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  • 特開-浴室用カウンター 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023020563
(43)【公開日】2023-02-09
(54)【発明の名称】浴室用カウンター
(51)【国際特許分類】
   A47K 4/00 20060101AFI20230202BHJP
   A47K 1/00 20060101ALI20230202BHJP
   C09K 3/18 20060101ALI20230202BHJP
【FI】
A47K4/00
A47K1/00 L
C09K3/18 101
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021125985
(22)【出願日】2021-07-30
(71)【出願人】
【識別番号】000010087
【氏名又は名称】TOTO株式会社
(72)【発明者】
【氏名】進藤 佑輔
【テーマコード(参考)】
2D132
4H020
【Fターム(参考)】
2D132GA00
4H020AA03
(57)【要約】
【課題】 表面に付着した汚れを落し易くする性能を長期にわたって維持することが可能な浴室用のカウンターを提供する。
【解決手段】 浴室の洗い場に設置され、その上面に洗面器を置くことが可能な浴室用カウンターにおいて、上面に多数の凸部300Aを形成するシボ加工を施してなる樹脂成形体からなるカウンター基材301と、カウンター基材301の少なくとも上面の全体を被覆してなる親水性の表面層302と、を備え、親水性の表面層302は、凸部300Aの形状が浴室用カウンターの表面に残る程度の厚みであり、表面層302はその表面に親水基が偏析されている。
【選択図】 図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
浴室の洗い場に設置され、その上面に洗面器を置くことが可能な浴室用カウンターにおいて、
前記浴室カウンターは、上面に多数の凸部を形成するシボ加工を施してなる樹脂成形体からなるカウンター基材と、前記カウンター基材の少なくとも上面の全体を被覆してなる親水性の表面層と、を備え、
前記親水性の表面層は、前記凸部の形状が前記浴室用カウンターの表面に残る程度の厚みであり、前記表面層はその表面に親水基が偏析されていることを特徴とする浴室用カウンター。
【請求項2】
前記親水性の表面層の厚みは、前記凸部の高さよりも小さいことを特徴とする請求項1記載の浴室用カウンター。
【請求項3】
前記凸部は最大高さが60μm以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の浴室用カウンター。
【請求項4】
前記カウンター基材は、表面が撥水性の樹脂成形体であることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の浴室用カウンター。
【請求項5】
前記親水性の表面層は、前記カウンター基材に対して2.0MPa以上の付着力により接合していることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の浴室用カウンター。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、浴室内に設置され、洗面器を置いて使用されるカウンターに関する。
【背景技術】
【0002】
浴室では、風呂椅子に座った状態で洗面器を扱いやすくするために合成樹脂製のカウンターが設置されている。(特許文献1)
【0003】
また、浴室において、カウンターのような樹脂成形体に付着した汚れを落し易くするために、樹脂の表面を親水性にすることも知られている。(特許文献2)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2015-192849号公報
【特許文献2】特開2000-169606号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
浴室のカウンターの表面を親水性にするには、親水性塗料をコーティングすることが考えらえる。しかし、浴室のカウンターにおいては、その上面で洗面器を横すべりさせることから洗面器の底部でカウンターの表面を擦ってしまい、カウンター表面にコーティングされたコート剤が剥がれてしまい、カウンターに付着した汚れを落し易くする性能を損なう恐れがあった。
そこで、本発明は、表面に付着した汚れを落し易くする性能を長期にわたって維持することが可能な浴室用のカウンターを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記した課題を解決するために、浴室の洗い場に設置され、その上面に洗面器を置くことが可能な浴室用カウンターにおいて、前記浴室カウンターは、上面に多数の凸部を形成するシボ加工を施してなる樹脂成形体からなるカウンター基材と、前記カウンター基材の少なくとも上面の全体を被覆してなる親水性の表面層と、を備え、前記親水性の表面層は、前記凸部の形状が前記浴室用カウンターの表面に残る程度の厚みであり、前記表面層はその表面に親水基が偏析されていることを特徴とする。
これによれば、カウンターの表面が親水性の表面層で覆われているので、カウンター上に石鹸カスや皮脂などの浴室特有の汚れが付着しても、水を流すと親水性の表面層と汚れの間に水が入り込んで汚れが剥離するので、付着した汚れを簡単な清掃で落すことが可能となる。
また、カウンターの表面は親水性を呈しつつも細かな凹凸がついているので、洗面器などの硬質な部材をカウンター上で横すべりさせて親水性の表面層に物理的な力が加わったとしても、その力はカウンターの凸部の頂点のみにかかる。そのため、洗面器等の横すべりで親水性の表面層が剥離するのはカウンターの凸部頂点近傍のわずかな領域にとどまる。そのため、親水性の表面層の剥離により汚れの落し易さを長期間にわたって維持することが可能となる。
【0007】
また、この浴室用カウンターは、前記親水性の表面層の厚みは、前記凸部の高さよりも小さくされているのが好ましい。
これによれば、基材に親水性の表面層をコーティングしても、基材の表面に形成された凹凸を表面層の表面にもあらわすことがより確実に可能となる。
【0008】
さらに、前記凸部は最大高さが60μm以上とすることも好ましい。
これによれば、先端が細い物質がカウンター上を横すべりしても、凹部の表面層に届くこともまれであり、凹部における親水性の表面層が剥離することを抑制できる。
【0009】
さらに、また、前記カウンター基材は、表面が撥水性の樹脂成形体であることも好ましい。
【0010】
また、前記親水性の表面層は、前記カウンター基材に対して2.0MPa以上の付着力により接合していることが、より好ましい。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の実施形態の浴室用カウンターを設置した浴室を示す斜視図である。
図2】本発明の実施形態の浴室用カウンターの断面形状を示す図である。
図3】本発明の実施形態の浴室用カウンターにおいて、基材と親水性の表面層を含む態様の一例を示す模式的断面図である。
図4】親水性の表面層の破壊に関する実験結果を示す表である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態の浴室用カウンターを設置した浴室を示す斜視図である。
【0013】
図1に示すように、浴室用カウンター300(以下、カウンターと記す)は、浴室の洗い場100の壁110に、浴槽200に隣接させて取り付けられている。カウンター300は、その上面310が平坦で前方あるいは後方に向けて緩く傾斜する段差の無い載置面となっており、洗面器などを載せて使用することができる。
【0014】
カウンター300の上方の壁110には、カウンター300に載せた洗面器に給湯する水栓400が取り付けられている。また、水栓400より上方の壁110には、鏡500が取り付けられている。
【0015】
カウンター300は、支持材350によって壁110に取り付けられている。また、カウンター300は、壁110、浴槽200および浴槽200と対面する壁(図示せず)との間に隙間S1、S2,S3が設けられている。
【0016】
カウンター300は、樹脂成形体である。樹脂成形体は、樹脂が主成分である成形体である。主成分とは、樹脂成形体において樹脂を50質量%以上含むことが好ましく、さらに好ましくは60質量%以上である。なお、樹脂成形体の強度確保のために鋼材等の支持材を含めてもよい。
【0017】
樹脂として、熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂のいずれかを用いることが可能である。樹脂成形体が大きく、高い強度や耐熱性が求められる場合は、熱硬化性樹脂を用いることが好ましい。一方、樹脂成形体が小さく複雑形状の場合は、熱可塑性樹脂を用いることが好ましい。
【0018】
熱硬化性樹脂として、ユリア樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ケイ素樹脂から選ばれる一種以上を用いることが可能である。
【0019】
熱可塑性樹脂として、ポリプロピレン樹脂(PP)、ポリエチレン樹脂(PE)、ポリアセタール樹脂(POM)、ポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT)、ポリ塩化ビニル樹脂(PVC)、ポリスチレン樹脂(PS)、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合樹脂(ABS)、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)、ポリメタクリル酸メチル樹脂(PMMA)、ポリアミド樹脂(PA)、ポリエーテルエーテルケトン樹脂(PEEK)、ポリトリメチレンテレフタレート樹脂(PTT)、ポリカーボネート樹脂(PC)、ポリテトラフルオロエチレン 4フッ化エチレン樹脂(PTFE)から選ばれる一種以上を用いることが可能である。
【0020】
本発明において、樹脂として、熱可塑性樹脂を用いるのが好ましい。さらに好ましくは、樹脂として、PP、PE、POM、PBT、PVC、ABS、PPS、PET、PMMA、PA、PCから選ばれる一種以上を用いることがより好ましい。これらのうち更により好ましいのは、PP、POM、PBT、ABS、PMMAから選ばれる一種以上である。
【0021】
また、カウンター300の上面には、洗面器が滑り落ちないようにシボ加工が施されている。このシボ加工によりカウンター300の上面には多数の凹凸が形成されている。この凹凸の凹部は、隣接する凹部同士が互いに連接され、その間に凸部300Aが形成されている。言い換えれば、カウンター300の上面は多数の細かな凸部300Aが点在する形状にされている。
【0022】
図2は本発明の実施形態の浴室用カウンターの断面形状を示す図である。
この図のように、凸部はその頂点は平坦ではなく、丸みまたは角がたつような形状である。
【0023】
カウンター300の表面に親水性領域を付与する方法として、基材の表面に親水性の表面層を形成する方法を用いる。
図3は、カウンターとして、基材と親水性の表面層を含む態様の一例を示す模式的断面図である。この態様では、基材301(カウンター基材)の表面を親水性の表面層302が覆っている。
【0024】
親水性の表面層302は、親水性の官能基を含む層である。親水性の官能基としてアニオン性の官能基を含むことが好ましい。アニオン性の官能基としては、スルホン酸基、カルボキシル基およびリン酸基から選択される1種以上を用いることができる。親水性の表面層302はスルホン酸基を含むことが好ましい。これにより、表面層302の親水性をより高めることが可能となる。
【0025】
親水性の表面層302は、基材側よりも表面側にスルホン酸基を多く含むことが好ましい。また、親水性の表面層302は、表面側にスルホン酸基が偏析していることがさらに好ましい。これにより、親水性の表面層302が高い親水性を発揮することが可能となり、かつ親水性を長期間維持することが可能となる。
【0026】
親水性の表面層302がスルホン酸基を含むことは、X線光電子分光法(XPS)による表面分析により、判断できる。XPSにより、親水性の表面層302の表面に存在するスルホン酸基の量を検出することができる。具体的には、XPSにより検出される硫黄(S)元素の2p軌道ピークのケミカルシフトからスルホン酸基であることを同定できる。さらに、その濃度から親水性の表面層302の表面に存在するスルホン酸基の量を定量することが可能である。
【0027】
親水性の表面層302は、スルホン酸基に由来する硫黄元素が0.5at.%以上表面に存在していることが好ましく、1.0at.%以上存在していることがさらに好ましい。
【0028】
親水性の表面層302の主成分はアクリル樹脂であることが好ましい。これにより、表面に水アカの固着をしにくくできる。ここで、主成分とは、層の含まれる成分量のうち、半分以上の割合を占めることを指す。
【0029】
親水性の表面層302は、塗料を硬化させて得られる塗膜であることが好ましい。塗料としては、親水性の化合物を含む塗料が好ましい。親水性の化合物としては、スルホン酸基、カルボキシル基およびリン酸基から選択される1種以上を有する塗料を用いることができる。親水性の化合物としては、スルホン酸基を有する化合物を用いることが好ましい。具体的には、メタクリロイルオキシ基を有した直鎖アルキルスルホン酸及びその塩である2-(メタクリロイルオキシ)エタンスルホン酸、3-(メタクリロイルオキシ )プロパン-1-スルホン酸、2-(メタクリロイルオキシ)エタンスルホン酸ナトリウム塩、メタクリル酸3-スルホプロピルカリウムから選択される1種以上を用いることが好ましい。
【0030】
親水性の表面層302を形成させるための塗料として、公知の親水性塗料を用いることができる。例えば、特開2015-212324、特開2014-218612、特開2014-198754、特開2014-111745などに記載されているものを利用可能である。
【0031】
親水性の表面層302は、厚みが0.1μm以上100μm以下、好ましくは、1μm以上50μm以下、さらに好ましくは5μm以上25μm以下である。これにより、親水性を良好に発揮し、かつ基材301と親水性の表面層302の密着性を高めることができる。厚みは、表面層断面の顕微鏡による観察や、表面層302の膜厚を計測することにより求めることができる。
【0032】
この親水性の表面層302は、その厚みを基材301の凸部の高さよりも小さくすることが好ましい。たとえば、基材301の凸部の最大高さ60~100μmであれば、表面層302の厚みを13~16μmとすればよい。
これにより、表面層302を形成した後であっても基材301の凹凸形状が表面層にほぼそのまま残すことが可能となる。そのため、親水性の表面層302の表面は平坦ではなく、多数の凹凸が連続した形状となる。
【0033】
前述したように、カウンター300の表面の凹部300Bは、その表面に親水性の表面層302が存在するとともに、隣接した凹部同士が連接するようにされている。そのため、カウンター300の上面の水は、ある程度量が少なくなった場合でもこの凹部同士の連接部がいわば水路となって、カウンター300の上面の傾斜に沿って流れ落すことができる。
これにより、カウンター300の上面は、水をスクレーパーなどでかき出さなくても、水が残り続きにくくすることができる。そのため、カウンター上面にカビが発生するのを抑制することが可能となる。
【0034】
次に、カウンターの上面に物理的な力を加えた場合について説明する。
親水性の表面層302は、十分に硬化しているので、摩擦力等がはたらいて物理的に破壊される場合は、基材301や塗膜状の表面層302は材破せず、力が加わった領域が基材301から表面層302が剥がれる塗膜剥離を起こす。その際、塗膜破壊を起こす領域は、物理的な力が働かない領域まで広がることはない。
【0035】
図4は、親水性の表面層の破壊に関する実験結果を示す表である。
この表のサンプルNo.1~3はABSを基材とし、異なるシボ加工を施した上でその表面に親水性の表面層(アクリル樹脂ベースでスルホン酸基が表面に偏析させたもの)を形成したものである。これらのサンプルNo.1~3について、ひっかき試験による破壊の状態を観察したところ、いずれも「周りを巻き込まずに破壊」していることが確認できた。
これより、塗膜強度が密着力を上回っていることがわかる。すなわち、物理的な力がかかって表面層302が破壊するときは、表面層自体あるいは基材301が破壊するのではなく、基材301から表面層302が剥がれるのである。
【0036】
[ひっかき試験の条件]
試験機:株式会社東洋精機製作所の鉛筆硬度試験機(塗膜硬度、塗装強度、鉛筆引っかき試験機)
鉛筆:三菱uni鉛筆(6B~9H)
【0037】
上記のように構成されたカウンター300において、その上面に置かれた洗面器は、カウンター300の上面に形成された凹凸の凸部300Aの頂点に接触する。そのため、洗面器がカウンター上を横すべりするときは、洗面器の底部は凸部300Aの頂点のみに接触しつつ横すべりする。
したがって、洗面器の横すべりによって、カウンター上面における親水性の表面層302が洗面器の底部で削られる領域は凸部300Aの頂点近傍にとどまる。
さらに、親水性の表面層302は、凸部300Aの頂点付近が削られたとしても、前述したとおり表面層302は塗膜剥離を起こすので、削られる領域がその周辺にまで拡大することがない。そのため、削られる領域は凸部300Aの頂点近傍の狭い領域にとどまる。
【0038】
親水性の表面層302が削られた領域では基材301が表面に露出するので、基材301の樹脂成形体が撥水性を呈する材料の場合は削られた領域には親水性は発現されない。しかし、削られる領域は凸部300Aの頂点近傍の狭い範囲にとどまるので、汚れは削られた領域のみに付着することは稀であり、多くは親水性の表面層302が残されている領域にまたがって付着する。そのため、付着した汚れの落し易さに大きな変化はない。したがって、カウンター300の汚れの落し易さを長期間にわたって維持することが可能となる。
【0039】
以上に説明した本発明の実施形態によれば、カウンター300の表面が親水性の表面層302で覆われているので、カウンター上に石鹸カスや皮脂などの浴室特有の汚れが付着しても、水を流すと親水性の表面層302と汚れの間に水が入り込んで汚れが剥離するので、付着した汚れを簡単な清掃で落すことが可能となる。
【0040】
また、カウンター300の表面は親水性を呈しつつも細かな凹凸がついているので、洗面器などの硬質な部材をカウンター上で横すべりさせて親水性の表面層302に物理的な力が加わったとしても、その力はカウンター300の凸部300Aの頂点のみにかかる。そのため、洗面器等の横すべりで親水性の表面層302が剥離するのはカウンター300の凸部頂点近傍のわずかな領域にとどまる。そのため、洗面器などの硬質部材をカウンター上で横すべりさせて親水性の表面層302が剥離した程度では汚れの落し易さが低下することはなく、長期にわたって汚れの落し易さを維持することが可能となる。
【0041】
また、このカウンター300は、親水性の表面層の厚みは、前記凸部の高さよりも小さくされているので、基材301に親水性の表面層302をコーティングしても、基材301の表面に形成された凹凸を表面層302の表面にもあらわすことがより確実に可能となる。
【0042】
さらに、凸部300Aは最大高さが60μm以上とすれば、先端が細い物質がカウンター上を横すべりしても、凹部の表面層に届くこともまれであり、凹部における親水性の表面層が剥離することを抑制できる。
【符号の説明】
【0043】
100 洗い場
300 浴室用カウンター
300A 凸部
301 カウンター基材
302 親水性の表面層
図1
図2
図3
図4