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特開2023-19573コンテンツ管理装置、プログラム、コンテンツ管理システム、及びコンテンツ管理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023019573
(43)【公開日】2023-02-09
(54)【発明の名称】コンテンツ管理装置、プログラム、コンテンツ管理システム、及びコンテンツ管理方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 13/00 20060101AFI20230202BHJP
   G06Q 30/0241 20230101ALI20230202BHJP
   G09F 19/00 20060101ALI20230202BHJP
   G09F 27/00 20060101ALI20230202BHJP
【FI】
G06F13/00 547V
G06F13/00 540P
G06Q30/02 380
G09F19/00 Z
G09F27/00 A
【審査請求】有
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021124394
(22)【出願日】2021-07-29
(71)【出願人】
【識別番号】501440684
【氏名又は名称】ソフトバンク株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】平林 一輝
(72)【発明者】
【氏名】山田 大輔
(72)【発明者】
【氏名】上田 裕之
(72)【発明者】
【氏名】君塚 靖大
【テーマコード(参考)】
5B084
5L049
【Fターム(参考)】
5B084AA07
5B084AA12
5B084AB06
5B084AB13
5B084AB31
5B084AB35
5B084AB39
5B084BA02
5B084BB15
5B084CA07
5B084CB06
5B084CB12
5B084CB22
5B084CC06
5B084CC07
5B084CC08
5B084CC14
5B084CD22
5B084CE02
5B084CE12
5B084CF03
5B084CF12
5B084DB01
5B084DB08
5B084DC02
5B084DC27
5L049BB08
(57)【要約】
【解決手段】複数のパラメータセットを順にコンテンツに適用させてコンテンツ出力装置に出力させる出力制御部と、コンテンツの受け手がコンテンツを受け付けたときにコンテンツに適用されていたパラメータセットと、受け手に関連する受け手関連情報とを対応付けて記憶する関連情報記憶部と、複数のパラメータセットのそれぞれのパラメータセットについて、関連情報記憶部に対応付けて記憶されている複数の受け手関連情報に基づいて、パラメータセットに対応する受け手の特徴を特定する特徴特定部と、特徴特定部によって特定された受け手の特徴と、対応するパラメータセットとを対応付けて記憶する特徴情報記憶部とを備えるコンテンツ管理装置を提供する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のパラメータセットを順にコンテンツに適用させてコンテンツ出力装置に出力させる出力制御部と、
前記コンテンツの受け手が前記コンテンツを受け付けたときに前記コンテンツに適用されていたパラメータセットと、前記受け手に関連する受け手関連情報とを対応付けて記憶する関連情報記憶部と、
前記複数のパラメータセットのそれぞれのパラメータセットについて、前記関連情報記憶部に対応付けて記憶されている複数の前記受け手関連情報に基づいて、前記パラメータセットに対応する受け手の特徴を特定する特徴特定部と、
前記特徴特定部によって特定された前記受け手の特徴と、対応する前記パラメータセットとを対応付けて記憶する特徴情報記憶部と
を備えるコンテンツ管理装置。
【請求項2】
前記出力制御部は、前記複数のパラメータセットを順に前記コンテンツに適用させて、前記コンテンツ出力装置に表示出力させ、
前記関連情報記憶部は、前記コンテンツの受け手が前記コンテンツを閲覧したときに前記コンテンツに適用されていたパラメータセットと、前記受け手関連情報とを対応付けて記憶する、請求項1に記載のコンテンツ管理装置。
【請求項3】
前記関連情報記憶部は、前記コンテンツに着目した前記コンテンツの受け手が前記コンテンツに着目したときに前記コンテンツに適用されていたパラメータセットと、当該受け手の前記受け手関連情報とを対応付けて記憶する、請求項2に記載のコンテンツ管理装置。
【請求項4】
前記出力制御部は、前記複数のパラメータセットを順に前記コンテンツに適用させてデジタルサイネージとして前記コンテンツ出力装置に表示出力させる、請求項2又は3に記載のコンテンツ管理装置。
【請求項5】
前記パラメータセットは、色パラメータ、明暗パラメータ、オブジェクトの形状パラメータ、オブジェクトの配置パラメータ、オブジェクトのメッシュ値、オブジェクトの種類パラメータ、パーティクル粒子のサイズパラメータ、及びパーティクル粒子の量パラメータのうちの複数を含む、請求項2から4のいずれか一項に記載のコンテンツ管理装置。
【請求項6】
前記受け手関連情報は、前記受け手の年齢情報及び性別情報を含む、請求項2から5のいずれか一項に記載のコンテンツ管理装置。
【請求項7】
前記受け手の属性情報は、前記受け手の位置情報、嗜好情報、及びオンラインでの行動情報の少なくともいずれかをさらに含む、請求項6に記載のコンテンツ管理装置。
【請求項8】
前記特徴情報記憶部に記憶されている情報に基づいて、前記受け手の特徴毎に適したパラメータセットの傾向を解析する傾向解析部をさらに備える、請求項1から7のいずれか一項に記載のコンテンツ管理装置。
【請求項9】
前記コンテンツを提供するターゲットの特徴を登録するターゲット特徴登録部と、
前記ターゲットの特徴に適したパラメータセットの傾向を取得する傾向取得部と、
前記傾向取得部が取得した傾向に基づいて、パラメータセットを決定するパラメータセット決定部と、
を備え、
前記出力制御部は、前記パラメータセット決定部が決定した前記パラメータセットを前記コンテンツに適用させて前記コンテンツ出力装置に出力させる、請求項8に記載のコンテンツ管理装置。
【請求項10】
前記出力制御部は、前記パラメータセット決定部が決定した前記パラメータセットを前記コンテンツに適用させて前記コンテンツ出力装置に出力させた後、当該パラメータセットの少なくとも一部を順に変更させて前記コンテンツに適用させて前記コンテンツ出力装置に出力させる、請求項9に記載のコンテンツ管理装置。
【請求項11】
前記出力制御部は、前記複数のパラメータセットを順に前記コンテンツに適用させて、前記コンテンツ出力装置に音声出力させ、
前記関連情報記憶部は、前記コンテンツの受け手が前記コンテンツを聞いたときに前記コンテンツに適用されていたパラメータセットと、前記受け手関連情報とを対応付けて記憶する、請求項1に記載のコンテンツ管理装置。
【請求項12】
前記パラメータセットは、音量パラメータ、音程パラメータ、音色パラメータ、及び話者パラメータのうちの複数を含む、請求項11に記載のコンテンツ管理装置。
【請求項13】
コンピュータを、請求項1から12のいずれか一項に記載のコンテンツ管理装置として機能させるためのプログラム。
【請求項14】
請求項1から12のいずれか一項に記載のコンテンツ管理装置と、
前記コンテンツ出力装置と
を備えるコンテンツ管理システム。
【請求項15】
コンピュータによって実行されるコンテンツ管理方法であって、
複数のパラメータセットを順にコンテンツに適用させてコンテンツ出力装置に出力させる出力制御段階と、
前記コンテンツの受け手が前記コンテンツを受け付けたときに前記コンテンツに適用されていたパラメータセットと、前記受け手に関連する受け手関連情報とを対応付けて関連情報記憶部に記憶する記憶段階と、
前記複数のパラメータセットのそれぞれのパラメータセットについて、前記関連情報記憶部に関連付けて記憶されている複数の前記受け手関連情報に基づいて、前記パラメータセットに対応する受け手の特徴を特定する特徴特定段階と、
前記特徴特定段階において特定された前記受け手の特徴と、対応する前記パラメータセットとを対応付けて特徴情報記憶部に記憶する記憶段階と
を備えるコンテンツ管理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツ管理装置、プログラム、コンテンツ管理システム、及びコンテンツ管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、公共施設等に設置され、広告などのコンテンツを表示するデジタルサイネージと称されるコンテンツ表示システムについて記載されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2020-178326号公報
【発明の概要】
【0003】
本発明の一実施態様によれば、コンテンツ管理装置が提供される。コンテンツ管理装置は、複数のパラメータセットを順にコンテンツに適用させてコンテンツ出力装置に出力させる出力制御部を備えてよい。コンテンツ管理装置は、コンテンツの受け手がコンテンツを受け付けたときにコンテンツに適用されていたパラメータセットと、受け手に関連する受け手関連情報とを対応付けて記憶する関連情報記憶部を備えてよい。コンテンツ管理装置は、複数のパラメータセットのそれぞれのパラメータセットについて、関連情報記憶部に対応付けて記憶されている複数の受け手関連情報に基づいて、パラメータセットに対応する受け手の特徴を特定する特徴特定部を備えてよい。コンテンツ管理装置は、特徴特定部によって特定された受け手の特徴と、対応するパラメータセットとを対応付けて記憶する特徴情報記憶部を備えてよい。
【0004】
上記出力制御部は、上記複数のパラメータセットを順に上記コンテンツに適用させて、上記コンテンツ出力装置に表示出力させてよく、上記関連情報記憶部は、上記コンテンツの受け手が上記コンテンツを閲覧したときに上記コンテンツに適用されていたパラメータセットと、上記受け手関連情報とを対応付けて記憶してよい。上記関連情報記憶部は、上記コンテンツに着目した上記コンテンツの受け手が上記コンテンツに着目したときに上記コンテンツに適用されていたパラメータセットと、当該受け手の上記受け手関連情報とを対応付けて記憶してよい。上記出力制御部は、上記複数のパラメータセットを順に上記コンテンツに適用させてデジタルサイネージとして上記コンテンツ出力装置に表示出力させてよい。上記パラメータセットは、色パラメータ、明暗パラメータ、オブジェクトの形状パラメータ、オブジェクトの配置パラメータ、オブジェクトのメッシュ値、オブジェクトの種類パラメータ、パーティクル粒子のサイズパラメータ、及びパーティクル粒子の量パラメータのうちの複数を含んでよい。上記受け手関連情報は、上記受け手の年齢情報及び性別情報を含んでよい。上記受け手の属性情報は、上記受け手の位置情報、嗜好情報、及びオンラインでの行動情報の少なくともいずれかをさらに含んでよい。上記コンテンツ管理装置は、上記特徴情報記憶部に記憶されている情報に基づいて、上記受け手の特徴毎に適したパラメータセットの傾向を解析する傾向解析部をさらに備えてよい。上記コンテンツ管理装置は、上記コンテンツを提供するターゲットの特徴を登録するターゲット特徴登録部と、上記ターゲットの特徴に適したパラメータセットの傾向を取得する傾向取得部と、上記傾向取得部が取得した傾向に基づいて、パラメータセットを決定するパラメータセット決定部とを備えてよく、上記出力制御部は、上記パラメータセット決定部が決定した上記パラメータセットを上記コンテンツに適用させて上記コンテンツ出力装置に出力させてよい。上記出力制御部は、上記パラメータセット決定部が決定した上記パラメータセットを上記コンテンツに適用させて上記コンテンツ出力装置に出力させた後、当該パラメータセットの少なくとも一部を順に変更させて上記コンテンツに適用させて上記コンテンツ出力装置に出力させてよい。上記出力制御部は、上記複数のパラメータセットを順に上記コンテンツに適用させて、上記コンテンツ出力装置に音声出力させてよく、上記関連情報記憶部は、上記コンテンツの受け手が上記コンテンツを聞いたときに上記コンテンツに適用されていたパラメータセットと、上記受け手関連情報とを対応付けて記憶してよい。上記パラメータセットは、音量パラメータ、音程パラメータ、音色パラメータ、及び話者パラメータのうちの複数を含んでよい。
【0005】
本発明の一実施態様によれば、コンピュータを、上記コンテンツ管理装置として機能させるためのプログラムが提供される。
【0006】
本発明の一実施態様によれば、上記コンテンツ管理装置と、上記コンテンツ出力装置とを備えるシステムが提供される。
【0007】
本発明の一実施態様によれば、コンピュータによって実行されるコンテンツ管理方法が提供される。コンテンツ管理方法は、複数のパラメータセットを順にコンテンツに適用させてコンテンツ出力装置に出力させる出力制御段階を備えてよい。コンテンツ管理方法は、コンテンツの受け手がコンテンツを受け付けたときにコンテンツに適用されていたパラメータセットと、受け手に関連する受け手関連情報とを対応付けて関連情報記憶部に記憶する記憶段階を備えてよい。コンテンツ管理方法は、複数のパラメータセットのそれぞれのパラメータセットについて、関連情報記憶部に関連付けて記憶されている複数の受け手関連情報に基づいて、パラメータセットに対応する受け手の特徴を特定する特徴特定段階を備えてよい。コンテンツ管理方法は、特徴特定段階において特定された受け手の特徴と、対応するパラメータセットとを対応付けて特徴情報記憶部に記憶する記憶段階を備えてよい。
【0008】
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】コンテンツ管理システム100の一例を概略的に示す。
図2】コンテンツ管理装置200による処理の流れの一例を概略的に示す。
図3】コンテンツ管理装置200による処理の流れの一例を概略的に示す。
図4】コンテンツ管理装置200の機能構成の一例を概略的に示す。
図5】コンテンツ管理装置200として機能するコンピュータ1200のハードウェア構成の一例を概略的に示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
従来のデジタルサイネージでは、広告やイベント演出等のコンテンツをそのまま配信している。インタラクティブなものであっても、予め定められた動作をさせている。例えば、販売促進コンテンツ等、ターゲット(例えば、特定の年齢層や性別等の人物属性や嗜好等の行動傾向にあった人物)に合わせて予め作成されたコンテンツをそのまま配信している。従来のデジタルサイネージでは、一度作成したコンテンツは、その後人間自らアップデートしないと更新できない。例えば、特定のターゲットに注目してほしくて作成した販売促進コンテンツが、ターゲットに適合せず、コンテンツを認知した上での意図に沿った行動(購買や移動等)につながらないことがわかった場合、自分たちで更新する必要がある。本実施形態に係るコンテンツ管理システム100は、例えば、特定のターゲットに合わせて自動的にコンテンツを更新していく仕組みを提供する。
【0011】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0012】
図1は、コンテンツ管理システム100の一例を概略的に示す。コンテンツ管理システム100は、コンテンツ管理装置200及びコンテンツ出力装置300を備える。
【0013】
コンテンツ管理装置200は、コンテンツ出力装置300に出力させるコンテンツを管理する。コンテンツ管理装置200とコンテンツ出力装置300は、ネットワーク10を介して通信してよい。
【0014】
ネットワーク10は、インターネットを含んでよい。ネットワーク10は、LAN(Local Area Network)を含んでよい。ネットワーク10は、移動体通信ネットワークを含んでよい。
【0015】
コンテンツ管理装置200は、ネットワーク10に有線接続されてよい。コンテンツ管理装置200は、ネットワーク10に無線接続されてもよい。コンテンツ管理装置200は、例えば、無線基地局及びWi-Fi(登録商標)アクセスポイント等を介してネットワーク10に接続されてよい。
【0016】
コンテンツ出力装置300は、ネットワーク10に有線接続されてよい。コンテンツ出力装置300は、ネットワーク10に無線接続されてもよい。コンテンツ出力装置300は、例えば、無線基地局及びWi-Fi(登録商標)アクセスポイント等を介してネットワーク10に接続されてよい。
【0017】
なお、コンテンツ管理装置200とコンテンツ出力装置300は、直接接続されていてもよい。また、コンテンツ管理装置200とコンテンツ出力装置300は、一体であってもよい。
【0018】
コンテンツ出力装置300は、コンテンツ管理装置200から受信したコンテンツを出力する。コンテンツ出力装置300は、例えば、多くの人物20が行き交うような場所に配置され、多くの人物20に向けてコンテンツを出力する。コンテンツ出力装置300の配置場所は、任意の場所であってよい。
【0019】
コンテンツ出力装置300は、例えば、画像コンテンツを表示出力する。画像コンテンツは、動画像であってよい。画像コンテンツは、静止画像であってもよい。画像コンテンツの内容の例として、広告及びイベント演出等が挙げられるが、これらに限らず、任意の内容であってよい。
【0020】
コンテンツ出力装置300は、例えば、ディスプレイであり、画像コンテンツを画面に表示する。コンテンツ出力装置300は、例えば、プロジェクタであり、画像コンテンツをスクリーン等に投影する。コンテンツ出力装置300による画像コンテンツの表示は、いわゆるデジタルサイネージであってよい。
【0021】
コンテンツ出力装置300は、音声コンテンツを音声出力してもよい。音声コンテンツの内容の例として、広告、告知、及びBGM(Back Ground Music)等が挙げられるが、これらに限らず、任意の内容であってよい。コンテンツ出力装置300は、例えば、スピーカ装置である。
【0022】
コンテンツ出力装置300の配置場所には、センサ302が設置されてよい。センサ302は、例えば、カメラを含む。センサ302は、コンテンツ出力装置300が出力するコンテンツの受け手である人物20を撮像する。センサ302によって撮像された撮像画像は、コンテンツ管理装置200に送信される。センサ302は、コンテンツ出力装置300に接続されていてもいなくてもよい。センサ302がコンテンツ出力装置300に接続されている場合、コンテンツ出力装置300がセンサ302から撮像画像を受信して、コンテンツ管理装置200に送信してよい。センサ302がコンテンツ出力装置300に接続されていない場合、センサ302が、ネットワーク10を介して撮像画像をコンテンツ管理装置200に送信してよい。センサ302は、赤外線センサ及びLiDAR(Light Detection and Ranging)等を含んでもよい。
【0023】
コンテンツ出力装置300の配置場所には、通信モジュール304が設置されてよい。通信モジュール304は、例えば、人物20が所有しているスマートフォン等の携帯通信端末と通信する。通信モジュール304は、例えば、Bluetooth(登録商標)通信ユニットである。通信モジュール304が取得した情報は、コンテンツ管理装置200に送信される。通信モジュール304は、コンテンツ出力装置300に接続されていてもいなくてもよい。通信モジュール304がコンテンツ出力装置300に接続されている場合、コンテンツ出力装置300が通信モジュール304から情報を受信して、コンテンツ管理装置200に送信してよい。通信モジュール304がコンテンツ出力装置300に接続されていない場合、通信モジュール304が、ネットワーク10を介して情報をコンテンツ管理装置200に送信してよい。
【0024】
本実施形態に係るコンテンツ管理システム100においては、例えば、予めコンテンツの配色や、オブジェクトのメッシュ値、パーティクル粒子の大きさや量、人型のオブジェクトが含まれるのであれば人型の骨格や肌、髪の色等を可変パラメータとして設定した上で、インタラクティブ性のあるコンテンツを作成する。そして、コンテンツ管理装置200が、コンテンツ出力装置300にコンテンツを表示させ、センサ302及び通信モジュール304等によって、そのコンテンツがどういった年齢層、性別の人に注目されているかの傾向を特定する。コンテンツ管理装置200が、自動で可変のパラメータ値を調整して、注目して欲しいターゲットに適合する内容に自動でコンテンツの設定を調整することによって、販売促進効果や宣伝効果の最大化に貢献することができる。
【0025】
具体例として、コンテンツ管理装置200は、40代女性向けの化粧品の宣伝を目的としたインタラクティブなデジタルコンテンツをコンテンツ出力装置300が表示させ、可変パラメータを変化させながら、インタラクティブ用に設置したセンサ302の出力から、各変化パターンでコンテンツに注目している人の傾向を特定する。そして、コンテンツ管理装置200は、40代女性が最も注目しやすいパターンになるように、コンテンツを自動で調整する。さらに、通信モジュール304によって、LINE(登録商標)ビーコンのようなものを使用可能にすることによって、人物20のスマートフォン等の携帯通信端末から、人物20のより詳細な属性情報や、オンラインでの購買履歴等の行動データ等を取得することによって、より詳細な解析等を実現してもよい。
【0026】
図2は、コンテンツ管理装置200による処理の流れの一例を概略的に示す。ここでは、一の画像コンテンツの出力を開始して各種情報を収集する初期段階における処理について説明する。
【0027】
コンテンツ管理装置200は、コンテンツに適用する複数のパラメータセットを予め格納しておき、複数のパラメータセットをコンテンツに対して順に適用させてよい。複数のパラメータセットは、例えば、コンテンツ管理システム100の管理者及びコンテンツの管理者等によって準備される。複数のパラメータセットを適用する順番は、コンテンツ管理システム100の管理者及びコンテンツの管理者等によって決定されてよく、ランダムに決定されてもよい。
【0028】
コンテンツ管理装置200は、パラメータセットを適宜生成してもよい。例えば、コンテンツ管理装置200は、初期のパラメータセットを予め格納しておき、パラメータセットのうちの少なくとも1つのパラメータを変更することによって、新たなパラメータセットを生成する。パラメータの変更ルールは、コンテンツ管理システム100の管理者及びコンテンツの管理者等によって登録されてよい。コンテンツ管理装置200は、パラメータセットのうちの少なくとも1つのパラメータをランダムに変更することによって、新たなパラメータセットを生成してもよい。
【0029】
ステップ(ステップをSと省略して記載する場合がある。)102では、コンテンツ管理装置200が、パラメータセットを取得する。コンテンツ管理装置200は、初期値として設定されたパラメータセットを取得する。
【0030】
パラメータセットは、色パラメータ、明暗パラメータ、オブジェクトの形状パラメータ、オブジェクトの配置パラメータ、オブジェクトのメッシュ値、オブジェクトの種類パラメータ、パーティクル粒子のサイズパラメータ、及びパーティクル粒子の量パラメータのうちの複数を含んでよい。
【0031】
S104では、コンテンツ管理装置200が、S102において取得したパラメータセットを、表示対象のコンテンツに適用する。S106では、コンテンツ管理装置200が、コンテンツをコンテンツ出力装置300に表示させる。
【0032】
コンテンツ管理装置200は、コンテンツを閲覧した受け手に関連する受け手関連情報を、センサ302及び通信モジュール304から収集して、コンテンツに適用させているパラメータセットに対応付けて記憶する。受け手関連情報は、受け手の年齢や性別の情報を含んでよい。
【0033】
S108では、コンテンツ管理装置200が、受け手関連情報の収集が完了したか否かを判定する。コンテンツ管理装置200は、例えば、各年代、性別の受け手について、受け手関連情報が予め定められた数より多くなった場合に、受け手関連情報の収集が完了したと判定する。また、コンテンツ管理装置200は、例えば、ターゲットとなる受け手の特徴が登録されている場合、ターゲットとなる受け手の受け手関連情報が予め定められた数より多くなった場合に、受け手関連情報の収集が完了したと判定する。このほか、コンテンツ管理装置200は、収集を開始してから、予め定められた時間が経過した場合に、受け手関連情報の収集が完了したと判定してもよい。
【0034】
S110では、コンテンツ管理装置200が、コンテンツに対して未適用のパラメータセットが有るか否かを判定する。例えば、予め複数のパラメータセットが準備されている場合、コンテンツ管理装置200は、準備した全てのパラメータセットについて適用したか否かを判定する。また、例えば、パラメータセットを適宜生成する場合、コンテンツ管理装置200は、生成回数が上限を超えたか否かによって、未適用のパラメータセットが有るか否かを判定してよい。未適用のパラメータセットが有ると判定した場合、S102に戻って、未適用のパラメータセットを取得し、無いと判定した場合、S112に進む。
【0035】
S112では、コンテンツ管理装置200が、複数のパラメータセットのそれぞれについて、注目していた受け手の特徴を特定すべく、複数のパラメータセットのうちの1つに対応して記憶している受け手関連情報を読み出す。
【0036】
S114では、コンテンツ管理装置200が、S112において読み出した受け手関連情報に基づいて、受け手の特徴を特定する。コンテンツ管理装置200は、例えば、年代毎、性別毎に、コンテンツに対する注目の度合を判定し、当該パラメータセットを適用した場合の、受け手の特徴を特定する。具体例として、当該パラメータセットを適用した場合、20代の男性はあまり注目せず、40代の女性が注目しやすい等の特徴を特定する。
【0037】
S116では、コンテンツ管理装置200が、S114において特定した受け手の特徴と、対応するパラメータセットとを対応付けて記憶する。S118では、コンテンツ管理装置200が、未処理のパラメータセットが有るか否かを判定する。有ると判定した場合、S112に戻り、未処理のパラメータセットに対応する受け手関連情報を読み出し、無いと判定した場合、処理を終了する。
【0038】
コンテンツ管理装置200が図2に示す処理を実行することによって、複数のパラメータセットのそれぞれについて、コンテンツに適用した場合の、受け手の特徴に関する情報を収集して記憶することができる。当該情報は、コンテンツ管理装置200が、ターゲットの受け手の特徴に適したパラメータセットを選択する場合に利用することができるほか、人がターゲットに向けたコンテンツのパラメータを検討する場合等にも利用することができ、非常に有用性の高い情報となる。
【0039】
図3は、コンテンツ管理装置200による処理の流れの一例を概略的に示す。ここでは、図2に示す処理を繰り返すことによって、一の画像コンテンツに対しての情報がある程度収集された後に、当該一の画像コンテンツをターゲットに適合するように最適化していく段階における処理について説明する。
【0040】
S202では、コンテンツ管理装置200が、コンテンツを提供するターゲットの特徴を登録する。コンテンツ管理装置200は、コンテンツ管理装置200の管理者及びコンテンツの管理者等による登録を受け付けてよい。ここでは、コンテンツ管理装置200が、40代女性を登録した場合を例に挙げて説明する。
【0041】
S204では、コンテンツ管理装置200が、S202において登録したターゲットの特徴に適したパラメータセットを取得する。コンテンツ管理装置200は、例えば、複数のパラメータセットのうち、40代女性がより着目したパラメータセットを取得する。
【0042】
コンテンツ管理装置200は、複数のパラメータセットのうち、40代女性がより着目した複数のパラメータセットに基づいて、40代女性に適したパラメータセットの傾向を取得して、当該傾向に基づいて、パラメータセットを生成してもよい。例えば、40代女性がより着目した複数のパラメータセットに、同じような色彩や明暗の傾向がみられる場合、色彩や明暗を平均化することなどによって、パラメータセットを生成する。
【0043】
S206では、コンテンツ管理装置200が、S204において取得したパラメータセットをコンテンツに適用する。S208では、コンテンツ管理装置200が、コンテンツをコンテンツ出力装置300に表示させる。コンテンツ管理装置200は、コンテンツを閲覧した受け手に関連する受け手関連情報を、センサ302及び通信モジュール304から収集して、コンテンツに適用させているパラメータセットに対応付けて記憶する。
【0044】
S210では、コンテンツ管理装置200が、受け手関連情報の収集が完了したか否かを判定する。コンテンツ管理装置200は、例えば、40代女性の受け手関連情報が予め定められた数より多くなった場合に、受け手関連情報の収集が完了したと判定する。
【0045】
S212では、コンテンツ管理装置200が、パラメータセットの調整を終了するか否かを判定する。コンテンツ管理装置200は、例えば、コンテンツ管理装置200の管理者及びコンテンツの管理者等から終了指示を受け付けた場合に、調整を終了すると判定する。
【0046】
S214では、コンテンツ管理装置200が、パラメータセットの少なくとも一部を変更して、S206に戻る。コンテンツ管理装置200は、例えば、初回は、パラメータセットのうちのいずれかをランダムに選択して、変更する。コンテンツ管理装置200は、例えば、2回目以降は、前回の変更後に収集した受け手関連情報を解析して、40代女性の注目度合が低減していた場合、変更を元に戻して、他のパラメータを変更する。また、例えば、コンテンツ管理装置200は、前回の変更後に収集した受け手関連情報を解析して、40代女性の注目度合が増加していた場合、前回の変更は維持したままで、他のパラメータを変更する。
【0047】
コンテンツ管理装置200が図3に示す処理を繰り返すことによって、コンテンツに適用するパラメータセットを、40代女性が最も注目しやすいパラメータセットになるように最適化していくことができ、ターゲットにより適合するコンテンツの生成に寄与することができる。
【0048】
なお、図3では、図2に示す処理によって、一の画像コンテンツを表示しながら収集した情報によって、当該一の画像コンテンツを最適化していく場合を例に挙げて説明したが、これに限らない。図2に示す処理によって収集した情報は、他のコンテンツに応用されてもよい。例えば、図3では、図2において表示した画像コンテンツとは異なる画像コンテンツを表示してもよい。これにより、図2に示す処理によって収集した情報を応用することができる。
【0049】
図4は、コンテンツ管理装置200の機能構成の一例を概略的に示す。コンテンツ管理装置200は、コンテンツ格納部202、パラメータセット格納部204、出力制御部206、関連情報取得部208、関連情報記憶部210、特徴特定部212、特徴情報記憶部214、傾向解析部216、ターゲット特徴登録部218、傾向取得部220、及びパラメータセット決定部222を備える。なお、コンテンツ管理装置200がこれらの全てを備えることは必須とは限らない。ここでは、コンテンツが画像コンテンツである場合についてまず説明し、その後にコンテンツが音声コンテンツである場合について説明する。
【0050】
コンテンツ格納部202は、コンテンツを格納する。コンテンツ格納部202は、複数のコンテンツを格納してよい。コンテンツ格納部202は、コンテンツ管理装置200において生成されたコンテンツを格納してよい。コンテンツ格納部202は、他の装置から受信したコンテンツを格納してよい。コンテンツ格納部202は、接続された記憶媒体から読み出したコンテンツを格納してよい。
【0051】
パラメータセット格納部204は、コンテンツに適用するパラメータセットを格納する。パラメータセット格納部204は、コンテンツ毎に、複数のパラメータセットを格納してよい。また、パラメータセット格納部204は、コンテンツ毎に、パラメータセットと、パラメータセットに含まれる複数のパラメータのそれぞれについて、変更可能な範囲や、変更のバリエーションを示す情報を含んでもよい。
【0052】
コンテンツが画像コンテンツである場合、パラメータセットは、色パラメータを含んでよい。色パラメータは、例えば、コンテンツ全体の色、コンテンツに含まれるオブジェクトの色、及び背景色等を示す。パラメータセットは、明暗パラメータを含んでよい。パラメータセットは、オブジェクトの形状パラメータを含んでよい。パラメータセットは、オブジェクトの配置パラメータを含んでよい。パラメータセットは、オブジェクトのメッシュ値を含んでよい。パラメータセットは、オブジェクトの種類パラメータを含んでよい。オブジェクトの種類パラメータは、例えば、オブジェクトがキャラクタである場合に、キャラクタの種類を示す。パラメータセットは、パーティクル粒子のサイズパラメータを含んでよい。パラメータセットは、パーティクル粒子の量パラメータを含んでよい。
【0053】
出力制御部206は、コンテンツ格納部202に格納されているコンテンツをコンテンツ出力装置300に出力させる。出力制御部206は、コンテンツをコンテンツ出力装置300に表示出力させてよい。出力制御部206は、複数のパラメータセットを順にコンテンツに適用させてコンテンツ出力装置300に表示出力させてよい。出力制御部206は、例えば、パラメータセット格納部204に格納されている複数のパラメータセットを順にコンテンツに適用させてコンテンツ出力装置300に表示出力させる。また、出力制御部206は、パラメータセット格納部204に格納されているパラメータセットをコンテンツに適用させ、当該パラメータセットに含まれる複数のパラメータを順に変更してコンテンツに適用させてもよい。出力制御部206は、複数のパラメータセットを順にコンテンツに適用させてデジタルサイネージとしてコンテンツ出力装置300に表示出力させてよい。
【0054】
関連情報取得部208は、コンテンツ出力装置300が表示出力しているコンテンツを受け付けた受け手の受け手関連情報を取得する。
【0055】
受け手関連情報は、受け手の年齢情報を含んでよい。年齢情報は、10代、20代、30代、等の年代を示してよい。年齢情報は、22歳、32歳等のように、ピンポイントの年齢を示してもよい。受け手関連情報は、受け手の性別情報を含んでよい。受け手関連情報は、受け手の位置情報を含んでよい。受け手関連情報は、受け手の嗜好情報を含んでよい。受け手関連情報は、受け手のオンラインでの行動情報を含んでよい。
【0056】
関連情報取得部208は、例えば、センサ302によって撮像された撮像画像を解析することによって、コンテンツに注目している人物20を特定し、当該人物20の年齢や性別を推定することによって、年齢情報及び性別情報を取得する。人物20がコンテンツに注目しているか否かは、視線検出技術等を用いることによって判定可能である。また、関連情報取得部208は、コンテンツに注目している人物20がコンテンツを閲覧していた時間を特定して、受け手関連情報に含めてもよい。
【0057】
関連情報取得部208は、通信モジュール304と、人物20が所有する携帯通信端末との間でインタラクティブなやりとりが行われた場合に、当該人物20を、コンテンツに注目した人物20として特定してもよい。関連情報取得部208は、通信モジュール304を介して、当該人物20に関連する情報を携帯通信端末から取得してもよい。例えば、LINEビーコンのような仕組みを利用することによって、関連情報取得部208は、人物20の携帯通信端末から、人物20の年齢及び性別、嗜好情報、及びオンラインでの購買履歴等の行動データ等を取得することができる。関連情報取得部208は、LINEビーコン以外の仕組みを利用して、人物20の携帯通信端末から人物20に関連する情報を取得してもよい。
【0058】
関連情報記憶部210は、コンテンツの受け手がコンテンツを受け付けたときにコンテンツに適用されていたパラメータセットと、当該受け手の受け手関連情報とを対応付けて記憶する。関連情報記憶部210は、出力制御部206によってパラメータセットが適用されたコンテンツがコンテンツ出力装置300によって出力されている間に、関連情報取得部208が取得した受け手関連情報を、当該パラメータセットに対応付けて記憶してよい。
【0059】
特徴特定部212は、複数のパラメータセットのそれぞれのパラメータセットについて、関連情報記憶部210に対応付けて記憶されている複数の受け手関連情報に基づいて、パラメータセットに対応する受け手の特徴を特定する。特徴特定部212は、例えば、あるパラメータセットを適用したコンテンツについて、40代の女性による注目の度合がより高い場合、当該パラメータセットに対応する受け手の特徴として、40代の女性を特定する。特徴特定部212は、注目した受け手の数がより多いほど、注目の度合が高いと判定してよい。また、特徴特定部212は、閲覧していた時間がより長いほど、注目の度合が高いと判定してよい。
【0060】
特徴特定部212は、注目の度合を2段階で判定してもよい。例えば、特徴特定部212は、目を引くかという観点での注目の度合(第1の注目の度合と記載する場合がある。)と、よく見るかという観点での注目の度合(第2の注目の度合と記載する場合がある。)を判定する。特徴特定部212は、コンテンツに注目した人物20の数に基づいて、第1の注目の度合を判定し、コンテンツの閲覧時間に基づいて、第2の注目の度合を判定する。例えば、あるパラメータセットについて、20代の男性が、第1の注目の度合は高いが、第2の注目の度合は低く、40代の女性が、第1の注目の度合及び第2の注目の度合の両方が高い場合、当該パラメータセットは、20代の男性よりも40代の女性の方がより適していると判断することができる。
【0061】
特徴情報記憶部214は、特徴特定部212がパラメータセットに対応付けて記憶されている複数の受け手関連情報に基づいて特定した受け手の特徴と、当該対応するパラメータセットとを対応付けて記憶する。
【0062】
傾向解析部216は、特徴情報記憶部214に記憶されている情報に基づいて、受け手の特徴毎に適したパラメータセットの傾向を解析する。傾向解析部216は、例えば、年代毎、性別毎、年代及び性別毎に、適したパラメータセットの傾向を解析する。具体例として、20代の男性に適したパラメータセットの傾向を解析する場合、傾向解析部216は、特徴情報記憶部214から、20代の男性に対応付けて記憶されている複数のパラメータセットを読み出す。そして、傾向解析部216は、複数のパラメータセットの傾向を解析する。例えば、傾向解析部216は、複数のパラメータセットに共通するパラメータを特定する。例えば、青色系の色パラメータと、やや暗い明暗パラメータが多くのパラメータセットで共通する場合に、傾向解析部216は、20代の男性が、青色系の色と、やや暗い明暗を好む傾向にあることを特定する。
【0063】
傾向解析部216は、年代、性別に限らず、他の特徴毎に適したパラメータセットの傾向を解析してもよい。その例として、好きな食べ物、好きな音楽、好きなキャラクタ、及び好きな国等の嗜好が挙げられるが、これらに限らない。例えば、韓国好きな人物に適したパラメータセットの傾向を解析する場合、傾向解析部216は、韓国好きという受け手の特徴に対応する複数のパラメータセットを特徴情報記憶部214から読み出して、複数のパラメータセットの傾向を解析する。
【0064】
ターゲット特徴登録部218は、コンテンツを提供するターゲットの特徴を登録する。ターゲット特徴登録部218は、例えば、コンテンツの管理者等によるターゲットの特徴の登録を受け付ける。ターゲットの特徴の例として、年齢、年代、性別、及び嗜好が挙げられるが、これらに限らない。コンテンツが広告コンテンツである場合、例えば、コンテンツの管理者が、広告のターゲットである年代や性別等を登録する。
【0065】
傾向取得部220は、ターゲット特徴登録部218によって登録されたターゲットの特徴に適したパラメータセットの傾向を取得する。傾向取得部220は、傾向解析部216による解析結果から、ターゲットの特徴に適したパラメータセットの傾向を取得してよい。
【0066】
パラメータセット決定部222は、傾向取得部220が取得した傾向に基づいて、パラメータセットを決定する。これにより、ターゲットに適合する可能性が高いパラメータセットを、初期設定として決定することができる。
【0067】
出力制御部206は、パラメータセット決定部222が決定したパラメータセットを、対象となるコンテンツに適用させてコンテンツ出力装置300に出力させてよい。これにより、ターゲットに適合する可能性が比較的高い形で、コンテンツを出力することができる。
【0068】
さらに、出力制御部206は、パラメータセット決定部222が決定したパラメータセットを、対象となるコンテンツに適用させてコンテンツ出力装置300に出力させた後、当該パラメータセットの少なくとも一部を順に変更させてコンテンツに適用させてコンテンツ出力装置300に出力させてよい。
【0069】
そして、出力制御部206は、パラメータセットの少なくとも一部のパラメータを変更してコンテンツに適用してコンテンツ出力装置300が出力させた後、関連情報取得部208が取得した受け手関連情報を用いて、ターゲットによる注目度合が増加しているか低減しているかを判定してよい。そして、ターゲットによる注目度合が増加している場合、出力制御部206は、パラメータの変更を維持しつつ、他のパラメータを変更する。ターゲットによる注目度合が低減している場合、出力制御部206は、パラメータの変更を元に戻して、他のパラメータを変更する。これを繰り返すことによって、パラメータセット決定部222によって決定されたパラメータセットを、よりターゲットに適合するように最適化していくことができる。
【0070】
コンテンツが音声コンテンツである場合、パラメータセットは、音量パラメータを含んでよい。パラメータセットは、音程パラメータを含んでよい。パラメータセットは、音色パラメータを含んでよい。パラメータセットは、話者パラメータを含んでよい。
【0071】
出力制御部206は、コンテンツ格納部202に格納されている音声コンテンツをコンテンツ出力装置300に音声出力させてよい。出力制御部206は、複数のパラメータセットを順にコンテンツに適用させてコンテンツ出力装置300に音声出力させてよい。
【0072】
関連情報取得部208は、コンテンツ出力装置300が音声出力しているコンテンツを受け付けた受け手の受け手関連情報を取得する。関連情報取得部208は、例えば、センサ302によって撮像された撮像画像を解析することによって、コンテンツに注目している人物20を特定し、当該人物20の年齢や性別を推定することによって、年齢情報及び性別情報を取得する。関連情報取得部208は、例えば、コンテンツ出力装置300の近辺で立ち止まっている人物20を、コンテンツに注目している人物20として特定する。
【0073】
関連情報取得部208は、通信モジュール304と、人物20が所有する携帯通信端末との間でインタラクティブなやりとりが行われた場合に、当該人物20を、コンテンツに注目した人物20として特定してもよい。関連情報取得部208は、通信モジュール304を介して、当該人物20に関連する情報を携帯通信端末から取得してもよい。関連情報取得部208は、例えば、音声コンテンツが、人物20を任意の場所に誘導する内容を含んでいる場合に、人物20の携帯通信端末の位置情報や、人物20の撮像画像から、人物20が誘導先の場所に移動したと判定した場合に、当該人物20を、コンテンツに注目した人物20として特定してもよい。
【0074】
関連情報記憶部210は、コンテンツの受け手がコンテンツを受け付けたときにコンテンツに適用されていたパラメータセットと、当該受け手の受け手関連情報とを対応付けて記憶する。関連情報記憶部210は、出力制御部206によってパラメータセットが適用されたコンテンツがコンテンツ出力装置300によって音声出力されている間に、関連情報取得部208が取得した受け手関連情報を、当該パラメータセットに対応付けて記憶してよい。
【0075】
特徴特定部212は、複数のパラメータセットのそれぞれのパラメータセットについて、関連情報記憶部210に対応付けて記憶されている複数の受け手関連情報に基づいて、パラメータセットに対応する受け手の特徴を特定する。特徴特定部212は、例えば、あるパラメータセットを適用したコンテンツについて、40代の女性による注目の度合がより高い場合、当該パラメータセットに対応する受け手の特徴として、40代の女性を特定する。特徴特定部212は、注目した受け手の数がより多いほど、注目の度合が高いと判定してよい。特徴情報記憶部214は、特徴特定部212がパラメータセットに対応付けて記憶されている複数の受け手関連情報に基づいて特定した受け手の特徴と、当該対応するパラメータセットとを対応付けて記憶する。
【0076】
傾向解析部216は、特徴情報記憶部214に記憶されている情報に基づいて、受け手の特徴毎に適したパラメータセットの傾向を解析する。傾向解析部216は、例えば、年代毎、性別毎、年代及び性別毎に、適したパラメータセットの傾向を解析する。傾向解析部216は、年代、性別に限らず、他の特徴毎に適したパラメータセットの傾向を解析してもよい。
【0077】
ターゲット特徴登録部218は、コンテンツを提供するターゲットの特徴を登録する。 ターゲット特徴登録部218は、例えば、コンテンツの管理者等によるターゲットの特徴の登録を受け付ける。ターゲットの特徴の例として、年齢、年代、性別、及び嗜好が挙げられるが、これらに限らない。コンテンツが広告コンテンツである場合、例えば、コンテンツの管理者が、広告のターゲットである年代や性別等を登録する。
【0078】
傾向取得部220は、ターゲット特徴登録部218によって登録されたターゲットの特徴に適したパラメータセットの傾向を取得する。傾向取得部220は、傾向解析部216による解析結果から、ターゲットの特徴に適したパラメータセットの傾向を取得してよい。
【0079】
パラメータセット決定部222は、傾向取得部220が取得した傾向に基づいて、パラメータセットを決定する。これにより、ターゲットに適合する可能性が高いパラメータセットを、初期設定として決定することができる。
【0080】
出力制御部206は、パラメータセット決定部222が決定したパラメータセットを、対象となるコンテンツに適用させてコンテンツ出力装置300に音声出力させてよい。これにより、ターゲットに適合する可能性が比較的高い形で、コンテンツを出力することができる。
【0081】
さらに、出力制御部206は、パラメータセット決定部222が決定したパラメータセットを、対象となるコンテンツに適用させてコンテンツ出力装置300に音声出力させた後、当該パラメータセットの少なくとも一部を順に変更させてコンテンツに適用させてコンテンツ出力装置300に出力させてよい。
【0082】
そして、出力制御部206は、パラメータセットの少なくとも一部のパラメータを変更してコンテンツに適用してコンテンツ出力装置300が音声出力させた後、関連情報取得部208が取得した受け手関連情報を用いて、ターゲットによる注目度合が増加しているか低減しているかを判定してよい。そして、ターゲットによる注目度合が増加している場合、出力制御部206は、パラメータの変更を維持しつつ、他のパラメータを変更する。ターゲットによる注目度合が低減している場合、出力制御部206は、パラメータの変更を元に戻して、他のパラメータを変更する。これを繰り返すことによって、パラメータセット決定部222によって決定されたパラメータセットを、よりターゲットに適合するように最適化していくことができる。
【0083】
図5は、コンテンツ管理装置200として機能するコンピュータ1200のハードウェア構成の一例を概略的に示す。コンピュータ1200にインストールされたプログラムは、コンピュータ1200を、本実施形態に係る装置の1又は複数の「部」として機能させ、又はコンピュータ1200に、本実施形態に係る装置に関連付けられるオペレーション又は当該1又は複数の「部」を実行させることができ、及び/又はコンピュータ1200に、本実施形態に係るプロセス又は当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ1200に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつか又はすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU1212によって実行されてよい。
【0084】
本実施形態によるコンピュータ1200は、CPU1212、RAM1214、及びグラフィックコントローラ1216を含み、それらはホストコントローラ1210によって相互に接続されている。コンピュータ1200はまた、通信インタフェース1222、記憶装置1224、DVDドライブ、及びICカードドライブのような入出力ユニットを含み、それらは入出力コントローラ1220を介してホストコントローラ1210に接続されている。DVDドライブは、DVD-ROMドライブ及びDVD-RAMドライブ等であってよい。記憶装置1224は、ハードディスクドライブ及びソリッドステートドライブ等であってよい。コンピュータ1200はまた、ROM1230及びキーボードのようなレガシの入出力ユニットを含み、それらは入出力チップ1240を介して入出力コントローラ1220に接続されている。
【0085】
CPU1212は、ROM1230及びRAM1214内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。グラフィックコントローラ1216は、RAM1214内に提供されるフレームバッファ等又はそれ自体の中に、CPU1212によって生成されるイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス1218上に表示されるようにする。
【0086】
通信インタフェース1222は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。記憶装置1224は、コンピュータ1200内のCPU1212によって使用されるプログラム及びデータを格納する。DVDドライブは、プログラム又はデータをDVD-ROM等から読み取り、記憶装置1224に提供する。ICカードドライブは、プログラム及びデータをICカードから読み取り、及び/又はプログラム及びデータをICカードに書き込む。
【0087】
ROM1230はその中に、アクティブ化時にコンピュータ1200によって実行されるブートプログラム等、及び/又はコンピュータ1200のハードウェアに依存するプログラムを格納する。入出力チップ1240はまた、様々な入出力ユニットをUSBポート、パラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して、入出力コントローラ1220に接続してよい。
【0088】
プログラムは、DVD-ROM又はICカードのようなコンピュータ可読記憶媒体によって提供される。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体から読み取られ、コンピュータ可読記憶媒体の例でもある記憶装置1224、RAM1214、又はROM1230にインストールされ、CPU1212によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ1200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。装置又は方法が、コンピュータ1200の使用に従い情報のオペレーション又は処理を実現することによって構成されてよい。
【0089】
例えば、通信がコンピュータ1200及び外部デバイス間で実行される場合、CPU1212は、RAM1214にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース1222に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース1222は、CPU1212の制御の下、RAM1214、記憶装置1224、DVD-ROM、又はICカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、又はネットワークから受信した受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ領域等に書き込む。
【0090】
また、CPU1212は、記憶装置1224、DVDドライブ(DVD-ROM)、ICカード等のような外部記録媒体に格納されたファイル又はデータベースの全部又は必要な部分がRAM1214に読み取られるようにし、RAM1214上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU1212は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。
【0091】
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU1212は、RAM1214から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプのオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM1214に対しライトバックする。また、CPU1212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU1212は、当該複数のエントリの中から、第1の属性の属性値が指定されている条件に一致するエントリを検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
【0092】
上で説明したプログラム又はソフトウエアモジュールは、コンピュータ1200上又はコンピュータ1200近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバシステム内に提供されるハードディスク又はRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能であり、それによりプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ1200に提供する。
【0093】
本実施形態におけるフローチャート及びブロック図におけるブロックは、オペレーションが実行されるプロセスの段階又はオペレーションを実行する役割を持つ装置の「部」を表わしてよい。特定の段階及び「部」が、専用回路、コンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプログラマブル回路、及び/又はコンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタル及び/又はアナログハードウェア回路を含んでよく、集積回路(IC)及び/又はディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、及びプログラマブルロジックアレイ(PLA)等のような、論理積、論理和、排他的論理和、否定論理積、否定論理和、及び他の論理演算、フリップフロップ、レジスタ、並びにメモリエレメントを含む、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。
【0094】
コンピュータ可読記憶媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよく、その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読記憶媒体は、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(登録商標)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
【0095】
コンピュータ可読命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、又はSmalltalk(登録商標)、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語又は同様のプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含む、1又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコード又はオブジェクトコードのいずれかを含んでよい。
【0096】
コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路が、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を生成するために当該コンピュータ可読命令を実行すべく、ローカルに又はローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路に提供されてよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
【0097】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0098】
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階などの各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」などと明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」などを用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
【符号の説明】
【0099】
10 ネットワーク、20 人物、100 コンテンツ管理システム、200 コンテンツ管理装置、202 コンテンツ格納部、204 パラメータセット格納部、206 出力制御部、208 関連情報取得部、210 関連情報記憶部、212 特徴特定部、214 特徴情報記憶部、216 傾向解析部、218 ターゲット特徴登録部、220 傾向取得部、222 パラメータセット決定部、300 コンテンツ出力装置、302 センサ、304 通信モジュール、1200 コンピュータ、1210 ホストコントローラ、1212 CPU、1214 RAM、1216 グラフィックコントローラ、1218 ディスプレイデバイス、1220 入出力コントローラ、1222 通信インタフェース、1224 記憶装置、1230 ROM、1240 入出力チップ
図1
図2
図3
図4
図5