(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023183775
(43)【公開日】2023-12-28
(54)【発明の名称】情報処理装置及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 3/0488 20220101AFI20231221BHJP
H04N 1/00 20060101ALI20231221BHJP
B41J 29/42 20060101ALI20231221BHJP
【FI】
G06F3/0488
H04N1/00 350
B41J29/42 E
【審査請求】未請求
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022097473
(22)【出願日】2022-06-16
(71)【出願人】
【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】鳴瀬 皓之
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 竜也
【テーマコード(参考)】
2C061
5C062
5E555
【Fターム(参考)】
2C061CQ04
2C061CQ22
2C061CQ24
2C061HK11
5C062AA02
5C062AA05
5C062AB20
5C062AB23
5C062AB40
5C062AB41
5C062AB42
5C062AC05
5C062AC22
5C062AC34
5C062AC58
5C062AE15
5C062AF12
5C062AF15
5E555AA22
5E555AA23
5E555BA27
5E555BB27
5E555BC08
5E555BC16
5E555CA13
5E555CB10
5E555CB12
5E555CB16
5E555CB23
5E555DA13
5E555DD06
5E555DD08
5E555EA09
5E555FA00
(57)【要約】
【課題】非接触モードと接触モードの判別が可能な 情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】情報処理装置10では、接触操作と非接触操作が可能なタッチパネル34が非接触モードで、利用者の非接触操作を検出した場合に、発光部40を発光させる処理をホストCPU14が行う。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサを備え、前記プロセッサは、
非接触操作を検出する非接触モードと、接触操作を検出する接触モードとを有する操作パネルが前記非接触モードで、利用者の前記非接触操作を検出した場合に、発光部を発光させる処理を行う情報処理装置。
【請求項2】
前記プロセッサは、非接触操作の種類毎に異なる発光パターン で前記発光部を発光させる請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、前記操作パネルと操作を行う対象物との距離毎に異なる発光強度で前記発光部を発光させる請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、前記操作パネルと前記対象物との距離が遠いほど弱い発光強度で発光させ、予め定めた検出距離外で消灯させる請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、対象物を予め定めた範囲内で移動させずに維持する維持時間に応じて前記発光部の発光パターンを変化させる請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記発光部を複数有し、
前記プロセッサは、対象物を予め定めた範囲内で移動せずに維持する操作である、維持操作開始と共に発光部を発光し、前記維持時間に応じて異なる発光部を発光させる請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
複数の前記発光部は、一列に配列され、
前記プロセッサは、前記維持操作開始と共に、前記発光部を端から中央、または中央から端に向かって発光する発光パターンで発光させる請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記プロセッサは、予め定めたジェスチャ操作毎に異なる発光パターンで発光部を発光させる請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記プロセッサは、前記接触モードの場合は、発光部を発光させない請求項1に記載に情報処理装置。
【請求項10】
前記プロセッサは、前記非接触モードから前記接触モードへ移行した場合、接触操作では前記発光部を発光させない請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記プロセッサは、前記非接触モードの場合、利用者によって予め設定された色で発光部を発光させる請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項12】
前記プロセッサは、人を検知し、人を検知した場合において、前記非接触モードの場合は、前記発光部を発光させ、前記接触モードの場合は発光部を未発光とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項13】
前記プロセッサは、認証を完了した場合、前記非接触モードを示す前記発光部の発光を消灯する請求項12に記載の情報処理装置。
【請求項14】
コンピュータに、
非接触操作を検出する非接触モードと、接触操作を検出する接触モードとを有する操作パネルが前記非接触モードで、利用者の前記非接触操作を検出した場合に、発光部を発光させる処理を実行させるための情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、タッチパネル操作部の周囲を囲むように配設された複数の光源から構成される発光体を設け、タッチパネル操作部にユーザが指で触れ、更に指を所定の動き方で移動させてジェスチャ入力が行われると、このジェスチャ入力の種類に応じた発光パターンで発光体の発光を制御する電子機器が提案されている。
【0003】
また、特許文献2には、画像を表示する表示部と、表示部の表示領域上でのタッチ操作及びホバー操作を検出するタッチセンサと、タッチセンサによりホバー操作が検出された場合、検出された位置に対応する表示領域上の位置にホバーマークを表示させる制御を行う制御部と、を備え、制御部が、表示領域に表示されたアイコンの上でホバー操作が検出された場合、ホバーマークの表示サイズを上記アイコンの大きさに応じて変更する変更制御を行う情報処理装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2012-234387号公報
【特許文献2】特開2018-170048号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
非接触モードと接触モードとを備える操作パネルの場合、現在どちらのモードが選択されているのか判別が難しい。また、非接触モードの操作は、タッチ操作のように画面に触れた感覚が得られないため、非接触操作が正しく認識されているのか分かり難かった。
【0006】
そこで、本開示は、非接触モードと接触モードの判別が可能な 情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、第1態様に係る情報処理装置は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、非接触操作を検出する非接触モードと、接触操作を検出する接触モードとを有する操作パネルが前記非接触モードで、利用者の前記非接触操作を検出した場合に、発光部を発光させる処理を行う。
【0008】
第2態様に係る情報処理装置は、第1態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、非接触操作の種類毎に異なる発光パターン で前記発光部を発光させる。
【0009】
第3態様に係る情報処理装置は、第1態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、前記操作パネルと操作を行う対象物との距離毎に異なる発光強度で前記発光部を発光させる。
【0010】
第4態様に係る情報処理装置は、第3態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、前記操作パネルと前記対象物との距離が遠いほど弱い発光強度で発光させ、予め定めた検出距離外で消灯させる。
【0011】
第5態様に係る情報処理装置は、第1態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、対象物を予め定めた範囲内で移動させずに維持する維持時間に応じて前記発光部の発光パターンを変化させる。
【0012】
第6態様に係る情報処理装置は、第5態様に係る情報処理装置において、前記発光部を複数有し、前記プロセッサは、対象物を予め定めた範囲内で移動せずに維持する操作である、維持操作開始と共に発光部を発光し、前記維持時間に応じて異なる発光部を発光させる。
【0013】
第7態様に係る情報処理装置は、第6態様に係る情報処理装置において、複数の前記発光部は、一列に配列され、前記プロセッサは、前記ホールド開始と共に、前記発光部を端から中央、または中央から端に向かって発光する発光パターンで発光させる。
【0014】
第8態様に係る情報処理装置は、第1態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、予め定めたジェスチャ操作毎に異なる発光パターンで発光部を発光させる。
【0015】
第9態様に係る情報処理装置は、第1態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、前記接触モードの場合は、発光部を発光させない。
【0016】
第10態様に係る情報処理装置は、第1態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、前記非接触モードから前記接触モードへ移行した場合、接触操作では前記発光部を発光させない。
【0017】
第11態様に係る情報処理装置は、第1態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、前記非接触モードの場合、利用者によって予め設定された色で発光部を発光させる。
【0018】
第12態様に係る情報処理装置は、第1態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、人を検知し、人を検知した場合において、前記非接触モードの場合は、前記発光部を発光させ、前記接触モードの場合は発光部を未発光とする。
【0019】
第13態様に係る情報処理装置は、第12態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、認証を完了した場合、前記非接触モードを示す前記発光部の発光を消灯する。
【0020】
第14態様に係る情報処理プログラムは、コンピュータに、非接触操作を検出する非接触モードと、接触操作を検出する接触モードとを有する操作パネルが前記非接触モードで、利用者の前記非接触操作を検出した場合に、発光部を発光させる処理を実行させる。
【発明の効果】
【0021】
第1態様によれば、非接触モードと接触モードの判別が可能な 情報処理装置を提供できる。
【0022】
第2態様によれば、非接触操作を正しく認識しているか否かを利用者が判別し易くなる。
【0023】
第3態様によれば、非接触操作を認識しているか否かを利用者が視覚的に確認できる。
【0024】
第4態様によれば、非接触操作を認識可能な距離を利用者が認識できる。
【0025】
第5態様によれば、維持操作を認識していることを利用者が視覚的に確認できる。
【0026】
第6態様によれば、維持操作を開始して維持操作を継続していることを認識していることを利用者が視覚的に確認できる。
【0027】
第7態様によれば、維持操作を開始して終了するまでを利用者が視覚的に確認できる。
【0028】
第8態様によれば、ジェスチャ操作を正しく認識しているかを利用者が視覚的に確認できる。
【0029】
第9態様によれば、接触モードでも発光部を発光する場合に比べて、消費電力を抑制できる。
【0030】
第10態様によれば、接触モードの接触操作で発光部を発光する場合に比べて、消費電力を抑制できる。
【0031】
第11態様によれば、利用者が分かり易い色で発光部を発光できる。
【0032】
第12態様によれば、操作する利用者に対して、非接触モードであるか接触モードであるかを報知できる。
【0033】
第13態様によれば、非接触モードの場合に常に発光部を発光させる場合に比べて、消費電力を抑制できる。
【0034】
第14態様によれば、非接触モードと接触モードの判別が可能な情報処理プログラムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【
図1】本実施形態に係る情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。
【
図2】タッチパネル操作部の周辺に発光体を設けた例を示す図である。
【
図3】タッチパネル操作部に指を近づけたときの図であり、指を近づけることで非接触モードとしてタッチパネルが認識し、発光部が点灯する様子を示す断面図である。
【
図4】通常モードでタッチパネル操作部に指を接触したときの図であり、タッチパネル34に直接触れることで操作を検出する様子を示す断面図である。
【
図5】ホールド開始と共に発光部が右側と左側から中央に向かって光が動き出し、完了のタイミングで合流するようなパターンを示す図である。
【
図6】本実施形態に係る情報処理装置において、指とタッチパネルとの距離に応じて発光部の発光強度を変化される場合の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【
図7】本実施形態に係る情報処理装置において、利用者のホバー操作を認識した場合に発光部の発光パターンを変化させ、ホールド時間に応じて発光部の発光パターンを変化させる場合の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【
図8】上フリックのジェスチャ操作と発光部の発光パターン例を示す図である。
【
図9】下フリックのジェスチャ操作と発光部の発光パターン例を示す図である。
【
図10】右フリックのジェスチャ操作と発光部の発光パターン例を示す図である。
【
図11】左フリックのジェスチャ操作と発光部の発光パターン例を示す図である。
【
図12】右ローテートのジェスチャ操作と発光部の発光パターン例を示す図である。
【
図13】左ローテートのジェスチャ操作と発光部の発光パターン例を示す図である。
【
図14】本実施形態に係る情報処理装置において、非接触モードでのジェスチャ操作に応じて発光部の発光パターンを変化させる場合の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【
図15】通常モードに変更された場合に発光部の発光を消灯する処理を示すフローチャートである。
【
図16】変形例の情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。
【
図17】変形例の情報処理装置で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0036】
以下、図面を参照して本開示の実施の形態の一例を詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。
【0037】
本実施形態では、情報処理装置10は、複数の機能を有する画像形成装置12に備える例を説明する。画像形成装置12の複数の機能としては、例えば、各種データを受信し、受信したデータに基づく画像形成処理を行う画像形成機能、原稿を読み取って原稿を表す画像情報を得る読取機能、原稿に記録された画像を用紙に複写する複写機能、図示しない電話回線を介して各種データの送受信を行うファクシミリ機能、読取機能等によって読み取った画像情報等の文書情報を転送する転送機能、読み取った画像情報等の文書情報を蓄積する蓄積機能等が挙げられる。
【0038】
なお、以下の説明では、予め定められた機能を実現するために画像形成装置12が実行する処理または処理の集まりをジョブという。また、以下の説明では、画像形成装置12による画像形成を印刷と表記する場合がある。
【0039】
本実施形態に係る情報処理装置10は、
図1に示すように、ホストCPU(Central Processing Unit)14、ROM(Read Only Memory)16、RAM(Random Access Memory)18、及びフラッシュメモリ20を備えている。
【0040】
ホストCPU14は、装置の全体の動作を司る。ROM16は、各種制御プログラムや各種パラメータ等が予め記憶される。RAM18は、ホストCPU14による各種プログラムの実行時のワークエリア等として用いられる。フラッシュメモリ20は、各種のデータやアプリケーション・プログラム等が記憶される。以上の各部はシステムバスにより電気的に相互に接続されている。なお、本実施形態では、フラッシュメモリ20を記憶部として適用しているが、これに限らず、HDD(hard disk drive)等の他の不揮発性の記憶部を適用してもよい。
【0041】
また、ホストCPU14には、タッチパネル制御部22、表示駆動部24、発光体駆動部26、及び無線通信部30が接続されている。
【0042】
タッチパネル制御部22は、画像形成装置12を操作するためのタッチパネル操作部32のタッチパネル34を制御し、タッチパネル34への利用者の操作を検出する。本実施形態では、タッチパネル34は、操作パネルに対応し、一例として静電容量式のものを適用し、接触操作と、非接触操作とが可能とされている。なお、以下では、タッチパネル34の操作を指で行うものとして説明するが、指以外のペン等の対象物で操作を行う形態としてもよい。
【0043】
表示駆動部24は、タッチパネル操作部32の表示パネル36の表示を駆動し、表示パネル36への表示を制御する。
【0044】
発光体駆動部26は、複数のLED(Light Emitting Diode)や、EL(Electroluminescence)、電球等の発光部40を有する発光体38の各発光部40の発光を駆動する。発光体38は、本実施形態では、一例として、
図2に示すように、タッチパネル操作部32の下方等のタッチパネル34の周辺に一列に配列されており、非接触モードの場合に非接触操作に応じて発光部40が発光される。なお、発光体38は、一列に限るものではなく、2列以上の配列としてもよい。また、4タッチパネル34の周囲以外に配置してもよい。
【0045】
無線通信部30は、利用者が携帯する携帯端末装置等の外部の機器と無線通信により、情報の授受を行う。
【0046】
上述したように、本実施形態に係る情報処理装置10では、操作モードとして、接触操作を行う通常モードと、非接触操作を行う非接触操作モードとを有する。一例として、モードの選択は、表示パネル36にモード選択用のアイコン等を表示し、タッチパネル34を操作することにより選択される。なお、モードの選択は、機械的なスイッチ等を設けてスイッチ操作により選択する形態としてもよい。
【0047】
本実施形態では、2つの操作モードを有するため、現在どちらのモードが選択されているのか判別が難しい。また、非接触モードが選択されている場合に、画面に触れないため、ジェスチャ操作が正しく認識されているか把握し難い。
【0048】
そこで、本実施形態に係る情報処理装置10では、非接触モードで、利用者の非接触操作を検出した場合に、発光部40を発光させる処理を行うことで、現在選択されているモードの判別を可能としている。
【0049】
例えば、
図3は、タッチパネル操作部32に指を近づけたときの図であり、指を近づけることで非接触モードとしてタッチパネル34が認識し、発光部40が点灯する様子を示す断面図である。なお、発光部40の位置は利用者の見易い位置であればタッチパネル34の下方でなくてもよい。
【0050】
また、
図4は、通常モードでタッチパネル操作部32に指を接触したときの図であり、タッチパネル34に直接触れることで操作を検出する様子を示す断面図である。通常モードでは、実際に触れているためフィードバックが不要であり発光部40は点灯しない。なお、通常モード中に非接触操作が行われた場合は、非接触操作自体は検知するが、操作は受け付けず、画面等に表示しないようにし、発光部40も発光させないようにしてもよい。
【0051】
また、非接触モードでは、ジェスチャ操作が正しく認識されているか把握し難いため、利用者のホバー操作を検出した場合に、発光部40の発光パターンを変化させる。例えば、指やスタイラスペン等がタッチパネル34から予め定めた一定距離内に近づくと、タッチパネル34が、非接触操作を検出する。非接触操作を検出すると、発光部40の発光パターンを変化させる。具体的には、利用者のホバー操作を検出すると発光部40の発光パターンが変化し、異なる発光部40を発光し、
図5に示すように、ホールド開始と共に発光部40が右側と左側から中央に向かって光が移動し、完了のタイミングで合流するようなパターンで発光させる。また、タッチパネル34と指との距離に応じて発光部40の発光強度を変化させてもよいし、発光強度だけではなく、発光及び発光パターンの少なくとも一方を変化させてもよい。また、非接触モードでのジェスチャ操作に応じて発光パターンを変化させてもよいし、発光パターンだけではなく、発光色及び発光パターンの少なくとも一方を変化させてもよい。
【0052】
なお、ホバー操作とは、タッチパネル34に直接触れずに、指が浮いた状態で入力を行う操作方法であり、フローティングタッチとも言う。また、発光パターンとは、2つ以上の発光部40が並んで配列され、連鎖的な発光部40の点灯により光が流れるように見える発光、または1以上の発光部の点灯と点滅の組み合わせ等によるパターンのこと言う。また、ホールドとは、予め定めた時間の間、予め定めた範囲内で指を移動させずに維持する操作のことをいう。また、ホールド時間とは、予め定めた範囲内で指を移動させずに維持する維持時間のことをいう。また、ジェスチャ操作とは、ホバー操作によるタッチパネル34上の指の動きの特定の組み合わせによる操作のことをいう。さらに、発光部40の発光強度は、輝度を変化させてもよいし、発光数を変化させてもよいし、発光輝度と発光数の双方を変化させてもよい。
【0053】
また、本実施形態において、非接触モードの場合に発光部40を発光する色は、利用者毎に異なる色で発光してもよい。例えば、非接触モードの場合に、発光部40を発光する色を設定可能として利用者が発光色を選択可能としてもよい。
【0054】
ここで、上述のように構成された本実施形態に係る情報処理装置10で行われる具体的な処理について説明する。
【0055】
まず、指とタッチパネル34との距離に応じて発光部40の発光強度を変化させる場合の処理について説明する。
図6は、本実施形態に係る情報処理装置10において、指とタッチパネル34との距離に応じて発光部40の発光強度を変化される場合の処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、
図6の処理は、例えば、非接触モードが選択された場合に開始する。
【0056】
ステップ100では、ホストCPU14が、指を検出したか否かを判定する。該判定が肯定されるまで待機してステップ102へ移行する。
【0057】
ステップ102では、ホストCPU14が、Z軸情報の読み取りを行ってステップ104へ移行する。すなわち、指とタッチパネル34との距離をZ軸情報として検出する。
【0058】
ステップ104では、ホストCPU14が、輝度テーブルの読み込みを行ってステップ106へ移行する。本実施形態では、Z軸情報に対応して予め定めた輝度を輝度テーブルから読み出すことにより発光部40の発光強度を設定する。
【0059】
ステップ106では、ホストCPU14が、発光部40を発光してステップ108へ移行する。すなわち、輝度テーブルから読み出した発光強度で発光部40を発光することにより、指とタッチパネル34との距離に応じた発光強度で発光部40が発光される。輝度テーブルは、例えば、距離毎に異なる発光強度が設定され、距離が遠いほど弱い発光強度で発光し、予め定めた検出距離外で消灯するテーブルが適用される。なお、本実施形態では、輝度を変更することで発光強度を変更するが、発光強度の変更は、これに限るものではなく、発光する発光部40の数を変更してもよい。
【0060】
ステップ108では、ホストCPU14が、Z軸情報に予め定めた範囲内で変化なしであるかを判定する。該判定が否定された場合にはステップ100に戻って上述の処理を繰り返し、判定が肯定された場合に一連の処理を終了する。
【0061】
次に、非接触モードで、利用者のホバー操作を認識した場合に発光部40の発光パターンを変化させ、タッチパネル34の一定範囲内に指が留まっているホールド操作の時間に応じて発光部40の発光パターンを変化させる場合の処理について説明する。
図7は、本実施形態に係る情報処理装置10において、利用者のホバー操作を認識した場合に発光部40の発光パターンを変化させ、ホールド時間に応じて発光部40の発光パターンを変化させる場合の処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、
図7の処理は、例えば、非接触モードが選択された場合に開始する。
【0062】
ステップ200では、ホストCPU14が、指を検出したか否かを判定する。該判定が肯定されるまで待機してステップ202へ移行する。
【0063】
ステップ202では、ホストCPU14が、XY座標情報の読み取りを行ってステップ204へ移行する。すなわち、タッチパネル34上の指の位置をXY座標情報として検出する。
【0064】
ステップ204では、ホストCPU14が、XY座標情報が予め定めた範囲内で変化なしであるか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ200に戻って上述の処理を繰り返し、判定が肯定された場合にはステップ206へ移行する。
【0065】
ステップ206では、ホストCPU14が、ホールド時間を計測開始してステップ208へ移行する。
【0066】
ステップ208では、ホストCPU14が、発光部40を発光してステップ210へ移行する。例えば、
図5に示すように、ホールド開始と共に発光部40が右側と左側から中央に向かって光が動き出すように発光部40を発光してもよいし、単に発光部40を発光してもよい。
【0067】
ステップ210では、ホストCPU14が、予め定めた一定時間XY座標情報に予め定めた範囲内で変化なしであるか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ212へ移行し、判定が肯定された場合にはステップ214へ移行する。
【0068】
ステップ212では、ホストCPU14が、発光部40を消灯してステップ200に戻って上述の処理を繰り返す。
【0069】
一方、ステップ214では、ホストCPU14が、ホールド時間の計測を終了してステップ216へ移行する。
【0070】
ステップ216では、ホストCPU14が、発光部40を消灯して一連の処理を終了し、表示パネル36に表示されたオブジェクトの選択決定として決定されたオブジェクトに対応する処理へ移行する。
【0071】
続いて、非接触モードでのジェスチャ操作に応じて発光部40の発光パターンを変化させる場合に、情報処理装置10で行われる処理について説明する。なお、発光パターンが一通り終わったがジェスチャが引続き行われている場合等のように、ある第1のジェスチャ操作を行っている最中に発光パターンが終了した場合に、第1のジェスチャ操作に対応する発光パターンを繰り返してもよい。
【0072】
本実施形態では、ジェスチャ操作の種類としては、上フリック、下フリック、右フリック、左フリック、右ローテート、及び左ローテートの操作が一例として行われる。
【0073】
図8は、上フリックのジェスチャ操作と発光部40の発光パターン例を示す図である。上フリックは、タッチパネル34上を
図8の上側に向かって指を移動するジェスチャ操作であり、左右から中央に向かって発光部40が移動するように発光する発光パターンで点灯する。
【0074】
図9は、下フリックのジェスチャ操作と発光部40の発光パターン例を示す図である。下フリックは、タッチパネル34上を
図9の下側に向かって指を移動するジェスチャ操作であり、中央から左右に向かって発光部40が移動するように発光する発光パターンで点灯する。
【0075】
図10は、右フリックのジェスチャ操作と発光部40の発光パターン例を示す図である。右フリックは、タッチパネル34上を
図10の左側から右側に向かって指を移動するジェスチャ操作であり、左側から右側に向かって発光部40が移動するように発光する発光パターンで点灯する。
【0076】
図11は、左フリックのジェスチャ操作と発光部40の発光パターン例を示す図である。左フリックは、タッチパネル34上を
図11の右側から左側に向かって指を移動するジェスチャ操作であり、右側から左側に向かって発光部40が移動するように発光する発光パターンで点灯する。
【0077】
図12は、右ローテートのジェスチャ操作と発光部40の発光パターン例を示す図である。右ローテートは、タッチパネル34上を
図12の矢印で示すように右回転に回転するように指を移動するジェスチャ操作であり、左側から右側に向かって連続した光が断続的に流れるように発光部40を発光する発光パターンで点灯する。
【0078】
図13は、左ローテートのジェスチャ操作と発光部40の発光パターン例を示す図である。左ローテートは、タッチパネル34上を
図13の矢印で示すように左回転に回転するように指を移動するジェスチャ操作であり、右側から左側に向かって連続した光が断続的に流れるように発光部40を発光する発光パターンで点灯する。
【0079】
図14は、本実施形態に係る情報処理装置10において、非接触モードでのジェスチャ操作に応じて発光部40の発光パターンを変化させる場合の処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、
図14の処理は、例えば、非接触モードが選択された場合に開始する。
【0080】
ステップ300では、ホストCPU14が、指を検出したか否かを判定する。該判定が肯定されるまで待機してステップ302へ移行する。
【0081】
ステップ302では、ホストCPU14が、XYZ座標及び動きを読み取ってステップ304へ移行する。
【0082】
ステップ304では、ホストCPU14が、ジェスチャ操作の種類を判定してステップ306へ移行する。本実施形態では、上述の上フリック、下フリック、右フリック、左フリック、右ローテート、及び左ローテートのうち何れかのジェスチャ操作を判別する。
【0083】
ステップ306では、ホストCPU14が、ジェスチャ操作に応じた発光パターンで発光部40を点灯して一連の処理を終了する。すなわち、
図8~13のジェスチャ操作に応じた発光パターンで発光部40を点灯する。なお、このとき、指とタッチパネル34との距離に応じて発光強度を変更してもよい。
【0084】
また、本実施形態に係る情報処理装置10では、非接触モードが選択されている場合、利用者の操作を認識すると発光部40が発光するが、通常モードが選択された場合には、利用者の操作による発光部40の発光は行わないため、以下の処理を行う。
【0085】
図15は、通常モードに変更された場合に発光部40の発光を消灯する処理を示すフローチャートである。
【0086】
ステップ400では、ホストCPU14が、通常モードが選択されたか否かを判定する。該判定は、タッチパネル操作部32により通常モードを選択する操作が行われたか否かを判定する。該判定が肯定されるまで待機してステップ402へ移行する。
【0087】
ステップ402では、ホストCPU14が、発光部40を未発光に設定して一連の処理を終了する。これにより、通常モードが選択された場合に、利用者による操作によって発光部40が発光されなくなる。なお、接触操作が行われたか否かを判定して、接触操作が行われた場合に、発光部40を未発光としてもよい。また、指が画面に接触すると、一時的に未発光とし、その後、モード切り替えの指示がなく、予め定めた時間経過後に、非接触操作による発光を再開してもよい。
【0088】
(変形例)
続いて、変形例の情報処理装置11について説明する。
図16は、変形例の情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。なお、
図1と同一構成については同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0089】
変形例の情報処理装置11は、上記の実施形態に対して、検知制御部28がホストCPU14に更に接続されている。
【0090】
検知制御部28は、画像形成装置12を利用する利用者が画像形成装置12の周辺にいるかを検知する検知部の一例としての利用者検知部42を制御する。利用者検知部42は、検知結果をホストCPU14に出力する。利用者検知部42は、予め定めた検知範囲内の画像形成装置12の利用者を検知する。利用者検知部42の一例としては、例えば、人感センサ、センサカメラにより人の接近を検知してもよい。或いは、Wi-Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信により携帯端末による操作や携帯端末の接近を検知してもよい。或いは、音声認識センサや、赤外線センサ、振動感知センサ等の各種センサにより人の接近を検知してもよい。
【0091】
変形例では、利用者検知部42を備えているので、非接触モードが選択されている場合に、利用者検知部によって利用者が検知された場合に発光部40を発光してもよい。
【0092】
或いは、非接触モードが選択されている場合に、利用者検知部42によって利用者が検知された場合に、非接触モードであることを表す表示態様で発光部40を発光してもよい。例えば、非接触モードを表す表示態様として、予め定めた色や、やわらかい点滅パターン等の予め定めた表示パターンで発光部40を発光してもよい。
【0093】
或いは、非接触モードが選択されている場合に、利用者検知部42によって利用者を検知した場合に、非接触モードを示す予め定めた表示態様で発光部40を発光した後に、個人認証が完了した場合に、予め定めた表示態様を消灯するようにしてもよい。
【0094】
ここで、変形例の情報処理装置11で行われる具体的な処理について説明する。以下では、一例として、非接触モードが選択されている場合に、利用者を検知した場合に、非接触モードを示す予め定めた表示態様で発光部40を発光し、個人認証が完了した後に予め定めた表示態様を消灯する場合の処理について説明する。
図17は、変形例の情報処理装置11で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0095】
ステップ500では、ホストCPU14が、人を検出したか否かを判定する。該判定は、利用者検知部42によって利用者を検知したか否かを判定する。該判定が肯定されるまで待機してステップ502へ移行する。
【0096】
ステップ502では、ホストCPU14が、非接触モードが選択されているか否かを判定する。該判定が肯定された場合にはステップ504へ移行し、否定された場合には一連の処理を終了する。
【0097】
ステップ504では、ホストCPU14が、非接触モードを示す表示態様で発光部40を発光してステップ506へ移行する。例えば、表示態様として、予め定めた色や、やわらかい点滅パターン等の予め定めた表示パターンで発光部40を発光することにより、非接触モードであることを利用者に報知する。
【0098】
ステップ506では、ホストCPU14が、人が未だいるか否かを判定する。該判定は、利用者検知部42によって利用者を検知した状態が継続しているか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ508へ移行し、肯定された場合にはステップ510へ移行する。
【0099】
ステップ508では、ホストCPU14が、発光部40を消灯してステップ500に戻って上述の処理を繰り返す。
【0100】
一方、ステップ510では、ホストCPU14が、認証が完了したか否かを判定する。例えば、カード認証等によって利用者の認証が完了したか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ506に戻って上述の処理を繰り返し、判定が肯定された場合にはステップ512へ移行する。なお、ステップ510の判定は、発光部40の発光によって非接触モードであることを利用者が認識可能な予め定めた時間が経過したか否かを判定してもよい。或いは、非接触操作が開始されたか否かを判定してもよい。
【0101】
ステップ512では、ホストCPU14が、発光部40を消灯して一連の処理を終了する。認証完了まで発光部40が非接触モードを示す表示態様で発光することで、認証完了までに利用者が非接触モードであることを認識できるので、発光部40を消灯することで、無駄な発光が抑制される。
【0102】
変形例の情報処理装置11においても、認証完了後は、非接触モードの場合は、ジェスチャ操作に応じた表示パターンで発光部40を発光することで、利用者に対して操作のフィードバックが行われる。すなわち、認証完了するまで、非接触モードを示す発光を行い、認証完了後は、非接触の操作に応じた発光パターンで発光部40を発光する。例えば、上述したように、認証完了するまでは、非接触モードを示す表示態様として予め定めたやわらかい点滅パターンで発光部40を発光する。そして、認証完了後は、ジェスチャ操作に応じて、
図8~13に示す発光パターンで発光部40を発光することで、利用者に対してジェスチャ操作に対応するフィードバックが行われる。
【0103】
なお、非接触モードを示す発光パターンと、非接触操作に応じた発光パターンは、異なる発光パターンとしたが、非接触モードを示す発光パターンも非接触操作に応じた発光パターンとして共通の発光パターンとしてもよい。また、上記の実施形態では、発光部40の発光パターンとして一例を挙げて説明したが、発光パターンは上記に限るものではない。例えば、
図5に示すホールド操作が決定するまでの発光パターンとしては、ホールド開始と共に発光部40が中央から左右に向かって光が動き出し、完了のタイミングで発光体38の端部の発光部40が点灯するようなパターンで発光させてもよい。また、
図8の上フリックと
図9の下フリックの発光パターンは逆にして、
図8に示す発光パターンを下フリックとし、
図9に示す発光パターンを上フリックとしてもよい。また、
図10に示す右フリックの発光パターンの他の例としては、右側に位置する発光部40を1又は複数発光する発光パターンとしてもよい。同様に、
図11に示す左フリックの発光パターンの他の例としては、左側に位置する発光部40を1又は複数発光する発光パターンとしてもよい。また、
図12に示す右ローテートの発光パターンの他の例としては、左側から右側に光が移動した後、右側から左側に光が移動するような発光パターンとしてもよい。同様に、
図13に示す左ローテートの発光パターンの他の例としては、右側から左側に光が移動した後、左側から右側に光が移動するような発光パターンとしてもよい。
【0104】
また、上記の実施形態では、複数の発光部40を備える例を説明したが、これに限るものではなく、例えば、単一の発光部40として、発光色、点灯、点滅等の組み合わせで発光パターンを変更可能な形態としてもよい。
【0105】
また、上記の実施形態では、接触操作と非接触操作が可能な操作パネルを適用した例を説明したが、これに限るものではなく、非接触操作が可能な操作パネルであればよい。例えば、非接触操作のみが可能な操作パネルを適用してもよい。
【0106】
また、上記の実施形態では、情報処理装置10を画像形成装置12に備える例を説明したが、これに限るものではない。例えば、画像処理装置等の他の装置に備えてもよい。
【0107】
また、上記の実施形態において、CPUをプロセッサの一例として説明したが、プロセッサとは広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えばCPU等)や、専用のプロセッサ(例えばGPU: Graphics Processing Unit、ASIC: Application Specific Integrated Circuit、FPGA: Field Programmable Gate Array、プログラマブル論理デバイス等)を含むものである。
【0108】
また、上記の実施形態におけるプロセッサの動作は、1つのプロセッサによって成すのみでなく、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して成すものであってもよい。また、プロセッサの各動作の順序は上記各実施形態において記載した順序のみに限定されるものではなく、適宜変更してもよい。
【0109】
また、上記の実施形態に係る情報処理で行われる処理は、ソフトウエアで行われる処理としてもよいし、ハードウエアで行われる処理としてもよいし、双方を組み合わせた処理としてもよい。また、情報処理装置で行われる処理は、プログラムとして記憶媒体に記憶して流通させるようにしてもよい。
【0110】
また、本開示は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
【0111】
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(((1)))
プロセッサを備え、前記プロセッサは、
非接触操作を検出する非接触モードと、接触操作を検出する接触モードとを有する操作パネルが前記非接触モードで、利用者の前記非接触操作を検出した場合に、発光部を発光させる処理を行う情報処理装置。
【0112】
(((2)))
前記プロセッサは、非接触操作の種類毎に異なる発光パターン で前記発光部を発光させる(((1)))に記載の情報処理装置。
【0113】
(((3)))
前記プロセッサは、前記操作パネルと操作を行う対象物との距離毎に異なる発光強度で前記発光部を発光させる(((1)))又は(((2)))に記載の情報処理装置。
【0114】
(((4)))
前記プロセッサは、前記操作パネルと前記対象物との距離が遠いほど弱い発光強度で発光させ、予め定めた検出距離外で消灯させる(((3)))に記載の情報処理装置。
【0115】
(((5)))
前記プロセッサは、対象物を予め定めた範囲内で移動させずに維持する維持時間に応じて前記発光部の発光パターンを変化させる(((1)))~(((4)))の何れか1つに記載の情報処理装置。
【0116】
(((6)))
前記発光部を複数有し、
前記プロセッサは、対象物を予め定めた範囲内で移動せずに維持する操作である、維持操作開始と共に発光部を発光し、前記維持時間に応じて異なる発光部を発光させる(((5)))に記載の情報処理装置。
【0117】
(((7)))
複数の前記発光部は、一列に配列され、
前記プロセッサは、前記ホールド開始と共に、前記発光部を端から中央、または中央から端に向かって発光する発光パターンで発光させる(((6)))に記載の情報処理装置。
【0118】
(((8)))
前記プロセッサは、予め定めたジェスチャ操作毎に異なる発光パターンで発光部を発光させる(((1)))~7)))の何れか1つに記載の情報処理装置。
【0119】
(((9)))
前記プロセッサは、前記接触モードの場合は、発光部を発光させない(((1)))~(((8)))の何れか1つに記載に情報処理装置。
【0120】
(((10)))
前記プロセッサは、前記非接触モードから前記接触モードへ移行した場合、接触操作では前記発光部を発光させない(((1)))~(((9)))の何れか1つに記載の情報処理装置。
【0121】
(((11)))
前記プロセッサは、前記非接触モードの場合、利用者によって予め設定された色で発光部を発光させる(((1)))~(((10)))の何れか1つに記載の情報処理装置。
【0122】
(((12)))
前記プロセッサは、人を検知し、人を検知した場合において、前記非接触モードの場合は、前記発光部を発光させ、前記接触モードの場合は発光部を未発光とする(((1)))~(((11)))の何れか1つに記載の情報処理装置。
【0123】
(((13)))
前記プロセッサは、認証を完了した場合、前記非接触モードを示す前記発光部の発光を消灯する(((12)))に記載の情報処理装置。
【0124】
(((14)))
コンピュータに、
非接触操作を検出する非接触モードと、接触操作を検出する接触モードとを有する操作パネルが前記非接触モードで、利用者の前記非接触操作を検出した場合に、発光部を発光させる処理を実行させるための情報処理プログラム。
【符号の説明】
【0125】
10 情報処理装置
12 画像形成装置
14 ホストCPU
28 検知制御部
32 タッチパネル操作部
34 タッチパネル
36 発光体
40 発光部
42 利用者検知部