(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023019541
(43)【公開日】2023-02-09
(54)【発明の名称】制御システム、及び、制御方法
(51)【国際特許分類】
H04Q 9/00 20060101AFI20230202BHJP
【FI】
H04Q9/00 311Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021124325
(22)【出願日】2021-07-29
(71)【出願人】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109210
【弁理士】
【氏名又は名称】新居 広守
(74)【代理人】
【識別番号】100137235
【弁理士】
【氏名又は名称】寺谷 英作
(74)【代理人】
【識別番号】100131417
【弁理士】
【氏名又は名称】道坂 伸一
(72)【発明者】
【氏名】吉川 彩衣
(72)【発明者】
【氏名】廣木 誠
(72)【発明者】
【氏名】樫木 智恵
(72)【発明者】
【氏名】内藤 亮治
【テーマコード(参考)】
5K048
【Fターム(参考)】
5K048BA07
5K048BA08
5K048FB04
5K048FB15
5K048GB08
(57)【要約】
【課題】機器の制御を制限することができる制御システムを提供する。
【解決手段】制御システム10は、機器30の制御指示に基づいて機器30の制御を行う制御部28と、機器30の制御を制限するための第一制限指令を取得する取得部27とを備える。制御部28は、第一制限指令が取得されると、機器30の制御指示が行われても当該制御指示に基づく機器30の制御を行わない。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
機器の制御指示に基づいて前記機器の制御を行う制御部と、
前記機器の制御を制限するための第一制限指令を取得する取得部とを備え、
前記制御部は、前記第一制限指令が取得されると、前記機器の制御指示が行われても当該制御指示に基づく前記機器の制御を行わない
制御システム。
【請求項2】
前記制御部は、前記第一制限指令が取得されると、前記機器が制御指示を受け付けることを制限するための第二制限指令を前記機器へ送信する
請求項1に記載の制御システム。
【請求項3】
前記機器は、集合住宅に設置され、
前記取得部は、前記集合住宅の管理事業者が使用する第一システムによって送信された前記第一制限指令を取得する
請求項1または2に記載の制御システム。
【請求項4】
前記取得部は、前記機器のユーザが使用する携帯端末によって送信された前記第一制限指令を取得する
請求項1または2に記載の制御システム。
【請求項5】
前記取得部は、前記機器を製造する事業者が使用する第二システムによって送信された前記第一制限指令を取得する
請求項1または2に記載の制御システム。
【請求項6】
さらに、前記機器のエラーの発生状況を管理する管理部を備え、
前記取得部は、前記管理部によって出力される前記第一制限指令を取得する
請求項1または2に記載の制御システム。
【請求項7】
前記制御システムは、前記機器が設置された施設に設置された装置として実現される
請求項1~6のいずれか1項に記載の制御システム。
【請求項8】
前記制御システムは、前記機器が設置された施設の外部に設置された装置として実現される
請求項1~6のいずれか1項に記載の制御システム。
【請求項9】
前記制御指示は、前記装置へのユーザの操作に基づいて行われ、
前記制御部は、前記第一制限指令が取得されると、前記制御指示としての前記ユーザの操作が行われても当該操作に基づく前記機器の制御を行わない
請求項7に記載の制御システム。
【請求項10】
前記制御指示は、携帯端末へのユーザの操作に応じて送信される遠隔制御指令に基づいて行われ、
前記制御部は、前記第一制限指令が取得されると、前記制御指示としての前記遠隔制御指令が受信されても当該遠隔制御指令に基づく前記機器の制御を行わない
請求項7または8に記載の制御システム。
【請求項11】
機器の制御指示に基づいて前記機器の制御を行う制御ステップと、
前記機器の制御を制限するための第一制限指令を取得する取得ステップと、
前記第一制限指令が取得された場合に、前記機器の制御指示が行われても当該制御指示に基づく前記機器の制御を行わないことで前記機器の制御を制限する制限ステップとを含む
制御方法。
【請求項12】
請求項11に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、制御システム、及び、制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
家電機器の制御に関する様々な技術が提案されている。特許文献1には、外部ネットワークを介した家電機器の遠隔制御が可能な家電制御システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、機器の制御を制限することができる制御システム、及び、制御方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様に係る制御システムは、機器の制御指示に基づいて前記機器の制御を行う制御部と、前記機器の制御を制限するための第一制限指令を取得する取得部とを備え、前記制御部は、前記第一制限指令が取得されると、前記機器の制御指示が行われても当該制御指示に基づく前記機器の制御を行わない。
【0006】
本発明の一態様に係る制御方法は、機器の制御指示に基づいて前記機器の制御を行う制御ステップと、前記機器の制御を制限するための第一制限指令を取得する取得ステップと、前記第一制限指令が取得された場合に、前記機器の制御指示が行われても当該制御指示に基づく前記機器の制御を行わないことで前記機器の制御を制限する制限ステップとを含む。
【0007】
本発明の一態様に係るプログラムは、前記制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0008】
本発明の制御システム、及び、制御方法は、機器の制御を制限することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】
図1は、実施の形態に係る制御システムの機能構成を示すブロック図である。
【
図2】
図2は、実施の形態に係る制御システムの動作例1のシーケンス図である。
【
図3】
図3は、制御端末に表示される通知画面の一例を示す図である。
【
図4】
図4は、エラー情報データベースの一例を示す図である。
【
図5】
図5は、実施の形態に係る制御システムの動作例2のシーケンス図である。
【
図6】
図6は、携帯端末に表示される通知画面の一例を示す図である。
【
図7】
図7は、実施の形態に係る制御システムの動作例3のシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
【0011】
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
【0012】
(実施の形態)
[構成]
まず、実施の形態に係る制御システムの構成について説明する。
図1は、実施の形態に係る制御システムの機能構成を示すブロック図である。
【0013】
図1に示されるように、制御システム10は、制御端末20と、複数の機器30と、遠隔制御用サーバ40と、携帯端末50と、情報端末61と、リコール情報管理システム62とを備える。制御端末20及び複数の機器30は、施設70内に設置され、遠隔制御用サーバ40、情報端末61、及び、リコール情報管理システム62は、施設70外に設置される。携帯端末50は、施設70外に位置しているが、施設70内に位置する場合もある。施設70は、具体的には、集合住宅であるが、戸建住宅であってもよい。また、施設70は、オフィスビルなどの住宅以外の施設であってもよい。なお、制御システム10は、少なくとも1つの機器30を備えればよい。
【0014】
制御システム10は、制御端末20の操作受付部21へのユーザの操作、または、携帯端末50へのユーザの操作に基づいて機器30を制御することができる。また、制御システム10は、ユーザの操作を無効化し、機器30の制御を制限する(例えば、強制的に停止する)ことができる機能を有している。このような機能の詳細については後述する。
【0015】
以下、このような制御システム10が備える各装置について詳細に説明する。制御端末20は、情報端末の一例であり、具体的には、エネルギーマネジメント機能を有するEMS(Energy Management System)コントローラである。制御端末20は、当該制御端末20と同一の施設70(集合住宅の場合、同一の専有部)に設置された機器30(以下、単に機器30と記載される)の消費電力を管理する。また、制御端末20は、機器30の制御、及び、機器30の動作状態の表示などを行う。機器30の制御とは、例えば、機器30の動作開始、機器30動作停止、及び、機器30の動作状態の変更などである。機器30の制御は、制御端末20(第二通信部26)から機器30へ制御信号が送信されることで行われる。
【0016】
制御端末20は、EMSコントローラに限定されず、エネルギーマネジメント機能を有しない他のコントローラ、または、ゲートウェイ装置であってもよい。制御端末20は、操作受付部21と、表示部22と、情報処理部23と、記憶部24と、第一通信部25と、第二通信部26とを備える。
【0017】
操作受付部21は、ユーザ(住宅の居住者など)の操作を受け付ける。操作受付部21は、例えば、タッチパネルによって実現されるが、ハードウェアキーなどによって実現されてもよい。
【0018】
表示部22は、画像を表示する。表示部22は、例えば、液晶パネルまたは有機EL(Electro Luminescence)パネルなどの表示パネルによって実現される。
【0019】
情報処理部23は、機器30の制御に関連する情報処理を行う。情報処理部23は、例えば、マイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサによって実現されてもよい。情報処理部23は、機能的な構成要素として、取得部27と、制御部28と、管理部29とを有する。取得部27、制御部28、及び、管理部29の機能は、例えば、情報処理部23を構成するマイクロコンピュータまたはプロセッサ等が記憶部24に記憶されたコンピュータプログラムを実行することによって実現される。取得部27、制御部28、及び、管理部29の機能の詳細については後述される。
【0020】
記憶部24は、情報処理部23によって実行されるコンピュータプログラムなどが記憶される記憶装置である。記憶部24は、例えば、半導体メモリによって実現される。なお、制御端末20によって制御可能な機器30の識別情報は、登録情報として記憶部24にあらかじめ記憶されている。
【0021】
第一通信部25は、制御端末20が、遠隔制御用サーバ40、携帯端末50、情報端末61、及び、リコール情報管理システム62などと広域通信ネットワーク80を介して通信を行うための通信回路である。第一通信部25は、例えば、無線通信を行う無線通信回路であるが、有線通信を行う有線通信回路であってもよい。第一通信部25が行う通信の通信規格については特に限定されない。
【0022】
第二通信部26は、制御端末20が機器30と局所通信ネットワークを介して通信を行うための通信回路である。第二通信部26は、例えば、無線通信を行う無線通信回路であるが、有線通信を行う有線通信回路であってもよい。第二通信部26が行う通信の通信規格については特に限定されない。
【0023】
機器30は、制御端末20によって制御される機器であり、言い換えれば、制御端末20の制御対象の機器である。機器30は、施設70の敷地内に設置される。機器30は、例えば、制御端末20(第二通信部26)と通信を行うための通信回路(通信モジュール)を備える。機器30は、具体的には、照明機器、空調機器、電動シャッタ、または、電気錠などである。
【0024】
遠隔制御用サーバ40は、機器30の施設70外からの遠隔制御を行うために使用されるクラウドサーバである。ユーザは、施設70外から携帯端末50を操作すると、携帯端末50によって送信される遠隔制御指令が遠隔制御用サーバ40を介して制御端末20に送信され、制御端末20によって機器30が制御される。遠隔制御用サーバ40は、例えば、制御端末20及び機器30を製造または販売する事業者(以下、機器提供事業者とも記載される)によって使用される。遠隔制御用サーバ40は、具体的には、通信部41と、情報処理部42と、記憶部43とを備える。
【0025】
通信部41は、遠隔制御用サーバ40が、制御端末20、携帯端末50、情報端末61、及び、リコール情報管理システム62などと広域通信ネットワーク80を通じて通信を行うための通信回路である。通信部41は、例えば、有線通信を行う有線通信部であるが、無線通信を行う無線通信回路であってもよい。通信部41が行う通信の通信規格については特に限定されない。
【0026】
情報処理部42は、機器30の遠隔制御に関する情報処理を行う。情報処理部42は、具体的には、マイクロコンピュータまたはプロセッサによって実現される。情報処理部42は、機能的な構成要素として、取得部44と、制御部45と、管理部46とを有する。取得部44、制御部45、及び、管理部46の機能は、例えば、情報処理部42を構成するマイクロコンピュータまたはプロセッサが記憶部43に記憶されたコンピュータプログラムを実行することにより実現される。取得部44、制御部45、及び、管理部46の機能の詳細については後述される。
【0027】
記憶部43は、上記情報処理に必要な各種情報、及び、上記コンピュータプログラムなどが記憶される記憶装置である。記憶部43は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)によって実現されるが、半導体メモリによって実現されてもよい。
【0028】
携帯端末50は、施設70の居住者が施設70外から施設70内の機器30を遠隔制御するために操作する携帯型の情報端末である。携帯端末50は、具体的には、スマートフォンまたはタブレット端末などである。なお、携帯端末50には、遠隔制御、及び、制御が制限される機器30の指定(後述の動作例1の変形例1)を実現するための専用のアプリケーションプログラムがあらかじめインストールされている。
【0029】
情報端末61は、第一システムの一例であり、具体的には、複数の施設70の管理事業者(より詳細には、管理事業者の従業員)が、機器30の制御を制限するために操作する情報端末である。ここでの管理事業者とは、例えば、施設70などの集合住宅の管理事業を専門に扱う事業者である。情報端末61は、具体的には、パーソナルコンピュータなどの据え置き型の情報端末であるが、スマートフォンまたはタブレット端末などの携帯型の情報端末であってもよい。
【0030】
リコール情報管理システム62は、第二システムの一例であり、具体的には、機器提供事業者によって使用されるサーバ装置(またはサーバシステム)である。リコール情報管理システム62は、制御端末20にリコール情報を提供する。リコール情報は、リコール対象の機器(つまり、不具合を有する機器)の識別情報(種別、品番、及び、製造番号などを示す情報)を含む情報である。
【0031】
[動作例1]
上述のように、機器30の制御を制限(禁止)することができる機能を有している。以下、制御端末20への操作が無効化されることで機器30の制御が制限される動作例(動作例1)について説明する。
図2は、制御システム10の動作例1のシーケンス図である。
【0032】
ユーザが機器30の制御を指示する操作を行うと、制御端末20の操作受付部21はこのような操作を受け付ける(S11)。制御部28は、受け付けられた操作に基づいて、当該操作によって指定された機器30へ、当該操作によって指定された制御内容を示す制御信号を送信する(S12)。制御信号は、具体的には、第二通信部26によって送信される。
【0033】
機器30は、制御信号を受信すると、受信した制御信号が示す制御内容にしたがって動作(または停止)する(S13)。
【0034】
このように、制御システム10は、機器30の制御に制限がないときには、制御端末20の操作受付部21へのユーザの操作に基づいて機器30を制御することができる。
【0035】
一方、リコール情報管理システム62は、リコール対象の機器が発生したタイミングなどの所定のタイミングで、リコール情報を含む第一制限指令を制御端末20へ送信する(S14)。上述のように、リコール情報には、リコール対象の機器の識別情報(種別、品番、及び、製造番号などを示す情報)が含まれる。
【0036】
制御端末20の第一通信部25は、第一制限指令を受信する。取得部27は、受信された第一制限指令を取得する(S15)。制御部28は、取得された第一制限指令に含まれるリコール情報に基づいて、機器30(制御対象として登録されている機器30)の中にリコール対象の機器が含まれるか否かを判定する(S16)。制御部28は、例えば、記憶部24に記憶された登録情報(機器30の識別情報)と、リコール情報(リコール対象の機器の識別情報)とを照合することにより、機器30の中にリコール対象の機器が含まれるか否かを判定することができる。
【0037】
制御部28は、機器30の中にリコール対象の機器が含まれる場合、当該機器30を制限対象機器として記憶部24に登録する(S17)。制御部28は、例えば、当該機器30の登録情報にフラグを付与することにより、当該機器30を制限対象機器として登録する。なお、機器30の中にリコール対象の機器が含まれない場合には、ステップS17の処理は行われない。
【0038】
また、制御部28は、制限対象機器として登録された機器30へ、当該機器30が制御指示を受け付けることを制限するための第二制限指令を送信する。(S18)。第二制限指令は、具体的には、第二通信部26によって送信される。
【0039】
機器30は、第二制限指令を受信すると、受信した第二制限指令にしたがって制限モードに遷移し、制御指示を受け付けない(S19)。ここでの制御指示とは、機器30の専用のリモートコントローラ(赤外線リモートコントローラなど)へのユーザの操作、または、機器30に設けられたボタンなどへのユーザの操作などに基づく、機器30への直接的な制御の指示(言い換えれば、制御端末20以外からの制御指示)を意味する。つまり、制限モードに遷移した機器30は、専用のリモートコントローラへのユーザの操作、または、機器30に設けられたボタンなどへのユーザの操作などによって制御できなくなる。
【0040】
例えば、制限モードに遷移した機器30が電動シャッタである場合、開閉制御が禁止される。制限モードに遷移した機器30が空調機器である場合、空調機器の運転(電源オン)が禁止される。制限モードに遷移した機器30が電気錠である場合、携帯端末などの認証媒体を用いた認証処理(認証媒体を用いた解錠及び施錠)が禁止される。制限モードに遷移した機器30が照明機器である場合、照明機器の点灯(電源オン)が禁止される。
【0041】
なお、ステップS18及びステップS19の処理は、制限対象機器として登録された機器30が制限モード(制限機能)を有している場合に行われる処理であり、制限対象機器として登録された機器30が制限モードを有していない場合には省略される。機器30が制限モードを有しているか否かは、例えば、記憶部24に記憶された登録情報を参照することにより特定可能である。
【0042】
その後、ユーザが制限対象機器として登録された機器30の制御を指示する操作を行うと、制御端末20の操作受付部21はこのような操作を受け付ける(S20)。しかしながら、制御部28は、このような操作を制御指示とはみなさず、制御信号を送信しない。また、制御部28は、機器30の制御が制限されることをユーザに通知するための通知画面を表示部22に表示する(S21)。
図3は、このような通知画面の一例を示す図である。つまり、制限対象機器として登録された機器30は、制御端末20へのユーザの操作によって制御できなくなる。
【0043】
例えば、制限対象機器として登録された機器30が電動シャッタである場合、開閉制御が禁止される。制限対象機器として登録された機器30が空調機器である場合、空調機器の運転(電源オン)が禁止される。制限対象機器として登録された機器30が照明機器である場合、照明機器の点灯(電源オン)が禁止される。つまり、制御対象機器として登録された機器30の一切の制御が禁止される。
【0044】
以上説明したように、制御システム10は、リコール情報に基づいて制限対象機器として登録された機器30については、制御指示が行われても当該制御指示に基づく機器30の制御を行わない。制御システム10は、具体的には、制御指示としてのユーザの操作が行われても当該操作に基づく機器30の制御を行わない。また、制御システム10は、制限対象機器として登録された機器30に対して、当該機器30が制御指示を受け付けることを制限するための第二制限指令を機器30へ送信する。
【0045】
このような制御システム10は、機器30がリコール対象の機器であり、当該機器30を制御することが適切でない場合に、当該機器30が制御されることを制限することができる。
【0046】
なお、制限対象機器として登録された機器30は、例えば、一切の制御が禁止されるが、特定の制御だけが禁止されてもよい。例えば、機器30が空調機器である場合、冷房運転が禁止され、暖房運転が許容されてもよい。このような場合、第一制限指令には、制限の対象の機器30を示す情報(例えば、機器30の識別情報)に加えて、制限の対象となる制御の内容を示す情報が含まれる。
【0047】
[動作例1の変形例1]
なお、上記動作例1では、リコール情報管理システム62によって送信される第一制限指令(リコール情報)に基づいて機器30の制御が制限された。しかしながら、他のシステムまたは装置によって送信される第一制限指令に基づいて、機器30の制御が制限されてもよい。
【0048】
例えば、ユーザ(例えば、母親)が施設70から外出中に、施設70内にいる別のユーザ(例えば、子供)が機器30を制御することを制限したいような場合がある。このような場合、第一制限指令は、携帯端末50へのユーザの操作に基づいて、携帯端末50から遠隔制御用サーバ40を介して制御端末20へ送信されてもよい。制御端末20の取得部27は、携帯端末50によって送信される第一制限指令を取得し、制御部28は、取得された第一制限指令に基づいて機器30を制限対象機器として登録する。なお、ユーザは、どの機器30を制限対象機器とするかを携帯端末50への操作によって指定することができ、第一制限指令にはどの機器30を制限対象とするかを示す情報(機器30の識別情報など)が含まれる。
【0049】
[動作例1の変形例2]
また、施設70が集合住宅であり、集合住宅の専有部において入居者が退去してから次の入居者が住み始めるまでの間は、専有部内に設置された機器30を制御する必要はなく、施設70の管理事業者は、不正な機器30の制御を抑制する必要がある。このような場合、第一制限指令は、情報端末61への管理事業者(より詳細には、管理事業者の従業員)の操作に基づいて、情報端末61から制御端末20へ送信されてもよい。制御端末20の取得部27は、情報端末61によって送信される第一制限指令を取得し、制御部28は、取得された第一制限指令に基づいて機器30を制限対象機器として登録する。なお、この場合、制御端末20に登録されている全ての機器30が制限対象機器とされるが、どの機器30を制限対象機器とするかを情報端末61への操作によって指定することができてもよい。この場合、第一制限指令にはどの機器30を制限対象とするかを示す情報(機器30の識別情報など)が含まれる。
【0050】
[動作例1の変形例3]
また、制御部28は、制御端末20の記憶部24に記憶されるエラー情報データベースに基づいて、エラーが多発している機器30の制御を制限してもよい。
図4は、エラー情報データベースの一例を示す図である。
【0051】
施設70に設置された機器30は、エラーが発生すると、エラー通知を制御端末20へ送信する。エラー通知には、機器30の識別情報(
図4の機器ID)、及び、発生したエラーの内容を示すエラーコードが含まれる。管理部29は、このようなエラー通知を蓄積することにより、
図4に示されるようなエラー情報データベースを生成し、記憶部24に記憶することができる。エラー情報データベースは、例えば、エラー通知が受信されるごとに更新される。このように、管理部29は、機器30のエラーの発生状況を管理する。
【0052】
ここで、管理部29は、エラー情報データベースが更新されると、更新後のエラー情報データベースを参照することにより、エラーが多発している機器30を特定するための処理を行う。管理部29は、具体的には、所定期間内にエラーが所定数以上発生した機器30を特定する。所定期間は、例えば、直近の1か月の期間であり、所定数は、例えば、2以上の整数(具体的には5など)である。なお、管理部29は、エラーの数を集計するときには、例えば、エラーの内容は問わずにエラーの数を集計してもよいし、エラーの内容(エラーコード)まで考慮してエラーの数を集計してもよい。エラーの内容が考慮される場合、所定期間内に同一のエラーコードのエラーが所定数以上発生した機器30が特定される。
【0053】
管理部29は、エラーが多発している機器30を特定すると、特定した機器30の制御を制限するための第一制限指令を出力する。第一制限指令には、例えば、特定して機器30の識別情報が含まれる。取得部27は、管理部29によって出力される第一制限指令を取得し、制御部28は、取得された第一制限指令に基づいて機器30を制限対象機器として登録する。これにより、エラーが多発している機器30の制御が制限される。
【0054】
[動作例2]
次に、携帯端末50への操作が無効化されることで機器30の遠隔制御が制限される動作例(動作例2)について説明する。
図5は、制御システム10の動作例2のシーケンス図である。
【0055】
動作例2では、ユーザは施設70外において携帯端末50を操作することにより、施設70内の機器30の遠隔制御を行う。ユーザが機器30の遠隔制御を指示する操作を行うと、携帯端末50はこのような操作を受け付ける(S31)。携帯端末50は、受け付けられた操作に基づいて、当該操作によって指定された機器30を制御するための遠隔制御指令を送信する(S32)。遠隔制御指令は、遠隔制御用サーバ40によって中継され、制御端末20へ送信される。
【0056】
制御端末20の第一通信部25は、遠隔制御指令を受信する。制御部28は、受信された遠隔制御指令に基づいて、遠隔制御指令において指定された機器30へ、遠隔制御指令において指定された制御内容を示す制御信号を送信する(S33)。制御信号は、具体的には、第二通信部26によって送信される。
【0057】
機器30は、制御信号を受信すると、受信した制御信号が示す制御内容にしたがって動作(または停止)する(S34)。
【0058】
このように、制御システム10は、携帯端末50へのユーザの操作に基づいて機器30を遠隔制御することができる。
【0059】
その後、動作例1と同様に、取得部27は、第一制限指令を取得する(S35)。
図5では詳細は図示されないが、取得部27によって取得される第一制限指令は、リコール情報管理システム62によって送信されたものであってもよいし、携帯端末50によって送信されたものであってもよい。また、取得部27によって取得される第一制限指令は、情報端末61によって送信されたものであってもよいし、管理部29によって出力されたものであってもよい。
【0060】
制御部28は、取得された第一制限指令に基づいて、第一制限指令において指定された機器30を制限対象機器として記憶部24に登録する(S36)。制御部28は、例えば、当該機器30の登録情報にフラグを付与することにより、当該機器30を制限対象機器として登録する。
【0061】
また、制御部28は、制限対象機器として登録された機器30へ、当該機器30が制御指示を受け付けることを制限するための第二制限指令を送信する。(S37)。第二制限指令は、具体的には、第二通信部26によって送信される。
【0062】
機器30は、第二制限指令を受信すると、受信した第二制限指令にしたがって制限モードに遷移し、制御指示を受け付けない(S38)。動作例1と同様に、制限モードに遷移した機器30は、専用のリモートコントローラへのユーザの操作、または、機器30に設けられたボタンなどへのユーザ操作などによって制御できなくなる。なお、ステップS37及びステップS38の処理は、制限対象機器として登録された機器30が制限モードを有していない場合には省略される。
【0063】
その後、ユーザが制限対象機器として登録された機器30の遠隔制御を指示する操作を行うと、携帯端末50はこのような操作を受け付ける(S39)。携帯端末50は、受け付けられた操作に基づいて、当該操作によって指定された機器30を制御するための遠隔制御指令を送信する(S40)。遠隔制御指令は、遠隔制御用サーバ40によって中継され、制御端末20へ送信される。
【0064】
制御端末20の第一通信部25は、遠隔制御指令を受信する。しかしながら、制御部28は、受信された遠隔制御指令を制御指示とはみなさず、制御信号を送信しない。また、制御部28は、遠隔制御指令に対する応答であって、機器30の制御が制限されることを示す応答を送信する(S41)。このような応答は、具体的には、第一通信部25によって送信される。第一通信部25によって送信された応答は、遠隔制御用サーバ40によって中継され、携帯端末50へ送信される。
【0065】
携帯端末50は、応答を受信し、受信した応答に基づいて、機器30の制御が制限されることをユーザに通知するための通知画面を表示する(S42)。
図6は、このような通知画面の一例を示す図である。つまり、制限対象機器として登録された機器30は、携帯端末50へのユーザの操作によって遠隔制御できなくなる。
【0066】
以上説明したように、制御システム10は、制限対象機器として登録された機器30については、制御指示が行われても当該制御指示に基づく機器30の制御を行わない。制御システム10は、具体的には、第一制限指令が取得されると、制御指示としての遠隔制御指令が受信されても当該遠隔制御指令に基づく機器30の制御を行わない。
【0067】
このような制御システム10は、機器30が遠隔制御されることを制限することができる。例えば、第一制限指令がリコール情報管理システム62によって送信される場合には、制御システム10は、リコール対象の機器30の遠隔制御を制限することができる。また、第一制限指令がユーザの携帯端末50によって送信される場合には、制御システム10は、他のユーザの機器30の遠隔制御を制限することができる。
【0068】
また、第一制限指令が施設70(集合住宅)の管理事業者が使用する情報端末61によって送信される場合には、制御システム10は、集合住宅の前の入居者(入居中に機器30の遠隔制御の権限を有していた人)によって機器30遠隔制御されてしまうことを制限することができる。第一制限指令が管理部29によって出力される場合には、制御システム10は、エラーが多発している機器30が遠隔制御されてしまうことを制限することができる。
【0069】
[動作例3]
上記動作例2では、機器30の遠隔制御を制限するための情報処理は、主として制御端末20によって行われたが、主として遠隔制御用サーバ40によって行われてもよい。以下このような動作例(動作例3)について説明する。
図7は、制御システム10の動作例3のシーケンス図である。なお、以下の動作例3では、機器30の登録情報、及び、エラー情報データベースは、制御端末20及び遠隔制御用サーバ40によって共有されており、遠隔制御用サーバ40の記憶部43にも記憶されているものとする。
【0070】
遠隔制御用サーバ40の取得部44は、第一制限指令を取得する(S51)。
図7では詳細は図示されないが、取得部44によって取得される第一制限指令は、リコール情報管理システム62から遠隔制御用サーバ40(通信部41)へ送信されたものであってもよいし、第一制限指令は、携帯端末50から遠隔制御用サーバ40へ送信されたものであってもよい。また、取得部44によって取得される第一制限指令は、情報端末61から遠隔制御用サーバ40へ送信されたものであってもよい。取得部44によって取得される第一制限指令は、記憶部43に記憶されたエラー情報データベースに基づいて機器30のエラーの発生状況を管理する管理部46によって出力されたものであってもよい。
【0071】
制御部45は、取得された第一制限指令に基づいて、第一制限指令において指定された機器30を制限対象機器として記憶部24に登録する(S52)。制御部45は、例えば、当該機器30の登録情報(例えば、記憶部43に記憶された登録情報)にフラグを付与することにより、当該機器30を制限対象機器として登録する。
【0072】
その後、ユーザが制限対象機器として登録された機器30の遠隔制御を指示する操作を行うと、携帯端末50はこのような操作を受け付ける(S53)。携帯端末50は、受け付けられた操作に基づいて、当該操作によって指定された機器30を制御するための遠隔制御指令を送信する(S54)。
【0073】
遠隔制御用サーバ40の通信部41は、遠隔制御指令を受信する。制御部45は、機器30が制限対象機器として登録されていないときには、遠隔制御指令を制御指示とみなし、制御端末20へ遠隔制御指令を送信することにより、機器30を制御する。しかしながら、ここでは機器30が制限対象機器として登録されているため、制御部45は、受信された遠隔制御指令を制御指示とはみなさず、遠隔制御指令を制御端末20へ送信しない。
【0074】
また、制御部45は、遠隔制御指令に対する応答であって、機器30の制御が制限されることを示す応答を送信する(S55)。このような応答は、具体的には、通信部41によって送信される。
【0075】
携帯端末50は、応答を受信し、受信した応答に基づいて、機器30の制御が制限されることをユーザに通知するための通知画面(例えば、
図6参照)を表示する(S56)。つまり、制限対象機器として登録された機器30は、携帯端末50へのユーザの操作によって遠隔制御できなくなる。
【0076】
以上説明したように、機器30の遠隔制御の制限は、主として遠隔制御用サーバ40が実行する情報処理によって実現することも可能である。
【0077】
[効果等]
以上説明したように、制御システム10は、機器30の制御指示に基づいて機器30の制御を行う制御部28と、機器30の制御を制限するための第一制限指令を取得する取得部27とを備える。制御部28は、第一制限指令が取得されると、機器30の制御指示が行われても当該制御指示に基づく機器30の制御を行わない。
【0078】
このような制御システム10は、制御システム10による機器30の制御を制限することができる。
【0079】
また、例えば、制御部28は、第一制限指令が取得されると、機器30が制御指示を受け付けることを制限するための第二制限指令を機器30へ送信する。
【0080】
このような制御システム10は、機器30が制御指示を受け付けることを制限することができる。
【0081】
また、例えば、機器30は、集合住宅に設置される。取得部27は、集合住宅の管理事業者が使用する情報端末61によって送信された第一制限指令を取得する。情報端末61は、第一システムの一例である。
【0082】
このような制御システム10は、集合住宅の管理事業者の求めに応じて、機器30が制御されることを制限することができる。
【0083】
また、例えば、取得部27は、機器30のユーザが使用する携帯端末50によって送信された第一制限指令を取得する。
【0084】
このような制御システム10は、機器30のユーザの求めに応じて、機器30が制御されることを制限することができる。
【0085】
また、例えば、取得部27は、機器30を製造する事業者が使用するリコール情報管理システム62によって送信された第一制限指令を取得する。リコール情報管理システム62は、第二システムの一例である。
【0086】
このような制御システム10は、機器30を制御する事業者の求めに応じて、リコール対象の機器30が制御されることを制限することができる。
【0087】
また、例えば、さらに、機器30のエラーの発生状況を管理する管理部を備え、取得部27は、管理部29によって出力される第一制限指令を取得する。
【0088】
このような制御システム10は、エラーが多発している機器30が制御されることを制限することができる。
【0089】
また、例えば、制御システム10は、機器30が設置された施設70に設置された装置(例えば、制御端末20)として実現される。
【0090】
このような制御システム10は、機器30と同じ施設70に設置されたエッジコンピュータとして実現することができる。
【0091】
また、例えば、制御システム10は、機器30が設置された施設70の外部に設置された装置(例えば、遠隔制御用サーバ40)として実現される。なお、この場合、制御システム10は、機器30の制御指示に基づいて機器30の制御を行う制御部45と、機器30の制御を制限するための第一制限指令を取得する取得部44とを備え、制御部45は、第一制限指令が取得されると、機器30の制御指示が行われても当該制御指示に基づく機器30の制御を行わない。
【0092】
このような制御システム10は、クラウドコンピュータとして実現することができる。
【0093】
また、例えば、制御指示は、上記装置(例えば、制御端末20)へのユーザの操作に基づいて行われる。制御部28は、第一制限指令が取得されると、制御指示としてのユーザの操作が行われても当該操作に基づく機器30の制御を行わない。
【0094】
このような制御システム10は、機器30を制御するための制御端末20へのユーザの操作を無効化することができる。
【0095】
また、例えば、制御指示は、携帯端末50へのユーザの操作に応じて送信される遠隔制御指令に基づいて行われる。制御部28は、第一制限指令が取得されると、制御指示としての遠隔制御指令が受信されても当該遠隔制御指令に基づく機器30の制御を行わない。
【0096】
このような制御システム10は、機器30を遠隔制御するための携帯端末50へのユーザの操作を無効化することができる。
【0097】
また、制御システム10などのコンピュータによって実行される制御方法は、機器30の制御指示に基づいて機器30の制御を行う制御ステップと、機器30の制御を制限するための第一制限指令を取得する取得ステップと、第一制限指令が取得された場合に、機器30の制御指示が行われても当該制御指示に基づく機器30の制御を行わないことで機器30の制御を制限する制限ステップとを含む。
【0098】
このような制御方法は、機器30の制御を制限することができる。
【0099】
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
【0100】
例えば、上記実施の形態では、制御システムは、複数の装置によって実現されたが、単一の装置として実現されてもよい。例えば、制御システムは、制御端末またはサーバ装置に相当する単一の装置として実現されてもよい。制御システムが複数の装置によって実現される場合、制御システムが備える構成要素は、複数の装置にどのように振り分けられてもよい。
【0101】
例えば、上記実施の形態における装置間の通信方法については特に限定されるものではない。また、装置間の通信においては、図示されない中継装置(例えば、無線ルータなど)が介在してもよい。
【0102】
また、上記実施の形態において、特定の処理部が実行する処理を別の処理部が実行してもよい。また、複数の処理の順序が変更されてもよいし、複数の処理が並行して実行されてもよい。
【0103】
また、上記実施の形態において、各構成要素は、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
【0104】
また、各構成要素は、ハードウェアによって実現されてもよい。例えば、各構成要素は、回路(または集積回路)でもよい。これらの回路は、全体として1つの回路を構成してもよいし、それぞれ別々の回路でもよい。また、これらの回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
【0105】
また、本発明の全般的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよい。また、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
【0106】
例えば、本発明は、制御端末またはサーバ装置として実現されてもよい。本発明は、制御システムなどのコンピュータが実行する制御方法として実現されてもよい。本発明は、このような制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現されてもよい。また、本発明は、このようなプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体として実現されてもよい。
【0107】
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
【符号の説明】
【0108】
10 制御システム
20 制御端末(施設に設置された装置)
27、44 取得部
28、45 制御部
29、46 管理部
30 機器
40 遠隔制御用サーバ(施設外に設置された装置)
50 携帯端末
61 情報端末(第一システム)
62 リコール情報管理システム(第二システム)
70 施設