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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023021052
(43)【公開日】2023-02-09
(54)【発明の名称】水流の切り替え機能を有する歯洗浄器
(51)【国際特許分類】
   A61C 17/02 20060101AFI20230202BHJP
【FI】
A61C17/02 G
A61C17/02 H
【審査請求】有
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022120398
(22)【出願日】2022-07-28
(31)【優先権主張番号】202110865618.4
(32)【優先日】2021-07-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202111022029.6
(32)【優先日】2021-09-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】518436504
【氏名又は名称】厦門松霖科技股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】鄭捷
(72)【発明者】
【氏名】謝水秀
(72)【発明者】
【氏名】巌貴華
(72)【発明者】
【氏名】劉汀科
(72)【発明者】
【氏名】張明富
(57)【要約】
【課題】出水ノズルを交換しなくても水流の切り替えを実現することができる歯洗浄器を提供する。
【解決手段】本発明は水流の切り替え機能を有する歯洗浄器を提供し、歯洗浄器本体、出水ノズル及び水路切替機構を含み、前記出水ノズルに第一水路及び第二水路が設置され、前記水路切替機構は第一水路及び第二水路のうちの一方を歯洗浄器本体内のピストンアセンブリの出水端と連通させ、他方をピストンアセンブリの出水端と切断させることに用いられ、前記出水ノズルは第一水路及び第二水路を連通する出水孔を有し、前記第一水路または第二水路が歯洗浄器本体内のピストンアセンブリの出水端と連通されると、前記出水孔の出水の水流は異なる。上記の歯洗浄器は、出水ノズルを交換しない状況でも水流の切り替えを実現することができる。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
歯洗浄器本体、出水ノズル及び水路切替機構を含み、
前記出水ノズルに第一水路及び第二水路が設置され、前記水路切替機構は第一水路及び第二水路のうちの一方を開き、他方を閉じることに用いられ、
前記出水ノズルは第一水路及び第二水路を連通する出水孔を有し、第一水路が開かれると、水は第一水路から出水孔に流出して第一水流が形成され、第二水路が開かれると、水は第二水路から出水孔に流出して第二水流が形成され、前記第一水流と第二水流は異なる
水流の切り替え機能を有する歯洗浄器。
【請求項2】
前記歯洗浄器本体内にピストンアセンブリが設けられ、前記ピストンアセンブリは出水端を有し、前記水路切替機構は、操作部材及び封止部材を含み、前記封止部材は操作部材に連動して連結され、前記操作部材を操作して前記封止部材を駆動して第一水路及び第二水路のうちの一方をピストンアセンブリの出水端と連通させ、他方をピストンアセンブリの出水端と切断させる
請求項1に記載の水流の切り替え機能を有する歯洗浄器。
【請求項3】
前記封止部材は、ボール、第一ばね及び取付ブラケットを含み、前記取付ブラケットは操作部材に連動して連結され、前記第一ばねの一端は取付ブラケットに固定的に連結され、他端は前記ボールを第一水路または第二水路の給水端に当接させる
請求項2に記載の水流の切り替え機能を有する歯洗浄器。
【請求項4】
前記第一水路と第二水路との間にガイド面が設置され、前記ボールが操作部材の駆動により第一水路から第二水路へ移動する場合、または第二水路から第一水路へ移動する場合、前記ガイド面は前記ボールを押圧して前記第一ばねを圧縮する
請求項3に記載の水流の切り替え機能を有する歯洗浄器。
【請求項5】
前記封止部材はガスケット及び切替軸を含み、前記切替軸は操作部材に連動して連結され、前記操作部材は切替軸を駆動して切替軸の軸方向に沿って移動させ、それにより前記ガスケットが第一水路または第二水路の給水端を封止する
請求項2に記載の水流の切り替え機能を有する歯洗浄器。
【請求項6】
前記操作部材はボタン及びボタンに外嵌される第二ばねであり、前記第一水路及び第二水路はボタンの押圧方向に沿って順に設置される
請求項2ないし5のいずれか1項に記載の水流の切り替え機能を有する歯洗浄器。
【請求項7】
前記出水ノズルはテーパー形を呈する出水部を有し、前記出水孔は出水部の頂点に設置される
請求項6に記載の水流の切り替え機能を有する歯洗浄器。
【請求項8】
前記テーパー形の頂角の角度は30°‐180°である
請求項7に記載の水流の切り替え機能を有する歯洗浄器。
【請求項9】
前記第一水路は偏心方向に沿って前記出水部と連通される
請求項7に記載の水流の切り替え機能を有する歯洗浄器。
【請求項10】
前記第二水路は同軸方向に沿って前記出水部と連通される
請求項7に記載の水流の切り替え機能を有する歯洗浄器。
【請求項11】
前記出水ノズル内に水通過管が設置され、前記水通過管の内部及び出水ノズルの内壁と水通過管との間の空隙は、前記第一水路及び第二水路をそれぞれ形成している
請求項1ないし5のいずれか1項に記載の水流の切り替え機能を有する歯洗浄器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パーソナルケア器具に関し、特に口腔ケア器具に関する。
【背景技術】
【0002】
歯磨きは最も普通的な歯の保健行為であるが、ほとんどの歯ブラシは歯磨剤を咬合面の空隙、溝及び割れ目の中に深く入り込ませることができず、従って歯洗浄器を歯ブラシの補助用具として歯を洗浄する必要がある。一般的には、歯洗浄器は歯洗浄器本体及び歯洗浄器本体に取り外し可能に連結されるノズルを含む。歯洗浄器本体は水ポンプを含み、水ポンプは洗浄液を吸引することができ、且つ洗浄液を一定の圧力でノズルを介して噴出させ、それにより歯間や歯肉溝などの歯ブラシが洗浄しにくい箇所を洗浄する。また、歯洗浄器はさらに洗浄液を咬合面の空隙に入れて内部の酸性物質を中和させ、且つ従来の脱灰されたエナメル質にカルシウム含有量を回復させることができる。
【0003】
現在市販されている製品は水流の効果が比較的に単一で、一般的にパルス水流で歯に対する高圧洗浄を実現しているが、従来のパルス水流は個別の消費者にとって衝撃力が大きすぎて使用効果に影響を与える。且つ、従来の歯洗浄器は様々な水流の切り替えを実現するために、対応する出水ノズルを交換する必要がある。しかし、多すぎる出水ノズルはユーザの使用に多くの問題をもたらし、ユーザは余分な出水ノズルを収納しにくく、異なる出水ノズルに対応する水流を覚えることも困難である。結局、ユーザはただ一つの出水ノズルを使用することになり、水流の切り替え機能が動作しない。
【発明の概要】
【0004】
本発明が解決しようとする主な技術的課題は、出水ノズルを交換しなくても水流の切り替えを実現することができる歯洗浄器を提供することである。
【0005】
上記の技術的課題を解決するために、本発明は水流の切り替え機能を有する歯洗浄器を提供し、歯洗浄器本体、出水ノズル及び水路切替機構を含む。
【0006】
前記出水ノズルに第一水路及び第二水路が設置され、前記水路切替機構は第一水路及び第二水路のうちの一方を歯洗浄器本体内のピストンアセンブリの出水端と連通させ、他方をピストンアセンブリの出水端と切断させることに用いられる。
【0007】
前記出水ノズルは第一水路及び第二水路を連通する出水孔を有し、前記第一水路または第二水路が歯洗浄器本体内のピストンアセンブリの出水端と連通されると、前記出水孔の出水の水流は異なる。
【0008】
好ましい実施例において、前記水路切替機構は操作部材及び封止部材を含み、前記封止部材は操作部材に連動して連結され、前記操作部材を操作して前記封止部材を駆動して第一水路及び第二水路のうちの一方を歯洗浄器本体内のピストンアセンブリの出水端と連通させ、他方をピストンアセンブリの出水端と切断させる。
【0009】
好ましい実施例において、前記封止部材はボール、第一ばね及び取付ブラケットを含み、前記取付ブラケットは操作部材に連動して連結され、前記第一ばねの一端は取付ブラケットに固定的に連結され、他端は前記ボールを第一水路または第二水路の給水端に当接させる。
【0010】
好ましい実施例において、前記第一水路と第二水路との間にガイド面が設置され、前記ボールが操作部材の駆動により第一水路から第二水路へ移動する場合、または第二水路から第一水路へ移動する場合、前記ガイド面は前記ボールを押圧して前記第一ばねを圧縮する。
【0011】
好ましい実施例において、前記封止部材はガスケット及び切替軸を含み、前記切替軸は操作部材に連動して連結され、前記操作部材は切替軸を駆動して切替軸の軸方向に沿って移動させ、それにより前記ガスケットが第一水路または第二水路の給水端を封止する。
【0012】
好ましい実施例において、前記操作部材はボタン及びボタンに外嵌される第二ばねであり、前記第一水路及び第二水路はボタンの押圧方向に沿って順に設置される。
【0013】
好ましい実施例において、前記出水ノズルはテーパー形を呈する出水部を有し、前記出水孔は出水部の頂点に設置される。
【0014】
好ましい実施例において、前記テーパー形の頂角の角度は30°‐180°である。
【0015】
好ましい実施例において、前記テーパー形の頂角の角度は35°‐55°である。
【0016】
好ましい実施例において、前記第一水路は偏心方向に沿って前記出水部と連通される。
【0017】
好ましい実施例において、前記第二水路は同軸方向に沿って前記出水部と連通される。
【0018】
好ましい実施例において、前記出水ノズル内に水通過管が設置され、前記水通過管の内部及び出水ノズルの内壁と水通過管との間の空隙は、前記第一水路及び第二水路をそれぞれ形成する。
【0019】
従来技術に比べて、本発明の技術的解決手段は以下の有益な効果を有する:
本発明は水流の切り替え機能を有する歯洗浄器を提供し、ユーザは水路切替機構を介して出水ノズルの内部の第一水路または第二水路のうちの一方を開き、他方を閉じることを実現することができる。それによって異なる給水方式が実現され、さらに出水孔が異なる水流の水を出すことが実現され、ユーザのニーズを満たす。ユーザは出水ノズルを交換する必要がなく、水路切替機構を操作するだけで水流の切り替えを実現することができ、便利で迅速で実用的である。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明の好ましい実施例1における歯洗浄器の外観図である。
図2】本発明の好ましい実施例1における歯洗浄器の分解図である。
図3】本発明の好ましい実施例1における歯洗浄器の第一水路が開いている時の断面図である。
図4】本発明の好ましい実施例1における歯洗浄器の第二水路が開いている時の断面図である。
図5】本発明の好ましい実施例1における出水ノズルの外観図である。
図6】本発明の好ましい実施例1における出水ノズルの断面図である。
図7】本発明の好ましい実施例1における出水ノズルの別の角度での断面図である。
図8】本発明の好ましい実施例1における出水ノズルの別の角度での断面図である。
図9】本発明の好ましい実施例2における歯洗浄器の第一水路が開いている時の断面図である。
図10】本発明の好ましい実施例2における歯洗浄器の第二水路が開いている時の断面図である。
図11】本発明の好ましい実施例3における出水ノズルの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施例における図面を参照しながら、本発明の実施例における技術的解決手段について明確且つ完全に説明する。明らかに、記載された実施例は本発明の実施例の一部に過ぎず、全ての実施例ではなく、本発明における実施例に基づき、当業者が創造的な労働を行わずに取得する全ての他の実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属する。
【0022】
なお、本発明の説明において、「上」、「下」、「内」、「外」、「上端/下端」などの用語が示す方位や位置関係は、図面に示す方位や位置関係に基づくものであり、本発明を説明しやすく且つ説明を簡略化するためのものに過ぎず、示される装置または素子が特定の方位を有し、特定の方位で構成及び操作する必要があることを指示または示唆するものではなく、従って本発明を限定するものと理解すべきではない。また、「第一」、「第二」という用語は、単に説明のために用いられ、相対的な重要性を指示または示唆するものではない。
【0023】
なお、本発明の説明において、明確な規定及び限定がない限り、「取り付け」、「設置」、「嵌設/外嵌」、「連結」などの用語は、広義に理解すべきであり、例えば「連結」は、壁掛け連結であってもよく、取り外し可能な連結であってもよく、または一体的に連結されてもよく、機械的に連結されてもよく、電気的に接続されてもよく、直接的に連結されてもよく、中間媒体を介して間接的に連結されてもよく、二つの素子内部の連通であってもよく、当業者にとって、具体的な状況に応じて本発明における上記の用語の具体的な意味を理解され得る。
【実施例0024】
図1図8を参照すると、本実施例は水流の切り替え機能を有する歯洗浄器を提供し、歯洗浄器本体1、出水ノズル2及び水路切替機構3を含む。
【0025】
前記出水ノズル2に第一水路21及び第二水路22が設置され、前記第一水路21及び第二水路22に給水端がそれぞれ設けられ、前記水路切替機構3は第一水路21及び第二水路22のうちの一方を歯洗浄器本体1内のピストンアセンブリの出水端と連通させ、他方をピストンアセンブリ11の出水端と切断させることに用いられ、第一水路21がピストンアセンブリ11の出水端と連通されると、前記第一水路21が開き、第二水路22がピストンアセンブリ11の出水端と切断され、前記第二水路22が閉じる。第一水路21がピストンアセンブリ11の出水端と切断されると、前記第一水路21が閉じ、第二水路22がピストンアセンブリ11の出水端と連通され、前記第二水路22が開く。
【0026】
前記出水ノズル2は第一水路21及び第二水路22を連通する出水孔23を有し、前記出水ノズルは第一水路及び第二水路を連通する出水孔を有し、第一水路が開かれると、水は第一水路から出水孔に流入して第一水流が形成され、第二水路が開かれると、水は第二水路から出水孔に流入して第二水流が形成され、前記第一水流と第二水流は異なる。上記歯洗浄器は、ユーザが水路切替機構3を介して出水ノズル2の内部の第一水路21または第二水路22のうちの一方を開き、他方を閉じることを実現することができる。それによって異なる給水方式が実現され、さらに出水孔23が異なる水流の水を出すことが実現され、ユーザのニーズを満たす。ユーザは出水ノズル2を交換する必要がなく、水路切替機構3を操作するだけで水流の切り替えを実現することができ、便利で迅速で実用的である。
【0027】
本実施例において、水路切り替えの効果を実現するために、前記水路切替機構3は操作部材31及び封止部材32を含み、前記封止部材32は操作部材31に連動して連結され、前記操作部材31を操作して前記封止部材32を駆動して第一水路21及び第二水路22のうちの一方を歯洗浄器本体1内のピストンアセンブリ11の出水端と連通させ、他方をピストンアセンブリ11の出水端と切断させる。これにより、ピストンアセンブリ11の出水端と連通する一方の水路は開状態となり、他方の水路は切断状態となる。
【0028】
封止部材32の封止効果を実現するために、前記封止部材32はボール321、第一ばね322及び取付ブラケット323を含み、前記取付ブラケット323は操作部材31に連動して連結され、前記第一ばね322の一端は取付ブラケット323に固定的に連結され、他端は前記ボール321を第一水路21または第二水路22の給水端に当接させる。
【0029】
封止部材32が第一水路21を封止する位置から第二水路22を封止する位置まで移動でき、または封止部材32が第二水路22を封止する位置から第一水路21を封止する位置まで移動できることを実現するために、前記第一水路21と第二水路22との間にガイド面24が設置され、前記ボール321が操作部材31の駆動により第一水路21から第二水路22へ移動する場合、または第二水路22から第一水路21へ移動する場合、前記ガイド面24は前記ボール321を押圧して前記第一ばね322を圧縮する。本実施例において、前記ガイド面24はガイド斜面である。
【0030】
ユーザが前記操作部材31を容易に操作するために、前記操作部材31はボタン311及びボタン311に外嵌される第二ばね312であり、ボタン311の末端は前記取付ブラケット323に挿着して固定される。前記第一水路21及び第二水路22はボタン311の押圧方向に沿って順に設置される。これにより、ユーザが第二水路22を切り替える場合、ボタン311を押圧したままにすれば、ボール321が第一水路21を封止する位置に固定されることができ、この時に第二ばね312が押圧されて弾力復帰力が蓄積される。そして、ユーザがボタン311を解放した後、ボタン311は第二ばね312の復帰力の作用で第二水路22を封止する位置に戻る。
【0031】
出水ノズルが異なる水路を開く場合に、出水孔23の出水の水流が異なることを実現するために、前記出水ノズル2はテーパー形を呈する出水部25を有し、前記出水孔23は出水部25の頂点に設置される。前記第一水路21は偏心方向に沿って前記出水部25と連通される。前記第二水路22は同軸方向に沿って前記出水部25と連通される。
【0032】
これにより、第一水路21が開くと、水は正面から出水部25に直接入り、柱状の水が形成され、第一水流が形成される。一方、第二水路22が開くと、水は側面から出水部25に入り、出水部25内で旋回して渦流が形成され、旋回水の出水効果が実現され、第二水流が形成される。
【0033】
前記テーパー形の頂角の角度は30°‐180°である。本実施例において好ましくは35°‐55°である。
【0034】
また、本実施例において、前記歯洗浄器本体1内に出水ノズル収納キャビティが設置され、これにより、ユーザが出張する時に出水ノズル2を収納キャビティ内に置くことができ、歯洗浄器本体1全体の体積を減少させ、収納しやすく、同時に出水ノズル2が外部に露出して汚れることを避けることができる。
【0035】
本実施例において、前記ピストンアセンブリ11はモータ111、偏心歯車112、ピストン113及びピストンシート114を含む。モータ111の運転は偏心歯車112の回転を駆動し、偏心歯車112は連結ロッド115を介してピストン113の往復運動を駆動する。ピストン113とピストンシート114は密閉空間として形成され、往復運動で吸水と出水の二種類の動作が形成され、逆止シートとダックビルバルブを介して給水端と出水端が固定され、ピストン113の一回の往復運動で一回のパルス水流が形成される。
【実施例0036】
図9及び図10を参照すると、本実施例と実施例1との相違点は以下の通りである:本実施例における前記封止部材32はガスケット324、切替軸325及びY型リング326を含み、前記切替軸325はボタン311に連動して連結される。前記ボタン311は、前記ガスケット324が第一水路21または第二水路22の給水端を封止するように切替軸325を駆動して切替軸325の軸方向に沿って移動させる。Y型リング26は、水が切替軸325から漏れることを避けるように、切替軸325に設置され且つ切替軸325のボタン311に近接する片側に位置する。
【実施例0037】
図11を参考すると、本実施例において、出水ノズル2内に前記第一水路21及び第二水路22を設置するために、出水ノズル内に水通過管26が設置され、前記水通過管26内部及び出水ノズル2の内壁と水通過管26との間の空隙は、前記第一水路21及び第二水路22をそれぞれ形成する。水通過管26は出水ノズル2内の位置に基づいて第一水路21または第二水路22であってもよい。例えば水通過管26を出水ノズル2の左側に配置すると、水通過管26は第一水路21である。逆に、水通過管26は第二水路22である。本実施例において前記水通過管26はステンレス鋼材質である。
【0038】
以上、本発明の好ましい具体的な実施形態に過ぎず、本発明の設計構想はこれに限定されるものではなく、当業者が本発明に開示された技術範囲内で、この構想を利用して本発明に対して非実質的な変更を行うことは、いずれも本発明の保護範囲を侵害する行為に属する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11