IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社JVCケンウッドの特許一覧

特開2023-183488コンテンツ売買装置及びコンテンツ売買方法
<>
  • 特開-コンテンツ売買装置及びコンテンツ売買方法 図1
  • 特開-コンテンツ売買装置及びコンテンツ売買方法 図2
  • 特開-コンテンツ売買装置及びコンテンツ売買方法 図3
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023183488
(43)【公開日】2023-12-28
(54)【発明の名称】コンテンツ売買装置及びコンテンツ売買方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/08 20120101AFI20231221BHJP
【FI】
G06Q30/08
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022097028
(22)【出願日】2022-06-16
(71)【出願人】
【識別番号】308036402
【氏名又は名称】株式会社JVCケンウッド
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100101247
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 俊一
(72)【発明者】
【氏名】北澤 昭弘
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB73
(57)【要約】
【課題】コンテンツの所有権をオークションによって売却しやすくすることができるコンテンツ売買装置を提供する。
【解決手段】トレンド判定部14は、登録部12に登録されたコンテンツ自体またはそのコンテンツに関連する事項がトレンドとなっているか否かを判定し、トレンドとなっている判定したとき、短期間でトレンドとなったか否かを判定する。オークション処理部15は、コンテンツ自体またはコンテンツに関連する事項がトレンドとなっており、短期間でトレンドとなっていなければ、第1のオークション開始価格を設定する。オークション処理部15は、コンテンツ自体またはコンテンツに関連する事項がトレンドとなっており、短期間でトレンドとなっていれば、第1のオークション開始価格よりも高い第2のオークション開始価格を設定して、コンテンツをオークションに出品する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
オークションによって所有権を売買する対象のコンテンツを登録する登録部と、
前記登録部に登録されたコンテンツを保存するデータベースと、
前記登録部に登録されたコンテンツ自体またはそのコンテンツに関連する事項がトレンドとなっているか否かを判定し、トレンドとなっている判定したとき、所定の期間である短期間でトレンドとなったか否かを判定するトレンド判定部と、
前記トレンド判定部が前記コンテンツ自体または前記コンテンツに関連する事項がトレンドとなっていると判定し、短期間でトレンドとなっていないと判定したとき、前記コンテンツのオークション開始価格として第1のオークション開始価格を設定し、前記トレンド判定部が前記コンテンツ自体または前記コンテンツに関連する事項がトレンドとなっていると判定し、短期間でトレンドとなったと判定したとき、前記コンテンツのオークション開始価格として、前記第1のオークション開始価格よりも高い第2のオークション開始価格を設定して、前記コンテンツをオークションに出品するオークション処理部と、
を備えるコンテンツ売買装置。
【請求項2】
前記オークション処理部は、
前記トレンド判定部が、前記コンテンツ自体または前記コンテンツに関連する事項が短期間でトレンドとなっていないと判定したとき、前記コンテンツのオークション期間として第1のオークション期間を設定し、
前記トレンド判定部が、前記コンテンツ自体または前記コンテンツに関連する事項が短期間でトレンドとなったと判定したとき、前記コンテンツのオークション期間として、前記第1のオークション期間よりも短い第2のオークション期間を設定する
請求項1に記載のコンテンツ売買装置。
【請求項3】
前記トレンド判定部は、
前記コンテンツ自体がトレンドとなっているか否かを判定するときには、前記コンテンツのコンテンツ名が検索エンジンで検索される頻度、または前記コンテンツ名がソーシャル・ネットワーキング・サービスで使用される頻度に基づくトレンド情報に第1の重み付けをして、トレンドとなっているか否かを判定し、
前記コンテンツに関連する事項がトレンドとなっているか否かを判定するときには、前記コンテンツに関連する事項を示す関連ワードが前記検索エンジンで検索される頻度、または前記関連ワードが前記ソーシャル・ネットワーキング・サービスで使用される頻度に基づくトレンド情報に前記第1の重み付けより小さい第2の重み付けをして、トレンドとなっているか否かを判定する
請求項1または2に記載のコンテンツ売買装置。
【請求項4】
オークションによって所有権を売買する対象のコンテンツを登録部に登録し、
前記登録部に登録されたコンテンツをデータベースに保存し、
トレンド判定部が、前記登録部に登録されたコンテンツ自体またはそのコンテンツに関連する事項がトレンドとなっているか否かを判定し、
前記トレンド判定部が、前記登録部に登録されたコンテンツ自体またはそのコンテンツに関連する事項がトレンドとなっていると判定したとき、所定の期間である短期間でトレンドとなったか否かを判定し、
前記コンテンツ自体または前記コンテンツに関連する事項がトレンドとなっており、短期間でトレンドとなっていないとき、オークション処理部が、前記コンテンツのオークション開始価格として第1のオークション開始価格を設定して、前記コンテンツをオークションに出品し、
前記コンテンツ自体または前記コンテンツに関連する事項がトレンドとなっており、短期間でトレンドとなったとき、前記オークション処理部が、前記コンテンツのオークション開始価格として、前記第1のオークション開始価格よりも高い第2のオークション開始価格を設定して、前記コンテンツをオークションに出品する
コンテンツ売買方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツ売買装置及びコンテンツ売買方法に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載のように、ネットワークを介したオークションで物品を売買するネットオークションが普及している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006-331284号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
音声データまたは映像データ等のコンテンツの所有権もオークションによって売買される対象となり得る。ところが、単にコンテンツをオークションサイトに掲載するのみでは、購買意欲が高められずに入札者が現れず、売却できないことがある。
【0005】
本発明は、コンテンツの所有権をオークションによって売却しやすくすることができるコンテンツ売買装置及びコンテンツ売買方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、オークションによって所有権を売買する対象のコンテンツを登録する登録部と、前記登録部に登録されたコンテンツを保存するデータベースと、前記登録部に登録されたコンテンツ自体またはそのコンテンツに関連する事項がトレンドとなっているか否かを判定し、トレンドとなっている判定したとき、所定の期間である短期間でトレンドとなったか否かを判定するトレンド判定部と、前記トレンド判定部が前記コンテンツ自体または前記コンテンツに関連する事項がトレンドとなっていると判定し、短期間でトレンドとなっていないと判定したとき、前記コンテンツのオークション開始価格として第1のオークション開始価格を設定し、前記トレンド判定部が前記コンテンツ自体または前記コンテンツに関連する事項がトレンドとなっていると判定し、短期間でトレンドとなったと判定したとき、前記コンテンツのオークション開始価格として、前記第1のオークション開始価格よりも高い第2のオークション開始価格を設定して、前記コンテンツをオークションに出品するオークション処理部とを備えるコンテンツ売買装置を提供する。
【0007】
本発明は、オークションによって所有権を売買する対象のコンテンツを登録部に登録し、前記登録部に登録されたコンテンツをデータベースに保存し、トレンド判定部が、前記登録部に登録されたコンテンツ自体またはそのコンテンツに関連する事項がトレンドとなっているか否かを判定し、前記トレンド判定部が、前記登録部に登録されたコンテンツ自体またはそのコンテンツに関連する事項がトレンドとなっていると判定したとき、所定の期間である短期間でトレンドとなったか否かを判定し、前記コンテンツ自体または前記コンテンツに関連する事項がトレンドとなっており、短期間でトレンドとなっていないとき、オークション処理部が、前記コンテンツのオークション開始価格として第1のオークション開始価格を設定して、前記コンテンツをオークションに出品し、前記コンテンツ自体または前記コンテンツに関連する事項がトレンドとなっており、短期間でトレンドとなったとき、前記オークション処理部が、前記コンテンツのオークション開始価格として、前記第1のオークション開始価格よりも高い第2のオークション開始価格を設定して、前記コンテンツをオークションに出品するコンテンツ売買方法を提供する。
【発明の効果】
【0008】
本発明のコンテンツ売買装置及びコンテンツ売買方法によれば、コンテンツの所有権をオークションによって売却しやすくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】1またはそれ以上の実施形態に係るコンテンツ売買装置を示すブロック図である。
図2】コンテンツのデータ構造の一例を示す図である。
図3】1またはそれ以上の実施形態に係るコンテンツ売買方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、1またはそれ以上の実施形態に係るコンテンツ売買装置及びコンテンツ売買方法について、添付図面を参照して説明する。
【0011】
図1において、コンテンツ売買装置10と、1またはそれ以上のユーザ端末30とは、ネットワーク20を介して接続されている。典型的には、ネットワーク20はインターネットである。ネットワーク20には、トレンド情報生成サーバ40が接続されている。コンテンツ売買装置10はオークションサーバによって構成することができる。コンテンツ売買装置10は、通信部11、登録部12、データベース13、トレンド判定部14、オークション処理部15を備える。
【0012】
あるユーザ端末30を所有するユーザが、所有権を有するコンテンツをオークションによって売買しようとするとき、ユーザは、ユーザ端末30によってコンテンツ売買装置10にコンテンツの登録を依頼する。コンテンツはいわゆるデジタルコンテンツである。
【0013】
図2は、コンテンツのデータ構造の一例を示している。コンテンツは、コンテンツID、音声データまたは映像データ等のコンテンツデータそのものである実コンテンツ、メタデータを含む。メタデータは、例えば、実コンテンツの作成者名、作成日時、作成場所、コンテンツ名、関連ワード、通常オークション開始価格、通常オークション期間、短期用オークション開始価格、短期用オークション期間を含む。
【0014】
通常オークション開始価格を所定の価格の第1のオークション開始価格とすると、短期用オークション開始価格は第1のオークション開始価格よりも高い第2のオークション開始価格とするのがよい。通常オークション期間を所定の期間の第1のオークション期間とすると、短期用オークション期間は第1のオークション期間よりも短い第2のオークション期間とするのがよい。
【0015】
メタデータは、少なくとも、コンテンツ名、通常オークション開始価格、通常オークション期間、短期用オークション開始価格、短期用オークション期間を含む。メタデータは、さらに関連ワードを含むのがよい。コンテンツ名はタイトルである。関連ワードは、そのコンテンツに関連する事項を示すワードである。例えば、関連ワードは、そのコンテンツが使用されている映画名もしくは番組名、そのコンテンツが使用されている映画もしくは番組の出演者名(特には主演俳優名)、そのコンテンツが使用されている映画の映画監督名、または撮影場所の地名である。
【0016】
ユーザは、コンテンツ売買装置10にコンテンツの登録を依頼するときに、通常オークション開始価格、通常オークション期間、短期用オークション開始価格、短期用オークション期間を設定する。短期用オークション開始価格は通常オークション開始価格の1.5倍、短期用オークション期間は通常オークション期間の0.7倍のように、増減率が決められていてもよい。この場合には、ユーザは、通常オークション開始価格及び通常オークション期間のみを設定する。このような場合でも、ユーザが、短期用オークション開始価格及び短期用オークション期間を設定したことになる。
【0017】
図1に戻り、登録部12は、通信部11がユーザ端末30から受信したコンテンツのコンテンツID及びそのメタデータを登録する。データベース13は、コンテンツを保存する。トレンド判定部14は、登録部12にコンテンツが登録されたら、トレンド情報生成サーバ40よりトレンド情報を取得する。一例として、トレンド情報生成サーバ40は、Google LLCが提供するグーグルトレンド(Google Trends)と称されるサービスを提供するサーバである。
【0018】
トレンド情報生成サーバ40は、各種のワードが検索エンジンで検索される頻度に応じたトレンド情報を生成する。例えば、トレンド情報生成サーバ40は、あるワードの検索頻度の相対値が100、他のあるワードの検索頻度の相対値が50、さらに他のあるワードの検索頻度の相対値が0のようにトレンド情報を生成する。トレンド情報生成サーバ40は、ソーシャル・ネットワーキング・サービスで実際に使用される頻度に応じたトレンド情報を生成してもよい。
【0019】
トレンド判定部14は、トレンド情報生成サーバ40が生成するトレンド情報に基づいて、登録部12に登録されたコンテンツのコンテンツ名がトレンドとなっているか否かを判定する。コンテンツ名は、コンテンツ自体がトレンドとなっているか否かを判定するための対象ワードである。トレンド判定部14は、コンテンツ名がトレンドとなっていると判定すれば、そのコンテンツ名が短期間でトレンドとなったか否かを判定する。短期間とは1週間等の所定の期間である。
【0020】
トレンド判定部14は、関連ワードをコンテンツがトレンドとなっているか否かを判定するための対象ワードとしてもよい。トレンド判定部14は、トレンド情報生成サーバ40が生成するトレンド情報に基づいて、登録部12に登録されたコンテンツの関連ワードがトレンドとなっているか否かを判定する。トレンド判定部14は、関連ワードがトレンドとなっていると判定すれば、その関連ワードが短期間でトレンドとなったか否かを判定する。
【0021】
検索エンジンで検索される頻度に応じたトレンド情報を例とすれば、トレンド判定部14は、トレンド情報生成サーバ40が生成するトレンド情報のワードの検索頻度の相対値が例えば70以上であればトレンドになっていると判定する。このとき、トレンド判定部14は、コンテンツ名がトレンドとなっているか否かを判定するときにはトレンド情報のワードの検索頻度の相対値に第1の重み付けをして、トレンドになっていると判定する。第1の重み付けは例えば1である。
【0022】
トレンド判定部14は、関連ワードがトレンドとなっているか否かを判定するときにはトレンド情報のワードの検索頻度の相対値に第1の重み付けより小さい第2の重み付けをして、トレンドになっていると判定するのがよい。第2の重み付けは、0.8または0.5のように1より小さい適宜の値に設定すればよい。つまり、第2の重み付けを0.8とすれば、トレンド判定部14は、関連ワードがトレンドとなっているか否かを判定するときには、トレンド情報生成サーバ40が生成するトレンド情報のワードの検索頻度の相対値が87.5以上であればトレンドになっていると判定することになる。
【0023】
トレンド判定部14は、コンテンツ名または関連ワードが短期間でトレンドとなったか否かを次のように判定する。トレンド判定部14は、例えば、直近1週間のワードの検索頻度の相対値と、その前の1週間のワードの検索頻度の相対値との差分が閾値を超えれば、短期間でトレンドとなったと判定する。トレンド判定部14は、直近1か月のワードの検索頻度の相対値と、その前の1か月のワードの検索頻度の相対値との差分に基づいて短期間でトレンドとなったか否かを判定してもよい。
【0024】
トレンド判定部14は、登録部12に登録されているいずれかのコンテンツ自体またはそのコンテンツに関連する事項がトレンドとなっていると判定すれば、トレンドとなっているコンテンツのコンテンツIDと、短期間でトレンドとなったか否かを示す情報をオークション処理部15に供給する。
【0025】
オークション処理部15は、コンテンツ自体またはそのコンテンツに関連する事項がトレンドとなっており、短期間でトレンドとなっていないと判定されたコンテンツに対して、コンテンツのオークション開始価格として通常オークション開始価格を設定する。このとき、オークション処理部15は、そのコンテンツのオークション期間として通常オークション期間を設定するのがよい。オークション処理部15は、設定した通常オークション開始価格(及び通常オークション期間)でコンテンツをオークションに出品する。
【0026】
オークション処理部15は、コンテンツ自体またはそのコンテンツに関連する事項がトレンドとなっており、短期間でトレンドとなったと判定されたコンテンツに対して、コンテンツのオークション開始価格として短期用オークション開始価格を設定する。このとき、オークション処理部15は、そのコンテンツのオークション期間として短期用オークション期間を設定するのがよい。オークション処理部15は、設定した短期用オークション開始価格(及び短期用オークション期間)でコンテンツをオークションに出品する。
【0027】
短期間でトレンドとなったコンテンツは高価で売買される可能性が高いので、オークション開始価格として通常オークション開始価格よりも高い短期用オークション開始価格を設定するのがよい。また、短期間でトレンドとなったコンテンツは短期間で売買される可能性が高いので、オークション期間として通常オークション期間より短い短期用オークション期間を設定するのがよい。
【0028】
オークション処理部15は、出品したコンテンツに入札者がいれば、最高額の入札者を落札者としてコンテンツを売却する。オークション処理部15は、データベース13より落札されたコンテンツを読み出して、落札者の所有するユーザ端末30に送信する。
【0029】
図3に示すフローチャートを用いて、コンテンツ売買装置10で実行される1またはそれ以上の実施形態に係るコンテンツ売買方法を説明する。図3において、コンテンツ売買装置10の処理が開始されると、コンテンツ売買装置10は、ステップS1にて、コンテンツの登録指示がなされたか否かを判定する。コンテンツの登録指示がなされなければ(NO)、コンテンツ売買装置10はステップS1の処理を繰り返す。コンテンツの登録指示がなされれば(YES)、コンテンツ売買装置10は、ステップS2にて、コンテンツを登録部12に登録し、コンテンツをデータベース13に保存する。
【0030】
コンテンツ売買装置10は、ステップS3にて、対象ワードのトレンド情報を取得する。コンテンツ売買装置10は、ステップS4にて、対象ワードがトレンドになっているか否かを判定する。対象ワードがトレンドになっていなければ(NO)、コンテンツ売買装置10は、ステップS5にて、所定期間待機して、処理をステップS3に戻す。所定期間は1日、1週間等である。対象ワードがトレンドになっていれば(YES)、コンテンツ売買装置10は、ステップS6にて、対象ワードが短期間でトレンドになったか否かを判定する。ステップS3~S6はトレンド判定部14で実行される処理である。
【0031】
ステップS6にて対象ワードが短期間でトレンドになっていれば(YES)、コンテンツ売買装置10は、ステップS7にて、短期用オークション開始価格と短期用オークション期間を設定して、処理をステップS9に移行させる。ステップS6にて対象ワードが短期間でトレンドになっていなければ(NO)、コンテンツ売買装置10は、ステップS8にて、通常オークション開始価格と通常オークション期間を設定して、処理をステップS9に移行させる。
【0032】
コンテンツ売買装置10は、ステップS9にて、対象ワードがトレンドになっているコンテンツをオークションに出品する。コンテンツ売買装置10は、ステップS10にて、オークション期間が終了したか否かを判定する。オークション期間が終了していなければ(NO)、コンテンツ売買装置10はステップS10の処理を繰り返す。オークション期間が終了していれば(YES)、コンテンツ売買装置10は、ステップS11にて、入札があったか否かを判定する。
【0033】
ステップS11にて入札がなければ(NO)、コンテンツ売買装置10は、ステップS12にて、所定期間待機して、処理をステップS3に戻す。ステップS5とステップS12の所定期間は同じ期間であってもよいし、異なる期間であってもよい。ステップS11にて入札があれば(YES)、コンテンツ売買装置10は、ステップS13にて、コンテンツを最高額の入札者に売却して、処理を終了させる。ステップS7~S13はオークション処理部15で実行される処理である。
【0034】
以上説明した1またはそれ以上の実施形態に係るコンテンツ売買装置及びコンテンツ売買方法によれば、コンテンツ自体またはそのコンテンツに関連する事項がトレンドとなった時点でオークションに出品されるので、コンテンツの所有権をオークションによって売却しやすくすることができる。
【0035】
本発明は以上説明した1またはそれ以上の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。コンテンツ売買装置10がトレンド情報生成サーバ40に相当する構成を備えてもよい。関連ワードを複数のグループにグループ分けし、グループごとに異なる重み付けを行ってもよい。
【符号の説明】
【0036】
10 コンテンツ売買装置
11 通信部
12 登録部
13 データベース
14 トレンド判定部
15 オークション処理部
20 ネットワーク
30 ユーザ端末
40 トレンド情報生成サーバ
図1
図2
図3