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特開2023-183423予約システム、予約方法、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023183423
(43)【公開日】2023-12-28
(54)【発明の名称】予約システム、予約方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/02 20120101AFI20231221BHJP
   G06Q 10/10 20230101ALI20231221BHJP
【FI】
G06Q10/02
G06Q10/10
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022094286
(22)【出願日】2022-06-10
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-12-20
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和4年1月19日、https://garoon.cybozu.co.jp/、https://garoon.cybozu.co.jp/mtcontents/support/cloud/update/220213.html 令和4年2月13日、https://cybozu.com/
(71)【出願人】
【識別番号】500022557
【氏名又は名称】サイボウズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000154
【氏名又は名称】弁理士法人はるか国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】川畑 裕也
(72)【発明者】
【氏名】神崎 ゆうこ
(72)【発明者】
【氏名】河内山 琢哉
(72)【発明者】
【氏名】杉山 祐一
(72)【発明者】
【氏名】月岡 諒介
(72)【発明者】
【氏名】福田 了
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA03
5L049AA12
(57)【要約】
【課題】予約対象を予約する手間を軽減する。
【解決手段】予約システム(1)の確認画面制御部(102)は、予定に参加する少なくとも1人の参加者と、予定で利用する少なくとも1つの予約対象と、の各々の空き時間を確認可能な確認画面を表示させる。選択受付部(103)は、確認画面において、少なくとも1つの予約対象のうちの一部又は全部の選択を受け付ける。予約部(105)は、確認画面で選択された一部又は全部の予約対象を予約する。
【選択図】図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
予定に参加する少なくとも1人の参加者と、前記予定で利用する少なくとも1つの予約対象と、の各々の空き時間を確認可能な確認画面を表示させる確認画面制御部と、
前記確認画面において、前記少なくとも1つの予約対象のうちの一部又は全部の選択を受け付ける選択受付部と、
前記確認画面で選択された前記一部又は前記全部の予約対象を予約する予約部と、
を含む予約システム。
【請求項2】
前記予約システムは、前記少なくとも1つの予約対象を含む予約対象一覧を表示するための第1表示領域と、前記第1表示領域において候補にされたうえで所定の操作が行われた少なくとも1つの予約対象を表示するための第2表示領域と、を含む表示画面を表示させる表示画面制御部を更に含み、
前記予約部は、前記表示画面において所定の予約操作が行われた場合に、前記第2表示領域に表示された前記少なくとも1つの予約対象を予約し、
前記確認画面制御部は、前記第1表示領域において候補にされた少なくとも1つの予約対象と、前記第2表示領域に表示された前記少なくとも1つの予約対象と、の各々の空き時間を、前記確認画面に表示させる、
請求項1に記載の予約システム。
【請求項3】
前記確認画面制御部は、前記第2表示領域に表示された前記少なくとも1つの予約対象が最初から選択されているように、前記確認画面を表示させる、
請求項2に記載の予約システム。
【請求項4】
前記予約システムは、前記予約対象一覧に含まれる前記予約対象ごとに、当該予約対象の空き時間と、前記予定の日時と、に基づいて、当該予約対象が空いているか否かを判定する第1判定部を更に含み、
前記表示画面制御部は、前記第1判定部の判定結果を、前記表示画面に表示させる、
請求項2又は3に記載の予約システム。
【請求項5】
前記表示画面制御部は、前記確認画面において選択された前記一部又は前記全部の予約対象を、前記第2表示領域に表示させる、
請求項2又は3に記載の予約システム。
【請求項6】
前記予約システムは、前記確認画面において前記少なくとも1つの予約対象が選択された状態で、所定の一括解除操作が行われた場合に、当該少なくとも1つの予約対象の選択を一括して解除する一括解除部を更に含む、
請求項1~3の何れかに記載の予約システム。
【請求項7】
前記確認画面制御部は、
所定の期間ごとに、前記少なくとも1人の参加者と、前記少なくとも1つの予約対象と、の各々の空き時間を確認可能な前記確認画面を表示させ、
前記期間が変更された場合に、変更後の前記期間に基づいて、前記確認画面の表示を更新する、
請求項1~3の何れかに記載の予約システム。
【請求項8】
前記確認画面制御部は、複数の前記予約対象の各々の空き時間を確認可能な前記確認画面を表示させる場合に、前記参加者の人数と、当該複数の予約対象の各々に関連付けられた人数と、に基づいて、前記確認画面における当該複数の予約対象の各々の表示順を制御する、
請求項1~3の何れかに記載の予約システム。
【請求項9】
前記予約システムは、前記少なくとも1つの予約対象ごとに、当該予約対象の空き時間と、前記予定の日時と、に基づいて、当該予約対象が空いているか否かを判定する第2判定部を更に含み、
前記確認画面制御部は、前記第2判定部の判定結果に基づいて、前記日時に空いていない前記予約対象を前記確認画面において選択できないように制限する、
請求項1~3の何れかに記載の予約システム。
【請求項10】
予定に参加する少なくとも1人の参加者と、前記予定で利用する少なくとも1つの予約対象と、の各々の空き時間を確認可能な確認画面を表示させる確認画面制御ステップと、
前記確認画面において、前記少なくとも1つの予約対象のうちの一部又は全部の選択を受け付ける選択受付ステップと、
前記確認画面で選択された前記一部又は前記全部の予約対象を予約する予約ステップと、
を含む予約方法。
【請求項11】
予定に参加する少なくとも1人の参加者と、前記予定で利用する少なくとも1つの予約対象と、の各々の空き時間を確認可能な確認画面を表示させる確認画面制御部、
前記確認画面において、前記少なくとも1つの予約対象のうちの一部又は全部の選択を受け付ける選択受付部、
前記確認画面で選択された前記一部又は前記全部の予約対象を予約する予約部、
としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、予約システム、予約方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、会議又はイベントといった予定で利用するために、施設、設備、機材、又は備品といった予約対象を予約する技術が知られている。例えば、非特許文献1には、予定を登録する登録者が、予定に参加する参加者と、予定で利用する予約対象と、を予定作成画面で指定して「空き時間を確認する」のリンクを選択すると、参加者及び予約対象の各々の空き時間を確認可能な確認画面を表示させる技術が記載されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】「空き時間の確認」,インターネット,2022年5月25日検索,online,https://guide.worksmobile.com/jp/calendar/calendar-guide/create-event/smart-scheduling/
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、非特許文献1の技術では、確認画面に表示された予約対象が空いていない場合、登録者は、予定作成画面に戻って他の予約対象を指定し、再び確認画面を表示させる必要がある。非特許文献1の技術では、登録者は、予定の日時に空いている予約対象が見つかるまで、予約作成画面と、確認画面と、の間を行き来する必要があるので、予約対象を予約する手間がかかっていた。
【0005】
本開示の目的の1つは、予約対象を予約する手間を軽減することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一側面に係る予約システムは、予定に参加する少なくとも1人の参加者と、前記予定で利用する少なくとも1つの予約対象と、の各々の空き時間を確認可能な確認画面を表示させる確認画面制御部と、前記確認画面において、前記少なくとも1つの予約対象のうちの一部又は全部の選択を受け付ける選択受付部と、前記確認画面で選択された前記一部又は前記全部の予約対象を予約する予約部と、を含む。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、予約対象を予約する手間を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】予約システムのハードウェア構成の一例を示す図である。
図2】予定画面の一例を示す図である。
図3】登録画面の一例を示す図である。
図4】登録画面から確認画面が表示される様子の一例を示す図である。
図5】確認画面に対して入力された内容が作成中の予定に反映される場合の一例を示す図である。
図6】表示領域に施設が表示された状態で確認画面が表示される場合の一例を示す図である。
図7】確認画面において施設の選択を一括でオフにする場合の一例を示す図である。
図8】予約システムで実現される機能の一例を示す図である。
図9】予定データベースの一例を示す図である。
図10】予約システムで実行される処理の一例を示す図である。
図11】変形例における機能ブロックの一例を示す図である。
図12】変形例1の登録画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[1.予約システムのハードウェア構成]
本開示に係る予約システムの実施形態の一例を説明する。図1は、予約システムのハードウェア構成の一例を示す図である。例えば、予約システム1は、サーバ10及びユーザ端末20を含む。サーバ10及びユーザ端末20の各々は、インターネット又はLAN等のネットワークNに接続される。
【0010】
サーバ10は、サーバコンピュータである。例えば、サーバ10は、制御部11、記憶部12、及び通信部13を含む。制御部11は、少なくとも1つのプロセッサを含む。記憶部12は、RAM等の揮発性メモリと、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリと、を含む。通信部13は、有線通信用の通信インタフェースと、無線通信用の通信インタフェースと、の少なくとも一方を含む。
【0011】
ユーザ端末20は、ユーザのコンピュータである。例えば、ユーザ端末20は、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、又はスマートフォンである。例えば、ユーザ端末20は、制御部21、記憶部22、通信部23、操作部24、及び表示部25を含む。制御部21、記憶部22、及び通信部23のハードウェア構成は、それぞれ制御部11、記憶部12、及び通信部13と同様であってよい。操作部24は、マウス、タッチパネル、又はキーボード等の入力デバイスである。表示部25は、液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイである。
【0012】
なお、記憶部12,22に記憶されるプログラムは、ネットワークNを介して供給されてもよい。サーバ10及びユーザ端末20の各々のハードウェア構成は、図1の例に限られない。例えば、コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体を読み取る読取部(例えば、光ディスクドライブやメモリカードスロット)、又は、外部機器と直接的に接続するための入出力部(例えば、USB端子)が含まれてもよい。この場合、情報記憶媒体に記憶されたプログラムが読取部又は入出力部を介して供給されてもよい。
【0013】
また、予約システム1は、少なくとも1つのコンピュータを含めばよい。予約システム1に含まれるコンピュータは、図1の例に限られない。例えば、予約システム1は、ユーザ端末20を含まなくてもよい。この場合、ユーザ端末20は、予約システム1の外部に存在し、予約システム1は、サーバ10だけを含む。予約システム1は、サーバ10と、他のサーバコンピュータと、を含んでもよい。
【0014】
[2.予約システムの概要]
予約システム1は、予定で利用する予約対象の予約を受け付ける。予定は、所定の場所で所定の日時に行われるイベント又は行動である。予定自体は、種々のタイプであってよく、例えば、会議、セミナー、説明会、面接、レクリエーション、外出、又はその他のイベントである。予定は、現実空間で行われるものに限られず、バーチャル空間又はオンライン上で行われるものであってもよい。
【0015】
予約対象は、予約の対象となる物である。予約対象自体は、種々のタイプであってよく、例えば、予約対象は、施設、設備、機材、又は備品である。予約対象は、有体物に限られず、無体物であってもよい。例えば、予約対象は、バーチャル空間における施設、設備、機材、又は備品であってもよい。例えば、予約対象は、ウェブ会議等のサービスのアカウント、又は、当該サービスで利用されるプログラムであってもよい。
【0016】
本実施形態では、会社に勤務するユーザが、会議で利用する施設を予約する場面を例に挙げて、予約システム1で実行される処理を説明する。このため、会議が予定に相当する。施設が予約対象に相当する。このため、会議について説明している箇所は、予定と読み替えることができる。施設について説明している箇所は、予約対象と読み替えることができる。
【0017】
例えば、予約システム1では、クラウド型のグループウェアがユーザに提供される。グループウェアは、ユーザの業務を支援するサービスである。グループウェアは、クラウド型に限られず、オンプレミス型であってもよい。本実施形態では、グループウェアで利用可能な機能のうち、主に、予定の管理に関する機能を説明する。例えば、ユーザがグループウェアにログインすると、予定画面が表示部25に表示される。
【0018】
図2は、予定画面の一例を示す図である。本実施形態では、ブラウザ上で各画面が表示される場合を説明するが、各画面は、グループウェア専用のプログラム上で表示されてもよい。例えば、予定画面SC1は、グループウェアに登録された予定を管理するための画面である。ユーザは、予定画面SC1から、自身の予定と、他のユーザの予定と、を確認できる。
【0019】
本実施形態では、ユーザは、予定画面SC1から、新たな予定を登録したり、作成済みの予定を変更又は削除したりすることができる。ここでは、ユーザが予定を登録する場合の流れを説明する。予定の登録は、予定の新規作成ということもできる。例えば、ユーザがボタンB100を選択すると、登録画面が表示部25に表示される。以降、予定を登録するユーザを、登録者という。
【0020】
図3は、登録画面の一例を示す図である。登録画面SC2は、予定の登録に必要な情報を入力するための画面である。例えば、登録者は、ボタンB200を選択することによって、予定のタイプを選択する。「通常予定」は、1回だけ発生する予定である。「期間予定」は、ある程度の長さの期間にまたがる予定である。「繰り返し予定」は、繰り返し発生する予定である。予定は、複数のタイプの中から選択されなくてもよく、登録者が作成可能な予定のタイプが1つだけであってもよい。
【0021】
本実施形態では、登録者が「通常予定」を登録する流れを例に挙げる。以降説明する流れは、予定を登録する流れの一例にすぎないので、登録者は、以降説明する流れの順序を変更したり、一部の入力を省略したりすることができる。「期間予定」又は「繰り返し予定」といった他のタイプの予定も、同様の流れによって登録可能である。他のタイプの予定にだけ入力が要求される特別な項目が存在してもよい。
【0022】
例えば、登録者は、入力フォームF201に対し、予定の日時を入力する。登録者は、入力フォームF202に対し、予定のタイトルを入力する。登録者は、入力フォームF203に対し、ユーザのグループを入力する。ユーザのグループは、ユーザの集まりである。例えば、部署又は役職は、グループの一例である。登録者が特定のユーザを検索したい場合には、登録者は、入力フォームF204に対し、検索条件を入力する。
【0023】
例えば、表示領域A205には、作成中の予定に参加する参加者の候補が表示される。登録者は、表示領域A205の中から任意のユーザを、参加者として選択できる。登録者は、参加者になることもあるし、参加者にならないこともある。例えば、表示領域A205には、入力フォームF203に入力されたグループに属するユーザの一覧、又は、入力フォームF204に入力された検索条件を満たすユーザの一覧が表示される。
【0024】
例えば、登録者が、表示領域A205から任意の候補を選択したうえでボタンB206を選択すると、このユーザを、参加者として追加できる。登録者は、複数の候補を、一度にまとめて追加することもできる。表示領域A207には、参加者の一覧が表示される。登録者が、表示領域A207から任意の参加者を選択したうえでボタンB208を選択すると、この参加者を削除できる。
【0025】
例えば、登録者は、入力フォームF209に対し、施設のグループを入力する。施設のグループは、施設の集まりである。例えば、会社の場所又はフロアごとに、施設がグループ分けされる。表示領域A210には、作成中の予定で利用する施設の候補が表示される。登録者は、表示領域A210の中から任意の施設を、作成中の予定で利用する施設として選択できる。
【0026】
例えば、登録者が、表示領域A210から任意の候補を選択したうえでボタンB211を選択すると、この施設を、作成中の予定で利用する施設として追加できる。登録者は、複数の候補を、一度にまとめて追加することもできる。表示領域A212には、登録者によって追加された施設の一覧が表示される。登録者が、表示領域A212から任意の施設を選択したうえでボタンB213を選択すると、当該施設を削除できる。
【0027】
以上のように、登録者は、任意の参加者と、任意の施設と、を選択できる。登録者は、参加者及び施設の両方が空いている日時になるように、予定を登録する必要がある。参加者及び施設の両方の空き時間を把握するのは煩雑なので、本実施形態では、登録者が、参加者及び施設の各々の空き時間を、容易に確認できるようになっている。例えば、登録者がボタンB214を選択すると、確認画面が表示部25に表示される。
【0028】
図4は、登録画面SC2から確認画面が表示される様子の一例を示す図である。確認画面SC3は、参加者及び施設の各々の空き時間を確認するための画面である。空き時間とは、予定がない時間である。確認画面SC3は、参加者及び施設の各々の現状の予定を確認するための画面ということもできる。なお、確認画面SC3が登録画面SC2のポップアップとして表示される場合を例に挙げるが、確認画面SC3は、ポップアップ以外の任意の形式で表示可能である。
【0029】
本実施形態では、表示領域A205で選択された候補と、表示領域A207に表示された参加者と、が確認画面SC3に表示される。あるユーザが、表示領域A205で選択され、かつ、表示領域A207にも表示されている場合、このユーザが重複して確認画面SC3に表示されるのではなく、1つにまとめられて確認画面SC3に表示される。図4の例では、表示領域A205で候補が選択されていないので、表示領域A207に表示された3人の参加者が確認画面SC3に表示される。
【0030】
同様に、表示領域A210で選択された候補と、表示領域A212に表示された施設と、が確認画面SC3に表示される。ある施設が、表示領域A210で選択され、かつ、表示領域A212にも表示されている場合、この施設が重複して確認画面SC3に表示されるのではなく、1つにまとめられて確認画面SC3に表示される。図4の例では、表示領域A212に施設が表示されていないので、表示領域A210で選択された3つの施設が確認画面SC3に表示される。
【0031】
例えば、確認画面SC3は、参加者の空き時間を表示するための表示領域A300と、施設の空き時間を表示するための表示領域A301と、を含む。表示領域A300には、第1の方向に参加者の氏名が並べられる。表示領域A301には、第1の方向に施設の名前が並べられる。図4の例では、縦方向が第1の方向に相当するが、第1の方向は、任意の方向であってよく、例えば、横方向であってもよい。
【0032】
例えば、表示領域A300,A301の各々には、第2の方向に時間軸が設定される。第2の方向は、第1の方向と直交する方向である。図4の例では、横方向が第2の方向に相当するが、第2の方向は、任意の方向であってよく、例えば、縦方向であってもよい。参加者及び施設の各々に何らかの予定が既に登録されている場合、この予定が表示領域A300,A301の各々に表示される。
【0033】
例えば、登録者が、作成中の予定の日付だけでなく時刻も指定している場合には、表示領域A300,A301の時間軸において、この時刻に相当する部分の色が変わる。これにより、登録者は、どの時刻の空き時間を確認すればよいかを容易に把握できる。図4の例では、2022年6月20日の14時00分~15時00分が指定されているので、14時00~15時00の部分の色が変わっている。登録者が時刻を指定していない場合には、時間軸の色は変わらない。
【0034】
例えば、表示領域A301には、施設を選択するためのチェックボックスB302が表示される。図4の例では、3つの施設が表示領域A301に表示されるので、3つのチェックボックスB302が表示される。登録者は、任意の施設のチェックボックスB302を選択できる。登録者は、複数のチェックボックスB302を選択してもよい。登録者がリンクL303を選択すると、全てのチェックボックスB302が一括でオフになる。逆に、全てのチェックボックスB302を一括でオンにできるリンクが表示されてもよい。
【0035】
例えば、登録者は、予定の時刻を変更したい場合、入力フォームF304に対し、変更後の時刻を入力する。登録者は、登録画面SC2の入力フォームF201に時刻を入力していない場合には、入力フォームF304に対し、時刻を入力できる。登録者は、予定の日付を変更したい場合、リンクL305を選択する。確認画面SC3には、変更後の日付における参加者及び施設の各々の空き時間が表示される。登録者がボタンB306を選択すると、確認画面SC3に対して入力された内容が作成中の予定に反映される。
【0036】
図5は、確認画面SC3に対して入力された内容が作成中の予定に反映される場合の一例を示す図である。図5の例では、登録者が、「A会議室」のチェックボックスB302をオンにした状態でボタンB306を選択した場合が示されている。登録画面SC2の表示領域A212には、「A会議室」が追加される。「B会議室」及び「C会議室」の各々のチェックボックスB302はオフなので、「B会議室」及び「C会議室」は、表示領域A210で選択されたままの状態にはなり、表示領域A212には表示されない。
【0037】
例えば、登録者が入力フォームF304から予定の時刻を入力又は変更した場合には、この時刻が入力フォームF201に反映される。登録者がリンクL305から予定の日付を変更した場合には、この日付が入力フォームF201に反映される。ユーザがボタンB215を選択すると、予定の登録が完了する。ユーザがボタンB216を選択すると、予定の登録がキャンセルされる。
【0038】
例えば、登録者は、表示領域A212に施設が表示された状態で、確認画面SC3を表示させることもできる。本実施形態では、表示領域A212に表示された施設のチェックボックスB302は、最初からオンになる。表示領域A210で選択され、かつ、表示領域A212に表示されていない施設のチェックボックスB302は、最初はオフになる。このため、登録画面SC2における施設の選択状況に応じて、チェックボックスB302の最初の選択状況が変わるようになっている。
【0039】
図6は、表示領域A212に施設が表示された状態で確認画面SC3が表示される場合の一例を示す図である。図6の例では、「A会議室」が表示領域A212に表示された状態で表示される確認画面SC3が示されている。図6の場合、「A会議室」のチェックボックスB302が最初からオンになる。登録者は、「A会議室」ではなく、「B会議室」又は「C会議室」を予約する場合には、「A会議室」のチェックボックスB302をオフにして、「B会議室」又は「C会議室」のチェックボックスB302をオンにする。この場合、登録画面SC2に戻ると、「A会議室」は、表示領域A212から削除され、チェックボックスB302がオンになった「B会議室」又は「C会議室」が表示領域A212に表示される。
【0040】
図7は、確認画面SC3において施設の選択を一括でオフにする場合の一例を示す図である。図7の例では、「A会議室」、「B会議室」、及び「C会議室」が表示領域A212に表示された状態で、ボタンB214が選択された場合に表示される確認画面SC3が示されている。この場合、「A会議室」、「B会議室」、及び「C会議室」の各々のチェックボックスB302が最初からオンになる。図7のように、登録者がリンクL303を選択すると、全てのチェックボックスB302が一括でオフになる。この状態で登録画面SC2に戻ると、「A会議室」、「B会議室」、及び「C会議室」は、表示領域A212から削除される。予定の登録に慣れていない登録者は、候補となる施設の全てを表示領域A212に追加してしまうことがあると考えられるが、このような場合に、リンクL303を選択することによって、これらの施設の選択を一括で解除できる。
【0041】
以上のように、予約システム1は、参加者及び施設の各々の空き時間を確認可能な確認画面SC3を、表示部25に表示させる。登録者は、ある施設のチェックボックスB302をオンにすることによって、この施設の空き時間を確認画面SC3で確認しつつ、この施設を、作成中の予定で予約する施設として、そのまま追加できるできるようになっている。これにより、施設を予約する手間を軽減できるようになっている。以降、予約システム1の詳細について説明する。
【0042】
[3.予約システムで実現される機能]
図8は、予約システム1で実現される機能の一例を示す図である。本実施形態では、予約システム1で実現される機能のうち、主に、施設の予約に関する機能を説明する。
【0043】
[3-1.サーバで実現される機能]
例えば、サーバ10は、データ記憶部100、登録画面制御部101、確認画面制御部102、選択受付部103、一括解除部104、及び予約部105を含む。データ記憶部100は、記憶部12により実現される。登録画面制御部101、確認画面制御部102、選択受付部103、一括解除部104、及び予約部105の各々は、制御部11により実現される。
【0044】
[データ記憶部]
データ記憶部100は、施設を予約するために必要なデータを記憶する。例えば、データ記憶部100は、予定データベースDBを記憶する。
【0045】
図9は、予定データベースDBの一例を示す図である。予定データベースDBは、登録済みの予定に関する各種情報が格納されたデータベースである。例えば、予定データベースDBには、予定ID、予定のタイプ、予定の日時、予定のタイトル、参加者、予約済みの施設の施設ID、登録者、及び更新者が格納される。予定IDは、予定を一意に識別可能な情報である。施設IDは、施設を一意に識別可能な情報である。例えば、登録者が予定を登録すると、予定IDが発行されて予定データベースDBに新たなレコードが作成される。新たなレコードには、この予定に関する各種情報が格納される。
【0046】
なお、データ記憶部100に記憶されるデータは、上記の例に限られない。データ記憶部100は、任意のデータを記憶可能である。例えば、データ記憶部100は、ユーザに関する各種情報が格納されたユーザデータベースを記憶してもよい。ユーザデータベースには、ユーザID、パスワード、氏名、所属、及びユーザのアイコンといった情報が格納される。ユーザに関する何らかの情報が登録画面SC2又は確認画面SC3に表示される場合には、ユーザデータベースに格納された情報が参照される。ユーザの予定に関する情報がユーザデータベースに格納されていてもよい。
【0047】
例えば、データ記憶部100は、施設に関する各種情報が格納された施設データベースを記憶してもよい。施設データベースには、施設ID、施設の名前、及び属性といった情報が格納される。属性は、施設に付帯する情報である。例えば、施設の場所、収容人数、利用目的、付帯設備、又は予約可能時間といった情報は、属性に相当する。施設の予定(予約日時等)に関する情報が施設データベースに格納されていてもよい。データ記憶部100は、各画面を表示するためのデータ等の他のデータを記憶してもよい。
【0048】
[登録画面制御部]
登録画面制御部101は、登録画面SC2を表示させる。本実施形態では、登録画面制御部101がサーバ10に含まれるので、登録画面制御部101は、ユーザ端末20に対し、登録画面SC2の表示データを送信することによって、登録画面SC2を表示させる。本実施形態では、ブラウザ上で登録画面SC2が表示されるので、表示データがHTML形式である場合を説明するが、表示データは、任意の形式であってよい。例えば、専用のプログラムで登録画面SC2を表示させる場合には、表示データは、プログラムでサポートされている形式であればよい。
【0049】
例えば、登録画面制御部101は、表示領域A210と、表示領域A212と、を含む登録画面SC2を表示させる。登録画面SC2、表示領域A210、及び表示領域A212は、それぞれ表示画面、第1表示領域、及び第2表示領域の一例である。このため、登録画面SC2、表示領域A210、及び表示領域A212と記載した箇所は、それぞれ表示画面、第1表示領域、及び第2表示領域と読み替えることができる。
【0050】
表示画面は、施設を予約するための画面である。表示画面は、確認画面SC3とは異なる他の画面である。本実施形態では、予定の登録と、施設の予約と、が同時に行われる場合を説明するが、特定の参加者が参加する予定の登録とは関係なく、参加者が指定されない施設の予約だけが行われてもよい。例えば、図2の予定画面SC1における「施設予約」が選択された場合に、施設の予約だけが行われてもよい。表示画面は、登録画面SC2に限られず、他の画面であってもよい。例えば、表示画面は、登録済みの予定を変更する画面であってもよいし、上記のように施設の予約だけを行う画面であってもよい。
【0051】
第1表示領域は、少なくとも1つの施設を含む施設一覧を表示するための領域である。本実施形態では、入力フォームF209に入力されたグループに属する施設が、施設一覧として表示される場合を説明するが、施設のグループといった概念が特に存在しなくてもよい。例えば、空き時間に関係なく全ての施設が施設一覧に表示されてもよいし、予定の日時に空きがある施設だけが施設一覧に表示されてもよい。他にも例えば、収容人数等の何らかの条件が指定される場合には、当該条件を満たす施設だけが施設一覧に表示されてもよい。
【0052】
第2表示領域は、表示領域A210において候補にされたうえで所定の操作が行われた少なくとも1つの施設を表示するための領域である。本実施形態では、表示領域A210における施設一覧の一部又は全部を選択することが候補にすることに相当する。図4の例であれば、表示領域A210における背景の色が変わった施設は、候補にされた施設である。所定の操作は、候補にする操作とは異なる他の操作であればよい。本実施形態では、ボタンB211を選択することが所定の操作に相当する場合を説明するが、例えば、候補をダブルクリックする等の他の操作が所定の操作に相当してもよい。
【0053】
なお、第1表示領域及び第2表示領域の各々は、表示画面における一部の領域であればよい。第1表示領域及び第2表示領域の互いの位置関係は、任意の位置関係であってよく、本実施形態の例に限られない。例えば、第1表示領域は、第2表示領域よりも左に配置されてもよい。第1表示領域及び第2表示領域が縦に並べられて配置されてもよい。第1表示領域及び第2表示領域の各々のサイズも、任意のサイズであってよい。
【0054】
例えば、登録画面制御部101は、データ記憶部100に記憶された登録画面SC2の表示データをユーザ端末20に送信することによって、登録画面SC2を表示させる。登録画面SC2に何らかの情報をセットする場合には、登録画面制御部101は、この情報を、登録画面SC2の表示データに含める。例えば、登録画面制御部101は、入力フォームF203,F209から選択可能なグループを、登録画面SC2の表示データに含める。登録画面制御部101は、ユーザ端末20から、登録画面SC2の表示を更新する旨の要求を受信した場合には、登録画面SC2の表示データを新たに生成して送信する。
【0055】
例えば、登録画面制御部101は、確認画面SC3において選択された一部又は全部の施設を、表示領域A212に表示させる。登録画面制御部101は、確認画面SC3が表示される前は表示領域A212に表示されていなかった施設が確認画面SC3で選択された場合には、この施設を、表示領域A212に表示させる。登録画面制御部101は、確認画面SC3が表示される前に、表示領域A212に表示されていた施設が、確認画面SC3でいったんオフにされてから再び選択された場合にも、この施設を、表示領域A212に表示させる。
【0056】
[確認画面制御部]
確認画面制御部102は、確認画面SC3を表示させる。本実施形態では、確認画面制御部102がサーバ10に含まれるので、確認画面制御部102は、ユーザ端末20に対し、確認画面SC3の表示データを送信することによって、確認画面SC3を表示させる。本実施形態では、ブラウザ上で確認画面SC3が表示されるので、表示データがHTML形式である場合を説明するが、表示データは、任意の形式であってよい。例えば、専用のプログラムで確認画面SC3を表示させる場合には、表示データは、プログラムでサポートされている形式であればよい。
【0057】
確認画面SC3は、予定に参加する少なくとも1人の参加者と、予定で利用する少なくとも1つの施設と、の各々の空き時間を確認可能な画面である。確認画面SC3は、n(nは自然数)人の参加者と、m(mは自然数)個の施設と、の各々の空き時間を確認可能であればよく、nとmの数値は、任意の数であってよい。予定が埋まっている時間以外の時間が空き時間なので、空き時間を確認可能とは、裏を返せば、予定が埋まっている時間を確認可能ということもできる。
【0058】
空き時間は、任意の画像を利用して表示すればよく、空き時間の表示方法は、本実施形態の例に限られない。例えば、参加者及び施設の各々の空き時間が、確認画面SC3において箇条書きの形式で表示されてもよいし、アイコン等の他の画像を利用して表示されてもよい。例えば、参加者及び施設の各々で既に予定が入っている日時が表示されることによって、空き時間を確認できるようにしてもよい。この場合、表示されていない日時が空き時間になる。
【0059】
本実施形態では、確認画面制御部102は、予定データベースDBを参照し、参加者及び施設の各々の空き時間を特定する。例えば、確認画面制御部102は、予定データベースDBに予定が登録されていない時間を、参加者及び施設の各々の空き時間として特定する。逆に言えば、確認画面制御部102は、予定データベースDBに予定が登録されている時間を、参加者及び施設の各々の予定がある時間として特定する。確認画面制御部102は、参加者の空き時間を示す表示領域A300と、施設の空き時間を示す表示領域A301と、を含む確認画面SC3を表示させる。逆に言えば、確認画面制御部102は、参加者の予定がある時間を示す表示領域A300と、施設が予約されている時間を示す表示領域A301と、を含む確認画面SC3を表示させる。
【0060】
図4等の例であれば、確認画面制御部102は、表示領域A300のうち、参加者の予定が既に入っている時間に、この予定のタイトルを配置する。確認画面制御部102は、表示領域A300のうち、参加者の空き時間には、予定のタイトルは配置しない。確認画面制御部102は、表示領域A300のうち、参加者の予定が既に入っている時間と、参加者の空き時間と、の背景色を互いに異ならせてもよい。確認画面制御部102は、表示領域A300のうち、参加者の予定が既に入っている時間に、その旨を示すアイコンを表示させてもよい。
【0061】
例えば、確認画面制御部102は、表示領域A301のうち、施設が既に予約されている時間に、この施設を利用する予定のタイトルを配置する。確認画面制御部102は、表示領域A301のうち、施設の空き時間には、この予定のタイトルは配置しない。確認画面制御部102は、表示領域A301のうち、施設が既に予約されている時間と、施設の空き時間と、の背景色を互いに異ならせてもよい。確認画面制御部102は、表示領域A301のうち、施設が既に予約されている時間に、その旨を示すアイコンを表示させてもよい。
【0062】
本実施形態では、確認画面制御部102は、表示領域A210において候補にされた少なくとも1つの施設と、表示領域A212に表示された少なくとも1つの施設と、の各々の空き時間を、確認画面SC3に表示させる。図6の例であれば、確認画面制御部102は、表示領域A210において候補にされた「B会議室」及び「C会議室」と、表示領域A212に表示された「A会議室」と、の各々の空き時間を、確認画面SC3に表示させる。確認画面制御部102は、同じ施設が表示領域A210において選択され、かつ、表示領域A212にも表示されている場合には、この施設が重複して表示されないように、確認画面SC3の表示を制御する。
【0063】
本実施形態では、確認画面制御部102は、表示領域A212に表示された少なくとも1つの施設が最初から選択されているように、確認画面SC3を表示させる。最初からとは、確認画面SC3が表示されたばかりの時点である。即ち、確認画面SC3が表示されていない状態から確認画面SC3が表示される状態になった時点が、ここでの最初からに相当する。
【0064】
図6の例であれば、確認画面制御部102は、表示領域A212に表示された「A会議室」のチェックボックスB302が最初からオンになるように、確認画面SC3を表示させる。確認画面制御部102は、表示領域A210において候補にされた「B会議室」及び「C会議室」の各々のチェックボックスB302は、最初はオフになるように、確認画面SC3を表示させる。チェックボックスB302のオン/オフを制御する方法自体は、公知の種々の方法を利用可能である。
【0065】
なお、本実施形態では、チェックボックスB302を利用して施設が選択される場合を説明するが、施設を選択する方法自体は、何らかのものを選択する方法であればよく。チェックボックスB302を利用した方法に限られない。例えば、ラジオボタンを利用して施設が選択されてもよいし、プルダウンメニュー又はその他の入力フォームを利用して施設が選択されてもよい。
【0066】
[選択受付部]
選択受付部103は、確認画面SC3において、少なくとも1つの施設のうちの一部又は全部の選択を受け付ける。本実施形態では、選択受付部103がサーバ10に含まれるので、選択受付部103は、ユーザ端末20から、確認画面SC3における施設の選択状況を示すデータを受信することによって、施設の選択を受け付ける。例えば、選択受付部103は、ボタンB306が選択された場合に、ユーザ端末20から、確認画面SC3におけるチェックボックスB302のオン/オフを示すデータを受信する。選択受付部103は、チェックボックスB302のオン/オフにより、どの施設が選択されたかを特定できる。チェックボックスB302以外の他の画像が利用される場合には、選択受付部103は、当該他の画像の選択状況を示すデータを受信することによって、どの施設が選択されたかを特定すればよい。
【0067】
[一括解除部]
一括解除部104は、確認画面SC3において少なくとも1つの施設が選択された状態で、所定の一括解除操作が行われた場合に、当該少なくとも1つの施設の選択を一括して解除する。本実施形態では、リンクL303の選択が一括解除操作に相当する。このため、リンクL303の選択について説明している箇所は、一括解除操作と読み替えることができる。一括解除操作は、他の操作であってもよく、リンクL303の選択に限られない。例えば、ボタン等の他の画像を選択することが一括解除操作に相当してもよい。
【0068】
例えば、一括解除部104は、ユーザ端末20から、リンクL303が選択されたことを示すデータを受信すると、ユーザ端末20に対し、全てのチェックボックスB302をオフにする旨の指示を送信する。ユーザ端末20は、当該指示に基づいて、全てのチェックボックスB302をオフにする。チェックボックスB302のオン/オフの制御は、確認画面SC3の表示データに埋め込まれたスクリプトによって実行されてもよい。この場合、一括解除部104は、ユーザ端末20により実現される。
【0069】
[予約部]
予約部105は、確認画面SC3で選択された一部又は全部の施設を予約する。本実施形態では、予定データベースDBに施設の予定を登録することが施設を予約することに相当する。施設の予約は、施設が予約されたことを示すデータがデータ記憶部100に登録されることによって行われるようにすればよい。例えば、予約部105は、予定データベースDBではなく、他のデータベース(例えば、施設データベース)に施設が予約された日時等を登録することによって、施設を予約してもよい。
【0070】
例えば、予約部105は、登録画面SC2において所定の予約操作が行われた場合に、表示領域A212に表示された少なくとも1つの施設を予約する。本実施形態では、ボタンB215の選択が予約操作に相当する。このため、ボタンB215の選択について説明している箇所は、予約操作を読み替えることができる。予約操作は、他の操作であってもよく、ボタンB215の選択に限られない。例えば、アイコン等の他の画像を選択することが予約操作に相当してもよい。
【0071】
[3-2.ユーザ端末で実現される機能]
例えば、ユーザ端末20は、データ記憶部200、表示制御部201、及び操作受付部202を含む。データ記憶部200は、記憶部22により実現される。表示制御部201及び操作受付部202の各々は、制御部21により実現される。
【0072】
[データ記憶部]
データ記憶部200は、施設を予約するために必要なデータを記憶する。例えば、データ記憶部200は、予約システム1に関する種々の画面を表示するためのブラウザを記憶する。例えば、データ記憶部200は、グループウェア専用のアプリケーションを記憶する。
【0073】
[表示制御部]
表示制御部201は、予約システム1における各種画面を、表示部25に表示させる。例えば、表示制御部201は、サーバ10から受信した表示データに基づいて、予定画面SC1、登録画面SC2、又は確認画面SC3を、表示部25に表示させる。
【0074】
[操作受付部]
操作受付部202は、予約システム1における各種操作を受け付ける。例えば、予定画面SC1、登録画面SC2、及び確認画面SC3の各々に対する操作を受け付ける。操作受付部202が受け付けた操作内容は、サーバ10に適宜送信される。
【0075】
[4.予約システムで実行される処理]
図10は、予約システム1で実行される処理の一例を示す図である。図10では、予約システム1で実行される処理のうち、主に、施設の予約に関する処理を説明する。制御部11,21が、それぞれ記憶部12,22に記憶されたプログラムを実行することによって、図10の処理が実行される。
【0076】
図10に示すように、サーバ10及びユーザ端末20の間で、ユーザがグループウェアにログインするためのログイン処理が実行される(S1)。S1では、ユーザ端末20は、サーバ10に対し、ユーザが入力したユーザID及びパスワードを送信する。サーバ10は、ユーザID及びパスワードの正当性を確認する。ログイン処理が成功すると、ユーザはグループウェアを利用できる。以降、予定が登録される場合の処理を説明する。
【0077】
例えば、予定画面SC1のボタンB100が選択されると、サーバ10及びユーザ端末20の間で、登録画面SC2を表示させるための処理が実行される(S2)。ユーザ端末20は、操作部24から行われた操作を特定する(S3)。S3では、表示領域A210から候補を選択する操作、ボタンB211を選択する操作、ボタンB213を選択する操作、ボタンB214を選択する操作、ボタンB215を選択する操作、又はその他の操作が行われるものとする。
【0078】
S3において、表示領域A210から候補を選択する操作が行われた場合(S3:A210)、ユーザ端末20は、表示領域A210に表示された施設一覧のうちの一部又は全部を候補として選択する(S4)。S4では、ユーザ端末20は、表示領域A210に表示された施設一覧の中から候補として選択された施設の背景色を変える。S3において、ボタンB211を選択する操作が行われた場合(S3:B211)、ユーザ端末20は、表示領域A212に施設を表示させる(S5)。S5では、ユーザ端末20は、表示領域A210において候補として選択中の施設を表示領域A212に追加する。表示領域A210において候補として選択された施設と、表示領域A212に表示された施設と、を識別可能な情報は、記憶部22に記録されているものとする。
【0079】
S3において、ボタンB213を選択する操作が行われた場合(S3:B213)、ユーザ端末20は、表示領域A212に表示された施設を削除する(S6)。S3において、ボタンB214を選択する操作が行われた場合(S3:B214)、サーバ10及びユーザ端末20の間で、確認画面SC3を表示させるための処理が実行される(S7)。S7では、ユーザ端末20は、サーバ10に対し、登録画面SC2に入力された内容を示すデータを送信する。サーバ10は、このデータに基づいて、表示領域A210で候補として選択された施設と、表示領域A212に表示された施設と、を特定する。サーバ10は、このデータに基づいて、参加者等の他の情報も特定する。
【0080】
更に、S7では、サーバ10は、予定データベースDBを参照し、参加者の空き時間と、施設の空き時間と、を特定する。サーバ10は、これらの空き時間に基づいて、確認画面SC3の表示データを生成してユーザ端末20に送信する。ユーザ端末20は、表示データを受信すると、確認画面SC3を表示部25に表示させる。確認画面SC3のチェックボックスB302は、表示領域A212に表示された施設については、最初からオンになる。ユーザ端末20は、操作部24から行われた操作を特定する(S8)。S8では、チェックボックスB302を選択する操作、ボタンB306を選択する操作、又はその他の操作が行われるものとする。
【0081】
S8において、チェックボックスB302を選択する操作が行われた場合(S8:B302)、ユーザ端末20は、チェックボックスB302のオン/オフを制御する(S9)。S9では、ユーザ端末20は、チェックボックスB302のオン/オフの状態を、記憶部22に記録する。S8において、ボタンB306を選択する操作が行われた場合(S8:B306)、ユーザ端末20は、サーバ10に対し、チェックボックスB302のオン/オフの選択状況を示すデータを送信する(S10)。サーバ10は、データを受信すると(S11)、S2の処理に移行する。S2の処理により、最新の登録画面SC2の表示に更新される。
【0082】
S3において、ボタンB215を選択する操作が行われた場合(S3:B215)、サーバ10及びユーザ端末20の間で、施設を予約するための処理が実行され(S12)、本処理は終了する。S12では、サーバ10は、ユーザ端末20から受信したデータ(登録画面SC2に入力された内容を示すデータ)を受信すると、予定データベースDBを更新することによって、予定の登録と、施設の予約と、を行う。
【0083】
なお、S3において、登録画面SC2からその他の操作が行われた場合、サーバ10及びユーザ端末20の間で、その他の操作に応じた処理が実行される。例えば、予定の日時の入力等の処理が実行される。S8において、確認画面SC3からその他の操作が行われた場合、サーバ10及びユーザ端末20の間で、その他の操作に応じた処理が実行される。例えば、予定の日時の変更等の処理が実行される。
【0084】
本実施形態の予約システム1は、確認画面SC3において、少なくとも1つの施設のうちの一部又は全部の選択を受け付ける。予約システム1は、確認画面SC3で選択された一部又は全部の施設を予約する。これにより、予定で利用する施設を確認画面SC3から選択でき、例えば、登録画面SC2と確認画面SC3の間を行ったり来たりする必要がなくなるので、施設を予約する手間を軽減できる。例えば、登録者は、確認画面SC3で参加者及び施設の各々の空き時間を確認し、予約したい施設をそのまま選択できるので、確認画面SC3を閉じたうえで登録画面SC2から施設を選択するといった手間を無くすことができる。
【0085】
また、予約システム1は、表示領域A210において候補にされた少なくとも1つの施設と、表示領域A212に表示された少なくとも1つの施設と、の各々の空き時間を、確認画面SC3に表示させる。これにより、表示領域A210に表示された施設一覧の全てではなく、登録者が予約する意思がある施設の空き時間が確認画面SC3に表示されるので、登録者の利便性を高めることができる。不要な施設の空き時間が確認画面SC3に表示されないので、不要な情報が確認画面SC3に表示されることを防止できる。
【0086】
また、予約システム1は、表示領域A212に表示された少なくとも1つの施設が最初から選択されているように、確認画面SC3を表示させる。これにより、登録者は、表示領域A212に表示された施設が空いていることを確認画面SC3で確認してそのまま予約の手続を進めることができるので、施設を予約する手間をより効果的に軽減できる。
【0087】
また、予約システム1は、確認画面SC3において選択された一部又は全部の施設を、表示領域A212に表示させる。これにより、確認画面SC3で空いていることを確認した施設を、再び登録画面SC2で選択するといった手間を省くことができるので、施設を予約する手間を効果的に軽減できる。
【0088】
また、予約システム1は、確認画面SC3において少なくとも1つの施設が選択された状態で、リンクL303が選択された場合に、当該少なくとも1つの施設の選択を一括して解除する。これにより、登録者が想定よりも多くの施設を選択してしまった場合に、簡易な操作で選択を解除できるので、施設を予約する手間を効果的に軽減できる。
【0089】
[5.変形例]
なお、本開示は、以上説明した実施形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更可能である。
【0090】
図11は、変形例における機能ブロックの一例を示す図である。例えば、サーバ10は、第1判定部106及び第2判定部107を含む。第1判定部106及び第2判定部107の各々は、制御部11により実現される。
【0091】
[5-1.変形例1]
例えば、予約システム1は、入力フォームF201に予定の日時が入力された時点で、予定データベースDBを参照し、表示領域A210に表示される施設一覧における各施設が予定の日時に空いているか否かを判定できる。このため、この判定結果が登録画面SC2に表示されてもよい。
【0092】
変形例1の予約システム1は、第1判定部106を含む。第1判定部106は、施設一覧に含まれる施設ごとに、当該施設の空き時間と、予定の日時と、に基づいて、当該施設が空いているか否かを判定する。例えば、第1判定部106は、予定データベースDBを参照し、施設一覧に含まれる各施設の空き時間を特定し、登録者が指定した予定の日時に各施設が空いているか否かを判定する。第1判定部106は、各施設の判定結果を、データ記憶部100に記録する。第1判定部106は、入力フォームF201から予定の日時が変更された場合には、変更後の日時に基づいて、上記と同様の判定を行う。
【0093】
図12は、変形例1の登録画面SC2の一例を示す図である。図12のように、登録画面制御部101は、第1判定部106の判定結果を、登録画面SC2に表示させる。例えば、登録画面制御部101は、予定の日時に空いていない施設の横に、空いていないことを示すアイコンI217を表示させることによって、第1判定部106の判定結果を、登録画面SC2に表示させる。登録画面制御部101は、アイコンI217以外の他の画像を利用して、第1判定部106の判定結果を表示させてもよい。
【0094】
なお、第1判定部106の判定結果を表示する方法は、図12の例に限られない。例えば、登録画面制御部101は、予定の日時に空いている施設の横に、空いていることを示すアイコンを表示させることによって、第1判定部106の判定結果を表示させてもよい。他にも例えば、登録画面制御部101は、予定の日時に空いている施設と、予定の日時に空いていない施設と、の文字色又は背景色を互いに異ならせることによって、第1判定部106の判定結果を表示させてもよい。登録画面制御部101は、第1判定部106の判定結果を視覚的に理解できるように、登録画面SC2を表示させるようにすればよい。
【0095】
変形例1の予約システム1は、施設一覧に含まれる施設ごとに、当該施設の空き時間と、予定の日時と、に基づいて、当該施設が空いているか否かを判定する。予約システム1は、この判定結果を、登録画面SC2に表示させる。これにより、登録画面SC2上で施設の空き状況を把握しやすくなるので、施設を予約する手間を効果的に軽減できる。
【0096】
[5-2.変形例2]
例えば、確認画面制御部102は、所定の期間ごとに、少なくとも1人の参加者と、少なくとも1つの施設と、の各々の空き時間を確認可能な確認画面SC3を表示させてもよい。図4等の確認画面SC3の例では、ある1日の中における空き時間が表示されるので、この期間が1日である場合を説明した。この期間は、任意の長さであってよく、1日よりも短くてもよいし長くてもよい。変形例2では、この期間が1日単位、週単位、又は月単位といった3段階で選択できるものとする。確認画面SC3のリンクL305又は他の画像に対する操作によって、これらの期間が選択されるものとする。
【0097】
変形例2の確認画面制御部102は、上記期間が変更された場合に、変更後の期間に基づいて、確認画面SC3の表示を更新する。例えば、確認画面制御部102は、確認画面SC3における時間軸が週単位に変更された場合には、参加者及び施設の空き時間を、週単位で表示させる。確認画面制御部102は、確認画面SC3における時間軸が月単位に変更された場合には、参加者及び施設の空き時間を、月単位で表示させる。
【0098】
確認画面制御部102は、予定データベースDBを参照し、確認画面SC3で選択された期間内の参加者及び施設の各々の空き時間を集計し、確認画面SC3を表示させる。表示領域A300,A301における時間軸は、確認画面SC3で選択された期間に応じた時間軸が設定される。例えば、図4等の例であれば、1日単位で空き時間が表示されるので、時間軸が1時間ごと(より細かく言えば30分ごと)に区切られていたが、週単位で空き時間が表示されるのであれば、時間軸が1日単位で区切られてもよい。月単位で空き時間が表示されるのであれば、時間軸が数日又は週単位で区切られてもよい。
【0099】
変形例2の予約システム1は、所定の期間ごとに、少なくとも1人の参加者と、少なくとも1つの施設と、の各々の空き時間を確認可能な確認画面SC3を表示させる。予約システム1は、この期間が変更された場合に、変更後の期間に基づいて、確認画面SC3の表示を更新する。これにより、確認画面SC3で空き時間を確認したい期間を自由に変更できるので、参加者及び施設の両方が空いている時間を探しやすくなる。
【0100】
[5-3.変形例3]
例えば、確認画面制御部102は、複数の施設の各々の空き時間を確認可能な確認画面SC3を表示させる場合に、参加者の人数と、当該複数の施設の各々に関連付けられた人数と、に基づいて、確認画面SC3における当該複数の施設の各々の表示順を制御してもよい。施設に関連付けられた人数は、実施形態で説明した属性の1つである。例えば、収容人数は、施設に関連付けられた人数である。収容人数以外にも、収容人数よりも少ない適正人数といった他の人数が施設に関連付けられていてもよい。人数は、施設データベースに格納されているものとする。
【0101】
例えば、確認画面制御部102は、参加者の人数と、確認画面SC3に表示させる個々の施設に関連付けられた人数と、を比較する。確認画面制御部102は、参加者の人数以上の人数が関連付けられた施設を、参加者の人数未満の人数が関連付けられた施設よりも優先的に表示させる。優先的とは、表示順を先にすることである。図4等の確認画面SC3の例であれば、確認画面SC3の上に行くほど優先的であることを意味する。
【0102】
なお、参加者の人数以上の人数が関連付けられた施設が複数存在する場合には、確認画面制御部102は、参加者の人数に近い人数が関連付けられた施設を優先的に表示させてもよい。例えば、参加者が3人だった場合に、4人用の施設と、10人用の施設と、が確認画面SC3に表示されるとする。この場合、4人用の施設の方が、10人用の施設よりも、参加者の人数である3人に近い。このため、確認画面制御部102は、4人用の施設を、10人用の施設よりも優先的に、確認画面SC3に表示させてもよい。
【0103】
変形例3の予約システム1は、参加者の人数と、当該複数の施設の各々に関連付けられた人数と、に基づいて、確認画面SC3における当該複数の施設の各々の表示順を制御する。これにより、参加者の人数に適した施設を確認しやすくなるので、施設を予約する手間をより効果的に軽減できる。
【0104】
[5-4.変形例4]
例えば、変形例1では、予定の日時に空いていない施設を示すアイコンI217が表示される場合を説明したが、予定の日時に空いていない施設は、そもそも確認画面SC3で選択できないようにしてもよい。変形例4の予約システム1は、第2判定部107を含む。第2判定部107は、少なくとも1つの施設ごとに、当該施設の空き時間と、予定の日時と、に基づいて、当該施設が空いているか否かを判定する。判定の対象となる施設が、表示領域A210に表示される施設一覧に含まれる施設であるか、確認画面SC3に表示させる施設であるか、といった点で第1判定部106とは異なるが、個々の施設の具体的な判定方法は、第1判定部106と同様である。
【0105】
変形例4の確認画面制御部102は、第2判定部107の判定結果に基づいて、予定の日時に空いていない施設を確認画面SC3において選択できないように制限する。例えば、確認画面制御部102は、予定の日時に空いていない施設のチェックボックスB302のEnable/Disableの属性をDisableにセットすることによって、この施設を選択できないように制限する。確認画面制御部102は、予定の日時に空いていない施設のチェックボックスB302を表示させないようにしてもよいし、予定の日時に空いていない施設をそもそも表示させないようにしたりグレーアウトしたりして選択できないようにしてもよい。
【0106】
変形例4の予約システム1は、少なくとも1つの施設ごとに、当該施設の空き時間と、予定の日時と、に基づいて、当該施設が空いているか否かを判定する。予約システム1は、この判定結果に基づいて、予定の日時に空いていない施設を確認画面SC3において選択できないように制限する。これにより、予定の日時に空いていない施設が選択されることを防止できるので、施設を予約する手間をより効果的に軽減できる。
【0107】
[5-5.その他の変形例]
例えば、変形例1~4を組み合わせてもよい。
【0108】
例えば、予約システム1では、登録画面SC2が表示されずに、確認画面SC3からそのまま予定の登録が完了してもよい。例えば、予約システム1は、登録済みの予定を変更する変更画面において、確認画面SC3と同様の画面を表示できるようにしてもよい。この場合、変更画面が表示画面に相当する。変更画面のレイアウトは、登録画面SC2と同様であってよい。例えば、予約システム1は、グループウェアではない他のサービスで予約可能な施設の予約を受け付けてもよい。他のサービスとしては、業務を支援する目的以外の目的で予定を管理するサービスであってもよいし、公共施設又は娯楽施設といった施設の予約を受け付けるサービスであってもよい。
【0109】
例えば、施設の一例として、会議室を説明したが、予約可能な他の施設であってもよい。例えば、会議室ではない打ち合わせスペース、応接室、イベントスペース、食堂、倉庫、又はトレーニングルームといった他の施設が予約対象に相当してもよい。先述したように、施設以外の他の予約対象の予約を受け付ける場面に、予約システム1を適用してもよい。先述した設備、機材、又は備品の予約を受け付ける場合に、確認画面SC3と同様の画面によって、設備、機材、又は備品の空き時間を表示し、設備、機材、又は備品を予約するための選択が受け付けられてもよい。先述したバーチャルな施設等の無体物の予約対象についても同様に、確認画面SC3と同様の画面によって、無体物の予約対象の空き時間を表示し、無体物の予約対象を予約するための選択が受け付けられてもよい。
【0110】
例えば、上記説明した各機能は、予約システム1における任意の装置で実現されるようにすればよい。例えば、サーバ10で実現されるものとして説明した機能がユーザ端末20によって実現されてもよい。この場合、確認画面制御部102、選択受付部103、及び予約部105と同様の機能が、ブラウザのスクリプトによって実行されたり、ユーザ端末20にインストールされたアプリケーションによって実行されたりすることによって実現されるようにすればよい。例えば、各機能は、複数のコンピュータによって分担されてもよいし、1つのコンピュータによって実現されてもよい。
【符号の説明】
【0111】
1 予約システム、10 サーバ、11,21 制御部、12,22 記憶部、13,23 通信部、20 ユーザ端末、24 操作部、25 表示部、N ネットワーク、100 データ記憶部、100 データ記憶部、101 登録画面制御部、102 確認画面制御部、103 選択受付部、104 一括解除部、105 予約部、106 第1判定部、107 第2判定部、200 データ記憶部、201 表示制御部、202 操作受付部、SC1 予定画面、SC2 登録画面、SC3 確認画面、A205,A207,A210,A212,A300,A301 表示領域、B100,B200,B206,B208,B211,B213,B214,B215,B216 ボタン、B302 チェックボックス、B306 ボタン、DB 予定データベース、F201,F202,F203,F204,F209,F304 入力フォーム、L303,L305 リンク、I217 アイコン。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【手続補正書】
【提出日】2023-09-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
予定で利用する少なくとも1つの予約対象を含む予約対象一覧を表示するための第1表示領域と、前記第1表示領域において候補にされたうえで所定の操作が行われた少なくとも1つの予約対象を表示するための第2表示領域と、を含む表示画面を表示させる表示画面制御部と、
前記予定に参加する少なくとも1人の参加者と、前記第1表示領域において候補にされた少なくとも1つの予約対象と、前記第2表示領域に表示された少なくとも1つの予約対象と、の各々の空き時間を確認可能な確認画面を表示させる確認画面制御部と、
前記確認画面に空き時間が表示された少なくとも1つの予約対象のうちの一部又は全部の選択を受け付ける選択受付部と、
前記表示画面において所定の予約操作が行われた場合に、前記確認画面で選択されて前記第2表示領域に表示された前記一部又は前記全部の予約対象を予約する予約部と、
を含む予約システム。
【請求項2】
前記確認画面制御部は、前記第2表示領域に表示された前記少なくとも1つの予約対象が最初から選択されているように、前記確認画面を表示させる、
請求項に記載の予約システム。
【請求項3】
前記予約システムは、前記予約対象一覧に含まれる前記予約対象ごとに、当該予約対象の空き時間と、前記予定の日時と、に基づいて、当該予約対象が空いているか否かを判定する第1判定部を更に含み、
前記表示画面制御部は、前記第1判定部の判定結果を、前記表示画面に表示させる、
請求項又はに記載の予約システム。
【請求項4】
前記表示画面制御部は、前記確認画面において選択された前記一部又は前記全部の予約対象を、前記第2表示領域に表示させる、
請求項又はに記載の予約システム。
【請求項5】
前記予約システムは、前記確認画面において前記少なくとも1つの予約対象が選択された状態で、所定の一括解除操作が行われた場合に、当該少なくとも1つの予約対象の選択を一括して解除する一括解除部を更に含む、
請求項1又は2に記載の予約システム。
【請求項6】
前記確認画面制御部は、
所定の期間ごとに、前記少なくとも1人の参加者と、前記少なくとも1つの予約対象と、の各々の空き時間を確認可能な前記確認画面を表示させ、
前記期間が変更された場合に、変更後の前記期間に基づいて、前記確認画面の表示を更新する、
請求項1又は2に記載の予約システム。
【請求項7】
予定に参加する少なくとも1人の参加者と、前記予定で利用する少なくとも1つの予約対象と、の各々の空き時間を確認可能な確認画面を表示させる確認画面制御部と、
前記確認画面において、前記少なくとも1つの予約対象のうちの一部又は全部の選択を受け付ける選択受付部と、
前記確認画面で選択された前記一部又は前記全部の予約対象を予約する予約部と、
を含み、
前記確認画面制御部は、
複数の前記予約対象の各々の空き時間を確認可能な前記確認画面を表示させる場合に、前記参加者の人数と、当該複数の予約対象の各々に関連付けられた人数と、に基づいて、前記確認画面における当該複数の予約対象の各々の表示順を制御
前記参加者の人数以上の人数が関連付けられた予約対象が複数存在する場合には、前記参加者の人数に近い人数が関連付けられた予約対象を優先的に表示させる、
予約システム。
【請求項8】
前記予約システムは、前記少なくとも1つの予約対象ごとに、当該予約対象の空き時間と、前記予定の日時と、に基づいて、当該予約対象が空いているか否かを判定する第2判定部を更に含み、
前記確認画面制御部は、前記第2判定部の判定結果に基づいて、前記日時に空いていない前記予約対象を前記確認画面において選択できないように制限する、
請求項1又は2又は7に記載の予約システム。
【請求項9】
予定で利用する少なくとも1つの予約対象を含む予約対象一覧を表示するための第1表示領域と、前記第1表示領域において候補にされたうえで所定の操作が行われた少なくとも1つの予約対象を表示するための第2表示領域と、を含む表示画面を表示させる表示画面制御ステップと、
前記予定に参加する少なくとも1人の参加者と、前記第1表示領域において候補にされた少なくとも1つの予約対象と、前記第2表示領域に表示された少なくとも1つの予約対象と、の各々の空き時間を確認可能な確認画面を表示させる確認画面制御ステップと、
前記確認画面に空き時間が表示された少なくとも1つの予約対象のうちの一部又は全部の選択を受け付ける選択受付ステップと、
前記表示画面において所定の予約操作が行われた場合に、前記確認画面で選択されて前記第2表示領域に表示された前記一部又は前記全部の予約対象を予約する予約ステップと、
を含む予約方法。
【請求項10】
予定で利用する少なくとも1つの予約対象を含む予約対象一覧を表示するための第1表示領域と、前記第1表示領域において候補にされたうえで所定の操作が行われた少なくとも1つの予約対象を表示するための第2表示領域と、を含む表示画面を表示させる表示画面制御部、
前記予定に参加する少なくとも1人の参加者と、前記第1表示領域において候補にされた少なくとも1つの予約対象と、前記第2表示領域に表示された少なくとも1つの予約対象と、の各々の空き時間を確認可能な確認画面を表示させる確認画面制御部、
前記確認画面に空き時間が表示された少なくとも1つの予約対象のうちの一部又は全部の選択を受け付ける選択受付部と、
前記表示画面において所定の予約操作が行われた場合に、前記確認画面で選択されて前記第2表示領域に表示された前記一部又は前記全部の予約対象を予約する予約部、
としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
【手続補正書】
【提出日】2023-11-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
予定で利用する少なくとも1つの予約対象を含む予約対象一覧を表示するための第1表示領域と、前記第1表示領域において候補にされたうえで所定の操作が行われた少なくとも1つの予約対象を表示するための第2表示領域と、を含む表示画面を表示させる表示画面制御部と、
前記予定に参加する少なくとも1人の参加者と、前記第1表示領域において候補にされた少なくとも1つの予約対象と、前記第2表示領域に表示された少なくとも1つの予約対象と、の各々の空き時間を確認可能な確認画面を表示させる確認画面制御部と、
前記確認画面に空き時間が表示された少なくとも1つの予約対象のうちの一部又は全部の選択を受け付ける選択受付部と、
前記表示画面において所定の予約操作が行われた場合に、前記確認画面で選択されて前記第2表示領域に表示された前記一部又は前記全部の予約対象を予約する予約部と、
を含む予約システム。
【請求項2】
前記確認画面制御部は、前記第2表示領域に表示された前記少なくとも1つの予約対象が最初から選択されているように、前記確認画面を表示させる、
請求項1に記載の予約システム。
【請求項3】
前記予約システムは、前記予約対象一覧に含まれる前記予約対象ごとに、当該予約対象の空き時間と、前記予定の日時と、に基づいて、当該予約対象が空いているか否かを判定する第1判定部を更に含み、
前記表示画面制御部は、前記第1判定部の判定結果を、前記表示画面に表示させる、
請求項1又は2に記載の予約システム。
【請求項4】
前記表示画面制御部は、前記確認画面において選択された前記一部又は前記全部の予約対象を、前記第2表示領域に表示させる、
請求項1又は2に記載の予約システム。
【請求項5】
前記予約システムは、前記確認画面において前記少なくとも1つの予約対象が選択された状態で、所定の一括解除操作が行われた場合に、当該少なくとも1つの予約対象の選択を一括して解除する一括解除部を更に含む、
請求項1又は2に記載の予約システム。
【請求項6】
前記確認画面制御部は、
所定の期間ごとに、前記少なくとも1人の参加者と、前記少なくとも1つの予約対象と、の各々の空き時間を確認可能な前記確認画面を表示させ、
前記期間が変更された場合に、変更後の前記期間に基づいて、前記確認画面の表示を更新する、
請求項1又は2に記載の予約システム。
【請求項7】
予定に参加する少なくとも1人の参加者と、前記予定で利用する少なくとも1つの予約対象と、の各々の空き時間を確認可能な確認画面を表示させる確認画面制御部と、
前記確認画面において、前記少なくとも1つの予約対象のうちの一部又は全部の選択を受け付ける選択受付部と、
前記確認画面で選択された前記一部又は前記全部の予約対象を予約する予約部と、
を含み、
前記確認画面制御部は、
複数の前記予約対象の各々の空き時間を確認可能な前記確認画面を表示させる場合に、前記参加者の人数と、当該複数の予約対象の各々に関連付けられた人数と、に基づいて、前記確認画面における当該複数の予約対象の各々の表示順を制御し、
前記参加者の人数以上の人数が関連付けられた予約対象が複数存在する場合には、前記参加者の人数に近い人数が関連付けられた予約対象を優先的に表示させる、
予約システム。
【請求項8】
前記予約システムは、前記少なくとも1つの予約対象ごとに、当該予約対象の空き時間と、前記予定の日時と、に基づいて、当該予約対象が空いているか否かを判定する第2判定部を更に含み、
前記確認画面制御部は、前記第2判定部の判定結果に基づいて、前記日時に空いていない前記予約対象を前記確認画面において選択できないように制限する、
請求項1又は2又は7に記載の予約システム。
【請求項9】
コンピュータが、
予定で利用する少なくとも1つの予約対象を含む予約対象一覧を表示するための第1表示領域と、前記第1表示領域において候補にされたうえで所定の操作が行われた少なくとも1つの予約対象を表示するための第2表示領域と、を含む表示画面を表示させる表示画面制御ステップと、
前記予定に参加する少なくとも1人の参加者と、前記第1表示領域において候補にされた少なくとも1つの予約対象と、前記第2表示領域に表示された少なくとも1つの予約対象と、の各々の空き時間を確認可能な確認画面を表示させる確認画面制御ステップと、
前記確認画面に空き時間が表示された少なくとも1つの予約対象のうちの一部又は全部の選択を受け付ける選択受付ステップと、
前記表示画面において所定の予約操作が行われた場合に、前記確認画面で選択されて前記第2表示領域に表示された前記一部又は前記全部の予約対象を予約する予約ステップと、
実行する予約方法。
【請求項10】
予定で利用する少なくとも1つの予約対象を含む予約対象一覧を表示するための第1表示領域と、前記第1表示領域において候補にされたうえで所定の操作が行われた少なくとも1つの予約対象を表示するための第2表示領域と、を含む表示画面を表示させる表示画面制御部、
前記予定に参加する少なくとも1人の参加者と、前記第1表示領域において候補にされた少なくとも1つの予約対象と、前記第2表示領域に表示された少なくとも1つの予約対象と、の各々の空き時間を確認可能な確認画面を表示させる確認画面制御部、
前記確認画面に空き時間が表示された少なくとも1つの予約対象のうちの一部又は全部の選択を受け付ける選択受付部と、
前記表示画面において所定の予約操作が行われた場合に、前記確認画面で選択されて前記第2表示領域に表示された前記一部又は前記全部の予約対象を予約する予約部、
としてコンピュータを機能させるためのプログラム。