特開2023-19028IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

セメント硬化体の除去方法

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】セメント硬化体の除去に要する期間の短縮化を図ることが可能となる、セメント硬化体の除去方法を提供すること。
【解決手段】セメント硬化体30の除去方法は、建設部材20に付着しているセメント硬化体30を当該建設部材20から除去するための方法であって、建設部材20を50℃から90℃程度の第2酸溶液AL2に所定期間浸漬することにより、当該建設部材20に付着しているセメント硬化体30を除去する除去工程を含み、第2酸溶液AL2の酸濃度を、3重量%から35重量%程度とした。
【選択図】図4

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、従来の技術においては、上述したように、セメント硬化体が付着した建材を常温の酸溶液に40日間浸漬するので、当該セメント硬化体の除去に多大な日数を必要とすることから、当該セメント硬化体の除去に要する期間の短縮化を図る観点からは改善の余地があった。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載のセメント硬化体の除去方法は、建設部材に付着しているセメント硬化体を当該建設部材から除去するための除去方法であって、前記建設部材を50℃から90℃程度の酸溶液に所定期間浸漬することにより、当該建設部材に付着している前記セメント硬化体を除去する除去工程を含む。

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

請求項1に記載のセメント硬化体の除去方法によれば、建設部材を50℃から90℃程度の酸溶液に所定期間浸漬することにより、当該建設部材に付着しているセメント硬化体を除去する除去工程を含むので、従来技術(セメント硬化体が付着した建材を常温の酸溶液で浸漬する技術)に比べて、セメント硬化体を迅速に除去でき、セメント硬化体の除去に要する期間の短縮化を図ることが可能となる。

請求項2に記載のセメント硬化体の除去方法によれば、酸溶液の酸濃度を、3重量%から35重量%程度としたので、セメント硬化体を効果的に除去でき、除去工程を確実に行うことが可能となる。

請求項3に記載のセメント硬化体の除去方法によれば、除去工程において、建設部材を酸溶液に15分程度浸漬した後に、所定の取り外し方法によってセメント硬化体を当該建設部材から取り外すことを複数回行うので、単に建設部材を酸溶液に浸漬する場合に比べて、セメント硬化体を効果的に除去でき、セメント硬化体の除去に要する期間の短縮化を一層図ることが可能となる。

請求項4に記載のセメント硬化体の除去方法によれば、所定の取り外し方法が、建設部材を擦り洗いすること、建設部材に温風を当てること、又は/及び、煮沸している水中に建設部材を浸漬することを含むので、セメント硬化体を建設部材から簡易且つ確実に取り外すことができ、セメント硬化体の除去を一層効率的に行うことが可能となる。

請求項5に記載のセメント硬化体の除去方法によれば、前処理工程において、建設部材を絶乾状態又はその近似状態になるまで乾燥させ、又は/及び、建設部材を常温の酸溶液に所定期間浸漬するので、除去工程においてセメント硬化体の除去を促進させることができ、除去工程の短縮化を図りながら、除去工程の作業性を高めることができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 本発明の実施の形態に係る躯体を概念的に示す図であり、(a)は正面図、(b)はA-A矢視断面図である。
【図2】 セメント硬化体の除去方法の準備工程を示す図である。
【図3】 セメント硬化体の除去方法の前処理工程を示す図であり、(a)は建設部材を乾燥している状態を示す図、(b)は建設部材を第1酸溶液に浸漬している状態を示す図である。
【図4】 セメント硬化体の除去方法の除去工程を示す図であり、(a)は建設部材を第2酸溶液に浸漬している状態を示す図、(b)は建設部材を擦り洗いしている状態を示す図である。
【図5】 第1除去確認試験の試験結果を示す図である。
【図6】 第2除去確認試験の試験結果を示す図であり、(a)は第2酸溶液の温度と各試験体の質量減少量との関係を示す図、(b)は第2酸溶液の温度と第2酸溶液の滴定濃度との関係を示す図である。
【図7】 第3除去確認試験の試験結果を示す図である。
【図8】 第4除去確認試験の試験結果を示す図である。

選択図 図4出願人が指定した本件の代表的な図

1 躯体 10 躯体本体 20 建設部材 21 建設部材本体 30 セメント硬化体 31 下地部 32 張付部 41 乾燥装置 42 第1容器 51 加熱装置 52 第2容器 53 ブラシ 54 第3容器 AL1 第1酸溶液 AL2 第2酸溶液 W 水

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