(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023184702
(43)【公開日】2023-12-28
(54)【発明の名称】物品支持具及び支持部品
(51)【国際特許分類】
A47G 29/00 20060101AFI20231221BHJP
【FI】
A47G29/00 E
A47G29/00 C
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023191233
(22)【出願日】2023-11-09
(62)【分割の表示】P 2019079418の分割
【原出願日】2019-04-18
(71)【出願人】
【識別番号】505005049
【氏名又は名称】スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】100130339
【弁理士】
【氏名又は名称】藤井 憲
(74)【代理人】
【識別番号】100135909
【弁理士】
【氏名又は名称】野村 和歌子
(74)【代理人】
【識別番号】100133042
【弁理士】
【氏名又は名称】佃 誠玄
(74)【代理人】
【識別番号】100171701
【弁理士】
【氏名又は名称】浅村 敬一
(72)【発明者】
【氏名】谷口 絵美
(72)【発明者】
【氏名】川崎 真吾
(57)【要約】
【課題】美観を損なう可能性を低減させることができると共に構成を簡易にすることができる物品支持具及び支持部品を提供する。
【解決手段】一実施形態に係る物品支持具は、物品を支持する支持面Wに取り付けられる物品支持具であって、物品を支持する支持部品12と、支持面Wに支持部品12を貼り付ける粘着テープ3と、粘着テープ3から延びると共に支持面Wと支持部品12との接着部分からはみ出す摘まみ部7と、を備え、摘まみ部7は、粘着テープ3に対して折り曲げ可能とされており、支持部品12は、折り曲げられた摘まみ部7を保持する保持部16を有する。
【選択図】
図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
物品を支持する支持面に取り付けられる物品支持具であって、
物品を支持する支持部品と、
前記支持面に前記支持部品を貼り付ける粘着テープと、
前記粘着テープから延びると共に前記支持面と前記支持部品との接着部分からはみ出す摘まみ部と、
を備え、
前記摘まみ部は、前記粘着テープに対して折り曲げ可能とされており、
前記支持部品は、折り曲げられた前記摘まみ部を保持する保持部を有する、
物品支持具。
【請求項2】
物品を支持する支持面に取り付けられる物品支持具であって、
物品を支持する支持部品と、
前記支持面に貼り付けられる保護シートと、
前記保護シートに前記支持部品を貼り付ける粘着テープと、
前記粘着テープから延びると共に前記保護シートと前記支持部品との接着部分からはみ出す摘まみ部と、
を備え、
前記摘まみ部は、前記粘着テープに対して折り曲げ可能とされており、
前記支持部品は、折り曲げられた前記摘まみ部を保持する保持部を有する、
物品支持具。
【請求項3】
前記保持部は、折り曲げられた前記摘まみ部が挿入される挿入部を有し、前記挿入部に挿入された前記摘まみ部を保持する、
請求項1又は2に記載の物品支持具。
【請求項4】
前記支持部品は、前記粘着テープを備えるベース部と、物品を支持すると共に前記ベース部に着脱可能とされたフック部と、を含んでおり、
前記保持部は、前記ベース部に設けられている、
請求項1~3のいずれか一項に記載の物品支持具。
【請求項5】
前記保持部は、前記ベース部の前記粘着テープとの反対側の面に設けられており、前記面と前記保持部との間に挿入された前記摘まみ部を保持する、
請求項4に記載の物品支持具。
【請求項6】
前記支持部品は、一部品で構成されており、前記粘着テープを保持すると共に物品を支持する、
請求項1~3のいずれか一項に記載の物品支持具。
【請求項7】
物品を支持する支持面に取り付けられる支持部品であって、
前記支持面に前記支持部品を貼り付ける粘着テープから延びており前記支持面と前記支持部品との接着部分からはみ出すと共に折り曲げられた摘まみ部を保持する保持部を備える、
支持部品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の一側面は、物品支持具及び支持部品に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、物品を所定の箇所に支持する物品支持具については種々のものが知られている。特許文献1には、フック状の物品支持部分を有する物品支持部材と、垂直な壁面、窓、又はキャビネット等の基材に物品支持部材を剥離可能に接着する接着性ストリップとを備えた物品支持アセンブリが記載されている。接着性ストリップは、引き伸ばし剥離可能であって、接着部分と、非粘着性のプルタブ部分とを含む。接着部分は物品支持部材を基材に接着する接着剤を有し、非粘着性のプルタブ部分は接着部分から外方に延び出している。プルタブ部分を基材に沿って引き伸ばすことによって接着部分及び物品支持部材が基材から引き剥がされる。
【0003】
特許文献2には、物品支持装置が記載されている。物品支持装置は、フック状の物品支持部を有する支持本体と、支持本体に移動可能に連結されるカバー部材とを備える。支持本体の裏面には引き伸ばして剥離可能な粘着テープが設けられており、粘着テープからは粘着テープを剥離可能とする摘まみ部分が延び出している。摘まみ部分は、支持本体の長手方向の一端から外方に突出している。カバー部材は支持部材から突出する摘まみ部分を隠蔽する主部分を有し、主部分は摘まみ部分を隠蔽する第1位置と、摘まみ部分を露出する第2位置との間で移動可能とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特表2013-540457号公報
【特許文献2】特開2003-52522号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述した物品支持アセンブリでは、非粘着性のプルタブ部分が接着部分から外方に延び出しており、接着に寄与しないプルタブ部分が露出している。物品支持アセンブリを使用する使用者からは露出しているプルタブ部分の意匠性が良くないという声が挙がっており、プルタブ部分が物品支持アセンブリの美観を損ねていると感じさせることがある。このため、使用者によってプルタブ部分が切断されるケースがあり、プルタブ部分が切断されると接着部分及び物品支持部材の引き剥がしが困難となりうる。
【0006】
前述した物品支持装置は、支持本体とカバー部材とを備えており、カバー部材の主部分が第1位置に移動することによって粘着テープから延び出している摘まみ部分が隠蔽される。しかしながら、この物品支持装置では、支持本体とは別に設けられたカバー部材が第1位置と第2位置との間で移動する可動式となっている。よって、部品点数が多く構成が複雑であり、操作しづらいという問題が生じうる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一形態に係る物品支持具は、物品を支持する支持面に取り付けられる物品支持具であって、物品を支持する支持部品と、支持面に支持部品を貼り付ける粘着テープと、粘着テープから延びると共に支持面と支持部品との接着部分からはみ出す摘まみ部と、を備え、摘まみ部は、粘着テープに対して折り曲げ可能とされており、支持部品は、折り曲げられた摘まみ部を保持する保持部を有する。
【0008】
前述した形態に係る物品保持具では、物品を支持する支持面に粘着テープを介して支持部品が取り付けられ、粘着テープから延びる摘まみ部が支持面と支持部品との接着部分からはみ出す。摘まみ部を摘まんで粘着テープを引っ張ることによって粘着テープを支持面から剥がして支持部品を支持面から外すことが可能となる。また、摘まみ部は粘着テープに対して折り曲げ可能とされており、物品を支持する支持部品は折り曲げられた摘まみ部を保持する保持部を有する。従って、保持部が折り曲げられた摘まみ部を保持することにより摘まみ部の露出を抑制できるので、摘まみ部が物品支持具の美観を損なう可能性を低減させることができると共に、摘まみ部を切られにくくすることができる。また、物品を支持する支持部品の保持部が折り曲げられた摘まみ部を保持するため、摘まみ部を隠すために別途部品を用意する必要がない。更に、摘まみ部を隠したり露出させたりするために移動する可動式の部品も必要ないため、構成を簡易にすることができる。
【0009】
別の形態に係る物品支持具は、物品を支持する支持面に取り付けられる物品支持具であって、物品を支持する支持部品と、支持面に貼り付けられる保護シートと、保護シートに支持部品を貼り付ける粘着テープと、粘着テープから延びると共に保護シートと支持部品との接着部分からはみ出す摘まみ部と、を備え、摘まみ部は、粘着テープに対して折り曲げ可能とされており、支持部品は、折り曲げられた摘まみ部を保持する保持部を有する。
【0010】
この形態に係る物品支持具では、摘まみ部は、粘着テープから延びると共に保護シートと支持部品との接着部分からはみ出す。そして、摘まみ部は粘着テープに対して折り曲げ可能とされており、物品を支持する支持部品は折り曲げられた摘まみ部を保持する保持部を有する。従って、保持部が摘まみ部を保持することによって摘まみ部の露出を抑制することができるので、摘まみ部が物品支持具の美観を損なう可能性を低減させることができ、摘まみ部を切られにくくすることができる。そして、前述の物品支持具と同様、構成を簡易にすることができる。更に、この物品支持具では、支持面に貼り付けられた保護シートに粘着テープが貼り付けられるので、粘着テープから支持面を保護することができる。
【0011】
別の形態に係る物品支持具において、保持部は、折り曲げられた摘まみ部が挿入される挿入部を有し、挿入部に挿入された摘まみ部を保持してもよい。
【0012】
別の形態に係る物品支持具において、支持部品は、粘着テープを備えるベース部と、物品を支持すると共にベース部に着脱可能とされたフック部と、を含んでおり、保持部は、ベース部に設けられていてもよい。
【0013】
別の形態に係る物品支持具において、保持部は、ベース部の粘着テープとの反対側の面に設けられており、当該面と保持部との間に挿入された摘まみ部を保持してもよい。
【0014】
別の形態に係る物品支持具において、支持部品は、一部品で構成されており、粘着テープを保持すると共に物品を支持してもよい。
【0015】
本開示の一形態に係る支持部品は、物品を支持する支持面に取り付けられる支持部品であって、支持面に支持部品を貼り付ける粘着テープから延びており支持面と支持部品との接着部分からはみ出すと共に折り曲げられた摘まみ部を保持する保持部を備える。
【0016】
前述した形態に係る支持部品は、物品を支持する支持面に粘着テープを介して取り付けられ、粘着テープからは、支持面と支持部品との接着部分からはみ出す摘まみ部が延び出している。また、摘まみ部は折り曲げ可能とされており、支持部品は折り曲げられた摘まみ部を保持する保持部を有する。従って、折り曲げられた摘まみ部を保持部が隠して保持することができるので、前述と同様、摘まみ部によって美観を損なう可能性を低減させることができると共に、摘まみ部を切られにくくすることができる。また、支持部品が保持部を有することにより、支持部品単体で摘まみ部を保持することができるので、摘まみ部を隠すための別部品を不要とすることができる。従って、前述と同様、部品点数を増やすことなく構成を簡易にすることができる。
【発明の効果】
【0017】
本開示によれば、美観を損なう可能性を低減させることができると共に構成を簡易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】実施形態に係る物品支持具の一例を示す正面図である。
【
図2】
図1の物品支持具の粘着テープ及び摘まみ部と、保護シートと、支持面との層構造を模式的に示す図である。
【
図3】実施形態に係る支持部品及び保護シートを示す正面図である。
【
図4】
図2の支持部品と保護シートとの接着部分から延びる摘まみ部が保持された状態を示す正面図である。
【
図5】変形例に係る支持部品のフック部の表面を示す斜視図である。
【
図7】
図5の支持部品のベース部を示す斜視図である。
【
図8】(a),(b)及び(c)は、
図5の物品支持具の取付方法の各工程の一例を示す図である。
【
図9】(a),(b),(c)及び(d)は、保護シートを備える物品支持具の取付方法の各工程の一例を示す図である。
【
図10】別の変形例に係る支持部品を示す斜視図である。
【
図12】
図11の支持部品の保持部、粘着テープ及び摘まみ部を示す斜視図である。
【
図13】更に別の変形例に係る支持部品を示す斜視図である。
【
図15】
図14の支持部品の保持部、粘着テープ及び摘まみ部を示す斜視図である。
【
図16】更に別の変形例に係る支持部品の保持部及び摘まみ部を示す斜視図である。
【
図17】更に別の変形例に係る支持部品の保持部及び摘まみ部を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下では、添付図面を参照しながら本開示に係る物品支持具及び支持部品を実施するための形態について詳細に説明する。図面の説明において同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。また、図面は、理解の容易のため、一部を簡略化又は誇張して描いている場合があり、寸法比率等は図面に記載のものに限定されない。まず、本明細書における用語「物品」は、支持面に支持される物を示しており、例えば、ハンガー等のフック状の物、及びキーホルダー等の輪状又は紐状の物を含んでいる。「支持面」は、物品が支持される面を示しており、例えば、壁紙が貼り付けられた面、屋内又は屋外における壁等の面、棚又はキャビネット等の設備の面、天井面及び床面を含む。「物品支持具」は、物品を支持面に支持する物を示している。「支持部品」は、物品支持具における物品を支持する部品を示しており、例えば、物品が吊り下げられるフックを含む。
【0020】
「粘着テープ」は、支持部品と支持面との間に設けられる粘着性を備えたテープ部材であって、支持面を保護する機能を有していてもよい。「摘まみ部」は、粘着テープから延びると共に支持面に対する支持部品の接着部分からはみ出す部位であって、指等によって摘ままれる部位である。「摘まみ部が折り曲げ可能」とは、粘着テープから延びる摘まみ部が粘着テープに対して折り曲げ可能であることを示している。「摘まみ部を保持する保持部」とは、摘まみ部を動かないように摘まみ部の位置を一定箇所に固定する部分を示している。
【0021】
「粘着テープを備えるベース部」とは、粘着テープが貼り付けられる支持部品のベースとなる部分を示している。「フック部」とは、物品を支持するフック状の部分を示しており、例えば、ベース部から見て支持面の反対側に取り付けられるフックを備えた部分を含んでいる。「支持面に貼り付けられる保護シート」とは、支持面を保護するシートを示しており、例えば、支持面に対する粘着性が低いことによって剥がされても支持面を傷めないシートを含んでいる。
【0022】
図1は、実施形態に係る物品支持具を示す正面図である。
図2は、
図1の物品支持具の粘着テープ、保護シート及び支持面の層構造の例を示す図である。
図1及び
図2に示されるように、本実施形態に係る物品支持具1は、物品を支持する支持部品2と、支持部品2の支持面W側に設けられる粘着テープ3と、粘着テープ3及び支持面Wの間に介在する低粘着性の保護シート4とを備える。粘着テープ3は、支持部品2の裏面(支持面W側を向く面)に貼り付けられる。すなわち、粘着テープ3は、支持部品2の後述するベース部2b(
図3参照)の裏面に貼り付けられる。粘着テープ3は、例えば、延伸性両面テープである。粘着テープ3は、基材層3bと、基材層3bを挟み込む一対の粘着剤層3c,3dとを備える。基材層3bは、例えば、発泡体によって構成されており、ポリマー発泡によって構成されてもよい。ポリマー発泡としては、ポリウレタンフォーム、ポリオレフィンフォーム(例えば、ポリエチレンフォーム、ポリプロピレンフォーム)、又はアクリルフォーム等が挙げられる。
【0023】
粘着剤層3dは支持部品2と基材層3bの間に設けられる層であり、粘着剤層3cは保護シート4と基材層3bの間に設けられる層である。粘着剤層3c及び粘着剤層3dは、例えば、感圧接着剤(PSA)によって構成されている。粘着剤層3c及び粘着剤層3dのそれぞれは、保護シート4及び支持部品2のそれぞれに貼り付けられる。基材層3bには指等によって引っ張られる摘まみ部7が設けられており、摘まみ部7が粘着テープ3と平行な方向(支持面Wの面内方向)に引っ張られることによって支持部品2を保護シート4から剥離することが可能である。
【0024】
保護シート4は、粘着テープ3と支持面Wの間に介在する。保護シート4は、例えば、透明なシートである。保護シート4は、支持面Wに接触して貼り付けられる粘着剤層4bと、粘着剤層4bの支持面Wとの反対側に設けられる基材層4cとを備える。保護シート4は、例えば、支持面Wに直接貼り付けられる。例えば、保護シート4のステンレス鋼板(SUS304BA)に対する90度接着力は4.0N/12mmである。なお、ステンレス鋼板に対する90度接着力は、ステンレス鋼板から保護シート4が90度方向に捲られて剥離されるときに、保護シート4がステンレス鋼板から剥がれることを抑制可能な接着力を示している。本実施形態では、ステンレス鋼板に対する保護シート4の90度方向接着力が小さいことにより、支持面Wから保護シート4が剥がされるときに生じる支持面Wの破れを抑制することが可能である。なお、支持面Wの破れを抑制する観点ではステンレス鋼板に対する保護シート4の90度方向接着力は小さいほど好ましい。
【0025】
基材層4cは、例えば、ポリエチレンテレフタレート、紙、又は布等によって構成される。粘着剤層4bは、例えば、感圧接着剤(PSA)によって構成されている。保護シート4の粘着剤層4bが貼り付けられる支持面Wは、例えば、壁紙Pの表面である。例えば、保護シート4の形状は長方形状とされている。しかしながら、保護シート4の形状は、円形状等であってもよく、適宜変更可能である。支持面Wは、一例として、基材P1と、基材P1の一方の面に設けられた発泡ポリ塩化ビニル層P2とを備える。発泡ポリ塩化ビニル層P2の表面が支持面Wに相当し、支持面Wを成す発泡ポリ塩化ビニル層P2に保護シート4の粘着剤層4bが貼り付けられる。支持面Wには、例えば、微小な凹凸が形成されており、仮に粘着テープ3の粘着剤層3cが直接支持面Wに貼り付けられた場合、支持面Wから粘着剤層3cが剥がされるときに支持面Wを傷つける可能性がある。そこで、本例では、支持面Wを保護するシートとして保護シート4が設けられている。
【0026】
なお、支持面Wの構成は、基材P1及び発泡ポリ塩化ビニル層P2を有する壁紙Pに限られず適宜変更可能である。支持面Wは、例えば、タイル、プラスチック又はステンレス等によって構成されていてもよい。この場合、粘着テープ3の粘着剤層3cが直接支持面Wに貼り付けられても支持面Wを傷つける可能性が低いので、保護シート4を不要とすることが可能である。
【0027】
図1、
図3及び
図4に示されるように、支持部品2は、粘着テープ3を備えるベース部2bと、物品を支持すると共にベース部2bに着脱可能とされたフック部2cとを備える。
図3は、
図1の支持部品2からフック部2cが外されたベース部2b、摘まみ部7及び保護シート4を示す正面図である。
図4は、
図3の摘まみ部7が折り曲げられて保持された状態を示している。摘まみ部7は、保持されていない状態では、粘着テープ3から延びると共に保護シート4(又は支持面W)と支持部品2との接着部分からはみ出している。
【0028】
フック部2cは、例えば、円形状の基部2jと、基部2jの下部中央から突出する引掛部2kとを有する。引掛部2kは基部2jから突出すると共に上方に湾曲して延びており、フック部2cは引掛部2kに物品が引っ掛けられることによって当該物品を支持する。ベース部2bは、例えば、縦長に延びる長方形状を成している。ベース部2bは、縦方向に延びる一対の側部2dと、一対の側部2dの下端において横方向に延びる下部2fと、一対の側部2dの上端において横方向に延びると共に各側部2dから離れるに従って上方に湾曲する上部2gとを有する。
【0029】
ベース部2bは、粘着テープ3との反対側の面2hに、折り曲げられた摘まみ部7を保持する保持部6を有する。保持部6は、例えば、ベース部2bの粘着テープ3との反対側の面2hから突出する一対のリブ部6bと、一対のリブ部6bの突出端において板状に延在する板状部6cとを有する。ベース部2bの面2h、下側に位置するリブ部6b、及び板状部6cの間には折り曲げられた摘まみ部7が挿入される挿入部6dが形成されており、保持部6は挿入部6dに挿入された摘まみ部7を挟み込んで保持する。すなわち、保持部6は、ベース部2bの面2hと板状部6cとによって画成された挿入部6dに挿入された摘まみ部7を挟み込んで保持する。「摘まみ部を挟み込んで保持する」とは、折り曲げられて挿入部に挿入された摘まみ部が、挿入部を画成する内面(例えば、板状部6cの内面)に挟まれて外れない状態を示している。
【0030】
以上、支持部品2の形状について説明したが、支持部品の形状は前述の例に限られず適宜変更可能である。
図5は、別の例に係る支持部品12のフック部12cを示す斜視図である。
図6は、フック部12cを
図5とは異なる方向から見た斜視図である。
図7は、支持部品12のベース部12bを示す斜視図である。
図5、
図6及び
図7に示されるように、フック部12cは、例えば、ベース部12bを覆う円形状の蓋部12jと、蓋部12jの表面12nから突出する引掛部12kとを有する。引掛部12kは、蓋部12jから柱状に突出する基部12dと、基部12dの蓋部12jとの反対側の端部において円形状に拡張する拡張部12mとを有する。フック部12cは、ベース部12bを覆うカバーであると共に、基部12d及び拡張部12mに物品が引っ掛けられることによって当該物品を支持する。
【0031】
フック部12cの裏側には、縦方向に延びると共に左右一対に設けられる第1リブ12pと、一対の第1リブ12pの両端側において縦方向に延びる一対の第2リブ12qと、一対の第1リブ12p同士を接続すると共にベース部12bに係止される係止部12rとが形成されている。蓋部12jの底面12sに対する各第2リブ12qの高さは底面12sに対する各第1リブ12pの高さよりも高い。一対の第2リブ12qの間の距離D1はベース部12bの幅B1より若干長い程度とされており、一対の第2リブ12qの間にベース部12bが入り込む。
【0032】
係止部12rは、一対の第1リブ12p同士を接続する接続部12tと、接続部12tの下端から上方に延びると共に左右方向に沿って配置された一対のスリット12vと、一対のスリット12vの間に位置する板状部12wとを有する。板状部12wは、蓋部12jの底面12sから離間していると共に、底面12sの反対側に突出する係止突起12xを有する。板状部12wは、一対のスリット12vの間に形成されることにより、接続部12tにおいて撓む部位とされている。
【0033】
ベース部12bは、粘着テープ3との反対側の面12hに、折り曲げられた摘まみ部7を保持する保持部16を有する。保持部16は、例えば、ベース部12bの粘着テープ3との反対側の面12hから突出するリブ部16bと、リブ部16bの突出端において板状に延在する板状部16cとを有する。ベース部12bの面12h、リブ部16b及び板状部16cで構成された空間(隙間)には折り曲げられた摘まみ部7が挿入される挿入部16dが形成されており、保持部16は挿入部16dに挿入された摘まみ部7を挟み込んで保持する。すなわち、保持部16は、ベース部12bの面12hと板状部16cとの間に形成された挿入部16dに摘まみ部7を挟み込んで保持する。
【0034】
ベース部12bの面12hには、フック部12cの板状部12wが係合する係合突起12y及び係合凹部12zが形成されている。板状部12wは、ベース部12bの面12h、リブ部16bの上面16f、及び板状部16cの間に入り込む。そして、板状部12wの係止突起12xが係合突起12yを下方に乗り越えて係合凹部12zに嵌まることにより、ベース部12bにフック部12cが取り付けられる。
【0035】
次に、物品支持具1を支持面Wに取り付ける方法の手順の例について
図8及び
図9を参照しながら説明する。
図8は、保護シート4を有しない物品支持具1の取り付け手順を示す図である。
図9は、保護シート4を有する物品支持具1の取り付け手順を示す図である。保護シート4を有しない物品支持具1の場合、
図8(a)に示されるように、ベース部12bの面12hとは反対側を向く裏面に粘着テープ3を貼り付け、摘まみ部7をベース部12bの下方にはみ出す状態とする。
【0036】
次に、
図8(b)に示されるように、ベース部12bから下方にはみ出す摘まみ部7を上方に折り曲げ、折り曲げた摘まみ部7を保持部16の挿入部16dに挿入し、保持部16によって摘まみ部7を挟み込んで保持する。その後、
図8(c)に示されるように、フック部12cの裏側をベース部12bに向けて、フック部12cの板状部12wを板状部16cと面12hの間に上から入り込ませて係止突起12xを係合凹部12zに嵌めることにより、ベース部12bにフック部12cを取り付ける。
【0037】
保護シート4を有する物品支持具1の場合、
図9(a)に示されるように、予め粘着テープ3が貼り付けられた保護シート4を支持面Wに貼り付ける。
図9(b)に示されるように、摘まみ部7が下方にはみ出す状態としてベース部12bを粘着テープ3に貼り付ける。その後、
図9(c)及び
図9(d)に示されるように、保護シート4とベース部12bとの間の接着部分から下方にはみ出す摘まみ部7を上方に折り曲げる。そして、前述と同様、折り曲げた摘まみ部7を保持部16の挿入部16dに挿入して保持部16が摘まみ部7を挟み込んで保持した状態としてベース部12bにフック部12cを取り付ける。
【0038】
次に、物品支持具1の作用効果について説明する。
【0039】
保護シート4を有しない物品支持具1では、物品を支持する支持面Wに粘着テープ3を介して支持部品12が取り付けられ、粘着テープ3から延びる摘まみ部7が支持面Wと支持部品12との接着部分からはみ出す。摘まみ部7を摘まんで粘着テープ3を下方に引っ張ることによって粘着テープ3を支持面Wから剥がして支持部品12を支持面Wから外すことが可能となる。また、摘まみ部7は粘着テープ3に対して折り曲げ可能とされており、物品を支持する支持部品12は折り曲げられた摘まみ部7を保持する保持部16を有する。従って、保持部16が折り曲げられた摘まみ部7を保持することにより摘まみ部7の露出を抑制できるので、摘まみ部7が物品支持具1の美観を損なう可能性を低減させることができると共に、摘まみ部7を切られにくくすることができる。また、物品を支持する支持部品12の保持部16が折り曲げられた摘まみ部7を保持するため、摘まみ部7を隠すために別途部品を用意する必要がない。更に、摘まみ部7を隠したり露出させたりするために移動する可動式の部品も必要ないため、構成を簡易にすることができる。
【0040】
保護シート4を有する物品支持具1では、摘まみ部7は、粘着テープ3から延びると共に保護シート4と支持部品12との接着部分からはみ出す。そして、摘まみ部7は粘着テープ3に対して折り曲げ可能とされており、物品を支持する支持部品12は折り曲げられた摘まみ部7を保持する保持部16を有する。従って、保持部16が摘まみ部7を保持することによって摘まみ部7の露出を抑制することができるので、摘まみ部7が物品支持具1の美観を損なう可能性を低減させることができ、摘まみ部7を切られにくくすることができる。そして、前述と同様、構成を簡易にすることができる。更に、保護シート4を備える物品支持具1では、支持面Wに貼り付けられた保護シート4に粘着テープ3が貼り付けられるので、粘着テープ3から支持面Wを保護することができる。
【0041】
物品支持具1において、保持部16は、折り曲げられた摘まみ部7が挿入される挿入部16dを有し、挿入部16dに挿入された摘まみ部7を保持してもよい。この場合、折り曲げた摘まみ部7を挿入部16dに挿入して保持することができるので、摘まみ部7を保持するための構成を簡易にすることができる。
【0042】
物品支持具1において、支持部品12は、粘着テープ3を備えるベース部12bと、物品を支持すると共にベース部12bに着脱可能とされたフック部12cと、を含んでおり、保持部16は、ベース部12bに設けられていてもよい。この場合、物品を支持するフック部12cがベース部12bに対して着脱可能とされており、粘着テープ3を備えるベース部12bに摘まみ部7を保持する保持部16が設けられている。従って、フック部12cをベース部12bに取り付ける前に、ベース部12bに設けられた保持部16に摘まみ部7を保持することが可能であり、摘まみ部7を保持した状態でフック部12cをベース部12bに取り付けることが可能となる。よって、ベース部12bの保持部16に摘まみ部7を保持してフック部12cを取り付けることができるので、支持面Wに対する物品支持具1の取付作業を容易に行うことができる。
【0043】
物品支持具1において、保持部16は、ベース部12bの粘着テープ3との反対側の面12hに設けられており、当該面12hと保持部16との間に挿入された摘まみ部7を保持してもよい。この場合、ベース部12bの粘着テープ3との反対側の面12hに保持部16が設けられており、当該面12hと保持部16との間に摘まみ部7が挿入される。従って、粘着テープ3から延びる摘まみ部7をベース部12bの表側に位置する面12hに折り曲げて、折り曲げた摘まみ部7を保持部16と当該面12hとの間に挟み込むことができる。以上より、摘まみ部7の保持を容易に行うことができる。
【0044】
次に、変形例に係る物品支持具21について
図10、
図11及び
図12を参照しながら説明する。
図10、
図11及び
図12に示されるように、変形例に係る物品支持具21は一部品で構成された支持部品22を備え、支持部品22は粘着テープ3を保持すると共に物品を支持する。以降の説明では、前述した物品支持具1と重複する説明を適宜省略する。
【0045】
支持部品22は、粘着テープ3が貼り付けられると共に長手方向H1に延びる板状部2
2bと、板状部22bの長手方向H1の一端から突出する引掛部22cとを有する。引掛部22cは、板状部22bの表面22d(支持面Wの反対側を向く面)から突出しており、表面22dから離れるに従って上方に湾曲する。支持部品22の裏面22f(支持面W側を向く面)には粘着テープ3が貼り付けられ、支持部品22は粘着テープ3を介して支持面Wに取り付けられる。
【0046】
裏面22fの長手方向H1の一端側(引掛部22c側、又は下側)には粘着テープ3から延びる摘まみ部7が保持する保持部26が設けられる。例えば、保持部26は、摘まみ部7が挿入される挿入部とされており、裏面22fから窪むと共に引掛部22cの内部に形成された穴26bを有する。摘まみ部7は、粘着テープ3に対してL字状に(約90°)曲げられた状態で穴26bに挿入され、穴26bの内面に挟み込まれた状態で保持される。すなわち、保持部26は、折り曲げられた摘まみ部7が元に戻る反力によって摘まみ部7が穴26bの内面に当接した状態で摘まみ部7を保持する。また、支持部品22の長手方向H1の一端には、穴26bに連通すると共に摘まみ部7の一部を下方に露出する切り欠き22gが形成されている。板状部22bには事前に粘着テープ3が貼り付けられる。そして、粘着テープ3は、摘まみ部7が保持部26に挿入された後に支持面Wに貼り付けられる。
【0047】
以上、物品支持具21では、支持面Wに粘着テープ3を介して支持部品22が取り付けられ、粘着テープ3から延びると共に支持面Wと支持部品22との接着部分から摘まみ部7がはみ出す。この摘まみ部7を摘まんで粘着テープ3を引っ張ることによって粘着テープ3を支持面Wから剥がして支持部品22を支持面Wから外すことが可能である。また、摘まみ部7は粘着テープ3に対して折り曲げ可能とされており、支持部品22は折り曲げられた摘まみ部7を保持する保持部26を有する。従って、保持部26により、折り曲げられた摘まみ部7を隠れるように保持することができるので、前述の物品支持具1と同様の効果が得られる。また、物品支持具21において、支持部品22は、一部品で構成されており、粘着テープ3を保持すると共に物品を支持する。従って、支持部品22が一部品で構成されるので、構成を更に簡易にすることができる。
【0048】
別の変形例に係る物品支持具31について
図13、
図14及び
図15を参照しながら説明する。物品支持具31は一部品で構成された支持部品32を備える。支持部品32は、粘着テープ3が貼り付けられる裏面32dを有する矩形状の板状部32bと、板状部32bの端面32cから裏面32dの反対側に突出する引掛部32fとを有する。引掛部32fは、例えば、板状部32bの表面32gから突出する第1突出部32hと、第1突出部32hの突出端から斜め上方に延びる第2突出部32jとを有する。支持部品32の端面32c及び裏面32dには、粘着テープ3から延びる摘まみ部7が保持される保持部36が設けられる。例えば、保持部36は、端面32c及び裏面32dのそれぞれから窪むと共に板状部32bの内部に形成された穴36bを有する。摘まみ部7は、粘着テープ3に対してU字状に(約180°)曲げられた状態で穴36bに挿入されて保持される。このとき、保持部36は、折り曲げられた摘まみ部7が穴36bの内面に当接した状態とすることにより、摘まみ部7を挟み込んで保持する。
【0049】
以上、物品支持具31では、摘まみ部7が粘着テープ3から延びると共に支持面Wと支持部品32との接着部分からはみ出し、この摘まみ部7を摘まんで粘着テープ3を引っ張ることによって粘着テープ3を支持面Wから剥がして支持部品32を支持面Wから外すことができる。そして、支持部品32は、折り曲げられた摘まみ部7を保持する保持部36を有する。従って、保持部36により、折り曲げられた摘まみ部7を隠れるように保持することができるので、前述した物品支持具21と同様の効果が得られる。
【0050】
以上、本開示に係る物品支持具の実施形態について例示した。しかしながら、本発明は前述した実施形態に限定されるものではない。本発明は、特許請求の範囲に記載した要旨を変更しない範囲において種々の変形が可能である。例えば、前述したように、物品支持具を構成する各部の形状、大きさ、数、材料及び配置態様は適宜変更可能である。
【0051】
例えば、前述の実施形態では、摘まみ部7を保持する保持部6がベース部2bに設けられる例について説明した。しかしながら、摘まみ部を保持する保持部の位置及び構成は適宜変更可能である。例えば、保持部は、フック部の外面部に設けられていてもよいし、摘まみ部自体が視認可能とされた状態で摘まみ部を保持してもよい。更に、保持部は、挿入部を有しなくてもよく、挿入以外の態様(例えば貼り付け等)によって摘まみ部を保持してもよい。
【0052】
また、前述の実施形態では、ベース部2b及びフック部2cを備える支持部品2について説明したが、ベース部及びフック部の形状は更に変形可能である。例えば、
図16に示されるように、ベース部40は、外縁にリブ42b及び切り欠き42cを有する円形状の基部42と、表面42dに形成された保持部46とを有していてもよい。この場合、ベース部40の裏面(表面42dの反対側の面)に貼り付けられた粘着テープから延びる摘まみ部7が表面42d側に折り曲げられて切り欠き42cに入り込む。保持部46は、摘まみ部7が挿入される挿入部46bを有し、切り欠き42cに入り込むと共に挿入部46bに挿入された摘まみ部7を挟み込んで保持する。挿入部46bは、例えば、下端に開口する穴である。
【0053】
図17に示されるように、ベース部60は、外縁に複数の係止部62b及び切り欠き62cを有する円形状の基部62と、表面62dに形成された保持部66とを有していてもよい。係止部62bは、例えば、切り欠き62fと、切り欠き62f及び表面62dに対向する板状部62gとを含む。係止部62bは、ベース部60に取り付けられるフック部が基部62の周方向に回転したときに当該フック部の一部を表面62dと板状部62gとの間に挟み込むことによってフック部を係止する。
【0054】
摘まみ部7は、ベース部60の裏面に貼り付けられた粘着テープから延びると共に表面62d側に折り曲げられて切り欠き62cに入り込む。保持部66は、摘まみ部7が挿入される挿入部66bを有し、切り欠き62cに入り込むと共に挿入部66bに挿入された摘まみ部7を挟み込んで保持する。保持部66は、例えば、表面62dから突出すると共に下方に折り曲げられた板状とされており、保持部66の当該板状の部分と表面62dとの間が挿入部66bとされている。以上、ベース部の変形例について説明したが、フック部、及び一部品で構成される支持部品の形状、大きさ及び材料等についても適宜変更可能である。
【符号の説明】
【0055】
1,21,31…物品支持具、2,22,32…支持部品、2b…ベース部、2c…フック部、2d…側部、2h…面、2j…基部、2k…引掛部、3…粘着テープ、3b…基材層、3c…粘着剤層、3d…粘着剤層、4…保護シート、4b…粘着剤層、4c…基材層、6,16,26,36,46,66…保持部、6b…リブ部、6c…板状部、6d…挿入部、7…摘まみ部、12…支持部品、12b…ベース部、12c…フック部、12d…基部、12h…面、12j…蓋部、12k…引掛部、12m…拡張部、12n…表面、12p…第1リブ、12q…第2リブ、12r…係止部、12s…底面、12t…接続部、12v…スリット、12w…板状部、12x…係止突起、12y…係合突起、12z…係合凹部、16b…リブ部、16c…板状部、16d…挿入部、16f…上面、22b…板状部、22c…引掛部、22d…表面、22f…裏面、22g…切り欠き、26b…穴、31…物品支持具、32…支持部品、32b…板状部、32c…端面、32d…裏面、32f…引掛部、32g…表面、32h…第1突出部、32j…第2突出部、36b…穴、40,60…ベース部、42…基部、42b…リブ、42c…切り欠き、42d…表面、46b…挿入部、62…基部、62b…係止部、62c…切り欠き、62d…表面、62f…切り欠き、62g…板状部、66b…挿入部、B1…幅、D1…距離、H1…長手方向、P…壁紙、P1…基材、P2…発泡ポリ塩化ビニル層、W…支持面。
【手続補正書】
【提出日】2023-11-09
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0055】
1,21,31…物品支持具、2,22,32…支持部品、2b…ベース部、2c…フック部、2d…側部、2h…面、2j…基部、2k…引掛部、3…粘着テープ、3b…基材層、3c…粘着剤層、3d…粘着剤層、4…保護シート、4b…粘着剤層、4c…基材層、6,16,26,36,46,66…保持部、6b…リブ部、6c…板状部、6d…挿入部、7…摘まみ部、12…支持部品、12b…ベース部、12c…フック部、12d…基部、12h…面、12j…蓋部、12k…引掛部、12m…拡張部、12n…表面、12p…第1リブ、12q…第2リブ、12r…係止部、12s…底面、12t…接続部、12v…スリット、12w…板状部、12x…係止突起、12y…係合突起、12z…係合凹部、16b…リブ部、16c…板状部、16d…挿入部、16f…上面、22b…板状部、22c…引掛部、22d…表面、22f…裏面、22g…切り欠き、26b…穴、31…物品支持具、32…支持部品、32b…板状部、32c…端面、32d…裏面、32f…引掛部、32g…表面、32h…第1突出部、32j…第2突出部、36b…穴、40,60…ベース部、42…基部、42b…リブ、42c…切り欠き、42d…表面、46b…挿入部、62…基部、62b…係止部、62c…切り欠き、62d…表面、62f…切り欠き、62g…板状部、66b…挿入部、B1…幅、D1…距離、H1…長手方向、P…壁紙、P1…基材、P2…発泡ポリ塩化ビニル層、W…支持面。
なお、以上の各実施形態に加えて以下の態様について付記する。
(付記1)
物品を支持する支持面に取り付けられる物品支持具であって、
物品を支持する支持部品と、
前記支持面に前記支持部品を貼り付ける粘着テープと、
前記粘着テープから延びると共に前記支持面と前記支持部品との接着部分からはみ出す摘まみ部と、
を備え、
前記摘まみ部は、前記粘着テープに対して折り曲げ可能とされており、
前記支持部品は、折り曲げられた前記摘まみ部を保持する保持部を有する、
物品支持具。
(付記2)
物品を支持する支持面に取り付けられる物品支持具であって、
物品を支持する支持部品と、
前記支持面に貼り付けられる保護シートと、
前記保護シートに前記支持部品を貼り付ける粘着テープと、
前記粘着テープから延びると共に前記保護シートと前記支持部品との接着部分からはみ出す摘まみ部と、
を備え、
前記摘まみ部は、前記粘着テープに対して折り曲げ可能とされており、
前記支持部品は、折り曲げられた前記摘まみ部を保持する保持部を有する、
物品支持具。
(付記3)
前記保持部は、折り曲げられた前記摘まみ部が挿入される挿入部を有し、前記挿入部に挿入された前記摘まみ部を保持する、
付記1又は2に記載の物品支持具。
(付記4)
前記支持部品は、前記粘着テープを備えるベース部と、物品を支持すると共に前記ベース部に着脱可能とされたフック部と、を含んでおり、
前記保持部は、前記ベース部に設けられている、
付記1~3のいずれか一項に記載の物品支持具。
(付記5)
前記保持部は、前記ベース部の前記粘着テープとの反対側の面に設けられており、前記面と前記保持部との間に挿入された前記摘まみ部を保持する、
付記4に記載の物品支持具。
(付記6)
前記支持部品は、一部品で構成されており、前記粘着テープを保持すると共に物品を支持する、
付記1~3のいずれか一項に記載の物品支持具。
(付記7)
物品を支持する支持面に取り付けられる支持部品であって、
前記支持面に前記支持部品を貼り付ける粘着テープから延びており前記支持面と前記支持部品との接着部分からはみ出すと共に折り曲げられた摘まみ部を保持する保持部を備える、
支持部品。
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
物品を支持する支持面に取り付けられる物品支持具であって、
物品を支持する支持部品と、
前記支持面に前記支持部品を貼り付ける粘着テープと、
前記粘着テープから延びると共に前記支持面と前記支持部品との接着部分からはみ出す摘まみ部と、
を備え、
前記摘まみ部は、前記粘着テープに対して折り曲げ可能とされており、
前記支持部品は、折り曲げられた前記摘まみ部を保持する保持部を有し、
前記支持部品は、前記粘着テープを備えるベース部と、物品を支持すると共に前記ベース部に着脱可能とされたカバー及び引掛部と、を含んでおり、
前記保持部は、前記ベース部に設けられている、
物品支持具。
【請求項2】
物品を支持する支持面に取り付けられる物品支持具であって、
物品を支持する支持部品と、
前記支持面に貼り付けられる保護シートと、
前記保護シートに前記支持部品を貼り付ける粘着テープと、
前記粘着テープから延びると共に前記保護シートと前記支持部品との接着部分からはみ出す摘まみ部と、
を備え、
前記摘まみ部は、前記粘着テープに対して折り曲げ可能とされており、
前記支持部品は、折り曲げられた前記摘まみ部を保持する保持部を有し、
前記支持部品は、前記粘着テープを備えるベース部と、物品を支持すると共に前記ベース部に着脱可能とされたカバー及び引掛部と、を含んでおり、
前記保持部は、前記ベース部に設けられている、
物品支持具。
【請求項3】
前記保持部は、折り曲げられた前記摘まみ部が挿入される挿入部を有し、前記挿入部に挿入された前記摘まみ部を保持する、
請求項1又は2に記載の物品支持具。
【請求項4】
前記保持部は、前記ベース部の前記粘着テープとの反対側の面に設けられており、前記面と前記保持部との間に挿入された前記摘まみ部を保持する、
請求項1~3のいずれか一項に記載の物品支持具。