(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023183528
(43)【公開日】2023-12-28
(54)【発明の名称】包装装置
(51)【国際特許分類】
B65B 57/00 20060101AFI20231221BHJP
【FI】
B65B57/00 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022097090
(22)【出願日】2022-06-16
(71)【出願人】
【識別番号】000147833
【氏名又は名称】株式会社イシダ
(72)【発明者】
【氏名】川西 猶人
(72)【発明者】
【氏名】吉田 充宏
(57)【要約】
【課題】包装装置に設定された価格条件の設定変更の煩わしさを解消することのできる包装装置を提供することを目的とする。
【解決手段】商品の算出価格が、予め設定された価格条件に合致する場合は、商品を包装するようにした包装装置において、予め設定した価格条件の有効・無効を切り替える切替部を設け、その切替部によって価格条件が無効に切り替えられていれば、商品の算出価格が価格条件を満たさない場合でも、商品を包装可能としたものである。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品の算出価格が、予め設定された価格条件に合致する場合は、前記商品を包装するようにした包装装置であって、
前記価格条件の有効・無効を切り替える切替部を備え、
前記切替部によって前記価格条件が無効に切り替えられている場合は、前記商品の算出価格が前記価格条件を満たさない場合でも、前記商品を包装可能とする、包装装置。
【請求項2】
前記算出価格と、前記価格条件とを表示する表示部を備え、前記切替部は、前記表示部に表示される、請求項1に記載の包装装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、計量部に載荷した商品の算出価格が、設定金額幅に入ると、計量部上の商品を包装部に搬送して包装する包装装置に関する。
【背景技術】
【0002】
本出願人は、上記包装装置の特許出願を行った(下記特許文献1を参照)。この包装装置によれば、トレーに盛り付けた商品を計量部に載荷し、その時の算出価格が、設定金額幅に入らなければ、計量部に載荷した商品は、包装部に搬送されないから、作業者は、計量部上に商品を載せたまま、商品の盛り付け量を加減することができる。そして、加減した重量が安定したときの算出価格が設定金額幅に入れば、計量部上の商品は、包装部に搬送されて包装される。したがって、この包装装置によれば、計量部に載荷した商品の盛り付け量を算出価格を見ながら加減することができる。
【0003】
ところが、準備された大量の商品を小分けしながらトレーに盛り付けていく場合、設定金額幅に満たないような少量の商品が最後に残ることがある。そうした場合、店側は、設定金額幅の下限値を例えば0円に変更し、少量の商品であっても、それを包装部に送り込んで包装することがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、別な商品について、同じ下限値の下で包装作業を再開しようとするときは、0円に変更した下限値を元の値に再設定しなければならない煩わしさがある。
【0006】
本発明は、そうした煩わしさを解消することのできる新たな包装装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明に係る包装装置は、
商品の算出価格が、予め設定された価格条件に合致する場合は、前記商品を包装するようにした包装装置であって、
前記価格条件の有効・無効を切り替える切替部を備え、
前記切替部によって前記価格条件が無効に切り替えられている場合は、前記商品の算出価格が前記価格条件を満たさない場合でも、前記商品を包装可能とする。
【0008】
この包装装置は、計量部を備え、該計量部に載荷された商品の重量と単価とから価格を算出し、その算出価格が、予め設定された価格条件、例えば上限金額と下限金額の範囲内に入れば、計量部に載荷された商品を包装部に搬送して包装するように構成されている。
【0009】
この包装装置に、価格条件の有効・無効を切り替える切替部を設け、算出価格が価格条件を満たさない場合でも、その切替部によって価格条件が無効に切り替えられれば、計量部に載荷された商品が包装部に搬送されて包装される。
【0010】
また、切替部によって価格条件が有効に切り替えられれば、算出価格が、設定された上限金額と下限金額の範囲内に入れば、計量部に載荷された商品が包装部に搬送されて包装される。
【0011】
したがって、この包装装置によれば、切替部によって価格条件の有効・無効を切り替えるだけで、価格条件に満たないような少量の商品であっても、それを計量部から包装部に送り込んで包装することができる。したがって、金額の上下限値の変更操作を行う煩わしさからオペレータを解放することができる。
【0012】
また、前記包装装置において、前記算出価格と、前記価格条件とを表示する表示部を備え、前記切替部は、前記表示部に表示されることを特徴とする。
【0013】
これにより、表示部の切替部をタッチするだけで、価格条件の有効・無効を切り替えることができるから、さらに作業性が改善される。
【発明の効果】
【0014】
本発明に係る包装装置によれば、設定した価格条件に満たないような少量の商品であっても、価格条件の有効・無効を切り替えるだけで、計量部から包装部に搬送して包装することができるから、価格条件を変更する煩わしさを無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本発明に係る包装装置の一実施形態の外観斜視図
【
図6】計量商品が金額不足であるときの表示画面の一例。
【
図7】価格条件を無効切り替えたときの表示画面の一例。
【発明を実施するための形態】
【0016】
<実施形態1>
本発明の一実施形態に係る包装装置は、トレーに収容された生鮮食料品、或いは、トレーに収容されていない野菜や果物等の商品を緊張保持させたストレッチフィルムに向けて押し上げると共に、ストレッチフィルムで覆われた商品の底面にフィルムを折り込んで包装する包装装置である。
【0017】
<装置の全体構成>
この包装装置1は、
図1、
図2に示すように、主として、計量部2と、商品搬送機構3と、リフト部4と、包装部5と、操作表示部10と,これらを制御する制御部11とを備えている。
【0018】
<計量部の構成>
計量部2は、電子秤20と、商品Gが載置される商品載置部21とを備え、商品載置部21は、電子秤20の計量皿に着脱可能に取り付けられている。電子秤20は、商品載置部21に載置された商品の重量を計量して制御部11に重量信号を出力する。商品載置部21は、
図1に示すように、櫛歯状の複数の平行ビーム22を備えたものである。
【0019】
<商品搬送機構の構成>
商品搬送機構3は、商品Gを載せる搬送体30と、搬送体30を電子秤20とリフト部4との間で、略矩形の移動軌跡TRを描いて搬送体30を移動させる図示しない搬送機構とを備えている。搬送体30は、商品載置部21の複数の平行ビーム22間に、非接触に入り込む形状であって、同じく櫛歯状の複数の平行ビーム32で構成されている。
【0020】
<リフト部の構成>
リフト部4は、搬送体30の平行ビーム32が非接触に入り込むことができるように、櫛歯状の複数の平行ビーム40を備えたもので、図示しない昇降機構によって平行ビーム40が包装位置PAまで昇降するようになっている。
【0021】
<商品搬送機構の動作>
初期状態では、搬送体30は、商品載置部21の上面より下方で待機し、商品Gが商品載置部21に載荷されて、商品Gの計量が完了すると、制御部11は、商品搬送機構3を作動させて、搬送体30を上昇させる。これにより、商品載置部21上の商品Gは、搬送体30に掬い上げられる。その状態で搬送体30は、リフト部4まで水平移動して下降する。これにより、搬送体30上の商品Gは、リフト部4上に乗り移る。続いて、搬送体30は、その上面をリフト部4の上面より下方に沈んで、商品載置部21の初期位置まで水平移動して戻る。こうした搬送体30の移動軌跡TRを描く運動により、商品載置部21上の商品Gは、電子秤20の計量完了により、商品載置部21からリフト部4へ移され、さらにリフト部4が、上昇して、包装位置PAに張られたフィルムFに向けて商品Gを突き上げる。
【0022】
<包装部の構成>
包装部5は、フィルム収納部50と、フィルム搬送部60と、フィルム保持部70と、折り込み部80と、加熱部90とを備える。
【0023】
フィルム収納部50は、包装装置1の後側上部に設けられている。具体的には、フィルムFの幅方向に伸びる一対の平行ローラ51、52間にフィルムロールRが載置され、そこからフィルムFが繰り出されて、フィルム搬送部60にバトンタッチされる。
【0024】
フィルム搬送部60は、フィルムロールRから繰り出されたフィルムFを、ガイドローラ61、62を介して包装位置PAまで搬送するもので、繰り出されたフィルムFの先端部を掴んで引き出す前側クランプ63と、前側クランプ63の移動によって引き出されたフィルムFの後側を保持する後側クランプ64と、前側クランプ63を前後方向に移動させる図示しないタイミングベルトとを備えている。また、後側クランプ64も、同様にタイミングベルトに取り付けられて、把持したフィルムFの後端を前側に移動させることにより、フィルムFが過度に引っ張られないように、制御部11によって制御される。後側クランプ64の後方近傍には、引き出されたフィルムFをカットするカッター65が設けられる。
【0025】
フィルム保持部70は、フィルムFの幅方向両端部をクランプするもので、包装位置PAの幅方向に離間した対向位置に一対設けられている。そのため、包装位置PAに引き出された略矩形のフィルムFは、前後方向と左右方向の四辺が前後のクランプ63,64と幅方向一対のフィルム保持部70とで保持されるようになっている。
【0026】
折り込み部80は、包装位置PAの幅方向に対向配置された左右一対の折込板81と、後折込板82と、前折込板83と、左右の折込板81を幅方向に近接離反させる図示しない第1搬送機構と、後折込板82を前後方向に往復移動させる図示しない第2搬送機構とを備えている。なお、前折込板83は、包装装置1の前側所定位置に固定されている。
【0027】
<包装部の動作>
包装に際しては、フィルム収納部50にセットしたフィルムロールRからフィルムFを繰り出し、その先端部を後側クランプ64に保持させた状態で、操作表示部10に表示されるフィルムローディングキーをタッチすると、フィルム搬送部60の前側クランプ63が後側クランプ64まで移動してフィルムFの先端部を把持し、続いて逆方向(前側)に移動して初期位置で停止する。この時、後側クランプ64は、フィルムFの解放状態からフィルムFを把持する姿勢に切り替わり、続いてカッター65がフィルムFを切断する。これにより、フィルムロールRから繰り出され、所定長さに切断されたフィルムFは、包装位置PAに張られた状態になる。この時、フィルム保持部70は、フィルムFの幅方向両端部を把持して待機する。
【0028】
この状態において、商品載荷部21に商品Gが載荷され、電子秤20から計量安定信号が出力されると、制御部11は、商品搬送機構3を作動させて、商品載荷部21上の商品Gをリフト部4上に搬送する。続いて、制御部11は、リフト部4を上昇させて、リフト部4上の商品Gを折り込む部80の上部まで移動させる。これにより、包装位置PAに張られたフィルムFは、商品Gによって突き上げられる。続いて左右の折込板81が中央位置まで水平移動し、同時に後折込板82が前折込板83まで水平移動して、商品Gを覆ったフィルムFの周縁部を商品Gの底面側に折り込む。これにより、フィルムFで包まれた商品Gは、前折込板83まで運ばれる。
【0029】
<加熱部>
加熱部90は、前折込板83の前方位置に設けられ、その上に商品Gの底面に折り込まれたフィルムFを載せると、折り込まれたフィルムF同志が溶着して、包装が完成する。
【0030】
<操作表示部の構成>
図1において、包装装置1の右側上部には、タッチパネルからなる表示部10aと、キー入力部10bとを備えた操作表示部10が設けられている。
【0031】
<制御部の構成>
制御部11は、計量部2、商品搬送機構3、リフト部4、包装部5、操作表示部10等を制御するとともに、電子秤20で計量された商品Gの重量と、
図3の商品マスタから読み出した商品Gの単価とから商品Gの価格を算出し、算出した価格を他の商品情報と共にラベルプリンター12に出力するように構成されている。
【0032】
制御部11は、
図3に示すマイクロコンピュータ11aで構成され、記憶部11dを備えている。記憶部11dには、各種の制御用プログラムと、各商品Gの商品情報、例えば呼出番号、商品名、単価、トレー番号等を格納した商品マスタ111と、トレーの情報、例えばトレー番号、トレーサイズ、風袋重量等を格納したトレーマスタ112とが記憶されている(
図3参照)。
【0033】
また、この包装装置1では、販売する商品の価格条件が操作表示部10から設定できるようになっている。この場合の価格条件は、例えば、上限金額と下限金額である。
【0034】
<価格条件の設定>
図4は、商品として、例えば若鳥モモ肉を商品マスタ111から読み出した場合の表示画面の一例である。この
図4では、若鳥モモ肉は、呼出番号1で登録され、使用するトレーが、標準トレーの3番であることを示している。
【0035】
この画面において、上限金額を設定するときは、キー入力部10bから上限金額として例えば500円を入力し、続いて上限金額欄15をタッチすると、上限金額欄15に500円が表示される。同様にしてキー入力部10bから下限金額として400円を入力し、続いて下限金額欄16をタッチすると、下限金額欄16に400円が表示されるようにプログラムされている。
【0036】
<商品の計量と包装>
この状態で、例えば、トレーに盛り付けた若鳥モモ肉を計量部2の商品載荷部21に載置すると、電子秤20がトレーを含む商品Gの重量信号を出力し、制御部11は、その重量からトレーマスタに記憶された3番トレーの風袋重量を減算して若鳥モモ肉の正味重量を算出する。続いて、その正味重量に、商品マスタ111から読み出した単価100円を掛けて価格を算出し、それを表示部10aに表示する。
図5は、計量中の商品が、設定された価格条件、すなわち、上限金額500円と下限金額400円の範囲内に入っていることを示す。この状態になると、制御部11は、電子秤20から計量安定信号が出力されていることを条件として、商品搬送機構3を駆動させ、商品載置部21上の商品をリフト部4に搬送する。続いて包装部5の各部を動作させて、商品GをストレッチフィルムFで包装する。
【0037】
こうした作業を繰り返すことにより、400円から500円の価格帯の商品を量産することができる。そして、準備したモモ肉が少なくなって、最後にトレーに収納した商品が少量となり、それを商品載荷部21に載せると、
図6に示すように、金額不足として表示される。この状態では、制御部11は、電子秤20から計量安定信号が出力されている場合でも、商品搬送機構3を動作させずに、商品Gの盛り付け量が調整されるのを待つ。したがって、この状態においては、従来は、下限金額を例えば0円に修正しない限り、制御部11は、商品搬送機構3を動作させることはなかった。
【0038】
<切替部の構成>
そこで、この実施形態では、
図6の状態になった場合は、
図6の「不足」の表示エリア17をタッチする、或いは、最後に残った商品が、金額不足となるような少量の場合は、
図4の「計量中」の表示エリア17をタッチする。そうすれば、
図7に示すように、制御部11は、表示エリア17に「無効」を表示させて、価格条件が無効に切り替わったことを知らせる。この状態では、制御部11は、設定された上限金額500円と下限金額400円とを無視し、電子秤20から計量安定信号が出力されている条件の下で商品搬送機構3を動作させる。これにより、価格条件を満足していない少量の商品、又は、過量の商品であっても、それを包装部4に搬送して包装することができる。
【0039】
したがって、表示部10aに表示された「計量中」を示す表示エリア17、或いは、「不足」を示す表示エリア17が、設定された価格条件の有効・無効を切り替える切替部となる。
【0040】
<制御部の動作>
図8は、制御部11の動作フローの一例を示したものである。この
図8において、オペレータは、商品の呼出No.を操作表示部10から入力する(ステップS1)。すると、制御部11は、入力された呼出No.に基づいて、商品マスタ111に記憶された商品情報の中から、該当する商品の商品名、単価等の情報を読み出すと共に、トレーマスタ112から使用するトレーの風袋重量を読み出す(ステップS2)。
【0041】
次に、オペレータが商品Gを商品載荷部21に置く(ステップS3)。すると、電子秤20が、商品Gを計量して重量信号を出力する(ステップS4)。制御部11は、受け取った重量信号から風袋重量を減算して商品Gの正味重量を求め、求めた正味重量に単価を積算して価格を算出し、それを表示部11aに表示する(ステップS5)。
【0042】
続いて、制御部11は、価格条件としての上限金額と下限金額が設定されているか否かをチェックし(ステップS6)、設定されていなければ、ステップS9に移行して、電子秤20から計量安定信号が出力されたことを条件として商品搬送機構3を作動させる。価格条件が設定されていれば、ステップS7に移行して、算出価格が上限金額と下限金額の価格範囲内に入っているか否かをチェックする。入っていれば、ステップS8において、重量と算出価格とを表示部11aに表示してステップS9の処理に移行する。また、価格範囲内に入っていなければ、ステップS12に移行して、切替部17が操作されたか否かをチェックする。この切替部は、
図6,
図7の表示エリア17で構成され、それがタッチされると、「計量中」又は「不足」の表示は、「無効」の表示に切り替わる。また、「無効」の表示をタッチすると、元の「計量中」や「不足」の表示に切り替わる。
【0043】
ステップS12において、切替部(17)のタッチにより、価格条件が「無効」に切り替わっていると、制御部11は、ステップS8以降の処理に戻り、ステップS10において、商品載置部21上の商品Gを包装部4に搬送して包装させる。同時に、重量値と算出価格を、その他の商品情報(商品名、単価、加工日等)と共に、ラベルプリンターに出力する。これにより、
図1のラベル発行口12aから商品情報が印字されたラベルが発行される。
【0044】
一方、ステップS12において、切替部(17)が操作されていなければ、制御部11は、ステップS13において、算出価格が上限金額を超えているか否かをチェックし、超えていれば、ステップS14で「過量」を表示してステップS4に戻る。また、算出価格が上限金額を超えずに価格範囲外であれば、下限金額未満であるから、価格の「不足」を表示エリア17に表示してステップS4の処理に戻る。これにより、商品載置部21上の商品Gの盛り付け量を加減することができるようになる。
【0045】
<他の実施形態>
上記実施形態では、電子秤20の計量状態を知らせる表示エリア17をタッチすることで、価格条件の有効・無効を切り替えるようにしたが、これに代えて、例えば、ハード的な専用の切替部(17)を設けても良い。
【0046】
また、この包装装置1では、トレーに載せていない野菜や果物をそのままフィルムFで包装する包装装置について説明したが、トレーに載せた商品をフィルムFで包装するような包装装置であっても良い。
【符号の説明】
【0047】
G 商品
1 包装装置
17 表示エリア(切替部)
10a 表示部