(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023020207
(43)【公開日】2023-02-09
(54)【発明の名称】搬送装置及び重量物品の移動方法
(51)【国際特許分類】
B65G 7/04 20060101AFI20230202BHJP
【FI】
B65G7/04 B
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021125457
(22)【出願日】2021-07-30
(71)【出願人】
【識別番号】500458387
【氏名又は名称】高揚工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001531
【氏名又は名称】弁理士法人タス・マイスター
(72)【発明者】
【氏名】小南 正成
(57)【要約】
【課題】 重量物品の運搬において、レール上を滑らせて重量物品を運搬する際に、重量物品の転落などを生じずに移動ができ、また、種々のレールに使用可能な搬送装置を提供する。
【解決手段】 重量物品運搬時に使用する搬送装置であって、
四角形の枠、当該枠内に設置された1又は2以上の回転体、当該枠に設けられた少なくとも一対のガイド部材設置部、及び当該ガイド部材設置部に固定されたガイド部材を有することを特徴とする搬送装置。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
重量物品運搬時に使用する搬送装置であって、
四角形の枠、当該枠内に設置された1又は2以上の回転体、当該枠に設けられた少なくとも一対のガイド部材設置部、及び当該ガイド部材設置部に設置されたガイド部材を有することを特徴とする搬送装置。
【請求項2】
重量物品を、レール上を滑らせることによって移動させる重量物品の移動方法であって、
運搬対象となる重量物品の下部に請求項1記載の搬送装置を少なくとも1つ設置し、搬送装置をレールに沿って動かすことによって、重量物品を移動させることを特徴とする重量物品の移動方法。
【請求項3】
レールは、H鋼である請求項2記載の重量物品の移動方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、搬送装置及び重量物品の移動方法に関する。
【背景技術】
【0002】
配電盤、空調機器の室外機等の重量物品を建物内や屋上等に搬送する方法として、多くの方法が提案されている。これらのうちの一つとして、レール上を滑らせることによって、物品を移動させる方法が知られている。
【0003】
従来の移動方法としては、特許文献1のように、床面に設置したレール上に搬送台を設置した重量物搬送システム等が知られている。しかし、このようなシステムは、ドライコンテナや貨車、貨物船等の貨物収納部への重量物の搬送が頻繁に行われる場所において継続的に使用することを意図している。このため、特定の場所に固定して設置されるものである。
【0004】
一方、配電盤や空調機器の室外機等は、特定の場所に設置されれば、その後動かすことは少なく、これらを搬送するための搬送機器は、最初の設置のときのみに使用し、使用後はすぐに撤去することが求められる。このため、一時的に移設場所において設置して、その後簡単に撤去できるような搬送機器を使用しての移動が求められている。
【0005】
このような移動方法としては、H鋼等の長さを有する鋼材をレールとして使用し、この上で重量物品を滑らせることで移動させることが考えられる。このような方法によると、大きな力を要さずに移動を行うことができる点で好ましい。
しかし、重量物品の転落等の問題を生じないようにするためには、補助具を用いて滑らせることが必要となる。
【0006】
このような補助具として、特許文献2のように、重量物の搬送方向に敷設したレールに沿って移動可能に配設した矩形状の枠体の中に、レールと直角方向に向けた複数の第1ころを下側に配列し、その上側にレールと平行方向に向けた複数の第2ころを配列して、第1ころをレールと転接させ、第2ころを上側に載せられる重量物と転接させることにより、重量物を搬送方向に搬送するとともに、重量物を搬送方向と直角方向に移動可能とするものが知られている。
【0007】
しかし、この補助具は、上記枠体の下側に、左右両側から内向きに張り出す鍔が設けられており、補助具のレールへの配設は、鍔と第1ころとの間にレールを挿入するために、レールの端部から行う必要がある。また、鍔の長さは一定であることから、使用できるレールが制限される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2004-43063号公報
【特許文献2】特開2011-93621号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、重量物品の運搬において、レール上を滑らせて重量物品を運搬する際に、重量物品の転落などを生じずに移動ができ、また、種々のレールに使用可能な搬送装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、重量物品運搬時に使用する搬送装置であって、
四角形の枠、当該枠内に設置された1又は2以上の回転体、当該枠に設けられた少なくとも一対のガイド部材設置部、及び当該ガイド部材設置部に設置されたガイド部材を有することを特徴とする搬送装置である。
【0011】
また、本発明は、重量物品を、レール上を滑らせることによって移動させる重量物品の移動方法であって、
運搬対象となる重量物品の下部に上記搬送装置を少なくとも1つ設置し、搬送装置をレールに沿って動かすことによって、重量物品を移動させることを特徴とする重量物品の移動方法である。
【0012】
上記レールは、H鋼であることが好ましい。
【発明の効果】
【0013】
本発明の搬送装置及び重量物品の移動方法によって、レール上を滑らせて重量物品を運搬する際に、重量物品の転落などを生じずに、重量物品をスムーズに移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本発明の搬送装置の一例を底面方向から見た様子を示す説明図である。
【
図2】
図1に示す搬送装置を正面から見た様子を示す説明図である。
【
図3】
図1に示す搬送装置を側面から見た様子を示す説明図である。
【
図4】本発明の搬送装置の他の例を示す説明図である。
【
図5】本発明の搬送装置の使用状態の一例を示す説明図である。
【
図6】本発明の重量物品の移動方法の一例を示す説明図である。
【
図7】本発明の重量物品の移動方法の他の例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に、本発明を詳細に説明する。
本発明の搬送装置は、配電盤、空調機器の室外機等の重量物品の運搬において、レール上を滑らせて重量物品を運搬する際に、重量物品とレールとの間に設置して使用する搬送装置である。本発明の搬送装置は、本体である枠にガイド部材を設置していることを特徴とするものである。
また、本発明の搬送装置は、このガイド部材を、レールの形態に応じて、適宜取り替えることができるものとすることで、使用するレールの形態に合わせ、適切なガイド部材を設けた搬送装置とすることができる。このようにすることで、レールの形態に関係なく、移動時の脱線を防止し、物品の転落なく、スムーズに、重量物品の移動を行うことを可能とするものである。
【0016】
本発明の搬送装置を、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の搬送装置の一例を底面方向から見た様子を示す説明図である。
図2は、
図1に示す搬送装置を正面から見た様子を示す説明図である。
図3は、
図1に示す搬送装置を側面から見た様子を示す説明図である。
【0017】
図1~3に示す搬送装置1は、上下に開口する長方形の枠2と、枠2内に設置された8個の回転体4と、枠2の対面する枠2a、2aに設けられた1対のガイド部材設置部5(
図2参照)を2セットと、上記各ガイド部材設置部5に固定された4個のガイド部材3とで構成される。
搬送装置1を構成する各部材は、通常、重量物品の重量を支えるため、金属製であることが好適である。
【0018】
枠2の形状は、四角形であればよく、例えば、
図1に示すように、上下に開口する長方形状であるものが挙げられる。
レール長手方向の枠2aの長さがレール幅方向の枠2bの長さより長い長方形であることが、レール上での安定性の点から好ましい。
また、枠2のレール幅方向の枠2bの長さは、一般的に使用されるレールの上辺の幅よりも長いことが好ましい。
【0019】
上記枠2の中に、8個のローラ形状の回転体4が、2個×4列で配列されている。
回転体4は、枠2のレール長手方向の枠2a、2aに、回転体支持軸6により軸支されている。
使用時、これらの回転体4がレールと転接することにより、搬送装置1がレール上を移動する。
回転体4は、その形状は、円柱状、球状等の、回転体として作用することができるものであれば特に限定されるものではない。
図2においては、円柱状のものを例示した。
【0020】
図2に示すように、回転体4は、レールと転接するように、枠2の下方水平面から、その一部が突出していることが好ましい。
一方、枠2の上方水平面からは、回転体2が突出しないようにする。
【0021】
回転体4の数は、特に限定されるものではなく、枠の形状、回転体の形状等に応じて、適宜設定すればよく、例えば、1~10個設置されていることが好ましい。
また、回転体の配列の仕方も特に限定されるものではなく、例えば、回転体支持軸により1~3個の回転体を軸支して、それを1~5列設けるようにすることが好適である。
また、回転体を複数列設置する場合には、回転体が回転しやすいように、回転体同士の間には、隙間を設けることが好ましい。
【0022】
また、回転体を、回転体支持軸により2個以上軸支する場合には、
図1に示すように、回転体同士の間に、仕切り板を設けるようにしてもよい。
回転体は、図に示すようなローラ形状であることが好適であるが、球状等であってもよい。
【0023】
ガイド部材3は、枠2に配設したガイド部材設置部5に設置されている。
ガイド部材3は、レール長手方向の枠2a、2aに少なくとも1対設けられている。ガイド部材3は、レール長手方向の枠2aの長さ等に応じて、1~4セット設けることが好適である。
【0024】
ガイド部材3は、ベアリングであることが好ましい。ベアリングがレール側面と接触したときに、ベアリングの回転により、接触時に発生する力を分散させることで、搬送装置の安定性を確保し、スムーズな移動を可能とする。
また、ガイド部材としては、ベアリングの他、ローラ等の回転可能な部材を使用してもよい。また、レール側面に当接したとき、搬送装置をガイドすることができるものであれば、上下方向の中央開口部を有する、円盤状、円柱状、四角形等の板状等の部材を用いるようにしてもよい。
【0025】
ガイド部材設置部5は、例えば、
図2に示すように、枠2a、2aの外側側面に固定された固定部7と、ガイド部材の上下方向に設けられた中央開口部に挿通される棒状体8と、装着したガイド部材を固定するためのナット9とからなる。また、上記棒状体8は、ナット9を締着することができるように、少なくとも、その端部がねじ切りされていることが好ましい。
【0026】
上記のように、ガイド部材設置部5は、枠2a、2aの外側側面に設けるようにすることが好ましい。
【0027】
ガイド部材3のガイド部材設置部5への取り付けは、上記棒状体8に、ガイド部材3の中央開口部を貫通させた後、棒状体8の端部に、ナット9を締着することにより行う。
このように、ガイド部材3は、ガイド部材設置部5に適宜取り付け、取り外しが可能であることが好ましい。これにより、使用するレールの幅や形状等により、現場等で、ガイド部材を適宜選択し、付け替えることで、種々のレールに使用可能な搬送装置とすることができる。
【0028】
ガイド部材を枠に設置する方法は、上記方法に限定されるものではなく、使用するガイド部材に応じて他の方法を採用してもよい。また、ガイド部材設置部の形態も上記に限定されるものではない。
【0029】
図2及び
図3に示すように、ガイド部材3は、ガイド部材上面が、回転体下面と同じであるか、回転体下面より下方になるように設置されていることが好ましい。また、
図3に示すように、ガイド部材3の内側側面が、枠2a側面よりも内側となるように、ガイド部材3を設けることが好ましい。
【0030】
また、ガイド部材3は、搬送装置をレールに載置したとき、レール上方面とガイド部材の上方面の位置がほぼ同じとなるように設けられていることが好ましい。更に、ガイド部材3は、レール側面と、搬送装置をレールに載置した状態では接しないが、搬送装置がバランスを崩したりして、落下しそうになったときには接するような位置に設置されていることが好ましい。
このようにすることで、レール上で搬送装置がずれた場合に、ガイド部材がレール側面と接し脱線防止が図られる。
【0031】
また、搬送装置におけるガイド部材の位置が上記のようであれば、搬送装置をレール上方からレールに載置できるので、レールのどの位置にでも搬送装置の載置を行うことができ、好適である。
【0032】
ガイド部材は、予め、搬送装置に取り付けておくようにしてもよいし、搬送装置をレール上に載置してから、適宜取り付けるようにしてもよい。
【0033】
直径の異なるガイド部材3’を設けた搬送装置の一例を、
図4に示す。
このように、運搬時に使用するレールの幅や厚み等に応じて、目的を達するように、レール幅方向の長さや上下方向の長さの異なるガイド部材を、適宜選択し、付け替えるようにすればよい。
また、
図4に示すように、回転体4がレール上に転接できれば、ガイド部材3’の一部は、回転体4の下方の一部と接することなく、上下方向において重なっていてもよい。
【0034】
また、搬送装置の上部には、板状の台座を設けるようにしてもよい。この場合、枠に、別途台座を取り付けるようにしてもよいし、枠と台座とが一体となった箱状のものを用いるようにしてもよい。
また、台座上部は、平面でも、凹凸を設けたものでもよい。
【0035】
本発明は、重量物品を、レール上を滑らせることによって移動させる重量物品の移動方法であって、運搬対象となる重量物品の下部に上記搬送装置を少なくとも1つ設置し、搬送装置をレールに沿って動かすことによって、重量物品を移動させることを特徴とする重量物品の移動方法でもある。
【0036】
建築現場の場所等によっては、段差がある、穴があるなど必ずしもきれいな道があるとは限らないため、そういった場合に重量物品を安定したレール上をまっすぐ走らせると、重量物品の移動を容易に行うことができ、また、安全面にも考慮することができる。
レール(鋼材)の変更は上に乗せる重量物品の重量により変更するものであり、重い物であれば大きくしっかりしたレール(鋼材)に、軽いものであれば軽量で持ち運びやすいレール(鋼材)にと、適宜、建築現場や上に乗せる重量物品により変更する。
【0037】
本発明の搬送装置の使用状態の一例を
図5に示す。
搬送装置1の回転体4が、レール11の上面と転接し、回転体4の転がりで、搬送装置1がレール11上を移動する。
搬送装置1のガイド部材3は、レール11上方の両外側に位置し、上述したように、レール上方面とガイド部材の上方面がほぼ同じとなっていることが好ましい。また、載置した状態ではレール側面とは接していないことが好ましい。重量物品搬送時、振動等によって、搬送装置が傾いたり、ずれたりしたときに、ガイド部材がレール側面に接することで、搬送装置の位置が修復され、搬送装置1のレール11からの脱落を防ぐことができ、重量物品をスムーズに運搬することができる。
【0038】
レールの形状は、H型、板状、柱状等、通常運搬に使用されるもので良い。
中でも、一般に重量物品の運搬にはH鋼が使用されることが多く、また、レール敷設時の固定のし易さ等からH鋼を使用ことが好ましい。
【0039】
本発明の重量物品の移動方法の一例を
図6に示す。
図6に示すように、重量物品21の下部に搬送装置1を設置し、搬送装置1をレール11上に載置している。
搬送装置1をレール11に沿って動かすことによって、重量物品21を移動させることができる。
【0040】
レール11は、重量物品の運搬経路に合わせ、運搬足場、床面、地面等に敷設すればよい。
また、レール11は、重量物品の搬送方向に合わせて、1本または平行に2本以上敷設するようにすればよい。
【0041】
レール2本を敷設し、重量物品を移動させる方法の一例を
図7に示す。
図7に示すように、運搬する重量物品21の大きさに合わせて、2本のレール11、11を平行に敷設し、重量物品21の下部に搬送装置1を設置し、搬送装置1をレール11上に載置している。
【0042】
レール上への載置については、レール11上に、搬送装置1を設置した後、搬送装置1上に重量物品21を載置するようにしてもよいし、先に、重量物品21下方部に搬送装置1を取り付け、これを、レール11上に載置するようにしてもよい。
【0043】
上記のように、重量物品下部に直接搬送装置を設置するようにする他、複数の搬送装置の上部に、1枚の四角形状の台座を設け、その上に、重量物品を載置するようにしてもよいし、2本のレール上の一対の搬送装置に板状の台座を設け、その1枚又は複数枚の台座上に重量物品を載置するようにしてもよい。
【0044】
重量物品の移動は、手動で行うようにしても良いし、別途、回転体が回転駆動する駆動装置を、搬送装置に設けて行うようにしてもよい。
【0045】
本発明の移動方法によれば、配電盤、空調機器の室外機等の重量物品がレール上を移動している途中で、振動等により揺れが生じたとしても、搬送装置のガイド部材の存在により、搬送装置がレールからずれ落ちることがなく、スムーズに重量物品を移動させることができる。
【産業上の利用可能性】
【0046】
本発明の搬送装置は、配電盤、空調機器の室外機等の重量物品を、レール上から転落させることなく、スムーズに運搬するために補助具として好適に使用される。
【符号の説明】
【0047】
1 搬送装置
2 枠
3 ガイド部材
4 回転体
5 ガイド部材設置部
6 回転体支持軸
11 レール
21 重量物品
【手続補正書】
【提出日】2022-06-23
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
直方体重量物品運搬時に使用する搬送装置であって、
四角形の枠、当該枠内に設置された1又は2以上の回転体、当該枠に設けられた少なくとも一対のガイド部材設置部、及び当該ガイド部材設置部に設置されたガイド部材を有し、
上記回転体は、ローラ状であり、そのローラの直径よりローラの幅の方が長く、また、ローラの幅が載置するレールの幅より長くなるように設定したものであり、
上記ガイド部材はベアリングであり、
上記ガイド部材は、レール側面と接しないように設置されており、
上記ガイド部材は付け替えられるよう設置されていることを特徴とする搬送装置。
【請求項2】
直方体重量物品を、レール上を滑らせることによって移動させる直方体重量物品の移動方法であって、
運搬対象となる直方体重量物品の下部に請求項1記載の搬送装置を少なくとも1つ設置し、搬送装置をレールに沿って動かすことによって、直方体重量物品を移動させることを特徴とする直方体重量物品の移動方法。
【請求項3】
ガイドレールは、H鋼である請求項2記載の直方体重量物品の移動方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
本発明は、直方体重量物品運搬時に使用する搬送装置であって、
四角形の枠、当該枠内に設置された1又は2以上の回転体、当該枠に設けられた少なくとも一対のガイド部材設置部、及び当該ガイド部材設置部に設置されたガイド部材を有し、
上記回転体は、ローラ状であり、そのローラの直径よりローラの幅の方が長く、また、ローラの幅が載置するレールの幅より長くなるように設定したものであり、
上記ガイド部材はベアリングであり、
上記ガイド部材は、レール側面と接しないように設置されており、
上記ガイド部材は付け替えられるよう設置されていることを特徴とする搬送装置である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0011】
また、本発明は、直方体重量物品を、レール上を滑らせることによって移動させる直方体重量物品の移動方法であって、
運搬対象となる直方体重量物品の下部に請求項1記載の搬送装置を少なくとも1つ設置し、搬送装置をレールに沿って動かすことによって、直方体重量物品を移動させることを特徴とする直方体重量物品の移動方法である。
【手続補正書】
【提出日】2022-10-27
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
直方体重量物品運搬時に使用する搬送装置であって、
四角形の枠、当該枠内に設置された1又は2以上の回転体、当該枠に設けられた少なくとも一対のガイド部材設置部、及び当該ガイド部材設置部に設置されたガイド部材を有し、
上記回転体は、ローラ状であり、そのローラの直径よりローラの幅の方が長く、また、ローラの幅が載置するレールの幅より長くなるように設定したものであり、
上記ガイド部材はベアリングであり、
上記ガイド部材は、レール側面と接しないように設置されており、
上記ガイド部材は付け替えられるよう設置されており、
重量物品下部に直接搬送装置を設置して使用される
ことを特徴とする搬送装置。
【請求項2】
直方体重量物品を、レール上を滑らせることによって移動させる直方体重量物品の移動方法であって、
運搬対象となる直方体重量物品の下部に請求項1記載の搬送装置を少なくとも1つ設置し、搬送装置をレールに沿って動かすことによって、直方体重量物品を移動させることを特徴とする直方体重量物品の移動方法。
【請求項3】
ガイドレールは、H鋼である請求項2記載の直方体重量物品の移動方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
本発明は、直方体重量物品運搬時に使用する搬送装置であって、
四角形の枠、当該枠内に設置された1又は2以上の回転体、当該枠に設けられた少なくとも一対のガイド部材設置部、及び当該ガイド部材設置部に設置されたガイド部材を有し、
上記回転体は、ローラ状であり、そのローラの直径よりローラの幅の方が長く、また、ローラの幅が載置するレールの幅より長くなるように設定したものであり、
上記ガイド部材はベアリングであり、
上記ガイド部材は、レール側面と接しないように設置されており、
上記ガイド部材は付け替えられるよう設置されて
重量物品下部に直接搬送装置を設置して使用される
ことを特徴とする搬送装置である。