(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023023259
(43)【公開日】2023-02-16
(54)【発明の名称】可動シンカー装置を備える横編機
(51)【国際特許分類】
D04B 15/06 20060101AFI20230209BHJP
【FI】
D04B15/06 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021128581
(22)【出願日】2021-08-04
(71)【出願人】
【識別番号】000151221
【氏名又は名称】株式会社島精機製作所
(72)【発明者】
【氏名】北原 健治
(72)【発明者】
【氏名】島崎 宜紀
【テーマコード(参考)】
4L054
【Fターム(参考)】
4L054AA01
4L054AB09
4L054KA23
4L054NA05
(57)【要約】
【課題】 シンカープレートの閉側へのストローク規制の段数を増やすことが可能な、可動シンカー装置を備える横編機を提供する。
【解決手段】 中間段階へは、開側でシンカープレート11の尾端11bが下方に押圧されている状態で、切換えカム15が制限部材13を揺動させる。尾端11bへの押圧が解除されると、線ばね12による付勢で尾端11bは上昇し、尾端11bは中間制限部13cに係合して、シンカープレート11の進出ストロークが制限される。尾端11bを最小制限部13bと係合させれば、進出ストロークは最小となるように制限される。尾端11bを最小制限部13bや中間制限部13cと係合させなければ、進出ストロークは最大となる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
針床の歯口側で長手方向に沿って複数設けられ、先端側に編糸係止部を有するシンカープレートが、ばねで歯口への進出ストロークを増大する方向に付勢されるとともに、長手方向に走行するキャリッジに搭載される押圧カムで歯口への進出ストロークが減少する方向に駆動可能な可動シンカー装置を備える横編機において、
レバー状で中間の軸まわりに揺動可能であり、一方側が揺動を駆動するための押圧を受ける受圧部となり、他方側にシンカープレートの尾端側と係合して、シンカープレートを、少なくとも歯口への進出ストロークが最小となるように制限する最小制限部、および最小と最大の中間の段階で制限可能な中間制限部が形成される制限部材と、
制限部材の受圧部を押圧して、制限部材を揺動させて、シンカープレートの進出ストロークの制限を複数段階で切換え可能な切換えカムと、
切換えカムを制御して、シンカープレートの進出ストロークを切り換える制御手段とを、
含むことを特徴とする可動シンカー装置を備える横編機。
【請求項2】
前記制御手段は、前記シンカープレートの前記進出ストロークを前記中間の段階に切換える際に、シンカープレートを当該中間の段階を通過させた近傍の位置から当該中間の段階に戻すように制御する、
ことを特徴とする請求項1記載の可動シンカー装置を備える横編機。
【請求項3】
前記制限部材の前記中間段階での揺動状態を保持する保持部材をさらに含む、
ことを特徴とする請求項1または2記載の可動シンカー装置を備える横編機。
【請求項4】
前記保持部材による前記制限部材の保持は、前記揺動の方向の両側から挟み込むように行われる、
ことを特徴とする請求項3記載の可動シンカー装置を備える横編機。
【請求項5】
前記制限部材の前記中間制限部と前記シンカープレートの前記尾端側との係合は、二面で当接して行われる、
ことを特徴とする請求項1から4までのいずれか一つに記載の可動シンカー装置を備える横編機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シンカープレートが可動でばね付勢され、歯口で編成される編地の旧ループを押下げること可能な可動シンカー装置を備える横編機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、横編機には、編成時にシンカーループが掛かるシンカープレートが可動で、ばね付勢されて編地の旧ループを押下げる機能も有する可動シンカー装置を備えるものがある(たとえば、特許文献1参照)。可動シンカー装置は、シンカープレートが歯口に進出して旧ループを押下げる閉側と、編針への給糸時などでシンカープレートが歯口から退避する開側とが切換えられる。シンカープレートが閉側で不動であれば、旧ループ側から押上げの反力を受けて、編糸に過大な力が掛かるおそれがある。ばね付勢されるシンカープレートは、シンカープレートが移動することで、押上げ力が緩和され、編糸への負荷を低減することができる。ただし、シンカープレートの開側と閉側との切換えは、編成コース中に繰返して行われ、旧ループの編糸に押下げ力が繰返して掛かる。編糸の性状によっては、押下げの繰返しで損耗を受けるおそれがある。この押下げ力は、閉側でシンカープレートが歯口に進出するストロークを小さくすれば低減される。特許文献1は、閉側での押下げのストロークを1段だけ規制することを可能にして、編糸に応じて、規制の有無による2段階の切換えが可能な技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、横編機による編成は多様化されてきており、シンカープレートを閉側で歯口に進出させるストロークも、編糸の種類や編成内容に応じて、多段階の切換えが必要になっている。
【0005】
本発明の目的は、シンカープレートの閉側へのストローク規制の段数を増やすことが可能な、可動シンカー装置を備える横編機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、針床の歯口側で長手方向に沿って複数設けられ、先端側に編糸係止部を有するシンカープレートが、ばねで歯口への進出ストロークを増大する方向に付勢されるとともに、長手方向に走行するキャリッジに搭載される押圧カムで歯口への進出ストロークが減少する方向に駆動可能な可動シンカー装置を備える横編機において、
レバー状で中間の軸まわりに揺動可能であり、一方側が揺動を駆動するための押圧を受ける受圧部となり、他方側にシンカープレートの尾端側と係合して、シンカープレートを、少なくとも歯口への進出ストロークが最小となるように制限する最小制限部、および最小と最大の中間の段階で制限可能な中間制限部が形成される制限部材と、
制限部材の受圧部を押圧して、制限部材を揺動させて、シンカープレートの進出ストロークの制限を複数段階で切換え可能な切換えカムと、
切換えカムを制御して、シンカープレートの進出ストロークを切り換える制御手段とを、
含むことを特徴とする可動シンカー装置を備える横編機である。
【0007】
また本発明で、前記制御手段は、前記シンカープレートの前記進出ストロークを前記中間の段階に切換える際に、シンカープレートを当該中間の段階を通過させた近傍の位置から当該中間の段階に戻すように制御する、
ことを特徴とする。
【0008】
また本発明で、前記制限部材の前記中間段階での揺動状態を保持する保持部材をさらに含む、
ことを特徴とする。
【0009】
また本発明で、前記保持部材による前記制限部材の保持は、前記揺動の方向の両側から挟み込むように行われる、
ことを特徴とする。
【0010】
また本発明で、前記制限部材の前記中間制限部と前記シンカープレートの前記尾端側との係合は、二面で当接して行われる、
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、シンカープレートが歯口に進出するストロークを、最大と最小とばかりではなく、中間段階へも切換え可能なので、シンカープレートの閉側へのストローク規制の段数を増やすことができる。
【0012】
また本発明によれば、中間の段階への移行を、制限部材の揺動にオーバーランがあっても近傍から戻して、確実に行うことができる。
【0013】
また本発明によれば、制限部材の中間段階での揺動状態を保持して、シンカープレートの進出ストロークの制限を安定に続けることができる。
【0014】
また本発明によれば、制限部材が中間段階に、最大側あるいは最小側のいずれの方向から揺動しても、揺動を停止するように挟み込むことができる。
【0015】
また本発明によれば、中間段階でのシンカープレートの進出ストロークを確実に制限することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】
図1は、本発明の一実施例である可動シンカー装置を備える横編機1の可動シンカー装置10の主要部を、制限部材13でシンカープレート11の進出ストロークを中間段階に制限するように移行した状態で示す針床先端部の断面図である。
【
図2】
図2は、可動シンカー装置を備える横編機1の可動シンカー装置10の主要部を、制限部材13でシンカープレート11の進出ストロークを制限する中間段階から他の段階への移行を開始する状態で示す針床先端部の断面図である。
【
図3】
図3は、可動シンカー装置を備える横編機1の可動シンカー装置10の主要部を、制限部材13でシンカープレート11の進出ストロークを制限する最小段階の状態で示す針床先端部の断面図である。
【
図4】
図4は、可動シンカー装置10で、シンカープレート11の進出ストロークを最大にする状態を示す針床先端部の断面図である。
【
図5】
図5は、可動シンカー装置10の部品図である。
【
図6】
図6は、可動シンカー装置10での保持部材6の動作を示す図である。
【
図7】
図7は、可動シンカー装置10の切換え時の制御を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、
図1から
図7は、本発明の一実施例である可動シンカー装置を備える横編機1の構成と動作を示す。各図で対応する部分は,同一の参照符を付して示し、重複する説明を省略する場合がある。また説明の便宜上、説明対象の図には記載されていない部分について、他の図に記載される参照符を付して言及する場合がある。
図1から
図4までで、ヤーンガイドスペーサー6は可動シンカー装置10の主要部であるシンカープレート11などよりも手前側に配置されるけれども、可動シンカー装置10と関連するのは尾部に設ける突起6b、6cであるので、細線で表示する。
【実施例0018】
図1は、本発明の一実施例である可動シンカー装置を備える横編機1の可動シンカー装置10の主要部を、シンカープレート11の閉側への進出ストロークを中間段階に制限するように移行した状態で示す。可動シンカー装置を備える横編機1は、針床2が歯口3を挟んで対向するように設けられるけれども、対向する側の針床2の図示を省略する。針床2は、長手方向が図の奥行き方向となり、基板4とニードルプレート5とで形成され、図の左方にも延びているけれども、歯口3に臨む先端部の構成のみ示す。ニードルプレート5は、針床2の長手方向に一定間隔で複数が立設される。ニードルプレート5の間は、針溝となり、図示を省略している編針を収容する。ニードルプレート5間には、ヤーンガイドスペーサー6も配置される。
【0019】
可動シンカー装置10も針床2の歯口3側で長手方向に沿って、すなわちニードルプレート5間に複数が設けられる。可動シンカー装置10は、シンカープレート11、線ばね12,制限部材13、制限軸14および切換えカム15を含む。シンカープレート11は、歯口3に進退する先端側に編糸係止部11aを有し、線ばね12で歯口3への進出ストロークを増大する方向に付勢される。制限部材13は、レバー状で中間の制限軸14まわりに揺動可能であり、一方側が揺動を駆動するための押圧を受ける受圧部13aとなり、他方側にシンカープレート11の尾端11b側と係合して、シンカープレート11を、少なくとも歯口3への進出ストロークが最小となるように制限する最小制限部13b、および最小と最大の中間の段階で制限可能な中間制限部13cが形成される。切換えカム15は、制限部材13の受圧部13aを押圧して、制限部材13を揺動させて、シンカープレート11の進出ストロークの制限を3段階で切換え可能である。可動シンカー装置10は、切換えカム15を制御して、シンカープレート11の進出ストロークを切り換える制御手段20も含む。
【0020】
図1に示す中間段階に切換えた状態へは、開側でシンカープレート11の尾端11bが後述する押圧カム16で図示の状態よりも下方に押圧されている状態で、切換えカム15が制限部材13を揺動させることで切換えられる。シンカープレート11の尾端11bへの押圧が解除されると、線ばね12による付勢で尾端11bは上昇し、尾端11bは中間制限部13cに係合して、編糸係止部11aの歯口3への進出は停止し、進出ストロークが制限される。
【0021】
図2は、中間段階から進出ストロークを最大にする段階に移行するように切換えを開始する状態を示す。押圧カム16でシンカープレート11の尾端11bが下方に押圧されると、切換えカム15で受圧部13aを押圧して、制限部材13を制限軸14まわりの時計回り方向に揺動させる。中間制限部13cと尾端11bとの係合は解除される。
【0022】
図3は、進出ストロークの最小段階を示す。シンカープレート11の尾端11bが制限部材13の最小制限部13bと係合し、閉側でのシンカープレート11の歯口3への進出ストロークが最小となるように制限する。
【0023】
図4は、
図1の可動シンカー装置10で、シンカープレート11の閉側での進出ストロークを最大にする状態を
図4(a)として示し、切換えカム15の構成を
図4(b)として示す。
図4(a)は、前述のように、シンカープレート11の尾端11b側を押圧する押圧カム16も示す。切換えカム15および押圧カム16は、キャリッジに搭載され、編針およびシンカープレート11を制御して編成動作を行わせるカムシステムの制御から抜ける位置に設けられる。切換えカム15は、制御手段20による制御を受ける。制御手段20は、モーター21、駆動カム22aおよび原点センサー22bとともに、図示を省略しているコントローラーを含む。モーター21の出力軸21aは、駆動カム22aを介して、切換えカム15の駆動部15aを駆動する。
図4(b)に示すように、駆動部15aは、支持部15bまわりに揺動する駆動アーム15cの先端であり、切換アーム15dの先端に設ける切換えカム15の切換えを行うための駆動を受ける。シンカープレート11の進出ストロークが閉側で最大となる状態では、制限部材13によっては制限されず、他の部分が当たりとなって進出ストロークの制限を受ける。
【0024】
図5は、可動シンカー装置10に関連する部品の構成を示す。基板4およびニードルプレート5は、針床2を形成する部品であるけれども、可動シンカー装置10の主要部は、ニードルプレート5に設ける薄肉部5aおよび支承部5bを利用して組付けられる。基板4には、長手方向に沿って一定間隔で溝が設けられ、ニードルプレート5の下部を挿入し、ワイヤー4a,4bで固定する。ニードルプレート5の上部には、長手方向に延びる帯金5dや制限軸14が挿入される。ニードルプレート5の薄肉部5aには、シンカープレート11および線ばね12が収容される。制限部材13は、薄肉部5aに対し、歯口3から離れる側に設けられる薄肉部5cに、シンカープレート11の尾端11bとともに収容される。ヤーンガイドスペーサー6は、薄肉部5a,5cにシンカープレート11および制限部材13を収容する側のニードルプレート5と、隣接するニードルプレート5との間に収容される。ヤーンガイドスペーサー6は、歯口3に臨む先端にヤーンガイド部6aを有し、尾端に二つの突起6b,6cを有する。二つの突起6b,6cを有する部分は、保持部材として、制限部材13の中間段階での揺動状態を保持する機能を有する。なお、ニードルプレート5間に、ヤーンガイドスペーサー6を収容しても隙間が生じるときは、ヤーンガイド部6aを有しないスペーサーをさらに収容して塞ぐ。ニードルプレート5間にヤーンガイドスペーサー6を収容しないで、スペーサーのみ収容してもよい。
【0025】
図6は、突起6bを有するヤーンガイドスペーサー6の保持部材としての機能を示す。
図6(a)に示すように、二つの突起6b,6cは、制限部材13側に突出し、中間段階で制限部材13を揺動の方向の両側から挟み込むようにして保持する。ヤーンガイドスペーサー6が用いられず、スペーサーが用いられる場合は、スペーサーを保持部材として機能させればよい。また、
図6(b)に示すように、中間段階で突起6b,6cに対応する位置に窪みまたは孔23d,23eがそれぞれ開いている制限部材23を用いてもよい。制限部材23は、制限部材13と同様な受圧部23a、最小制限部23b、および中間制限部23cを有する。また、制限部材側に突起、ヤーンガイドスペーサー6などの保持部材側に窪みまたは孔を設けてもよい。
【0026】
本実施例では、
図6(c)に示すように、突起6b,6cは、金属の薄板で形成されるヤーンガイドスペーサー6から制限部材13側へ突出するように形成される。このため、制限部材13が中間段階から他の段階に切換わるときに抵抗があり、切換えカム15での切換えではない振動などに対して、揺動状態を保持して、シンカープレート11の進出ストロークの制限を安定に続けることができる。なお、本実施例の保持部材としての突起6b,6cは、
図3に示す状態でも、
図4(a)に示す状態でも、それぞれ一方が制限部材13の揺動状態を保持することに寄与している。
【0027】
図6(a)は、制限部材13の中間制限部13cとシンカープレート11の尾端11b側との係合が上面13c1と奥面13c2との二面で当接して行われる状態も示す。二面で当接させると、制限部材13が中間段階または最小段階に、最大側あるいは最小側のいずれの方向から揺動しても、揺動を停止するように挟み込むことができる。
【0028】
図7は、可動シンカー装置10での進出ストロークの切換え時の制御手段20による制御を示す。進出ストロークは、最大をL、中間をM、最小をSとし、Lを
図2(a)の原点センサー22bが原点0として検出するものとする。上段に示す数値は、モーター21の出力軸21aの回転角度の一例に対応する。C1として示すLからMへの切換えでは、一旦Mに移行してから、Mの近傍に設ける第二の中間段階mに戻り、さらにMに移行するように制御する。これは、第二の中間の段階mを通過させた近傍の位置Mから第二の中間の段階mに戻した後で中間の段階Mに移行すると考えることができる。切換えの各段階は、それぞれキャリッジが1コース走行して行われる。C2として示すMからLへの切換えでは、直接MからLに移行する。C3として示すSからMへの切換えでは、一旦Sからmへ移行し、さらにmからMに移行する。すなわち、中間の段階Mを通過させた近傍の位置mから当該中間の段階の位置Mに戻す。C4、C5およびC6として示す、MからS、LからSおよびSからLへの切換えは、それぞれ直接移行する。
【0029】
C1およびC3のように、制御手段20は、シンカープレート11の進出ストロークを中間の段階Mに切換える際に、シンカープレート11を当該中間の段階Mの近傍mに一旦揺動してから、さらに当該中間の段階Mに揺動させるように制御する。これによって、中間の段階Mへの移行を、制限部材の揺動にオーバーランがあっても近傍mから戻して、確実に行うことができる。
【0030】
本実施例によれば、閉側でのシンカープレート11の進出ストロークを3段階に切換えることができる。制限部材13に最小制限部13b,23bおよび中間制限部13c,23cよりも多くの制限部を設ければ、切換えの段数を増やすこともできる。3段階の切換えでも、最大の進出ストロークに対する制限部を制限部材13,23に設けることもできる。3段階の切換えでは、たとえば最大を引返し編成等で編地が歯口3の下方に下がり難い場合に押下げ、中間ではウールやコットン等の短繊維の編成、最小ではポリエステル等の長繊維の編成に好ましい条件とすることができる。