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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023002173
(43)【公開日】2023-01-10
(54)【発明の名称】ドアノブ
(51)【国際特許分類】
   A61L 2/20 20060101AFI20221227BHJP
   A61L 101/06 20060101ALN20221227BHJP
【FI】
A61L2/20
A61L101:06
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021103233
(22)【出願日】2021-06-22
(71)【出願人】
【識別番号】506293063
【氏名又は名称】サン工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100169188
【弁理士】
【氏名又は名称】寺岡 秀幸
(72)【発明者】
【氏名】中田 康介
【テーマコード(参考)】
4C058
【Fターム(参考)】
4C058AA30
4C058BB07
4C058JJ12
4C058JJ28
(57)【要約】      (修正有)
【課題】抗菌性等を有するドアノブにおいて、その抗菌性等を劣化させないドアノブを提供する。
【解決手段】ドアノブ10a,10bは、円柱形の中空の取っ手11a,11bを有する。取っ手11a,11bの中空部分12a,12bには、揮発性の薬剤13a,13bが挿入される。取っ手11a,11bの中空部分12a,12bと、取っ手11a,11bの外側部分14a,14bの間は、取っ手11a,11bが、パンチングメタル製であるため、通気性を有する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
中空の取っ手を有するドアノブであって、
前記取っ手の中空部分には、揮発性の薬剤が挿入され、
前記取っ手の中空部分と前記取っ手の外側部分の間は、通気性を有する、
ドアノブ。
【請求項2】
請求項1記載のドアノブであって、
前記揮発性の薬剤は、芳香剤および/または消毒剤である、
ドアノブ。
【請求項3】
請求項1または2記載のドアノブであって、
前記取っ手は、パンチング部材製であることで、前記通気性を実現する、
ドアノブ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドアノブに関する。
【背景技術】
【0002】
世界中で、感染症の蔓延が懸念されている。感染症の蔓延は、空気感染、飛沫感染、接触感染によるものに分けられる。この中で、接触感染は、最も起こりやすいと考えられる。接触感染の感染防止としては、たとえば、手摺、ドアノブ等の手で直接触れる部分を、抗菌性等を有するコーティングリン青銅薄膜板で覆うことが提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-089752号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、手摺、ドアノブ等を、抗菌性等を有する物質で覆っても、抗菌性等を有する物質が、手で直接触れられた結果、長期間同じ状態を保つとは考え難い。抗菌性等を有する物質は、手で直接触れられた結果、人の皮脂または汚れの付着等の表面汚染によって、抗菌性等が劣化することが考えられる。
【0005】
そこで本発明の目的は、抗菌性等を劣化させないドアノブを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明のドアノブは、中空の取っ手を有するドアノブであって、取っ手の中空部分には、揮発性の薬剤が挿入され、取っ手の中空部分と取っ手の外側部分の間は、通気性を有する。
【0007】
ここで、揮発性の薬剤は、芳香剤および/または消毒剤であることとしても良い。
【0008】
また、取っ手は、パンチング部材製であることで、通気性を実現しても良い。
【発明の効果】
【0009】
本発明では抗菌性等を劣化させないドアノブを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本実施の形態に係るドアノブの分解斜視図である。
図2】本実施の形態に係るドアノブをドアに組み立てる様子を示す斜視図である。
図3】本実施の形態の変形例に係るドアノブの分解斜視図である。
図4】本実施の形態の変形例に係る内壁付近を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
(ドアノブの構成)
以下、本実施の形態のレバー式のドアノブの構成について、図1に基づいて説明する。ドアノブ10a,10bは、円柱形の中空の取っ手11a,11bを有する。取っ手11a,11bの中空部分12a,12bには、揮発性の薬剤13a,13bが挿入される。
【0012】
取っ手11a,11bの中空部分12a,12bと、取っ手11a,11bの外側部分14a,14bの間は、取っ手11a,11bが、パンチングメタル(パンチング部材)製であるため、通気性を有する。図1では、取っ手11a,11bの表面に楕円形のものが、多数描かれているが、これらがパンチングメタルのパンチングの部分である。
【0013】
ここで、揮発性の薬剤13a,13bは、二酸化塩素発生剤をポリエチレンシート15a,15bで包んだものである。ポリエチレンシート15a,15bは、薄手のもの(0.001mm~0.5mmの範囲の厚さ、好ましくは0.02mm~0.05mmの範囲の厚さ)を用いることで、高分子繊維の隙間による通気性を有し、ガス状の二酸化塩素を通す。
【0014】
また、揮発性の薬剤13a,13bとして二酸化塩素発生剤を用いる場合は、薬剤の光分解を防止するために、ポリエチレンシート15a,15bに相当する部材は、遮光色である非透過性の材料を用いる。それは、黒色の低密度ポリエチレン材料もしくは高密度ポリエチレン材料である。
【0015】
また、ポリエチレンシート15a,15bに包まれた薬剤13a,13bは、周面の長手方向に略等距離に穴16a,16bが多数開いた、中空の円柱形の樹脂ケース17a,17bの中空部分18a,18bに保持される。
【0016】
なお、樹脂ケース17a,17bの底面は、底部21a,21bによって、塞がれているため、ポリエチレンシート15a,15bに包まれた薬剤13a,13bが、底部21a,21bから、外側に飛び出すことはない。底部21a,21bは、取っ手11a,11bの中空部分12a,12bの出入り口20a,20bの蓋を兼ねる。
【0017】
取っ手11a,11bの、出入り口20a,20bとは逆側の端22a,22bは、断面が半円に切り取られた切り欠き部11c,11dが形成されている。切り欠き部11c,11dと略直角に固着されるドアノブ10a,10bの回転軸部材23a,23bは、中空の直方体である。ドアノブ10aと回転軸部材23aとの溶接部24aとは逆側の回転軸部材23aの端25aには、回転軸部材23aの回転軸を共通にする、略四角柱の凸部26が溶接されている。
【0018】
また、ドアノブ10bと回転軸部材23bとの溶接部24bとは逆側の回転軸部材23bの端25bには、回転軸部材23bの回転軸を共通にする、凸部26が収まる穴27が、形成されている。
【0019】
(ドアノブ10a,10bの組み立て)
ドアノブ10a,10bの組み立てについて、図1および図2図4に基づいて説明する。まず、四角形の穴27に凸部26を挿入する。このとき、凸部26の挿入方向と直交する断面形状(後述する凹部33を除く)は、四角形の穴27よりもわずかに小さい形状である。
【0020】
そして、図示を省略したネジをネジ穴28に挿入し、ネジ締めを行い、凸部26の側面を穴27の内壁29に押し付けて、ドアノブ10a,10bが固定する。そのとき、凸部26が一部細くなった凹部33は、ドアノブに10a,10bを結合する際にねじ受けの役割をする。すなわち、凹部33は、ネジ締めによって内壁29側に撓み、内壁29を押圧し、ドアノブ10a,10bが固定する。
【0021】
さらに、後述する変形例の図4を用いて説明する。図4の変形例の内壁29付近の構成および組み立て方法は、本実施の形態と同様である。四角形の穴27から続く内壁29は、四角形の穴27からそのまま4角柱の形状となるわけでなく、四角形の穴27の四角形の隣り合う2により、断面がV字の溝50が形成され内壁29が形成される。凹部33は、ネジによって直接(V字の溝50を挟まずに)凸部26を押圧し、内壁29を押圧する。
【0022】
これで、取っ手11a,11bを回転軸部材23bを回転軸にして動かすと、ラッチ35を引っ込んだ状態から飛び出した状態へ、また、飛び出した状態から引っ込んだ状態へと動かすことができる。その理由は、ラッチ35が引っ込むように付勢された状態から、凸部26の側面の縁がラッチ35に向かったとき、ドアの内側から凸部26の側面の縁がラッチ35を押し出すようにすることができ、凸部26の側面の平面がラッチ35に向かったとき、ドアの内側から凸部26の側面の縁がラッチ35を引っ込める動作をさせることができるからである。
【0023】
そして、ポリエチレンシート15a,15bに包まれた薬剤13a,13bは、樹脂ケース17a,17bの出入り口30a,30bから挿入し、蓋19a,19bで出入り口30a,30bを閉める。そして、取っ手11a,11bの中空部分12a,12bの出入り口20a,20bへ、薬剤13a,13bが挿入された、樹脂ケース17a,17bを蓋19a,19bから挿入する。
【0024】
これで、取っ手11a,11bの中空部分12a,12bに薬剤13a,13bが挿入される。なお、上述のように、底部21a,21bは、取っ手11a,11bの中空部分12a,12bの出入り口20a,20bの蓋を兼ねる。
【0025】
なお、上述した凸部26の側面と穴27との結合は、図2に示すドア板31のドアノブの穴32を介してドアノブ10aとドアノブ10bとを固定するように行う。
【0026】
(本実施の形態によって得られる主な効果)
本実施の形態のドアノブ10a,10bは、二酸化塩素の消毒剤としての効能(感染症の感染抑制)を劣化させないドアノブ10a,10bを提供することができる。その理由は、人間はドアノブ10a,10bに触るときには、二酸化塩素発生剤に直接触れないためである。
【0027】
また、二酸化塩素発生剤は、ポリエチレンシート15a,15bに包まれ、樹脂ケース17a,17bの中空部分18a,18bに収容される。二酸化塩素発生剤は、その薬剤重量の大半が揮発速度を調整するための増粘剤や添加剤によるものであるため、二酸化塩素そのものの重量は10%未満であることから、孔(穴16a,16b、およびパンチングメタルのパンチング穴)から落下することはないと考えられる。
【0028】
また、二酸化塩素発生剤は、樹脂ケース17a,17bの中空部分に収容される。そのため、二酸化塩素発生剤の交換時期になれば、樹脂ケース17a,17bの中身(薬剤13a,13b)を新しいものに交換すれば良く、簡単に交換できる。また、二酸化塩素発生剤の交換時期になれば、薬剤13a,13bが入った樹脂ケース17a,17bごと交換することもでき、より簡単に交換できる。
【0029】
(他の形態)
上述した本実施の形態に係るドアノブ10a,10bは、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々の変形実施が可能である。
【0030】
たとえば、本実施の形態のドアノブ10a,10bの取っ手11a,11bは、いわゆるレバー式のものを示した。しかし、レバー式のものでなく、握り玉方式等のものに本実施の形態を適用しても良いことは、言うまでもない。また、引き戸式のドアにレバー式の取っ手(レバー式で両端が固定されているものを含む)を適用したものに本実施の形態を適用しても良いことは、言うまでもない。握り玉方式のものに本実施の形態を適用する場合、通気性があるノブが取っ手11a,11bとなり、その中に薬剤13a,13bを入れる。
【0031】
また、本実施の形態では、揮発性の薬剤13a,13bとして、市販の二酸化塩素発生剤を用いた(商品名:クレベリン)。しかし、他の二酸化塩素発生剤、次亜塩素酸カルシウム、トリクロロイソシアヌル酸等の他の塩素系消毒剤を用いても良い。また、エタノール等の他の消毒剤を、たとえばスポンジ、シリカ、活性炭、珪藻土、紙等に含ませて保持させ、揮発性の薬剤13a,13bとしても良い。
【0032】
さらに、他の薬剤13a,13bとしては、アルコール類、過酸化水素、次亜塩素酸塩、もしくは次亜塩素酸、界面活性剤(第四級アミン類)、石鹸等の有機合成化合物、または、ヒノキチオール、アリルイソチオシアネート等の天然系物質、金属を溶かした無機系材料が考えられる。
【0033】
さらに、他の薬剤13a,13bであって芳香剤としては、アルデヒド類、不飽和炭化水素類、グリコール類、界面活性剤、レゾルシノール類、ヘキサクロロフェン類、ジクロロフェン類、アクティマー類、チラム類、クレゾール類、エステル類、芳香族化合物、その他植物由来の化合物等が挙げられる。
【0034】
また、薬剤13a,13bの揮発方法としては、自然揮発方法の他、加熱揮発方法、超音波を与えて霧化する方法等がある。
【0035】
また、揮発性の薬剤13a,13bは、ヒノキオイル等の芳香剤を用いても良い。芳香剤は、消毒の効能はなくとも、人間をリラックスさせる効果がある。更に消毒剤と芳香剤を共に揮発性の薬剤13a,13bとして樹脂ケース17a,17bの中空部分に収容しても良い。消毒剤のきつい匂いを、芳香剤で和らげることができる。
【0036】
また、揮発性の薬剤13a,13bは、取っ手11aの中空部分12aのみ、または取っ手11bの中空部分12bのみに収容しても良い。たとえば取っ手11a側のフロアの空間が広い場合には、取っ手11a側のフロアの空間への消毒および/または芳香の効果は小さいかもしれない。ただし、いくら取っ手11a側のフロアの空間が広くても、取っ手11aを直接触ることを避けたい場合には、取っ手11a,11bの両方に消毒剤等を収容したほうが良い。
【0037】
また、揮発性の薬剤13a,13bは、二酸化塩素発生剤をポリエチレンシート15a,15bで包んだものである。このポリエチレンシート15a,15bは、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレンを含む。他にウレタン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコール、ポリエチレテレフタレート、ポリスチレン、ポリアミド、メラミン等の膜の通気性を有する樹脂シート等を用いても良い。
【0038】
ポリエチレンシート15a,15bは、薄手のもの(0.001mm~0.5mmの範囲の厚さ、好ましくは0.02mm~0.05mmの範囲の厚さ)を用いている。しかし、ポリエチレンシート15a,15bは、0.001mmを下回る厚み、または0.5mmを上回る厚みであっても、通気性を有していれば、用いることができる。
【0039】
また、取っ手11a,11bの通気性については、パンチングメタル製の取っ手11a,11bを用いて実現しているが、金網、鋼メッシュ等の金属メッシュ等、または樹脂またはガラスを用い、メッシュ状またはパンチング状のもので通気性を実現しても良い。
【0040】
さらに、取っ手11a,11bは、金属(亜鉛ダイカスト、またはアルミダイカスト等)以外のパンチング部材、すなわち、パンチング樹脂、またはパンチングガラス、パンチングセラミック等の材料で構成させ、通気性を実現しても良い。特にパンチング樹脂は、いわゆる3次元プリンターを用いて、その製造が容易となっている。
【0041】
また、ポリエチレンシート15a,15b、樹脂ケース17a,17b、蓋19a,19bは、必須の構成要素ではないため、省略しても良い。しかし、薬剤13a,13bを衝突等から保護する観点からは、これらはあった方が良い。
【0042】
また、樹脂ケース17a,17bの側面の長手方向に略等距離に穴16a,16bが多数開いているが、たとえば、その穴の形状は、丸等の他の形状であっても良い。さらに、樹脂ケース17a,17bの側面の周方向に穴を設けても良い。
【0043】
また、本実施の形態では、「消毒」の語には、「病原性微生物を害のない程度まで減らしたり、あるいは感染力を失わせるなどして、毒性を無力化させる。」の意味の他に、その類義語、
「滅菌」の意味「すべての細菌またはウイルスを死滅させ除去する(除去対象になりえるのは器具のみ)」
「殺菌」の意味「細菌やウイルスを殺すが、その対象または程度には言及していない(この用語は「医薬品」「医薬部外品」に使える。「雑貨品(洗剤、漂白剤)」には使えない)」
「除菌」の意味「物体または液体といった対象物または、限られた空間に含まれる微生物の数を減らし、清浄度を高める(洗浄またはろ過などにより繁殖可能な菌数を減らすが、その程度には言及していない)」
「抗菌」の意味「菌の繁殖を防止するが、その対象または程度には言及していない(菌を殺し、減少させるのではない)」
「減菌」の意味「菌の数を減少させるが、その対象や程度には言及していない」
これらの意味等を含むものとする。
【0044】
また、取っ手11a,11bは、円柱形の中空のものとしている。しかし、取っ手11a,11bの形状は、四角柱または三角柱などの多角柱で中空のもの、または流線形等の形状で中空のものとしても良い。
【0045】
また、回転軸部材23a,23bは、中空の直方体である。しかし、回転軸部材23a,23bは、底面が溶接部24a,24bにくっつく円柱形または、三角柱形、五角柱形などの多角柱形、底面が溶接部24a,24bにくっつく円錐などの錐形状などとすることができる。
【0046】
また、図3に変形例のドアノブ10c,10dを示した。図3においては、本実施の形態の図1と同様の部材には同一の符号を付し、その説明を省略する。変形例のドアノブ10c,10dは、製品加工において外形部を円筒のみで構成することにより、材料の切断加工、曲げ加工、接合加工の削減ができるという点で、本実施の形態のドアノブ10a,10bよりも加工が容易である。
【0047】
具体的には、ドアノブ10a,10bは少なくとも接合が13か所必要であるが、変形例のドアノブ10c,10dは接合に3ヵ所または4ヶ所しか必要とせず、製造が容易である。ドアノブ10cは、取っ手11aと回転軸部材23aの全周の接合部41と、回転軸部材23aの端25aと回転軸部材23aの縁の全周の接合部42と、端25aと端25aのさらに端にあるリング状部材25cの全周の接合部43と、の3ヶ所を接合する。
【0048】
ドアノブ10dは、取っ手11bと回転軸部材23bの全周の接合部44と、回転軸部材23bの端25bと回転軸部材23bの縁の全周の接合部45と、端25bと端25bのさらに端にあるリング状部材25dの全周の接合部46と、端25bと穴27の内壁29の4ヶ所を接合する。
【0049】
また、変形例のドアノブ10c,10dは、本実施の形態のドアノブ10a,10bの穴等を省略しているため、製造が容易である。
【0050】
図3では、取っ手11a,11bの表面に楕円形のものが、多数描かれているが、これらがパンチングメタルのパンチングの部分である。
【符号の説明】
【0051】
10a,10b,10c,10d ドアノブ
11a,11b 取っ手
12a,12b 中空部分
13a,13b 揮発性の薬剤
14a,14b 外側部分
図1
図2
図3
図4