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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023184507
(43)【公開日】2023-12-28
(54)【発明の名称】ストラップ兼用ショッピングバッグ
(51)【国際特許分類】
   A45C 3/04 20060101AFI20231221BHJP
   A45C 9/00 20060101ALI20231221BHJP
   A45C 7/00 20060101ALI20231221BHJP
   A45C 13/30 20060101ALI20231221BHJP
【FI】
A45C3/04 Z
A45C9/00 Z
A45C7/00 B
A45C13/30 Z
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023099492
(22)【出願日】2023-06-16
(31)【優先権主張番号】10-2022-0074241
(32)【優先日】2022-06-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】523231598
【氏名又は名称】ハミィ・グローバル・インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】澤野 久美子
【テーマコード(参考)】
3B045
【Fターム(参考)】
3B045AA53
3B045CE09
3B045CE10
3B045DA41
3B045GC01
(57)【要約】
【課題】ユーザが携行する携帯電話、カメラ、クロスボディバッグなどのような製品に適用されるストラップをショッピングバッグとして活用できるようにすることによって、ユーザがショッピングバッグをハンドバッグなどに別途収納して持ち歩く不便さを改善するストラップ兼用ショッピングバッグを提供する。
【解決手段】本発明は、ストラップ兼用ショッピングバッグ100に関し、一定の長さを有する外皮110と、外皮110に収容される内皮120と、を含み、外皮110に内皮120が収容された状態ではハンディストラップまたはショルダーストラップになり、外皮110をスライドさせて内皮120を引き出して広げると、物品を入れることができるショッピングバッグになることができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一定の長さを有する外皮と、
前記外皮に収容される内皮と、を含み、
前記外皮に前記内皮が収容された状態ではハンディストラップまたはショルダーストラップになり、
前記外皮をスライドさせて前記内皮を引き出して広げると、物品を入れることができるショッピングバッグになる、ストラップ兼用ショッピングバッグ。
【請求項2】
前記外皮は、一側が開放されたチューブ形態であり、
前記内皮は、広げた時に一側が開放された前記ショッピングバッグ形態であり、
前記外皮と前記内皮とは、前記外皮の他側と前記内皮の他側とが固定される一体型であり、
前記内皮の一側から他側までの長さは、前記外皮の一側から他側までの長さよりも少なくとも長く形成されて、前記内皮が前記外皮に収容された状態で前記内皮の一側が前記外皮の一側から外部に一部突出される、請求項1に記載のストラップ兼用ショッピングバッグ。
【請求項3】
前記外皮の他側と前記内皮の他側とが固定される終端に装着される第1バックルと、
前記外皮の一側から外部に一部突出される前記内皮の一側部分に装着される第1スナップボタンと、
前記外皮の他側と前記内皮の他側とが固定される部分に装着され、前記第1スナップボタンと着脱可能な第2スナップボタンと、
前記第1スナップボタンが装着される前記内皮の一部と反対側の前記内皮の一部とが切開されて形成される持ち手と、
前記外皮の一側開放部分の入口に装着される形状維持リングと、を含む、請求項2に記載のストラップ兼用ショッピングバッグ。
【請求項4】
前記外皮と前記内皮とを第1製品の前記ハンディストラップとして使用する際には、前記外皮に前記内皮が収容された状態で、前記第1バックルを前記第1製品に装着された第2バックルに結合し、前記第1スナップボタンと前記第2スナップボタンとを結合し、
前記内皮を前記ショッピングバッグとして使用する際には、前記第1バックルと前記第2バックル及び前記第1スナップボタンと前記第2スナップボタンを分離し、前記形状維持リングを利用して前記外皮をスライドさせて前記内皮を引き出す、請求項3に記載のストラップ兼用ショッピングバッグ。
【請求項5】
前記外皮の開放された入口の一側及び他側に連結され、外部に延長されて形成される持ち手と、
前記外皮の他側と前記内皮の他側とが固定される部分から前記外皮の一部が一定長さ延長される延長部と、
前記持ち手と前記外皮の前記延長部の終端とのそれぞれに装着される一対の第1バックルと、
前記外皮の一側開放部分の入口に装着される形状維持リングと、を含む、請求項2に記載のストラップ兼用ショッピングバッグ。
【請求項6】
前記外皮と前記内皮とを第1製品の前記ハンディストラップとして使用する際には、前記外皮に前記内皮が収容された状態で、前記一対の第1バックルを重ねて前記第1製品に装着された第2バックルに結合し、
前記内皮を前記ショッピングバッグとして使用する際には、前記第1バックルと前記第2バックルとを分離し、前記形状維持リングを利用して前記外皮をスライドさせて前記内皮を引き出す、請求項5に記載のストラップ兼用ショッピングバッグ。
【請求項7】
前記外皮と前記内皮とは分離型であり、
前記外皮は、両側が開放されたチューブ形態であり、両側の入口にそれぞれに伸縮可能な一対の蛇腹バンドが形成され、
前記内皮は、広げた時に一側が開放された前記ショッピングバッグ形態であり、前記外皮に収容される時に開放された入口から一定幅に交互に折り畳めるフォールディングタイプであり、交互に折り畳んだ状態で両側縁付近に一定間隔をおいて複数の貫通ホールが形成される、請求項1に記載のストラップ兼用ショッピングバッグ。
【請求項8】
前記内皮の開放された入口の一側及び他側の一部が切開されて形成される持ち手と、
前記内皮の両側に形成された前記複数の貫通ホールに交互に通される一対の長さ調節ベルトと、
前記一対の長さ調節ベルトのそれぞれに装着される一対の第1バックルと、を含む、請求項7に記載のストラップ兼用ショッピングバッグ。
【請求項9】
前記外皮と前記内皮とを第2製品の前記ショルダーストラップとして使用する際には、前記外皮に前記内皮が収容された状態で、前記一対の第1バックルを前記第2製品に装着された一対の第2バックルのそれぞれに結合し、
前記内皮を前記ショッピングバッグとして使用する際には、前記一対の第1バックルと前記一対の第2バックルとを分離し、伸縮可能な前記一対の蛇腹バンドのうちいずれか1つの蛇腹バンドを拡張させた後、前記外皮をスライドさせて前記内皮を引き出し、前記一対の長さ調節ベルトが外部に露出されないように前記内皮を裏返す、請求項8に記載のストラップ兼用ショッピングバッグ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ストラップ兼用ショッピングバッグに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、ショッピングをしたり、買い物をしたりするためには、購入した物品を該当ショッピング店やマートなどで支給するビニールなどのような合成樹脂材質のショッピング袋に入れてきた。
【0003】
しかしながら、前述のようなビニールなどでできたショッピング袋は、使用時には簡便であるが、一度使用した後には捨てられることになって、資源の無駄遣いはもちろん、環境汚染によって使用が制限されている実情である。
【0004】
このような問題を解決するため、携帯が軽便なショッピングバッグが提示されている。
【0005】
ショッピングバッグは、使用に関する取り組みに合わせて環境保護への喚起のためにデザインされて、寿命が長期間維持されるとともに移動保管が便利であるように改善されている。
【0006】
ところが、既存のショッピングバッグは、ハンドバッグなどに別途収納しなければならないなど、保管および携帯上の不便さがあった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、前述のような従来技術の問題点を解決するために創出されたものであって、本発明の目的は、ユーザが携行する携帯電話、カメラ、クロスボディバッグなどのような製品に適用されるストラップをショッピングバッグとして活用できるようにすることによって、ユーザがショッピングバッグをハンドバッグなどに別途収納して持ち歩く不便さを改善できるようにするストラップ兼用ショッピングバッグを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一様態に係るストラップ兼用ショッピングバッグは、一定の長さを有する外皮と、前記外皮に収容される内皮と、を含み、前記外皮に前記内皮が収容された状態ではハンディストラップまたはショルダーストラップになり、前記外皮をスライドさせて前記内皮を引き出して広げると、物品を入れることができるショッピングバッグになることができる。
【0009】
具体的には、前記外皮は、一側が開放されたチューブ形態であり、前記内皮は、広げた時に一側が開放された前記ショッピングバッグ形態であり、前記外皮と前記内皮とは、前記外皮の他側と前記内皮の他側が固定される一体型であり、前記内皮の一側から他側までの長さは、前記外皮の一側から他側までの長さよりも少なくとも長く形成されて、前記内皮が前記外皮に収容された状態で前記内皮の一側が前記外皮の一側から外部に一部突出されることができる。
【0010】
具体的には、前記外皮の他側と前記内皮の他側とが固定される終端に装着される第1バックルと、前記外皮の一側から外部に一部突出される前記内皮の一側部分に装着される第1スナップボタンと、前記外皮の他側と前記内皮の他側とが固定される部分に装着され、前記第1スナップボタンと着脱可能な第2スナップボタンと、前記第1スナップボタンが装着される前記内皮の一部と反対側の前記内皮の一部とが切開されて形成される持ち手と、前記外皮の一側開放部分の入口に装着される形状維持リングと、を含むことができる。
【0011】
具体的には、前記外皮と前記内皮とを第1製品の前記ハンディストラップとして使用する際には、前記外皮に前記内皮が収容された状態で、前記第1バックルを前記第1製品に装着された第2バックルに結合し、前記第1スナップボタンと前記第2スナップボタンとを結合し、前記内皮を前記ショッピングバッグとして使用する際には、前記第1バックルと前記第2バックル及び前記第1スナップボタンと前記第2スナップボタンを分離し、前記形状維持リングを利用して前記外皮をスライドさせて前記内皮を引き出すことができる。
【0012】
具体的には、前記外皮の開放された入口の一側及び他側に連結され、外部に延長されて形成される持ち手と、前記外皮の他側と前記内皮の他側とが固定される部分から前記外皮の一部が一定長さ延長される延長部と、前記持ち手と前記外皮の前記延長部の終端とのそれぞれに装着される一対の第1バックルと、前記外皮の一側開放部分の入口に装着される形状維持リングと、を含むことができる。
【0013】
具体的には、前記外皮と前記内皮とを第1製品の前記ハンディストラップとして使用する際には、前記外皮に前記内皮が収容された状態で、前記一対の第1バックルを重ねて前記第1製品に装着された第2バックルに結合し、前記内皮を前記ショッピングバッグとして使用する際には、前記第1バックルと前記第2バックルとを分離し、前記形状維持リングを利用して前記外皮をスライドさせて前記内皮を引き出すことができる。
【0014】
具体的には、前記外皮と前記内皮とは分離型であり、前記外皮は、両側が開放されたチューブ形態であり、両側の入口にそれぞれに伸縮可能な一対の蛇腹バンドが形成され、前記内皮は、広げた時に一側が開放された前記ショッピングバッグ形態であり、前記外皮に収容される時に開放された入口から一定幅に交互に折り畳めるフォールディングタイプであり、交互に折り畳んだ状態で両側縁付近に一定間隔をおいて複数の貫通ホールが形成されることができる。
【0015】
具体的には、前記内皮の開放された入口の一側及び他側の一部が切開されて形成される持ち手と、前記内皮の両側に形成された前記複数の貫通ホールに交互に通される一対の長さ調節ベルトと、前記一対の長さ調節ベルトのそれぞれに装着される一対の第1バックルと、を含むことができる。
【0016】
具体的には、前記外皮と前記内皮とを第2製品の前記ショルダーストラップとして使用する際には、前記外皮に前記内皮が収容された状態で、前記一対の第1バックルを前記第2製品に装着された一対の第2バックルのそれぞれに結合し、前記内皮を前記ショッピングバッグとして使用する際には、前記一対の第1バックルと前記一対の第2バックルを分離し、伸縮可能な前記一対の蛇腹バンドのうちいずれか1つの蛇腹バンドを拡張させた後、前記外皮をスライドさせて前記内皮を引き出し、前記一対の長さ調節ベルトが外部に露出されないように前記内皮を裏返すことができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明に係るストラップ兼用ショッピングバッグは、ユーザが携行する携帯電話、カメラ、クロスボディバッグなどのような製品に適用されるストラップをショッピングバッグとして活用できるようにすることによって、ユーザがショッピングバッグをハンドバッグなどに別途収納して持ち歩く不便さを改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明の第1実施例に係るストラップ兼用ショッピングバッグを説明するための図である。
図2】本発明の第1実施例に係るストラップ兼用ショッピングバッグを第1製品のハンディストラップとして使用することを示す図である。
図3】本発明の第1実施例に係るストラップ兼用ショッピングバッグの外皮をスライドさせて内皮を引込または引出することを示す図である。
図4】本発明の第1実施例に係るストラップ兼用ショッピングバッグをショッピングバッグとして使用することを示す図である。
図5】(a)、(b)、(c)及び(d)は、本発明の第1実施例に係るストラップ兼用ショッピングバッグを第1製品のハンディストラップからショッピングバッグに可変する過程を示す図である。
図6】本発明の第2実施例に係るストラップ兼用ショッピングバッグを説明するための図である。
図7】本発明の第2実施例に係るストラップ兼用ショッピングバッグを第1製品のハンディストラップとして使用することを示す図である。
図8】本発明の第2実施例に係るストラップ兼用ショッピングバッグの外皮をスライドさせて内皮を引込または引出することを示す図である。
図9】本発明の第2実施例に係るストラップ兼用ショッピングバッグをショッピングバッグとして使用することを示す図である。
図10】(a)、(b)、(c)、及び(d)は、本発明の第2実施例に係るストラップ兼用ショッピングバッグを第1製品のハンディストラップからショッピングバッグに可変する過程を示す図である。
図11】本発明の第3実施例に係るストラップ兼用ショッピングバッグを説明するための図である。
図12】本発明の第3実施例に係るストラップ兼用ショッピングバッグを第2製品のショルダーストラップとして使用することを示す図である。
図13】本発明の第3実施例に係るストラップ兼用ショッピングバッグの外皮をスライドさせて内皮を引込または引出することを示す図である。
図14】本発明の第3実施例に係るストラップ兼用ショッピングバッグをショッピングバッグとして使用することを示す図である。
図15】(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、及び(f)は、本発明の第3実施例に係るストラップ兼用ショッピングバッグを第2製品のショルダーストラップからショッピングバッグに可変する過程を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明の目的、特定の長所および新規な特徴は、添付された図面に関連する以下の詳細な説明と、好ましい実施例からさらに明らかになるだろう。本明細書では、各図面の構成要素に参照番号を付加するにあたって、同じ構成要素に限って、たとえ他の図面上に表示されたとしても、できるだけ同じ番号を有するようにしていることに留意されたい。また、本発明を説明する場合において、関連する公知技術に対する具体的な説明が本発明の要旨を不要に曖昧にすると判断される場合、その詳細な説明は省略する。
【0020】
以下、添付の図面を参照して本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。
【0021】
図1は、本発明の第1実施例に係るストラップ兼用ショッピングバッグを説明するための図であり、図2は、本発明の第1実施例に係るストラップ兼用ショッピングバッグを第1製品のハンディストラップとして使用することを示す図であり、図3は、本発明の第1実施例に係るストラップ兼用ショッピングバッグの外皮をスライドさせて内皮を引込または引出することを示す図であり、図4は、本発明の第1実施例に係るストラップ兼用ショッピングバッグをショッピングバッグとして使用することを示す図であり、図5の(a)、(b)、(c)、及び(d)は、本発明の第1実施例に係るストラップ兼用ショッピングバッグを第1製品のハンディストラップからショッピングバッグに可変する過程を示す写真図である。
【0022】
図1図5を参照すると、本発明の第1実施例に係るストラップ兼用ショッピングバッグ100は、ユーザが携行する第1製品400に適用されるハンディストラップをショッピングバッグとして活用できるように構成されることができ、外皮110及び内皮120を含むことができる。ここで、第1製品400は、携帯電話のような小型製品であり得る。
【0023】
外皮110は、一定の長さを有し、一側が開放されたチューブ形態であり得る。
【0024】
外皮110は、第1製品400のハンディストラップとして適用するのに適した長さに形成されることができ、内皮120を収容することができる。
【0025】
外皮110は、薄い布などのような素材で形成されることができるが、これに限定されるものではない。
【0026】
内皮120は、外皮110に収容されることができ、内皮120を広げた時、一側が開放されたショッピングバッグ形態であり得る。
【0027】
内皮120は、薄い布や不織布などのような素材で形成されることができるが、これに限定されるものではない。
【0028】
ストラップ兼用ショッピングバッグ100は、前述した外皮110に内皮120が収容された状態では、第1製品400のハンディストラップになり、外皮110をスライドさせて内皮120を引き出して広げた状態では、物品を入れることができるショッピングバッグになることができる。
【0029】
外皮110と内皮120とは、外皮110の他側と内皮120の他側とが固定される一体型であり得る。
【0030】
前述した内皮120は、一側から他側までの長さが外皮110の一側から他側までの長さよりも少なくとも長く形成されることができる。これにより、内皮120が外皮110に収容された状態で、内皮120の一側が外皮110の一側から外部に一部突出されることができる。
【0031】
本発明の第1実施例に係るストラップ兼用ショッピングバッグ100は、第1バックル130、第1スナップボタン140、第2スナップボタン150、持ち手160、及び形状維持リング170をさらに含むことができる。
【0032】
第1バックル130は、外皮110の他側と内皮120の他側とが固定される終端に装着されることができる。このような第1バックル130は、外皮110と内皮120とを第1製品400のハンディストラップとして使用する時、外皮110に内皮120が収容された状態で、第1製品400に装着された第2バックル410に結合されることができる。
【0033】
第1バックル130は、雌バックルまたは雄バックルであることができ、そして、第2バックル410は、第1バックル130と反対の雄バックルまたは雌バックルであり得る。本実施例では、ストラップ兼用ショッピングバッグ100と第1製品400とを結合する手段がバックルであることを説明したが、これに限定されるものではない。
【0034】
第1スナップボタン140は、外皮110の一側から外部に一部突出される内皮120の一側部分に装着されることができる。
【0035】
第2スナップボタン150は、外皮110の他側と内皮120の他側とが固定される部分に装着されることができ、第1スナップボタン140と着脱可能である。
【0036】
前述した第1スナップボタン140は、雌スナップボタンまたは雄スナップボタンであることができ、そして、第2スナップボタン150は、第1スナップボタン140と反対の雄スナップボタンまたは雌スナップボタンであり得る。
【0037】
持ち手160は、第1スナップボタン140が装着される内皮120の一部と反対側の内皮120の一部とが切開されて形成されることができる。
【0038】
形状維持リング170は、外皮110の一側開放部分の入口に装着されることができる。
【0039】
前述したように構成されるストラップ兼用ショッピングバッグ100は、外皮110と内皮120とを第1製品400のハンディストラップとして使用する際には、外皮110に内皮120が収容された状態で、第1バックル130と第1製品400に装着された第2バックル410とを結合し、第1スナップボタン140と第2スナップボタン150とを結合する。
【0040】
また、ストラップ兼用ショッピングバッグ100は、内皮120をショッピングバッグとして使用する際には、第1バックル130と第2バックル410及び第1スナップボタン140と第2スナップボタン150を分離し、形状維持リング170を利用して外皮110をスライドさせて内皮120を引き出す。
【0041】
以後、ショッピングバッグとして使用していたストラップ兼用ショッピングバッグ100を第1製品400のハンディストラップとして再使用する場合には、前述の順序と逆に進行すれば良い。
【0042】
前述のように構成される本発明の第1実施例に係るストラップ兼用ショッピングバッグ100が第1製品400のハンディストラップからショッピングバッグに可変する過程を図5の(a)、(b)、(c)、及び(d)に示している。
【0043】
図5の(a)は、ストラップ兼用ショッピングバッグ100が第1製品400のハンディストラップとして使用された状態を示しており、図5の(b)は、ストラップ兼用ショッピングバッグ100をショッピングバッグとして使用するために第1製品400から分離した状態を示しており、図5の(c)は、形状維持リング170を利用して外皮110をスライドさせて内皮120を引き出す状態を示しており、図5の(d)は、内皮120を広げてできたショッピングバッグに物品を入れた状態を示している。
【0044】
図6は、本発明の第2実施例に係るストラップ兼用ショッピングバッグを説明するための図であり、図7は、本発明の第2実施例に係るストラップ兼用ショッピングバッグを第1製品のハンディストラップとして使用することを示す図であり、図8は、本発明の第2実施例に係るストラップ兼用ショッピングバッグの外皮をスライドさせて内皮を引込または引出することを示す図であり、図9は、本発明の第2実施例に係るストラップ兼用ショッピングバッグをショッピングバッグとして使用することを示す図であり、図10の(a)、(b)、(c)、及び(d)は、本発明の第2実施例に係るストラップ兼用ショッピングバッグを第1製品のハンディストラップからショッピングバッグに可変する過程を示す図である。
【0045】
図6図10を参照すると、本発明の第2実施例に係るストラップ兼用ショッピングバッグ200は、ユーザが携行する第1製品400に適用されるハンディストラップをショッピングバッグとして活用できるように構成されることができ、形状維持リング260及び内皮220を含むことができる。ここで、第1製品400は、携帯電話のような小型製品であり得る。
【0046】
形状維持リング260は、一定の長さを有し、一側が開放されたチューブ形態であり得る。
【0047】
形状維持リング260は、第1製品400のハンディストラップとして適用するのに適した長さに形成されることができ、内皮220を収容することができる。
【0048】
形状維持リング260は、薄い布などのような素材で形成されることができるが、これに限定されるものではない。
【0049】
内皮220は、形状維持リング260に収容されることができ、内皮220を広げた時、一側が開放されたショッピングバッグ形態であり得る。
【0050】
内皮220は、薄い布や不織布などのような素材で形成されることができるが、これに限定されるものではない。
【0051】
ストラップ兼用ショッピングバッグ200は、前述した形状維持リング260に内皮220が収容された状態では第1製品400のハンディストラップになり、形状維持リング260をスライドさせて内皮220を引き出して広げた状態では、物品を入れることができるショッピングバッグになり得る。
【0052】
形状維持リング260と内皮220とは、形状維持リング260の他側と内皮220の他側とが固定される一体型であり得る。
【0053】
前述した内皮220は、一側から他側までの長さが形状維持リング260の一側から他側までの長さよりも少なくとも長く形成されることができる。これにより、内皮220が形状維持リング260に収容された状態で、内皮220の一側が形状維持リング260の一側から外部に一部突出されることができる。
【0054】
本発明の第2実施例に係るストラップ兼用ショッピングバッグ200は、持ち手230、延長部240、第1バックル250、及び形状維持リング260をさらに含むことができる。
【0055】
持ち手230は、外皮210の一側から外部に一部突出される部分に形成されることができる。持ち手230は、外部に突出されて一定長さ延長され、これにより、ストラップ兼用ショッピングバッグ200が第1製品400のハンディストラップとして適用される時、ハンディストラップの長さをさらに延長させることになる。
【0056】
延長部240は、外皮210の他側と内皮220の他側とが固定される部分から外皮210の一部が一定長さ延長されて形成される部分であり、これにより、ストラップ兼用ショッピングバッグ200が第1製品400のハンディストラップとして適用される時、ハンディストラップの長さをさらに延長させることになる。
【0057】
第1バックル250は、持ち手230と外皮210の延長部240の終端とのそれぞれに一対が装着されることができる。このような一対の第1バックル250は、外皮210と内皮220とを第1製品400のハンディストラップとして使用する際、外皮210に内皮220が収容された状態で、第1製品400に装着された第2バックル410に重ねて結合されることができる。
【0058】
第1バックル250は、雌バックルまたは雄バックルであることができ、そして、第2バックル410は、第1バックル250と反対の雄バックルまたは雌バックルであり得る。本実施例では、ストラップ兼用ショッピングバッグ200と第1製品400とを結合する手段がバックルであることを説明したが、これに限定されるものではない。
【0059】
形状維持リング260は、外皮210の一側開放部分の入口に装着されることができる。
【0060】
前述したように構成されるストラップ兼用ショッピングバッグ200は、外皮210と内皮220とを第1製品400のハンディストラップとして使用する際には、外皮210に内皮220が収容された状態で、一対の第1バックル250を重ねて第1製品400に装着された第2バックル410に結合させる。
【0061】
また、ストラップ兼用ショッピングバッグ200は、内皮220をショッピングバッグとして使用する際には、第1バックル250と第2バックル410とを分離し、形状維持リング260を利用して外皮210をスライドさせて内皮220を引き出す。
【0062】
以後、ショッピングバッグとして使用していたストラップ兼用ショッピングバッグ200を第1製品400のハンディストラップとして再使用する場合には、前述した順序と逆に進行すれば良い。
【0063】
前述のように構成される本発明の第2実施例に係るストラップ兼用ショッピングバッグ200が第1製品400のハンディストラップからショッピングバッグに可変する過程を図10の(a)、(b)、(c)、及び(d)に示している。
【0064】
図10の(a)は、ストラップ兼用ショッピングバッグ200が第1製品400のハンディストラップとして使用された状態を示しており、図10の(b)は、ストラップ兼用ショッピングバッグ200をショッピングバッグとして使用するために第1製品400から分離した状態を示しており、図10の(c)は、形状維持リング270を利用して外皮210をスライドさせて内皮220を引き出す状態を示しており、図10の(d)は、内皮220を広げてできたショッピングバッグに物品を入れた状態を示している。
【0065】
図11は、本発明の第3実施例に係るストラップ兼用ショッピングバッグを説明するための図であり、図12は、本発明の第3実施例に係るストラップ兼用ショッピングバッグを第2製品のショルダーストラップとして使用することを示す図であり、図13は、本発明の第3実施例に係るストラップ兼用ショッピングバッグの外皮をスライドさせて内皮を引込または引出することを示す図であり、図14は、本発明の第3実施例に係るストラップ兼用ショッピングバッグをショッピングバッグとして使用することを示す図であり、図15の(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、及び(f)は、本発明の第3実施例に係るストラップ兼用ショッピングバッグを第2製品のショルダーストラップからショッピングバッグに可変する過程を示す図である。
【0066】
図11図15を参照すると、本発明の第3実施例に係るストラップ兼用ショッピングバッグ300は、ユーザが携行する第2製品500に適用されるショルダーストラップをショッピングバッグとして活用できるように構成されることができ、外皮310及び内皮320を含むことができる。ここで、第2製品500は、カメラやクロスボディバッグなどのような大型製品であり得る。
【0067】
外皮310は、一定の長さを有し、両側が開放されたチューブ形態であり得る。外皮310は、両側の入口にそれぞれに伸縮可能な一対の蛇腹バンド311が形成されることができる。
【0068】
外皮310は、第2製品500のショルダーストラップとして適用するのに適した長さに形成されることができ、内皮320を収容することができる。
【0069】
外皮310は、薄い布などのような素材で形成されることができるが、これに限定されるものではない。
【0070】
内皮320は、外皮310に収容されることができ、内皮320を広げた時、一側が開放されたショッピングバッグ形態であり得る。
【0071】
また、内皮320は、外皮310に収容される時、開放された入口から一定幅に交互に折り畳めるフォールディングタイプであることができ、交互に折り畳んだ状態で両側縁付近に一定間隔をおいて複数の貫通ホール321が形成されることができる。
【0072】
このような内皮320は、薄い布や不織布などのような素材で形成されることができるが、これに限定されるものではない。
【0073】
ストラップ兼用ショッピングバッグ300は、前述した外皮310に内皮320が収容された状態では第2製品500のショルダーストラップになり、外皮310をスライドさせて内皮320を引き出して広げた状態では、物品を入れることができるショッピングバッグになり得る。
【0074】
外皮310と内皮320とは分離型であり得る。すなわち、ストラップ兼用ショッピングバッグ300をショッピングバッグとして活用する場合、外皮310を内皮320から完全に剥がした後、外皮310は、ショッピングバッグになった内皮320内に別途保管することができる。
【0075】
本発明の第3実施例に係るストラップ兼用ショッピングバッグ300は、持ち手330、長さ調節ベルト340、及び第1バックル350をさらに含むことができる。
【0076】
持ち手330は、内皮320の開放された入口の一側および他側の一部が切開されて形成されることができる。
【0077】
長さ調節ベルト340は、内皮320の両側に一対に設けられることができる。
【0078】
一対の長さ調節ベルト340は、内皮320の両側に形成された複数の貫通ホール321のそれぞれに交互に通されることができる。
【0079】
一対の長さ調節ベルト340は、ストラップ兼用ショッピングバッグ300をショルダーストラップとして使用する場合、長さ調節が可能であり、ストラップ兼用ショッピングバッグ300をショッピングバッグとして使用する場合、ショッピングバッグの両側面を保持する役割を果たすことができる。
【0080】
また、一対の長さ調節ベルト340は、ストラップ兼用ショッピングバッグ300をショッピングバッグとして使用してから再びショルダーストラップとして使用しようとする場合、一対の長さ調節ベルト340のそれぞれを外側に引っ張ると、フォールディングタイプの内皮320が折り畳まれることになる。
【0081】
第1バックル350は、一対の長さ調節ベルト340のそれぞれに一対が装着されることができる。
【0082】
一対の第1バックル350は、内皮320を第2製品500のハンディストラップとして使用する際、外皮310に内皮320が収容された状態で、長さが調節された一対の長さ調節ベルト340をそれぞれ固定することができ、第2製品500に装着された第2バックル510にそれぞれ結合されることができる。
【0083】
前述したように構成されるストラップ兼用ショッピングバッグ300は、外皮310と内皮320とを第2製品500のショルダーストラップとして使用する際には、外皮310に内皮320が収容された状態で、一対の第1バックル350を第2製品500に装着された一対の第2バックル510のそれぞれに結合させる。
【0084】
また、ストラップ兼用ショッピングバッグ300は、内皮320をショッピングバッグとして使用する際には、一対の第1バックル350と一対の第2バックル510とを分離し、伸縮可能な一対の蛇腹バンド311のうちいずれか1つの蛇腹バンドを拡張させた後、外皮310をスライドさせて内皮320を引き出し、一対の長さ調節ベルト340が外部に露出されないように内皮320を裏返す。
【0085】
以後、ショッピングバッグとして使用していたストラップ兼用ショッピングバッグ300を第2製品500のショルダーストラップとして再使用する場合には、前述した順序と逆に進行すれば良い。
【0086】
前述のように構成される本発明の第3実施例に係るストラップ兼用ショッピングバッグ300が第2製品500のハンディストラップからショッピングバッグに可変する過程を図15の(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、及び(f)に示している。
【0087】
図15の(a)は、ストラップ兼用ショッピングバッグ300が第2製品500のハンディストラップとして使用された状態を示しており、図15の(b)は、ストラップ兼用ショッピングバッグ300をショッピングバッグとして使用するために第2製品500から分離した後、内皮320を外皮310から引き出した状態を示しており、図15の(c)は、フォールディングタイプの内皮320を両側に引っ張って広がる状態を示しており、図15の(d)は、内皮220を広げたときに外部に露出された一対の長さ調節ベルト340が見えないように内皮320を裏返す状態を示しており、図15の(e)は、裏返された内皮220を広げてできたショッピングバッグに物品を入れた状態を示している。これに加えて、図15の(d)の場合、ショッピングバッグとして使用していたストラップ兼用ショッピングバッグ300を第2製品500のショルダーストラップとして再使用しようとして、一対の長さ調節ベルト340のそれぞれを外側に引っ張って内皮320が折り畳まれる状態を示している。
【0088】
本発明は、前述した実施例に限定されず、前記実施例の組み合わせまたは前記実施例のうち少なくともいずれか1つと公知技術との組み合わせをさらに他の実施例として含むことができる。
【0089】
以上では、本発明の実施例を中心に本発明を説明したが、これは単なる例示に過ぎず、本発明を限定するものではなく、本発明の属する分野の通常の知識を有する者であれば、本実施例の本質的な技術内容から逸脱しない範囲で実施例に例示されていない様々な組み合わせまたは変形と応用が可能であることが分かるだろう。したがって、本発明の実施例から容易に導き出せる変形と応用に関する技術内容は、本発明に含まれるものと解釈されるべきである。
【符号の説明】
【0090】
100 ストラップ兼用ショッピングバッグ
110 外皮
120 内皮
130 第1バックル
140 第1スナップボタン
150 第2スナップボタン
160 持ち手
170 形状維持リング
200 ストラップ兼用ショッピングバッグ
210 外皮
220 内皮
230 持ち手
240 延長部
250 第1バックル
260 形状維持リング
300 ストラップ兼用ショッピングバッグ
310 外皮
311 蛇腹バンド
320 内皮
321 貫通ホール
330 持ち手
340 長さ調節ベルト
350 第1バックル
400 第1製品
410 第2バックル
500 第2製品
510 第2バックル
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
【外国語明細書】