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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023023339
(43)【公開日】2023-02-16
(54)【発明の名称】農園芸用殺虫剤組成物およびその使用方法
(51)【国際特許分類】
   A01N 47/34 20060101AFI20230209BHJP
   A01N 47/40 20060101ALI20230209BHJP
   A01P 7/04 20060101ALI20230209BHJP
   A01N 25/04 20060101ALI20230209BHJP
【FI】
A01N47/34 G
A01N47/40 Z
A01P7/04
A01N25/04 101
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021128780
(22)【出願日】2021-08-05
(71)【出願人】
【識別番号】000232623
【氏名又は名称】日本農薬株式会社
(72)【発明者】
【氏名】児玉 洋
【テーマコード(参考)】
4H011
【Fターム(参考)】
4H011AC01
4H011BB11
4H011BB14
4H011DA16
(57)【要約】
【課題】従来技術では防除困難なまたは防除不可能な害虫であるカミキリムシ科 (Cerambycidae)、特に、ゴマダラカミキリ(Anoplophora malasiaca)を効率的に防除するための新たな技術を提供すること。
【解決手段】第一の有効成分として、メタフルミゾンまたはその塩と、第二の有効成分として、アセタミプリドまたはその塩とを含有すること特徴とする農園芸用殺虫剤組成物およびその使用方法。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
メタフルミゾンまたはその塩と、アセタミプリドまたはその塩とを有効成分として含有する農園芸用殺虫剤組成物。
【請求項2】
メタフルミゾンまたはその塩が1質量部に対して、アセタミプリドまたはその塩をが0.05~5質量部の割合で含有する請求項1に記載の農園芸用殺虫剤組成物。
【請求項3】
防除対象である昆虫が、カミキリムシ科 (Cerambycidae)、であることを特徴とする請求項1または2いずれか1項に記載の農園芸用殺虫剤組成物。
【請求項4】
殺虫対象であるカミキリムシ科の昆虫が、ゴマダラカミキリ(Anoplophora malasiaca)、であることを特徴とする、請求項1及至3のいずれか1項に記載の農園芸用殺虫剤組成物。
【請求項5】
メタフルミゾンまたはその塩、および、アセタミプリドまたはその塩とを有効成分として含有する農園芸用殺虫剤組成物の有効量を、直接害虫に、または害虫が生息する作物に、または作物が生育する周辺土壌もしくは栽培担体に処理すること特徴とする、請求項1及至4いずれか1項に記載の農園芸用殺虫剤組成物の使用方法。
【請求項6】
メタフルミゾンまたはその塩を有効成分とする製剤と、アセタミプリドまたはその塩を有効成分として含有する製剤の有効量を、そのまま、または希釈して直接害虫に、または害虫が生息する作物に、または作物が生育する周辺土壌、もしくは栽培担体に、処理時期の間隔を空けて処理すること特徴とする農園芸害虫の防除方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、第一の有効成分として、メタフルミゾンまたはその塩と、第二の有効成分として、アセタミプリドまたはその塩とを含有する農園芸用殺虫剤組成物およびその使用方法に関する。
【背景技術】
【0002】
本発明の有効成分として用いられるメタフルミゾン(一般名、(EZ)-2‘-[2-(4-シアノフェニル)-1-(α,α,α- トリフルオロ-m-トリル)エチリデン]-4-(トリ-2’-yl)-1-(α,α,α-trifluoro-m-tolyl)ethylidene)-4-(trifluoromethoxy)carbanilohydrazide )は公知化合物であり(例えば、非特許文献1参照。)、農園芸用殺虫剤として公知化されており市販されている。
【0003】
また、メタフルミゾンと共に有効成分として用いられる殺虫活性を有する化合物であるアセタミプリド((E)-N1-[(6-クロロ-3-ピリジル)メチル]-N2-シアノ-N1-メチルアセトアミジン、(E)-N1-[(6-chloro-3-pyridyl)methyl]-N2-cyano-N1-methylacetamidine)は農園芸用殺虫剤として市販されている公知の化合物である(例えば、非特許文献1参照。)。さらに、メタフルミゾンとアセタミプリドの混用は相乗効果のある農園芸用殺虫剤として公知化されており(例えば、特許文献1、2および3参照。)、また混合剤として市販されている。しかしながら、メタフルミゾンとアセタミプリドとの混合剤組成物がカミキリムシ科 (Cerambycidae)、特に、ゴマダラカミキリ(Anoplophora malasiaca)に対しそれぞれの化合物を単独で用いるよりも相乗的な優れた殺虫効果を有することは、知られていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006-131515号公報
【特許文献2】特開2017-178802号公報
【特許文献3】国際公開第2010/043553号パンフレット
【特許文献4】国際公開第20100/43553号パンフレット
【非特許文献】
【0005】
【非特許文献1】The Pesticide Manual 18th Edition(British Crop Production Council、2018)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
農作物の生産においては、各種害虫による被害は今なお大きく、その防除のために各種殺虫剤を処理することが必要であり、この処理作業は農業従事者にとりわけ大きな負担となっている。これらの処理作業を低減することは、農業従事者の労働負担を減らすという労働衛生面からも、農作物生産コストを低減する経済性の面からも強く求められており、各種の農園芸用殺虫殺ダニ剤組成物が開発されてきた。しかしながら、従来技術では、防除対象害虫の種類、生息特性、薬剤抵抗性の発達等により有効な防除ができない場合があり、防除困難なまたは防除不可能な害虫を効率的に防除するための新たな技術の開発が望まれていた。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者等は、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、メタフルミゾン(一般名、(EZ)-2’-[2-(4-シアノフェニル)-1-(α,α,α- トリフルオロ-m-トリル)エチリデン]-4-(トリフルオロメトキシ)カルバニロヒドラジド、(E)-2‘-[2-(4-cyanophenyl)-1-(α,α,α-trifluoro-m-tolyl)ethylidene)-4-(trifluoromethoxy)carbanilohydrazide )とアセタミプリド((E)-N1-[(6-クロロ-3-ピリジル)メチル]-N2-シアノ-N1-メチルアセトアミジン、(E)-N1-[(6-chloro-3-pyridyl)methyl]-N2-cyano-N1-methylacetamidine)を併用することにより、それぞれの化合物を単独で使用する場合に比べて顕著な相乗効果、対象害虫であるカミキリムシ科 (Cerambycidae)、特に、ゴマダラカミキリ(Anoplophora malasiaca)に対し、種の拡大、使用薬量の低減、処理効果の残効期間の延長にともなう薬剤処理回数の低減等の効果を有することを見出した。
【0008】
即ち、本発明は
[1] メタフルミゾンまたはその塩と、アセタミプリドまたはその塩とを有効成分として含有する農園芸用殺虫剤組成物、
[2] メタフルミゾンまたはその塩が1質量部に対して、アセタミプリドまたはその塩をが0.05~5質量部の割合で含有する[1]に記載の農園芸用殺虫剤組成物、
[3] 防除対象である昆虫が、カミキリムシ科 (Cerambycidae)、であることを特徴とする[1]または[2]いずれか1項に記載の農園芸用殺虫剤組成物、
[4] 殺虫対象であるカミキリムシ科の昆虫が、ゴマダラカミキリ(Anoplophora malasiaca)であることを特徴とする、[1]及至[3]のいずれか1項に記載の農園芸用殺虫剤組成物、
[5] メタフルミゾンまたはその塩、および、アセタミプリドまたはその塩とを有効成分として含有する農園芸用殺虫剤組成物の有効量を、直接害虫に、または害虫が生息する作物に、または作物が生育する周辺土壌もしくは栽培担体に処理すること特徴とする、[1]及至[4]いずれか1項に記載の農園芸用殺虫剤組成物の使用方法、
[6] メタフルミゾンまたはその塩を有効成分とする製剤と、アセタミプリドまたはその塩を有効成分として含有する製剤の有効量を、そのまま、または希釈して直接害虫に、または害虫が生息する作物に、または作物が生育する周辺土壌、もしくは栽培担体に、処理時期の間隔を空けて処理すること特徴とする農園芸害虫の防除方法、
に関する。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、メタフルミゾンとアセタミプリドとを有効成分とする農園芸用殺虫剤組成物およびその使用方法に関し、それぞれの化合物を単独で使用した場合に比べて、対象害虫であるカミキリムシ科 (Cerambycidae)、特に、ゴマダラカミキリ(Anoplophora malasiaca)に対し、対象害虫種の拡大、顕著な相乗効果、使用薬量の低減、薬剤処理回数の低減等の効果を奏するものであり、従来技術では防除困難なまたは防除不可能な害虫を効率的に防除することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の農園芸用殺虫剤組成物の有効成分の一つであるメタフルミゾンは、前記非特許文献1にて知られる公知の殺虫活性を有する化合物であり、また市販製剤として入手することができる。アセタミプリドもまた、前記非特許文献1にて知られる公知の殺虫活性を有する化合物であり、また市販製剤として入手することができる。これらの化合物を適切な不活性担体に界面活性剤および必要に応じて補助剤と一緒に、適切な割合に配合して溶解、分離、懸濁、乳化、混合、含浸、吸着もしくは付着させ、各種剤型、例えば、懸濁剤(フロアブル剤)、乳懸濁剤、乳剤、液剤、水和剤、顆粒水和剤、粒剤、粉剤、マイクロカプセル剤、カプセル剤、錠剤、ジャンボ剤またはパック剤等に製剤して使用すれば良い。
【0011】
本発明の農園芸用殺虫剤組成物全量に対する有効成分の配合割合は、必要に応じて加減することができ、特に限定されないが、全量100質量部に対して通常0.01~90質量部程度であり、例えば、粉剤または粒剤とする場合は0.1~30質量部程度が好ましく、乳剤、水和剤、フロアブル剤または顆粒水和剤等の場合は0.1~60質量部程度が好ましい。
【0012】
本発明の農園芸用殺虫剤組成物全体に対する有効成分の配合割合は、必要に応じて加減することができ、特に限定されないが、通常0.01~90質量部程度であり、例えば、粉剤または粒剤とする場合は0.1~30質量部程度が好ましく、乳剤、水和剤、フロアブル剤または顆粒水和剤等の場合は0.1~60質量部程度が好ましい。
【0013】
本発明の農園芸用殺虫剤組成物の有効成分であるメタフルミゾンおよびアセタミプリドの配合割合は、メタフルミゾン 1質量部に対して、アセタミプリドが0.01~10.0質量部の範囲から適宜選択して使用すれば良く、好ましくはアセタミプリド0.05~5.0質量部の範囲から適宜選択して使用すれば良く、さらに、好ましくはアセタミプリド0.1~1.0質量部の範囲から選択して使用すれば良い。
【0014】
本発明の農園芸用殺虫剤組成物を使用する場合、農薬製剤上の常法に従い使用上都合の
良い形状に製剤して使用するのが一般的である。即ち、本発明の農園芸用殺虫剤組成物に用いられる有効成分はこれらを適当な不活性担体に、または必要に応じて補助剤と一緒に適当な割合に配合して溶解、分散、懸濁、混合、含浸、吸着もしくは付着させて適宜の剤型、例えば懸濁剤(フロアブル剤)、乳懸濁剤(EW製剤)、油状懸濁剤(OD製剤)、サスポエマルション(SE)剤、マイクロエマルジョン(ME)剤、乳剤、液剤、水和剤、顆粒水和剤、粒剤、粉剤、錠剤、パック剤等に製剤して使用すれば良い。適当な場合には、別の剤型を組合せ、組み込み、混合してもよい。例えば、練り込み粒剤と含浸粒剤とを混合してもよく、水和剤と顆粒水和剤を混合して錠剤に固めてもよく、懸濁剤と液剤を組み合わせてパック剤等とすることもできる。
【0015】
補助剤としては、分散剤・湿潤剤・拡展剤・展着剤等として用いる界面活性剤、不活性担体、結合剤、粘着付与剤、増粘剤、着色剤、凍結防止/復元剤、固結防止剤、崩壊剤、分解防止剤、pH調節剤、および光安定化剤な等が挙げられる。その他必要に応じ、防腐剤、植物片等を添加成分に用いてもよい。これらの添加成分は単独で用いてもよいし、また、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0016】
分散剤・湿潤剤・拡展剤・展着剤等として用いる界面活性剤としては、例えば、植物油型非イオン性界面活性剤、アルコール型非イオン性界面活性剤、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマー型非イオン性界面活性剤、アルキルフェノール型非イオン性界面活性剤、糖エステル型非イオン性界面活性剤、脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤、ビスフェノール型非イオン性界面活性剤、多芳香環型非イオン性界面活性剤、シリコン型非イオン性界面活性剤、フッ素型非イオン性界面活性剤などを挙げることができる。植物油型非イオン性界面活性剤の例としては、硬化ヒマシ油、ポリオキシアルキレンヒマシ油(例えばポリオキシエチレンヒマシ油等)、ポリオキシアルキレン硬化ヒマシ油(例えばポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等)が挙げられる。アルコール型非イオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、アセチレンジオール、ポリオキシアルキレン付加アセチレンジオール、等が挙げられる。ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマー型非イオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマー、ポリスチレンポリオキシエチレンブロックポリマー、アルキルポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマーエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、アルキルフェニルポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマーエーテル等が挙げられる。アルキルフェノール型非イオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンジアルキルフェニルエーテル、ポリアルキレンベンジルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレンスチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル・ホルマリン縮合物等が挙げられる。糖エステル型非イオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪族エステル、ポリオキシアルキレンソルビトール脂肪酸エステル(例えばポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル等)、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ショ糖脂肪酸エステル等が挙げられる。脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン樹脂酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸ジエステル等が挙げられる。ビスフェノール型非イオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシビスフェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸ビスフェニルエーテル、等が挙げられる。多芳香環型非イオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシアルキレンベンジルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレンスチリルフェニルエーテル等が挙げられる。シリコン型非イオン性界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンエーテル型シリコン系界面活性剤、ポリオキシエチレンエステル型シリコン系界面活性剤等が挙げられる。
【0017】
アニオン性界面活性剤としては、例えば、サルフェート型アニオン性界面活性剤、スルフォネート型アニオン性界面活性剤、フォスフェート型アニオン性界面活性剤、カルボン酸型アニオン性界面活性剤などを挙げることができる。サルフェート型アニオン性界面活性剤としては、例えば、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物塩、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマーサルフェート等が挙げられる。スルフォネート型アニオン性界面活性剤としては、例えば、パラフィンスルフォネート、ジアルキルスルホサクシネート、アルキルベンゼンスルフォネート、モノアルキルナフタレンスルフォネート、ジアルキルナフタレンスルフォネート、アルキルナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物塩、アルキルジフェニルエーテルジスルフォネート、フォスフェート型アニオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテルフォスフェート、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルフォスフェート、ポリオキシエチレンジアルキルフェニルエーテルフォスフェート、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテルフォスフェート、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマーフォスフェート、アルキルフォスフェート等が挙げられる。カルボン酸型アニオン性界面活性剤としては、例えば、脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウム、脂肪酸アンモニウム等の脂肪酸塩、ポリカルボン酸塩、ポリアクリル酸塩、N-メチル-脂肪酸サルコシネート、樹脂酸ナトリウム、樹脂酸カリウム等の樹脂酸塩、等が挙げられる。
【0018】
カチオン性界面活性剤としては、例えば、アルキルアミン塩、アンモニウム型カチオン性界面活性剤、ベンザルコニウム型カチオン性界面活性剤等が挙げることができる。アルキルアミン塩としては、例えば、ラウリルアミン塩酸塩、ステアリルアミン塩酸塩、オレイルアミン塩酸塩、ステアリルアミン酢酸塩、ステアリルアミノプロピルアミン酢酸塩、アルキルトリメチルアンモニウムクロライド、アルキルジメチルベンザルコニウムクロライド等が挙げられる。アンモニウム型カチオン性界面活性剤としては、例えば、メチルポリオキシエチレンアルキルアンモニウムクロライド、アルキルN‐メチルピリジニウムブロマイド、モノまたはジアルキルメチル化アンモニウムクロライド、アルキルペンタメチルプロピレンジアミンクロライド等が挙げられる。ベンザルコニウム型カチオン性界面活性剤としては、例えばアルキルジメチルベンザルコニウムクロライド、ベンゼトニウムクロライド、オクチルフェノキシエトキシエチルジメチルベンジルアンモニウムクロライド
等が挙げられる。
【0019】
両性界面活性剤としては、例えば、アミノ酸型またはベタイン型両性界面活性剤を挙げることができる。ベタイン型両性界面活性剤としては、例えばジアルキルジアミノエチルベタイン、アルキルジメチルベンジルベタイン等が挙げられる。これらの界面活性剤は単独で用いてもよいし、また、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0020】
上記不活性担体としては、固体担体および液体担体が挙げられ、固体担体としては、例えば、石英、クレー、カオリナイト、ピロフィライト、セリサイト、タルク、ベントナイト、フバサミクレー、セラミック、酸性白土、アタパルジャイト、ゼオライト、珪藻土、硫黄、などの天然鉱物類、炭酸カルシウム、硫酸アンモニウム、硫酸ナトリウム、塩化カリウムなどの無機塩類、合成ケイ酸、合成ケイ酸塩、合成含水酸化珪素、水和シリカ、デンプン、セルロース、植物粉末(例えばおがくず、ヤシガラ、トウモロコシ穂軸、タバコ茎など)などの有機固体担体、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデンなどのプラスチック担体、合成樹脂(ポリプロピレン、ポリアクリロニトリル、ポリメタクリル酸メチル、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ナイロン-6、ナイロン-11、ナイロン-66等のナイロン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニル-プロピレン共重合体等)、尿素、無機中空体、プラスチック中空体、活性炭、フュームド シリカ(fumed silica, ホワイトカーボン)、化学肥料(硫安、燐安、硝安、尿素、塩安等)、軽石、方解石、海泡石、白雲石、カンラン石、輝石、角閃石、長石、アルミナ、バーミキュライト、パーライト、エラストマー、プラスチック、セラミックス、金属、おがくず、トウモロコシの穂軸、ココヤシの実殻、タバコの茎等の微粉末および粒状物、などが挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、また、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0021】
液体担体としては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール等の一価アルコール類;およびエチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ヘキシレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン等の多価アルコール類等のアルコール類;プロピレングリコールエーテル等の多価アルコール化合物類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;エチルエーテル、ジオキサン、エチレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル類;ノルマルパラフィン、ナフテン、イソパラフィン、ケロシン、鉱油等の脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレン、ソルベントナフサ、アルキルナフタレン等の芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類;酢酸エチル、ジイソプロピルフタレート、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレート、アジピン酸ジメチル等のエステル類;γ-ブチロラクトン等のラクトン類;ジメチルホルムアミド、ジエチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N-アルキルピロリドン(N-メチルピロリドン等)等のアミド類;アセトニトリル等のニトリル類;ジメチルスルホキシド等の硫黄化合物類;大豆油、ナタネ油、綿実油、ヒマシ油等の植物油;および水等を挙げることができる。これらは単独で用いてもよいし、また、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0022】
本発明の農園芸用殺虫剤組成物は、以下のものを油性分散媒としても使用することができる。使用することができる油性分散媒の内、動物油としては、例えば鯨油、タラ肝油、麝香油またはミンク油等を挙げることができる。使用することができる植物油としては、例えば大豆油、菜種油、トウモロコシ油、コーン油、ヒマワリ油、綿実油、亜麻仁油、ココナツ油、パーム油、アザミ油、ウオルナッツ油、アラキス油、オリーブ油、パパヤ油、椿油、ヤシ油、ごま油、米ぬか油、落花生油、亜麻仁油、きり油、ひまわり油、ヒマシ油、ティーツリーオイルまたは乳酸エステル等のエステル等が挙げられる。また植物油には更にそのエステル転移産物も含まれ、例えばオレイン酸メチル、菜種油メチルエステル、または菜種油エチルエステルも包含される。これらは単独で用いてもよいし、また、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0023】
結合剤または粘着付与剤としては、例えば、カルボキシメチルセルロースおよびその塩、デキストリン、水溶性デンプン、キサンタンガム、グアーガム、蔗糖、ポリビニルピロリドン、アラビアゴム、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセテート、ポリアクリル酸ナトリウム、平均分子量6000及至20000のポリエチレングリコール、平均分子量10万及至500万のポリエチレンオキサイド、燐脂質(例えば、セファリン、レシチン等)、セルロース粉末、デキストリン、加工デンプン、ポリアミノカルボン酸キレート化合物、架橋ポリビニルピロリドン、マレイン酸とスチレン類との共重合体、(メタ)アクリル酸系共重合体、多価アルコールからなるポリマーとジカルボン酸無水物とのハーフエステル、ポリスチレンスルホン酸の水溶性塩、パラフィン、テルペン、ポリアミド樹脂、ポリアクリル酸塩、ポリオキシエチレン、ワックス、ポリビニルアルキルエーテル、アルキルフェノールホルマリン縮合物、合成樹脂エマルション等が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、また、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0024】
増粘剤としては、例えば、キサンタンガム、グアーガム、ダイユウタンガム、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、アクリル系ポリマー、デンプン誘導体、多糖類等の水溶性高分子;高純度ベントナイト、フュームド シリカ(fumed silica, ホワイトカーボン)、アルミナ微粒子等の無機微粉;セルロース繊維、セルロースナノファイバー、キトサンファイバー、ヘミセルロース、製紙用パルプ、コットンリンターやコットンリントなどの綿系パルプ、化学パルプ、半化学パルプ、機械パルプ、非木材パルプ、古紙を原料とする脱墨パルプ、麻、麦わら、バガスなどの非木材系パルプ等の繊維物質等が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、また、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0025】
着色剤としては、例えば酸化鉄、酸化チタン、プルシアンブルーのような無機顔料、アリザリン染料、アゾ染料、金属フタロシアニン染料のような有機染料、フタロシヤニンブルーやパーマネントレッドのような有機顔料等が挙げられる。
【0026】
凍結防止/復元剤としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の多価アルコール類等が挙げられる。
【0027】
固結防止や崩壊促進のための補助剤としては、例えばデンプン、アルギン酸、マンノース、ガラクトース等の多糖類、ポリビニルピロリドン、フュームド シリカ(fumed silica, ホワイトカーボン)、エステルガム、石油樹脂、トリポリリン酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム、ステアリン酸金属塩、セルロース粉末、デキストリン、メタクリル酸エステルの共重合体、ポリビニルピロリドン、ポリアミノカルボン酸キレート化合物、スルホン化スチレン・イソブチレン・無水マレイン酸共重合体、デンプン・ポリアクリロニトリルグラフト共重合体等が挙げられる。
【0028】
分解防止剤としては、例えばゼオライト、生石灰、酸化マグネシウムのような乾燥剤、フェノール化合物、アミン化合物、硫黄化合物、リン酸化合物等の酸化防止剤、サリチル酸化合物、ベンゾフェノン化合物等の紫外線吸収剤等が挙げられる。
【0029】
消泡剤としては、シリコンオイル等が挙げられる。
【0030】
防腐剤としては、例えばソルビン酸カリウム、1,2-ベンゾチアゾリン-3-オン等が挙げられる。
【0031】
pH調節剤としては、例えば、塩酸、硫酸、リン酸、スルホン酸およびカルボン酸等各種の無機酸や有機酸、ならびにその塩やエステルを本発明組成物に所定量添加する方法が挙げられる。有機酸として具体的には、酸性リン酸エステル、クエン酸、マレイン酸、ソルビン酸、乳酸および酒石酸等が例示される。また、リン酸水素2ナトリウム-クエン酸水溶液、酢酸ナトリウム-塩酸水溶液、ギ酸-ギ酸ナトリウム水溶液、乳酸-乳酸ナトリウム水溶液、酒石酸-酒石酸ナトリウム水溶液およびクエン酸ナトリウム-塩酸水溶液等の各種の緩衝液を所定量添加してpHをコントロールすることもできる。
【0032】
光安定化剤としては、酸化チタン、黄酸化鉄、黄色三二酸化鉄、褐色酸化鉄、および三二酸化鉄等が挙げられる。
【0033】
更に必要に応じて機能性展着剤、ピペロニルブトキサイド等の代謝分解阻害剤等の活性増強剤、プロピレングリコール等の凍結防止剤、BHT等の酸化防止剤、紫外線吸収剤等その他の補助剤も使用することができる。
【0034】
本発明の農園芸用殺虫剤組成物を使用できる「作物」は特に限定されるものではないが、例えば、穀類(例えば、イネ、オオムギ、コムギ、ライムギ、オートムギ、モロコシ(コウリャン)、トウモロコシ等);豆類(例えば、ダイズ、アズキ、ソラマメ、エンドウマメ、インゲンマメ、ラッカセイ等);果樹・果実類(例えば、リンゴ、ミカン、オレンジ、レモン、ライム、グレープフルーツ、カリン等の柑橘類、、マルメロ、ナシ、セイヨウナシ、ニホンナシ、ブドウ、ブルーベリー、クランベリー、ブラックベリー、ラズベリー、イチゴ、モモ、スモモ、サクランボ、ネクタリン、ウメ、オウトウ、アンズ、プルーン、クルミ、ハシバミ、グリ、アーモンド、ピスタチオ、カシューナッツ、マカダミアナッツ、バナナ、カキ、オリーブ、ビワ、ナツメヤシ、ココヤシ、アブラヤシ等);葉・果菜類(例えば、キャベツ、トマト、ホウレンソウ、コールラビ、ハクサイ、コマツナ、カラシナ、ブロッコリー、カリフラワー、シュンギク、アーティチョーク、レタス、タマネギ、ネギ、アスパラガス、パセリ、セロリ、アメリカボウフウ、フダンソウ、ピーマン、ナス、ペッパー、オクラ、ニラ等);根菜類(例えば、ニンジン、バレイショ、サツマイモ、ヤマノイモ、サトイモ、ダイコン、カブ、レンコン、ゴボウ、ニンニク、ラッキョウ等);加工用作物(例えば、棉、麻、コウゾ、ミツマタ、ナタネ、オイルパーム、ナンヨウアブラギリ、ソバ、ビート、ホップ、サトウキビ、テンサイ、オリーブ、ゴム、コーヒー、タバコ、クワ、茶等);瓜類(例えば、カボチャ、キュウリ、ズッキーニ、スイカ、マクワウリ、メロン等);牧草類(オーチャードグラス、ソルガム、チモシー、クローバー、アルファルファ等);芝類(例えば、ノシバ、コウライシバなどのシバ類、ギョウギシバなどのバミューダグラス類、コヌカグサ、ハイコヌカグサ、イトコヌカグサなどのベントグラス類、ナガハグサ、オオスズメノカタビラなどのブルーグラス類、オニウシノケグサ、イトウシノケグサ、ハイウシノケグサなどのフェスク類、ネズミムギ、 ホソムギなどのライグラス類、カモガヤ、オオアワガエリなど);香料等鑑賞用作物(例えば、ラベンダー、ローズマリー、タイム、パセリ、コショウ、ショウガ、トウガラシ、ワサビ、ニンニク、シソ、ミント、バジル等);花卉類(例えば、バラ、カーネーション、キク、トルコギキョウ、カスミソウ、ヒマワリ、ガーベラ、マリーゴールド、サルビア、ペチュニア、バーベナ、チューリップ、アスター、リンドウ、ユリ、パンジー、シクラメン、ラン、スズラン、ラベンダー、ストック、ハボタン、プリムラ、ポインセチア、グラジオラス、カトレア、デージー、バーベナ、シンビジューム、ベゴニア等);樹木類(例えば、アオキ、サクラ類、トネリコ、カバノキ、ハナミズキ、ユーカリ、イチョウ、ライラック、モクレン、カエデ、カシ、ポプラ、ハナズオウ、フウ、プラタナス、ケヤキ、クロベ、モミノキ、ツガ、ネズ、マツ類、トドマツ類、エゾマツ類、トウヒ、イチイ、ニレ、トチノキ、サンゴジュ、イヌマキ、スギ、ヒノキ、ヒバ、クロトン、マサキ、カナメモチ等);等の植物を挙げることができる。
【0035】
また、上記「作物」には、古典的な育種法や近年の遺伝子組み換え技術の進歩により有用な形質を付与された遺伝子組み換え作物(除草剤耐性作物、殺虫性タンパク産生遺伝子を組み込んだ害虫耐性作物、病害に対する抵抗性誘導物質産生遺伝子を組み込んだ病害耐性作物、食味向上作物、保存性向上作物、収量向上作物など)も含まれる。
【0036】
古典的な育種法により除草剤耐性を付与された作物の例としては、つぎのものが挙げられる。イマゼタピル等のイミダゾリノン系ALS阻害型除草剤に耐性のナタネ、コムギ、ヒマワリ、イネ、トウモロコシがありClear field<登録商標>の商品名で既に販売されている。同様に古典的な育種法によるチフェンスルフロンメチル等のスルホニルウレア系ALS阻害型除草剤に耐性のダイズがあり、STSダイズの商品名で既に販売されている。同様にトリオンオキシム系、アリールオキシフェノキシプロピオン酸系除草剤などのアセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤に耐性が付与された作物の例としてSRコーン等がある。
【0037】
遺伝子組換え技術により耐性を付与された作物の例としては、以下のものが例示される。グリホサート耐性のトウモロコシ、ダイズ、ワタ、ナタネ、テンサイ品種があり、ラウンドアップレディ(Roundup Ready<登録商標>)、Agrisure GT等の商品名で既に販売されている。同様に遺伝子組換え技術によるグルホシネート耐性のトウモロコシ、ダイズ、ワタ、ナタネ品種があり、リバティーリンク(Liberty Link<登録商標>)等の商品名で既に販売されている。同様に遺伝子組換え技術によるブロモキシニル耐性のワタはBXNの商品名で既に販売されている。
【0038】
アセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤に耐性が付与された作物はプロシーディングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンシーズ・オブ・ザ・ユナイテッド・ステーツ・オブ・アメリカ(Proc.Natl.Acad.Sci.USA)87巻、7175~7179頁(1990年)等に記載されている。またアセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤に耐性の変異アセチルCoAカルボキシラーゼがウィード・サイエンス(Weed Science)53巻、728~746頁(2005年)等に報告されており、こうした変異アセチルCoAカルボキシラーゼ遺伝子を遺伝子組換え技術により作物に導入するかもしくは抵抗性付与に関わる変異を作物アセチルCoAカルボキシラーゼに導入する事により、アセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤に耐性の作物を作出することができる。さらに、キメラプラスティ技術(Gura T. 1999. Repairing the Genome’s Spelling Mistakes. Science 285: 316-318.)に代表される塩基置換変異導入核酸を作物細胞内に導入して作物{アセチルCoAカルボキシラーゼ}遺伝子に部位特異的アミノ酸置換変異を引き起こすことにより、{アセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤}に耐性の作物を作出することができる。
【0039】
また、遺伝子組換え技術を用いて、殺虫性毒素等を合成する事が可能となった遺伝子組み換え作物も含まれる。この様な遺伝子組換え植物で発現される殺虫性毒素としては、例えばバチルス・セレウス(Bacillus cereus)やバチルス・ポピリエ(Bacillus popilliae)由来の殺虫性タンパク;バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)由来のCry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、Cry1Fa2、Cry2Ab、Cry3A、Cry3Bb1またはCry9C等のδ-エンドトキシン、VIP1、VIP2、VIP3またはVIP3A等の殺虫性タンパク;線虫由来の殺虫性タンパク;さそり毒素、クモ毒素、ハチ毒素または昆虫特異的神経毒素等の動物によって産生される毒素;糸条菌類毒素;植物レクチン;アグルチニン;トリプシン阻害剤、セリンプロテアーゼ阻害剤、パタチン、シスタチン、パパイン阻害剤等のプロテアーゼ阻害剤;リシン、トウモロコシ-RIP、アブリン、サポリン、ブリオジン等のリボゾーム不活性化タンパク(RIP);3-ヒドロキシステロイドオキシダーゼ、エクジステロイド-UDP-グルコシルトランスフェラーゼ、コレステロールオキシダーゼ等のステロイド代謝酵素;エクダイソン阻害剤;HMG-CoAリダクターゼ;ナトリウムチャネル阻害剤、カルシウムチャネル阻害剤等のイオンチャネル阻害剤;幼若ホルモンエステラーゼ;利尿ホルモン受容体;スチルベンシンターゼ;ビベンジルシンターゼ;キチナーゼ;グルカナーゼ等が挙げられる。これら毒素の例およびこれら毒素を合成する事ができる組換え作物は、例えばEP-A-0374753、WO93/07278、WO95/34656、EP-A-0427529、EP-A-451878、WO03/052073等に記載されている。これらの組換え作物に含まれる毒素は、特に、鞘翅目害虫、双翅目害虫、鱗翅目害虫を防除するのに適しており、これら害虫への耐性形質が作物へ付与される。
【0040】
これら殺虫性毒素の、1つまたは複数の毒素を発現する遺伝子組換え作物は既に知られており、いくつかのものは市販されている。これら遺伝子組換え作物の例として、Cry1Ab毒素を発現するトウモロコシ品種、例えばイールドガード(Yield Gard)<登録商標>等、Cry3Bb1毒素を発現するトウモロコシ品種、例えばイールドガードルートワーム(Yield Gard Rootworm)等、Cry1AbとCry3Bb1毒素を発現するトウモロコシ品種、例えばイールドガードプラス(Yield Gard Plus)<登録商標>等、Cry1Fa2毒素とグルホシネートへの耐性を付与する為のホスフィノトリシン N-アセチルトランスフェラーゼ(PAT)を発現するトウモロコシ品種、例えばハーキュレックスI(Herculex I)<登録商標>等、Cry1Ac毒素を発現するワタ品種、例えばNuCOTN33B<登録商標>、ボルガードI(Bollgard I)<登録商標>等、Cry1AcとCry2Ab毒素を発現するワタ品種、例えばボルガードII(Bollgard II)<登録商標>等、VIP毒素を発現するワタ品種、例えばVIPCOT<登録商標>等、Cry3A毒素を発現するジャガイモ品種、例えばニューリーフ(New Leaf)<登録商標>等、GA21 グリホサート耐性形質ネイチャーガード アグリシュアー GT アドバンテージ(Nature Gard<登録商標>Agrisure<登録商標>GT Advantage)等、Bt11コーンボーラー(CB)形質、例えばアグリシュアー CB アドバンテージ(Agrisure<登録商標> CB Advantage)等、プロテクタ(Protecta)<登録商標>などが挙げられる。
【0041】
更に、遺伝子組換え技術を用いて、選択的な作用を有する抗病原性物質を産生する形質を付与されたものも含まれる。抗病原性物質としては、例えばPRタンパク(PRPs、EP-A-0392225に記載されている);ナトリウムチャネル阻害剤、カルシウムチャネル阻害剤(ウイルスが産生するKP1、KP4、KP6毒素等が知られている)等のイオンチャネル阻害剤;スチルベンシンターゼ;ビベンジルシンターゼ;キチナーゼ;グルカナーゼ;ペプチド抗生物質、ヘテロ環を有する抗生物質、植物病害抵抗性に関与するタンパク因子(植物病害抵抗性遺伝子と呼ばれ、WO03/000906に記載されている)等の微生物が産生する物質等が挙げられる。このような抗病原性物質とそれを産生する遺伝子組換え作物は、EP-A-0392225、WO95/33818、EP-A-0353191等に記載されている。
【0042】
更に、遺伝子組換え技術を用いて、油糧成分改質やアミノ酸含量増強形質などの有用形質を付与した作物も含まれる。例として、VISTIVE<登録商標>(リノレン含量を低減させた低リノレン大豆)あるいは、high-lysine(またはhigh-oil) corn(リジンあるいはオイル含有量を増量したコーン)等が挙げられる。
【0043】
更に、上記の古典的な除草剤形質あるいは除草剤耐性遺伝子、殺虫性害虫抵抗性遺伝子、抗病原性物質産生遺伝子、油糧成分改質やアミノ酸含量増強形質などの有用形質について、これらを複数組み合わせたスタック品種も含まれる。除草剤耐性となった作物に本発明の農園芸用殺虫剤組成物を使用する際は、その作物が耐性となっている除草剤(例えば、グリホサートまたはその塩、グルホシネートまたはその塩、ジカンバまたはその塩、イマゼタピルまたはその塩、イソキサフルトール等)と本発明の農園芸用殺虫剤組成物の体系処理または/および混合処理により総合的に雑草および害虫を防除することができる。
【0044】
本発明の農園芸用殺虫剤組成物の使用においては、前記予め各成分を含有する製剤をそのまま、または水等で適宜希釈し、もしくは懸濁させた形で各種害虫防除に有効な量を直接害虫に、または当該害虫の発生が予測される対象作物に、またはその種子または播種するための土壌もしくは栽培担体等に通常の処理をすれば良い。処理方法としては、例えば、茎葉等への散布処理、稲育苗箱処理、種子粉衣・種子浸漬・種子消毒等の種子処理、植穴処理、株元処理、作条処理、灌注処理、土壌混和処理等の処理方法が挙げられ、水耕栽培における水耕液に処理しても良い。
【0045】
種子処理の方法としては、通常の方法に従って、例えば、液状又固体状の製剤を希釈または希釈せずして液体状態にて種子を浸漬して薬剤を浸透させる方法、固形製剤または液状製剤を種子と混和、粉衣処理等して種子の表面に付着させる方法、樹脂、ポリマー等の付着性の高い担体と混和して種子に単層または多層にコーティングする方法、植え付けと同時に種子の近辺に散布する方法等をあげることができる。当該種子処理を行う「種子」とは、広義には本発明における「繁殖用植物体」と同義であり、いわゆる種子の他、球根、塊茎、種いも、鱗茎、あるいは挿し木栽培用の茎等の栄養繁殖用の植物体を含むものである。
【0046】
本発明の方法を実施する場合の「土壌」または「栽培担体」とは、作物を栽培するための支持体、特に根を生えさせる支持体を示すものであり、材質は特に制限されないが、植物が生育しうる材質であれば良く、いわゆる土壌、育苗マット、水等であっても良く、具体的な素材としては例えば、砂、軽石、バーミキュライト、珪藻土、寒天、ゲル状物質、高分子物質、ロックウール、グラスウール、木材チップ、バーク等であっても良い。
【0047】
本発明の農園芸用殺虫剤組成物の、作物茎葉部あるいは貯穀害虫、家屋害虫、衛生害虫、森林害虫等への散布方法としては、乳剤、懸濁剤(フロアブル剤)、乳懸濁剤(EW製剤)、油状懸濁剤(OD製剤)、サスポエマルション(SE)剤、マイクロエマルジョン(ME)剤等の液体製剤または水和剤もしくは顆粒水和剤等の固形製剤を水で適宜希釈し、散布する方法、粉剤を散布する方法または燻煙剤での散布方法等が挙げられる。土壌への施用方法としては、例えば、液体製剤または固体製剤を水に希釈または希釈せずして植物体の株元、設置場所近辺、または育苗用苗床等に施用する方法、粒剤を植物体の株元、設置場所近辺、または育苗のための苗床等に散布する方法、播種前または移植前に粉剤、水和剤、顆粒水和剤、粒剤等を散布し土壌全体と混和する方法、播種前または植物体を植える前に植え穴、作条等に粉剤、水和剤、顆粒水和剤、粒剤等を散布する方法等が挙げられる。
【0048】
本発明の農園芸用殺虫剤組成物の処理量は、本組成物を乳剤、懸濁剤(フロアブル剤)、乳懸濁剤(EW製剤)、油状懸濁剤(OD製剤)、サスポエマルション(SE)剤、マイクロエマルジョン(ME)剤、液剤、水和剤、顆粒水和剤、粒剤、粉剤、薫煙剤等の製剤に加工して使用する場合、その施用量は、種々の因子、例えば、目的、防除対象有害生物、対象作物および作物の生育状況、天候、環境条件、製剤形態、施用方法、施用場所、または施用時期、有効成分の配合割合、気象条件、などにより異なるが、有効成分化合物として、散布処理の場合、通常1ヘクタール当り、通常1アール当たり有効成分として0.01g及至2000gの範囲から適宜選択して施用すれば良く、好ましくは0.1g及至500gの範囲が良い。土壌または潅注処理の場合、有効成分は1g及至1000gの範囲で対象作物が生育している周辺土壌に散布または潅注処理すれば良い。種子への処理においては種子重量との比較で、有効成分として0.01%及至50%の範囲で使用することが可能であり、好ましくは0.1%及至10%の範囲である。乳剤、水和剤等を水等で希釈して施用する場合、その施用濃度は0.00001及至0.1%であり、粒剤、粉剤あるいは種子に処理する場合の液剤等は、通常希釈することなくそのまま施用すれば良い。
【0049】
畑作物、例えばジャガイモ、サツマイモ、ダイズなどにおいては、播種から育苗期におい
て、種子または植物体に近接する栽培担体等へ処理が好ましい。畑に直接播種する植物に
おいては、種子への直接処理の他、栽培中の植物の株元への処理が好適である。粒剤を用
いて散布処理または水に希釈または希釈しない薬剤を液状にて潅注処理を行うことができ
る。粒剤を播種前の栽培担体と混和させた後、播種するのも好ましい処理である。また、
移植を行う栽培植物の播種、育苗期の処理としては、種子への直接処理の他、育苗用苗床
への、液状とした薬剤の潅注処理または粒剤の散布処理が好ましい。又、定植時に粒剤を
植え穴に処理したり、移植場所近辺の栽培担体に混和することも好ましい処理である。
【0050】
本発明の農園芸用殺虫剤組成物を稲に施用する場合、稲種子に施用してもよいし、育苗培地に施用してもよく、水田や乾田に施用してもよい。ここでいう稲種子とは、水田等の土壌に播種する前の状態の稲の種子を意味する。前記水田としては、湛水もしくは潤土状態にある水田が挙げられ、湛水状態にある水田とは、耕起、水入れ、代かき等を行った上で、必要に応じてさらに水入れした状態の水田をいう。また、潤土状態にある水田とは、該湛水状態から落水処理を行う等により湛水状態と同程度に水分量を維持し、且つ土壌表面が露出する状態にある水田をいう。
【0051】
本組成物を施用した稲種子は、乾田、湿田、水田に直播して栽培することができ、また、育苗箱等の育苗培地に播種して栽培してもよい。稲種子の催芽は、水中に浸漬することで行ってもよいし、水中に浸漬した後湿潤状態に保持することで行ってもよい。湿潤状態とは、水中に浸漬した後の稲種子の表面の一部または全部が外気と接すことができ、且つ該稲種子の水分を保持できる状態を意味し、例えば、水中に浸漬した後の稲種子を稲藁や布などの通気性材料で被覆し、被覆した材料の上から必要に応じて散水することや、稲種子を水中に浸漬する際に用いた網状体もしくは袋状体の材料に、稲種子をそのまま収容しておくことで実現される。育苗培地としては、稲育苗用の培土であれば特に制限はなく、土壌以外の育苗マット育苗箱、水稲用育苗トレイまたは苗床を使用してもよいし、プール育苗によって栽培してもよい。
【0052】
水稲の育苗箱に施用する場合、剤型は、播種時施用、緑化期施用、移植時施用など施用時期により異なる場合もあるが、例えば、本組成物を、粉剤、顆粒水和剤、粒剤などの剤型で時期に合う方法で施用すれば良い。培土との混和によっても施用することができ、培土と粉剤、顆粒水和剤または粒剤などとの混和、例えば、床土混和、覆土混和、培土全体への混和などすることができる。単に、培土と各種製剤を交互に層状にして施用しても良い。播種時の施用の時期は播種の前、同時、播種後いずれでも良く、覆土後に施用しても良い。また、水稲分野においては水田への粒剤などの水面施用がよく用いられる。施用する時期は稲の播種時から移植時までの期間であれば特に限定されないが、例えば播種時覆土前処理、播種時覆土後処理、播種前床土混和処理、播種前覆土混和処理、播種時床土混和処理、播種時覆土混和処理、緑化期処理、移植当日処理、移植同時処理が挙げられる。移植7日前から移植前日に施用してもよく、また播種時から移植までの期間のいつでも施用できる。播種から移植までの期間は、稚苗(2.5葉期前後の苗)、中苗(3.5葉期前後の苗)または成苗(4.5葉期前後の苗)によって異なり、また、気象条件などによっても育苗期間は変動するが、何れの場合にも施用できる。また、本組成物の練りこみ粒剤やサンドコーティング粒剤を育苗箱に散布してもよく、本組成物の製剤を希釈した溶液を育苗箱に潅注してもよい。本組成物の製剤を床土や覆土、培土との混和によっても施用することができ、培土と粉剤、顆粒水和剤または粒剤等との混和、例えば、床土混和、覆土混和、培土全体への混和等することができ、単に、培土と各種製剤を交互に層状にして施用しても良い。
【0053】
本発明の農園芸用殺虫剤組成物を水田に施用する方法としては、移植栽培の稲にそのまま、または製剤化して稲茎葉部に施用する方法、直播栽培時の水田土壌に施用する方法、および湛水状態の水田の水面に施用する方法等が挙げられる。稲茎葉部に施用する場合、時期としては育苗期から収穫までのいつの時期でもよい。水田に施用する方法は特に限定されるものではないが、粉剤、微粒剤などのそのままの形態で施用する製剤、懸濁剤(フロアブル剤)、乳懸濁剤(OW製剤)、顆粒水和剤剤、水和剤、ジャンボ剤、パック剤、粒剤等の固形製剤、サスポエマルション(SE)剤、マイクロエマルジョン(ME)剤、水溶剤、顆粒水溶剤、液剤、乳懸濁剤(EW製剤)、油剤、サーフ剤または乳剤等の液体状製剤等を希釈して散布する方法があげられ、通常は、湛水状態の水田に散布する。その他、田植え時には、適当な製剤をそのまままたは肥料等に混和して土壌に散布、注入することもできる。又、水口や灌漑装置等の水田への水の流入元に乳剤、懸濁剤(フロアブル剤)、ジャンボ剤等の薬剤を処理することにより、水の供給に伴い省力的に施用することもできる。散布機器を用いる場合は特に通常使用される機器であればよく、手回し散布器、動力散布機、パンクルスプレーヤー、ラジコンヘリ、有人ヘリ、ラジコンボートなどを使用できる。また、機器を使わず、手で散布してもよい。
【0054】
本発明の農園芸用殺虫剤組成物を水田土壌に施用する方法としては、水田土壌の全面に処理する方法(全面処理)、稲を播種する際に設ける溝に処理する方法(播種溝処理)、稲の種子の直上(0及至10cm)または直下(0及至10cm)に処理する方法、稲の株または種子の近傍にすじ状または点状に処理する方法(側条処理)等が挙げられる。水田土壌に施用する場合、ペースト肥料、粒状肥料等の農業資材と混和して、またはこれらと同時に施用することもできる。本組成物を施用する時期は、稲の播種前または移植前であってもよく、播種または移植と同時であってもよいし、播種直後または移植直後であってもよい。播種または移植と同時に施用する場合は、播種機または移植機に取付けたアッタチメントを用いて施用してもよく、その他の方法で施用してもよい。また、全面処理の場合は、播種または移植後の注水までの期間、中干し期、または間断灌漑期であってもよい。本組成物を使用する際は、水田の土壌表面が乾いている状態であってもよいし、土壌表面が湿っているものの湛水がない状態(水深0cm)であってもよい。湛水状態の水田の水面に施用する場合は、播種あるいは移植後から収穫までの期間のいつでもよく、通常の稲の管理で保たれる水深であれば施用することができる。
【0055】
加えて、近年では昆虫性フェロモン(ハマキガ類、ヨトウガ類の交信攪乱剤等)、天敵昆虫等を用いたIPM(総合的害虫管理)技術が進歩しており、本発明の剤はそれらの技術と併用、あるいは体系化して用いることができる。
【0056】
本発明の農園芸用殺虫剤組成物を水田に施用する場合であって直播栽培の稲に使用する場合、または、本組成物を施用した稲種子を直播栽培に使用する場合、稲種子は、鉄粉(酸化鉄粉、還元鉄粉、アトマイズ鉄粉および電解鉄粉等)、過酸化カルシウム、オキソアニオンを供給する、モリブデン化合物(モリブデン単体、酸化モリブデン、モリブデン酸とその塩、モリブドりん酸とその塩、およびモリブドケイ酸とその塩等の被覆材で表面処理を施用することができる。モリブデン酸の塩としては、例えば、モリブデン酸カルシウム、モリブデン酸マグネシウム、モリブデン酸アンモニウム、モリブデン酸ナトリウム、およびモリブデン酸カリウムが挙げられる。モリブドりん酸塩としては、モリブドりん酸アンモニウム、モリブドりん酸ナトリウム、およびモリブドりん酸カリウム等が挙げられる。その他、タングステン含有物、クロム含有物、セレン含有物、およびテルル含有物等の被覆材を表面処理に施用してもよい。これらの被覆材は各々を単独で用いる他、任意の比率で混合して用いることもでき、また必要に応じ、増量や稲種子への固着向上等の目的で焼石膏やモンモリロナイト等の鉱物粉末等の補助剤を添加することができる。過酸化カルシウムと焼石膏と鉱物粉末の混合物は市販品として入手可能であり、例えば、カルパー粉粒剤16(保土谷UPL株式会社製)が挙げられる。本組成物の製剤は、稲種子に粉衣して施用できるが、催芽前の稲種子を本組成物を含有する溶液に浸漬、または催芽後に本化合物を含有する溶液を噴霧して処理してもよい。
【0057】
本発明の農園芸用殺虫剤組成物の処理量は種々の因子、例えば、目的、対象害虫、作物の生育状況、天候、環境条件、剤型、施用方法、施用場所、または施用時期等により変動するが、有効成分化合物として、散布処理の場合、1ヘクタール当り、メタフルミゾンは1~1,000gであり好ましくは10~500g、アセタミプリドは100~100,000gであり好ましくは400~60,000gの範囲で適宜対象作物に処理すれば良い。
【0058】
本発明の農園芸用殺虫剤組成物は、以下の水稲、野菜、果樹、その他の花卉等各種農林、園芸貯穀害虫や衛生害虫あるいはセンチュウ等の防除に適している。 鱗翅目(チョウ目)としては例えば、アオイラガ(Parasa consocia)、アカキリバ(Anomis mesogona)、アゲハ(Papilio xuthus)、アズキサヤムシガ(Matsumuraeses azukIVora)、アズキノメイガ(Ostrinia scapulalis)、アフリカヨトウ(Spodoptera exempta)、アメリカシロヒトリ(Hyphantria cunea)、アワノメイガ(Ostrinia furnacalis)、アワヨトウ(Pseudaletia separata)、イガ(Tinea translucens)、イグサシンムシガ(Bactra furfurana)、イチモンジセセリ(Parnara guttata)、イッテンオオメイガ(Scirpophaga incertulas)、イネキンウワバ(Plusia festucae)、イネタテハマキ(Marasmia exigua)、イネツトムシ(Parnara guttata)、イネハカジノメイガ(Marasmia exigua)、イネヨトウ(Sesamia inferens)、イモキバガ(Brachmia triannulella)、イラガ(Monema flavescens)、イラクサギンウワバ(Trichoplusia ni)、ウコンノメイガ(Pleuroptya ruralis)、ウメエダシャク(Cystidia couaggaria)、ウラナミシジミ(Lampides boeticus)、エッグプラントフルーツボーラー(Leucinodes orbonalis)、オオスカシバ(Cephonodes hylas)、オオタバコガ(Helicoverpa armigera)、オオトビモンシャチホコ(Phalerodonta manleyi)、オオミノガ(Eumeta japonica)、オオモンシロチョウ(Pieris brassicae)、オビカレハ(Malacosoma neustria testacea)、カキノヘタムシガ(Stathmopoda masinissa)、カキホソガ(Cuphodes diospyrosella)、カクモンハマキ(Archips xylosteanus)、カストニアガ科(Castniidae)、カブラヤガ(Agrotis segetum)、カンショシンクイハマキ(Tetramoera schistaceana)、キアゲハ(Papilio machaon hippocrates)、キクビスカシバ(Nokona feralis)、キバガ科(Gelechiidae)、キマダラコウモリ(Endoclyta sinensis)、ギンモンハモグリガ(Lyonetia prunifoliella)、キンモンホソガ(Phyllonorycter ringoneella)、クリミガ(Cydia kurokoi)、クリミドリシンクイガ(Eucoenogenes aestuosa)、グレープベリーモス(Lobesia botrana)、クロシタアオイラガ(Latoia sinica)、クロフタモンマダラメイガ(Euzophera batangensis)、クロメンガタスズメ(Acherontia lachesis)、クワイホソハマキ(Phalonidia mesotypa)、クワゴマダラヒトリ(Spilosoma imparilis)、クワノメイガ(Glyphodes pyloalis)、クワヒメハマキ(Olethreutes mori)、コイガ(Tineola bisselliella)、コウモリガ(Endoclyta excrescens)、コーヒーリーフマイナー(Leucoptera coffeella)、コーンイヤワーム(Helicoverpa zea)、コクガ(Nemapogon granellus)、コスカシバ(Synanthedon hector)、コットンリーフワーム(Alabama argillacea)、コドリンガ(Cydia pomonella)、コドリングモス(Cydia pomonella)、コナガ(Plutella xylostella)、コブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis)、サザンピンクボーラー(Sesamia calamistis)、サンカメイガ(Scirpophaga incertulas)、シトラスフルーツボーラー(Citripestis sagi.jpgerella)、シバツトガ(Pediasia teterrellus)、ジャイアントシュガーケーンボーラー(Telchin licus)、ジャガイモガ(Phthorimaea operculella)、シャクガ科(Geometridae)、シャチホコガ(Stauropus fagi persimilis)、シュガーケーンボーラー(Diatraea saccharalis)、シロイチモジマダラメイガ(Etiella zinckenella)、シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)、シロテンコウモリ(Palpifer sexnotata)、シロナヨトウ(Spodoptera manuritia)、シロメイチュウ(Scirpophaga innotata)、シロモンヤガ(Xestia c-nigrum)、スカシバガ科(Sesiidae)、スジキリヨトウ(Spodoptera depravata)、スジコナマダラメイガ(Ephestia kuehniella)、スジマダラメイガ(Cadra cautella)、スズメガ科(Sphingidae)、スモモエダシャク(Angerona prunaria)、スモモヒメシンクイ(Grapholita dimorpha)、セグロシャチホコ(Clostera anastomosis)、セセリチョウ科(Hesperiidae)、セミトロピカルアーミーワーム(Spodoptera eridania)、ソイビーンルーパー(Pseudoplusia includens)、ダークヘディドステムボーラー(Chilo polychrysus)、ダイズサヤムシガ(Matsumuraeses falcana)、タバコガ(Helicoverpa assulta)、タマナギンウワバ(Autographa nigrisigna)、タマナヤガ(Agrotis ipsilon)、チャドクガ(Euproctis pseudoconspersa)、チャノコカクモンハマキ(Adoxophyes orana)、チャノホソガ(Caloptilia theIVora)、チャハマキ(Homona magnanima)、チャマダラメイガ(Ephestia elutella)、チャミノガ(Eumeta minuscula)、ツマアカシャチホコ(Clostera anachoreta)、ツメクサガ(Heliothis maritima)、テングハマキ(Sparganothis pilleriana)、トウモロコシメイガ(Busseola fusca)、ドクガ(Euproctis subflava)、トビモンオオエダシャク(Biston robustum)、トマトフルーツワーム(Heliothis zea)、トリコプルシア属(Trichoplusia spp.)、ナカジロシタバ(Aedia leucomelas)、ナシイラガ(Narosoideus flavidorsalis)、ナシケンモン(Viminia rumicis)、ナシチビガ(Bucculatrix pyrIVorella)、ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)、ナシホソガ(Spulerina astaurota)、ナシマダラメイガ(Ectomyelois pyrIVorella)、ニカメイガ(Chilo suppressalis)、ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)、ニセマイコガ科(Stathmopodidae)、ネギコガ(Acrolepiopsis sapporensis)、ノシメマダラメイガ(Plodia interpunctella)、ハイマダラノメイガ(Hellula undalis)、バクガ(Sitotroga ceralella)、ハスモンヨトウ(Spodoptera litura)、ハマキガの一種(Eucosma aporema)、バラハマキ(Acleris comariana)、ビーンシュートボーラ (Epinotia aporema)、ヒトリガ科(Arctiidae)、ヒメクロイラガ(Scopelodes contracus)、ヒメコスカシバ(Synanthedon tenuis)、ヒメシロモンドクガ(Orgyia thyellina)、ヒメボクトウ(Cossus insularis)、ヒロズコガ科(Tineidae)、ヒロヘリアオイラガ(Parasa lepida)、フォールアーミーワーム(Spodoptera frugiperda)、フキノメイガ(Ostrinia zaguliaevi)、フタオビコヤガ(Naranga aenescens)、フタテンカギバモドキ(Andraca bipunctata)、フタモンマダラノメイガ(Euzophera batangensis)、ブドウスカシバ(Paranthrene regalis)、ブドウスズメ(Acosmeryx castanea)、ブドウハモグリガ(Phyllocnistis toparcha)、ブドウヒメハマキ(Endopiza viteana)、ブドウホソハマキ(Eupoecillia ambiguella)、ベルベットビーンキャタピラー(Anticarsia gemmatalis)、ボクトウガ科(Cossidae)、ホソバハイイロハマキ(Cnephasia cinereipalpana)、ホップワインボーラー(Hydraecia immanis)、ホワイトステムボーラー(Scirpophaga innotata)、マイマイガ(Lymantria dispar)、マツカレハ(Dendrolimus spectabilis)、マメシンクイガ(LeguminIVora glycinIVorella)、マメノメイガ(Maruca testulalis)、マメヒメサヤムシガ(Matsumuraeses phaseoli)、マメホソガ(Caloptilia soyella)、ミカンハモグリガ(Phyllocnistis citrella)、ミスジノメイガ(Hadylepta indicata)、ミダレカクモンハマキ(Archips fuscocupreanus)、ミツモンキンウワバ(Acanthoplusia agnata)、ミノガ(Bambalina sp.)、モモキバガ(Anarsia lineatella)、モモシンクイガ(Carposina niponensis)、モモノゴマダラノメイガ(Conogethes punctiferalis)、モモのスカシバ類(Synanthedon sp.)、モモハモグリガ(Lyonetia clerkella)、モロコシマダラメイガ(Elasmopalpus lignosellus)、モンキアゲハ(Papilio helenus)、モンキクロノメイガ(Herpetogramma luctuosale)、モンキチョウ(Colias erate poliographus)、モンクロシャチホコ(Phalera flavescens)、モンシロチョウ(Pieris rapae crucIVora)、モンシロチョウ(Pieris rapae)などのシロチョウ類、モンシロドクガ(Euproctis similis)、ヤマノイモコガ(Acrolepiopsis suzukiella)、ヨーロピアンコーンボーラー(Ostrinia nubilalis)、ヨトウガ(Mamestra brassicae)、ヨモギエダシャク(Ascotis selenaria)、ヨモギオオホソハマキ(Phtheochroides clandestina)、ヨーロピアングレープワインモス(Lobesia botrana)、ライスケースワーム(Nymphula depunctalis)、リンゴオオハマキ(Hoshinoa adumbratana)、リンゴカレハ(Odonestis pruni japonensis)、リンゴケンモン(Triaena intermedia)、リンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana fasciata)、リンゴコシンクイ(Grapholita inopinata)、リンゴシロヒメハマキ(Spilonota ocellana)、リンゴハイイロハマキ(Spilonota lechriaspis)、リンゴハマキクロバ(Illiberis pruni)、リンゴヒメシンクイ(Argyresthia conjugella)、リンゴホソガ(Caloptilia zachrysa)、リンゴモンハマキ(Archips breviplicanus)、ワタアカキリバ(Anomis flava)、ワタアカミムシ(Pectinophora gossypiella)、ワタノメイガ(Notarcha derogata)、ワタヘリクロノメイガ(Diaphania indica)、ワタミムシ(Heliothis virescens)、ワタリンガ(Earias cupreoviridis) 、およびトマトキバガ(仮称、Tuta absoluta、英名Tomato leaf miner)、Marasmia patnalis、Rupela albina、Soybean looper(Chrysodeixis includens)、Spodoptera cosmioides、Spodoptera frugiperda、Tuta absoluta、などが挙げられる。
【0059】
半翅目(カメムシ目)としては例えば、アオクサカメムシ(Nezara antennata)、アカスジカスミカメ(Stenotus rubrovittatus)、アカスジカメムシ(Graphosoma rubrolineatum)、アカヒゲホソミドリカスミカメ(Trigonotylus coelestialium)、アカヒメヘリカメムシ(Aeschynteles maculatus)、アカホシカスミカメ(Creontiades pallidifer)、アカホシカメムシ(Dysdercus cingulatus)、アカホシマルカイアガラムシ(Chrysomphalus ficus)、アカマルカイガラムシ(Aonidiella aurantii)、アシビロヘリカメムシ(Leptoglossus australis)、アブラゼミ(Graptopsaltria nigrofuscata)、アメリカコバネナガカメムシ(Blissusleucopterus)、アワダチソウグンバイ(Corythucha marmorata)、イセリヤカイガラムシ(Icerya purchasi)、イチモンジカメムシ(Piezodorus hybneri)、イナズマヨコバイ(Recilia dorsalis)、イネカメムシ(Lagynotomus elongatus)、イネキイロヒメヨコバイ(Thaia subrufa)、イネクロカメムシ(Scotinophara lurida)、イバラヒゲナガアブラムシ(Sitobion ibarae)、イワサキカメムシ(Stariodes iwasakii)、ウスイロマルカイガラムシ(Aspidiotus destructor)、ウスモンミドリカスミカメ(Taylorilygus pallidulus)、ウメコブアブラムシ(Myzusmumecola)、ウメシロカイガラムシ(Pseudaulacaspis prunicola)、エンドウヒゲナガアブラムシ(Acyrthosiphon pisum)、オオクモヘリカメムシ(Anacanthocoris striicornis)、オオクロトビカスミカメ(Ectometopterus micantulus)、
オオサシガメ(Triatoma rubrofasciata)、 オオトゲシラホシカメムシ(Eysarcoris lewisi)、オオヘリカメムシ(Molipteryx fulginosa)、オオヨコバイ(Cicadella viridis)、オカボノアカアブラムシ(Rhopalosophum rufiabdominalis)、オカボノクロアブラムシ(Tetraneura nigriabdominalis)、オリーブカタカイガラムシ(Saissetia oleae)、オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)、カシヒメヨコバイ(Aguriahana quercus)、カスミカメムシ類(Lygus sp.)、ガハニコナカイガラムシ(Pseudococcus calceolariae)、カバワタフキマダラアブラムシ(Euceraphis punctipennis)、カンキツカイガラムシ(Andaspis kashicola)、カンキツカタカイガラムシ(Coccus pseudomagnoliarum)、カンシャコバネナガカメムシ(Cavelerius saccharIVorus)、カンシャワタアブラムシ(Ceratovacuna lanigera)、キイロワタフキカイガラムシ(Icerya seychellarum)、キクグンバイ(Galeatus spinifrons)、キクヒメヒゲナガアブラムシ(Macrosiphoniella sanborni)、キタウンカ(Javesella pellucida)、キマルカイガラムシ(Aonidiella citrina)、クサギカメムシ(Halyomorpha mista)、クスグンバイ(Stephanitis fasciicarina)、クストガリキジラミ(Trioza camphorae)、クモヘリカメムシ(Leptocorisa chinensis)、クリトガリキジラミ(Trioza quercicola)、クルミグンバイ(Uhlerites latius)、グレープリーフホッパー(Erythroneura comes)、クロアシホソナガカメムシ(Paromius exguus)、クロカタマルカイガラムシ(Duplaspidiotus claviger)、クロスジツマグロヨコバイ(Nephotettix nigropictus)、クロテンコナカイガラムシ(Phenacoccus solenopsis)、クロトビカスミカメ(Halticiellus insularis)、クロフツノウンカ(Perkinsiella saccharicida)、クロリンゴキジラミ(Psylla malIVorella)、クワキジラミ(Anomomeura mori)、クワコナカイガラムシ(Pseudococcus longispinis)、クワシロカイガラムシ(Pseudaulacaspis pentagona)、クワワタカイガラムシ(Pulvinaria kuwacola)、コアオカスミカメ(Apolygus lucorum)、コバネヒョウタンナガカメムシ(Togo hemipterus)、コミカンアブラムシ(Toxoptera aurantii)、コーンリーフホッパー(Dalbulus maidis)、サトウキビコナカイガラムシ(Saccharicoccus sacchari)、サトウキビネワタムシ(Geoica lucifuga)、サトウノウスイロウンカ(Numata muiri)サビイロカスミカメ(Lygus lineolaris)、サンホーゼカイガラムシ(Comstockaspis perniciosa)、シトラススノースケール(Unaspis citri)、ジャガイモトガリキジラミ(Bactericera cockerelli)、ジャガイモヒゲナガアブラムシ(Aulacorthum solani)、ジャガイモヒメヨコバイ(Empoasca fabae)、シュロマルカイガラムシ(Abgrallaspis cyanophylli)、シラホシカメムシ(Eysarcoris ventralis)、シルバーリーフコナジラミ(Bemisia argentifolii)、シロオオヨコバイ(Cicadella spectra)、シロマルカイガラムシ(Aspidiotus hederae)、スカシヒメヘリカメムシ(Liorhyssus hyalinus)、セグロヒメキジラミ(Calophya nigridorsalis)、セジロウンカ(Sogatella furcifera)、ソラマメヒゲナガアブラムシ(Megoura crassicauda)、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)、ダイズアブラムシ(Aphis glycines)、 タイワンクモヘリカメムシ(Leptocorisa oratorius)、タイワンツマグロヨコバイ(Nephotettix virescens)、タイワンヒゲナガアブラムシ(Uroeucon formosanum)、タトルミーリーバグ(Brevennia rehi)、タバコカスミカメ(Cyrtopeltis tennuis)、タバココナジラミ(Bemisia tabaci)、チャトゲコナジラミ(Aleurocanthus camelliae)、チャノカタカイガラムシ(Lecanium persicae)、チャノクロホシカイガラムシ(Parlatoria theae)、チャノマルカイガラムシ(Pseudaonidia paeoniae)、チャノミドリヒメヨコバイ(Empoasca onukii)、チャバネアオカメムシ(Plautia stali)、チュウゴクナシキジラミ(Cacopsylla chinensis)、チューリップネアブラムシ(Dysaphis tulipae)、チューリップヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum euphorbiae)、ツガカサアブラムシ(Adelges tsugae)、ツツジグンバイ(Stephanitis pyrioides)、ツノロウムシ(Ceroplastes ceriferus)、ツバキクロホシカイガラムシ(Parlatoria camelliae)、ツマグロアオカスミカメ(Apolygus spinolai)、ツマグロヨコバイ(Nephotettix cincticeps)、ツヤアオカメムシ(Glaucias subpunctatus)、テンサイカスミカメ(Orthotylus flavosparsus)、トウモロコシアブラムシ(Rhopalosiphum maidis)、トウモロコシウンカ(Peregrinus maidis)、トゲシラホシカメムシ(Eysarcoris parvus)、トコジラミ(Cimex lectularius)、トドキジラミ(Psylla abieti)、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)、トベラキジラミ(Psylla tobirae)、ナガオコナカイガラムシ(Pseudococcus longispinus)、ナガメ(Eurydema rugosum)、ナシアブラムシ(Schizaphis piricola)、ナシキジラミ(Psylla pyricola)、ナシクロホシカイガラムシ(Parlatoreopsis pyri)、ナシグンバイ(Stephanitis sashi)、ナシコナカイガラムシ(Dysmicoccus wistariae)、ナシシロナガカイガラムシ(Lepholeucaspis japonica)、ナシマルアブラムシ(Sappaphis piri)、ナシマルカイガラムシ(Diaspidiotus perniciosus)、ナスコナガイガラムシ(Phenacoccus solani)、ニセダイコンアブラムシ(Lipaphis erysimi)、ニセヤノネカイガラムシ(Unaspis citri)、ネギアブラムシ(Neotoxoptera formosana)、ネッタイトコジラミ(Cimex hemipterus)、ハスクビレアブラムシ(Rhopalosophum nymphaeae)、バラヒメヨコバイ(Edwardsianarosae)、ハランナガカイガラムシ(Pinnaspisaspidistrae)、バルサムウーリーアフィッド(Adelges piceae)、ハンノキジラミ(Psylla alni)、ハンノナガヨコバイ(Speusotettix subfusculus)、ハンノヒメヨコバイ(Alnetoidia alneti)、ピアプシラ(Cacopsylla pyricola)、ピーカンフィロキセラ(Phylloxera devastatrix)、ピーカンリーフフィロキセラ (Phylloxera notabilis)、ヒエウンカ(Sogatella panicicola)、ヒエノアブラムシ(Melanaphis sacchari)、ヒゲナガカスミカメ(Adelphocoris lineolatus)、ヒサカキワタフキコナジラミ(Pealius euryae)、ヒメアカホシカメムシ(Dysdercus poecilus)、ヒメカサアブラムシ(Aphrastasia pectinatae) 等のカサアブラムシ科(Adelgidae)、ヒメクロカイガラムシ(Parlatoria ziziphi)、ヒメグンバイ(Uhlerites debile)、ヒメトビウンカ(Laodelphax striatellus)、ヒメナガメ(Eurydema pulchrum)、ヒメハリカメムシ(Cletus trigonus)、ヒメフタテンナガアワフキ(Clovia punctata)、ヒメヨコバイ類(Empoasca sp.)、ヒラタカタカイガラムシ(Coccus hesperidum)、ヒラタヒョウタンナガカメムシ(Pachybrachius luridus)、フジコナカイガラムシ(Planococcus kraunhiae)、フタスジカスミカメ(Stenotus binotatus)、フタテンヒメヨコバイ(Arboridia apicaris)、フタテンヨコバイ(Macrosteles fascifrons)、フタトゲムギカスミカメ(Stenodema calcarata)、ブチヒゲカメムシ(Dolycoris baccarum)、ブチヒゲクロカスミカメ(Adelphocoris triannulatus)、ブドウネアブラムシ(Viteus vitifolii)、ブラウンスティンクバグ(Euschistus heros)、ブラジルサシガメ(Triatoma infestans)、プラタナスグンバイ(Corythucha ciliata)、ブラックパディーバグ(Scotinophara coarctata)、ベネズエラサシガメ(Rhodonius prolixus) 、ホオズキカメムシ(Acanthocoris sordidus)、ホソクモヘリカメムシ(Leptocorisa acuta)、ホソコバネナガカメムシ(Macropes obnubilus)、ホソハリカメムシ(Cletus punctiger)、ホソヘリカメムシ(Riptortus clavatus)、ポテトピシリド(Paratrioza cockerelli)、マエキアワフキ(Aphrophora costalis)、マキバカスミカメ(Lygus disponsi)、マダラカスミカメ(Lygus saundersi)、マツコナカイガラムシ(Crisicoccus pini)、マツヒメヨコバイ(Empoasca abietis)、マツモトコナカイガラムシ(Crisicoccus matsumotoi)、マメアブラムシ(Aphis craccIVora)、マメクロアブラムシ(Aphis fabae)、マルカメムシ(Megacopta punctatissimum)、マルシラホシカメムシ(Eysarcoris guttiger)、ミカンカキカイガラムシ(Lepidosaphes beckii)、ミカンキジラミ(Diaphorina citri)、ミカンクロアブラムシ(Toxoptera citricidus)、ミカンコナカイガラムシ(Planococcus citri)、ミカンコナジラミ(Dialeurodes citri)、ミカントガリキジラミ(Trioza erytreae)、ミカントゲコナジラミ(Aleurocanthus spiniferus)、ミカンヒメコナカイガラムシ(Pseudococcus citriculus)、ミカンヒメヨコバイ(Zyginella citri)、ミカンヒメワタカイガラムシ(Pulvinaria citricola)、ミカンヒラタカイガラムシ(Coccus discrepans)、ミカンマルカイガラムシ(Pseudaonidia duplex)、ミカンワタカイガラムシ(Pulvinaria aurantii)、ミズキカタカイガラムシ(Lecanium corni)、ミナミアオカメムシ(Nezara viridula)、ムギカスミカメ(Stenodema calcaratum)、ムギクビレアブラムシ(Rhopalosiphum padi)、ムギヒゲナガアブラムシ(Sitobion akebiae)、ムギミドリアブラムシ(Schizaphis graminum)、ムギヨコバイ(Sorhoanus tritici)、ムギワラギクオマルアブラムシ(Brachycaudus helichrysi)、ムラサキカメムシ(Carpocoris purpureipennis)、ムラサキシラホシカメムシ(Eysarcoris annamita)、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)、モモコフキアブラムシ(Hyalopterus pruni)、ヤナギアブラムシ(Aphis farinose yanagicola)、ヤナギグンバイ(Metasalis populi)、ヤノネカイガラムシ(Unaspis yanonensis)、ヤマアサキジラミ(Mesohomotoma camphorae)、ユキヤナギアブラムシ(Aphis spiraecola)、リンゴアブラムシ(Aphis pomi)、リンゴカキカイガラムシ(Lepidosaphes ulmi)、リンゴキジラミ(Psylla mali)、リンゴクロカスミカメ(Heterocordylus flavipes)、リンゴコブアブラムシ(Myzus malisuctus)、リンゴネアブラムシ(Aphidonuguis mali)、リンゴマダラヨコバイ(Orientus ishidai)、リンゴミドリアブラムシ(Ovatus malicolens)、リンゴワタムシ(Eriosoma lanigerum)、ルビーロウムシ(Ceroplastes rubens)、レタスヒゲナガアブラムシ(Nasonovia ribisnigri)、レッドバンデッドスティンクバグ(Piezodorus guildinii)、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)、ヨーロッパリンゴアブラムシ(Aphis pomi)、ヨーロピアンスピトルバグ(Philaenus spumarius)等のアワフキムシ科(Aphrophoridae)、Mahanarva posticata、Mahanarva fimbriolata等のコガシラアワフキムシ科(Cercopidae)、イングリッシュグレインエイフィッド(Sitobion avenae)等のアブラムシ科(Aphididae)、サウザンピーカンリーフフィロキセラ(Phylloxera russelae)等のネアブラムシ科(Phylloxeridae)、Oebalus pugnax、Dichelops melacanthus等のカメムシ科(Pentatomidae)、Scaptocoris castanea等のツチカメムシ科(Cydnidae)、Quesada gigas等のセミ科(Cicadidae)、Triatoma dimidiata、等が挙げられる。
【0060】
鞘翅目(コウチュウ目)としては例えば、アエオルス属(Aeolus spp.)等のコメツキムシ科(Elateridae)、アオドウガネ(Anomala albopilosa)、アオバアリガタハネカクシ(Paederus fuscipes)、アオハナムグリ(Eucetonia roelofsi)、アカチビヒラタムシ(Cryptolestes ferrugineus)等のチビヒラタムシ科(Laemophloeidae)、アシブトコメツキ属(Anchastus spp.)、アキゾウムシ(Callosobruchus chinensis)、アリモドキゾウムシ(Cylas formicarius)等のホソクチゾウムシ科(Aponidae)、アルファルファタコゾウムシ(Hypera postica)、イネゾウムシ(Echinocnemus squameus)、イネトゲハムシ(Dicladispa armigera)、イネドロオイムシ(Oulema oryzae)、イネネクイハムシ(Donacia provosti)、イネミズゾウムシ(Lissorhoptrus oryzophilus)、イモサルハムシ(Colasposoma dauricum)、イモゾウムシ(Euscepes postfasciatus)、インゲンテントウ(Epilachna varIVestis)、インゲンマメゾウムシ(Acanthoscelides obtectus)、ウエスタンブラックフリービートル(Phyllotreta pusilla)、ウエスタンコーンルートワーム(Diabrotica virgifera virgifera) 等のダイアブロティカ属(Diabrotica spp.)、ウメチョッキリゾウムシ(Involvulus cupreus)、ウリハムシ(Aulacophora femoralis)、エンドウゾウムシ(Bruchus pisorum)、オオニジュウヤホシテントウ(Epilachna vigintioctomaculata)、オキナワカンシャクシコメツキ(Melanotus okinawensis)、ガイマイゴミムシダマシ(Alphitobius diaperinus)等のゴミムシダマシ科(Tenebrionidae)、ガイマイデオキスイ(Carpophilus dimidiatus)、カメノコハムシ(Cassida nebulosa)、キアシノミハムシ(Luperomorpha tunebrosa)、キスジノミハムシ(Phyllotreta striolata)、キボシカミキリ(Psacothea hilaris)、キマダラカミキリ(Aeolesthes chrysothrix)、キャベッジステムフリービートル(Psylliodes chrysocephala)、キャベッジフリービートル(Phyllotreta cruciferae)、キューカビットビートル(Diabrotica speciosa)等のビーンリーフビートル(Cerotoma trifurcata)、クシコメツキ(Melanotus legatus)、クテニセラ属(Ctenicera spp.);アオカミキリ(chwarzerium quadricolle )、アオスジカミキリ( Xystrocera globosa)、アサカミキリ(Thyestilla gebleri)、ウスイロトラカミキリ(Xylotrechus cuneipenni)、エグリトラカミキリ(Chlorophorus japonicus)、キイロトラカミキリ(Grammographus notabilis)、キスジトラカミキリ(Cyrtoclytus caproides)、キマダラカミキリ(Aeolesthes chrysothrix)、クビアカツヤカミキリ(Aromia bungii)、クロトラカミキリ(Chlorophorus diadema)、シラホシカミキリ(Glenea relicta relicta.)、ジャコウカミキリ(Aromia moschata)、シラケトラカミキリ(Clytus melaenus)、シロトラカミキリ(Paraclytus excultus Bates.)、スギカミキリ(Semanotus japonicus)、スジシロカミキリ(Glenea lineata lineata. Gahan)、タケトラカミキリ(Chlorophorus annularis)、トゲヒゲトラカミキリ(Demonax transilis)、トラカミキリ(Xylotrechus chinensis)、トラフホソバネカミキリ(Thranius variegatus variegatus Bates)、ニイジマトラカミキリ(Xylotrechus emaciatus Bates)、ニセシラホシカミキリ(Pareutetrapha simulans)、ヒメクロトラカミキリ(Rhaphuma diminuta)、ベニカミキリ(Purpuricenus temminckii)、ヘリグロベニカミキリ(Purpuricenus spectabilis)、ホソトラカミキリ(Rhaphuma xenisca Bates)、ホタルカミキリ(Dere thoracica White)、ミドリカミキリ(Chloridolum viride)、ミヤマカミキリ(Massicus raddei)、ヨツスジトラカミキリ(Chlorophorus quinquefasciatus)、ヨコヤマトラカミキリ(Epiclytus yokoyamai)、ルリボシカミキリ(Rosalia batesi)などのホソカミキリ亜科 (Disteniinae);アトジロサビカミキリ(Pterolophia zonata)、アトモンサビカミキリ(Pterolophia granulata)、イシガキゴマフカミキリ(Mesosa yonaguni subkonoi. Breuning)、イシガキリンゴカミキリ(Oberea ishigakiana Matsushita)、エゾナガヒゲカミキリ(Hirtaeschopalaea nubila)、カタジロゴマフカミキリ(Mesosa hirsuta)、キクスイカミキリ(Phytoecia rufiventris)、キクスイモドキカミキリ(Asaperada rufipes)、クモノスモンサビカミキリ(Graphidessa venata venata Bates)、クワカミキリ(Apriona japonica)、クリサビカミキリ(Pterolophia castaneivora)、コブヤハズカミキリ(Mesechthistatus binodosus binodosus)、ゴマダラカミキリ(Anoplophora malasiaca)、ゴマフカミキリ(Mesosa japonica Bates)、サビカミキリ(Arhopalus coreanus)、シラオビゴマフケシカミキリ(&#8203;Exocentrus guttulatus)、シラフヒゲナガカミキリ(Monochamus nitens)、シロオビゴマフカミキリ(Falsomesosella gracilior)、シロスジカミキリ(Batocera lineolata)、セダカコブヤハズカミキリ(Parechthistatus gibber gibber)、センノカミキリ(Acalolepta luxuriosa)、ソボリンゴカミキリ(Oberea sobosana)、チャイロヒゲビロウドカミキリ(Acalolepta kusamai Hayashi)、トガリシロオビサビカミキリ(Pterolophia caudata caudata)、トゲバカミキリ(Rondibilis saperdina)、ナガゴマフカミキリ(Mesosa longipennis)、ナカジロサビカミキリ(Pterolophia jugos)、ハンノアオカミキリ(&#8203;Eutetraphachrysochlorischrysochloris)、ヒゲナガカミキリ(Monochamus grandis)、ヒトオビアラゲカミキリ(Rhopaloscelis unifaciatus)、ヒメヒゲナガカミキリ(Monochamus subfasciatus subfasciatus)、ビロウドカミキリ(Acalolepta fraudatrix fraudatrix)、ホソツツリンゴカミキリ(Oberea nigriventris Bates)、マツノマダラカミキリ(Monochamus alternatus)、ムネホシシロカミキリ(Olenecamptus clarus Pascoe)、ヤハズカミキリ(Uraecha bimaculata bimaculata)、ヤツメカミキリ(Eutetrapha ocelota)、ヨツキボシカミキリ(Epiglenea comes)、ラミーカミキリ(Paraglenea fortunei)、リンゴカミキリ(Oberea japonica)、などのフトカミキリ亜科(Lamiinae);アカハナカミキリ(Corymbia succedanea)、オオヨツスジハナカミキリ(Bellamira regalis)、カラカネハナカミキリ(Gaurotes doris)、クロハナカミキリ(Leptura aethiops Poda)、タテジマハナカミキリ(Parastrangalia shikokensis)、チャイロヒメハナカミキリ(Pidonia (Mumon) aegrota aegrota)、ツマグロハナカミキリ(Leptura mimica modicenotata)、ツヤケシハナカミキリ(Anastrangalia scotodes)、ナガバヒメハナカミキリ(Pidonia signifera)、ニッポンモモブトコバネハナカミキリ(Merionoeda formosana rubriventris)、ニンフハナカミキリ(Parastrangalia nymphula)、ヒナルリハナカミキリ(Dinoptera munita)、チャイロヒメハナカミキリ(Pidonia aegrota)、フタオビヒメハナカミキリ(Pidonia (Omphalodera) puziloi)、フタスジハナカミキリ(Etorofus (Nakanea) vicarius)、マルガタハナカミキリ(Pachytodes cometes)、モモグロハナカミキリ(Toxotinus reini)、ヤツボシハナカミキリ(Leptura mimica Bates)、ヨツスジハナカミキリ(Leptura ochraceofasciata Motschulsky)、ヒメハナカミキリ(Pidonia)属などのハナカミキリ亜科 (Lepturinae); ホソバコバネカミキリ亜科 Necydalinae;ニセクワガタカミキリ亜科 Parandrinae;ウスリーオオカミキリ(Callipogon relictus)、ウスバカミキリ(Megopis sinica)、タイタンオオウスバカミキリ(Titanus giganteus)、ノコギリカミキリ(Prionus insularis Motschulsky)、などのノコギリカミキリ亜科 (Prioninae);クロカミキリ(Spondylis buprestoides)などのクロカミキリ亜科 (Spondylidinae);グラナリアコクゾウムシ(Sitophilus granarius)、クリシギゾウムシ(Curculio sikkimensis)、クリヤケシキスイ(Carpophilus hemipterus)、グレープコラスピス(Colaspis brunnea)、クロコガネ属(Holotrichia spp.)、クロマルコガネ(Tomarus gibbosus)、コアオハナムグリ(Oxycetonia jucunda)、コーヒーベリーボーラー(Hypothenemus hampei) 等のキクイムシ科(Scolytidae)、コーンフリービートル(Chaetocnema pulicaria)、コーンルートワーム類(Diabrotica sp.)、コガネムシ(Mimela splendens)、コクゾウムシ(Sitophilus zeamais)、コクヌストモドキ(Tribolium castaneum)、ココクゾウムシ(Sitophilus oryzae)、コットンルートボーラー (Eutinobothrus brasiliensis)等のゾウムシ科(Curculionidae)、コナナガシンクイ(Rhizopertha dominica)等のナガシンクイムシ科(Bostrychidae)、コノデルス属(Conoderus spp.)、コヒメコクヌストモドキ(Palorus subdepressus)、コフキコガネ(Melolontha japonica)、ゴマダラカミキリ(Anoplophora malasiaca)、ゴミムシダマシ(Neatus picipes)、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)、サザンコーンビルバグ(Sphenophorus callosus)、サザンコーンリーフビートル(Myochrous denticollis)、サザンコーンルートワーム(Diabrotica undecimpunctata howardi)、サツマイモヒサゴトビハムシ(Chaetocnema confinis)、サビヒョウタンゾウムシ(Scepticus griseus)、シードコーンビートル(Stenolophus lecontei)、シバオサゾウムシ(Sphenophorus venatus)、ジュウシホシクビナガハムシ(Crioceris quatuordecimpunctata)、ジューン・ビートル(Phyllophaga crinita)等のフィロファガ属(Phyllophaga spp.)、シュガーケーンウィービル(Sphenophorus levis)、シロスジオサゾウムシ(Rhabdoscelus lineaticollis)、ジンサンシバンムシ(Stegobium paniceum)等のシバンムシ科(Anobiidae)、スモモゾウムシ(Conotrachelus nenuphar)、スレンダーシードコーンビートル(Clivina impressifrons)等のオサムシ科(Carabidae)、ソイビーンストークウィービル(Sternechus subsignatus)、ダイコンサルゾウムシ(Ceuthorhynchidius albosuturalis)、ダイコンハムシ(Phaedon brassicae)、タバコシバンムシ(Lasioderma serricorne)、タバコノミハムシ(Epitrix hirtipennis)等のハムシ科(Chrysomelidae)、チビコフキゾウムシ(Sitona japonicus)、チャイロコガネ(Adoretus tenuimaculatus)、チャイロコメノゴミムシダマシ(Tenebrio molitor)、チャイロサルハムシ(Basilepta balyi)、ツメクサタコゾウムシ(Hypera nigrirostris)、テンサイトビハムシ(Chaetocnema concinna)、ドウガネブイブイ(Anomala cuprea)、トビイロヒョウタンゾウムシ(Scepticus uniformis)、トビイロムナボソコメツキ(Agriotes fuscicollis)、ナガチャコガネ(Heptophylla picea)、ニジュウヤホシテントウ(Epilachna vigintioctopunctata)、ノーザンコーンルートワーム(Diabrotica longicornis)、ノコギリヒラタムシ(Oryzaephilus surinamensis)等のホソヒラタムシ科(Silvanidae)、ハナムグリ(Eucetonia pilifera)、ハラジロカツオブシムシ(Dermestes maculates)、ハリガネムシ類(Agriotes spp.)、バンデッドキューカンバービートル(Diabrotica balteata)、ヒメアカカツオブシムシ(Trogoderma granarium)、ヒメカツオブシムシ(Attagenus unicolor japonicus)、ヒメキバネサルハムシ(Pagria signata)、ヒメコガネ(Anomala rufocuprea)、ヒメコクヌストモドキ(Palorus ratzeburgii)、ヒメゴミムシダマシ(Alphitobius laevigatus)、ヒメマルカツオブシムシ(Anthrenus verbasci)、ヒョウホンムシ科(Ptinidae)、ヒラタキクイムシ(Lyctus brunneus)、ヒラタコクヌストモドキ(Tribolium confusum)、フタスジヒメハムシ(Medythia nigrobilineata)、ブドウトラカミキリ(Xylotrechus pyrrhoderus)、ブラジルマメゾウムシ(Zabrotes subfasciatus)等のマメゾウムシ科(Bruchidae)、ブロッサムビートル(Brassicogethes aeneus)等のケシキスイムシ科(Nitidulidae)、ホップフリービートル(Psylliodes punctulata)、ポテトフリービートル(Epitrix cucumeris)、マツノキクイムシ(Tomicus piniperda)、マツノマダラカミキリ(Monochamus alternatus)、マメコガネ(Popillia japonica)、マメハンミョウ(Epicauta gorhami)、メキシカンコーンル
ートワーム(Diabrotica virgifera zeae)、メイズウィービル(Sitophilus zeamais)、モモチョッキリゾウムシ(Rhynchites heros)、ヤサイゾウムシ(Listroderes costirostris)、ヨーロピアンチェーファー(Rhizotrogus majalis)、ヨツモンカメノコハムシ(Laccoptera quadrimaculata)、ヨツモンマメゾウムシ(Callosobruchus maculatus)、リモニウス属(Limonius spp.)、リンゴコフキゾウムシ(Phyllobius armatus)、リンゴハナゾウムシ(Anthonomus pomorum)、ルリハムシ(Linaeidea aenea)、ワタミゾウムシ(Anthonomus grandis)、ワタミハナゾウムシ(Anthonomus grandis)、ワタミヒゲナガゾウムシ(Araecerus coffeae)等のヒゲナガゾウムシ科(Anthriibidae)、Aracanthus mourei等のAracanthus属(Aracanthus spp.)、Diloboderus abderus等ディロボデルス属(Diloboderus spp.)のコガネムシ科(Scarabaeidae)、Migdolus fryanus、等が挙げられる。
【0061】
双翅目(ハエ目)としては例えば、アカイエカ(Culex pipiens pallens)、アカザモグリハナバエ(Pegomya hyoscyami)、アシグロハモグリバエ(Liriomyza huidobrensis)、アシマダラブユ(Simulium japonicum)、アップルマゴット(Rhagoletis pomonella)、イエバエ(Musca domestica)、イネキモグリバエ(Chlorops oryzae)、イネクキミギワバエ(Hydrellia sasakii)等のミギワバエ科(Ephydridae)、イネノシントメタマバエ(Orseolia oryzae)等のタマバエ科(Cecidomyiidae)、イネハモグリバエ(Agromyza oryzae)、イネヒメハモグリバエ(Hydrellia griseola)、イネミギワバエ(Hydrellia griseola)、インゲンモグリバエ(Ophiomyia phaseoli)、ウシアブ(Tabanus trigonus)等のアブ科(Tabanidae)、ウリミバエ(Dacus cucurbitae)、オウトウショウジョウバエ(Drosophila suzukii)等のミバエ科(Tephritidae)、オウトウハマダラミバエ(Rhacochlaena japonica)、オオイエバエ(Muscina stabulans)、オオキモンノミバエ(Megaselia spiracularis)などのノミバエ類、オオチョウバエ(Clogmia albipunctata) 等のチョウバエ科(Psychodidae)、オオユスリカ(Chironomus plumosus)、オリーブミバエ(Bactrocera oleae)、ガンビエハマダラカ(Anopheles gambiae)、キアシオオブユ(Prosimulium yezoensis)、キイロショウジョウバエ(Drosophila melanogaster)等のショウジョウバエ科(Drosophilidae)、キリウジガガンボ(Tipula aino)、クインスランドミバエ(Bactrocera tryoni)、クロキンバエ(Phormia regina)、クロバエ科(Calliphoridae)、コガタアカイエカ(Culex tritaeniorhynchus)、コモンクレーンフライ(Tipula oleracea)、サシチョウバエ亜科 (Phlebotominae)、サシバエ(Stomoxys calcitrans)、シナハマダラカ(Anopheles sinensis)、シュガービートルートマゴット(Tetanops myopaeformis)等のハネフリバエ科(Ulidiidae)、ステフェンスハマダラカ(Anopheles stephensi)、ダイコンバエ(Hylemya brassicae)、ダイズサヤタマバエ(Asphondylia sp.)、タネバエ(Delia platura)、タマネギバエ(Delia antiqua)、チェリーフルーツフライ(Rhagoletis cerasi)、チカイエカ(Culex pipiens molestus Forskal)、チチュウカイミバエ(Ceratitis capitata)、チビクロバネキノコバエ(Bradysia agrestis)等のクロバネキノコバエ科(Sciaridae)、ツメ卜ゲブユ(Simulium ornatum)等のブユ科(Simulidae)、テンサイモグリハナバエ(Pegomya cunicularia)等のハナバエ科(Anthomyiidae)、シナハマダラカ(Anopheles sinensis)、セスジユスリカ(Chironomus yoshimatsui)、トウヨウイネクキミギワバエ(Hydrellia philippina)、トビイロイエカ(Culex pipiens pipiens)、トマトハモグリバエ(Liriomyza satIVae)、ナスハモグリバエ(Liriomyza bryoniae)、ナスミバエ(Bactrocera l.jpgrons)、ナモグリバエ(Chromatomyia horticola)、ニクバエ科(Sarcophagidae)、ニセシロハシイエカ(Culex vishnui)、ネギハモグリバエ(Liriomyza chinensis)、ネッタイイエカ(Culex quinquefasciatus)、ネッタイシマカ(Aedes aegypti)、ノサシバエ(Haematobia irritans)等のイエバエ科(Muscidae)、ハイイロユスリカ(Glyptotendipes tokunagai)等のユスリカ科(Chironomidae)、ヒトスジシマカ(Aedes albopictus)、ヒメイエバエ科(Fannidae)、ヘシアンバエ(Mayetiola destructor)、マメハモグリバエ(Liriomyza trifolii)、ミカンコミバエ(Dacus dorsalis)、ミカンバエ(Dacus tsuneonis)、ムギアカタマバエ(Sitodiplosis mosellana)、ムギキモグリバエ(Meromuza nigrIVentris)、メキシコミバエ(Anastrepha ludens)、ヨーロピアンクレーンフライ(Tipula paludosa)等のガガンボ科(Tipulidae)、リンゴミバエ(Phagoletis pomonella)、Diopsis macrophthalma等のシュモクバエ科(Diopsidae)、Glossina palpalis、Glossina morsitans等のツェツェバエ科(Glossinidae)、Anopheles Anopheles albimanus、Anopheles sundaicus、Anopheles arabiensis、Anopheles funestus、Anopheles darlingi、Anopheles farauti、Anopheles minimus等のカ科(Culicidae)、coluzzii、Simulium damnosum等のブユ科(Simuliidae)、等が挙げらる。
【0062】
膜翅目(ハチ目)としては例えば、アカカミアリ(Solenopsis geminata)等のトフシアリ属(Solenopsis spp.)、アシナガキアリ(Anoplolepis gracilipes)等のアリ科(Formicidae)、アミメアリ(Pristomyrmex pungens)、アリガタバチ(Bethylidae)類、アルゼンチンアリ(Linepithema humile)、(Linepithema humile)、イエヒメアリ(Monomorium pharaosis)、オオズアリ(Pheidole noda)、オオスズメバチ(Vespa mandarinia)、オキシデンタリスシュウカクアリ(Pogonomyrmex occidentalis)等のシュウカクアリ属(Pogonomyrmex spp.)、カブラハバチ(Athalia rosae)、クリタマバチ(Dryocosmus kuriphilus)、クロオオアリ(Camponotus japonicus)、クロヤマアリ(Formica fusca japonica)、ケブカスズメバチ(Vespa simillima)、コガタスズメバチ(Vespa analis)、コカミアリ(Wasmania auropunctata)等のコカミアリ属(Wasmania spp.)、サシハリアリ(Paraponera clavata)、スズメバチ類(Vespidae spp.)、セグロアシナガバチ(Polistes jokahamae)等のスズメバチ科(Vespidae)、セグロカブラハバチ(Athalia infumata infumata)、チュウレンジハバチ(Arge pagana)、ツマアカスズメバチ(Vespa velutina)、ツヤオオズアリ(Pheidole megacephala)、ニホンカブラバチ(Athalia japonica)、ハキリアリ(Acromyrmex spp. )、ヒアリ(Solenopsis invicta)、ヒメハキリアリ属(Acromyrmex spp.)、ファイヤーアント(Solenopsis spp. )、ブラウンリーフカッティングアント(Atta capiguara)等のハキリアリ属(Atta spp.)、ムネアカオオアリ(Camponotus obscuripes)等のオオアリ属(Camponotus spp.)、モミノオオキバチ(Urocerus gigas)等のキバチ科(Siricidae)、リンゴハバチ(Arge mali)、ルリアリ(Ochetellus glaber)等が挙げられる。
【0063】
直翅目(バッタ目)としては例えば、アカトビバッタ(Nomadacris septemfasciata)、イエローウィングドローカスト(Gastrimargus musicus)、イタリアンローカスト(Calliptamus italicus)、オーストラリアトビバッタ(Chortoicetes terminifera)、エンマコオロギ(Teleogryllus emma)、クサキリ(Homorocoryphus lineosus)、クリアウィングドグラスホッパー(Camnula pellucida)、ケラ(Gryllotalpa sp.)、コイナゴ(Oxya hyla intricata)、コバネイナゴ(Oxya yezoensis)、サバクワタリバッタ(Schistocerca gregaria)、
スパースローテッドローカスト(Austracris guttulosa)、タイワンツチイナゴ(Patanga succincta)、ツーストライプドグラスホッパー(Melanoplus bivittatus)、ツリーローカスト(Anacridium melanorhodon)、ディファレンシャルグラスホッパー(Melanoplus differentialis)、トノサマバッタ(Locusta migratoria)、トノサマバッタ(Locusta migratoria)、ハネナガイナゴ(Oxya japonica)、ヒメクサキリ(Homorocoryphus jezoensis)、ブラウンローカスト(Locustana pardalina)、マイグレトリーグラスホッパー (Melanoplus sanguinipes)、モルモンクリケット(Anabrus simplex)等のキリギリス科(Tettigoniidae)、モロッコトビバッタ(Dociostaurus maroccanus)、ヨーロッパイエコオロギ(Acheta domestica)、レッドレッグドグラスホッパー(Melanoplus femurrubrum)、等が挙げられる。
【0064】
アザミウマ目としては例えば、アカオビアザミウマ(Selenothrips rubrocinctus)、アボカドスリプス(Scirtothrips perseae)、イネアザミウマ(Stenchaetothrips biformis)、イネクダアザミウマ(Haplothrips aculeatus)、カキクダアザミウマ(Ponticulothrips diospyrosi)、キイロハナアザミウマ(Thrips flavus)、クサキイロアザミウマ(Anaphothrips obscurus)、クスクダアザミウマ(Liothrips floridensis) 、グラジオラスアザミウマ(Thrips simplex)、クロゲハナアザミウマ(Thrips nigropilosus)、クロトンアザミウマ(Heliothrips haemorrhoidalis)、クワアザミウマ(Pseudodendrothrips mori)、コスモスアザミウマ(Microcephalothrips abdominalis)、シイオナガクダアザミウマ(Leeuwenia pasanii)、シイマルクダアザミウマ(Litotetothrips pasaniae)、シトラススリップス(Scirtothrips citri)、シナクダアザミウマ(Haplothrips chinensis)、ダイズアザミウマ(Mycterothrips glycines)、ダイズウスイロアザミウマ(Thrips setosus)、チャノキイロアザミウマ(Scirtothrips dorsalis)、チャノクロアザミウマ(Dendrothrips minowai)、ツメクサクダアザミウマ(Haplothrips niger)、ネギアザミウマ(Thrips tabaci)、ネギクロアザミウマ(Thrips alliorum)、ハナアザミウマ(Thrips hawaiiensis)、ハナクダアザミウマ(Haplothrips kurdjumovi)、ヒゲブトアザミウマ(Chirothrips manicatus)、ヒラズハナアザミウマ(Frankliniella intonsa)、ビワハナアザミウマ(Thrips coloratus)、ミカンキイロアザミウマ(Franklinella occidentalis)、ミナミキイロアザミウマ(Thrips palmi)、モトジロアザミウマ (Echinothrips americanus)、ユリキイロアザミウマ(Frankliniella lilIVora)、ユリノクダアザミウマ(Liothrips vaneeckei)、等が挙げらる。
【0065】
ダニ目としては例えば、アオツツガムシ(Leptotrombidium akamushi)、アカツツガムシ(Leptotrombidium akamushi)、アシノワハダニ(Tetranychus ludeni)、アミメカクマダニ(Dermacentor reticulatus)、アメリカンドックチック(Dermacentor variabilis)、イシイナミハダニ(Tetranychus truncatus)、イエダニ(Ornithonyssus bacoti)、イヌツメダニ(Cheyletiella yasguri)等のツメダニ科(Cheyletidae)、イヌニキビダニ(Demodex canis)、ウサギズツキダニ(Listrophorus gibbus)等のズツキダニ科(Listrophoridae)、ウマキュウセンヒゼンダニ(Psoroptes equi)、オウシマダニ(Rhipicephalus microplus)、オウトウハダニ(Tetranychus viennensis)、オリゴニカス属(Oligonychus spp.)等のハダニ科(Tetranychidae)、カキサビダニ(Aceria diospyri)、ガルフコーストチック(Amblyomma maculatum)、カンザワハダニ(Tetranychus kanzawai)、キチマダニ(Haemaphysalis flava)、キャトルチック(Rhipicephalus annulatus)、クリイロコイタマダニ(Rhipicephalus sanguineus)などのマダニ類、クワガタツメダニ(Cheyletus malaccensis)、ケナガコナダニ(Tyrophagus putrescentiae)、ケナガハダニ科(Tuckerellidae)、コナヒョウヒダニ(Dermatophagoides farinae)、シソサビダニ(Shevtchenkella sp.)等のフシダニ科(Eriophyidae)、シュルツマダニ(Ixodes persulcatus)、ショクヒヒゼンダニ属(Chorioptes spp.)等のキュウセン科(Psoroptidae)、セアカゴケグモ(Latrodectus hasseltii)、西部クロアシマダニ(Ixodes pacificus)、センコウヒゼンダニ(Sarcoptes scabiei)等のヒゼンダニ科(Sarcoptidae)、タイワンカクマダニ(Dermacentor taiwanicus)、タテツツガムシ(Leptotrombidium scutellare)等のツツガムシ科(Trombiculidae)、チャノサビダニ(Calacarus carinatus)、チャノナガサビダニ(Acaphylla theavagrans)、チャノホコリダニ(Polyphagotarsonemus latus)、ツリガネチマダニ(Haemaphysalis campanulata)、トマトサビダニ(Aculops lycopersici)、トリサシダニ(Ornithonyssus sylvairum)、ナガヒメダニ(Argas persicus)、ナミハダニ(Tetranychus urticae)、ニセナシサビダニ(Eriophyes chibaensis)、ネコショウセンコウヒゼンダニ(Notoedres cati)、ネズミショウセンコウヒゼンダニ(Notoedres muris)、ネコニキビダニ(Demodex cati)等のニキビダニ科(Demodicidae)、ヒゼンダニ(Sacroptes scabiei)、ヒツジキュウセンヒゼンダニ(Psoroptes ovis)、フタトゲチマダニ(Haemaphysalis longicornis)、フトゲツツガムシ(Leptotrombidium pallidum)、ブラックレッグドチック(Ixodes scapularis)、ホウレンソウケナガコナダニ(Tyrophagus similis)、ホソツメダニ(Cheyletus eruditus)、ミカンサビダニ(Aculops pelekassi)、ミカンハダニ(Panonychus citri)、ミナミツメダニ(Cheyletus moorei)、ミツバチヘギイタダニ(Varroa jacobsoni)等のヘギイタダニ科(Varroidae)、ミツユビナミハダニ(Tetranychus evansi)、ミナミツメダニ(Chelacaropsis moorei)、ミナミヒメハダニ(Brevipalpus phoenicis)、ミミヒゼンダニ(Octodectes cynotis)、ヤケヒョウヒダニ(Dermatophagoides ptrenyssnus)、ヤマトチマダニ(Haemaphysalis flava)、ヤマトマダニ(Ixodes ovatus)、リュウキュウミカンサビダニ(Phyllocoptruta citri)、リンゴサビダニ(Aculus schlechtendali)、リンゴハダニ(Panonychus ulmi)、ローンスターチック(Amblyomma americanum)、ロッキーマウンテンウッドチック(Dermacentor andersoni)、ワクモ(Dermanyssus gallinae)、Aceria tosichella、Ixodes holocyclus、Ixodes ricinus、Knemidocoptes mutans、Ornithodoros hermsi、Ornithodoros turicata等のヒメダニ科(Argasidae)、Rhipicephalus appendiculatus、Rhipicephalus decoloratus等のマダニ科(Ixodidae)、等が挙げられる。
【0066】
シロアリ目としては例えば、アマミシロアリ(Reticulitermes miyatakei)、アメリカカンザイシロアリ(Incisitermes minor)、イエシロアリ(Coptotermes formosanus)、オオシロアリ(Hodotermopsis japonica)、カタンシロアリ(Glyptotermes fuscus)、カンモンシロアリ(Reticulitermes sp. )、キアシシロアリ(Reticulitermes flaviceps amamianus)、クシモトシロアリ(Glyptotermes kushimensis)、コウシュウイエシロアリ(Coptotermes guangzhoensis)、コウシュンシロアリ(Neotermes koshunensis)、コダマシロアリ(Glyptotermes kodamai)、サツマシロアリ(Glyptotermes satsumensis)、ダイコクシロアリ(Cryptotermes domesticus)、タイワンシロアリ(Odontotermes formosanus)、タカサゴシロアリ(Nasutitermes takasagoensis)、ナカジマシロアリ(Glyptotermes nakajimai)、ニトベシロアリ(Pericapritermes nitobei)、ミヤタケシロアリ(Reticulitermes miyatakei)、ムシャシロアリ(Sinocapritermes mushae)、ヤマトシロアリ(Reticulitermes speratus)等が挙げられる。
【0067】
ゴキブリ目としては、例えば、クロゴキブリ(Periplaneta fuliginosa)、コワモンゴキブリ(Periplaneta australasiae)、チャバネゴキブリ(Blattella germanica)、トウヨウゴキブリ(Blatta orientalis)、トビイロゴキブリ(Periplaneta brunnea)、ヒメチャバネゴキブリ(Blattella lituricollis)、ヤマトゴキブリ(Periplaneta japonica)、ワモンゴキブリ(Periplaneta Americana)等が挙げられる。
【0068】
ノミ目としては例えば、イヌノミ(Ctenocephalides canis)、ケオプスネズミノミ(Xenopsylla cheopis) 、スナノミ(Tunga penetrans)、ヒトノミ(Pulex irritans)、ネコノミ(Ctenocephalides felis)、ニワトリノミ(Ceratophyllus gallinae) 、ヨーロッパネズミノミ(Nosopsyllus fasciatus)、等が挙げられる。
【0069】
センチュウ類としては例えば、イチゴメセンチュウ(Nothotylenchus acris)、イネシンガレセンチュウ(Aphelenchoides besseyi)等のアフェレンコイデス科(Aphelenchoididae)、キタネグサレセンチュウ(Pratylenchus penetrans)、キタネコブセンチュウ(Meloidogyne hapla)、サツマイモネコブセンチュウ(Meloidogyne incognita)、ジャガイモシストセンチュウ(Globodera rostochiensis)、ジャガイモシロシストセンチュウ(Globodera pallida)等のヘテロデラ科(Heteroderidae)、ジャワネコブセンチュウ(Meloidogyne javanica)、ダイズシストセンチュウ(Heterodera glycines)、トリコドルス科(Trichodoridae)、ナミクキセンチュウ(Ditylenchus dipsaci)等のアングイナ科(Anguinidae)、ブドウオオハリセン(Xiphinema index)等のロンギドルス科(Longidoridae)、マツノザイセンチュウ(Bursaphelenchus xylophilus)等のパラシタアフェレンクス科(Parasitaphelenchidae)、ミカンネセンチュウ(Tylenchulus semipenetrans)等のティレンクルス科(Tylenchulidae)、ミナミネグサレセンチュウ(Pratylenchus coffeae)、ムギネグサレセンチュウ(Pratylenchus neglectus)、ミカンネセンチュウ(Tylenchus semipenetrans) 、Pratylenchus brachyurus、guava root-knot nematodes (Meloidogyne enterolobii)、Radopholus similis等のプラティレンクス科(Pratylenchidae)、Rotylenchulus reniformis等のホプロライムス科(Hoplolaimidae)、 等が挙げられる。
【0070】
クモ目(Araneae)としては、カバキコマチグモ(Cheiracanthium japonicum)等のコマチグモ科(Eutichuridae);セアカゴケグモ(Latrodectus hasseltii)等のヒメグモ科(Theridiidae) などが挙げられる。
【0071】
オビヤスデ目(Polydesmida) としては、ヤケヤスデ(Oxidus gracilis)、アカヤスデ(Nedyopus tambanus)等のヤケヤスデ科(Paradoxosomatidae) などが挙げられる。
【0072】
等脚目(Isopoda) としては、オカダンゴムシ(Armadillidium vulgare)等のオカダンゴムシ科(Armadillidiidae) などが挙げられる。
【0073】
唇脚綱(Chilopoda)としては、ゲジ(Thereuonema hilgendorfi)等のゲジ科(Scutigeridae);トビズムカデ(Scolopendra subspinipes)等のオオムカデ科(Scolopendridae);イッスンムカデ(Bothropolys rugosus)等のイッスンムカデ科(Ethopolyidae)などが挙げられる。
【0074】
腹足綱(Gastropoda)としては、チャコウラナメクジ(Limax marginatus)、キイロコウラナメクジ(Limax flavus)等のコウラナメクジ科(Limacidae);ナメクジ(Meghimatium bilineatum)等のナメクジ科(Philomycidae);スクミリンゴガイ(Pomacea canaliculata)等のリンゴガイ科(Ampullariidae);ヒメモノアラガイ(Austropeplea ollula)等のモノアラガイ科(Lymnaeidae)などが挙げられる。
【0075】
咀顎目(Psocodae)としては、アタマジラミ(Pediculus humanus capitis)等のヒトジラミ科(Pediculidae)、ケジラミ(Pthirus pubis)等のケジラミ科(Pthiridae);ウシジラミ(Haematopinus eurysternus)、ブタジラミ(Haematopinus suis)等のケモノジラミ科(Haematopinidae);ウシホソジラミ(Linognathus vituli)、ヒツジ体幹寄生ホソジラミ(Linognathus ovillus)、ケブカウシジラミ(Solenopotes capillatus)等のケモノホソジラミ科(Linognathidae);ウシハジラミ(Bovicola bovis)、ヒツジジラミ(Bovicola ovis)、Bovicola breviceps、Damalinia forficula、ウェルネッキエラ属(Werneckiella spp.)等のボビコラ科(Bovicoliidae);イヌハジラミ(Trichodectes canis)、ネコハジラミ(Felicola subrostratus)等のケモノハジラミ科(Trichodectidae);ニワトリハジラミ(Menopon gallinae)、ニワトリオオハジラミ(Menacanthus stramineus)、トリノトン属(Trinoton spp.)等のタンカクハジラミ科(Menoponidae);クミングシア属(Cummingsia spp.)等のケモノタンカクハジラミ科(Trimenoponidae);コナチャタテ(Trogium pulsatorium)等のコチャタテ科(Trogiidae);ウスグロチャタテ(Liposcelis corrodens)、ヒラタチャタテ(Liposcelis bostrychophila)、ソウメンチャタテ(Liposcelis pearmani)、カツブシチャタテ(Liposcelis entomophila)等のコナチャタテ科(LiposcelidaeまたはLiposcelididae) などが挙げられる。
【0076】
軟体動物類としては例えば、スクミリンゴガイ(Pomacea canaliculata)、アフリカマイマイ(Achatina fulica)、ナメクジ(Meghimatium bilineatum)、チャコウラナメクジ(Lehmannina valentiana)、コウラナメクジ(Limacus flavus)、ウスカワマイマイ(Acusta despecta sieboldiana)、等が挙げられ、その他Tuta absoluta等の農園芸害虫を例示することができる。
【0077】
さらに、本発明の農園芸用殺虫剤組成物は、有機燐系化合物、カーバメート系化合物、ピレスロイド系化合物、ネライストキシン系化合物、ネオニコチノイド系化合物、フェニルピラゾール系化合物、クロライドチャンネル活性化剤等のマクロライド系化合物、電位依存性ナトリウムチャネル阻害剤、ベンゾイルウレア系IGR剤、ジアシルヒドラジン系化合物、幼若ホルモン類似剤、サイトI電子伝達系阻害剤、サイトII電子伝達系阻害剤、サイトIII電子伝達系阻害剤、ミトコンドリアATP合成阻害剤、酸化的リン酸化脱共役剤、オクトパミン受容体アゴミスト剤、テトロン酸系化合物、テトラミン酸系化合物、弦音器官制御剤、または ジアミド系化合物等の既存の殺虫剤や殺ダニ剤に対して抵抗性の発達した有害生物に対しても有効である。
【0078】
本発明の農園芸用殺虫剤組成物を使用する場合、同時期に発生する病害虫および雑草等を防除するために、本発明に用いられる有効成分以外の農園芸用殺虫剤・殺ダニ剤・殺センチュウ剤、農園芸用殺菌剤および農園芸用除草剤等を同時に使用することができる。かかる農園芸用殺虫・殺ダニ・殺センチュウ剤、農園芸用殺菌剤または農園芸用除草剤の代表的な化合物を以下に例示するが、これらに限定されるものではない。
【0079】
殺菌剤としては、例えば、アウレオフンギン(aureofungin)、アザコナゾール(azaconazole)、アジチラム(azithiram)、アシペタックス(acypetacs)、アシベンゾラル(acibenzolar)、アシベンゾラルSメチル(acibenzolar-S-methyl)、アゾキシストロビン(azoxystrobin)、アニラジン(anilazine)、アミスルブロム(amisulbrom)、化合物1(pyrapropoyne)、アムプロピルホス(ampropylfos)、アメトクトラジン(ametoctradin)、アリルアルコール(allyl alcohol)、アルジモルフ(aldimorph)、アンバム(amobam)、イソチアニル(isotianil)、イソバレジオン(isovaledione)、イソピラザム(isopyrazam)、イソフェタミド(isofetamid)、イソフルシプラム(isoflucypram)、イソプロチオラン(isoprothiolane)、イプコナゾール(ipconazole)、イプフェントリフルコナゾール(ipfentrifluconazole)、イプフルフェノキン(ipflufenoquin)、イプロジオン(iprodione)、イプロバリカルブ(iprovalicarb)、イプロベンホス(iprobenfos)、イマザリル(imazalil)、イミノクタジン(iminoctadine)、メタム(metam)、イミノクタジンアルベシル酸塩(iminoctadine-albesilate)、イミノクタジン酢酸塩(iminoctadine-triacetate)、イミベンコナゾール(imibenconazole)、インピルフルキサム(inpyrfluxam)、ウニコナゾール(uniconazole)、ウニコナゾール-P(uniconazole-P)、エクロメゾール(echlomezole)、エジフェンホス(edifenphos)、エタコナゾール(etaconazole)、エタボキサム(ethaboxam)、エチリモール(ethirimol)、エテム(etem)、エトキシキン(ethoxyquin)、エトリジアゾール(etridiazole)、エネストロブリン(enestroburin)、エノキサストロビン(enoxastrobin)、エポキシコナゾール(epoxiconazole)、オキサジキシル(oxadixyl)、オキサチアピプロリン(oxathiapiprolin)、オキシカルボキシン(oxycarboxin)、オキシキノリン銅(copper-8-quinolinolate)、オキシテトラサイクリン(oxytetracycline)、オキシン銅(copper-oxinate)、オキスポコナゾール(oxpoconazole)、オキスポコナゾールフマル酸塩(oxpoconazole-fumarate)、オキソリニック酸(oxolinic acid)、オクチリノン(octhilinone)、オフラセ(ofurace)、オリサストロビン(orysastrobin)、カーバム(carbam、metam-sodium)、カスガマイシン(kasugamycin)、カルバモルフ(carbamorph)、カルプロパミド(carpropamid)、カルベンダジム(carbendazim)、カルボキシン(carboxin)、カルボン(carvone)、キナザミド(quinazamid)、キナセトール(quinacetol)、キノキシフェン(quinoxyfen)、キノフメリン(quinofumelin)、キノメチオネート(chinomethionat 、quinomethionate)、キャプタホール(captafol)、キャプタン(captan)、キララキシル(kiralaxyl)、キンコナゾール(quinconazole)、キントゼン(quintozene)、グアザチン(guazatine)、クフラネブ(cufraneb)、クプロバム(cuprobam)、クモキシストロビン(coumoxystrobin)、グリオジン(glyodin)、グリセオフルビン(griseofulvin)、クリムバゾール(climbazole)、クレゾール(cresol)、クレソキシム-メチル(kresoxim-methyl)、クロゾリネート(chlozolinate)、クロトリマゾール(clotrimazole)、クロベンチアゾン(chlobenthiazone)、クロラニホルメタン(chloraniformethan)、クロラニル(chloranil)、クロルキノックス(chlorquinox)、クロルピクリン(chloropicrin)、クロルフェナゾール(chlorfenazole)、クロロインコナジド(chloroinconazide)、クロロジニトロナフタレン(chlorodinitronaphthalene)、クロロタロニル(chlorothalonil)、クロロネブ(chloroneb)、サリチルアニリド(salicylanilide)、ザリラミド(zarilamid)、シアゾファミド(cyazofamid)、ジエチルピロパカーボナート(diethyl pyrocarbonate)、ジエトフェンカルブ(diethofencarb)、シクラフラミド(cyclafuramid)、シクロシメット(diclocymet)、ジクロゾリン(dichlozoline)、ジクロブトラゾール(diclobutrazol)、ジクロフルアニド(dichlofluanid)、シクロヘキシミド(cycloheximide)、ジクロベンチアゾクス(dichlobentiazox)、ジクロメジン(diclomezine)、ジクロラン(dicloran)、ジクロロフェン(dichlorophen)、ジクロン(dichlone)、ジスルフィラム(disulfiram)、ジタリムフォス(ditalimfos)、ジチアノン(dithianon)、ジニコナゾール(diniconazole)、ジニコナゾール-M(diniconazole-M)、ジネブ(zineb)、ジノカップ(dinocap)、ジノクトン(dinocton)、ジノスルホン(dinosulfon)、ジノテルボン(dinoterbon)、ジノブトン(dinobuton)、ジノペントン(dinopenton)、ジピメチトロン(dipymetitrone)、ジピリチオン(dipyrithione)、ジフェニルアミン(diphenylamine)、ジフェノコナゾール(difenoconazole)、シフルフェナミド(cyflufenamid)、ジフルメトリム(diflumetorim)、シプロコナゾール(cyproconazole)、シプロジニル(cyprodinil)、シプロフラム(cyprofuram)、シペンダゾール(cypendazole)、シメコナゾール(simeconazole)、ジメチリモール(dimethirimol)、ジメトモルフ(dimethomorph)、シモキサニル(cymoxanil)、ジモキシストロビン(dimoxystrobin)、ジラム(ziram)、シルチオファム(silthiofam)、ストレプトマイシン(streptomycin)、スピロキサミン(spiroxamine)、スルトロペン(sultropen)、セダキサン(sedaxane)、セボクチルアミン(seboctylamine)、ゾキサミド(zoxamide)、ダゾメット(dazomet)、チアジアジン(thiadiazin)、チアジニル(tiadinil)、チアジフルオル(thiadifluor)、チアベンダゾール(thiabendazole)、チオキシミド(tioxymid)、チオクロルフェンフィム(thiochlorfenphim)、チオファネート(thiophanate)、チオファネート-メチル(thiophanate-methyl)、チオフルザミド(thifluzamide)、チシオフェン(thicyofen)、チノキノックス(thioquinox)、チラム(thiram)、デカフェンチン(decafentin)、テクナゼン(tecnazene)、テクロフタラム(tecloftalam)、テコラム(tecoram)、テトラコナゾール(tetraconazole)、デバカルブ(debacarb)、デヒドロ酢酸(dehydroacetic acid)、テブコナゾール(tebuconazole)、テブフロキン(tebufloquin)、ドジシン(dodicin)、ドジン(dodine)、ドデシルベンゼンスルホン酸ビスエチレンジアミン銅錯塩(II)(DBEDC)、ドデモルフ(dodemorph)、ドラゾキソロン(drazoxolon)、トリアジメノール(triadimenol)、トリアジメホン(triadimefon)、トリアズブチル(triazbutil)、トリアゾキシド(triazoxide)、トリアミホス(triamiphos)、トリアリモール(triarimol)、トリクラミド(trichlamide)、トリクロピリカルブ(triclopyricarb)、トリシクラゾール(tricyclazole)、トリチコナゾール(triticonazole)、トリデモルフ(tridemorph)、トリブチルチンオキシド(tributyltin oxide)、トリフルミゾール(triflumizole)、トリフロキシストロビン(trifloxystrobin)、トリホリン(triforine)、トリルフルアラニド(tolylfluanid)、トルクロホスメチル(tolclofos-methyl)、トルプロカルブ(tolprocarb)、ナタマイシン(natamycin)、ナバム(nabam)、ニトロスチレン(nitrostyrene)、ニトロタサルイソプロピル(nitrothal-isopropyl)、ヌアリモール(nuarimol)、ノニルフェノールスルホン酸銅(copper nonylphenol sulfonate)、ハラクリネート(halacrinate)、バリダマイシン(validamycin)、バリフェナラート(valifenalate)、ハルピンタンパク(harpin protein)、ピカルブトラゾクス(picarbutrazox)、ビキサフェン(bixafen)、ピコキシストロビン(picoxystrobin)、ピコベンザミド(picobenzamide)、ピジフルメトフェン(pydiflumetofen)、ビチオノール(bithionol)、ビテルタノール(bitertanol)、ヒドロキシイソキサゾール(hydroxyisoxazole)、ヒドロキシイソキサゾール-カリウム(hydroisoxazole-potassium)、ビナパクリル(binapacryl)、ビフェニル(biphenyl)、ピペラリン(piperalin)、ヒメキサゾール(hymexazol)、ピラオキシストロビン(pyraoxystrobin)、ピラカルボリド(pyracarbolid)、ピラクロストロビン(pyraclostrobin)、化合物1(pyrapropoyne)、ピラジフルミド(pyraziflumid)、ピラゾホス(pyrazophos)、ピラメトストロビン(pyrametostrobin)、ピリオフェノン(pyriofenone)、ピリジニトリル(pyridinitril)、ピリジフルメトフェン(pydiflumetofen)、ピリソキサゾール(pyrisoxazole)、ピリダクロメチル(pyridachlometyl)、ピリフェノックス(pyrifenox)、ピリベンカルブ(pyribencarb)、ピリミノストロビン(pyriminostrobin)、ピリメタニル(pyrimethanil)、ピロキシクロル(pyroxychlor)、ピロキシフル(pyroxyfur)、ピロキロン(pyroquilon)、ビンクロゾリン(vinclozolin)、ファーバム(ferbam)、ファモキサドン(famoxadone)、フェナパニル(fenapanil)、フェナミドン(fenamidone)、フェナミノスルフ(fenaminosulf)、フェナミンストロビン(fenaminstrobin)、フェナリモール(fenarimol)、フェニトロパン(fenitropan)、フェノキサニル(fenoxanil)、フェリムゾン(ferimzone)、フェルバム(ferbam)、フェンチン(fentin)、フェンピクロニル(fenpiclonil)、フェンピコキサミド(fenpicoxamid)、フェンピラザミン(fenpyrazamine)、フェンブコナゾール(fenbuconazole)、フェンフラム(fenfuram)、フェンプロピジン(fenpropidin)、フェンプロピモルフ(fenpropimorph)、フェンヘキサミド(fenhexamid)、フタリド(phthalide)、ブチオベート(buthiobate)、ブチルアミン(butylamine)、ブピリメート(bupirimate)、フベリダゾール(fuberidazole)、ブラストサイジンS(blasticidin-S)、フラメトピル(furametpyr)、フララキシル(furalaxyl)、フルアクリピリム(fluacrypyrim)、フルアジナム(fluazinam)、フルインダピル(fluindapyr)、フルオキサストロビン(fluoxastrobin)、フルオキサピプロリン(fluoxapiprolin)、フルオキシチオコナゾール(Fluoxytioconazole)、フルオトリマゾール(fluotrimazole)、フルオピコリド(fluopicolide)、フルオピモミド(Fluopimomide)、フルオピラム(fluopyram)、フルオロイミド(fluoroimide)、フルカルバニル(furcarbanil)、フルキサピロキサド(fluxapyroxad)、フルキンコナゾール(fluquinconazole)、フルコナゾール(furconazole)、フルコナゾール-シス(furconazole-cis)、フルジオキソニル(fludioxonil)、フルシラゾール(flusilazole)、フルスルファミド(flusulfamide)、フルチアニル(flutianil)、フルトラニル(flutolanil)、フルトリアホール(flutriafol)、フルフェノキサジアザム(flufenoxadiazam)、フルフェノキシストロビン(flufenoxystrobin)、フルフラール(furfural)、フルベネテラム(flubeneteram)、フルメシクロックス(furmecyclox)、フルメチルスルフォリム(flumetylsulforim)、フルメットベル(flumetover)、フルモルフ(flumorph)、プロキナジド(proquinazid)、プロクロラズ(prochloraz)、プロシミドン(procymidone)、プロチオカルブ(prothiocarb)、プロチオコナゾール(prothioconazole)、プロニトリジン(pronitridine)、プロパモカルブ(propamocarb)、プロピコナゾール(propiconazole)、プロピネブ(propineb)、フロファネート(furophanate)、プロベナゾール(probenazole)、ブロムコナゾール(bromuconazole)、フロリルピコキサミド(florylpicoxamid)、ヘキサクロロブタジエン(hexachlorobutadiene)、ヘキサコナゾール(hexaconazole)、ヘキシルチオホス(hexylthiofos)、ベトキサジン(bethoxazin)、ベナラキシル(benalaxyl)、ベナラキシル-M(benalaxyl-M)、ベノダニル(benodanil)、ベノミル(benomyl)、ペフラゾエート(pefurazoate)、ベンキノックス(benquinox)、ペンコナゾール(penconazole)、ベンザモルフ(benzamorf)、ペンシクロン(pencycuron)、ベンゾヒドロキサム酸(benzohydroxamic acid)、ベンゾビンジフルピル(benzovindiflupyr
)、ベンタルロン(bentaluron)、ベンチアゾール(benthiazole)、ベンチアバリカルブ(benthiavalicarb)、ベンチアバリカルブ-イソプロピル(benthiavalicarb-isopropyl)、ペンチオピラド(penthiopyrad)、ペンフルフェン(penflufen)、ボスカリド(boscalid)、ホスジフェン(phosdiphen)、ホセチル(fosetyl)、ホセチル-アルミニウム(fosetyl‐Al)、ポリオキシン(polyoxins)、ポリオキソリン(polyoxorim)、ポリカーバメート(polycarbamate)、ホルペット(folpet)、ホルムアルデヒド(formaldehyde)、マシン油(machine oil)、マネブ(maneb)、マンコゼブ(mancozeb)、マンジプロパミド(mandipropamid)、マンデストロビン(mandestrobin)、ミクロゾリン(myclozolin)、ミクロブタニル(myclobutanil)、ミルディオマイシン(mildiomycin)、ミルネブ(milneb)、メカルビンジド(mecarbinzid)、メタスルホカルブ(methasulfocarb)、メタゾキソロン(metazoxolon)、メタム(metam)、メタムナトリウム塩(metam‐sodium)、メタラキシル(metalaxyl)、メタラキシル-M(metalaxyl-M)、メタリルピコキサミド(metarylpicoxamid)、メチラム(metiram)、メチルイソチオシアナート(methyl isothiocyanate)、メチルジノカップ(mepthyldinocap)、メチルテトラプロール(Metyltetraprole)、メトコナゾール(metconazole)、メトスルホバックス(metsulfovax)、メトフロキサム(methfuroxam)、メトミノストロビン(metominostrobin)、メトラフェノン(metrafenone)、メパニピリム(mepanipyrim)、メフェノキサム(mefenoxam)、メフェントリフルコナゾール(mefentrifluconazole)、メプチルジノカップ(meptyldinocap)、メプロニル(mepronil)、メベニル(mebenil)、ヨウ化メチル(iodomethane)、ラベンザゾール(rabenzazole)、臭化メチル(methyl bromide)、塩化ベンザルコニウム(benzalkonium chloride)、塩基性塩化銅(basic copper chloride)、塩基性硫酸銅(basic copper sulfate)、金属銀(silver)などの無機殺菌剤、次亜塩素酸ナトリウム(sodium hypochlorote)、水酸化第二銅(cupric hydroxide)、水和硫黄剤(wettable sulfur)、石灰硫黄合剤(calcium polysulfide)、炭酸水素カリウム(potassium hydrogen carbonate)、炭酸水素ナトリウム(sodium hydrogen carbonate)、無機硫黄(sulfur)、無水硫酸銅(copper sulfate anhydride)、ジメチルジチオカルバミド酸ニッケル(nickel dimethyldithiocarbamate)、8-ヒドロキシキノリン銅(oxine copper)のような銅系化合物、硫酸亜鉛(zinc sulfate)、硫酸銅五水塩(copper sulfate pentahydrate)などを例示することができる。
【0080】
殺虫・殺ダニ・殺センチュウ剤としては、例えば、3,5-xylyl methylcarbamate(XMC)、Bacillus thuringiensis aizawai、Bacillus thuringiensis israelensis、Bacillus thuringiensis japonensis、Bacillus thuringiensis kurstaki、Bacillus thuringiensis tenebrionis、Bacillus thuringiensisが生成する結晶タンパク毒素、BPMC、Btトキシン系殺虫性化合物、CPCBS(chlorfenson)、DCIP(dichlorodiisopropyl ether)、D-D(1, 3-Dichloropropene)、DDT、NAC、O-4-dimethylsulfamoylphenyl O,O-diethyl phosphorothioate(DSP)、O-ethyl O-4-nitrophenyl phenylphosphonothioate(EPN)、tripropylisocyanurate(TPIC)、アクリナトリン(acrinathrin)、アシノナピル(acynonapyr)、アザディラクチン(azadirachtin)、アジンホス-メチル(azinphos-methyl)、アセキノシル(acequinocyl)、アセタミプリド(acetamiprid)、アセトプロール(acetoprole)、アセフェート(acephate)、アバメクチン(abamectin)、アフィドピロペン(afidopyropen)、アベルメクチン(avermectin-B)、アミドフルメット(amidoflumet)、アミトラズ(amitraz)、アラニカルブ(alanycarb)、アルジカルブ(aldicarb)、アルドキシカルブ(aldoxycarb)、アルドリン(aldrin)、アルファ-エンドスルファン(alpha-endosulfan)、アルファ-シペルメトリン(alpha-cypermethrin)、アルベンダゾール(albendazole)、アレスリン(allethrin)、イサゾホス(isazofos)、イサミドホス(isamidofos)、イソアミドホス(isoamidofos)、イソキサチオン(isoxathion)、イソシクロセラム(isocycloseram)、 イソフェンホス(isofenphos)、イソプロカルブ(isoprocarb: MIPC)、イプシロン-メトリン(epsilon-metofluthrin)、イプシロン-モンフルトリン(epsilon-momfluorothrin)、イベルメクチン(IVermectin)、イミシアホス(imicyafos)、イミダクロプリド(imidac1oprid)、イミプロトリン(imiprothrin)、インダザピロキサメト(indazapyroxamet)、インドキサカルブ(indoxacarb)、エスフェンバレレート(esfenvalerate)、エチオフェンカルブ(ethiofencarb)、エチオン(ethion)、エチプロール(ethiprole)、エトキサゾール(etoxazole)、エトフェンプロックス(ethofenprox)、エトプロホス(ethoprophos)、エトリムホス(etrimfos)、エマメクチン(emamectin)、エマメクチン-ベンゾエート(emamectin-benzoate)、エンドスルファン(endosulfan)、エンペントリン(empenthrin)、オキサゾスルフィル(oxazosulfyl) 、オキサミル(oxamyl)、オキシジメトン-メチル(oxydemeton-methyl)、オキシデプロホス(oxydeprofos: ESP)、オキシベンダゾール(oxibendazole)、オクスフェンダゾール(oxfendazole)、オレイン酸カリウム(potassium oleate)、オレイン酸ナトリウム(sodium oleate)、カズサホス(cadusafos)、カッパ-ビフェントリン(kappa-bifenthrin)、カルタップ(cartap)、カルバリル(carbary1)、カルボスルファン(carbosulfan)、カルボフラン(carbofuryl)、ガンマ-シハロトリン(gamma-cyhalothrin)、キシリルカルブ(xylylcarb)、キナルホス(quinalphos)、キノプレン(kinoprene)、キノメチオネート(chinomethionat)、クロエトカルブ(cloethocarb)、クロチアニジン(clothianidin)、クロフェンテジン(clofentezine)、クロマフェノジド(chromafenozide)、クロラントラニリプロール(chlorantraniliprole)、クロルエトキシホス(chlorethoxyfos)、クロルジメホルム(chlordimeform)、クロルデン(chlordane)、クロルピリホス(chlorpyrifos)、クロルピリホス-メチル(chlorpyrifos-methyl)、クロルフェナピル(chlorphenapyr)、クロルフェンソン(chlorfenson)、クロルフェンビンホス(ch1orfenvinphos)、クロルフルアズロン(chlorfluazuron)、クロルベンジレート(chlorobenzilate)、クロロベンゾエート(chlorobenzoate)、クロロプラレトリン(chloroprallethrin)、ケルセン(ジコホル: dicofol)、サリチオン(salithion)、シハロジアミド(cyhalodiamide)、シアノホス(cyanophos: CYAP)、ジアフェンチウロン(diafenthiuron)、ジアミダホス(diamidafos)、シアントラニリプロール(cyantraniliprole)、シータ-シペルメトリン(theta-cypermethrin)、シエトピラフェン(cyetpyrafen)、ジエノクロル(dienochlor)、シエノピラフェン(cyenopyrafen)、ジオキサベンゾホス(dioxabenzofos)、ジオフェノラン(diofenolan)、シグマ-サイパーメトリン(sigma-cypermethrin)、シクラニリプロール(cyclaniliprole)、ジクロフェンチオン(dichlofenthion: ECP)、シクロブトリフルラム(cyclobutrifluram)、シクロプロトリン(cycloprothrin)、ジクロルボス(dichlorvos: DDVP)、ジクロロメゾティアズ(dicloromezotiaz)、ジスルホトン(disulfoton)、ジノテフラン(dinotefuran)、シハロジアミド(cyhalodiamide)、シハロトリン(cyhalothrin)、シフェノトリン(cyphenothrin)、シフルトリン(cyfluthrin)、ジフルベンズロン(diflubenzuron)、シフルメトフェン(cyflumetofen)、シプロフラニリド(cyproflanilide)、ジフロビダジン(diflovidazin)、シヘキサチン(cyhexatin)、ジムプロピリダヅ( dimpropyridaz)、シペルメトリン(cypermethrin)、ジメチルビンホス(dimethylvinphos)、ジメトエート(dimethoate)、ジメフルスリン(dimefluthrin)、シラフルオフェン(silafluofen)、シロマジン(cyromazine)、スピドキサマト(spidoxamat)、スピネトラム(spinetoram)、スピノサッド(spinosad)、スピロジクロフェン(spirodiclofen)、スピロピジオン(spiropidion)、スピロテトラマト(spirotetramat)、スピロメシフェン(spiromesifen)、スルフルラミド(sulfluramid)、スルプロホス(sulprofos)、スルホキサフロール(sulfoxaflor)、ゼータ-シペルメトリン(zeta-cypermethrin)、ダイアジノン(diazinon)、タウフルバリネート(tau-fluvalinate)、ダゾメット(dazomet)、チアクロプリド(thiacloprid)、チアメトキサム(thiamethoxam)、チオキサザフェン(tioxazafen)、チオジカルブ(thiodicarb)、チオシクラム(thiocyclam)、チオスルタップ(thiosultap)、チオスルタップ-ナトリウム(thiosultap-sodium)、チオナジン(thionazin)、チオメトン(thiometon)、チクロピラゾフロル(tyclopyrazoflor)、ディート(deet)、ディルドリン(dieldrin)、テトラクロラントラニリプロール(tetrachlorantraniliprole)、テトラクロルビンホス(tetrach1orvinphos)、テトラジホン(tetradifon)、テトラニリプロール(tetraniliprole)、テトラメチルフルトリン(tetramethylfluthrin)、テトラメトリン(tetramethrin)、テブピリムホス(tebupirimfos)、テブフェノジド(tebufenozide)、テブフェンピラド(tebufenpyrad)、テフルトリン(tefluthrin)、テフルベンズロン(teflubenzuron)、デメトン-S-メチル(demeton-S-methyl)、テメホス(temephos)、デルタメトリン(deltamethrin)、テルブホス(terbufos)、ドラメクチン(doramectin)、トラロピリル(tralopyril)、トラロメトリン(tralomethrin)、トランスフルトリン(transfluthrin)、トリアザメート(triazamate)、トリアズロン(triazuron)、トリクラミド(trichlamide)、トリクロルホン(trichlorphon: DEP)、トリフルメゾピリム(triflumezopyrim)、トリフルムロン(triflumuron)、トルフェンピラド(tolfenpyrad)、ナレッド(naled: BRP)、ニコフルプロール(nicofluprole)、ニチアジン(nithiazine)、ニテンピラム(nitenpyram)、ノバルロン(novaluron)、ノビフルムロン(noviflumuron)、ハイドロプレン(hydroprene)、バニリプロール(vaniliprole)、バミドチオン(vamidothion)、パラチオン(parathion)、パラチオン-メチル(parathion-methyl)、ハルフェンプロックス(halfenprox)、ハロフェノジド(halofenozide)、ビストリフルロン(bistrifluron)、ビスルタップ(bisultap)、ヒドラメチルノン(hydramethylnon)、ヒドロキシプロピルデンプン(hydroxy propyl starch)、ビナパクリル(binapacryl)、ピフルブミド(pyflubumide)、ビフェナゼート(bifenazate)、ビフェントリン(bifenthrin)、ピメトロジン(pymetrozine)、ピラクロホス(pyraclorfos)、ピラフルプロール(pyrafluprole)、ピリダフェンチオン(pyridafenthion)、ピリダベン(pyridaben)、ピリダリル(pyridalyl)、ピリフルキナゾン(pyrifluquinazon)、ピリプロール(pyriprole)、ピリプロキシフェン(pyriproxyfen)、ピリミカーブ(pirimicarb)、ピリミジフェン(pyrimidifen)、ピリミノストロビン(pyriminostrobin)、ピリミホスメチル(pirimiphos-methy1)、ピレトリン(pyrethrins)、フィプロニル(fiproni1)、フェナザキン(fenazaquin)、フェナミフォス(fenamiphos)、フェニソブロモレート(bromopropylate)、フェニトロチオン(fenitrothion: MEP)、フェノキシカルブ(fenoxycarb)、フェノチオカルブ(fenothiocarb)、フェノトリン(phenothrin)、フェノブカルブ(fenobucarb)、フェンスルフォチオン(fensulfothion)、フェンチオン(fenthion: MPP)、フェントエート(phenthoate: PAP)、フェンバレレート(fenvalerate)、フェンピロキシメート(fenpyroximate)、フェンプロパトリン(fenpropathrin)、フェンベンダゾール(fenbendazole)、フェンメゾジチアズ(Fenmezoditiaz)、フォスチアゼート(fosthiazate)、フォルメタネート(formetanate)、ブタチオホス(butathiofos) 、ブプロフェジン(buprofezin)、フラチオカルブ(furathiocarb)、プラレトリン(prallethrin)、フルアクリピリム(fluacrypyrim)、フラザインドリジン(fluazaindolizine)、フルピリミン(flupyrimin)、フルアジナム(fluazinam)、フルアズロン(fluazuron)、フルエンスルホン(fluensulfone)、フルキサメタミド(fluxametamide)、フルクロルジニリプロール(fluchlordiniliprole)、フルシクロクスロン(flucycloxuron)、フルシトリネート(flucythrinate)、フルバリネート(fluvalinate)、フルフィプロール(flufiprole) 、フルピラジフロン(flupyradifurone)、フルピラゾホス(flupyrazofos)、フルフェネリム(flufenerim)、フルフェノキシストロビン(flufenoxystrobin)、フルフェノクスロン(flufenoxuron)、フルフェンジン(flufenzine)、フルフェンプロックス(flufenoprox)、フルプロキシフェン(fluproxyfen)、フルブロシスリネート(flubrocythrinate)、フルヘキサホン(fluhexafon)、フルベンジアミド(flubendiamide)、フルペンチオフェノクス(flupentiofenox)、フルメトリン(flumethrin)、フルリムフェン(flurimfen)、プロチオホス(prothiofos)、プロトリフェンブト(protrifenbute)、フロニカミド(flonicamid)、プロパホス(propaphos)、プロパルギット(propargite:BPPS)、プロフェノホス(profenofos)、ブロフラニリド(broflanilide)、プロフルスリン(profluthrin)、プロポキスル(propoxur:PHC)、フロメトキン(flometoquin)、アルファ-ブロマディオロン(alpha-bromadiolone)、ブロモプロピレート(bromopropylate)、ベータ-シフルトリン(beta-cyfluthrin)、ヘキサフルムロン(hexaflumuron)、ヘキシチアゾクス(hexythiazox)、ヘプタフルトリン(heptafluthrin)、ヘプテノホス(heptenophos)、ペルメトリン(permethrin)、ベンクロチアズ(benclothiaz)、ベンジオカルブ(bendiocarb)、ベンズピリモキサン(benzpyrimoxan)、ベンスルタップ(bensu1tap)、ベンゾキシメート(benzoximate)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、ホキシム(phoxim)、ホサロン(phosalone)、ホスチアゼート(fosthiazate)、ホスチエタン(fosthietan)、ホスファミドン(phosphamidon)、ホスホカルブ(phosphocarb)、ホスメット(phosmet:PMP)、ポリナクチン複合体(polynactins)、ホルメタネート(formetanate)、ホルモチオン(formothion)、ホレート(phorate)、マシン油(machine oil)、マラチオン(malathion)、ミルベマイシン(milbemycin)、ミルベマイシン-A(milbemycin-A)、ミルベメクチン(milbemectin)、メカルバム(mecarbam)、メスルフェンホス(mesulfenfos)、メソミル(methomyl)、メタアルデヒド(metaldehyde)、メタフルミゾン(metaflumizone)、メタミドホス(methamidophos)、メタム-アンモニウム(metam-ammonium)、メタム-ナトリウム(metam-sodium)、メチオカルブ(methiocarb)、メチダチオン(methidathion:DMTP)、メチルイソチオシアネート(methylisothiocyanate)、メチルネオデカナミド(methylneodecanamide)、メチルパラチオン(methylparathion)、メトキサジアゾン(metoxadiazone)、メトキシクロル(met
hoxychlor)、メトキシフェノジド(methoxyfenozide)、メトフルトリン(metofluthrin)、メトプレン(methoprene)、メトルカルブ(metolcarb)、メペルフルスリン(meperfluthrin)、メビンホス(mevinphos)、モノクロトホス(monocrotophos)、モノスルタップ(monosultap)、モムフルオロスリン(momfluorothrin)、ラムダ-シハロトリン(lambda-cyhalothrin)、リアノジン(ryanodine)、ルフェヌロン(lufenuron)、レスカルール(rescalure)、レスメトリン(resmethrin)、レピメクチン(lepimectin)、ロテノン(rotenone)、塩酸レバミゾール(levamisol hydrochloride)、酸化フェンブタスズ(fenbutatin oxide)、酒石酸モランテル(morantel tartarate)、臭化メチル(methyl bromide)、水酸化トリシクロヘキシルスズ(cyhexatin)、石灰窒素(calcium cyanamide)、石灰硫黄合剤(calcium polysulfide)、硫黄(sulfur)、および硫酸ニコチン(nicotine-sulfate)などを例示することができる。
【0081】
また、本発明の農園芸用殺虫剤組成物と併用できる生物農薬として、例えば、リンゴコカクモンハマキ顆粒病ウイルス(Adoxophyes orana GV)、アグロバクテリウムラジオバクター(Agrobacterium radiobacter)、アムブリセイウス属の一種(Amblyseius spp.)、デジェネランスカブリダニ(Amblyseius degenerans (Berlese))、アナグラファファルシフェラ(Anagrapha falcifera)NPV、アングルスアトムス(Anagrus atomus)、アブラコバチ(Aphelinus abdominalis)、コレマンアブラバチ(Aphidius colemani)、ショクガタマバエ(Aphidoletes aphidimyza)、オートグラファカリホルニカ核多核体ウイルス(Autographa californica NPV)、バシラスフィルムス(Bacillus firmus)、バシラススファエリクス(Bacillus sphaericus Neide)、バチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)ベルリネル(Berliner)、バチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis subsp.aizawai)、バチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis subsp.israelensis)、バチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis subsp.japonensis)、バチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis subsp.kurstaki)、バチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis subsp.tenebrionis)、ベアウベリアバッシアナ(Beauveria bassiana)、ベアウベリアブロングニアルチイ(Beauveria brongniartii)、ヤマトクサカゲロウ(Chrysoperla carnea)、ツマアカオオヒメテントウ(Cryptolaemus montrouzieri)、コドリンガ顆粒病ウイルス(Cydia pomonella GV)、ハモグリコマユバチ(Dacnusa sibirica)、イサエアヒメコバチ(Diglyphus isaea)、オンシツツヤコバチ(Encarsia formosa)、サバクツヤコバチ(Eretmocerus eremicus)、チチュウカイツヤコバチ(Eretmocerus mundus Mercet)、アリガタシマアザミウマ( Franklinothrips vespiformis )、アメリカタバコガ核多核体ウイルス(Helicoverpa zea NPV)、ヘテロルハブジチスバクテリオホラ(Heterorhabditis bacteriophora)およびH.メギジス(H.megidis)、ヒポダミアコンベルゲンス(Hippodamia convergens)、フジコナヒゲナガトビコバチ(Leptomastix dactylopii)、マクロロフスカリジノサス(Macrolophus caliginosus)、ヨトウガ核多核体ウイルス(Mamestra brassicae NPV)、メタフィクスヘルボルス(Metaphycus helvolus)、メタリジウム菌(Metarhizium anisopliae var.acridum)、メタリジウム菌(Metarhizium anisopliae var.anisopliae)、ハモグリミドリヒメコバチ(Neochrysocharis Formosa (Westwood))、マツノキハバチ核多核体ウイルス(Neodiprion sertifer NPV)およびN.レコンテイ(n.lecontei NPV)、ヒメハナカメムシ属の一種(Orius spp.)、パエシロマイセスフモソロセウス(Paecilomyces fumosoroseus)、チリカブリダニ(Phytoseiulus persimilis)、シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)マルチカプシド核多角体ウイルス、ステイネルネマビビオニス(Steinernema bibionis)、ステイネルネマカルポカプサエ(Steinernema carpocapsae)、ステイネルネマフェルチアエ(Steinernema feltiae)、ステイネルネマグラセリ(Steinernema glaseri)、ステイネルネマリオブラエb(Steinernema riobrave)、ステイネルネマリオブラビス(Steinernema riobravis)、ステイネルネマスカプテリスキ(Steinernema scapterisci)、ステイネルネマ属の一種(Steinernema spp.)、トリコグラマ属の一種(Trichogramma spp.)、チフロドロムスオクシデンタリス(Typhlodromus occidentalis)およびベルチシリウムレカニイ(Verticillium lecanii)が挙げられる。
【0082】
さらに、本発明の農園芸用殺虫剤組成物と併用できるものとして以下のようなものも、各種農林、園芸害虫の防除や抵抗性害虫の防除等のために有用である。リンゴコカクモンハマキ顆粒病ウイルス(Adoxophyes orana GV)、アグロバクテリウムラジオバクター(Agrobacterium radiobacter)、アムブリセイウス属の一種(Amblyseius spp.)、デジェネランスカブリダニ(Amblyseius degenerans (Berlese))、アナグラファファルシフェラ(Anagrapha falcifera)NPV、アングルスアトムス(Anagrus atomus)、アブラコバチ(Aphelinus abdominalis)、コレマンアブラバチ(Aphidius colemani)、ショクガタマバエ(Aphidoletes aphidimyza)、オートグラファカリホルニカ核多核体ウイルス(Autographa californica NPV)、バシラスフィルムス(Bacillus firmus)、バシラススファエリクス(Bacillus sphaericus Neide)、バチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)ベルリネル(Berliner)、バチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis subsp.aizawai)、バチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis subsp.israelensis)、バチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis subsp.japonensis)、バチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis subsp.kurstaki)、バチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis subsp.tenebrionis)、ベアウベリアバッシアナ(Beauveria bassiana)、ベアウベリアブロングニアルチイ(Beauveria brongniartii)、ヤマトクサカゲロウ(Chrysoperla carnea)、ツマアカオオヒメテントウ(Cryptolaemus montrouzieri)、コドリンガ顆粒病ウイルス(Cydia pomonella GV)、ハモグリコマユバチ(Dacnusa sibirica)、イサエアヒメコバチ(Diglyphus isaea)、オンシツツヤコバチ(Encarsia formosa)、サバクツヤコバチ(Eretmocerus eremicus)、チチュウカイツヤコバチ(Eretmocerus mundus Mercet)、アリガタシマアザミウマ( Franklinothrips vespiformis )、アメリカタバコガ核多核体ウイルス(Helicoverpa zea NPV)、ヘテロルハブジチスバクテリオホラ(Heterorhabditis bacteriophora)およびH.メギジス(H.megidis)、ヒポダミアコンベルゲンス(Hippodamia convergens)、フジコナヒゲナガトビコバチ(Leptomastix dactylopii)、マクロロフスカリジノサス(Macrolophus caliginosus)、ヨトウガ核多核体ウイルス(Mamestra brassicae NPV)、メタフィクスヘルボルス(Metaphycus helvolus)、メタリジウム菌(Metarhizium anisopliae var.acridum)、メタリジウム菌(Metarhizium anisopliae var.anisopliae)、ハモグリミドリヒメコバチ(Neochrysocharis Formosa (Westwood))、マツノキハバチ核多核体ウイルス(Neodiprion sertifer NPV)およびN.レコンテイ(n.lecontei NPV)、ヒメハナカメムシ属の一種(Orius spp.)。パエシロマイセスフモソロセウス(Paecilomyces fumosoroseus)、チリカブリダニ(Phytoseiulus persimilis)、シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)マルチカプシド核多角体ウイルス、ステイネルネマビビオニス(Steinernema bibionis)、ステイネルネマカルポカプサエ(Steinernema carpocapsae)、ステイネルネマフェルチアエ(Steinernema feltiae)、ステイネルネマグラセリ(Steinernema glaseri)、ステイネルネマリオブラエb(Steinernema riobrave)、ステイネルネマリオブラビス(Steinernema riobravis)、ステイネルネマスカプテリスキ(Steinernema scapterisci)、スタイネルネマ属の一種(Steinernema spp.)、トリコグラマ属の一種(Trichogramma spp.)、チフロドロムスオクシデンタリス(Typhlodromus occidentalis)およびベルチシリウムレカニイ(Verticillium lecanii)などが例示できる。
【0083】
農園芸用除草剤としては、例えば、1-ナフチルアセトアミド、2,4-PA、2,3,6-TBA、2,4,5-T、2,4,5-TB、2,4-D、2,4-DB、2,4-DEB、2,4-DEP、3,4-DA、3,4-DB、3,4-DP、4-CPA、4-CPB、4-CPP、MCP、MCPA、MCPAチオエチル、MCPB、アイオキシニル(ioxynil)、アクロニフェン(aclonifen)、アザフェニジン(azafenidin)、アシフルオルフェン(acifluorfen)、アジプロトリン(aziprotryne)、アジムスルフロン(azimsulfuron)、アシュラム(asulam)、アセトクロール(acetochlor)、アトラジン(atrazine)、アトラトン(atraton)、アニスロン(anisuron)、アニロホス(anilofos)、アビグリシン(aviglycine)、アブシジン酸(abscisic acid)、アミカルバゾン(amicarbazone)、アミドスルフロン(amidosulfuron)、アミトロール(amitrole)、アミノシクロピラクロール(aminocyclopyrachlor)、アミノピラリド(aminopyralid)、アミブジン(amibuzin)、アミプロホスメチル(amiprophos-methyl)、アメトリジオン(ametridione)、アメトリン(ametryn)、アラクロール(alachlor)、アリドクロール(allidochlor)、アロキシジム(alloxydim)、アロラック(alorac)、イオフェンスルフロン(iofensulfuron)、イソウロン(isouron)、イソカルバミド(isocarbamid)、イソキサクロルトール(isoxachlortole)、イソキサピリホップ(isoxapyrifop)、イソキサフルトール(isoxaflutole)、イソキサベン(isoxaben)、イソシル(isocil)、イソノルロン(isonoruron)、イソプロツロン(isoproturon)、イソプロパリン(isopropalin)、イソポリナート(isopolinate)、イソメチオジン(isomethiozin)、イナベンフィド(inabenfide)、イパジン(ipazine)、イプフェンカルバゾン(ipfencarbazone)、イプリミダム(iprymidam)、イマザキン(imazaquin)、イマザピック(imazapic)、イマザピル(imazapyr)、イマザメタピル(imazamethapyr)、イマザメタベンズ(imazamethabenz)、イマザメタベンズ-メチル(imazamethabenz-methyl)、イマザモックス(imazamox)、イマゼタピル(imazethapyr)、イマゾスルフロン(imazosulfuron)、インダジフラム(indaziflam)、インダノファン(indanofan)、インドール酪酸(indolebutyric acid)、ウニコナゾール-P(uniconazole-P)、エグリナジン(eglinazine)、エスプロカルブ(esprocarb)、エタメスルフロン(ethametsulfuron)、エタメトスルフロン-メチル(ethametsulfuron-methyl)、エタルフルラリン(ethalfluralin)、エチオレート(ethiolate)、エチクロゼート-エチル(ethychlozate-ethyl)、エチジムロン(ethidimuron)、エチノフェン(etinofen)、エテホン(ethephon)、エトキシスルフロン(ethoxysulfuron)、エトキシフェン(ethoxyfen)、エトニプロミド(etnipromid)、エトフメセート(ethofumesate)、エトベンザニド(etobenzanid)、エピリフェナシル(epyrifenacil)、エプロナズ(epronaz)、エルボン(erbon)、エンドタール(endothal)、オキサジアゾン(oxadiazon)、オキサジアルギル(oxadiargyl)、オキサジクロメホン(oxaziclomefone)、オキサスルフロン(oxasulfuron)、オキサピラゾン(oxapyrazon)、オキシフルオルフェン(oxyfluorfen)、オリザリン(oryzalin)、オルソスルファムロン(orthosulfamuron)、オルベンカルブ(orbencarb)、カフェンストロール(cafenstrole)、カムベンジクロール(cambendichlor)、カルバスラム(carbasulam)、カルフェントラゾン(carfentrazone)、カルフェントラゾン-エチル(carfentrazone-ethyl)、カルブチレート(karbutilate)、カルベタミド(carbetamide)、カルボキサゾール(carboxazole)、キザロホップ(quizalofop)、キザロホップ-P(quizalofop-P)、キザロホップ-エチル(quizalofop-ethyl)、キシラクロール(xylachlor)、キノクラミン(quinoclamine)、キノナミド(quinonamid)、キンクロラック(quinclorac)、キンメラック(quinmerac)、クミルロン(cumyluron)、クラシホス(clacyfos)、クリオジネート(cliodinate)、グリホサート(glyphosate)、グルホシネート(glufosinate)、グルホシネート-P(glufosinate-P)、クレダジン(credazine)、クレトジム(clethodim)、クロキシホナック(cloxyfonac)、クロジナホップ(clodinafop)、クロジナホップ-プロパルギル(clodinafop-propargyl)、クロトルロン(chlorotoluron)、クロピラリド(clopyralid)、クロプロキシジム(cloproxydim)、クロプロップ(cloprop)、クロブロムロン(chlorbromuron)、クロホップ(clofop)、クロマゾン(clomazone)、クロメトキシニル(chlomethoxyni1)、クロメトキシフェン(chlomethoxyfen)、クロメプロップ(clomeprop)、クロラジホップ(chlorazifop)、クロラジン(chlorazine)、クロラノクリル(chloranocryl)、クロラムベン(chloramben)、クロランスラム(cloransulam)、クロランスラム-メチル(cloransulam-methyl)、クロリダゾン(chloridazon)、クロリムロン(chlorimuron)、クロリムロン-エチル(chlorimuron-ethyl)、クロルスルフロン(chlorsulfuron)、クロルタール(chlorthal)、クロルチアミド(chlorthiamid)、クロルトルロン(chlortoluron)、クロルニトロフェン(chlornitrofen)、クロルフェナック(chlorfenac)、クロルフェンプロップ(chlorfenprop)、クロルブファム(chlorbufam)、クロルフタリム(chlorphthalim)、クロルフルラゾール(chlorflurazole)、クロルフルレノール(chlorflurenol)、クロルプロカルブ(chlorprocarb)、クロルプロファム(chlorpropham)、クロルメコート(chlormequat)、クロレツロン(chloreturon)、クロロキシニル(chloroxynil)、クロロクスロン(chloroxuron)、クロロトルロン(chlorotoluron)、クロロポン(chloropon)、サイピラフルオン(cypyrafluone)、サフルフェナシル(saflufenacil)、シアナジン(cyanazine)、シアナトリン(cyanatryn)、ジアレート(di-allate)、ジウロン(diuron)、ジエタムコート(diethamquat)、ジオキソピリトリオン(dioxopyritrione)、ジカンバ(dicamba)、シクルロン(cycluron)、シクロエート(cycloate)、シクロキシジム(cycloxydim)、ジクロスラム(diclosulam)、シクロスルファムロン(cyclosulfamuron)、シクロピラニル(cyclopyranil) 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ithiobac)、ピリチオバック-ナトリウム(pyrithiobac-sodium)、ピリデート(pyridate)、ピリフタリド(pyriftalid)、ピリブチカルブ(pyributicarb)、ピリベンゾキシム(pyribenzoxim)、ピリミスルファン(pyrimisulfan)、ピリミスルフロン(primisulfuron)、ピリミノバックメチル(pyriminobac-methyl)、ピロキサスルホン(pyroxasulfone)、ピロクスラム(pyroxsulam)、フェナスラム(fenasulam)、フェニソファム(phenisopham)、フェヌロン(fenuron)、フェノキサスルホン(fenoxasulfone)、フェノキサプロップ(fenoxaprop)、フェノキサプロップ-P(fenoxaprop-P)、フェノキサプロップ-エチル(fenoxaprop-ethyl)、フェノチオール(phenothio1)、フェノプロップ(fenoprop)、フェノベンズロン(phenobenzuron)、フェンキノトリオン(fenquinotrione)、フェンチアプロップ(fenthiaprop)、フェンテラコール(fenteracol)、フェントラザミド(fentrazamide)、フェンメディファム(phenmedipham)、フェンメディファム-エチル(phenmedipham-ethyl)、フェンピラゾン(fenpyrazone)、ブタクロール(butachlor)、ブタフェナシル(butafenacil)、ブタミホス(butamifos)、ブチウロン(buthiuron)、ブチダゾール(buthidazole)、ブチレート(butylate)、ブツロン(buturon)、ブテナクロール(butenachlor)、ブトキシジム(butroxydim)、ブトラリン(butralin)、ブトロキシジム(butroxydim)、フラザスルフロン(flazasulfuron)、フラムプロップ(flamprop)、フリロオキシフェン(furyloxyfen)、プリナクロール(prynachlor)、プリミスルフロンメチル(primisulfuron-methyl)、フルアジホップ(fluazifop)、フルアジホップ-P(fluazifop-P)、フルアジホップ-ブチル(fluazifop-butyl)、フルアゾレート(fluazolate)、フルロキシピル(fluroxypyr)、フルオチウロン(fluothiuron)、フルオメツロン(fluometuron)、フルオログリコフェン(fluoroglycofen)、フルロクロリドン(flurochloridone)、フルオロジフェン(fluorodifen)、フルオロニトロフェン(fluoronitrofen)、フルオロミジン(fluoromidine)、フルカルバゾン(flucarbazone)、フルカルバゾン-ナトリウム(flucarbazone-sodium)、フルクロラリン(fluchloralin)、フルセトスルフロン(flucetosulfuron)、フルチアセット(fluthiacet)、フルチアセット-メチル(fluthiacet-methyl)、フルピルスルフロン(flupyrsulfuron)、フルフェナセット(flufenacet)、フルフェニカン(flufenican)、フルフェンピル(flufenpyr)、フルプロパシル(flupropacil)、フルプロパナート(flupropanate)、フルポキサム(flupoxam)、フルミオキサジン(flumioxazin)、フルミクロラック(flumiclorac)、フルミクロラック-ペンチル(flumiclorac-pentyl)、フルミプロピン(flumipropyn)、フルメジン(flumezin)、フルオメツロン(fluometuron)、フルメトスラム(flumetsulam)、フルリドン(fluridone)、フルルタモン(flurtamone)、フルロキシピル(fluroxypyr)、プレチラクロール(pretilachlor)、プロキサン(proxan)、プログリナジン(proglinazine)、プロシアジン(procyazine)、プロジアミン(prodiamine)、プロスルファリン(prosulfalin)、プロスルフロン(prosulfuron)、プロスルホカルブ(prosulfocarb)、プロパキザホップ(propaquizafop)、プロパクロール(propachlor)、プロパジン(propazine)、プロパニル(propanil)、プロピザミド(propyzamide)、プロピソクロール(propisochlor)、プロヒドロジャスモン(prohydrojasmon)、プロピリスルフロン(propyrisulfuron)、プロファム(propham)、プロフルアゾール(profluazol)、プロフルラリン(profluralin)、プロヘキサジオン-カルシウム(prohexadione-calcium)、プロポキシカルバゾン(propoxycarbazone)、プロポキシカルバゾン-ナトリウム(propoxycarbazone-sodium)、プロホキシジム(profoxydim)、ブロマシル(bromacil)、ブロムピラゾン(brompyrazon)、プロメトリン(prometryn)、プロメトン(prometon)、ブロモキシニル(bromoxynil)、ブロモフェノキシム(bromofenoxim)、ブロモブチド(bromobutide)、ブロモボニル(bromobonil)、フロラスラム(florasulam)、フロルピラウキシフェン(florpyrauxifen)、ヘキサクロロアセトン(hexachloroacetone)、ヘキサジノン(hexazinone)、ペトキサミド(pethoxamid)、ベナゾリン(benazolin)、ペノクスラム(penoxsulam)、ペブレート(pebulate)、ベフルブタミド(beflubutamid)、ベフルブタミド-M(beflubutamid-M)、ベルノレート(vernolate)、ペルフルイドン(perfluidone)、ベンカルバゾン(bencarbazone)、ベンクイトリオン(benquitrione)、ベンザドックス(benzadox)、ベンジプラム(benzipram)、ベンジルアミノプリン(benzylaminopurine)、ベンズチアズロン(benzthiazuron)、ベンズフェンジゾン(benzfendizone)、ベンスリド(bensulide)、ベンスルフロンメチル(bensulfuron-methyl)、ベンゾイルプロップ(benzoylprop)、ベンゾビシクロン(benzobicyclon)、ベンゾフェナップ(benzofenap)、ベンゾフルオール(benzofluor)、ベンタゾン(bentazone)、ペンタノクロール(pentanochlor)、ベンチオカーブ(benthiocarb)、ペンディメタリン(pendimethalin)、ペントキサゾン(pentoxazone)、ベンフラリン(benfluralin)、ベンフレセート(benfuresate)、ホサミン(fosamine)、ホメサフェン(fomesafen)、ホラムスルフロン(foramsulfuron)、ホルクロルフェニュロン(forchlorfenuron)、マレイン酸ヒドラジド(maleic hydrazide)、メコプロップ(mecoprop)、メコプロップ-P(mecoprop-P)、メジノテルブ(medinoterb)、メソスルフロン(mesosulfuron)、メソスルフロン-メチル(mesosulfuron-methyl)、メソトリオン(mesotrione)、メソプラジン(mesoprazine)、メソプロトリン(methoprotryne)、メタザクロール(metazachlor)、メタゾール(methazole)、メタゾスルフロン(metazosulfuron)、メタベンズチアズロン(methabenzthiazuron)、メタミトロン(metamitron)、メタミホップ(metamifop)、メタム(metam)、メタルプロパリン(methalpropalin)、メチウロン(methiuron)、メチオゾリン(methiozolin)、メチオベンカルブ(methiobencarb)、メチルダイムロン(methyldymron)、メトクスロン(metoxuron)、メトスラム(metosulam)、メトスルフロン(metsulfuron)、メトスルフロン-メチル(metsu1furon-methy1)、メトフラゾン(metflurazon)、メトブロムロン(metobromuron)、メトベンズロン(metobenzuron)、メトメトン(methometon)、メトラクロール(metolachlor)、メトリブジン(metribuzin)、メピコートクロリド(mepiquat-chloride)、メフェナセット(mefenacet)、メフルイジド(mefluidide)、モナリド(monalide)、モニソウロン(monisouron)、モニュヌロン(monuron)、モノクロル酢酸(monochloroacetic acid)、モノリニュヌロン(monolinuron)、モリネート(molinate)、モルファムコート(morfamquat)、ヨードスルフロン(iodosulfuron)、ヨードスルフロンメチルナトリウム(iodosulfuron-methyl-sodium)、ヨードボニル(iodobonil)、ヨードメタン(iodomethane)、ラクトフェン(lactofen)、ランコトリオン(lancotrione)、リミソキサフェン(rimisoxafen)、リヌロン(linuron)、リムスルフロン(rimsulfuron)、レナシル(lenacil)、ローデタニル(rhodethanil)、過酸化カルシウム(calcium peroxide)、臭化メチル(methyl bromide)などを例示することができる。
【実施例0084】
以下に本発明の代表的な実施例および試験例を示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。尚、実施例中、「部」とあるのは「質量部」を示す。
製剤例1.乳剤
メタフルミゾン 2.0部
アセタミプリド 1.6部
キシレン 1.4部
N-メチルピロリドン 88.0部
ポリオキシエチレンアルキルエーテル脂肪酸エステルと
アルキルベンゼンスルホン酸カルシウムとの混合物 7.0部
以上を均一に混合溶解して乳剤とする。
【0085】
製剤例2.乳剤
メタフルミゾン 1.0部
アセタミプリド 0.2部
脂肪酸グリセリド 5.0部
キシレン 2.9部
N-メチルピロリドン 82.9部
ポリオキシエチレンアルキルエーテル脂肪酸エステルと
アルキルベンゼンスルホン酸カルシウムとの混合物 8.0部
以上を均一に混合溶解して乳剤とする。
【0086】
試験例1 ゴマダラカミキリ(Anoplophora malasiaca)に対する殺虫試験
所定濃度に希釈した薬液にゴマダラカミキリ(Anoplophora malasiaca)成虫を10秒間浸漬処理し,タオルペーパー上で余分な薬液を除去後,飼料(カンキツ新梢:長さ7 cm,3本)の入ったカップ(径9cm,深さ10cm)に投入した(試験規模:1区1頭,2-10反復)。その後,通気口のある蓋をして,経時的(1~7日後)に異常虫数および死亡虫数、ならびに新梢の食害程度を調査し、下記式に従って異常および死亡虫の率を算出した。結果を表1および表2に示す。
供試薬剤としてメタフルミゾン 25%SC、アセタミプリド 20%WDGを使用した。
【0087】
[数1]
死虫率(%)= (異常および死亡虫の数 × 100) / 供試虫数
【0088】
上記各試験による各有効成分との併用によって期待される効果(期待値E)は、下記のコルビーの計算式( Colby, S. R., Weeds 15: 20-22(1967)参照)により求めた。期待値Eの値を表1に併記する。
[数2]
E(期待値)=(X+Y)-(X×Y/100)
X=薬剤A単独の防除効果、Y=薬剤B単独の防除効果
【0089】
また、下記食害判定基準に従い、経時的に新梢の食害程度を調査した。結果を表2に示す。
食害判定基準
- ・・・ 無 (食害面積 0%)
± ・・・ 微少(食害面積 3%未満)
+ ・・・ 少 (食害面積 4%以上~10%未満)
++ ・・・ 中 (食害面積 11%以上~30%未満)
+++ ・・・ 多 (食害面積 30%以上)
【0090】
【表1】
【0091】
【表2】
【0092】
メタフルミゾンとアセタミプリドとの混用によるゴマダラカミキリ(Anoplophora malasiaca)に対する殺虫効果の共力作用を検討した。その結果、メタフルミゾンとアセタミプリドとの混用でゴマダラカミキリ(Anoplophora malasiaca)に対する殺虫活性の向上が認められた。また、混用することにより活性持続効果が向上した。