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特開2023-184312情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023184312
(43)【公開日】2023-12-28
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   H04N 1/00 20060101AFI20231221BHJP
   B41J 29/38 20060101ALI20231221BHJP
   B41J 29/42 20060101ALI20231221BHJP
【FI】
H04N1/00 127
H04N1/00 E
H04N1/00 350
B41J29/38 201
B41J29/42 F
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022098382
(22)【出願日】2022-06-17
(71)【出願人】
【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】小松 孝司
【テーマコード(参考)】
2C061
5C062
【Fターム(参考)】
2C061AP01
2C061AP07
2C061CQ05
2C061CQ23
2C061HH05
2C061HJ07
2C061HJ08
2C061HN05
2C061HQ17
5C062AA05
5C062AA13
5C062AA32
5C062AA35
5C062AA37
5C062AB02
5C062AB20
5C062AB22
5C062AB29
5C062AB41
5C062AB43
5C062AB44
5C062AC02
5C062AC04
5C062AC05
5C062AC22
5C062AC38
5C062AE02
5C062AE15
5C062AF01
5C062AF12
5C062AF14
5C062BC03
5C062BC06
5C062BD09
(57)【要約】
【課題】情報処理装置を常に経由して処理装置を操作する場合に比べて、通信量を削減可能な情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】画像形成装置の処理内容毎に通信先のURLが予め設定された操作画面を通信端末に送信し(100)、選択された処理内容に設定された通信先のURLがクラウドサーバ14の場合、操作先のURLをクラウドサーバ14にして応答し(104、106)、選択された処理内容に設定された通信先のURLが画像形成装置12の場合、操作先のURLを画像形成装置12にして応答する(104、108)。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサを備え、前記プロセッサは、
予め定めた処理を行う処理装置を操作する外部端末に対して、処理内容毎に通信先が予め設定された操作画面を提供し、
前記処理内容の命令先を、前記外部端末から受け付けた前記処理内容に設定された前記通信先にする処理を行う情報処理装置。
【請求項2】
前記プロセッサは、前記命令先を、前記処理装置の稼働状況に応じた前記通信先にする処理を更に行う請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、前記稼働状況が節電状態の場合、自装置を前記通信先とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、自装置を介して前記処理装置を操作した操作履歴を前記処理装置に送信し、前記外部端末から直接前記処理装置を操作した操作履歴を前記処理装置から受信する処理を更に行う請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、予め定めたデバッグモードの場合、前記処理装置で処理した処理結果に関する情報を前記処理装置から受信する請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記操作画面は、前記処理内容毎に自装置と、前記処理装置とに通信先が予め設定されている請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記プロセッサは、前記処理内容として、利用者毎に前記処理装置に予め設定した記憶領域に格納された印刷データを印刷する処理内容を受け付けた場合、前記命令先を前記処理装置にする請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記プロセッサは、利用者毎に前記処理装置に予め設定した記憶領域に格納されたファイルリストを予め取得しておき、利用者毎に前記処理装置に予め設定した記憶領域に格納されたファイルを前記外部端末に転送する処理内容を受け付けた場合、前記命令先を自装置にする請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記処理装置は、画像形成装置であり、前記外部端末は、前記画像形成装置から分離して前記画像形成装置と無線通信可能な操作端末であり、
前記プロセッサは、前記操作端末からの複写操作する処理内容を受け付けた場合、前記命令先を前記画像形成装置にする請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項10】
請求項1に記載の情報処理装置と、
前記処理装置と、
前記外部端末と、
を含む情報処理システム。
【請求項11】
コンピュータに、
予め定めた処理を行う処理装置を操作する外部端末に対して、処理内容毎に通信先が予め設定された操作画面を提供し、
前記処理内容の命令先を、前記外部端末から受け付けた前記処理内容に設定された前記通信先にする処理を実行させるための情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、オンプレミス環境とクラウド環境とをインターネットを介して接続した情報処理システムにおいて、オンプレミス環境またはクラウド環境のいずれかに設けられるサーバ装置であって、サーバ装置に入力されるデータを用いて所定の一連の処理であるワークフローを実行するワークフロー実行部と、ワークフローの処理対象となるデータのデータ特性、ワークフローに含まれる処理の処理特性、およびワークフローに含まれる処理の処理状況の少なくとも1つに基づいて、ワークフローに含まれる一部または全部の処理をオンプレミス環境およびクラウド環境のいずれの環境で実行させるかを判定するワークフロー判定部と、を備える情報処理装置が提案されている。
【0003】
特許文献2には、内側端末からの接続要求を受け付けた場合に、オンプレミス側サーバ及びクラウド側サーバの間の通信状態、又は、オンプレミス側サーバもしくはクラウド側サーバの稼働状態に応じて、内側端末の接続先としてオンプレミス側サーバ又はクラウド側サーバのいずれかを選択するデータ管理システムが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2019-40327号公報
【特許文献2】特開2021-81857号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
画像形成装置や画像処理装置などの処理装置とクラウドサーバなどの情報処理装置とを接続して、外部端末から情報処理装置を介して処理装置を操作する技術がある。この場合、文書等のデータを処理装置と情報処理装置との間でやり取りを行うが、イメージデータ等のデータを扱う場合、通信量が増大してしまう。
【0006】
そこで、本開示は、情報処理装置を常に経由して処理装置を操作する場合に比べて、通信量を削減可能な情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、第1態様に係る情報処理装置は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、予め定めた処理を行う処理装置を操作する外部端末に対して、処理内容毎に通信先が予め設定された操作画面を提供し、前記処理内容の命令先を、前記外部端末から受け付けた前記処理内容に設定された前記通信先にする処理を行う。
【0008】
第2態様に係る情報処理装置は、第1態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、前記命令先を、前記処理装置の稼働状況に応じた前記通信先にする処理を更に行う。
【0009】
第3態様に係る情報処理装置は、第2態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、前記稼働状況が節電状態の場合、自装置を前記通信先とする。
【0010】
第4態様に係る情報処理装置は、第1態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、自装置を介して前記処理装置を操作した操作履歴を前記処理装置に送信し、前記外部端末から直接前記処理装置を操作した操作履歴を前記処理装置から受信する処理を更に行う。
【0011】
第5態様に係る情報処理装置は、第1態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、予め定めたデバッグモードの場合、前記処理装置で処理した処理結果に関する情報を前記処理装置から受信する。
【0012】
第6態様に係る情報処理装置は、第1態様に係る情報処理装置において、前記操作画面は、前記処理内容毎に自装置と、前記処理装置とに通信先が予め設定されている。
【0013】
第7態様に係る情報処理装置は、第6態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、前記処理内容として、利用者毎に前記処理装置に予め設定した記憶領域に格納された印刷データを印刷する処理内容を受け付けた場合、前記命令先を前記処理装置にする。
【0014】
第8態様に係る情報処理装置は、第6態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、利用者毎に前記処理装置に予め設定した記憶領域に格納されたファイルリストを予め取得しておき、利用者毎に前記処理装置に予め設定した記憶領域に格納されたファイルを前記外部端末に転送する処理内容を受け付けた場合、前記命令先を自装置にする。
【0015】
第9態様に係る情報処理装置は、第6態様に係る情報処理装置において、前記処理装置は、画像形成装置であり、前記外部端末は、前記画像形成装置から分離して前記画像形成装置と無線通信可能な操作端末であり、前記プロセッサは、前記操作端末からの複写操作する処理内容を受け付けた場合、前記命令先を前記画像形成装置にする。
【0016】
第10態様に係る情報処理装置は、第1態様に係る情報処理装置と、前記処理装置と、前記外部端末と、を含む。
【0017】
第11態様に係る情報処理プログラムは、コンピュータに、予め定めた処理を行う処理装置を操作する外部端末に対して、処理内容毎に通信先が予め設定された操作画面を提供し、前記処理内容の命令先を、前記外部端末から受け付けた前記処理内容に設定された前記通信先にする処理を実行させる。
【発明の効果】
【0018】
第1態様によれば、情報処理装置を常に経由して処理装置を操作する場合に比べて、通信量を削減可能な情報処理装置を提供できる。
【0019】
第2態様によれば、処理装置の稼働状況を考慮した命令先にすることができる。
【0020】
第3態様によれば、処理装置が節電状態の場合に処理内容の命令を受け付けることができる。
【0021】
第4態様によれば、自装置と処理装置とで操作履歴を共有できる。
【0022】
第5態様によれば、デバッグに必要な情報を受信できる。
【0023】
第6態様によれば、処理内容毎に通信先を自装置又は処理装置にすることが可能となる。
【0024】
第7態様によれば、利用者毎に前記処理装置に予め設定した記憶領域に格納された印刷データを印刷する処理内容を行う場合に、命令先を自装置にする場合に比べて通信量を削減可能となる。
【0025】
第8態様によれば、利用者毎に前記処理装置に予め設定した記憶領域に格納されたファイルを前記外部端末に転送する処理内容を行う場合に、命令先を処理装置にする場合に比べて通信量を削減可能となる。
【0026】
第9態様によれば、操作端末からの複写操作する処理内容を行う場合に、命令先を自装置にする場合に比べて通信量を削減可能となる。
【0027】
第10態様によれば、情報処理装置を常に経由して処理装置を操作する場合に比べて、通信量を削減可能な情報処理システムを提供できる。
【0028】
第11態様によれば、情報処理装置を常に経由して処理装置を操作する場合に比べて、通信量を削減可能な情報処理プログラムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
図1】本実施形態に係る画像形成システムの概略構成を示す図である。
図2】本実施形態に係る画像形成装置の電気系の要部構成を示すブロック図である。
図3】本実施形態に係るローカルサーバ、クラウドサーバ、クライアント端末、及び通信端末の電気系の要部構成を示すブロック図である。な
図4】本実施形態に係る画像形成システムの機能構成を示す機能ブロック図である。
図5】本実施形態に係る画像形成システムのクラウドサーバ14で行われる処理の一例を示すフローチャートである。
図6】親展ボックス内のデータ印刷を通信端末から行う場合の画像形成システムの処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
図7】親展ボックス内のファイルをノートPC等の通信端末へ転送する場合の画像形成システムの処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
図8】画像形成装置の複写操作を行う場合の画像形成システムの処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
図9】本実施形態に係る画像形成システムのクラウドサーバで行われる処理の変形例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、図面を参照して本開示の実施形態の一例を詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成システムの概略構成を示す図である。本実施形態では、画像形成システム10を情報処理システムの一例として説明する。
【0031】
本実施形態に係る画像形成システム10は、図1に示すように、ローカルサーバ11、処理装置の一例としての画像形成装置12、情報処理装置の一例としてのクラウドサーバ14、クライアント端末15、及び外部端末の一例としての通信端末16とを備えている。なお、本実施形態では、ローカルサーバ11、画像形成装置12、クラウドサーバ14、クライアント端末15、及び通信端末16をそれぞれ1つのみ示すがそれぞれ複数備えてもよい。また、ローカルサーバ11は省略した形態としてもよい。
【0032】
ローカルサーバ11、画像形成装置12、及び、クライアント端末15は、LAN(Local Area Network)、イントラネット等の内部通信回線17に各々接続されている。また、内部通信回線17及びクラウドサーバ14は、WAN(Wide Area Network)、インターネット等の外部通信回線18に各々接続されている。また、利用者が携帯する通信端末16は、内部通信回線17及び外部通信回線18の各々に接続可能とされている。そして、ローカルサーバ11、画像形成装置12、クラウドサーバ14、クライアント端末15、及び通信端末16の各々は、内部通信回線17及び外部通信回線18を介して各種データの送受信を相互に行うことが可能とされている。なお、通信端末16の一例としては、スマートフォン等の携帯電話や、ノートPC(Personal computer)、画像形成装置12から分離して無線通信可能な操作端末等が適用され、図1では携帯電話の例を示す。
【0033】
図2は、本実施形態に係る画像形成装置12の電気系の要部構成を示すブロック図である。
【0034】
本実施形態に係る画像形成装置12は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)20A、ROM(Read Only Memory)20B、及びRAM(Random Access Memory)20Cを含むコントロール・ユニット20を備えている。CPU20Aは、画像形成装置12の全体の動作を司る。RAM20Cは、CPU20Aによる各種プログラムの実行時のワークエリア等として用いられる。ROM20Bは、各種制御プログラムや各種パラメータ等が予め記憶される。そして、画像形成装置12は、コントロール・ユニット20の各部がシステムバス42によって電気的に接続されている。
【0035】
一方、本実施形態に係る画像形成装置12は、各種のデータやアプリケーション・プログラム等を記憶するHDD(hard disk drive)26を備えている。また、画像形成装置12は、ユーザインタフェース22に接続され、ユーザインタフェース22のディスプレイへの各種の操作画面等の表示を制御する表示制御部28を備えている。また、画像形成装置12は、ユーザインタフェース22に接続され、ユーザインタフェース22を介して入力される操作指示を検出する操作入力検出部30を備えている。そして、画像形成装置12では、HDD26、表示制御部28、及び操作入力検出部30がシステムバス42に電気的に接続されている。なお、本実施の形態に係る画像形成装置12では、HDD26を備える例を説明するが、これに限らず、フラッシュメモリ等の不揮発性の記憶部を備えてもよい。
【0036】
また、本実施形態に係る画像形成装置12は、原稿読取部46による光学的な画像の読み取り動作、及び原稿搬送部による原稿送り動作を制御する読取制御部32と、画像形成部24による画像形成処理、及び搬送部25による画像形成部24への用紙の搬送を制御する画像形成制御部34と、を備えている。また、画像形成装置12は、内部通信回線17に接続され、当該内部通信回線17に接続された他の装置と通信データの送受信を行う通信回線インタフェース(通信回線I/F)部36、及び各種画像処理を行う画像処理部44を備えている。また、画像形成装置12は、図示しない電話回線に接続され、当該電話回線に接続されているファクシミリ装置とファクシミリデータの送受信を行うファクシミリインタフェース(ファクシミリI/F)部38を備えている。また、画像形成装置12は、ファクシミリインタフェース部38を介したファクシミリデータの送受信を制御する送受信制御部40を備えている。そして、画像形成装置12では、送受信制御部40、読取制御部32、画像形成制御部34、通信回線インタフェース部36、ファクシミリインタフェース部38、及び画像処理部44がシステムバス42に電気的に接続されている。
【0037】
以上の構成により、本実施形態に係る画像形成装置12は、CPU20Aにより、RAM20C、ROM20B、及びHDD26へのアクセスを各々実行する。また、画像形成装置12は、CPU20Aにより、表示制御部28を介したユーザインタフェース22のディスプレイへの操作画面、各種のメッセージ等の情報の表示の制御を実行する。また、画像形成装置12は、CPU20Aにより、読取制御部32を介した原稿読取部46及び原稿搬送部の作動の制御を実行する。また、画像形成装置12は、CPU20Aにより、画像形成制御部34を介した画像形成部24及び搬送部25の作動の制御と、通信回線インタフェース部36を介した通信データの送受信の制御と、を各々実行する。また、画像形成装置12は、CPU20Aにより、送受信制御部40によるファクシミリインタフェース部38を介したファクシミリデータの送受信の制御を実行する。さらに、画像形成装置12は、CPU20Aにより、操作入力検出部30によって検出された操作情報に基づくユーザインタフェース22における操作内容の把握が行われ、この操作内容に基づく各種の制御を実行する。なお、以下では、用紙に画像を形成することを印刷と称する場合がある。
【0038】
続いて、本実施形態に係るローカルサーバ11、クラウドサーバ14、クライアント端末15、及び通信端末16の電気系の要部構成について説明する。図3は、本実施形態に係るローカルサーバ11、クラウドサーバ14、クライアント端末15、及び通信端末16の電気系の要部構成を示すブロック図である。なお、ローカルサーバ11、クラウドサーバ14、クライアント端末15、及び通信端末16は基本的には一般的なコンピュータの構成とされているので、クラウドサーバ14を代表して説明してローカルサーバ11、クライアント端末15、及び通信端末16の説明は省略し、対応する符号のみを図3に示す。
【0039】
本実施の形態に係るクラウドサーバ14は、図3に示すように、CPU14A、ROM14B、RAM14C、ストレージ14D、操作部14E、表示部14F、及び通信回線インタフェース(I/F)部14Gを備えている。CPU14Aは、クラウドサーバ14の全体の動作を司る。ROM14Bは、各種制御プログラムや各種パラメータ等が予め記憶される。RAM14Cは、CPU14Aによる各種プログラムの実行時のワークエリア等として用いられる。ストレージ14Dは、各種のデータやアプリケーション・プログラム等が記憶される。操作部14Eは各種の情報を入力するために用いられる。表示部14Fは、各種の情報を表示するために用いられる。通信回線インタフェース部14Gは、外部通信回線18に接続され、当該外部通信回線18に接続された他の装置と各種データの送受信を行う。以上のクラウドサーバ14の各部はシステムバス14Hにより電気的に相互に接続されている。本実施形態に係るクラウドサーバ14では、ストレージ14Dを記憶部として備えるが、ストレージ14Dとしては、例えば、HDDやフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶部が適用される。なお、ローカルサーバ11、クライアント端末15、及び通信端末16の通信回線インタフェース部16Gは、内部通信回線17に接続され、当該内部通信回線17に接続された他の装置と各種データの送受信を行う。
【0040】
以上の構成により、本実施の形態に係るクラウドサーバ14は、CPU14Aにより、ROM14B、RAM14C、及びストレージ14Dに対するアクセス、操作部14Eを介した各種データの取得、表示部14Fに対する各種情報の表示を各々実行する。また、クラウドサーバ14は、CPU14Aにより、通信回線インタフェース部14Gを介した通信データの送受信の制御を実行する。
【0041】
上述のように構成された本実施形態に係る画像形成システム10では、例えば、ローカルサーバ11、画像形成装置12、及びクライアント端末15が社内に設けられる。そして、通信端末16により外部からクラウドサーバ14経由で画像形成装置12の利用が可能とされている。
【0042】
本実施形態に係る画像形成システム10は、クラウドサーバ14側にはCPU14Aの処理によって実現される機能として、画像形成装置12をコントロールするクラウドコントローラ50の機能を備えている。一方、画像形成装置12は、CPU20Aの処理によって実現される機能について、装置コントローラ52の機能を備える。図4は、本実施形態に係る画像形成システム10の機能構成を示す機能ブロック図である。
【0043】
クラウドコントローラ50は、ブラウザを介して通信端末16に操作画面を提供する。利用者が通信端末16を操作することにより、クラウドコントローラ50を介して装置コントローラ52を制御することで画像形成装置12の操作が行われる。すなわち、装置コントローラ52は、クラウドコントローラ50から画像形成装置12の操作を受け付ける。
【0044】
また、画像形成装置12とクラウドコントローラ50のそれぞれにはURL(Uniform Resource Locator)が設定され、装置コントローラ52は、通信端末16からの画像形成装置12の操作も受け付ける。従って、通信端末16やクライアント端末15から画像形成装置12のURLに接続することで、クラウドコントローラ50を介すことなく画像形成装置12が直接コントロールされる。
【0045】
利用者は、通信端末16やクライアント端末15からブラウザ経由で画像形成装置12に蓄積された文書の操作を実施可能とされている。利用者は、ノートPCなどで社外からでも操作するため、ブラウザからは最初にクラウドコントローラ50側のURLで画像形成装置12に接続する。
【0046】
クラウドコントローラ50は、接続を受け付けると、画像形成装置12と通信し、接続が許可された場合に、ブラウザに対して応答を返信する。ブラウザに返信する際には、クラウドコントローラ50は、指示されたジョブや操作内容やデータ内容に従って、通信経路と処理を変化させて、応答する通信先をクラウドコントローラ50または画像形成装置12にする処理を行う。
【0047】
詳細には、クラウドサーバ14は、通信端末16から接続を受け付けた場合に、画像形成装置12を操作する通信端末16に対して、画像形成装置12の処理内容毎に通信先が予め設定された操作画面を生成し、ブラウザを介して通信端末16に提供する。そして、処理内容の命令先を、通信端末16から受け付けた処理内容に設定された通信先にする処理を行う。
【0048】
続いて、上述のように構成された本実施形態に係る画像形成システム10のクラウドサーバ14で行われる具体的な処理について説明する。図5は、本実施形態に係る画像形成システム10のクラウドサーバ14で行われる処理の一例を示すフローチャートである。なお、図5の処理は、例えば、利用者が通信端末16を操作して、クラウドサーバ14に接続した場合に開始する。
【0049】
ステップ100では、CPU14Aが、ブラウザに表示する操作画面を通信端末16に送信してステップ102へ移行する。送信する操作画面は、画像形成装置12の処理内容毎に通信先のURLが予め設定された操作画面を送信する。
【0050】
ステップ102では、CPU14Aが、操作指示を受け付けたか否かを判定する。該判定は、通信端末16から操作画面の処理内容の選択結果を受信したか否かを判定する。該判定が肯定されるまで待機してステップ104へ移行する。
【0051】
ステップ104では、CPU14Aが、出力先がクラウドサーバ14であるか否かを判定する。すなわち、選択された処理内容に設定された通信先のURLがクラウドサーバ14であるか否かを判定する。該判定が肯定された場合にはステップ106へ移行し、選択された処理内容に設定された通信先のURLが画像形成装置12である場合には判定が否定されてステップ108へ移行する。
【0052】
ステップ106では、CPU14Aが、操作先のURLをクラウドサーバ14にして応答する処理を行って一連の処理を終了する。すなわち、通信端末16からクラウドサーバ14を経由して画像形成装置12を操作する処理を行う。
【0053】
一方、ステップ108では、CPU14Aが、操作先のURLを画像形成装置12にして応答する処理を行って一連の処理を終了する。すなわち、通信端末16から画像形成装置12を直接操作する処理を行う。
【0054】
このように通信先が通信元の接続先をコントロールすることで、柔軟な制御が行われる。また、画像形成装置12とクラウドサーバ14をコントロールまたは管理する際に、通信先を意識せずとも目的の操作が行われ、かつ通信量や、通信料、トランザクション数が削減され、セキュリティも向上される。
【0055】
次に、画像形成装置12の処理内容の具体例を挙げて説明する。まず、処理内容の一例として、親展ボックス内のデータ印刷を行う場合について説明する。図6は、親展ボックス内のデータ印刷を通信端末16から行う場合の画像形成システム10の処理の流れの一例を示すシーケンス図である。図6の例では、通信端末16として、スマートフォンやタブレット端末等を適用した場合を想定した例を説明する。なお、親展ボックスとは、利用者毎に予め設定した記憶領域であって、画像形成装置12で読み取った文書や、受信された文書、メール等を利用者毎に格納しておくための記憶領域である。
【0056】
親展ボックス内のデータプリントの場合、クラウドコントローラ50は、画像形成装置12から親展ボックス内の文書リストを取得し、通信端末16から操作要求を受け付けた場合に、利用者に操作画面を返信する。返信する操作画面には、例えば、「プレビュー」ボタンや「印刷指示」ボタンに、社内でしか操作できない画像形成装置12側のURLを通信先として設定する。社内でしか操作できないURLとしては、例えば、プライベートIP(Internet Protocol)アドレスや、WiFI(登録商標)等の近距離無線通信等が適用される。
【0057】
ここで、利用者が通信端末16を操作して、「プレビュー」ボタンを操作した場合には、図6に示すように、設定された社内でしか操作できないURLに基づいて通信先が切り替わり、以降、画像形成装置12側が印刷に対しての応答と処理とを実施する。これにより、クラウドコントローラ50側でのプレビュー表示に必要となる、画像形成装置12とクラウドサーバ14との間のイメージ画像の転送が省略されて通信量が削減される。
【0058】
図6の例では、「プレビュー」ボタンが操作された場合に、操作履歴を画像形成装置12と、クラウドサーバ14とで共有して保存する。画像形成装置12側では、プレビューを生成すると共にログを生成して保存し、クラウドサーバ14側では、画像形成装置12の操作履歴のログを生成して保存する。操作履歴の共有により、他方で動作または自身では動作しなかった内容を動作ログとして補完する。
【0059】
画像形成装置12では、通信端末16からの指示に従ってプレビュー結果を通信端末16に送信する。
【0060】
通信端末16では、プレビュー結果を利用者が確認して、「印刷」ボタンが操作された場合には、画像形成装置12に印刷指示が直接送信される。
【0061】
画像形成装置12では、操作履歴を画像形成装置12と、クラウドサーバ14とで共有して保存する。画像形成装置12側では、印刷を行うと共にログを生成して保存し、クラウドサーバ14側では、操作履歴のログを生成して保存する。
【0062】
画像形成装置12では、通信端末16からの指示に従って印刷結果を出力し、一連の親展ボックス内の印刷を終了する。
【0063】
続いて、処理内容の一例として、親展ボックス内のファイルを通信端末16へ転送する場合について説明する。図7は、親展ボックス内のファイルをノートPC等の通信端末16へ転送する場合の画像形成システム10の処理の流れの一例を示すシーケンス図である。図7の例では、通信端末16として、ノートPC等を適用した場合を想定した例を説明する。
【0064】
親展ボックス内のファイルの通信端末16への転送の場合、クラウドコントローラ50は、画像形成装置12から親展ボックス内のファイルリストを予め取得し、通信端末16から操作要求を受け付けた場合に、利用者に操作画面を返信する。返信する操作画面には、例えば、「ダウンロード」ボタンに、クラウドサーバ14からでも操作できる画像形成装置12側のURL(QUIC)を通信先として設定する。クラウドサーバ14からでも操作できる画像形成装置12側のURLとしては、例えば、グローバルIPアドレス等が適用される。
【0065】
ここで、利用者が通信端末16を操作して、「ダウンロード」ボタンを操作した場合には、設定されたURLに基づいて通信先が切り替わり、図7に示すように、通信端末16からクラウドサーバ14にダウンロード要求を行う。以降、クラウドサーバ14側がダウンロード要求に対しての応答と処理とを実施する。これにより、画像形成装置12からクラウドサーバ14へのファイル転送時のセキュリティハッシュ値の計算等が省略される。
【0066】
図7の例では、「ダウンロード」ボタンが操作された場合に、通信端末16からクラウドサーバ14にダウンロード要求を送信し、クラウドコントローラ50では、対象のファイルのハッシュ値の計算等を行って署名を付加する。また、操作履歴を画像形成装置12と、クラウドサーバ14とで共有して保存する。操作履歴の共有により、他方で動作または自身では動作しなかった内容を動作ログとして補完する。
【0067】
そして、クラウドコントローラ50が、署名付きのファイルを通信端末16に送信し、一連の親展ボックス内のファイルの転送を終了する。
【0068】
なお、元文書のセキュリティ強度やハッシュ値の必要に応じて、画像形成装置12のURLは社内のみ、クラウド可、クラウドコントローラ50のURL、またはハッシュ値が不要ならば社外クラウドサーバのURLに切り替わるようにしてもよい。或いは、イメージの重要度やブラウザ側の能力に従って、HTTPとQUICなどを切り替えてもよい。
【0069】
続いて、処理内容の一例として、画像形成装置12からの複写操作(イメージログ取得あり)の場合について説明する。図8は、画像形成装置12の複写操作を行う場合の画像形成システム10の処理の流れの一例を示すシーケンス図である。図8の例では、通信端末16として、画像形成装置12から分離し、画像形成装置12と無線通信可能な操作端末を適用した場合を想定した例を説明する。
【0070】
画像形成装置12からの複写操作の場合、クラウドコントローラ50は、通信端末16から操作要求を受け付けた場合に、利用者に操作画面を返信する。返信する操作画面には、例えば、「複写」ボタンまたは「複写」タブに、社内でしか操作できない画像形成装置12側のURLを通信先として設定する。社内でしか操作できないURLとしては、例えば、プライベートIPアドレスや、WiFI(登録商標)等の近距離無線通信等が適用される。
【0071】
ここで、利用者が通信端末16を操作して、「複写」ボタンまたは「複写」タブを操作した場合には、設定された社内でしか操作できないURLに基づいて通信先が切り替わり、図8に示すように、通信端末16から画像形成装置12に複写要求を行う。以降、画像形成装置12側が複写に対しての応答と処理とを実施する。
【0072】
図8の例では、「複写」ボタンまたは「複写」タブが操作された場合に、通信端末16から画像形成装置12に複写要求を送信する。画像形成装置12では、複写要求を受け付けて、操作履歴をクラウドサーバ14に送信することにより、クラウドサーバ14と操作履歴を共有する。操作履歴の共有により、他方で動作または自身では動作しなかった内容を動作ログとして補完する。
【0073】
画像形成装置12では、複写を行うと共にログを生成し、イメージログを生成して、社内のイメージログサーバとして機能するローカルサーバ11に転送し、イメージログをローカルサーバ11に保存する。
【0074】
画像形成装置12は、クラウドサーバ14と操作履歴を共有する際に、操作に関しての振る舞いを一つにまとめ、クラウドサーバ14に送信する。
【0075】
クラウドサーバ14は、操作情報から、システムログを生成して保存する。クラウドサーバ14は、ローカルサーバには転送できないため、操作情報から生成した履歴を保存する。すなわち、大きなシステムログを送るのではなく、小さなユーザ操作情報のみをやり取りし、クラウドサーバ14は再現したシステムログを保存する。
【0076】
なお、本実施形態に係る画像形成システム10において、デバグモードの場合には、負荷を気にせず、画像形成装置12側で色々処理した結果のログやイメージデータなどを画像形成装置12からクラウドサーバ14に転送する。
【0077】
続いて、クラウドサーバ14で行われる処理の変形例について説明する。図9は、本実施形態に係る画像形成システム10のクラウドサーバ14で行われる処理の変形例を示すフローチャートである。なお、図9の処理は、例えば、利用者が通信端末16を操作して、クラウドサーバ14に接続した場合に開始する。また、図5の処理と同一処理については同一符号を付して説明する。
【0078】
ステップ100では、CPU14Aが、ブラウザに表示する操作画面を通信端末16に送信してステップ102へ移行する。送信する操作画面は、画像形成装置12の処理内容毎に通信先のURLが予め設定された操作画面を送信する。
【0079】
ステップ102では、CPU14Aが、操作指示を受け付けたか否かを判定する。該判定は、通信端末16から操作画面の処理内容の選択結果を受信したか否かを判定する。該判定が肯定されるまで待機してステップ104へ移行する。
【0080】
ステップ104では、CPU14Aが、出力先がクラウドサーバ14であるか否かを判定する。すなわち、選択された処理内容に設定された通信先のURLがクラウドサーバ14であるか否かを判定する。該判定が肯定された場合にはステップ106へ移行し、選択された処理内容に設定された通信先のURLが画像形成装置12である場合には判定が否定されてステップ107へ移行する。
【0081】
ステップ106では、CPU14Aが、操作先のURLをクラウドサーバ14にして応答する処理を行って一連の処理を終了する。すなわち、通信端末16からクラウドサーバ14を経由して画像形成装置12を操作する処理を行う。
【0082】
一方、ステップ107では、CPU14Aが、画像形成装置12の稼働状況を確認して、画像形成装置12が節電中であるか否かを判定する。該判定が肯定された場合にはステップ106へ移行し、否定された場合にはステップ108へ移行する。
【0083】
ステップ108では、CPU14Aが、操作先のURLを画像形成装置12にして応答する処理を行って一連の処理を終了する。すなわち、通信端末16から画像形成装置12を直接操作する処理を行う。
【0084】
なお、上記の実施形態では、画像形成装置12を処理装置の一例として説明したが、処理装置としては画像形成装置12に限定されるものではない。例えば、画像形成装置12の代わりに画像形成装置を処理装置として適用してもよいし、他の処理装置を適用してもよい。
【0085】
また、上記の実施形態において、CPUをプロセッサの一例として説明したが、プロセッサとは広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えばCPU等)や、専用のプロセッサ(例えばGPU: Graphics Processing Unit、ASIC: Application Specific Integrated Circuit、FPGA: Field Programmable Gate Array、プログラマブル論理デバイス等)を含むものである。
【0086】
また、上記の実施形態におけるプロセッサの動作は、1つのプロセッサによって成すのみでなく、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して成すものであってもよい。また、プロセッサの各動作の順序は上記各実施形態において記載した順序のみに限定されるものではなく、適宜変更してもよい。
【0087】
また、上記の実施形態に係る画像形成システム10の各部で行われる処理は、ソフトウエアで行われる処理としてもよいし、ハードウエアで行われる処理としてもよいし、双方を組み合わせた処理としてもよい。また、画像形成システム10の各部で行われる処理は、プログラムとして記憶媒体に記憶して流通させるようにしてもよい。
【0088】
また、本開示は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
【0089】
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(((1)))
プロセッサを備え、前記プロセッサは、
予め定めた処理を行う処理装置を操作する外部端末に対して、処理内容毎に通信先が予め設定された操作画面を提供し、
前記処理内容の命令先を、前記外部端末から受け付けた前記処理内容に設定された前記通信先にする処理を行う情報処理装置。
【0090】
(((2)))
前記プロセッサは、前記命令先を、前記処理装置の稼働状況に応じた前記通信先にする処理を更に行う(((1)))に記載の情報処理装置。
【0091】
(((3)))
前記プロセッサは、前記稼働状況が節電状態の場合、自装置を前記通信先とする(((2)))に記載の情報処理装置。
【0092】
(((4)))
前記プロセッサは、自装置を介して前記処理装置を操作した操作履歴を前記処理装置に送信し、前記外部端末から直接前記処理装置を操作した操作履歴を前記処理装置から受信する処理を更に行う(((1)))~(((3)))の何れか1つに記載の情報処理装置。
【0093】
(((5)))
前記プロセッサは、予め定めたデバッグモードの場合、前記処理装置で処理した処理結果に関する情報を前記処理装置から受信する(((1)))~(((4)))~何れか1つに記載の情報処理装置。
【0094】
(((6)))
前記操作画面は、前記処理内容毎に自装置と、前記処理装置とに通信先が予め設定されている(((1)))~(((5)))の何れか1つに記載の情報処理装置。
【0095】
(((7)))
前記プロセッサは、前記処理内容として、利用者毎に前記処理装置に予め設定した記憶領域に格納された印刷データを印刷する処理内容を受け付けた場合、前記命令先を前記処理装置にする(((6)))に記載の情報処理装置。
【0096】
(((8)))
前記プロセッサは、利用者毎に前記処理装置に予め設定した記憶領域に格納されたファイルリストを予め取得しておき、利用者毎に前記処理装置に予め設定した記憶領域に格納されたファイルを前記外部端末に転送する処理内容を受け付けた場合、前記命令先を自装置にする(((6)))に記載の情報処理装置。
【0097】
(((9)))
前記処理装置は、画像形成装置であり、前記外部端末は、前記画像形成装置から分離して前記画像形成装置と無線通信可能な操作端末であり、
前記プロセッサは、前記操作端末からの複写操作する処理内容を受け付けた場合、前記命令先を前記画像形成装置にする(((6)))に記載の情報処理装置。
【0098】
(((10)))
(((1)))に記載の情報処理装置と、
前記処理装置と、
前記外部端末と、
を含む情報処理システム。
【0099】
(((11)))
コンピュータに、
予め定めた処理を行う処理装置を操作する外部端末に対して、処理内容毎に通信先が予め設定された操作画面を提供し、
前記処理内容の命令先を、前記外部端末から受け付けた前記処理内容に設定された前記通信先にする処理を実行させるための情報処理プログラム。
【符号の説明】
【0100】
10 画像形成システム
12 画像形成装置
14 クラウドサーバ
15 クライアント端末
16 通信端末
50 クラウドコントローラ
52 装置コントローラ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9