特開2023-184412IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

電気自動車のバッテリーケース

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】大幅な重量アップや製造コストアップ、車両構造の変更を必要とせず、従来以上の剛性・強度を備え、さらには制振性にも優れるバッテリーケースを提供する。
【解決手段】本発明に係るバッテリーケース1は、バッテリーケースロア3とバッテリーケースアッパ5とを備えたものであって、バッテリーケースロア3は、ケース底部15、ケース底部15の周縁に立設されたケース前後縦壁部17及びケース左右縦壁部19と、ケース前後縦壁部17及びケース左右縦壁部19の上端に外向きに形成され、バッテリーケースアッパ5と接合するケースフランジ部21とを有し、少なくとも、ケース前後縦壁部17、ケース左右縦壁部19及びケース底部15のいずれかの内面及び/又は外面に樹脂25が貼付又は塗布されると共に、樹脂25を覆うように配設された補強板27が樹脂25と接着されていることを特徴とするものである。
【選択図】 図1

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

特許文献1は、十分な強度や密閉性を確保できるものであるが、必要な強度を保つためにはトレイに接合されたフレームが多数必要となるため、トレイの表面積に対してバッテリーを収容できる面積が著しく制限されてしまう。またフレームは金属製であるため、重量が増加し電費が低下してしまう。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

(1)本発明に係るバッテリーケースは、車体のフロア下に搭載されてバッテリーを格納する矩形状のバッテリーケースロアと該バッテリーケースロアの上面を覆うように配設されるバッテリーケースアッパとを備えたものであって、前記バッテリーケースロアは、ケース底部、該ケース底部の周縁に立設されたケース前後縦壁部及びケース左右縦壁部と、該ケース前後縦壁部及び該ケース左右縦壁部の上端に外向きに形成され、前記バッテリ・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明のバッテリーケースにおいては、少なくとも、ケース前後縦壁部、ケース左右縦壁部、及びケース底部、のいずれかの内面及び/又は外面に樹脂と補強板を設けることにより、バッテリーケースの剛性が向上する。
また、少なくとも、ケース左右縦壁部の上端に形成されたケースフランジ部のバッテリーケースアッパと反対面に樹脂及び補強板を設けることにより、ケースフランジ部の衝突エネルギー吸収性能が向上し、ケースの縦壁部や底部に入力する荷重を低減できる。
のように、バッテリーケース本体の剛性・強度を高める、又は、バッテリーケース本体に入力する荷重を低減することにより、側面衝突時のバッテリーケースの変形を防止できる。また、これによってバッテリーケースクロスメンバの肉薄化や設置本数の低減が可能となり、軽量化に寄与し、制振性にも優れている。
さらに、本発明はバッテリーケースの外観をほとんど変化させないので、バッテリー搭載容積を低下させることもなく、車両設計に影響を与えることもない。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 本発明の実施の形態1に係るバッテリーケースを説明する図である。図1(a)はバッテリーケースロアの斜視図、図1(b)~図1(e)は図1(a)のA平面による断面図であって樹脂及び補強板の配置例を示すものである。
【図2】 バッテリーケースの全体構成を説明する図である。
【図3】 バッテリーケース及び周辺部品の車幅方向における断面図であり、図1の例における樹脂と補強板の適用位置を示す図である。
【図4】 従来のバッテリーケースロアにおけるケース前後縦壁部の面剛性を評価するためのモデル(従来モデル)と、図1のバッテリーケースロアのケース前後縦壁部の面剛性を評価するためのモデル(発明モデル)を説明する図である。
【図5】 図4の従来モデルと発明モデルの面剛性を評価した結果を示すグラフである。
【図6】 側面衝突時のバッテリーケースロアの変形状態を説明する図である。
【図7】 実施の形態1に係るバッテリーケースの他の態様1を説明する図である。図7(a)はバッテリーケースロアの斜視図、図7(b)~図7(e)は図7(a)のB平面による断面図であって樹脂及び補強板の配置例を示すものである。
【図8】 バッテリーケース及び周辺部品の車幅方向における断面図であり、図7の例における樹脂と補強板の適用位置を示す図である。
【図9】 実施の形態1に係るバッテリーケースの他の態様2を説明する図である。図9(a)はバッテリーケースロアの斜視図、図9(b)、図9(c)は図9(a)のC平面による断面図であって樹脂及び補強板の配置例を示すものである。
【図10】 バッテリーケース及び周辺部品の車幅方向における断面図であり、図9の例における樹脂と補強板の適用位置を示す図である。
【図11】 本発明の実施の形態2に係るバッテリーケースを説明する図である。図11(a)はバッテリーケースロアの斜視図、図11(b)は図11(a)のD平面による断面図であって樹脂及び補強板の配置例を示すものである。
【図12】 バッテリーケース及び周辺部品の車幅方向における断面図であり、図11の例における樹脂と補強板の適用位置を示す図である。
【図13】 実施例3の結果を示したグラフである。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 バッテリーケース(実施の形態1) 3 バッテリーケースロア 5 バッテリーケースアッパ 7 フロア 9 サイドシル 11 固定部品 13 フロアクロスメンバ 15 ケース底部 17 ケース前後縦壁部 19 ケース左右縦壁部 21 ケースフランジ部 23 バッテリーケースクロスメンバ 25 樹脂 27 補強板 29 ポール 31 バッテリーケース(実施の形態2)

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