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特開2023-22335ベンゾイミダゾール化合物又はその塩類及び該化合物を含有する農園芸用殺虫殺ダニ剤並びにその使用方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023022335
(43)【公開日】2023-02-15
(54)【発明の名称】ベンゾイミダゾール化合物又はその塩類及び該化合物を含有する農園芸用殺虫殺ダニ剤並びにその使用方法
(51)【国際特許分類】
   C07D 403/04 20060101AFI20230208BHJP
   A01P 7/02 20060101ALI20230208BHJP
   A01P 7/04 20060101ALI20230208BHJP
   A01N 43/80 20060101ALI20230208BHJP
   A61P 33/14 20060101ALI20230208BHJP
   C07D 413/04 20060101ALI20230208BHJP
   C07D 413/14 20060101ALI20230208BHJP
   C07D 417/04 20060101ALI20230208BHJP
   C07D 409/04 20060101ALI20230208BHJP
   C07D 405/04 20060101ALI20230208BHJP
   A61K 31/422 20060101ALI20230208BHJP
   A61K 31/427 20060101ALI20230208BHJP
   A61K 31/4184 20060101ALI20230208BHJP
   A61K 31/433 20060101ALI20230208BHJP
【FI】
C07D403/04
A01P7/02
A01P7/04
A01N43/80 101
A61P33/14
C07D413/04 CSP
C07D413/14
C07D417/04
C07D409/04
C07D405/04
A61K31/422
A61K31/427
A61K31/4184
A61K31/433
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2019215008
(22)【出願日】2019-11-28
(71)【出願人】
【識別番号】000232623
【氏名又は名称】日本農薬株式会社
(72)【発明者】
【氏名】藤原 弘和
(72)【発明者】
【氏名】藤居 一輝
(72)【発明者】
【氏名】淵 駿介
(72)【発明者】
【氏名】阿部 豊
(72)【発明者】
【氏名】田中 綾介
【テーマコード(参考)】
4C063
4C086
4H011
【Fターム(参考)】
4C063AA01
4C063AA03
4C063BB01
4C063CC26
4C063CC51
4C063CC52
4C063CC61
4C063CC67
4C063CC73
4C063CC75
4C063CC92
4C063DD04
4C063DD22
4C063DD25
4C063DD26
4C063DD51
4C063EE01
4C063EE03
4C086AA01
4C086AA02
4C086BC39
4C086BC67
4C086BC69
4C086BC79
4C086BC86
4C086GA02
4C086GA04
4C086GA07
4C086GA09
4C086GA10
4C086NA14
4C086ZB37
4H011AC01
4H011AC04
4H011BA01
4H011BB10
4H011BC03
4H011BC07
4H011BC18
4H011BC19
4H011BC20
4H011DA02
4H011DA15
4H011DA16
4H011DH03
(57)【要約】      (修正有)
【課題】新規な農園芸用殺虫剤殺ダニ剤の提供。
【解決手段】下記式(1)で表されるベンゾイミダゾール化合物。(式中、RはC‐Cアルキル基等を示し、Y~Yは、同一又は異なってもよく、H、ハロゲン原子、Qは5員環複素環基を示す。)

【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
【化1】
{式中、Rは、 (a1)(C‐C)アルキル基; (a2)(C‐C)シクロアルキル基; (a3)(C‐C)シクロアルキル(C‐C)アルキル基; (a4)ハロ(C‐C)アルキル基; (a5)(C‐C)アルケニル基;又は、 (a6)(C‐C)アルキニル基;を示す。
、Y、Y及びYは、同一又は異なってもよく、 (b1)水素原子; (b2)ハロゲン原子;
(b3)(C‐C)アルキル基;又は (b4)ハロ(C‐C)アルキル基;を示す。
Qは、以下の5員環複素環基を示す。
【化2】
[式中、X、X、X及びXは、同一又は異なってもよく、X1は、 (c1)水素原子; (c2)ハロゲン原子; (c3)シアノ基; (c4)(C‐C12)アルキル基; (c5)(C‐C)シクロアルキル基; (c6)(C‐C12)アルケニル基; (c7)(C‐C12)アルキニル基; (c8)(C‐C)アルコキシ基; (c9)ハロ(C‐C)アルキル基; (c10)ハロ(C‐C)アルコキシ基; (c11)(C‐C)アルキルチオ基; (c12)(C‐C)アルキルスルフィニル基; (c13)(C‐C)アルキルスルホニル基; (c14)ハロ(C‐C)アルキルチオ基; (c15)ハロ(C‐C)アルキルスルフィニル基; (c16)ハロ(C‐C)アルキルスルホニル基; (c17)(C‐C)シクロアルキル(C1‐C)アルコキシ基; (c18)アリール基; (c19) 同一又は異なっても良く、(a)ハロゲン原子、(b)(C‐C)アルキル基、(c)ハロ(C‐C)アルキル基、(d)(C‐C)アルコキシ基、(e)ハロ(C‐C)アルコキシ基、(f)(C‐C)アルキルチオ基、(g)ハロ(C‐C)アルキルチオ基、(h)(C‐C)アルキルスルフィニル基、(i)ハロ(C‐C)アルキルスルフィニル基、(j)(C‐C)アルキルスルホニル基及び(k)ハロ(C‐C)アルキルスルホニル基から選択される1~5の置換基を有するアリール基; (c20)アリール(C‐C)アルキル基; (c21) 同一又は異なっても良く、(a)ハロゲン原子、(b)(C‐C)アルキル基、(c)ハロ(C‐C)アルキル基、(d)(C‐C)アルコキシ基、(e)ハロ(C‐C)アルコキシ基、(f)(C‐C)アルキルチオ基、(g)ハロ(C‐C)アルキルチオ基、(h)(C‐C)アルキルスルフィニル基、(i)ハロ(C‐C)アルキルスルフィニル基、(j)(C‐C)アルキルスルホニル基及び(k)ハロ(C‐C)アルキルスルホニル基から選択される1~5の置換基を有するアリール(C‐C)アルキル基; (c22)脂肪族複素環基;又は (c23) 同一又は異なっても良く、(a)ハロゲン原子、(b)(C‐C)アルキル基、(c)ハロ(C‐C)アルキル基、(d)(C‐C)アルコキシ基、(e)ハロ(C‐C)アルコキシ基、(f)(C‐C)アルキルチオ基、(g)ハロ(C‐C)アルキルチオ基、(h)(C‐C)アルキルスルフィニル基、(i)ハロ(C‐C)アルキルスルフィニル基、(j)(C‐C)アルキルスルホニル基及び(k)ハロ(C‐C)アルキルスルホニル基から選択される1~3の置換基を有する脂肪族複素環基;を示す。
は、 (d1)水素原子; (d2)ハロゲン原子; (d3)(C‐C)アルキル基;又は (d4)(C‐C)アルコキシ基;を示す。
は、 (e1)水素原子; (e2)ハロゲン原子; (e3)シアノ基; (e4)(C‐C12)アルキル基; (e5)(C‐C)シクロアルキル基; (e6)(C‐C12)アルケニル基; (e7)(C‐C12)アルキニル基; (e8)(C‐C)アルコキシ基; (e9)ハロ(C‐C)アルキル基; (e10)ハロ(C‐C)アルコキシ基; (e11)(C‐C)アルキルチオ基; (e12)(C‐C)アルキルスルフィニル基; (e13)(C‐C)アルキルスルホニル基; (e14)ハロ(C‐C)アルキルチオ基; (e15)ハロ(C‐C)アルキルスルフィニル基; (e16)ハロ(C‐C)アルキルスルホニル基; (e17)(C‐C)シクロアルキル(C1‐C)アルコキシ基; (e18)アリール基; (e19) 同一又は異なっても良く、(a)ハロゲン原子、(b)(C‐C)アルキル基、(c)ハロ(C‐C)アルキル基、(d)(C‐C)アルコキシ基、(e)ハロ(C‐C)アルコキシ基、(f)(C‐C)アルキルチオ基、(g)ハロ(C‐C)アルキルチオ基、(h)(C‐C)アルキルスルフィニル基、(i)ハロ(C‐C)アルキルスルフィニル基、(j)(C‐C)アルキルスルホニル基及び(k)ハロ(C‐C)アルキルスルホニル基から選択される1~5の置換基を有するアリール基; (e20)アリール(C‐C)オキシ基;又は (e21) 同一又は異なっても良く、(a)ハロゲン原子、(b)(C‐C)アルキル基、(c)ハロ(C‐C)アルキル基、(d)(C‐C)アルコキシ基、(e)ハロ(C‐C)アルコキシ基、(f)(C‐C)アルキルチオ基、(g)ハロ(C‐C)アルキルチオ基、(h)(C‐C)アルキルスルフィニル基、(i)ハロ(C‐C)アルキルスルフィニル基、(j)(C‐C)アルキルスルホニル基及び(k)ハロ(C‐C)アルキルスルホニル基から選択される1~5の置換基を有するアリール(C‐C)オキシ基;を示す。
は、 (f1)水素原子; (f2)ハロゲン原子; (f3)(C‐C)アルキル基;又は (f4)(C‐C)アルキニル基;を示す。ただし、X、X、及びXが、同時に水素原子である場合を除く。
Zは、 (g1)水素原子; (g2)(C‐C)アルキル基; (g3)(C‐C)シクロアルキル基; (g4)(C‐C)シクロアルキル(C‐C)アルキル基; (g5)ハロ(C‐C)アルキル基; (g6)(C‐C)アルケニル基; (g7)ハロ(C‐C)アルケニル基;
(g8)(C‐C)アルキニル基;又は (g9)ハロ(C‐C)アルキニル基;を示す。●印の部分がベンゾイミダゾールと結合する。}で表されるベンゾイミダゾール化合物。
【請求項2】
Rが、 (a1)(C‐C)アルキル基;をし、Y、Y、Y及びYが、同一又は異なってもよく、 (b1)水素原子; (b2)ハロゲン原子;又は (b3)(C‐C)アルキル基; を示し、X1が、 (c1)水素原子; (c2)ハロゲン原子; (c4)(C‐C12)アルキル基; (c5)(C‐C)シクロアルキル基; (c7)(C‐C12)アルキニル基; (c8)(C‐C)アルコキシ基; (c9)ハロ(C‐C)アルキル基; (c10)ハロ(C‐C)アルコキシ基;
(c17)(C‐C)シクロアルキル(C1‐C)アルコキシ基; (c19) 同一又は異なっても良く、(a)ハロゲン原子、(b)(C‐C)アルキル基、(c)ハロ(C‐C)アルキル基、(d)(C‐C)アルコキシ基、(e)ハロ(C‐C)アルコキシ基、(f)(C‐C)アルキルチオ基、(g)ハロ(C‐C)アルキルチオ基、(h)(C‐C)アルキルスルフィニル基、(i)ハロ(C‐C)アルキルスルフィニル基、(j)(C‐C)アルキルスルホニル基及び(k)ハロ(C‐C)アルキルスルホニル基から選択される1~5の置換基を有するアリール基; (c20)アリール(C‐C)アルキル基; (c21) 同一又は異なっても良く、(a)ハロゲン原子、(b)(C‐C)アルキル基、(c)ハロ(C‐C)アルキル基、(d)(C‐C)アルコキシ基、(e)ハロ(C‐C)アルコキシ基、(f)(C‐C)アルキルチオ基、(g)ハロ(C‐C)アルキルチオ基、(h)(C‐C)アルキルスルフィニル基、(i)ハロ(C‐C)アルキルスルフィニル基、(j)(C‐C)アルキルスルホニル基及び(k)ハロ(C‐C)アルキルスルホニル基から選択される1~5の置換基を有するアリール(C‐C)アルキル基;又は (c22)脂肪族複素環基; を示し、Xが、 (d1)水素原子; (d2)ハロゲン原子; (d3)(C‐C)アルキル基;又は (d4)(C‐C)アルコキシ基;を示し、Xが、 (e1)水素原子; (e2)ハロゲン原子; (e4)(C‐C12)アルキル基; (e9)ハロ(C‐C)アルキル基; (e10)ハロ(C‐C)アルコキシ基;
(e19) 同一又は異なっても良く、(a)ハロゲン原子、(b)(C‐C)アルキル基、(c)ハロ(C‐C)アルキル基、(d)(C‐C)アルコキシ基、(e)ハロ(C‐C)アルコキシ基、(f)(C‐C)アルキルチオ基、(g)ハロ(C‐C)アルキルチオ基、(h)(C‐C)アルキルスルフィニル基、(i)ハロ(C‐C)アルキルスルフィニル基、(j)(C‐C)アルキルスルホニル基及び(k)ハロ(C‐C)アルキルスルホニル基から選択される1~5の置換基を有するアリール基; (e20)アリール(C‐C)オキシ基;又は (e21) 同一又は異なっても良く、(a)ハロゲン原子、(b)(C‐C)アルキル基、(c)ハロ(C‐C)アルキル基、(d)(C‐C)アルコキシ基、(e)ハロ(C‐C)アルコキシ基、(f)(C‐C)アルキルチオ基、(g)ハロ(C‐C)アルキルチオ基、(h)(C‐C)アルキルスルフィニル基、(i)ハロ(C‐C)アルキルスルフィニル基、(j)(C‐C)アルキルスルホニル基及び(k)ハロ(C‐C)アルキルスルホニル基から選択される1~5の置換基を有するアリール(C‐C)オキシ基;を示し、Xが、 (f1)水素原子; (f2)ハロゲン原子; (f3)(C‐C)アルキル基;又は (f4)(C‐C)アルキニル基;を示し、Zが、 (g1)水素原子; (g2)(C‐C)アルキル基;又は (g5)ハロ(C‐C)アルキル基;を示す、請求項1に記載のベンゾイミダゾール化合物。
【請求項3】
請求項1~2の何れか一項に記載のベンゾイミダゾール化合物を有効成分として含有することを特徴とする農園芸用殺虫殺ダニ剤。
【請求項4】
請求項1~2の何れか一項に記載のベンゾイミダゾール化合物の有効量を植物又は土壌に処理することを特徴とする農園芸用殺虫剤殺ダニ剤の使用方法。
【請求項5】
請求項1~2の何れか一項に記載のベンゾイミダゾール化合物を有効成分として含有することを特徴とする動物用の外部寄生虫防除剤。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ベンゾイミダゾール化合物又はその塩類を有効成分とする農園芸用殺虫殺ダニ剤並びに該使用方法に関する。
【背景技術】
【0002】
これまでにベンゾイミダゾール化合物が殺虫剤として有用であると報告されているが(例えば特許文献1、2参照)、かかる文献中には、N‐アルキルスルホニル基を有するベンゾイミダゾール化合物は一切開示されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】国際公開第2012/086848号パンフレット
【特許文献2】国際公開第2013/018928号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
農業及び園芸等の作物生産において害虫等による被害は今なお大きく、既存薬に対する抵抗性害虫の発生、環境生物への影響、作業の省力化等の観点から新規な作用性を有し、天敵有用昆虫に対して影響が少なく、浸透移行活性等が付与された農園芸用殺虫殺ダニ剤の開発が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者等は上記の課題を解決すべく鋭意検討した結果、ベンゾイミダゾール2位に特定の5員環芳香族複素環基が炭素原子と結合し、かつ、N‐アルキルスルホニル基を有するベンゾイミダゾール化合物又はその塩類が農園芸用害虫に対して優れた防除効果を有し、前記課題を解決し得ることを見出し、本発明に至った。
即ち、本発明は、
[1]
【化1】
{式中、Rは、 (a1)(C‐C)アルキル基; (a2)(C‐C)シクロアルキル基; (a3)(C‐C)シクロアルキル(C‐C)アルキル基; (a4)ハロ(C‐C)アルキル基; (a5)(C‐C)アルケニル基;又は、 (a6)(C‐C)アルキニル基;を示す。
、Y、Y及びYは、同一又は異なってもよく、 (b1)水素原子; (b2)ハロゲン原子;
(b3)(C‐C)アルキル基;又は (b4)ハロ(C‐C)アルキル基;を示す。
Qは、以下の5員環複素環基を示す。
【化2】
[式中、X、X、X及びXは、同一又は異なってもよく、X1は、 (c1)水素原子; (c2)ハロゲン原子; (c3)シアノ基; (c4)(C‐C12)アルキル基; (c5)(C‐C)シクロアルキル基; (c6)(C‐C12)アルケニル基; (c7)(C‐C12)アルキニル基; (c8)(C‐C)アルコキシ基; (c9)ハロ(C‐C)アルキル基; (c10)ハロ(C‐C)アルコキシ基; (c11)(C‐C)アルキルチオ基; (c12)(C‐C)アルキルスルフィニル基; (c13)(C‐C)アルキルスルホニル基; (c14)ハロ(C‐C)アルキルチオ基; (c15)ハロ(C‐C)アルキルスルフィニル基; (c16)ハロ(C‐C)アルキルスルホニル基; (c17)(C‐C)シクロアルキル(C1‐C)アルコキシ基; (c18)アリール基; (c19) 同一又は異なっても良く、(a)ハロゲン原子、(b)(C‐C)アルキル基、(c)ハロ(C‐C)アルキル基、(d)(C‐C)アルコキシ基、(e)ハロ(C‐C)アルコキシ基、(f)(C‐C)アルキルチオ基、(g)ハロ(C‐C)アルキルチオ基、(h)(C‐C)アルキルスルフィニル基、(i)ハロ(C‐C)アルキルスルフィニル基、(j)(C‐C)アルキルスルホニル基及び(k)ハロ(C‐C)アルキルスルホニル基から選択される1~5の置換基を有するアリール基; (c20)アリール(C‐C)アルキル基; (c21) 同一又は異なっても良く、(a)ハロゲン原子、(b)(C‐C)アルキル基、(c)ハロ(C‐C)アルキル基、(d)(C‐C)アルコキシ基、(e)ハロ(C‐C)アルコキシ基、(f)(C‐C)アルキルチオ基、(g)ハロ(C‐C)アルキルチオ基、(h)(C‐C)アルキルスルフィニル基、(i)ハロ(C‐C)アルキルスルフィニル基、(j)(C‐C)アルキルスルホニル基及び(k)ハロ(C‐C)アルキルスルホニル基から選択される1~5の置換基を有するアリール(C‐C)アルキル基; (c22)脂肪族複素環基;又は (c23) 同一又は異なっても良く、(a)ハロゲン原子、(b)(C‐C)アルキル基、(c)ハロ(C‐C)アルキル基、(d)(C‐C)アルコキシ基、(e)ハロ(C‐C)アルコキシ基、(f)(C‐C)アルキルチオ基、(g)ハロ(C‐C)アルキルチオ基、(h)(C‐C)アルキルスルフィニル基、(i)ハロ(C‐C)アルキルスルフィニル基、(j)(C‐C)アルキルスルホニル基及び(k)ハロ(C‐C)アルキルスルホニル基から選択される1~3の置換基を有する脂肪族複素環基;を示す。
は、 (d1)水素原子; (d2)ハロゲン原子; (d3)(C‐C)アルキル基;又は (d4)(C‐C)アルコキシ基;を示す。
は、 (e1)水素原子; (e2)ハロゲン原子; (e3)シアノ基; (e4)(C‐C12)アルキル基; (e5)(C‐C)シクロアルキル基; (e6)(C‐C12)アルケニル基; (e7)(C‐C12)アルキニル基; (e8)(C‐C)アルコキシ基; (e9)ハロ(C‐C)アルキル基; (e10)ハロ(C‐C)アルコキシ基; (e11)(C‐C)アルキルチオ基; (e12)(C‐C)アルキルスルフィニル基; (e13)(C‐C)アルキルスルホニル基; (e14)ハロ(C‐C)アルキルチオ基; (e15)ハロ(C‐C)アルキルスルフィニル基; (e16)ハロ(C‐C)アルキルスルホニル基; (e17)(C‐C)シクロアルキル(C1‐C)アルコキシ基; (e18)アリール基; (e19) 同一又は異なっても良く、(a)ハロゲン原子、(b)(C‐C)アルキル基、(c)ハロ(C‐C)アルキル基、(d)(C‐C)アルコキシ基、(e)ハロ(C‐C)アルコキシ基、(f)(C‐C)アルキルチオ基、(g)ハロ(C‐C)アルキルチオ基、(h)(C‐C)アルキルスルフィニル基、(i)ハロ(C‐C)アルキルスルフィニル基、(j)(C‐C)アルキルスルホニル基及び(k)ハロ(C‐C)アルキルスルホニル基から選択される1~5の置換基を有するアリール基; (e20)アリール(C‐C)オキシ基;又は (e21) 同一又は異なっても良く、(a)ハロゲン原子、(b)(C‐C)アルキル基、(c)ハロ(C‐C)アルキル基、(d)(C‐C)アルコキシ基、(e)ハロ(C‐C)アルコキシ基、(f)(C‐C)アルキルチオ基、(g)ハロ(C‐C)アルキルチオ基、(h)(C‐C)アルキルスルフィニル基、(i)ハロ(C‐C)アルキルスルフィニル基、(j)(C‐C)アルキルスルホニル基及び(k)ハロ(C‐C)アルキルスルホニル基から選択される1~5の置換基を有するアリール(C‐C)オキシ基;を示す。
は、 (f1)水素原子; (f2)ハロゲン原子; (f3)(C‐C)アルキル基;又は (f4)(C‐C)アルキニル基;を示す。ただし、X、X、及びXが、同時に水素原子である場合を除く。
Zは、 (g1)水素原子; (g2)(C‐C)アルキル基; (g3)(C‐C)シクロアルキル基; (g4)(C‐C)シクロアルキル(C‐C)アルキル基; (g5)ハロ(C‐C)アルキル基; (g6)(C‐C)アルケニル基; (g7)ハロ(C‐C)アルケニル基;
(g8)(C‐C)アルキニル基;又は (g9)ハロ(C‐C)アルキニル基;を示す。]}で表されるベンゾイミダゾール化合物、
[2]Rが、 (a1)(C‐C)アルキル基;を示し、Y、Y、Y及びYが、同一又は異なってもよく、 (b1)水素原子; (b2)ハロゲン原子;又は (b3)(C‐C)アルキル基;を示し、X1が、 (c1)水素原子; (c2)ハロゲン原子; (c4)(C‐C12)アルキル基; (c5)(C‐C)シクロアルキル基; (c7)(C‐C12)アルキニル基; (c8)(C‐C)アルコキシ基; (c9)ハロ(C‐C)アルキル基; (c10)ハロ(C‐C)アルコキシ基; (c17)(C‐C)シクロアルキル(C1‐C)アルコキシ基; (c19) 同一又は異なっても良く、(a)ハロゲン原子、(b)(C‐C)アルキル基、(c)ハロ(C‐C)アルキル基、(d)(C‐C)アルコキシ基、(e)ハロ(C‐C)アルコキシ基、(f)(C‐C)アルキルチオ基、(g)ハロ(C‐C)アルキルチオ基、(h)(C‐C)アルキルスルフィニル基、(i)ハロ(C‐C)アルキルスルフィニル基、(j)(C‐C)アルキルスルホニル基及び(k)ハロ(C‐C)アルキルスルホニル基から選択される1~5の置換基を有するアリール基; (c20)アリール(C‐C)アルキル基; (c21) 同一又は異なっても良く、(a)ハロゲン原子、(b)(C‐C)アルキル基、(c)ハロ(C‐C)アルキル基、(d)(C‐C)アルコキシ基、(e)ハロ(C‐C)アルコキシ基、(f)(C‐C)アルキルチオ基、(g)ハロ(C‐C)アルキルチオ基、(h)(C‐C)アルキルスルフィニル基、(i)ハロ(C‐C)アルキルスルフィニル基、(j)(C‐C)アルキルスルホニル基及び(k)ハロ(C‐C)アルキルスルホニル基から選択される1~5の置換基を有するアリール(C‐C)アルキル基;又は (c22)脂肪族複素環基; を示し、
が、 (d1)水素原子; (d2)ハロゲン原子; (d3)(C‐C)アルキル基;又は (d4)(C‐C)アルコキシ基;を示し、Xが、 (e1)水素原子; (e2)ハロゲン原子; (e4)(C‐C12)アルキル基; (e9)ハロ(C‐C)アルキル基; (e10)ハロ(C‐C)アルコキシ基; (e19) 同一又は異なっても良く、(a)ハロゲン原子、(b)(C‐C)アルキル基、(c)ハロ(C‐C)アルキル基、(d)(C‐C)アルコキシ基、(e)ハロ(C‐C)アルコキシ基、(f)(C‐C)アルキルチオ基、(g)ハロ(C‐C)アルキルチオ基、(h)(C‐C)アルキルスルフィニル基、(i)ハロ(C‐C)アルキルスルフィニル基、(j)(C‐C)アルキルスルホニル基及び(k)ハロ(C‐C)アルキルスルホニル基から選択される1~5の置換基を有するアリール基; (e20)アリール(C‐C)オキシ基;又は (e21) 同一又は異なっても良く、(a)ハロゲン原子、(b)(C‐C)アルキル基、(c)ハロ(C‐C)アルキル基、(d)(C‐C)アルコキシ基、(e)ハロ(C‐C)アルコキシ基、(f)(C‐C)アルキルチオ基、(g)ハロ(C‐C)アルキルチオ基、(h)(C‐C)アルキルスルフィニル基、(i)ハロ(C‐C)アルキルスルフィニル基、(j)(C‐C)アルキルスルホニル基及び(k)ハロ(C‐C)アルキルスルホニル基から選択される1~5の置換基を有するアリール(C‐C)オキシ基;を示し、
が、 (f1)水素原子; (f2)ハロゲン原子; (f3)(C‐C)アルキル基;又は (f4)(C‐C)アルキニル基;を示し、Zが、 (g1)水素原子; (g2)(C‐C)アルキル基;又は (g5)ハロ(C‐C)アルキル基;を示す、[1]に記載のベンゾイミダゾール化合物、
[3][1]~[2]の何れかに記載のベンゾイミダゾール化合物を有効成分として含有することを特徴とする農園芸用殺虫殺ダニ剤、
[4][1]~[2]の何れかに記載のベンゾイミダゾール化合物の有効量を植物又は土壌に処理することを特徴とする農園芸用殺虫剤殺ダニ剤の使用方法、
[5][1]~[2]の何れかに記載のベンゾイミダゾール化合物を有効成分として含有することを特徴とする動物用の外部寄生虫防除剤、に関する。
【発明の効果】
【0006】
本発明のベンゾイミダゾールの2位に5員環芳香族複素環基が結合したN‐アルキルスルホニル基を有するベンゾイミダゾール化合物又はその塩類は農園芸用殺虫殺ダニ剤として優れた効果を有するだけでなく、犬や猫といった愛玩動物、又は牛や羊等の家畜に寄生する害虫に対しても効果を有する。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明の2位に5員環芳香族複素環基が結合したN‐アルキルスルホニル基を有するベンゾイミダゾール化合物又はその塩類の一般式(1)の定義において、「ハロ」とは「ハロゲン原子」を意味し、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、又はヨウ素原子を示す。
【0008】
「(C‐C)アルキル基」とは、例えばメチル基、エチル基、ノルマルプロピル基、イソプロピル基、ノルマルブチル基、イソブチル基、セカンダリーブチル基、ターシャリーブチル基、ノルマルペンチル基、イソペンチル基、ターシャリーペンチル基、ネオペンチル基、2,3‐ジメチルプロピル基、1‐エチルプロピル基、1‐メチルブチル基、2‐メチルブチル基、ノルマルヘキシル基、イソヘキシル基、2‐ヘキシル基、3‐ヘキシル基、2‐メチルペンチル基、3‐メチルペンチル基、1,1,2‐トリメチルプロピル基、3,3‐ジメチルブチル基、ノルマルヘプチル基、2‐ヘプチル基、3‐へプチル基、2‐メチルヘキシル基、3‐メチルヘキシル基、4‐メチルヘキシル基、イソヘプチル基、ノルマルオクチル基等の直鎖又は分岐鎖状の炭素原子数1~8個のアルキル基を示し、「(C‐C)アルケニル基」とは、例えばビニル基、アリル基、イソプロペニル基、1‐ブテニル基、2‐ブテニル基、2‐メチル‐2‐プロペニル基、1‐メチル‐2‐プロペニル基、2‐メチル‐1‐プロペニル基、ペンテニル基、1‐ヘキセニル基、3,3‐ジメチル‐1‐ブテニル基、ヘプテニル基、オクテニル基等の直鎖又は分鎖状の炭素原子数2~8個のアルケニル基を示し、「(C‐C)アルキニル基」とは、例えばエチニル基、1‐プロピニル基、2‐プロピニル基、1‐ブチニル基、2‐ブチニル基、3‐ブチニル基、3‐メチル‐1‐プロピニル基、2‐メチル‐3‐プロピニル基、ペンチニル基、1‐ヘキシニル基、3‐メチル-1-ブチニル基、3,3‐ジメチル‐1‐ブチニル基、ヘプチニル基、オクチニル基等の直鎖又は分鎖状の炭素原子数2~12個のアルキニル基を示す。
【0009】
「(C‐C)アルキル基」とは、例えばメチル基、エチル基、ノルマルプロピル基、イソプロピル基、ノルマルブチル基、イソブチル基、セカンダリーブチル基、ターシャリーブチル基、ノルマルペンチル基、イソペンチル基、ターシャリーペンチル基、ネオペンチル基、2,3‐ジメチルプロピル基、1‐エチルプロピル基、1‐メチルブチル基、2-メチルブチル基、ノルマルヘキシル基、イソヘキシル基、2‐ヘキシル基、3-ヘキシル基、2‐メチルペンチル基、3‐メチルペンチル基、1,1,2‐トリメチルプロピル基、3,3‐ジメチルブチル基等の直鎖又は分岐鎖状の炭素原子数1~6個のアルキル基を示し、「(C‐C)アルケニル基」とは、例えばビニル基、アリル基、イソプロペニル基、1‐ブテニル基、2‐ブテニル基、2‐メチル‐2‐プロペニル基、1‐メチル‐2‐プロペニル基、2‐メチル‐1‐プロペニル基、ペンテニル基、1‐ヘキセニル基、3,3‐ジメチル‐1‐ブテニル基等の直鎖又は分鎖状の炭素原子数2~6個のアルケニル基を示し、「(C‐C)アルキニル基」とは、例えばエチニル基、1‐プロピニル基、2‐プロピニル基、1‐ブチニル基、2‐ブチニル基、3‐ブチニル基、3‐メチル‐1‐プロピニル基、2‐メチル‐3‐プロピニル基、ペンチニル基、1‐ヘキシニル基、3‐メチル‐1‐ブチニル基、3,3‐ジメチル‐1‐ブチニル基等の直鎖又は分鎖状の炭素原子数2~6個のアルキニル基を示す。
【0010】
「(C-C)シクロアルキル基」とは、例えばシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロへプチル基、シクロオクチル基等の炭素原子数3~8個の環状のアルキル基を示し、「(C‐C)アルコキシ基」としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、ノルマルプロポキシ基、イソプロポキシ基、ノルマルブトキシ基、セカンダリーブトキシ基、ターシャリーブトキシ基、ノルマルペンチルオキシ基、イソペンチルオキシ基、ターシャリーペンチルオキシ基、ネオペンチルオキシ基、2,3‐ジメチルプロピルオキシ基、1‐エチルプロピルオキシ基、1‐メチルブチルオキシ基、ノルマルヘキシルオキシ基、イソヘキシルオキシ基、1,1,2‐トリメチルプロピルオキシ基、ノルマルヘプチルオキシ基、ノルマルオクチルオキシ基等の直鎖又は分岐鎖状の炭素原子数1~8個のアルコキシ基を示す。
【0011】
「(C‐C)シクロアルキル基」とは、例えばシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等の炭素原子数3~6個の環状のアルキル基を示し、「(C‐C)アルコキシ基」としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、ノルマルプロポキシ基、イソプロポキシ基、ノルマルブトキシ基、セカンダリーブトキシ基、ターシャリーブトキシ基、ノルマルペンチルオキシ基、イソペンチルオキシ基、ターシャリーペンチルオキシ基、ネオペンチルオキシ基、2,3‐ジメチルプロピルオキシ基、1‐エチルプロピルオキシ基、1‐メチルブチルオキシ基、ノルマルヘキシルオキシ基、イソヘキシルオキシ基、1,1,2‐トリメチルプロピルオキシ基等の直鎖又は分岐鎖状の炭素原子数1~6個のアルコキシ基を示す。
【0012】
「(C‐C)アルキルチオ基」としては、例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、ノルマルプロピルチオ基、イソプロピルチオ基、ノルマルブチルチオ基、セカンダリーブチルチオ基、ターシャリーブチルチオ基、ノルマルペンチルチオ基、イソペンチルチオ基、ターシャリーペンチルチオ基、ネオペンチルチオ基、2,3‐ジメチルプロピルチオ基、1‐エチルプロピルチオ基、1‐メチルブチルチオ基、ノルマルヘキシルチオ基、イソヘキシルチオ基、1,1,2‐トリメチルプロピルチオ基、ノルマルヘプチルチオ基、ノルマルオクチルチオ基等の直鎖又は分岐鎖状の炭素原子数1~8個のアルキルチオ基を示し、「(C‐C)アルキルスルフィニル基」としては、例えば、メチルスルフィニル基、エチルスルフィニル基、ノルマルプロピルスルフィニル基、イソプロピルスルフィニル基、ノルマルブチルスルフィニル基、セカンダリーブチルスルフィニル基、ターシャリーブチルスルフィニル基、ノルマルペンチルスルフィニル基、イソペンチルスルフィニル基、ターシャリーペンチルスルフィニル基、ネオペンチルスルフィニル基、2,3‐ジメチルプロピルスルフィニル基、1‐エチルプロピルスルフィニル基、1‐メチルブチルスルフィニル基、ノルマルヘキシルスルフィニル基、イソヘキシルスルフィニル基、1,1,2‐トリメチルプロピルスルフィニル基、ノルマルヘプチルスルフィニル基、ノルマルオクチルスルフィニル基等の直鎖又は分岐鎖状の炭素原子数1~8個のアルキルスルフィニル基を示し、「(C‐C)アルキルスルホニル基」としては、例えば、メチルスルホニル基、エチルスルホニル基、ノルマルプロピルスルホニル基、イソプロピルスルホニル基、ノルマルブチルスルホニル基、セカンダリーブチルスルホニル基、ターシャリーブチルスルホニル基、ノルマルペンチルスルホニル基、イソペンチルスルホニル基、ターシャリーペンチルスルホニル基、ネオペンチルスルホニル基、2,3‐ジメチルプロピルスルホニル基、1‐エチルプロピルスルホニル基、1‐メチルブチルスルホニル基、ノルマルヘキシルスルホニル基、イソヘキシルスルホニル基、1,1,2‐トリメチルプロピルスルホニル基、ノルマルヘプチルスルホニル基、ノルマルオクチルスルホニル基等の直鎖又は分岐鎖状の炭素原子数1~8個のアルキルスルホニル基を示す。
【0013】
「(C‐C)アルキルチオ基」としては、例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、ノルマルプロピルチオ基、イソプロピルチオ基、ノルマルブチルチオ基、セカンダリーブチルチオ基、ターシャリーブチルチオ基、ノルマルペンチルチオ基、イソペンチルチオ基、ターシャリーペンチルチオ基、ネオペンチルチオ基、2,3‐ジメチルプロピルチオ基、1‐エチルプロピルチオ基、1‐メチルブチルチオ基、ノルマルヘキシルチオ基、イソヘキシルチオ基、1,1,2‐トリメチルプロピルチオ基等の直鎖又は分岐鎖状の炭素原子数1~6個のアルキルチオ基を示し、「(C‐C)アルキルスルフィニル基」としては、例えば、メチルスルフィニル基、エチルスルフィニル基、ノルマルプロピルスルフィニル基、イソプロピルスルフィニル基、ノルマルブチルスルフィニル基、セカンダリーブチルスルフィニル基、ターシャリーブチルスルフィニル基、ノルマルペンチルスルフィニル基、イソペンチルスルフィニル基、ターシャリーペンチルスルフィニル基、ネオペンチルスルフィニル基、2,3‐ジメチルプロピルスルフィニル基、1‐エチルプロピルスルフィニル基、1‐メチルブチルスルフィニル基、ノルマルヘキシルスルフィニル基、イソヘキシルスルフィニル基、1,1,2‐トリメチルプロピルスルフィニル基等の直鎖又は分岐鎖状の炭素原子数1~6個のアルキルスルフィニル基を示し、「(C‐C)アルキルスルホニル基」としては、例えば、メチルスルホニル基、エチルスルホニル基、ノルマルプロピルスルホニル基、イソプロピルスルホニル基、ノルマルブチルスルホニル基、セカンダリーブチルスルホニル基、ターシャリーブチルスルホニル基、ノルマルペンチルスルホニル基、イソペンチルスルホニル基、ターシャリーペンチルスルホニル基、ネオペンチルスルホニル基、2,3‐ジメチルプロピルスルホニル基、1‐エチルプロピルスルホニル基、1‐メチルブチルスルホニル基、ノルマルヘキシルスルホニル基、イソヘキシルスルホニル基、1,1,2‐トリメチルプロピルスルホニル基等の直鎖又は分岐鎖状の炭素原子数1~6個のアルキルスルホニル基を示す。
【0014】
上記「(C‐C)アルキル基」、「(C‐C)アルケニル基」、「(C‐C)アルキニル基」、「(C‐C)シクロアルキル基」、「(C‐C)アルコキシ基」、「(C‐C)アルキルチオ基」、「(C‐C)アルキルスルフィニル基」、又は「(C‐C)アルキルスルホニル基」の置換し得る位置に1又は2以上のハロゲン原子が置換されていても良く、置換されるハロゲン原子が2以上の場合は、ハロゲン原子は同一又は異なっても良い。それぞれ、「ハロ(C‐C)アルキル基」、「ハロ(C‐C)アルケニル基」、「ハロ(C‐C)アルキニル基」、「ハロ(C‐C)シクロアルキル基」、「ハロ(C‐C)アルコキシ基」、「ハロ(C‐C)アルキルチオ基」、「ハロ(C‐C)アルキルスルフィニル基」、又は「ハロ(C‐C)アルキルスルホニル基」と示す。
【0015】
「(C‐C)アルキル基」、「(C‐C)アルケニル基」、「(C‐C)アルキニル基」、「(C‐C)シクロアルキル基」、「(C‐C)アルコキシ基」、「(C‐C)アルキルチオ基」、「(C‐C)アルキルスルフィニル基」、又は「(C‐C)アルキルスルホニル基」の置換し得る位置に1又は2以上のハロゲン原子が置換されていても良く、置換されるハロゲン原子が2以上の場合は、ハロゲン原子は同一又は異なっても良い。それぞれ、「ハロ(C‐C)アルキル基」、「ハロ(C‐C)アルケニル基」、「ハロ(C‐C)アルキニル基」、「ハロ(C‐C)シクロアルキル基」、「ハロ(C‐C)アルコキシ基」、「ハロ(C‐C)アルキルチオ基」、「ハロ(C‐C)アルキルスルフィニル基」、又は「ハロ(C‐C)アルキルスルホニル基」と示す。
【0016】
「(C‐C)」、「(C‐C)」、「(C‐C)」、「(C‐C)」、「(C‐C)」、「(C‐C)」等の表現は各種置換基の炭素原子数の範囲を示す。更に、上記置換基が連結した基についても上記定義を示すことができ、例えば、「(C‐C)シクロアルキル(C‐C)アルキル基」の場合は直鎖又は分岐鎖状の炭素数3~8個のシクロアルキル基が直鎖又は分岐鎖状の炭素数1~8個のアルキル基に結合していることを示す。
【0017】
「アリール基」とは、例えば、フェニル基、1‐ナフチル基、2‐ナフチル基等の炭素数6~10個の芳香族炭化水素基を示す。
【0018】
「芳香族複素環基」とは、例えば、フリル、チエニル、ピリジル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、トリアジニル等の芳香族複素環基等を示す。
【0019】
「脂肪族複素環基」としては、例えば、オキシラニル、チイラニル、アジリジニル、オキセタニル、チエタニル、アゼチジニル、ピロリジニル、2-オキソピロリジン-1-イル、ピペリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペラジニル、ヘキサメチレンイミニル、オキサゾリジニル、チアゾリジニル、イミダゾリジニル、オキサゾリニル、チアゾリニル、イソキサゾリニル、イミダゾリニル、ジオキソリル、ジオキソラニル、ジヒドロオキサジアゾリル、2-オキソ-1,3-オキサゾリジン-5-イル、5-オキソ-1,2,4-オキサジアゾリン-3-イル、1,3-ジオキソラン-2-イル、1,3-ジオキサン-2-イル、1,3-ジオキセパン-2-イル、ピラニル、テトラヒドロピラニル、チオピラニル、テトラヒドロチオピラニル、1-オキシドテトラヒドロチオピラニル、1,1-ジオキシドテトラヒドロチオピラニル、テトラヒドロフラニル、ジオキサニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、テトラヒドロピリミジニル、ジヒドロトリアゾリル、テトラヒドロトリアゾリル等の脂肪族複素環基等が挙げられる。
【0020】
本発明の一般式(1)で表されるベンゾイミダゾール化合物の塩類としては、例えば塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩、燐酸塩等の無機酸塩類、酢酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、シュウ酸塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、パラトルエンスルホン酸塩等の有機酸塩類、ナトリウムイオン、カリウムイオン、カルシウムイオン、トリメチルアンモニウム等の無機又は有機の塩基との塩類を例示することができる。
【0021】
本発明の一般式(1)で表されるベンゾイミダゾール化合物及びその塩類は、その構造式中に1つの不斉中心を有する場合があり、本発明は各光学異性体及びそれらが任意の割合で含まれる混合物をも全て包含するものである。
【0022】
本発明の一般式(1)で表されるベンゾイミダゾール化合物又はその塩類において、好ましくは、Rが、 (a1)(C‐C)アルキル基;であり、Y、Y、Y及びYが、同一又は異なってもよく、 (b1)水素原子; (b2)ハロゲン原子;又は (b3)(C‐C)アルキル基; であり、X1が、 (c1)水素原子; (c2)ハロゲン原子; (c4)(C‐C12)アルキル基; (c5)(C‐C)シクロアルキル基; (c7)(C‐C12)アルキニル基; (c8)(C‐C)アルコキシ基; (c9)ハロ(C‐C)アルキル基; (c10)ハロ(C‐C)アルコキシ基; (c17)(C‐C)シクロアルキル(C1‐C)アルコキシ基; (c19) 同一又は異なっても良く、(a)ハロゲン原子、(b)(C‐C)アルキル基、(c)ハロ(C‐C)アルキル基、(d)(C‐C)アルコキシ基、(e)ハロ(C‐C)アルコキシ基、(f)(C‐C)アルキルチオ基、(g)ハロ(C‐C)アルキルチオ基、(h)(C‐C)アルキルスルフィニル基、(i)ハロ(C‐C)アルキルスルフィニル基、(j)(C‐C)アルキルスルホニル基及び(k)ハロ(C‐C)アルキルスルホニル基から選択される1~5の置換基を有するアリール基; (c20)アリール(C‐C)アルキル基; (c21) 同一又は異なっても良く、(a)ハロゲン原子、(b)(C‐C)アルキル基、(c)ハロ(C‐C)アルキル基、(d)(C‐C)アルコキシ基、(e)ハロ(C‐C)アルコキシ基、(f)(C‐C)アルキルチオ基、(g)ハロ(C‐C)アルキルチオ基、(h)(C‐C)アルキルスルフィニル基、(i)ハロ(C‐C)アルキルスルフィニル基、(j)(C‐C)アルキルスルホニル基及び(k)ハロ(C‐C)アルキルスルホニル基から選択される1~5の置換基を有するアリール(C‐C)アルキル基;又は (c22)脂肪族複素環基; であり、
が、 (d1)水素原子; (d2)ハロゲン原子; (d3)(C‐C)アルキル基;又は (d4)(C‐C)アルコキシ基;であり、Xが、 (e1)水素原子; (e2)ハロゲン原子; (e4)(C‐C12)アルキル基; (e9)ハロ(C‐C)アルキル基; (e10)ハロ(C‐C)アルコキシ基; (e19) 同一又は異なっても良く、(a)ハロゲン原子、(b)(C‐C)アルキル基、(c)ハロ(C‐C)アルキル基、(d)(C‐C)アルコキシ基、(e)ハロ(C‐C)アルコキシ基、(f)(C‐C)アルキルチオ基、(g)ハロ(C‐C)アルキルチオ基、(h)(C‐C)アルキルスルフィニル基、(i)ハロ(C‐C)アルキルスルフィニル基、(j)(C‐C)アルキルスルホニル基及び(k)ハロ(C‐C)アルキルスルホニル基から選択される1~5の置換基を有するアリール基; (e20)アリール(C‐C)オキシ基;又は (e21) 同一又は異なっても良く、(a)ハロゲン原子、(b)(C‐C)アルキル基、(c)ハロ(C‐C)アルキル基、(d)(C‐C)アルコキシ基、(e)ハロ(C‐C)アルコキシ基、(f)(C‐C)アルキルチオ基、(g)ハロ(C‐C)アルキルチオ基、(h)(C‐C)アルキルスルフィニル基、(i)ハロ(C‐C)アルキルスルフィニル基、(j)(C‐C)アルキルスルホニル基及び(k)ハロ(C‐C)アルキルスルホニル基から選択される1~5の置換基を有するアリール(C‐C)オキシ基;であり、
が、 (f1)水素原子; (f2)ハロゲン原子; (f3)(C‐C)アルキル基;又は
(f4)(C‐C)アルキニル基;であり、Zが、 (g1)水素原子; (g2)(C‐C)アルキル基;又は (g5)ハロ(C‐C)アルキル基;(ただし、X、X、及びXが、同時に水素原子である場合を除く)である。
【0023】
本発明の一般式(1)で表されるベンゾイミダゾール化合物又はその塩類は、例えば下記製造方法によって製造することができるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0024】
製造方法1
【化3】
【0025】
工程[A]の製造方法
一般式(2)で表されるアミド化合物は、一般式(3‐1)で表されるカルボン酸と一般式(4)で表されるジアミノ化合物とを、縮合剤、塩基及び不活性溶媒の存在下反応することにより製造することができる。
【0026】
本反応で使用する縮合剤としては、例えばシアノリン酸ジエチル(DEPC)、カルボニルジイミダゾール(CDI)、1,3‐ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、クロロ炭酸エステル類、ヨウ化2‐クロロ‐1‐メチルピリジニウム、1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミド塩酸塩(EDC・HCl)等を例示することができ、その使用量は一般式(3‐1)で表されるカルボン酸に対して1倍モル~10倍モルの範囲から適宜選択して使用すれば良い。
【0027】
本反応で使用する塩基としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等の無機塩基類、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム等の酢酸塩類、カリウムt‐ブトキシド、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド等のアルカリ金属アルコキシド類;トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、1,8‐ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデック‐7‐エン等の第三級アミン類、ピリジン、ジメチルアミノピリジン等の含窒素芳香族化合物等を挙げることができ、その使用量は一般式(3‐1)で表されるカルボン酸に対して通常1倍モル~10倍モルの範囲で使用される。含窒素芳香族化合物は溶媒として使用することもできる。
【0028】
本反応で使用する不活性溶媒としては、本反応の進行を著しく阻害しないものであれば良く、例えばベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類;クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、メチルターシャリーブチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等の鎖状又は環状エーテル類、酢酸エチル等のエステル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、ジメチルスルホキシド、1,3‐ジメチル‐2‐イミダゾリジノン等の極性溶媒等の不活性溶媒を例示することができ、これらの不活性溶媒は単独で又は2種以上混合して使用することができる。
【0029】
本反応は等モル反応であるので、各反応剤を等モル使用すれば良いが、いずれかの反応剤を過剰に使用することもできる。反応温度は室温から使用する不活性溶媒の沸点域で行うことができ、反応時間は反応規模、反応温度により一定しないが、数分~48時間の範囲で行えば良い。
【0030】
反応終了後、目的物を含む反応系から常法により目的物を単離すれば良く、必要に応じて再結晶、カラムクロマトグラフィー等で精製することにより目的物を製造することができる。また反応系から中間体を単離せずに、次工程を行ってもよい。
【0031】
工程[B]の製造方法
一般式(2)で表されるアミド化合物は、一般式(3‐2)で表されるカルボン酸クロリドと一般式(4)で表されるジアミノ化合物とを塩基及び不活性溶媒の存在下反応することにより製造することができる。
【0032】
本反応で使用する塩基としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等の無機塩基類、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム等の酢酸塩類、カリウムt‐ブトキシド、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド等のアルカリ金属アルコキシド類;トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、1,8‐ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデック‐7‐エン等の第三級アミン類、ピリジン、ジメチルアミノピリジン等の含窒素芳香族化合物等を挙げることができ、その使用量は一般式(4)で表される化合物に対して通常1倍モル~10倍モルの範囲で使用される。
【0033】
本反応で使用する不活性溶媒としては、本反応の進行を著しく阻害しないものであれば良く、例えばベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類;クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、メチルターシャリーブチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等の鎖状又は環状エーテル類、酢酸エチル等のエステル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、ジメチルスルホキシド、1,3‐ジメチル‐2‐イミダゾリジノン、N‐メチルピロリドン等の極性溶媒等の不活性溶媒を例示することができ、これらの不活性溶媒は単独で又は2種以上混合して使用することができる。
【0034】
本反応は等モル反応であるので、各反応剤を等モル使用すれば良いが、いずれかの反応剤を過剰に使用することもできる。反応温度は室温から使用する不活性溶媒の沸点域で行うことができ、反応時間は反応規模、反応温度により一定しないが、数分~48時間の範囲で行えば良い。
【0035】
反応終了後、目的物を含む反応系から常法により目的物を単離すれば良く、必要に応じて再結晶、カラムクロマトグラフィー等で精製することにより目的物を製造することができる。また反応系から中間体を単離せずに、次工程を行ってもよい。
【0036】
工程[C]の製造方法
一般式(1-1)で表されるベンゾイミダゾール化合物は、一般式(2)で表されるアミド化合物を、縮合剤、塩基及び不活性溶媒の存在下反応することにより製造することができる。
【0037】
本反応で使用する縮合剤としては、例えばシアノリン酸ジエチル(DEPC)、カルボニルジイミダゾール(CDI)、1,3‐ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、クロロ炭酸エステル類、ヨウ化2‐クロロ‐1‐メチルピリジニウム、1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミド塩酸塩(EDC・HCl)等を例示することができ、その使用量は一般式(2)で表されるアミド化合物に対して1倍モル~10倍モルの範囲から適宜選択して使用すれば良い。
【0038】
本反応で使用する塩基としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等の無機塩基類、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム等の酢酸塩類、カリウムt‐ブトキシド、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド等のアルカリ金属アルコキシド類;トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、1,8‐ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデック‐7‐エン等の第三級アミン類、ピリジン、ジメチルアミノピリジン等の含窒素芳香族化合物等を挙げることができ、その使用量は一般式(2)で表されるアミド化合物に対して通常1倍モル~10倍モルの範囲で使用される。
【0039】
本反応で使用する不活性溶媒としては、本反応の進行を著しく阻害しないものであれば良く、例えばベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類;クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、メチルターシャリーブチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等の鎖状又は環状エーテル類、酢酸エチル等のエステル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、ジメチルスルホキシド、1,3‐ジメチル‐2‐イミダゾリジノン等の極性溶媒等の不活性溶媒を例示することができ、これらの不活性溶媒は単独で又は2種以上混合して使用することができる。
【0040】
本反応は等モル反応であるので、各反応剤を等モル使用すれば良いが、いずれかの反応剤を過剰に使用することもできる。反応温度は室温から使用する不活性溶媒の沸点域で行うことができ、反応時間は反応規模、反応温度により一定しないが、数分~48時間の範囲で行えば良い。
【0041】
反応終了後、目的物を含む反応系から常法により目的物を単離すれば良く、必要に応じて再結晶、カラムクロマトグラフィー等で精製することにより目的物を製造することができる。また反応系から中間体を単離せずに、次工程を行ってもよい。
【0042】
また、一般式(1-1)で表されるベンゾイミダゾール化合物は、一般式(2)で表されるアミド化合物を酸及び不活性溶媒の存在下、反応させることによっても製造することができる。
【0043】
反応で使用する酸としては、例えば、塩酸、硫酸、硝酸等の無機酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸、安息香酸等の有機酸、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸等のスルホン酸、リン酸等を例示することができ、その使用量は一般式(2)で表されるアミド化合物に対して0.01倍モル~10倍モルの範囲から適宜選択して使用すれば良い。場合によっては、当該酸を溶媒として使用することもできる。
【0044】
本反応で使用する不活性溶媒としては、本反応の進行を著しく阻害しないものであれば良く、例えばベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類;クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、メチルターシャリーブチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等の鎖状又は環状エーテル類、酢酸エチル等のエステル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、ジメチルスルホキシド、1,3‐ジメチル‐2‐イミダゾリジノン等の極性溶媒等の不活性溶媒を例示することができ、これらの不活性溶媒は単独で又は2種以上混合して使用することができる。
【0045】
反応終了後、目的物を含む反応系から目的物を常法により単離すれば良く、必要に応じて再結晶、カラムクロマトグラフィー等で精製することにより目的物を製造することができる。
【0046】
工程[D]の製造方法
一般式(1)で表されるベンゾイミダゾール化合物は、一般式(1-1)で表されるベンゾイミダゾール化合物と一般式(5)で表される化合物を塩基及び不活性溶媒の存在下、反応させることにより製造することができる。
【0047】
本反応で使用する塩基としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の無機塩基類、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム等の酢酸塩類、カリウムt-ブトキシド、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド等のアルカリ金属アルコキシド類;トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデック-7-エン等の第三級アミン類、ピリジン、ジメチルアミノピリジン等の含窒素芳香族化合物等を挙げることができ、その使用量は一般式(1-1)で表される化合物に対して通常1倍モル~10倍モルの範囲で使用される。
【0048】
本反応で使用する不活性溶媒としては、本反応の進行を著しく阻害しないものであれば良く、例えばベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、メチルターシャリーブチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等の鎖状又は環状エーテル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、ジメチルスルホキシド、1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン等の極性溶媒、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロピルアルコール等のアルコール類等の不活性溶媒を例示することができ、これらの不活性溶媒は単独で又は2種以上混合して使用することができる。
【0049】
本反応は等モル反応であるので、各反応剤を等モル使用すれば良いが、いずれかの反応剤を過剰に使用することもできる。反応温度は室温から使用する不活性溶媒の沸点域で行うことができ、反応時間は反応規模、反応温度により一定しないが、数分~48時間の範囲で行えば良い。
【0050】
反応終了後、目的物を含む反応系から常法により目的物を単離すれば良く、必要に応じて再結晶、カラムクロマトグラフィー等で精製することにより本発明化合物を製造することができる。
【0051】
次に、本発明化合物及びその製造中間体の具体例を以下に示す。下記の表において、Meはメチル基、Etはエチル基、n‐Prはノルマルプロピル基、i‐Prはイソプロピル基n‐Buはノルマルブチル基、t‐Buはターシャリーブチル基、n‐Penはノルマルペンチル基、neo‐Penはネオペンチル基、n‐Hexはノルマルヘキシル基、n-Hepはノルマルヘプチル基、c‐Prはシクロプロピル基、c‐Penはシクロペンチル基、c‐Hexはシクロヘキシル基、c-Hepはシクロヘプチル基、Phはフェニル基を、Bnはベンジル基を示す。物性は融点(℃)、屈折率n(測定温度;℃)、又はH‐NMRを示す。H‐NMRデータは第16表、第17表及び第30表に示す。
【0052】
【化4】
【0053】
【表1】
【0054】
【化5】
【0055】
【表2】
【0056】
【化6】
【0057】
【表3】
【0058】
【化7】
【0059】
【表4】
【0060】
【化8】
【0061】
【表5】
【0062】
【化9】
【0063】
【表6】
【0064】
【化10】
【0065】
【表7】
【0066】
【化11】
【0067】
【表8】
【0068】
【化12】
【0069】
【表9】
【0070】
【化13】
【0071】
【表10】
【0072】
【化14】
【0073】
【表11】
【0074】
【化15】
【0075】
【表12】
【0076】
【化16】
【0077】
【表13】
【0078】
【化17】
【0079】
【表14】
【0080】
【化18】
【0081】
【表15】
【0082】
【表16】
【0083】
【表17】
【0084】
【化19】
【0085】
【0086】
【化20】
【0087】
【表19】
【0088】
【化21】
【0089】
【表20】
【0090】
【化22】
【0091】
【表21】
【0092】
【化23】
【0093】
【表22】
【0094】
【化24】
【0095】
【表23】
【0096】
【化25】
【0097】
【表24】
【0098】
【化26】
【0099】
【表25】
【0100】
【化27】
【0101】
【表26】
【0102】
【化28】
【0103】
【表27】
【0104】
【化29】
【0105】
【表28】
【0106】
【化30】
【0107】
【表29】
【0108】
【表30】
【0109】
本発明の一般式(1)で表されるベンゾイミダゾール化合物又はその塩類を有効成分として含有する農園芸用殺虫剤は水稲、果樹、野菜、その他の作物及び花卉類を加害する各種農林、園芸、貯穀害虫や衛生害虫或いは線虫類等の害虫防除に適している。
【0110】
上記害虫又は線虫類等として以下のものが例示される。
鱗翅目(チョウ目)害虫として例えば、アオイラガ(Parasa consocia)、アカキリバ(Anomis mesogona)、アゲハ(Papilio xuthus)、アズキサヤムシガ(Matsumuraeses azukivora)、アズキノメイガ(Ostrinia scapulalis)、アフリカヨトウ(Spodoptera exempta)、アメリカシロヒトリ(Hyphantria cunea)、アワノメイガ(Ostrinia furnacalis)、アワヨトウ(Pseudaletia separata)、イガ(Tinea translucens)、イグサシンムシガ(Bactra furfuryla)、イチモンジセセリ(Parnara guttata)、イネタテハマキ(Marasmia exigua)、イネツトムシ(Parnara guttata)、イネヨトウ(Sesamia inferens)、イモキバガ(Brachmia triannulella)、イラガ(Monema flavescens)、イラクサギンウワバ(Trichoplusia ni)、ウコンノメイガ(Pleuroptya ruralis)、ウメエダシャク(Cystidia couaggaria)、ウラナミシジミ(Lampides boeticus)、オオスカシバ(Cephonodes hylas)、オオタバコガ(Helicoverpa armigera)、オオトビモンシャチホコ(Phalerodonta manleyi)、オオミノガ(Eumeta japonica)、オオモンシロチョウ(Pieris brassicae)、オビカレハ(Malacosoma neustria testacea)、カキノヘタムシガ(Stathmopoda masinissa)、カキホソガ(Cuphodes diospyrosella)、カクモンハマキ(Archips xylosteanus)、カブラヤガ(Agrotis segetum)、カンショシンクイハマキ(Tetramoera schistaceana)、キアゲハ(Papilio machaon hippocrates)、キマダラコウモリ(Endoclyta sinensis)、ギンモンハモグリガ(Lyonetia prunifoliella)、キンモンホソガ(Phyllonorycter ringoneella)、クリミガ(Cydia kurokoi)、クリミドリシンクイガ(Eucoenogenes aestuosa)、グレープベリーモス(Lobesia botrana)、クロシタアオイラガ(Latoia sinica)、クロフタモンマダラメイガ(Euzophera batangensis)、クワイホソハマキ(Phalonidia mesotypa)、クワゴマダラヒトリ(Spilosoma imparilis)、クワノメイガ(Glyphodes pyloalis)、クワヒメハマキ(Olethreutes mori)、コイガ(Tineola bisselliella)、コウモリガ(Endoclyta excrescens)、コクガ(Nemapogon granellus)、コスカシバ(Synanthedon hector)、コドリンガ(Cydia pomonella)、コナガ(Plutella xylostella)、コブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis)、サザンピンクボーラー(Sesamia calamistis)、サンカメイガ(Scirpophaga incertulas)、シバツトガ(Pediasia teterrellus)、ジャガイモガ(Phthorimaea operculella)、シャチホコガ(Stauropus fagi persimilis)、シロイチモジマダラメイガ(Etiella zinckenella)、シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)、シロテンコウモリ(Palpifer sexnotata)、シロナヨトウ(Spodoptera mauritia)、イネシロオオメイガ(Scirpophaga innotata)、シロモンヤガ(Xestia c-nigrum)、スジキリヨトウ(Spodoptera depravata)、スジコナマダラメイガ(Ephestia kuehniella)、スモモエダシャク(Angerona prunaria)、セグロシャチホコ(Clostera anastomosis)、ソイビーンルーパー(Pseudoplusia includens)、ダイズサヤムシガ(Matsumuraeses falcana)、タバコガ(Helicoverpa assulta)、タマナギンウワバ(Autographa nigrisigna)、タマナヤガ(Agrotis ipsilon)、チャドクガ(Euproctis pseudoconspersa)、チャノコカクモンハマキ(Adoxophyes orana)、チャノホソガ(Caloptilia theivora)、チャハマキ(Homona magnanima)、チャマダラメイガ(Ephestia elutella)、チャミノガ(Eumeta minuscula)、ツマアカシャチホコ(Clostera anachoreta)、ツメクサガ(Heliothis maritima)、テングハマキ(Sparganothis pilleriana)、トウモロコシメイガ(Busseola fusca)、ドクガ(Euproctis subflava)、トビモンオオエダシャク(Biston robustum)、トマトフルーツワーム(Heliothis zea)、ナカジロシタバ(Aedia leucomelas)、ナシイラガ(Narosoideus flavidorsalis)、ナシケンモン(Viminia rumicis)、ナシチビガ(Bucculatrix pyrivorella)、ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)、ナシホソガ(Spulerina astaurota)、ナシマダラメイガ(Ectomyelois pyrivorella)、ニカメイガ(Chilo suppressalis)、ネギコガ(Acrolepiopsis sapporensis)、ノシメマダラメイガ(Plodia interpunctella)、ハイマダラノメイガ(Hellula undalis)、バクガ(Sitotroga cerealella)、ハスモンヨトウ(Spodoptera litura)、ハマキガの一種(Eucosma aporema)、バラハマキ(Acleris comariana)、ヒメクロイラガ(Scopelodes contractus)、ヒメシロモンドクガ(Orgyia thyellina)、フォールアーミーワーム(Spodoptera frugiperda)、フキノメイガ(Ostrinia zaguliaevi)、フタオビコヤガ(Naranga aenescens)、フタテンカギバモドキ(Andraca bipunctata)、ブドウスカシバ(Paranthrene regalis)、ブドウスズメ(Acosmeryx castanea)、ブドウハモグリガ(Phyllocnistis toparcha)、ブドウヒメハマキ(Endopiza viteana)、ブドウホソハマキ(Eupoecillia ambiguella)、ベルベットビーンキャタピラー(Anticarsia gemmatalis)、ホソバハイイロハマキ(Cnephasia cinereipalpana)、マイマイガ(Lymantria dispar)、マツカレハ(Dendrolimus spectabilis)、マメシンクイガ(Leguminivora glycinivorella)、マメノメイガ(Maruca testulalis)、マメヒメサヤムシガ(Matsumuraeses phaseoli)、マメホソガ(Caloptilia soyella)、ミカンハモグリガ(Phyllocnistis citrella)、マエウスキノメイガ(Omiodes indicate)、ミダレカクモンハマキ(Archips fuscocupreanus)、ミツモンキンウワバ(Acanthoplusia agnata)、ミノガ(Bambalina sp.)、モモシンクイガ(Carposina niponensis)、モモノゴマダラノメイガ(Conogethes punctiferalis)、モモスカシバ類(Synanthedon sp.)、モモハモグリガ(Lyonetia clerkella)、モンキアゲハ(Papilio helenus)、モンキチョウ(Colias erate poliographus)、モンクロシャチホコ(Phalera flavescens)、モンシロチョウ(Pieris rapae crucivora)、モンシロチョウ(Pieris rapae)等のシロチョウ類、モンシロドクガ(Euproctis similis)、ヤマノイモコガ(Acrolepiopsis suzukiella)、ヨーロピアンコーンボーラー(Ostrinia nubilalis)、ヨトウガ(Mamestra brassicae)、ヨモギエダシャク(Ascotis selenaria)、ヨモギオオホソハマキ(Phtheochroides clandestina)、リンゴオオハマキ(Hoshinoa adumbratana)、リンゴカレハ(Odonestis pruni japonensis)、リンゴケンモン(Triaena intermedia)、リンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana fasciata)、リンゴコシンクイ(Grapholita inopinata)、リンゴシロヒメハマキ(Spilonota ocellana)、リンゴハイイロハマキ(Spilonota lechriaspis)、リンゴハマキクロバ(Illiberis pruni)、リンゴヒメシンクイ(Argyresthia conjugella)、リンゴホソガ(Caloptilia zachrysa)、リンゴモンハマキ(Archips breviplicanus)、ワタアカキリバ(Anomis flava)、ワタアカミムシ(Pectinophora gossypiella)、ワタノメイガ(Notarcha derogata)、ワタヘリクロノメイガ(Diaphania indica)、ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)、及びワタリンガ(Earias cupreoviridis)等が挙げられる。
【0111】
半翅目(カメムシ目)害虫として例えば、アオクサカメムシ(Nezara antennata)、アカスジカスミカメ(Stenotus rubrovittatus)、アカスジカメムシ(Graphosoma rubrolineatum)、アカヒゲホソミドリカスミカメ(Trigonotylus coelestialium)等、アカヒメヘリカメムシ(Aeschynteles maculatus)、アカホシカスミカメ(Creontiades pallidifer)、アカホシカメムシ(Dysdercus cingulatus)、アカホシマルカイアガラムシ(Chrysomphalus ficus)、アカマルカイガラムシ(Aonidiella aurantii)、アブラゼミ(Graptopsaltria nigrofuscata)、アメリカコバネナガカメムシ(Blissusleucopterus)、イセリヤカイガラムシ(Icerya purchasi)、イチモンジカメムシ(Piezodorus hybneri)、イネカメムシ(Lagynotomus elongatus)、イネキイロヒメヨコバイ(Thaia subrufa)、イネクロカメムシ(Scotinophara lurida)、イバラヒゲナガアブラムシ(Sitobion ibarae)、イワサキカメムシ(Stariodes iwasakii)、ウスイロマルカイガラムシ(Aspidiotus destructor)、ウスモンミドリカスミカメ(Taylorilygus pallidulus)、ウメコブアブラムシ(Myzusmumecola)、ウメシロカイガラムシ(Pseudaulacaspis prunicola)、エンドウヒゲナガアブラムシ(Acyrthosiphon pisum)、オオクモヘリカメムシ(Anacanthocoris striicornis)、オオクロトビカスミカメ(Ectometopterus micantulus)、オオトゲシラホシカメムシ(Eysarcoris lewisi)、オオヘリカメムシ(Molipteryx fuliginosa)、オオヨコバイ(Cicadella viridis)、オカボノアカアブラムシ(Rhopalosophum rufiabdominalis)、オリーブカタカイガラムシ(Saissetia oleate)、オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)、カシヒメヨコバイ(Aguriahana quercus)、カスミカメムシ類(Lygus spp.)、カバワタフキマダラアブラムシ(Euceraphis punctipennis)、カンキツカイガラムシ(Andaspis kashicola)、カンキツカタカイガラムシ(Coccus pseudomagnoliarum)、カンシャコバネナガカメムシ(Cavelerius saccharivorus)、キクグンバイ(Galeatus spinifrons)、キクヒメヒゲナガアブラムシ(Macrosiphoniella sanborni)、キマルカイガラムシ(Aonidiella citrina)、クサギカメムシ(Halyomorpha mista)、クスグンバイ(Stephanitis fasciicarina)、クストガリキジラミ(Trioza camphorae)、クモヘリカメムシ(Leptocorisa chinensis)、クリトガリキジラミ(Trioza quercicola)、クルミグンバイ(Uhlerites latius)、グレープリーフホッパー(Erythroneura comes)、クロアシホソナガカメムシ(Paromius exiguus)、クロカタマルカイガラムシ(Duplaspidiotus claviger)、クロスジツマグロヨコバイ(Nephotettix nigropictus)、クロトビカスミカメ(Halticiellus insularis)、クロフツノウンカ(Perkinsiella saccharicida)、クロリンゴキジラミ(Psylla malivorella)、クワキジラミ(Anomomeura mori)、クワコナカイガラムシ(Pseudococcus longispinis)、クワシロカイガラムシ(Pseudaulacaspis pentagona)、クワワタカイガラムシ(Pulvinaria kuwacola)、コアオカスミカメ(Apolygus lucorum)、コバネヒョウタンナガカメムシ(Togo hemipterus)、コミカンアブラムシ(Toxoptera aurantii)、サトウキビコナカイガラムシ(Saccharicoccus sacchari)、サトウキビネワタムシ(Geoica lucifuga)、サトウノウスイロウンカ(Numata muiri)、サンホーゼカイガラムシ(Comstockaspis perniciosa)、シトラススノースケール(Unaspis citri)、ジャガイモヒゲナガアブラムシ(Aulacorthum solani)、シラホシカメムシ(Eysarcoris ventralis)、シルバーリーフコナジラミ(Bemisia argentifolii)、シロオオヨコバイ(Cicadella spectra)、シロマルカイガラムシ(Aspidiotus hederae)、スカシヒメヘリカメムシ(Liorhyssus hyalinus)、セグロヒメキジラミ(Calophya nigridorsalis)、セジロウンカ(Sogatella furcifera)、ソラマメヒゲナガアブラムシ(Megoura crassicauda)、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)、ダイズアブラムシ(Aphis glycines)、タイワンクモヘリカメムシ(Leptocorisa oratorius)、タイワンツマグロヨコバイ(Nephotettix virescens)、タイワンヒゲナガアブラムシ(Uroeucon formosanum)、タバコカスミカメ(Cyrtopeltis tennuis)、タバココナジラミ(Bemisia tabaci)、チャノカタカイガラムシ(Lecanium persicae)、チャノクロホシカイガラムシ(Parlatoria theae)、チャノマルカイガラムシ(Pseudaonidia paeoniae)、チャノミドリヒメヨコバイ(Empoasca onukii)、チャバネアオカメムシ(Plautia stali)、チューリップネアブラムシ(Dysaphis tulipae)、チューリップヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum euphorbiae)、ツツジグンバイ(Stephanitis pyrioides)、ツノロウムシ(Ceroplastes ceriferus)、ツバキクロホシカイガラムシ(Parlatoria camelliae)、ツマグロアオカスミカメ(Apolygus spinolai)、ツマグロヨコバイ(Nephotettix cincticeps)、ツヤアオカメムシ(Glaucias subpunctatus)、テンサイカスミカメ(Orthotylus flavosparsus)、トウモロコシアブラムシ(Rhopalosiphum maidis)、トウモロコシウンカ(Peregrinus maidis)、トゲシラホシカメムシ(Eysarcoris parvus)、トコジラミ(Cimex lectularius)、トドキジラミ(Psylla abieti)、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)、トベラキジラミ(Psylla tobirae)、ナガメ(Eurydema rugosum)、ナシアブラムシ(Schizaphis piricola)、ナシキジラミ(Psylla pyricola)、ナシクロホシカイガラムシ(Parlatoreopsis pyri)、ナシグンバイ(Stephanitis nashi)、ナシコナカイガラムシ(Dysmicoccus wistariae)、ナシシロナガカイガラムシ(Lepholeucaspis japonica)、ナシマルアブラムシ(Sappaphis piri)、ニセダイコンアブラムシ(Lipaphis erysimi)、ネギアブラムシ(Neotoxoptera formosana)、ハスクビレアブラムシ(Rhopalosophum nymphaeae)、バラヒメヨコバイ(Edwardsianarosae)、ハランナガカイガラムシ(Pinnaspisaspidistrae)、ハンノキジラミ(Psylla alni)、ハンノナガヨコバイ(Speusotettix subfusculus)、ハンノヒメヨコバイ(Alnetoidia alneti)、ヒエウンカ(Sogatella panicicola)、ヒゲナガカスミカメ(Adelphocoris lineolatus)、ヒメアカホシカメムシ(Dysdercus poecilus)、ヒメクロカイガラムシ(Parlatoria ziziphi)、ヒメグンバイ(Uhlerites debile)、ヒメトビウンカ(Laodelphax striatella)、ヒメナガメ(Eurydema pulchrum)、ヒメハリカメムシ(Cletus trigonus)、ヒメフタテンナガアワフキ(Clovia punctata)、ヒメヨコバイ類(Empoasca sp.)、ヒラタカタカイガラムシ(Coccus hesperidum)、ヒラタヒョウタンナガカメムシ(Pachybrachius luridus)、フジコナカイガラムシ(Planococcus kraunhiae)、フタスジカスミカメ(Stenotus binotatus)、フタテンヒメヨコバイ(Arboridia apicalis)、フタテンヨコバイ(Macrosteles fascifrons)、ブチヒゲカメムシ(Dolycoris baccarum)、ブチヒゲクロカスミカメ(Adelphocoris triannulatus)、ブドウネアブラムシ(Viteus vitifolii)、 ホオズキカメムシ(Acanthocoris sordidus)、ホソクモヘリカメムシ(Leptocorisa acuta)、ホソコバネナガカメムシ(Macropes obnubilus)、ホソハリカメムシ(Cletus punctiger)、ホソヘリカメムシ(Riptortus clavatus)、ポテトピシリド(Paratrioza cockerelli)、マエキアワフキ(Aphrophora costalis)、マキバカスミカメ(Lygus disponsi)、マダラカスミカメ(Lygus saundersi)、マツコナカイガラムシ(Crisicoccus pini)、マツヒメヨコバイ(Empoasca abietis)、マツモトコナカイガラムシ(Crisicoccus matsumotoi)、マメアブラムシ(Aphis craccivora)、マルカメムシ(Megacopta punctatissimum)、マルシラホシカメムシ(Eysarcoris guttiger)、ミカンカキカイガラムシ(Lepidosaphes beckii)、ミカンキジラミ(Diaphorina citri)、ミカンクロアブラムシ(Toxoptera citricidus)、ミカンコナカイガラムシ(Planococcus citri)、ミカンコナジラミ(Dialeurodes citri)、ミカントゲコナジラミ(Aleurocanthus spiniferus)、ミカンヒメコナカイガラムシ(Pseudococcus citriculus)、ミカンヒメヨコバイ(Zyginella citri)、ミカンヒメワタカイガラムシ(Pulvinaria citricola)、ミカンヒラタカイガラムシ(Coccus discrepans)、ミカンマルカイガラムシ(Pseudaonidia duplex)、ミカンワタカイガラムシ(Pulvinaria aurantii)、ミズキカタカイガラムシ(Lecanium corni)、ミナミアオカメムシ(Nezara viridula)、ムギカスミカメ(Stenodema calcaratum)、ムギクビレアブラムシ(Rhopalosiphum padi)、ムギヒゲナガアブラムシ(Sitobion akebiae)、ムギミドリアブラムシ(Schizaphis graminum)、ムギヨコバイ(Sorhoanus tritici)、ムギワラギクオマルアブラムシ(Brachycaudus helichrysi)、ムラサキカメムシ(Carpocoris purpureipennis)、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)、モモコフキアブラムシ(Hyalopterus pruni)、ヤナギアブラムシ(Aphis farinose yanagicola)、ヤナギグンバイ(Metasalis populi)、ヤノネカイガラムシ(Unaspis yanonensis)、ヤマアサキジラミ(Mesohomotoma camphorae)、ユキヤナギアブラムシ(Aphis spiraecola)、リンゴアブラムシ(Aphis pomi)、リンゴカキカイガラムシ(Lepidosaphes ulmi)、リンゴキジラミ(Psylla mali)、リンゴクロカスミカメ(Heterocordylus flavipes)、リンゴコブアブラムシ(Myzus malisuctus)、リンゴネアブラムシ(Aphidonuguis mali)、リンゴマダラヨコバイ(Orientus ishidai)、リンゴミドリアブラムシ(Ovatus malicolens)、リンゴワタムシ(Eriosoma lanigerum)、ルビーロウムシ(Ceroplastes rubens)、及びワタアブラムシ(Aphis gossypii)等が挙げられる。
【0112】
鞘翅目(コウチュウ目)害虫として例えば、アオスジカミキリ(Xystrocera globosa)、アオバアリガタハネカクシ(Paederus fuscipes)、アオハナムグリ(Eucetonia roelofsi)、アズキゾウムシ(Callosobruchus chinensis)、アリモドキゾウムシ(Cylas formicarius)、アルファルファタコゾウムシ(Hypera postica)、イネゾウムシ(Echinocnemus squameus)、イネドロオイムシ(Oulema oryzae)、イネドロオイムシ(Oulema oryzae)、イネネクイハムシ(Donacia provosti)、イネミズゾウムシ(Lissorhoptrus oryzophilus)、イモサルハムシ(Colasposoma dauricum)、イモゾウムシ(Euscepes postfasciatus)、インゲンテントウ(Epilachna varivestis)、インゲンマメゾウムシ(Acanthoscelides obtectus)、ウエスタンコーンルートワーム(Diabrotica virgifera virgifera)、ウメチョッキリゾウムシ(Involvulus cupreus)、ウリハムシ(Aulacophora femoralis)、エンドウゾウムシ(Bruchus pisorum)、オオニジュウヤホシテントウ(Epilachna vigintioctomaculata)、ガイマイデオキスイ(Carpophilus dimidiatus)、カメノコハムシ(Cassida nebulosa)、キアシノミハムシ(Luperomorpha tunebrosa)、キスジノミハムシ(Phyllotreta striolata)、キボシカミキリ(Psacothea hilaris)、キマダラカミキリ(Aeolesthes chrysothrix)、クリシギゾウムシ(Curculio sikkimensis)、クリヤケシキスイ(Carpophilus hemipterus)、コアオハナムグリ(Oxycetonia jucunda)、コーンルートワーム類(Diabrotica spp.)、コガネムシ(Mimela splendens)、コクゾウムシ(Sitophilus zeamais)、コクヌストモドキ(Tribolium castaneum)、ココクゾウムシ(Sitophilus oryzae)、コヒメコクヌストモドキ(Palorus subdepressus)、コフキコガネ(Melolontha japonica)、ゴマダラカミキリ(Anoplophora malasiaca)、ゴミムシダマシ(Neatus picipes)、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)、サザンコーンルートワーム(Diabrotica undecimpunctata howardi)、シバオサゾウムシ(Sphenophorus venatus)、ジュウシホシクビナガハムシ(Crioceris quatuordecimpunctata)、スモモゾウムシ(Conotrachelus nenuphar)、ダイコンサルゾウムシ(Ceuthorhynchidius albosuturalis)、ダイコンハムシ(Phaedon brassicae)、タバコシバンムシ(Lasioderma serricorne)、チビコフキゾウムシ(Sitona japonicus)、チャイロコガネ(Adoretus tenuimaculatus)、チャイロコメノゴミムシダマシ(Tenebrio molitor)、チャイロサルハムシ(Basilepta balyi)、ツメクサタコゾウムシ(Hypera nigrirostris)、テンサイトビハムシ(Chaetocnema concinna)、ドウガネブイブイ(Anomala cuprea)、ナガチャコガネ(Heptophylla picea)、ニジュウヤホシテントウ(Epilachna vigintioctopunctata)、ノーザンコーンルートワーム(Diabrotica longicornis)、ハナムグリ(Eucetonia pilifera)、ハリガネムシ類(Agriotes spp.)、ヒメカツオブシムシ(Attagenus unicolor japonicus)、ヒメキバネサルハムシ(Pagria signata)、ヒメコガネ(Anomala rufocuprea)、ヒメコクヌストモドキ(Palorus ratzeburgii)、ヒメゴミムシダマシ(Alphitobius laevigatus)、ヒメマルカツオブシムシ(Anthrenus verbasci)、ヒラタキクイムシ(Lyctus brunneus)、ヒラタコクヌストモドキ(Tribolium confusum)、フタスジヒメハムシ(Medythia nigrobilineata)、ブドウトラカミキリ(Xylotrechus pyrrhoderus)、ポテトフリービートル(Epitrix cucumeris)、マツノキクイムシ(Tomicus piniperda)、マツノマダラカミキリ(Monochamus alternatus)、マメコガネ(Popillia japonica)、マメハンミョウ(Epicauta gorhami)、メイズウィービル(Sitophilus zeamais)、モモチョッキリゾウムシ(Rhynchites heros)、ヤサイゾウムシ(Listroderes costirostris)、ヨツモンマメゾウムシ(Callosobruchus maculatus)、リンゴコフキゾウムシ(Phyllobius armatus)、リンゴハナゾウムシ(Anthonomus pomorum)、ルリハムシ(Linaeidea aenea)、及びワタミゾウムシ(Anthonomus grandis)等が挙げられる。
【0113】
双翅目(ハエ目)害虫として例えば、アカイエカ(Culex pipiens pallens)、アカザモグリハナバエ(Pegomya hyoscyami)、アシグロハモグリバエ(Liriomyza huidobrensis)、イエバエ(Musca domestica)、イネキモグリバエ(Chlorops oryzae)、イネクキミギワバエ(Hydrellia sasakii)、イネハモグリバエ(Agromyza oryzae)、イネヒメハモグリバエ(Hydrellia griseola)、イネミギワバエ(Hydrellia griseola)、インゲンモグリバエ(Ophiomyia phaseoli)、ウリミバエ(Dacus cucurbitae)、オウトウショウジョウバエ(Drosophila suzukii)、オウトウハマダラミバエ(Rhacochlaena japonica)、オオイエバエ(Muscina stabulans)、オオキモンノミバエ(Megaselia spiracularis)等のノミバエ類、オオチョウバエ(Clogmia albipunctata)、キリウジガガンボ(Tipula aino)、クロキンバエ(Phormia regina)、コガタアカイエカ(Culex tritaeniorhynchus)、シナハマダラカ(Anopheles sinensis)、ダイコンバエ(Hylemya brassicae)、ダイズサヤタマバエ(Asphondylia sp.)、タネバエ(Delia platura)、タマネギバエ(Delia antiqua)、ヨーロッパオウトウミバエ(Rhagoletis cerasi)、チカイエカ(Culex pipiens molestus Forskal)、チチュウカイミバエ(Ceratitis capitata)、チビクロバネキノコバエ(Bradysia agrestis)、テンサイモグリハナバエ(Pegomya cunicularia)、トマトハモグリバエ(Liriomyza sativae)、ナスハモグリバエ(Liriomyza bryoniae)、ナモグリバエ(Chromatomyia horticola)、ネギハモグリバエ(Liriomyza chinensis)、ネッタイイエカ(Culex quinquefasciatus)、ネッタイシマカ(Aedes aegypti)、ヒトスジシマカ(Aedes albopictus)、マメハモグリバエ(Liriomyza trifolii)、トマトハモグリバエ(Liriomyza sativae)、ミカンコミバエ(Dacus dorsalis)、ミカンバエ(Dacus tsuneonis)、ムギアカタマバエ(Sitodiplosis mosellana)、ムギキモグリバエ(Meromuza nigriventris)、メキシコミバエ(Anastrepha ludens)、及びリンゴミバエ(Rhagoletis pomonella)等が挙げられる。
【0114】
膜翅目(ハチ目)害虫として例えば、アミメアリ(Pristomyrmex pungens)、アリガタバチ類、イエヒメアリ(Monomorium pharaohnis)、オオズアリ(Pheidole noda)、カブラハバチ(Athalia rosae)、クリタマバチ(Dryocosmus kuriphilus)、クロヤマアリ(Formica fusca japonica)、スズメバチ類、セグロカブラハバチ(Athalia infumata infumata)、チュウレンジハバチ(Arge pagana)、ニホンカブラハバチ(Athalia japonica)、ハキリアリ(Acromyrmex spp.)、ファイヤーアント(Solenopsis spp.)、リンゴハバチ(Arge mali)、及びルリアリ(Ochetellus glaber)等が挙げられる。
【0115】
直翅目(バッタ目)害虫として例えば、クサキリ(Homorocoryphus lineosus)、ケラ(Gryllotalpa sp.)、コイナゴ(Oxya hyla intricata)、コバネイナゴ(Oxya yezoensis)、トノサマバッタ(Locusta migratoria)、ハネナガイナゴ(Oxya japonica)、ヒメクサキリ(Homorocoryphus jezoensis)、及びエンマコオロギ(Teleogryllus emma)等が挙げられる。
【0116】
アザミウマ目害虫として例えば、アカオビアザミウマ(Selenothrips rubrocinctus)、イネアザミウマ(Stenchaetothrips biformis)、イネクダアザミウマ(Haplothrips aculeatus)、カキクダアザミウマ(Ponticulothrips diospyrosi)、キイロハナアザミウマ(Thrips flavus)、クサキイロアザミウマ(Anaphothrips obscurus)、クスクダアザミウマ(Liothrips floridensis) 、グラジオラスアザミウマ(Thrips simplex)、クロゲハナアザミウマ(Thrips nigropilosus)、クロトンアザミウマ(Heliothrips haemorrhoidalis)、クワアザミウマ(Pseudodendrothrips mori)、コスモスアザミウマ(Microcephalothrips abdominalis)、シイオナガクダアザミウマ(Leeuwenia pasanii)、シイマルクダアザミウマ(Litotetothrips pasaniae)、シトラススリップス(Scirtothrips citri)、シナクダアザミウマ(Haplothrips chinensis)、ダイズアザミウマ(Mycterothrips glycines)、ダイズウスイロアザミウマ(Thrips setosus)、チャノキイロアザミウマ(Scirtothrips dorsalis)、チャノクロアザミウマ(Dendrothrips minowai)、ツメクサクダアザミウマ(Haplothrips niger)、ネギアザミウマ(Thrips tabaci)、ネギクロアザミウマ(Thrips alliorum)、ハナアザミウマ(Thrips hawaiiensis)、ハナクダアザミウマ(Haplothrips kurdjumovi)、ヒゲブトアザミウマ(Chirothrips manicatus)、ヒラズハナアザミウマ(Frankliniella intonsa)、ビワハナアザミウマ(Thrips coloratus)、ミカンキイロアザミウマ(Franklinella occidentalis)、ミナミキイロアザミウマ(Thrips palmi)、ユリキイロアザミウマ(Frankliniella lilivora)、及びユリノクダアザミウマ(Liothrips vaneeckei)等が挙げられる。
【0117】
ダニ目害虫として例えば、アオツツガムシ(Leptotrombidium akamushi)、アシノワハダニ(Tetranychus ludeni)、アメリカンドックチック(Dermacentor variabilis)、イシイナミハダニ(Tetranychus truncatus)、イエダニ(Ornithonyssus bacoti)、イヌニキビダニ(Demodex canis)、オウトウハダニ(Tetranychus viennensis)、カンザワハダニ(Tetranychus kanzawai)、クリイロコイタマダニ(Rhipicephalus sanguineus)等のマダニ類、クワガタツメダニ(Cheyletus malaccensis)、ケナガコナダニ(Tyrophagus putrescentiae)、コナヒョウヒダニ(Dermatophagoides farinae)、セアカゴケグモ(Latrodectus hasseltii)、タイワンカクマダニ(Dermacentor taiwanicus)、チャノナガサビダニ(Acaphylla theavagrans)、チャノホコリダニ(Polyphagotarsonemus latus)、トマトサビダニ(Aculops lycopersici)、トリサシダニ(Ornithonyssus sylvairum)、ナミハダニ(Tetranychus urticae)、ニセナシサビダニ(Eriophyes chibaensis)、ヒゼンダニ(Sarcoptes scabiei)、フタトゲチマダニ(Haemaphysalis longicornis)、ブラックレッグドチック(Ixodes scapularis)、ホウレンソウケナガコナダニ(Tyrophagus similis)、ホソツメダニ(Cheyletus eruditus)、ミカンハダニ(Panonychus citri)、ミナミツメダニ(Cheyletus moorei)、ミナミヒメハダニ(Brevipalpus phoenicis)、ミミヒゼンダニ(Octodectes cynotis)、ヤケヒョウヒダニ(Dermatophagoides ptrenyssnus)、ヤマトチマダニ(Haemaphysalis flava)、ヤマトマダニ(Ixodes ovatus)、リュウキュウミカンサビダニ(Phyllocoptruta citri)、リンゴサビダニ(Aculus schlechtendali)、リンゴハダニ(Panonychus ulmi)、ローンスターチック(Amblyomma americanum)、及びワクモ(Dermanyssus gallinae)、ロビンネダニ(Rhyzoglyphus robini)、ネダニモドキの一種(Sancassania sp.)等が挙げられる。
【0118】
シロアリ目害虫として例えば、アマミシロアリ(Reticulitermes miyatakei)、アメリカカンザイシロアリ(Incisitermes minor)、イエシロアリ(Coptotermes formosanus)、オオシロアリ(Hodotermopsis japonica)、カンモンシロアリ(Reticulitermes sp.)、キアシシロアリ(Reticulitermes flaviceps amamianus)、クシモトシロアリ(Glyptotermes kushimensis)、コウシュウイエシロアリ(Coptotermes guangzhoensis)、コウシュンシロアリ(Neotermes koshunensis)、コダマシロアリ(Glyptotermes kodamai)、サツマシロアリ(Glyptotermes satsumensis)、ダイコクシロアリ(Cryptotermes domesticus)、タイワンシロアリ(Odontotermes formosanus)、ナカジマシロアリ(Glyptotermes nakajimai)、ニトベシロアリ(Pericapritermes nitobei)、及びヤマトシロアリ(Reticulitermes speratus)等が挙げられる。
【0119】
ゴキブリ目害虫として例えば、クロゴキブリ(Periplaneta fuliginosa)、チャバネゴキブリ(Blattella germanica)、トウヨウゴキブリ(Blatta orientalis)、トビイロゴキブリ(Periplaneta brunnea)、ヒメチャバネゴキブリ(Blattella lituricollis)、ヤマトゴキブリ(Periplaneta japonica)、及びワモンゴキブリ(Periplaneta americana)等が挙げられる。
【0120】
ノミ目として例えば、ヒトノミ(Pulex irritans)、ネコノミ(Ctenocephalides felis)、及びニワトリノミ(Ceratophyllus gallinae)等が挙げられる。
【0121】
線虫類として例えば、イチゴメセンチュウ(Nothotylenchus acris)、イネシンガレセンチュウ(Aphelenchoides besseyi)、キタネグサレセンチュウ(Pratylenchus penetrans)、キタネコブセンチュウ(Meloidogyne hapla)、サツマイモネコブセンチュウ(Meloidogyne incognita)、ジャガイモシストセンチュウ(Globodera rostochiensis)、ジャワネコブセンチュウ(Meloidogyne javanica)、ダイズシストセンチュウ(Heterodera glycines)、ミナミネグサレセンチュウ(Pratylenchus coffeae)、ムギネグサレセンチュウ(Pratylenchus neglectus)、及びミカンネセンチュウ(Tylenchus semipenetrans)等が挙げられる。
【0122】
軟体動物類として例えば、スクミリンゴガイ(Pomacea canaliculata)、アフリカマイマイ(Achatina fulica)、ナメクジ(Meghimatium bilineatum)、チャコウラナメクジ(Lehmannina valentiana)、コウラナメクジ(Limax flavus)、及びウスカワマイマイ(Acusta despecta sieboldiana)等が挙げられる。
【0123】
また、本発明の農園芸用殺虫剤は、その他の害虫としてトマトキバガ(Tuta absoluta)に対しても強い殺虫効果を有するものである。
【0124】
また防除対象の一つである動物寄生性のダニとして例えば、オウシマダニ(Boophilus microplus)、クリイロコイタマダニ(Rhipicephalus sanguineus)、フタトゲチマダニ(Haemaphysalis longicornis)、キチマダニ(Haemaphysalis flava)、ツリガネチマダニ(Haemaphysalis campanulata)、イスカチマダニ(Haemaphysalis concinna)、ヤマトチマダニ(Haemaphysalis japonica)、ヒゲナガチマダニ(Haemaphysalis kitaokai)、イヤスチマダニ(Haemaphysalis ias)、ヤマトマダニ(Ixodes ovatus)、タネガタマダニ(Ixodes nipponensis)、シュルツェマダニ(Ixodes persulcatus)、タカサゴキララマダニ(Amblyomma testudinarium)、オオトゲチマダニ(Haemaphysalis megaspinosa)、アミノカクマダニ(Dermacentor reticulatus)、及びタイワンカクマダニ(Dermacentor taiwanesis)のようなマダニ類、ワクモ(Dermanyssus gallinae)、トリサシダニ(Ornithonyssus sylviarum)、及びミナミトリサシダニ(Ornithonyssus bursa)のようなトリサシダニ類、ナンヨウツツガムシ(Eutrombicula wichmanni)、アカツツガムシ(Leptotrombidium akamushi)、フトゲツツガムシ(Leptotrombidium pallidum)、フジツツガムシ(Leptotrombidium fuji)、トサツツガムシ(Leptotrombidium tosa)、ヨーロッパアキダニ(Neotrombicula autumnalis)、アメリカツツガムシ(Eutrombicula alfreddugesi)、及びミヤガワタマツツガムシ(Helenicula miyagawai)のようなツツガムシ類、イヌツメダニ(Cheyletiella yasguri)、ウサギツメダニ(Cheyletiella parasitivorax)、及びネコツメダニ(Cheyletiella blakei)のようなツメダニ類、ウサギキュウセンダニ(Psoroptes cuniculi)、ウシショクヒダニ(Chorioptes bovis)、イヌミミヒゼンダニ(Otodectes cynotis)、ヒゼンダニ(Sarcoptes scabiei)、及びネコショウセンコウヒゼンダニ(Notoedres cati)のようなヒゼンダニ類、並びにイヌニキビダニ(Demodex canis)のようなニキビダニ類等が挙げられる。
【0125】
他の防除対象であるノミとして例えば、ノミ目(Siphonaptera)に属する外部寄生性無翅昆虫、より具体的には、ヒトノミ科(Pulicidae)、及びナガノミ科(Ceratephyllus)などに属するノミ類が挙げられる。ヒトノミ科に属するノミ類としては、例えば、イヌノミ(Ctenocephalides canis)、ネコノミ(Ctenocephalides felis)、ヒトノミ(Pulex irritans)、ニワトリフトノミ(Echidnophaga gallinacea)、ケオプスネズミノミ(Xenopsylla cheopis)、メクラネズミノミ(Leptopsylla segnis)、ヨーロッパネズミノミ(Nosopsyllus fasciatus)、及びヤマトネズミノミ(Monopsyllus anisus)等が挙げられる。
【0126】
さらに他の防除対象である外部寄生生物としては例えば、ウシジラミ(Haematopinus eurysternus)、ウマジラミ(Haematopinus asini)、ヒツジジラミ(Dalmalinia ovis)、ウシホソジラミ(Linognathus vituli)、ブタジラミ(Haematopinus suis)、ケジラミ (Phthirus pubis)、及びアタマジラミ(Pediculus capitis)のようなシラミ類、並びにイヌハジラミ(Trichodectes canis)のようなハジラミ類、ウシアブ(Tabanus trigonus)、ウアイヌカカ(Culicoides schultzei)、及びツメトゲブユ(Simulium ornatum)のような吸血性双翅目害虫などが挙げられる。
【0127】
本発明の一般式(1)で表されるベンゾイミダゾール化合物又はその塩類を有効成分とする農園芸用殺虫剤は、水田作物、畑作物、果樹、野菜、その他の作物及び花卉等に被害を与える前記害虫に対して顕著な防除効果を有するので、害虫の発生が予測される時期に合わせて、害虫の発生前又は発生が確認された時点で育苗施設、水田、畑、果樹、野菜、その他の作物、花卉等の種子、水田水、茎葉又は土壌等の栽培担体等に処理することにより本発明の農園芸用殺虫剤の所期の効果が奏せられるものである。中でも、作物、花卉等の育苗土壌、移植時の植え穴土壌、株元、灌漑水、水耕栽培における栽培水等に処理して、土壌を介し又は介さずして根から本発明化合物を吸収させることによるいわゆる浸透移行性を利用した施用が好ましい使用形態である。
【0128】
本発明の農園芸用殺虫剤を使用することができる有用植物は特に限定されるものではないが、例えば穀類(例えば、稲、大麦、小麦、ライ麦、オート麦、とうもろこし等)、豆類(大豆、小豆、そら豆、えんどう豆、いんげん豆、落花生等)、果樹・果実類(林檎、柑橘類、梨、葡萄、桃、梅、桜桃、胡桃、栗、アーモンド、バナナ等)、葉・果菜類(キャベツ、トマト、ほうれんそう、ブロッコリー、レタス、たまねぎ、ねぎ(あさつき、わけぎ)、ピーマン、なす、いちご、ペッパー、おくら、にら等)、根菜類(にんじん、馬鈴薯、さつまいも、さといも、だいこん、かぶ、れんこん、ごぼう、にんにく、らっきょう等)、加工用作物(棉、麻、ビート、ホップ、さとうきび、てんさい、オリーブ、ゴム、コーヒー、タバコ、茶等)、ウリ類(かぼちゃ、きゅうり、すいか、まくわうり、メロン等)、牧草類(オーチャードグラス、ソルガム、チモシー、クローバー、アルファルファ等)、芝類(高麗芝、ベントグラス等)、香料等鑑賞用作物(ラベンダー、ローズマリー、タイム、パセリ、胡椒、生姜等)、花卉類(きく、ばら、カーネーション、蘭、チューリップ、ゆり等)、庭木(いちょう、さくら類、あおき等)、林木(トドマツ類、エゾマツ類、松類、ヒバ、杉、桧、ユウカリ等)等の植物を挙げることができる。
【0129】
上記「植物」には、イソキサフルトール等のHPPD阻害剤、イマゼタピル、チフェンスルフロンメチル等のALS阻害剤、グリホサート等のEPSP合成酵素阻害剤、グルホシネート等のグルタミン合成酵素阻害剤、セトキシジム等のアセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤、ブロモキシニル、ジカンバ、2,4-D等の除草剤に対する耐性を古典的な育種法、もしくは遺伝子組換え技術により耐性を付与された植物も含まれる。
【0130】
古典的な育種法により耐性を付与された「植物」の例としては、イマゼタピル等のイミダゾリノン系ALS阻害型除草剤に耐性のナタネ、コムギ、ヒマワリ、イネがありClearfield(登録商標)の商品名で既に販売されている。同様に古典的な育種法によるチフェンスルフロンメチル等のスルホニルウレア系ALS阻害型除草剤に耐性のダイズがあり、STSダイズの商品名で既に販売されている。同様に古典的な育種法によりトリオンオキシム系、アリールオキシフェノキシプロピオン酸系除草剤などのアセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤に耐性が付与された植物の例としてSRコーン等がある。
またアセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤に耐性が付与された植物はプロシーディングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンシーズ・オブ・ザ・ユナイテッド・ステーツ・オブ・アメリカ(Proc.Natl.Acad.Sci.USA)87巻、7175~7179頁(1990年)等に記載されている。またアセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤に耐性の変異アセチルCoAカルボキシラーゼがウィード・サイエンス(Weed Science)53巻、728~746頁(2005年)等に報告されており、こうした変異アセチルCoAカルボキシラーゼ遺伝子を遺伝子組換え技術により植物に導入するかもしくは抵抗性付与に関わる変異を植物アセチルCoAカルボキシラーゼに導入する事により、アセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤に耐性の植物を作出することができ、さらに、キメラプラスティ技術(Gura T. 1999. Repairing the Genome’s Spelling Mistakes. Science 285: 316‐318.)に代表される塩基置換変異導入核酸を植物細胞内に導入して植物のアセチルCoAカルボキシラーゼ遺伝子やALS遺伝子等に部位特異的アミノ酸置換変異を導入することにより、アセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤やALS阻害剤等に耐性の植物を作出することができ、これらの植物に対しても本発明の農園芸用殺虫剤を使用することができる。
【0131】
更に遺伝子組換え植物で発現される毒素として、バチルス・セレウスやバチルス・ポピリエ由来の殺虫性タンパク;バチルス・チューリンゲンシス由来のCry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、Cry1Fa2、Cry2Ab、Cry3A、Cry3Bb1またはCry9C等のδ‐エンドトキシン、VIP1、VIP2、VIP3またはVIP3A等の殺虫タンパク;線虫由来の殺虫タンパク;さそり毒素、クモ毒素、ハチ毒素または昆虫特異的神経毒素等動物によって産生される毒素;糸状菌類毒素;植物レクチン;アグルチニン;トリプシン阻害剤、セリンプロテアーゼ阻害剤、パタチン、シスタチン、パパイン阻害剤等のプロテアーゼ阻害剤;リシン、トウモロコシ-RIP、アブリン、ルフィン、サポリン、ブリオジン等のリボゾーム不活性化タンパク(RIP);3-ヒドロキシステロイドオキシダーゼ、エクジステロイド-UDP-グルコシルトランスフェラーゼ、コレステロールオキシダーゼ等のステロイド代謝酵素;エクダイソン阻害剤;HMG-CoAリダクターゼ;ナトリウムチャネル、カルシウムチャネル阻害剤等のイオンチャネル阻害剤;幼若ホルモンエステラーゼ;利尿ホルモン受容体;スチルベンシンターゼ;ビベンジルシンターゼ;キチナーゼ;グルカナーゼ等が挙げられる。
【0132】
またこの様な遺伝子組換え植物で発現される毒素として、Cry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、Cry1Fa2、Cry2Ab、Cry3A、Cry3Bb1、Cry9C、Cry34AbまたはCry35Ab等のδ-エンドトキシンタンパク、VIP1、VIP2、VIP3またはVIP3A等の殺虫タンパクのハイブリッド毒素、一部を欠損した毒素、修飾された毒素も含まれる。ハイブリッド毒素は組換え技術を用いて、これらタンパクの異なるドメインの新しい組み合わせによって作り出される。一部を欠損した毒素としては、アミノ酸配列の一部を欠損したCry1Abが知られている。修飾された毒素としては、天然型の毒素のアミノ酸の1つまたは複数が置換されている。
これら毒素の例及びこれら毒素を合成する事ができる組換え植物は、EP‐A‐0374753、WO93/07278、WO95/34656、EP‐A-0427529、EP‐A‐451878、WO03/052073等に記載されている。
【0133】
これらの組換え植物に含まれる毒素は、特に、甲虫目害虫、半翅目害虫、双翅目害虫、鱗翅目害虫、線虫類への耐性を植物に付与する。本発明の農園芸用殺虫剤はそれらの技術と併用、あるいは体系化して用いることもできる。
【0134】
本発明の農園芸用殺虫剤は各種害虫を防除するためにそのまま、又は水等で適宜希釈し、若しくは懸濁させた形で害虫あるいは線虫防除に有効な量を当該害虫および線虫の発生が予測される植物に使用すればよく、例えば果樹、穀類、野菜等において発生する害虫および線虫に対しては茎葉部に散布する他に、種子の薬剤への浸漬、種子粉衣、カルパー処理等の種子処理、土壌全層混和、作条施用、床土混和、セル苗処理、植え穴処理、株元処理、トップドレス、イネの箱処理、水面施用等、土壌等に処理して根から吸収させて使用することもできる。加えて、養液(水耕)栽培における養液への施用、くん煙あるいは樹幹注入等による使用もできる。
更に、本発明の農園芸用殺虫剤は、そのまま、又は水等で適宜希釈し、若しくは懸濁させた形で害虫防除に有効な量を当該害虫の発生が予測される場所に使用すればよく、例えば貯穀害虫、家屋害虫、衛生害虫、森林害虫等に散布する他に、家屋建材への塗布、くん煙、ベイト等として使用することもできる。
【0135】
種子処理の方法としては、例えば、液状又は固体状の製剤を希釈又は希釈せずして液体状態にて種子を浸漬して薬剤を浸透させる方法、固形製剤又は液状製剤を種子と混和、粉衣処理して種子の表面に付着させる方法、樹脂、ポリマー等の付着性の担体と混和して種子にコーティングする方法、植え付けと同時に種子付近に散布する方法等が挙げられる。
当該種子処理を行う「種子」とは、植物の繁殖に用いられる栽培初期の植物体を意味し、例えば、種子の他、球根、塊茎、種芋、株芽、むかご、鱗茎、あるいは挿し木栽培用の栄養繁殖用の植物体を挙げることができる。
本発明の使用方法を実施する場合の植物の「土壌」又は「栽培担体」とは、作物を栽培するための支持体、特に根を生えさせる支持体を示すものであり、材質は特に制限されないが、植物が生育しうる材質であれば良く、いわゆる土壌、育苗マット、水等であっても良く、具体的な素材としては例えば、砂、軽石、バーミキュライト、珪藻土、寒天、ゲル状物質、高分子物質、ロックウール、グラスウール、木材チップ、バーク等であっても良い。
【0136】
作物茎葉部又は貯穀害虫、家屋害虫、衛生害虫若しくは森林害虫等への散布方法としては、乳剤、フロアブル剤等の液体製剤又は水和剤もしくは顆粒水和剤等の固形製剤を水で適宜希釈し、散布する方法、粉剤を散布する方法、又はくん煙等が挙げられる。
土壌への施用方法としては、例えば、液体製剤を水に希釈又は希釈せずして植物体の株元または育苗用苗床等に施用する方法、粒剤を植物体の株元又は育苗のための苗床等に散布する方法、播種前または移植前に粉剤、水和剤、顆粒水和剤、粒剤等を散布し土壌全体と混和する方法、播種前または植物体を植える前に植え穴、作条等に粉剤、水和剤、顆粒水和剤、粒剤等を散布する方法等が挙げられる。
【0137】
水稲の育苗箱への施用方法としては、剤型は、例えば播種時施用、緑化期施用、移植時施用などの施用時期により異なる場合もあるが、粉剤、顆粒水和剤、粒剤等の剤型で施用すればよい。培土との混和によっても施用することができ、培土と粉剤、顆粒水和剤又は粒剤等との混和、例えば、床土混和、覆土混和、培土全体への混和等することができる。単に、培土と各種製剤を交互に層状にして施用してもよい。
水田への施用方法としては、ジャンボ剤、パック剤、粒剤、顆粒水和剤等の固形製剤、フロアブル、乳剤等の液体状製剤を、通常は、湛水状態の水田に散布する。その他、田植え時には、適当な製剤をそのまま、あるいは、肥料に混和して土壌に散布、注入することもできる。また、水口や灌漑装置等の水田への水の流入元に乳剤、フロアブル等の薬液を利用することにより、水の供給に伴い省力的に施用することもできる。
【0138】
畑作物においては、播種から育苗期において、種子又は植物体に近接する栽培担体等へ処理ができる。畑に直接播種する植物においては、種子への直接処理の他、栽培中の植物の株元への処理が好適である。粒剤を用いて散布処理又は水に希釈あるいは希釈しない薬剤を液状にて潅注処理を行うこと等ができる。粒剤を播種前の栽培担体と混和させた後、播種するのも好ましい処理である。
移植を行う栽培植物の播種、育苗期の処理としては、種子への直接処理の他、育苗用苗床への、液状とした薬剤の潅注処理又は粒剤の散布処理が好ましい。また、定植時に粒剤を植え穴に処理したり、移植場所近辺の栽培担体に混和することも好ましい処理である。
本発明の農園芸用殺虫剤は、農薬製剤上の常法に従い使用上都合の良い形状に製剤して使用するのが一般的である。
即ち、本発明の一般式(1)で表されるベンゾイミダゾール化合物又はその塩類はこれらを適当な不活性担体に、又は必要に応じて補助剤と一緒に適当な割合に配合して溶解、分離、懸濁、混合、含浸、吸着若しくは付着させて適宜の剤型、例えば懸濁剤、乳剤、液剤、水和剤、顆粒水和剤、粒剤、粉剤、錠剤、パック剤等に製剤して使用すれば良い。
【0139】
本発明の組成物(農園芸用殺虫剤又は動物寄生生物防除剤)は、有効成分の他に必要に応じて農薬製剤又は動物寄生生物防除剤に通常用いられる添加成分を含有することができる。この添加成分としては、固体担体、液体担体等の担体、界面活性剤、分散剤、湿潤剤、結合剤、粘着付与剤、増粘剤、着色剤、拡展剤、展着剤、凍結防止剤、固結防止剤、崩壊剤、分解防止剤等が挙げられる。その他必要に応じ、防腐剤、植物片等を添加成分に用いてもよい。これらの添加成分は単独で用いてもよいし、また、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0140】
固体担体としては、例えば石英、クレー、カオリナイト、ピロフィライト、セリサイト、タルク、ベントナイト、酸性白土、アタパルジャイト、ゼオライト、珪藻土等の天然鉱物類、炭酸カルシウム、硫酸アンモニウム、硫酸ナトリウム、塩化カリウム等の無機塩類、合成ケイ酸、合成ケイ酸塩、デンプン、セルロース、植物粉末(例えばおがくず、ヤシガラ、トウモロコシ穂軸、タバコ茎等)等の有機固体担体、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデン等のプラスチック担体、尿素、無機中空体、プラスチック中空体、フュームド シリカ(fumed silica, ホワイトカーボン)等が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、また、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0141】
液体担体としては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール等の一価アルコール類や、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ヘキシレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン等の多価アルコール類のようなアルコール類、プロピレングリコールエーテル等の多価アルコール化合物類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、エチルエーテル、ジオキサン、エチレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル類、ノルマルパラフィン、ナフテン、イソパラフィン、ケロシン、鉱油等の脂肪族炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン、ソルベントナフサ、アルキルナフタレン等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、ジイソプロピルフタレート、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレート、アジピン酸ジメチル等のエステル類、γ-ブチロラクトン等のラクトン類、ジメチルホルムアミド、ジエチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N-アルキルピロリジノン等のアミド類、アセトニトリル等のニトリル類、ジメチルスルホキシド等の硫黄化合物類、大豆油、ナタネ油、綿実油、ヒマシ油等の植物油、水等を挙げることができる。これらは単独で用いてもよいし、また、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0142】
分散剤や湿展剤として用いる界面活性剤としては、例えばソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン樹脂酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸ジエステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンジアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルホルマリン縮合物、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー、ポリスチレンポリオキシエチレンブロックポリマー、アルキルポリオキシエチレンポリプロピレンブロックコポリマーエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレン脂肪酸ビスフェニルエーテル、ポリアルキレンベンジルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレンスチリルフェニルエーテル、アセチレンジオール、ポリオキシアルキレン付加アセチレンジオール、ポリオキシエチレンエーテル型シリコーン、エステル型シリコーン、フッ素系界面活性剤、ポリオキシエチレンひまし油、ポリオキシエチレン硬化ひまし油等の非イオン性界面活性剤、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩、アルキルナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩、脂肪酸塩、ポリカルボン酸塩、ポリアクリル酸塩、N-メチル-脂肪酸サルコシネート、樹脂酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸塩等のアニオン性界面活性剤、ラウリルアミン塩酸塩、ステアリルアミン塩酸塩、オレイルアミン塩酸塩、ステアリルアミン酢酸塩、ステアリルアミノプロピルアミン酢酸塩、アルキルトリメチルアンモニウムクロライド、アルキルジメチルベンザルコニウムクロライド等のアルキルアミン塩等のカチオン界面活性剤、アミノ酸型又はベタイン型等の両性界面活性剤等が挙げられる。これらの界面活性剤は単独で用いてもよいし、また、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0143】
結合剤や粘着付与剤としては、例えばカルボキシメチルセルロースやその塩、デキストリン、水溶性デンプン、キサンタンガム、グアーガム、蔗糖、ポリビニルピロリドン、アラビアゴム、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセテート、ポリアクリル酸ナトリウム、平均分子量6000~20000のポリエチレングリコール、平均分子量10万~500万のポリエチレンオキサイド、燐脂質(例えばセファリン、レシチン等)セルロース粉末、デキストリン、加工デンプン、ポリアミノカルボン酸キレート化合物、架橋ポリビニルピロリドン、マレイン酸とスチレン類の共重合体、(メタ)アクリル酸系共重合体、多価アルコールからなるポリマーとジカルボン酸無水物とのハーフエステル、ポリスチレンスルホン酸の水溶性塩、パラフィン、テルペン、ポリアミド樹脂、ポリアクリル酸塩、ポリオキシエチレン、ワックス、ポリビニルアルキルエーテル、アルキルフェノールホルマリン縮合物、合成樹脂エマルション等が挙げられる。
【0144】
増粘剤としては、例えばキサンタンガム、グアーガム、ダイユウタンガム、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、アクリル系ポリマー、デンプン化合物、多糖類のような水溶性高分子、高純度ベントナイト、フュームド シリカ(fumed silica, ホワイトカーボン)のような無機微粉等が挙げられる。
【0145】
着色剤としては、例えば酸化鉄、酸化チタン、プルシアンブルーのような無機顔料、アリザリン染料、アゾ染料、金属フタロシアニン染料のような有機染料等が挙げられる。
【0146】
凍結防止剤としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の多価アルコール類等が挙げられる。
【0147】
固結防止や崩壊促進のための補助剤としては、例えばデンプン、アルギン酸、マンノース、ガラクトース等の多糖類、ポリビニルピロリドン、フュームド シリカ(fumed silica, ホワイトカーボン)、エステルガム、石油樹脂、トリポリリン酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム、ステアリン酸金属塩、セルロース粉末、デキストリン、メタクリル酸エステルの共重合体、ポリビニルピロリドン、ポリアミノカルボン酸キレート化合物、スルホン化スチレン・イソブチレン・無水マレイン酸共重合体、デンプン・ポリアクリロニトリルグラフト共重合体等が挙げられる。
【0148】
分解防止剤としては、例えばゼオライト、生石灰、酸化マグネシウムのような乾燥剤、フェノール化合物、アミン化合物、硫黄化合物、リン酸化合物等の酸化防止剤、サリチル酸化合物、ベンゾフェノン化合物等の紫外線吸収剤等が挙げられる。
【0149】
防腐剤としては、例えばソルビン酸カリウム、1,2-ベンゾチアゾリン-3-オン等が挙げられる。更に必要に応じて機能性展着剤、ピペロニルブトキサイド等の代謝分解阻害剤等の活性増強剤、プロピレングリコール等の凍結防止剤、BHT等の酸化防止剤、紫外線吸収剤等その他の補助剤も使用することができる。
【0150】
有効成分化合物の配合割合は必要に応じて加減することができ、本発明の農園芸用殺虫剤100重量部中、0.01~90重量部の範囲から適宜選択して使用すれば良く、例えば、粉剤、粒剤、乳剤又は水和剤とする場合は0.01~50重量部(農園芸用殺虫剤全体の重量に対して0.01~50重量%)が適当である。
【0151】
本発明の農園芸用殺虫剤殺ダニ剤の使用量は種々の因子、例えば目的、対象害虫、作物の生育状況、害虫の発生傾向、天候、環境条件、剤型、施用方法、施用場所、施用時期等により変動するが、有効成分化合物として10アール当たり0.001g~10kg、好ましくは0.01g~1kgの範囲から目的に応じて適宜選択すれば良い。
本発明の農園芸用殺虫剤は、防除対象病害虫、防除適期の拡大のため、或いは薬量の低減をはかる目的で他の農園芸用殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌剤、生物農薬等と混合して使用することも可能であり、また、使用場面に応じて除草剤、植物成長調節剤、肥料等と混合して使用することも可能である。
【0152】
かかる目的で使用する他の農園芸用殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤として、例えば、3,5-キシリルメチルカルバメイト(3,5-xylyl methylcarbamate,XMC)、フェノブカルブ(fenobucarb,BPMC)、Btトキシン系殺虫性化合物、CPCBS(chlorfenson)、DCIP(dichlorodiisopropyl ether)、D-D(1, 3-Dichloropropene)、DDT、NAC、O-4-dimethylsulfamoylphenyl O,O-diethyl phosphorothioate(DSP)、O-ethyl O-4-nitrophenyl phenylphosphonothioate(EPN)、tripropylisocyanurate(TPIC)、アクリナトリン(acrinathrin)、アザディラクチン(azadirachtin)、アシノナピル(acynonapyr) 、アジンホス・メチル(azinphos-methyl)、アセキノシル(acequinocyl)、アセタミプリド(acetamiprid)、アセトプロール(acetoprole)、アセフェート(acephate)、アバメクチン(abamectin)、アフィドピロペン(afidopyropen)、アベルメクチン(avermectin-B)、アミドフルメット(amidoflumet)、アミトラズ(amitraz)、アラニカルブ(alanycarb)、アルジカルブ(aldicarb)、アルドキシカルブ(aldoxycarb)、アルドリン(aldrin)、アルファーエンドスルファン(alpha-endosulfan)、アルファシペルメトリン(alpha-cypermethrin)、アルベンダゾール(albendazole)、アレスリン(allethrin)、イサゾホス(isazofos)、イサミドホス(isamidofos)、イソアミドホス(isoamidofos)、イソキサチオン(isoxathion)、イソシクロセラム(isocycloseram) 、イソフェンホス(isofenphos)、イソプロカルブ(isoprocarb: MIPC)、イプシロン-メトフルトリン(epsilon-metofluthrin)、イプシロン-モンフルトリン(epsilon-momfluorothrin)、イベルメクチン(ivermectin)、イミシアホス(imicyafos)、イミダクロプリド(imidac1oprid)、イミプロトリン(imiprothrin)、インドキサカルブ(indoxacarb)、エスフェンバレレート(esfenvalerate)、エチオフェンカルブ(ethiofencarb)、エチオン(ethion)、エチプロール(ethiprole)、エトキサゾール(etoxazole)、エトフェンプロックス(ethofenprox)、エトプロホス(ethoprophos)、エトリムホス(etrimfos)、エマメクチン(emamectin)、エマメクチンベンゾエート(emamectin-benzoate)、エンドスルファン(endosulfan)、エンペントリン(empenthrin)、オキサゾスルフィル(oxazosulfyl) 、オキサミル(oxamyl)、オキシジメトン・メチル(oxydemeton-methyl)、オキシデプロホス(oxydeprofos: ESP)、オキシベンダゾール(oxibendazole)、オクスフェンダゾール(oxfendazole)、オレイン酸カリウム(Potassium oleate)、オレイン酸ナトリウム(sodium oleate)、
【0153】
カズサホス(cadusafos)、カッパ-テフルトリン(kappa-tefluthrin)、カッパ-ビフェントリン(kappa-bifenthrin)、カルタップ(cartap)、カルバリル(carbary1)、カルボスルファン(carbosulfan)、カルボフラン(carbofuryl)、)ガンマシハロトリン(gamma-cyhalothrin)、キシリルカルブ(xylylcarb)、キナルホス(quinalphos)、キノプレン(kinoprene)、キノメチオネート(chinomethionat)、クロエトカルブ(cloethocarb)、クロチアニジン(clothianidin)、クロフェンテジン(clofentezine)、クロマフェノジド(chromafenozide)、クロラントラニリプロール(chlorantraniliprole)、クロルエトキシホス(chlorethoxyfos)、クロルジメホルム(chlordimeform)、クロルデン(chlordane)、クロルピリホス(chlorpyrifos)、クロルピリホス-メチル(chlorpyrifos-methyl)、クロルフェナピル(chlorphenapyr)、クロルフェンソン(chlorfenson)、クロルフェンビンホス(ch1orfenvinphos)、クロルフルアズロン(chlorfluazuron)、クロルベンジレート(chlorobenzilate)、クロロベンゾエート(chlorobenzoate)、クロロプラレトリン(chloroprallethrin)、ケルセン(ジコホル: dicofol)、サリチオン(salithion)、シハロジアミド(cyhalodiamide)、シアノホス(cyanophos: CYAP)、ジアフェンチウロン(diafenthiuron)、ジアミダホス(diamidafos)、シアントラニリプロール(cyantraniliprole)、シータ-シペルメトリン(theta-cypermethrin)、ジエノクロル(dienochlor)、シエノピラフェン(cyenopyrafen)、ジオキサベンゾホス(dioxabenzofos)、ジオフェノラン(diofenolan)、シグマ-シペルメトリン(sigma-cypermethrin)、シクラニリプロール(cyclaniliprole)、ジクロフェンチオン(dichlofenthion: ECP)、シクロプロトリン(cycloprothrin)、ジクロルボス(dichlorvos: DDVP)、ジクロロメゾティアズ(dicloromezotiaz)、ジスルホトン(disulfoton)、ジノテフラン(dinotefuran)、シハロジアミド(cyhalodiamide)、シハロトリン(cyhalothrin)、シフェノトリン(cyphenothrin)、シフルトリン(cyfluthrin)、ジフルベンズロン(diflubenzuron)、シフルメトフェン(cyflumetofen)、ジフロビダジン(diflovidazin)、シヘキサチン(cyhexatin)、シペルメトリン(cypermethrin)、ジメチルビンホス(dimethylvinphos)、ジメトエート(dimethoate)、ジムプロピリダヅ(dimpropyridaz) 、ジメフルスリン(dimefluthrin)、シラフルオフェン(silafluofen)、シロマジン(cyromazine)、スピネトラム(spinetoram)、スピノサッド(spinosad)、スピロジクロフェン(spirodiclofen)、スピロテトラマト(spirotetramat)、スピロピジオン(spiropidion)、スピロメシフェン(spiromesifen)、スルフルラミド(sulfluramid)、スルプロホス(sulprofos)、スルホキサフロール(sulfoxaflor)、ゼータ-シペルメトリン(zeta-cypermethrin)、
【0154】
ダイアジノン(diazinon)、タウフルバリネート(tau-fluvalinate)、ダゾメット(dazomet)、チアクロプリド(thiacloprid)、チアキサザフェン(tiaxazafen)、チアメトキサム(thiamethoxam)、チオキサザフェン(tioxazafen)、チオジカルブ(thiodicarb)、チオシクラム(thiocyclam)、チオスルタップ(thiosultap)、チオスルタップナトリウム(thiosultap-sodium)、チオナジン(thionazin)、チオメトン(thiometon)、ディート(deet)、ディルドリン(dieldrin)、テトラクロラントラニリプロール(tetrachlorantraniliprole)、チクロピラゾフロル(tyclopyrazoflor)、テトラクロルビンホス(tetrach1orvinphos)、テトラジホン(tetradifon)、テトラニリプロール(tetraniliprole)、テトラメチルフルトリン(tetramethylfluthrin)、テトラメトリン(tetramethrin)、テブピリムホス(tebupirimfos)、テブフェノジド(tebufenozide)、テブフェンピラド(tebufenpyrad)、テフルトリン(tefluthrin)、テフルベンズロン(teflubenzuron)、デメトン-S-メチル(demeton-S-methyl)、テメホス(temephos)、デルタメトリン(deltamethrin)、テルブホス(terbufos)、ドラメクチン(doramectin)、トラロピリル(tralopyril)、トラロメトリン(tralomethrin)、トランスフルトリン(transfluthrin)、トリアザメート(triazamate)、トリアズロン(triazuron)、トリクラミド(trichlamide)、トリクロルホン(trichlorphon: DEP)、トリフルメゾピリム(triflumezopyrium)、トリフルムロン(triflumuron)、トルフェンピラド(tolfenpyrad)、ナレッド(naled: BRP)、
【0155】
ニチアジン(nithiazine)、ニテンピラム(nitenpyram)、ノバルロン(novaluron)、ノビフルムロン(noviflumuron)、ハイドロプレン(hydroprene)、バニリプロール(vaniliprole)、バミドチオン(vamidothion)、パラチオン(parathion)、パラチオン-メチル(parathion-methyl)、ハルフェンプロックス(halfenprox)、ハロフェノジド(halofenozide)、ビストリフルロン(bistrifluron)、ビスルタップ(bisultap)、ヒドラメチルノン(hydramethylnon)、ヒドロキシプロピルデンプン(hydroxy propyl starch)、ビナパクリル(binapacryl)、ピフルブミド(pyflubumide)、ビフェナゼート(bifenazate)、ビフェントリン(bifenthrin)、ピメトロジン(pymetrozine)、ピラクロホス(pyraclorfos)、ピラフルプロール(pyrafluprole)、ピリダフェンチオン(pyridafenthion)、ピリダベン(pyridaben)、ピリダリル(pyridalyl)、ピリフルキナゾン(pyrifluquinazon)、ピリプロール(pyriprole)、ピリプロキシフェン(pyriproxyfen)、ピリミカーブ(pirimicarb)、ピリミジフェン(pyrimidifen)、ピリミノストロビン(pyriminostrobin)、ピリミホスメチル(pirimiphos-methy1)、ピレトリン(pyrethrins)、フィプロニル(fiproni1)、フェナザキン(fenazaquin)、フェナミフォス(fenamiphos)、フェニソブロモレート(bromopropylate)、フェニトロチオン(fenitrothion: MEP)、フェノキシカルブ(fenoxycarb)、フェノチオカルブ(fenothiocarb)、フェノトリン(phenothrin)、フェノブカルブ(fenobucarb)、フェンスルフォチオン(fensulfothion)、フェンチオン(fenthion: MPP)、フェントエート(phenthoate: PAP)、フェンバレレート(fenvalerate)、フェンピロキシメート(fenpyroximate)、フェンプロパトリン(fenpropathrin)、フェンベンダゾール(fenbendazole)、フォスチアゼート(fosthiazate)、フォルメタネート(formetanate)、ブタチオホス(butathiofos) 、ブプロフェジン(buprofezin)、フラチオカルブ(furathiocarb)、プラレトリン(prallethrin)、フルアクリピリム(fluacrypyrim)、フラザインドリジン(fluazaindolizine)、フルアジナム(fluazinam)、フルアズロン(fluazuron)、フルエンスルホン(fluensulfone)、フルキサメタミド(fluxametamide)、フルシクロクスロン(flucycloxuron)、フルシトリネート(flucythrinate)、フルバリネート(fluvalinate)、フルピラジフロン(flupyradifurone)、フルフィプロール(flufiprole)、フルピラゾホス(flupyrazofos)、フルピリミン(flupyrimin) 、フルフェネリム(flufenerim)、フルフェノキシストロビン(flufenoxystrobin)、フルフェノクスロン(flufenoxuron)、フルフェンジン(flufenzine)、フルフェンプロックス(flufenoprox)、フルプロキシフェン(fluproxyfen)、フルブロシスリネート(flubrocythrinate)、フルヘキサホン(fluhexafon)、フルベンジアミド(flubendiamide)、フルメトリン(flumethrin)、フルリムフェン(flurimfen)、プロチオホス(prothiofos)、プロトリフェンブト(protrifenbute)、フロニカミド(flonicamid)、プロパホス(propaphos)、プロパルギット(propargite: BPPS)、プロフェノホス(profenofos)、ブロフラニリド(broflanilide)、プロフルスリン(profluthrin)、プロポキスル(propoxur: PHC)、フロメトキン(flometoquin)、α‐ブロマディオロン(alpha-bromadiolone)、ブロモプロピレート(bromopropylate)、
【0156】
ベータ-シフルトリン(beta-cyfluthrin)、ヘキサフルムロン(hexaflumuron)、ヘキシチアゾクス(hexythiazox)、ヘプタフルトリン(heptafluthrin)、ヘプテノホス(heptenophos)、ペルメトリン(permethrin)、ベンクロチアズ(benclothiaz)、ベンジオカルブ(bendiocarb)、ベンズピリモキサン(benzpyrimoxan)、ベンスルタップ(bensu1tap)、ベンゾキシメート(benzoximate)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、ホキシム(phoxim)、ホサロン(phosalone)、ホスチアゼート(fosthiazate)、ホスチエタン(fosthietan)、ホスファミドン(phosphamidon)、ホスホカルブ(phosphocarb)、ホスメット(phosmet: PMP)、ポリナクチン複合体(polynactins)、ホルメタネート(formetanate)、ホルモチオン(formothion)、ホレート(phorate)、マシン油(machine oil)、マラチオン(malathion)、ミルベマイシン(milbemycin)、ミルベマイシンA(milbemycin-A)、ミルベメクチン(milbemectin)、メカルバム(mecarbam)、メスルフェンホス(mesulfenfos)、メソミル(methomyl)、メタアルデヒド(metaldehyde)、メタフルミゾン(metaflumizone)、メタミドホス(methamidophos)、メタム・アンモニウム(metam-ammonium)、メタム・ナトリウム(metam-sodium)、メチオカルブ(methiocarb)、メチダチオン(methidathion: DMTP)、メチルイソチオシアネート(methylisothiocyanate)、メチルネオデカナミド(methylneodecanamide)、メチルパラチオン(methylparathion)、メトキサジアゾン(metoxadiazone)、メトキシクロル(methoxychlor)、メトキシフェノジド(methoxyfenozide)、メトフルトリン(metofluthrin)、メトプレン(methoprene)、メトルカルブ(metolcarb)、メペルフルスリン(meperfluthrin)、メビンホス(mevinphos)、モノクロトホス(monocrotophos)、モノスルタップ(monosultap)、モムフルオロスリン(momfluorothrin)、ラムダ-シハロトリン(lambda-cyhalothrin)、リアノジン(ryanodine)、ルフェヌロン(lufenuron)、レスカルール(rescalure)、レスメトリン(resmethrin)、レピメクチン(lepimectin)、ロテノン(rotenone)、塩酸レバミゾール(levamisol hydrochloride)、酸化フェンブタスズ(fenbutatin oxide)、酒石酸モランテル(morantel tartarate)、臭化メチル(methyl bromide)、水酸化トリシクロヘキシルスズ(cyhexatin)、石灰窒素(calcium cyanamide)、石灰硫黄合剤(calcium polysulfide)、硫黄(sulfur)、および硫酸ニコチン(nicotine-sulfate)、並びにそれらの塩が挙げられる。
【0157】
同様の目的で使用する農園芸用殺菌剤として、例えば、アウレオフンギン(aureofungin)、アザコナゾール(azaconazole)、アジチラム(azithiram)、アシペタックス(acypetacs)、アシベンゾラル(acibenzolar)、アシベンゾラルSメチル(acibenzolar-S-methyl)、アゾキシストロビン(azoxystrobin)、アニラジン(anilazine)、アミスルブロム(amisulbrom)、アミノピリフェン(aminopyrifen)、アムプロピルホス(ampropylfos)、アメトクトラジン(ametoctradin)、アリルアルコール(allyl alcohol)、アルジモルフ(aldimorph)、アンバム(amobam)、イソチアニル(isotianil)、イソバレジオン(isovaledione)、イソピラザム(isopyrazam)、イソフェタミド(isofetamid)、イソフルシプラム(isoflucypram)、イソプロチオラン(isoprothiolane)、イプコナゾール(ipconazole)、イプフェントリフルコナゾール(ipfentrifluconazole)、イプフルフェノキン(ipflufenoquin)、イプロジオン(iprodione)、イプロバリカルブ(iprovalicarb)、イプロベンホス(iprobenfos)、イマザリル(imazalil)、イミノクタジン(iminoctadine)、メタム(metam)、イミノクタジンアルベシル酸塩(iminoctadine-albesilate)、イミノクタジン酢酸塩(iminoctadine-triacetate)、イミベンコナゾール(imibenconazole)、インピルフルキサム(inpyrfluxam) 、ウニコナゾール(uniconazole)、ウニコナゾールP(uniconazole-P)、エクロメゾール(echlomezole)、エジフェンホス(edifenphos)、エタコナゾール(etaconazole)、エタボキサム(ethaboxam)、エチリモール(ethirimol)、エテム(etem)、エトキシキン(ethoxyquin)、エトリジアゾール(etridiazole)、エネストロブリン(enestroburin)、エノキサストロビン(enoxastrobin)、エポキシコナゾール(epoxiconazole)、オキサジキシル(oxadixyl)、オキサチアピプロリン(oxathiapiprolin)、オキシカルボキシン(oxycarboxin)、オキシキノリン銅(copper-8-quinolinolate)、オキシテトラサイクリン(oxytetracycline)、オキシン銅(copper-oxinate)、オキスポコナゾール(oxpoconazole)、オキスポコナゾールフマル酸塩(oxpoconazole-fumarate)、オキソリニック酸(oxolinic acid)、オクチリノン(octhilinone)、オフラセ(ofurace)、オリサストロビン(orysastrobin)、
【0158】
カーバム(metam-sodium)、カスガマイシン(kasugamycin)、カルバモルフ(carbamorph)、カルプロパミド(carpropamid)、カルベンダジム(carbendazim)、カルボキシン(carboxin)、カルボン(carvone)、キナザミド(quinazamid)、キナセトール(quinacetol)、キノキシフェン(quinoxyfen)、キノフメリン(quinofumelin)、キノメチオネート(chinomethionat)、キノメチオネート(quinomethionate)、キャプタホール(captafol)、キャプタン(captan)、キララキシル(kiralaxyl)、キンコナゾール(quinconazole)、キントゼン(quintozene)、グアザチン(guazatine)、クフラネブ(cufraneb)、クプロバム(cuprobam)、クモキシストロビン(coumoxystrobin),グリオジン(glyodin)、グリセオフルビン(griseofulvin)、クリムバゾール(climbazole)、クレゾール(cresol)、クレソキシムメチル(kresoxim-methyl)、クロゾリネート(chlozolinate)、クロトリマゾール(clotrimazole)、クロベンチアゾン(chlobenthiazone)、クロラニホルメタン(chloraniformethan)、クロラニル(chloranil)、クロルキノックス(chlorquinox)、クロルピクリン(chloropicrin)、クロルフェナゾール(chlorfenazole)、クロロジニトロナフタレン(chlorodinitronaphthalene)、クロロタロニル(chlorothalonil)、クロロネブ(chloroneb)、サリチルアニリド(salicylanilide)、ザリラミド(zarilamid)、シアゾファミド(cyazofamid)、ジエチルピロパカーボナート(diethyl pyrocarbonate)、ジエトフェンカルブ(diethofencarb)、シクラフラミド(cyclafuramid)、シクロシメット(diclocymet)、ジクロゾリン(dichlozoline)、ジクロブトラゾール(diclobutrazol)、ジクロフルアニド(dichlofluanid)、シクロヘキシミド(cycloheximide)、ジクロベンチアゾクス(dichlobentiazox)、ジクロメジン(diclomezine)、ジクロラン(dicloran)、ジクロロフェン(dichlorophen)、ジクロン(dichlone)、ジスルフィラム(disulfiram)、ジタリムフォス(ditalimfos)、ジチアノン(dithianon)、ジニコナゾール(diniconazole)、ジニコナゾールM(diniconazole-M)、ジネブ(zineb)、ジノカップ(dinocap)、ジノクトン(dinocton)、ジノスルホン(dinosulfon)、ジノテルボン(dinoterbon)、ジノブトン(dinobuton)、ジノペントン(dinopenton)、ジピメチトロン(dipymetitrone)、ジピリチオン(dipyrithione)、ジフェニルアミン(diphenylamine)、ジフェノコナゾール(difenoconazole)、シフルフェナミド(cyflufenamid)、ジフルメトリム(diflumetorim)、シプロコナゾール(cyproconazole)、シプロジニル(cyprodinil)、シプロフラム(cyprofuram)、シペンダゾール(cypendazole)、シメコナゾール(simeconazole)、ジメチリモール(dimethirimol)、ジメトモルフ(dimethomorph)、シモキサニル(cymoxanil)、ジモキシストロビン(dimoxystrobin)、ジラム(ziram)、シルチオファム(silthiofam)、
【0159】
ストレプトマイシン(streptomycin)、スピロキサミン(spiroxamine)スルトロペン(sultropen)、セダキサン(sedaxane)、ゾキサミド(zoxamide)、ダゾメット(dazomet)、チアジアジン(thiadiazin)、チアジニル(tiadinil)、チアジフルオル(thiadifluor)、チアベンダゾール(thiabendazole)、チオキシミド(tioxymid)、チオキノックス(thioquinox)、チオクロルフェンフィム(thiochlorfenphim)、チオファネート(thiophanate)、チオファネートメチル(thiophanate-methyl)、チオフルザミド(thifluzamide)、チシオフェン(thicyofen)、チノキノックス(thioquinox)、チラム(thiram)、デカフェンチン(decafentin)、テクナゼン(tecnazene)、テクロフタラム(tecloftalam)、テコラム(tecoram)、テトラコナゾール(tetraconazole)、デバカルブ(debacarb)、デヒドロ酢酸(dehydroacetic acid)、テブコナゾール(tebuconazole)、テブフロキン(tebufloquin)、ドジシン(dodicin)、ドジン(dodine)、ドデシルベンゼンスルホン酸ビスエチレンジアミン銅錯塩(II)(DBEDC)、ドデモルフ(dodemorph)、ドラゾキソロン(drazoxolon)、トリアジメノール(triadimenol)、トリアジメホン(triadimefon)、トリアズブチル(triazbutil)、トリアゾキシド(triazoxide)、トリアミホス(triamiphos)、トリアリモール(triarimol)、トリクラミド(trichlamide)、トリクロピリカルブ(triclopyricarb)、トリシクラゾール(tricyclazole)、トリチコナゾール(triticonazole)、トリデモルフ(tridemorph)、トリブチルチンオキシド(tributyltin oxide)、トリフルミゾール(triflumizole)、トリフロキシストロビン(trifloxystrobin)、トリホリン(triforine)、トリルフルアラニド(tolylfluanid)、トルクロホスメチル(tolclofos-methyl)、トルプロカルブ(tolprocarb)、
【0160】
ナタマイシン(natamycin)、ナバム(nabam)、ニトロスチレン(nitrostyrene)、ニトロタサルイソプロピル(nitrothal-isopropyl)、ヌアリモール(nuarimol)、ノニルフェノールスルホン酸銅(copper nonylphenol sulfonate)、ハラクリネート(halacrinate)、バリダマイシン(validamycin)、バリフェナラート(valifenalate)、ハルピンタンパク(harpin protein)、ピカルブトラゾクス(picarbutrazox)、ビキサフェン(bixafen)、ピコキシストロビン(picoxystrobin)、ピコベンザミド(picobenzamide)、ピジフルメトフェン(pydiflumetofen)、ビチオノール(bithionol)、ビテルタノール(bitertanol)、ヒドロキシイソキサゾール(hydroxyisoxazole)、ヒドロキシイソキサゾールカリウム(hydroisoxazole-potassium)、ビナパクリル(binapacryl)、ビフェニル(biphenyl)、ピペラリン(piperalin)、ヒメキサゾール(hymexazol)、ピラオキシストロビン(pyraoxystrobin)、ピラカルボリド(pyracarbolid)、ピラクロストロビン(pyraclostrobin)、ピラジフルミド(pyraziflumid)、ピラゾホス(pyrazophos)、ピラプロポイン(pyrapropoyne)、ピラメトストロビン(pyrametostrobin)、ピリオフェノン(pyriofenone)、ピリジニトリル(pyridinitril)、ピリフェノックス(pyrifenox)、ピリソキサゾール(pyrisoxazole)、ピリダクロメチル(pyridachlometyl)、ピリフェノックス(pyrifenox)、ピリベンカルブ(pyribencarb)、ピリミノストロビン(pyriminostrobin)、ピリメタニル(pyrimethanil)、ピロキシクロル(pyroxychlor)、ピロキシフル(pyroxyfur)、ピロキロン(pyroquilon)、ビンクロゾリン(vinclozolin)、
【0161】
ファーバム(ferbam)、ファモキサドン(famoxadone)、フェナパニル(fenapanil)、フェナミドン(fenamidone)、フェナミノスルフ(fenaminosulf)、フェナミンストロビン(fenaminstrobin)、フェナリモール(fenarimol)、フェニトロパン(fenitropan)、フェノキサニル(fenoxanil)、フェリムゾン(ferimzone)、フェルバム(ferbam)、フェンチン(fentin)、フェンピクロニル(fenpiclonil)、フェンピコキサミド(fenpicoxamid)、フェンピラザミン(fenpyrazamine)、フェンブコナゾール(fenbuconazole)、フェンフラム(fenfuram)、フェンプロピジン(fenpropidin)、フェンプロピモルフ(fenpropimorph)、フェンヘキサミド(fenhexamid)、フタリド(phthalide)、ブチオベート(buthiobate)、ブチルアミン(butylamine)、ブピリメート(bupirimate)、フベリダゾール(fuberidazole)、ブラストサイジンS(blasticidin-S)、フラメトピル(furametpyr)、フララキシル(furalaxyl)、フルアクリピリム(fluacrypyrim)、フルアジナム(fluazinam)、フルインダピル(fluindapyr)、フルオキサストロビン(fluoxastrobin)、フルオキサピプロリン(fluoxapiprolin)、フルオトリマゾール(fluotrimazole)、フルオピコリド(fluopicolide)、フルオピモミド(Fluopimomide)、フルオピラム(fluopyram)、フルオロイミド(fluoroimide)、フルカルバニル(furcarbanil)、フルキサピロキサド(fluxapyroxad)、フルキンコナゾール(fluquinconazole)、フルコナゾール(furconazole)、フルコナゾール-シス(furconazole-cis)、フルジオキソニル(fludioxonil)、フルシラゾール(flusilazole)、フルスルファミド(flusulfamide)、フルチアニル(flutianil)、フルトラニル(flutolanil)、フルトリアホール(flutriafol)、フルフェノキシストロビン(flufenoxystrobin)、フルフラール(furfural)、フルメシクロックス(furmecyclox)、フルメットベル(flumetover)、フルモルフ(flumorph)、プロキナジド(proquinazid)、プロクロラズ(prochloraz)、プロシミドン(procymidone)、プロチオカルブ(prothiocarb)、プロチオコナゾール(prothioconazole)、プロニトリジン(pronitridine)、プロパモカルブ(propamocarb)、プロピコナゾール(propiconazole)、プロピネブ(propineb)、フロファネート(furophanate)、プロベナゾール(probenazole)、ブロムコナゾール(bromuconazole)、フロリルピコキサミド(florylpicoxamid)、ヘキサクロロブタジエン(hexachlorobutadiene)、ヘキサコナゾール(hexaconazole)、ヘキシルチオホス(hexylthiofos)、ベトキサジン(bethoxazin)、ベナラキシル(benalaxyl)、ベナラキシルM(benalaxyl-M)、ベノダニル(benodanil)、ベノミル(benomyl)、ペフラゾエート(pefurazoate)、ベンキノックス(benquinox)、ペンコナゾール(penconazole)、ベンザモルフ(benzamorf)、ペンシクロン(pencycuron)、ベンゾヒドロキサム酸(benzohydroxamic acid)、ベンゾビンジフルピル(benzovindiflupyr)、ベンタルロン(bentaluron)、ベンチアゾール(benthiazole)、ベンチアバリカルブ(benthiavalicarb)、ベンチアバリカルブ-イソプロピル(benthiavalicarb-isopropyl)、ペンチオピラド(penthiopyrad)、ペンフルフェン(penflufen)、ボスカリド(boscalid)、ホスジフェン(phosdiphen)、ホセチル(fosetyl)、ホセチルアルミニウム(fosetyl‐Al)、ポリオキシン(polyoxins)、ポリオキソリン(polyoxorim)、ポリカーバメート(polycarbamate)、ホルペット(folpet)、ホルムアルデヒド(formaldehyde)、
【0162】
マシン油(machine oil)、マネブ(maneb)、マンコゼブ(mancozeb)、マンジプロパミド(mandipropamid)、マンデストロビン(mandestrobin)、ミクロゾリン(myclozolin)、ミクロブタニル(myclobutanil)、ミルディオマイシン(mildiomycin)、ミルネブ(milneb)、メカルビンジド(mecarbinzid)、メタスルホカルブ(methasulfocarb)、メタゾキソロン(metazoxolon)、メタム(metam)、メタムナトリウム塩(metam‐sodium)、メタラキシル(metalaxyl)、メタラキシルM(metalaxyl-M)、メチラム(metiram)、メチルイソチオシアナート(methyl isothiocyanate)、メチルジノカップ(mepthyldinocap)、メチルテトラプロール(metyltetraprole)、メトコナゾール(metconazole)、メトスルホバックス(metsulfovax)、メトフロキサム(methfuroxam)、メトミノストロビン(metominostrobin)、メトラフェノン(metrafenone)、メパニピリム(mepanipyrim)、メフェノキサム(mefenoxam)、メフェントリフルコナゾール(mefentrifluconazole)、メプチルジノカップ(meptyldinocap)、メプロニル(mepronil)、メベニル(mebenil)、ヨウ化メチル(iodomethane)、ラベンザゾール(rabenzazole)、臭化メチル(methyl bromide)、塩化ベンザルコニウム(benzalkonium chloride)、塩基性塩化銅(basic copper chloride)、塩基性硫酸銅(basic copper sulfate)、金属銀(silver)などの無機殺菌剤、次亜塩素酸ナトリウム(sodium hypochlorote)、水酸化第二銅(cupric hydroxide)、水和硫黄剤(wettable sulfur)、石灰硫黄合剤(calcium polysulfide)、炭酸水素カリウム(potassium hydrogen carbonate)、炭酸水素ナトリウム(sodium hydrogen carbonate)、無機硫黄(sulfur)、無水硫酸銅(copper sulfate anhydride)、ジメチルジチオカルバミド酸ニッケル(nickel dimethyldithiocarbamate)、8-ヒドロキシキノリン銅(oxine copper)のような銅系化合物、硫酸亜鉛(zinc sulfate)、および硫酸銅五水塩(copper sulfate pentahydrate)、並びにそれらの塩が挙げられる。
【0163】
同様に除草剤して、例えば、1-ナフチルアセトアミド、2,4-PA、2,3,6-TBA、2,4,5-T、2,4,5-TB、2,4-D、2,4-DB、2,4-DEB、2,4-DEP、3,4-DA、3,4-DB、3,4-DP、4-CPA、4-CPB、4-CPP、MCP、MCPA、MCPAチオエチル、MCPB、アイオキシニル(ioxynil)、アクロニフェン(aclonifen)、アザフェニジン(azafenidin)、アシフルオルフェン(acifluorfen)、アジプロトリン(aziprotryne)、アジムスルフロン(azimsulfuron)、アシュラム(asulam)、アセトクロール(acetochlor)、アトラジン(atrazine)、アトラトン(atraton)、アニスロン(anisuron)、アニロホス(anilofos)、アビグリシン(aviglycine)、アブシジン酸(abscisic acid)、アミカルバゾン(amicarbazone)、アミドスルフロン(amidosulfuron)、アミトロール(amitrole)、アミノシクロピラクロール(aminocyclopyrachlor)、アミノピラリド(aminopyralid)、アミブジン(amibuzin)、アミプロホスメチル(amiprophos-methyl)、アメトリジオン(ametridione)、アメトリン(ametryn)、アラクロール(alachlor)、アリドクロール(allidochlor)、アロキシジム(alloxydim)、アロラック(alorac)、イオフェンスルフロン(iofensulfuron)、イソウロン(isouron)、イソカルバミド(isocarbamid)、イソキサクロルトール(isoxachlortole)、イソキサピリホップ(isoxapyrifop)、イソキサフルトール(isoxaflutole)、イソキサベン(isoxaben)、イソシル(isocil)、イソノルロン(isonoruron)、イソプロツロン(isoproturon)、イソプロパリン(isopropalin)、イソポリナート(isopolinate)、イソメチオジン(isomethiozin)、イナベンフィド(inabenfide)、イパジン(ipazine)、イプフェンカルバゾン(ipfencarbazone)、イプリミダム(iprymidam)、イマザキン(imazaquin)、イマザピック(imazapic)、イマザピル(imazapyr)、イマザメタピル(imazamethapyr)、イマザメタベンズ(imazamethabenz)、イマザメタベンズメチル(imazamethabenz-methyl)、イマザモックス(imazamox)、イマゼタピル(imazethapyr)、イマゾスルフロン(imazosulfuron)、インダジフラム(indaziflam)、インダノファン(indanofan)、インドール酪酸(indolebutyric acid)、ウニコナゾール-P(uniconazole-P)、エグリナジン(eglinazine)、エスプロカルブ(esprocarb)、エタメスルフロン(ethametsulfuron)、エタメトスルフロンメチル(ethametsulfuron-methyl)、エタルフルラリン(ethalfluralin)、エチオレート(ethiolate)、エチクロゼート-エチル(ethychlozate ethyl)、エチジムロン(ethidimuron)、エチノフェン(etinofen)、エテホン(ethephon)、エトキシスルフロン(ethoxysulfuron)、エトキシフェン(ethoxyfen)、エトニプロミド(etnipromid)、エトフメセート(ethofumesate)、エトベンザニド(etobenzanid)、エプロナズ(epronaz)、エルボン(erbon)、エンドタール(endothal)、
【0164】
オキサジアゾン(oxadiazon)、オキサジアルギル(oxadiargyl)、オキサジクロメホン(oxaziclomefone)、オキサスルフロン(oxasulfuron)、オキサピラゾン(oxapyrazon)、オキシフルオルフェン(oxyfluorfen)、オリザリン(oryzalin)、オルソスルファムロン(orthosulfamuron)、オルベンカルブ(orbencarb)、カフェンストロール(cafenstrole)、カムベンジクロール(cambendichlor)、カルバスラム(carbasulam)、カルフェントラゾン(carfentrazone)、カルフェントラゾン-エチル(carfentrazone-ethyl)、カルブチレート(karbutilate)、カルベタミド(carbetamide)、カルボキサゾール(carboxazole)、キザロホップ(quizalofop)、キザロホップ-P(quizalofop-P)、キザロホップ-エチル(quizalofop-ethyl)、キシラクロール(xylachlor)、キノクラミン(quinoclamine)、キノナミド(quinonamid)、キンクロラック(quinclorac)、キンメラック(quinmerac)、クミルロン(cumyluron)、クラシホス(clacyfos)、クリオジネート(cliodinate)、グリホサート(glyphosate)、グルホシネート(glufosinate)、グルホシネート-P(glufosinate-P)、クレダジン(credazine)、クレトジム(clethodim)、クロキシホナック(cloxyfonac)、クロジナホップ(clodinafop)、クロジナホップ-プロパルギル(clodinafop-propargyl)、クロトルロン(chlorotoluron)、クロピラリド(clopyralid)、クロプロキシジム(cloproxydim)、クロプロップ(cloprop)、クロブロムロン(chlorbromuron)、クロホップ(clofop)、クロマゾン(clomazone)、クロメトキシニル(chlomethoxyni1)、クロメトキシフェン(chlomethoxyfen)、クロメプロップ(clomeprop)、クロラジホップ(chlorazifop)、クロラジン(chlorazine)、クロラスラム(cloransulam)、クロラノクリル(chloranocryl)、クロラムベン(chloramben)、クロランスラム(cloransulam)、クロランスラム-メチル(cloransulam-methyl)、クロリダゾン(chloridazon)、クロリムロン(chlorimuron)、クロリムロン-エチル(chlorimuron-ethyl)、クロルスルフロン(chlorsulfuron)、クロルタール(chlorthal)、クロルチアミド(chlorthiamid)、クロルトルロン(chlortoluron)、クロルニトロフェン(chlornitrofen)、クロルフェナック(chlorfenac)、クロルフェンプロップ(chlorfenprop)、クロルブファム(chlorbufam)、クロルフタリム(chlorphthalim)、クロルフルラゾール(chlorflurazole)、クロルフルレノール(chlorflurenol)、クロルプロカルブ(chlorprocarb)、クロルプロファム(chlorpropham)、クロルメコート(chlormequat)、クロレツロン(chloreturon)、クロロキシニル(chloroxynil)、クロロクスロン(chloroxuron)、クロロトルロン(chlorotoluron)、クロロポン(chloropon)、
【0165】
サフルフェナシル(saflufenacil)、シアナジン(cyanazine)、シアナトリン(cyanatryn)、ジアレート(di-allate)、ジウロン(diuron)、ジエタムコート(diethamquat)、ジカンバ(dicamba)、シクルロン(cycluron)、シクロエート(cycloate)、シクロキシジム(cycloxydim)、ジクロスラム(diclosulam)、シクロスルファムロン(cyclosulfamuron)、シクロピラニル(cyclopyranil) 、シクロピリモレート(cyclopyrimorate)、ジクロプロップ(dichlorprop)、ジクロプロップ-P(dichlorprop-P)、ジクロベニル(dichlobenil)、ジクロホップ(diclofop)、ジクロホップメチル(diclofop-methyl)、ジクロメート(dichlormate)、ジクロラルウレア(dichloralurea)、ジクワット(diquat)、シサニリド(cisanilide)、ジスル(disul)、シズロン(siduron)、ジチオピル(dithiopyr)、ジニトラミン(dinitramine)、シニドンエチル(cinidon-ethyl)、ジノサム(dinosam)、シノスルフロン(cinosulfuron)、ジノセブ(dinoseb)、ジノテルブ(dinoterb)、ジノフェナート(dinofenate)、ジノプロップ(dinoprop)、シハロホップブチル(cyhalofop-butyl)、ジフェナミド(diphenamid)、ジフェノクスロン(difenoxuron)、ジフェノペンテン(difenopenten)、ジフェンゾコート(difenzoquat)、シブトリン(cybutryne)、シプラジン(cyprazine)、シプラゾール(cyprazole)、ジフルフェニカン(diflufenican)、ジフルフェンゾピル(diflufenzopyr)、ジプロペトリン(dipropetryn)、シプロミド(cypromid)、シペルコート(cyperquat)、ジベレリン(gibberellin)、シマジン(simazine)、ジメキサノ(dimexano)、ジメタクロール(dimethachlor)、ジメダゾン(dimidazon)、ジメタメトリン(dimethametryn)、ジメテナミド(dimethenamid)、シメトリン(simetryn)、シメトン(simeton)、ジメピペレ-ト(dimepiperate)、ジメフロン(dimefuron)、シンメチリン(cinmethylin)、スエップ(swep)、スルグリカピン(sulglycapin)、スルコトリオン(sulcotrione)、スルファレート(sulfallate)、スルフェントラゾン(sulfentrazone)、スルホスルフロン(sulfosulfuron)、スルホメツロン(sulfometuron)、スルホメツロンメチル(sulfometuron-methyl)、セクブメトン(secbumeton)、セトキシジム(sethoxydim)、セブチラジン(sebuthylazine)、
【0166】
ターバシル(terbacil)、ダイムロン(daimuron)、ダゾメット(dazomet)、ダラポン(dalapon)、チアザフルロン(thiazafluron)、チアゾピル(thiazopyr)、チアフェナシル(tiafenacil)、チエンカルバゾン(thiencarbazone)、チエンカルバゾンメチル(thiencarbazone-methyl)、チオカルバジル(tiocarbazil)、チオクロリム(tioclorim)、チオベンカルブ(thiobencarb)、チジアジミン(thidiazimin)、チジアズロン(thidiazuron)、チフェンスルフロン(thifensulfuron)、チフェンスルフロンメチル(thifensulfuron-methyl)、デスメディファム(desmedipham)、デスメトリン(desmetryn)、テトフルピロリメツ(tetflupyrolimet) 、テトラフルロン(tetrafluron)、テニルクロール(thenylchlor)、テブタム(tebutam)、テブチウロン(tebuthiuron)、テルブメトン(terbumeton)、テプラロキシジム(tepraloxydim)、テフリールトリオン(tefuryltrione)、テムボトリオン(tembotrione)、デラクロール(delachlor)、テルバシル(terbacil)、テルブカルブ(terbucarb)、テルブクロール(terbuchlor)、テルブチラジン(terbuthylazine)、テルブトリン(terbutryn)、トプラメゾン(topramezone)、トラルコキシジム(tralkoxydim)、トリアジフラム(triaziflam)、トリアスルフロン(triasulfuron)、トリアファモン(triafamone)、トリアレート(tri-allate)、トリエタジン(trietazine)、トリカンバ(tricamba)、トリクロピル(triclopyr)、トリジファン(tridiphane)、トリタック(tritac)、トリトスルフロン(tritosulfuron)、トリフルジモキサジン(trifludimoxazin)、トリフルスルフロン(triflusulfuron)、トリフルスルフロンメチル(triflusulfuron-methyl)、トリフルラリン(trifluralin)、トリフロキシスルフロン(trifloxysulfuron)、トリプロピンダン(tripropindan)、トリベヌロン(tribenuron)、トリベニュロンメチル(tribenuron-methyl)、トリホップ(trifop)、トリホプシメ(trifopsime)、トリメツロン(trimeturon)、トルピラレート(tolpyralate)、
【0167】
ナプタラム(naptalam)、ナプロアニリド(naproanilide)、ナプロパミド(napropamide)、ニコスルフロン(nicosulfuron)、ニトラリン(nitralin)、ニトロフェン(nitrofen)、ニトロフルオルフェン(nitrofluorfen)、ニピラクロフェン(nipyraclofen)、ネブロン(neburon)、ノルフルラゾン(norflurazon)、ノルロン(noruron)、バーバン(barban)、パクロブトラゾール(paclobutrazol)、パラコート(paraquat)、パラフルロン(parafluron)、ハロキシジン(haloxydine)、ハロキシフェン(halauxifen)、ハロキシホップ(haloxyfop)、ハロキシホップ-P(haloxyfop-P)、ハロキシホップメチル(haloxyfop-methyl)、ハロサフェン(halosafen)、ハロスルフロン(halosulfuron)、ハロスルフロンメチル(halosulfuron-methyl)、ビアラホス(bilanafos)、ビクスロゾン(bixlozone) 、ピクロラム(picloram)、ピコリナフェン(picolinafen)、ビシクロピロン(bicyclopyrone)、ビスピリバック(bispyribac)、ビスピリバックナトリウム(bispyribac-sodium)、ピダノン(pydanon)、ピノキサデン(pinoxaden)、ビフェノックス(bifenox)、ピペロホス(piperophos)、ヒメキサゾール(hymexazol)、ピラクロニル(pyraclonil)、ピラスルホトール(pyrasulfotole)、ピラゾキシフェン(pyrazoxyfen)、ピラゾスルフロン(pyrazosulfuron)、ピラゾスルフロンエチル(pyrazosulfuron-ethyl)、ピラゾレート(pyrazolate)、ビラナホス(bilanafos)、ピラフルフェンエチル(pyraflufen-ethyl)、ピリクロール(pyriclor)、ピリダホール(pyridafol)、ピリチオバック(pyrithiobac)、ピリチオバックナトリウム(pyrithiobac-sodium)、ピリデート(pyridate)、ピリフタリド(pyriftalid)、ピリブチカルブ(pyributicarb)、ピリベンゾキシム(pyribenzoxim)、ピリミスルファン(pyrimisulfan)、ピリミスルフロン(primisulfuron)、ピリミノバックメチル(pyriminobac-methyl)、ピロキサスルホン(pyroxasulfone)、ピロクスラム(pyroxsulam)、
【0168】
フェナスラム(fenasulam)、フェニソファム(phenisopham)、フェヌロン(fenuron)、フェノキサスルホン(fenoxasulfone)、フェノキサプロップ(fenoxaprop)、フェノキサプロップ-P(fenoxaprop-P)、フェノキサプロップエチル(fenoxaprop-ethyl)、フェノチオール(phenothio1)、フェノプロップ(fenoprop)、フェノベンズロン(phenobenzuron)、フェンキノトリオン(fenquinotrione)、フェンチアプロップ(fenthiaprop)、フェンテラコール(fenteracol)、フェントラザミド(fentrazamide)、フェンメディファム(phenmedipham)、フェンメディファムエチル(phenmedipham-ethyl)、ブタクロール(butachlor)、ブタフェナシル(butafenacil)、ブタミホス(butamifos)、ブチウロン(buthiuron)、ブチダゾール(buthidazole)、ブチレート(butylate)、ブツロン(buturon)、ブテナクロール(butenachlor)、ブトキシジム(butroxydim)、ブトラリン(butralin)、ブトロキシジム(butroxydim)、フラザスルフロン(flazasulfuron)、フラムプロップ(flamprop)、フリロオキシフェン(furyloxyfen)、プリナクロール(prynachlor)、プリミスルフロンメチル(primisulfuron-methyl)、フルアジホップ(fluazifop)、フルアジホップ-P(fluazifop-P)、フルアジホップブチル(fluazifop-butyl)、フルアゾレート(fluazolate)、フルロキシピル(fluroxypyr)、フルオチウロン(fluothiuron)、フルオメツロン(fluometuron)、フルオログリコフェン(fluoroglycofen)、フルロクロリドン(flurochloridone)、フルオロジフェン(fluorodifen)、フルオロニトロフェン(fluoronitrofen)、フルオロミジン(fluoromidine)、フルカルバゾン(flucarbazone)、フルカルバゾンナトリウム(flucarbazone-sodium)、フルクロラリン(fluchloralin)、フルセトスルフロン(flucetosulfuron)、フルチアセット(fluthiacet)、フルチアセットメチル(fluthiacet-methyl)、フルピルスルフロン(flupyrsulfuron)、フルフェナセット(flufenacet)、フルフェニカン(flufenican)、フルフェンピル(flufenpyr)、フルプロパシル(flupropacil)、フルプロパナート(flupropanate)、フルポキサム(flupoxam)、フルミオキサジン(flumioxazin)、フルミクロラック(flumiclorac)、フルミクロラックペンチル(flumiclorac-pentyl)、フルミプロピン(flumipropyn)、フルメジン(flumezin)、フルオメツロン(fluometuron)、フルメトスラム(flumetsulam)、フルリドン(fluridone)、フルルタモン(flurtamone)、フルロキシピル(fluroxypyr)、プレチラクロール(pretilachlor)、プロキサン(proxan)、プログリナジン(proglinazine)、プロシアジン(procyazine)、プロジアミン(prodiamine)、プロスルファリン(prosulfalin)、プロスルフロン(prosulfuron)、プロスルホカルブ(prosulfocarb)、プロパキザホップ(propaquizafop)、プロパクロール(propachlor)、プロパジン(propazine)、プロパニル(propanil)、プロピザミド(propyzamide)、プロピソクロール(propisochlor)、プロヒドロジャスモン(prohydrojasmon)、プロピリスルフロン(propyrisulfuron)、プロファム(propham)、プロフルアゾール(profluazol)、プロフルラリン(profluralin)、プロヘキサジオンカルシウム(prohexadione-calcium)、プロポキシカルバゾン(propoxycarbazone)、プロポキシカルバゾンナトリウム(propoxycarbazone-sodium)、プロホキシジム(profoxydim)、ブロマシル(bromacil)、ブロムピラゾン(brompyrazon)、プロメトリン(prometryn)、プロメトン(prometon)、ブロモキシニル(bromoxynil)、ブロモフェノキシム(bromofenoxim)、ブロモブチド(bromobutide)、ブロモボニル(bromobonil)、フロラスラム(florasulam)、フロルピラウキシフェン(florpyrauxifen)、
【0169】
ヘキサクロロアセトン(hexachloroacetone)、ヘキサジノン(hexazinone)、ペトキサミド(pethoxamid)、ベナゾリン(benazolin)、ペノクスラム(penoxsulam)、ペブレート(pebulate)、ベフルブタミド(beflubutamid)、ベフルブタミド-M(beflubutamid-M)、ベルノレート(vernolate)、ペルフルイドン(perfluidone)、ベンカルバゾン(bencarbazone)、ベンザドックス(benzadox)、ベンジプラム(benzipram)、ベンジルアミノプリン(benzylaminopurine)、ベンズチアズロン(benzthiazuron)、ベンズフェンジゾン(benzfendizone)、ベンスリド(bensulide)、ベンスルフロンメチル(bensulfuron-methyl)、ベンゾイルプロップ(benzoylprop)、ベンゾビシクロン(benzobicyclon)、ベンゾフェナップ(benzofenap)、ベンゾフルオール(benzofluor)、ベンタゾン(bentazone)、ペンタノクロール(pentanochlor)、ベンチオカーブ(benthiocarb)、ペンディメタリン(pendimethalin)、ペントキサゾン(pentoxazone)、ベンフラリン(benfluralin)、ベンフレセート(benfuresate)、ホサミン(fosamine)、ホメサフェン(fomesafen)、ホラムスルフロン(foramsulfuron)、ホルクロルフェニュロン(forchlorfenuron)、マレイン酸ヒドラジド(maleic hydrazide)、メコプロップ(mecoprop)、メコプロップ-P(mecoprop-P)、メジノテルブ(medinoterb)、メソスルフロン(mesosulfuron)、メソスルフロンメチル(mesosulfuron-methyl)、メソトリオン(mesotrione)、メソプラジン(mesoprazine)、メソプロトリン(methoprotryne)、メタザクロール(metazachlor)、メタゾール(methazole)、メタゾスルフロン(metazosulfuron)、メタベンズチアズロン(methabenzthiazuron)、メタミトロン(metamitron)、メタミホップ(metamifop)、メタム(metam)、メタルプロパリン(methalpropalin)、メチウロン(methiuron)、メチオゾリン(methiozolin)、メチオベンカルブ(methiobencarb)、メチルダイムロン(methyldymron)、メトクスロン(metoxuron)、メトスラム(metosulam)、メトスルフロン(metsulfuron)、メトスルフロンメチル(metsu1furon-methy1)、メトフラゾン(metflurazon)、メトブロムロン(metobromuron)、メトベンズロン(metobenzuron)、メトメトン(methometon)、メトラクロール(metolachlor)、メトリブジン(metribuzin)、メピコートクロリド(mepiquat-chloride)、メフェナセット(mefenacet)、メフルイジド(mefluidide)、モナリド(monalide)、モニソウロン(monisouron)、モニュヌロン(monuron)、モノクロル酢酸(monochloroacetic acid)、モノリニュヌロン(monolinuron)、モリネート(molinate)、モルファムコート(morfamquat)、ヨードスルフロン(iodosulfuron)、ヨードスルフロンメチルナトリウム(iodosulfuron-methyl-sodium)、ヨードボニル(iodobonil)、ヨードメタン(iodomethane)、ラクトフェン(lactofen)、ランコトリオン(lancotrione)、リヌロン(linuron)、リムスルフロン(rimsulfuron)、レナシル(lenacil)、ローデタニル(rhodethanil)、過酸化カルシウム(calcium peroxide)、および臭化メチル(methyl bromide)並びにそれらの塩が挙げられる。
【0170】
同様に生物農薬として、例えば、アグロバクテリウム・ラジオバクテル(Agrobacterium radiobacter) (例えば、株K84を用いた「AgBioChem, CA」製の「Galltrol‐A(登録商標)」、株K1026を用いた「Becker Underwood, US」製の「Nogall(登録商標)」)、アグロバクテリウム・ラジオバクテル(Agrobacterium radiobacter) (例えば、 株84を用いた「日本農薬(株)」製の「バクテローズ(登録商標)」)、アンペロマイセス・キスカリス(Ampelomyces quisqualis) (例えば、株AQ10を用いた「IntrachemBio Italia & Co. KG」製の「AQ 10(登録商標)」)、アスペルギルス・フラブス(Aspergillus flavus) (例えば、「Syngenta」製の「Afla-Guard(登録商標)」、株AF36を用いた「Arizona Cotton Research and Protection Council, US」製の「AF36(登録商標)」、NRRL 21882を用いた「Syngenta」製の「Afla-Guard」)、アウレオバシジウム・プルランス(Aureobasidium pullulans) (例えば、株DSM14940の出芽胞子と、株DSM14941の出芽胞子の混合物である「bio-ferm, GmbH」製の「Botector(登録商標)」)、
【0171】
バチルス・アミロリクエファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens) (例えば、株AT-332を用いた、「出光アグリ(株)」製の「インプレッションクリア(登録商標)」や、株B246を用いた、「University of Pretoria」製の「Avogreen(登録商標)」、株D747(例えば、「Etec Crop Solutions, NZ」製の「Bacstar(登録商標)」、株DB101を用いた「Dagutat Bio lab, ZA」製の「Shelter(登録商標)」、株DB102を用いた「Dagutat Bio lab, ZA」製の「Artemis(登録商標)」、株FZB42を用いた「ABiTEP, DE」製の「RhizoVital(登録商標)」、株GB03を用いた「Bayer Crop Science AG, DE」製の「Kodiak(登録商標)」、株MBI600を用いた「Becker Underwood, US」製の「Subtilex(登録商標)」、株F727を用いた「Marrone Bio Innovations, Inc.」製の「Amplitude」)、バチルス・セパシア(Bacillus cepacia) (例えば、「Microbial Products」製の「Deny Stine(登録商標)」)、バチルス・セレウス(Bacillus cereus) (例えば、株BP01を用いた「Arysta, US」製の「Mepichlor(登録商標)」)、バチルス・ファーマス(Bacillus firmus) (例えば、株I-1582を用いた「AgoGreen製)の「BioNeem(登録商標)」)、バチルス・ラクチコラ(Bacillus lacticola) (例えば、「Micro Flo Company」製)、バチルス・ラクチモルブス(Bacillus lactimorbus) (例えば、「Micro Flo Company」製)、バチルス・ラクチス(Bacillus lactis) (例えば、「Micro Flo Company」製)、バチルス・ラテロスポルス(Bacillus laterosporus) (例えば、「Agro-Organics, SA」製の「Bio-Tode(登録商標)」)、バチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis) (例えば、株SB3086を用いた「Novozymes」製の「EcoGuard Biofungicide(登録商標)」)、バチルス・マロカヌス(Bacillus maroccanus) (例えば、「Micro Flo Company」製)、バチルス・メガテリウム(Bacillus megaterium)(例えば、 株YFM3.25を用いた「Bio Arc」製の「Bioarc(登録商標)」)、バチルス・メチエンス(Bacillus metiens) (例えば、「Micro Flo Company」製)、バチルス・モジャベンシス(Bacillus mojavensis) (例えば、株SR11を用いた「Probelte, Sa」製)、バチルス・ミコイデス(Bacillus mycoides) (例えば、分離株J.を用いた「Certis USA」製の「BmJ(登録商標)」)、バチルス・ニグリフィカンス(Bacillus nigrificans) (例えば、「Micro Flo Company」製)、バチルス・ポピリアエ(Bacillus popilliae) (例えば、「Bio Crop, CO」製の「Cronox(登録商標)」)、バチルス・プミラス(Bacillus pumilus) (例えば、株BU F-33を用いた「Becker Underwood, US」製の「Integral F-33(登録商標)」、株GB34を用いた「Bayer Crop Science AG, DE」製の「Yield Shield(登録商標)」、株QST2808を用いた「Bayer CropScience LP, US」製の「Sonata(登録商標)」)、バチルス・シンプレクス(Bacillus simplex)(例えば、 株CGF2856を用いた「アリスタライフサイエンス(株)」製の「モミホープ水和剤(登録商標)」) 、バチルス・スファエリクス(Bacillus sphaericus) (例えば、抗原型H5a5b株2362を用いた「Valent BioSciences, US」製の「VectoLex(登録商標)」)、バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis) (例えば「出光アグリ(株)」製の「ボトキラー水和剤(登録商標)」や、株FZB24を用いた「Novozyme Biologicals, Inc. US」製の「Taegro(登録商標)」、株QST713/AQ713を用いた「Bayer CropScienceLP, US」製の「SERENADE MAX(登録商標)」、株AQ30002を用いた「Serenade-DPZ(登録商標)」、株D747を用いた「クミアイ化学(株)」製の「エコショット(登録商標)」、株HAI-0404を用いた「(株)ニッソーグリーン」製の「アグロケア水和剤(登録商標)」、株MBI600を用いた「出光興産(株)」製の「ボトピカ水和剤(登録商標)」、株Y1336を用いた「アリスタライフサイエンス(株)」製の「バチスター水和剤(登録商標)」、株GB03を用いた「Growth Products Ltd」製の「Companion Biological Fungicide Wettable Powder」)、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)(例えば、 株AM65-52を用いた「Valent BioSciences, US」製の「VectoBac(登録商標)」)、バチルス・チューリンゲンシス・アイザワイ(Bacillus thuringienses aizawai)(例えば、株ABTS-1857を用いた「Bayer Crop Science AG, DE」製の「XenTari(登録商標)」や、抗原型H-7を用いた「Valent BioSciences, US」製の「Florbac WG(登録商標)」、株GC-91を用いた「Certis USA」製の「Agree WG Biological Insecticide」)、バチルス・チューリンゲンシス ・アエギプチ(Bacillus thuringiensis subspecies. Aegypti) (例えば、「Agerin(登録商標)」、バチルス・チューリンゲンシス・イスラエレンシス(Bacillus thuringienses israelensis)(例えば、株BMP144を用いた「Becker Microbial Products IL」製の「Aquabac(登録商標)」)、バチルス・チューリンゲンシス・クルスタキー(Bacillus thuringienses kurstaki)(例えば、株BMP 123を用いた「Becker Microbial Products,IL」製や、株HD-1を用いた「Valent BioSciences, US」製の「Dipel ES(登録商標)」、株BMP123を用いた「Becker Microbial Products」製の「BMP 123」、株BMP144を用いた「Becker Microbial Products」製の「BMP144/Aquabac」、株ABTS-351を用いた「Valent U.S.A. LLC.」製の「Dipel 10G」、株EG2348を用いた「Certis USA」製の「Condor Wettable Powder」、株EG7841を用いた「Certis USA」製の「Crymax Bioinsecticide」、株SA-12を用いた「Certis USA」製の「Deliver Biological Insecticide」、株EVB-113-19を用いた「AEF Global」製の「Bioprotec PLUS」)、バチルス・チューリンゲンシス・ガレリアエ(Bacillus thuringiensis galleriae)(例えば、「Phyllom BioProducts」製の「beetleGONE!」や、株SDS-502を用いた「Phyllom BioProducts」製の「boreGONE!」)、バチルス・チューリンゲンシス変種コルメリ(Bacillus thuringiensis var. Colmeri) (例えば、「Changzhou Jianghai Chemical Factory」製の「TianBaoBTc(登録商標)」)、バチルス・チューリンゲンシス・テネブリオニス(Bacillus thuringienses tenebrionis)(例えば、株NB 176を用いた「BioFa DE」製の「Novodor FC(登録商標)」)、バチルス・チューリンゲンシス・サンジエゴ(Bacillus thuringiensis var. san diego) (例えば、「Bacillus thuringiensis var. san diego」製の「M-One(登録商標)」)、
【0172】
ベアウベリア・バシアナ(Beauveria bassiana) (例えば、「Intrachem Bio Italia」製の「Naturalis(登録商標)」や、株CG716を用いた「Novozymes」製の「Bove Max(登録商標)」、株F-263を用いた「出光興産(株)」製の「バイオリサ・マダラ(登録商標)」、株GHAを用いた「ARYSTA」製の「ボタニガード水和剤(登録商標)」、株HF23を用いた「Terragena, Inc.」製の「balEnce」、株GHAを用いた「BioWorks Inc.」製の「BotaniGard ES」、株ANT-03を用いた「BioSafe Systems」製の「BioCeres WP」)、ベアウベリア・ブロングニアルチイ(Beauveria brongniartii) (例えば、「Andermatt Biocontrol AG」製の「Beaupro(登録商標)」)、ブラディリゾビウム・ジャポニクム(Bradyrhizobium japonicum) (例えば、「Novozymes」製の「Optimize(登録商標)」)、バークホルデリア(Burkholderia spp.) (例えば、株A396を用いた「Marrone Bio Innovations」製の「MBI-206 TGAI(登録商標)」)、
【0173】
カンジダ・オレオフィラ(Candida oleophila)(例えば、 株I-82を用いた「Ecogen Inc., US」製の「Aspire(登録商標)」や、O株を用いた「BioNext」製の「Nexy(登録商標)」)、カンジダ・サイトアナ(Candida saitoana) (例えば、「Micro Flo Company、US(BASF SE)」製の「BIOCURE(登録商標)」)、カエトミウム・クプレウム(Chaetomium cupreum) (例えば、「AgriLife」製の「BIOKUPRUM TM(登録商標)」)、カエトミウム・グロボスム(Chaetomium globosum) (例えば、「Rivale」製の「Rivadiom(登録商標)」)、クロモバクテリウム・サブツガエ(Chromobacterium subtsugae) (例えば、株PRAA4-1Tを用いた「Marrone Bio Innovations」製の「Grandevo(登録商標)」)、クラドスポリウム・クラドスポリオイデス(Cladosporium cladosporioides) (例えば、「Cladosporium cladosporioides」製)、クロノスタキス・ロゼア・カテヌラータ(Clonostachys rosea f. catenulate) (例えば、株J1446を用いた「Verdera,Finland」製の「PRESTOP(登録商標)」)、コレトトリクム・グロエオスポリオイデス(Colletotrichum gloeosporioides) (例えば、「Agriultural Research Initiatives」製の「Collego(登録商標)」)、コニオチリウム・ミニタンス(Coniothyrium minitans) (例えば、株CON/M/91-08を用いた「Encore Technologies,LLC」製の「Contans(登録商標)」)、クリプトコックス・アルビドゥス(Cryptococcus albidus) (例えば、「Anchor Bio Technologies, ZA」製の「YieldPlus(登録商標)」)、デルフチア・アシドボランス(Delftia acidovorans) (例えば、株RAY209を用いた「Brett Young Seeds」製の「BioBoost(登録商標)」)、ジロホスホラ・アロペクリ(Dilophosphora alopecuri) (例えば、「Twist Fungus(登録商標)」)、ドレクスレラ・モノセラス(Drechsrela monoceras)(例えば、 株MTB-951を用いた「三井化学アグロ(株)」製の「タスマート除草剤(登録商標)」)、エントモフトラ・ビルレンタ(Entomophthora virulenta) (例えば、「Ecomic」製の「Vektor(登録商標)」)、
【0174】
フザリウム・オキシスポラム(Fusarium oxysporum) (例えば、株101-2を用いた「エーザイ生科研社」製の「マルカライト」)、フザリウム・オキシスポラム(Fusarium oxysporum) (例えば、株Fo47を用いた「Natural Plant Protection」製の「Fusaclean(登録商標)」)、グリオクラジウム属 (Gliocladium spp.) (例えば、 株J1446を用いた「AgBio Inc.」製の「Prestop(登録商標)」や、株321Uを用いた「W.F.Stoneman Company LLC」製)、ヒルステラ・トムプソニイ(Hirsutella thompsonii) (例えば、「Agro Bio tech Research Centre, IN」製の「Mycohit(登録商標)」)、ラクトバチルス・アシドフィルス(Lactobacillus acidophilus) (例えば、「Inagrosa Industrias Agrobiologicas, S.A」製の「Fruitsan(登録商標)」)、ラクトバチルス・プランタラム(Lactobacillus plantarum) (例えば、 株BYを用いた「Meiji Seika ファルマ(株)」製の「ラクトガード水和剤」)、レカニシリウム・レカニイ(Lecanicillium lecanii) (例えば、 株KV01の分生子を用いた「Koppert/Arysta」製の「Mycotal(登録商標)」)、メタリジウム・アニソプリアエ(Metarhizium anisopliae) (例えば、株F52を用いた「Bayer CropScience」製の「BIO 1020(登録商標)」や、株SMZ-2000を用いた「アリスタライフサイエンス(株)」製の「パイレーツ粒剤(登録商標)」、株ESC1を用いた「LidoChem Inc」製の「Bio-Blast」)、メタリジウム・アニソプリアエ・アクリジウム(Metarhizium anisopliae var. acridum) (例えば、「Biological Control Products」製の「Green Muscle(登録商標)」や、「Becker Underwood, US」製の「GreenGuard(登録商標)」)、メトスクニコウィア・フラクチコーラ(Metschnikowia fructicola) (例えば、「Bayer CropScience」製の「Shemer(登録商標)」)、ミクロドキウム・ジメルム(Microdochium dimerum) (例えば、「Agrauxine、France」製の「ANTIBOT(登録商標)」)、ミクロスファエロプシス・オクラセア(Microsphaeropsis ochracea) (例えば、「Prophyta」製の「Microx(登録商標)」)、
【0175】
モナクロスポリウム・フィマトパガム(Monacrosporium phymatopagum) ( 例えば、「トモエ化学工業(株)」製の「ネマヒトン(登録商標)」)、ムコル・ハエメリス(Mucor haemelis) (例えば、「Indore Biotech Inputs & Research」製の「BioAvard(登録商標)」)、ムスコドール・アルバス(Muscodor albus)(例えば、株 QST 20799を用いた「Bayer Crop Science」製の「Arabesque」)、ミロテシウム・ベルカリア(Myrothecium verrucaria) (例えば、株AARC-0255を用いた「Valent Biosciences」製の「DiTeraTM(登録商標)」)、パエシロマイセス・フモソロセウス(Paecilomyces fumosoroseus)(例えば、 株apopka 97を用いた「Biobest」製の「PreFeRal(登録商標)WG」や、「東海物産(株)」製の「プリファード水和剤」、株FE 9901を用いた「Natural Industries Inc.(Novozymes company)」製の「No Fly(登録商標)」)、パエシロマイセス・リラシヌス(Paecilomyces lilacinus)(例えば、 株251を用いた「Prophyta」製の「BioAct WG(登録商標)」)、パエシロマイセス・テヌイペス(Pacilimyces tenuipes) (例えば、株T1を用いた「出光興産(株)」製の「ゴッツA(登録商標)」)、パエシロマイセス・バリオチイ(Paecilomyces variotii) (例えば、株Q-09を用いた「Quimia, MX」製の「Nemaquim(登録商標)」)、パエニバチルス・ポリミキサ(Paenibacillus polymyxa) (例えば、株AC-1を用いた「Green Biotech Company Ltd.」製の「Topseed(登録商標)」)、パエニバチルス・ポピリアエ(Paenibacillus poppiliae) (例えば、「St.Gabriel Laboratories」製の「Milky spore disease(登録商標)」)、パスツリア・ニシザワエ(Pasteuria nishizawae) (例えば、「Pasteuria Bioscience」製の「oyacystLF/ST(登録商標)」や、株Pn1を用いた「Syngenta」製の「Clariva pn」)、パスツリア・ペネトランス(Pasteuria penetrans) (例えば、「Pasteuria Bioscience」製の「Pasteuria(登録商標)」)、パスツリア・ウサガエ(Pasteuria usagae) (例えば、「Pasteuria Bioscience」製の「Econem(登録商標)」)、パントエア・アグロメランス( Pantoea agglomerans)(例えば、株E325を用いた「Nufarm US」製の「Bloomtime Biological FD Biopesticide」)、ペクトバクテリウム・カロトボルム(Pectobacterium carotovorum)( 例えば、「日産化学(株)」製の「バイオキーパー(登録商標)」や、CGE234M403株を用いた「クミアイ化学」製の「エコメイト(登録商標)」)、ホマ・マクロストロマ(Phoma macrostroma) (例えば、株94-44Bを用いた「Scotts, US」製の「Phoma H(登録商標)」)、ペニシリウム・ビライイ(Penicillium bilaii)(例えば、「Novozymes」製の「Jump Start(登録商標)」)、フレビオプシス・ギガンテア(Phlebiopsis gigantea) (例えば、株FOC PG B22/SP1190/3.2を用いた「Verdera、Finland」製の「ROTSOP(登録商標)」)、ポコニア・クラミドスポリア・カテヌラタ(Pochonia chlamydosporia var. catenulata)( 例えば、「The National Center of Animal and Plant Health(CENSA);CU」製の「KlamiC(登録商標)」)、
【0176】
シュードモナス・アウレオファシエンス(Pseudomonas aureofaciens) (例えば、株TX-1を用いた「Eco Soils Systems, CA」製の「Spot-Less Biofungicide(登録商標)」)、シュードモナス・クロロラフィス(Pseudomonas chlororaphis) (例えば、株63-28を用いた「EcoSoil Systems」製の「ATEze(登録商標)」や、株MA 342を用いた「Bioagri, S」製の「Cedomon(登録商標)」)、シュードモナス・フルオレセンス(Pseudomonas fluorescens) (例えば、株1629RSを用いた「Frost Technology Corp」製の「Frostban D(登録商標)」や、株A506を用いた「Blightban」製の「Blightban(登録商標)」、株FPT-9601を用いた「多木化学(株)」製の「小苗ふく土(登録商標)」、株FPT-9601と株FPH-9601の混合品である「多木化学(株)」製の「セル苗元気(登録商標)」、株G7090を用いた「アリスタライフサイエンス(株)」製の「ベジキーパー(登録商標)」)、シュードモナス・プロラジキス(Pseudomonas proradix) (例えば、「Sourcon Padena」製の[Proradix(登録商標)])、シュードモナス・レシノボランス(Pseudomonas resinovorans) (例えば、「Agricultural Research Council, SA」製の「Solanacure(登録商標)」)、シュードモナス・シリンガエ(Pseudomonas syringae) (例えば、株MA-4を用いた「EcoScience, US」製の「Biosave(登録商標)」や、株742RSを用いた「Frostban C」製の「Frost Technology Corp(登録商標)」、株ESC10を用いた「Jet Harvest Systems」製の「Bio-save 10LP Biological Fungicide」、株ESC11を用いた「Jet Harvest Systems」製の「Bio-Save 11 LP Biological Fungicide」)、シュードモナス属(Pseudomonas spp.) (例えば、HAI-0804株を用いた「日本曹達(株)」製の「マスタピース水和剤(登録商標)」や、株CAB-02を用いた「日産化学工業(株)」製の「モミゲンキ水和剤」)、シュードジマ・アフィジス(Pseudozyma aphidis) (例えば、「Yissum Research Development Company of the Hebrew University of Jerusalem」製)、シュードジマ・フロキュローザ(Pseudozyma flocculosa) (例えば、株PF-A22 ULを用いた「Plant Products Co.Ltd, CA」製の「Sporodex L(登録商標)」)、ピシウム・オリガンドルム(Pythium oligandrum) (例えば、株DV74またはM1を用いた「Bioprepraty, CZ」製の「Polyversum(登録商標)」)、レイノウトリア・サクリネンシス(Reynoutria sachlinensis) (例えば、「Marrone BioInnovations,US」製の「REGALIA(登録商標)」)、リゾポゴン・アミロポゴン(Rhizopogon amylopogon) (例えば、「Helena Chemical Company」製の「Myco-Sol(登録商標)」)、リゾポゴン・フルビグレバ(Rhizopogon fulvigleba) (例えば、「Helena Chemical Company」製の「Myco-Sol(登録商標)」)、
【0177】
サッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae) (例えば、「Lesaffre et Compagnie, FR」製)、スクレロチニア・ミノル(Sclerotinia minor) (例えば、「Agrium Advanced Technologies」製の「Sarritor(登録商標)」)、セラチア・エントモフィラ(Serratia entomophila) (例えば、「Wrightson Seeds」製の「Invade(登録商標)」)、スポロトリキス・インセクトルム(Sporothrix insectorum) (例えば、「Biocerto;BR」製の「Sporothrix Es(登録商標)」)、スタイナーネマ カーポカプサエ(Steinernema carpocapsae) (例えば、「SDSバイオテック(株)」製の「バイオセーフ(登録商標)」)、スタイナーネマ・クシダイ(Steinernema kushidai) (例えば、「(株)クボタ」製の「芝市ネマ」)、スタイナーネマ・グラセライ(Steinernema glaseri) (例えば、「アリスタライフサイエンス(株)」製の「バイオトピア(登録商標)」)、ストレプトマイセス・アシジスカビエス(Streptomyces acidiscabies) (例えば、株RL-110Tを用いた「Marrone Bioinnovations, CA」製の「MBI-005EP(登録商標)」)、ストレプトマイセス・カンジズス(Streptomyces candidus) (例えば、株Y21007-2を用いた「Biontech, TW」製の「BioBac(登録商標)」)、ストレプトマイセス・ガルバス(Streptomyces galbus) (例えば、株K61「「Verdera」製の「Mycostop(登録商標)」、ストレプトマイセス・リジクス(Streptomyces lydicus) (例えば、株WYEC108を用いた「Natural Industries, US」製の「ACTINOVATE(登録商標)」)、ストレプトマイセス・サラセチクス(Streptomyces saraceticus) (例えば、「A & A Group(Agro ChemicalCorp.)」製の「Clanda(登録商標)」)、
【0178】
タラロマイセス・フラバス(Talaromyces flavus) (例えば、株B-422を用いた「セントラル硝子(株)」製の「モミキーパー(登録商標)」や、株SAY-Y-94-01を用いた「出光興産(株)」製の「タフブロック(登録商標)」、株V117bを用いた「Prophyta, DE」製の「PROTUS(登録商標) WG」)、トリコデルマ・アスペレラム(Trichoderma asperellum(例えば、株ICC 012を用いた「Isagro」製、株T34を用いた「Bioncontrol Technologies, ES」製の「T34 Biocontrol(登録商標)」、株SKT-1を用いた「クミアイ化学工業(株)」製の「ECO-HOPE(登録商標)」)、トリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride) (例えば、「Agrauxine, FR」製の「Esquive(登録商標) WP」や、株LC52を用いた「Agrimm Technologies Ltd,NZ」製の「Tenet(登録商標)」または「SENTINEL(登録商標)」、株SKT-1を用いた「クミアイ化学工業株式会社」製の「エコホープDJ (登録商標)」)、トリコデルマ・ガムシイ(Trichoderma gamsii) (例えば、「Bayer CropScienceLP, US」製の「BIO-TAMTM(登録商標)」)、トリコデルマ・ハルジアヌム(Trichoderma harzianum) (例えば、株DB 103を用いた「Dagutat Biolab」製の「T-Gro 7456(登録商標)」、株ITEM908を用いた「Koppert」製の「Trianum-P(登録商標)」、株KDを用いた「Biological Control Products, SA」製の「Trichoplus(登録商標)」、株TH-35を用いた「Mycontrol Ltd.」製の「ROOT PRO (登録商標)」)、トリコデルマ・ハルジアヌム・リファイ(Trichoderma harzianum rifai)( 例えば、株T-22を用いた「Firma BioWorks Inc.US」製の「PLANTSHIELD T-22G(登録商標)」や、株T-39を用いた「Makhteshim Ltd, US」製の「TRICHODEX(登録商標)」)、トリコデルマ・リグノルム(Trichoderma lignorum) (例えば、株TL-0601を用いた「Futureco Bioscience,ES」製の「Mycotric(登録商標)」)、トリコデルマ・ポリスポラム(Trichoderma polysporum)( 例えば、「BINAB Bio-Innovation AB, Sweden」製の「Binab TF WP(登録商標)」)、トリコデルマ・ストロマチカム(Trichoderma stromaticum) (例えば、「Ceplac;Brazil」製の「TRICOVAB(登録商標)」)、トリコデルマ・ビレンス(Trichoderma virens) (例えば、株GL-21を用いた「Certis LLC, US」製の「SOILGARD(登録商標)」)、トリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viride) (例えば、株ICC080を用いた「Isagro Ricerca,ITALIA」製の「REMEDIER(登録商標)WP」や、株TV1を用いた「Koppert」製の「Trianum-P(登録商標)」)、
【0179】
ツカムレラ・パウロメタボラ(Tsukamurella paurometabola) (例えば、株C-924を用いた「HeberNem(登録商標)」)、ウロクラジウム・ウデマンシー(Ulocladium oudemansii) (例えば、株HRU3を用いた「Botry-Zen Ltd, NZ」製の「Botry-Zen(登録商標)」や、株U3を用いた「BioWorks Inc.」製の「BotryStop」) 、バリオボラックス・パラドクス(Variovorax paradoxus) (例えば、株CGF4526を用いた「セントラル硝子」製の「フィールドキーパー水和剤(登録商標)」)、VA ((Vesicular-Arbuscular Mycorrhiza)菌根菌(例えば、「 出光アグリ」製の「Drキンコン(登録商標)」)、バーティシリウム・アルボアトルム(Verticillium alboatrum) (例えば、株WCS850を用いた「Tree Care Innovations」製の「Dutch Trig(登録商標)」)、バーティシリウム・レカニ(Verticillium lecanii) (例えば、株IMI 179172を用いた「アリスタライフサイエンス(株)」製の「バータレック(登録商標)」や、株IMI 263817を用いた「アリスタライフサイエンス(株)」製の「マイコタール(登録商標)」)、キサントモナス・カムペストリス(Xanthomonas campestris) (例えば、「多木化学」製の「キャンペリコ液剤(登録商標)」)、キサントモナス・カムペストリス pvポアエ(Xanthomonas campestris pv poae)、ヘテロラブジチス・バクテリオホラ(Heterorhabditis bacteriophora)、スタイナーネマ・フェルチアエ(Steinernema feltiae)、スタイナーネマ・クラウッセイ(Steinernema kraussei)、スタイナーネマ・リオブラベ(Steinernema riobrave)、スタイナーネマ・スカプテリシ(Steinernema scapterisci)、および、それぞれの株の識別特性の全てを有しているこれらの株の変異株から選択される殺虫・殺菌性株、並びに植物病原性菌に対して活性を示す、それぞれの株によって産生される代謝産物が挙げられる。
【0180】
さらに、オンシツツヤコバチ(Encarsia formosa)、コレマンアブラバチ(Aphidius colemani)、ショクガタマバエ(Aphidoletes aphidimyza)、イサエアヒメコバチ(Diglyphus isaea)、ハモグリコマユバチ(Dacnusa sibirica)、チリカブリダニ(Phytoseiulus persimilis)、ククメリスカブリダニ(Amblyseius cucumeris)、ナミヒメハナカメムシ(Orius sauteri)などの天敵生物、ボーベリア・ブロンニアティ(Beauveria brongniartii)などの微生物農薬、(Z)-10-テトラデセニル=アセタート、(E,Z)-4,10-テトラデカジニエル=アセタート、(Z)-8-ドデセニル=アセタート、(Z)-11-テトラデセニル=アセタート、(Z)-13-イコセン-10-オン、14-メチル-1-オクタデセンなどのフェロモン剤と併用することも可能である。
【0181】
以下に本発明の代表的な化合物、及び製造中間体の製造例によりさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの例のみに限定されるものではない。
【実施例0182】
参考例1.3-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロポキシ)イソキサゾール-5-カルボン酸の製造方法
【化31】
市販の3-ヒドロキシイソキサゾール-5-カルボン酸メチルエステル(0.43g、3.0mmol)をNMP(10mL)に溶解し、水素化ナトリウム(0.14g、1.2 当量)を加えた。10分後、2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピルトリフラート(0.93g、1.1当量)を加え、室温で2時間反応した。その後、水酸化ナトリウム水溶液(水酸化ナトリウム:0.30g、2.5当量+水5mL)を加え、室温で1時間反応した。その後、10%塩酸で中和し、酢酸エチルで抽出を行った。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた後、溶媒を留去し、目的物を得た。精製せず次の反応に使用した。
【0183】
参考例2.N-(2-アミノフェニル)‐3-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロポキシ)イソキサゾール-5-カルボン酸アミドの製造方法
【化32】
前工程で得られた3-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロポキシ)イソキサゾール-5-カルボン酸をピリジン(10mL)に溶解し、1,2-フェニレンジアミン(0.324g、3.0mmol)、DMAP(0.0366g、0.30mmol)、EDC・HCl(0.863g、0.45 mmol)を順に加えた。3時間反応した後、水を添加し、トルエンで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を留去し、カラムクロマトグラフィーで精製し、目的物(0.294g、0.84 mmol、収率28%(3工程))を得た。
【0184】
参考例3.2-(3-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロポキシ)イソキサゾール-5‐イル)ベンゾイミダゾールの製造方法
【化33】
N-(2-アミノフェニル)‐3-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロポキシ)イソキサゾール-5-カルボン酸アミド(0.264g、0.75 mmol)を酢酸(10mL)に溶解し、還流下で1時間反応した。室温まで冷却後、炭酸カリウム水溶液を加えて中和し、酢酸エチルで抽出を行った。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた後、溶媒を留去し、目的物(0.204g、収率82%)を得た。
【0185】
実施例1.1-エタンスルホニル‐2-(3-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロポキシ)イソキサゾール-5‐イル)ベンゾイミダゾールの製造方法
【化34】
2-(3-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロポキシ)イソキサゾール-5‐イル)ベンゾイミダゾール(0.174g、0.52mmol)をTHF(10mL)に溶解し、60%水素化ナトリウム(0.031g、0.78mmol)を加えた。発泡がおさまった後10分間反応を継続し、エタンスルホニルクロリド(0.134g、1.04mmol)を添加した。室温で1時間反応した後、水を加え、酢酸エチルで抽出を行った。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を留去した後、カラムクロマトグラフィーで精製し、目的物(0.076g、収率34%)を得た。
【0186】
参考例4.2-(5-(1-ヘキサニル)フラン‐3‐イル)ベンゾイミダゾールの製造方法
【化35】
2-(5-(1-ヘキシニル)フラン‐3‐イル)ベンゾイミダゾール(56.0mg、0.212 mmol)をエタノール(5mL)に溶解し、5%Pd/C(45mg)を室温、アルゴン下で加えた。その後、反応容器内を水素で置換し、水素圧を0.4MPaに設定した。室温で、2時間反応後、Pd/C触媒を取り除いた。溶媒を留去し、目的物(54.0mg、95%)を得た。
【0187】
実施例2.1-エタンスルホニル‐2-(5-(1-ヘキサニル)フラン‐3‐イル)ベンゾイミダゾールの製造方法
【化36】
2-(5-(1-ヘキサニル)フラン‐3‐イル)ベンゾイミダゾール(54.0mg、0.201mmol)をTHF(5.0mL)に溶解し、室温で60%水素化ナトリウム(10.0mg、0.254mmol)を分けて加えた。5分後、エタンスルホニルクロリド(30.0μL、0.318mmol)を室温で加え1時間撹拌した。その後、水を加え反応を終結させ、酢酸エチルで抽出を行った。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を留去した。得られた粗生成物をカラムクロマトグラフィーで精製し、目的物(33.0mg、46%)を得た。
【0188】
以下に、製剤の実施例を示すが、これらに限定されるものではない。製剤例中、部とあるのは重量部を示す。
【0189】
製剤例1.
本発明化合物 10部
キシレン 70部
N-メチルピロリドン 10部
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルと
アルキルベンゼンスルホン酸カルシウムとの混合 10部
以上を均一に混合溶解して乳剤とする。
【0190】
製剤例2.
本発明化合物 3部
クレー粉末 82部
珪藻土粉末 15部
以上を均一に混合粉砕して粉剤とする。
【0191】
製剤例3.
本発明化合物 5部
ベントナイトとクレーの混合粉末 90部
リグニンスルホン酸カルシウム 5部
以上を均一に混合し、適量の水を加えて混練し、造粒、乾燥して粒剤とする。
【0192】
製剤例4.
本発明化合物 20部
カオリンと合成高分散珪酸 75部
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルと
アルキルベンゼンスルホン酸カルシウムとの混合 5部
以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。
【0193】
次に本発明の試験例を示すが、これらに限定されるものではない。
【0194】
試験例1.
モモアカアブラムシ(Myzus persicae)に対する防除価試験
直径8cm、高さ8cmのプラスチックポットにハクサイを植えてモモアカアブラムシを繁殖させ、それぞれのポットの寄生虫数を調査した。本発明の一般式(1)で表されるベンゾイミダゾール化合物又はその塩類を水に分散させて500ppmの薬液に希釈し、該薬液をポット植えハクサイの茎葉に散布して風乾後、ポットを温室に保管し、薬剤散布後6日目にそれぞれのハクサイに寄生しているモモアカアブラムシの寄生虫数を調査し、下記の式より防除価を算出し、下記判定基準に従って判定した。
【0195】
【数1】
【0196】
Ta:処理区の散布前寄生虫数
T :処理区の散布後寄生虫数
Ca:無処理区の散布前寄生虫数
C:無処理区の散布後寄生虫数
【0197】
判定基準
A・・・防除価100%
B・・・防除価99%~90%
C・・・防除価89%~80%
D・・・防除価79%~50%
【0198】
その結果、本発明化合物の1-6、1-17、1-21、3-2、3-5、3-6、6-1、9-1、11-1、及び11-2の化合物は、D以上の活性を示した。
【0199】
試験例2.ヒメトビウンカ(Laodelphax striatella)に対する殺虫試験
本発明の一般式(1)で表されるベンゾイミダゾール化合物又はその塩類を水に分散させて500ppmの薬液に希釈し、該薬液にイネ実生(品種:日本晴)を30秒間浸漬し、風乾した後にガラス試験管に入れ、ヒメトビウンカ3令を各10頭ずつ接種した後に綿栓をし、接種8日後に生死虫数から生存率を調査し、補正死虫率を下記の式より算出し、下記の判定基準に従って判定した。
【0200】
【数2】
【0201】
判定基準: A・・・死虫率100%
B・・・死虫率99%~90%
C・・・死虫率89%~80%
D・・・死虫率79%~50%
【0202】
その結果、本発明化合物の1-8、4-2、及び6-2の化合物は、D以上の活性を示した。
【0203】
試験例3.コナガ(Plutella xylostella) に対する殺虫試験
ハクサイ実生にコナガの成虫を放飼して産卵させ、放飼2日後に産下卵の付いたハクサイ実生を本発明の一般式(1)で表されるベンゾイミダゾール化合物又はその塩類を有効成分とする薬剤を500ppmに希釈した薬液に約30秒間浸漬し、風乾後に25℃の恒温室に静置した。薬液浸漬6日後に孵化虫数を調査し、下記の式により補正死虫率を算出し、試験例2の判定基準に従って判定を行った。1区10頭3連制。
【0204】
【数3】
【0205】
その結果、本発明化合物の1-6、1-21、1-28、1-29、3-6、4-2、5-2、5-3、6-1、7-1、8-4、9-1、9-2、11-3、及び12-1
の化合物は、D以上の活性を示した。
【0206】
試験例4.ナミハダニ(Tetranychus urticae)に対する殺ダニ試験。
インゲン葉で直径2cmのリーフディスクを作成し、湿潤濾紙上に置き、そこへ雌成虫を接種した後、本発明の一般式(1)で表されるベンゾイミダゾール化合物又はその塩類を有効成分とする薬剤を500ppmに希釈した薬液50mlをターンテーブル上で均一に散布し、散布後25℃の恒温室に静置した。薬剤処理2日後に死亡虫数を調査し、下記式により補正死虫率を算出し、試験例2の判定基準に従って判定を行った。1区10頭2連制。
【数4】
【0207】
その結果、本発明化合物の1-2、1-4、1-5、1-6、1-10、1-11、1-13、1-14、1-15、1-16、1-17、1-18、1-19、1-20、1-21、1-22、1-24、1-25、1-26、1-27、2-1、3-1、3-2、3-3、3-4、3-5、3-6、4-2、4-3、4-4、4-6、5-1、5-2、5-3、8-1、8-2、8-3、8-4、9-1、9-2、9-3、10-1、10-2、11-1、11-2、11-3、13-1、14-1、15-2、15-3、及び16-1の化合物はD以上の活性を示した。
【産業上の利用可能性】
【0208】
本発明に係る化合物は、幅広い農園芸用害虫に対して優れた防除効果を有しており、有用である。