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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023184511
(43)【公開日】2023-12-28
(54)【発明の名称】ヘアドライヤー
(51)【国際特許分類】
   A45D 20/10 20060101AFI20231221BHJP
   A45D 20/12 20060101ALI20231221BHJP
【FI】
A45D20/10 104
A45D20/10 Z
A45D20/12 Z
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023099591
(22)【出願日】2023-06-16
(31)【優先権主張番号】63/353,092
(32)【優先日】2022-06-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】523231875
【氏名又は名称】ユン-ロン トゥン
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ユン-ロン トゥン
【テーマコード(参考)】
3B040
【Fターム(参考)】
3B040CA07
3B040CE01
3B040CK00
(57)【要約】      (修正有)
【課題】外部部品と組み合わせると、消費者の他の使用ニーズを満たせるヘアドライヤーを提供する。
【解決手段】外部拡張装置がに接続されたとき、外部拡張装置が送信する動作信号を受信する信号受信モジュールと、外部拡張装置の識別信号を検知する近接検知モジュールと、信号受信モジュールに結合され、出力風力を提供する冷温風発生モジュールであって、外部拡張装置がヘアドライヤーに接続されたとき、動作信号に従って、出力風力の動作温度と風量の大きさを調整する冷温風発生モジュールと、近接検知モジュールに結合され、識別信号に従って、ヘアドライヤーを駆動するのに必要な電力を供給するか否かを選択する電力モジュールと、電力モジュールに結合され、外部拡張装置がヘアドライヤーに接続されたとき、外部拡張装置を駆動するのに必要な電力を供給する拡張装置給電モジュールを含むヘアドライヤー。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部拡張装置がヘアドライヤーに接続されたとき、前記外部拡張装置が送信する動作信号を受信するための信号受信モジュールと、
前記外部拡張装置の識別信号を検知するための近接検知モジュールと、
前記信号受信モジュールに結合され、出力風力を提供する冷温風発生モジュールであって、前記外部拡張装置が前記ヘアドライヤーに接続されたとき、前記動作信号に従って、前記出力風力の動作温度と風量の大きさを調整する冷温風発生モジュールと、
前記近接検知モジュールに結合され、前記識別信号に従って、前記ヘアドライヤーを駆動するのに必要な電力を供給するか否かを選択する電力モジュールと、
前記電力モジュールに結合され、前記外部拡張装置が前記ヘアドライヤーに接続されたとき、前記外部拡張装置を駆動するのに必要な電力を供給する拡張装置給電モジュールと、を含む
ヘアドライヤー。
【請求項2】
前記ヘアドライヤーは、透明状の保護カバーが設けられたハウジングを含み、前記保護カバーとハウジングとの間にパターン層が設けられている
請求項1に記載のヘアドライヤー。
【請求項3】
前記ハウジングは、前記ヘアドライヤーの機能操作を行うための操作インタフェースが設けられた把持部を含む
請求項2に記載のヘアドライヤー。
【請求項4】
前記操作インタフェースは電源キーと、タイマーキーと、風量調整キーと、温度調整キーと、を含む
請求項3に記載のヘアドライヤー。
【請求項5】
前記ヘアドライヤーは、前記操作インタフェースに結合される、前記ヘアドライヤーの動作情報を表示するためのディスプレイを含む
請求項3に記載のヘアドライヤー。
【請求項6】
前記パターン層は、前記電力モジュールに結合される電子ペーパーである
請求項2に記載のヘアドライヤー。
【請求項7】
前記外部拡張装置は、
前記外部拡張装置が前記ヘアドライヤーに接続されたとき、前記外部拡張装置を駆動するのに必要な電力を供給するように、前記拡張装置給電モジュールに結合されるための相対電気的接続モジュールと、
前記外部拡張装置が電力オンされたとき、前記動作信号を生成するための信号生成モジュールと、
前記外部拡張装置が電力オンされたとき、前記識別信号を提供するための識別ユニットと、を含む
請求項1に記載のヘアドライヤー。
【請求項8】
前記外部拡張装置の前記信号生成モジュールは赤外線信号送信装置であり、前記動作信号受信モジュールは赤外線受信モジュールである
請求項7に記載のヘアドライヤー。
【請求項9】
前記近接検知モジュールはホールセンサである
請求項1に記載のヘアドライヤー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は外部拡張装置と組み合わせて使用可能なヘアドライヤーであり、ヘアドライヤーは、外部拡張装置の応用要件を満たすように、外部拡張装置の種類を識別して、温度と風速の制御を行うことができる。
【背景技術】
【0002】
人々は日常生活の中で、異なる種類の家電の力を借りることがよくあり、例えばヘアドライヤーはよくある家電の一種である。通常、ヘアドライヤーは動作時に冷風又は温風を吹き出すことができ、主に髪や冷風と温風が必要なその他の箇所を乾かすなどに使用される。しかし、限られたスペースにおいて、人々は一台多役のニーズを満たせるものを望んでいる。例えば、市販されている掃除機は、様々な付属品と組み合わせることができ、消費者が狭いスペースで同時に複数のニーズを処理できるようにしている。そのため、ヘアドライヤーは髪を乾かすことだけを目的としていなくなった。他の付属品と組み合わせてヘアドライヤーにより多くの機能を持たせることができれば、消費者のより多くのニーズを満たすことができるであろう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記内容を鑑みると、単独で使用でき、専用に設計された外部部品と組み合わせて、消費者の他の使用場面のニーズを満たすことができるヘアドライヤーを提供する必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明によれば、外部拡張装置がヘアドライヤーに接続されたとき、前記外部拡張装置が送信する動作信号を受信するための信号受信モジュールと、前記外部拡張装置の識別信号を検知するための近接検知モジュールと、前記信号受信モジュールに結合され、出力風力を提供する冷温風発生モジュールであって、前記外部拡張装置が前記ヘアドライヤーに接続されたとき、前記動作信号に従って、前記出力風力の動作温度と風量の大きさを調整する冷温風発生モジュールと、前記近接検知モジュールに結合され、前記識別信号に従って、前記ヘアドライヤーを駆動するのに必要な電力を供給するか否かを選択する電力モジュールと、前記電力モジュールに結合され、前記外部拡張装置が前記ヘアドライヤーに接続されたとき、前記外部拡張装置を駆動するのに必要な電力を供給する拡張装置給電モジュールと、を含むヘアドライヤーが提供される。
【0005】
一実施形態では、ヘアドライヤーは、透明状の保護カバーが設けられたハウジングを含み、前記保護カバーとハウジングとの間にパターン層が設けられている。
【0006】
一実施形態では、前記ハウジングは、前記ヘアドライヤーの機能操作を行うための操作インタフェースが設けられた把持部を含む。
【0007】
一実施形態では、前記操作インタフェースは電源キーと、タイマーキーと、風量調整キーと、温度調整キーと、を含む。
【0008】
一実施形態では、前記ヘアドライヤーは、前記操作インタフェースに結合される、前記ヘアドライヤーの動作情報を表示するためのディスプレイを含む。
【0009】
一実施形態では、前記パターン層は、前記電力モジュールに結合される電子ペーパーである。
【0010】
一実施形態では、前記外部拡張装置は、前記外部拡張装置が前記ヘアドライヤーに接続されたとき、前記外部拡張装置を駆動するのに必要な電力を供給するように、前記拡張装置給電モジュールに結合されるための相対電気的接続モジュールと、前記外部拡張装置が電力オンされたとき、前記動作信号を生成するための信号生成モジュールと、前記外部拡張装置が電力オンされたとき、前記識別信号を提供するための識別ユニットと、を含む。
【0011】
一実施形態では、前記外部拡張装置の前記信号生成モジュールは赤外線信号送信装置であり、前記動作信号受信モジュールは赤外線受信モジュールである。
【0012】
一実施形態では、前記近接検知モジュールはホールセンサである。
【発明の効果】
【0013】
上記方式によれば、ヘアドライヤー自体は自体の備える機能を通じて単独に使用できるほか、使用者の異なる場面でのニーズを満たすように、専用に設計された外部部品と組み合わせて使用することもできる。
【0014】
本願の実施形態又は先行技術の技術案をより明確に説明するために、実施形態又は先行技術の説明で使用される必要のある図面を以下に簡単に説明するが、以下の説明における図面は本願の一部の実施形態に過ぎず、当業者には創造的な努力なしにこれらの図面から他の図面を得ることができることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明のヘアドライヤー内部の電子部品の模式図である。
図2】本発明のヘアドライヤー10の外観模式図(一)である。
図3】本発明のヘアドライヤー10の外観模式図(二)である。
図4】本発明のヘアドライヤーと外部拡張装置との接続動作の模式図である。
図5】本発明の外部拡張装置の構造模式図である。
図6】本発明の外部拡張装置の組立模式図(一)である。
図7】本発明の外部拡張装置の組立模式図(二)である。
図8】本発明のヘアドライヤーとペット毛整理装置との接続動作の模式図である。
図9】本発明の別の実施形態(一)である。
図10】本発明の別の実施形態(二)である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下の説明は、本発明における例示的な実施形態に関連する特定の情報を含む。本発明における図面及びその詳細な説明は例示的な実施形態に過ぎない。但し、本発明は、これらの例示的な実施形態に限定されない。本発明の他の変形例及び実施形態は、当業者に想起されるであろう。特に説明しない限り、図面における同様の又は対応する素子は、同様の又は対応する符号によって示され得る。また、本発明における図面及び図示は、一般に縮尺通りではなく、実際の相対的寸法に対応することを意図していない。
【0017】
一貫性及び理解の容易性のために、同様の特徴は、例示的な図面において、符号によって示される(但し、一部の例では、このように示されていない)。但し、異なる実施形態における特徴は、他の点で異なる可能性があるため、図面に示される特徴に狭く限定されるべきではない。
【0018】
「少なくとも1つの実施形態」、「一実施形態」、「複数の実施形態」、「異なる実施形態」、「一部の実施形態」、「本実施形態」などの用語は、このように記載された本発明の実施形態が特定の特徴、構成又は特性を含み得ることを示すことができるが、本発明の全ての可能な実施形態が特定の特徴、構成又は特性を含まなければならないわけではない。また、「一実施形態では」、「本実施形態では」という語句を繰り返して使用することは、同じ可能性があっても、必ずしも同じ実施形態を指しているわけではない。また、「実施形態」などの語句を「本発明」に関連付けて使用することは、本発明の全ての実施形態が特定の特徴、構成又は特性を含まなければならないことを意味しているわけではなく、「本発明の少なくとも一部の実施形態」が上記特定の特徴、構成又は特性を含むと理解されるべきである。「結合」との用語は、介在する部品を介して直接的、電気的又は間接的に接続されたものとして定義され、必ずしも実体の接続に限定されない。「含む」との用語が使用される場合、「含むが、これに限定されない」ことを意味し、組み合わせ、グループ、シリーズ、及び同等物のオープンエンドの包含又は関係を明確的に表す。
【0019】
また、説明及び非限定の目的のために、機能エンティティ、技術、プロトコル、標準などの具体的な詳細は、記述された技術の理解を提供するために記載される。他の例において、不必要な細部で説明を不明瞭にしないように、周知の方法、技術、システム、及びアーキテクチャなどの詳細な説明は、省略される。
【0020】
本発明の明細書及び上記図面における「第1」、「第2」及び「第3」などの用語は、特定の順序を説明するためではなく、異なる物品を区別するために使用される。また、「含む」という用語及びその全ての変形は、非排他的な包含を含むことを意図している。例えば、一連のステップ又はモジュールを含むプロセス、方法、システム、製品、又は装置は、リストされたステップ又はモジュールに限定されるものではなく、リストされていないステップ又はモジュールをさらに含み、或いはこれらのプロセス、方法、製品、又は装置に固有の他のステップ又はモジュールをさらに含むことができる。
【0021】
以下、図面の実施形態に関連して本発明をさらに詳しく説明する。
【0022】
図1を参照すると、図1は本発明のヘアドライヤー内部の電子部品の模式図である。図面に示されるヘアドライヤー10は、外部拡張装置が接続され、当該外部拡張装置によって使用者の異なる状況でのニーズを満たすことができ、外部拡張装置は、任意の形態であってよく、かつヘアドライヤー10に合わせて組み立てられる外部組立部品であってよく、ここでは、外部拡張装置の種類及び形態は限定されない。本発明に開示されるヘアドライヤー10は一般的なヘアドライヤーの機能を有することができ、外観はハンドル、後部空気入口、前部吹出口、操作インタフェースを有するが、操作インタフェースは一般的な温度と風速のモード切換機能を含むことができ、内部は加熱コイル、ファンなどの素子を有し、使用者によっていくつかの固定モードスイッチ機能の中で1つの風速と温度の組み合わせを切り換えることができる。ヘアドライヤーは一般的なヘアドライヤーのすべて又は一部の機能を含むことができるほか、外部拡張装置の機能に基づいて、ヘアドライヤー内のファンと加熱器のパラメータを自動的に切り替えて、ヘアドライヤーに拡張可能性を有させることができる。
【0023】
ヘアドライヤー10はマイクロプロセッサ101、動作信号受信モジュール102、近接検知モジュール103、冷温風発生モジュール104、電力モジュール105及び拡張装置給電モジュール106を含み、マイクロプロセッサ101は論理演算機能、演算結果を一時に保存する機能、実行命令の位置を保存する機能などの機能を備えることができ、例えば中央処理装置(CPU)、仮想処理装置(vCPU)、マイクロプロセッサ(MPU)、マイクロコントローラ(MCU)、アプリケーションプロセッサ(AP)、組み込みプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、テンソルプロセッシングユニット(TPU)又はグラフィックスプロセッシングユニット(GPU)などであってよいが、これらには限定されない。そして、マイクロプロセッサ101は上記各モジュールに結合され、マイクロプロセッサ101によって上記各モジュール間をそれぞれ結合可能にすることにより、内部に記憶された複数の命令に従って上記各モジュールを動作させる。動作信号受信モジュール102は、外部拡張装置がヘアドライヤー10に接続されたときに、外部拡張装置が送信する動作信号を受信するために使用される。近接検知モジュール103は外部拡張装置の識別信号を検知するために使用される。冷温風発生モジュール104は動作信号受信モジュール102に結合され、出力風量を提供し、冷温風発生モジュール104は動作信号に従って出力風力の動作温度及び風量の大きさを調整することができる。具体的には、冷温風発生モジュール104は、加熱コイル及びファン等の素子を含み、加熱コイルが発生する熱源をファンによって吹き出し、ファンの動作のみで冷風を吹き出すこともできる。冷温風発生モジュール104はマイクロプロセッサ101が生成する制御信号に従ってファンの回転速度を制御することができる。一部の実施形態では、回転速度の設定は、加速モード、一定モード(元の速度を維持)、減速モード、及び特定のニーズに応じて時間的に変化するモードのいくつかのモードを含むことができる。加熱コイルはマイクロプロセッサ101が生成する制御信号に従って加熱性能を制御して、温度を調整することができる。一部の実施形態では、温度設定は加温、一定、降温及び時間変化を含む。電力モジュール105は近接検知モジュール103に結合され、ヘアドライヤー10を駆動するのに必要な電力を供給することができ、電力モジュール105は一般電気機器が使用する電力制御回路であってよく、一般交流電源を受けることができ、又は電池を採用する直流電源を含む。拡張装置給電モジュール106は外部拡張装置を動作させるのに必要な電力を供給する。
【0024】
図2を参照すると、図2は本発明のヘアドライヤー10の外観模式図(一)である。図1を併せて参照すると、図面に示されるヘアドライヤー10において、動作信号受信モジュール102、近接検知モジュール103、及び拡張装置給電モジュール106は、ヘアドライヤー10の吹き出し口の下方に設けられている。一部の実施形態では、動作信号受信モジュール102、近接検知モジュール103、及び拡張装置給電モジュール106は、外部拡張装置がヘアドライヤーに接続されたときに、動作信号受信モジュール102、近接検知モジュール103、及び拡張装置給電モジュール106が外部拡張装置と信号又は電力の伝送を行うことができるように、ヘアドライヤー10の吹き出し口に隣接して設けられることができる(例えば:それぞれ吹き出し口の上方、右方及び左方に位置することができる)。具体的には、動作信号受信モジュール102及び近接検知モジュール103はそれぞれ拡張装置給電モジュール106の両側に位置して、提供される外部信号を検知及び受信し、拡張装置給電モジュール106は電源プラグであってよく、外部拡張装置の電気的接続に使用されることができる。ヘアドライヤー10はハウジング107を含み、ハウジング107は把持部1071を含み、把持部1071には操作インタフェースが設けられ、操作インタフェースは主に複数の物理操作ボタンであり、これらの物理操作ボタンは風量調整キー1072及び温度調整キー1073を含むことができる。風量調整キー1072及び温度調整キー1073はそれぞれ冷温風発生モジュール104に接続される。風量調整キー1072は主に冷温風発生モジュール104のファン回転速度を制御することにより、ヘアドライヤー10の出力風力の風量の大きさを調整し、温度調整キー1073は主に冷温風発生モジュール104の加熱コイルを制御することにより、加熱コイルが出力する熱源の温度の高さ及び出力風力の動作温度を調整して、ヘアドライヤー10に使用者のニーズに応じた適切な温度の風を吹き出させることができる。
【0025】
図3を参照すると、図3は本発明のヘアドライヤー10の外観模式図(二)である。図1を併せて参照すると、図面に示されるヘアドライヤー10において、その操作インタフェースは電源キー1074及びタイマーキー1075をさらに含み、電源キー1074及びタイマーキー1075はそれぞれ電力モジュール105に結合され、電源キー1074は単純な電力スイッチであってよく、電力モジュール105は電源キー1074のオン又はオフによって、ヘアドライヤー10に対する電力供給をオン又はオフにすることを選択でき、タイマーキー1075は特定時間(例えば10分後又は1時間後など)を設定するのに使用されることができ、設定時間に達すると、電力モジュール105によってヘアドライヤー10に対する電力供給をオフにすることにより、ヘアドライヤー10の動作時間を制御することができる。一部の実施形態では、本図に示されるように、ヘアドライヤー10にはディスプレイ1076が設けられており、ディスプレイ1076はLED又はLCDなどのディスプレイであってよく、ディスプレイ1076はヘアドライヤー10内部のマイクロプロセッサ101及び操作インタフェースに結合されて、ヘアドライヤー10の動作情報を取得して表示するために使用されることができる。ディスプレイ1076はさらに、マイクロプロセッサ101が生成する装置の動作に関する信号に従って、対応するメッセージ、例えば、電力指示、温度値、風速、設定時間指示を表示することができ、あるいは、接続された外部拡張装置の動作モード又はその機能などを含むことができる。
【0026】
図4を参照すると、図4は本発明のヘアドライヤーと外部拡張装置との接続動作の模式図である。図面に示される外部拡張装置20は、相対電気的接続モジュール201、信号生成モジュール202、及び識別ユニット203を含む。ヘアドライヤー10が外部拡張装置20に接続されると、拡張装置給電モジュール106は相対電気的接続モジュール201に結合されて、外部拡張装置20を駆動するのに必要な電力を供給する。外部拡張装置20がオンにされると、信号生成モジュール202は動作信号M1を生成し、動作信号受信モジュール102によって動作信号M1をマイクロプロセッサ101に提供して識別を行った後に、マイクロプロセッサ101は制御信号を提供して、冷温風発生モジュール104が動作信号M1に従って出力風力の動作温度及び風量の大きさを調整するように制御する。一部の実施形態では、外部拡張装置20の信号生成モジュール202は赤外線信号送信装置であり、ヘアドライヤー10の動作信号受信モジュール102は赤外線受信モジュールである。外部拡張装置20の相対電気的接続モジュール201がヘアドライヤー10の拡張装置給電モジュール106に結合されると、外部拡張装置20の信号生成モジュール202は赤外線信号を生成し、当該赤外線信号は動作信号M1であり、動作信号M1は外部拡張装置20の型番情報(例えば装置の種類)、又は外部拡張装置20の動作時に必要な動作温度、風量の大きさ及び送風時間などの関連動作条件制限を含むことができる。ヘアドライヤー10の動作信号受信モジュール102により動作信号M1が受信されると、マイクロプロセッサ101によって識別を行い、その後制御信号をさらに生成して、冷温風発生モジュール104が動作信号M1に従って対応する動作モードを生成するように制御する。
【0027】
近接検知モジュール103は識別ユニット203が生成する識別信号M2を検知して、電力モジュール105が識別信号M2に従って外部拡張装置20への電力供給をオン又はオフのうちの一つの状態に選択するようにすることができる。一部の実施形態では、近接検知モジュール103は検知された磁場に応じて状態を切り換えることができるホールセンサであってよい。識別ユニット203は、例えば、磁石又は磁場を発生させることができる装置であってよい。ヘアドライヤー10が外部拡張装置20に接続されると、近接検知モジュール103は、外部拡張装置20の識別ユニット203が送信する識別信号M2を継続的に検知することができる。近接検知モジュール103により識別信号M2が継続的に検知される場合、ヘアドライヤー10が外部拡張装置20と完全に接続されたままであり、正常な動作状態にあることを示す。近接検知モジュール103により識別ユニット203の生成する識別信号M2が検知できない場合、接続構造の緩み等の問題によりヘアドライヤー10と外部拡張装置20が分離されている可能性があることを示し、この場合、ヘアドライヤー10が動作し続けると、ヘアドライヤー10又は外部拡張装置20に損傷を与えやすくなる。そのため、近接検知モジュール103により識別ユニット203の生成する識別信号M2が検知できない場合、近接検知モジュール103は、ヘアドライヤー10から外部拡張装置20が外れたか、或いは両者の接続が不完全であるなどの状況を示す情報中断信号M3を生成する。近接検知モジュール103は情報中断信号M3をマイクロプロセッサ101に送信して識別を行い、マイクロプロセッサ101は情報中断信号M3の識別と確認の完了後に、パワーダウン信号M4を生成し、更にパワーダウン信号M4を電力モジュール105に送信して、電力モジュール105がパワーダウン信号M4に従って電力オフのプログラムを行うようにし、ヘアドライヤー10と外部拡張装置20との接続が完全でない状態の場合に動作を停止させて、ヘアドライヤー10又は外部拡張装置20の故障の発生を回避し、さらには使用者に不慮の怪我を負わせる事態を回避することができる。
【0028】
図5を参照すると、図5は本発明の外部拡張装置の構造模式図である。図面に示されるペット毛整理装置21のように、ペット毛整理装置21は、ヘアドライヤー10と組み合わせることができる付属品であり、すなわち、ペット毛整理装置21は、ヘアドライヤー10の外部拡張装置の一種であり、ペット毛整理装置21は、基本的に、外部拡張装置が備える構成要素を含む。ペット毛整理装置21は組立ヘッド本体211を含み、組立ヘッド本体211の一端に第1の吹き出し口212と第2の吹き出し口213が設けられ、2つの吹き出し口(212、213)の間に可動的に押し片214が設けられ、押し片214に複数の穴2141が形成され、これらの穴2141は組立ヘッド本体211の複数の毛整理ブラシ215が貫通して通るようにすることができ、組立ヘッド本体211の相対両側にそれぞれ押しボタン216が設けられ、押しボタン216が押されると、押し片214は連動してこれらの毛整理ブラシ215に対して往復移動する。
【0029】
図6を参照すると、図6は本発明の外部拡張装置の組立模式図(一)である。図5に示されるように、組立ヘッド本体211の他面に相対電気的接続モジュール217が設けられ、ヘアドライヤー10の拡張装置給電モジュール106に結合されることができ、組立ヘッド本体211がヘアドライヤー10に組み合わせられた場合、拡張装置給電モジュール106と相対電気的接続モジュール217との間の結合は、ペット毛整理装置21とヘアドライヤー10との間の結合をさらに補強でき、ペット毛整理装置21がヘアドライヤー10から分離しにくくすることができる。ペット毛整理装置21とヘアドライヤー10との組立が完了した状態を図7に示す。図7は本発明の外部拡張装置の組立模式図(二)である。図7から分かるように、通常、ヘアドライヤー10の動作時に吹き出される風は、ペット毛整理装置21の第1の吹き出し口212及び第2の吹き出し口213から吹き出されることができ、使用者はこれらの毛整理ブラシ215によってペットに対して毛の整理を行うことができ、ヘアドライヤー10により発生される温風又は冷風が2つの吹き出し口(212、213)から吹き出されるように制御して、整理しながら風をあてるとの目的に達することができる。ペット毛整理装置21とヘアドライヤー10の組み合わせは、ペット皮膚表面にカビ又は湿疹が起こる状況の発生を効果的に避けることができ、ペットの毛の整理の完了後に押しボタン216を押して、押し片214にこれらの毛整理ブラシ215に対して変位させて、これらの毛整理ブラシ215に付着されたペットの毛が押し片214により押し出されるようにすることができ、使用者は容易に掃除や整理をすることができる。
【0030】
図8を参照すると、図8は本発明のヘアドライヤーとペット毛整理装置との接続動作の模式図である。図面に示されるように、ペット毛整理装置21は相対電気的接続モジュール217、信号生成モジュール218及び識別ユニット219を含み、ヘアドライヤー10がペット毛整理装置21に接続されると、拡張装置給電モジュール106は相対電気的接続モジュール217に結合されて、ペット毛整理装置21を駆動するのに必要な電力を供給し、ペット毛整理装置21がオンにされると、信号生成モジュール208は動作信号N1を生成し、動作信号受信モジュール102によって動作信号N1をマイクロプロセッサ101に提供して識別を行った後、マイクロプロセッサ101は制御信号を提供して、冷温風発生モジュール104が動作信号N1に従って出力風力の動作温度及び風量の大きさを調整するように制御する。一部の実施形態では、ペット毛整理装置21の相対電気的接続モジュール217がヘアドライヤー10の拡張装置給電モジュール106に結合されると、ペット毛整理装置21の信号生成モジュール218は動作信号N1を生成し、動作信号N1には、ペット毛整理装置21の動作時に必要な吹き出し温度、吹き出し風速及び吹き出し時間などの関連動作条件制限などのペット毛整理装置21と組み合わせる動作情報が含まれ、ヘアドライヤー10の動作信号受信モジュール102により動作信号N1が受信されると、マイクロプロセッサ101によって識別を行い、その後制御信号をさらに生成して、冷温風発生モジュール104が動作信号N1に従ってペット毛整理装置21に対応する動作モードを生成するように制御する。
【0031】
上述したように、近接検知モジュール103は識別ユニット219が生成する識別信号N2を検知して、電力モジュール105に、識別信号N2に従って、ペット毛整理装置21への電力供給をオン又はオフのうちの1つの状態に選択させることができる。一部の実施形態では、ヘアドライヤー10がペット毛整理装置21に接続されると、近接検知モジュール103はペット毛整理装置21の識別ユニット219が発する識別信号N2を継続的に検出することができる。近接検知モジュール103により識別信号N2が持続的に検出される場合、ヘアドライヤー10とペット毛整理装置21が完全に接続されたままであることを示し、但し、近接検知モジュール103により識別ユニット219が生成する識別信号N2が検出できない場合、ヘアドライヤー10とペット毛整理装置21の間に接続構造の緩みなどの問題により分離の状況が発生している可能性があることを示し、この場合、ヘアドライヤー10が動作し続けると、ヘアドライヤー10又はペット毛整理装置21に損傷を与えやすくなるため、近接検知モジュール103により識別ユニット219が生成する識別信号N2が検出できない場合、近接検知モジュール103は、ヘアドライヤー10からペット毛整理装置21が外れたか、或いは両者の接続が不完全であるなどの状況を示すことができる情報中断信号N3を生成する。近接検知モジュール103は情報中断信号N3をマイクロプロセッサ101に送信して識別を行い、マイクロプロセッサ101は情報中断信号N3の識別と確認の完了後に、パワーダウン信号N4を生成し、更にパワーダウン信号N4を電力モジュール105に送信して、電力モジュール105に、パワーダウン信号N4に従って電力オフのプログラムを行わせて、ヘアドライヤー10とペット毛整理装置21の接続が不完全である状態に動作を停止させ、ヘアドライヤー10又はペット毛整理装置21の故障の発生を回避し、更には使用者又はペット自体に不慮の怪我を負わせる事態を回避することができる。
【0032】
図9を参照すると、図9は本発明の別の実施形態(一)である。上記実施形態では、ハウジング107には透明状の保護カバー22が設けられ、保護カバー22とハウジング107の間にはパターン層23が設けられ、パターン層23は表面に広告メッセージ、パターン、色彩又は文字が印刷された広告紙であってよいが、他の形式のものであってもよく、ここでは特に制限されず、パターン層23は主にハウジング107の外部に貼り付けられ、パターン層23が外力の破壊を受けて破損するのを回避するように、保護カバー22により保護される。
【0033】
図10を参照すると、図10は本発明の別の実施形態(二)である。図1を併せて参照すると、図9に示されるように、一実施形態では、パターン層は電子ペーパー24であってよく、電子ペーパー24はハウジング107の表面の適切な位置に貼り付けられ、ハウジング107の外部に保護カバー22を設けることにより保護されることができ、ヘアドライヤー10の電力モジュール105は電子ペーパー24に結合され、電子ペーパーを駆動する電力を供給し、電子ペーパー24は予め取りこまれた動画又はパターンによってカルーセルを行うことができ、電子ペーパー24によってさらに多様なパターン表現を実現することができる。
【0034】
以上の説明に基づき、明らかにこれらの概念の範囲から逸脱しない場合、様々な技術を使用して本願で説明した概念を実現してもよい。また、具体的に一部の実施形態を参照して概念を説明したが、当業者は、これらの概念の範囲から逸脱することなく、形式及び細部を変更できることを認識するであろう。このように、説明された実施形態は、全ての面において、限定的なものではなく、例示的なものであると考えられる。また、本願は、上述した特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲から逸脱しない場合、様々な再構成、修正、及び置換が可能であることを理解すべきである。
【符号の説明】
【0035】
10:ヘアドライヤー
101:マイクロプロセッサ
102:動作信号受信モジュール
103:近接検知モジュール
104:冷温風発生モジュール
105:電力モジュール
106:拡張装置給電モジュール
107:ハウジング
1071:把持部
1072:風量調整キー
1073:温度調整キー
1074:電源キー
1075:タイマーキー
1076:ディスプレイ
20:外部拡張装置
201:相対電気的接続モジュール
202:信号生成モジュール
203:識別ユニット
21:ペット毛整理装置
211:組立ヘッド本体
212:第1の吹き出し口
213:第2の吹き出し口
214:押し片
2141:穴
215:毛整理ブラシ
216:押しボタン
217:相対電気的接続モジュール
218:信号生成モジュール
219:識別ユニット
22:保護カバー
23:パターン層
24:電子ペーパー
M1:動作信号
M2:識別信号
M3:情報中断信号
M4:パワーダウン信号
N1:動作信号
N2:識別信号
N3:情報中断信号
N4:パワーダウン信号
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【外国語明細書】