IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社EMOSHAREの特許一覧

特開2023-19999情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム
<>
  • 特開-情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム 図1
  • 特開-情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム 図2
  • 特開-情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム 図3
  • 特開-情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム 図4
  • 特開-情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム 図5
  • 特開-情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム 図6
  • 特開-情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム 図7
  • 特開-情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム 図8
  • 特開-情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム 図9
  • 特開-情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム 図10
  • 特開-情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム 図11
  • 特開-情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム 図12
  • 特開-情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム 図13
  • 特開-情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム 図14
  • 特開-情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム 図15
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023019999
(43)【公開日】2023-02-09
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 13/00 20060101AFI20230202BHJP
   G06Q 50/00 20120101ALI20230202BHJP
【FI】
G06F13/00 560A
G06Q50/00 300
【審査請求】未請求
【請求項の数】23
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021125101
(22)【出願日】2021-07-30
(71)【出願人】
【識別番号】521330161
【氏名又は名称】株式会社EMOSHARE
(74)【代理人】
【識別番号】100158850
【弁理士】
【氏名又は名称】明坂 正博
(72)【発明者】
【氏名】長屋 徹
【テーマコード(参考)】
5B084
5L049
【Fターム(参考)】
5B084AA02
5B084AA14
5B084AA17
5B084AB01
5B084AB37
5B084BB15
5B084EA03
5L049CC11
(57)【要約】      (修正有)
【課題】コミュニケーションを促進できる情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供する。
【解決手段】サーバと、サーバとネットワークを介して接続された1以上のユーザ端末とを備える情報処理システム1において、情報処理装置(サーバ)のCPU200Cは、ユーザ端末から送信されるメッセージを受信する受信部と、受信部が受信したメッセージが第1会話ルームに投稿されたメッセージへの応答であるか否かを判定する判定部と、判定部での判定結果に応じて、第1会話ルームとは異なる第2会話ルームを、第1会話ルームから分岐する会話ルームとして生成するルーム生成部と、受信部が受信したメッセージを第1会話ルーム又は第2会話ルームに投稿する投稿部と、を備える。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ端末から送信されるメッセージを受信する受信部と、
前記受信部が受信したメッセージが第1会話ルームに投稿されたメッセージへの応答であるか否かを判定する判定部と、
前記判定部での判定結果に応じて、前記第1会話ルームとは異なる第2会話ルームを、前記第1会話ルームから分岐する会話ルームとして生成するルーム生成部と、
前記受信部が受信したメッセージを前記第1会話ルーム又は前記第2会話ルームに投稿する投稿部と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記投稿部は、
前記ルーム生成部が、前記第2会話ルームを生成すると、前記第2会話ルームを生成した旨を、前記第2会話ルームの分岐元である前記第1会話ルームに入室しているユーザへ通知する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
2以上の前記第2会話ルーム間の類似性に応じて、前記2以上の前記第2会話ルームを1つの会話ルームに統合することを推奨する推奨部、
を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記2以上の前記第2会話ルームに投稿されたメッセージに出現するキーワード数又は前記第2会話ルームの名称に応じて前記類似性を算出する第1類似性算出部、を備え、
前記推奨部は、
前記第1類似性算出部が算出した前記類似性に応じて、前記2以上の前記第2会話ルームを1つの会話ルームに統合することを推奨する、
ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記投稿部は、
前記類似性に応じて、前記類似性を算出した前記2以上の前記第2会話ルームに、類似する他の第2会話ルームが存在する旨を、前記2以上の前記第2会話ルームに入室しているユーザへ通知する、
ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記受信部が前記ユーザ端末から前記2以上の前記第2会話ルームを1つの会話ルームに統合する統合指示を受信すると、指示された前記2以上の前記第2会話ルームを1つの会話ルームに統合する第1統合部、
を備えることを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項7】
2以上の前記第2会話ルーム間の類似性に応じて、前記2以上の前記第2会話ルームを1つの会話ルームに統合する第2統合部、
を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記2以上の前記第2会話ルームに投稿されたメッセージに出現するキーワード数又は前記第2会話ルームの名称に応じて前記類似性を算出する第2類似性算出部、を備え、
前記第2統合部は、
前記第2類似性算出部が算出した前記類似性に応じて、前記2以上の前記第2会話ルームを1つの会話ルームに統合する、
ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記判定部は、
前記受信部が受信したメッセージが前記第2会話ルームに投稿されたメッセージへの応答であるか否かを判定し、
前記ルーム生成部は、
前記判定部での判定結果に応じて、前記第2会話ルームとは異なる第3会話ルームを、前記第2会話ルームから分岐する会話ルームとして生成する、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記判定部は、
前記第2会話ルームに投稿されたメッセージに所定の変化があるか否かを判定し、
前記ルーム生成部は、
前記判定部での判定結果に応じて、前記第2会話ルームとは異なる第3会話ルームを、前記第2会話ルームから分岐する会話ルームとして生成する、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記投稿部は、
前記ルーム生成部が、前記第3会話ルームを生成すると、前記第3会話ルームを生成した旨を、前記第2会話ルームの分岐元である前記第2会話ルームに入室しているユーザへ通知する、
ことを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の情報処理装置。
【請求項12】
前記受信部は、
前記ユーザ端末から前記第2会話ルームから他の第2会話ルームへの移動指示を受信し、
前記投稿部は、
前記ユーザ端末から送信されるメッセージを移動後の前記他の第2会話ルームへ投稿する、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項13】
前記受信部は、
過去に投稿したメッセージを再投稿する指示を受信し、
前記判定部は、
前記過去に投稿したメッセージが、他のユーザによる応答の対象となっているか否かを判定し、
前記投稿部は、
前記判定結果に応じて、前記過去に投稿したメッセージをへ再投稿する、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項14】
前記投稿部は、
前記受信部が、前記過去に投稿したメッセージを再投稿すると、前記過去に投稿したメッセージに対する応答を募集している旨を通知する、
ことを特徴とする請求項13に記載の情報処理装置。
【請求項15】
前記判定部は、
前記ユーザ端末からの前記第1会話ルームへの入室の有無を判定し、
前記投稿部は、
前記判定部での判定結果に応じて、前記第1会話ルームへの入室があった旨を前記第1会話ルームから分岐して生成された前記第2会話ルームに入室しているユーザへ通知する、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項14のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項16】
前記投稿部は、
前記受信部が、前記第1会話ルームへ入室したユーザ端末から送信された前記第1会話ルームへのメッセージを受信すると、前記第1会話ルームへの入室があった旨を前記第1会話ルームから分岐して生成された前記第2会話ルームに入室しているユーザへ通知する、
ことを特徴とする請求項15に記載の情報処理装置。
【請求項17】
前記投稿部は、
前記ユーザ端末のユーザと、前記ユーザの属性情報とが関連付けて記憶された第1記憶部を参照し、前記メッセージを送信したユーザ端末のユーザに関連付けられた前記属性情報を、前記第1会話ルームから分岐して生成された前記第2会話ルームに入室しているユーザへ通知する、
ことを特徴とする請求項15又は請求項16に記載の情報処理装置。
【請求項18】
前記投稿部は、
前記ユーザの信用度に応じて、前記第1会話ルームへの入室があった旨を、前記第1会話ルームから分岐して前記第2会話ルームに入室しているユーザへ通知する、
ことを特徴とする請求項15乃至請求項17のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項19】
前記投稿部は、
前記第1会話ルームが公開されてから所定時間が経過すると、前記ユーザ端末から送信された前記メッセージを前記第1会話ルーム又は前記第2会話ルームへ投稿しない、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項18のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項20】
前記投稿部は、
前記第1会話ルームが公開されてから所定時間が経過すると、前記第1会話ルーム又は前記第2会話ルームに投稿されたメッセージを削除又は非公開とする、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項19のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項21】
前記第2会話ルームの名称を設定する名称設定部、
を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項20のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項22】
受信部が、ユーザ端末から送信されるメッセージを受信する工程と、
判定部が、前記受信部が受信したメッセージが第1会話ルームに投稿されたメッセージへの応答であるか否かを判定する工程と、
ルーム生成部が、前記判定部での判定結果に応じて、前記第1会話ルームとは異なる第2会話ルームを、前記第1会話ルームから分岐する会話ルームとして生成する工程と、
投稿部が、前記受信部が受信したメッセージを前記第1会話ルーム又は前記第2会話ルームに投稿する工程と、
を有することを特徴とする情報処理方法。
【請求項23】
コンピュータを、
ユーザ端末から送信されるメッセージを受信する受信部、
前記受信部が受信したメッセージが第1会話ルームに投稿されたメッセージへの応答であるか否かを判定する判定部、
前記判定部での判定結果に応じて、前記第1会話ルームとは異なる第2会話ルームを、前記第1会話ルームから分岐する会話ルームとして生成するルーム生成部、
前記受信部が受信したメッセージを前記第1会話ルーム又は前記第2会話ルームに投稿する投稿部、
として機能させることを特徴とする情報処理プログラム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から同様の趣味を持つ他人と交流し、ライブ等のイベントをより楽しみたいという要望がある。近年では、インターネットの発展により、昔に比して同様の趣味や共通する話題を持つ他人と見つけることは容易となっている。例えば、従来には、ユーザ間のコミュニケーションを促進・活性化するために共通の話題を抽出するコミュニケーション支援技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】国際公開第2009-122745号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のコミュニケーション支援技術では、共通の話題を抽出して提示するにすぎず、既に複数のユーザ間で会話が進んでいる場合には新たに会話に加わりにくい、特定の話題について会話したいなどに対応することができずコミュニケーションを十分に促進できているとは言い難い。
【0005】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、コミュニケーションを促進できる情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決すべく、本発明に係る情報処理装置は、ユーザ端末から送信されるメッセージを受信する受信部と、受信部が受信したメッセージが第1会話ルームに投稿されたメッセージへの応答であるか否かを判定する判定部と、判定部での判定結果に応じて、第1会話ルームとは異なる第2会話ルームを、前記第1会話ルームから分岐する会話ルームとして生成するルーム生成部と、受信部が受信したメッセージを第1会話ルーム又は第2会話ルームに投稿する投稿部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、コミュニケーションを促進できる情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】実施形態に係る情報処理システムの概略構成図である。
図2】実施形態に係るサーバの構成図である。
図3】実施形態に係るサーバの記憶装置に記憶されているデータベースの一例である。
図4】実施形態に係るサーバのデータベースに記憶されている情報の一例である。
図5】実施形態に係るサーバの機能ブロック図である。
図6】実施形態に係るユーザ端末の構成図及び機能ブロック図である。
図7】実施形態に係る情報処理システムのユーザ端末に表示される画面の一例を示す図である。
図8】実施形態に係る情報処理システムのユーザ端末に表示される画面の一例を示す図である。
図9】実施形態に係る情報処理システムによるユーザ登録処理の一例を示すフローチャートである。
図10】実施形態に係る情報処理システムによるイベント登録処理の一例を示すフローチャートである。
図11】実施形態に係る情報処理システムによる投稿処理の一例を示すフローチャートである。
図12】実施形態に係る情報処理システムによる会話ルーム移動処理の一例を示すフローチャートである。
図13】実施形態に係る情報処理システムによる統合処理の一例を示すフローチャートである。
図14】実施形態に係る情報処理システムによる返信募集処理の一例を示すフローチャートである。
図15】実施形態に係る情報処理システムによる入室者通知処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
なお、以下の説明では、イベントを登録する側のユーザを第1ユーザともいい、生成された会話ルームに入室(アクセス)してメッセージを投稿する側のユーザを第2ユーザともいう。また、以下の実施形態では、第1ユーザが使用する端末をユーザ端末3とし、第2ユーザが使用する端末をユーザ端末4とするが、第1ユーザが第2ユーザとなることもあるし、第2ユーザが第1ユーザとなることもある。
【0010】
[実施形態]
初めに、図1を参照して情報処理システム1の構成について説明する。情報処理システム1は、サーバ2(情報処理装置)と、このサーバ2とネットワーク5を介して接続された1以上のユーザ端末3,4とを備える。図1に示す例では、情報処理システム1は、サーバ2及びユーザ端末3,4を各々1つずつ備える構成となっているが、情報処理システム1が備えるサーバ2、ユーザ端末3,4の数はそれぞれ任意である。なお、ユーザ端末3,4は、デスクトップ型PC(Personal Computer)、タブレット型PC、スマートフォンなどであってよい。
【0011】
(サーバ2)
図2は、サーバ2の構成図である。図2は、サーバ2の主なハード構成を示しており、サーバ2は、通信IF200A、記憶装置200B、CPU200Cがバスを介して接続された構成を有する。なお、図2では図示していないが、サーバ2は、入力装置(例えば、マウス、キーボード、タッチパネルなど)や表示装置(CRT(Cathode Ray Tube)、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなど)などを備えていてもよい。
【0012】
通信IF200Aは、他の装置(本実施形態では、ユーザ端末3,4)と通信するためのインターフェースである。
【0013】
記憶装置200Bは、例えば、HDD(Hard Disk Drive)や半導体記憶装置(SSD(Solid State Drive))である。記憶装置200Bには、各種情報や情報処理プログラムが記憶されている。
【0014】
図3は、サーバ2の記憶装置に記憶されているデータベース(以下、DBともいう)の一例である。記憶装置200Bには、図3に示すようにユーザDB1、ユーザDB2、イベントDB3、投稿DB4などのデータベース及び情報処理プログラムが記憶されている。
【0015】
(ユーザDB1)
ユーザDB1には、第1ユーザの情報、例えば、図4(a)に示すように、会社名(企業名)又は氏名(個人である場合)、住所、連絡先(例えば、代表電話番号、メールアドレスなど)などの情報(以下、ユーザ属性ともいう)がユーザIDに対応付けて記憶(登録)されている。また、図4(a)には示していないが、ユーザDB1には、第1ユーザのログインID及びログインパスワードがユーザIDに対応付けて記憶(登録)されている。なお、図4(a)に示すユーザIDに対応付けて記憶される情報は一例であり、どのような情報をユーザIDに対応付けてユーザDB1に記憶するかは任意である。
【0016】
(ユーザDB2)
ユーザDB2には、イベントなどのコンテンツを視聴する側のユーザ(以下、第2ユーザともいう)の情報、例えば、図4(b)に示すように、ユーザの氏名、性別、年齢、連絡先(電話番号、メールアドレスなど)、趣味等のコメント、アイコン画像などの情報(以下、ユーザ属性ともいう)がユーザID対応付けて記憶(登録)されている。また、図4(b)には示していないが、ユーザDB2には、第2ユーザのログインID及びログインパスワードがユーザIDに対応付けて記憶(登録)されている。なお、図4(b)に示すユーザIDに対応付けて記憶される情報は一例であり、どのような情報をユーザIDに対応付けてユーザDB2に記憶するかは任意である。
【0017】
(イベントDB3)
イベントDB3には、図4(c)に示すように、ユーザ端末3から送信されたイベントの内容(例えば、イベント名、開催日時(何年何月何日何時など)、開催場所、主催者、出場選手・出演者、ジャンルなどイベントを特定できる情報)、後述する会話ルームの公開日時(何年何月何日何時など)がイベントIDに対応付けて記憶(登録)されている。公開日時は、通常、対応するイベントの開催日時に合わせて(イベントの開催日時と同日時)設定されるが、イベントを事前に盛り上げるために、公開日時を対応するイベントの開催日時よりも前に設定していてもよい。なお、図4(c)に示すイベントIDに対応付けて記憶される情報は一例であり、イベントを特定できる情報として、どのような情報をイベントDB3に記憶するかは任意である。
【0018】
(投稿DB4)
投稿DB4には、図4(d)に示すように、ユーザ端末4から送信された投稿が記憶されている。具体的には、投稿メッセージ(コメント、スタンプ、絵文字などの情報)、投稿者である第2ユーザのユーザID、投稿日時(何年何月何時何分何秒)、投稿が公開されたイベントID、ルームID、いいね数などの情報が対応づけて記憶される。ここでルームIDとは、イベントごとに生成される会話ルームに対応付けられるIDである。また、会話ルームには、イベントごとに生成される大部屋(以下、第1会話ルームともいう)と、大部屋(第1会話ルーム)から分岐して生成される小部屋(以下、第2会話ルームともいう)とが存在する。なお、1つの第1会話ルームから2以上の第2会話ルームが分岐して生成される場合もある。
ルームIDは、例えば、第1会話ルームから第2会話ルームが分岐して生成されたことが-(ハイフン)で示されるように付与される。例えば、図4(d)に示す例では、ルームID「R001-1」及びルームID「R001-2」の第2会話ルームは、ルームID「R001」の第1会話ルームから分岐して生成された互いに別の第2会話ルームであることがわかる。
また、いいね数は、投稿に対して「いいね」が押された回数である。なお、本実施形態では、「いいね」は同一ユーザが同一の投稿に対して1回しかカウントされない。
【0019】
なお、記憶装置200Bに記憶された各種情報(例えば、イベントDB3、ユーザDB2、投稿DB4に記憶された情報)の一部又は全部は、USB(Universal Serial Bus)メモリや外付けHDDなどの外部記憶装置やネットワーク5を介して接続された他の情報処理装置の記憶装置に記憶されてもよい。この場合、サーバ2は、外部記憶装置や他の情報処理装置の記憶装置に記憶された各種情報を参照又は取得する。
【0020】
CPU200Cは、本実施形態に係るサーバ2を制御するものであり、図示しないROM及びRAMなどを備える。
【0021】
(サーバ2の機能)
図5は、サーバ2の機能ブロック図である。図5に示すように、サーバ2は、受信部201、送信部202、記憶装置制御部203、登録部204、認証部205、表示データ生成部206、投稿部207、判定部208、推奨部209、類似性算出部210(第1,第2類似性算出部)、ルーム生成部211、統合部212(第1統合部)、名称(タイトル)設定部213、検索部214などの機能を備える。なお、図5に示す機能は、CPU200Cが、記憶装置200Bに記憶されている情報処理プログラムを実行することで実現される。
【0022】
受信部201は、ネットワーク5を介してユーザ端末3,4から送信される情報を受信する。
受信部201は、例えば、ユーザ端末4から第2会話ルームから他の第2会話ルームへの移動指示を受信する。
また、受信部201は、例えば、過去に投稿したメッセージを第1会話ルーム又は第2会話ルームに再投稿する指示を受信する。
【0023】
送信部202は、ネットワーク5を介してユーザ端末3,4へ情報を送信する。
【0024】
記憶装置制御部203は、記憶装置200Bを制御する。例えば、記憶装置制御部203は、記憶装置200Bへの情報の書き込みや読み出しを行う。
【0025】
登録部204は、ユーザ端末3,4から送信される情報を記憶装置200Bのデータベース(ユーザDB1、ユーザDB2、イベントDB3、投稿DB4)に登録する。
【0026】
認証部205は、第1ユーザ、第2ユーザのログインID及びログインパスワードを認証する。具体的には、ユーザ端末3,4から送信されるログインID及びログインパスワードの組み合わせが正しいかを照合し、正しい場合、ユーザ端末3,4によるサーバ2へのアクセスを許可する。
【0027】
表示データ生成部206は、後述する画面(図7及び図8参照)を表示するための情報(表示データ)を生成する。
【0028】
投稿部207は、例えば、判定部208での判定結果に応じて、受信部201がユーザ端末4から受信したメッセージを第2会話ルームに投稿する。
また、投稿部207は、例えば、ルーム生成部211が第2会話ルームを生成すると、第2会話ルームを生成した旨を、第2会話ルームの分岐元である第1会話ルームに入室している第2ユーザのユーザ端末4へ通知する。
また、投稿部207は、例えば、判定部208での、判定結果に応じて、過去に投稿したメッセージを第1会話ルーム又は第2会話ルームへ再投稿する。
また、投稿部207は、例えば、2以上の会話ルームの類似性に応じて、類似性を算出した2以上の第2会話ルームに、類似する他の第2会話ルームが存在する旨を、2以上の第2会話ルームに入室している第2ユーザのユーザ端末4へ通知する。
また、投稿部207は、例えば、受信部201が、過去に投稿したメッセージを第1会話ルーム又は第2会話ルームに再投稿する指示を受信すると、過去に投稿したメッセージに対する応答を募集している旨を第1会話ルーム又は第2会話ルームに入室している第2ユーザのユーザ端末4へ通知する。
また、投稿部207は、例えば、判定部208での判定結果に応じて、第1会話ルームへの入室があった旨を、第1会話ルームから分岐して生成された第2会話ルームに入室している第2ユーザのユーザ端末4に通知する。
また、投稿部207は、例えば、受信部201が、第1会話ルームへ入室したユーザ端末4から送信された第1会話ルームへのメッセージを受信すると、第1会話ルームへの入室があった旨を第1会話ルームから分岐して生成された第2会話ルームに参加している第2ユーザのユーザ端末4に通知する。
【0029】
判定部208は、例えば、受信部201が受信したメッセージが第1会話ルームに投稿された他のメッセージへの応答であるか否かを判定する。
また、判定部208は、例えば、過去に投稿したメッセージが、他のユーザによる応答の対象となっているか否かを判定する。
また、判定部208は、例えば、ユーザ端末4からの第1会話ルームへの入室の有無を判定する。
【0030】
推奨部209は、例えば、類似性算出部210が算出した類似性に応じて、2以上の前記第2会話ルームを1つの会話ルームに統合することを推奨する。
【0031】
類似性算出部210は、例えば、2以上の第2会話ルームに投稿されたメッセージに出現するキーワード数又は第2会話ルームの名称に応じて、上記2以上の第2会話ルームの類似性を算出する。
【0032】
ルーム生成部211は、例えば、イベントが登録されると、該イベントに対応付けられた第1会話ルームを生成し、設定された公開日時に公開(ユーザが該第1会話ルームにアクセスして投稿が可能な状態とする)する。
また、ルーム生成部211は、例えば、判定部208での判定結果に応じて、第1会話ルームから分岐する第2会話ルームを生成する。
【0033】
統合部212は、例えば、受信部201がユーザ端末4から2以上の第2会話ルームを1つの会話ルームに統合する統合指示を受信すると、指示された2以上の第2会話ルームを1つの会話ルームに統合する。
【0034】
名称設定部213は、例えば、第2会話ルームの名称を設定する。
【0035】
検索部214は、イベントDB3を参照し、後述する図7(a)で入力された検索条件に応じて、イベントを検索する。
【0036】
(ユーザ端末3,4)
ユーザ端末3は、本情報処理システム1の第1ユーザがユーザ属性やイベントを登録するための端末である。また、ユーザ端末4は、本情報処理システム1の第2ユーザがユーザ属性や投稿などを行うための端末である。以下、ユーザ端末3,4について説明するが、ユーザ端末3,4は略同様の構成及び機能であるため、ユーザ端末3の構成及び機能について説明し、ユーザ端末4の構成及び機能についての説明を省略する。
【0037】
図6は、ユーザ端末3の構成図である。なお、図6(a)は、ユーザ端末3の主なハード構成を示しており、ユーザ端末3は、それぞれ通信IF300A、記憶装置300B、入力装置300C、表示装置300D、CPU300Eがバスを介して接続された構成を有する。
【0038】
通信IF300Aは、他の装置(本実施形態では、サーバ2)と通信するためのインターフェースである。
【0039】
記憶装置300Bは、例えば、HDD(Hard Disk Drive)や半導体記憶装置(SSD(Solid State Drive))である。記憶装置300Bには、端末の識別子や情報処理プログラムなどが記憶される。端末の識別子は、ユーザ端末3を識別するための識別子である。ユーザ端末3から送信する情報に端末の識別子を付与することで、サーバ2は、受信した情報がどのユーザ端末3から送信されたものであるかを判定することができる。なお、端末の識別子は、IP(Internet Protocol)アドレス、MAC(Media Access Control)アドレスなどを利用してもよく、サーバ2がユーザ端末3に対して付与するようにしてもよい。
【0040】
入力装置300Cは、例えば、キーボード、マウス、タッチパネルなどの入力デバイスであるが、入力可能であれば、他の装置や機器であってもよい。また、音声入力装置であってもよい。
【0041】
表示装置300Dは、例えば、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイなどであるが、表示可能であれば他の装置や機器(例えば、CRT:Cathode Ray Tube)であってもよい。
【0042】
CPU300Eは、本実施形態に係るユーザ端末3を制御するものであり、図示しないROM及びRAMを備える。
【0043】
図6(b)は、ユーザ端末3の機能ブロック図である。図6(b)に示すように、ユーザ端末3は、それぞれ受信部301、送信部302、記憶装置制御部303、入力受付部304、表示装置制御部305などの機能を有する。なお、図6(b)に示す機能は、それぞれCPU300Eが、記憶装置300Bに記憶されている情報処理プログラムを実行することで実現される。
【0044】
受信部301は、例えば、それぞれサーバ2から送信される情報を受信する。
【0045】
送信部302は、例えば、それぞれ入力受付部304で受け付けた入力操作に応じた情報をサーバ2へ送信する。
【0046】
記憶装置制御部303は、それぞれ記憶装置300Bを制御する。例えば、記憶装置制御部303は、それぞれ記憶装置300Bを制御して情報の書き込みや読み出しを行う。
【0047】
入力受付部304は、それぞれ入力装置300Cからの入力操作を受け付ける。
【0048】
表示装置制御部305は、それぞれ表示装置300Dを制御し、それぞれ受信部301で受信した情報などを表示装置300Dに表示する。
【0049】
(表示画面)
図7及び図8は、情報処理システム1のユーザ端末4の表示装置400Dに表示される画面(表示画面)の一例を示す図である。なお、図7及び図8に示す画面は、サーバ2の表示データ生成部206により生成され、送信部202がユーザ端末4へ送信することで、ユーザ端末4の表示装置400Dに表示される。
【0050】
以下、図7及び図8を参照して、ユーザ端末4の表示装置400Dに表示される画面について説明する。なお、図7及び図8に示す表示画面は、ユーザ端末4の表示装置400Dに表示される画面の一例であり、必ずしも同一の画面である必要はない。
【0051】
図7(a)は、イベントの検索画面G1の一例である。図7(a)に示す検索画面G1の例では、第2ユーザは、ユーザ端末4の入力装置400Cを操作して、イベントDB3に登録されているイベントを検索することができる。第2ユーザは、ジャンル1001A、場所1001B、期間1001C、キーワード1001Dなどによりイベントを検索することができる。なお、第2ユーザは、ジャンル1001A、場所1001B、期間1001C、キーワード1001Dの2以上を指定してイベントを検索することができ、ジャンル1001A、場所1001B、期間1001C、キーワード1001Dの2以上を指定する場合、第2ユーザは、AND検索とするかOR検索とするかを選択して、イベントを検索することができる。
【0052】
ジャンル1001Aでは、例えば、「スポーツ」、「音楽」、「芸能」などを選択することができ(複数選択可)、選択したジャンルのイベントを検索することができる。選択したジャンルは、背景色が黒色反転して、選択したことが認識できる。なお、例えば、「スポーツ」を「野球」、「テニス」などさらに細分化してもよい。また、「音楽」、「芸能」についても同様にさらに細分化してもよい。
【0053】
場所1001Bでは、例えば、「北海道」、「東北」、「関東」、「関西」など全国の地域を選択することができ(複数選択可)、選択した場所で開催されるイベントを検索することができる。選択した場所は、背景色が黒色反転して、選択したことが認識できる。なお、例えば、「関東」を選択すると「東京」、「神奈川」などさらに細分化された場所を選択できるようにしてもよい。
【0054】
期間1001Cでは、期間を選択することができ、選択した期間内に開催されるイベントを検索することができる。
【0055】
キーワード1001Dでは、キーワードを入力することができ、該キーワードが含まれるイベントを検索することができる。例えば、出場選手名や出演者名をキーワードとして入力することで、入力した出場選手名や出演者名が含まれるイベントを検索することができる。
【0056】
また、検索画面G1の下側には、検索結果1002が表示される。各検索結果には、イベント名及びイベントの内容が表示される。
【0057】
図7(b)は、イベントを選択した場合に表示される第1会話ルーム画面G2の一例である。図7(b)に示す第1会話ルーム画面G2では、イベント名1011が表示され、イベント名1011の下側に「メイン」タブ1012A、「マイトーク」タブ1012Bが表示される。第2ユーザが「メイン」タブ1012Aを選択すると第1会話ルームが表示され、「マイトーク」タブ1012Bを選択すると本情報処理システム1に投稿された自身の全ての投稿が表示される。なお、特定の第1会話ルーム又は第2会話ルームを指定し、該指定した第1会話ルーム又は第2会話ルームに投稿された自身の投稿が表示される構成としてもよい。
【0058】
また、「メイン」タブ1012A、「マイトーク」タブ1012Bの下側には、この第1会話ルームから分岐した第2会話ルームのタブが表示される。図7(b)に示す画面例では、第2会話ルームの名称として「〇波応援部屋」タブ1013A、「オリ姫」タブ1013B、「〇野の続投について」タブ1013C、「スレッド4」タブ1013Dが表示されている。第2ユーザは、「〇波応援部屋」タブ1013A、「オリ姫」タブ1013B、「〇野の続投について」タブ1013C、「スレッド4」タブ1013Dのいずれかを選択することで、選択した第2会話ルームへ移動(入室)することができる。
【0059】
第1会話ルームから分岐した第2会話ルームのタブ1013A~1013Dの下側には、この第1会話ルームへの投稿が表示される。第1会話ルームの投稿1015には、アイコン画像1015A、投稿メッセージ(例えば、コメント、絵文字、スタンプなど)1015C、「いいね」1015D、「リプライ」1015Eなどが含まれる。なお、本実施形態では、投稿メッセージは投稿した時系列順に会話ルームに表示(タイムライン表示)される。
【0060】
なお、ルーム生成部211により第1会話ルームから分岐した第2会話ルームが生成されている場合には、第2会話ルームの名称(タイトル)1015Bが投稿1015に含まれる。また、ルーム生成部211により第1会話ルームから分岐した第2会話ルームが生成されている場合には、「リプライ」ボタン1015Eは表示されない(第2会話ルームが生成されている場合、第2会話ルームにリプライが投稿されるため)。
また、ルーム生成部211により第1会話ルームから分岐した第2会話ルームが生成されている場合、投稿1015が重畳表示されており、第2ユーザは、第2会話ルームのタブ1015B及び投稿1015の重畳表示により、第1会話ルームから分岐した第2会話ルームが生成されていることを認識することができる。第2ユーザは、第1会話ルームから分岐した第2会話ルームが生成された投稿1015を選択することで、第2会話ルームに移動して、第2会話ルームへメッセージを投稿することができる。
【0061】
図8(a)は、大部屋(第1会話ルーム)画面G2で「〇波応援部屋」タブ1013Aを選択した場合に表示される小部屋(第2会話ルーム)画面G3の一例である。
また、図8(b)は、大部屋(第1会話ルーム)画面G2で、「オリ姫」タブ1013Bを選択した場合に表示される小部屋(第2会話ルーム)画面G3の一例である。
なお、以下の説明では、図7(b)で説明した構成と同じ構成には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
【0062】
大部屋(第1会話ルーム)画面G2と同様に、小部屋(第2会話ルーム)画面G3又は小部屋画面G4には、分岐元である第1会話ルームから分岐している第2会話ルームの名称が表示される。
図8(a)及び図8(b)に示す画面例では、第2会話ルームの名称として「〇波応援部屋」タブ1013A、「オリ姫」タブ1013B、「〇野の続投について」タブ1013C、「スレッド4」タブ1013Dが表示されており、自身が選択している第2会話ルームの背景が黒色反転しているため、自身がどの第2会話ルームにいるかを認識することができる。第2ユーザは、「〇波応援部屋」タブ1013A、「オリ姫」タブ1013B、「〇野の続投について」タブ1013C、「スレッド4」タブ1013Dのいずれかを選択することで、選択した第2会話ルームへ移動することができ、第2ユーザのメッセージは、移動後の第2会話ルームに投稿されることになる。
【0063】
(情報処理)
図9図15は、情報処理システム1の情報処理の一例を示すフローチャートである。以下、図9図15を参照して、情報処理システム1の情報処理について説明する。なお、図1から図8を参照して説明した構成と同一の構成には同一の符号を付して重複する説明を省略する。また、既に述べたように、サーバ2が、入力装置(例えば、マウス、キーボード、タッチパネルなど)や表示装置(CRT(Cathode Ray Tube)、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなど)を備え、サーバ2の入力装置から情報を入力し、サーバ2の表示装置に情報を表示するようにしてもよい。
【0064】
(ユーザ登録処理)
図9は、情報処理システム1のユーザ登録処理の一例を示すフローチャートである。以下、図9を参照して、情報処理システム1のユーザ登録処理の一例について説明する。
【0065】
(ステップS101)
第1ユーザは、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、図4(a)を参照して説明したユーザ属性の情報を入力する。また、第2ユーザは、ユーザ端末4の入力装置400Cを操作して、図4(b)を参照して説明したユーザ属性の情報を入力する。入力装置300C又は入力装置400Cを操作して入力された情報は、入力受付部304又は入力受付部404で受け付けられ、送信部302又は送信部402からネットワーク5を介してサーバ2へ送信される。ユーザ端末3又はユーザ端末4からの情報は、サーバ2の受信部201で受信される。
【0066】
(ステップS102)
サーバ2の受信部201で受信された、ユーザ端末3又はユーザ端末4から送信されたユーザ属性の情報は、登録部204の指示に基づき、記憶装置制御部203によりユーザDB1又はユーザDB2に記憶される。
【0067】
(イベント登録処理)
図10は、情報処理システム1のイベント登録処理の一例を示すフローチャートである。以下、図10を参照して、情報処理システム1のイベント登録処理の一例について説明する。
【0068】
(ステップS201)
第1ユーザは、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、図4(c)を参照して説明したイベントの内容を入力する。入力装置300Cを操作して入力された情報は、入力受付部304で受け付けられ、送信部302からネットワーク5を介してサーバ2へ送信される。ユーザ端末3からの情報は、サーバ2の受信部201で受信される。
【0069】
(ステップS202)
サーバ2の受信部201で受信された情報は、登録部204の指示に基づき、記憶装置制御部203によりイベントDB3に記憶される。なお、ルーム生成部211は、イベントが登録されると、該イベントに対応付けられた第1会話ルームを生成し、設定された公開日時に公開(ユーザが該第1会話ルームにアクセスして投稿が可能な状態とする)する。
【0070】
(投稿処理)
図11は、情報処理システム1の投稿処理の一例を示すフローチャートである。以下、図10を参照して、情報処理システム1の投稿処理の一例について説明する。
【0071】
(ステップS301)
サーバ2の受信部201は、ネットワーク5を介してユーザ端末4から送信されるメッセージを受信する。
【0072】
(ステップS302)
サーバ2の判定部208は、受信部201が受信したメッセージが第1会話ルームへの投稿であるか否かを判定する。第1会話ルームへ投稿である場合(YES)、サーバ2は、ステップS303の処理を実行する。第1会話ルームへ投稿でない場合(NO)、サーバ2は、ステップS308の処理を実行する。
【0073】
(ステップS303)
サーバ2の判定部208は、受信部201が受信したメッセージが第1会話ルームの他の投稿に対する最初の応答(例えば、リプライ)であるか否かを判定する。具体的には、判定部208は、受信部201が受信したメッセージが「リプライ」ボタン1015E(図7及び図8参照)によるものであり、第1会話ルームの他の投稿に対する最初の応答であるか否かを判定する。他の投稿に対する最初の応答である場合(YES)、サーバ2は、ステップS304処理を実行する。他の投稿に対する最初の応答でない場合(NO)、サーバ2は、ステップS309処理を実行する。
【0074】
(ステップS304)
サーバ2のルーム生成部211は、他の投稿に対する最初の応答である場合、第1会話ルームから分岐する第2会話ルームを生成する。これにより、特定の話題について第2会話ルームでの会話が可能となる。
【0075】
(ステップS305)
サーバ2の受信部201は、他の投稿に対する最初の応答を行ったユーザのユーザ端末4から送信された名称(タイトル)を受信する。名称設定部213は、受信部201が受信した名称を第2会話ルームの名称として設定する。
【0076】
(ステップS306)
サーバ2の投稿部207は、ステップS301で受信部201が受信したメッセージを生成した第2会話ルームに投稿する。
【0077】
(ステップS307)
サーバ2の投稿部207は、第1会話ルームから分岐した第2会話ルームを生成した旨を、該第2会話ルームの分岐元である第1会話ルームに入室している第2ユーザ(第1会話ルームから分岐して生成された第2会話ルームに入室している第2ユーザも含まれる)のユーザ端末4へ通知する。この通知方法は、例えば、第1会話ルームに、第2会話ルームを生成した旨を投稿することにより、第1会話ルームに入室している第2ユーザのユーザ端末4へ通知するようにしてもよいし、第1会話ルームに入室している第2ユーザのユーザ端末4へプッシュ通知により通知するようにしてもよい。また、第2会話ルームの分岐元である第1会話ルームに入室している第2ユーザのユーザ端末4の表示装置400Dの表示画面の一部の領域に表示することにより、第2会話ルームを生成した旨を通知してもよい。また、ユーザ端末4にスピーカを備え、音声により第2会話ルームを生成した旨を通知してもよい。
【0078】
(ステップS308)
サーバ2の投稿部207は、ステップS301で受信したメッセージを、ユーザが入室している第2会話ルームに投稿する。
【0079】
(ステップS309)
サーバ2の投稿部207は、ステップS301で受信したメッセージを、ユーザが入室している第1会話ルームに投稿する。
【0080】
(会話ルーム移動処理)
図12は、情報処理システム1の会話ルーム移動処理の一例を示すフローチャートである。以下、図12を参照して、情報処理システム1の会話ルーム移動処理の一例について説明する。
【0081】
(ステップS401)
第2ユーザは、ユーザ端末4の入力装置400Cを操作して、図7(b)、図8(a)及び図8(b)を参照して説明した第2会話ルームのタブ(例えば、「〇波応援部屋」タブ1013A、「オリ姫」タブ1013B、「〇野の続投について」タブ1013C、「スレッド4」タブ1013)のいずれかを選択する。入力装置400Cを操作して入力された情報は、入力受付部404で受け付けられ、送信部402からネットワーク5を介してサーバ2へ送信される。ユーザ端末4からの情報は、サーバ2の受信部201で受信される。
【0082】
(ステップS402)
サーバ2の受信部201が第2会話ルームのタブの選択を受信すると、表示データ生成部206は、選択された第2会話ルームの画面データを生成する。送信部202は、表示データ生成部206が生成した第2会話ルームの画面データをユーザ端末4へ送信する。ユーザ端末4の受信部401は、サーバ2から送信された第2会話ルームの画面データを受信し、ユーザ端末4の表示装置400Dに第2会話ルームの画面が表示される。これにより、ユーザは、選択したタブの第2会話ルームへ移動することができる。また、投稿部207は、第2会話ルーム間の移動を受信したユーザ端末4から送信されるメッセージを移動後の他の第2会話ルームに投稿する。
【0083】
(統合処理)
図13は、情報処理システム1の統合処理の一例を示すフローチャートである。以下、図13を参照して、情報処理システム1の統合処理の一例について説明する。
【0084】
(ステップS501)
サーバ2の類似性算出部210は、例えば、同一の第1会話ルームから分岐する2以上の第2会話ルームに投稿されたメッセージに出現するキーワード数又は同一の第1会話ルームから分岐する第2会話ルームの名称に応じて、同一の第1会話ルームから分岐する2以上の第2会話ルームの類似性を算出する。
【0085】
(ステップS502)
サーバ2の推奨部209は、類似性算出部210が算出した類似性が所定値以上であるか否かを判定する。類似性が所定値以上である場合(YES)、サーバ2は、ステップS503の処理を実行する。類似性が所定値以上でない場合(NO)、サーバ2は、統合処理を終了する。
【0086】
(ステップS503)
サーバ2の推奨部209は、類似性が所定値以上である同一の第1会話ルームから分岐する2以上の第2会話ルームを、1つの第2会話ルームに統合することを推奨する。
【0087】
(ステップS504)
サーバ2の統合部212は、受信部201が、ユーザ端末4から同一の第1会話ルームから分岐する2以上の第2会話ルームを1つの第2会話ルームに統合する統合指示を受信したか否かを判定する。統合指示を受信した場合(YES)、サーバ2は、ステップS505の処理を実行する。統合指示を受信しない場合(NO)、サーバ2は統合処理を終了する。
【0088】
(ステップS505)
サーバ2は、指示された同一の第1会話ルームから分岐する2以上の第2会話ルームを1つの第2会話ルームに統合する。
【0089】
(返信募集処理)
図14は、情報処理システム1の返信募集処理の一例を示すフローチャートである。以下、図14を参照して、情報処理システム1の返信募集処理の一例について説明する。
【0090】
(ステップS601)
サーバ2の投稿部207は、受信部201が、ユーザ端末4から過去に投稿したメッセージを第1会話ルーム又は第2会話ルームに再投稿する指示を受信したか否かを判定する。指示を受信している場合(YES)、サーバ2は、ステップS602の処理を実行する。指示を受信していない場合(NO)、サーバ2は、返信募集処理の処理を終了する。
【0091】
(ステップS602)
サーバ2の判定部208は、過去に投稿したメッセージが、他のユーザによる応答の対象、換言すると他のユーザの応答(リプライやいいね)があったか否かを判定する。他のユーザによる応答の対象となっている場合(YES)、サーバ2は、返信募集処理の処理を終了する。他のユーザによる応答の対象となっていない場合(NO)、サーバ2は、ステップS603の処理を実行する。
【0092】
(ステップS603)
サーバ2の投稿部207は、過去に投稿したメッセージを第1会話ルーム又は第2会話ルームへ再投稿する。
【0093】
(ステップS604)
サーバ2の投稿部207は、過去に投稿したメッセージに対する応答を募集している旨を、メッセージを再投稿した第1会話ルーム又は第2会話ルームに入室している第2ユーザ(第1会話ルームに再投稿した場合、この第1会話ルーム分岐して生成された第2会話ルームに入室している第2ユーザも含まれる)のユーザ端末4へ通知する。この通知方法は、例えば、第1会話ルームに、過去に投稿したメッセージに対する応答を募集している旨を投稿することにより、第1会話ルーム又は第2会話ルームに入室している第2ユーザのユーザ端末4へ通知するようにしてもよいし、第1会話ルーム又は第2会話ルームに入室している第2ユーザのユーザ端末4へプッシュ通知により通知するようにしてもよい。また、第1会話ルーム又は第2会話ルームに入室している第2ユーザのユーザ端末4の表示装置400Dの表示画面の一部の領域に表示することにより、過去に投稿したメッセージに対する応答を募集している旨を通知してもよい。また、ユーザ端末4にスピーカを備え、音声により第2会話ルームを生成した旨を通知してもよい。
【0094】
(入室者通知処理)
図15は、情報処理システム1の入室者通知処理の一例を示すフローチャートである。以下、図15を参照して、情報処理システム1の入室者通知処理の一例について説明する。
【0095】
(ステップS701)
サーバ2の判定部208は、ユーザ端末4からの第1会話ルームへの入室(アクセス)の有無を判定する。第1会話ルームへの入室がある場合(YES)、サーバ2は、ステップS702の処理を実行する。第1会話ルームへの入室がない場合(NO)、サーバ2は、入室者通知処理を終了する。
【0096】
(ステップS702)
サーバ2の投稿部207は、入室のあった第1会話ルームから分岐する第2会話ルームが生成されているか否かを判定する。第2会話ルームが生成されている場合(YES)、サーバ2は、ステップS703の処理を実行する。第2会話ルームが生成されていない場合(NO)、サーバ2は、入室者通知処理を終了する。
【0097】
(ステップS703)
サーバ2の投稿部207は、第1会話ルームへの入室があった旨を第1会話ルームから分岐する第2会話ルームに投稿する。この通知方法は、例えば、第2会話ルームに、第1会話ルームへの入室があった旨を投稿することにより、第2会話ルームに入室している第2ユーザのユーザ端末4へ通知するようにしてもよいし、第2会話ルームに入室している第2ユーザのユーザ端末4へプッシュ通知により通知するようにしてもよい。また、第2会話ルームに入室している第2ユーザのユーザ端末4の表示装置400Dの表示画面の一部の領域に表示することにより、第1会話ルームへの入室があった旨を通知してもよい。また、ユーザ端末4にスピーカを備え、音声により第2会話ルームを生成した旨を通知してもよい。
なお、投稿部207は、例えば、受信部201が、第1会話ルームへ入室したユーザ端末4から送信された第1会話ルームへのメッセージを受信した場合に、第1会話ルームへの入室があった旨を第1会話ルームから分岐する第2会話ルームに入室している第2ユーザのユーザ端末4へ通知するようにしてもよい。
また、投稿部207は、ユーザ端末4のユーザと、ユーザの属性情報とが関連付けて記憶されたユーザDB2(第1記憶部)を参照し、メッセージを送信したユーザ端末4のユーザに関連付けられた記属性情報を、第1会話ルームから分岐する第2会話ルームに入室している第2ユーザのユーザ端末4へ通知するようにしてもよい。
さらに、投稿部207は、第1会話ルームへ入室したユーザ端末4のユーザの信用度に応じて、第1会話ルームへの入室があった旨を第1会話ルームから分岐する第2会話ルームに入室している第2ユーザのユーザ端末4へ通知するようにしてもよい。なお、ユーザの信用度は例えば、該ユーザが他のユーザからもらった「いいね」や「リプライ(返信)」の数に応じて算出してもよい。
【0098】
以上のように、本実施形態に係るサーバ2は、ユーザ端末から送信されるメッセージを受信する受信部201と、受信部201が受信したメッセージが第1会話ルームに投稿されたメッセージへの応答であるか否かを判定する判定部208と、判定部208での判定結果に応じて、第1会話ルームとは異なる第2会話ルームを、第1会話ルームから分岐する会話ルームとして生成するルーム生成部211と、受信部201が受信したメッセージを第1会話ルーム又は第2会話ルームに投稿する投稿部207と、を備える。
このように、受信部201が受信したメッセージが第1会話ルームに投稿されたメッセージへの応答である場合、第1会話ルームから分岐する第1会話ルームとは異なる第2会話ルームを生成するので、特定の話題について、第2会話ルームで会話することができる。
また、従来では、同じ趣味に関するコミュニティを見つけたとして、同じタイミングでイベント等を視聴している他のユーザとタイムリーに会話をすることが難しく、また、コミュニティを見つけても、参加して会話に入りづらい、語りたいテーマが取り上げられないといった問題があった。また、従来では、ユーザは湧きあがった感情を投稿するだけで誰かとコミュニケーションを取るために発言しておらず、また、同じ画面に大量の投稿がなされるため、自分と合いそうな相手、話題を見つけることが困難であったため、双方向の会話が行われることはほとんどなかった。
しかしながら、本実施形態に係るサーバ2は、上述したように、第1会話ルームから分岐する第1会話ルームとは異なる第2会話ルームを生成するので、特定の話題について、第2会話ルームで会話することができるので、上記のような問題を解決することができる。
また、第1会話ルームから分岐する第2会話ルームを生成することができるので、第2ユーザは1つの第1会話ルーム内で展開される多くの会話を、第2会話ルームを生成することで同時に進めることができる。
【0099】
また、本実施形態に係るサーバ2の投稿部207は、ルーム生成部211が、第2会話ルームを生成すると、第2会話ルームを生成した旨を、第2会話ルームの分岐元である第1会話ルームに入室している第2ユーザのユーザ端末4へ通知する。
このため、第2会話ルームが生成されたことを、第2会話ルームの分岐元である第1会話ルームに参加している第2ユーザが、興味のある話題について会話している他の第2会話ルームの存在を知ることができる。
【0100】
また、本実施形態に係るサーバ2は、2以上の第2会話ルーム間の類似性に応じて、2以上の第2会話ルームを1つの会話ルームに統合することを推奨する推奨部209を備える。
このように、第2会話ルームの類似性に応じて、2以上の第2会話ルームを1つの会話ルームに統合することを推奨するので、共通する話題についていたずらに第2会話ルームが生成されることを抑制することができる。また、第2ユーザがどの第2会話ルームで会話すればよいか迷うことを抑制できる。
【0101】
また、本実施形態に係るサーバ2は、2以上の第2会話ルームに投稿されたメッセージに出現するキーワード数又は第2会話ルームの名称に応じて類似性を算出する類似性算出部210を備える。そして、サーバ2の推奨部209は、類似性算出部210が算出した類似性に応じて、2以上の第2会話ルームを1つの会話ルームに統合することを推奨する。
このように、投稿されたメッセージに出現するキーワード数又は第2会話ルームの名称に応じて類似性を算出するので、統合後に話題が合わずに第2ユーザが統合後の第2会話ルームから離脱することを抑制することができる。
【0102】
また、本実施形態に係るサーバ2の投稿部207は、類似性に応じて、類似性を算出した2以上の第2会話ルームに入室している第2ユーザのユーザ端末4へ、類似する他の第2会話ルームが存在する旨を通知する。
このため、第2ユーザは、類似する話題について会話している他の第2会話ルームの存在を知ることができ、利便性が向上する。例えば、第2ユーザは、現在会話している第2会話ルームが合わない場合、類似する話題について会話している他の第2会話ルームへ移動することができる。
【0103】
また、本実施形態に係るサーバ2は、受信部201がユーザ端末4から2以上の第2会話ルームを1つの会話ルームに統合する統合指示を受信すると、指示された2以上の第2会話ルームを1つの会話ルームに統合する統合部212(第1統合部)を備える。
このように、第2ユーザからの指示に基づいて、同一の第1会話ルームから分岐する第2会話ルームを統合できるので利便性が向上する。
【0104】
また、本実施形態に係るサーバ2の受信部201は、ユーザ端末4から第2会話ルームから他の第2会話ルームへの移動指示を受信する。そして、サーバ2の投稿部207は、ユーザ端末4から送信されるメッセージを移動後の他の第2会話ルームへ投稿する。
このように、第2ユーザの意思に応じて、第2会話ルームから他の第2会話ルームへ移動することができるので利便性が向上する。また、タブを選択するだけで他の第2会話ルームへ移動できるので、利便性に富む。
【0105】
また、本実施形態に係るサーバ2の受信部201は、過去に投稿したメッセージを第1会話ルーム又は第2会話ルームに再投稿する指示を受信する。そして、サーバ2の判定部208は、過去に投稿したメッセージが、他のユーザによる応答の対象となっているか否かを判定し、投稿部207は、判定結果に応じて、過去に投稿したメッセージを第1会話ルーム又は第2会話ルームへ再投稿する。
このように、第2ユーザにとって重要であるのに(「リプライ」がされずに)スルーされたメッセージを再投稿できるため利便性が高い。また、何らリプライがなかったメッセージのみを再投稿することができるので、いたずらに再投稿が増えることを抑制することができる。
【0106】
また、本実施形態に係るサーバ2の投稿部207は、受信部201が、過去に投稿したメッセージを第1会話ルーム又は第2会話ルームに再投稿すると、過去に投稿したメッセージに対する応答を募集している旨を第1会話ルーム又は第2会話ルームへ入室している第2ユーザのユーザ端末4へ通知する。
このように、スルーされたメッセージが再投稿された旨が他の第2ユーザに通知されるので、再投稿されたメッセージが再度スルーされる恐れが少ない。
また、他の第2ユーザに対して、自分の発言に返信を求めることができるので、会話が生まれるきっかけを創出することができ、会話がより活性化されることが期待できる。
【0107】
また、本実施形態に係るサーバ2の判定部208は、ユーザ端末4からの第1会話ルームへの入室の有無を判定する。そして、サーバ2の投稿部207は、判定部208での判定結果に応じて、第1会話ルームへの入室があった旨を第1会話ルームから分岐して生成された第2会話ルームに入室している第2ユーザのユーザ端末4へ通知する。
このように、第1会話ルームへの入室があった旨を第1会話ルームから分岐した第2会話ルームに投稿するので、第2会話ルームに参加している第2ユーザは、第1会話ルームへ参加した第2ユーザを第1会話ルームへの投稿で誘うなどすることができ、利便性が高い。
【0108】
また、本実施形態に係るサーバ2の投稿部207は、受信部201が、第1会話ルームへ入室したユーザ端末から送信された第1会話ルームへのメッセージを受信すると、第1会話ルームへの入室があった旨を第1会話ルームから分岐して生成された第2会話ルームに入室している第2ユーザのユーザ端末4へ通知するように構成してもよい。
この場合、間違って第1会話ルームへ入室した第2ユーザや、第1会話ルームへ参加するかどうか迷っている第2ユーザに対してではなく、メッセージを投稿することで参加意思があると推測される第2ユーザを第1会話ルームへの投稿で誘うなどすることができる。
【0109】
また、本実施形態に係るサーバ2の投稿部207は、ユーザ端末4のユーザと、ユーザの属性情報とが関連付けて記憶されたユーザDB2(第1記憶部)を参照し、メッセージを送信したユーザ端末4のユーザに関連付けられた属性情報を、第1会話ルームから分岐して生成された第2会話ルームに入室している第2ユーザのユーザ端末4へ通知する構成としてもよい。
このように、入室してきた第2ユーザの属性(例えば、趣味など)がわかるので、第2会話ルームへ誘うか否かを判断しやすい。また、入室してきた第2ユーザへの無駄な勧誘を抑制することが期待できる。
【0110】
また、本実施形態に係るサーバ2の投稿部207は、ユーザの信用度に応じて、前記第1会話ルームへの入室があった旨を、第1会話ルームから分岐して生成された第2会話ルームに入室している第2ユーザのユーザ端末4へ通知する構成としてもよい。例えば、ユーザの信用度は例えば、該ユーザが他のユーザからもらった「いいね」や「リプライ(返信)」の数に応じて算出してもよい。
このように、ユーザの信用度に応じて、第1会話ルームから分岐した第2会話ルームに投稿するので、他の第2ユーザからの反応(例えば、「いいね」数や「リプライ」数)をもらおうと、より積極的にメッセージを投稿することが期待できる。
【0111】
また、本実施形態に係るサーバ2は、第2会話ルームの名称を設定する名称設定部213を備える。名称設定部213は、他の投稿に対する最初の応答を行ったユーザのユーザ端末4から送信された名称(タイトル)を第2会話ルームの名称として設定する。
このように、第2会話ルームの名称を任意に設定することができるので、例えば、第2会話ルームでの話題を表す名称に設定することができ、利便性が高い。また、第2会話ルームに参加を検討している他の第2ユーザが間違って第2会話ルームに参加することを抑制することができる。
【0112】
[実施形態の変形例1]
なお、上記実施形態では、類似性算出部210が算出した類似性に応じて、推奨部209が2以上の第2会話ルームを1つの会話ルームに統合することを推奨し、統合指示を受信すると統合部212(第1統合部)が2以上の第2会話ルームを1つの会話ルームに統合している。
【0113】
しかしながら、統合指示を受信することなく、統合部212(第2統合部)は、2以上の第2会話ルーム間の類似性、例えば、類似性算出部210が算出した類似性に応じて(例えば、類似性が所定値以上である場合)、2以上の第2会話ルームを1つの会話ルームに統合する構成としてもよい。この場合、投稿部207は、統合部212による第2会話ルームの統合が行われた旨を、統合後の会話ルームに入室している第2ユーザのユーザ端末4へ通知することが好ましい。
【0114】
[実施形態の変形例2]
また、上記実施形態及び変形例1では、第2会話ルームからさらに分岐する小部屋を生成することはできない構成であったが、小部屋から分岐する小部屋を生成するようにしてもよい。
この場合、サーバ2の判定部208は、受信部201が受信したメッセージが第2会話ルームに投稿されたメッセージへの応答であるか否かを判定し、ルーム生成部211は、判定部208での判定結果が第2会話ルームに投稿されたメッセージへの応答である場合、第2会話ルームとは異なる第3会話ルームを、第2会話ルームから分岐する会話ルームとして生成する。
【0115】
なお、判定部208は、第2会話ルームに投稿されたメッセージに所定の変化があるか否か、例えば、小部屋の中での話題に変化があるか(小部屋の中で話題が変わったことで特定の人が語りたい話題について話せなくなっていることが考えられる)、小部屋の中で複数の話題が生まれているか(小部屋の中で複数の話題が生まれることで会話が成り立ちにくくなっていることが考えられる)、を判定し、所定の変化がある場合に、ルーム生成部211は、第2会話ルームとは異なる第3会話ルームを生成するようにしてもよい。
【0116】
なお、サーバ2の投稿部207は、ルーム生成部211が、第3会話ルームを生成すると、第3会話ルームを生成した旨を、第3会話ルームの分岐元である第2会話ルームに入室している第2ユーザのユーザ端末4へ通知することが好ましい。
【0117】
[実施形態の変形例3]
なお、上記実施形態及び変形例1,2において、投稿部207は、例えば、第1会話ルームが公開されてから所定時間(例えば、24時間)が経過すると、ユーザ端末4から送信されたメッセージを該所定時間が経過した第1会話ルーム又は該所定時間が経過した第1会話ルームから分岐した第2会話ルームへ投稿しないように構成してもよい。
また、投稿部207は、例えば、第1会話ルームが公開されてから所定時間が経過すると、該所定時間が経過した第1会話ルーム又は該所定時間が経過した第1会話ルームから分岐した第2会話ルームに投稿されたメッセージを削除又は非公開とする構成としてもよい。なお、所定時間の計測を開始する時点を、イベントの開始時や終了時としてもよい。例えば、数日にわたって開催されるようなイベントの場合には、所定時間の計測を開始する時点をイベントの終了時とすることで利便性の向上が期待できる。
【0118】
既存のサービスのように継続的な繋がりを持つと、今後の相手との関係を考えるあまり、自由に発言ができなくなってしまう傾向にあるが、所定時間を経過すると、メッセージを投稿できなくなったり、投稿したメッセージが削除されるので、第2ユーザ同士をその場限りでの関係にとどめ会話ルーム内での自由な発言を促すことができる。
【0119】
また、あらかじめイベントが登録され、このイベント用の第1会話ルームが準備されているので第2ユーザは、参加又は視聴しているイベント(アイドルのライブやスポーツの試合)の第1会話ルームを検索して入室(アクセス)することで、会話に参加することができるので、SNSなどでコミュニティを探す手間が従来より削減される。
また、あらかじめ第2ユーザが自身の好きなイベントを登録しておくことで、リアルタイムで実施されているイベントに対応付けられた第1会話ルームへ入室(アクセス)することができる。
【産業上の利用可能性】
【0120】
情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムによれば、インターネット上でのユーザ間の交流に好適に利用することができる。
【符号の説明】
【0121】
1 情報処理システム
2 サーバ(情報処理装置)
200A 通信IF
200B 記憶装置
200C CPU
201 受信部
202 送信部
203 記憶装置制御部
204 登録部
205 認証部
206 表示データ生成部
207 投稿部
208 判定部
209 推奨部
210 類似性算出部(第1,第2類似性算出部)
211 ルーム生成部
212 統合部(第1,第2統合部)
213 名称設定部
214 検索部
3,4 ユーザ端末
300A,400A 通信IF
300B,400B 記憶装置
300C,400C 入力装置
300D,400D 表示装置
300E,400E CPU
301,401 受信部
302,403 送信部
303,403 記憶装置制御部
304,404 入力受付部
305,405 表示装置制御部
5 ネットワーク
DB1 ユーザデータベース
DB2 ユーザデータベース
DB3 イベントデータベース
DB4 投稿データベース

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15