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  • 特開-ボール拾上げ具 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023020292
(43)【公開日】2023-02-09
(54)【発明の名称】ボール拾上げ具
(51)【国際特許分類】
   A63B 47/02 20060101AFI20230202BHJP
【FI】
A63B47/02 A
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021125569
(22)【出願日】2021-07-30
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-12-08
(71)【出願人】
【識別番号】521335764
【氏名又は名称】松本 良平
(74)【代理人】
【識別番号】110000800
【氏名又は名称】特許業務法人創成国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】松本 良平
(57)【要約】
【課題】繰り返し使用しても変形せず、ボールを確実に把持可能なボール拾上げ具を提案する。
【解決手段】棒状の保持部と、前記保持部の先端に固定された3個の、弾性を有するリング状の線材よりなるボール把持部と、を備え、前記ボール把持部を構成する前記3個のリング状の線材のそれぞれは、前記保持部の先端の方向から見たときに略正三角形の各辺を形成するように配置されており、前記保持部の側方から見たときの該保持部の長手方向に直交する方向の一方の端部が、該一方の側で隣り合う他の1つの前記線材が形成するリングの内側に入り込み、他方の端部においては、前記線材が形成するリングの内部に、該他方の側で隣り合う他の1つの前記線材の端部が入り込むように、配置されている
ボール拾上げ具。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
棒状の保持部と、
前記保持部の先端に固定された3個の、弾性を有するリング状の線材よりなるボール把持部と、を備え、
前記ボール把持部を構成する前記3個のリング状の線材のそれぞれは、
前記保持部の先端の方向から見たときに略正三角形の各辺を形成するように配置されており、
前記保持部の側方から見たときの該保持部の長手方向に直交する方向の一方の端部が、該一方の側で隣り合う他の1つの前記線材が形成するリングの内側に入り込み、
他方の端部においては、前記線材が形成するリングの内部に、該他方の側で隣り合う他の1つの前記線材の端部が入り込むように、配置されている
ことを特徴とするボール拾上げ具。
【請求項2】
請求項1に記載のボール拾上げ具において、
前記保持部は管状であり、その管状の部分の内部には、ボール放出機構を備えており、
前記ボール放出機構は、
前記保持部の先端部から末端部にわたって前記管状の部分の内部を該保持部の長手方向に移動自在に配置された芯材と、該芯材の末端部に当接するように該保持部の末端部に設けられた芯材押し込み部と、を有し、
前記芯材は、前記芯材押し込み部により押し込まれることで前記ボール把持部の側に移動して、拾い上げたボールを前記保持部から放出するように構成されている
ことを特徴とするボール拾上げ具。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のボール拾上げ具において、
前記ボール放出機構の先端部は、それぞれが弓なりに湾曲した、線状又は板状の複数の弾性部材よりなり、
前記複数の弾性部材は、一方の端部が前記芯材に固定されており、他方の端部が前記保持部の先端の方向から見たときに中心から放射状に外側に向けて広がるよう配置されている
ことを特徴とするボール拾上げ具。
【請求項4】
請求項2又は3に記載のボール拾上げ具において、
前記保持部の先端の方向から見たときに前記ボール把持部を構成する前記3個のリング状の線材が形成する略正三角形の中心から各辺までの距離は、把持対象のボールの半径より短く、
前記ボール放出機構の先端部は、前記ボールが把持された際に、該ボールに当接する位置に配置されている
ことを特徴とするボール拾上げ具。
【請求項5】
請求項1~4の何れかに記載のボール拾上げ具において、
前記リング状の線材が形成するリングの径の長さが第1の長さである第1の前記ボール把持部と、
前記リング状の線材が形成するリングの径の長さが第2の長さである第2の前記ボール把持部と、を備えており、
前記ボール把持部は前記保持部に着脱自在に固定されている
ことを特徴とするボール拾上げ具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はゴルフボールなどを拾上げることができるボール拾上げ具に関する。
【背景技術】
【0002】
ゴルフ等の競技中において、ホールインの際やリプレースの際はカップや地面からボールを拾上げるために腰を曲げて屈みこむ必要がある。
【0003】
この屈みこむ動作は腰に大きな負担がかかるため、プレーヤーの負担を軽減するために今日まで様々な形状のボール拾上げ具が提案されてきた。
【0004】
特許文献1には、ゴルフボールを挟持可能な、弾性部材を環状に成形し、対向配置したボール把持部を備えたゴルフボール拾上げ具が提案されている。
【0005】
特許文献2には、少なくとも3つの弾性変形可能な長尺部材を湾曲させたボール把持部を備えたゴルフボール拾得具が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】実用新案登録第3110281号
【特許文献2】実用新案登録第3175271号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載のボール拾上げ具の形状では、対向配置した一対のリングで2方向からボールを押さえるため、ボール把持部を押し付ける方向によっては、リングの無い方向にボールが転がってしまい、ボールをうまく回収できない場合がある。
【0008】
また、特許文献2に記載のボール拾上げ具は3つの弾性変形可能な長尺部材により構成されたボール把持部を持ち、三方向からボールを挟み込むが、繰り返し使用するとボールを把持する部分が外側に広がるように変形してしまい、ボールを確実に把持できなくなるという課題がある。
【0009】
本発明は、上記の課題に鑑み、繰り返し使用しても変形せず、ボールを確実に把持可能なボール拾上げ具を提案する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題を解決するために、本発明のボール拾上げ具は、
棒状の保持部と、
前記保持部の先端に固定された3個の、弾性を有するリング状の線材よりなるボール把持部と、を備え、
前記ボール把持部を構成する前記3個のリング状の線材のそれぞれは、
前記保持部の先端の方向から見たときに略正三角形の各辺を形成するように配置されており、
前記保持部の側方から見たときの該保持部の長手方向に直交する方向の一方の端部が、該一方の側で隣り合う他の1つの前記線材が形成するリングの内側に入り込み、
他方の端部においては、前記線材が形成するリングの内部に、該他方の側で隣り合う他の1つの前記線材の端部が入り込むように、配置されている
ことを特徴とする。
【0011】
このような構成とすることにより、前記3個のリング状の線材それぞれが、一方の端部においては隣のリングを外側から押さえるとともに、他方の端部においては隣のリングにより外側から押さえられているので、前記ボール把持部が拾い上げ対象のボールに押し付けられたときに、前記リングがボールに押しのけられて外側に広がりすぎることを効果的に抑制することができる。これにより本発明によれば、繰り返し利用しても、ボールを確実に拾上げることができる。
【0012】
また、本発明のボール拾上げ具は、
前記保持部は管状であり、その管状の部分の内部には、ボール放出機構を備えており、
前記ボール放出機構は、
前記保持部の先端部から末端部にわたって前記管状の部分の内部を該保持部の長手方向に移動自在に配置された芯材と、該芯材の末端部に当接するように該保持部の末端部に設けられた芯材押し込み部と、を有し、
前記芯材は、前記芯材押し込み部により押し込まれることで前記ボール把持部の側に移動して、拾い上げたボールを前記保持部から放出するように構成されている
ことが好ましい。
【0013】
このような構成とすることにより、ボールを確実に拾上げることができるとともに、腰を深く曲げることなく、拾上げたボールを押し出す際、ボールを地面に再度セットするなどの操作を行うことができる。
【0014】
ここで、本発明のボール拾上げ具は、
前記ボール放出機構の先端部は、それぞれが弓なりに湾曲した、線状又は板状の複数の弾性部材よりなり、
前記複数の弾性部材は、一方の端部が前記芯材に固定されており、他方の端部が前記保持部の先端の方向から見たときに中心から放射状に外側に向けて広がるよう配置されている
ことが好ましい。
【0015】
このような構成とすることで、拾上げたボールを放出する際に、前記ボール放出機構の先端部の弾性部材の弾性によりボールを優しく押し出すことができるので、ボールを放出する際に、勢いよく飛び出してしまうことが抑制できる。
【0016】
さらに、本発明のボール拾上げ具は、
前記保持部の先端の方向から見たときに前記ボール把持部を構成する前記3個のリング状の線材が形成する略正三角形の中心から各辺までの距離は、把持対象のボールの半径より短く、
前記ボール放出機構の先端部は、前記ボールが把持された際に、該ボールに当接する位置に配置されていることがより好ましい。
【0017】
このような構成とすることにより、ボール把持部を構成するリング状の部材からボールが抜け出ることを防止して、ボールを確実に把持し続けることができる。
【0018】
また、本発明のボール拾上げ具は、
前記リング状の線材が形成するリングの径の長さが第1の長さである第1の前記ボール把持部と、
前記リング状の線材が形成するリングの径の長さが第1の長さと異なる第2の長さである第2の前記ボール把持部と、を備えており、
前記ボール把持部は前記保持部に着脱自在に固定されていることが更に好ましい。
【0019】
このような構成とすることにより、ボール把持部を付け替えて、例えばゴルフボールのみならず、パークゴルフ等の直径の違うボールを使用する競技のボール拾上げ具としても使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】ボール拾上げ具の説明図(正面図)である。
図2】ボール把持部を先端から見た説明図(左側面図)である。
図3】ボール把持部の説明図(正面図)である。
図4】ボール放出機構の説明図である。
図5】保持部10の断面図である。
図6】放出機構先端部の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、各図面を参照して、本発明に係るボール拾上げ具の一実施形態について説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定されるものではない。
【実施例0022】
図1はボール拾上げ具の説明図(正面図)である。図1に示すように、ボール拾上げ具は棒状の保持部10とボール把持部30、持ち手50からなる。
【0023】
保持部10は管状であり、その管状の部分の内部には、ボール放出機構を備えている。ボール把持部30は、保持部の先端に固定された3個の弾性を有するリング状の線材よりなる。
【0024】
持ち手50は保持部10の末端に設けられた鍔11とボール放出機構の芯材押し込み部71により構成されており、ボール拾上げ具を使用する際に手で握る部分となる。
【0025】
図2はボール把持部30を先端から見た説明図(左側面図)である。図3はボール把持部30の正面図である。図2図3に示すようにボール把持部30は弾性を有する線材からなるリング31a、31b、31cを有し、リング31a、リング31b、リング31cが保持部10の先端の方向から見たときに略正三角形の各辺を形成するように配置されており、リング31aの保持部10の長手方向に直交する方向の一方の端部E1aが、隣り合うリング31bの内側に入り込み、他方の端部E2aにおいては、リング31aの内部に、他方の側で隣り合うリング31cの端部E1cが入り込むように配置されている。
【0026】
同様に、リング31bの保持部10の長手方向に直交する方向の一方の端部E1bが、隣り合うリング31cの内側に入り込み、他方の端部E2bにおいては、リング31bの内部に、他方の側で隣り合うリング31aの端部E1aが入り込むように配置されている。
【0027】
同様に、リング31cの保持部10の長手方向に直交する方向の一方の端部E1cが、隣り合うリング31aの内側に入り込み、他方の端部E2cにおいては、リング31cの内部に、他方の側で隣り合うリング31bの端部E1bが入り込むように配置されている。
【0028】
リング31(31a、31b、31c)がこのように配置されることで、リングそれぞれが、一方の端部においては隣のリングを外側から押さえるとともに、他方の端部においては隣のリングにより外側から押さえられることになるので、ボール把持部30が拾い上げ対象のボールに押し付けられたときに、リング31(31a、31b、31c)がボールに押しのけられて外側に広がりすぎることを効果的に抑制することができる。
【0029】
また、保持部10の先端の方向から見たときにボール把持部30を構成するリング31(31a、31b、31c)が形成する略正三角形の中心から各辺までの距離(すなわち例えば、当該略正三角形に内接する円の半径)は、把持対象のボールの半径より短く、図3に示すとおり、放出機構先端部90は、ボールが把持された際に、ボールに当接する位置に配置されていることがより好ましい。
【0030】
このような形状にすることでボール把持部30からボールが抜け出ることを防止して、ボールを確実に把持し続けることができる。
【0031】
また、ボール把持部30は保持部10に着脱自在に固定されていることが更に好ましい。リング31の径の長さが第1の長さである第1のボール把持部と、リング31の径の長さが第1の長さと異なる第2の長さである第2のボール把持部と、を備えることで、ボール把持部30を付け替えて、例えばゴルフボールのみならず、パークゴルフ等の直径の違うボールを使用する競技のボール拾上げ具としても使用することができる。
【0032】
図4はボール放出機構を保持部から取り外した状態のボール放出機構の説明図である。図5は保持部10の断面図である。図5に示すように保持部10の内部は管状である。そして、図4に示すようにボール放出機構は、保持部10の先端部から末端部にわたって管状の部分の内部を保持部10の長手方向に移動自在に配置される芯材70と、芯材70の末端部に設けられ、ばね73とばね保持部75を備えた芯材押し込み部71と、芯材70の先端部に設けられた放出機構先端部90と、を有する。
【0033】
ばね73は、ばね保持部75により固定されており、ボール放出機構によりボールを押し出す動作に伴って押し縮められる。そして、ばね73の復元力により、ボールを押し出すためにボール拾上げ具の先端側に移動した後の芯材70を、真直ぐ元の位置へ戻すことができる。
【0034】
このようなボール放出機構が存在することで、拾上げたボールを押し出す際、ボールを地面に再度セットするなどの操作を行うことができる。
【0035】
図6は放出機構先端部90の斜視図である。図6に示すように放出機構先端部90には、例えばそれぞれが弓なりに湾曲した線状の複数の弾性部材91の一方の端部が束ねられるようにして固定されており、他方の端部が保持部10の先端の方向(図中の左側)から見たときに中心から放射状に外側に向けて広がるよう配置されている。
【0036】
このような形状にすることで拾上げたボールを放出する際に、放出機構先端部90に固定された弾性部材91の弾性によりボールを優しく押し出すことができるので、ボールを放出する際に、勢いよく飛び出してしまうことが抑制できる。
【0037】
<ボール拾上げ具の使用方法>
本発明のボール拾上げ具の使用方法は以下のとおりである。すなわち持ち手50を手で握り、ボール把持部30の先端側からボール把持部30をボールに押し当てると、ボールが通り抜けられる大きさとなるまでリング31が形成する略正三角形部分が外側にやや押し広げられてボールが通り抜ける。その後、リング31が形成する略正三角形部分が元の大きさに戻ることで、ボール把持部30内にボールが把持される。
【0038】
そして、把持されたボールを放出するときは、芯材押し込み部71を保持部の鍔11の方向に近づけることで、ボール把持部30内のボールは、押し出される方向に移動し、それに伴ってリング31が形成する略正三角形部分が、ボールが通り抜けられる大きさとなるまで外側にやや押し広げられてボールが通り抜けることにより、ボール把持部30内からボールが放出される。
【0039】
<その他の実施形態>
以上、本発明の実施形態の一例について説明したが、これに限定されず、種々の変更が可能である。
【0040】
すなわち例えば放出機構先端部90は弾性部材91の端部が保持部10の先端の方向から見たときに中心から放射状に外側に広がるよう配置されていなくても良く、ボールに一点が当接する形状、例えば板状であっても良い。また、ボール放出機構は、ボールを押し出す機構に限定されず、ボール放出機構の操作に応じてリング31が、ボールが通り抜けられる大きさまで開いてボールを放出する機構でもよい。
【符号の説明】
【0041】
10 保持部
11 鍔
30 ボール把持部
31 リング
50 持ち手
70 芯材
71 芯材押し込み部
73 ばね
75 ばね保持部
90 放出機構先端部
91 弾性部材
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【手続補正書】
【提出日】2021-10-19
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
棒状の保持部と、
前記保持部の先端に固定された3個の、弾性を有するリング状の線材よりなるボール把持部と、を備え、
前記ボール把持部を構成する前記3個のリング状の線材のそれぞれは、
前記保持部の先端の方向から見たときに略正三角形の各辺を形成するように配置されており、
前記保持部の側方から見たときの該保持部の長手方向に直交する方向の一方の端部が、該一方の側で隣り合う他の1つの前記線材が形成するリングの内側に入り込み、
他方の端部においては、前記線材が形成するリングの内部に、該他方の側で隣り合う他の1つの前記線材の端部が入り込むように、配置されている
ことを特徴とするボール拾上げ具。
【請求項2】
請求項1に記載のボール拾上げ具において、
前記保持部は管状であり、その管状の部分の内部には、ボール放出機構を備えており、
前記ボール放出機構は、
前記保持部の先端部から末端部にわたって前記管状の部分の内部を該保持部の長手方向に移動自在に配置された芯材と、該芯材の末端部に当接するように該保持部の末端部に設けられた芯材押し込み部と、を有し、
前記芯材は、前記芯材押し込み部により押し込まれることで前記ボール把持部の側に移動して、拾い上げたボールを前記保持部から放出するように構成されている
ことを特徴とするボール拾上げ具。
【請求項3】
請求項に記載のボール拾上げ具において、
前記ボール放出機構の先端部は、それぞれが弓なりに湾曲した、線状又は板状の複数の弾性部材よりなり、
前記複数の弾性部材は、一方の端部が前記芯材に固定されており、他方の端部が前記保持部の先端の方向から見たときに中心から放射状に外側に向けて広がるよう配置されている
ことを特徴とするボール拾上げ具。
【請求項4】
請求項2又は3に記載のボール拾上げ具において、
前記保持部の先端の方向から見たときに前記ボール把持部を構成する前記3個のリング状の線材が形成する略正三角形の中心から各辺までの距離は、把持対象のボールの半径より短く、
前記ボール放出機構の先端部は、前記ボールが把持された際に、該ボールに当接する位置に配置されている
ことを特徴とするボール拾上げ具。
【請求項5】
請求項1~4の何れかに記載のボール拾上げ具において、
前記リング状の線材が形成するリングの径の長さが第1の長さである第1の前記ボール把持部と、
前記リング状の線材が形成するリングの径の長さが第2の長さである第2の前記ボール把持部と、を備えており、
前記ボール把持部は前記保持部に着脱自在に固定されている
ことを特徴とするボール拾上げ具。