IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 齋藤 茂の特許一覧

<>
  • 特開-セールス(有料)ポイント 図-1
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023184373
(43)【公開日】2023-12-28
(54)【発明の名称】セールス(有料)ポイント
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0207 20230101AFI20231221BHJP
【FI】
G06Q30/02 320
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022098497
(22)【出願日】2022-06-18
(71)【出願人】
【識別番号】509083658
【氏名又は名称】齋藤 茂
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 茂
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB25
(57)【要約】      (修正有)
【課題】セールス(有料)ポイントを提供する。
【解決手段】コストの一部を削ってポイントを生産するよりも、1p=1円でユーザーに販売し、使用させるのが得策である。それには、商品に付いて来るオマケのような感覚の、ユーザー通念を払拭させることが先決で、二通りの手段が効果的である。一つは、電子マネーをチャージさせる機会を測って、1円に1pの割でセットする。更に、二つ目はポイント宝くじを実施、100円(宝くじ)=100pで販売し、懸賞額もポイントで支給する。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
預金金利のポイント払い
【請求項2】
交換レート調整機能付きポイントの自動販売システム
【請求項3】
1円に1pの割で、電子マネーにセット可能なチャージ方法
【請求項4】
「ポイントX倍ブランド」並びに「ポイント残高X倍ブランド」の販売
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
ポイントの常識は、購入した商品に当たり前のように付いて来るものである。黙っていても貯まるもの。必要に応じて使えるものの二面性を有し、この二つの行為を繋ぐものが、IT分野の演算システムとICカードを媒体とする記憶システムである。
【背景技術】
【0002】
マニアの出現で一気にバブル化したポイントであるが、どうやらカード系列のサプライヤーに集約される勢いである。系列別に色付けされたポイントの供給において、その垣根が取り払われ、相互乗り入れが進めば、終着駅にはグローバル化が待っている。即ち、インターネット通信網を生かした世界制覇に、必要欠くべからざるものは、アルゴリズムによって導かれる、ポイント交換術なのである。
これらを支える技術は蜘蛛の巣のように張り巡らされる、サーチエンジンに拠ってのみ辿り着くことが可能な、ユーザー本位の記憶・演算・配当システムと言える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許出願番号2020-170259
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のポイントシステムは、メーカー及び量販店の自腹で賄われてきたものである。
即ち、製造コスト乃至販売コストの一部を削って生産されたポイントは、販売に拠って解消されるコストと違い、アフターケア(=割引き交換)主体の、ユーザー側に差し出す債券とも捉えられる。たとえ、1円未満の交換レートであっても、チリが積もれば山となり、いずれコストを圧迫する存在になりかねない。
【課題を解決する為の手段】
【0005】
コストの一部を削ってポイントを生産するよりも、1p=1円でユーザーに販売し、使用させるのが得策である。それには、商品に付いて来るオマケのような感覚の、ユーザー通念を払拭させることが先決で、二通りの手段が効果的である。一つは、電子マネーにパラサイト(寄生)させる。電子マネーをチャージさせる機会を測って、1円に1pの割でセットする。更に、二つ目はポイント宝くじを実施、100円(宝くじ)=100pで販売し、懸賞額もポイントで支給すれば、マーケット全体を、固定(1円=1p)レートを持つポイントで満たすことが可能だ。しかも、総務省認可の宝くじではなく、消費者庁所管の景品表示法に従った「宝くじ」の実施では、懸賞を相当額に抑え込めるメリットが発生する。
【発明の効果】
【0006】
ポイントX倍EVERY DAYの実施が可能。1円=1pの交換レートに従えば、ポイントを10倍にした際の交換レートは、1円=10pと導かれ、ポイント単価が1円の1/10である10銭に目減りする。この10銭を販売価格に反映させれば、1割引きセールと同様の展開で運べる。ポイントX倍デーにおけるポイント単価は、1/X円となり、20倍デーでのポイント単価は0.05=5厘、100倍デーでは0.01の1厘となり、ポイントの倍率に反比例する値引率の関係が見て取れる。当然、値引率は減少しても、ポイント数は増量の一途を辿るために、ポイントの交換頻度は留まるところを知らない。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図-1】ポイント10倍デーの実態
【発明を実施する為の形態】
【0008】
ポイントX倍EVERY DAYを可能にさせるのが、指定商品の存在。即ち、この商品を買えば、その料金に応じたポイントをX倍に引き上げる「X倍ブランド」のことである。
一方で、「残高X倍ブランド」、即ち、「X倍ブランド」の購入でX倍されたポイントに、カード残高を加えたすべてが、X倍されると言う商品を、指定することも可能なのである。「残高X倍ブランド」をマスキング(覆面)状態にして、サプライズを引き起こす奥の手も色々あるが、極めつけは、精算時のレジでファンファーレ効果を巻き起こすことだ。マスキング状態の「残高X倍ブランド」の購入を、劇的に効果音を使って周囲に知らしめれば、パチンコ店の軍艦マーチ以上の効果が期待できる。勿論、ダサい軍艦マーチの使用を強制するものではない。これで市場に出回るポイント数が急増する。
しかし、増えれば増えるほど、1円当たりのポイント単価は目減りし、ポイント総額が購入総額を上回る逆転現象は決して起こらない。如何なる場合でも、支給されるポイント総額は、ポイント単価1/X円の規制を受けるからだ。
【図-1】