(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023022593
(43)【公開日】2023-02-15
(54)【発明の名称】打ち合わせ支援装置
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/10 20230101AFI20230208BHJP
【FI】
G06Q10/10
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021127541
(22)【出願日】2021-08-03
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り (1)2020年10月1日に「お客様用リーフレット「住まいづくりナビ」,三井ホーム株式会社」において公開 (2)2020年10月1日にウェブサイト「住まいづくりナビ」(https://sumaizukurinavi.mitsuihomeclub.com)において公開
(71)【出願人】
【識別番号】000174884
【氏名又は名称】三井ホーム株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】521342522
【氏名又は名称】からくり株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001807
【氏名又は名称】弁理士法人磯野国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】小串 有里加
(72)【発明者】
【氏名】吉田 肇
(72)【発明者】
【氏名】葛井 容志
(72)【発明者】
【氏名】中本 悠太
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA11
(57)【要約】
【課題】打ち合わせを好適に支援することが可能な打ち合わせ支援装置を提供する。
【解決手段】打ち合わせ支援装置30は、複数の打ち合わせ内容と当該打ち合わせ内容に対応する資料とが関連付けて記憶された記憶部31と、複数の打ち合わせ日時を取得する打ち合わせ日時取得部32と、取得された複数の打ち合わせ日時に対して、複数の打ち合わせ内容を振り分けて設定する打ち合わせ内容設定部33と、次回の打ち合わせ日時に設定された打ち合わせ内容、及び、当該打ち合わせ内容に関連付けられた資料を、顧客が所有する顧客端末装置10に表示させる打ち合わせ通知部34と、を備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の打ち合わせ内容と当該打ち合わせ内容に対応する資料とが関連付けて記憶された記憶部と、
複数の打ち合わせ日時を取得する打ち合わせ日時取得部と、
取得された複数の前記打ち合わせ日時に対して、複数の前記打ち合わせ内容を振り分けて設定する打ち合わせ内容設定部と、
次回の前記打ち合わせ日時に設定された前記打ち合わせ内容、及び、当該打ち合わせ内容に関連付けられた前記資料を、顧客が所有する顧客端末装置に表示させる打ち合わせ通知部と、
を備えることを特徴とする打ち合わせ支援装置。
【請求項2】
前記打ち合わせ通知部は、前記顧客端末装置から送信された前記資料の閲覧済み信号を取得し、取得された前記閲覧済み信号に基づいて直近の前記打ち合わせ日時に関連付けられた前記資料の閲覧状況を生成し、生成された前記閲覧状況を前記顧客端末装置に表示させる
ことを特徴とする請求項1に記載の打ち合わせ支援装置。
【請求項3】
前記打ち合わせ通知部は、担当者が所有する担当者端末装置又は前記顧客端末装置から送信された前記打ち合わせ内容の確認済み信号を取得し、取得された前記確認済み信号に基づいて複数の前記打ち合わせ内容の進捗状況を生成し、生成された前記進捗状況を前記顧客端末装置に表示させる
ことを特徴とする請求項2に記載の打ち合わせ支援装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、住宅販売等の打ち合わせを支援する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、住宅の販売に際して、業者と顧客との間で情報を共有するための技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の技術では、打ち合わせを行うためのバーチャルな営業所を作っている。しかし、かかる技術は、リアル空間で行っていた打ち合わせを仮想空間で行うものであり、打ち合わせに際して顧客の事前知識を深めたりするものではなかった。
【0005】
本発明は、前記した事項に鑑みて創案されたものであり、打ち合わせを好適に支援することが可能な打ち合わせ支援装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記した課題を解決するため、本発明の打ち合わせ支援装置は、複数の打ち合わせ内容と当該打ち合わせ内容に対応する資料とが関連付けて記憶された記憶部と、複数の打ち合わせ日時を取得する打ち合わせ日時取得部と、取得された複数の前記打ち合わせ日時に対して、複数の前記打ち合わせ内容を振り分けて設定する打ち合わせ内容設定部と、次回の前記打ち合わせ日時に設定された前記打ち合わせ内容、及び、当該打ち合わせ内容に関連付けられた前記資料を、顧客が所有する顧客端末装置に表示させる打ち合わせ通知部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、打ち合わせ前に資料を閲覧させることによって顧客の打ち合わせに対する理解度を深め、打ち合わせを好適に支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の実施形態に係る打ち合わせ支援システムを模式的に示すブロック図である。
【
図2】顧客端末装置の画面表示例を示す模式図であり、ホーム画面として、打ち合わせの進捗状況、次回の打ち合わせ日時及び場所、並びに、次回の打ち合わせのための資料の名称等が表示された画面例である。
【
図3】顧客端末装置の画面表示例を示す模式図であり、次回の打ち合わせ内容及び当該打ち合わせ内容に対応する資料が表示された画面例である。
【
図4】顧客端末装置の画面表示例を示す模式図であり、カレンダー形式のスケジュール、打ち合わせ日時及び場所並びに打ち合わせ内容が表示された画面例である。
【
図5】顧客端末装置の画面表示例を示す模式図であり、打ち合わせ内容及び当該打ち合わせ内容の確認日が表示された画面例である。
【
図6】顧客端末装置の画面表示例を示す模式図であり、打ち合わせ内容の上位概念ごとの進捗状況が表示された画面例である。
【
図7】顧客端末装置の画面表示例を示す模式図であり、打ち合わせで利用する予定の資料、及び/又は、打ち合わせで利用した資料が保管された画面例である。
【
図8】顧客端末装置の画面表示例を示す模式図であり、家具家電リストが表示された画面例である。
【
図9】顧客端末装置の画面表示例を示す模式図であり、掲示板が表示された画面例である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら説明する。同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0010】
図1に示すように、本発明の実施形態に係る打ち合わせ支援システム1は、住宅販売の際に顧客と販売側の担当者との打ち合わせを支援するシステムである。打ち合わせ支援システム1は、複数の顧客端末装置10と、複数の担当者端末装置20と、打ち合わせ支援装置30と、を備える。顧客端末装置10及び担当者端末装置20は、ネットワークNWを介して打ち合わせ支援装置30と通信可能に接続されている。
【0011】
<顧客端末装置>
顧客端末装置10は、顧客が所有する端末装置(スマートホン等)である。顧客端末装置10は、操作部11と、表示部12と、制御部13と、を備える。操作部11は、ボタン、タッチパネル等によって構成されており、顧客による操作結果を制御部13へ出力する。表示部12は、タッチパネル等によって構成されており、制御部13による制御に基づいて画像、映像等を表示する。
【0012】
制御部13は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力回路等によって構成されている。制御部13は、操作部11の操作結果を打ち合わせ支援装置30へ送信したり、打ち合わせ支援装置30によって送信された情報を表示部12に表示させたりする。
【0013】
<担当者端末装置>
担当者端末装置20は、担当者(営業担当等)が所有する端末装置(スマートホン、ラップトップ型コンピュータ等)である。担当者端末装置20は、操作部21と、表示部22と、制御部23と、を備える。操作部21は、ボタン、タッチパネル等によって構成されており、担当者による操作結果を制御部23へ出力する。表示部22は、タッチパネル等によって構成されており、制御部23による制御に基づいて画像、映像等を表示する。
【0014】
制御部23は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力回路等によって構成されている。制御部23は、操作部21の操作結果を打ち合わせ支援装置30へ送信したり、打ち合わせ支援装置30によって送信された情報を表示部22に表示させたりする。
【0015】
<打ち合わせ支援装置>
打ち合わせ支援装置30は、顧客端末装置10及び担当者端末装置20と送受信することによって、顧客及び担当者による住宅販売の打ち合わせを支援する装置(サーバ等)である。打ち合わせ支援装置30は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力回路等によって構成されている。打ち合わせ支援装置30は、機能部として、記憶部31と、打ち合わせ日時取得部32と、打ち合わせ内容設定部33と、打ち合わせ通知部34と、を備える。
【0016】
≪記憶部≫
記憶部31には、複数の打ち合わせ内容と、打ち合わせ内容の順番と、当該打ち合わせ内容に対応する資料と、が関連付けて記憶されている。
【0017】
打ち合わせ内容は、打ち合わせにおいて顧客及び担当者によって決定されるべき事項である。打ち合わせ内容は、上位概念、中位概念、下位概念に分類されている。上位概念としては、基本計画1、基本計画2、基本計画3、設備仕様等が挙げられる。中位概念、例えば基本計画3に含まれる中位概念としては、敷地、平面設計等が挙げられる。下位概念、例えば敷地に含まれる下位概念としては、計画に必要な申請の内容、敷地境界ポイントの確認、道路境界ポイントの確認、敷地境界線上の確認、地盤調査による基礎形状・液状化の説明等が挙げられる。
【0018】
打ち合わせ内容には、打ち合わせの流れに即した順番が付されている。かかる順番は、打ち合わせ日時に対する自動振り分けに用いられるものであり、打ち合わせ内容の上位概念、中位概念、下位概念のそれぞれに付されていてもよい(例えば、「1-1-1」、「1-1-2」、…、「1-2-1」等)。
【0019】
資料は、打ち合わせ内容に対応する説明を含むコラム、画像、映像等である。資料は、打ち合わせ日時までに顧客が事前に閲覧(既読、視聴)することによって、顧客による打ち合わせ内容に対する理解を深め、打ち合わせを円滑に進めるためのものである。
【0020】
≪打ち合わせ日時取得部≫
打ち合わせ日時取得部32は、担当者端末装置20によって送信された顧客ID(顧客の氏名等)、打ち合わせ日時及び打ち合わせ場所を取得する。打ち合わせ日時及び打ち合わせ場所は、複数設定される。
【0021】
≪打ち合わせ内容設定部≫
打ち合わせ内容設定部33は、設定された複数の打ち合わせ日時に対して、記憶部31に記憶された複数の打ち合わせ内容を振り分けて設定する。打ち合わせ内容設定部33は、複数の打ち合わせ日時に対して、複数の打ち合わせ内容を、打ち合わせ内容に付与された順番が早いものから順に自動的に(例えば、同数ずつ)振り分けてもよく、担当者による担当者端末装置20の操作内容に基づいて振り分けてもよい。
【0022】
≪打ち合わせ通知部≫
打ち合わせ通知部34は、顧客端末装置10及び担当者端末装置20に打ち合わせに必要な事項等を送信し、顧客端末装置10及び担当者端末装置20の表示部12,22に表示させる。
【0023】
図2に示すように、打ち合わせ通知部34は、次回の打ち合わせ日時41及び打ち合わせ場所を対応する顧客端末装置10へ送信し、表示部12に表示させることができる。
図2及び
図3に示すように、打ち合わせ通知部34は、次回の打ち合わせに設定された打ち合わせ内容42を対応する顧客端末装置10へ送信し、表示部12に表示させることができる。
図3に示すように、打ち合わせ通知部34は、次回の打ち合わせに設定された打ち合わせ内容42に対応する資料(コラム等)43を対応する顧客端末装置10へ送信し、表示部12に表示させることができる。
【0024】
図4に示すように、打ち合わせ通知部34は、打ち合わせ日時のスケジュール(カレンダー形式)44を対応する顧客端末装置10へ送信し、表示部12に表示させることができる。打ち合わせ通知部34は、打ち合わせ日時に設定された資料(コラム等)44の閲覧済み信号を対応する顧客端末装置10から取得し、打ち合わせ日時ごとの資料43の閲覧状況45を生成して対応する顧客端末装置10へ送信し、表示部12に表示させることができる。
図4に示す例では、閲覧状況45として、資料43が旗で表されるとともに、未閲覧の資料43が白色の旗、既閲覧の資料43が黒色の旗で表されている。
【0025】
図5及び
図6に示すように、打ち合わせ通知部34は、打ち合わせ内容42の確認済み信号を対応する担当者端末装置20から取得し、打ち合わせ内容42の進捗状況46を生成して対応する顧客端末装置10へ送信し、表示部12に表示させることができる。
図5に示す例では、進捗状況46として、打ち合わせ内容42ごとに確認された日時が表示されている。ここで、打ち合わせ通知部34は、未確認の打ち合わせ内容を太字かつ日時未記載で表示させるとともに、確認済みの打ち合わせ内容42を細字かつ日時記載で表示させることによって、進捗状況46を顧客に好適に通知することができる。
図6に示す例では、進捗状況として、打ち合わせ内容42の上位概念ごとに、当該上位概念に含まれる下位概念を分母とし、当該下位概念のうち確認済みのものを分子とする分数が表示されている。
【0026】
閲覧状況及び進捗状況とは別の機能として、
図7に示すように、打ち合わせ通知部34は、過去の打ち合わせに用いられた資料(打ち合わせ済み資料)47、及び/又は、今後の打ち合わせで用いる予定の資料を対応する担当者端末装置20から取得して対応する顧客端末装置10へ送信し、表示部12に表示させることができる。また、打ち合わせ通知部34は、顧客からの資料を対応する顧客端末装置10から取得して対応する担当者端末装置20へ送信し、表示部22に表示させることができる。
【0027】
閲覧状況及び進捗状況とは別の機能として、
図8に示すように、打ち合わせ通知部34は、家具及び家電に関する情報48を顧客端末装置10から取得して対応する担当者端末装置20へ送信し、表示部22に表示させることができる。
【0028】
閲覧状況及び進捗状況とは別の機能として、
図9に示すように、打ち合わせ通知部34は、掲示板49の投稿内容を顧客端末装置10及び担当者端末装置20から取得して対応する顧客端末装置10へ送信し、表示部12に表示させることができる。
【0029】
<動作例>
続いて、本発明の実施形態に係る打ち合わせ支援システム1の動作例について説明する。まず、担当者端末装置20の制御部23は、担当者による操作部21の操作内容に基づいて、打ち合わせ日時情報を生成して打ち合わせ支援装置30へ送信する。打ち合わせ日時情報は、顧客ID(顧客の氏名等)、担当者ID(担当者の氏名等)、打ち合わせ日時及び打ち合わせ場所を含む。
【0030】
打ち合わせ支援装置30の打ち合わせ日時取得部32は、担当者端末装置20によって送信された打ち合わせ日時情報を取得し、取得された打ち合わせ日時情報を記憶部31に記憶させたり、打ち合わせ通知部34へ出力したりする。
【0031】
また、担当者端末装置20の制御部23は、担当者による操作部21の操作内容に基づいて、打ち合わせ内容情報を生成して打ち合わせ支援装置30へ送信する。打ち合わせ内容情報は、顧客ID(顧客の氏名等)、担当者ID(担当者の氏名等)、打ち合わせ日時及び打ち合わせ内容を含む。
【0032】
打ち合わせ支援装置30の打ち合わせ内容設定部33は、担当者端末装置20によって送信された打ち合わせ内容情報を取得し、取得された打ち合わせ内容情報に基づいて、打ち合わせ日時に対して打ち合わせ内容を設定する。また、打ち合わせ内容設定部33は、設定された打ち合わせ内容情報を記憶部31に記憶させたり、打ち合わせ通知部34へ出力したりする。
【0033】
ここで、顧客端末装置10の制御部13は、顧客による操作部11の操作内容に基づいてログインし、打ち合わせ内容要求信号を打ち合わせ支援装置30へ送信する。打ち合わせ支援装置30の打ち合わせ通知部34は、打ち合わせ内容要求信号を取得すると、設定された打ち合わせ内容を含む打ち合わせ内容情報を顧客端末装置10へ返信する。顧客端末装置10の制御部13は、打ち合わせ内容情報に基づいて、
図2に示すホーム画面を表示部12に表示させる。
【0034】
打ち合わせ前において、顧客端末装置10の制御部13は、
図2に示すホーム画面が表示部12に表示された状態における顧客による操作部11の操作内容(資料43の名称等の表示部位をタップする等)に基づいて、資料要求信号を打ち合わせ支援装置30へ送信する。打ち合わせ支援装置30の打ち合わせ通知部34は、資料要求信号を取得すると、対応する資料を顧客端末装置10へ返信する。
【0035】
顧客端末装置10の制御部13は、返信された資料43を表示部12に表示させる(
図3参照)。続いて、顧客端末装置10の制御部13は、資料43を閲覧した顧客による操作部11の操作内容に基づいて、閲覧済み信号を打ち合わせ支援装置30へ送信する。
【0036】
打ち合わせ支援装置30の打ち合わせ通知部34は、閲覧済み信号を取得すると、例えば次回の打ち合わせ日時41に対応する複数の資料43の閲覧状況45を生成して顧客端末装置10へ返信する。
顧客端末装置10の制御部13は、閲覧状況45を取得すると、当該閲覧状況45を表示部12に表示させる(
図4参照)。本動作例では、例えば次回の打ち合わせ日時41に関連付けられた資料43の総数(旗の数)と、閲覧済みの資料43の数(黒旗の数)と、未閲覧の資料の数(白旗の数)と、が表示される。
【0037】
打ち合わせ後において、担当者端末装置20の制御部23は、担当者による操作部21の操作内容に基づいて、打ち合わせ内容42の確認済み信号を生成し、打ち合わせ支援装置30へ送信する。打ち合わせ支援装置30の打ち合わせ通知部34は、確認済み信号を取得すると、打ち合わせの進捗状況46を生成し、顧客端末装置10へ送信する。顧客端末装置10の制御部13は、打ち合わせの進捗状況46を取得すると、当該進捗状況46を表示部12に表示させる。
図2に示す例では、進捗状況46は、全ての打ち合わせ内容42における確認済みの打ち合わせ内容の比率(百分率表示)である。
図6に示す例では、進捗状況46は、打ち合わせ内容の上位概念ごとの、確認済みの下位概念の比率(分数表示)である。
【0038】
本発明の実施形態に係る打ち合わせ支援装置30は、複数の打ち合わせ内容と当該打ち合わせ内容に対応する資料とが関連付けて記憶された記憶部31と、複数の打ち合わせ日時を取得する打ち合わせ日時取得部32と、取得された複数の前記打ち合わせ日時に対して、複数の前記打ち合わせ内容を振り分けて設定する打ち合わせ内容設定部33と、次回の前記打ち合わせ日時に設定された前記打ち合わせ内容、及び、当該打ち合わせ内容に関連付けられた前記資料を、顧客が所有する顧客端末装置10に表示させる打ち合わせ通知部34と、を備えることを特徴とする。
したがって、打ち合わせ支援装置30は、打ち合わせ前に資料を閲覧させることによって顧客の打ち合わせに対する理解度を深め、打ち合わせを好適に支援することができる。
【0039】
打ち合わせ支援装置30において、前記打ち合わせ通知部34は、前記顧客端末装置10から送信された前記資料の閲覧済み信号を取得し、取得された前記閲覧済み信号に基づいて直近の前記打ち合わせ日時に関連付けられた前記資料の閲覧状況を生成し、生成された前記閲覧状況を前記顧客端末装置10に表示させる。
したがって、打ち合わせ支援装置30は、打ち合わせ前に資料の閲覧状況を顧客に把握させることによって資料の閲覧を促進し、打ち合わせを好適に支援することができる。
【0040】
打ち合わせ支援装置30において、前記打ち合わせ通知部34は、担当者が所有する担当者端末装置20又は前記顧客端末装置10から送信された前記打ち合わせ内容の確認済み信号を取得し、取得された前記確認済み信号に基づいて複数の前記打ち合わせ内容の進捗状況を生成し、生成された前記進捗状況を前記顧客端末装置10に表示させる。
したがって、打ち合わせ支援装置30は、打ち合わせの進捗状況を顧客に把握させることによって打ち合わせへの興味を持たせ、打ち合わせ委を好適に支援することができる。
【0041】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変形可能である。例えば、本発明は、コンピュータを打ち合わせ支援装置30として機能させるプログラムとしても実現可能である。
【符号の説明】
【0042】
1 打ち合わせ支援システム
10 顧客端末装置
20 担当者端末装置
30 打ち合わせ支援装置
【手続補正書】
【提出日】2022-05-09
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の打ち合わせ内容と当該打ち合わせ内容の順番と当該打ち合わせ内容に対応する資料とが関連付けて記憶された記憶部と、
複数の打ち合わせ日時を取得する打ち合わせ日時取得部と、
取得された複数の前記打ち合わせ日時に対して、複数の前記打ち合わせ内容を前記記憶部に記憶された当該打ち合わせ内容の前記順番、又は、担当者が所有する担当者端末装置の操作結果に基づいて振り分けて設定する打ち合わせ内容設定部と、
次回の前記打ち合わせ日時に設定された前記打ち合わせ内容、及び、当該打ち合わせ内容に関連付けられた前記資料を、顧客が所有する顧客端末装置に表示させる打ち合わせ通知部と、
を備えることを特徴とする打ち合わせ支援装置。
【請求項2】
前記打ち合わせ通知部は、前記顧客端末装置から送信された前記資料の閲覧済み信号を取得し、取得された前記閲覧済み信号に基づいて直近の前記打ち合わせ日時に関連付けられた前記資料の閲覧状況を生成し、生成された前記閲覧状況を前記顧客端末装置に表示させる
ことを特徴とする請求項1に記載の打ち合わせ支援装置。
【請求項3】
前記打ち合わせ通知部は、前記担当者端末装置又は前記顧客端末装置から送信された前記打ち合わせ内容の確認済み信号を取得し、取得された前記確認済み信号に基づいて複数の前記打ち合わせ内容の進捗状況を生成し、生成された前記進捗状況を前記顧客端末装置に表示させる
ことを特徴とする請求項2に記載の打ち合わせ支援装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
前記した課題を解決するため、本発明の打ち合わせ支援装置は、複数の打ち合わせ内容と当該打ち合わせ内容の順番と当該打ち合わせ内容に対応する資料とが関連付けて記憶された記憶部と、複数の打ち合わせ日時を取得する打ち合わせ日時取得部と、取得された複数の前記打ち合わせ日時に対して、複数の前記打ち合わせ内容を前記記憶部に記憶された当該打ち合わせ内容の前記順番、又は、担当者が所有する担当者端末装置の操作結果に基づいて振り分けて設定する打ち合わせ内容設定部と、次回の前記打ち合わせ日時に設定された前記打ち合わせ内容、及び、当該打ち合わせ内容に関連付けられた前記資料を、顧客が所有する顧客端末装置に表示させる打ち合わせ通知部と、を備えることを特徴とする。
【手続補正書】
【提出日】2022-09-15
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の打ち合わせ内容と当該打ち合わせ内容の順番と当該打ち合わせ内容に対応する資料とが関連付けて記憶された記憶部と、
複数の打ち合わせ日時を取得する打ち合わせ日時取得部と、
取得された複数の前記打ち合わせ日時に対して、複数の前記打ち合わせ内容を前記記憶部に記憶された当該打ち合わせ内容の前記順番に基づいて振り分けて設定する打ち合わせ内容設定部と、
次回の前記打ち合わせ日時に設定された前記打ち合わせ内容、及び、当該打ち合わせ内容に関連付けられた前記資料を、顧客が所有する顧客端末装置に表示させる打ち合わせ通知部と、
を備えることを特徴とする打ち合わせ支援装置。
【請求項2】
前記打ち合わせ通知部は、前記顧客端末装置から送信された前記資料の閲覧済み信号を取得し、取得された前記閲覧済み信号に基づいて直近の前記打ち合わせ日時に関連付けられた前記資料の閲覧状況を生成し、生成された前記閲覧状況を前記顧客端末装置に表示させる
ことを特徴とする請求項1に記載の打ち合わせ支援装置。
【請求項3】
前記打ち合わせ通知部は、前記担当者端末装置又は前記顧客端末装置から送信された前記打ち合わせ内容の確認済み信号を取得し、取得された前記確認済み信号に基づいて複数の前記打ち合わせ内容の進捗状況を生成し、生成された前記進捗状況を前記顧客端末装置に表示させる
ことを特徴とする請求項2に記載の打ち合わせ支援装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
前記した課題を解決するため、本発明の打ち合わせ支援装置は、複数の打ち合わせ内容と当該打ち合わせ内容の順番と当該打ち合わせ内容に対応する資料とが関連付けて記憶された記憶部と、複数の打ち合わせ日時を取得する打ち合わせ日時取得部と、取得された複数の前記打ち合わせ日時に対して、複数の前記打ち合わせ内容を前記記憶部に記憶された当該打ち合わせ内容の前記順番に基づいて振り分けて設定する打ち合わせ内容設定部と、次回の前記打ち合わせ日時に設定された前記打ち合わせ内容、及び、当該打ち合わせ内容に関連付けられた前記資料を、顧客が所有する顧客端末装置に表示させる打ち合わせ通知部と、を備えることを特徴とする。
【手続補正書】
【提出日】2023-01-13
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の打ち合わせ内容と当該打ち合わせ内容の順番と当該打ち合わせ内容に対応する資料とが関連付けて記憶された記憶部と、
複数の打ち合わせ日時を取得する打ち合わせ日時取得部と、
取得された複数の前記打ち合わせ日時に対して、複数の前記打ち合わせ内容を前記記憶部に記憶された当該打ち合わせ内容の前記順番に基づいて振り分けて設定する打ち合わせ内容設定部と、
次回の前記打ち合わせ日時に設定された前記打ち合わせ内容、及び、当該打ち合わせ内容に関連付けられた前記資料を、顧客が所有する顧客端末装置に表示させる打ち合わせ通知部と、
を備えることを特徴とする打ち合わせ支援装置。
【請求項2】
前記打ち合わせ通知部は、前記顧客端末装置から送信された前記資料の閲覧済み信号を取得し、取得された前記閲覧済み信号に基づいて直近の前記打ち合わせ日時に関連付けられた前記資料の閲覧状況を生成し、生成された前記閲覧状況を前記顧客端末装置に表示させる
ことを特徴とする請求項1に記載の打ち合わせ支援装置。
【請求項3】
前記打ち合わせ通知部は、前記顧客端末装置から送信された前記打ち合わせ内容の確認済み信号を取得し、取得された前記確認済み信号に基づいて複数の前記打ち合わせ内容の進捗状況を生成し、生成された前記進捗状況を前記顧客端末装置に表示させる
ことを特徴とする請求項2に記載の打ち合わせ支援装置。