(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023018723
(43)【公開日】2023-02-09
(54)【発明の名称】生成システム、及び生成プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20230202BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021122928
(22)【出願日】2021-07-28
(71)【出願人】
【識別番号】521341190
【氏名又は名称】株式会社iUM
(74)【代理人】
【識別番号】100107364
【弁理士】
【氏名又は名称】斉藤 達也
(72)【発明者】
【氏名】藤川 大詩
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】寄せ書きを容易に作成することが可能となる生成システム及び生成プログラムを提供する事を目的とする。
【解決手段】複数の対象者から受取人へのメッセージを表示する寄せ書きを生成するためのサーバ装置2であって、複数の対象者からのメッセージ情報であって、受取人へのメッセージを示すメッセージ情報を取得する取得部231と、取得部231が取得したメッセージ情報に基づいて、寄せ書きを示す寄せ書き情報を生成する管理部232と、を備え、取得部231は、受取人へのメッセージを回答として入力させるための設問を複数の対象者側に表示する第1処理と、第1処理で表示された設問に対する回答であって、複数の対象者によって生成システムに入力された回答を示す回答情報をメッセージ情報として取得する第2処理とを行う。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の対象者から受取人へのメッセージを表示する寄せ書きを生成するための生成システムであって、
前記複数の対象者からのメッセージ情報であって、前記受取人へのメッセージを示す前記メッセージ情報を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した前記メッセージ情報に基づいて、前記寄せ書きを示す寄せ書き情報を生成する管理手段と、を備え、
前記取得手段は、
前記受取人へのメッセージを回答として入力させるための設問を前記複数の対象者側に表示する第1処理と、
前記第1処理で表示された設問に対する回答であって、前記複数の対象者によって前記生成システムに入力された回答を示す回答情報を前記メッセージ情報として取得する第2処理とを行う、
生成システム。
【請求項2】
前記取得手段は、前記第1処理において、
予め作成されている事前作成設問、又は、前記寄せ書きの生成を管理する管理者によって作成された管理者作成設問を表示する、
請求項1に記載の生成システム。
【請求項3】
前記事前作成設問は、前記寄せ書きの種類に応じて分類されており、
前記取得手段は、
前記管理者によって前記寄せ書きの種類が指定された場合に、前記第1処理において、当該指定された前記寄せ書きの種類に対応する前記事前作成設問を表示する、
請求項2に記載の生成システム。
【請求項4】
前記管理手段は、
少なくとも、表紙に対応するページ、及び前記受取人へのメッセージを表示するページを含む複数ページから成る冊子形式の前記寄せ書きを示す前記寄せ書き情報を生成する、
請求項1から3の何れか一項に記載の生成システム。
【請求項5】
前記管理手段は、
前記寄せ書き情報に基づいて、製本された冊子、所定形式のダウンロード可能なファイル、又は、閲覧可能な閲覧可能情報として、前記寄せ書きを被提供者に対して提供するための処理を行う、
請求項1から4の何れか一項に記載の生成システム。
【請求項6】
前記管理手段は、
前記寄せ書き情報に基づいて、少なくとも、閲覧期限まで閲覧可能な閲覧可能情報として、前記寄せ書きを被提供者に対して提供するための処理を行い、
前記管理手段は、
前記被提供者からの要求に基づいて、前記閲覧期限を延長する、
請求項1から5の何れか一項に記載の生成システム。
【請求項7】
複数の対象者から受取人へのメッセージを表示する寄せ書きを生成するための生成プログラムであって、
コンピュータを、
前記複数の対象者からのメッセージ情報であって、前記受取人へのメッセージを示す前記メッセージ情報を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した前記メッセージ情報に基づいて、前記寄せ書きを示す寄せ書き情報を生成する管理手段と、として機能させ、
前記取得手段は、
前記受取人へのメッセージを回答として入力させるための設問を前記複数の対象者側に表示する第1処理と、
前記第1処理で表示された設問に対する回答であって、前記複数の対象者によって前記コンピュータに入力された回答を示す回答情報を前記メッセージ情報として取得する第2処理とを行う、
生成プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、生成システム、及び生成プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、寄せ書きを提供するための技術が知られていた(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、寄せ書きを提供する場合、受取人へのメッセージを記載する必要があり、記載するべきメッセージの内容を考えることが負担となる可能性があり、寄せ書きを容易に作成するための技術が要望されていた。
【0005】
本発明は上記事実に鑑みなされたもので、寄せ書きを容易に作成することが可能となる生成システム及び生成プログラムを提供する事を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の生成システムは、複数の対象者から受取人へのメッセージを表示する寄せ書きを生成するための生成システムであって、前記複数の対象者からのメッセージ情報であって、前記受取人へのメッセージを示す前記メッセージ情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記メッセージ情報に基づいて、前記寄せ書きを示す寄せ書き情報を生成する管理手段と、を備え、前記取得手段は、前記受取人へのメッセージを回答として入力させるための設問を前記複数の対象者側に表示する第1処理と、前記第1処理で表示された設問に対する回答であって、前記複数の対象者によって前記生成システムに入力された回答を示す回答情報を前記メッセージ情報として取得する第2処理とを行う。
【0007】
請求項2に記載の生成システムは、請求項1に記載の生成システムにおいて、前記取得手段は、前記第1処理において、予め作成されている事前作成設問、又は、前記寄せ書きの生成を管理する管理者によって作成された管理者作成設問を表示する。
【0008】
請求項3に記載の生成システムは、請求項2に記載の生成システムにおいて、前記事前作成設問は、前記寄せ書きの種類に応じて分類されており、前記取得手段は、前記管理者によって前記寄せ書きの種類が指定された場合に、前記第1処理において、当該指定された前記寄せ書きの種類に対応する前記事前作成設問を表示する。
【0009】
請求項4に記載の生成システムは、請求項1から3の何れか一項に記載の生成システムにおいて、前記管理手段は、少なくとも、表紙に対応するページ、及び前記受取人へのメッセージを表示するページを含む複数ページから成る冊子形式の前記寄せ書きを示す前記寄せ書き情報を生成する。
【0010】
請求項5に記載の生成システムは、請求項1から4の何れか一項に記載の生成システムにおいて、前記管理手段は、前記寄せ書き情報に基づいて、製本された冊子、所定形式のダウンロード可能なファイル、又は、閲覧可能な閲覧可能情報として、前記寄せ書きを被提供者に対して提供するための処理を行う。
【0011】
請求項6に記載の生成システムは、請求項1から5の何れか一項に記載の生成システムにおいて、前記管理手段は、前記寄せ書き情報に基づいて、少なくとも、閲覧期限まで閲覧可能な閲覧可能情報として、前記寄せ書きを被提供者に対して提供するための処理を行い、前記管理手段は、前記被提供者からの要求に基づいて、前記閲覧期限を延長する。
【0012】
請求項7に記載の生成プログラムは、複数の対象者から受取人へのメッセージを表示する寄せ書きを生成するための生成プログラムであって、コンピュータを、前記複数の対象者からのメッセージ情報であって、前記受取人へのメッセージを示す前記メッセージ情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記メッセージ情報に基づいて、前記寄せ書きを示す寄せ書き情報を生成する管理手段と、として機能させ、前記取得手段は、前記受取人へのメッセージを回答として入力させるための設問を前記複数の対象者側に表示する第1処理と、前記第1処理で表示された設問に対する回答であって、前記複数の対象者によって前記コンピュータに入力された回答を示す回答情報を前記メッセージ情報として取得する第2処理とを行う。
【発明の効果】
【0013】
請求項1に記載の生成システム、及び請求項7に記載の生成プログラムによれば、メッセージを回答として入力させるための設問を表示し、表示された設問に対する回答を示す回答情報をメッセージ情報として取得することにより、例えば、設問に対する回答という形式でメッセージの内容を考えることができるので、メッセージの内容を考える負担を軽減することができ、寄せ書きを容易に生成することが可能となる。
【0014】
請求項2に記載の生成システムによれば、事前作成設問又は管理者作成設問を表示することにより、例えば、設問を考える負担を軽減して設問を表示したり、あるいは、管理者の意図を反映して設問を表示したりすることができるので、寄せ書きを容易に生成することが可能となる。
【0015】
請求項3に記載の生成システムによれば、寄せ書きの種類に対応する事前作成設問を表示することにより、例えば、適切な設問を表示することができるので、寄せ書きを適切に生成することが可能となる。
【0016】
請求項4に記載の生成システムによれば、複数ページから成る冊子形式の寄せ書きを示す寄せ書き情報を生成することにより、例えば、多数のメッセージを適切に表示することができる冊子形式の寄せ書きを生成することが可能となる。
【0017】
請求項5に記載の生成システムによれば、製本された冊子、所定形式のダウンロード可能なファイル、又は、閲覧可能な閲覧可能情報として被提供者に提供するための処理を行うことにより、例えば、被提供者のニーズに応じた形式で寄せ書きを提供することが可能となる。
【0018】
請求項6に記載の生成システムによれば、被提供者からの要求に基づいて閲覧期限を延長することにより、例えば、被提供者の希望する時期まで閲覧させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本実施の形態における寄せ書き内のページの表示例である。
【
図2】本実施の形態における寄せ書き内のページの表示例である。
【
図3】本実施の形態における寄せ書き内のページの表示例である。
【
図5】情報処理システムを機能概念的に示すブロック図である。
【
図13】設定情報格納処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下に添付図面を参照して、この発明に係る生成システム、及び生成プログラムの実施の形態を詳細に説明する。
【0021】
〔I〕実施の形態の基本的概念
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、生成システム及び生成プログラムに関する。本発明に係る生成システムは、複数の対象者から受取人へのメッセージを表示する寄せ書きを生成するためのシステムである。
【0022】
「寄せ書き」とは、複数の対象者からのメッセージを表示するものであり、例えば、複数ページで構成されるも冊子形式のもの、あるいは、1ページのみで構成されるもの等を含む概念である。この寄せ書きの形式は任意であり、例えば、製本された冊子、所定形式のダウンロード可能なファイル、又は、閲覧可能な閲覧可能情報(一例としては、ウェブブラウザで閲覧可能なウェブページに対応する情報等)の形式であってもよい。
【0023】
「対象者」とは、寄せ書きの各メッセージを考える者であり、すなわち、メッセージを贈る者等を含む概念である。「受取人」とは、寄せ書きの各メッセージを贈られる者であり、すなわち、寄せ書きが贈られる者等を含む概念である。
【0024】
そして、以下の実施の形態においては、「寄せ書き」が複数ページで構成されるも冊子形式である場合について説明する。
【0025】
〔II〕実施の形態の具体的内容
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
【0026】
(寄せ書き)
まず、本実施の形態における寄せ書きについて説明する。
図1~
図3は、本実施の形態における寄せ書き内のページの表示例である。
【0027】
本実施の形態の寄せ書きは、例えば、
図1の表表紙ページ、
図2の設問記載ページ、及び
図3のメッセージ記載ページ等を含む複数ページから成る冊子形式の寄せ書きである。
【0028】
(寄せ書き‐表表紙ページ)
図1の表表紙ページは、冊子形式の寄せ書きの表表紙に対応するページであり、例えば、寄せ書きの種類に対応する表題(「誕生日」に対応する「HAPPY BIRTHDAY!!」)、受取人を示す写真画像(
図1の矩形で図示された部分の画像)、及び受取人の名称(「AAさん」)等が表示されるページである。
【0029】
(寄せ書き‐設問記載ページ)
図2の設問記載ページは、対象者への設問が表示されるページであり、例えば、冊子内設問表示欄91を含むページである。冊子内設問表示欄91とは、受取人へのメッセージを回答として入力させるための設問が表示される欄である。
【0030】
(寄せ書き‐メッセージ記載ページ)
図3のメッセージ記載ページは、受取人へのメッセージが表示されるページであり、例えば、複数の冊子内個別メッセージ欄92を含むページである。
図4は、
図3の一部の拡大図である。
【0031】
冊子内個別メッセージ欄92は、各対象者のメッセージ等が表示される欄であり、
図4に示すよう例えば、画像表示欄921、名前表示欄922、及びメッセージ表示欄923を含む。
【0032】
画像表示欄921は、対象者を示す画像(例えば、対象者の顔写真画像、似顔絵画像、あるいは、対応者をイメージさせる任意の画像等)を表示する欄である。名前表示欄922は、対象者の名前(例えば、実名、あるいは、愛称等)を表示する欄である。メッセージ表示欄923は、対象者から受取人へのメッセージを表示する欄である。
【0033】
(構成)
次に、情報処理システムの構成について説明する。
図5は、情報処理システムを機能概念的に示すブロック図である。情報処理システム100は、例えば、複数の端末装置1、及びサーバ装置2を備え、これらの各装置が相互に通信可能となっている。なお、情報処理システム100においては、各種ユーザ(例えば、幹事、参加者、前述の受取人等)に携帯される複数の端末装置1が含まれている。
【0034】
なお、「幹事」とは、寄せ書きのまとめ役となる者を示す概念であり、例えば、寄せ書きを管理する管理者であり、また、受取人へのメッセージを考えて、適宜記入又は入力等する者等を含む概念である。「参加者」とは、寄せ書きに参加する者を示す概念であり、例えば、受取人へのメッセージを考えて、適宜記入又は入力等する者等を含む概念である。
【0035】
なお、本実施の形態では、幹事及び参加者の両方が受取人へメッセージを考えて適宜記入又は入力するので、これらの両者が「対象者」に該当するものとして以下説明する。
【0036】
(構成‐端末装置)
図5の端末装置1は、ユーザによって携帯される装置であり、例えば、タブレット端末又はスマートフォンであり、一例としては、通信部11、タッチパッド12、ディスプレイ13、記録部14、及び制御部15を備える。なお、この端末装置1としては、例えば、パーソナルコンピュータを適用してもよい。
【0037】
通信部11は、外部機器(例えば、サーバ装置2)との間で通信を行う通信手段である。タッチパッド12は、ユーザから各種操作入力を受け付ける操作手段である。ディスプレイ13は、各種の画像を表示する画像表示手段であり、例えば、上記のタッチパッド12と当該ディスプレイ13とがタッチパネルとして一体形成されている。記録部14は、プログラム及び各種のデータを記録する記録手段である。制御部15は、端末装置1を制御する制御手段であり、例えば、CPU、RAM、及びROM等の内部メモリ等を用いて構成されている。
【0038】
(構成‐サーバ装置)
サーバ装置2は、前述の生成システムであり、例えば、通信部21、記録部22、及び制御部23を備える。
【0039】
(構成‐サーバ装置‐通信部)
図5の通信部21は、外部機器(例えば、端末装置1)との間で通信を行う通信手段である。
【0040】
(構成‐サーバ装置-記録部)
図5の記録部22は、サーバ装置2の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段である。この記録部22は、例えば、会員情報データベース221(以下、データベースを「DB」と称する)、設問関連情報DB222、設定情報DB223、回答関連情報DB224、及び閲覧関連情報DB225を備える。
【0041】
(構成‐サーバ装置-記録部-会員情報DB)
図5の会員情報DB221は、会員情報を格納する会員情報格納手段である。
【0042】
図6は、会員情報を例示した図である。「会員情報」は、情報処理システム100によって適用されるサービスの会員を特定する情報であり、例えば、
図6に示す各項目の情報が相互に関連付けられている。
【0043】
図6の会員IDは、会員を一意に識別する会員識別情報である(以下、識別情報を「ID」とも称する)。
図6の会員名情報は、会員の氏名を示す情報である(
図6では、便宜の記載として「B1」等が図示されている)。
図6のパスワード情報は、会員を認証するためのパスワードを示す情報である。
【0044】
そして、
図6の最上段の情報は例えば、「IDu001」が識別する会員の氏名が「B1」であることが示されており、また、当該会員を認証するためのパスワードが「pass1」であることが示されている。なお、このような会員情報は、サーバ装置2に情報を入力することにより格納される。
【0045】
(構成‐サーバ装置-記録部-設問関連情報DB)
図5の設問関連情報DB222は、設問関連情報を格納する設問関連情報格納手段である。
【0046】
図7は、設問関連情報を例示した図である。「設問関連情報」は、予め作成されている事前作成設問に関する情報であり、例えば、
図7に示す各項目の情報が相互に関連付けられている。
【0047】
図7の種別情報は、寄せ書きの種類を示す情報である。
図7の設問内容情報は、予め作成されている事前作成設問であって、受取人へのメッセージを回答として入力させるための事前作成設問を示す情報である。
【0048】
そして、
図7においては、「誕生日」の種類の寄せ書きに属する事前作成設問が、「〇〇さんに伝えたい一言は?」、「〇〇さんの好きな部分は?」等であること等が示されている。なお、このような設問関連情報は、サーバ装置2に情報を入力することにより格納される。
【0049】
(構成‐サーバ装置-記録部-設定情報DB)
図5の設定情報DB223は、設定情報を格納する設定情報格納手段である。
【0050】
図8は、設定情報を例示した図である。「設定情報」は、寄せ書きを生成するための基本となる設定及び設問等を示す情報であり、例えば、
図8に示す各項目の情報が相互に関連付けられている。
【0051】
図8の冊子IDは、冊子形式の寄せ書きを一意に識別するための情報である。
図8の冊子デザイン情報は、寄せ書きのデザインを示す情報である。
図9は、寄せ書きのデザインを例示した図である。「寄せ書きのデザイン」とは、例えば、冊子形式の寄せ書きを表示する際の下絵又は背景色等を示す概念であり、一例としては、
図9に示す下絵等を示す画像情報が用いられる。
【0052】
図8の幹事情報は、幹事を示す情報である。なお、本願においては、会員のみが幹事になれることとし、幹事情報としては
図6の会員IDを用いる場合について説明する。
図8の受取人情報は、受取人を示す情報であり、例えば、受取人の実名又は愛称等を示す情報が用いられる。
図8の種別情報は、
図7の同一名称の情報と同じである。
図8の設問情報は、受取人へのメッセージを回答として入力させるための設問を示す情報である。
図8の締切期限情報は、参加者によるメッセージの記入又は入力を締め切る日を示す情報である。
【0053】
そして、
図8においては、「IDb001」が識別する寄せ書きのデザインが「D001.jpg」が示す
図9のデザインであることが示されており、また、当該寄せ書きの幹事が「IDu001」が識別する会員(すなわち、
図6の「B1」)であることが示されており、また、当該寄せ書きの受取人が「AA」であることが示されており、また、当該寄せ書きの種類が「誕生日」であること等が示されている。また、
図8においては、当該寄せ書きについて、受取人へのメッセージを回答として入力させるための設問が3個存在し、「設問1」が「AAさんに伝えたい一言は?」であり、また、「設問2」が「AAさんの好きな部分は?」であり、「設問3」が「AAさんとの共通の思い出は?」であること等が示されている。また、
図8においては、当該寄せ書きについて、参加者によるメッセージの記入又は入力を締め切る日が「2020年6月15日」であること等が示されている。
【0054】
なお、このような設定情報については、後述する設定情報格納処理を実行することにより格納される。
【0055】
(構成‐サーバ装置-記録部-回答関連情報DB)
図5の回答関連情報DB224は、回答関連情報格納手段である。
【0056】
図10は、回答関連情報を例示した図である。「回答関連情報」は、設問に対する回答等に関連する情報であり、例えば、
図10に示す各項目の情報が相互に関連付けられている。
【0057】
図10の冊子IDは、
図8の同一名称の情報と同じである。
図10の回答者情報は、回答者(つまり、対象者)を示す情報である。
図10の画像情報は、回答者の画像(例えば、対象者の顔写真画像、似顔絵画像、あるいは、対応者をイメージさせる任意の画像等)を示す情報である。
図10の回答内容情報は、設問に対する回答者による回答(つまり、受取人へのメッセージ)の内容等を示す情報である。
【0058】
そして、
図10においては、「IDb001」が識別する寄せ書きの回答者が「B1」であること等が示されており、当該「B1」の画像が「G001.jpg」の画像であることが示されており、また、「設問1」への「B1」の回答が「お誕生日おめでとう」であり、また、「設問2」への「B1」の回答が「面倒見がよい」であり、「設問3」への「B1」の回答が「夏の旅行」であり、また、「B1」のフリーメッセージが「よい1年でありますように」であること等が示されている。なお、「フリーメッセージ」とは、設問に対する回答の形式以外で、自由に表示される受取人へのメッセージを示す概念である。
【0059】
なお、このような回答関連情報については、後述する幹事関連処理及び参加者関連処理を実行することにより格納される。
【0060】
(構成‐サーバ装置-記録部-閲覧関連情報DB)
図5の閲覧関連情報DB225は、閲覧関連情報格納手段である。
【0061】
図11は、閲覧関連情報を例示した図である。「閲覧関連情報」とは、寄せ書きを閲覧可能な閲覧可能情報として提供する場合の閲覧に関する情報であり、例えば、
図11に示す各項目の情報が相互に関連付けられている。
【0062】
図11の冊子IDは、
図8の同一名称の情報と同じである。
図11の閲覧者情報は、寄せ書きを閲覧する者を示す情報であり、例えば、
図6の会員ID又は氏名を示す情報等が用いられる。
図11の閲覧期限情報は、閲覧の期限である閲覧期限を示す情報である。
【0063】
そして、
図11においては、「IDb001」が識別する寄せ書きの閲覧者が「IDu001」、及び「IDu002」等が示す者であり、各閲覧者の閲覧期限が「2020年10月31日」であること等が示されている。すなわち、各閲覧者は、「2020年10月31日」まで閲覧可能であること等が示されている。
【0064】
なお、このような閲覧関連情報については、後述する提供処理及び閲覧期限延長処理を行うことにより格納される。
【0065】
(構成‐サーバ装置-制御部)
図5の制御部23は、サーバ装置2を制御する制御手段であり、機能概念的には、例えば、取得部231、管理部232を備える。取得部231は、複数の対象者からのメッセージ情報であって、受取人へのメッセージを示すメッセージ情報を取得する取得手段である。また、取得部231は、受取人へのメッセージを回答として入力させるための設問を複数の対象者側に表示する第1処理と、第1処理で表示された設問に対する回答であって、複数の対象者によって生成システムに入力された回答を示す回答情報をメッセージ情報として取得する第2処理とを行う。管理部232は、取得手段が取得したメッセージ情報に基づいて、寄せ書きを示す寄せ書き情報を生成する管理手段である。なお、この制御部23の各部によって行われる処理については、後述する。
【0066】
(処理)
続いて、本実施の形態に係る情報処理システム100によって実行される処理について説明する。例えば、幹事関連処理、参加者関連処理、提供処理、及び閲覧期限延長処理について説明する。
【0067】
なお、ここでは、「幹事」が
図6の会員である「B1」であり、「参加者」が会員である「B2」等及び非会員(つまり、会員ではない)である「B3」であり、また、「受取人」が会員である「AA」である場合について説明する。
【0068】
(処理‐幹事関連処理)
幹事関連処理について説明する。
図12は、幹事関連処理のフローチャートである(以下の各処理の説明ではステップを「S」と略記する)。幹事関連処理は、寄せ書きについて幹事に関連する処理であり、例えば、サーバ装置2によって実行される処理である。
【0069】
この幹事関連処理は、例えば、幹事となる会員であるユーザが、自己の端末装置1を介して、幹事関連処理を実行するための所定操作を行った場合に、実行を開始することとし、当該処理が開始されたところから説明する。
【0070】
===SA1===
図12のSA1においてサーバ装置2の制御部23は、ユーザにログインさせる。
【0071】
例えば、幹事となるユーザである「B1」が、自己の会員IDで及びパスワード情報である「IDu001」及び「pass1」をタッチパッド12を介して入力した場合に、端末装置1の制御部15が、当該「IDu001」及び「pass1」をサーバ装置2に送信する。
【0072】
一方、サーバ装置2の制御部23は、端末装置1からの「IDu001」及び「pass1」を受信し、
図6の会員情報を参照して、「IDu001」及び「pass1」と同じ会員ID及びパスワード情報の組み合わせが格納されているので、当該ユーザが会員であることを認証し、ログインさせる。
【0073】
===SA2===
図12のSA2においてサーバ装置2の制御部23は、冊子デザイン情報を取得する。
【0074】
例えば、サーバ装置2の記録部22に、
図9のデザインを含む複数のデザインを示す情報が格納されていることとする。そして、サーバ装置2の制御部23は、これらの複数のデザインの中から寄せ書きのデザインとして採用するデザインを選択させるためのデザイン選択用画面を表示するための画面情報を生成して端末装置1に送信することにより、端末装置1のディスプレイ13に当該デザイン選択用画面を表示する。
【0075】
一方、幹事であるユーザが、端末装置1のタッチパッド12を介して、デザイン選択用画面において、寄せ書きのデザインとして
図9のデザインを選択した場合、
図9のデザインを選択したことを示す情報がサーバ装置2に送信され、当該サーバ装置2は、当該情報を受信して、受信した情報が示す
図9のデザインを示す冊子デザイン情報として「D001.jpg」を取得する。
【0076】
===SA3===
図12のSA3においてサーバ装置2の制御部23は、設定情報格納処理を実行する。
図13は、設定情報格納処理のフローチャートである。「設定情報格納処理」とは、設定情報を格納するための処理である。
【0077】
===SB1===
図13のSB1においてサーバ装置2の制御部23は、設定情報入力用画面を表示する。
【0078】
=設定情報入力用画面=
図14及び
図15は、設定情報入力用画面の表示例である。「設定情報入力用画面」とは、設定情報をユーザに入力させるための画面であり、
図14に示すように例えば、受取人名前入力欄81、カテゴリ入力欄82、設問入力欄83、及び締切期限入力欄84を有する。
【0079】
図14の受取人名前入力欄81は、寄せ書きの受取人の名前(例えば、実名又は愛称等)を示す情報が入力される欄である。カテゴリ入力欄82は、寄せ書きの種類を示す情報が入力される欄である。設問入力欄83は、受取人へ寄せ書きのメッセージを回答として入力させるための設問を示す情報が入力される欄である。締切期限入力欄84は、参加者によるメッセージの記入又は入力を締め切る日を示す情報が入力される欄である。
【0080】
<設問入力欄>
設問入力欄83については、前述の事前作成設問又は管理者作成設問を示す情報が入力されるように構成されていることとする。「管理者作成設問」とは、寄せ書きの生成を管理する管理者(つまり、幹事)によって作成された設問を示す概念である。
【0081】
<設問入力欄‐事前作成設問の入力>
具体的例えば、カテゴリ入力欄82についてはタップされた場合に、
図7の設問関連情報における種別情報である「誕生日」、「結婚式」、及び「送別会」を一覧表示し、当該表示された種別情報の内の1個の種別情報をユーザに選択させるように、任意の手法(例えば、マウスオーバーに関する技術を用いる手法等の任意の手法)を用いて構成されていることとする。
【0082】
ここでは、例えば、受取人名前入力欄81に「AA」が入力されていることとして説明する。そして、幹事であるユーザが、タッチパッド12を介して
図14のカテゴリ入力欄82をタップした場合に一覧表示される「誕生日」、「結婚式」、及び「送別会」等の内の「誕生日」を選択した場合、端末装置1の制御部15が、当該選択された「誕生日」を示す情報、及び受取人名前入力欄81に入力された情報である「AA」をサーバ装置2に送信する。
【0083】
一方、サーバ装置2の制御部23は、
図7の設問関連情報を参照して、端末装置1から受信した情報が示す「誕生日」の種別情報に属する設問内容情報を特定し、特定した設問内容情報の内の所定個数(
図14の設問入力欄83の個数に対応する個数であり例えば3個)を選択する。なお、ここでの選択手法は任意であり、例えば、ランダム関数を用いて任意の3個を選択するように構成してもよい。次に、サーバ装置2の制御部23は、当該選択した3個の設問内容情報として「〇〇さんに伝えたい一言は?」、「〇〇さんの好きな部分は?」、及び「〇〇さんとの共通の思い出は?」を選択し、これらの選択した設問内容情報の「〇〇」の部分を端末装置1から受信した「AA」に置き換えて、「AAさんに伝えたい一言は?」、「AAさんの好きな部分は?」、及び「AAさんとの共通の思い出は?」を設問内容情報として生成し、生成した設問内容情報を端末装置1に送信することにより、
図15に示すように、設問入力欄831~833に対して当該生成した設問内容情報を入力して表示する。
【0084】
このようにして、ユーザがカテゴリ入力欄82に寄せ書きの種類を示す情報に入力した場合に、入力された種類対応する設問を示す情報が設問入力欄83に自動的に入力されて表示されるように構成してもよい。
【0085】
なお、この場合、設問入力欄83がタップされた場合に、端末装置1とサーバ装置2との間で通信が行われて、
図7の設問関連情報における他の設問内容情報に対応する設問を示す情報をユーザが選択して入力できるように構成してもよい。
【0086】
<設問入力欄‐管理者作成設問>
具体的例えば、設定情報入力用画面にマニュアル入力ボタン(不図示)を表示し、当該マニュアル入力ボタンをタップした場合に、自動入力モード(上述の事前作成設問の入力で説明したように自動的に入力されるモード)から、マニュアル入力モード(例えば、ユーザが自由に情報を入力可能なモード)に切り替わることとし、タッチパッド12を介して、設問入力欄83にユーザが作成した設問を示す情報が入力されて表示されるように構成してもよい。
【0087】
=処理=
サーバ装置2の制御部23は、
図14の設定情報入力画面を画面情報を生成して端末装置1に送信することにより、端末装置1のディスプレイ13に当該設定情報入力画面を表示する。
【0088】
===SB2===
図13のSB2においてサーバ装置2の制御部23は、情報を取得する。
【0089】
例えば、幹事であるユーザが、タッチパッド12を介して、
図15に示すように各入力欄に情報を入力して所定操作(例えば、不図示の「保存」ボタンをタップする操作)を行った場合に、当該入力された情報が端末装置1からサーバ装置2に送信される。一方、サーバ装置2の制御部23は、端末装置1から送信された情報を受信して取得する。
【0090】
===SB3===
図13のSB3においてサーバ装置2の制御部23は、設定情報を格納する。
【0091】
例えば、まず、一意となる情報である「IDb001」を生成して
図8の冊子IDとして格納する。また、
図12のSA2で取得した「D001.jpg」を
図8の冊子デザイン情報として格納する。また、
図12のSA1でログイン時に入力された「IDu001」を
図8の幹事情報として格納する。また、
図13のSB2で取得した
図15の受取人名前入力欄81に入力された「AA」、カテゴリ入力欄82に入力された「誕生日」、設問入力欄83に入力された各情報、締切期限入力欄84に入力された「2020年6月15日」を、
図8の受取人情報、種別情報、設問情報、及び締切期限情報として格納する。
【0092】
設問情報について詳細には、
図15の「Q1」に対応する設問入力欄831に入力された「AAさんに伝えたい一言は?」については、設問番号を示す「設問1」という情報と共に「設問1:AAさんに伝えたい一言は?」と格納する。また、
図15の設問入力欄832~833に入力された情報についても同様にして格納する。このように処理することにより、
図8の設定情報が格納されることになる。そして、設定情報格納処理をリターンする。
【0093】
===SA4===
図12のSA4においてサーバ装置2の取得部231は、回答関連情報を格納する。具体的には、回答関連情報入力用画面を表示し、当該回答関連情報入力用画面に入力された情報を取得し、取得した情報に基づいて、ユーザである幹事の回答関連情報を格納する。
【0094】
=回答関連情報入力用画面=
図16及び
図17は、回答関連情報入力用画面の表示例である。「回答関連情報入力用画面」とは、回答関連情報をユーザに入力させるための画面であり、
図16に示すように例えば、回答者名前入力欄71、設問表示欄72、回答入力欄73、フリーメッセージ入力欄74を有する。
【0095】
図16の回答者名前入力欄71は、設問に回答する者(つまり、対象者)の名前(例えば、実名又は愛称等)を示す情報が入力される欄である。設問表示欄72は、メッセージを回答として入力させるための設問を示す情報が表示される欄である。回答入力欄73は、対応する設問に対する回答(つまり、寄せ書きに表示されるメッセージ)を示す情報が入力される欄である。フリーメッセージ入力欄74は、フリーメッセージを示す情報が入力される欄である。
【0096】
=処理‐回答関連情報入力用画面の表示=
まず、サーバ装置2の取得部231は、
図8の設定情報を参照して、処理の対象となる寄せ書きを示す冊子ID(
図13のSB3で格納した「IDb001」)に関連付けられている設問情報を特定し、特定した設問情報が設問表示欄72に表示される
図16の回答関連情報入力画面を表示するための画面情報を生成して端末装置1に送信することにより、端末装置1のディスプレイ13に当該設定情報入力画面を表示する。
【0097】
なお、ここでは、設問1~設問3の設問情報が、設問表示欄721~723に表示されるように処理することとする。また、ここでの処理が、「第1処理」に対応する。
【0098】
=処理‐情報の取得=
次に、幹事であるユーザが、タッチパッド12を介して、
図17に示すように各入力欄に情報を入力して所定操作(例えば、不図示の「保存」ボタンをタップする操作)を行った場合に、当該入力された情報が端末装置1からサーバ装置2に送信される。一方、サーバ装置2の取得部231は、端末装置1から送信された情報を受信して取得する。
【0099】
なお、ここでの、
図17の回答入力欄73に入力された情報が、設問に対する回答を示す「回答情報」に対応し、サーバ装置2の取得部231は、当該回答情報を受取人へのメッセージを示すメッセージ情報として取得するものと解釈してもよい。また、ここでの処理が、「第2処理」に対応する。
【0100】
=処理‐回答関連情報格納=
次に、サーバ装置2の取得部231は、前述の取得した情報に基づいて、回答関連情報を格納する。例えば、まず、処理の対象となる寄せ書きを示す冊子IDである「IDb001」を
図10の冊子IDとして格納する。また、前述の取得した
図17の回答者名前入力欄71に入力された「B1」、回答入力欄73に入力された各情報及びフリーメッセージ入力欄74に入力された情報を、
図10の回答者情報、及び回答内容情報として格納する。
【0101】
回答内容情報について詳細には、
図17の設問表示欄に対応する「Q1」の設問に対応する回答入力欄731に入力された「お誕生日おめでとう」については、対応する設問番号を示す「設問1」という情報と共に、「設問1:お誕生日おめでとう」と格納する。また、
図17の回答入力欄732~733に入力された情報についても同様にして格納する。また、
図17のフリーメッセージ入力欄74に入力された「よい1年でありますように」については、フリーメッセージであることを示す「フリー」という情報と共に、「フリー:よい1年でありますように」と格納する。
【0102】
なお、
図10の画像情報については、例えば、
図17の回答関連情報入力欄において所定操作(例えば、不図示の画像登録ボタンをタップする操作等)を行うことにより、端末装置1の記録部14に格納されている画像情報又は端末装置1の不図示のカメラを用いて撮像された画像情報をサーバ装置2側に送信するように構成されていることとし、この送信された画像情報を、サーバ装置2の取得部231が取得して格納するように構成してもよい。このように処理することにより、
図10の回答関連情報の内の「B1」に関する情報が格納される。
【0103】
===SA5===
図12のSA5においてサーバ装置2の取得部231は、編集用情報を送信する処理を行う。「編集用情報」とは、寄せ書きの参加者に対して回答関連情報を入力又は適宜編集させるための情報であり、例えば、当該情報を入力又は適宜編集させるためのウェブページ(以下、「情報入力用ウェブページ」と称する)へアクセスするためのURLを編集用情報として用いる場合について説明する。
【0104】
ここでは、例えば、サーバ装置2の取得部231は、「B1」が幹事となっている「冊子ID」=「IDb001」の寄せ書きに関して、回答関連情報を入力又は適宜編集させるためのURLを生成して、参加者側(つまり、会員である「B2」等及び非会員である「B3」等)に送信する。具体的な送信手法は任意であるが、例えば、参加者が携帯する端末装置1に対して電子メール、所定の通信アプリケーション、あるいは、SNS等を介して送信するように構成してもよい。
【0105】
なお、
図12は、説明の便宜上、SA4の後にSA5を実行するものと記載したが、この実行順序が逆になるように入れ替えてもよいし、あるいは、SA3の後に、SA4及びSA5が同時に実行されるように構成してもよい。これにて、幹事関連処理を終了する。
【0106】
(処理‐参加者関連処理)
参加者関連処理について説明する。
図18は、参加者関連処理のフローチャートである。参加者関連処理は、寄せ書きについて参加者に関連する処理であり、例えば、サーバ装置2によって実行される処理である。
【0107】
この参加者関連処理は、例えば、
図12のSA5で送信された編集用情報(例えば、「冊子ID」=「IDb001」の寄せ書きに関する「情報入力用ウェブページ」へアクセスするためのURL)に基づいて、当該「情報入力用ウェブページ」にアクセスした場合に、実行を開始することとし、当該処理が開始されたところから説明する。すなわち、処理の対象となる寄せ書きを示す冊子IDが「IDb001」である場合について説明する。
【0108】
===SC1===
図18のSC1においてサーバ装置2の取得部231は、参加者であるユーザにログインして情報を入力させるか、あるいは、ログインせずに情報を入力させるかを判定する。
【0109】
例えば、サーバ装置2の取得部231は、「ログインして入力」ボタン及び「ログインせずに入力」ボタンを含む入力モード選択用画面を表示するための画面情報を生成して端末装置1に送信することにより、端末装置1のディスプレイ13に当該入力モード選択用画面を表示する。
【0110】
一方、例えば、会員である参加者の「B2」が、タッチパッド12を介して、「ログインして入力」ボタンをタップした場合、サーバ装置2の取得部231は、ログインして情報を入力させるものと判定し(SC1のYES)、SC2に移行する。また、例えば、非会員である参加者の「B3」が、タッチパッド12を介して、「ログインせずに入力」ボタンをタップした場合、サーバ装置2の取得部231は、ログインせずに情報を入力させる(つまり、ログインして情報を入力させない)ものと判定し(SC1のNO)、SC7に移行する。
【0111】
===SC2===
図18のSC2においてサーバ装置2の取得部231は、ユーザにログインさせる。具体的には、
図12のSA1と同様な処理を行う。
【0112】
例えば、会員である参加者の「B2」が、「IDu002」及び「pass2」を入力した場合に、サーバ装置2の取得部231は、
図6の会員情報を参照して、「B2」が会員であることを認証し、ログインさせる。
【0113】
===SC3===
図18のSC3においてサーバ装置2の取得部231は、回答関連情報を格納する。具体的には、
図12のSA4と同様な処理を行い、回答関連情報入力用画面を表示し、当該回答関連情報入力用画面に入力された情報を取得し、取得した情報に基づいて、参加者である「B2」の回答関連情報を格納する。ここでは、例えば、
図10の回答関連情報の内の「B2」に関する情報が格納される。
【0114】
===SC4===
図18のSC4においてサーバ装置2の取得部231は、SA3で格納した回答関連情報を表示する。例えば、参加者である「B2」が、タッチパッド12を介して、不図示の「プレビュー」ボタンをタップした場合に、サーバ装置2の取得部231は、SC3で格納された情報を表示するためのプレビュー画面を、端末装置1のディスプレイ13に表示する。この場合、参加者である「B2」は、プレビュー画面を視認することにより、自己が入力して格納した情報を確認することが可能となる。
【0115】
===SC5===
図18のSC5においてサーバ装置2の取得部231は、SC3で格納した回答関連情報を編集するか否かを判定する。例えば、参加者である「B2」が、タッチパッド12を介して、不図示の「編集」ボタンをタップした場合に、サーバ装置2の取得部231は、編集するものと判定し(SC5のYES)、SC6に移行する。一方、参加者である「B2」が、タッチパッド12を介して、不図示の「編集」ボタンを所定時間以内にタップしなかった場合に、サーバ装置2の取得部231は、編集しないものと判定し(SC5のNO)、処理を終了する。
【0116】
===SC6===
図18のSC6においてサーバ装置2の取得部231は、SC3で格納した回答関連情報を編集する。具体的な処理は任意であるが、例えば、SC3で格納され各情報が反映された
図17の回答関連情報入力用画面を端末装置1に表示し、当該回答関連情報入力用画面に対して参加者である「B2」から入力された情報に基づいて、回答関連情報を編集する。このように、会員である参加者「B2」は、回答関連情報を格納した後に、当該情報を適宜編集することが可能となる。
【0117】
===SC7===
図18のSC1において非会員である参加者の「B3」が「ログインせずに入力」ボタンをタップし、ログインせずに情報を入力させるものと判定した(SC1のNO)後のSC7において、回答関連情報を格納する。具体的には、
図12のSA4と同様な処理を行い、回答関連情報入力用画面を表示し、当該回答関連情報入力用画面に入力された情報を取得し、取得した情報に基づいて、参加者である「B3」の回答関連情報を格納する。ここでは、例えば、
図10の回答関連情報の内の「B3」に関する情報(
図10では一部表示が省略)が格納される。
【0118】
===SC8===
図18のSC8においてサーバ装置2の取得部231は、SA7で格納した回答関連情報を格納する。例えば、SC4と同様な処理を行う。この場合、参加者である「B3」は、プレビュー画面を視認することにより、自己が入力して格納した情報を確認することが可能となる。これにて、参加者関連処理を終了する。
【0119】
<回答関連情報の編集について(その1)>
図18の参加者関連処理において、会員である参加者「B2」は、SC3で回答関連情報を格納した後に、SC5及びSC6が実行されるので、当該情報を自己が適宜編集することが可能となる。
【0120】
一方、非会員である参加者「B3」は、SC7で回答関連情報を格納した後、SC5及びSC6の如き処理が実行されないので、当該情報を自己が適宜編集することは不可能となっている。ここで、例えば、
図8の設定情報において、各寄せ書きに関する幹事情報が格納されていることに着目し、幹事としてログインした場合に、幹事が自己又は他人の回答関連情報を自由に編集できるように構成することとする。そして、非会員である参加者「B3」が回答関連情報の編集を希望する場合、幹事である「B1」に対して、回答関連情報の編集を任意の手法(例えば、電話連絡又は電子メールでの連絡等)で依頼し、依頼を受けた「B1」が、非会員である「B3」に関する回答関連情報を編集するように構成してもよい。
【0121】
<回答関連情報の編集について(その2)>
また、例えば、会員である参加者の「B2」が、
図18のSC1~SC6の実行により、
図10の回答関連情報が格納された状態で、再度「情報入力用ウェブページ」にアクセスした場合、SC1及びSC2を実行した後に、回答関連情報が既に格納されているので、SC3を実行せずに、SC4~SC6を実行するように構成してもよい。なお、この場合、サーバ装置2の制御部23が、自己の計時手段(例えばタイマー等)に基づいて、現在の日付を特定し、また、
図8の設定情報を参照することにより、処理の対象となる寄せ書きを示す冊子IDである「IDb001」に関連付けられている締切期限情報である「2020年6月15日」を特定し、現在の日付が「2020年6月15日」以前である場合、前述の不図示の「編集」ボタンをタップ可能にし、一方、現在の日付が「2020年6月15日」を過ぎている場合、前述の不図示の「編集」ボタンを消去してタップ不可能にしてもよい。このように構成することにより、締切期限以前の参加者による回答関連情報の編集を可能にし、締切期限後の参加者による回答関連情報の編集を不可能にすることが可能となる。
【0122】
(処理‐提供処理)
提供処理について説明する。
図19は、提供処理のフローチャートである。提供処理とは、寄せ書きを被提供者に対して提供するための処理であり、例えば、サーバ装置2によって実行される処理である。
【0123】
この提供処理は、例えば、締切期限後に、幹事であるユーザが、タッチパッド12を介して、提供処理を実行するための所定操作を行った場合に、実行を開始することとし、当該処理が開始されたところから説明する。ここでは、例えば、「冊子ID」=「IDb001」が識別する寄せ書きを提供する場合について説明する。
【0124】
===SD1===
図19のSD1においてサーバ装置2の管理部232は、寄せ書きを提供する提供形式を特定する。
【0125】
例えば、幹事であるユーザが、他のユーザ(例えば、参加者又は受取人)の要望に応じて、製本された冊子の形式(以下、「製本形式」と称する)、所定形式のダウンロード可能なファイル形式(以下、「ファイル形式」と称する)、又は、閲覧可能な閲覧可能情報(一例としては、ウェブブラウザで閲覧可能なウェブページに対応する情報等)の形式(以下、「ウェブページ形式」と称する)の何れか1個又は2個以上の形式を指定する形式指定情報を、タッチパッド12を介して入力する。
【0126】
この場合、当該入力された形式指定情報が、端末装置1からサーバ装置2に送信され、サーバ装置2の管理部232は、当該形式指定情報を受信し、受信した形式指定情報が指定する形式を、寄せ書きの提供形式として特定する。
【0127】
===SD2===
図19のSD2においてサーバ装置2の管理部232は、寄せ書き冊子情報を生成する。「寄せ書き冊子情報」とは、寄せ書きを示す寄せ書き情報であり、例えば、
図1~
図4に示す冊子形式の寄せ書きを生成するための情報である。
【0128】
例えば、サーバ装置2の管理部232は、
図8の設定情報及び
図10の回答関連情報を参照して、提供の対象となる寄せ書きを識別する冊子IDである「IDb001」に関連付けられている各情報を取得し、取得した各情報に基づいて、
図1~
図4に示す冊子形式の寄せ書き示す寄せ書き冊子情報を生成する。
【0129】
詳細には、
図8の冊子デザイン情報である「D001.jpg」のデザインの冊子形式の寄せ書きにおいて、
図1の表題及び受取人の名称として、
図8の種別情報である「誕生日」、受取人情報である「AA」に対応する情報を表示し、また、
図2の冊子内設問表示欄91の情報として、
図8の設問情報に対応する情報を表示し、また、
図3の冊子内個別メッセージ欄92の情報として、
図10の回答者情報、画像情報、及び回答内容情報に対応する情報を表示する寄せ書き冊子情報を生成する。
【0130】
図3の冊子内個別メッセージ欄92の情報としては、より詳細には、
図4の画像表示欄921、名前表示欄922、及びメッセージ表示欄923の情報として、
図10の画像情報、回答者情報、回答内容情報に対応する情報を表示する寄せ書き冊子情報を生成する。
【0131】
なお、ここでは、幹事であるユーザが、自己の端末装置1を介して、寄せ書き冊子情報を任意に編集できるように構成されていることとする。よって、幹事であるユーザが、例えば、寄せ書きに表示される情報の配置を微調整したり、各メッセージの誤記修正を行ったり、表表紙ページの表題を変更したり、あるいは、受取人を示す写真画像を選択して反映したりすることが可能となる。
【0132】
===SD3===
図19のSD3においてサーバ装置2の管理部232は、SD2で生成した寄せ書き冊子情報に基づいて、SD1で特定した提供形式の寄せ書きを提供する。
【0133】
=製本形式=
SD1で製本形式を特定した場合、サーバ装置2の管理部232は、
図1~
図4に示す冊子形式の寄せ書きを製本して被提供者に提供するための処理を行う。例えば、製本業社側に対して、SB2で生成した寄せ書き冊子情報と、寄せ書きの送り先を示す情報として被提供者の住所を示す情報とを送信することにより、製本された寄せ書きを被提供者に提供してもよい。
【0134】
=ファイル形式=
SD1でファイル形式を特定した場合、サーバ装置2の管理部232は、
図1~
図4に示す冊子形式の寄せ書きを示すSD2で生成した寄せ書き冊子情報を、所定形式(例えば、PDF形式等)のファイルに変換した上で、配信用のサーバ装置(不図示)に格納する。そして、当該格納した所定形式の寄せ書き冊子情報をダウンロードするための、配信用のサーバ装置へのアクセス先を示す情報(例えば、URL)を被提供者側に電子メール、所定の通信アプリケーション、あるいは、SNS等を介して送信する。このようにして、所定形式のダウンロード可能ファイルとして、寄せ書きを提供する。
【0135】
=ウェブページ形式=
SD1でウェブページ形式を特定した場合、サーバ装置2の管理部232は、SD2で生成した寄せ書き冊子情報に基づいて、
図1~
図4に示す寄せ書きを冊子形式で表示するための複数ページから成るウェブページを生成して、当該ウェブページへアクセスして閲覧するための情報(例えば、URL)(以下、「アクセス情報」と称する)を被提供者側に電子メール、所定の通信アプリケーション、あるいは、SNS等を介して送信する。このようにして、閲覧可能な閲覧可能情報として、寄せ書きを提供する。
【0136】
なお、サーバ装置2の管理部232は、寄せ書きを閲覧可能なウェブページとして提供する場合、被提供者毎に閲覧期限を設定し、当該閲覧期限以前は閲覧可能とし、閲覧期限後は閲覧不可能となるように処理する。
【0137】
例えば、被提供者が「B1」、「B2」、「B3」、「B4」、及び「AA」等である場合について説明する。サーバ装置2の管理部232は、
図1~
図4に示す寄せ書きを冊子形式で表示するウェブページへのアクセス情報を被提供者に提供する場合に、
図11の閲覧関連情報において、対象となる寄せ書きを識別する「IDb001」を冊子IDとして格納し、また、各提供者を示す情報を閲覧者情報として格納し、また、現在の日付よりも所定日数分後の日付を示す情報である「2020年10月31日」を閲覧期限情報として格納する。
【0138】
なお、
図11の閲覧者情報としては、会員については、
図6の会員ID(
図11の「IDu001」等)を格納し、非会員については当該非会員に入力された情報(例えば、氏名を示す情報等)(
図11の「B3」)を格納することとする。
【0139】
そして、被提供者が「アクセス情報」に基づいて、自己の端末装置1を用いて、前述のウェブページにアクセスしようとした場合に、サーバ装置2の管理部232は、被提供者に対して自己を示す情報(例えば、会員ID又は氏名を示す情報)を入力させて、
図11の閲覧関連情報を参照して、当該入力された情報に関連付けられている閲覧期限情報を特定し、また、現在の日付を特定した上で、現在の日付が閲覧期限情報が示す日付以前の日付である場合には、ウェブサイトを閲覧可能にし(つまり、ウェブサイトをディスプレイ13に表示し)、一方、現在の日付が閲覧期限情報が示す日付の後の日付である場合には、ウェブサイトを閲覧不可能にする(つまり、ウェブサイトをディスプレイ13に表示しない)。このようにして、閲覧期限以前のみウェブサイトを閲覧可能にする。これにて、提供処理を終了する。
【0140】
(処理‐閲覧期限延長処理)
閲覧期限延長処理について説明する。閲覧期限延長処理とは、閲覧期限を延長するための処理であり、例えば、サーバ装置2によって実行される処理である。
【0141】
例えば、被提供者である「B1」が、タッチパッド12を介して、自己を示す情報として「IDu001」を入力し、閲覧期限の延長を要求するための所定操作(例えば、延長のための追加料金を支払い、延長を要求する操作等)を行った場合に、サーバ装置2の管理部232は、
図11の閲覧関連情報を参照して、前述の入力された「IDu001」に関連付けられている閲覧期限情報として、現在の閲覧期限の所定期間後(例えば2か月後)の日付を示す「2020年12月31日」を格納することにより、閲覧期限を延長する。これにて、閲覧期限延長処理を終了する。
【0142】
(本実施の形態の効果)
本実施の形態によれば、メッセージを回答として入力させるための設問を表示し、表示された設問に対する回答を示す回答情報をメッセージ情報として取得することにより、例えば、設問に対する回答という形式でメッセージの内容を考えることができるので、メッセージの内容を考える負担を軽減することができ、寄せ書きを容易に生成することが可能となる。
【0143】
また、事前作成設問又は管理者作成設問を表示することにより、例えば、設問を考える負担を軽減して設問を表示したり、あるいは、管理者の意図を反映して設問を表示したりすることができるので、寄せ書きを容易に生成することが可能となる。
【0144】
また、寄せ書きの種類に対応する事前作成設問を表示することにより、例えば、適切な設問を表示することができるので、寄せ書きを適切に生成することが可能となる。
【0145】
また、複数ページから成る冊子形式の寄せ書きを示す寄せ書き情報を生成することにより、例えば、多数のメッセージを適切に表示することができる冊子形式の寄せ書きを生成することが可能となる。
【0146】
また、製本された冊子、所定形式のダウンロード可能なファイル、又は、閲覧可能な閲覧可能情報として被提供者に提供するための処理を行うことにより、例えば、被提供者のニーズに応じた形式で寄せ書きを提供することが可能となる。
【0147】
また、被提供者からの要求に基づいて閲覧期限を延長することにより、例えば、被提供者の希望する時期まで閲覧させることが可能となる。
【0148】
〔III〕実施の形態に対する変形例
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
【0149】
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の細部に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏したりすることがある。
【0150】
(分散や統合について)
また、各DBの情報を分散又は統合してもよい。
【0151】
(形状、数値、構造、時系列について)
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
【0152】
(メッセージ情報をまとめて表示について)
また、上記実施の形態で説明した寄せ書きについては、
図3に示すように、1ページに所定人数分(例えば、6人分)のメッセージを表示しているが、このページの他に、当該メッセージ記載ページに掲載されている人数よりも多い人数(例えば、24人分等)のメッセージを、メッセージ記載ページとは異なる形式で一覧表示する一覧表示ページを、寄せ書きに含めてもよい。なお、この一覧表示ページは、対象者全員分のメッセージを表示する1ページであってもよいし、あるいは、複数ページ(例えば、見開き2ページ等)であってもよい。
【0153】
(被提供者について)
また、上記実施の形態で説明した寄せ書きの被提供者については、幹事であるユーザが、要望に応じて決定することとしてもよい。この場合、例えば、被提供者には、少なくとも受取人が含まれ、任意で対象者も含まれるように決定してもよい。
【0154】
(管理画面について(その1))
また、管理画面を表示するように構成してもよい。
図20は、管理画面の表示例である。「管理画面」とは、幹事であるユーザが、寄せ書きを管理するための画面であり、
図20に示すように例えば、参加人数表示欄61、及びページ数表示欄62を含む。
【0155】
参加人数表示欄61は、現在寄せ書きに参加している者の人数を表示する欄であり、具体的には、現在までに設問に対する回答を行った者(つまり、
図10の回答内容情報に対応する情報を入力した回答者)の人数を表示する欄である。ページ数表示欄62は、現在集まっているメッセージを反映した場合の冊子形式の寄せ書きのページ数を表示する欄である。
【0156】
管理画面に関する処理は任意であるが、例えば、任意のタイミング(例えば、メッセージの締切期限前のタイミング等)に幹事であるユーザが、自己が幹事となっている寄せ書き指定して管理画面を表示するための所定操作を行った場合に、サーバ装置2の管理部232が、以下の処理を行う。
【0157】
具体的には、
図10の回答関連情報を参照して、ユーザに指定された寄せ書きを識別する識別IDである「IDb001」に関連付けられて格納されている回答者情報である「B1」、「B2」、及び「B3」等を計数し、計数結果を現在寄せ書きに参加している者の人数として、
図20の参加人数表示欄61に表示する。そして、この計数結果に基づく所定の演算(「係数結果」÷「6」(メッセージ記載ページ1ページに掲載する人数に対応する値))を行うことにより、メッセージ記載ページのページ数を算出し、算出したメッセージ記載ページのページ数に対して、他のページ(表表示ページ、設問記載ページ等の予めページ数が定められているページ)のページ数を加算し、加算結果を、現在集まっているメッセージを反映した場合の冊子形式の寄せ書きのページ数として、ページ数表示欄62に表示する。
【0158】
(管理画面について(その2))
また、
図20の管理画面については、「(管理画面について(その1))」で説明した情報に加えて、他の情報(例えば、締切期限を示す情報、設問を示す情報等)も表示するように構成してもよい。
【0159】
(特徴について)
また、上記実施の形態の特徴と、変形例の特徴を任意に組み合わせてもよい。
【0160】
(付記)
付記1の生成システムは、複数の対象者から受取人へのメッセージを表示する寄せ書きを生成するための生成システムであって、前記複数の対象者からのメッセージ情報であって、前記受取人へのメッセージを示す前記メッセージ情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記メッセージ情報に基づいて、前記寄せ書きを示す寄せ書き情報を生成する管理手段と、を備え、前記取得手段は、前記受取人へのメッセージを回答として入力させるための設問を前記複数の対象者側に表示する第1処理と、前記第1処理で表示された設問に対する回答であって、前記複数の対象者によって前記生成システムに入力された回答を示す回答情報を前記メッセージ情報として取得する第2処理とを行う。
【0161】
付記2の生成システムは、付記1に記載の生成システムにおいて、前記取得手段は、前記第1処理において、予め作成されている事前作成設問、又は、前記寄せ書きの生成を管理する管理者によって作成された管理者作成設問を表示する。
【0162】
付記3の生成システムは、付記2に記載の生成システムにおいて、前記事前作成設問は、前記寄せ書きの種類に応じて分類されており、前記取得手段は、前記管理者によって前記寄せ書きの種類が指定された場合に、前記第1処理において、当該指定された前記寄せ書きの種類に対応する前記事前作成設問を表示する。
【0163】
付記4の生成システムは、付記1から3の何れか一項に記載の生成システムにおいて、前記管理手段は、少なくとも、表紙に対応するページ、及び前記受取人へのメッセージを表示するページを含む複数ページから成る冊子形式の前記寄せ書きを示す前記寄せ書き情報を生成する。
【0164】
付記5の生成システムは、付記1から4の何れか一項に記載の生成システムにおいて、前記管理手段は、前記寄せ書き情報に基づいて、製本された冊子、所定形式のダウンロード可能なファイル、又は、閲覧可能な閲覧可能情報として、前記寄せ書きを被提供者に対して提供するための処理を行う。
【0165】
付記6の生成システムは、付記1から5の何れか一項に記載の生成システムにおいて、前記管理手段は、前記寄せ書き情報に基づいて、少なくとも、閲覧期限まで閲覧可能な閲覧可能情報として、前記寄せ書きを被提供者に対して提供するための処理を行い、前記管理手段は、前記被提供者からの要求に基づいて、前記閲覧期限を延長する。
【0166】
付記7の生成プログラムは、複数の対象者から受取人へのメッセージを表示する寄せ書きを生成するための生成プログラムであって、コンピュータを、前記複数の対象者からのメッセージ情報であって、前記受取人へのメッセージを示す前記メッセージ情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記メッセージ情報に基づいて、前記寄せ書きを示す寄せ書き情報を生成する管理手段と、として機能させ、前記取得手段は、前記受取人へのメッセージを回答として入力させるための設問を前記複数の対象者側に表示する第1処理と、前記第1処理で表示された設問に対する回答であって、前記複数の対象者によって前記コンピュータに入力された回答を示す回答情報を前記メッセージ情報として取得する第2処理とを行う。
【0167】
(付記の効果)
付記1に記載の生成システム、及び付記7に記載の生成プログラムによれば、メッセージを回答として入力させるための設問を表示し、表示された設問に対する回答を示す回答情報をメッセージ情報として取得することにより、例えば、設問に対する回答という形式でメッセージの内容を考えることができるので、メッセージの内容を考える負担を軽減することができ、寄せ書きを容易に生成することが可能となる。
【0168】
付記2に記載の生成システムによれば、事前作成設問又は管理者作成設問を表示することにより、例えば、設問を考える負担を軽減して設問を表示したり、あるいは、管理者の意図を反映して設問を表示したりすることができるので、寄せ書きを容易に生成することが可能となる。
【0169】
付記3に記載の生成システムによれば、寄せ書きの種類に対応する事前作成設問を表示することにより、例えば、適切な設問を表示することができるので、寄せ書きを適切に生成することが可能となる。
【0170】
付記4に記載の生成システムによれば、複数ページから成る冊子形式の寄せ書きを示す寄せ書き情報を生成することにより、例えば、多数のメッセージを適切に表示することができる冊子形式の寄せ書きを生成することが可能となる。
【0171】
付記5に記載の生成システムによれば、製本された冊子、所定形式のダウンロード可能なファイル、又は、閲覧可能な閲覧可能情報として被提供者に提供するための処理を行うことにより、例えば、被提供者のニーズに応じた形式で寄せ書きを提供することが可能となる。
【0172】
付記6に記載の生成システムによれば、被提供者からの要求に基づいて閲覧期限を延長することにより、例えば、被提供者の希望する時期まで閲覧させることが可能となる。
【符号の説明】
【0173】
1 端末装置
2 サーバ装置
11 通信部
12 タッチパッド
13 ディスプレイ
14 記録部
15 制御部
21 通信部
22 記録部
23 制御部
61 参加人数表示欄
62 ページ数表示欄
71 回答者名前入力欄
72 設問表示欄
73 回答入力欄
74 フリーメッセージ入力欄
81 受取人名前入力欄
82 カテゴリ入力欄
83 設問入力欄
84 締切期限入力欄
91 冊子内設問表示欄
92 冊子内個別メッセージ欄
100 情報処理システム
221 会員情報DB
222 設問関連情報DB
223 設定情報DB
224 回答関連情報DB
225 閲覧関連情報DB
231 取得部
232 管理部
721 設問表示欄
721 設問表示欄
721 設問表示欄
731 回答入力欄
732 回答入力欄
733 回答入力欄
831 設問入力欄
832 設問入力欄
833 設問入力欄
921 画像表示欄
922 名前表示欄
923 メッセージ表示欄