(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023184668
(43)【公開日】2023-12-28
(54)【発明の名称】空気調和機
(51)【国際特許分類】
F24F 1/0007 20190101AFI20231221BHJP
F24F 13/08 20060101ALI20231221BHJP
F24F 13/15 20060101ALI20231221BHJP
F24F 13/14 20060101ALI20231221BHJP
【FI】
F24F1/0007 321
F24F13/08 B
F24F13/15 F
F24F13/14 D
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023190456
(22)【出願日】2023-11-08
(62)【分割の表示】P 2019130118の分割
【原出願日】2019-07-12
(71)【出願人】
【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100147304
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 知哉
(74)【代理人】
【識別番号】100148493
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 浩二
(72)【発明者】
【氏名】堀川 祐己
(57)【要約】
【課題】空気調和機の前後方向の長さを短縮できるようにする。
【解決手段】空気調和機は、吸込み口(21)および吹出し口(22)を有する筐体(11)と、ファン(12)と、ファン(12)の前に設けられた熱交換器(13)と、熱交換器(13)の前面に沿うように熱交換器(13)に隣接して設けられ、枠部材および枠部材に設けられた縦ルーバを有する吹出し枠ユニット(23)とを備える。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
空気の吸込み口および吹出し口を有する筐体と、
前記筐体の内部に設けられたファンと、
前記筐体の内部の前記ファンの前に設けられ、後面側から前記ファンの風を受ける熱交換器と、
前記熱交換器の前面に沿うように前記熱交換器に隣接して設けられ、前記吹出し口を形成する吹出し枠ユニットであって、枠部材および左右方向の吹き出し方向を変更する縦ルーバを有し、前記縦ルーバが前記枠部材の左右方向に並ぶ状態にて前記枠部材に設けられた吹出し枠ユニットとを備えていることを特徴とする空気調和機。
【請求項2】
前記熱交換器は、上部が下部よりも前方位置となる傾斜状態、または下部が上部よりも前方位置となる傾斜状態に配置され、前記吹出し枠ユニットは、前記熱交換器の傾斜状態に応じて傾斜状態に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
【請求項3】
前記枠部材の上部を形成する上枠部は、空気の流れの上流側から下流側に向かって下向きに傾斜していることを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機。
【請求項4】
前記枠部材の左右の側部を形成する横枠部は、前縁部に、前記枠部材の左右方向の内側の幅を広げる拡幅部を有していることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の空気調和機。
【請求項5】
前記縦ルーバの前に設けられ、上部を中心に上下方向に回転して、前記縦ルーバを通過した風についての上下方向の吹き出し方向を変更するサブパネルと、
前記吹出し口の前に設けられ、少なくとも上下方向の寸法が前記サブパネルよりも大きく、上下方向に回転して、上下方向の吹き出し方向を変更するメインパネルとを備えていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の空気調和機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ファンおよび熱交換器を有する空気調和機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に開示されているように、熱交換器をファンの前に配置し、ファンから熱交換器に空気を吹き付け、熱交換器を通過した空気を吹出口から機外へ吹き出す方式の空気調和機が知られている。
【0003】
特許文献1に記載の空気調和機は、具体的には、天井吊形であり、左右および前後に長い薄型箱形状を有している。この空気調和機は、ファンの下の吸込口から吸い込んだ空気をファンによって前方の熱交換器に吹き付け、熱交換器を通過した空気を熱交換器の前方の吹出口から吹き出す。熱交換器は、上部が下部よりも前方位置となる傾斜状態に配置され、吹出口には吹き出し方向を変えるフラップが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来の空気調和機の構成は、左右方向に加えて前後方向にも長い形状となっている。一方、一般家庭用の空気調和機は、前後方向(奥行)の長さの短縮化による小型化が求められている。このため、上記従来の空気調和機の構成は、一般家庭用の空気調和機には採用し難いという問題点を有している。
【0006】
本発明の一態様は、前後方向の長さを短縮して小型化することができる空気調和機を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る空気調和機は、空気の吸込み口および吹出し口を有する筐体と、前記筐体の内部に設けられたファンと、前記筐体の内部の前記ファンの前に設けられ、後面側から前記ファンの風を受ける熱交換器と、前記熱交換器の前面に沿うように前記熱交換器に隣接して設けられ、前記吹出し口を形成する吹出し枠ユニットであって、枠部材および左右方向の吹き出し方向を変更する縦ルーバを有し、前記縦ルーバが前記枠部材の左右方向に並ぶ状態にて前記枠部材に設けられた吹出し枠ユニットとを備えている。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、空気調和機の前後方向の長さを短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の実施形態の空気調和機を示す斜視図である。
【
図2】
図1に示した空気調和機の構造を縦断面によって示す斜視図である。
【
図3】
図2に示した吹出し枠ユニットの斜視図である。
【
図4】
図3に示した吹出し枠ユニットの横ルーバを除去した状態の斜視図である。
【
図5】
図3に示した吹出し枠ユニットの正面図、および正面図におけるB-B断面図である。
【
図6】
図5に示した吹出し枠ユニットの正面図におけるA-A断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。
図1は、本実施形態の空気調和機1を示す斜視図である。
図2は、
図1に示した空気調和機1の構造を縦断面によって示す斜視図である。
【0011】
(空気調和機1の構成)
図1および
図2に示すように、空気調和機1は、筐体11の内部における後部にファン12を有し、前部に熱交換器13を有している。
【0012】
筐体11は、上面部に吸込み口21を有し、前面部に開口部を有する。吸込み口21には、フィルタ27が設けられ、前面部の開口部には吹出し口22を形成する吹出し枠ユニット23が取り付けられている。
【0013】
ファン12は、シロッコファンであり、空気を円筒形の軸方向から吸い込み、半径方向の外側へ吹き出す。ファン12は、カバー部材24により熱交換器13側の領域を除いて覆われている。具体的には、カバー部材24は、上側に位置する前端部が熱交換器13の上端部の位置に達し、この位置から後方へ向かって延び、ファン12の上方位置、ファン12の後方位置、ファン12の下方位置を経て、熱交換器13の後面に達している。
【0014】
熱交換器13は、上部が下部よりも前方位置となる傾斜状態に配置され、下部はファン12と近接した状態に配置されている。熱交換器13は、傾斜状態に配置されることにより、鉛直状態に配置される場合と比較して、空気調和機1の高さを抑制しながら表面積を広くできるようにしている。なお、熱交換器13の傾斜状態は、上記の状態に限定されず、下部が上部よりも前方位置となる傾斜状態に配置されていてもよい。この場合にも、熱交換器13は、鉛直状態に配置される場合と比較して、空気調和機1の高さを抑制しながら表面積を広くすることができる。
【0015】
熱交換器13の下には、熱交換器13での熱交換によって生じた水を受けるドレンパン25が設けられている。
【0016】
吹出し枠ユニット23は、下端部がドレンパン25に固定され、上端部が吸込み口21のフィルタ27を保持するフィルタガイド(図示せず)に固定されている。これにより、吹出し枠ユニット23は、熱交換器13の傾斜状態に応じて傾斜した状態となり、熱交換器13の前面に沿うように、熱交換器13に隣接(隣接)して配置されている。
【0017】
この場合、吹出し枠ユニット23は、熱交換器13と接触していても、熱交換器13から僅かに離れていてもよい。したがって、熱交換器13に最も近い位置の吹出し枠ユニット23の後縁部と熱交換器13との間隔は、0~20mmの範囲、さらに好ましくは0~10mmの範囲としてもよい。なお、熱交換器13から吹出し枠ユニット23が受ける温度の影響を考えれば、吹出し枠ユニット23は熱交換器13から僅かに離れていていることが好ましい。
【0018】
空気調和機1は、前面部に吹出し口22を開閉する前面パネル(メインパネル)26を備えている。前面パネル26は、
図1および
図2に示すように、上縁部と下縁部との間が緩やかに湾曲した板形状に形成されている。前面パネル26の湾曲の方向は、正面から見て凹状となる方向である。
【0019】
前面パネル26は、例えば前面パネル26を支持する左右2個所のアームおよびモータを有する従来周知の駆動機構(図示せず)により駆動される。前面パネル26は、空気調和機1の停止時には吹出し口22を閉じた状態となり、運転時には開いた状態となる。この場合、横ルーバ(サブパネル)42も開いた状態となる。なお、前面パネル26は、冷房時には通常上が開いた状態(
図1,
図2の状態)となり、暖房時には通常下が開いた状態となる。
【0020】
(吹出し枠ユニット23の構成)
図3は、吹出し枠ユニット23を示す斜視図である。
図4は、吹出し枠ユニット23の横ルーバ42を除去した状態を示す斜視図である。
図5は、
図3に示した吹出し枠ユニット23の正面図、および正面図におけるB-B断面図である。
図6は、
図5に示した吹出し枠ユニット23の正面図におけるA-A断面図である。
【0021】
空気調和機1では、空気清浄機能を高めるため、フィルタ27として、空気清浄機能の高いフィルタを使用している。このようなフィルタ27を使用した場合、熱交換器13の下流側にファン12を配置すると、ファン12による吸込み口21からの吸込み機能が低下する。そこで、空気調和機1では、熱交換器13の上流側にファン12を配置している。一方、熱交換器13の上流側にファン12を配置した場合、吹出し口22から吹き出す風の風速が低下し、また風の吹き出し方向を変更する機能も低下する。そこで、吹出し枠ユニット23は、このような点を考慮して、以下のような構成としている。
【0022】
図3から
図6に示すように、吹出し枠ユニット23は、枠部材41、横ルーバ42、縦ルーバ43およびプラズマクラスタイオンユニット(以下、単にPCIユニットと称する)44を有する。
【0023】
枠部材41は長方形の枠形状を有し、枠部材41の内部は、吹出し口22となっている。枠部材41は、熱交換器13と同等の左右幅を有し、高さは熱交換器13の上端部まで達している。これにより、枠部材41は、吹出し口22の開口高さが高くなっている。
【0024】
図6に示すように、枠部材41の下側の枠である下枠部41aは水平である一方、上側の枠である上枠部41bは、空気の流れの上流側部分の高さに対して下流側部分の高さが低く、上流側から下流側に向かって下向きに傾斜している。これにより、吹出し口22は、上下方向の高さが吹き出し方向に向かって絞り込まれた状態となっている。
【0025】
横ルーバ42は、吹出し枠ユニット23の前面部に設けられている。横ルーバ42は、上縁部を中心に上下方向に回転駆動されることにより、縦ルーバ43が設けられている領域を開閉するようになっている。これにより、横ルーバ42は、吹出し口22から吹き出される風の向きを上下方向に変化させる。したがって、横ルーバ42は前面パネル26に対するサブパネルとしての機能を有する。
【0026】
縦ルーバ43は、縦長形状を有し、枠部材41の幅方向に所定の間隔をおいて枠部材41の内部に多数設けられている。縦ルーバ43は、枠部材41の幅方向に延びる支軸45(
図5参照)に取り付けられ、支軸45の左右方向への移動によって左右方向に回転する。これにより、縦ルーバ43、吹出し口22から吹き出される風の向きを左右方向に変化させる。
【0027】
ここで、空気調和機1では、上記のように、熱交換器13の上流側にファン12を配置したことにより、熱交換器13の下流側にファン12を配置した場合よりも吹出し口22から吹き出す風の風速が低下する。風速が遅い場合には、風速が速い場合よりも縦ルーバ43による風向きの変化機能が低下する。このため、縦ルーバ43は、風向きの変化機能を高めることが求められる。
【0028】
縦ルーバ43は、風向きの変化機能を高める場合、前後方向の幅を広くすることが好ましい。しかしながら、吹出し枠ユニット23は、空気調和機1の小型化のため、前後方向の幅が狭い幅に制限されている。このため、縦ルーバ43は、前後方向の幅を広くし難くなっている。そこで、吹出し枠ユニット23では、風向きの変化機能を確保するために、従来と比較して縦ルーバ43の配置ピッチを狭くし、縦ルーバ43の数を多くしている。
【0029】
また、枠部材41は、左右の横枠部41cの前縁部に、枠部材41の左右方向の内側の幅を広げる拡幅部41c1を有している。拡幅部41c1は、横枠部41cの内面側の厚さを薄くした形状である。枠部材41は、拡幅部41c1を有することにより、横枠部41cの前縁部(拡幅部41c1)の部分の左右方向の幅W2が、拡幅部41c1よりも後方側の部分の幅W1よりも広くなっている。
【0030】
PCIユニット44は、枠部材41の上枠部41bの下面に取り付けられ、枠部材41の幅方向に複数個配置されている。PCIユニット44は、発生したプラズマクラスタイオンを吹出し口22から吹き出される空気に与える。
【0031】
(空気調和機1の利点)
空気調和機1では、吹出し枠ユニット23を熱交換器13の前面に沿うように熱交換器13に隣接して設けているので、前後方向の長さを短縮して小型化することができる。
【0032】
また、熱交換器13は、上部が下部よりも前方位置となる傾斜状態に配置され、吹出し枠ユニット23は、熱交換器13の傾斜状態に応じて傾斜状態に配置されている。これにより、熱交換器13は筐体11内において広い面積を確保でき、このように熱交換器13を配置した場合であっても、空気調和機1の小型化することができる。
【0033】
また、枠部材41の上枠部41bが上流側から下流側に向かって下向きに傾斜し、吹出し口22は、上下方向の高さが吹き出し方向に向かって絞り込まれた状態となっているので、吹出し口22から吹き出す風を効率的に下方へ案内することができ、かつ吹き出す風の風速を速くすることができる。
【0034】
また、枠部材41が拡幅部41c1を有することにより、縦ルーバ43に案内されて左右に向かう風は横枠部41cによって遮られ難くなる。したがって、縦ルーバ43の右または左への回転により吹き出し方向を変更することが容易となっている。
【0035】
また、空気調和機1は、前面パネル26に加えて横ルーバ42を有しているので、吹出し口22から吹き出す風の上下方向の風向きを横ルーバ42および前面パネル26によって容易に調整することができる。
【0036】
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る空気調和機は、空気の吸込み口および吹出し口を有する筐体と、
前記筐体の内部に設けられたファンと、前記筐体の内部の前記ファンの前に設けられ、後面側から前記ファンの風を受ける熱交換器と、前記熱交換器の前面に沿うように前記熱交換器に隣接して設けられ、前記吹出し口を形成する吹出し枠ユニットであって、枠部材および左右方向の吹き出し方向を変更する縦ルーバを有し、前記縦ルーバが前記枠部材の左右方向に並ぶ状態にて前記枠部材に設けられた吹出し枠ユニットとを備えている。
【0037】
本発明の態様2に係る空気調和機は、上記態様1において、前記熱交換器は、上部が下部よりも前方位置となる傾斜状態、または下部が上部よりも前方位置となる傾斜状態に配置され、前記吹出し枠ユニットは、前記熱交換器の傾斜状態に応じて傾斜状態に配置されている構成としてもよい。
【0038】
本発明の態様3に係る空気調和機は、上記態様1または2において、前記枠部材の上部を形成する上枠部は、空気の流れの上流側から下流側に向かって下向きに傾斜している構成としてもよい。
【0039】
本発明の態様4に係る空気調和機は、上記態様1から3のいずれか1態様において、前記枠部材の左右の側部を形成する横枠部は、前縁部に、前記枠部材の左右方向の内側の幅を広げる拡幅部を有している構成としてもよい。
【0040】
本発明の態様5に係る空気調和機は、上記態様1から4のいずれか1態様において、前記縦ルーバの前に設けられ、上部を中心に上下方向に回転して、前記縦ルーバを通過した風についての上下方向の吹き出し方向を変更するサブパネルと、前記吹出し口の前に設けられ、少なくとも上下方向の寸法が前記サブパネルよりも大きく、上下方向に回転して、上下方向の吹き出し方向を変更するメインパネルとを備えている構成としてもよい。
【0041】
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
【符号の説明】
【0042】
1 空気調和機
11 筐体
12 ファン
13 熱交換器
21 吸込み口
22 吹出し口
23 吹出し枠ユニット
24 カバー部材
25 ドレンパン
26 前面パネル(メインパネル)
27 フィルタ
41 枠部材
41a 下枠部
41b 上枠部
41c 横枠部
41c1 拡幅部
42 横ルーバ(サブパネル)
43 縦ルーバ
44 PCIユニット
【手続補正書】
【提出日】2023-12-01
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上面側に設けられた吸込み口と、前面側に設けられた開口部と、を有する筐体と、
前記筐体の内部に設けられた熱交換器と、
前記筐体の前記開口部に取り付けられ、かつ内部に吹出し口を有する枠部材と、
前記筐体の内部に設けられ、前記吸込み口から前記吹出し口に向けて送風する送風部と、
前記枠部材に設けられ、前記枠部材に対して回転移動することで前記吹出し口から吹き出される空気の吹き出し方向を変更可能な縦ルーバと、を備え、
前記枠部材は、前記開口部に取り付けられた状態において、上方からみて前記熱交換器と重なる、空気調和機。
【請求項2】
前記枠部材は、前記吹出し口の上部を含む上枠部と、前記吹き出し口の下部を含む下枠部と、前記吹出し口の左右の部分を含む左枠部および右枠部と、を有し、
前記縦ルーバの空気が流れる方向の上流側の端部は、前記縦ルーバが左右方向に垂直な面に平行な姿勢を取る場合、左右方向からみて前記左枠部及び前記右枠部に重なる、請求項1に記載の空気調和機。
【請求項3】
前記縦ルーバの空気が流れる方向の下流側の端部は、前記縦ルーバが左右方向に垂直な面に平行な姿勢を取る場合、左右方向からみて前記左枠部及び前記右枠部に重なる、請求項2に記載の空気調和機。
【請求項4】
前記縦ルーバは、前記吹出し口の内部に収まっている、請求項2または請求項3に記載の空気調和機。
【請求項5】
前記左枠部及び前記右枠部をつなぎ、かつ前記縦ルーバを回転移動可能に支持する補強部材をさらに備える、請求項2から請求項4の何れか1項に記載の空気調和機。
【請求項6】
左右方向に並ぶ複数の前記縦ルーバと、
左右方向に延び、かつ前記複数の縦ルーバを一体的に回転移動させる支軸と、をさらに備え、
前記支軸は、左右方向からみて前記枠部材と重なる、請求項5に記載の空気調和機。
【請求項7】
前記支軸は、前後方向からみて前記補強部材に重なる、請求項6に記載の空気調和機。
【請求項8】
前記熱交換器は、上部が下部よりも前方に位置する傾斜状態、または下部が上部よりも前方に位置する傾斜状態で前記筐体の内部に配置される、請求項1から請求項7の何れか1項に記載の空気調和機。
【請求項9】
前記送風部は、前記熱交換器よりも空気が流れる方向の上流側に位置する、請求項1から請求項8の何れか1項に記載の空気調和機。