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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023002056
(43)【公開日】2023-01-10
(54)【発明の名称】衝突検知センサー
(51)【国際特許分類】
   G01L 5/00 20060101AFI20221227BHJP
   B60R 19/48 20060101ALI20221227BHJP
   B61B 13/00 20060101ALN20221227BHJP
【FI】
G01L5/00 F
B60R19/48 C
B61B13/00 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021103057
(22)【出願日】2021-06-22
(71)【出願人】
【識別番号】000191353
【氏名又は名称】新明工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000394
【氏名又は名称】弁理士法人岡田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】城山 吉隆
(72)【発明者】
【氏名】落合 浩之
(72)【発明者】
【氏名】吉塚 卓穂
(72)【発明者】
【氏名】濱嶋 竜也
【テーマコード(参考)】
2F051
3D101
【Fターム(参考)】
2F051AB03
3D101BA01
3D101BB16
3D101BB22
3D101BB26
3D101BE06
(57)【要約】
【課題】障害物が感知要素において端側に偏った位置に衝突した場合でも、検知部における衝突の検知精度の低下が抑えられた、衝突検知センサーの提供。
【解決手段】衝突検知センサー10は、Xの方向に延びた感知要素であるバンパー14と、Yの方向に延び、軸周りのバンパー14の揺動を可能とする揺動軸11Bと、揺動軸11Bの、Zの方向への進退を可能とする第1進退部11と、バンパー14においてZの方向への進退があったことを検知する検知部15とを備える。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
障害物の衝突が想定される感知要素を有し、当該感知要素における前記衝突を検知する衝突検知センサーであって、
X、Y、Zの各座標軸が交わる3次元座標系に対し、
前記Xの方向に延び、前記感知要素として機能するバンパーと、
前記Yの方向に延びる軸であり、この軸周りに前記バンパーが揺動することを可能とする軸である揺動軸と、
前記バンパーの、前記Zの方向への進退を可能とする第1進退部と、
前記バンパーにおいて、前記Zの方向への進退があったことを検知する検知部と、
を備えている、衝突検知センサー。
【請求項2】
請求項1に記載された衝突検知センサーであって、
前記Xの方向で見て前記第1進退部とは異なる位置に設けられて、当該第1進退部による前記バンパーの進退とは独立に、前記Zの方向に進退することが可能とされた第2進退部を備え、
前記第2進退部は、前記バンパーに対し、すべり対偶の構造をなして係合される係合部を備えている、
衝突検知センサー。
【請求項3】
請求項2に記載された衝突検知センサーであって、
前記バンパーは、当該バンパーにおける片側の面に対して前記衝突がなされるものであり、
前記すべり対偶の構造は、前記Xの方向および前記Zの方向に広がる面であるXZ面に沿って延び、かつ、前記片側に凹となる曲がった形状を呈する長穴に、前記Yの方向に延びるガイドピンを挿通した構造である、
衝突検知センサー。
【請求項4】
請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1項に記載された衝突検知センサーであって、
前記衝突によっては動くことがないように設けられた不動部と、
前記衝突があったときに前記バンパーと一緒に動くように設けられた従動部と、を備え、
前記検知部は、
前記不動部および前記従動部のうちのいずれか一方に、当該一方に対して一体化された状態に設けられたターゲットと、
前記不動部および前記従動部のうち、前記一方とは別の他方に、当該他方に対して一体化された状態に設けられた感知センサーと、を備え、
前記感知センサーは、前記衝突による前記一方と前記他方との相対位置の変化にともなって前記ターゲットが前記感知センサーに対して相対的に移動する範囲である相対移動範囲の外から、前記ターゲットの前記感知センサーに対する相対的な移動を感知する、
衝突検知センサー。
【請求項5】
請求項4に記載された衝突検知センサーであって、
前記感知センサーが、
コリメート光線を投光する投光部と、
前記投光部が投光した光線を受光する受光部と、
前記受光部における光線の受光結果に基づいて、前記投光部から前記受光部に至る光線の行路における前記ターゲットの有無を検出する検出部と、
を備えた光線式アクティブセンサーである、衝突検知センサー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、障害物の衝突が想定される感知要素を有し、この感知要素における衝突を検知する衝突検知センサーに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、左右に延設される感知要素たるバンパーを剛体たるバンパ レインフォースの前面に被せ、このバンパ レインフォースの後ろに検知部たる衝突荷重センサーを設けることで、バンパーにおいて左右に延設される各部における障害物の衝突を検知できるようにする技術が公知であった(例えば下記の特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006-118982号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の技術では、検知部は、この検知部が感知要素に正対する方向(特許文献1では前後方向)からの衝突荷重を検出するように調製される。ここで、障害物が感知要素において端側に偏った位置に衝突した場合には、検知部に作用する衝突荷重の向きは、この検知部が感知要素に正対する方向に対して傾斜した向きとなる。このため、上記従来の技術では、障害物が感知要素において端側に偏った位置に衝突した場合に、検知部における衝突の検知精度が低くなっていた。
【0005】
本開示は、障害物が感知要素において端側に偏った位置に衝突した場合でも、検知部における衝突の検知精度の低下が抑えられた、衝突検知センサーの提供を可能とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示における1つの特徴によると、障害物の衝突が想定される感知要素を有し、この感知要素における上記衝突を検知する衝突検知センサーが提供される。この衝突検知センサーは、X、Y、Zの各座標軸が交わる3次元座標系に対し、上記Xの方向に延び、感知要素として機能するバンパーを備えている。また、衝突検知センサーは、上記Yの方向に延びる軸であり、この軸周りにバンパーが揺動することを可能とする軸である揺動軸を備えている。また、衝突検知センサーは、揺動軸の、上記Zの方向への進退を可能とする第1進退部を備えている。また、衝突検知センサーは、バンパーにおいて、上記Zの方向への進退があったことを検知する検知部を備えている。
【0007】
上記の衝突検知センサーによれば、感知要素たるバンパーにおいてその端側に偏った位置に障害物の衝突があった場合、バンパーが障害物の方を向くように揺動する。これにより、感知要素が延びるXの方向に対する、上記衝突の撃力の傾斜を抑え、もって検知部における衝突の検知精度の低下を抑えることができる。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、障害物が感知要素において端側に偏った位置に衝突した場合でも、検知部における衝突の検知精度の低下が抑えられた、衝突検知センサーの提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本開示の一実施形態にかかる衝突検知センサー10が適用される自走式ロボット80を表した正面図である。
図2図1のII-II線断面矢視図である。
図3図1の自走式ロボット80を表した底面図である。
図4図3のIV部拡大図である。
図5図2のV部拡大図である。
図6図4のVI部拡大図である。
図7図4と同様の拡大図であり、バンパー14における左端側に偏った位置に障害物が衝突した場合を表す。
図8図5と同様の拡大図であり、バンパー14における左端側に偏った位置に障害物が衝突した場合を表す。
図9図4と同様の拡大図であり、バンパー14における右端側に偏った位置に障害物が衝突した場合を表す。
図10図5と同様の拡大図であり、バンパー14における右端側に偏った位置に障害物が衝突した場合を表す。
図11図1の衝突検知センサー10の変形例である衝突検知センサー210を模式的に表した平面図である。
図12図11の衝突検知センサー210を模式的に表した正面図である。
図13図11の衝突検知センサー210を模式的に表した右側面図である。
図14図1の衝突検知センサー10の変形例である衝突検知センサー310を模式的に表した平面図である。
図15図14の衝突検知センサー310を模式的に表した正面図である。
図16図14の衝突検知センサー310を模式的に表した右側面図である。
図17図1の衝突検知センサー10の変形例である衝突検知センサー410を模式的に表した平面図である。
図18図17の衝突検知センサー410を模式的に表した正面図である。
図19図17の衝突検知センサー410を模式的に表した右側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
上記の衝突検知センサーは、上記Xの方向で見て第1進退部とは異なる位置に設けられて、第1進退部によるバンパーの進退とは独立に、上記Zの方向に進退することが可能とされた第2進退部を備えたものであってもよい。ここで、第2進退部は、上記バンパーに対し、すべり対偶の構造をなして係合される係合部を備えている。
【0011】
上記の衝突検知センサーによれば、バンパーと第2進退部とは、このバンパーにおける揺動を第2進退部における上記Zの方向の進退に変換するスライダーてこの連鎖を構成する。これにより、バンパーの揺動を第2進退部によりガイドし、もってこの揺動をよりスムーズなものとすることができる。
【0012】
上記の衝突検知センサーにおいては、バンパーは、このバンパーにおける片側の面に対して上記衝突がなされるものであってもよい。この場合において、上記すべり対偶の構造は、上記Xの方向および上記Zの方向に広がる面であるXZ面に沿って延び、かつ、上記片側に凹となる曲がった形状を呈する長穴に、上記Yの方向に延びるガイドピンを挿通した構造である。
【0013】
上記の衝突検知センサーによれば、障害物がバンパーにおける片側の面に衝突した場合に、上記すべり対偶の構造の部分においてバンパーが上記片側とは反対となる側に向かって後退することを許容し、もってバンパーの動作をよりスムーズなものとすることができる。
【0014】
上記の衝突検知センサーにおいては、上記衝突によっては動くことがないように設けられた不動部と、上記衝突があったときにバンパーと一緒に動くように設けられた従動部と、を備えたものであってもよい。この場合において、検知部は、後述するターゲットと、感知センサーと、を備えたものであってもよい。ここで、ターゲットは、不動部および従動部のうちのいずれか一方に、この一方に対して一体化された状態に設けられたものである。また、感知センサーは、不動部および従動部のうち、上記一方とは別の他方に、この他方に対して一体化された状態に設けられたものである。また、感知センサーは、上記衝突による上記一方と上記他方との相対位置の変化にともなってターゲットが感知センサーに対して相対的に移動する範囲である相対移動範囲の外から、ターゲットの感知センサーに対する相対的な移動を感知するものである。
【0015】
上記の衝突検知センサーによれば、検知部の感知センサーは、不動部と従動部との相対位置の変化にともなう、ターゲットの感知センサーに対する相対的な移動の感知を、このターゲットに接触することなく行う。これにより、検知部は、バンパーの進退および揺動を阻害することなく、このバンパーの進退を感知することができる。
【0016】
上記の衝突検知センサーにおいては、上記感知センサーが光線式アクティブセンサーであるものであってもよい。ここで、光線式アクティブセンサーは、コリメート光線を投光する投光部と、投光部が投光した光線を受光する受光部と、受光部における光線の受光結果に基づいて、投光部から受光部に至る光線の行路におけるターゲットの有無を検出する検出部とを備えている。
【0017】
上記の衝突検知センサーによれば、感知センサーがターゲットの有無を検出する範囲となる行路の太さが、ターゲットと感知センサーとの相対位置の変化によらず一定の太さに保たれる。これにより、バンパーの揺動による検知部の検知精度の低下を抑えることができる。
【0018】
続いて、本開示の一実施形態にかかる衝突検知センサー10の概要について、図1ないし図5を用いて説明する。この衝突検知センサー10は、図1ないし図3に示すように、2つ1組の駆動輪82Aと、1つのキャスター82Cとを同じ側に備えた自走式ロボット80に適用される。
【0019】
なお、以下においては、便宜的に、自走式ロボット80において駆動輪82Aおよびキャスター82Cが設けられる側(図1では下側)を「下」とし、その反対側(図1では上側)を「上」とする。また、以下においては、便宜的に、駆動輪82Aの組から見てキャスター82Cが位置される側(図2では右側)を「後」とし、その反対側(図2では左側)を「前」とする。また、以下においては、便宜的に、「左」および「右」を、上記のように定められた「上」「下」「前」「後」に対応して設定されたものとする。
【0020】
自走式ロボット80は、図2に示すように、そのきょう体80Aの内部にバッテリー80Bを備えて、このバッテリー80Bの電気エネルギーにより、自走式ロボット80が備える各構成を動作させるように構成されている。
【0021】
また、自走式ロボット80は、この自走式ロボット80がふろくのない水平な床90の上を自走することを実現させる駆動システム82を備えている。この駆動システム82は、2つの駆動輪82Aをそれぞれモーター82Bにより回転させることで、自走式ロボット80を前後方向(図2で見て左右方向)に進退させる。この際、キャスター82Cは、自走式ロボット80の進退をスムーズにする非駆動輪として機能する。
【0022】
また、自走式ロボット80は、駆動システム82による自走式ロボット80の自走を制御する制御システム81を備えている。この制御システム81は、コンピューター81Aと、ストレージ81Bと、測域センサー81Cと、衝突検知センサー10と、衝突検知センサー20と、を備えている。
【0023】
測域センサー81Cは、自走式ロボット80のきょう体80Aにおいて前側となる表面に露出して設けられている。また、測域センサー81Cは、その前方に設定された検知エリア(図示せず)における障害物91(図3の仮想線を参照)の有無を感知し、その感知結果をコンピューター81Aに出力する。本実施形態においては、測域センサー81Cは、検知エリアに赤外線を照射しながら、この検知エリアから返ってくる赤外線を測定してこれを解析することで、検知エリアにおける障害物91の有無を感知するライダーである。
【0024】
衝突検知センサー10は、図1ないし図5に示すように、自走式ロボット80のきょう体80Aにおいて前側となる表面に露出して設けられた感知要素であるバンパー14を備えている。これにより、バンパー14は、その片側の面たる前面を構成するバンパーカバー14Bに対して障害物91の衝突(図5の仮想線を参照)が想定されるものとなる。また、衝突検知センサー10は、そのバンパー14における障害物91の衝突を検知し、その検知結果をコンピューター81A(図2参照)に出力する。
【0025】
衝突検知センサー20は、図2および図3に示すように、自走式ロボット80のきょう体80Aにおいて後側となる表面に露出して設けられた感知要素であるバンパー24を備えている。これにより、バンパー24は、その片側の面たる後面を構成するバンパーカバー24Bに対して障害物91の衝突(図示省略)が想定されるものとなる。また、衝突検知センサー20は、そのバンパー24における障害物91の衝突を検知し、その検知結果をコンピューター81A(図2参照)に出力する。
【0026】
なお、本実施形態において、衝突検知センサー20は、自走式ロボット80における配設の位置および向きの前後が逆になっている点を除いて、衝突検知センサー10と全く同じ構成を有している。このため、衝突検知センサー20の詳細な説明については、これを省略する。
【0027】
ストレージ81B(図2参照)は、自走式ロボット80の自走を実現するための制御プログラムが、コンピューター読み取り可能に記録された記録媒体である。この制御プログラムは、コンピューター81Aにて実行され、このコンピューター81Aを駆動システム82の制御手段として機能させる。ここで、コンピューター81Aは、測域センサー81Cによる障害物91の感知、または、衝突検知センサー10もしくは衝突検知センサー20による障害物91の衝突の検知があったときに、モーター82Bによる駆動輪82Aの回転をストップさせる。これにより、コンピューター81Aは、自走式ロボット80の進退を停止させる。
【0028】
続いて、衝突検知センサー10の構造およびその動作について、図1ないし図10を用いて説明する。ここで、以下においては、自走式ロボット80の左右方向に延びるXの座標軸と、同じく上下方向に延びるYの座標軸と、同じく前後方向に延びるZの座標軸と、が互いに直交する3次元直交座標系を設定して、これらの座標軸が示す方向をもって説明を行う。
【0029】
衝突検知センサー10において、バンパー14は、図1ないし図3に示すように、外力の作用がない自然状態においてXの方向に延びるように配設されている。このバンパー14は、そのZの方向における片側の面である前面がバンパーカバー14Bによって構成されている。
【0030】
また、バンパー14は、図1ないし図5に示すように、そのバンパーカバー14Bとは反対側となる面である後面に、ブラケット14Aと、Xの方向に並ぶヨークエンド13A、13Dの組とをそれぞれ突設された状態に備えている。これらヨークエンド13A、13Dは、その溝13B、13Eが、それぞれXの方向に延びるように配設されている(図4参照)。
【0031】
また、ブラケット14Aは、バンパー14に対してねじ止めにより一体化された状態に設けられて、このバンパー14に障害物91の衝突(図5の仮想線を参照)があったときにバンパー14と一緒に動くようになっている。すなわち、ブラケット14Aは、本開示における「従動部」に相当する。
【0032】
また、衝突検知センサー10は、図1ないし図5に示すように、この衝突検知センサー10を自走式ロボット80のきょう体80Aに取り付けられた状態にするベース10Aを備えている。このベース10Aは、図3ないし図5に示すように、バンパー14における障害物91の衝突によっては自走式ロボット80のきょう体80Aに対して動くことがないように、このきょう体80Aに対して一体化された状態に固定されている。すなわち、ベース10Aは、本開示における「不動部」に相当する。
【0033】
ベース10Aには、図3および図4に示すように、このベース10Aに対してZの方向に進退することが可能とされた円柱をなす第1進退部11および第2進退部12が組みつけられている。本実施形態においては、第1進退部11および第2進退部12は、それぞれがベース10Aに対してすべり対偶をなすように組みつけられ、このベース10Aに対して独立に進退することが可能とされている。また、第1進退部11および第2進退部12は、それぞれ、ベース10Aに内蔵されたばね(図示省略)によって、前側(図3では左側)に付勢されている。
【0034】
第1進退部11および第2進退部12は、それぞれの後端(図4では右側の端)がベース10Aに対して後方に突出され、これら後端にフランジキャップボルト11C、12Cが取り付けられた構成となっている。これらフランジキャップボルト11C、12Cは、その頭部が第1進退部11および第2進退部12の円柱よりも大径となるように形成されて、これら第1進退部11および第2進退部12が上記ばねの付勢によってベース10Aから前側に抜けてしまうことを防ぐストッパーとして機能する。
【0035】
第1進退部11および第2進退部12は、ベース10AにおいてXの方向に並ぶように組みつけられている。このため、第1進退部11および第2進退部12は、Xの方向で見て互いに異なる位置に設けられることとなる。本実施形態においては、第1進退部11および第2進退部12は、それぞれ、ヨークエンド13A、13Dと対向するように位置される。
【0036】
ここで、第1進退部11および第2進退部12は、図4および図5に示すように、それぞれの前端(図4では左側の端)に、Xの方向およびZの方向に広がる面であるXZ面10B(図5参照)に沿って広がる平板をなす係合部11A、12Aを備えている。これら係合部11A、12Aは、それぞれ、ヨークエンド13A、13Dの溝13B、13Eに差し込まれ、もってこれら溝13B、13Eに係合する。これにより、バンパー14は、このバンパー14を支持する第1進退部11および第2進退部12、ならびに、これら第1進退部11および第2進退部12を支持するベース10Aを介して、自走式ロボット80のきょう体80Aに取り付けられた状態とされる。
【0037】
ここで、ヨークエンド13Aは、このヨークエンド13AをYの方向に貫通する丸穴13Cを備えている。この丸穴13Cは、その中間部において溝13Bに連通されている。また、丸穴13Cには、この丸穴13CをYの方向に貫通して延びる揺動軸11Bが挿通されている。本実施形態においては、揺動軸11Bは、その頭の径が丸穴13Cの径よりも大径で、かつ、同じく円筒部径が丸穴13Cの径よりも小径となるストリッパーボルトに、丸穴13Cの径よりも大径のナットを螺合させたものによって構成される。これにより、揺動軸11Bは、丸穴13Cに対して抜け止めされた状態に取り付けられる。
【0038】
揺動軸11Bは、ヨークエンド13Aの溝13Bに差し込まれた係合部11Aを貫通することでこの係合部11Aに連結される。これにより、第1進退部11は、揺動軸11Bの、Zの方向への進退を可能とする。また、揺動軸11Bは、係合部11Aとともに回り対偶をなし、もってバンパー14が揺動軸11Bの軸周りに揺動すること(図4図7、および、図9を参照)を可能とする。
【0039】
また、ヨークエンド13Dは、図4および図6に示すように、このヨークエンド13DをYの方向に貫通する長穴13Fを備えている。この長穴13Fは、その中間部において溝13Eに連通されている。この長穴13Fは、XZ面10B(図5参照)に沿って延び、かつ、バンパー14に対して障害物91の衝突(図4参照)が想定される前側(図6では左側)に凹となる曲がった形状を呈する。本実施形態においては、長穴13Fは、一定の幅で、前側に凹となる円弧をなすように延びる円弧状長穴である。
【0040】
また、長穴13Fには、この長穴13FをYの方向に貫通して延びるガイドピン12Bが挿通されている。本実施形態においては、ガイドピン12Bは、その頭の径が長穴13Fの幅よりも大で、かつ、同じく円筒部径が長穴13Fの幅よりも小となるストリッパーボルトに、長穴13Fの幅よりも大となる径を有するナットを螺合させたものによって構成される。これにより、ガイドピン12Bは、長穴13Fに対して抜け止めされた状態に取り付けられる。
【0041】
また、ガイドピン12Bは、ヨークエンド13Dの溝13Eに差し込まれた係合部12Aを貫通することでこの係合部12Aに連結される。これにより、第2進退部12は、ガイドピン12Bの、Zの方向への進退を可能とする。また、第2進退部12の係合部12Aは、バンパー14のヨークエンド13Dに対し、すべり対偶の構造13をなして係合される。
【0042】
ところで、衝突検知センサー10は、図4および図5に示すように、バンパー14においてZの方向への進退があったことを検知する検知部15を備えている。この検知部15は、ブラケット14Aに対して一体化された状態に設けられるターゲット15Aと、ベース10Aに対して一体化された状態に設けられる感知センサーたる光線式アクティブセンサー16と、を備えている。
【0043】
ターゲット15Aは、バンパー14に障害物91の衝突(図5の仮想線を参照)があったときにバンパー14およびブラケット14Aと一緒に動くようになっている。ここで、バンパー14を支持する第1進退部11および第2進退部12は、ベース10Aに内蔵されたばね(図示省略)によって前側(図4では左側)に付勢されている。また、第1進退部11および第2進退部12は、それぞれ、フランジキャップボルト11C、12Cによってベース10Aから前側に抜けないように抜け止めされている。このため、上記衝突によるブラケット14Aとベース10Aとの相対位置の変化にともなって、ターゲット15Aが光線式アクティブセンサー16に対して相対的に移動する範囲である相対移動範囲15Bは、一定のサイズを有する範囲とされる。
【0044】
光線式アクティブセンサー16は、図4に示すように、Xの方向に間隔をあけて並ぶ投光部16Aと受光部16Bとを、相対移動範囲15BをXの方向の両側(図4では上下両側)から挟み込むように位置させた透過型の光線式アクティブセンサーである。本実施形態においては、光線式アクティブセンサー16は、ベース10Aの前面に固定される検出部16Cの下面(図4では紙面手前側の面)に、投光部16Aと受光部16Bとを突出させた状態に備えた溝型の光線式アクティブセンサーである。
【0045】
投光部16Aは、Xの方向の受光部16B側(図4では下側)に向かって単色のコリメート光線16Dを投光する。また、受光部16Bは、投光部16Aが投光したコリメート光線16Dと同じ色の光線を受光し、その受光結果を検出部16Cに出力する。また、検出部16Cは、プログラム制御が可能な演算処理装置であり、受光部16Bにおける光線の受光結果に基づいて、投光部16Aから受光部16Bに至る光線の行路16Eにおけるターゲット15Aの有無を検出する。これにより、光線式アクティブセンサー16は、ターゲット15Aの光線式アクティブセンサー16に対する相対的な移動を、相対移動範囲15Bの外から感知する。
【0046】
本実施形態においては、ターゲット15Aは、バンパー14に外力の作用がない自然状態において、コリメート光線16Dの行路16Eを遮る遮蔽位置に位置される。また、受光部16Bは、コリメート光線16Dと同じ色の光線を受光したときに、コリメート光線16Dを受光した旨の受光結果を検出部16Cに出力する。また、検出部16Cは、受光部16Bによるコリメート光線16Dを受光した旨の出力に対し、バンパー14において障害物91の衝突があったとする検知結果を出力する。これは、検出部16Cが、受光部16Bがコリメート光線16Dを受光したとする受光結果を、障害物91のバンパー14への衝突による、ターゲット15Aの上記遮蔽位置からの移動によるものとみなして動作するようにプログラム制御されていることによるものである。
【0047】
上述した衝突検知センサー10によれば、感知要素たるバンパー14においてその左端側に偏った位置に障害物91の衝突があった場合、図7および図8に実線で示すように、バンパー14における左側の部分(図7では上側の部分)が、前側からの撃力を受けて後退する。この後退により、バンパー14は左側を向くように揺動し、上記衝突の運動エネルギーをバンパー14が受け止める割合は大きくなる。このため、バンパー14は、図7および図8に仮想線で示すように、その全体が後退され、もってターゲット15Aを上記遮蔽位置から後方に移動させる。この移動は、検知部15の光線式アクティブセンサー16により、バンパー14において障害物91の衝突があったとする検知結果として出力される。この検知結果を受けて、コンピューター81A(図2参照)は、自走式ロボット80の進退を停止させる。
【0048】
また、上述した衝突検知センサー10によれば、感知要素たるバンパー14においてその右端側に偏った位置に障害物91の衝突があった場合、図9および図10に実線で示すように、バンパー14における右側の部分(図9では下側の部分)が、前側からの撃力を受けて後退する。この後退により、バンパー14は右側を向くように揺動し、上記衝突の運動エネルギーをバンパー14が受け止める割合は大きくなる。このため、バンパー14は、図9および図10に仮想線で示すように、その全体が後退され、もってターゲット15Aを上記遮蔽位置から後方に移動させる。この移動は、検知部15の光線式アクティブセンサー16により、バンパー14において障害物91の衝突があったとする検知結果として出力される。この検知結果を受けて、コンピューター81A(図2参照)は、自走式ロボット80の進退を停止させる。
【0049】
すなわち、上述した衝突検知センサー10によれば、感知要素たるバンパー14においてその端側に偏った位置に障害物91の衝突があった場合、バンパー14が障害物91の方を向くように揺動する。これにより、感知要素たるバンパー14が延びるXの方向に対する、上記衝突の撃力の傾斜を抑え、もって検知部15における衝突の検知精度の低下を抑えることができる。
【0050】
また、上述した衝突検知センサー10によれば、バンパー14と第2進退部12とは、このバンパー14における揺動を第2進退部12におけるZの方向の進退に変換するスライダーてこの連鎖を構成する。これにより、バンパー14の揺動を第2進退部12によりガイドし、もってこの揺動をよりスムーズなものとすることができる。
【0051】
また、上述した衝突検知センサー10によれば、障害物91がバンパー14における片側(前側)の面に衝突した場合に、すべり対偶の構造13の部分においてバンパー14が上記片側とは反対となる側に向かって後退することを許容し、もってバンパー14の動作をよりスムーズなものとすることができる。
【0052】
また、上述した衝突検知センサー10によれば、検知部15の光線式アクティブセンサー16は、ベース10Aとブラケット14Aとの相対位置の変化にともなう、ターゲット15Aの光線式アクティブセンサー16に対する相対的な移動を、このターゲット15Aに接触することなく行う。これにより、検知部15は、バンパー14の進退および揺動を阻害することなく、このバンパー14の進退を検知することができる。
【0053】
また、上述した衝突検知センサー10によれば、光線式アクティブセンサー16がターゲット15Aの有無を検出する範囲となる行路16Eの太さが、ターゲット15Aと光線式アクティブセンサー16との相対位置の変化によらず一定の太さに保たれる。これにより、バンパー14の揺動による検知部15の検知精度の低下を抑えることができる。
【0054】
本開示は、上述した一実施形態で説明した外観、構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、以下のような各種の形態を実施することができる。
【0055】
(1)上述した衝突検知センサー10においては、図4に示すように、バンパー14が延びるXの方向と、揺動軸11Bおよびガイドピン12Bが延びるYの方向と、第1進退部11および第2進退部12が進退するZの方向とは、互いに直交する3次元直交座標系をなしている。しかしながら、本開示の衝突検知センサーにおいては、上記X、Y、Zの各方向は、これらが互いに交わる任意の3次元座標系をなすものであってもよい。
【0056】
すなわち、本開示の衝突検知センサーは、例えば、X、Y、Zの各方向の組み合わせのうち少なくとも1組が非直交に交わることで、X、Y、Zの各方向が3次元斜交座標系をなす衝突検知センサー210(図11ないし図13を参照)であってもよい。ここで、図11ないし図13に示す衝突検知センサー210は、上述した一実施形態にかかる衝突検知センサー10の変形例である。したがって、上記衝突検知センサー10の各構成と共通する構成については、これらの構成に付した符号に「200」を足した符号を付して対応させ、その詳細な説明を省略する。
【0057】
本開示にかかる衝突検知センサーは、上記衝突検知センサー10の実施形態および上記衝突検知センサー210の実施形態のいずれであってもよいため、各パーツの加工精度をX、Y、Zの各方向が互いに直交するとみなせる程度にまで高める必要がない。これにより、本開示にかかる衝突検知センサーは、その生産に必要な費用および時間を低減させることができる。
【0058】
また、本開示の衝突検知センサーは、例えば、Xが方位角方向、Yが天頂角方向、Zが動径方向となるように交わり、もって3次元極座標系をなす衝突検知センサー310(図14ないし図16を参照)であってもよい。ここで、図14ないし図16に示す衝突検知センサー310は、上述した一実施形態にかかる衝突検知センサー10の変形例である。したがって、上記衝突検知センサー10の各構成と共通する構成については、これらの構成に付した符号に「300」を足した符号を付して対応させ、その詳細な説明を省略する。
【0059】
上述した衝突検知センサー310によれば、感知要素たるバンパー314においてその端側に偏った位置に障害物(図示省略)の衝突があった場合、バンパー314は、その衝突を障害物の方を向くように傾いた面をもって受け止める。これにより、感知要素たるバンパー314が延びるXの方向に対する、上記衝突の撃力の傾斜を抑え、もって衝突検知センサー310の検知部(図示省略)における衝突の検知精度の低下を抑えることができる。
【0060】
ここで、図14ないし図16に示す衝突検知センサー310において、第1進退部311および第2進退部312は、Zの方向に延び、このZの方向への伸び縮みが可能なコイルばねによって構成されている。第1進退部311は、図15に示すように、揺動軸311BにおいてYの方向(天頂角方向)に離れた複数箇所(図15では揺動軸311Bの両端の2か所)から、ベース310A側に向かって延びだされる。第2進退部312は、ガイドピン312BにおいてYの方向(天頂角方向)に離れた複数箇所(図15ではガイドピン312Bの両端の2か所)から、ベース310A側に向かって延びだされる。この構成によれば、衝突検知センサー310は、障害物の衝突の撃力がバンパー314に対して天頂角方向に傾斜した向きに作用した場合でも、この傾斜の影響を抑えて衝突の撃力を受け止めることができる。
【0061】
また、本開示の衝突検知センサーは、例えば、Xが方位角方向、Yが高さ方向、Zが動径方向となるように交わり、もって円筒座標系をなす衝突検知センサー410(図17ないし図19を参照)であってもよい。ここで、図17ないし図19に示す衝突検知センサー410は、上述した一実施形態にかかる衝突検知センサー10の変形例である。したがって、上記衝突検知センサー10の各構成と共通する構成については、これらの構成に付した符号に「400」を足した符号を付して対応させ、その詳細な説明を省略する。
【0062】
上述した衝突検知センサー410によれば、感知要素たるバンパー414においてその端側に偏った位置に障害物(図示省略)の衝突があった場合、バンパー414は、その衝突を障害物の方を向くように傾いた面をもって受け止める。これにより、感知要素たるバンパー414が延びるXの方向に対する、上記衝突の撃力の傾斜を抑え、もって衝突検知センサー410の検知部(図示省略)における衝突の検知精度の低下を抑えることができる。
【0063】
(2)本開示の衝突検知センサーにおいて、ガイドピンが挿通される長穴は、バンパーに対して障害物の衝突が想定される片側に凹となる円弧をなすように延びる円弧状長穴に限定されない。すなわち、長穴は、上記片側に凹となる曲がった形状を呈するものであれば、その形状は任意の形状であってよい。ここで、上記「任意の形状」には、例えば、楕円孤、放物線、双曲線、トロコイド、および、楕円曲線の一部などが含まれる。また、長穴は、2本の同じ長さの平行線分と、これら平行線分間の距離に等しい直径を有する2つの半円とで囲まれる形状である長円形状を呈するものであってもよい。
【0064】
(3)本開示の衝突検知センサーにおいて、第2進退部の係合部がバンパーに対して係合されるすべり対偶の構造は、バンパーのヨークエンドに設けられた長穴にガイドピンを挿通した構造に限定されない。すなわち、上記すべり対偶の構造は、例えば、バンパーの側に設けられたガイドピンを第2進退部の係合部に設けられた長穴に挿通した構造であってもよい。また、上記すべり対偶の構造は、例えば、バンパーおよび第2進退部の係合部のうちの一方に棒状体を設け、同じく他方に上記棒状体に被せられる筒をなすスリーブを設けた構造であってもよい。
【0065】
(4)本開示の衝突検知センサーにおいて、検知部の感知センサーを、例えば反射型または回帰反射型などの、透過型ではない、適宜選択した種類の光線式アクティブセンサーに変更することができる。また、検知部の感知センサーを、例えば超音波センサー、静電容量式のパッシブセンサー、または、RFタグが設けられたターゲットを検出するRFIDシステムのセンサーなどの、光線式アクティブセンサーではない、適宜選択した種類の近接センサーに変更することができる。
【0066】
(5)本開示の衝突検知センサーにおいて、検知部の構成は、上述した一実施形態の説明に登場した構成に限定されない。すなわち、検知部は、例えば、バンパーの従動部に感知センサーを、不動部たるベースにターゲットを、それぞれ設けて、このターゲットの光線式アクティブセンサーに対する相対的な移動を感知するものであってもよい。また、検知部は、例えば、反射型の光線式アクティブセンサーなどの、ターゲットの向きの変化を感知できるセンサーを感知センサーとして使用し、ターゲットの向きの変化からバンパーの揺動もあわせて検知するものとすることができる。また、検知部は、例えば、ターゲットの感知センサーとは別に第1進退部および第2進退部の進退を感知するセンサーを備えて、この第2進退部の第1進退部に対する相対的な進退からバンパーの揺動もあわせて検知するものとすることができる。ここで、バンパーの進退に加えてバンパーの揺動も検知できる検知部を備えた本開示の衝突検知センサーを自走式ロボットに適用した場合には、この自走式ロボットに、バンパーにおける障害物の衝突位置に応じて、この障害物に対する対応を変える機能を実現させることができる。
【0067】
(6)本開示の衝突検知センサーは、自走式ロボットに適用されるものに限定されず、衝突を検知する必要がある任意のデバイスに適用されるものとすることができる。また、本開示の衝突検知センサーは、これ単体を独立したデバイスとして用いてもよいものである。
【符号の説明】
【0068】
10 衝突検知センサー
10A ベース(不動部)
10B XZ面
11 第1進退部
11A 係合部
11B 揺動軸
11C フランジキャップボルト
12 第2進退部
12A 係合部
12B ガイドピン
12C フランジキャップボルト
13 すべり対偶の構造
13A ヨークエンド
13B 溝
13C 丸穴
13D ヨークエンド
13E 溝
13F 長穴
14 バンパー(感知要素)
14A ブラケット(従動部)
14B バンパーカバー
15 検知部
15A ターゲット
15B 相対移動範囲
16 光線式アクティブセンサー(感知センサー)
16A 投光部
16B 受光部
16C 検出部
16D コリメート光線
16E 行路
20 衝突検知センサー
24 バンパー
24B バンパーカバー
80 自走式ロボット
80A きょう体
80B バッテリー
81 制御システム
81A コンピューター
81B ストレージ
81C 測域センサー
82 駆動システム
82A 駆動輪
82B モーター
82C キャスター
90 床
91 障害物
210 衝突検知センサー
211 第1進退部
211B 揺動軸
212 第2進退部
212B ガイドピン
213A ヨークエンド
213D ヨークエンド
214 バンパー(感知要素)
310 衝突検知センサー
310A ベース(不動部)
311 第1進退部
311B 揺動軸
312 第2進退部
312B ガイドピン
313A ヨークエンド
313D ヨークエンド
314 バンパー(感知要素)
410 衝突検知センサー
410A ベース(不動部)
411 第1進退部
411B 揺動軸
412 第2進退部
412B ガイドピン
413A ヨークエンド
413D ヨークエンド
414 バンパー(感知要素)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
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図19