(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023002352
(43)【公開日】2023-01-10
(54)【発明の名称】支援処理システム、支援処理装置、支援処理プログラム、支援処理方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/00 20230101AFI20221227BHJP
G16Y 20/10 20200101ALI20221227BHJP
G16Y 20/40 20200101ALI20221227BHJP
G16Y 40/20 20200101ALI20221227BHJP
【FI】
G06Q10/00
G16Y20/10
G16Y20/40
G16Y40/20
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021103546
(22)【出願日】2021-06-22
(71)【出願人】
【識別番号】521209292
【氏名又は名称】canow株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100180275
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 倫太郎
(74)【代理人】
【識別番号】100161861
【弁理士】
【氏名又は名称】若林 裕介
(74)【代理人】
【識別番号】100194836
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷部 優一
(72)【発明者】
【氏名】桂城 漢大
(72)【発明者】
【氏名】玉置 純一
(72)【発明者】
【氏名】海野 健一
(72)【発明者】
【氏名】高本 浩之
(72)【発明者】
【氏名】牧島 明
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 辰也
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA02
(57)【要約】
【課題】 より利便性の高い支援処理システム、支援処理装置、支援処理プログラム、支援処理方法を提供する。
【解決手段】 本発明は、第1のユーザが所持する第1の端末と、第1の端末を介して第1のユーザによる第2のユーザとの商談を支援する支援処理を行う支援処理装置とを備える支援処理システムに関する。そして、本発明の支援処理装置は、第2のユーザが使用する第2の端末から、第1のユーザに対応する第1のURLを用いたアクセスを受け付けると、第1のユーザによる第2のユーザに対する商談を支援する商談支援コンテンツを第2の端末に提示するコンテンツ提示手段を有することを特徴とする。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のユーザが所持する第1の端末と、前記第1の端末を介して前記第1のユーザによる第2のユーザとの商談を支援する支援処理を行う支援処理装置とを備える支援処理システムにおいて、
前記支援処理装置は、前記第2のユーザが使用する第2の端末から、前記第1のユーザに対応する第1のURLを用いたアクセスを受け付けると、前記第1のユーザによる前記第2のユーザに対する商談を支援する商談支援コンテンツを前記第2の端末に提示するコンテンツ提示手段を有する
ことを特徴とする支援処理システム。
【請求項2】
前記第1のユーザが所持するものであって、前記第1のURLが記録されたICタグを備える媒体をさらに備え、
前記媒体は前記第2の端末に前記ICタグに記録された前記第1のURLを読み込ませることが可能である
ことを特徴とする請求項1に記載の支援処理システム。
【請求項3】
前記支援処理装置は、
前記第1のユーザが前記第2のユーザと行う商談に係る商談情報を管理する商談管理手段と、
前記第1の端末から、前記商談管理手段に管理されている商談情報を指定した商談通知を受け付ける商談通知受付手段とをさらに有し、
前記コンテンツ提示手段は、前記第2の端末から前記第1のURLを用いたアクセスを受け付けると、前記商談通知受付手段が受けの際指定された商談情報に基づいて前記商談支援コンテンツを生成する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の支援処理システム。
【請求項4】
前記コンテンツ提示手段は、前記第2の端末から前記第1のURLを用いたアクセスを受け付けると、前記商談通知受付手段が受けの際指定された商談情報に関連する要素を特定する特定情報を含む第2のURLを発行し、前記第1のURLのリダイレクト先として前記第2の端末に通知し、前記第2の端末から前記第2のURLを用いたアクセスを受け付けると、前記商談支援コンテンツを前記第2の端末に提示することを特徴とする請求項3に記載の支援処理システム。
【請求項5】
第1のユーザが所持する第1の端末を介して前記第1のユーザによる第2のユーザとの商談を支援する支援処理を行う支援処理装置において、
前記第2のユーザが使用する第2の端末から、前記第1のユーザに対応する第1のURLを用いたアクセスを受け付けると、前記第1のユーザによる前記第2のユーザに対する商談を支援する商談支援コンテンツを前記第2の端末に提示するコンテンツ提示手段を有する
ことを特徴とする支援処理装置。
【請求項6】
第1のユーザが所持する第1の端末を介して前記第1のユーザによる第2のユーザとの商談を支援する支援処理を行う支援処理装置に搭載されたコンピュータを、
前記第2のユーザが使用する第2の端末から、前記第1のユーザに対応する第1のURLを用いたアクセスを受け付けると、前記第1のユーザによる前記第2のユーザに対する商談を支援する商談支援コンテンツを前記第2の端末に提示するコンテンツ提示手段
として機能させることを特徴とする支援処理プログラム。
【請求項7】
第1のユーザが所持する第1の端末を介して前記第1のユーザによる第2のユーザとの商談を支援する支援処理を行う支援処理装置が行う支援処理方法において、
前記支援処理装置は、コンテンツ提示手段を備え、
前記コンテンツ提示手段は、前記第2のユーザが使用する第2の端末から、前記第1のユーザに対応する第1のURLを用いたアクセスを受け付けると、前記第1のユーザによる前記第2のユーザに対する商談を支援する商談支援コンテンツを前記第2の端末に提示する
ことを特徴とする支援処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、支援処理システム、支援処理装置、支援処理プログラム、支援処理方法に関し、例えば、商談等の業務を効率的に行うことを支援するシステムに適用し得る。
【背景技術】
【0002】
従来、商談において名刺情報のやりとりを支援するシステムとしては特許文献1に記載されたシステムがある。
【0003】
特許文献1に記載されたシステムでは、第1の端末に名刺情報を表示させた状態で、第2の端末に近づけられると、名刺情報をさかさまに表示しつつ第2の端末と通信を確立して、第2の端末との間で名刺情報を交換する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の記載技術では、第1の端末だけでなく第2の端末にも名刺情報を交換するためのアプリケーションがインストールされている必要がある。例えば、第1の端末を担当者が操作し、第2の端末を顧客が操作する場合、顧客の端末にも名刺情報を交換するためのアプリケーションがインストールされている必要があるため、訪問先が限定されない営業業務を支援するシステムに適用する場合、利便性が低いという問題があった。
【0006】
以上のような問題に鑑みて、より利便性の高い支援処理システム、支援処理装置、支援処理プログラム、支援処理方法が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の本発明は、第1のユーザが所持する第1の端末と、前記第1の端末を介して前記第1のユーザによる第2のユーザとの商談を支援する支援処理を行う支援処理装置とを備える支援処理システムにおいて、前記支援処理装置は、前記第2のユーザが使用する第2の端末から、前記第1のユーザに対応する第1のURLを用いたアクセスを受け付けると、前記第1のユーザによる前記第2のユーザに対する商談を支援する商談支援コンテンツを前記第2の端末に提示するコンテンツ提示手段を有することを特徴とする。
【0008】
第2の本発明は、第1のユーザが所持する第1の端末を介して前記第1のユーザによる第2のユーザとの商談を支援する支援処理を行う支援処理装置において、前記第2のユーザが使用する第2の端末から、前記第1のユーザに対応する第1のURLを用いたアクセスを受け付けると、前記第1のユーザによる前記第2のユーザに対する商談を支援する商談支援コンテンツを前記第2の端末に提示するコンテンツ提示手段を有することを特徴とする。
【0009】
第3の本発明の支援処理プログラムは、第1のユーザが所持する第1の端末を介して前記第1のユーザによる第2のユーザとの商談を支援する支援処理を行う支援処理装置に搭載されたコンピュータを、前記第2のユーザが使用する第2の端末から、前記第1のユーザに対応する第1のURLを用いたアクセスを受け付けると、前記第1のユーザによる前記第2のユーザに対する商談を支援する商談支援コンテンツを前記第2の端末に提示するコンテンツ提示手段として機能させることを特徴とする。
【0010】
第4の本発明は、第1のユーザが所持する第1の端末を介して前記第1のユーザによる第2のユーザとの商談を支援する支援処理を行う支援処理装置が行う支援処理方法において、前記支援処理装置は、コンテンツ提示手段を備え、前記コンテンツ提示手段は、前記第2のユーザが使用する第2の端末から、前記第1のユーザに対応する第1のURLを用いたアクセスを受け付けると、前記第1のユーザによる前記第2のユーザに対する商談を支援する商談支援コンテンツを前記第2の端末に提示することを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、より利便性の高い支援処理システム、支援処理装置、支援処理プログラム、支援処理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】実施形態に係る支援処理システムの全体構成について示したブロック図である。
【
図2】実施形態に係るサーバ(支援処理装置)のハードウェア構成の例について示した図である。
【
図3】実施形態に係る管理者が使用するクライアント端末の機能的構成について示したブロック図である。
【
図4】実施形態に係る担当者が使用するクライアント端末の機能的構成について示したブロック図である。
【
図5】実施形態に係る商談先担当者が使用するクライアント端末の機能的構成について示したブロック図である。
【
図6】実施形態に係るデータベースに記憶されているデータ構成の例について示したブロック図である。
【
図7】実施形態に係る名刺管理データの構成例について示した図である。
【
図8】実施形態に係る商談先管理データの構成例について示した図である。
【
図9】実施形態に係る商談先担当者管理データの構成例について示した図である。
【
図10】実施形態に係る商談先管理データの構成例について示した図である。
【
図11】実施形態に係るテンプレート管理データの構成例について示した図である。
【
図12】実施形態に係る商談管理データの構成例について示した図である。
【
図13】実施形態に係るチェックイン管理データについて示した図である。
【
図14】実施形態に係る名刺スキャン管理データについて示した図である。
【
図15】実施形態に係るサーバ(支援処理サーバアプリケーション)の動作を抽出して示したフローチャートである。
【
図16】実施形態に係るマイメニュー画面(初期画面)の構成例について示した図である。
【
図17】実施形態に係る商談情報処理画面の構成例について示した図である。
【
図18】実施形態に係る商談情報編集画面の構成例について示した図である。
【
図19】実施形態に係るチェックイン操作画面の構成例について示した図である。
【
図20】実施形態に係る名刺/商談画面から遷移する操作画面を示している。
【
図21】実施形態に係る実施形態に係る名刺/商談画面から遷移する操作画面を示している。
【
図22】実施形態に係る行動記録表示画面の構成例について示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
(A)主たる実施形態
以下、本発明による支援処理システム、支援処理装置、支援処理プログラム、支援処理方法、及びデータ構造の一実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
【0014】
(A-1)実施形態の構成
図1は、この実施形態の支援処理システム1及び関係する構成について示したブロック図である。
【0015】
支援処理システム1は、対面営業を業務として行う組織Xにおける営業の担当者や担当者を管理する管理者の業務を支援するシステムである。
【0016】
また、この実施形態では、説明を簡易とするため、支援処理システムは、1つの組織Xの支援処理を行うものとして説明するが、支援処理システムは複数の組織を同時に支援処理するようにしてもよい。
【0017】
次に、
図1を用いて支援処理システム1の全体構成について説明する。
【0018】
この実施形態において、支援処理システム1は、支援処理装置としてのサーバ10と、ネットワークNWを介してサーバ10に接続する複数のクライアント端末を有している。この実施形態では、説明を簡易とするため、支援処理システムは、2つのクライアント端末21、22を有しているものとして説明するが、支援処理システムが備えるクライアント端末の数や種類は限定されないものである。この実施形態では、クライアント端末21は、組織Xに所属し、商談等の業務を行う者(以下、「担当者」と呼ぶ)が使用する端末であるものとする。また、この実施形態では、クライアント端末22は、組織Xに所属し、担当者を管理する者(以下、「管理者」と呼ぶ)が使用する端末であるものとする。
【0019】
また、サーバ10は、組織Xの商談先の者(以下、単に「商談先担当者」と呼ぶ)が所有するクライアント端末40(例えば、スマートホン)の接続(web接続)を受け入れて、webページ(webアプリケーション)を提供する処理も行う。
【0020】
図1では、図示の都合上、クライアント端末21、22、40及び名刺30を1つずつ図示しているが、この実施形態において、関係する各クライアント端末21、22、40及び名刺30の数は限定されないものである。
【0021】
サーバ10と各クライアント端末は、組織Xの支援処理に関する情報処理(例えば、組織Xの支援処理に関連する情報の入力受付や読み込みやデータベース編集等の情報処理)を行うアプリケーション(以下、「支援処理アプリケーション」と呼ぶ)のサービスをユーザ(例えば、担当者、管理者、及び商談先担当者)に提供する。
【0022】
また、支援処理システム1には、担当者が所持する名刺30も構成要素として含まれるものとする。名刺30には、他の通信装置と通信可能なICタグ31が表面又は内部に設けられている。ICタグ31は、例えば、NFC(Near Field Communication)等無線通信方式に対応し、他の通信装置(例えば、クライアント端末40)と通信可能であるものとして説明する。この実施形態の例では、ICタグ31は、NFCに対応し、記録されているデータ(例えば、所定のURL)を接続先の通信装置に送信可能であるものとして説明する。この実施形態では、名刺30のICタグ31には、少なくとも、当該名刺30を所持する担当者に対応するURL(サーバ10にアクセスするためのURL)が記録されているものとして説明する。なお、担当者によっては、複数種類の名刺30を所持している場合もあり得る(例えば、複数の肩書をもつ担当者の場合)。名刺30ごとに記録されているURLは異なるため、サーバ10側では、各名刺30と各担当者との対応関係を把握しておくことにより、クライアント端末40からアクセスを受け付けた際に、どの担当者の名刺30と通信したかを把握することができる。
【0023】
例えば、名刺30のICタグ31は、商談先担当者が所持するクライアント端末40に近づけられて通信を開始すると、クライアント端末40に記録されているURL(以下、「名刺設定URL」と呼ぶ)を送信し、クライアント端末40に送信したURLにアクセスさせる処理を行う。言い換えると、クライアント端末40は、名刺30が近づけられると、無線通信により当該名刺30のICタグ31のデータをスキャンして取得し、取得したデータに応じた動作(例えば、webブラウザを起動して取得したデータのURLにアクセスする動作)を行う。以下では、クライアント端末40が、名刺30のデータをスキャンしてURLを取得する処理を「名刺スキャン」と呼ぶものとする。ここでは、クライアント端末40が名刺スキャンにより名刺30からURLを取得した場合は、取得したURLをwebブラウザに設定してサーバ10にアクセスする処理が行われるものとして以下の説明を行う。
【0024】
このとき、サーバ10は、クライアント端末40に対して、名刺30(当該名刺30に対応する担当者)に関連する情報(以下、「名刺情報」と呼ぶ)と共に、商談に関連する情報の入出力を受け付ける操作画面(以下、「名刺/商談画面」と呼ぶ)のwebページを提示する。以下では、クライアント端末40に表示させる名刺/商談画面の構成(例えば、表示する名刺情報の内容/位置や、GUIの構成)を定義したデータを単に「テンプレート」とも呼ぶものとする。
【0025】
次に、サーバ10内部の機能的構成の例について、
図1を用いて説明する。
【0026】
サーバ10は、データベースミドルウェア11、バックエンドアプリケーション12、webサービスミドルウェア13及びデータベース15を有している。また、webサービスミドルウェア13上にはwebサービスミドルウェア13がインストールされている。
【0027】
サーバ10では、組織Xの支援処理に関する情報が、データベース15に記録されている。
【0028】
データベースミドルウェア11は、データベースであるデータベース15のデータ処理を行うミドルウェア(プラットフォーム)である。データベースミドルウェア11としては、例えば、MySQLやORACLE等の種々のデータベースのミドルウェア(プラットフォーム)を適用することができる。
【0029】
また、webサービスミドルウェア13は、例えば、ApacheやNginex等の種々のwebサービスミドルウェアを適用することができる。
【0030】
サーバ10上では、バックエンドアプリケーション12とwebサービスミドルウェア13上にインストールされたフロントエンドアプリケーション14が連携動作することにより、支援処理アプリケーションのサーバ機能が実現されている。サーバ10において、フロントエンドアプリケーション14は、主として支援処理アプリケーションのサーバ機能のうちクライアント端末とのインタフェース(webベースのインタフェース)の機能を担っており、バックエンドアプリケーション12はそれ以外の機能(例えば、データベース15に対するデータ処理機能等)を担っている。バックエンドアプリケーション12は、データベースミドルウェア11を介してデータベース15に対するデータ処理を行う。
【0031】
なお、この実施形態では、支援処理アプリケーションのサーバ機能を、バックエンドアプリケーション12とフロントエンドアプリケーション14の2つの要素で実現しているが、支援処理アプリケーションのサーバ機能を実現する具体的なプログラムの構成(例えば、プログラムの要素の数等)は限定されないものであり、種々の構成を適用することができる。以下では、支援処理アプリケーションのうちサーバ機能を実現するプログラムを総称して「支援処理サーバアプリケーション」と呼び、クライアント機能を実現するプログラムを「支援処理クライアントアプリケーション」と呼ぶものとする。
【0032】
この実施形態では、支援処理サーバアプリケーションは、バックエンドアプリケーション12とフロントエンドアプリケーション14を含むプログラム/ソフトウェアにより実現されていると言える。また、この実施形態では、支援処理クライアントアプリケーションは、クライアント端末側にインストールされるアプリケーションや、webブラウザ上で実行されるアプリケーション(webアプリケーション)により実現されていると言える。
【0033】
また、この実施形態では、支援処理クライアントアプリケーションのうち、組織Xのユーザ(例えば、担当者や管理者等)が使用するクライアント端末21、22向けの機能のプログラムを「組織内部用クライアントアプリケーション」と呼び、商談先(商談先担当者)が使用するクライアント端末40向けの機能のプログラムを「商談先用クライアントアプリケーション」と呼ぶものとする。
【0034】
なお、データベース15の詳細構造については後述する。
【0035】
次に、サーバ10のハードウェア構成の例について説明する。
【0036】
図2は、サーバ10のハードウェア構成の例について示したブロック図である。
【0037】
図2では、サーバ10を、ソフトウェア(コンピュータ)を用いて構成する際のハードウェア構成の例について示している。
【0038】
図2に示すサーバ10は、ハードウェア的な構成要素として、プログラム(実施形態の支援処理プログラムを含む)がインストールされたコンピュータ1000を有している。また、コンピュータ1000は、支援処理プログラム専用のコンピュータとしてもよいし、他の機能のプログラムと共用される構成としてもよい。
【0039】
図2に示すコンピュータ1000は、プロセッサ1001、一次記憶部1002、及び二次記憶部1003を有している。一次記憶部1002は、プロセッサ1001の作業用メモリ(ワークメモリ)として機能する記憶手段であり、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の高速動作するメモリを適用することができる。二次記憶部1003は、OS(Operating System)やプログラムデータ(実施形態に係る支援処理プログラム(支援処理サーバアプリケーション)のデータを含む)等の種々のデータを記録する記憶手段であり、例えば、FLASH(登録商標)メモリやHDDやSSD等の不揮発性メモリを適用することができる。この実施形態のコンピュータ1000では、プロセッサ1001が起動する際、二次記憶部1003に記録されたOSやプログラム(実施形態に係る支援処理プログラムを含む)を読み込み、一次記憶部1002上に展開して実行する。
【0040】
なお、コンピュータ1000の具体的な構成は
図2の構成に限定されないものであり、種々の構成を適用することができる。例えば、一次記憶部1002が不揮発メモリ(例えば、FLASHメモリ等)であれば、二次記憶部1003については除外した構成としてもよい。
【0041】
次に、クライアント端末21、22、40の構成の例について説明する。
【0042】
図3は、クライアント端末21の機能的構成について示したブロック図である。
【0043】
PCにより構成されるクライアント端末21は、ユーザインタフェース(入出力)のデバイスとしてディスプレイ212と入力デバイス213を有している。入力デバイス213としては、例えば、キーボード、ポインティングデバイス(例えば、マウスやタッチパッド等)等のデバイスの組み合わせを適用することができる。そして、クライアント端末21には、webブラウザ211がインストールされている。クライアント端末21では、webブラウザ211がサーバ10(フロントエンドアプリケーション14)にアクセスすることにより、webブラウザ211上でwebアプリケーション(支援処理アプリケーションの組織内部用クライアントアプリケーションを担うプログラム)がダウンロードされ実行される。なお、この実施形態では、PCにより構成されるクライアント端末21において、webブラウザ211を用いて支援処理アプリケーションの組織内部用クライアントアプリケーションの実行機能を実現しているが、他のクライアント端末と同様に別個のアプリケーションとして構成するようにしてもよい。webブラウザ211及びwebブラウザ211で動作するwebアプリケーションは、例えば、
図2に示すコンピュータ1000と同様の構成のコンピュータ上で実現(実行)されるものである。
【0044】
図4は、クライアント端末22の機能的構成について示したブロック図である。
【0045】
携帯情報端末(例えば、スマートホンやタブレット等)で構成されるクライアント端末22は、ユーザインタフェース(入出力)のデバイスとしてタッチパネルディスプレイ222を有している。また、携帯情報端末で構成されるクライアント端末22は、ユーザインタフェース(入出力)のデバイスとしてタッチパネルディスプレイ222を有している。また、クライアント端末22には、支援処理アプリケーションの組織内部用クライアント機能(フロントエンドアプリケーション14に接続するクライアント機能)を担うアプリケーション221がインストールされている。さらに、クライアント端末21には、自装置の位置情報を取得することが可能な位置情報取得部223が配置されている。位置情報取得部223には、例えば、GPS(Global Positioning System)通信等の種々の手段により位置情報を取得する手段を適用することができる。クライアント端末22は、ユーザ(担当者)の操作に応じて、位置情報取得部223が取得した位置情報をサーバ10に通知する処理(以下、この処理を「チェックイン」と呼ぶ)を行うものとする。なお、携帯情報端末により構成されるクライアント端末22において、webブラウザを用いて支援処理アプリケーションの組織内部用クライアントアプリケーションの実行機能を実現するようにしてもよい。アプリケーション221は、例えば、
図2に示すコンピュータ1000と同様の構成のコンピュータ上で実現(実行)されるものである。
【0046】
図5は、クライアント端末40の機能的構成について示したブロック図である。
【0047】
携帯情報端末(例えば、スマートホンやタブレット等)で構成されるクライアント端末40は、ユーザインタフェース(入出力)のデバイスとしてタッチパネルディスプレイ402を有している。また、携帯情報端末で構成されるクライアント端末40は、ユーザインタフェース(入出力)のデバイスとしてタッチパネルディスプレイ402を有している。そして、クライアント端末40には、webブラウザ401がインストールされている。クライアント端末40では、webブラウザ401がサーバ10(フロントエンドアプリケーション14)にアクセスすることにより、webブラウザ401上でwebアプリケーション(支援処理アプリケーションの顧客用クライアントアプリケーションを担うプログラム)がダウンロードされ実行される。なお、この実施形態では、クライアント端末40を携帯情報端末で実現する構成としているが、PCにより実現するようにしてもよい。webブラウザ401及びwebブラウザ401で動作するwebアプリケーションは、例えば、
図2に示すコンピュータ1000と同様の構成のコンピュータ上で実現(実行)されるものである。
【0048】
次に、データベース15に記憶される各データの構成例について説明する。
【0049】
なお、以下では、組織X内の各ユーザ(例えば、担当者や管理者等)に付与された識別子を「担当者ID」と呼び、各名刺30に付与された識別子を「名刺ID」、組織Xの商談先ごとに付与された識別子を「商談先ID」、各商談先担当者に付与された識別子を「商談先担当者ID」、組織Xで販売対象となっている商材ごとに付与された識別子を「商材ID」、担当者による商談先との商談ごとに付与される識別子を「商談ID」、サーバ10がクライアント端末22からチェックインを受け付けるごとに付与する識別子を「チェックインID」、サーバ10がクライアント端末40から名刺スキャンに伴うアクセスを受け付けるごとに付与する識別子を「エンカウントID」とそれぞれ呼ぶものとする。
【0050】
図6は、データベース15に記憶されているデータ構成の例について示したブロック図である。
【0051】
なお、以後説明するデータベース15のデータ構成例は一例であり、具体的なテーブル構成については以後説明する例に限定されないものである。
【0052】
この実施形態のデータベース15には、
図6に示すように、名刺管理データ1511、商談先管理データ1512、商談先担当者管理データ1513、商材管理データ1514、テンプレート管理データ1515、商談管理データ1516、チェックイン管理データ1517、及び名刺スキャン管理データ1518を含むデータが記憶管理されているものとする。
【0053】
図7は、名刺管理データ1511の構成例について示した図である。
【0054】
名刺管理データ1511は、名刺30ごとに関連するデータが管理されるテーブルである。
【0055】
図7に示すように、名刺管理データ1511には、名刺IDごとに、担当者ID、氏名、名刺設定URL、電話番号、電子メールアドレス、資格証明データ、部署及びテンプレートIDを含む項目のデータが登録されている。
【0056】
電話番号、電子メールアドレス、部署及びテンプレートIDには、当該名刺30を所持する担当者(担当者ID)に対応する情報が登録される。
【0057】
資格証明データは、例えば、担当者IDに対応する担当者が保有する資格(例えば、営業に関連する資格)を証明するためのデータ(例えば、資格証明書等の画像データや資格を証明することが可能なリンク先(例えば、URL等))又は当該データのリンク先(例えば、パス名及びファイル名)であるものとする。
図7では、担当者ID「0001」、「0002」、・・・(名刺ID「0001」、「0002」、・・・)に対応する資格証明データを、それぞれ「資格証明データCD1」、「資格証明データCD2」、・・・と図示している。
【0058】
テンプレートIDは、当該名刺IDに対応するデフォルトの名刺/商談画面のテンプレートを指定する項目である。テンプレートIDは、後述するテンプレート管理データ1515で管理されるテンプレートを識別する識別子である。
【0059】
図8は、商談先管理データ1512の構成例について示した図である。
【0060】
商談先管理データ1512は、商談先(商談先の企業)ごとに関連するデータが管理されるテーブルである。
【0061】
図8に示すように、商談先管理データ1512には、商談先IDごとに、会社名、住所、及び電話番号を含む項目のデータが登録されている。
【0062】
図9は、商談先担当者管理データ1513の構成例について示した図である。
【0063】
商談先担当者管理データ1513は、商談先担当者ごとに関連するデータが管理されるテーブルである。
【0064】
図9に示すように、商談先担当者管理データ1513には、商談先担当者IDごとに商談先ID、氏名、住所、及び電話番号を含む項目のデータが登録されている。
【0065】
図10は、商材管理データ1514の構成例について示した図である。
【0066】
商材管理データ1514は、商材ごとに関連するデータを管理するテーブルである。
【0067】
図10に示すように、商材管理データ1514には、商材IDごとに、商材名、及び商材資料データを含む各項目のデータが登録されている。商材資料データは、例えば、商材IDに関連する資料のデータ(例えば、当該商材を説明するパンフレットのPDFデータ等)や当該データのリンク先(例えば、パス名及びファイル名)であるものとする。
図10では、商材ID「0001」、「0002」、・・・に対応する商材資料データを、それぞれ「商材資料データPD1」、「商材資料データPD2」、・・・と図示している。
【0068】
図11は、テンプレート管理データ1515の構成例について示した図である。
【0069】
テンプレート管理データ1515は、名刺/商談画面のテンプレートごとに関連するデータを管理するテーブルである。
【0070】
テンプレート管理データ1515では、各テンプレートを識別するための識別子としてテンプレートIDが付与されている。この実施形態では、1つの名刺IDに対して複数のテンプレート(テンプレートID)が設定される場合があり得るものとする。
図11に示すように、テンプレート管理データ1515には、テンプレートIDごとに、名刺ID、テンプレート名、商材ID、及びレイアウトデータを含む各項目のデータが登録されている。テンプレート名は、テンプレートIDに対応するタイトルであり、ユーザ(例えば、担当者や管理者等)により任意の文字列の設定が可能であるものとする。テンプレート管理データ1515では、商材IDは、当該テンプレート(テンプレートID)に対応する商材を定義する項目となっている。レイアウトデータの項目は、名刺/商談画面(商談を支援するコンテンツ)のレイアウト(表示する情報やボタンのレイアウト)を定義するデータ(例えば、レイアウトを定義するXMLやJSON形式のデータ)や当該データのリンク先(例えば、パス名及びファイル名)であるものとする。
図11では、テンプレートID「0001」、「0002」、・・・に対応するレイアウトデータを、それぞれ「レイアウトデータLD1」、「レイアウトデータLD2」、・・・と図示している。
【0071】
図12は、商談管理データ1516の構成例について示した図である。
【0072】
図12に示すように、商談管理データ1516は、商談(商談ID)ごとに、当該商談に関連する情報(以下、「商談情報」と呼ぶ)を管理するテーブルである。
【0073】
図12に示すように、商談管理データ1516には、商談IDごとに、担当者ID、商談先ID、訪問回数、商談名(タイトル)、名刺テンプレートID、開始日時、終了日時、メモ、商談結果、及び成約件数を含む各項目のデータが商談情報として登録されている。
【0074】
商談管理データ1516では、商談の予定(未来の商談)及び商談の結果(過去の商談)のデータが一元的に管理されるものとする。商談管理データ1516を構成する項目のうち、商談結果及び成約件数の項目は、当該商談の結果を示す項目である。商談結果は、当該商談の結果をフラグ形式で示す項目であるものとする。この実施形態の例では、商談結果の項目は、「成約」、「継続検討」、「NG」(商談失敗)のいずれかの値(フラグ)が設定されるものとする。成約件数の項目は、商談結果が「成約」の場合において、成約した商材の単位数を示すものとする。例えば、成約対象の商材がボトル入りのミネラルウォーターであり、販売単位がボトル1ダース(12本)である場合、成約件数=1は1ダースの販売が成立したことを示すことになる。商談管理データ1516では、商談名(タイトル)及びメモは担当者が入力した任意の文字列が設定される項目であるものとする。商談管理データ1516を構成する項目のうち、商談結果及び成約件数以外の項目は、商談開始前において未来の商談の予定の情報を示し、商談終了後においては過去の商談の結果の情報を示すことになる。
【0075】
図13は、チェックイン管理データ1517について示した図である。
【0076】
図13に示すように、チェックイン管理データ1517には、チェックイン(チェックインID)ごとに関連するデータを管理するテーブルである。
【0077】
図13に示すように、チェックイン管理データ1517には、サーバ10(支援処理サーバアプリケーション)が受け付けたチェックイン(発行したチェックインID)ごとに、日時、担当者ID、商談ID、及びチェックイン座標を含む各項目のデータが登録されている。
【0078】
日時の項目は、サーバ10でチェックインを受け付けた日時を示している。また、チェックイン座標の項目は、サーバ10で受け付けたチェックインの通知に含まれている位置情報(クライアント端末22が位置情報取得部223で取得した位置情報)を示している。チェックイン座標は、例えば、GPSで処理される緯度・経度の形式で表現するようにしてもよい。さらに、チェックイン管理データ1517における「担当者ID」及び「商談ID」の項目は、サーバ10がチェックインを受け付けたときに位置情報(チェックイン座標)に付加されている情報であるものとする。例えば、ある担当者が、ある商談IDの商談を行う直前にクライアント端末22を操作することで、当該クライアント端末22によりチェックインの処理が行われる場合、当該クライアント端末22は現在位置の位置情報(チェックイン座標)に、当該担当者の担当者ID及び商談IDを付加してサーバ10へデータ(チェックイン処理に係るデータ)を送信するようにしてもよい。
【0079】
図14は、名刺スキャン管理データ1518について示した図である。
【0080】
名刺スキャン管理データ1518に示すように、名刺スキャン(担当者と商談先担当者とのエンカウントに伴う名刺スキャン)ごとに、関連するデータを管理するテーブルである。
【0081】
図14に示すように、名刺スキャン管理データ1518には、サーバ10(支援処理サーバアプリケーション)が受け付けた名刺スキャンに伴うアクセス(エンカウントID)ごとに、日時、名刺ID、及び商談IDを含む各項目のデータが登録されている。
【0082】
名刺スキャン管理データ1518の日時の項目はサーバ10が名刺スキャン(エンカウント)に伴うアクセスを受け付けた日時を示している。また、名刺スキャン管理データ1518の名刺IDの項目は、サーバ10が名刺スキャン(エンカウント)に伴うアクセスを受け付けたときのURLに応じた名刺IDが設定される。サーバ10では、名刺管理データ1511に基づいて、名刺スキャン(エンカウント)に伴うアクセスを受け付けたときのURLに応じた名刺IDを把握することができる。サーバ10では、名刺スキャン(エンカウント)に伴うアクセスを受け付けた場合、現在時刻とチェックイン管理データ1517の情報に基づいて、対応する商談の商談IDを把握することができる。
【0083】
(A-2)実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する実施形態の支援処理システム1の動作(実施形態の支援処理方法)を説明する。
【0084】
ここでは、まず、ある担当者とある商談先との間で所定のシナリオ(以下、「本シナリオ)と呼ぶ)に沿った商談が行われた場合における、各装置の動作について説明する。
【0085】
図15は、本シナリオにおいて、サーバ10(支援処理サーバアプリケーション)の動作を中心に示したフローチャートである。なお、本明細書において、サーバ10の動作(処理)は主として支援処理サーバアプリケーションによる動作(処理)を示し、クライアント端末21又はクライアント端末22の動作(処理)は主として(組織内部用クライアントアプリケーション)による動作(処理)を示し、クライアント端末40の動作(処理)は主として商談先用クライアントアプリケーションによる動作(処理)を示す。
【0086】
本シナリオでは、クライアント端末22を使用する担当者の担当者IDを「0001」とし、クライアント端末40を使用する商談先担当者の商談先IDを「0001」、商談先担当者IDを「0001」として説明する。
【0087】
ここでは、まず、クライアント端末22を使用する担当者が、クライアント端末22(組織内部用クライアントアプリケーション)を用いてサーバ10(支援処理サーバアプリケーション)にアクセスし、担当者ID「0001」でログインに成功したものとする(S100)。このときのログイン画面や認証方式等については種々の認証処理を適用することができるため詳しい説明を省略する。以下では、クライアント端末22を使用する担当者(商談先担当者IDを「0001」とする担当者)を「ログイン担当者」と呼ぶ。
【0088】
クライアント端末22(組織内部用クライアントアプリケーション)がログインすると、初期画面(以下、「マイメニュー画面」とも呼ぶ)を表示するものとする。
【0089】
図16は、マイメニュー画面(初期画面)の構成例について示した図である。
【0090】
図16に示すマイメニュー画面では、名刺情報を表示するためのフィールドF101と、商談情報の処理(例えば、商談情報の編集又は閲覧)を受け付ける操作画面(以下、「商談情報処理画面」と呼ぶ)を呼び出すためのボタンB101、チェックインの実行を受け付けるための操作画面(以下、「チェックイン操作画面」と呼ぶ)を呼び出すボタンB102、及び適用するテンプレート等の設定(以下、「プロファイル」と呼ぶ)編集を受け付けるための操作画面(以下、「テンプレート編集画面」と呼ぶ)を呼び出すためのボタンB103が配置されている。
【0091】
次に、クライアント端末22を使用する担当者が、クライアント端末22(組織内部用クライアントアプリケーション)を用いてサーバ10(支援処理サーバアプリケーション)にアクセスし、商談管理データ1516に新規の商談(新規の商談IDのデータ)を追加登録したものとする(S101)。
【0092】
ここでは、担当者が使用するクライアント端末22において、初期画面(マイメニュー画面)から商談情報の処理を受け付けるためのボタンB101が押下され、商談情報処理画面が呼び出されたものとする。
【0093】
図17は、商談情報処理画面の構成例について示した図である。
【0094】
商談情報処理画面では、商談管理データ1516に登録されている未来の商談(ログイン担当者の担当者IDが設定された商談)のいずれかの選択を受け付けるためのフィールドF201と、新規の商談情報の入力を受け付けるためのボタンB201とが配置されている。フィールドF201には、既登録の商談(商談情報)の選択を受け付ける選択ボタン(対応する商談情報の一部(例えば、タイトルや日時等)が表示されたボタン)を複数配置することができる。
【0095】
クライアント端末22は、ボタンB201又はフィールド201のいずれかの商談ボタンが押下されると、商談情報の編集を受け付けるための操作画面(以下、「商談情報編集受付画面」と呼ぶ)を表示させる。
【0096】
図18は、商談情報編集画面の構成例について示した図である。
【0097】
図18に示す商談情報編集画面には、商談情報の各項目について表示又は入力を行うためのフィールドF301~F313と、フィールドF301~F313に表示された商談情報の登録/更新(商談管理データ1516への登録/更新)を受け付けるためのボタンB301とが配置されている。
【0098】
クライアント端末22は、既登録の商談情報の編集を受け付ける場合、初期状態で商談情報編集受付画面に当該既登録の商談情報(商談管理データ1516に登録されている商談情報)を各フィールドに表示する。
【0099】
F301には、サーバ10側で付与された商談IDが表示される。
【0100】
図18に示す商談情報編集画面における、フィールドF303~F306、F311~F313は、それぞれ商談管理データ1516における、商談名(タイトル)、テンプレート名(商材名)、開始日時、終了日時、メモ、商談結果、成約件数と対応している。
【0101】
図18に示す商談情報編集画面のフィールドF304には、テンプレート管理データ1515に登録されたいずれかのテンプレートIDのテンプレート名を選択可能なプルダウンメニューが設定されているものとする。また、
図18に示す商談情報編集画面のフィールドF304のプルダウンメニューでは、テンプレート名と共に当該テンプレートに設定されている商材IDに対応する商材名が括弧内に付記されている。例えば、
図11に示すテンプレート管理データにおいて、テンプレートID:0001のテンプレートに注目すると、テンプレート名:テンプレート1、商材ID:0001(対応する商材名は「商材A」)になる。したがって、フィールドF304のプルダウンメニューにおいて、テンプレートID:0001のテンプレートは、「テンプレート1(商材A)」と表示される。
【0102】
図18に示す商談情報編集画面のフィールドF307には、商談先管理データ1512に登録されたいずれかの商談先IDに対応する商談先(商談先の会社名)を選択可能なプルダウンメニューが設定されているものとする。フィールドF310には、フィールドF307に設定された商談先に所属する商談先担当者(商談先担当者管理データ1513で管理されており商談先IDがフィールドF307の会社と共通する商談先担当者の氏名)を選択可能なプルダウンメニューが設定されているものとする。フィールドF307、F308は、フィールドF310で選択された商談先担当者に対応する場所及び電話番号(商談先担当者管理データ1513に設定されている住所、電話番号が設定される。
【0103】
F302には、サーバ10側でカウントされた訪問回数(例えば、フィールドF307に設定された会社で過去に行われた商談の回数に1を加えた回数)が設定される。
【0104】
ここでは、
図18に示すような商談ID:0003の商談情報(商談予定の情報)が入力され、商談管理データ1516に登録されたものとする。このとき、商談管理データ1516の内容は、
図12のような内容となる。
【0105】
その後、クライアント端末22を使用する担当者が、商談ID:0003の商談開始日時の直前に商談先の近くにおり、クライアント端末22を用いてチェックインの操作を行い、サーバ10で受付られたものとする(S102)。
【0106】
ここでは、担当者が使用するクライアント端末22において、初期画面(マイメニュー画面)からチェックインの処理を受け付けるためのボタンB102が押下され、チェックイン操作画面が呼び出されることになる。
【0107】
図19は、チェックイン操作画面の構成例について示した図である。
【0108】
チェックイン操作画面では、商談管理データ1516に登録されている未来の商談(ログイン担当者の担当者IDが設定された商談)のいずれかの選択を受け付けるためのフィールドF401が配置されている。
【0109】
図19に示すフィールドF401では、1件の商談(ステップS101で入力された商談;商談ID:0003の商談)のみが表示されており、ここでは、ログイン担当者により当該商談が選択操作(例えば、クリック)されたものとする。
【0110】
これにより、クライアント端末22は、位置情報取得部223から現在位置の座標を取得し、サーバ10宛に、チェックインの通知を付加情報(商談ID(0003)及び取得した座標を含む情報)と共に送信する。
【0111】
サーバ10は、クライアント端末22からのチェックインの情報を受け付けると、チェックイン管理データ1517が新たなチェックインIDを発行し、当該チェックインの情報を追加登録する。ここでは、サーバ10は、チェックインID:0003を新に発行したものとする。
【0112】
このとき、チェックイン管理データ1517の内容は、
図13のような内容となる。
図13では、チェックインID:3(商談ID:0003)のチェックインの情報が追加された状態となっている。
【0113】
その後、クライアント端末22を使用する担当者が、商談ID:0003の商談予定に従って、商談先(会社A)を訪問し、商談先の担当者(クライアント端末40のユーザ)に名刺30(名刺ID:0001、名刺設定URL:URL1)を提示し、クライアント端末40によりスキャンされたものとする。そして、クライアント端末40がスキャンしたURL(以下、「スキャンURL」と呼ぶ;ここではURL1)をwebブラウザ401に設定してサーバ10にアクセスしたものとする。このとき、サーバ10はスキャンURL(URL1)のアクセスを受け付けると、当該受付に対して新たなエンカウントIDを発行し、発行したエンカウントIDの名刺スキャンの情報を名刺スキャン管理データ1518に追加する処理を行う(S103)。ここでは、新たに、エンカウントID:0003を発行したものとする。
【0114】
このとき、名刺スキャン管理データ1518の内容は、
図14のような内容となる。
図14では、エンカウントID:0003の名刺スキャンの情報が追加されている。
【0115】
このとき、サーバ10では、名刺管理データ1511を参照して、受け付けたスキャンURL(URL1)と名刺設定URLが一致する名刺IDが把握される。ここでは、サーバ10では、名刺管理データ1511に基づいて、スキャンURL(URL1)に対応する担当者はログイン担当者(担当者ID:0001)と把握できる。そして、サーバ10は、チェックイン管理データ1517を参照して、ログイン担当者(担当者ID:0001)の最新のチェックインを参照し、参照したチェックインの商談IDを取得する。そして、サーバ10は、商材管理データ1514を参照して、取得した商談IDに対応する商談情報を取得する。そして、サーバ10は、取得した商談情報の名刺テンプレートID及び商材IDを取得する。このとき、サーバ10は、取得した商談IDを名刺スキャン管理データ1518で、新に追加したエンカウントIDに対応する商談IDとして設定する。
図14では、エンカウントID:0003に対応する商談IDとして0003が設定されている。
【0116】
そして、サーバ10は、取得した、名刺テンプレートID及び商材IDに基づいて、リダイレクト先のURL(以下、「リダイレクトURL」と呼ぶ)を生成して、クライアント端末40にリダイレクトURLを通知する(S104)。
【0117】
このとき、サーバ10は、取得した商談に関連する事項を特定可能な文字列(以下、「特定文字列」と呼ぶ)をリダイレクトURLに埋め込むものとする。例えば、サーバ10は、特定文字列に、取得した商談の一部又は全部の項目の情報(例えば、会社ID、商談ID、及び名刺テンプレートIDを含む情報)、及びステップS103で新たに発行されたエンカウントIDを示す文字列を含むようにしてもよい。
【0118】
具体的には、例えば、リダイレクトURLとして以下のような形式の文字列で構成するようにしてもよい。
【0119】
https://uuu.bz/[商談先の会社名]/[担当者ID]/[商談情報に設定されたテンプレートID]?enountid=[エンカウントID]&appointid=[商談ID]
【0120】
上記の形式について、[商談先の会社名]:A、[担当者ID]:0001、[商談情報に設定されたテンプレートID]:0001、[エンカウントID]:0001、[商談ID]:0003をあてはめると以下のようになる。
【0121】
https://uuu.bz/A/0001/0001?enountid=0003&appointid=0001
【0122】
なお、名刺スキャン時に、サーバ10側でエンカウントIDと商談IDが紐づけられなかった場合(担当者がチェックインの処理を行わずに商談を開始していた場合)もあり得る。この場合、サーバ10側では、名刺スキャン管理データ1558の商談IDの項目にNULLを入力(
図14のエンカウントID:0002のデータを参照)しつつリダイレクトURLを以下のような形式(商談IDを除外した形式)で設定するようにしてもよい。
【0123】
https://uuu.bz/[商談先の会社名]/[担当者ID]/[商談情報に設定されたテンプレートID]?enountid=[エンカウントID]
【0124】
名刺スキャン時に、サーバ10側でエンカウントIDと商談IDが紐づけられなかった場合、サーバ10側では、名刺管理データ1511に設定されているテンプレートID(名刺30ごとに設定されたデフォルトのテンプレートID)に従ってコンテンツ(名刺/商談画面)を生成するようにしてもよい。
【0125】
クライアント端末40(webブラウザ401)は、リダイレクトURLの通知を受けると、リダイレクトURLで再接続を行う。そうすると、サーバ10では、リダイレクトURLのアクセスを受け付ける(S105)。
【0126】
サーバ10は、リダイレクトURLを受け付けると、当該リダイレクトURLに含まれる文字列に基づいて、当該リダイレクトURLに係る商談に応じた名刺/商談画面(商談を支援するコンテンツ)を生成して、クライアント端末40(webブラウザ401)に提示する(S106)。名刺/商談画面のコンテンツには、クライアント端末40(webブラウザ401)に当該商談に係る情報(例えば、エンカウントID、商談ID、担当者ID等)を保持させる処理(例えば、cookie等のデータ保持手段を用いた処理)を含み、名刺/商談画面のコンテンツにおける画面遷移(例えば、いずれかのボタン押下による画面遷移)の際に保持させた情報を利用させるようにしてもよい。
【0127】
商談完了後に、ログイン担当者が、クライアント端末22を用いて、商談情報編集受付画面から完了した商談に関する商談情報(商談管理データ1516に登録された商談情報)を更新(成約件数及び成約済を含む項目を登録)したものとする(S107)。
【0128】
次に、クライアント端末40に表示される名刺/商談画面の構成例について説明する。
【0129】
図20は、名刺/商談画面の構成例について示した説明図である。
【0130】
図20に示す名刺/商談画面には、ログイン担当者(組織Xの担当者)の名刺情報を表示するためのフィールドF501と、商談に関連する操作を受け付けるための1以上のボタンが配置されたフィールドF501とが配置されている。
【0131】
また、
図21は、名刺/商談画面から遷移する操作画面を示している。
【0132】
図21に示す名刺/商談画面の例では、フィールドF501に7つのボタンB501~B507が配置されている。
【0133】
例えば、名刺/商談画面で、「証明」と表示されたボタンB501が押下された場合、クライアント端末40では、ログイン担当者の資格証明データ(名刺管理データ1511に登録された資格証明データ)の内容を表示する操作画面(以下、「資格証明データ表示画面」と呼ぶ)が表示されるようにしてもよい。
図21(a)は、資格証明データ表示画面の構成例について示した図である。
図21(a)では、資格証明データとして、資格証明書をスキャンした画像が表示されている。
【0134】
また、例えば、名刺/商談画面で、「資料」と表示されたボタンB502が押下された場合、クライアント端末40では、商談に関連する1以上の資料を選択するための操作画面(以下、「資料選択画面」と呼ぶ)が表示されるようにしてもよい。
図21(b)は、資料選択画面の構成例について示した図である。
図21(b)に示す資料選択画面では、2つの資料に関連するボタンが配置されている。クライアント端末40では、
図21(b)に示す資料選択画面で、押下されるボタンに対応する資料(例えば、PDF等の資料)が表示されるようにしてもよい。資料選択画面で選択可能な資料には、例えば、商談管理データにおいて設定されている名刺テンプレートIDに対応する商材IDの資料(商材管理データに設定されている商材資料データ)が含まれる。例えば、
図12に示す商談ID:0003の商談では、名刺テンプレートIDとして0001が設定されており、
図11のテンプレート管理データでは、テンプレートID:0001に対応する商材IDとして0001が設定されており、
図10に示す商材管理データでは商材ID:0001に対応する商材資料データとして商材資料データPD1が設定されている。したがって、商談ID:0003に対応する資料選択画面で選択可能な資料には、商材資料データPD1のデータが含まれるようにしてもよい。
【0135】
さらに、例えば、名刺/商談画面で、「申し込み書」と表示されたボタンB503が押下された場合、クライアント端末40では、商談に係る商材注文の申し込みを行うための申し込みフォームを表示した画面(以下、「申し込み画面」と呼ぶ)を表示するようにしても良い。
図21(c)は、申し込み画面(申し込みフォーム)の構成例について示した図である。
図21(c)に示す申込画面では、商材Aの申し込みを受け付けるためのフォームになっており、一部の項目については、商談情報(例えば、cookieに保持させた情報)等に基づき自動入力されるようにしてもよい。例えば、
図21(c)の申し込み画面では、予め代理店番号や販売員コード(当該商談の担当者ID)が自動的に入力された状態となっている。
【0136】
さらにまた、例えば、名刺/商談画面で、「担当に電話」と表示されたボタンB504が押下された場合、クライアント端末40では、ログイン担当者へ電話の発信(例えば、図示しない電話アプリケーションを起動してログイン担当者の電話番号への発信)が行われるようにしてもよい。
【0137】
また、例えば、名刺/商談画面で、「担当にメッセージ送信」と表示されたボタンB505が押下された場合、クライアント端末40では、図示しないメッセージ送受信アプリケーション(例えば、電話番号等をアドレスとしたメッセージ送受信アプリケーション)を起動して、ログイン担当者へ編集/送信する操作画面の表示が行われるようにしてもよい。
【0138】
さらに、例えば、名刺/商談画面で、「電話帳に追加」と表示されたボタンB506が押下された場合、クライアント端末40では、図示しない電話アプリケーションを起動して、ログイン担当者の電話番号をアドレス帳(電話帳)に追加する処理が行われるようにしてもよい。
【0139】
さらにまた、名刺/商談画面で、「資料ライブラリ」と表示されたボタンB502が押下された場合、クライアント端末40では、過去の商談に関連する1以上の資料を選択するための操作画面(以下、「過去資料選択画面」と呼ぶ)が表示されるようにしてもよい。過去資料選択画面は、例えば、
図21(b)に示す資料選択画面と同様の形式の構成としてもよい。
【0140】
次に、組織Xの管理者が使用するクライアント端末21で表示される操作画面の例について説明する。
【0141】
上記の通り、サーバ10では、各担当者の行動記録を示すデータとして、商談管理データ1516の商談情報だけでなく、チェックイン管理データ1517や名刺スキャン管理データ1518等も保持されている。
【0142】
そこで、この実施形態において、サーバ10(支援処理サーバアプリケーション)は、各担当者の行動記録を表示する操作画面(以下、「行動記録表示画面」と呼ぶ)をクライアント端末に提示可能とするようにしてもよい。
【0143】
図22は、行動記録表示画面の構成例について示した図である。
【0144】
図22の行動記録表示画面では、ある担当者のある一日の行動記録を表示する画面となっている。
【0145】
図22の行動記録表示画面では、行動記録表示に係る担当者を特定する情報(例えば、担当者ID及び氏名を含む情報)を表示するフィールドF601と、当該担当者について当該日付に発生したイベント(例えば、チェックイン及び名刺スキャンを含むイベント)を時系列順に表示するフィールドF602と、フィールドF602に表示した各イベントが発生した位置を視覚的に表示するフィールドF603とが配置されている。
【0146】
図22では、フィールドF601には、当該担当者の担当者ID及び氏名が表示されている。
【0147】
また、
図22では、フィールドF602には、当該担当者の当該日付における名刺スキャン及びチェックインごとに、日付時刻(日時)、区分(チェックイン又は名刺スキャンのいずれかの区分け)、商談名(商談情報を構成するタイトル)、商材(商談情報を構成する商材IDに対応する商材名)、及び位置(チェックイン又は名刺スキャンのイベントが発生した座標を住所形式に変換した情報)を含む情報を表示している。
図22のフィールドF602では、1行で1つのイベントの情報が表示されている。
図22のフィールドF602には、計4つのイベントの情報が表示されている。
図22の行動記録表示画面では、名刺スキャン時の位置についても表示しているが、サーバ10側で位置を把握していない場合には、空欄(NULL)としてもよいし、当該商談先の住所を設定するようにしてもよい。また、サーバ10において、名刺スキャン時にクライアント端末40のwebブラウザ401から位置情報の取得も可能である場合には、名刺スキャン管理データ1518に位置情報の項目を追加し、行動記録表示画面に反映可能とするようにしてもよい。
【0148】
さらに、
図22では、フィールドF603には、地図画像上に、フィールドF602に表示された各イベントが発生した位置を示すピンの画像が重ねて表示されている。
図22のフィールドF603では、フィールドF602に表示された4つのイベントに対応するピンの画像P101~P104が地図画像上で対応する位置に重ねて配置されている。
【0149】
(A-3)実施形態の効果
この実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
【0150】
この実施形態の支援処理システム1では、組織Xの担当者は、名刺30を商談先担当者に渡さずに提示(商談先のクライアント端末40にスキャン)するだけで、容易に商談先担当者に名刺/商談画面にアクセスさせることができる。
【0151】
また、この実施形態の支援処理システムでは、商談先担当者の使用するクライアント端末40にwebブラウザ401さえインストールされていれば良い(特別なアプリケーションのインストールを必要としない)ため、容易に商談先担当者に名刺/商談画面にアクセスさせることができる。
【0152】
(B)他の実施形態
本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。
【0153】
(B-1)上記の実施形態では、名刺30のICタグ31にスキャンURLが記録されておりNFCにより、商談先担当者のクライアント端末40に読み込ませる構成となっている。つまり、上記の実施形態では、スキャンURLを記録する媒体として、名刺30(ICタグ31)を適用している。しかしながら、本発明では、クライアント端末40にスキャンURLを読み込ませるための媒体や構成については上記の例に限定されないものである。例えば、紙の名刺にスキャンURLの文字列やスキャンURLを符号化した画像(例えば、QRコード(登録商標)等の二次元コード)を印刷したものを、スキャンURLを記録した媒体として適用するようにしてもよい。また、例えば、担当者が使用するクライアント端末22にスキャンURLを設定しておき、無線通信(例えば、NFC等)により直接商談先担当者が使用するクライアント端末40に送信したり、タッチパネルディスプレイ222に表示(例えば、文字列や符号化した画像により表示)して商談先担当者が使用するクライアント端末40に読み込ませるようにしてもよい。
【0154】
(B-2)上記の実施形態の支援処理システムでは、商談時にクライアント端末40による名刺スキャンが発生した場合に、クライアント端末40にはリダイレクトURLを通知し、リダイレクトURLには当該商談等を特定可能な情報が埋め込まれているため、クライアント端末40側でリダイレクトURLがブックマーク等されていれば、サーバ10側(フロントエンドアプリケーション14)では、各商談先(商談先担当者)ごとに分類して、Webページアクセスや操作履歴(いずれかのボタンの押下や入力内容等)等を含むWebアクセスログを蓄積するようにしてもよい。各商談先(商談先担当者)からの、商材に関するWebアクセスログは、組織Xにとって非常に貴重な営業情報となりえる。
【符号の説明】
【0155】
1…支援処理システム、10…サーバ、11…データベースミドルウェア、12…バックエンドアプリケーション、13…webサービスミドルウェア、14…フロントエンドアプリケーション、15…データベース、21…クライアント端末、22…クライアント端末、30…名刺、31…ICタグ、40…クライアント端末、201…フィールド、211…webブラウザ、212…ディスプレイ、213…入力デバイス、221…アプリケーション、222…タッチパネルディスプレイ、223…位置情報取得部、401…webブラウザ、402…タッチパネルディスプレイ、1000…コンピュータ、1001…プロセッサ、1002…一次記憶部、1003…二次記憶部、1511…名刺管理データ、1512…商談先管理データ、1513…商談先担当者管理データ、1514…商材管理データ、1515…テンプレート管理データ、1516…商談管理データ、1517…チェックイン管理データ、1518…名刺スキャン管理データ。