(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023022023
(43)【公開日】2023-02-14
(54)【発明の名称】チャネル品質指標CQIの計算方法、端末装置、及びネットワーク装置
(51)【国際特許分類】
H04B 7/0417 20170101AFI20230207BHJP
H04W 16/28 20090101ALI20230207BHJP
H04W 24/10 20090101ALI20230207BHJP
【FI】
H04B7/0417 130
H04W16/28 130
H04W24/10
【審査請求】有
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022176195
(22)【出願日】2022-11-02
(62)【分割の表示】P 2020516806の分割
【原出願日】2017-09-30
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
(71)【出願人】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(72)【発明者】
【氏名】シ、チファ
(72)【発明者】
【氏名】チェン、ウェンホン
(72)【発明者】
【氏名】チャン、チー
(57)【要約】 (修正有)
【課題】CQIの計算方法、端末装置及びネットワーク装置を提供する。
【解決手段】CQIの計算方法は、端末装置がN個のポートから、チャネル品質指標(CQI)を計算するためのK個のポートを決定することと、端末装置が前記K個のポートに基づいて前記CQIを計算することと、端末装置が前記CQIとランクをネットワーク装置に報告し、前記ランクがKに等しいこととを含む。
【効果】端末装置はN個のポートのうちのK個のポートに基づいてCQIを計算することにより、より正確なCQIを取得することができ、それにより、通信性能を向上させる。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワーク装置が第1設定情報を端末装置に送信する時に、前記第1設定情報はK個のポートを含むポート情報のシーケンスを示すことに用いられ、前記第1設定情報は前記端末装置がN個のポートにおけるK個のポートを決定することに用いられ、前記K個のポートはN個のポートにおけるチャネル品質指標(CQI)を計算するすることに用いられ、Nはチャネル状態表示基準信号(CSI-RS)リソースにおけるポートの数であり、Kはランクに関連付けられることと、
前記ネットワーク装置が情報を前記端末装置に送信していない時に、前記端末装置は前記ランクに基づいてN個のポートから予め設定された前記K個のポートを選択することと、
前記ネットワーク装置は前記端末装置から前記CQIと前記ランクを受信し、前記ランクはKに等しく、KとNは正の整数であることと、を含むことを特徴とするCQIの計算方法。
【請求項2】
前記第1設定情報は前記CQIを計算するためのターゲットポート設定を含み、前記ターゲットポート設定は複数のランクと複数のポートセットとの間の対応関係を含み、前記複数のランクにおける異なるランクに対応するポートセットは異なる数のポートを含み、
前記ターゲットポート設定は、前記端末装置が前記ランクに対応する第1ポートセットを決定することに用いられ、前記第1ポートセットは前記K個のポートを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ネットワーク装置が第1設定情報を前記端末装置に送信することは、
前記ネットワーク装置がRRCシグナリングを介して、前記第1設定情報を前記端末装置に送信することを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記K個のポートのポート番号は0~K-1であり、又はN-K~N-1であることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記ネットワーク装置が更新設定情報を前記端末装置に送信し、前記更新設定情報はターゲットポート設定における前記ランクに対応する第2ポートセットを含み、前記第2ポートセットは前記端末装置が前記ターゲットポート設定における前記ランクに対応する第1ポートセットを更新することに用いられることを更に含むことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記ネットワーク装置が更新設定情報を前記端末装置に送信することは、
前記ネットワーク装置がRRCシグナリングを介して、更新設定情報を前記端末装置に送信することを含むことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
送信ユニットと受信ユニットとを備えるネットワーク装置であって、
前記送信ユニットが第1設定情報を端末装置に送信することに用いられる時に、前記第1設定情報はK個のポートを含むポート情報のシーケンスを示すことに用いられ、前記第1設定情報は前記端末装置がN個のポートにおけるK個のポートを決定することに用いられ、前記K個のポートはN個のポートにおけるチャネル品質指標(CQI)を計算するすることに用いられ、Nはチャネル状態表示基準信号(CSI-RS)リソースにおけるポートの数であり、Kはランクに関連付けられ、
前記送信ユニットが情報を前記端末装置に送信しないように設定される時に、前記端末装置は前記ランクに基づいて前記N個のポートから予め設定された前記K個のポートを選択し、
前記受信ユニットは前記端末装置がから前記CQIと前記ランクを受信することに用いられ、前記ランクはKに等しく、KとNは正の整数であることを特徴とするネットワーク装置。
【請求項8】
前記第1設定情報は前記CQIを計算するためのターゲットポート設定を含み、前記ターゲットポート設定は複数のランクと複数のポートセットとの間の対応関係を含み、前記複数のランクにおける異なるランクに対応するポートセットは異なる数のポートを含み、
前記ターゲットポート設定は、前記端末装置が前記ランクに対応する第1ポートセットを決定することに用いられ、前記第1ポートセットは前記K個のポートを含むことを特徴とする請求項7に記載のネットワーク装置。
【請求項9】
前記送信ユニットは具体的に、
RRCシグナリングを介して、前記第1設定情報を前記端末装置に送信することに用いられることを特徴とする請求項7に記載のネットワーク装置。
【請求項10】
第1ポートセットにおける前記K個のポートのポート番号は連続することを特徴とする請求項7~9のいずれか1項に記載のネットワーク装置。
【請求項11】
前記送信ユニットは更に、
ターゲットポート設定における前記ランクに対応する第2ポートセットを含む更新設定情報を前記端末装置に送信することに用いられ、前記第2ポートセットは前記端末装置が、前記ターゲットポート設定における前記ランクに対応する第1ポートセットを更新することに用いられることを特徴とする請求項7~9のいずれか1項に記載のネットワーク装置。
【請求項12】
前記送信ユニットは具体的に、
RRCシグナリングを介して、更新設定情報を前記端末装置に送信することに用いられることを特徴とする請求項7~9のいずれか1項に記載のネットワーク装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願の実施例は無線通信分野に関し、より具体的に、CQIの計算方法、端末装置、及びネットワーク装置に関する。
【背景技術】
【0002】
アップリンク制御情報では、チャネル品質指標(Channel Quality Indicator、CQI)はチャネル品質を反映することに用いられる。将来の通信システムでは、マルチユーザ多入力多出力(Multi-User Multiple-Input Multiple-Output、MU-MIMO)の使用確率はロング・ターム・エボリューション(Long Term Evolution、LTE)通信システムに比べて大幅に増加し、従って、ネットワークはMU-MIMO伝送を最適化するためにより正確なCQIを取得する必要があり、それによりシステムの通信性能を向上させる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本願の実施例は、効果的なCQI計算を実現して通信性能を向上させることができるCQIの計算方法、端末装置、及びネットワーク装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第1態様ではCQIの計算方法を提供し、
端末装置がN個のポートから、チャネル品質指標(CQI)を計算するためのK個のポートを決定することと、
前記端末装置が前記K個のポートに基づいて前記CQIを計算することと、
前記端末装置が前記CQIとランクを前記ネットワーク装置に報告し、前記ランクがKに等しいことと、を含み、
KとNは正の整数である。
【0005】
従って、端末装置はN個のポートのうちのK個のポートに基づいてCQIを計算することにより、より正確なCQIを取得することができ、それにより通信性能を向上させる。
【0006】
可能な実施態様では、前記端末装置がN個のポートから、CQIを計算するためのK個のポートを決定することは、
前記端末装置が前記ランクに基づいて、N個のポートから予め設定された前記K個のポートを選択することを含む。
【0007】
可能な実施態様では、前記K個のポートのポート番号は0~K-1であり、又はN-K~N-1である。
【0008】
可能な実施態様では、Kが奇数である場合、前記K個のポートのポート番号は0~K-1であり、Kが偶数である場合、前記K個のポートのポート番号はN-K~N-1であり、又は、Kが偶数である場合、前記K個のポートのポート番号は0~K-1であり、Kが奇数である場合、前記K個のポートのポート番号はN-K~N-1である。
【0009】
可能な実施態様では、前記方法は、前記端末装置が選択された前記K個のポートの情報を前記ネットワーク装置に送信することを更に含む。
【0010】
可能な実施態様では、前記端末装置がN個のポートから、CQIを計算するためのK個のポートを決定する前に、前記方法は、
前記端末装置がネットワーク装置から送信された、前記K個のポートの情報を示すための第1設定情報を受信することを更に含み、
前記端末装置がN個のポートから、CQIを計算するためのK個のポートを決定することは、
前記端末装置が前記第1設定情報に基づいて、前記N個のポートから前記K個のポートを決定することを含む。
【0011】
可能な実施態様では、前記第1設定情報は前記CQIを計算するためのターゲットポート設定を含み、前記ターゲットポート設定は複数のランクと複数のポートセットとの間の対応関係を含み、前記複数のランクにおける異なるランクに対応するポートセットは異なる数のポートを含み、
前記端末装置が前記第1設定情報に基づいて、前記N個のポートから前記K個のポートを決定することは、
前記端末装置は前記ターゲットポート設定及び前記複数のランクにおけるランクに基づいて、前記複数のランクにおけるランクに対応する第1ポートセットを決定し、前記第1ポートセットが前記K個のポートを含むことを含む。
【0012】
可能な実施態様では、前記第1設定情報は前記CQIを計算するためのターゲットポート設定の識別情報を含み、前記識別情報は前記ターゲットポート設定を識別することに用いられ、
前記端末装置が前記第1設定情報に基づいて、前記N個のポートから前記K個のポートを決定することは、
前記端末装置が前記識別情報に基づいて、複数のポート設定から、前記識別情報によって示される前記ターゲットポート設定を決定し、前記複数のポート設定における各ポート設定が複数のランクと複数のポートセットとの間の対応関係を含み、前記各ポート設定において、異なるランクに対応するポートセットは異なる数のポートを含むことと、
前記端末装置が前記ターゲットポート設定及び前記複数のランクにおけるランクに基づいて、前記複数のランクにおけるランクに対応する第1ポートセットを決定し、前記第1ポートセットが前記K個のポートを含むことと、を含む。
【0013】
可能な実施態様では、前記端末装置がネットワーク装置から送信された第1設定情報を受信する前に、前記方法は、
前記端末装置が前記ネットワーク装置から送信された、前記複数のポート設定を含む第2設定情報を受信することを更に含む。
【0014】
可能な実施態様では、前記端末装置がネットワーク装置から送信された第2設定情報を受信することは、
前記端末装置が、前記ネットワーク装置が無線リソース制御(RRC)シグナリング、媒体アクセス制御要素(MAC CE)を介して送信した前記第2設定情報を受信することを含む。
【0015】
可能な実施態様では、前記端末装置がネットワーク装置から送信された第1設定情報を受信することは、
前記端末装置が、前記ネットワーク装置がRRCシグナリング、MAC CE又はダウンリンク制御情報(DCI)を介して送信した前記第1設定情報を受信することを含む。
【0016】
可能な実施態様では、第1ポートセットにおける前記K個のポートのポート番号は連続する。
【0017】
可能な実施態様では、第1ポートセットにおける前記K個のポートのポート番号は連続しており、且つ前記K個のポートのポート番号における最小ポート番号MはM mod K=0を満たし、Mが自然数である。
【0018】
可能な実施態様では、前記K個のポートのポート番号は0~K-1であり、又はN-K~N-1である。
【0019】
可能な実施態様では、前記方法は、
前記端末装置が前記ネットワーク装置から送信された更新設定情報を受信し、前記更新設定情報は前記ターゲットポート設定における前記複数のランクにおけるランクに対応する第2ポートセットを含むことと、
前記端末装置が前記ターゲットポート設定における前記複数のランクにおけるランクに対応する前記第1ポートセットを、前記第2ポートセットに更新することと、を更に含む。
【0020】
可能な実施態様では、前記端末装置が前記ネットワーク装置から送信された更新設定情報を受信することは、
前記端末装置が、前記ネットワーク装置がRRCシグナリング、MAC CE又はDCIを介して送信した前記更新設定情報を受信することを含む。
【0021】
可能な実施態様では、前記端末装置は前記CQIを計算するときに、前記K個のポートと同じチャネル状態表示基準信号(CSI-RS)リソースに属する他のポートを干渉とし、又は、前記K個のポートと同じCSI-RSリソースに属する他のポートを干渉としない。
【0022】
第2態様ではCQIの計算方法を提供し、
ネットワーク装置は第1設定情報を端末装置に送信し、前記第1設定情報は前記端末装置がチャネル品質指標(CQI)を計算するためのK個のポートを示し、それにより前記端末装置は前記第1設定情報に基づいてN個のポートから前記K個のポートを決定して、前記K個のポートに基づいて前記CQIを計算し、且つ前記CQIとランクを報告し、前記ランクがKに等しく、KとNが正の整数であることと、
前記ネットワーク装置は前記端末装置が前記第1設定情報に基づいて送信した前記CQIを受信することと、を含む。
【0023】
従って、ネットワーク装置はCQIを計算するためのK個のポートを端末装置に示すことにより、端末装置はこれらのK個のポートに基づいてCQIを計算することができ、それにより、より正確なCQIを取得して、通信性能を向上させることができる。
【0024】
可能な実施態様では、前記第1設定情報は前記CQIを計算するためのターゲットポート設定を含み、前記ターゲットポート設定は複数のランクと複数のポートセットとの間の対応関係を含み、前記複数のランクにおける異なるランクに対応するポートセットは異なる数のポートを含み、
前記ターゲットポート設定は、前記端末装置が前記複数のランクにおけるランクに対応する第1ポートセットを決定することに用いられ、前記第1ポートセットは前記K個のポートを含む。
【0025】
可能な実施態様では、前記第1設定情報は前記CQIを計算するためのターゲットポート設定の識別情報を含み、前記識別情報は前記ターゲットポート設定を識別することに用いられ、
前記識別情報は前記端末装置が複数のポート設定から前記識別情報によって示される前記ターゲットポート設定を決定することに用いられ、前記複数のポート設定における各ポート設定は複数のランクと複数のポートセットとの間の対応関係を含み、前記各ポート設定において、異なるランクに対応するポートセットは異なる数のポートを含み、
前記ターゲットポート設定は、前記端末装置が前記複数のランクにおけるランクに対応する第1ポートセットを決定することに用いられ、前記第1ポートセットは前記K個のポートを含む。
【0026】
可能な実施態様では、前記ネットワーク装置が第1設定情報を端末装置に送信する前に、前記方法は、
前記ネットワーク装置が前記複数のポート設定を含む第2設定情報を前記端末装置に送信することを更に含む。
【0027】
可能な実施態様では、前記ネットワーク装置が第2設定情報を前記端末装置に送信することは、
前記ネットワーク装置が無線リソース制御(RRC)シグナリング、媒体アクセス制御要素(MAC CE)を介して前記第2設定情報を前記端末装置に送信することを含む。
【0028】
可能な実施態様では、前記ネットワーク装置が第1設定情報を前記端末装置に送信することは、
前記ネットワーク装置がRRCシグナリング、MAC CE又はダウンリンク制御情報(DCI)を介して、前記第1設定情報を前記端末装置に送信することを含む。
【0029】
可能な実施態様では、第1ポートセットにおける前記K個のポートのポート番号は連続する。
【0030】
可能な実施態様では、第1ポートセットにおける前記K個のポートのポート番号は連続しており、且つ前記K個のポートのポート番号における最小ポート番号MはM mod K=0を満たし、Mが自然数である。
【0031】
可能な実施態様では、前記K個のポートのポート番号は0~K-1であり、又はN-K~N-1である。
【0032】
可能な実施態様では、前記方法は、
前記ネットワーク装置が更新設定情報を前記端末装置に送信し、前記更新設定情報は前記ターゲットポート設定における前記複数のランクにおけるランクに対応する第2ポートセットを含み、前記第2ポートセットは前記端末装置が前記ターゲットポート設定における前記複数のランクにおけるランクに対応する前記第1ポートセットを更新することに用いられることを更に含む。
【0033】
可能な実施態様では、前記ネットワーク装置が更新設定情報を前記端末装置に送信することは、
前記ネットワーク装置がRRCシグナリング、MAC CE又はDCIを介して、前記更新設定情報を前記端末装置に送信することを含む。
【0034】
第3態様では、上記第1態様又は第1態様の任意の選択可能な実施態様における端末装置の操作を実行することができる端末装置を提供する。具体的に、該端末装置は、上記第1態様又は第1態様の任意の可能な実施態様における端末装置の操作を実行するためのモジュールユニットを備えてもよい。
【0035】
第4態様では、上記第2態様又は第2態様の任意の選択可能な実施態様におけるネットワーク装置の操作を実行することができるネットワーク装置を提供する。具体的に、該ネットワーク装置は、上記第2態様又は第2態様の任意の可能な実施態様におけるネットワーク装置の操作を実行するためのモジュールユニットを備えてもよい。
【0036】
第5態様では、プロセッサ、送受信機、及びメモリを備える端末装置を提供する。該プロセッサ、送受信機及びメモリの間には内部接続パスを介して互いに通信する。該メモリは命令を記憶するためのものであり、該プロセッサは該メモリに記憶される命令を実行するためのものである。該プロセッサが該メモリに記憶される命令を実行するときに、該実行により該端末装置は第1態様又は第1態様の任意の可能な実施態様における方法を実行し、又は該実行により該端末装置は第3態様に係る端末装置を実現する。
【0037】
第6態様では、プロセッサ、送受信機、及びメモリを備えるネットワーク装置を提供する。該プロセッサ、送受信機及びメモリの間には内部接続パスを介して互いに通信する。該メモリは命令を記憶するためのものであり、該プロセッサは該メモリに記憶される命令を実行するためのものである。該プロセッサが該メモリに記憶される命令を実行するときに、該実行により該ネットワーク装置は第2態様又は第2態様の任意の可能な実施態様における方法を実行し、又は該実行により該ネットワーク装置は第4態様に係るネットワーク装置を実現する。
【0038】
第7態様では、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体には、端末装置に上記第1態様及びその様々な実施態様におけるいずれか1つのCQIの計算方法を実行させるプログラムが記憶される。
【0039】
第8態様では、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体には、ネットワーク装置に上記第2態様及びその様々な実施態様におけるいずれか1つのCQIの計算方法を実行させるプログラムが記憶される。
【0040】
第9態様では、入力インタフェース、出力インタフェース、プロセッサ、及びメモリを備えるシステムチップを提供し、該プロセッサは該メモリに記憶される命令を実行するためのものであり、該命令が実行されるときに、該プロセッサは上記第1態様又は第1態様の任意の可能な実施態様における方法を実現することができる。
【0041】
第10態様では、入力インタフェース、出力インタフェース、プロセッサ、及びメモリを備えるシステムチップを提供し、該プロセッサは該メモリに記憶される命令を実行するためのものであり、該命令が実行されるときに、該プロセッサは上記第2態様又は第2態様の任意の可能な実施態様における方法を実現することができる。
【0042】
第11態様では、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供し、前記コンピュータプログラム製品がコンピュータに実行されるときに、該コンピュータは上記第1態様又は第1態様の任意の可能な実施態様における方法を実行する。
【0043】
第12態様では、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供し、前記コンピュータプログラム製品がコンピュータに実行されるときに、該コンピュータは上記第2態様又は第2態様の任意の可能な実施態様における方法を実行する。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【
図1】
図1は本願の実施例に係る適用シーンの模式的なアーキテクチャ図である。
【
図2】
図2は本願の実施例に係るCQIの計算方法の模式的なフローチャートである。
【
図3】
図3は本願の実施例に係るCQIの計算方法の模式的なフローチャートである。
【
図4】
図4は本願の実施例に係る端末装置の模式的なブロック図である。
【
図5】
図5は本願の実施例に係るネットワーク装置の模式的なブロック図である。
【
図6】
図6は本願の実施例に係る通信装置の構造模式図である。
【
図7】
図7は本願の実施例に係るシステムチップの構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0045】
以下、図面を参照しながら、本願の実施例における技術案を説明する。
【0046】
なお、本願の実施例に係る技術案は、例えば、グローバルモバイル通信(Global System of Mobile Communication、GSM)システム、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA)システム、ロング・ターム・エボリューション(Long Term Evolution、LTE)システム、LTE周波数分割複信(Frequency Division Duplex、FDD)システム、LTE時分割複信(Time Division Duplex、TDD)、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunication System、UMTS)、及び将来の5G通信システム等の様々な通信システムに適用できる。
【0047】
本願では、端末装置を組み合わせて各実施例を説明した。端末装置とはユーザー装置(User Equipment、UE)、アクセス端末、加入者ユニット、加入者局、移動局、移動サイト、遠隔局、遠隔端末、モバイル装置、ユーザー端末、端末、無線通信装置、ユーザエージェント又はユーザーデバイスを指してもよい。アクセス端末はセルラ電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol、SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(Wireless Local Loop、WLL)局、携帯情報端末(Personal Digital Assistant、PDA)、無線通信機能を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス又は無線モデムに接続される他の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワークにおける端末装置又は将来の進化した地上波公共移動通信ネットワーク(Public Land Mobile Network、PLMN)における端末装置等であってもよい。
【0048】
本願では、ネットワーク装置を組み合わせて各実施例を説明する。ネットワーク装置は端末装置と通信するための装置であってもよく、例えば、GSMシステム又はCDMAにおける基地局(Base Transceiver Station、BTS)であってもよく、WCDMAシステムにおける基地局(NodeB、NB)であってもよく、LTEシステムにおける進化型基地局(Evolutional Node B、eNB又はeNodeB)であってもよく、又は、該ネットワーク装置は中継局、アクセスポイント、車載デバイス、ウェアラブルデバイス及び将来の5Gネットワークにおけるネットワーク側装置又は将来の進化したPLMNネットワークにおけるネットワーク側装置等であってもよい。
【0049】
図1は本願の実施例に係る適用シーンの模式図である。
図1における通信システムはネットワーク装置10と端末装置20を備えてもよい。ネットワーク装置10は端末装置20に通信サービスを提供して、コアネットワークにアクセスすることに用いられ、端末装置20はネットワーク装置10から送信された同期信号、ブロードキャスト信号等を検索することによってネットワークにアクセスして、ネットワークと通信することができる。
図1に示される矢印は、端末装置20とネットワーク装置10との間のセルラーリンクを介するアップリンク/ダウンリンク伝送を示すことができる。
【0050】
本願の実施例におけるネットワークとは、地上波公共移動通信ネットワーク(Public Land Mobile Network、PLMN)又はデバイスツーデバイス(Device to Device、D2D)ネットワーク又はマシンツーマシン/マン(Machine to Machine/Man、M2M)ネットワーク又は他のネットワークを指してもよく、
図1は簡略化された模式図の例示に過ぎず、ネットワークには
図1に示されない他の端末装置が含まれてもよい。
【0051】
将来の通信システムにおいて、チャネル可逆性(channel reciprocity)が確立された場合、ダウンリンク(Downlink、DL)に対して、端末装置はチャネルのプリコーディングマトリックスインジケーター情報(Precoding Matrix Indicator、PMI)をネットワーク装置にフィードバックする必要がなく、シグナリングのオーバーヘッドを大幅に低減させ、それと同時に、ネットワークはより優れたプリコーディングマトリックスをより自在に選択することができる。
【0052】
しかし、ネットワーク側と端末側の干渉が異なるため、端末装置は依然として干渉に関連する情報をネットワークに通知し、ネットワークが比較的良好な変調符号化方式(Modulation and Coding Scheme、MCS)を選択して伝送できるようにする必要があり、従って、CQIのフィードバックは依然として必要である。
【0053】
ネットワークが、チャネル状態表示基準信号(Channel State Indication Reference Signals、CSI-RS)を伝送するためのCSI-RSリソースを設定し、該CSI-RS信号リソースがN個のポートを含むことを仮定する。端末装置は該CSI-RSに対する測定に基づいて、ダウンリンク(Downlink、DL)に対応するチャネルを取得することができ、それと同時に、干渉測定リソース(Interference Measurement Resource、IMR)を介して干渉測定を行って、チャネル情報と干渉情報を包括的に考慮してCQIを計算し、該CQIをネットワークに報告することができる。
【0054】
例えば、5Gや新無線(New Radio、NR)通信システム等の将来の通信システムでは、アンテナ数が増加するため、MU-MIMO技術の使用確率はLTEシステムに比べて大幅に増加し、従って、このシーンを最適化することは急務である。
【0055】
本願の実施例において、ネットワーク装置はCQIを計算するためのK個のポートを端末装置に示すことにより、端末装置はN個のポートのうちの該K個のポートに基づいてCQIを計算し、それにより、より正確なCQIを取得でき、通信性能を向上させる。
【0056】
図2は本願の実施例に係るCQIの計算方法の模式的なフローチャートである。
図2に示される方法は端末装置によって実行でき、該端末装置は、例えば、
図1に示される端末装置20であってもよい。
図2に示されるように、該CQIの計算方法は以下の210~230を含む。
【0057】
210では、端末装置はN個のポートから、CQIを計算するためのK個のポートを決定する。
【0058】
220では、端末装置は該K個のポートに基づいて該CQIを計算する。
【0059】
230では、端末装置は該CQIとランクをネットワーク装置に報告する。
【0060】
該ランク(Rank、RI)はKに等しく、KとNは正の整数である。
【0061】
従って、端末装置はN個のポートのうちのK個のポートに基づいてCQIを計算することにより、より正確なCQIを取得することができ、通信性能を向上させる。
【0062】
選択肢として、210では、端末装置がN個のポートから、CQIを計算するためのK個のポートを決定することは、端末装置が該ランクに基づいて、N個のポートから予め設定された該K個のポートを選択することを含む。
【0063】
選択肢として、該K個のポート(port)のポート番号は0~K-1であり、又はN-K~N-1である。
【0064】
例えば、予め設定されたK個のポートは表1に示されるものであってもよい。該K個のポートのポート番号はそれぞれ0~K-1であり、端末装置の報告待ちランクの値が異なる場合、選択されるK個のポートも異なる。
【0065】
【0066】
また例えば、予め設定されたK個のポートは表2に示されるものであってもよい。該K個のポートのポート番号はそれぞれN-K~N-1であり、端末装置の報告待ちランクの値が異なる場合、選択されるK個のポートも異なる。
【0067】
【0068】
更に、選択肢として、Kが奇数である場合、該K個のポートのポート番号は0~K-1であり、Kが偶数である場合、該K個のポートのポート番号はN-K~N-1であり、又は、Kが偶数である場合、該K個のポートのポート番号は0~K-1であり、Kが奇数である場合、該K個のポートのポート番号はN-K~N-1である。
【0069】
選択肢として、該方法は、端末装置が、選択された該K個のポートの情報をネットワーク装置に送信することを更に含む。
【0070】
すなわち、端末装置はN個のポートから、K個のポートを自ら選択し、あるアップリンク伝送を介して、選択された前記K個のポートの情報をネットワーク装置に送信することができる。
【0071】
選択肢として、210の前に、即ち端末装置がN個のポートから、CQIを計算するためのK個のポートを決定する前に、該方法は、
端末装置がネットワーク装置から送信された、該K個のポートの情報を示すための第1設定情報を受信することを更に含む。
210では、端末装置がN個のポートから、CQIを計算するためのK個のポートを決定することは、
端末装置が該第1設定情報に基づいて、該N個のポートから該K個のポートを決定することを含む。
【0072】
該実施例では、ネットワーク装置は第1設定情報を端末装置に送信して該K個のポートの情報を示し、ネットワーク装置は2種の方式で該K個のポートの情報を該端末装置に示すことができ、以下、それぞれ説明する。
【0073】
方式1
選択肢として、該第1設定情報は該CQIを計算するためのターゲットポート設定を含み、該ターゲットポート設定は複数のランクと複数のポートセットとの間の対応関係を含み、該複数のランクにおける異なるランクに対応するポートセットは異なる数のポートを含む。
210では、端末装置が前記第1設定情報に基づいて、該N個のポートから該K個のポートを決定することは、
端末装置が該ターゲットポート設定及び該ランクに基づいて、該ランクに対応する第1ポートセットを決定し、該第1ポートセットが該K個のポートを含むことを含む。
【0074】
具体的に、ネットワーク装置は第1設定情報を介して、CQIを計算するためのポート設定、即ちターゲットポート設定を端末装置に直接に示すことができ、該ターゲットポート設定には複数のランクと複数のポートセットとの間の対応関係が含まれ、例えば、該ターゲットポート設定は表1又は表2に示されるポート設定であってもよい。端末装置は該ターゲットポート設定及び報告する必要がある該ランクに基づいて、該ターゲットポート設定において、該ランクに対応するポートセット、即ち第1ポートセットを決定して、該第1ポートセットにおけるポートに基づいてCQIを計算する。該ターゲットポート設定において、複数のランクと複数のポートセットとの間には一対一対応し、異なるランクに対応するポートセットにおけるポートの数は異なり、例えば、ランクがKである場合、対応する該第1ポートセットにはK個のポートが含まれる。
【0075】
方式2
選択肢として、該第1設定情報は該CQIを計算するためのターゲットポート設定の識別情報を含み、該識別情報は該ターゲットポート設定を識別することに用いられる。
210では、端末装置が該第1設定情報に基づいて、該N個のポートから該K個のポートを決定することは、
端末装置が該識別情報に基づいて、複数のポート設定から、該識別情報によって示される該ターゲットポート設定を決定し、該複数のポート設定における各ポート設定が複数のランクと複数のポートセットとの間の対応関係を含み、各ポート設定において、異なるランクに対応するポートセットは異なる数のポートを含むことと、
端末装置が該ターゲットポート設定及び該ランクに基づいて、該ランクに対応する第1ポートセットを決定し、該第1ポートセットが該K個のポートを含むことと、を含む。
【0076】
具体的に、端末装置には複数のポート設定が予め記憶されることができ、ネットワーク装置は第1設定情報を介して、CQIを計算するためのターゲットポート設定の識別情報を端末装置に示すことができ、該識別情報は該ターゲットポート設定を識別することに用いられ、それにより端末装置は該識別情報に基づいて、該識別情報によって示される該ターゲットポート設定を該複数のポート設定から見つけることができる。該複数のポート設定における各ポート設定はいずれも複数のランクと複数のポートセットとの間の対応関係を含み、各ポート設定における複数のランクと複数のポートセットとの間には一対一対応し、且つ異なるポート設定における同じランクに対応するポートセットは異なってもよい。端末装置は該ターゲットポート設定におけるランクKに対応する第1ポートセットにおけるK個のポートに基づいて、該CQIを計算する。
【0077】
なお、ランクKに対応するポートセットが複数である場合、端末装置はランクKに対応するポートセットから、CQIを計算するための該第1ポートセットとして1つを選択することができる。
【0078】
選択肢として、該第1ポートセットにおける該K個のポートのポート番号は0~K-1である。
【0079】
選択肢として、該第1ポートセットにおける該K個のポートのポート番号はN-K~N-1である。
【0080】
選択肢として、該第1ポートセットにおける該K個のポートのポート番号は連続する。
【0081】
選択肢として、該第1ポートセットにおける該K個のポートのポート番号は連続しており、且つ該K個のポートのポート番号における最小ポート番号MはM mod K=0を満たし、Mが自然数である。
【0082】
例を挙げると、該複数のポート設定は表1、表2、表3、及び表4に示される4種類のポート設定を含んでもよく、該複数のポート設定はネットワーク装置が第2設定情報を介して端末装置に通知するものであってもよく、又は、端末装置に予め記憶されるもの、例えばプロトコルに規定されるものであってもよい。端末装置は第1設定情報に含まれる識別情報に基づいて、該識別情報によって示されるターゲットポート設定において、ランクRI=Kに対応する第1ポートセットを選択して、第1ポートセットにおけるK個のポートに基づいてCQIを計算することができる。
【0083】
表1において、ランクKに対応するポートセットにおけるポートのポート番号はport 0~port K-1である。
【0084】
表2において、ランクKに対応するポートセットにおけるポートのポート番号はport N-K~port N-1である。
【0085】
表3において、各ポートセットにおけるポートのポート番号は連続する。
【0086】
例えば、RI=2の場合、端末装置はRI=2に対応する複数のポートセット(port 0,port 1)、(port 1、port 2)、…、(port N-2、port N-1)((port N-1、port 0)を更に含む可能性がある)から、CQIを計算するための該第1ポートセットとして1つを選択することができる。
【0087】
RI=3の場合、端末装置はRI=3に対応する複数のポートセット(port 0,port 1,port 2)、(port 1、port 2、port 3)、…、(port N-3、port N-2、port N-1)((port N-1、port 0,port 1)と(port N-2、port N-1、port 0)を更に含む可能性がある)から、CQIを計算するための該第1ポートセットとして1つを選択することができる。
【0088】
表4において、各ポートセットにおけるポートのポート番号は連続しており、且つ該ポートセットにおける最小ポート番号は0であり、又は該ポートセットに対応するランクの値の整数倍である。
【0089】
例えば、RI=2の場合、端末装置はRI=2に対応する複数のポートセット(port 0,port 1)、(port 2、port 3)、…、(port N-2、port N-1)((port N-1、port 0)を更に含む可能性がある)から、CQIを計算するための該第1ポートセットとして1つを選択することができる。
【0090】
RI=3の場合、端末装置はRI=3に対応する複数のポートセット(port 0,port 1,port 2)、(port 3、port 4、port 5)、…、(port N-3、port N-2、port N-1)((port N-1、port 0,port 1)又は(port N-2、port N-1、port 0)を更に含む可能性がある)から、CQIを計算するための該第1ポートセットとして1つを選択することができる。
【0091】
ネットワーク装置はチャネル測定を行うために、端末装置に1つのN個のポートのCSI-RS信号を設定し、端末装置はN個のポートからポートを選択してCQIを計算する。N=4とし、4個のポートのポート番号がport 1、port 2,port 3及びport 4である場合、表3と表4は以下のようになる。
【0092】
【0093】
【0094】
なお、表1~表4は単に例示であり、各ポート設定において、ランクに対応するポートセットは他の形式であってもよく、あるランクが複数のポートセットに対応する場合(例えば表3及び表4)、端末装置は複数種の可能なポートセットから、CQIを計算するための該第1ポートセットとして1つを選択することができ、更に、端末装置はあるアップリンク伝送において、選択されたポートの情報をネットワーク装置に報告することができ、ランクが1つのポートセットに対応する場合(例えば表1及び表2)、端末装置は該ランクに対応するポートセットにおけるポートに基づいてCQIを計算する。
【0095】
選択肢として、端末装置がネットワーク装置から送信された該第1設定情報を受信する前に、該方法は、
端末装置がネットワーク装置から送信された、該複数のポート設定を含む第2設定情報を受信することを更に含む。
【0096】
選択肢として、端末装置がネットワーク装置から送信された第2設定情報を受信することは、
端末装置はネットワーク装置が無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)シグナリング、媒体アクセス制御(Medium Access Control、MAC)制御要素(Control Element、CE)を介して送信した該第2設定情報を受信することを含む。
【0097】
選択肢として、端末装置がネットワーク装置から送信された第1設定情報を受信することは、
端末装置はネットワーク装置がRRCシグナリング、MAC CE又はダウンリンク制御情報(Download Control Information、DCI)を介して送信した該第1設定情報を受信することを含む。
【0098】
例えば、ネットワーク装置はRRCシグナリングを介して第2設定情報を端末装置に送信して該複数のポート設定を示し、且つMAC CEを介して第1設定情報を端末装置に送信して、CQIを計算するためのターゲットポート設定の識別情報を示すことができる。
【0099】
また例えば、ネットワーク装置はRRCシグナリングを介して第2設定情報を端末装置に送信して該複数のポート設定を示し、且つDCIを介して第1設定情報を端末装置に送信して、CQIを計算するためのターゲットポート設定の識別情報を示すことができる。
【0100】
また例えば、ネットワーク装置はMAC CEを介して第2設定情報を端末装置に送信して該複数のポート設定を示し、且つDCIを介して第1設定情報を端末装置に送信して、CQIを計算するためのターゲットポート設定の識別情報を示すことができる。
【0101】
また例えば、ネットワーク装置はRRCシグナリングを介して第1設定情報を端末装置に直接に送信して、CQIを計算するためのターゲットポート設定を示すことができる。
【0102】
また例えば、ネットワーク装置はMAC CEを介して第1設定情報を端末装置に直接に送信して、CQIを計算するためのターゲットポート設定を示すことができる。
【0103】
また例えば、ネットワーク装置はDCIを介して第1設定情報を端末装置に直接に送信して、CQIを計算するためのターゲットポート設定を示すことができる。
【0104】
上記複数のポート設定において、各ポート設定は全て更新できるものである。
【0105】
選択肢として、該方法は、
端末装置はネットワーク装置から送信された、該ターゲットポート設定における該ランクに対応する第2ポートセットを含む更新設定情報を受信することと、
端末装置は該ターゲットポート設定における該ランクに対応する前記第1ポートセットを、該第2ポートセットに更新することと、を更に含む。
【0106】
選択肢として、該端末装置がネットワーク装置から送信された更新設定情報を受信することは、
端末装置はネットワーク装置がRRCシグナリング、MAC CE又はDCIを介して送信した該更新設定情報を受信することを含む。
【0107】
例えば、ネットワーク装置はRRCシグナリングを介して該第1設定情報を端末装置に送信し、且つMAC CE又はDCIを介して該更新設定情報を端末装置に送信することができる。
【0108】
また例えば、ネットワーク装置はMAC CEを介して該第1設定情報を端末装置に送信し、且つDCIを介して該更新設定情報を端末装置に送信することができる。
【0109】
また例えば、ネットワーク装置はDCIを介して該第1設定情報を端末装置に送信し、且つDCIを介して該更新設定情報を端末装置に送信することができる。
【0110】
選択肢として、230では、端末装置は該K個のポートに基づいて該CQIを計算するときに、該K個のポートと同じCSI-RSリソースに属する他のポートを干渉とし、又は該K個のポートと同じCSI-RSリソースに属する他のポートを干渉としなくてもよい。
【0111】
例えば、ネットワーク装置はチャネル測定を行うために、端末装置に1つの4つのポートのCSI-RS信号を設定し、端末装置は4つのポートから2つのポートを選択してCQIを計算する場合、端末装置は選択された2つのポートに基づいてCQIを計算するときに、選択された該2つのポートと同じCSI-RSリソースに属する他の2つのポートは干渉とされてもよく、即ち、干渉は該他の2つのポート及び該CSI-RSリソース以外の他のポートから発生し、又は、選択された該2つのポートと同じCSI-RSリソースに属する他の2つのポートは干渉とされなくてもよく、即ち、干渉は該CSI-RSリソース以外の他のポートのみから発生する。
【0112】
図3は本願の実施例に係るCQIの計算方法の模式的なフローチャートである。
図3に示される方法はネットワーク装置によって実行でき、該ネットワーク装置は、例えば、
図1に示されるネットワーク装置10であり得る。
図3に示されるように、該CQIの計算方法は以下の310~320を含む。
【0113】
310では、ネットワーク装置は第1設定情報を端末装置に送信し、前記第1設定情報は前記端末装置がチャネル品質指標(CQI)を計算するためのK個のポートを示し、それにより前記端末装置は前記第1設定情報に基づいてN個のポートから前記K個のポートを決定して、前記K個のポートに基づいて前記CQIを計算し、且つ前記CQIとランクを報告し、前記ランクはKに等しく、KとNは正の整数である。
【0114】
320では、前記ネットワーク装置は前記端末装置が前記第1設定情報に基づいて送信した前記CQIを受信する。
【0115】
従って、ネットワーク装置はCQIを計算するためのK個のポートを端末装置に示すことにより、端末装置は該K個のポートに基づいてCQIを計算することができ、それにより、より正確なCQIを取得して、通信性能を向上させる。
【0116】
選択肢として、前記第1設定情報は前記CQIを計算するためのターゲットポート設定を含み、前記ターゲットポート設定は複数のランクと複数のポートセットとの間の対応関係を含み、前記複数のランクにおける異なるランクに対応するポートセットは異なる数のポートを含み、前記ターゲットポート設定は、前記端末装置が前記ランクに対応する第1ポートセットを決定することに用いられ、前記第1ポートセットは前記K個のポートを含む。
【0117】
選択肢として、前記第1設定情報は前記CQIを計算するためのターゲットポート設定の識別情報を含み、前記識別情報は前記ターゲットポート設定を識別することに用いられ、前記識別情報は前記端末装置が複数のポート設定から、前記識別情報によって示される前記ターゲットポート設定を決定することに用いられ、前記複数のポート設定における各ポート設定は複数のランクと複数のポートセットとの間の対応関係を含み、前記各ポート設定において、異なるランクに対応するポートセットは異なる数のポートを含み、前記ターゲットポート設定は、前記端末装置が前記ランクに対応する第1ポートセットを決定することに用いられ、前記第1ポートセットは前記K個のポートを含む。
【0118】
選択肢として、前記ネットワーク装置が第1設定情報を端末装置に送信する前に、前記方法は、
前記ネットワーク装置は前記複数のポート設定を含む第2設定情報を前記端末装置に送信することを更に含む。
【0119】
選択肢として、前記ネットワーク装置が第2設定情報を前記端末装置に送信することは、
前記ネットワーク装置が無線リソース制御(RRC)シグナリング、媒体アクセス制御要素(MAC CE)を介して、前記第2設定情報を前記端末装置に送信することを含む。
【0120】
選択肢として、前記ネットワーク装置が第1設定情報を前記端末装置に送信することは、
前記ネットワーク装置がRRCシグナリング、MAC CE又はダウンリンク制御情報(DCI)を介して、前記第1設定情報を前記端末装置に送信することを含む。
【0121】
選択肢として、第1ポートセットにおける前記K個のポートのポート番号は連続する。
【0122】
選択肢として、第1ポートセットにおける前記K個のポートのポート番号は連続しており、且つ前記K個のポートのポート番号における最小ポート番号MはM mod K=0を満たし、Mが自然数である。
【0123】
選択肢として、前記K個のポートのポート番号は0~K-1であり、又はN-K~N-1である。
【0124】
選択肢として、前記方法は、
前記ネットワーク装置が更新設定情報を前記端末装置に送信し、前記更新設定情報は前記ターゲットポート設定における前記ランクに対応する第2ポートセットを含み、前記第2ポートセットは前記端末装置が前記ターゲットポート設定における前記ランクに対応する前記第1ポートセットを更新することに用いられることを更に含む。
【0125】
選択肢として、前記ネットワーク装置が更新設定情報を前記端末装置に送信することは、
前記ネットワーク装置がRRCシグナリング、MAC CE又はDCIを介して、前記更新設定情報を前記端末装置に送信することを含む。
【0126】
なお、ネットワーク装置が、CQIを計算するためのポート設定を端末装置に示す過程における具体的な詳細については、上記
図2における端末装置に関連する説明を参照することができ、簡潔のために、ここで繰り返して説明しない。
【0127】
また、本願の様々な実施例では、上記各過程の番号の大きさは実行順序を意味せず、各過程の実行順序はその機能及び内部ロジックによって決定されるべきであり、本願の実施例の実施過程に対するいかなる制限を構成すべきではない。
【0128】
以上では、本願の実施例に係るキャリアの選別方法を詳細に説明したが、以下では
図4~
図7を参照しながら本願の実施例に係る装置を説明し、方法実施例に説明された技術的特徴は以下の装置実施例に適用できる。
【0129】
図4は本願の実施例に係る端末装置400の模式的なブロック図である。
図4に示されるように、該端末装置400は処理ユニット410と送信ユニット420を備え、
処理ユニット410は、N個のポートから、チャネル品質指標(CQI)を計算するためのK個のポートを決定することと、前記K個のポートに基づいて前記CQIを計算することと、に用いられ、
送信ユニット420は、前記CQIとランクをネットワーク装置に報告することに用いられ、前記ランクがKに等しく、KとNが正の整数である。
【0130】
従って、端末装置はN個のポートのうちのK個のポートに基づいてCQIを計算し、それにより、より正確なCQIを取得することができ、通信性能を向上させる。
【0131】
選択肢として、前記処理ユニット410は更に、前記ランクに基づいて、N個のポートから予め設定された前記K個のポートを選択することに用いられる。
【0132】
選択肢として、前記K個のポートのポート番号は0~K-1であり、又はN-K~N-1である。
【0133】
選択肢として、Kが奇数である場合、前記K個のポートのポート番号は0~K-1であり、Kが偶数である場合、前記K個のポートのポート番号はN-K~N-1であり、又はKが偶数である場合、前記K個のポートのポート番号は0~K-1であり、Kが奇数である場合、前記K個のポートのポート番号はN-K~N-1である。
【0134】
選択肢として、前記送信ユニット420は更に、選択された前記K個のポートの情報を前記ネットワーク装置に送信することに用いられる。
【0135】
選択肢として、前記端末装置は受信ユニット430を更に備え、前記受信ユニット430は、ネットワーク装置から送信された、前記K個のポートの情報を示すための第1設定情報を受信することに用いられ、前記処理ユニット410は具体的に、前記第1設定情報に基づいて、前記N個のポートから前記K個のポートを決定することに用いられる。
【0136】
選択肢として、前記第1設定情報は前記CQIを計算するためのターゲットポート設定を含み、前記ターゲットポート設定は複数のランクと複数のポートセットとの間の対応関係を含み、前記複数のランクにおける異なるランクに対応するポートセットは異なる数のポートを含み、前記処理ユニット410は具体的に、前記ターゲットポート設定及び前記ランクに基づいて、前記ランクに対応する第1ポートセットを決定することに用いられ、前記第1ポートセットは前記K個のポートを含む。
【0137】
選択肢として、前記第1設定情報は前記CQIを計算するためのターゲットポート設定の識別情報を含み、前記識別情報は前記ターゲットポート設定を識別することに用いられ、前記処理ユニット410は具体的に、
前記識別情報に基づいて、複数のポート設定から、前記識別情報によって示される前記ターゲットポート設定を決定し、前記複数のポート設定における各ポート設定は複数のランクと複数のポートセットとの間の対応関係を含み、前記各ポート設定において、異なるランクに対応するポートセットは異なる数のポートを含むことと、
前記ターゲットポート設定及び前記ランクに基づいて、前記ランクに対応する第1ポートセットを決定し、前記第1ポートセットが前記K個のポートを含むことと、に用いられる。
【0138】
選択肢として、前記受信ユニット430は更に、前記ネットワーク装置から送信された、前記複数のポート設定を含む第2設定情報を受信することに用いられる。
【0139】
選択肢として、前記受信ユニット430は具体的に、前記ネットワーク装置が無線リソース制御(RRC)シグナリング、媒体アクセス制御要素(MAC CE)を介して送信した前記第2設定情報を受信することに用いられる。
【0140】
選択肢として、前記受信ユニット430は具体的に、前記ネットワーク装置がRRCシグナリング、MAC CE又はダウンリンク制御情報(DCI)を介して送信した前記第1設定情報を受信することに用いられる。
【0141】
選択肢として、第1ポートセットにおける前記K個のポートのポート番号は連続する。
【0142】
選択肢として、第1ポートセットにおける前記K個のポートのポート番号は連続しており、且つ前記K個のポートのポート番号における最小ポート番号MはM mod K=0を満たし、Mが自然数である。
【0143】
選択肢として、前記K個のポートのポート番号は0~K-1であり、又はN-K~N-1である。
【0144】
選択肢として、受信ユニット430は更に、前記ネットワーク装置から送信された、前記ターゲットポート設定における前記ランクに対応する第2ポートセットを含む更新設定情報を受信することに用いられ、
前記処理ユニット410は更に、前記ターゲットポート設定における前記ランクに対応する前記第1ポートセットを、前記第2ポートセットに更新することに用いられる。
【0145】
選択肢として、前記受信ユニット430は具体的に、前記ネットワーク装置がRRCシグナリング、MAC CE又はDCIを介して送信した前記更新設定情報を受信することに用いられる。
【0146】
選択肢として、前記処理ユニット410は前記CQIを計算するときに、前記K個のポートと同じチャネル状態表示基準信号(CSI-RS)リソースに属する他のポートを干渉とし、又は前記K個のポートと同じCSI-RSリソースに属する他のポートを干渉としない。
【0147】
なお、該端末装置400は、上記方法実施例における端末装置により実行される方法200の対応する操作を実行することができ、簡潔のために、ここで繰り返して説明しない。
【0148】
図5は本願の実施例に係るネットワーク装置500の模式的なブロック図である。
図5に示されるように、該ネットワーク装置500は送信ユニット510と受信ユニット520を備え、
送信ユニット510は、第1設定情報を端末装置に送信することに用いられ、前記第1設定情報は前記端末装置がチャネル品質指標(CQI)を計算するためのK個のポートを示し、それにより前記端末装置は前記第1設定情報に基づいてN個のポートから前記K個のポートを決定して、前記K個のポートに基づいて前記CQIを計算し、且つ前記CQIとランクを報告し、前記ランクがKに等しく、KとNが正の整数であり、
受信ユニット520は、前記端末装置が前記第1設定情報に基づいて送信した前記CQIを受信することに用いられる。
【0149】
従って、ネットワーク装置はCQIを計算するためのK個のポートを端末装置に示すことにより、端末装置は該K個のポートに基づいてCQIを計算し、それにより、より正確なCQIを取得でき、通信性能を向上させる。
【0150】
選択肢として、前記第1設定情報は前記CQIを計算するためのターゲットポート設定を含み、前記ターゲットポート設定は複数のランクと複数のポートセットとの間の対応関係を含み、前記複数のランクにおける異なるランクに対応するポートセットは異なる数のポートを含み、前記ターゲットポート設定は、前記端末装置が前記ランクに対応する第1ポートセットを決定することに用いられ、前記第1ポートセットは前記K個のポートを含む。
【0151】
選択肢として、前記第1設定情報は前記CQIを計算するためのターゲットポート設定の識別情報を含み、前記識別情報は前記ターゲットポート設定を識別することに用いられ、前記識別情報は前記端末装置が複数のポート設定から、前記識別情報によって示される前記ターゲットポート設定を決定することに用いられ、前記複数のポート設定における各ポート設定は複数のランクと複数のポートセットとの間の対応関係を含み、前記各ポート設定において、異なるランクに対応するポートセットは異なる数のポートを含み、前記ターゲットポート設定は、前記端末装置が前記ランクに対応する第1ポートセットを決定することに用いられ、前記第1ポートセットは前記K個のポートを含む。
【0152】
選択肢として、前記送信ユニット510は更に、前記複数のポート設定を含む第2設定情報を前記端末装置に送信することに用いられる。
【0153】
選択として、前記送信ユニット510は具体的に、無線リソース制御(RRC)シグナリング、媒体アクセス制御要素(MAC CE)を介して前記第2設定情報を前記端末装置に送信することに用いられる。
【0154】
選択として、前記送信ユニット510は具体的に、RRCシグナリング、MAC CE又はダウンリンク制御情報(DCI)を介して、前記第1設定情報を前記端末装置に送信することに用いられる。
【0155】
選択肢として、第1ポートセットにおける前記K個のポートのポート番号は連続する。
【0156】
選択肢として、第1ポートセットにおける前記K個のポートのポート番号は連続しており、且つ前記K個のポートのポート番号における最小ポート番号MはM mod K=0を満たし、Mが自然数である。
【0157】
選択肢として、前記K個のポートのポート番号は0~K-1であり、又はN-K~N-1である。
【0158】
選択肢として、前記送信ユニット510は更に、前記ターゲットポート設定における前記ランクに対応する第2ポートセットを含む更新設定情報を、前記端末装置に送信することに用いられ、前記第2ポートセットは前記端末装置が、前記ターゲットポート設定における前記ランクに対応する前記第1ポートセットを更新することに用いられる。
【0159】
選択肢として、前記送信ユニット510は具体的に、RRCシグナリング、MAC CE又はDCIを介して、前記更新設定情報を前記端末装置に送信することに用いられる。
【0160】
なお、該ネットワーク装置500は、上記方法実施例におけるネットワーク装置によって実行される方法300の対応する操作を実行することができ、簡潔のために、ここで繰り返して説明しない。
【0161】
図6は本願の実施例に係る通信装置600の構造模式図である。
図6に示されるように、該通信装置はプロセッサ610、送受信機620及びメモリ630を備え、該プロセッサ610、送受信機620及びメモリ630の間には内部接続パスを介して互いに通信する。該メモリ630は命令を記憶するためのものであり、該プロセッサ610は該メモリ630に記憶される命令を実行して、該送受信機620による信号の送受信を制御するためのものである。
【0162】
選択肢として、該プロセッサ610はメモリ630に記憶されるプログラムコードを呼び出して、方法実施例における端末装置によって実行される方法200の対応する操作を実行することができ、簡潔のために、ここで繰り返して説明しない。
【0163】
選択肢として、該プロセッサ610はメモリ630に記憶されるプログラムコードを呼び出して、方法実施例におけるネットワーク装置によって実行される方法300の対応する操作を実行することができ、簡潔のために、ここで繰り返して説明しない。
【0164】
なお、本願の実施例に係るプロセッサは信号処理能力を持つ集積回路チップであり得る。実現過程において、上記方法実施例の各ステップは、プロセッサにおけるハードウェアの集成論理回路又はソフトウェア形態の命令によって完了することができる。上記プロセッサは汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラム可能なゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)又は他のプログラム可能なロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネント等であってもよい。本願の実施例における開示された各方法、ステップ及び論理ブロック図を実現又は実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサーであってもよく、又は、該プロセッサは任意の一般的なプロセッサ等であってもよい。本願の実施例を組み合わせて開示された方法のステップは、ハードウェアデコードプロセッサによって実行して完了され、又はデコードプロセッサにおけるハードウェアとソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行して完了されるように直接に具現化することができる。ソフトウェアモジュールはランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ又は電気的に消去可能なプログラマブルメモリ、レジスタ等の本分野の成熟した記憶媒体に位置してもよい。該記憶媒体はメモリに位置し、プロセッサはメモリにおける情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記方法のステップを完了する。
【0165】
なお、本願の実施例におけるメモリは揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、又は揮発性と不揮発性メモリの両方を含んでもよい。不揮発性メモリは読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(Electrically EPROM、EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリはランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)であってもよく、外部キャッシュとして使用される。限定的ではなく例示的な説明により、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(Static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM、DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Double Data Rate SDRAM、DDR SDRAM)、拡張同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Enhanced SDRAM、ESDRAM)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchlink DRAM、SLDRAM)、ダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM、DR RAM)といった多数の形態のRAMは利用可能である。なお、本明細書に説明されたシステム及び方法のメモリは、これらのメモリ及び他の任意の適切なタイプのメモリを含むが、これらに制限されないことを意図している。
【0166】
図7は本願の実施例に係るシステムチップの構造模式図である。
図7のシステムチップ700は、入力インタフェース701、出力インタフェース702、少なくとも1つのプロセッサ703、及びメモリ704を備え、前記入力インタフェース701、出力インタフェース702、前記プロセッサ703及びメモリ704の間には内部接続パスを介して互いに接続される。前記プロセッサ703は前記メモリ704におけるコードを実行することに用いられる。
【0167】
選択肢として、前記コードが実行されるときに、前記プロセッサ703は方法実施例における端末装置によって実行される方法200を実現することができる。簡潔のために、ここで繰り返して説明しない。
【0168】
選択肢として、前記コードが実行されるときに、前記プロセッサ703は方法実施例におけるネットワーク装置によって実行される方法300を実現することができる。簡潔のために、ここで繰り返して説明しない。
【0169】
当業者であれば理解できるように、本明細書に開示された実施例を参照して説明された各例示的なユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせによって実現できる。これらの機能がハードウェア又はソフトウェアの形態で実行されるかは、技術案の特定の応用及び設計制約条件によって決めされる。当業者は各特定の応用に対して説明される機能を異なる方法で実現することができるが、このような実現は本願の範囲を超えると見なされるべきではない。
【0170】
当業者が明瞭に理解できるように、説明の便宜及び簡明のために、上記説明されるシステム、装置及びユニットの具体的な動作過程については、上記方法実施例における対応の過程を参照することができ、ここで繰り返して説明しない。
【0171】
本願に係るいくつかの実施例では、開示されたシステム、装置及び方法が他の形態により実現されてもよいことは理解すべきである。例えば、以上の説明した装置の実施例は例示的なものに過ぎず、例えば、該ユニットの分割はロジック機能の分割に過ぎず、実際の実現では他の分割方式があってもよく、例えば、複数のユニット又は要素は他のシステムに組み合わせ又は統合してもよく、又は一部の特徴を無視したり実行しなかったりしてもよい。また、表示又は検討される相互結合、或いは直接結合又は通信接続はいくつかのインタフェース、装置又はユニットを介する間接結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的、又は他の形態であってもよい。
【0172】
分離部材として説明した前記ユニットは、物理的に分離してもよく、物理的に分離しなくてもよく、ユニットとして表示される部材は、物理的ユニットであってもよく、又は物理的ユニットでなくてもよく、即ち、1つの場所に位置してもよく、又は複数のネットワークユニットに分散してもよい。実際のニーズに応じて、一部又は全てのユニットを選択して本実施例の技術案の目的を実現することができる。
【0173】
また、本願のそれぞれの実施例における各機能ユニットは1つの監視ユニットに統合されてもよく、それぞれのユニットが別々に物理的に存在してもよく、更に、2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。
【0174】
前記機能はソフトウェア機能ユニットの形態で実現され独立した製品として販売又は使用される場合、1つのコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、本願の技術案は本質的に又は従来技術に貢献する部分又は該技術案の一部はソフトウェア製品の形態で実施され得ており、該コンピュータソフトウェア製品は1つの記憶媒体に記憶され、1つのコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク装置等であってもよい)に本願の各実施例に記載の全て又は一部のステップを実行させるための複数の命令を含む。上記記憶媒体はUディスク、モバイルディスク、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等のプロクラムコードを記憶可能な種々の媒体を含む。
【0175】
以上は本願の具体的な実施形態に過ぎず、本願の保護範囲はこれに限定されるものではなく、当業者が本願に開示されている技術範囲を逸脱せずに容易に想到し得る変更や置換はすべて本願の保護範囲に属する。従って、本願の保護範囲は、前記特許請求の範囲の保護範囲を基準とすべきである。