(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023019118
(43)【公開日】2023-02-09
(54)【発明の名称】電力変換装置
(51)【国際特許分類】
H02M 7/06 20060101AFI20230202BHJP
【FI】
H02M7/06 U
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021123604
(22)【出願日】2021-07-28
(71)【出願人】
【識別番号】000124591
【氏名又は名称】河村電器産業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100078721
【弁理士】
【氏名又は名称】石田 喜樹
(72)【発明者】
【氏名】加藤 彰訓
【テーマコード(参考)】
5H006
【Fターム(参考)】
5H006AA01
5H006AA07
5H006CA07
5H006CB01
5H006CC01
5H006CC05
5H006CC08
(57)【要約】
【課題】 3相電力を多相電力に変換することで、AC/DCコンバータを使用せずに直流電力の生成を可能とする。
【解決手段】 多相変圧器3は、1次側巻線L1を構成する第1巻線11と、2次側巻線L2を構成する第2~第5巻線12~15の4つの異なる3相の位相を生成する巻線とを有し、全ての巻線が共通する鉄心8に巻回されて成り、第2~第5巻線12~15は何れもスター結線されて、第3巻線13は、第2巻線12の0.73倍の巻数で第2巻線12に対して極性が反転するうよう鉄心に巻回されると共に、第2巻線12及び第3巻線13の中性点同士が連結されて成り、第4巻線14及び第5巻線15は、第2巻線12の途中の共通する所定の部位から分岐して生成され、第2~第5巻線12~15のそれぞれが異なる位相の3相電力を出力し、多相の交流電圧を出力する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
3相電力を多相変圧器を使用して多相の交流電力に変換し、変換された多相交流電力を全波整流回路を使用して直流電力に変換する電力変換装置であって、
前記多相変圧器は、1次側巻線を構成する第1巻線と、2次側巻線を構成する第2~第5巻線の4つの異なる3相の位相を生成する巻線とを有し、全ての巻線が共通する鉄心に巻回されて成り、
前記第2~第5巻線は何れもスター結線されて、
前記第3巻線は、前記第2巻線の0.73倍の巻数で前記第2巻線に対して極性が反転するよう前記鉄心に巻回されると共に、前記第2巻線及び前記第3巻線の中性点同士が連結されて成り、
前記第4巻線及び前記第5巻線は、前記第2巻線の途中の共通する所定の部位から分岐して生成され、
前記第2~第5巻線のそれぞれが異なる位相の3相電力を出力し、多相の交流電圧を出力することを特徴とする電力変換装置。
【請求項2】
前記第4巻線及び第5巻線は、前記中性点から51.8%の位置の第2巻線から分岐して形成され、巻数が前記第2巻線の41.4%であり、
前記第4巻線のR相巻線は、前記第2巻線のS相巻線から分岐されて、第2巻線のR相と共通の脚部に巻回され、
前記第4巻線のS相巻線は、前記第2巻線のT相巻線から分岐されて、前記第2巻線のS相と共通の脚部に巻回され、
前記第4巻線のT相巻線は、前記第2巻線のR相巻線から分岐されて、前記第2巻線のT相と共通の脚部に巻回され、
前記第5巻線のR相巻線は、前記第2巻線のT相巻線から分岐されて、前記第2巻線のR相と共通の脚部に巻回され、
前記第5巻線のS相巻線は、前記第2巻線のR相巻線から分岐されて、前記第2巻線のS相と共通の脚部に巻回され、
前記第5巻線のT相巻線は、前記第2巻線のS相巻線から分岐されて、前記第2巻線のT相と共通の脚部に巻回されて成ることを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、高圧交流電力を低圧交流電力に変換した後、直流電力を生成する電力変換装置に関する。
【背景技術】
【0002】
3相交流電力から直流電力を生成する場合、AC/DCコンバータにより直流を生成する構成が広く採用されている。例えば、特許文献1では、IGBTを使用したコンバータ回路を用いて直流を生成した。
また、AC/DCコンバータを使用しない構成として多相変圧器を使用する構成がある。例えば、特許文献2では、2次側にスター結線した巻線とデルタ結線した巻線を設けた6相変圧器を使用して、生成された6相電圧を全波整流して直流電力を生成した。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2017-163839号公報
【特許文献2】特開2008-295155号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、AC/DCコンバータを使用して直流を生成する場合、高周波スイッチングノイズが発生し、周囲の電子機器、通信機器に悪影響を与える問題があった。また、コンバータ回路には高耐圧の半導体素子が必要であり、コスト高であったし維持管理が面倒であった。
また、多相変圧器を使用する構成は、高周波ノイズの発生はないが、各相それぞれ独立した巻線であるためコアを小さくできず、変圧器が大型なものとなっていた。
【0005】
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、3相電力を多相電力に変換することで、AC/DCコンバータを使用せずに直流電力の生成を可能とする小型の多相変圧器を備えた電力変換装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する為に、請求項1の発明は、3相電力を多相変圧器を使用して多相の交流電力に変換し、変換された多相交流電力を全波整流回路を使用して直流電力に変換する電力変換装置であって、多相変圧器は、1次側巻線を構成する第1巻線と、2次側巻線を構成する第2~第5巻線の4つの異なる3相の位相を生成する巻線とを有し、全ての巻線が共通する鉄心に巻回されて成り、第2~第5巻線は何れもスター結線されて、第3巻線は、第2巻線の0.73倍の巻数で第2巻線に対して極性が反転するよう鉄心に巻回されると共に、第2巻線及び第3巻線の中性点同士が連結されて成り、第4巻線及び第5巻線は、第2巻線の途中の共通する所定の部位から分岐して生成され、第2~第5巻線のそれぞれが異なる位相の3相電力を出力し、多相の交流電圧を出力することを特徴とする。
この構成によれば、多相の交流電力を生成して全波整流回路により直流変換して直流電力を生成するため、リップルの小さい直流を生成でき、高周波で切り替え動作するAC/DCコンバータを使用することなく安定した直流電力の生成が可能となる。
加えて、2次側を構成する4つの巻線のうち、第3巻線は第2巻線の0.73倍であるし、第4巻線と第5巻線は、第2巻線の途中から分岐して形成されるため、各相を単独で巻回形成するより巻回数を削減でき、多相変圧器を小型化できる。ひいては、電力変換装置を小型にできる。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載の構成において、第4巻線及び第5巻線は、中性点から51.8%の位置の第2巻線から分岐して形成され、巻数が第2巻線の41.4%であり、第4巻線のR相巻線は、第2巻線のS相巻線から分岐されて、第2巻線のR相と共通の脚部に巻回され、第4巻線のS相巻線は、第2巻線のT相巻線から分岐されて、第2巻線のS相と共通の脚部に巻回され、第4巻線のT相巻線は、第2巻線のR相巻線から分岐されて、第2巻線のT相と共通の脚部に巻回され、第5巻線のR相巻線は、第2巻線のT相巻線から分岐されて、第2巻線のR相と共通の脚部に巻回され、第5巻線のS相巻線は、第2巻線のR相巻線から分岐されて、第2巻線のS相と共通の脚部に巻回され、第5巻線のT相巻線は、第2巻線のS相巻線から分岐されて、第2巻線のT相と共通の脚部に巻回されて成ることを特徴とする。
この構成によれば、第4巻線と第5巻線の巻数は、第2巻線の41.4%であるため、僅かな巻数で済み、多相変圧器を小型にできる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、多相の交流電力を生成して全波整流回路により直流変換して直流電力を生成するため、リップルの小さい直流を生成でき、高周波で切り替え動作するAC/DCコンバータを使用することなく安定した直流電力の生成が可能となる。
加えて、2次側を構成する4つの巻線のうち、第3巻線は第2巻線の0.73倍であるし、第4巻線と第5巻線は、第2巻線の途中から分岐して形成されるため、各相を単独で巻回形成するより巻回数を削減でき、多相変圧器を小型化できる。ひいては、電力変換装置を小型にできる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明に係る電力変換装置の一例を示す構成図である。
【
図3】
図2に示す多相変圧器のベクトル説明図である。
【
図4】
図2に示す多相変圧器の2次側の位相説明図である。
【
図5】
図4に示す2次巻線の第2巻線のR1-T1間の出力が負荷に印加される様子を示す説明図である。
【
図6】
図4に示す2次巻線の第2巻線のR1端子と第5巻線のR4端子の間の出力が負荷に印加される様子を示す説明図である。
【
図7】
図4に示す2次巻線の第2巻線のR1端子と第3巻線のR2端子の間の出力が負荷に印加される様子を示す説明図である。
【
図8】
図2に示す多相変圧器の第3~第5巻線を引き出す位置を示すベクトル説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る電力変換装置の一例を示す構成図であり、受電した高圧3相電源10を多相変圧器により降圧して380V等の特定電圧の低圧交流電圧に変換し、更に直流に変換する構成を示している。
具体的に多相変圧器3として12相変圧器3aを使用して、12相の電圧を出力し、4つの3相全波整流回路を備えた整流回路4により1組の直流出力を生成する構成を示している。
【0011】
図2~
図8は、12相変圧器3aの具体的構成を示す説明図であり、以下これらの図を参照して12相変圧器3aを具体的に説明する。
図2は構成図を示している。
図2に示すように、12相変圧器3aは、1次側巻線L1を構成する第1巻線11、2次側巻線L2を構成する4つの巻線(第2巻線12、第3巻線13、第4巻線14、第5巻線15)を備えている。
何れの巻線も、入力される3相電力に対応する3つの巻回部(11a~11c、12a~12c、13a~13c、14a~14c、15a~15c)を有している。
【0012】
第1巻線11はデルタ結線、スター結線の何れでも良いが、ここではスター結線した場合を示している。3つの端子(Rin、Sin、Tin)に高圧の3相交流電力が接続される。
第2~第5巻線12,13,14,15は、全てスター結線されている(但し、後述するように、第4巻線14及び第5巻線15は完全な形でのスター結線でなない)。以下、3相をR相、S相、T相として説明する。
【0013】
12相変圧器3aの2次側は、第2巻線12の出力端子R1,S1,T1、第3巻線13の出力端子R2,S2,T2、第4巻線14の出力端子R3,S3,T3、第5巻線15の出力端子R4,S4,T4を有し、全12端子を備えている。
第2巻線12と第3巻線13のスター結線された中性点Q同士は連結され、第3巻線13は第2巻線12に対して極性が反転するよう鉄心8に巻回され、且つ第2巻線の0.73倍の巻数で形成されている。
また、第4巻線14と第5巻線15は、第2巻線12の途中の同一点から分岐して形成され、第4巻線14と第5巻線15とは、第2巻線12の中性点Qを兼用している。
【0014】
第4巻線14、第5巻線15は具体的に以下のように鉄心8に巻回されている。第4巻線は、T相巻線14aが、第2巻線12のR相巻線12aの途中から分岐して引き出され、1次側T相と共通の脚部鉄心8cに巻回されている。そして、先端が出力端子T3である。
R相巻線14bは、第2巻線12のS相巻線12bの途中から分岐して引き出され、第1巻線11のR相と共通の脚部鉄心8aに巻回されている。そして、先端が出力端子R3である。
またS相巻線14cは、第2巻線12のT相巻線12cの途中から分岐して引き出され、1次側S相と共通の脚部鉄心8bに巻回されている。そして、先端が出力端子S3である。
【0015】
第5巻線15は、S相巻線15aが、第4巻線14と同一部位である第2巻線12のR相巻線12aの途中から分岐して引き出され、第1巻線11のS相と共通の脚部鉄心8cに巻回されている。そして、先端が出力端子S4である。
T相巻線15bは、第4巻線14と同一部位である第2巻線12のS相巻線12bの途中から分岐して引き出され、第1巻線11のT相と共通の脚部鉄心8cに巻回されている。そして、先端が出力端子T4である。
またR相巻線15cは、第4巻線14と同一部位である第2巻線12のT相巻線12cの途中から分岐して引き出され、第1巻線11のR相と共通の脚部鉄心8aに巻回されている。そして、先端が出力端子R4である。
【0016】
図3は2次側巻線L2の個々の巻線のベクトル説明図であり、第2巻線12のR1相を基準に各相を示している。この
図3に示すように、第2巻線12の3相の巻線12a,12b,12cは、入力される3相電力と同様にそれぞれ120度の位相差を有する電圧を出力端子R1,S1,T1から出力する。
そして第3巻線13の各巻線13a,13b,13cの位相は、この第2巻線12に対して上述したように正反対の極性を示し、出力端子R2,S2,T2の位相は、第2巻線12のR1,S1,T1の各相に対して180度の位相差を有している。尚、第2巻線12に対する第3巻線13の巻回数は、0.73倍(√3-1倍)となっている。
【0017】
また第4巻線14の第2巻線12から引き出した巻線14a,14b,14cの各出力端子R3,S3,T3の位相は、第3巻線13の各相と同位相の電圧を発生する。更に、第5巻線15の第2巻線12から引き出した巻線15a,15b,15cの各出力端子R4,S4,T4の位相は、第4巻線14と同様に第3巻線13の対応する各相の出力端子R2,S2,T2と同位相の電圧を発生する。
【0018】
図4は2次側の位相説明図で、第2巻線12のR1端子の位相を基準に第3巻線13,第4巻線14,第5巻線15の出力位相を示している。
図4に示すように、第2巻線12のR1端子とT1端子間の電圧絶対値及び位相に対して、第2巻線12のR1端子と第5巻線15のR4端子間の電圧絶対値は等しく、位相は15度遅れている。また、第2巻線12のR1端子と第3巻線13のR2端子間の電圧絶対値は等しく、位相は30度遅れている。更に、第2巻線12のR1端子と第4巻線14のS3端子間の電圧絶対値は等しく、位相は45度遅れている。
【0019】
図5~
図7は、
図4に示す特定の相間電圧が負荷6に印加される様子を示す説明図であり、12相変圧器3aの出力電圧(ベクトルで示す)が整流回路4で整流されて負荷6に印加される様子を示している。
図5は第2巻線12のR1-T1端子間の出力が負荷6に印加される様子を示し、
図6は第2巻線12のR1端子と第5巻線15のR4端子の間の出力が負荷6に印加される様子を示し、
図7は第2巻線12のR1端子と第3巻線13のR2端子の間の出力が負荷6に印加される様子を示している。
このように、絶対値が等しい各相間電圧が整流されて負荷6に印加される。
【0020】
そして、このような各相の関係は、第2巻線12のS1端子の位相に対する第3巻線13,第4巻線14,第5巻線15の出力位相、第2巻線12のT1端子の位相に対する第3巻線13,第4巻線14,第5巻線15の出力位相も同様であり、絶対値が等しい相間電圧が生成されて負荷6に印加される。
【0021】
図8は、第2巻線12から第4巻線14及び第5巻線15を引き出す位置を示すベクトル説明図であり、以下このベクトル図を参照して第4巻線14、第5巻線15を引き出す位置Xを具体的に説明する。
図8に示すR1-R2端子間の電圧を200Vとすると、R1-R4端子間の電圧(A+B)も同様に200Vである。
そして、Q-R1間の電圧E1は、第2巻線12の出力電圧であり、
E1=200/√3=115.4Vとなる。
そして、 電圧A=電圧B/tan15°
であるため、電圧A=200-電圧Bを加味すると、
電圧A=200/(1+tan15°)=157.73V
となり、
電圧B=200-電圧A=200-157.73=42.27V
となる。
【0022】
ここで、第4,5巻線の引き出し位置Zを求めるために、Q-R2間に(R1-X)×cos15°=AとなるX点を設定すると、
R1-X点間の電圧=A/cos15°=157.73/0.966=163.3V
また、Z-R4間の電圧=Q-X間の電圧に等しいため、
Q-X間の電圧=(R1-X間の電圧)-(R1-Q間の電圧)
=163.3-115.46=47.83V
となる。そして、これはZ-R4間の電圧(第5巻線15の電圧)E3でもある。
【0023】
また、(R1-X間の電圧)×sin15°×√2=X-R4間の電圧
であるから、
Q-Z間の電圧=X-R4間の電圧
=163.3×0.259×1.41=59.7V となる。
よって、第4,第5巻線の引き出し位置Zは、
(Q-Z間の電圧)/(Q-T1間の電圧)=59.7/115.4=0.518
となる。
即ち、引き出し位置は、中性点Qから51.8%の位置となる。
【0024】
そして、第2巻線12と第4巻線14の巻数比(第2巻線12と第5巻線15の巻数比)をみると、
E3/E1=47.8/115.5=0.414
となり、第4巻線14及び第5巻線15は第2巻線12の41.4%となる。
【0025】
これらの結果から、2次側の各巻線を巻数比をみると、
第2巻線:第3巻線:第4巻線:第5巻線=1:0.73:0.41:0.41
となる。
尚、Q-R2間の電圧=200-(R1-Q間の電圧)=200-115.4=84.54V となる。
【0026】
このように、多相の交流電力を生成して全波整流回路により直流変換して直流電力を生成するため、リップルの小さい直流を生成でき、高周波で切り替え動作するAC/DCコンバータを使用することなく安定した直流電力の生成が可能となる。
加えて、2次側を構成する4つの巻線のうち、第3巻線13は第2巻線の0.73倍であるし、第4巻線14と第5巻線15は、第2巻線12の途中から分岐して形成されるため、各相を単独で巻回形成するより巻回数を削減でき、多相変圧器を小型化できる。ひいては、電力変換装置を小型にできる。
具体的に、第4巻線14と第5巻線15の巻数は、第2巻線12の41.4%であるため、僅かな巻数で済み、多相変圧器を小型にできる。
【0027】
尚、上記実施形態では、第2巻線のR1端子と第3巻線のR2端子間の電圧を200Vとして説明したが、生成電圧は任意で有り、負荷形態に応じて出力電圧は変更できるものである。
【符号の説明】
【0028】
1・・電力変換装置、3・・多相変圧器、3a・・12相変圧器、4・・整流回路、8・・鉄心、11・・第1巻線、12・・第2巻線、13・・第3巻線、14・・第4巻線、15・・第5巻線、L1・・一次側巻線、L2・・2次側巻線