【公開日】2023-12-27
(54)【発明の名称】新ナカマスコープ方式
(51)【国際特許分類】
   H04N 5/66 20060101AFI20231220BHJP
   G09G 5/36 20060101ALI20231220BHJP
【FI】
H04N5/66 D
G09G5/36 520F
G09G5/36 520G
G09G5/36 520K
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022096806
(22)【出願日】2022-06-15
(71)【出願人】
【識別番号】000211569
【氏名又は名称】中松 義郎
(72)【発明者】
【氏名】中松 義郎
【テーマコード(参考)】
5C058
5C182
【Fターム(参考)】
5C058BA17
5C058BA22
5C058BA35
5C182AB08
5C182AB22
5C182AC02
5C182AC03
5C182CB13
5C182CB14
5C182CB16
5C182CB23
5C182CB33
5C182CB42
(57)【要約】
【課題】
スマホの画面に迫力を持たせる。
【解決手段】
画面を拡大縮小させる。
【選択図】図2

【特許請求の範囲】
【請求項1】
スマホ画面を拡大又は縮小する事により画像に迫力を持たせ得る演出画像制作方法。
【請求項2】
請求項1に於いてスマホ画面の縦長画面において、強調したい画面の上方又は下方に画像を拡大又は縮小することによって、画像を強調しうることを特徴とする、スマホ等用画像制作方法。
【請求項3】
スマホを縦又は横位置で見せ、スマホを持つ角度を縦から横又はその逆にする事を指示して画像を強調する画像制作方法とスマホ保持方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スマホ等用の画像方式に関する。
【背景技術】
【0002】
今から65年前、松竹専務からテレビに対抗する映画の発明の依頼を受け、本発明者はナカマスコープを発明した。
ナカマスコープは、松竹映画のトニーザイラーと鰐淵晴子主演の「銀嶺の王者」で大ヒットし、ハリウッドでも採用されて「シネマスコープ」として一世を風靡し、4:3であったテレビ画面も16:9の横長テレビとなる大きな影響を及ぼした。このナカマスコープの発明は特許庁でも「注目発明」に選ばれた大きな発明である。
本発明はこの映画やテレビの世界を変えた発明者がスマホ時代に提案する新しい画面方法である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
現在は、一人一人がスマートフォン(スマホ)を持つ時代であり、映画やテレビを見ずにスマホ画面にて見ることがかくだんに多い。スマートフォンは縦に握り縦長であるので、そのままスマホを縦に持ったままで視聴すると縦長の非常に小さい画面で、迫力が全く視聴者に伝わらない。
かといって、スマホを横に向けて持ち視聴したとしても、映画館で見る迫力には到底及ばない。
本発明は、スマホの画面で迫力がある映像を見ることができる画期的な発明なのである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
スマホ画面の縦長画面において、メイン画面の上方又は下方に大きな画像に拡大することやスマホを縦握りから横握りとする事で、縦から横にする画面にする事により画像を強調しうる。
【発明の効果】
【0005】
スマホ時代において、小さい縦長のスマホ画面を活用し画面の効果がある画期的発明である。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】は従来のテレビ画面1及び本発明者が開発したナカマスコープ方式2、及び横長テレビ3のスクリーンの画面を示す
図2】(A)(B)は本発明の第1実施形態を示すテレビの画像表示である。
図3】(A)(B)は本発明の第2実施形態を示すテレビの画像表示である。
図4】(A)(B)は本発明の第3実施形態を示すテレビの画像表示である。
図5】(A)(B)は本発明の第4実施形態を示すテレビの画像表示である。
図6】は本発明の第5実施形態の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0008】
図1は、公知のテレビ画面1、3及び、映画館等での画面1、2の説明図である。
【0009】
図1の如く従来のテレビ画面1は、ローマ時代から良き比率とされた4:3の大きさである。また、従来の映画館1での画面も同様に4:3であったが、本発明者が発明した「ナカマスコープ」2で、
映像を迫力のあるものとするため、横方向へ通常より拡大させて映写するものである。
理論的には、前記ナカマスコープは人間の両眼の視野が220度であることを医学的に活用した発明である。
映画館は横長スクリーンになった。テレビ1も当初は4:3であったが、前記ナカマスコープ2の影響で横:縦が、16:9の画像3となった。
【0010】
[第一実施形態]
図2は、本発明の第1実施形態を示す図である。
前記ナカマスコープは人間の両眼の視野が220度であることを活用した発明であるが、今回の発明はスマホの縦と横が11.5:6前後の比率の縦画面への新しい映像制作の発明である。
本発明の場合はスマホ時代を対象としており、スマホでは画面が小さくて画像を強調する事が出来ない。
そこで目の上向き角度限界約60度、下向き角度限界約75度を利用した全く新しい映像制作が本発明である。
具体的には画面を上下に拡大することにより迫力ある画面を構成する事が出来る発明である。
【0011】
人間の視覚は、ローマ時代から縦横3:4の比率が良いとされているのが太古から行われて来た。
図2(A)にて説明すると本発明は、
スマホ画面の中央部に中心とする画像を例えば縦3:横4の比率の画像4を作る。そして、画像を強調するときに、下方マックス75度まで画面を拡大する。又は/及び、強調する画面は上方60度に画面を拡大する。
つまり、ナカマスコープは、目の横方向の目の広がり220°を活用した発明であるが、この、新ナカマスコープ方式は、画面を強調するときに、開眼下方75度及び/又は上方60度の画面が広がりを見せ、最大135度の上下方向大画面とする。画像全体の比率は、スマホ画面の縦横比の11.5:6前後である。
このようにすることによって、映画のスクリーンではなく、また、テレビ画面ではなく、スマホ画面の特有の画面を従来の画面制作法より格段飛躍的に画像のインパクトを与えることが、小さい縦長の画面のスマホ上で可能となる画期的発明である。
【0012】
さらに具体的に説明すると、迫力を出す映像としたい場面で、画面の映像を下方向又は/及び上方向に拡大させる。この時、視聴者は、目を開き上下に広がる画像を追うが、スマホからの距離が10~80cm離れて視聴で上方向60度、下方向75度上下に広がる画像のように映像が制作されるので、まぶたを大きく開くのみで全体画像を迫力を持って見ることができる。そして、上下に突然画面が拡大縮小して非常に迫力がある画像が視聴者には映る。
【0013】
本発明第1実施例によると、スマホ画面の縦方向に画像が拡大させる制作方法で、これはすべて、目の可動域の機能に基づいた映像作成方法であるので、見ていて疲れないのである。にもかかわらず、迫力ある画像を見ることができるという素晴らしい効果が発揮される。
11.5:6の縦長画面5であっても例えば中央部に4:3の画像4をメイン画像にする事でこの効果を発揮する。
シーンに合わせて、画面を強調したい時に、画像が広がりを見せ、下方向、上方向、または上下方向同時に広がった画面となるので、インパクトが大きい演出効果がある。
図2で(A)は中央画面4の4:3を上下方向11.5:6、拡大、(B)は下方に68%、上方に32%拡大した本発明の実施形態である。
【0014】
[第2実施形態]
図3は、本発明の第2実施例を示す図である。
通常表示される(A)の4:3の画像画面4が中央部にあり、上部CM6と下部CM7が出る第1の強調方法であり、(B)は下方向に向かって拡大させ強調8したことを示す図である。
視聴者の眼は下方向に大きく可動可能なので迫力が伝わる。
【0015】
[第3実施形態]
図4は、本発明の第3実施形態を示す図である。
(A)の如く通常表示される4:3の画像画面4が中央部にあり、(B)の如く第2の強調方法であり、上方向にむかって拡大させ強調したことを示す図41である。
上方向に拡大するので自然な、驚きの動作や拡大の表現8になり、強調が効率的に視聴者に伝わりやすい効果がある。これは下方向に拡大する画面でもよい。尚6、7はCM等でCMは無くてもよく補助画面等でもよい。
【0016】
[第4実施形態]
図5は、本発明の第4実施形態を示す図である。
(A)の如く例えば4:3の画像画面4が中央部にあり、(B)の如く第3の強調方法であり、上下方向に拡大させ強調42したことを示す図である。
第1、第2の強調方法に比べて、画面が非常に強く強調される。よって、画面に引き込まれるような迫力を感じることができる。
【0017】
これはすべて、画像を強調したい時に目の可動域の機能に基づいた映像作成方法である。強調しない通常の時は全画面を使ってもよい。
【0018】
上記はメイン画面4:3の画面を中央に持ってきたが、4:3の画面を下端に持ってきて、上方のみに、さっきの角度135度拡大又は縮小してもよい。
その逆に、4:3の画面を一番上に持ってきて、下方に135度各地長してもよい。
または、4:3の画面を、真ん中、または下方上方以外の、任意の位置に持ってきてよい。
また、4:3という比率でなく、別の比率でもよく、例えば11.5:6でもよい。又、メイン画面が無くてもよい。又、カメラやファインダやモニタやその他機材に本発明思考を組み入れたもの。
これらすべて本発明に含まれるものである。
【0019】
[第5実施形態]
図6は本発明第5実施形態を示す。
スマホ8を通常縦に持ち11.5:6の縦画面で見る。
画面を強調したい時に画面に「横にして下さい」と表示9または「矢印」10を表示し、これに従って、スマホ視者はスマホ8を回転方向11の様に縦から横に回転する81。
この回転方向は逆方向でもよい、これにより11.5:6の縦画面は11.5:6の横画面となって横方向に拡がる大画面となり、大音量や大人数などの画面が横に拡がり大迫力で出る。
【0020】
本発明は前記以外の種々の変形が考えられるがこれらは全て本発明に属する。
【産業上の利用可能性】
【0021】
スマホで見る映像が迫力のあるものになる画期的な方法の発明であり、産業上の利用可能性極めて大である。
【符号の説明】
【0022】
1 昔の映画やテレビ画面
2 ナカマスコープ画面
3 横長テレビ画面
4 本発明スマホの4:3の画面
41上方に拡大した画面
42上下方向に拡大した画面
5 11.5:6のスマホ画面
6 スマホ上方CM画面
7 スマホ下方CM画面
8 スマホ(縦位置)
81スマホ(横位置)
9 「スマホを横にして下さい」の文字等表示
10 スマホを横にする指示の矢印
11 スマホを縦から横に回転するという意味の矢印
図1
図2
図3
図4
図5
図6