(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023020311
(43)【公開日】2023-02-09
(54)【発明の名称】プログラム、情報処理方法および端末
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/02 20120101AFI20230202BHJP
G06Q 50/12 20120101ALI20230202BHJP
H04L 51/04 20220101ALI20230202BHJP
【FI】
G06Q10/02
G06Q50/12
H04L51/04
【審査請求】有
【請求項の数】17
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021125602
(22)【出願日】2021-07-30
(71)【出願人】
【識別番号】321003371
【氏名又は名称】LINE株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】滝 由貴
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA03
5L049CC24
(57)【要約】
【課題】複数のユーザを容易に予約することができるプログラム、情報処理方法および端末を提供する。
【解決手段】サーバと通信する端末によって実行されるプログラムであって、端末から予約に関する予約情報をサーバに端末の通信部によって送信することと、予約情報の送信に基づき、予約の予約完了通知と、予約の参加者を入力するための情報とを通信部によって受信することと、参加者を入力するための情報を、端末のユーザとは異なる第1ユーザの端末が取得可能にする処理を端末の制御部によって行うこととが端末によって実行される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバと通信する端末によって実行されるプログラムであって、
前記端末から予約に関する予約情報を前記サーバに前記端末の通信部によって送信することと、
前記予約情報の送信に基づき、前記予約の予約完了通知と、前記予約の参加者を入力するための情報とを前記通信部によって受信することと、
前記参加者を入力するための情報を、前記端末のユーザとは異なる第1ユーザの端末が取得可能にする処理を前記端末の制御部によって行うこととが前記端末によって実行される。
【請求項2】
請求項1に記載のプログラムであって、
前記取得可能にする処理は、前記参加者を入力するための情報を、前記第1ユーザの端末に送信する処理を含む。
【請求項3】
請求項2に記載のプログラムであって、
前記取得可能にする処理は、前記参加者を入力するための情報を、前記端末の近距離通信部によって前記第1ユーザの端末に送信する処理を含む。
【請求項4】
請求項2に記載のプログラムであって、
前記取得可能にする処理は、前記端末のユーザと、前記第1ユーザとを含むチャットルームに前記参加者を入力するための情報を送信する処理を含む。
【請求項5】
請求項4に記載のプログラムであって、
前記参加者を入力するための情報は、前記予約完了通知が前記ユーザによって前記チャットルームに送信されることによって、前記チャットルームに送信される。
【請求項6】
請求項5に記載のプログラムであって、
前記参加者を入力するための情報に基づき、前記ユーザによって入力された、前記参加者の情報である参加者情報を前記通信部によって前記サーバに送信することが前記端末によって実行される。
【請求項7】
請求項6に記載のプログラムであって、
前記ユーザによって前記参加者を入力するための情報が入力される場合、リストを前記端末の表示部に表示する制御を前記制御部によって行い、前記予約完了通知が前記ユーザによって前記チャットルームに送信された場合、前記第1ユーザの情報、または前記第1ユーザと前記ユーザとを含む前記チャットルームのグループの情報を前記リストの最上段に表示する制御を前記制御部によって行うことが前記端末によって実行される。
【請求項8】
請求項1に記載のプログラムであって、
前記取得可能にする処理は、前記参加者を入力するための情報を含むコード情報を前記端末の表示部に表示する処理を含む。
【請求項9】
請求項8に記載のプログラムであって、
前記コード情報は、前記第1ユーザの端末によって読み取られ、
前記サーバは、前記参加者を入力するための情報に基づき、前記第1ユーザの端末によって入力された、前記参加者の情報である参加者情報を受信する。
【請求項10】
請求項8または請求項9に記載のプログラムであって、
前記参加者を入力するための情報に基づき、前記ユーザによって入力された、前記参加者の情報である参加者情報を前記通信部によって前記サーバに送信することが前記端末によって実行される。
【請求項11】
請求項10に記載のプログラムであって、
前記参加者情報は、前記予約を行った前記ユーザが入力する場合、前記参加者として前記ユーザ以外も入力可能であり、前記ユーザとは異なる前記第1ユーザが入力する場合、前記参加者として前記第1ユーザ以外を入力することができない。
【請求項12】
請求項1から請求項11のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記予約に基づいて、前記端末のユーザに対して設定されたポイントが関連付けられたことを示す情報を前記通信部によって受信することが前記端末によって実行される。
【請求項13】
請求項12に記載のプログラムであって、
設定された前記ポイントは、前記ユーザが入力した予定参加人数と、前記参加者を入力するための情報に基づき入力された参加者の情報である参加者情報に基づく人数の情報と、に基づいて決定される。
【請求項14】
請求項12に記載のプログラムであって、
前記設定されたポイントは、前記予約の予約先によって入力された参加人数と、前記参加者を入力するための情報に基づき入力された参加者の情報である参加者情報に基づく人数の情報と、に基づいて決定される。
【請求項15】
請求項14に記載のプログラムであって、
前記参加人数が前記参加者情報によって取得された人数よりも少ない場合、前記参加者を削減することに関する情報を前記通信部によって受信することが前記端末によって実行される。
【請求項16】
サーバと通信する端末の情報処理方法であって、
前記端末から予約に関する予約情報を前記サーバに前記端末の通信部によって送信することと、
前記予約情報の送信に基づき、前記予約の予約完了通知と、前記予約の参加者を入力するための情報とを前記通信部によって受信することと、
前記参加者を入力するための情報を、前記端末のユーザとは異なる第1ユーザの端末が取得可能にする処理を前記端末の制御部によって行うこととを含む。
【請求項17】
サーバと通信する端末であって、
前記端末から予約に関する予約情報を前記サーバに送信し、前記予約情報の送信に基づき、前記予約の予約完了通知と、前記予約の参加者を入力するための情報とを受信する通信部と、
前記参加者を入力するための情報を、前記端末のユーザとは異なる第1ユーザの端末が取得可能にする処理を行う制御部とを備える。
【請求項18】
サーバと通信する端末によって実行されるプログラムであって、
前記予約の予約完了通知と、前記予約の参加者を入力するための情報とを前記サーバから受信した第1端末から、前記参加者を入力するための情報を前記端末の制御部によって取得することと、
取得された前記参加者を入力するための情報に入力された、前記参加者の情報である参加者情報を前記サーバに送信することとが前記端末によって実行される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、プログラム、情報処理方法および端末に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、飲食店の利用などについて、ユーザの端末から飲食店等を予約するサービスが実用化されている。例えば、特許文献1には、利用者が予約サーバにアクセスしてチケット等の販売の予約を行い、予約サーバが暗号化された予約情報を利用者の端末に通知する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【0004】
本発明の第1の態様によると、サーバと通信する端末によって実行されるプログラムであって、端末から予約に関する予約情報をサーバに端末の通信部によって送信することと、予約情報の送信に基づき、予約の予約完了通知と、予約の参加者を入力するための情報とを通信部によって受信することと、参加者を入力するための情報を、端末のユーザとは異なる第1ユーザの端末が取得可能にする処理を端末の制御部によって行うこととが端末によって実行される。
本発明の第2の態様によると、サーバと通信する端末の情報処理方法であって、端末から予約に関する予約情報をサーバに端末の通信部によって送信することと、予約情報の送信に基づき、予約の予約完了通知と、予約の参加者を入力するための情報とを通信部によって受信することと、参加者を入力するための情報を、端末のユーザとは異なる第1ユーザの端末が取得可能にする処理を端末の制御部によって行うこととを含む。
本発明の第3の態様によると、サーバと通信する端末であって、端末から予約に関する予約情報をサーバに送信し、予約情報の送信に基づき、予約の予約完了通知と、予約の参加者を入力するための情報とを受信する通信部と、参加者を入力するための情報を、端末のユーザとは異なる第1ユーザの端末が取得可能にする処理を行う制御部とを備える。
本発明の第4の態様によると、サーバと通信する端末によって実行されるプログラムであって、予約の予約完了通知と、予約の参加者を入力するための情報とをサーバから受信した第1端末から、参加者を入力するための情報を端末の制御部によって取得することと、取得された参加者を入力するための情報に入力された、参加者の情報である参加者情報をサーバに送信することとが端末によって実行される。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【
図1】実施形態の一態様におけるシステムの構成の一例を示す図。
【
図2】実施形態の一態様における代表者端末の構成の一例を示す図。
【
図3】第1実施形態に係るサーバの制御部により実現される機能の一例を示す図。
【
図4】第1実施形態に係るサーバの記憶部に記憶される情報の一例を示す図。
【
図5】第1実施形態に係る代表者端末の制御部により実現される機能の一例を示す図。
【
図6】第1実施形態に係る代表者端末の記憶部に記憶される情報の一例を示す図。
【
図7】第1実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図8】代表者端末に送信された予約完了通知と参加者入力用情報の一例を示す図。
【
図9】代表者端末において参加者情報を入力する一例を示す図。
【
図10】グループに含まれる全てのユーザを選択する一例を示す図。
【
図11】第1実施形態の変形例においてユーザをリストにして表示した一例を示す図。
【
図12】第2実施形態に係る参加者端末の制御部により実現される機能の一例を示す図。
【
図13】第2実施形態に係る参加者端末の記憶部に記憶される情報の一例を示す図。
【
図14】第2実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図15】参加者端末に送信された予約完了通知と参加者入力用情報の一例を示す図。
【
図16】参加者端末において参加者情報を入力する一例を示す図。
【
図17】第3実施形態においてコード情報を参加者端末で読み取る様子の一例を示す図。
【
図18】第3実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図19】第4実施形態に係るサーバの制御部により実現される機能の一例を示す図。
【
図20】第4実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図21】第4実施形態において参加者端末に表示されたポイント情報の一例を示す図。
【
図22】第4実施形態の変形例においてポイントを関連づける一例を示す図。
【
図23】第5実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図24】第5実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図25】第5変形例(2)に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図26】第5変形例(3)に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図27】第5変形例(4)に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図28】第6実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図29】第6実施形態において代表者端末に送信された予約完了通知と参加者入力用情報の一例を示す図。
【
図30】参加者入力用情報のリストにおいてグループの順序を変更する様子の一例を示す図。
【
図31】第6実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図32】第8実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図33】第9実施形態においてサーバが予約先の複数のサービスプランを表示する従来例を示す図。
【
図34】第9実施形態に係るサーバが予約先の複数のサービスプランを表示する一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0006】
<法的事項の遵守>
本明細書に記載の開示は、通信の秘密など、本開示の実施に必要な実施国の法的事項遵守を前提とすることに留意されたい。
【0007】
本開示に係るサーバ、情報処理方法およびプログラムを実施するための実施形態について、図面を参照して説明する。
【0008】
[システム構成]
図1は、本開示の一実施形態に係るサーバを備えたシステム1の構成を示す。
図1に開示されるように、システム1では、ネットワーク30を介してサーバ10と、代表者端末20と、参加者端末40(参加者端末40A、参加者端末40B、・・・)と、予約先装置50とが接続される。
【0009】
サーバ10は、ネットワーク30を介して、代表者端末20、参加者端末40および予約先装置50と通信する機能を有する。なお、サーバ10に接続される代表者端末20、参加者端末40および予約先装置50の数は限定されない。
【0010】
ネットワーク30は、1以上のサーバ10と、1以上の代表者端末20と、1以上の参加者端末40と、1以上の予約先装置50とを接続する役割を担う。すなわち、ネットワーク30は、上記の各種の装置の間でデータを送受信することができるように接続経路を提供する通信網を意味する。
【0011】
ネットワーク30のうちの1つまたは複数の部分は、有線ネットワークや無線ネットワークであってもよいし、そうでなくてもよい。ネットワーク30は、限定ではなく例として、アドホック・ネットワーク(ad hoc network)、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベート・ネットワーク(virtual private network:VPN)、ローカル・エリア・ネットワーク(local area network:LAN)、ワイヤレスLAN(wireless LAN:WLAN)、広域ネットワーク(wide area network:WAN)、ワイヤレスWAN(wireless WAN:WWAN)、大都市圏ネットワーク(metropolitan area network:MAN)、インターネットの一部、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)の一部、携帯電話網、ISDN(integrated service digital networks)、無線LAN、LTE(long term evolution)、CDMA(code division multiple access)、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、衛星通信など、または、これらの2つ以上の組合せを含むことができる。ネットワーク30は、1つまたは複数のネットワーク30を含むことができる。
【0012】
代表者端末20は、予約を行うユーザR(代表者)が利用する端末であり、本開示の第1端末を構成する。この代表者端末20は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理端末であればどのような端末であってもよい。代表者端末20は、限定ではなく例として、スマートフォン、携帯電話(フィーチャーフォン)、コンピュータ(限定ではなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定ではなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定ではなく例として、PDA・(personal digital assistant)、電子メールクライアントなど)、ウェアラブル端末(メガネ型デバイス、時計型デバイスなど)、または他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、代表者端末20は情報処理端末と表現されてもよい。
【0013】
なお、予約を行うユーザRは、1人に限定されず、複数人でもよい。ユーザRが複数人の場合には、複数の代表者端末20が存在することになる。
【0014】
参加者端末40(参加者端末40A、参加者端末40B、参加者端末40C、・・・)(限定ではなく参加者端末の一例)は、ユーザRと異なるユーザA、ユーザB、ユーザC、・・・が利用する端末であり、本開示の第2端末を構成する。この参加者端末40は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理端末であればどのような端末であってもよい。
なお、参加者端末40は、代表者端末20と同じ端末であってもよいし、異なる端末であってもよく、異なる端末である場合には少なくとも一部の機能を除去してもよい。このように、参加者端末40は、代表者端末20と同様に構成することができるため、再度の説明を省略する。
【0015】
また、必要に応じて、代表者端末20および参加者端末40にそれぞれ対応付けられた、所定のサービスにおけるユーザ情報をユーザ情報Xと表現する。なお、ユーザ情報とは、所定のサービスにおいてユーザが利用するアカウントに対応付けられたユーザの情報である。ユーザ情報は、限定ではなく例として、ユーザにより入力される、または、所定のサービスにより付与される、ユーザの名前、ユーザのアイコン画像、ユーザの年齢、ユーザの性別、ユーザの住所、ユーザの趣味趣向、ユーザの識別子、ユーザの友達、知り合い等のリストなどのユーザに対応付けられた情報を含み、これらのいずれか一つまたは、組み合わせであってもよいし、そうでなくてもよい。
【0016】
予約先装置50は、ユーザRが予約する予約先(飲食店など)の従業員などが利用する装置であり、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理装置であればどのような装置であってもよい。
【0017】
[各装置のハードウェア(HW)構成]
システム1に含まれる各装置のHW構成について説明する。
【0018】
(1)代表者端末のHW構成
図1には、代表者端末20のHW構成の一例を示している。
代表者端末20は、制御部21(CPU:central processing unit(中央処理装置))、記憶部28、通信部22、入出力部23、表示部24、マイク25、スピーカ26、カメラ27を備える。代表者端末20のHWの各構成要素は、限定でなく例として、バスを介して相互に接続される。なお、代表者端末20のHW構成として、すべての構成要素を含むことは必須ではない。限定でなく例として、代表者端末20は、マイク25、カメラ27等、個々の構成要素、または複数の構成要素を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0019】
通信部22は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信部22は、ネットワーク30を介して、サーバ10等の各種装置との通信を実行する機能を有する。通信部22は、各種データを制御部21からの指示に従って、サーバ10等の各種装置に送信する。また、通信部22は、サーバ10等の各種装置から送信された各種データを受信し、制御部21に伝達する。また、通信部22が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
【0020】
入出力部23は、代表者端末20に対する各種操作を入力する装置、および、代表者端末20で処理された処理結果を出力する装置を含む。入出力部23は、入力部と出力部が一体化していてもよいし、入力部と出力部に分離していてもよいし、そうでなくてもよい。
【0021】
入力部は、ユーザからの入力を受け付けて、入力に係る情報を制御部21に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入力部は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、キーボード等のハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイス、カメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含む。
【0022】
出力部は、制御部21で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力部は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、スピーカ(音声出力)、レンズ(限定でなく例として3D(three dimensions)出力や、ホログラム出力)、プリンターなどを含む。
【0023】
表示部24は、フレームバッファに書き込まれた表示データに従って、表示することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。表示部24は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、モニタ(限定でなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))、ヘッドマウントディスプレイ(HDM:Head Mounted Display)、プロジェクションマッピング、ホログラム、空気中など(真空であってもよいし、そうでなくてもよい)に画像やテキスト情報等を表示可能な装置を含む。なお、これらの表示部24は、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0024】
入出力部23がタッチパネルの場合、入出力部23と表示部24とは、略同一の大きさおよび形状で対向して配置されていてもよい。
【0025】
制御部21は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定でなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。そのため、制御部21は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0026】
制御部21は、限定でなく例として、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(application-specific integrated circuit)、FPGA(field programmable gate array)を含む。
【0027】
記憶部28は、代表者端末20が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部28は、限定でなく例として、HDD(hard disk drive)、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)など各種の記憶媒体を含む。また、記憶部28は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0028】
代表者端末20は、プログラムを記憶部28に記憶し、このプログラムを実行することで、制御部21が、制御部21に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部28に記憶されるプログラムは、代表者端末20に、制御部21が実行する各機能を実現させる。また、このプログラムは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0029】
マイク25は、音声データの入力に利用される。スピーカ26は、音声データの出力に利用される。カメラ27は、動画像データの取得に利用される。
【0030】
(2)サーバのHW構成
図1には、サーバ10のHW構成の一例を示している。
サーバ10は、限定ではなく例として、制御部11(CPU)、記憶部15、通信部14、入出力部12、ディスプレイ13を備える。サーバ10のHWの各構成要素は、限定ではなく例として、バスを介して相互に接続される。なお、サーバ10のHWは、全ての構成要素を含むことは必須ではない。限定ではなく例として、サーバ10のHWは、ディスプレイ13を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0031】
制御部11は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定ではなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。
【0032】
制御部11は、代表的には中央処理装置(CPU)であり、その他にマイクロプロセッサ、プロセッサコア、マルチプロセッサ、ASIC、FPGAであってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、制御部11は、これらに限定されない。
【0033】
記憶部15は、サーバ10が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部15は、HDD、SSD、フラッシュメモリなど各種の記憶媒体により実現される。ただし、本開示において、記憶部15は、これらに限定されない。また、記憶部15は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0034】
通信部14は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信部14は、ネットワーク30を介して、代表者端末20等の各種装置との通信を実行する機能を有する。通信部14は、各種データを制御部11からの指示に従って、代表者端末20等の各種装置に送信する。また、通信部14は、代表者端末20等の各種装置から送信された各種データを受信し、制御部11に伝達する。また、通信部14が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合がある。
【0035】
入出力部12は、サーバ10に対する各種操作を入力する装置により実現される。入出力部12は、ユーザからの入力を受け付けて、入力に係る情報を制御部11に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入出力部12は、代表的にはキーボード等に代表されるハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイスで実現される。なお、入出力部12は、限定ではなく例として、タッチパネルやカメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含んでいてもよいし、そうでなくてもよい。ただし、本開示において、入出力部12は、これらに限定されない。
【0036】
ディスプレイ13は、代表的にはモニタ(限定でなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))で実現される。なお、ディスプレイ13は、ヘッドマウントディスプレイ(HDM)などであってもよいし、そうでなくてもよい。なお、これらのディスプレイ13は、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、ディスプレイ13は、これらに限定されない。
【0037】
(3)参加者端末のHW構成
図1には、参加者端末40のHW構成の一例を示している。なお、参加者端末40A、参加者端末40Bおよび参加者端末40Cの構成は基本的には同一であるため、以下の説明においては、参加者端末40について説明する。
参加者端末40は、制御部41(CPU)、記憶部48、通信部42、入出力部43、表示部44、マイク45、スピーカ46、カメラ47を備える。参加者端末40のHWの各構成要素は、限定でなく例として、バスを介して相互に接続される。なお、参加者端末40のHW構成として、すべての構成要素を含むことは必須ではない。限定でなく例として、参加者端末40は、マイク45、カメラ47等、個々の構成要素、または複数の構成要素を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0038】
なお、参加者端末40に含まれる上記の各構成要素や機能部を実現するためのHWや部品等については、代表者端末20と同様に構成することができる。このため、以下では再度の説明を省略する。
【0039】
(4)予約先装置のHW構成
図2には、予約先装置50のHW構成の一例を示している。
予約先装置50は、制御部51(CPU)、記憶部58、通信部52、入出力部53、表示部54、マイク55、スピーカ56、カメラ57を備える。予約先装置50のHWの各構成要素は、限定でなく例として、バスを介して相互に接続される。なお、予約先装置50のHW構成として、すべての構成要素を含むことは必須ではない。限定でなく例として、予約先装置50は、マイク55、カメラ57等、個々の構成要素、または複数の構成要素を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0040】
なお、予約先装置50に含まれる上記の各構成要素や機能部を実現するためのHWや部品等については、代表者端末20と同様に構成することができる。このため、以下では再度の説明を省略する。
【0041】
(5)その他
サーバ10は、プログラムを記憶部15に記憶し、このプログラムを実行することで、制御部11が、制御部11に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部15に記憶されるプログラムは、サーバ10に、制御部11が実行する各機能を実現させる。このプログラムは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0042】
本開示の各実施形態においては、サーバ10、代表者端末20、参加者端末40および/または予約先装置50のCPUがプログラムを実行することにより、実現するものとして説明する。
【0043】
なお、サーバ10の制御部11、代表者端末20の制御部21、参加者端末40の制御部41および/または予約先装置50の制御部51は、制御回路を有するCPUだけでなく、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって各処理を実現してもよいし、そうでなくてもよい。また、これらの回路は、1または複数の集積回路により実現されてよく、各実施形態に示す複数の処理を1つの集積回路により実現されることとしてもよいし、そうでなくてもよい。また、LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIなどと呼称されることもある。そのため、制御部11、21、41および51は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0044】
また、本開示の各実施形態のプログラム(限定でなく例として、ソフトウェアプログラム、コンピュータプログラム、またはプログラムモジュール)は、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよいし、されなくてもよい。記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムを記憶可能である。また、プログラムは、本開示の各実施形態の機能の一部を実現するためのものであってもよいし、そうでなくてもよい。さらに、本開示の各実施形態の機能を記憶媒体にすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0045】
記憶媒体は、1つまたは複数の半導体ベースの、または他の集積回路(IC)(限定でなく例として、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)または特定用途向けIC(ASIC)など)、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピィ・ディスケット、フロッピィ・ディスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、固体ドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュア・デジタル・カード、またはドライブ、任意の他の適切な記憶媒体、またはこれらの2つ以上の適切な組合せを含むことができる。記憶媒体は、適切な場合、揮発性、不揮発性、または揮発性と不揮発性の組合せでよい。なお、記憶媒体はこれらの例に限られず、プログラムを記憶可能であれば、どのようなデバイスまたは媒体であってもよい。また、記憶媒体をメモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0046】
サーバ10、代表者端末20、参加者端末40および/または予約先装置50は、記憶媒体に記憶されたプログラムを読み出し、読み出したプログラムを実行することによって、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現することができる。
【0047】
また、本開示のプログラムは、プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して、サーバ10、代表者端末20、参加者端末40および/または予約先装置50に提供されてもよいし、されなくてもよい。サーバ10、代表者端末20、参加者端末40および/または予約先装置50は、限定ではなく例として、インターネット等を介してダウンロードしたプログラムを実行することにより、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現する。
【0048】
また、本開示の各実施形態は、プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
サーバ10、代表者端末20、参加者端末40および/または予約先装置50における処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよいし、そうでなくてもよい。
代表者端末20、参加者端末40および/または予約先装置50における処理の少なくとも一部を、サーバ10により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、代表者端末20の制御部21、参加者端末40の制御部41および/または予約先装置50の制御部51の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、サーバ10で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
サーバ10における処理の少なくとも一部を、代表者端末20、参加者端末40および/または予約先装置50により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、サーバ10の制御部11の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、代表者端末20、参加者端末40および/または予約先装置50で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
明示的な言及のない限り、本開示の実施形態における判定の構成は必須でなく、判定条件を満たした場合に所定の処理が動作されたり、判定条件を満たさない場合に所定の処理がされたりしてもよいし、そうでなくてもよい。
【0049】
なお、本開示のプログラムは、限定でなく例として、ActionScript、JavaScript(登録商標)などのスクリプト言語、Objective-C、Java(登録商標)などのオブジェクト指向プログラミング言語、HTML5などのマークアップ言語などを用いて実装される。
【0050】
また、繰り返しとなるが、本開示における各種プログラムや各種データは、コンピュータ読取可能な記憶媒体(記録媒体)に記憶(記録)させておくことができる。この記憶媒体には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等の各種の記憶媒体が含まれる。
【0051】
<第1実施形態>
近年、ユーザの端末から予約するサービスが普及している。一方、サーバ10や代表者端末20には、予約を行うユーザRの情報だけでなく、予約に参加するユーザAなどの情報も保存されている。このため、サーバ10や代表者端末20に保存された複数のユーザの情報を利用して予約サービスを向上することが可能になってきている。
【0052】
第1実施形態では、限定ではなく例として、代表者端末20が、予約の参加者を入力するための参加者入力用情報を受信し、参加者入力用情報に基づき、ユーザRによって入力された、参加者の情報である参加者情報を通信部22によってサーバ10に送信する。
第1実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0053】
<機能構成>
(1)サーバの機能構成
図3は、本実施形態におけるサーバ10の制御部11により実現される機能の一例を示す図である。
サーバ10は、制御部11により実現される機能として、サーバメイン処理部111と、予約完了通知生成部112と、参加者入力用情報生成部113とを有する。
【0054】
サーバメイン処理部111は、記憶部15に記憶されているサーバメイン処理プログラム151に従って、サーバ10を統括的に制御するための処理であるサーバメイン処理を実行する機能を有している。ここで、サーバメイン処理部111は、代表者端末20から予約に関する予約情報を通信部14によって受信すると、その予約情報の受信に基づき、予約が完了したことを示す予約完了通知と、予約の参加者を入力するための参加者入力用情報とを通信部14によって代表者端末20に送信する制御を行う。そして、サーバメイン処理部111は、参加者入力用情報に入力された、参加者の情報である参加者情報を通信部14によって受信する制御を行う。
なお、予約情報は、限定ではなく例として、予約先の識別情報(名称、住所、識別番号など)、予約日時、予定参加人数(予約の人数)、代表者端末20の識別情報などが含まれる。
【0055】
予約完了通知生成部112は、記憶部15に記憶されている予約完了通知生成プログラム1511に従って、ユーザに対して予約の完了を示す予約完了通知を生成するための処理である予約完了通知生成処理を実行する。このとき、予約完了通知生成部112は、限定ではなく例として、代表者端末20から受信した予約情報と、記憶部15に記憶されている予約先情報152とに基づいて、予約先を検索し、その予約先がユーザの予定参加人数(予約の人数)を予約日時に受け入れ可能か否かを判定する。そして、予約完了通知生成部112は、予約先が予定参加人数を受け入れ可能な場合に予約完了通知を生成する。
【0056】
参加者入力用情報生成部113は、記憶部15に記憶されている参加者入力用情報生成プログラム1512に従って、参加者入力用情報を生成するための処理である参加者入力用情報生成処理を実行する。このとき、参加者入力用情報生成部113は、限定ではなく例として、記憶部15に記憶されているユーザ情報153に基づいて、代表者端末20に保存されているユーザA、ユーザB、ユーザC、・・・を検索し、そのユーザA、ユーザB、ユーザC、・・・をユーザRが選択的に入力するための情報を生成する。
【0057】
図4は、本実施形態におけるサーバ10の記憶部15に記憶される情報の一例を示す図である。
記憶部15には、限定ではなく例として、制御部11により読み出されて、サーバメイン処理として実行されるサーバメイン処理プログラム151が記憶される。
また、サーバメイン処理プログラム151は、限定ではなく例として、制御部11により読み出されて、予約完了通知生成処理として実行される予約完了通知生成プログラム1511をサブルーチンプログラムとして含む。
また、サーバメイン処理プログラム151は、限定ではなく例として、制御部11により読み出されて、参加者入力用情報生成処理として実行される参加者入力用情報生成プログラム1512をサブルーチンプログラムとして含む。
【0058】
また、記憶部15には、限定ではなく例として、予約先情報152、ユーザ情報153が記憶される。
【0059】
予約先情報152は、予約先の検索やデータのやり取りなどを行うための情報である。予約先情報152は、限定ではなく例として、予約先の識別情報(名称、住所、識別番号など)、予約可能人数、アクセス情報(IPアドレス、メールアドレス)などが含まれる。
【0060】
ユーザ情報153は、ユーザの抽出などを行うための情報である。ユーザ情報153は、限定ではなく例として、代表者端末20および参加者端末40の識別情報(ユーザの名前、識別番号)、チャットに関する識別情報(アクセス情報など)、ユーザの友達、知り合い等のリストが含まれる。
【0061】
(2)代表者端末の機能構成
図5は、本実施形態における代表者端末20の制御部21により実現される機能の一例を示す図である。
代表者端末20は、制御部21により実現される機能として、代表者端末メイン処理部211と、参加者情報処理部212とを有する。
【0062】
代表者端末メイン処理部211は、記憶部28に記憶されている代表者端末メイン処理プログラム281に従って、代表者端末20を統括的に制御するための処理である代表者端末メイン処理を実行する機能を有している。ここで、代表者端末メイン処理部211は、予約に関する予約情報をサーバ10に通信部22によって送信する制御を行う。続いて、代表者端末メイン処理部211は、予約情報の送信に基づき、予約の予約完了通知と、参加者入力用情報とを通信部22によって受信する制御を行う。そして、代表者端末メイン処理部211は、参加者情報処理部212において参加者入力用情報に入力された参加者情報を通信部22によってサーバ10に送信する制御を行う。
【0063】
また、参加者情報処理部212は、記憶部28に記憶されている参加者情報処理プログラム2811に従って、参加者入力用情報に、ユーザRによって入力された参加者情報を入力する処理である参加者情報処理を実行する。
【0064】
図6は、本実施形態における代表者端末20の記憶部28に記憶される情報の一例を示す図である。
記憶部28には、限定ではなく例として、制御部21により読み出されて、代表者端末メイン処理として実行される代表者端末メイン処理プログラム281が記憶される。
また、代表者端末メイン処理プログラム281は、限定ではなく例として、制御部21により読み出されて、参加者情報処理として実行される参加者情報処理プログラム2811をサブルーチンプログラムとして含む。
【0065】
また、記憶部28には、限定ではなく例として、参加者情報282が記憶される。
参加者情報282は、限定ではなく例として、予約に参加する参加者を特定可能な情報を含む。特定可能な情報は、限定ではなく例として、参加者の識別情報を含む。
【0066】
<情報処理>
図7は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。左側から順に、代表者端末20の制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11が実行する処理の一例をそれぞれ示している。
【0067】
各処理における各ステップをアルファベットの大文字と数字の組み合わせで示し、本明細書では「ステップ」の用語は省略する。
また、以下説明するフローチャートは、あくまでも本実施例における処理を例示するものであり、以下説明するフローチャートにおいて、一部のステップを実行しなくてもよいし、追加のステップを挿入してもよい。
これらは、本明細書における他のフローチャートについても同様である。
【0068】
まず、予約を行うユーザRが、代表者端末20の入出力部23を操作して、制御部21に予約に関する予約情報を入力する。この予約情報には、限定ではなく例として、予約先の識別情報や予定参加人数、代表者端末20の識別情報などが含まれる。続いて、制御部21が、入出力部23から入力された予約情報を通信部22によってサーバ10に送信する(A1)。
【0069】
代表者端末20から送信された予約情報は、サーバ10の通信部14で受信される(B1)。サーバ10の制御部11は、通信部14で受信された予約情報に基づき、予約完了通知生成部112において予約完了通知を生成すると共に参加者入力用情報生成部113において参加者入力用情報を生成する(B2)。
【0070】
このとき、予約完了通知生成部112は、予約情報に基づいて、記憶部15に記憶されている予約先情報152から、ユーザRから指定された予約先を検索する。そして、予約完了通知生成部112は、ユーザRから指定された予定参加人数を予約先が予約日時に受け入れ可能か否かを判定し、受け入れ可能な場合には、予約が完了したことを示す予約完了通知を生成する。
【0071】
また、参加者入力用情報生成部113は、記憶部15に記憶されているユーザ情報153に基づいて、代表者端末20に保存されているユーザA、ユーザB、ユーザC、・・・を検索する。そして、参加者入力用情報生成部113は、検索されたユーザA、ユーザB、ユーザC、・・・をユーザRが選択可能な参加者入力用情報を生成する。
【0072】
参加者入力用情報生成部113は、限定ではなく例として、ユーザA、ユーザB、ユーザC、・・・の情報(名前、アイコン画像など)をリストにした参加者入力用情報を生成することができる。また、参加者入力用情報生成部113は、限定ではなく例として、ユーザRと、参加者(ユーザA、ユーザB、ユーザC、・・・)とを含むグループ別に表示するように参加者入力用情報を生成することができる。
【0073】
このようにして、予約完了通知と参加者入力用情報が生成されると、制御部11は、予約情報に基づき、予約完了通知と参加者入力用情報を通信部14によって代表者端末20に送信する(B3)。サーバ10から送信された予約完了通知と参加者入力用情報は、代表者端末20の通信部22によって受信される(A2)。
【0074】
そして、代表者端末20の制御部21が、通信部22で受信された予約完了通知と参加者入力用情報を表示部24に表示させる。
図8に示すように、制御部21は、限定ではなく例として、予約完了通知61と参加者入力用情報の選択ボタン62aを表示部24に表示させることができる。そして、制御部21は、ユーザRにより選択ボタン62aが押下されると、参加者を追加するための追加ボタン65を表示部24に表示する。なお、共有ボタン62bは、参加者に予約完了通知と参加者入力用情報を共有するためのボタンである。
【0075】
制御部21は、追加ボタン65がユーザRにより押下されると、
図9に示すように、ユーザの情報(名前、アイコン画像など)をリストにした参加者入力用情報63を表示部24に表示させる。このとき、制御部21は、限定ではなく例として、グループX、グループY、・・・と、グループ別に参加者入力用情報63を表示部24に表示させる。
【0076】
このように、制御部21は、ユーザRによって参加者入力用情報が入力される場合、ユーザの情報のリストを代表者端末20の表示部24に表示する制御を行う。
【0077】
続いて、ユーザの情報に対応して表示された参加者入力ボタン64がユーザRにより押下されると、制御部21の参加者情報処理部212は、そのユーザが参加者として選択されたと認識し、選択されたユーザの参加者情報を参加者入力用情報63に入力する(A3)。ここで、ユーザAとユーザCが参加者として選択されたものとする。
【0078】
このとき、参加者情報は、限定ではなく例として、ユーザRと参加者を含むグループから指定された情報を含む。
なお、制御部21は、限定ではなく例として、
図10に示すように、グループXの参加者入力ボタン64が押下された場合には、そのグループXに含まれる全てのユーザA~Dを参加者として参加者入力用情報63に入力することができる。
【0079】
制御部21は、ユーザRによる参加者の選択が完了すると、参加者入力用情報にユーザRにより入力されたユーザAとユーザCの参加者情報をサーバ10に送信する(A4)。
【0080】
代表者端末20から送信された参加者情報は、サーバ10の通信部14で受信される(B4)。そして、サーバ10の制御部11は、予約の参加者としてユーザAおよびユーザCの参加者情報を記憶部15に記憶する。なお、ユーザRの参加者情報は、限定ではなく例として、代表者端末20の制御部21が予約情報をサーバ10に送信したときに予約情報と共に送信することができ、既にサーバ10の記憶部15に記憶されているものとする。これにより、ユーザR、ユーザAおよびユーザCが参加者として登録されることになる(B5)。
【0081】
<第1実施形態の効果>
第1実施形態では、代表者端末20の制御部21が、予約情報の送信に基づき、予約が完了したことを示す予約完了通知と、予約の参加者を入力するための参加者入力用情報(限定ではなく予約の参加者を入力するための情報の一例)とを通信部22によって受信し、参加者入力用情報に基づき、ユーザRによって入力された、参加者の情報である参加者情報を通信部22によってサーバ10に送信する。
このような構成による効果の一例として、参加者情報を入力するだけで予約の参加者が自動的に登録されるため、参加者を容易に登録することができる。
【0082】
また、第1実施形態では、参加者情報は、予約に参加する参加者を特定可能な情報(限定ではなく参加者情報の一例)を含む。
このような構成による効果の一例として、参加者情報を入力するだけで予約の参加者が自動的に登録されるため、参加者を容易に登録することができる。
【0083】
また、第1実施形態では、代表者端末20の制御部21は、ユーザRによって参加者入力用情報に入力される場合、リストを代表者端末20の表示部24に表示する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、参加者情報を参加者入力用情報に容易に入力することができる。
【0084】
<第1変形例(1)>
第1実施形態では、サーバ10の制御部11は、
図9に示すように、ユーザRと、参加者(ユーザA、ユーザB、ユーザC、・・・)とを含むグループ別に表示するように参加者入力用情報を生成したが、このグループは、チャットに関連するグループとすることができる。
【0085】
例えば、制御部11は、予約情報を受信(B1)すると、予め記憶されたユーザRと参加者(ユーザA、ユーザB、ユーザC、・・・)とを含むチャットに関連するグループの情報に基づいて、チャットに関連するグループ別に表示するように参加者入力用情報を生成する(B2)。そして、制御部11は、生成された参加者入力用情報を予約完了通知と共に代表者端末20に送信する(B3)。
【0086】
代表者端末20の制御部21は、サーバ10から予約完了通知と参加者入力用情報を受信する(A2)と、その予約完了通知と参加者入力用情報を表示部24に表示させる。
このとき、制御部21は、限定ではなく例として、ユーザRの操作に応じて予約完了通知をチャットルームやトークルームなどの所定のグループXに送信することができる。制御部21は、予約完了通知をユーザRによって所定のグループXに送信した場合、ユーザAなどの参加者の情報、またはユーザRとユーザAなどの参加者とを含む所定のグループXの情報をリストの最上段に表示する制御を行うことができる。
【0087】
なお、チャットルームは、インスタントメッセージングアプリケーションなどで生成される、一つ以上のユーザ(またはユーザアカウント)が参加できる仮想の空間またはグループとすることができる。例えば、一つ以上のユーザアカウントがチャットルームに参加または含まれて多様な形態のメッセージ、ファイルなどを互いにやりとりすることができる。また、チャットルームではVoIP(Voice over Internet Protocol)音声通話機能、VoIP映像通話機能、ライブ放送機能(VoIPリアルタイム映像送出機能)が提供されてユーザアカウント間の音声通話、映像通話、映像ストリーミングなどを行うことができる。このチャットルームは、トークルームなどの同様のルーム形態を含むものである。
また、本変形例のチャットに関連するグループは、参加者を選択できればよく、チャットのグループに限定されない。例えば、チャットに関連するグループは、SNS上でお互いを登録するフレンズリストとすることもできる。
【0088】
また、制御部21は、参加者入力用情報の参加者入力ボタン64がユーザRにより押下されると、その押下されたユーザの参加者情報を参加者入力用情報に入力する(A3)。このとき、制御部21は、参加者を特定可能な情報として、参加者のチャットに関する識別情報を含むように参加者情報を入力する。
【0089】
続いて、制御部21は、参加者入力用情報に入力した参加者情報をサーバ10に送信する(A4)。これにより、サーバ10の通信部14は、チャットに関連するグループから指定された情報を含む参加者情報を代表者端末20から受信する(B4)。
【0090】
<第1変形例(1)の効果>
第1変形例(1)では、代表者端末20の制御部21は、予約完了通知をユーザRによってチャットルームに送信された場合、ユーザAなどの参加者の情報、またはユーザRとユーザAなどの参加者とを含むチャットルームのグループの情報をリストの最上段に表示する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、参加者情報を参加者入力用情報により容易に入力することができる。
【0091】
<第1変形例(2)>
第1実施形態では、代表者端末20の制御部21は、ユーザRにより追加ボタン65が押下されると、
図9に示すように、ユーザの情報をグループ別にリストにした参加者入力用情報を表示部24に表示させたが、ユーザの参加者情報を参加者入力用情報に入力できればよく、これに限定されない。例えば、制御部21は、
図11に示すように、ユーザの情報を所定の順番(五十音順など)で並べて表示することができる。
【0092】
<第1変形例(2)の効果>
第1変形例(2)では、代表者端末20の制御部21は、ユーザの情報を所定の順番で並べて表示する。
このような構成による効果の一例として、参加者を容易に選択することができる。
【0093】
<第1変形例(3)>
第1実施形態では、代表者端末20の制御部21は、ユーザRの参加者情報を予約情報と共にサーバ10に送信したが、ユーザRの参加者情報をサーバ10の記憶部15に記憶できればよく、これに限定されない。例えば、制御部21は、ユーザAとユーザCの参加者情報と共にユーザRの参加者情報をサーバ10に送信することができる。
【0094】
<第1変形例(3)の効果>
本変形例による効果の一例として、サーバ10は、ユーザAとユーザCの参加者情報と共にユーザRの参加者情報を受信するため、参加者情報をまとめて記憶することができる。
【0095】
<第2実施形態>
第1実施形態では、代表者端末20の制御部21は、参加者情報をサーバ10に送信(A4)したが、参加者情報をサーバ10が取得できればよく、これに限定されない。
第2実施形態は、代表者端末20の制御部21が、参加者入力用情報をグループに関連付けされたチャットルームを介してグループの各メンバーの参加者端末40に送信し、参加者端末40において参加者入力用情報に入力された参加者情報がサーバ10の通信部14で受信される実施形態である。なお、第1実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第2実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0096】
<機能構成>
代表者端末20において、制御部21の代表者端末メイン処理部211は、参加者を入力するための参加者入力用情報を参加者端末40が取得可能にする処理を行う。この取得可能にする処理は、参加者入力用情報を参加者端末40に送信する処理を含む。
【0097】
サーバ10において、制御部11のサーバメイン処理部111は、参加者情報を通信部14によって参加者端末40から受信する制御を行う。
【0098】
図12は、本実施形態において、参加者端末40の制御部41により実現される機能の一例を示す図である。参加者端末40は、制御部41により実現される機能として、参加者端末メイン処理部411と、参加者情報処理部412とを有する。
【0099】
参加者端末メイン処理部411は、記憶部48に記憶されている参加者端末メイン処理プログラム481に従って、参加者端末40を統括的に制御するための処理である参加者端末メイン処理を実行する機能を有している。ここで、参加者端末メイン処理部411は、予約の予約完了通知と、参加者入力用情報とを通信部42によって受信する制御を行う。そして、参加者端末メイン処理部411は、参加者情報処理部412において参加者入力用情報に入力された参加者情報を通信部42によって送信する制御を行う。
【0100】
また、参加者情報処理部412は、記憶部48に記憶されている参加者情報処理プログラム4811に従って、参加者入力用情報に参加者情報を入力する処理である参加者情報処理を実行する。
【0101】
図13は、本実施形態における参加者端末40の記憶部48に記憶される情報の一例を示す図である。
記憶部48には、限定ではなく例として、制御部41により読み出されて、参加者端末メイン処理として実行される参加者端末メイン処理プログラム481が記憶される。
また、参加者端末メイン処理プログラム481は、限定ではなく例として、制御部41により読み出されて、参加者情報処理として実行される参加者情報処理プログラム4811をサブルーチンプログラムとして含む。
【0102】
また、記憶部48には、限定ではなく例として、参加者情報482が記憶される。参加者情報482は、限定ではなく例として、予約に参加する参加者を特定可能な情報を含む。特定可能な情報は、限定ではなく例として、参加者のチャットに関する識別情報を含む。
【0103】
<情報処理>
図14は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0104】
まず、第1実施形態と同様に、代表者端末20の通信部22が、サーバ10から送信された予約完了通知と参加者入力用情報を受信する(A2)。続いて、予約完了通知は、参加者入力用情報と共に、ユーザRにより、ユーザRと参加者(ユーザAとユーザC)を含むグループのチャットルームに送信される(A11)。すなわち、参加者入力用情報は、予約完了通知がユーザRによってチャットルームに送信されることによって、そのチャットルームに送信されることになる。そして、サーバ10の制御部11が、代表者端末20から送信された予約完了通知を参加者入力用情報と共にチャットルームで共有させる(B11)。
【0105】
代表者端末20の制御部21は、限定ではなく例として、
図8に示す共有ボタン62bをユーザRが押下することにより、予約完了通知をチャットルームに送信する。そして、チャットルームで共有された予約完了通知は、ユーザAとユーザCの操作により、参加者端末40Aと参加者端末40Cに送信される。このとき、予約完了通知と共に参加者入力用情報も参加者端末40Aと参加者端末40Cに送信されることになる。すなわち、予約完了通知が参加者端末40Aと参加者端末40Cに送信されることに基づいて、参加者入力用情報が参加者端末40Aと参加者端末40Cに送信される。
このようにして、代表者端末20の制御部21は、サーバ10を介して、参加者入力用情報をユーザAの参加者端末40AとユーザCの参加者端末40Cに送信する処理を行う。すなわち、制御部21は、参加者入力用情報を、ユーザAの参加者端末40AとユーザCの参加者端末40Cが取得可能にする処理を行う。
【0106】
サーバ10から送信された予約完了通知と参加者入力用情報は、参加者端末40Aおよび40Cの通信部42によって受信される(C11)。
図15に示すように、参加者端末40Aの制御部41は、限定ではなく例として、通信部42で受信された予約完了通知61を表示部44に表示させる。なお、参加者端末40に送信される予約完了通知61は、共有ボタン62bを除いて表示するように設定されている。すなわち、予約完了通知61は、参加者端末40で共有できないように設定されている。
【0107】
参加者端末40Aの制御部41は、ユーザAにより選択ボタン62aが押下されると、参加者入力用情報63を表示部44に表示させる。参加者入力用情報63には、参加者に自分を追加するための追加ボタン65が表示されており、ユーザAにより追加ボタン65が押下されると、制御部41は、
図16に示すように、予約完了通知61と参加者入力用情報63の登録ボタン66を表示部44に表示させる。表示部44に表示された予約完了通知61を確認したユーザAにより登録ボタン66が押下されると、制御部41は、自身の参加者情報を参加者入力用情報63に入力する(C12)。このとき、制御部41は、限定ではなく例として、参加者であるユーザAが参加者情報を入力する場合、参加者である自身以外の参加者情報、例えばユーザCの参加者情報を入力できないように制御する。
【0108】
制御部41は、登録ボタン66がユーザAにより押下されると、参加者入力用情報に入力されたユーザAの参加者情報をサーバ10に送信する(C13)。そして、サーバの通信部14が、参加者端末40Aから送信されたユーザAの参加者情報を受信する(B12)。すなわち、通信部14は、参加者入力用情報へのユーザAによる入力によって参加者情報を受信することになる。
なお、参加者端末40Cの制御部41は、上記の参加者端末40Aの制御部41と同様に、参加者入力用情報にユーザCの参加者情報を入力してサーバ10に送信する。これにより、参加者端末40Cから送信されたユーザCの参加者情報もサーバ10の通信部14で受信される。
【0109】
ユーザAとユーザCの参加者情報が通信部14で受信されると、サーバ10の制御部11は、ユーザAとユーザCの参加者情報を、先に受信されたユーザRの参加者情報と共に記憶部15に記憶する。これにより、ユーザR、ユーザAおよびユーザCが参加者として登録されることになる(B5)。
【0110】
<第2実施形態の効果>
第2実施形態では、代表者端末20の制御部21は、参加者入力用情報を、ユーザRとは異なるユーザAおよびCの参加者端末40Aおよび40Cが取得可能にする処理を行う。
このような構成による効果の一例として、ユーザRが指定したグループのメンバーのうち参加を希望するメンバーから参加者情報を直接取得することができる。
【0111】
また、第2実施形態では、代表者端末20の制御部21は、参加者入力用情報を、ユーザAおよびCの参加者端末40Aおよび40Cに送信する処理を行う。
このような構成による効果の一例として、参加者の誤登録を大きく低減することができ、予約をより適切に行うことができる。
【0112】
また、第2実施形態では、代表者端末20の制御部21は、ユーザRと、ユーザAおよびCとを含むチャットルームに参加者入力用情報を送信する処理を行う。
このような構成による効果の一例として、チャットルーム内で参加者入力用情報が共有されるため、参加者端末40Aおよび40Cで参加者入力用情報を容易に取得することができる。
【0113】
また、第2実施形態では、参加者入力用情報は、予約完了通知がユーザRによってチャットルームに送信されることによって、そのチャットルームに送信される。
このような構成による効果の一例として、参加者入力用情報をチャットルームに容易に送信することができる。
【0114】
<第2変形例(1)>
本実施形態では、代表者端末20の制御部21は、チャットルームに参加者入力用情報を送信した(A11)が、ユーザAおよびCの参加者端末40Aおよび40Cに参加者入力用情報を送信できればよく、これに限定されない。
【0115】
例えば、代表者端末20の制御部21は、予約完了通知と参加者入力用情報を近距離通信部によってユーザAおよびCの参加者端末40Aおよび40Cに送信する(A11)ことができる。制御部21は、限定ではなく例として、赤外線やブルートゥース(Bluetooth(登録商標))などの近距離通信部により予約完了通知と参加者入力用情報を参加者端末40に送信する。これにより、予約完了通知と参加者入力用情報は、サーバ10で共有される(B11)ことなく、代表者端末20から参加者端末40に直接的に送信されることになる。
【0116】
<第2変形例(1)の効果>
本変形例の効果の一例として、参加者入力用情報を容易に送信することができる。
【0117】
<第2変形例(2)>
本実施形態では、代表者端末20の制御部21は、ユーザRと参加者(ユーザAとユーザC)を含むグループのチャットルームに参加者入力用情報を送信した(A11)が、ユーザRと参加者との1:1のチャットルームに送信してもよい。すなわち、制御部21は、ユーザRとユーザAのチャットルームと、ユーザRとユーザCのチャットルームとにそれぞれ参加者入力用情報を送信することができる。
【0118】
<第2変形例(3)>
本実施形態では、参加者端末40の制御部41は、参加者であるユーザAなどが参加者情報を入力する(C12)場合、参加者である自身以外の参加者情報を入力できないように制御したが、自身以外の参加者情報を入力できるように制御してもよい。例えば、参加者端末40Aの制御部41は、ユーザAの操作により、自身以外のユーザCの参加者情報を入力できるように制御することができる。
【0119】
<第2変形例(3)の効果>
本変形例の効果の一例として、参加者が自身以外の参加者の参加者情報を入力できるため、予約を容易に行うことができる。
【0120】
<第3実施形態>
第2実施形態では、参加者入力用情報は、予約完了通知が参加者の参加者端末40に送信されることに基づいて、参加者端末40に送信された(A11)が、参加者端末40に送信できればよく、これに限定されない。
第3実施形態は、
図17に示すように、代表者端末20に表示されたコード情報を参加者端末40が読み取ることに基づいて、参加者入力用情報63を参加者端末40に取得させる実施形態である。なお、第2実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第3実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0121】
<機能構成>
代表者端末20において、制御部21の代表者端末メイン処理部211は、参加者入力用情報を含むコード情報を生成する機能を有する。
【0122】
<情報処理>
図18は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0123】
まず、第1実施形と同様に、代表者端末20の通信部22が、サーバ10から送信された予約完了通知と参加者入力用情報を受信する(A2)。そして、制御部21の代表者端末メイン処理部211が、サーバ10から受信した予約完了通知と参加者入力用情報を含むコード情報を生成する(A21)。ここで、コード情報は、限定ではなく例として、一次元コード情報、二次元コード情報などを含むことができる。一次元コード情報は、限定ではなく例として、バーコードなどを含む。また、二次元コード情報は、水平方向と垂直方向とに情報を持つ表示方式のコードであり、小さな正方形を上下左右に配列させたマトリックス式のコードや、一次元コードを上下に複数重ねたスタック式のコード等がある。二次元コード情報は、限定ではなく例として、QRコード(登録商標)、SPコード、ベリコード、マキシコード、CPコード、カメレオンコードなどが含まれる。また、接続アドレスの情報は、限定ではなく例として、ECサイトのインターネット上のアドレス(ウェブページアドレス)を示すURL(Uniform Resource Locator)が含まれる。
【0124】
続いて、代表者端末20の制御部21は、ユーザRの操作により、コード情報を表示部24に表示させる処理を行う。
図17に示すように、表示部24に表示されたコード情報を、予約に参加するユーザAおよびCの参加者端末40Aおよび40Cで読み取ることにより、ユーザAおよびCの参加者端末40Aおよび40Cに予約完了通知と参加者入力用情報が受信される(C21)。
【0125】
これにより、参加者端末40Aおよび40Cの制御部41は、第2実施形態と同様に、自身の参加者情報を参加者入力用情報に入力する(C12)。このとき、制御部41は、限定ではなく例として、参加者が参加者情報を入力する場合、参加者である自身以外の参加者情報を入力できないように制御する。
【0126】
制御部41は、参加者入力用情報に参加者情報が入力されると、その参加者情報をサーバ10に送信する(C13)。ここで、ユーザRは、予約に参加するユーザのうちコード情報を読み取らなかったユーザについては、第1実施形態と同様に、代表者端末20に送信された参加者入力用情報に参加者情報を入力する。このとき、代表者端末20の制御部21は、予約を行ったユーザRが参加者情報を入力する場合、参加者としてユーザR以外のユーザの参加者情報も入力可能に制御する。そして、代表者端末20の通信部22が、ユーザRによって入力された参加者情報をサーバ10に送信する。
【0127】
サーバの通信部14は、参加者端末40や代表者端末20から送信された参加者の参加者情報を受信する(B12)。これにより、通信部14は、第2実施形態と同様に、参加者入力用情報への参加者による入力によって参加者情報を受信することになる。
【0128】
<第3実施形態の効果>
第3実施形態では、代表者端末20の制御部21は、参加者入力用情報を含むコード情報を表示部24に表示させる処理(限定ではなく、参加者を入力するための情報を参加者端末40が取得可能にする処理の一例)を行う。
このような構成による効果の一例として、参加者入力用情報を参加者端末40に容易に送信することができる。
【0129】
また、第3実施形態では、サーバ10は、参加者入力用情報に基づき、ユーザAおよびCの参加者端末40Aおよび40Cによって入力された参加者情報を受信する。
このような構成による効果の一例として、予約に参加するユーザAおよびCの参加者端末40Aおよび40Cから直接的に参加者情報が入力されるため、参加者の誤登録を低減することができ、予約を適切に行うことができる。
【0130】
また、第3実施形態では、代表者端末20の通信部22は、参加者入力用情報に基づき、ユーザRによって入力された、参加者の入力である参加者情報をサーバ10に送信する。
このような構成による効果の一例として、参加者を確実に登録することができる。
【0131】
また、第3実施形態では、参加者情報は、予約を行ったユーザRが入力する場合、参加者としてユーザR以外も入力可能であり、ユーザRとは異なるユーザAなどが入力する場合、参加者として自身以外を入力することができない。
このような構成による効果の一例として、参加者の誤登録をより低減することができる。
【0132】
<第3変形例>
第3実施形態では、代表者端末20は、コード情報を表示したが、参加者入力用情報を取得するための取得情報を参加者端末40で取得できればよく、これに限定されない。代表者端末20は、限定ではなく例として、上記の第2変形例(1)と同様に、赤外線やブルートゥース(Bluetooth(登録商標))などの近距離通信部により取得情報を参加者端末40に送信することができる。
【0133】
<第3変形例の効果>
本変形例による効果の一例として、参加者入力用情報を容易に取得することができる。
【0134】
<第4実施形態>
第1実施形態~第3実施形態では、参加者情報をサーバ10に送信(A4、C13)して予約を完了したが、その参加者情報に基づいて新たなサービスを提供することができる。
第4実施形態は、代表者端末20の通信部22が、予約に基づいて、ユーザRに対して設定されたポイントが関連づけられたことを示すポイント情報を受信する実施形態である。なお、第1実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第4実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0135】
<機能構成>
図19は、本実施形態において、サーバ10の制御部11により実現される機能の一例を示す図である。制御部11は、サーバメイン処理部111と、予約完了通知生成部112と、参加者入力用情報生成部113との他に、ポイント関連づけ処理部114を有する。
【0136】
ポイント関連づけ処理部114は、参加者情報の受信に基づいて、設定されたポイントが参加者に対して関連づけられたことを示すポイント情報を生成し、そのポイント情報を通信部14によって送信する制御を行う。ここで、ポイントは、例えば、予約先の資金を原資として予約サービスを提供する企業から予約の参加者などに付与されてもよく、またサービスに対する支払いやサービスの利用などに使用することもできる。限定ではなく例として、ポイントは、1ポイントあたり1円相当の価値を有するように設定することができ、飲食店などの店舗での支払いや商品の購入に利用することができる。また、限定ではなく例として、ポイントは、ギフト券や商品等に交換することができる他、決済アプリケーションにおいて現金化して決済に利用することもできる。
【0137】
<情報処理>
図20は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0138】
まず、第1実施形態と同様にして、サーバ10の制御部11が、通信部14によって受信されたユーザRと参加者(ユーザAおよびC)の参加者情報を記憶部15に記憶して、予約の参加者を登録する(B5)。
【0139】
続いて、制御部11のポイント関連づけ処理部114が、予め予約店との間で取り決められたポイントの設定条件に基づいて、登録されたユーザRと参加者(ユーザAおよびC)にそれぞれ付与するポイントを設定する。ポイント関連づけ処理部114は、限定ではなく例として、予約による合計ポイントが300ポイントの場合には、その300ポイントをユーザRと参加者(ユーザAおよびC)の3人で等分して、1人当たり100ポイントを設定する。
【0140】
ポイント関連づけ処理部114は、設定された100ポイントをユーザRと参加者(ユーザAおよびC)に対してそれぞれ関連づけて、その関連づけたことを示すポイント情報を生成する(B31)。なお、ポイント情報は、限定ではなく例として、ユーザに関連づけられたポイント自体とすることができる。
【0141】
そして、制御部11は、100ポイントが参加者(ユーザAおよびC)に対してそれぞれ関連づけられたことを示すポイント情報を通信部14によって参加者端末40Aと参加者端末40Cに送信する(B32)。また、制御部11は、100ポイントが予約を行ったユーザRに対して関連づけられたことを示すポイント情報を通信部14によって代表者端末20に送信する(B32)。
なお、ポイント情報は、限定ではなく例として、予約先の公式アカウントを経由して送信されるか、予約サービスを提供する企業の公式アカウントから送信されるか、またはアプリケーションソフトウェアなどの通知機能での連絡により送信することができる。
【0142】
このようにして、予約に基づいて、ユーザAおよびCに対して関連づけられたことを示すポイント情報が、参加者端末40Aと参加者端末40Cの通信部42によってそれぞれ受信される(C31)。これにより、参加者端末40の表示部44には、限定ではなく例として、
図21に示すように、100ポイントを参加者に付与したことを示すポイント情報67が表示されることになる。同様に、予約に基づいて、ユーザRに対して関連づけられたことを示すポイント情報が、代表者端末20の通信部22によって受信される(A31)。
【0143】
<第4実施形態の効果>
第4実施形態では、代表者端末20の通信部22は、予約に基づいて、ユーザRに対して設定されたポイントが関連づけられたことを示すポイント情報(限定ではなくポイントが関連づけられたことを示す情報の一例)を受信する。
このような構成による効果の一例として、予約を行ったユーザRだけでなく、参加者であるユーザAおよびCにもポイントが関連づけられるため、ポイントを公平に関連づけることができる。
【0144】
<第4変形例(1)>
本実施形態では、受信された参加者情報(ユーザR、ユーザAおよびユーザCの3人)が、予約を行ったユーザRが入力した予定参加人数(3人)と同じ人数であったが、異なる人数の場合が考えられる。例えば、最終的に予約に参加したユーザR、ユーザAおよびユーザC(参加人数3人)のうち、ユーザAが参加者情報を登録しなかった場合に、参加者情報(ユーザRとユーザCの2人)が予定参加人数(3人)より少なくなる。
【0145】
サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、受信された参加者情報が、ユーザRが入力した予定参加人数よりも少ない場合、予定参加人数と、参加者情報に基づく参加人数とに基づくポイントをユーザRに対して関連づける。例えば、
図22に示すように、制御部11は、予定参加人数が3人で、受信された参加者情報がユーザRとユーザCの2人であった場合に、参加人数(3人)分の300ポイントを予定参加人数(3人)で等分し、2人(ユーザRとユーザA)分の200ポイントをユーザRに対して関連づける。また、制御部11は、1人分の100ポイントをユーザCに対して関連づける。
【0146】
そして、制御部11は、200ポイントがユーザRに対して関連づけられたことを示すポイント情報を通信部14によって代表者端末20に送信する制御を行う。また、制御部11は、100ポイントがユーザCに対して関連づけられたことを示すポイント情報を通信部14によって参加者端末40Cに送信する制御を行う。
【0147】
<第4変形例(1)の効果>
第4変形例(1)では、設定されたポイントは、ユーザRが入力した予定参加人数と、参加者情報(限定ではなく、参加者を入力するための情報に基づき入力された参加者の情報の一例)に基づく参加人数の情報とに基づいて決定される。
このような構成による効果の一例として、参加人数分の全てのポイントをユーザに関連づけることができ、ポイントを確実に付与することができる。また、ユーザRは、ポイントを多く付与される可能性があり、予約の労力に応じたポイントを付与することができる。
【0148】
<第4変形例(2)>
本実施形態では、サーバ10の制御部11は、予約による合計ポイントをユーザRと参加者(ユーザAおよびC)とで等分するようにポイントを関連づけたが、ポイントを関連づけることができればよく、これに限定されない。制御部11は、限定ではなく例として、参加者(ユーザAおよびC)よりユーザRが多くなるようにポイントを関連づけることができる。
このような構成による効果の一例として、参加者のユーザAとユーザCは50ポイントずつ付与するのに対してユーザRには200ポイントを付与するなど、様々な割合でポイントを関連づけることができる。
【0149】
<第4変形例(3)>
本実施形態では、サーバ10の制御部11は、予約の参加者を登録(B5)した後、予約による合計ポイントを参加人数で等分、例えば合計ポイントの300ポイントをユーザRと参加者(ユーザAおよびC)の3人で等分して、1人当たり100ポイントを設定したが、ポイントを設定することができればよく、これに限定されない。
限定ではなく例として、制御部11は、予約に参加したユーザRと参加者(ユーザAおよびC)のそれぞれに固定で100ポイントずつ設定することもできる。これにより、制御部11は、設定された100ポイントをユーザRと参加者(ユーザAおよびC)に対してそれぞれ関連づけることができる(B31)。
【0150】
<第5実施形態>
第4実施形態において、サーバ10の制御部11は、予約が行われた予約先装置50に対して予約に関する情報を送信することもできる。
第5実施形態は、サーバ10の制御部11が、予約の参加者が登録(B5)された後、予約が行われた予約先装置50に対して参加者情報に基づく情報を通信部14によって送信する制御を行う実施形態である。なお、第4実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第5実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0151】
<情報処理>
図23は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、ステップB5は、代表者端末20または参加者端末40から参加者情報を受信した後のステップである。
【0152】
まず、第4実施形態と同様にして、サーバ10の制御部11は、通信部14によって受信されたユーザRと参加者(ユーザAおよびC)の参加者情報を記憶部15に記憶して、予約の参加者を登録する(B5)。
【0153】
また、制御部11は、予約が行われた予約先装置50に対して、参加者情報に基づく予約内容情報を通信部14によって送信する制御を行う(B41)。予約内容情報は、限定ではなく例として、予約を行ったユーザRが入力した予定参加人数などを含むことができる。予約先装置50は、制御部11からの予約内容情報を受信すると、その予約情報を記憶する(D41)。そして、予約先の従業員は、予約先装置50に記憶された予約内容情報に基づいてサービスを提供する。
【0154】
続いて、制御部11は、予め予約店との間で取り決められたポイントの設定条件に基づいて、登録されたユーザRと参加者(ユーザAおよびC)に関連づけるポイントを設定する。そして、制御部11は、予約先装置50に対して、ポイントをユーザRと参加者(ユーザAおよびC)に関連づけることに関する承認を要求する(B42)。制御部11は、限定ではなく例として、予約日時の経過後にポイントの承認を要求することができる。限定ではなく例として、制御部11は、予約日時が4月2日の12時~14時の場合には、その日の14時以降にポイントの承認を要求することができる。
【0155】
ここで、予約先の従業員などは、予約日時に来店した参加人数(ユーザR、ユーザAおよびユーザCの3人)を確認して、その参加人数を予約先装置50に入力するものとする。予約先装置50は、サーバ10からポイントの承認要求が受信されると、予約日時の参加人数に基づいてサーバ10で設定されたポイントが適切か否かを判定する(D42)。そして、予約先装置50は、ポイントが適切な場合には、ユーザRと参加者(ユーザAおよびC)にポイントを関連づけることを承認する(D43)。このように、ポイントは、予約先によって入力された参加人数(予約日時に来店した参加人数)と、参加者情報に基づく参加人数(サーバ10に登録された参加人数)とに基づいて設定される。
【0156】
予約先装置50による承認の情報は、サーバ10の通信部14で受信される。これにより、サーバ10の制御部11は、第4実施形態と同様にして、設定されたポイントをユーザRと参加者(ユーザAおよびC)に対してそれぞれ関連づける(B31)。そして、制御部11は、ポイントが参加者(ユーザAおよびC)に対してそれぞれ関連づけられたことを示すポイント情報を通信部14によって参加者端末40Aと参加者端末40Cに送信する(B32)。また、制御部11は、ポイントが予約を行ったユーザRに対して関連づけられたことを示すポイント情報を通信部14によって代表者端末20に送信する(B32)。
【0157】
一方、予約先装置50は、サーバ10で設定されたポイントが適切でないと判定(D42)した場合には、
図24に示すように、予約日時に来店した参加人数をサーバ10に送信する(D44)。そして、サーバ10が、参加者情報の変更依頼を受信する(B43)と、予約先によって入力された参加人数とサーバ10に登録された参加人数との差を確認し、差が生じている場合には参加者情報の変更依頼を代表者端末20に送信する(B44)。サーバ10から送信された変更依頼は、代表者端末20で受信される(A41)。例えば、代表者端末20の通信部22は、予約先によって入力された参加人数がサーバ10に登録された参加人数(参加者情報によって取得された人数)よりも少ない場合、参加者を削除することに関する情報を受信する。
【0158】
そして、参加者情報の変更依頼を確認したユーザRは、代表者端末20を操作して、現在の参加者情報を予約日時に来店した参加者の参加者情報に変更する(A42)。例えば、予約日時にユーザCが欠席した場合には、代表者端末20の制御部21は、ユーザCの参加者情報を削除する。続いて、代表者端末20の通信部22は、参加者を削除したことに関する情報をユーザRの操作によりサーバ10に送信する(A43)。
【0159】
サーバ10の制御部11は、参加者を削除したことに関する情報を代表者端末20から受信すると、再度、予約先装置50にポイントの承認を要求(B42)し、予約先装置50においてポイントが適切と判断されるまでステップD42、D44、B43、B44、A41、A42およびA43を繰り返す。これにより、サーバ10には、来店日時に来店したユーザRとユーザAの参加者情報が登録されることになる。
【0160】
<第5実施形態の効果>
第5実施形態では、設定されたポイントは、予約先によって入力された参加人数と、参加者情報に基づく参加人数とに基づいて決定される。
このような構成による効果の一例として、ポイントを正確に設定することができる。
【0161】
また、第5実施形態では、代表者端末20の通信部22は、予約先によって入力された参加人数が参加者情報によって取得された人数よりも少ない場合、参加者を削除することに関する情報を受信する。
このような構成による効果の一例として、ポイントをより正確に設定することができる。
このような構成による効果の一例として、予約先によりポイントの関連付けが承認されるため、予約の参加者に対してポイントを適切に関連づけることができる。
【0162】
また、第5実施形態では、サーバ10の制御部11は、予定参加人数と予約日時に来店した参加人数が異なる場合には、参加者情報の変更依頼を代表者端末20に送信する。
このような構成による効果の一例として、予約日時に来店した参加者の参加者情報が登録されるため、その参加者に対してポイントを適切に関連づけることができる。
【0163】
<第5変形例(1)>
本実施形態において、サーバ10の制御部11は、代表者端末20に参加者情報の変更依頼を送信(B44)してから所定期間以上経過しても参加者情報が変更されない(ステップA42およびA43がない)場合には、ユーザRの参加者情報を強制的に削除する。これにより、ユーザR以外の参加者であるユーザAとユーザCにポイントが関連づけられることになる。
このような構成による効果の一例として、予約日時に来店した参加人数に応じたポイントを適切に関連づけることができる。
【0164】
<第5変形例(2)>
本実施形態において、サーバ10の制御部11は、
図25に示すように、代表者端末20に参加者情報の変更依頼を送信(B44)した後、代表者端末20から変更した参加者情報を受信したか否かを判定することができる(B45)。制御部11は、参加者入力用情報の変更依頼を送信(B44)してから所定期間が経過するまでステップB45の判定を繰り返す。制御部11は、所定期間内に、参加者情報が変更された場合には、予約先装置50にポイントの承認を要求する(B42)。
【0165】
一方、制御部11は、所定期間以上経過しても参加者情報が変更されない場合には、参加者情報を一旦削除し(B46)、参加者入力用情報を代表者端末20と参加者端末40に送信して参加者情報への入力を再度要求する(B47)。
これにより、代表者端末20の制御部21は、ユーザRの操作により、参加者入力用情報にユーザRの参加者情報を入力する(A44)。制御部21は、参加者入力用情報に入力した参加者情報をサーバ10に送信する(A45)。また、参加者端末40の制御部41は、ユーザAなどの操作により、参加者入力用情報に自身の参加者情報を入力する(C41)。制御部41は、参加者入力用情報に入力した参加者情報をサーバ10に送信する(C42)。
【0166】
サーバ10の制御部11は、代表者端末20および参加者端末40から参加者情報を受信する(B48)と、その参加者情報を記憶部15に記憶して参加者を登録する(B49)。このとき、制御部11は、予約日時に来店した参加人数と同じ数の参加者情報が入力されたところで参加者の登録を終了する。そして、制御部11は、登録された参加者に対してポイントを関連づける(B31)。
【0167】
このような構成による効果の一例として、予約日時に来店した参加人数に応じたポイントを適切に関連づけることができる。
【0168】
<第5変形例(3)>
本実施形態では、サーバ10で設定されたポイントが適切か否かを判定する(D42)ために予約先の従業員などが予約日時に来店した参加人数を確認したが、参加人数を確認できればよく、これに限定されない。サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、予約先に設置されたコード情報を代表者端末20および参加者端末40で読み取った情報に基づいて、予約日時に来店した参加人数を確認することができる。
【0169】
例えば、
図26に示すように、代表者端末20の制御部21は、参加者情報をサーバ10に送信(A4)した後、予約日時に来店したユーザRの操作により、予約先に設置されたコード情報を読み取る(A46)。また、参加者端末40Aおよび参加者端末40Cの制御部41は、予約日時に来店したユーザAおよびユーザCの操作により、予約先に設置されたコード情報を読み取る(C43)。
【0170】
代表者端末20、参加者端末40Aおよび参加者端末40Cは、コード情報を読み取ると、予約先への来店を示す来店情報を自動的にサーバ10に送信する(A47、C44)。そして、サーバ10の制御部11が、代表者端末20、参加者端末40Aおよび参加者端末40Cから送信された予約先への来店情報に基づいて、予約日時に来店した参加人数を予約先装置50に送信する。
【0171】
ここで、制御部11は、予約日時にコード情報が読み取られない、すなわち予約先への来店情報が受信されない場合には、GPS(Global Positioning System)等の衛星測位システムにより、代表者端末20、参加者端末40Aおよび参加者端末40Cの位置情報を取得する。制御部11は、代表者端末20、参加者端末40Aおよび参加者端末40Cの位置情報に基づいて予約先に来店している参加人数を算出し、その参加人数を予約先装置50に送信する。
【0172】
このようにして、予約日時に来店した参加人数が、予約先装置50に記憶される。
続いて、本実施形態と同様に、サーバ10から予約先装置50にポイントの承認要求が送信され(B42)、予約先装置50が、記憶された予約日時の参加人数に基づいてサーバ10で設定されたポイントが適切か否かを判定する(D42)。
【0173】
<第5変形例(3)の効果>
第5変形例(3)では、サーバ10の制御部11は、予約先に設置されたコード情報を代表者端末20および参加者端末40で読み取った情報に基づいて、予約日時に来店した参加人数を確認する。
このような構成による効果の一例として、予約日時に来店した参加人数を容易に確認することができる。
【0174】
また、第5変形例(3)では、サーバ10の制御部11は、コード情報が読み取られない場合に、衛星測位システムにより代表者端末20と参加者端末40の位置情報を取得する。
このような構成による効果の一例として、コード情報が読み取られなかった場合でも予約日時に来店した参加人数を容易に確認することができる。
【0175】
<第5変形例(4)>
本実施形態では、サーバ10で設定されたポイントが適切か否かを判定する(D42)ために予約先の従業員などが予約日時に来店した参加人数を確認したが、代表者端末20と参加者端末40に来店確認通知を送信して、その来店確認通知に対する応答に基づいて予約日時に来店した参加人数を確認することもできる。
【0176】
例えば、
図27に示すように、サーバ10の制御部11は、予約日時になると、参加者情報に基づいて、代表者端末20、参加者端末40Aおよび参加者端末40Cに来店確認通知を送信する(B51)。この来店確認通知は、ユーザR、ユーザAおよびユーザCに対して来店を確認するもので、例えば「来店有り難うございます」などのメッセージを送信することができる。代表者端末20、参加者端末40Aおよび参加者端末40Cは、受信した来店確認通知を表示し、その来店確認通知をユーザR、ユーザAおよびユーザCがクリックすることで、来店情報をサーバ10に返信する(A48、C45)。
【0177】
サーバ10の制御部11は、代表者端末20、参加者端末40Aおよび参加者端末40Cから来店情報を受信すると、GPS等の衛星測位システムにより、代表者端末20、参加者端末40Aおよび参加者端末40Cの位置情報を取得する(B52)。制御部11は、取得した位置情報に基づいて予約先に来店している参加人数を算出し、その参加人数を予約先装置50に送信する(B50)。
【0178】
なお、制御部11は、
図26に示すように、代表者端末20および参加者端末40でコード情報が読み取られて(A46、C43)制御部11に送信される来店情報により参加人数を確認することを、上記の来店確認通知での確認と併せて行ってもよく、行わなくてもよい。
【0179】
このようにして、予約日時に来店した参加人数が、予約先装置50に記憶される。
続いて、本実施形態と同様に、サーバ10から予約先装置50にポイントの承認要求が送信され(B42)、予約先装置50が、記憶された予約日時の参加人数に基づいてサーバ10で設定されたポイントが適切か否かを判定する(D42)。
【0180】
<第5変形例(4)の効果>
第5変形例(4)では、サーバ10の制御部11は、代表者端末20と参加者端末40に送信された来店確認通知に対する応答に基づいて、予約日時に来店した参加人数を確認する。
このような構成による効果の一例として、予約日時に来店した参加人数を容易に確認することができる。
【0181】
また、第5変形例(4)では、サーバ10の制御部11は、来店確認通知に対する応答を受信した場合に、衛星測位システムにより代表者端末20と参加者端末40の位置情報を取得する。
このような構成による効果の一例として、予約日時に来店した参加人数を正確に確認することができる。
【0182】
<第5変形例(5)>
本実施形態では、サーバ10で設定されたポイントが適切か否かを判定する(D42)ために予約先の従業員などが予約日時に来店した参加人数を確認したが、GPS等の衛星測位システムにより代表者端末20と参加者端末40の位置情報を取得して、予約日時に来店した参加人数を確認することもできる。
【0183】
例えば、サーバ10の制御部11は、予約日時になると、参加者情報に基づいて、代表者端末20、参加者端末40Aおよび参加者端末40Cの位置情報を取得する。このとき、制御部11は、限定ではなく例として、予約時間の間、位置情報を複数回取得する。制御部11は、取得された位置情報に基づいて予約先に来店している参加人数を算出し、その参加人数を予約先装置50に送信する(B50)。
【0184】
なお、制御部11は、
図26に示すように、代表者端末20および参加者端末40でコード情報が読み取られて(A46、C43)制御部11に送信される来店情報により参加人数を確認することを、上記の衛星測位システムでの確認と併せて行ってもよく、行わなくてもよい。
また、制御部11は、
図27に示すように、予約日時に来店確認通知を送信し(B51)、代表者端末20および参加者端末40からの来店情報の返信(A48、C45)により参加人数を確認することを、上記の衛星測位システムでの確認と併せて行ってもよく、行わなくてもよい。
【0185】
このようにして、予約日時に来店した参加人数が、予約先装置50に記憶される。
続いて、本実施形態と同様に、サーバ10から予約先装置50にポイントの承認要求が送信され(B42)、予約先装置50が、記憶された予約日時の参加人数に基づいてサーバ10で設定されたポイントが適切か否かを判定する(D42)。
【0186】
<第5変形例(5)の効果>
第5変形例(5)では、サーバ10の制御部11は、衛星測位システムにより代表者端末20と参加者端末40の位置情報を取得する。
このような構成による効果の一例として、予約日時に来店した参加人数を容易に確認することができる。
【0187】
また、第5変形例(5)では、サーバ10の制御部11は、予約時間の間、代表者端末20と参加者端末40の位置情報を複数回取得する。
このような構成による効果の一例として、予約日時に来店した参加人数を正確に確認することができる。
【0188】
<第5変形例(6)>
本実施形態において、サーバ10の制御部11は、予約内容がコース料理の場合には料理の金額に応じたポイントを参加者に関連づけ、予約内容がコース料理以外の場合には一律のポイントを参加者に関連づけるように制御する。例えば、制御部11は、1000円のコース料理の場合には500ポイント、2000円のコース料理の場合には1000ポイントを参加者に関連付ける。一方、予約内容がコース料理以外の場合には、一律100ポイントを参加者に関連付ける。
【0189】
このとき、制御部11は、予定参加人数(例えば3人)に対して予約日時に来店した参加人数(例えば2人)が少ない場合には、予約日時に来店した参加人数(2人)に応じたコース料理のポイントを参加者に関連づける。例えば、予約日時に来店した2人の参加者が1000円のコース料理を予約している場合には、その2人の参加者にそれぞれ500ポイントずつ関連付ける。一方、制御部11は、予定参加人数(例えば3人)に対して予約日時に来店した参加人数(例えば4人)が多い場合には、追加された参加者(1人)がコース料理を頼んでいなくても、コース料理に応じたポイントを全ての参加者に関連づける。例えば、予約の3人の参加者が1000円のコース料理を予約していた場合には、追加された1人の参加者がコース料理を頼んでいなくても、予約日時に来店した4人の参加者にそれぞれ500ポイントずつ関連付ける。
【0190】
このような構成による効果の一例として、参加者に対してポイントを容易に関連づけることができる。
【0191】
<第6実施形態>
第1実施形態~第5実施形態において、サーバ10の制御部11は、参加者を登録(B5)した後に、予約情報に含まれる予定参加人数の変更を受け付けることができる。
第6実施形態は、サーバ10の制御部11が、予定参加人数を変更する情報を受信した場合には、予約をキャンセルした後、参加者の変更登録を可能に制御する実施形態である。なお、第1実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第6実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0192】
<情報処理>
まず、
図28に示すように、第1実施形態と同様にして、サーバ10の制御部11は、通信部14によって受信されたユーザRと参加者(ユーザAおよびC)の参加者情報を記憶部15に記憶して、予約の参加者を登録する(B5)。
【0193】
続いて、ユーザRは、サーバ10に登録した予定参加人数を変更する場合には、代表者端末20を操作して予定参加人数の変更を示す新たな予約情報をサーバ10に送信する(A51)。サーバ10の制御部11は、予定参加人数を変更する新たな予約情報を代表者端末20から受信すると、予約先装置50に予約をキャンセルする情報を送信する(B53)。予約先装置50は、予約をキャンセルする情報を受信すると、その予約をキャンセルして、サーバ10にキャンセルの完了を示す完了通知を送信する(D51)。
【0194】
サーバ10の制御部11は、予約先装置50からキャンセルの完了通知を受信すると、更新された予約先情報152に基づいて、ユーザRにより変更された予定参加人数を予約先が受け入れ可能か否かを改めて判定する(B54)。このとき、予約参加人数は、ユーザRにより3人から4人に変更されたものとする。制御部11は、変更された4人の予定参加人数を予約先が受け入れ可能な場合には、新たな予約完了通知と参加者入力用情報を代表者端末20に送信する(B55)。制御部11は、限定ではなく例として、変更前に入力された参加者情報を全て削除した参加者入力用情報と予約完了通知を代表者端末20に送信する。
【0195】
これにより、代表者端末20の制御部21は、
図29に示すように、予約人数を4人に変更した予約完了通知と、新たな参加者入力用情報とをサーバ10から受信することになる(A52)。そして、ユーザRが、選択ボタン62aを押下することにより、参加者を追加するための追加ボタン65が表示部24に表示される。この追加ボタン65が押下されることにより、第1実施形態と同様に、ユーザの情報をリストにした参加者入力用情報63が表示部24に表示されて、3人の参加者を参加者入力用情報63に入力可能となる。
このとき、制御部21は、限定ではなく例として、前回登録した予約の参加者を含むグループの情報を参加者入力用情報63のリストにおいて最上段に表示するように制御する。例えば、
図30に示すように、制御部21は、グループXがグループYより下段に位置する場合には、グループXが最上段に表示されるように制御する。
【0196】
続いて、ユーザRは、サーバ10から受信した参加者入力用情報にユーザの参加者情報を改めて入力(A53)して、その新たな参加者情報をサーバ10に返信する(A54)。サーバ10の制御部11は、代表者端末20から新たな参加者情報を受信する(B56)と、変更されたユーザの参加者情報を記憶部15に記憶して、その予約の参加者が改めて登録される(B57)。
【0197】
一方、制御部11は、
図31に示すように、ステップB54において変更された予定参加人数を予約先が受け入れできない場合には、予約できないことを示す予約不可通知を代表者端末20に送信する。
【0198】
<第6実施形態の効果>
第6実施形態では、サーバ10の制御部11が、予定参加人数を変更する情報を受信した場合には、予約をキャンセルした後、参加者の変更登録を可能に制御する。
このような構成による効果の一例として、予約を一旦キャンセルするため、予約先の受け入れ可能な人数に合わせて参加者の登録を適切に変更することができる。
【0199】
また、第6実施形態では、代表者端末20の制御部21は、前回登録した予約の参加者を含むグループの情報を参加者入力用情報63のリストにおいて最上段に表示するように制御する。
このような構成による効果の一例として、ユーザRが、予約の参加者を容易に変更することができる。
【0200】
<第6変形例(1)>
本実施形態では、サーバ10の制御部11は、
図28に示す、ステップB53において予約をキャンセルして参加者を変更したが、参加者を変更することができればよく、これに限定されない。制御部11は、予約をキャンセルすることなく、参加者の変更登録を可能に制御することができる。
【0201】
例えば、ユーザRは、サーバ10に登録した予定参加人数を変更する場合には、
図8に示す選択ボタン62aを押下して、参加者入力用情報63を代表者端末20の表示部24に表示させる。そして、予約を変更する参加者の参加者入力ボタン64を押下することにより、参加者を追加または削除することができる。
【0202】
代表者端末20の制御部21は、ユーザRによる参加者の変更が完了すると、その参加者情報をサーバ10に送信する。そして、サーバ10の制御部11は、代表者端末20から参加者情報を受信する(B56)と、その参加者情報を新たに記憶部15に記憶する。これにより、予約の参加者が変更登録される(B57)ことになる。
【0203】
なお、制御部11は、予約をキャンセルすることなく、参加者の変更登録を行った場合には、
図28に示すステップB55の処理を行わなくてよく、また行ってもよい。このため、代表者端末20の制御部21は、
図28に示すステップA52およびA53の処理を行わなくてよく、また行ってもよいことになる。
【0204】
続いて、制御部11は、ステップB57において参加者の登録を削除した場合には、登録の削除を通知する登録削除通知を、削除されたユーザの参加者端末40に送信する。例えば、制御部11は、ユーザCの登録を削除した場合には、登録削除通知をユーザCの参加者端末40Cに送信する。
【0205】
<第6変形例(1)の効果>
第6変形例(1)では、サーバ10の制御部11は、予約をキャンセルすることなく、参加者の変更登録を可能に制御する。
このような構成による効果の一例として、参加者を容易に変更することができる。
【0206】
また、第6変形例(1)では、サーバ10の制御部11は、参加者の登録を削除した場合に、登録削除通知を削除されたユーザの参加者端末40に送信する。
このような構成による効果の一例として、登録削除通知により予約の参加者から外れたことをユーザが認識できるため、ユーザ間での誤認識を抑制することができる。
【0207】
<第6変形例(2)>
本実施形態では、サーバ10の制御部11は、ステップA51およびA54において予定参加人数と参加者情報の変更を代表者端末20から受け付けたが、予定参加人数と参加者情報を変更できればよく、これに限定されない。制御部11は、限定ではなく例として、予定参加人数と参加者情報の変更を参加者端末40から直接的に受け付けることもできる。
このような構成による効果の一例として、予定参加人数と参加者情報を容易に変更することができる。
【0208】
<第6変形例(3)>
本実施形態では、代表者端末20の制御部21は、
図28に示すステップA53において、予約に参加する参加者の参加者情報を参加者入力用情報に入力したが、参加者情報を入力できればよく、これに限定されない。制御部21は、限定ではなく例として、予約を欠席する参加者の参加者入力用情報を参加者入力用情報に入力してサーバ10に送信することもできる。これにより、サーバ10の制御部11は、参加者入力用情報に入力された参加者を、登録された参加者から削除し、残りの参加者が予約の参加者として登録される。
【0209】
<第7実施形態>
第6実施形態において、サーバ10の制御部11は、
図28に示す、ステップA51において、設定された期間に新たな予約情報が送信された場合には、予約をキャンセルすることなく、予約を行ったユーザRが入力した予定参加人数を超えて参加者を登録することを可能に制御することができる。なお、第6実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第7実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0210】
<情報処理>
まず、第6実施形態と同様にして、代表者端末20の制御部21は、
図28に示す、予定参加人数の変更を示す新たな予約情報を送信(A51)して、その予約情報がサーバ10で受信される。このとき、サーバ10の制御部11は、予定参加人数を超えるように変更する予約情報、すなわち参加者を増やすように変更する予約情報を受信したものとする。
【0211】
制御部11は、予定参加人数を超えるように変更する予約情報を受信すると、その情報が予め設定された設定期間に受信、例えば予約日時から前後数時間内に受信されたか否かを判定する。制御部11は、予定参加人数を変更する情報が設定期間に受信された場合には、予約をキャンセルすることなく、予定参加人数を超えて参加者を登録することを可能に制御する。
【0212】
制御部11は、限定ではなく例として、予定参加人数を変更する予約情報が設定期間に受信された場合には、参加者情報を追加するためのコード情報を代表者端末20に送信する。これにより、代表者端末20の制御部21がコード情報を表示部24に表示し、そのコード情報が新たに参加する参加者の参加者端末40で読み取られる。これにより、新たな参加者の参加者情報が参加者端末40からサーバ10に送信される。
【0213】
サーバ10の制御部11は、新たな参加者の参加者情報を受信(B56)すると、予約先装置50に変更された予定参加人数の承認を要求する。制御部11は、変更された予定参加人数が承認された場合には、予定参加人数の変更が承認されたことを代表者端末20に送信する。また、制御部11は、新たな参加者の参加者情報を記憶部15に記憶して、新たな参加者を登録する(B57)。
【0214】
<第7実施形態の効果>
第7実施形態では、サーバ10の制御部11は、設定された期間、予約をキャンセルすることなく、予約を行ったユーザRが入力した予定参加人数を超えて参加者を登録することを可能に制御する。
このような構成による効果の一例として、予約をキャンセルすることなく、参加者を容易に追加することができる。
【0215】
<第7変形例(1)>
本実施形態では、サーバ10の制御部11は、コード情報を代表者端末20に送信したが、新たな参加者の参加者情報を取得できればよく、これに限定されない。例えば、制御部11は、新たな参加者の参加者端末40に参加者情報を要求する通知を送信し、その通知を新たな参加者が承認することにより、新たな参加者の参加者情報を参加者端末40から取得することができる。
このような構成による効果の一例として、予約をキャンセルすることなく、参加者を容易に追加することができる。
【0216】
<第8実施形態>
第1実施形態~第7実施形態において、サーバ10の制御部11は、予約に基づき、予約に関連する情報を通信部14によって参加者端末40に送信する制御を行うことができる。
第8実施形態は、サーバ10の制御部11が、予約に基づき、予約に関連する広告を通信部14によって参加者端末40に送信する制御を行う実施形態である。なお、第1実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第8実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0217】
<情報処理>
まず、第1実施形態と同様にして、サーバ10の制御部11は、
図32に示すように、通信部14によって受信されたユーザRと参加者(ユーザAおよびC)の参加者情報を記憶部15に記憶して、予約の参加者を登録する(B5)。続いて、制御部11は、記憶部15を検索して参加者が参加した予約先の情報を取得し、その予約先の情報に基づいて、予め保存された複数の広告の中から予約に関連する広告、例えば参加者が興味のある店舗の広告を選択する(B61)。そして、制御部11は、記憶部15に記憶された参加者の参加者情報に基づいて、予約に関連する広告を代表者端末20および参加者端末40にそれぞれ送信する。
これにより、代表者端末20の表示部24および参加者端末40の表示部44には、それぞれ、予約に参加した参加者が興味のある店舗の広告が表示されることになる(A61、C61)。
【0218】
<第8実施形態の効果>
第8実施形態では、サーバ10の制御部11は、予約に基づき、予約に関連する情報を通信部14によって参加者端末40に送信する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、参加者に適した情報を容易に提供することができる。また、参加者が参加したイベントの傾向が把握できるため、広告配信などのマーケティングを行うことができ、参加者に対して新たなサービスを提供することができる。
【0219】
また、第8実施形態では、サーバ10の制御部11は、予約に関連する広告(限定ではなく予約に関連する情報の一例)を送信する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、参加者に適した広告を容易に提供することができる。
【0220】
<第9実施形態>
第1実施形態~第8実施形態において、サーバ10の制御部11は、予約先の複数のサービスプランを価格帯別に表示するように制御することができる。
なお、第1実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第9実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0221】
<情報処理>
サーバ10の制御部11は、予約先と提携した複数の予約代理会社から予約先のサービスプランを取得する。従来、
図33に示すように、制御部11は、予約代理会社(X社、Y社、Z社)から取得したサービスプラン(プランA、プランB、プランC)を、例えば料金順に縦に並べて代表者端末20の表示部24に表示するように制御していた。このため、例えば、2つのプランAは、予約代理会社のX社とY社の違いだけで、その他の内容(予約先L、料金、サービス内容など)は同じであることを速やかに判断することができず、プランA~Cを比較することが困難であった。また、2つのプランCは、予約先Nおよびサービス内容が同じで、料金が異なることを速やかに把握することが困難であった。
【0222】
そこで、サーバ10の制御部11は、予約先の複数のサービスプランを価格帯別に代表者端末20の表示部24に表示するように制御する。例えば、制御部11は、
図34に示すように、複数のサービスプランA~Eを2000円~3000円の価格帯、3000円~5000円の価格帯および5000円~10000円の価格帯に別けて表示部24に表示するように制御することができる。このとき、制御部11は、2000円~3000円の価格帯であるプランAとプランBを横に並べて表示し、3000円~5000円の価格帯であるプランCとプランDを横に並べて表示するように制御する。また、制御部11は、サービス内容が同じ2つのプランAを隣接して表示すると共に、サービス内容が同じ2つのプランCを隣接して表示する。さらに、制御部11は、横に並べた複数のサービスプランA~Eを横スワイプ操作で順次移動するように制御する。
【0223】
<第9実施形態の効果>
第9実施形態では、サーバ10の制御部11は、予約先の複数のサービスプランを価格帯別に表示するように制御する。
このような構成による効果の一例として、サービスプランを容易に比較することができる。例えば、サービス内容が同じ2つのプランAが横に並んで表示されるため、この2つは同一プランAであることを容易に見分けることができる。また、サービス内容が異なる同一プランCが横に並んで表示されるため、サービス内容が良いプランCを容易に選択することができる。
【0224】
<その他>
本開示の実施形態を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。限定でなく例として、各手段、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、各実施形態に示す構成を適宜組み合わせることとしてもよい。
【符号の説明】
【0225】
1 システム
10 サーバ
20 代表者端末
30 ネットワーク
40 参加者端末
50 予約先装置
【手続補正書】
【提出日】2022-12-19
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバと通信する端末によって実行されるプログラムであって、
前記端末から予約に関する予約情報を前記サーバに前記端末の通信部によって送信することと、
前記予約情報の送信に基づき、前記予約の予約完了通知と、前記予約の参加者を入力するための情報とを前記通信部によって受信することと、
前記参加者を入力するための情報を、前記端末のユーザとは異なる第1ユーザの端末が取得可能にする処理を前記端末の制御部によって行うこととが前記端末によって実行される。
【請求項2】
請求項1に記載のプログラムであって、
前記取得可能にする処理は、前記参加者を入力するための情報を、前記第1ユーザの端末に送信する処理を含む。
【請求項3】
請求項2に記載のプログラムであって、
前記取得可能にする処理は、前記参加者を入力するための情報を、前記端末の近距離通信部によって前記第1ユーザの端末に送信する処理を含む。
【請求項4】
請求項2に記載のプログラムであって、
前記取得可能にする処理は、前記端末のユーザと、前記第1ユーザとを含むチャットルームに前記参加者を入力するための情報を送信する処理を含む。
【請求項5】
請求項4に記載のプログラムであって、
前記参加者を入力するための情報は、前記予約完了通知が前記ユーザによって前記チャットルームに送信されることによって、前記チャットルームに送信される。
【請求項6】
請求項5に記載のプログラムであって、
前記参加者を入力するための情報に基づき、前記ユーザによって入力された、前記参加者の情報である参加者情報を前記通信部によって前記サーバに送信することが前記端末によって実行される。
【請求項7】
請求項6に記載のプログラムであって、
前記ユーザによって前記参加者を入力するための情報が入力される場合、リストを前記端末の表示部に表示する制御を前記制御部によって行い、前記予約完了通知が前記ユーザによって前記チャットルームに送信された場合、前記第1ユーザの情報、または前記第1ユーザと前記ユーザとを含む前記チャットルームのグループの情報を前記リストの最上段に表示する制御を前記制御部によって行うことが前記端末によって実行される。
【請求項8】
請求項1に記載のプログラムであって、
前記取得可能にする処理は、前記参加者を入力するための情報を含むコード情報を前記端末の表示部に表示する処理を含む。
【請求項9】
請求項8に記載のプログラムであって、
前記コード情報は、前記第1ユーザの端末によって読み取られ、
前記サーバは、前記参加者を入力するための情報に基づき、前記第1ユーザの端末によって入力された、前記参加者の情報である参加者情報を受信する。
【請求項10】
請求項8または請求項9に記載のプログラムであって、
前記参加者を入力するための情報に基づき、前記ユーザによって入力された、前記参加者の情報である参加者情報を前記通信部によって前記サーバに送信することが前記端末によって実行される。
【請求項11】
請求項10に記載のプログラムであって、
前記参加者情報は、前記予約を行った前記ユーザが入力する場合、前記参加者として前記ユーザ以外も入力可能であり、前記ユーザとは異なる前記第1ユーザが入力する場合、前記参加者として前記第1ユーザ以外を入力することができない。
【請求項12】
請求項1から請求項11のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記予約に基づいて、前記端末のユーザに対して設定されたポイントが関連付けられたことを示す情報を前記通信部によって受信することが前記端末によって実行される。
【請求項13】
請求項12に記載のプログラムであって、
設定された前記ポイントは、前記ユーザが入力した予定参加人数と、前記参加者を入力するための情報に基づき入力された参加者の情報である参加者情報に基づく人数の情報と、に基づいて決定される。
【請求項14】
請求項12に記載のプログラムであって、
前記設定されたポイントは、前記予約の予約先によって入力された参加人数と、前記参加者を入力するための情報に基づき入力された参加者の情報である参加者情報に基づく人数の情報と、に基づいて決定される。
【請求項15】
請求項14に記載のプログラムであって、
前記参加人数が前記参加者情報によって取得された人数よりも少ない場合、前記参加者を削減することに関する情報を前記通信部によって受信することが前記端末によって実行される。
【請求項16】
サーバと通信する端末の情報処理方法であって、
前記端末から予約に関する予約情報を前記サーバに前記端末の通信部によって送信することと、
前記予約情報の送信に基づき、前記予約の予約完了通知と、前記予約の参加者を入力するための情報とを前記通信部によって受信することと、
前記参加者を入力するための情報を、前記端末のユーザとは異なる第1ユーザの端末が取得可能にする処理を前記端末の制御部によって行うこととを含む。
【請求項17】
サーバと通信する端末であって、
前記端末から予約に関する予約情報を前記サーバに送信し、前記予約情報の送信に基づき、前記予約の予約完了通知と、前記予約の参加者を入力するための情報とを受信する通信部と、
前記参加者を入力するための情報を、前記端末のユーザとは異なる第1ユーザの端末が取得可能にする処理を行う制御部とを備える。