(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023020778
(43)【公開日】2023-02-09
(54)【発明の名称】カトラリーレスト
(51)【国際特許分類】
A47G 21/00 20060101AFI20230202BHJP
B32B 1/06 20060101ALI20230202BHJP
【FI】
A47G21/00 P
B32B1/06
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021142798
(22)【出願日】2021-07-28
(71)【出願人】
【識別番号】521139874
【氏名又は名称】株式会社ITOHEN
(72)【発明者】
【氏名】綿瀬 麻意子
【テーマコード(参考)】
3B115
4F100
【Fターム(参考)】
3B115AA30
3B115BB16
3B115DA09
4F100AK01D
4F100AR00B
4F100AT00A
4F100AT00E
4F100BA05
4F100BA07
4F100BA10A
4F100BA10E
4F100DD25
4F100DD31
4F100DG12C
4F100GB90
4F100JN01D
(57)【要約】
【課題】織物本体の色や柄を楽しむことができるカトラリーレストを提供する。透明な容器本体に液状樹脂を入れて、その液状樹脂に織物を浸漬して固めようとすると、気泡がはいり、織物本来の発色がでず、水に濡れたように織物が黒くなるので本来の色や柄を楽しめない。
【解決手段】
あらかじめ固められた透明樹脂層と透明保持体で挟むことにより、樹脂の中に織物をいれて固める方法に比べ、織物の色/柄の変化を防ぐことができる。
それによって樹脂の透明感を生かし、織物のそのものの色合いを生かせ、極めて趣向性の高いカトラリーレストを提供することができる。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
透明の容器本体と、前記容器本体に収容される織物と、前記織物を下から保持する保持体と、前記織物の上方に設けられた透明樹脂層と、前記容器本体を密閉する底蓋を備えたカトラリーレスト。
【請求項2】
前記織物が前記保持体により、前記透明樹脂層に隙間なく押さえられていることを特徴とする請求項1記載のカトラリーレスト。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、密閉された透明容器の中に織物を収納させることで、織物そのものの美しさや模様を装飾として利用することを可能としたカトラリーレストである。
【背景技術】
【0002】
透明容器の中に液状樹脂を入れ、その中に織物を入れて固める方法があるが、織物の色合いや風合いが変わるという問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ものである。
織物の色合いそのものを表せ、かつ極めて趣向性の高いカトラリーレストを提供することを技術課題とする
【課題を解決するための手段】
【0004】
前記課題を解決するために、透明の容器本体と、前記容器本体に収容される織物と、前記織物を下から保持する保持体と、前記織物の上方に設けられた透明樹脂層と、前記容器本体を密閉する底蓋を備えた。また前記織物は、色および/または柄が着色されている織物とした。
【発明の効果】
【0005】
上記手段をとることにより、織物の色合いや風合いが変わらずに自由な形状に装飾ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【発明を実施するための形態】
【0007】
無色透明な容器に透明な樹脂を流し込んで固める。固まった樹脂の上に織物をのせ、その上から透明な保持体で押さえる。さらに容器の中が密閉されるように透明な底板を透明な接着剤で接着する。
【0008】
カトラリーレストとは、箸やナイフやスプーンフォークを置く器具をいう。
【0009】
透明とは、織物の色や柄を外部から認識できる程度の透明度をいう。また透明は、無色透明と有色透明を含んで、無色透明が好ましい。
【0010】
容器本体の中で、透明樹脂層と透明な保持体で織物を挟むことにより、
織物が容器の中で浮いてるように見え、かつ織物が動かないように固定できる。
【0011】
容器本体の両側は、箸が落ちないように盛り上がっていることが望ましい。
【0012】
あらかじめ固められた透明樹脂層と透明保持体で挟むことにより、樹脂の中に織物をいれて固める方法に比べ、織物の色/柄の変化を防ぐことができる
【符号の説明】
【0013】
1 容器本体
2 箸をのせる面
3 透明樹脂層
4 織物
5 保持体
6 底蓋