(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023023062
(43)【公開日】2023-02-16
(54)【発明の名称】毛髪化粧料
(51)【国際特許分類】
A61K 8/81 20060101AFI20230209BHJP
A61Q 5/00 20060101ALI20230209BHJP
A61Q 5/06 20060101ALI20230209BHJP
A61Q 5/12 20060101ALI20230209BHJP
【FI】
A61K8/81
A61Q5/00
A61Q5/06
A61Q5/12
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021128242
(22)【出願日】2021-08-04
(71)【出願人】
【識別番号】591119750
【氏名又は名称】岩瀬コスファ株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000005119
【氏名又は名称】日立造船株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【弁理士】
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100106518
【弁理士】
【氏名又は名称】松谷 道子
(74)【代理人】
【識別番号】100145104
【弁理士】
【氏名又は名称】膝舘 祥治
(72)【発明者】
【氏名】吉本 忠司
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 伸昭
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 浩
(72)【発明者】
【氏名】柚木 功
【テーマコード(参考)】
4C083
【Fターム(参考)】
4C083AA082
4C083AA111
4C083AA112
4C083AA122
4C083AC012
4C083AC022
4C083AC072
4C083AC122
4C083AC242
4C083AC372
4C083AC422
4C083AC432
4C083AC482
4C083AC692
4C083AD021
4C083AD022
4C083AD072
4C083AD092
4C083AD662
4C083BB32
4C083CC31
4C083CC32
4C083CC33
4C083EE28
(57)【要約】
【課題】優れた毛髪ダメージの補修・修復効果又は優れた再整髪効果を有する毛髪化粧料を提供する。
【解決手段】トランスポリイソプレンを含有する毛髪化粧料である。前記トランスポリイソプレンは、重量平均分子量が40万以上300万以下であってよく、トチュウ科のトチュウに由来するものであってよい。また、毛髪化粧料における前記トランスポリイソプレンの含有率は、0.01質量%以上10質量%以下であってよい。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
トランスポリイソプレンを含有する毛髪化粧料。
【請求項2】
前記トランスポリイソプレンの重量平均分子量が、40万以上300万以下である請求項1記載の毛髪化粧料。
【請求項3】
前記トランスポリイソプレンは、トチュウ科のトチュウ(Eucommia ulmoides)に由来する請求項1又は2に記載の毛髪化粧料。
【請求項4】
前記トランスポリイソプレンの含有率が、0.01質量%以上10質量%以下である請求項1から3のいずれか1項に記載の毛髪化粧料。
【請求項5】
前記トランスポリイソプレンの含有率が0.5質量%以上10質量%以下である請求項1から4のいずれか1項に記載の毛髪化粧料。
【請求項6】
液状油を1質量%以上20質量%以下の含有率で更に含み、
前記トランスポリイソプレンに対する前記液状油の含有比が1以上1000以下である請求項1から4のいずれか1項に記載の毛髪化粧料。
【請求項7】
前記液状油は、25℃においてB型粘度計で測定される粘度が20,000mPa・s以下である請求項6に記載の毛髪化粧料。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、毛髪化粧料に関する。
【背景技術】
【0002】
毛髪化粧料に関する技術として、特許文献1には、ポリウレタンゲルを含む毛髪化粧料が記載されている。また、特許文献2には、ポリウレタン分散物を含む再整髪可能なヘアスタイリング組成物が記載されている。特許文献3には、リン酸化ペプチドを配合した化粧品組成物が記載されている。特許文献4には、ピリドンカルボン酸(PCA)塩基性アミノ酸塩を配合した化粧品が記載されている。特許文献5には、芳香族スルホン酸及び芳香族アルコールを含有する毛髪化粧料組成物が記載されている。また、特許文献6には、トランスポリイソプレンを含む増粘組成物が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】WO2018/181899号
【特許文献2】特表2004-515466号公報
【特許文献3】特開平01-019013号公報
【特許文献4】特開昭56-071020号公報
【特許文献5】特開2017-186287号公報
【特許文献6】特開2020-090444号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、優れた毛髪ダメージの補修・修復効果を有するヘアトリートメント料又は優れた再整髪効果を有する整髪料等の毛髪化粧料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するための具体的手段は以下の通りであり、本発明は以下の態様を包含する。第一態様は、トランスポリイソプレンを含有する毛髪化粧料である。トランスポリイソプレンは、重量平均分子量が40万以上300万以下であってよく、トチュウ科のトチュウに由来する材料であってよい。毛髪化粧料におけるトランスポリイソプレンの含有率は、例えば、0.01質量%以上10質量%以下であってよい。
【0006】
一態様において、毛髪化粧料におけるトランスポリイソプレンの含有率は、0.5質量%以上10質量%以下であってよく、優れた整髪効果及び再整髪効果を有していてよい。
【0007】
一態様において、毛髪化粧料は、液状油を1質量%以上20質量%以下の含有率で更に含み、トランスポリイソプレンに対する液状油の含有比が1以上1000以下であってよく、毛髪ダメージの優れた補修効果及び修復効果を有していてよい。また、液状油は、固体油でも液化する事で液状の状態を有すること、または25℃においてB型粘度計で測定される粘度が20,000mPa・s以下であってよい。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、優れた毛髪ダメージの補修・修復効果又は優れた再整髪効果を有する毛髪化粧料を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本明細書において、組成物中の各成分の含有量は、組成物中に各成分に該当する物質が複数存在する場合、特に断らない限り、組成物中に存在する当該複数の物質の合計量を意味する。さらに本明細書に記載される数値範囲の上限及び下限は、当該数値を任意に選択して組み合わせることが可能である。以下、本発明の実施形態を詳細に説明する。ただし、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための、毛髪化粧料を例示するものであって、本発明は、以下に示す毛髪化粧料に限定されない。
【0010】
毛髪化粧料
毛髪化粧料は、トランスポリイソプレンを有効成分の1つとして含む。これにより、優れた毛髪ダメージの補修・修復効果又は優れた再整髪効果を奏することができる。
【0011】
トランスポリイソプレンは、ジエン系熱可塑性エラストマーの1種であり、その構造中にトランス1,4-結合単位の含有率が高く、結合異性単位の少ないポリマーである。トランスポリイソプレンの重量平均分子量は、例えば、40万以上300万以下であってよく、好ましくは50万以上150万以下であってよい。
【0012】
トランスポリイソプレンの重量平均分子量が300万以下であると、樹脂の硬度が適度に低下し溶解性等が向上する。これにより毛髪ダメージの補修・修復効果がより向上する傾向がある。また、トランスポリイソプレンの重量平均分子量が40万以上であると、適度な析出性が得られることで、セット性、形状記憶特性等が向上し、整髪効果及び再整髪効果がより向上する傾向がある。
【0013】
トランスポリイソプレンは、例えば、トチュウ目トチュウ科に属する木本性の蕎木であるトチュウ(Eucommia ulmoides)から得ることができる。すなわち、トランスポリイソプレンは、例えば、トチュウ目トチュウ科のトチュウに由来するものであってよい。トランスポリイソプレンは、トチュウの果皮、樹皮、種皮、根、および葉などの特定の部位に特に豊富に含有されている。このため、トランスポリイソプレンは、トチュウの果皮、樹皮、種皮、根及び葉並びにそれらの組み合わせのいずれかに由来するものであってよく、トチュウの果皮に由来するものであってよい。
【0014】
毛髪化粧料におけるトランスポリイソプレンの含有量は、例えば0.01質量%以上10質量%以下であってよく、好ましくは0.015質量%以上、又は0.02質量%以上であってよく、また好ましくは8質量%以下、6質量%以下、5質量%以下、又は4質量%以下であってよい。
【0015】
毛髪化粧料におけるトランスポリイソプレンの含有量は、毛髪化粧料の適用に応じて選択されてもよい。例えば、整髪性及び再整髪性を有する毛髪化粧料の場合、トランスポリイソプレンの含有量は、例えば0.5質量%以上10質量%以下であってよく、好ましくは0.6質量%以上、0.8質量%、又は1質量%以上であってよく、また好ましくは8質量%以下、6質量%以下、5質量%以下、又は4質量%以下であってよい。含有量が上記範囲であると、より優れた整髪性及び再整髪性を奏することができる。また、毛髪化粧料としての安定性が向上し、配合が容易になって生産性が向上する傾向がある。
【0016】
整髪性及び再整髪性を有する毛髪化粧料としては、例えば、ヘアワックス、ヘアオイル、ヘアバーム、セットローション、ポマード、鬢付け油、ヘアスプレー、ヘアミスト、ヘアリキッド、ヘアフォーム、ヘアジェル等の整髪料が挙げられ、これらからなる群から選択される少なくとも1種であることが好ましい。すなわち、毛髪化粧料は整髪料であってよい。
【0017】
また例えば、毛髪ダメージに対する補修効果、修復効果を有する毛髪化粧料の場合、トランスポリイソプレンの含有量は、例えば0.01質量%以上5質量%以下であってよく、好ましくは0.015質量%以上、0.02質量%以上、又0.03質量%以上であってよく、また好ましくは4質量%以下、3質量%以下、2質量%以下、又は1質量%以下であってよい。含有量が上記範囲であると、毛髪ダメージに対するより優れた補修効果及び修復効果を奏することができる傾向がある。
【0018】
毛髪ダメージに対する補修効果、修復効果を有する毛髪化粧料としては、例えば、ヘアトリートメント、ヘアコンディショナー等のヘアトリートメント料が挙げられ、これらからなる群から選択される少なくとも1種であることが好ましい。すなわち、毛髪化粧料はヘアトリートメント料であってよい。
【0019】
更に毛髪ダメージに対する補修効果、修復効果を有する毛髪化粧料(例えば、ヘアトリートメント料)の場合、トランスポリイソプレンに加えて、液状油を含むことが好ましい。液状油を含むことでトランスポリイソプレンの溶解性が向上し、配合が容易になる傾向がある。液状油は、25℃においてB型粘度計で測定される粘度が、例えば20,000mPa・s以下であってよい。液状油としては、例えば天然動植物油、半合成油、炭化水素油、エステル油、グリセライド油、シリコーン油、有機溶剤等が挙げられる。また、高級脂肪酸、高級アルコール等の液化した油も挙げられる。液状油の具体例については後述する。
【0020】
毛髪化粧料が液状油を含む場合、液状油の含有量は、例えば1質量%以上20質量%以下であってよく、好ましくは1.5質量%以上、1.8質量%以上、又は2質量%以上であってよく、また好ましくは18質量%以下、16質量%以下、14質量%以下、12質量%以下、又は10質量%以下であってよい。また、トランスポリイソプレンに対する液状油の含有比は、例えば1以上1000以下であってよく、好ましくは3以上、5以上、8以上、又は10以上であってよく、また好ましくは800以下、400以下、200以下、又は100以下であってよい。液状油の含有量が上記範囲であると、トランスポリイソプレンの溶解性がより向上し、配合がより容易になる傾向がある。
【0021】
毛髪化粧料は、トランスポリイソプレンに加えて、毛髪化粧料に通常用いられる成分を更に含んでいてもよい。毛髪化粧料に用いられる成分は目的に応じて適宜選択されてよく、例えば、揮発性成分、水性成分、界面活性剤、被膜形成剤、ゲル化剤、増粘剤、油剤、アルコール類、水溶性高分子、紫外線吸収剤、保湿剤、褪色防止剤、酸化防止剤、消泡剤、美容成分(美白剤、細胞賦活剤、抗炎症剤、血行促進剤、皮膚収斂剤、抗脂漏剤等)、防腐剤、抗菌剤、香料、酸化防止剤、pH調整剤、キレート剤、清涼剤、抗炎症剤、ビタミン類、アミノ酸類、核酸、ホルモン、着色剤、粉体等が例示される。
【0022】
水性成分としては、常温で液状の成分であればよく、毛髪化粧料に通常用いられるものであればいずれのものも使用できる。例えば、水、エタノール等の低級モノアルコール類、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ジプロピレングリコール等の低級多価アルコール類、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセロール類、アロエベラ、ハマメリス、キュウリ、レモン、ラベンダー、ローズ等の植物抽出液等が挙げられる。これらの水性成分は必要に応じて、1種又は2種以上を用いることができる。
【0023】
界面活性剤は、毛髪化粧料に通常使用されるものであれば特に制限はなく、いずれのものも使用することができる。界面活性剤としては、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が例示される。これらは必要に応じて1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
【0024】
アニオン性界面活性剤として、具体的にはステアリン酸ナトリウム、パルミチン酸トリエタノールアミン等の脂肪酸セッケン、アルキルエーテルカルボン酸及びその塩、アミノ酸と脂肪酸の縮合物等のカルボン酸塩、アルキルスルホン酸、アルケンスルホン酸塩、脂肪酸エステルのスルホン酸塩、脂肪酸アミドのスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩とそのホルマリン縮合物のスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、第二級高級アルコール硫酸エステル塩、アルキル及びアリルエーテル硫酸エステル塩、脂肪酸エステル硫酸エステル塩、脂肪酸アルキロールアミドの硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩、ロート油等の硫酸エステル塩類、アルキルリン酸塩、エーテルリン酸塩、アルキルアリルエーテルリン酸塩、アミドリン酸塩、N-アシルアミノ酸系活性剤等が挙げられる。
【0025】
カチオン性界面活性剤としては長鎖アルキルトリメチルアンモニウム塩、ジ長鎖アルキルジメチルアンモニウム塩、長鎖アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、ジポリオキシエチレンアルキルメチルアンモニウム塩、ジポリオキシエチレンアルキルエーテルジメチルアンモニウム塩、ポリオキシプロピレンメチルジエチルアンモニウム塩等のアルキル4級アンモニウム塩、芳香族4級アンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩等のピリジニウム塩、アルキルジヒドロキシエチルイミダゾリン塩等のイミダゾリン塩、N-アシル塩基性アミノ酸低級アルキルエステル塩、アルキルアミン塩、ポリアミン、アミノアルコール脂肪酸誘導体等のアミン塩等が挙げられる。
【0026】
非イオン性界面活性剤としてはソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンプロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンフィトスタノールエーテル、ポリオキシエチレンフィトステロールエーテル、ポリオキシエチレンコレスタノールエーテル、ポリオキシエチレンコレステリルエーテル、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、ポリオキシアルキレン・アルキル共変性オルガノポリシロキサン、アルカノールアミド、糖エーテル、糖アミド等が挙げられる。
【0027】
両性界面活性剤としてはアルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルジヒドロキシエチルアミノ酢酸ベタイン等のカルボベタイン型両性界面活性剤、アルキルスルホベタイン等のスルホベタイン型両性界面活性剤、N-脂肪酸アシル-N-カルボキシメチル-N-ヒドロキシエチルエチレンジアミン塩、N-脂肪酸アシル-N-カルボキシメトキシエチル-N-カルボキシメチルエチレンジアミン二塩等のアミドアミン型(イミダゾリン型)両性界面活性剤、N-[3-アルキルオキシ-2-ヒドロキシプロピル]アルギニン塩等のアミノ酸型両性界面活性剤、アルキルイミノジカルボン酸塩型両性界面活性剤等が挙げられる。
【0028】
皮膜形成剤としては、天然ゴム、天然セルロース、カチオン化セルロース、種々のアクリル樹脂(共重合体を含む)、種々のアルキド樹脂、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ニトロセルロース、種々のシリコーン樹脂(共重合体を含む)、尿素樹脂、変性コーンスターチ等が挙げられる。具体的な皮膜形成剤として、アクリル酸アミド・アクリル酸アルキル・メタクリル酸メトキシポリエチレングリコール共重合体、メタクリル酸メトキシポリエチレングリコール、エイコセン・ビニルピロリドン重合体、1,1’-メチレンビス(4-イソシアナトシクロヘキサン)ポリプロピレングリコール共重合体、パーフルオロポリエーテル、(アクリレート/メタクリル酸ポリトリメチルシロキシ)共重合体、ポリプロピルシルセスキオキサン、(エイコセン/ビニルピロリドン)共重合体、(ビニルピロリドン/ヘキサデセン)共重合体、ヒドロキシエチルセルロース、シリコーン変性ノルボルネン等が挙げられる。
【0029】
ゲル化剤及び増粘剤としては、アラビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、キャロブガム、グァーガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、寒天、クインスシード(マルメロ)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ等)、アルゲコロイド、トラントガム、ローカストビーンガム等の植物系高分子、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、プルラン等の微生物系高分子、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等の動物系高分子、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム等のセルロース系高分子、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマー、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等のビニル系高分子、ポリエチレングリコール、エチレンオキサイドプロピレンオキサイド共重合体、アクリル酸・アクリロイルジメチルタウリンナトリウム共重合体、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド等のアクリル系高分子、ベントナイト、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ラポナイト、ヘクトライト、無水ケイ酸等の無機系ゲル化剤及び増粘剤、ポリエチレンイミン、カチオンポリマー等が挙げられる。
【0030】
油剤としては、固形油、半固形油、液状油等が挙げられ、天然動植物油、半合成油、炭化水素油、エステル油、グリセライド油、シリコーン油、高級アルコール、高級脂肪酸、有機溶剤等が例示される。
【0031】
固形油としてはカルナウバロウ、キャンデリラロウ、綿ロウ、セラックロウ、硬化油等の天然ロウ類、オゾケライト、セレシン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス等の鉱物系ワックス、ポリエチレンワックス、フィッシャートロプシュワックス、エチレン・プロピレンコポリマー等の合成ワックス、ベヘニルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、コレステロール、フィトステロールなどの高級アルコール、ステアリン酸、ベヘン酸などの高級脂肪酸等を例示することができる。
【0032】
液状油である天然動植物油及び半合成油としては、アボガド油、アマニ油、アーモンド油、イボタロウ、エノ油、オリーブ油、カヤ油、肝油、キョウニン油、小麦胚芽油、ゴマ油、コメ胚芽油、コメヌカ油、サザンカ油、サフラワー油、シナギリ油、シナモン油、タートル油、大豆油、茶実油、ツバキ油、月見草油、トウモロコシ油、ナタネ油、日本キリ油、ヌカロウ、胚芽油、パーシック油、パーム油、パーム核油、ヒマシ油、ヒマワリ油、ブドウ油、ホホバ油、マカデミアナッツ油、綿実油、ヤシ油、トリヤシ油脂肪酸グリセライド、落花生油、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、ラノリンアルコール、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル、卵黄油等が挙げられる。
【0033】
炭化水素油としては、スクワラン、スクワレン、流動パラフィン、プリスタン、ポリイソブチレン等が挙げられる。エステル油としては、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸2-ヘキシルデシル、アジピン酸ジ-2-ヘプチルウンデシル、モノイソステアリン酸N-アルキルグリコール、イソステアリン酸イソセチル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、2-エチルヘキサン酸セチル、ジ-2-エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジ-2-エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、トリ-2-エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、テトラ-2-エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、オクタン酸セチル、オクチルドデシルガムエステル、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデシル、オレイン酸デシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、クエン酸トリエチル、コハク酸2-エチルヘキシル、酢酸アミル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ブチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジ-2-エチルヘキシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2-エチルヘキシル、パルミチン酸2-ヘキシルデシル、パルミチン酸2-ヘプチルウンデシル、12-ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸2-オクチルドデシル、ミリスチン酸2-ヘキシルデシル、ミリスチン酸ミリスチル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ラウリン酸エチル、ラウリン酸ヘキシル、N-ラウロイル-L-グルタミン酸-2-オクチルドデシルエステル、リンゴ酸ジイソステアリル等が挙げられる。
【0034】
グリセライド油としては、アセトグリセライド、トリイソオクタン酸グリセライド、トリイソステアリン酸グリセライド、トリイソパルミチン酸グリセライド、トリ-2-エチルヘキサン酸グリセライド、モノステアリン酸グリセライド、ジ-2-ヘプチルウンデカン酸グリセライド、トリミリスチン酸グリセライド等が挙げられる。
【0035】
シリコーン油としては、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、テトラメチルテトラハイドロジェンシクロテトラシロキサン、アルキル変性シリコーン等が挙げられる。高級アルコールとしては、オレイルアルコール、ラウリルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、2-オクチルドデカノール等が挙げられる。高級脂肪酸としては、オレイン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸等が挙げられる。
【0036】
有機溶剤としては、n-ヘキサン、シクロヘキサンなどの炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族化合物、酢酸エチル、酢酸ブチル等の非芳香族系化合物、クロロホルム、ジクロロメタン、ジクロロエタン等の塩素系化合物、ジオキサン、テトラハイドロフラン等のエーテル系化合物、アルコール類、カルビトール類、セロソルブ類、スピンドル油等が挙げられる。アルコール類として、具体的には、ポリプロピレングリコール、等の多価アルコール、フェノキシエタノール、ベンジルアルコール等の芳香族アルコールが例示される。
【0037】
美容成分としては、アルブチン、グルタチオン、ユキノシタ抽出物等の美白剤、ロイヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体、幼牛血液抽出液等の細胞賦活剤、肌荒れ改善剤、ノニル酸ワレニルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、ニコチン酸β-ブトキシエチルエステル、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、カフェイン、タンニン酸、α-ボルネオール、ニコチン酸トコフェロール、イノシトールヘキサニコチネート、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ-オリザノール等の血行促進剤、酸化亜鉛、タンニン酸等の皮膚収斂剤、イオウ、チアントロール等の抗脂漏剤等が挙げられる。
【0038】
防腐剤、抗菌剤としては、パラオキシ安息香酸エステル、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、フェノキシエタノール、サリチル酸、石炭酸、ソルビン酸、パラクロルメタクレゾール、ヘキサクロロフェン、塩化ベンザルコニウム、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカルバニリド、感光素、イソプロピルメチルフェノール等が挙げられる。
【0039】
香料には、天然香料(動物性香料、植物性香料)、合成香料、及び調合香料(天然香料と合成香料のブレンド)があり、現在の化粧品には、天然香料と合成香料をブレンドした調合香料がもっともよく使われている。香料として、例えば、ジャスミン、タジェット、ローズマリー、バニラ、ジンジャーオイル、ローズオイル、ジャスミンオイル、ラベンダーオイル、イランイランオイル、ペパーミントオイル、ゼラニウムオイル、レモンオイル、オレンジオイル、スターアニスオイル、グレープフルーツオイル、ユーカリオイル、サンダルウッドオイル、ブラックペッパーオイル、バジルオイル、イランイランオイル、パチュリオイル、クマリン、ムスクケトン、ヘリオトロピン、1-オクテン-3-オール、及びこれらのブレンド等が挙げられる。
【0040】
酸化防止剤としては、トコフェロール、ブチルヒドロキシアニソール、ジブチルヒドロキシトルエン等が挙げられる。pH調整剤としては乳酸、乳酸塩、クエン酸、クエン酸塩、グリコール酸、コハク酸、酒石酸、リンゴ酸、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム等が挙げられる。キレート剤としてはアラニン、エデト酸ナトリウム塩、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、リン酸塩、ヒドロキシエタンジホスホン等が挙げられる。清涼剤としてはL-メントール、カンファ、薄荷油、ペパーミント油、ユーカリ油等が挙げられる。抗炎症剤としてはアラントイン、グリチルレチン酸塩、グリチルレチン誘導体、トラネキサム酸、アズレン等が挙げられる。
【0041】
ビタミン類としては、ビタミンA油、レチノール、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール等のビタミンA類、リボフラビン、酪酸リボフラビン、フラビンアデニンヌクレオチド等のビタミンB2類、ピリドキシン塩酸塩、ピリドキシンジオクタノエート等のビタミンB6類、L-アスコルビン酸、L-アスコルビン酸ジパルミチン酸エステル、L-アスコルビン酸-2-硫酸ナトリウム、dl-α-トコフェロール-L-アスコルビン酸リン酸ジエステルジカリウム等のビタミンC類、パントテン酸カルシウム、D-パントテニルアルコール、パントテニルエチルエーテル、アセチルパントテニルエチルエーテル等のパントテン酸類、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール等のビタミンD類、ニコチン酸、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸アミド等のニコチン酸類、dl-α-トコフェロール、酢酸dl-α-トコフェロール、ニコチン酸dl-α-トコフェロール、コハク酸dl-α-トコフェロール等のビタミンE類、ビタミンP、ビオチン等が挙げられる。
【0042】
アミノ酸類としては、アルギニン、アスパラギン酸、シスチン、システイン、メチオニン、セリン、ロイシン、イソロイシン、トリプトファン、アラニン、グリシン、プロリン等が挙げられる。核酸としてはデオキシリボ核酸等が挙げられる。ホルモンとしてはエストラジオール、エチニルエストラジオール等が挙げられる。
【0043】
着色剤は、化粧料に通常使用される着色剤であれば、球状、板状、紡錘状、針状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、あるいは多孔質、無孔質等のその粒子構造等には特に限定されず、無機顔料、有機顔料、光輝性顔料、金属類等を使用することができる。具体的な着色剤としては、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、硫酸バリウム等の白色無機顔料、酸化鉄、カーボンブラック、酸化クロム、水酸化クロム、紺青、群青、ベンガラ等の有色無機顔料、雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、有機顔料処理雲母チタン、二酸化チタン被覆雲母、二酸化チタン被覆合成金雲母、二酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄雲母チタン、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲母チタン、魚鱗箔、二酸化チタン被覆ガラス末、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層フィルム末等の樹脂積層末等の光輝性顔料、赤色201号、赤色202号、赤色205号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号等の有機顔料粉体、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料粉体あるいは、更にアルミニウム粉、金粉、銀粉等の金属粉体、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体等を例示することができ、天然色素としてはカルミン、ラッカイン酸、カルサミン、ブラジリン、クロシン等が挙げられる。着色剤は、必要に応じて1種又は2種以上を使用することができる。また、着色剤は、フッ素系化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、レシチン、水素添加レシチン、コラーゲン、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス、ロウ、界面活性剤等の1種又は2種以上を用いて表面処理が施されていてもよい。
【0044】
着色剤以外の粉体としては、通常化粧料原料として使用されるものであれば、板状、紡錘状、針状等の形状、煙霧状、微粒子級等の粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等に特に限定されず、無機粉体類、酸化アルミニウム、酸化セリウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、マイカ、合成マイカ、合成セリサイト、セリサイト、タルク、カオリン、シリカ、炭化珪素、窒化ホウ素等の無機粉体類、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、N―アシルリジン、ナイロン等の有機粉体類が挙げられ、これら1種又は2種以上用いることができる。またこれら粉体は、1種又は2種以上の複合化したものも用いてもよく、その表面処理を油剤処理、シリコーン化合物処理、水溶性高分子処理等を施してあってもよい。
【0045】
毛髪化粧料は、常法、すなわち、トランスポリイソプレンと必要に応じて選択される上記成分を混合し、必要に応じて加熱、冷却をすることにより製造することができる。
【実施例0046】
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0047】
実施例1から4及び比較例1から5
表1に記載された表示名称の成分を、表1に記載の含有率(%)になるように均一に混合してヘアワックスを製造した。得られたヘアワックスを用いて、以下のようにしてセット力及び再セット性を評価し、その評価結果に基づいて総合評価した。結果を表1に示す。なお、表1中の成分の詳細については後述する。
【0048】
セット力
成人男性(頭頂部における毛髪の長さ=約10cm)の毛髪に、各種ワックス(4g)を塗布し、毛髪を逆立てるようにスタイリングを行い、完全に乾燥させた。乾燥させた状態を目視にて観察し、毛髪の立ち上がり具合を下記評価基準に基づいて評価した。
【0049】
評価基準
A:非常に良い; B:良い; C:ふつう; D:悪い
【0050】
再セット性
成人男性(頭頂部における毛髪の長さ=10cm)の毛髪に、各種ワックス(4g)を塗布し、毛髪を逆立てるようにスタイリングを行い、完全に乾燥させた。塗布1時間後に、スタイリング済みの毛髪に対して、ドライヤーの温風(距離10cm程度)を、まんべんなくあてながら毛髪を寝かせる様にセットした。冷風に切り替え毛髪を室温まで冷却した。再セットした毛髪の状態を目視にて観察し、下記評価基準に基づいて、再セット性を評価した。
【0051】
評価基準
A:非常に良い; B:良い; C:ふつう; D:悪い
【0052】
総合評価
A:2項目がA;
B:1項目がA且つ1項目がB又はC;
C:2項目がB又はC;
D:1項目以上がD
【0053】
【0054】
実施例11から17及び比較例11から13
表2に記載された表示名称の成分を、表2に記載の含有率(%)になるように、均一に混合してヘアトリートメントを製造した。得られたヘアトリートメントを用いて、以下の様にしてトリートメント効果を評価した。その結果を表2に示す。なお、表2中の成分の詳細については後述する。また、液状油であるスクワランの25℃におけるB型粘度計で測定される粘度は、33mPa・sであった。
【0055】
トリートメント効果
成人女性(頭頂部における毛髪の長さ=約50cm以上)の毛髪に、各種トリートメント(4g)を塗布し、5分間静置した。その後、流水で洗浄し、ドライヤーで乾燥した。指で髪の毛を梳かした際の滑り性(毛流れの均一性)について、下記評価基準に基づいて評価した。
【0056】
評価基準
A:非常に良い; B:良い; C:ふつう; D:悪い
【0057】
【0058】
実施例21
表3に記載された表示名称の成分を、表3に記載の含有率(%)になるように均一に混合してヘアバームを製造した。得られたヘアバームを用いて、上記と同様にしてセット力及び再セット性を評価し、その評価結果に基づいて総合評価した。結果を表3に示す。なお、表3中の成分の詳細については後述する。
【0059】
【0060】
実施例31
表4に記載された表示名称の成分を、表4に記載の含有率(%)になるように均一に混合してヘアオイルを製造した。得られたヘアオイルを用いて、上記と同様にしてセット力及び再セット性を評価し、その評価結果に基づいて総合評価した。結果を表4に示す。なお、表4中の成分の詳細については後述する。
【0061】
【0062】
以上から、トランスポリイソプレンを配合することで、優れた毛髪ダメージの補修・修復効果を有する毛髪化粧料、又は優れた整髪性・再整髪性効果を有する毛髪化粧料とすることができることが分かる。
【0063】
表1から表4中の表示名称の各成分の詳細を以下に示す。
・PEG-60水添ヒマシ油:商品名エマノーンCH-60(K):花王株式会社
・ステアリン酸グリセリル(SE):商品名レオドールMS165V:花王株式会社
・イソステアリルアルコール:商品名イソステアリルアルコールEX:高級アルコール工業株式会社
・ステアリン酸:商品名精製ステアリン酸750V:花王株式会社
・ステアリルアルコール:商品名カルコール8098:花王株式会社
・ミツロウ:商品名SR BEESWAX-PA(JP):クローダジャパン株式会社
・カルナウバロウ:商品名精製カルナウバワックスNo.1:株式会社セラリカNODA
・マイクロクリスタリンワックス:商品名精製マイクロクリスタリンワックス:日興リカ株式会社
・水添ヒマシ油:商品名ヒマシ硬化油A:伊藤製油株式会社
・ワセリン:商品名スノーホワイトスペシャル:Sonneborn LLC
・ミネラルオイル:商品名シルコールP70:株式会社MORESCO
・テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル:商品名サラコス5408:日清オイリオグループ株式会社
・トチュウ果皮エキス:商品名トチュウエラストマー:日立造船株式会社
・トコフェロール:商品名トコフェロール100:日清オイリオグループ株式会社
・プロパンジオール:商品名Zemea(R) プロパンジオール:DuPont Tate & Lyle Bio Products Company
・PEG-7M、水、シリカ、BHT:商品名Polyox WSR N-7501%水溶液:ダウ・ケミカル日本株式会社
・TEA:商品名TEA:三井化学株式会社
・ポリウレタン-14、アクリレーツコポリマーAMP、変性アルコール、水:商品名DynamX:ヌーリオン・ジャパン株式会社
・PCA-Na、水:商品名AJDEW NL-50:味の素ヘルシーサプライ株式会社
・PCA-Na、PCA、乳酸Na、アルギニン、アスパラギン酸、グリシン、アラニン、セリン、バリン、プロリン、トレオニン、イソロイシン、ヒスチジン、フェニルアラニン、水:商品名PRODEW500:味の素ヘルシーサプライ株式会社
・ベヘントリモニウムクロリド、エタノール、水:商品名リポガード22-80:ライオンスペシャリティーケミカルズ株式会社
・セテアリルアルコール:商品名カルコール6850:花王株式会社
・グリセリン:商品名濃グリセリン:花王株式会社
・メチルパラベン:商品名メッキンスM:上野製薬株式会社
・スクワラン:商品名フィトスクワラン:SOPHIM
・トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2:コスモール43V:日清オイリオグループ株式会社
・水添パーム油:ノムコートPHS:日清オイリオグループ株式会社
・トリ(カプリル酸/カプリン酸/ミリスチン酸/ステアリン酸)グリセリル:サラコス334:日清オイリオグループ株式会社
・オリーブ油:CROPURE OL:クローダジャパン株式会社
・ココイル(アジピン酸/トリメチロールプロパン)コポリマー:Schercemol CATC CN ESTER:日本ルーブリゾール株式会社
・イソドデカン:マルカゾールR:丸善石油化学株式会社
・ドデカン:Parafol 12 RSPO-MB:SASOL
・(ステアリン酸/カプリン酸/カプリル酸/アジピン酸)ペンタエリスリチル:Schercemol CATC CN ESTER:日本ルーブリゾール株式会社