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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023183391
(43)【公開日】2023-12-27
(54)【発明の名称】液圧ユニット
(51)【国際特許分類】
   B60T 8/34 20060101AFI20231220BHJP
   B60T 13/138 20060101ALI20231220BHJP
【FI】
B60T8/34
B60T13/138 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023094305
(22)【出願日】2023-06-07
(31)【優先権主張番号】10 2022 206 039.3
(32)【優先日】2022-06-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(71)【出願人】
【識別番号】591245473
【氏名又は名称】ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング
【氏名又は名称原語表記】ROBERT BOSCH GMBH
(74)【代理人】
【識別番号】100177839
【弁理士】
【氏名又は名称】大場 玲児
(74)【代理人】
【識別番号】100172340
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 始
(74)【代理人】
【識別番号】100182626
【弁理士】
【氏名又は名称】八島 剛
(72)【発明者】
【氏名】ヴェー アンドレアス
(72)【発明者】
【氏名】中 譲治
【テーマコード(参考)】
3D048
3D246
【Fターム(参考)】
3D048BB51
3D048CC05
3D048HH13
3D048KK01
3D048MM01
3D048MM02
3D246BA02
3D246DA01
3D246GA13
3D246LA16Z
(57)【要約】
【課題】 本発明は、液圧式非人力ブレーキ設備の液圧ユニット(1)に関する。
【解決手段】 液圧ユニット(1)は、液圧ユニット(1)を自動車の隔壁板に取り付けるために接続プレート(8)を有する。液圧ユニット(1)は、追加的に、隔壁板に対する液圧ユニット(1)の相対的な空間的配置を少なくとも部分的に固定するために、接続プレート(8)を隔壁板に接続するように適合させた追加のアダプタプレート(20)を有する。
【選択図】 図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
液圧式非人力ブレーキ設備の液圧ユニット(1)であって、前記液圧ユニット(1)を自動車の隔壁板に取り付けるために接続プレート(8)を有する、液圧ユニット(1)において、
前記隔壁板に対する前記液圧ユニット(1)の相対的な空間的配置を少なくとも部分的に固定するために、前記接続プレート(8)を前記隔壁板と接続するように適合させた追加のアダプタプレート(20)を特徴とする、液圧ユニット。
【請求項2】
前記隔壁板に取り付けるための前記アダプタプレート(20)がアダプタプレート取付手段(24)を有し、前記アダプタプレート取付手段は、前記接続プレート(8)のための接続手段(30)と予め定められた角度(α)をなして配置され、前記角度にわたって、前記隔壁板に対する前記液圧ユニット(1)の回転角度を設定可能であることを特徴とする、請求項1に記載の液圧ユニット(1)。
【請求項3】
前記接続プレート(8)と接続するために前記アダプタプレート(20)に形成された前記接続手段(30)が孔として形成され、少なくとも1つの孔が長穴として形成され、それにより前記アダプタプレート(20)に対する前記接続プレート(8)の制限された回転が可能であることを特徴とする、請求項1または2に記載の液圧ユニット(1)。
【請求項4】
前記アダプタプレート(20)が予め定められた厚さ(D)を有し、前記厚さにより前記隔壁板に対する距離を設定可能であることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか一項に記載の液圧ユニット(1)。
【請求項5】
前記隔壁板に対する前記液圧ユニット(1)の傾倒を設定するために、前記アダプタプレート(20)の、前記接続プレート(8)の方を向いた側(46)と反対を向いた側(22)とが互いに傾斜角(β)を有することを特徴とする、請求項1から4までのいずれか一項に記載の液圧ユニット(1)。
【請求項6】
前記アダプタプレート(20)に形成された前記接続手段(30)は、前記接続プレート(8)と接続するために孔として形成され、前記アダプタプレート(20)の前記接続プレート(8)とは反対を向いた側で、前記孔の周りに凹部(38)が形成されることを特徴とする、請求項1から5までのいずれか一項に記載の液圧ユニット(1)。
【請求項7】
前記アダプタプレート(20)が少なくとも1つの開口(42)を有し、前記開口を介して、前記接続プレート(8)を、前記接続プレートに組み付けられたアダプタプレート(20)とともに前記液圧ユニット(1)のハウジング(4)に取付可能であることを特徴とする、請求項1から6までのいずれか一項に記載の液圧ユニット(1)。
【請求項8】
外に向かってシールするために、前記アダプタプレート(20)と前記接続プレート(8)との間に両側で密封する接着テープ(34)またはシリコーンビードが配置されることを特徴とする、請求項1から7までのいずれか一項に記載の液圧ユニット(1)。
【請求項9】
前記アダプタプレート(20)は、ねじ、クリンチ、またはリベット接続により前記接続プレート(8)と接続されることを特徴とする、請求項1から8までのいずれか一項に記載の液圧ユニット(1)。
【請求項10】
請求項1から9までのいずれか一項に記載の液圧ユニット(1)を備える自動車。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液圧式非人力ブレーキ設備の液圧ユニットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1において、スリップ制御される液圧式の非人力車両ブレーキ設備のための液圧集合体が開示されている。液圧集合体は、マスタブレーキシリンダピストンが摺動可能に収容されたマスタブレーキシリンダボアが設けられた液圧ブロックを有する。マスタブレーキシリンダピストンおよびフットブレーキペダルとヒンジ式に接続されたペダルロッドを介して、ブレーキ圧を発生させるためにマスタブレーキシリンダピストンがマスタブレーキシリンダボア内を摺動することができる。
【0003】
特許文献2から、スリップ制御される液圧式の非人力車両ブレーキ設備の液圧式車両ブレーキ設備の液圧集合体のための液圧ブロックが知られている。液圧ブロックは、液圧ブロックから突出し、かつ永久磁石のためのピン状の信号発生器ホルダが配置されたプライマリピストンを備えている。プライマリピストンと信号発生器ホルダは、管状のハウジングによって包囲され、ハウジングはシリンダシェルの形状を有し、これには2つの集束する接線方向の壁が隣接する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】国際公開第2013/023953号
【特許文献2】独国特許出願公開第102019216833号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明を基礎付ける課題は、より少ない労力とコストで顧客個別の要求に適合させることができる液圧ユニットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題は、請求項1に記載の特徴を有する液圧ユニットによって解決される。それぞれ引用する従属請求項は、本発明の有利な発展形態を示す。
【0007】
本発明は、液圧式非人力ブレーキ設備の液圧ユニットを提供する。液圧ユニットは、液圧ユニットを自動車の隔壁板(Spritzwand)に取り付けるために接続プレートを有し、かつ隔壁板に対する液圧ユニットの相対的な空間的配置を少なくとも部分的に固定するために、接続プレートを隔壁板と接続するように適合させた追加のアダプタプレートを備える。
【0008】
したがって、本発明は、追加のアダプタプレートを提供する。その場合、アダプタプレートは、それ以外の液圧ユニットと無関係に選択することができる部品である。それにより、それ以外の液圧ユニットを大量生産の範囲内で製造することができ、それによって隔壁板における組込位置と取付箇所に注意を払う必要がない。それによって、液圧ユニットを製造するためのコストを低減することができる。これに加えて、別個に設計された接続プレートに必要な試験コストを節約することができる。
【0009】
隔壁板に対する液圧ユニットの相応の空間的向きによって、液圧ユニットの位置に関する相応の顧客指示に応じることが可能であり、制約されたスペースでも液圧ユニットを組込可能である。それによって、液圧ユニットを幅広くかつ経済的に使用できる。
【0010】
本発明の好ましい実施形態において、隔壁板に取り付けるためのアダプタプレートがアダプタプレート取付手段を有し、アダプタプレート取付手段は、接続プレートのための接続手段と予め定められた角度をなして配置され、この角度にわたって、隔壁板に対する液圧ユニットの回転角度を設定可能である。アダプタプレート取付手段とは、隔壁板にアダプタプレートを取り付けるために用いられる、アダプタプレート上のあらゆる構造的アセンブリ(strukturelle Anordnungen)と解される。殊に、そのようなアダプタプレート取付手段は、隔壁板のねじによってアダプタプレートを取り付けることを可能にするねじ付き孔であり得る。これに代えて、アダプタプレート取付手段は単に貫通孔であり、この貫通孔を用いて、アダプタプレートを隔壁板のねじ、および追加のナットにより隔壁板に取り付けることができる。アダプタプレート取付手段自体が、アダプタプレートを隔壁板に取り付けることを可能にするねじであることが有利である。
【0011】
その場合、接続手段とは、アダプタプレートを接続プレートと接続できるようにするアダプタプレートの構造的アセンブリと解される。その場合、これらもねじ付き孔、ねじ、または孔として形成することができる。アダプタプレート取付手段と接続手段との間に角度を設けることによって、液圧ユニットを隔壁板に対して回転させることができ、それにより液圧ユニットのハウジングから突き出す液圧ユニットの部品を、利用可能な組込空間に応じて回転させることができる。したがって、アダプタプレートを様々な要求に簡単に適合させることによって液圧ユニットを適合させることができる。
【0012】
本発明の別の好ましい実施形態では、接続プレートと接続するためにアダプタプレートに形成された接続手段が孔として形成され、少なくとも1つの孔が長穴として形成され、それによりアダプタプレートに対する接続プレートの制限された回転が可能である。接続手段の数に依存して、1つの接続手段が孔として形成され、それ以外の接続手段は長穴として形成される。それによって、一点を中心とした制限的な回転が可能になり、それにより、組込中もなお回転させることができる。これに加えて、長穴を設けることによって製造公差を補償することができ、それにより手間のかかるアダプタプレートの後処理が回避される。
【0013】
アダプタプレートが予め定められた厚さを有し、この厚さにより隔壁板に対する距離を設定可能である。したがって、アダプタプレートの厚さを相応に選択することで、対応する組込状況を考慮に入れることができ、アダプタプレートによって隔壁板に対する距離も設定可能である。
【0014】
隔壁板に対する液圧ユニットの傾倒を設定するために、アダプタプレートの、接続プレートの方を向いた側と反対を向いた側とが好ましくは互いに傾斜角を有する。換言すると、接続プレートの方を向いた側と反対を向いた側とは互いに平行ではない。2つの側の相応の向きによって、液圧ユニットを隔壁板に対してあらゆる方向に傾けることができる。アダプタプレートを相応に形成することによって、液圧ユニットの空間的な向きを調整することがさらに可能であり、それにより与えられた組込条件に応じて液圧ユニットの向きを調整することができ、したがって幅広く使用できる。
【0015】
有利な発展形態において、アダプタプレートに形成された接続手段は、接続プレートと接続するために孔として形成され、アダプタプレートの、接続プレートとは反対を向いた側で、孔の周りに凹部が形成される。その場合、凹部は、殊に、例えばナットを収容するように形成されている。その場合、ナットは、反対を向いた側から突き出さない。それによって、隔壁板とのインターフェースを変化させることにならずに接続プレートをアダプタプレートと接続することができる。
【0016】
有利にも、アダプタプレートが少なくとも1つの開口を有し、開口を介して、接続プレートを、接続プレートに組み付けられたアダプタプレートとともに液圧ユニットのハウジングに取付可能である。その場合、この開口は、アダプタプレートが組み付けられているにもかかわらず、接続プレートを液圧ユニットのハウジングと接続するための接続プレートねじに、この開口からアクセスできるように形成されている。それによって、接続プレートをアダプタプレートと一緒にユニットとして、液圧ユニットのハウジングに組み付けることができる。液圧ユニットのハウジングから接続プレートを取り外す場合も、アダプタプレートを予め取り外す必要はない。
【0017】
別の有利な実施形態では、外に向かってシールするために、アダプタプレートと接続プレートとの間に両側で密封する接着テープまたはシリコーンビードが配置される。両側で密封する接着テープまたはシリコーンビードにより、接続プレートとアダプタプレートとの間に密封接続を簡単に作成することができる。
【0018】
合目的的な実施形態によれば、アダプタプレートは、ねじ、クリンチ、またはリベット接続により接続プレートと接続される。これらの接続により、アダプタプレートを接続プレートと接続する様々な可能性が提供され、要求される境界条件に応じて選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の第1の実施例による液圧ユニットの斜視図である。
図2】本発明の第2の実施例による液圧ユニットの斜視図である。
図3】本発明の第3の実施例による液圧ユニットの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の実施例を図面に示し、以下の記載において詳しく説明する。
【0021】
図1において、本発明の第1の実施例による液圧ユニット1の斜視図が示される。その場合、液圧ユニット1は直方体状のハウジング4を備え、ハウジングには接続プレート8が接続プレートねじ12により取り付けられている。接続プレート8は、ねじ山を有し得る2つのスタンドボルト16を有する。液圧ユニット1は、追加のアダプタプレート20を有する。アダプタプレート20は、この実施例ではねじ付き孔として形成されているアダプタプレート取付手段24を有する。これらの(dies)アダプタプレート取付手段24を介してアダプタプレート20を自動車の隔壁板(図示せず)と接続可能である。その場合、アダプタプレート取付手段24の配置および位置は、隔壁板への取付に応じて選択される。
【0022】
アダプタプレート20は、この実施例では孔として形成された2つの接続手段30を追加的に有する。その場合、これらの孔30のうちの1つが長穴として形成され、それにより接続プレート8に対するアダプタプレート20の制限された回転が可能であるか、または製造公差を補償可能である。これらの孔30を介して、アダプタプレート20は、両側で密封する接着テープ34を介在させて、接続プレート8のスタンドボルト16とねじ締結される。アダプタプレート20と隔壁板との間にナットまたはソケット(図示せず)を装着するために、アダプタプレート20は、接続プレート8とは反対を向いた側22で孔30の周りに凹部38を有する。
【0023】
アダプタプレート20は中心開口42を追加的に有し、接続プレート8がアダプタプレート20と接続されている場合に、この中心開口を介して接続プレートの接続プレートねじ12を直方体状のハウジング4から取外し可能、もしくは直方体状のハウジング4に取付可能である。したがって、接続プレート8とアダプタプレート20を1つのユニットとして直方体状のハウジング4と接続することができる。アダプタプレート20は、自動車の隔壁板との距離を設定できる予め定められた厚さDを追加的に有する。
【0024】
図2は、本発明の第2の実施例による液圧ユニット1の斜視図を示す。この実施例は、アダプタプレート取付手段24がねじ付き孔ではなく、隔壁板と接続するために用いられる4つのねじとして形成されているという点で、図1に示される実施例とは異なる。それに加えて、これらのねじ24は、孔として形成された接続手段30に対して予め定められた角度αを有する。この角度αの分だけ、液圧ユニット1が隔壁板に対して回転される。その場合、必要とされる回転に応じてこの角度αを適合させることができる。この実施例では、回転に加えて、アダプタプレート20の厚さDを相応に適合させることによって、隔壁板に対する液圧ユニット1の距離を設定することもできる。
【0025】
図3において、本発明の第3の実施例による液圧ユニット1の斜視図が示される。この実施例は、アダプタプレート20の厚さDが一定でないという点で、図2に示される第2の実施例とは異なる。その場合、接続プレート8とは反対を向いた側22は、接続プレートの方を向いた側46に対して予め定められた傾斜角βを有する。液圧ユニット1は、この傾斜角βの分だけ隔壁板に対して傾けられる。その場合、傾斜角βは、必要な傾きに依存して、アダプタプレート20を選択することによって相応に適合させることができる。厚さDをさらに拡大することによっても隔壁板に対する距離を設定することが可能である。
【符号の説明】
【0026】
1 液圧ユニット
4 ハウジング
8 接続プレート
12 接続プレートねじ
16 スタンドボルト
20 アダプタプレート
22 アダプタプレートの接続プレートとは反対を向いた側
24 アダプタプレート取付手段
30 接続手段、孔
34 接着テープ
38 凹部
42 開口
46 アダプタプレートの接続プレートの方を向いた側
D 厚さ
α 角度
β 傾斜角
図1
図2
図3
【手続補正書】
【提出日】2023-10-11
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
液圧式非人力ブレーキ設備の液圧ユニット(1)であって、前記液圧ユニット(1)を自動車の隔壁板に取り付けるために接続プレート(8)を有する、液圧ユニット(1)において、
前記隔壁板に対する前記液圧ユニット(1)の相対的な空間的配置を少なくとも部分的に固定するために、前記接続プレート(8)を前記隔壁板と接続するように適合させた追加のアダプタプレート(20)を特徴とする、液圧ユニット。
【請求項2】
前記隔壁板に取り付けるための前記アダプタプレート(20)がアダプタプレート取付手段(24)を有し、前記アダプタプレート取付手段は、前記接続プレート(8)のための接続手段(30)と予め定められた角度(α)をなして配置され、前記角度にわたって、前記隔壁板に対する前記液圧ユニット(1)の回転角度を設定可能であることを特徴とする、請求項1に記載の液圧ユニット(1)。
【請求項3】
前記接続プレート(8)と接続するために前記アダプタプレート(20)に形成された前記接続手段(30)が孔として形成され、少なくとも1つの孔が長穴として形成され、それにより前記アダプタプレート(20)に対する前記接続プレート(8)の制限された回転が可能であることを特徴とする、請求項に記載の液圧ユニット(1)。
【請求項4】
前記アダプタプレート(20)が予め定められた厚さ(D)を有し、前記厚さにより前記隔壁板に対する距離を設定可能であることを特徴とする、請求項に記載の液圧ユニット(1)。
【請求項5】
前記隔壁板に対する前記液圧ユニット(1)の傾倒を設定するために、前記アダプタプレート(20)の、前記接続プレート(8)の方を向いた側(46)と反対を向いた側(22)とが互いに傾斜角(β)を有することを特徴とする、請求項に記載の液圧ユニット(1)。
【請求項6】
前記アダプタプレート(20)に形成された前記接続手段(30)は、前記接続プレート(8)と接続するために孔として形成され、前記アダプタプレート(20)の前記接続プレート(8)とは反対を向いた側で、前記孔の周りに凹部(38)が形成されることを特徴とする、請求項に記載の液圧ユニット(1)。
【請求項7】
前記アダプタプレート(20)が少なくとも1つの開口(42)を有し、前記開口を介して、前記接続プレート(8)を、前記接続プレートに組み付けられたアダプタプレート(20)とともに前記液圧ユニット(1)のハウジング(4)に取付可能であることを特徴とする、請求項に記載の液圧ユニット(1)。
【請求項8】
外に向かってシールするために、前記アダプタプレート(20)と前記接続プレート(8)との間に両側で密封する接着テープ(34)またはシリコーンビードが配置されることを特徴とする、請求項に記載の液圧ユニット(1)。
【請求項9】
前記アダプタプレート(20)は、ねじ、クリンチ、またはリベット接続により前記接続プレート(8)と接続されることを特徴とする、請求項に記載の液圧ユニット(1)。
【請求項10】
請求項1から9までのいずれか一項に記載の液圧ユニット(1)を備える自動車。
【外国語明細書】