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▶ 平島 久弥の特許一覧

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  • 特開-肩甲骨下制器具 図1
  • 特開-肩甲骨下制器具 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023183981
(43)【公開日】2023-12-28
(54)【発明の名称】肩甲骨下制器具
(51)【国際特許分類】
   A61H 1/02 20060101AFI20231221BHJP
【FI】
A61H1/02 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022097845
(22)【出願日】2022-06-17
(71)【出願人】
【識別番号】722007024
【氏名又は名称】平島 久弥
(72)【発明者】
【氏名】平島 久弥
【テーマコード(参考)】
4C046
【Fターム(参考)】
4C046AA29
4C046AA46
4C046AA47
4C046BB03
4C046BB04
4C046DD06
4C046DD36
4C046DD41
(57)【要約】
【課題】肩を正しい本来の位置に自己矯正でき、肩や首回りの筋肉の固さを容易に個人で矯正できる。ピラティスフィンガーフィットを提供する。
【解決手段】弾性体からなる本体1のくぼみに中指の第一関節あたりを沿わせ、その反対面から両端部に薬指と人差し指を沿わせて使用する。手の指を正常位置に固定できるため、肩甲帯の位置が正しい位置に少しずつ矯正されていく。腕と肩の固定が容易にできるため肩が安定し、小胸筋のストレッチが自己でできるようになる。

【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
弾性体からなる肩甲骨下制器具であって、中央のくぼみを掌側から手または足の中指の根元に合わせ、両端部には、薬指都費と差し指を沿わせて装着できる形を有する肩甲骨下制器具。
【請求項2】
請求項1に記載の肩甲骨下制器具にあいて前記中央に、くぼみが設けられていることを特徴とする、肩甲骨下制器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、肩こりや運動能力低下を引き起こす小胸筋及び僧帽筋等を伸張させ、肩甲帯も下制できることで、肩こり、呼吸機能の改善及び運動機能の向上を図るピラティスフィンガーフィット(肩甲骨下制器具)に関する。
また、ハムストリングスや骨盤低筋群などのインナーマッスルに働きかけることができる。
さらに詳しくは、主に体幹(コア)、インナーマッスル並びに腹筋群の動員と肩の内旋改善、呼吸筋群の機能改善を図るツールに関する。
【背景技術】
【0002】
これまでに市販されているピラティスフィンガーフィット(肩甲骨下制器具)製品として、多種多様な形状の弾性体があるが、手指の固定位置が不正確であった。すなわち、従来製品は、指をある程度固定するだけで、上肢の筋肉が収縮してしまい、伸張することができなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】https://www.amazon.co.jp/一社-A-wear協会-A-wear指サック-フリーサイズ-クリアブルー×ホワイト/dp/B07GT736Z7/ref=sr_1_1?keywords=(一社) A-wear協会&qid=1644257206&sr=8-1&th=1
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば非特許文献1に記載されたエクササイズツールでは、弾性体に手を固定する部分がなく、肩の安定性に欠けるという理由から、肩の位置が正しくなく、従来製品はそれを装着して何かしらの運動をしないと効果が得られなかった。
【解決するための手段】
【0005】
一実施の形態によるピラティスフィンガーフィット(肩甲骨下制器具)は、中央にくぼみのある弾性体からなり、両端部それぞれに手または足の指がそう形で装着する。
【発明の効果】
【0006】
本実施の形態によれば、ピラティスフィンガーフィット(肩甲骨下制器具)でそれぞれの指を固定することで、装着しているだけで上肢が安定し肩甲帯の動きが正しくなり、肩甲帯の問題が解決され、骨盤低筋群に力が入りやすくなることにより、ヒップアップ効果や歩行姿勢の改善が促進される。
頭骨神経ライン上の筋肉が伸張されて、体の前側の筋肉が伸びる。肩が後方に引っ張られ猫背が改善される。
よって、肩の上にある頸椎や首の位置が正しくなり、肩こりや首の痛みが改善される。
呼吸が深まりインナーマッスルが働くことで腹筋群が動員され、身体の芯がしっかりすることを指先のみでアプローチできる。
中央のくぼみと両端部の3カ所に指を沿わせ、手指を固定(中指の第一第二関節を伸展させることが目的)し、掌が広がることで、胸の前が十分にストレッチされ、呼吸が容易にできる。
また、内旋筋のストレッチ兼矯正になり、座った状態でも使用可能。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】一実施の形態によるピラティスフィンガーフィット(肩甲骨下制器具)の全体を示す構成図である。
図2】一実施の形態の変形例によるピラティスフィンガーフィット(肩甲骨下制器具)の全体を示す構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本実施の形態によるピラティスフィンガーフィット(肩甲骨下制器具)について図1を用いて説明する。
図1の示すように、ピラティスフィンガーフィット(肩甲骨下制器具)は、弾性体である本体1から構成され、指と肩の安定性を図るために、中央のくぼみを有るする。
ピラティスフィンガーフィット(肩甲骨下制器具)の本体1は、例えばゴムまたはシリコンなどの弾性体からなり、全長は10cm程度、幅は1cm程度である。
【0009】
ピラティスフィンガーフィット(肩甲骨下制器具)は、長方形の弾性体のくぼみを掌側から中指の根元に合わせる。両端部には薬指と人差し指を沿わせて、本体自体が落ちない程度の力で挟み、床方向へ上肢を引き下げて使用する。さらに、足の指に同様に装着が可能。また装着しているだけでも使用できる。
【0010】
なお、ピラティスフィンガーフィット(肩甲骨下制器具)の両端部は、指を沿わせやすい様に曲線を描いていてもよい。ある程度のズレは生じても問題ないこととする。
(変形例)
本実施の形態の変形例によるピラティスフィンガーフィット(肩甲骨下制器具)について図2を用いて説明する。
【0011】
以上、本発明者によってなされた発明を実施のけいたいにもとづき具体的に説明したが、本発明は実施の形態に限定される者ではなく、その要項を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【符号の説明】
【0012】
1 本体
2 くぼみ
図1
図2