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特開2023-23724アバタ出力装置、ユーザ端末、アバタ出力方法、情報処理方法、およびプログラム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023023724
(43)【公開日】2023-02-16
(54)【発明の名称】アバタ出力装置、ユーザ端末、アバタ出力方法、情報処理方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/04815 20220101AFI20230209BHJP
【FI】
G06F3/0481 150
【審査請求】未請求
【請求項の数】17
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021129510
(22)【出願日】2021-08-06
(71)【出願人】
【識別番号】512033109
【氏名又は名称】株式会社プレイド
(74)【代理人】
【識別番号】100115749
【弁理士】
【氏名又は名称】谷川 英和
(72)【発明者】
【氏名】秋山 剛
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA27
5E555BA01
5E555BA04
5E555BA45
5E555BB01
5E555BB04
5E555BC04
5E555BD01
5E555BE16
5E555CA02
5E555CA18
5E555CB02
5E555CC05
5E555DA01
5E555DA08
5E555DB14
5E555DB32
5E555DB41
5E555DB56
5E555DC09
5E555DD06
5E555EA05
5E555FA00
(57)【要約】
【課題】従来、ウェブページに滞在しているユーザを、アバタを用いて、視覚的に容易に把握できなかった。
【解決手段】ウェブページに滞在しているユーザに関する滞在情報を受信する滞在情報受信部121と、滞在情報に対応するユーザに対するアバタを取得するアバタ取得部132と、アバタが配置される仮想的な三次元空間であるワールドの中にアバタ取得部132が取得したアバタを配置し、三次元画像である出力画像を構成する画像構成部135と、画像構成部135が構成した出力画像を出力する画像出力部141とを具備するアバタ出力装置1により、ウェブページに滞在しているユーザに対応するアバタを三次元空間であるワールドの中に配置した出力画像を構成することにより、ウェブページに滞在しているユーザを視覚的に容易に把握できる。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウェブページに滞在しているユーザに関する滞在情報を受信する滞在情報受信部と、
前記滞在情報に対応するユーザに対するアバタを取得するアバタ取得部と、
アバタが配置される仮想的な三次元空間であるワールドの中に前記アバタ取得部が取得した前記アバタを配置し、三次元画像である出力画像を構成する画像構成部と、
前記画像構成部が構成した前記出力画像を出力する画像出力部とを具備するアバタ出力装置。
【請求項2】
前記滞在情報は、前記ウェブページの中の滞在場所を特定する場所情報を有し、
前記画像構成部は、
前記ワールドの中の領域を特定する領域情報と場所情報との対応を示す対応情報が格納される対応格納部を参照し、前記滞在情報が有する場所情報に対応する領域情報を取得し、ワールドの中の領域であり、当該領域情報が特定する領域に前記アバタを配置し、前記出力画像を構成する、請求項1記載のアバタ出力装置。
【請求項3】
前記滞在情報受信部は、
一のユーザに関する2以上の滞在情報を、順次、受信し、
前記対応格納部を参照し、前記2以上の各滞在情報が有する各場所情報に対応する領域情報を取得し、時系列の前記2以上の各場所情報に対応する当該領域情報を用いて、前記アバタの移動経路に関する移動経路情報を取得する移動経路取得部をさらに具備し、
前記画像構成部は、
前記移動経路情報を用いて、前記アバタの移動経路をも前記ワールドの中に明示した出力画像を構成する、請求項2記載のアバタ出力装置。
【請求項4】
前記滞在情報受信部は、
1以上の各ユーザ端末ごとに、1以上の滞在情報を受信し、
前記ユーザ端末ごとの前記1以上の滞在情報または当該1以上の滞在情報を用いて取得された1以上のユーザ属性値を用いて、前記ユーザ端末に対応するアバタが出力条件を満たすか否かを判断する判断部をさらに具備し、
前記画像構成部は、
前記判断部が前記出力条件を満たすと判断した前記アバタのみを前記ワールドの中に配置し、出力画像を構成する、請求項1から請求項3いずれか一項に記載のアバタ出力装置。
【請求項5】
一のアバタの選択である選択指示を受信する指示受信部と、
前記選択指示に対応する前記一のアバタに対応するユーザ端末に対して、予め決められたアクションを行う端末アクション部とをさらに具備する請求項1から請求項4いずれか一項に記載のアバタ出力装置。
【請求項6】
前記ウェブページに対応する担当者端末に対応する1以上の担当者情報が格納される担当者格納部と、
前記滞在情報受信部が受信した滞在情報に対応するユーザに関するユーザ情報を前記担当者端末に送信するユーザ情報送信部と、
前記滞在情報に対応する前記アバタに対する情報である反応情報を前記担当者端末から受信する反応情報受信部と、
前記反応情報受信部が受信した反応情報または当該反応情報に応じた情報を前記滞在情報に対応するユーザ端末に送信する反応情報送信部とをさらに具備する、請求項1から請求項5いずれか一項に記載のアバタ出力装置。
【請求項7】
前記滞在情報受信部は、
1以上の各ユーザ端末ごとに、1以上の滞在情報を受信し、
前記担当者格納部には、
1以上の各担当者端末に対応する担当者情報が格納され、
前記1以上の各ユーザ端末に対して、前記担当者格納部のいずれかの担当者情報に対応する担当者端末を割り当てる割当部とをさらに具備し、
前記ユーザ情報送信部は、
前記滞在情報受信部が受信した滞在情報に対応するユーザ情報を、当該ユーザ情報に対するユーザ端末に対して割り当てられた担当者端末に送信し、
前記反応情報送信部は、
前記反応情報受信部が受信した反応情報または当該反応情報に応じた情報を、前記担当者端末が割り当てられた前記ユーザ端末に送信する、請求項6記載のアバタ出力装置。
【請求項8】
前記画像構成部は、
前記ユーザ端末にアバタに対応付くような態様で、前記割当部が当該ユーザ端末に対して割り当てた担当者情報に対応する担当アバタを、前記ワールドの中に配置し、出力画像を構成する、請求項7記載のアバタ出力装置。
【請求項9】
前記担当者格納部には、
2以上の各担当者端末に対応する担当者情報が格納され、
前記割当部は、
一のユーザ端末に対して、第一の担当者端末が割り当てられた後に、第二の担当者端末に割り当てを変更することが可能であり、
当該割り当ての変更があった場合、前記第一の担当者端末に送信された前記ユーザ情報の少なくとも一部または前記第一の担当者端末から受信された反応情報または当該反応情報に応じた情報の少なくとも一部を、前記第二の担当者端末に送信する引継部をさらに具備する請求項7または請求項8記載のアバタ出力装置。
【請求項10】
ユーザ端末に対するユーザの1以上のユーザ情報が格納されるユーザ情報格納部と、
前記アバタに対して付されたタグ情報を担当者端末から受信するタグ受信部と、
前記タグ情報を前記アバタに対するユーザのユーザ情報に対応付けて蓄積するタグ蓄積部とをさらに具備する請求項1から請求項9いずれか一項に記載のアバタ出力装置。
【請求項11】
前記1以上の各ユーザ情報に対応付けられているタグ情報を統計処理し、統計情報を取得する統計処理部と、
前記統計情報を出力する統計出力部とをさらに具備する請求項10記載のアバタ出力装置。
【請求項12】
前記画像構成部は、
前記滞在情報、ユーザに関するユーザ情報、担当者端末から受信されたアバタに対する反応情報のうちのいずれかの情報を含む出力画像を構成する、請求項1から請求項11いずれか一項に記載のアバタ出力装置。
【請求項13】
ウェブページを受信するウェブページ受信部と、
請求項1から請求項11記載のアバタ出力装置から、前記ウェブページに対応する出力画像を受信する出力画像受信部と、
前記出力画像と前記ウェブページの両方を出力するユーザ出力部とを具備するユーザ端末。
【請求項14】
滞在情報受信部と、アバタ取得部と、画像構成部と、画像出力部とにより実現されるアバタ出力方法であって、
前記滞在情報受信部が、ウェブページに滞在しているユーザに関する滞在情報を受信する滞在情報受信ステップと、
前記アバタ取得部が、前記滞在情報に対応するユーザに対するアバタを取得するアバタ取得ステップと、
前記画像構成部、アバタが配置される仮想的な三次元空間であるワールドの中に前記アバタ取得部が取得した前記アバタを配置し、三次元画像である出力画像を構成する画像構成ステップと、
前記画像出力部が、前記画像構成ステップで構成された前記出力画像を出力する画像出力ステップとを具備するアバタ出力方法。
【請求項15】
ウェブページ受信部と、出力画像受信部と、ユーザ出力部とにより実現される情報処理方法であって、
前記ウェブページ受信部が、ウェブページを受信するウェブページ受信ステップと、
前記出力画像受信部が、請求項1から請求項11記載のアバタ出力装置から、前記ウェブページに対応する出力画像を受信する出力画像受信ステップと、
前記ユーザ出力部が、前記出力画像と前記ウェブページの両方を出力するユーザ出力ステップとを具備する情報処理方法。
【請求項16】
コンピュータを、
ウェブページに滞在しているユーザに関する滞在情報を受信する滞在情報受信部と、
前記滞在情報に対応するユーザに対するアバタを取得するアバタ取得部と、
アバタが配置される仮想的な三次元空間であるワールドの中に前記アバタ取得部が取得した前記アバタを配置し、三次元画像である出力画像を構成する画像構成部と、
前記画像構成部が構成した前記出力画像を出力する画像出力部として機能させるためのプログラム。
【請求項17】
コンピュータを、
ウェブページを受信するウェブページ受信部と、
請求項1から請求項11記載のアバタ出力装置から、前記ウェブページに対応する出力画像を受信する出力画像受信部と、
前記出力画像と前記ウェブページの両方を出力するユーザ出力部として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アバタを出力するアバタ出力装置等に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ウェブサイト訪問記録等のノードシーケンスデータをフィルタ処理し、解析し、そしてレポートに要約する技術があった(特許文献1参照)。
【0003】
また、アバタを表示する技術があった(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特表2005-531854号公報
【特許文献2】特開2013-232199号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来技術においては、アバタを用いて、ウェブページに滞在しているユーザを視覚的に容易に把握できなかった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本第一の発明のアバタ出力装置は、ウェブページに滞在しているユーザに関する滞在情報を受信する滞在情報受信部と、滞在情報に対応するユーザに対するアバタを取得するアバタ取得部と、アバタが配置される仮想的な三次元空間であるワールドの中にアバタ取得部が取得したアバタを配置し、三次元画像である出力画像を構成する画像構成部と、画像構成部が構成した出力画像を出力する画像出力部とを具備するアバタ出力装置である。
【0007】
かかる構成により、ウェブページに滞在しているユーザに対応するアバタを三次元空間であるワールドの中に配置した出力画像を構成することにより、ウェブページに滞在しているユーザを視覚的に容易に把握できる。
【0008】
また、本第二の発明のアバタ出力装置は、第一の発明に対して、滞在情報は、ウェブページの中の滞在場所を特定する場所情報を有し、画像構成部は、ワールドの中の領域を特定する領域情報と場所情報との対応を示す対応情報が格納される対応格納部を参照し、滞在情報が有する場所情報に対応する領域情報を取得し、ワールドの中の領域であり、領域情報が特定する領域にアバタを配置し、出力画像を構成する、アバタ出力装置である。
【0009】
かかる構成により、ウェブページに対応する三次元空間のワールドの中にユーザに対応するアバタを配置した出力画像を構成することにより、ウェブページに滞在しているユーザを視覚的により容易に把握できる。
【0010】
また、本第三の発明のアバタ出力装置は、第二の発明に対して、滞在情報受信部は、一のユーザに関する2以上の滞在情報を、順次、受信し、対応格納部を参照し、2以上の各滞在情報が有する各場所情報に対応する領域情報を取得し、時系列の2以上の各場所情報に対応する領域情報を用いて、アバタの移動経路に関する移動経路情報を取得する移動経路取得部をさらに具備し、画像構成部は、移動経路情報を用いて、アバタの移動経路をもワールドの中に明示した出力画像を構成する、アバタ出力装置である。
【0011】
かかる構成により、ユーザのウェブページ内での移動を、ワールドの中のアバタの移動として表現した出力画像を構成することにより、ウェブページに滞在しているユーザを視覚的により容易に把握できる。
【0012】
また、本第四の発明のアバタ出力装置は、第一から第三いずれか1つの発明に対して、滞在情報受信部は、1以上の各ユーザ端末ごとに、1以上の滞在情報を受信し、ユーザ端末ごとの1以上の滞在情報または1以上の滞在情報を用いて取得された1以上のユーザ属性値を用いて、ユーザ端末に対応するアバタが出力条件を満たすか否かを判断する判断部をさらに具備し、画像構成部は、判断部が出力条件を満たすと判断したアバタのみをワールドの中に配置し、出力画像を構成する、アバタ出力装置である。
【0013】
かかる構成により、条件に合致しないユーザのアバタを配置しない出力画像を構成することにより、適切なユーザのみを視覚的により容易に把握できる。
【0014】
また、本第五の発明のアバタ出力装置は、第一から第四いずれか1つの発明に対して、一のアバタの選択である選択指示を受信する指示受信部と、選択指示に対応する一のアバタに対応するユーザ端末に対して、予め決められたアクションを行う端末アクション部とをさらに具備するアバタ出力装置である。
【0015】
かかる構成により、担当者の意思により特定にユーザに対して、所定のアクションを提供できる。
【0016】
また、本第六の発明のアバタ出力装置は、第一から第五いずれか1つの発明に対して、ウェブページに対応する担当者端末に対応する1以上の担当者情報が格納される担当者格納部と、滞在情報受信部が受信した滞在情報に対応するユーザに関するユーザ情報を担当者端末に送信するユーザ情報送信部と、滞在情報に対応するアバタに対する情報である反応情報を担当者端末から受信する反応情報受信部と、反応情報受信部が受信した反応情報または反応情報に応じた情報を滞在情報に対応するユーザ端末に送信する反応情報送信部とをさらに具備する、アバタ出力装置である。
【0017】
かかる構成により、アバタを介して、ユーザと担当者とのやり取りが実現できる。
【0018】
また、本第七の発明のアバタ出力装置は、第六の発明に対して、滞在情報受信部は、1以上の各ユーザ端末ごとに、1以上の滞在情報を受信し、担当者格納部には、1以上の各担当者端末に対応する担当者情報が格納され、1以上の各ユーザ端末に対して、担当者格納部のいずれかの担当者情報に対応する担当者端末を割り当てる割当部とをさらに具備し、ユーザ情報送信部は、滞在情報受信部が受信した滞在情報に対応するユーザ情報を、ユーザ情報に対するユーザ端末に対して割り当てられた担当者端末に送信し、反応情報送信部は、反応情報受信部が受信した反応情報または反応情報に応じた情報を、担当者端末が割り当てられたユーザ端末に送信する、アバタ出力装置である。
【0019】
かかる構成により、ウェブページに滞在しているユーザに対して、担当者をアサインできる。
【0020】
また、本第八の発明のアバタ出力装置は、第七の発明に対して、画像構成部は、ユーザ端末にアバタに対応付くような態様で、割当部がユーザ端末に対して割り当てた担当者情報に対応する担当アバタを、ワールドの中に配置し、出力画像を構成する、アバタ出力装置である。
【0021】
かかる構成により、ウェブページに滞在しているユーザに対してアサインした担当者のアバタを適切に出力できる。
【0022】
また、本第九の発明のアバタ出力装置は、第七または第八の発明に対して、担当者格納部には、2以上の各担当者端末に対応する担当者情報が格納され、割当部は、一のユーザ端末に対して、第一の担当者端末が割り当てられた後に、第二の担当者端末に割り当てを変更することが可能であり、割り当ての変更があった場合、第一の担当者端末に送信されたユーザ情報の少なくとも一部または第一の担当者端末から受信された反応情報または反応情報に応じた情報の少なくとも一部を、第二の担当者端末に送信する引継部をさらに具備するアバタ出力装置である。
【0023】
かかる構成により、一のユーザに対して、担当者を変更した場合に、引き継いだ担当者に適切な情報を提供できる。
【0024】
また、本第十の発明のアバタ出力装置は、第一から第九いずれか1つの発明に対して、ユーザ端末に対するユーザの1以上のユーザ情報が格納されるユーザ情報格納部と、アバタに対して付されたタグ情報を担当者端末から受信するタグ受信部と、タグ情報をアバタに対するユーザのユーザ情報に対応付けて蓄積するタグ蓄積部とをさらに具備するアバタ出力装置である。
【0025】
かかる構成により、担当者が、アバタを介して、ユーザに対してタグ情報を入力できる。
【0026】
また、本第十一の発明のアバタ出力装置は、第十の発明に対して、1以上の各ユーザ情報に対応付けられているタグ情報を統計処理し、統計情報を取得する統計処理部と、統計情報を出力する統計出力部とをさらに具備するアバタ出力装置である。
【0027】
かかる構成により、ユーザに対して付加されたタグ情報を統計処理できる。
【0028】
また、本第十二の発明のアバタ出力装置は、第一から第十一いずれか1つの発明に対して、画像構成部は、滞在情報、ユーザに関するユーザ情報、担当者端末から受信されたアバタに対する反応情報のうちのいずれかの情報を含む出力画像を構成する、アバタ出力装置である。
【0029】
かかる構成により、出力画像に適切な情報を付加できる。
【0030】
また、本第十三の発明のユーザ端末は、ウェブページを受信するウェブページ受信部と、アバタ出力装置から当該ウェブページに対応する出力画像を受信する出力画像受信部と、出力画像とウェブページの両方を出力するユーザ出力部とを具備するユーザ端末である。
【0031】
かかる構成により、ウェブページにアクセスしたユーザ端末に、ウェブページとアバタを用いた三次元の出力画像の両方を提供できる。
【発明の効果】
【0032】
本発明によるアバタ出力装置によれば、ウェブページに滞在しているユーザに対応するアバタを三次元空間であるワールドの中に配置した出力画像を構成し、出力することにより、ウェブページに滞在しているユーザを視覚的に容易に把握できる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
図1】実施の形態1におけるアバタ出力システムAの概念図を示す図
図2】同アバタ出力システムAのブロック図
図3】同アバタ出力装置1のブロック図
図4】同アバタ出力装置1の動作例について説明するフローチャート
図5】同アバタ出力装置1の動作例について説明するフローチャート
図6】同属性値取得処理の例について説明するフローチャート
図7】同画像構成処理の例について説明するフローチャート
図8】同端末アクションの動作例について説明するフローチャート
図9】同統計処理の例について説明するフローチャート
図10】同ユーザ端末2の動作例について説明するフローチャート
図11】同ワールド管理表を示す図
図12】同アバタ管理表を示す図
図13】同対応情報管理表を示す図
図14】同ユーザ情報管理表を示す図
図15】同担当者情報管理表を示す図
図16】同出力条件管理表を示す図
図17】同滞在情報管理表を示す図
図18】同ワールド情報の例を示す図
図19】同出力例を示す図
図20】同ユーザ属性値の表示例を示す図
図21】同出力画像の例を示す図
図22】同コンピュータシステムの概観図
図23】同コンピュータシステムのブロック図
【発明を実施するための形態】
【0034】
以下、アバタ出力装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
【0035】
(実施の形態1)
本実施の形態において、ウェブページに滞在中のユーザに対応するアバタを、三次元空間内に配置し、出力するアバタ出力装置を具備するアバタ出力システムについて説明する。
【0036】
また、本実施の形態において、ユーザが滞在するウェブページに対応するワールドの中に、アバタを配置し、出力するアバタ出力装置を具備するアバタ出力システムについて説明する。
【0037】
また、本実施の形態において、ユーザのウェブページ内での移動を、アバタの移動経路として、ワールド内に表現するアバタ出力装置を具備するアバタ出力システムについて説明する。
【0038】
また、本実施の形態において、出力条件に合致するユーザのアバタのみを出力するアバタ出力装置を具備するアバタ出力システムについて説明する。
【0039】
また、本実施の形態において、担当者によるアバタの選択により、アバタに対応するユーザに対して、所定のアクションを行うアバタ出力装置を具備するアバタ出力システムについて説明する。
【0040】
また、本実施の形態において、担当者端末とユーザ端末とのアバタを介したやり取りが可能なアバタ出力装置を具備するアバタ出力システムについて説明する。
【0041】
また、本実施の形態において、ユーザ端末と担当者端末とをアサインするアバタ出力装置を具備するアバタ出力システムについて説明する。
【0042】
また、本実施の形態において、ユーザのアバタ(ユーザ端末)にアサインされた担当者端末の変更が可能であり、変更された際に引継ぎの処理を行うアバタ出力装置を具備するアバタ出力システムについて説明する。
【0043】
また、本実施の形態において、担当者がアバタを介してユーザに対してタグ付けが行えるアバタ出力装置を具備するアバタ出力システムについて説明する。
【0044】
また、本実施の形態において、タグ情報を用いた統計処理が行えるアバタ出力装置を具備するアバタ出力システムについて説明する。
【0045】
また、本実施の形態において、アバタを配置した三次元空間内において、種々の情報を含ませることができるアバタ出力装置を具備するアバタ出力システムについて説明する。
【0046】
さらに、本実施の形態において、アバタを配置した三次元空間の出力画像とウェブページとを共に表示できるユーザ端末について説明する。
【0047】
図1は、本実施の形態におけるアバタ出力システムAの概念図である。アバタ出力システムAは、アバタ出力装置1、1または2以上のユーザ端末2、1または2以上の担当者端末3を備える。なお、アバタ出力システムAは、1または2以上のウェブサーバ4を備えても良い。
【0048】
アバタ出力装置1は、ユーザが滞在するウェブページに対応する出力画像であり、当該ユーザに対応するアバタを含む出力画像を構成し、当該出力画像を出力する装置である。アバタ出力装置1は、通常、いわゆるサーバであり、例えば、ASPのサーバ、クラウドサーバ等である。但し、アバタ出力装置1の種類は問わない。
【0049】
ユーザ端末2は、ユーザが使用する端末であり、図示しないウェブサーバ4にアクセスし、ウェブページを受信し、出力する端末である。
【0050】
担当者端末3は、担当者が使用する端末である。担当者とは、例えば、ウェブサーバ4の管理者、アバタ出力装置1の管理者、ウェブサーバ4がECサイトである場合の、当該サイトにおける店員である。
【0051】
ユーザ端末2と担当者端末3は、例えば、いわゆるパーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン、ヘッドマウントディスプレイ等であり、その種類は問わない。
【0052】
アバタ出力装置1とユーザ端末2とは、インターネット等のネットワークにより通信可能である。また、アバタ出力装置1と担当者端末3とは、インターネット、LAN等のネットワークにより通信可能である。
【0053】
なお、ウェブサーバ4は、ユーザ端末2がアクセスするサーバである。ウェブサーバ4は、例えば、1または2以上のウェブページを有するウェブサイトが格納されるサーバである。ウェブサイトは、例えば、ECサイトであるが、ニュースサイト、天気予報等の何らかの情報を提供するサイト等でも良く、その種類や内容は問わない。
【0054】
図2は、本実施の形態におけるアバタ出力システムAのブロック図である。図3は、アバタ出力システムAを構成するアバタ出力装置1のブロック図である。
【0055】
アバタ出力装置1は、格納部11、受信部12、処理部13、および出力部14を備える。格納部11は、ワールド格納部111、アバタ格納部112、対応格納部113、ユーザ情報格納部114、および担当者格納部115を備える。受信部12は、滞在情報受信部121、指示受信部122、反応情報受信部123、タグ受信部124を備える。および処理部13は、例えば、判断部131、アバタ取得部132、移動経路取得部133、割当部134、画像構成部135、引継部136、端末アクション部137、タグ蓄積部138、および統計処理部139を備える。出力部14は、画像出力部141、ユーザ情報送信部142、反応情報送信部143、および統計出力部144を備える。
【0056】
ユーザ端末2は、ユーザ格納部21、ユーザ受付部22、ユーザ処理部23、ユーザ送信部24、ユーザ受信部25、およびユーザ出力部26を備える。ユーザ受信部25は、ウェブページ受信部251、および出力画像受信部252を備える。
【0057】
担当者端末3は、担当者格納部31、担当者受付部32、担当者処理部33、担当者送信部34、担当者受信部35、および担当者出力部36を備える。
【0058】
アバタ出力装置1を構成する格納部11には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、後述するワールド情報、後述するアバタ、後述する対応情報、後述するユーザ情報、後述する担当者情報、後述する出力条件、後述する変更条件、後述する割当情報、割当NG条件である。
【0059】
割当NG条件は、ユーザと担当者との割り当てをしないための条件である。割当NG条件は、例えば、ユーザ識別子と担当者識別子の組である。かかる割当NG条件では、割当NG条件に含まれるユーザ識別子で識別されるユーザと担当者識別子で識別される担当者とは割り当てない。割当NG条件は、例えば、1以上のユーザ属性値の条件と担当者識別子の組である。かかる割当NG条件では、1以上のユーザ属性値の条件を満たすユーザと、担当者識別子で識別される担当者とは割り当てない。割当NG条件は、ユーザと担当者とを割り当てないことに関する他の条件でも良い。
【0060】
ワールド格納部111には、1または2以上のワールド情報が格納される。ワールド情報は、ページ識別子が対応付いていることは好適である。つまり、ワールド情報は、ウェブページまたはウェブサイトごとに存在することは好適である。ページ識別子は、ウェブページを識別する情報である。ページ識別子は、ウェブサイトを識別する情報でも良い。ワールド情報は、ワールドを構成するための情報である。ワールドは、アバタが配置される背景となる仮想的な三次元空間である。ワールドは、場と言っても良い。ワールド情報のデータ構造は問わない。ワールド情報のデータ構造は、例えば、VRML、AMF、X3D、fbx、stl、obj、3ds、dae、jpeg、BVH、等である。
【0061】
アバタ格納部112は、1または2以上のアバタ情報が格納されている。モデル情報は、アバタの表示を構成するための情報である。アバタ情報は、例えば、モデル情報を有する。モデル情報は、例えば、メッシュ情報、ボーン情報、マテリアル情報を有する。モデル情報は、例えば、glTF ?(GL Transmission Format)?のデータ構造を有する。ただし、モデル情報のデータ構造は、VRM、OBJ、FBX、STL、GLB、COLLADA、等でも良く、種類を問わない。また、アバタ情報の構造も問わない。
【0062】
また、アバタ格納部112のアバタ情報は、例えば、ユーザ識別子または担当者識別子に対応付く。アバタ情報は、例えば、ページ識別子とユーザ識別子の組に対応付いていても良い。なお、ユーザ識別子に対応付くアバタ情報は、ユーザアバタ情報と言っても良い。また、担当者識別子に対応付くアバタ情報は、担当アバタ情報と言っても良い。ユーザアバタ情報を用いて構成されるアバタをユーザアバタと言っても良い。担当アバタ情報を用いて構成されるアバタを担当アバタと言っても良い。
【0063】
ユーザ識別子は、ユーザを識別する情報であり、例えば、ID、電話番号、クレジットカード番号、メールアドレス等である。ユーザ識別子は、ユーザ端末識別子でも良い。ユーザ端末識別子は、ユーザ端末2を識別する情報であり、例えば、Cookie ID、セッション識別子、IPアドレス、MACアドレス等である。
【0064】
担当者識別子は、担当者端末3のユーザである担当者を識別する情報である。担当者識別子は、例えば、ID、氏名、メールアドレス等である。
【0065】
対応格納部113は、1または2以上の対応情報が格納される。対応情報は、例えば、ページ識別子に対応付いている。対応情報は、領域情報と場所情報との対応を示す情報である。領域情報は、仮想的な三次元空間であるワールドの中の領域を特定する情報である。領域情報は、例えば、ワールドの中の点を示す三次元座標値の集合、ワールドの中の点を示す二次元座標の集合である。場所情報は、ウェブページの中のユーザの滞在場所を特定する情報である。場所情報は、例えば、ウェブページの中の領域またはオブジェクトを特定する情報である。場所情報は、例えば、ページ識別子、ウェブページの中のマウスカーソルの相対座標、ユーザが指示したボタンに対応する商品識別子、ユーザが指示したオブジェクトの識別子、ウェブページの特定のタグ(例えば、Titleタグ)などである。
【0066】
ユーザ情報格納部114は、1または2以上のユーザ情報が格納される。ユーザ情報は、ユーザ端末2を使用するユーザに関する情報である。ユーザ情報は、例えば、ユーザ識別子、1または2以上のユーザ属性値を有する。
【0067】
ユーザ情報は、例えば、ページ識別子に対応付いている。ユーザ情報は、例えば、ページ識別子で識別されるウェブページに対して登録されているユーザの情報である。
【0068】
ユーザ属性値は、ユーザの属性値である。ユーザ属性値は、通常、静的属性値であるが、動的属性値を含んでも良い。静的属性値とは、通常、変化しない属性値であるが、時々刻々とは変化しない属性値であると考えても良い。静的属性値は、例えば、氏名、年齢、住所、電話番号、クレジットカード番号、メールアドレス、ユーザ端末識別子、ユーザ識別子、パスワード等である。動的属性値は、ユーザの操作等により、動的に変化し得る属性値である。動的属性値には、例えば、リアルタイム動的属性値、履歴情報利用動的属性値がある。リアルタイム動的属性値は、リアルタイムに時々刻々と変化する属性値である。リアルタイム動的属性値は、例えば、ユーザが現在閲覧しているウェブページの滞在時間、現在の滞在の際の閲覧したウェブページ数等である。履歴情報利用動的属性値は、過去の来訪時の操作情報の履歴を用いて取得される動的属性値である。履歴情報利用動的属性値は、例えば、購入回数、購入金額、総購入金額、平均滞在時間、平均PV数、来訪回数、後述するスコア等である。
【0069】
担当者格納部115は、1または2以上の担当者情報が格納される。担当者情報は、担当者に関する情報である。担当者端末3は、通常、1以上のウェブページの中のいずれかのウェブページに対応する。なお、ウェブページは、ウェブサイトと同一視しても良い。
【0070】
担当者情報は、例えば、担当者識別子、担当者の氏名、ニックネーム、担当者アバタの名前等である。担当者識別子は、担当者を識別する情報であり、例えば、ID、電話番号、メールアドレスである。担当者情報は、担当者端末3の情報でも良い。担当者端末3の情報は、例えば、例えば、IPアドレス、電話番号、IDである。
【0071】
受信部12は、各種の情報を受信する。受信部12は、ユーザ端末2、担当者端末3、またはウェブサーバ4から情報を受信する。各種の情報は、例えば、後述する滞在情報、後述する選択指示、後述する反応情報、後述するタグ情報、報酬を与える指示である。
【0072】
報酬を与える指示は、アバタに対するユーザに、報酬を与える指示である。報酬を与える指示は、ユーザ識別子またはアバタ識別子を有する。報酬は、例えば、割引きのクーポン、おまけの商品、付加するポイント等であり、問わない。報酬を与える指示は、報酬の内容を特定する報酬情報を有しても良い。報酬を与える指示は、担当者端末3から受信される。
【0073】
滞在情報受信部121は、滞在情報を受信する。滞在情報受信部121は、通常、1または2以上の各ユーザに関する2以上の滞在情報を、順次、受信する。滞在情報受信部121は、1以上の各ユーザ端末2ごとに、1以上の滞在情報を受信する。滞在情報受信部121は、例えば、ユーザ端末2、またはウェブサーバ4から滞在情報を受信する。滞在情報受信部121が受信する滞在情報は、ユーザ端末2に対応付いている。ユーザ端末2に対応付いていることは、ユーザ識別子に対応付いていること、またはアバタ識別子に対応付いていることでも良い。
【0074】
滞在情報は、ユーザ端末2を用いてウェブページに滞在しているユーザに関する情報である。滞在情報は、例えば、操作情報、ページ滞在情報、場所情報である。
【0075】
操作情報は、ユーザのウェブサイトに対する操作に関する情報である。操作情報は、例えば、ボタンを押下したことを示す情報、アンカーを指示したことを示す情報、別のページに飛ぶための操作の情報、フィールドに入力した情報等である。操作情報は、例えば、「rightButtonON」(右マウスボタンが押下されたこと)、「drug object A」(オブジェクトAがドラッグされたこと)、「<購入商品ID>123 <数量>3」(123で識別される商品が3個購入されたこと)、「jump http://www.xxx.co.jp」(URL”http://www.xxx.co.jp”で特定されるウェブページにアクセスされたこと)等である。ここでの操作情報は、通常、プリミティブな操作の情報であるが、担当者やユーザが見て、操作の意味や意義を判断できる情報であることは好適である。つまり、操作情報のデータ構造、情報の粒度等は問わない。操作情報は、通常、ユーザが行った操作を特定する情報であるが、ユーザの操作に起因する、アバタ出力装置1またはウェブサーバ4が行った処理に関する情報を含んでも良い。なお、ウェブサイトは、ウェブページと言っても良い。ウェブサイトは、例えば、ECサイトである。但し、ウェブサイトの種類は問わない。
【0076】
ページ滞在情報は、ウェブページに滞在していることを示す情報である。ページ滞在情報は、例えば、ページ識別子を有する。
【0077】
場所情報は、ウェブページの中の滞在場所を特定する情報である。場所情報は、例えば、操作情報に含まれる。
【0078】
指示受信部122は、各種の指示を受信する。各種の指示は、例えば、後述する選択指示、後述する割当指示、後述する割当変更である。
【0079】
指示受信部122は、担当者端末3から選択指示を受信する。選択指示は、一のアバタの選択を特定する情報である。選択指示は、一のアバタのアバタ識別子を有する。アバタ識別子は、アバタを識別する情報である。アバタ識別子は、ユーザ識別子でも良いし、ユーザ識別子に対応付いている情報であり、ユーザ識別子とは別の情報でも良い。
【0080】
指示受信部122は、例えば、担当者端末3から割当指示を受信する。割当指示は、担当者端末3とユーザ端末2とを割り当てる指示である。割当指示は、例えば、ユーザ端末2を識別するユーザ識別子またはアバタ識別子を有する。割当指示は、例えば、担当者識別子を有する。
【0081】
なお、指示受信部122は、ユーザ端末2から割当指示を受信しても良い。かかる場合、ユーザからの担当者の指定である。かかる場合、割当指示は、担当者識別子を有する。
【0082】
指示受信部122は、例えば、担当者端末3から割当変更を受信する。割当変更は、一のユーザ端末2に対する担当の担当者端末3を変更する指示である。割当変更は、例えば、変更前の担当者端末3の第一の担当者識別子と、変更後の担当者端末3の第二の担当者識別子とを有する。なお、指示受信部122は、例えば、ユーザ端末2から割当変更を受信しても良い。かかる場合、割当変更は、例えば、第一の担当者識別子と第二の担当者識別子とを有しても良いし、ユーザ識別子またはアバタ識別子と、変更後の担当者端末3の第二の担当者識別子とを有しても良い。
【0083】
反応情報受信部123は、反応情報を担当者端末3から受信する。反応情報は、ユーザ端末2に対応するアバタに対して、担当者が担当者端末3に入力した情報である。
【0084】
反応情報は、例えば、ユーザ端末2に対応するアバタとチャットやビデオ会議での対話を行う場合に、担当者が入力した情報である。担当者が入力した情報は、チャットにおける文字列、ビデオ会議における音声または映像である。
【0085】
反応情報は、通常、滞在情報受信部121が受信した滞在情報に対応するアバタに対する情報である。反応情報は、例えば、担当者がユーザに対して接客した情報である。反応情報は、例えば、ウェブサイトにログインしたことを示す滞在情報に対する情報であり、担当者が当該ユーザに対するアバタに対して「いらっしゃいませ」という音声を担当者端末3に対して発声した結果、受信された当該音声の情報である。反応情報は、例えば、ウェブページに対して、商品を購入したことを示す操作情報を含む滞在情報に対する情報であり、担当者が当該ユーザに対するアバタに対して「有難うございました」という文字列を担当者端末3に対して入力することにより、受信された情報である。
【0086】
反応情報は、例えば、2以上の滞在情報を用いて取得された滞在時間が閾値以上になった際に、担当者が当該ユーザに対するアバタに対して、割引きのクーポンを与える指示を入力し、当該指示が受信されたことにより、取得されたクーポン情報である。つまり、反応情報は、担当者が担当者端末3に対して入力したそのままの情報でも良いし、担当者が担当者端末3に対して入力した情報に基づいて取得された情報でも良い。
【0087】
タグ受信部124は、アバタに対して付されたタグ情報を担当者端末3から受信する。タグ情報は、例えば、アバタ識別子またはユーザ識別子に対応付いて、受信される。タグ情報とは、アバタに対して付される属性値である、と言っても良い。アバタに対して付されることは、当該アバタに対応するユーザに対して付されることである。また、タグ情報の内容は問わない。タグ情報は、例えば、「上顧客」、ユーザのランク、ユーザに対する印象を示す情報(例えば、「良い顧客」「印象が悪い」「問題あり」)等である。
【0088】
処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理は、例えば、判断部131、アバタ取得部132、移動経路取得部133、画像構成部135、割当部134、引継部136、端末アクション部137、タグ蓄積部138、統計処理部139が行う処理である。
【0089】
判断部131は、ユーザ端末2ごとの1以上の滞在情報または1以上の滞在情報を用いて取得された1以上のユーザ属性値を用いて、ユーザ端末2に対応するアバタが出力条件を満たすか否かを判断する。なお、出力条件は、通常、格納部11に格納されている。
【0090】
出力条件は、アバタを出力画像に含めるか否かを判断するための条件である。出力条件は、例えば、1または2以上の滞在情報、または1または2以上のユーザ属性値に基づく条件である。
【0091】
出力条件は、例えば、「1または2以上の滞在情報から取得される滞在時間が閾値以上であること」「1以上の滞在情報が商品を購入したことを示す情報を含むこと」「滞在情報がウェブサイトにログインしたことを示す情報であること」「ウェブサイトに滞在中のユーザのユーザ属性値のスコアが閾値以上または閾値より大きいこと」「ウェブサイトに滞在中のユーザのユーザ属性値のスコアが、当該サイトに滞在中のユーザのスコアの中で、上位N(Nは1以上の自然数)以上であること」「ウェブサイトに滞在中のユーザのユーザ属性値である単位期間(例えば、1ヶ月)の当該サイトへの訪問回数が閾値以上または閾値より大きいこと」である。
【0092】
出力条件は、例えば、他のアバタとの関係に基づく条件でも良い。他のアバタとの関係に基づく条件は、例えば、「一のウェブページに対して、最大N(Nは、1以上の自然数)のアバタのみを出力する」といった条件である。
【0093】
アバタ取得部132は、受信された滞在情報に対応するユーザに対するアバタを取得する。なお、アバタを取得することは、アバタ情報を取得することであっても良いし、アバタ情報を用いて、出力されるアバタを構成することであっても良い。アバタ取得部132は、例えば、受信された滞在情報に対応するユーザ識別子に対するアバタ情報をアバタ格納部112から取得する。アバタ取得部132は、例えば、受信された滞在情報に対応するユーザ識別子に対するアバタ情報をアバタ格納部112から取得し、当該アバタ情報を用いてアバタを構成する。アバタ取得部132は、判断部131が出力条件を満たすと判断したアバタのみを取得することは好適である。
【0094】
アバタ取得部132は、ユーザの属性値に応じて、異なるアバタを取得することは好適である。アバタ取得部132は、例えば、ユーザの属性値に応じて、アバタ属性値が異なるアバタを取得する。アバタ属性値は、例えば、アバタの色、サイズ、形状である。アバタ取得部132は、ユーザの属性値が明示されたアバタを取得することは好適である。アバタ属性値は、例えば、ユーザのスコアに応じた色のアバタを取得する。アバタ属性値は、例えば、動的属性値の例であるスコアが「スコア>=閾値1」を満たすユーザに対応するアバタの色を金色とし、「閾値1>スコア>=閾値2」を満たすユーザに対応するアバタの色を銀色とし、「閾値2>スコア」を満たすユーザに対応するアバタの色を白色とする等は、好適である。
【0095】
移動経路取得部133は、移動経路情報を取得する。移動経路情報は、アバタの移動経路に関する情報である。アバタの移動経路は、ユーザが滞在中のウェブページの中、または2以上のウェブページの間を移動した場合の経路である。移動経路情報は、アバタの移動経路を特定する情報である。移動経路情報は、例えば、時系列に配置された2以上の座標情報の集合である。座標情報は、ワールドの中における位置を示す情報であり、例えば、(x,y,z)の3次元の情報であるが、(x,y)の2次元の情報でも良い。移動経路情報は、例えば、ワールドの中における移動前の領域と移動後の領域を特定する2つの領域情報である。移動経路情報は、例えば、ワールドの中における移動前の領域と移動後の領域を特定する2つの領域識別子である。
【0096】
移動経路取得部133は、通常、対応格納部113を参照し、受信された2以上の各滞在情報が有する各場所情報に対応する領域情報を取得する。なお、受信された2以上の各滞在情報は、時系列の情報である。次に、移動経路取得部133は、当該時系列の2以上の領域情報を用いて、移動経路情報を取得する。なお、移動経路取得部133は、例えば、当該時系列の2以上の各領域情報の代表座標を含む移動経路情報を取得する。代表座標は、例えば、領域情報が示す領域の重心点、領域情報が示す領域の一の端点である。
【0097】
割当部134は、1以上の各ユーザ端末2に対して、担当者格納部115のいずれかの担当者情報に対応する担当者端末3を割り当てる。なお、割り当てることは、ユーザ端末2に対応するユーザ識別子またはアバタ識別子と、担当者端末3に対応する担当者識別子とを対応付けることである。かかる対応付けは、例えば、ユーザ識別子またはアバタ識別子と担当者識別子との組である割当情報を格納部11に蓄積することである。ただし、対応付けの方法は問わない。割当部134は、一のユーザ端末2に対して、2以上の担当者端末3を割り当てても良い。また、割当部134は、2以上のユーザ端末2に対して、一の担当者端末3を割り当てても良い。
【0098】
割当部134は、自動的に、ユーザ端末2と担当者端末3とを割り当てることは好適である。但し、割当部134は、担当者端末3から受信された割当指示に応じて、当該担当者端末3を、割当指示により識別されるユーザ端末2を割り当てても良い。割当部134は、例えば、一のウェブページに滞在中の1以上の各ユーザのユーザ識別子であり、受信された滞在情報と対になる1以上の各ユーザ識別子を取得し、当該1以上の各ユーザ識別子と、前記一のウェブページのページ識別子と対になるいずれかの担当者識別子とを有する1以上の割当情報を構成し、格納部11に蓄積する。なお、担当者識別子は、担当者格納部115に格納されている情報である。また、割当情報は、一のユーザ識別子と2以上の担当者識別子とを含んでも良い。割当情報は、2以上のユーザ識別子と一の担当者識別子とを含んでも良い。
【0099】
なお、割当指示は、例えば、アバタ識別子またはユーザ識別子と、担当者識別子とを有する。そして、割当部134は、例えば、受信された割当指示が有するアバタ識別子またはユーザ識別子と、担当者識別子との組である割当情報を構成し、当該割当情報を格納部11に蓄積する。
【0100】
割当部134は、割当変更を行っても良い。つまり、割当部134は、一のユーザ端末2に対して、第一の担当者端末3が割り当てられた後に、第二の担当者端末3に割り当てを変更しても良い。
【0101】
なお、割当変更は、例えば、対象となるユーザ識別子またはアバタ識別子を有する。また、割当変更は、第二の担当者端末3の担当者識別子を有する。そして、割当部134は、例えば、割当変更が有するユーザ識別子またはアバタ識別子と、第二の担当者端末3の担当者識別子との組である割当情報を構成し、当該割当情報を、割当変更が有するユーザ識別子またはアバタ識別子を含む割当情報に上書きする。
【0102】
画像構成部135は、アバタが配置される仮想的な三次元空間であるワールドの中にアバタ取得部132が取得したアバタを配置し、出力画像を構成する。出力画像は、出力する三次元画像である。
【0103】
画像構成部135は、例えば、ワールド格納部111に格納されているワールド情報を取得する。なお、画像構成部135は、受信された滞在情報に対応するページ識別子と対になるワールド情報をワールド格納部111から取得することは好適である。次に、画像構成部135は、当該ワールド情報を用いて、仮想的な三次元空間であるワールドを構成する。次に、画像構成部135は、当該ワールドの中にアバタ取得部132が取得した1以上の各アバタを配置し、出力画像を構成する。なお、ここで配置されるアバタは、受信された滞在情報に対応するページ識別子で識別されるウェブページに滞在中のユーザに対するアバタである。
【0104】
画像構成部135は、例えば、対応格納部113を参照し、一のユーザに対する滞在情報が有する場所情報に対応する領域情報を取得する。次に、画像構成部135は、例えば、当該領域情報が特定する領域であり、ワールドの中の領域に、当該一のユーザに対するアバタであり、アバタ取得部132が取得したアバタを配置し、出力画像を構成することは好適である。つまり、同じウェブページに滞在しているアバタでも、ウェブページ内におけるカーソルの位置または操作したオブジェクトの位置またはユーザ端末2に表示されている領域に位置等のいずれかに応じて、ワールドの中の異なる位置にアバタが配置されることは好適である。つまり、ユーザが滞在している(または、閲覧している)ウェブページの中の位置に対応する領域であり、ワールドの三次元空間上の領域に、当該ユーザに対するアバタが配置されることは好適である。同じウェブサイトに滞在しているアバタでも、滞在するウェブページによって、ワールドの中の異なる位置にアバタが配置されることは好適である。なお、例えば、画像構成部135は、一の領域情報が示す領域の中のアバタの数が閾値以上である場合など、状況に応じて、アバタを、一の領域情報が示す領域の外に配置しても良い。
【0105】
画像構成部135は、移動経路取得部133が取得した移動経路情報を用いて、アバタの移動経路をもワールドの中に明示した出力画像を構成することは好適である。かかる明示は、例えば、移動経路を矢印や線で明示することである。
【0106】
画像構成部135は、判断部131が出力条件を満たすと判断した1以上のアバタのみをワールドの中に配置し、出力画像を構成することは好適である。
【0107】
画像構成部135は、ユーザ端末2のアバタに対応付くような態様で、割当部134がユーザ端末2に対して割り当てた担当者情報に対応する担当アバタを、ワールドの中に配置し、出力画像を構成することは好適である。なお、ユーザ端末2のアバタに対応付くような態様は、問わない。ユーザ端末2のアバタに対応付くような態様は、例えば、ユーザ端末2のアバタに対して予め決められた位置(例えば、右隣)に、担当アバタを配置することである。ユーザ端末2のアバタに対応付くような態様は、例えば、ユーザ端末2のアバタに対して閾値以内の距離のところに担当アバタを配置することである。また、割り当てた担当者情報は、割り当てた担当者端末3であっても良い。なお、担当アバタは、担当者のアバタである。
【0108】
画像構成部135は、受信された滞在情報、出力されるアバタに対応するユーザに関するユーザ情報、担当者端末3から受信されたアバタに対する反応情報のうちのいずれかの情報を含む出力画像を構成することは好適である。つまり、画像構成部135は、例えば、出力されるアバタに対応するユーザの1以上のユーザ属性値をユーザ情報格納部114から取得し、当該1以上のユーザ属性値を含む出力画像を構成する。
【0109】
引継部136は、第一の担当者から第二の担当者への引継ぎの処理を行う。具体的には、引継部136は、例えば、割り当ての変更があった場合、第一の担当者端末3に送信されたユーザ情報の少なくとも一部を、第二の担当者端末3に送信する。引継部136は、例えば、引継部136は、割り当ての変更があった場合、反応情報受信部123が受信した反応情報または当該反応情報に応じた情報の少なくとも一部を、第二の担当者端末3に送信しても良い。
【0110】
端末アクション部137は、選択指示に対応する一のアバタに対応するユーザ端末2に対して、予め決められたアクションを行う。予め決められたアクションを特定する情報は、例えば、選択指示に含まれる。但し、端末アクション部137が行えるアクションは、固定的な一つでも良い。
【0111】
予め決められたアクションは、例えば、一のアバタに対応するユーザ端末2と、選択指示を送信した担当者端末3とを通信可能とすることである。予め決められたアクションは、例えば、当該ユーザ端末2と当該担当者端末3とのチャットを開始することである。予め決められたアクションは、一のユーザ端末2と2以上の担当者端末3とのチャットを開始することでも良い。予め決められたアクションは、2以上のユーザ端末2と一の担当者端末3とのチャットを開始することでも良い。予め決められたアクションは、例えば、当該ユーザ端末2と当該担当者端末3とのビデオ会議を開始することである。予め決められたアクションは、例えば、一のユーザ端末2と2以上の担当者端末3とのビデオ会議を開始することでも良い。予め決められたアクションは、例えば、2以上のユーザ端末2と一の担当者端末3とのビデオ会議を開始することでも良い。予め決められたアクションは、例えば、当該ユーザ端末2に対して、レコメンド情報を送信することである。なお、レコメンド情報は、例えば、受信された滞在情報が有する商品識別子で識別される商品に関する情報であり、端末アクション部137が格納部11または図示しない情報から取得した情報である。予め決められたアクションは、例えば、当該ユーザ端末2に対して、付加するポイントの情報、クーポンの情報等の報酬を特定する報酬情報を送信することである。
【0112】
タグ蓄積部138は、タグ受信部124が受信したタグ情報を、当該タグ情報に対応付いているアバタ識別子またはユーザ識別子で識別されるユーザのユーザ情報に対応付けて蓄積する。タグ蓄積部138は、通常、ユーザ情報格納部114にタグ情報を蓄積する。
【0113】
統計処理部139は、1以上の各ユーザ情報に対応付けられているタグ情報を統計処理し、統計情報を取得する。統計処理の内容は問わない。統計処理は、例えば、一のタグ情報が付されたユーザの割合の算出、ランクであるタグ情報の平均値の算出である。なお、統計処理部139が統計処理を行うトリガーは問わない。統計処理部139は、統計指示が受信されたことに応じて統計処理を行っても良いし、予め決められた時刻(例えば、毎月月末の12時)になった際に統計処理を行っても良い。
【0114】
なお、処理部13または図示しない属性値取得部は、ウェブサイトに来訪中の1以上の各ユーザの1以上の動的属性値を取得する。ここで、1以上の属性値は、動的属性値であるが、静的属性値を含んでも良い。また、処理部13または属性値取得部は、取得した1以上の動的属性値を、当該取得する元になった滞在情報と対になるユーザ識別子に対応付けて、ユーザ情報格納部114に蓄積する。
【0115】
属性値取得部は、受信された1以上の滞在情報を用いて、ウェブサイトに来訪中のユーザの1以上の属性値を取得する。属性値取得部は、受信された1または2以上の滞在情報を用いて、1以上の動的属性値を取得する。
【0116】
属性値取得部は、ウェブサイトに来訪中のユーザの1以上の属性値であり、当該ユーザ以外のユーザである他ユーザの1以上の属性値と比較して、予め決められた条件を満たすほど特徴的な1以上の属性値を取得する。ここで、予め決められた条件を満たすとは、(1)ユーザの属性値と同じ属性値を有する人の割合が閾値以下または閾値より小さいこと、(2)他に同じ属性値を有する人が居ないこと、(3)ユーザの属性値と同じ属性値を有する人の数が閾値以下または閾値より少ないこと、(4)予め格納されている属性値と同じ属性値を有すること等である。
【0117】
属性値取得部は、一のユーザに対して、ユーザの1以上の属性値、ユーザのユーザ端末2から受信された1以上の滞在情報のうちの2以上の情報を用いて、一のユーザのスコアを算出する。
【0118】
属性値取得部は、例えば、属性値取得部が取得したウェブサイトまたはウェブページの滞在時間、購入回数、購入金額、総購入金額、PV数、平均滞在時間、来訪回数のうちの1以上の情報をパラメータとする増加関数により、スコアを算出する。スコアとは、例えば、管理者から見たユーザの重要度を示す情報である。なお、PV数とは、ページビューの数である。
【0119】
属性値取得部は、例えば、ユーザが現在閲覧しているウェブページの滞在時間、現在の滞在の際の閲覧したウェブページ数、当該ECサイトでの購入回数、購入金額、総購入金額、平均滞在時間、平均PV数、来訪回数を取得する。なお、かかるリアルタイム動的属性値、履歴情報利用動的属性値を取得する技術は公知技術であるので、詳細な説明は省略する。
【0120】
出力部14は、各種の情報を出力する。各種の情報は、例えば、出力画像、ユーザ情報、反応情報、統計情報である。
【0121】
ここで、出力とは、通常、ユーザ端末2または担当者端末3への送信であるが、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念であっても良い。
【0122】
画像出力部141は、画像構成部135が構成した出力画像を出力する。画像出力部141は、通常、出力画像をユーザ端末2に送信する。また、画像出力部141は、通常、出力画像を担当者端末3に送信する。なお、ユーザまたは管理者が見る出力画像は、VRまたはAR等でも良い。
【0123】
画像出力部141は、例えば、出力画像に含まれるアバタに対するユーザのユーザ端末2に出力画像を送信する。画像出力部141は、例えば、出力画像に対応するウェブページのページ識別子と対になる担当者識別子を取得し、当該担当者識別子で識別される担当者の担当者端末3に出力画像を送信する。
【0124】
ユーザ情報送信部142は、滞在情報受信部121が受信した滞在情報に対応するユーザ情報を担当者端末3に送信する。ユーザ情報は、例えば、1以上のユーザ属性値、受信された滞在情報そのものである。
【0125】
ユーザ情報送信部142は、滞在情報受信部121が受信した滞在情報に対応するユーザ情報を、ユーザ情報に対するユーザ端末2に対して割り当てられた担当者端末3に送信することは好適である。ユーザ情報送信部142は、例えば、ユーザ情報に対するユーザ識別子と対になる担当者識別子を格納部11の割当情報から取得し、当該担当者識別子で識別される担当者端末3に、ユーザ情報を送信する。
【0126】
反応情報送信部143は、反応情報受信部123が受信した反応情報または反応情報に応じた情報を、受信された滞在情報に対応するユーザ端末2に送信する。
【0127】
反応情報送信部143は、記反応情報受信部123が受信した反応情報または反応情報に応じた情報を、反応情報を送信した担当者端末3が割り当てられたユーザ端末2に送信することは好適である。
【0128】
統計出力部144は、統計処理部139が取得した統計情報を出力する。統計出力部144は、例えば、統計情報を1または2以上の各担当者端末3に送信する。
【0129】
ユーザ端末2を構成するユーザ格納部21には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、ユーザ識別子、ユーザ属性値等である。ここでのユーザ属性値は、例えば、ユーザの性別、年齢等の静的属性値である。
【0130】
ユーザ受付部22は、ユーザから指示や情報等の入力を受け付ける。指示や情報等とは、例えば、操作情報、ログイン指示、ページ識別子、割当指示、割当変更、コミュニケーション情報等である。コミュニケーション情報は、ユーザと担当者とのコミュニケーションの情報であり、例えば、チャットにおける文字列、ビデオ会議における音声または映像である。
【0131】
操作情報とは、ユーザのウェブサイトに対する操作に関する情報である。ログイン指示とは、ログインの指示である。ログイン指示は、例えば、ユーザ識別子を有する。ログイン指示は、例えば、ユーザ識別子とパスワードとを有する。なお、ウェブサイトは、ウェブページと言っても良い。ウェブサイトは、例えば、ECサイトである。但し、ウェブサイトの種類は問わない。ページ識別子は、ユーザ端末2で表示するウェブページの識別子である。指示や情報等の入力手段は、タッチパネルやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。
【0132】
ユーザ処理部23は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、ユーザ受付部22が受け付けた指示や情報等を、送信する構造の指示や情報等に変更する処理、ユーザ受信部25が受信した情報を出力する構造に変更する処理等である。
【0133】
ユーザ送信部24は、各種の情報や指示等を送信する。各種の情報や指示等とは、例えば、操作情報、ログイン指示等である。ユーザ送信部24は、例えば、アバタ出力装置1に情報や指示等を送信する。ユーザ送信部24は、例えば、ウェブサーバ4にログイン指示を送信する。ユーザ送信部24は、操作情報に加えて、1以上のユーザ属性値を送信しても良い。なお、ユーザ属性値は、ユーザ格納部21に格納されており、例えば、ユーザの性別、年齢等である。ここで送信するユーザ属性値は、例えば、静的属性値である。
【0134】
ただし、ユーザ送信部24は、ウェブサーバ4に情報や指示等を送信しても良い。かかる場合、ウェブサーバ4からアバタ出力装置1に操作情報または滞在情報等が送信される。
【0135】
ユーザ送信部24が送信する各種の情報や指示には、通常、ユーザ識別子に対応付いている。
【0136】
ユーザ受信部25は、各種の情報を受信する。各種の情報とは、例えば、出力画像、ウェブページ、反応情報、ログイン処理の結果である。
【0137】
ウェブページ受信部251は、ウェブページを受信する。ウェブページ受信部251は、通常、ウェブサーバ4からウェブページを受信するが、アバタ出力装置1からウェブページを受信しても良い。
【0138】
出力画像受信部252は、アバタ出力装置1から出力画像を受信する。
【0139】
ユーザ出力部26は、各種の情報を出力する。ユーザ出力部26は、出力画像受信部252が受信した出力画像とウェブページ受信部251が受信したウェブページの両方を出力する。両方を出力することは、通常、一の時点で両方が出力されている状態があることである。両方を出力することは、通常、一の画面に両方が出力されていることである。ユーザ出力部26は、例えば、反応情報、ログイン処理の結果等を出力する。
【0140】
ここで、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。また、出力は、VRまたはARによる出力でも良い。
【0141】
担当者端末3を構成する担当者格納部31には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、担当者識別子、担当者属性値等である。ここでの担当者属性値は、例えば、担当者の氏名、ニックネーム、担当者アバタの名前、担当者の性別、年齢等の静的属性値である。
【0142】
担当者受付部32は、担当者から指示や情報等の入力を受け付ける。指示や情報等とは、例えば、選択指示、反応情報、割当指示、割当変更である。指示や情報等の入力手段は、テンキーやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。
【0143】
担当者処理部33は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、担当者受付部32が受け付けた指示や情報等を、送信する構造の指示や情報等に変更する処理、担当者受信部35が受信した情報を出力する構造に変更する処理等である。
【0144】
担当者送信部34は、各種の情報や指示等を送信する。各種の情報や指示等とは、例えば、選択指示、割当指示、割当変更である。担当者送信部34は、例えば、アバタ出力装置1に情報や指示等を送信する。
【0145】
担当者受信部35は、各種の情報を受信する。各種の情報は、例えば、出力画像、滞在情報、ウェブページ、1以上のユーザ属性値である。担当者受信部35は、通常、アバタ出力装置1から情報や指示等を受信する。
【0146】
担当者出力部36は、各種の情報を出力する。各種の情報は、例えば、出力画像、滞在情報、ウェブページである。
【0147】
ここで、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
【0148】
格納部11、ワールド格納部111、アバタ格納部112、対応格納部113、ユーザ情報格納部114、担当者格納部115、ユーザ格納部21、および担当者格納部31は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
【0149】
格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよい。
【0150】
受信部12、滞在情報受信部121、指示受信部122、反応情報受信部123、タグ受信部124、ユーザ受信部25、担当者受信部35、ウェブページ受信部251、および出力画像受信部252は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
【0151】
処理部13、判断部131、アバタ取得部132、移動経路取得部133、割当部134、画像構成部135、引継部136、端末アクション部137、タグ蓄積部138、統計処理部139、ユーザ処理部23、および担当者処理部33は、通常、プロセッサやメモリ等から実現され得る。処理部13等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。なお、プロセッサは、CPU、MPU、GPU等であり、その種類は問わない。
【0152】
出力部14、画像出力部141、ユーザ情報送信部142、反応情報送信部143、統計出力部144、ユーザ送信部24、および担当者送信部34は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
【0153】
ユーザ受付部22、および担当者受付部32は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア、カメラ等で実現され得る。
【0154】
ユーザ出力部26、および担当者出力部36は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。ユーザ出力部26等は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
【0155】
次に、アバタ出力システムAの動作例について説明する。まず、アバタ出力装置1の動作例について、図4および図5のフローチャートを用いて説明する。
【0156】
(ステップS401)滞在情報受信部121は、滞在情報を受信したか否かを判断する。滞在情報を受信した場合はステップS402に行き、滞在情報を受信しなかった場合はステップS413に行く。なお、滞在情報は、ここでは、例えば、ユーザ識別子とページ識別子とに対応付いている、とする。
【0157】
(ステップS402)アバタ取得部132は、ステップS401で受信された滞在情報に対応付くユーザ識別子を取得する。
【0158】
(ステップS403)アバタ取得部132は、ステップS401で受信された滞在情報に対応付くページ識別子を取得する。
【0159】
(ステップS404)処理部13は、ユーザ識別子とページ識別子とに対応付けて、ステップS401で受信された滞在情報を蓄積する。なお、処理部13は、図示しない時計から時刻情報を取得し、当該時刻情報をも滞在情報に対応付けて蓄積することは好適である。また、滞在情報の蓄積先は、例えば、格納部11であるが、図示しない外部の装置でも良く、その蓄積先は問わない。
【0160】
(ステップS405)処理部13または図示しない属性値取得部は、1以上のユーザ属性値を取得する。かかる属性値取得処理の例について、図6のフローチャートを用いて説明する。なお、属性値取得部は、処理部13が有する。属性値取得処理において、通常、ステップS401で受信された滞在情報を用いて、1以上のユーザ属性値を取得する。
【0161】
(ステップS406)アバタ取得部132は、ステップS401で受信された滞在情報、またはステップS402で取得されたユーザ識別子と対に格納されている滞在情報、またはステップS405で取得されたユーザ属性値が、ステップS403で取得されたページ識別子に対応する出力画像の変更条件を満たすか否かを判断する。変更条件を満たす場合はステップS407に行き、変更条件を満たさない場合はステップS401に戻る。
【0162】
なお、変更条件は、ステップS403で取得されたページ識別子で識別されるウェブページに対応する出力画像の変更のための条件である。変更条件は、通常、ステップS401で受信された滞在情報が有する情報を用いた条件である。変更条件は、例えば、ステップS401で受信された滞在情報が「ユーザのログインを示す情報であること」である。変更条件は、例えば、ステップS401で受信された滞在情報が「滞在するウェブページが新しいウェブページになったこと示す情報であること」である。変更条件は、例えば、ステップS401で受信された滞在情報が「ユーザがウェブページ上を移動したことを示す情報であること」である。なお、ウェブページ上を移動したことを示す情報は、例えば、ステップS401で受信された滞在情報に含まれるオブジェクト識別子が、同一のユーザ端末2から受信された直前の滞在情報に含まれるオブジェクト識別子と異なることである。
【0163】
(ステップS407)画像構成部135等は、出力画像を構成する処理を行う。かかる画像構成処理の例について、図7のフローチャートを用いて説明する。
【0164】
(ステップS408)画像出力部141は、ステップS407で取得された出力画像を送信する1以上の送信先識別子を取得する。なお、1以上の送信先識別子は、例えば、ステップS402で取得されたユーザ識別子に対応するユーザ端末2への送信先を特定する情報、ステップS403で取得されたページ識別子と対になる担当者端末3への送信先を特定する情報である。
【0165】
1以上の送信先識別子は、例えば、ステップS403で取得されたページ識別子と対になる1または2以上のユーザ識別子に対応するユーザ端末2への送信先を特定する情報を含んでも良い。つまり、出力画像は、ステップS403で取得されたページ識別子で識別されるウェブページに滞在しているユーザの2以上のユーザ端末2に送信されても良い。なお、送信先識別子は、例えば、IPアドレス、MACアドレス、IDであるが、情報を送信する先を特定する情報であれば、他の情報でも良い。
【0166】
(ステップS409)画像出力部141は、ステップS407で取得された出力画像を、ステップS408で取得した1以上の各送信先識別子により特定される送信先に送信する。
【0167】
(ステップS410)処理部13は、ステップS401で受信された滞在情報等を担当者に送信するか否かを判断する。滞在情報等を送信する場合はステップS411に行き、送信しない場合はステップS401に戻る。なお、滞在情報等は、常に送信しても良いし、処理部13は、所定の条件を満たす場合に送信すると判断しても良い。所定の条件は、例えば、担当者格納部115の担当者情報の中に、滞在情報等も必要である旨のフラグを有することである。
【0168】
(ステップS411)処理部13は、送信する情報を構成する。なお、送信する情報は、ステップS401で受信された滞在情報だけでも良いし、ステップS401で受信された滞在情報と1以上のユーザ属性値でも良いし、1以上のユーザ属性値だけでも良い。なお、1以上のユーザ属性値は、ステップS401で受信された滞在情報に対応するユーザ識別子と対になるユーザ属性値であり、ユーザ情報格納部114から取得されるユーザ属性値である。
【0169】
(ステップS412)出力部14は、ステップS411で構成した情報を、ステップS403で取得されたページ識別子と対になる担当者端末3への送信先を特定する情報を用いて、担当者端末3に送信する。ステップS401に戻る。なお、出力部14は、ステップS411で構成した情報を、ステップS401で受信された滞在情報に対応するユーザ識別子と対になる担当者識別子(当該ユーザを担当する担当者の識別子)で識別される担当者端末3に送信しても良い。
【0170】
なお、画像出力部141が、ステップS411で構成した情報が含まれた出力画像を担当者端末3に送信しても良い。
【0171】
(ステップS413)指示受信部122は、選択指示を担当者端末3から受信したか否かを判断する。選択指示を受信した場合はステップS414に行き、選択指示を受信しなかった場合はステップS415に行く。
【0172】
(ステップS414)端末アクション部137は、端末アクションを行う。ステップS401に戻る。端末アクションの動作例について、図8のフローチャートを用いて説明する。
【0173】
(ステップS415)指示受信部122は、割当指示を受信したか否かを判断する。割当指示を受信した場合はステップS416に行き、割当指示を受信しなかった場合はステップS423に行く。
【0174】
(ステップS416)割当部134は、割当指示が妥当であるか否かを判断する。割当指示が妥当である場合はステップS417に行き、割当指示が妥当でない場合はステップS422に行く。
【0175】
割当部134は、例えば、割当指示と格納部11の割当NG条件とを用いて、割当指示が妥当であるか否かを判断する。割当部134は、例えば、割当指示に対応するユーザ識別子と担当者識別子とが、格納部11の割当NG条件に合致するか否かを判断する。割当部134は、例えば、割当指示に対応するユーザ識別子と対になる1以上のユーザ属性値が、割当指示に対応する担当者識別子と対になる割当NG条件に合致するか否かを判断する。
【0176】
(ステップS417)割当部134は、割当指示に対応する(指示されたアバタに対応する)ユーザ識別子を取得する。また、割当部134は、割当指示を送信してきた担当者の担当者識別子を取得する。割当部134は、ユーザ識別子と担当者識別子との組である割当情報を取得する。
【0177】
(ステップS418)割当部134は、ステップS417で取得した割当情報を格納部11に蓄積する。
【0178】
(ステップS419)画像構成部135は、出力画像を構成する処理を行う。かかる画像構成処理の例について、図7のフローチャートを用いて説明する。
【0179】
(ステップS420)画像出力部141は、ステップS419で取得された出力画像を送信する1以上の送信先識別子を取得する。なお、1以上の送信先識別子は、例えば、割当指示に対応するユーザ識別子に対応するユーザ端末2への送信先を特定する情報、割当指示に対応する担当者識別子で識別される担当者端末3への送信先を特定する情報である。また、1以上の送信先識別子は、例えば、割当指示に対応するユーザ識別子に対応するページ識別子(当該ユーザが滞在中のウェブページの識別子)と対になる1以上の各担当者識別子で識別される担当者端末3への送信先を特定する情報である。
【0180】
(ステップS421)画像出力部141は、ステップS419で取得された出力画像を、ステップS420で取得した1以上の各送信先識別子により特定される送信先に送信する。ステップS401に戻る。
【0181】
(ステップS422)出力部14は、割当指示が不適切である旨のエラー情報を、割当指示を送信してきた担当者端末3に送信する。ステップS401に戻る。
【0182】
(ステップS423)指示受信部122は、割当変更を受信したか否かを判断する。割当変更を受信した場合はステップS424に行き、割当変更を受信しなかった場合はステップS435に行く。ステップS401に戻る。
【0183】
(ステップS424)割当部134は、割当変更が妥当であるか否かを判断する。割当変更が妥当である場合はステップS425に行き、割当変更が妥当でない場合はステップS426に行く。
【0184】
割当部134は、例えば、割当変更と格納部11の割当NG条件とを用いて、割当指示が妥当であるか否かを判断する。割当部134は、例えば、割当変更に対応するユーザ識別子と新たな担当者識別子とが、格納部11の割当NG条件に合致するか否かを判断する。割当部134は、例えば、割当変更に対応するユーザ識別子と対になる1以上のユーザ属性値が、割当変更に対応する新たな担当者識別子と対になる割当NG条件に合致するか否かを判断する。
【0185】
(ステップS425)割当部134は、割当変更に対応するユーザ識別子を取得する。また、割当部134は、割当変更に対応する新しい担当者の担当者識別子を取得する。割当部134は、ユーザ識別子と担当者識別子との組である割当情報を取得する。割当部134は、当該割当情報を格納部11に蓄積する。ステップS401に戻る。なお、ここでの蓄積は、当該ユーザ識別子と前の担当者識別子との組である割当情報に、取得した割当情報を上書きする処理である。
【0186】
(ステップS426)出力部14は、割当変更が不適切である旨のエラー情報を、割当変更を送信してきた担当者端末3に送信する。ステップS401に戻る。
【0187】
(ステップS427)反応情報受信部123は、担当者端末3から反応情報を受信したか否かを判断する。反応情報を受信した場合はステップS428に行き、反応情報を受信しなかった場合はステップS431に行く。なお、受信された反応情報は、担当者識別子に対応付いている。
【0188】
(ステップS428)処理部13は、ステップS427で受信された反応情報を用いて、送信する情報を構成する。処理部13は、例えば、ステップS427で受信された反応情報を含む情報を構成する。処理部13は、例えば、ステップS427で受信された反応情報が示す報酬情報またはレコメンド情報を含む情報を構成する。
【0189】
(ステップS429)処理部13は、ステップS428で構成した情報の送信先を示す送信先識別子を取得する。送信先識別子は、例えば、反応情報を送信してきた担当者端末3の担当者識別子と対になるユーザ識別子である。
【0190】
(ステップS430)反応情報送信部143は、ステップS428で構成された情報を、ステップS429で取得した送信先識別子により特定される送信先に送信する。ステップS401に戻る。
【0191】
(ステップS431)受信部12は、ユーザ端末2からコミュニケーション情報を受信したか否かを判断する。コミュニケーション情報を受信した場合はステップS432に行き、受信しなかった場合はステップS435に行く。
【0192】
(ステップS432)処理部13は、ステップS431で受信されたコミュニケーション情報を用いて、担当者に送信する情報を構成する。担当者に送信する情報は、通常、コミュニケーション情報を含む。
【0193】
(ステップS433)処理部13は、ステップS432で構成した情報の送信先を示す送信先識別子を取得する。送信先識別子は、例えば、コミュニケーション情報を送信してきたユーザ端末2のユーザ識別子と対になる担当者識別子である。
【0194】
(ステップS434)出力部14は、ステップS432で構成された情報を、ステップS433で取得した送信先識別子により特定される送信先に送信する。ステップS401に戻る。
【0195】
(ステップS435)タグ受信部124は、ユーザ識別子に対応付けて、タグ情報を受信したか否かを判断する。タグ情報を受信した場合はステップS436に行き、タグ情報を受信しなかった場合はステップS438に行く。
【0196】
(ステップS436)タグ蓄積部138は、ステップS435で受信されたタグ情報に対応付くユーザ識別子を取得する。
【0197】
(ステップS437)タグ蓄積部138は、ステップS435で受信されたタグ情報を、ステップS436で取得したユーザ識別子に対応付けて蓄積する。ステップS401に戻る。
【0198】
(ステップS438)統計処理部139は、統計処理を行うか否かを判断する。統計処理を行う場合はステップS439に行き、統計処理を行わない場合はステップS442に行く。
【0199】
(ステップS439)統計処理部139は、統計処理を行う。統計処理の例について、図9のフローチャートを用いて説明する。
【0200】
(ステップS440)統計出力部144は、ステップS439における統計処理結果の送信先を特定する1以上の送信先識別子を取得する。なお、送信先識別子は、例えば、統計処理結果に対応するページ識別子と対になる送信先識別子である。かかる送信先識別子は、例えば、ページ識別子で識別されるウェブサイトの管理者の送信先の識別情報である。送信先識別子は、例えば、統計処理の指示を送信してきた担当者端末3の送信先識別子である。
【0201】
(ステップS441)統計出力部144は、ステップS439における統計処理結果を、ステップS440で取得した1以上の送信先識別子で識別される送信先に送信する。ステップS401に戻る。
【0202】
(ステップS442)受信部12は、ユーザ登録指示を受信したか否かを判断する。ユーザ登録指示を受信した場合はステップS443に行き、受信しなかった場合はステップS401に戻る。
【0203】
(ステップS443)処理部13は、ユーザ登録指示を用いて、登録するユーザのユーザ情報を構成する。
【0204】
(ステップS444)処理部13は、ユニークなユーザ識別子を取得する。
【0205】
(ステップS445)処理部13は、ステップS444で取得したユーザ識別子に対応付けて、ステップS443で構成したユーザ情報を蓄積する。なお、かかる処理により、ユーザ情報格納部114のユーザ情報を構成する、少なくとも一部の情報が蓄積される。
【0206】
(ステップS446)出力部14は、ユーザ登録指示を送信してきたユーザ端末2に、ステップS444で取得したユーザ識別子を送信する。ステップS401に戻る。
【0207】
なお、図4図5のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0208】
次に、ステップS405の属性値取得処理の例について、図6のフローチャートを用いて説明する。
【0209】
(ステップS601)処理部13は、カウンタiに1を代入する。
【0210】
(ステップS602)処理部13は、取得するべきi番目の動的属性値が存在するか否かを判断する。i番目の動的属性値が存在する場合はステップS603に行き、存在しない場合は上位処理にリターンする。なお、取得するべき動的属性値は、通常、予め決まっている。
【0211】
(ステップS603)処理部13は、i番目の動的属性値を取得する際に使用する1以上の滞在情報であり、ステップS402で取得されたユーザ識別子と対になる滞在情報を格納部11から取得する。
【0212】
(ステップS604)処理部13は、ステップS603で取得した1以上の滞在情報を用いて、i番目の動的属性値を取得する。
【0213】
(ステップS605)処理部13は、ステップS604で取得したi番目の動的属性値を、ユーザ識別子と対にして、ユーザ情報格納部114に蓄積する。
【0214】
(ステップS606)処理部13は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS602に戻る。
【0215】
次に、ステップS407の画像構成処理の例について、図7のフローチャートを用いて説明する。
【0216】
(ステップS701)画像構成部135は、ステップS403で取得されたページ識別子を取得する。
【0217】
(ステップS702)画像構成部135は、ステップS701で取得したページ識別子と対になるワールド情報をワールド格納部111から取得する。なお、ワールド格納部111にワールド情報が一つである場合、画像構成部135は、当該ワールド情報を取得する。
【0218】
(ステップS703)画像構成部135は、カウンタiに1を代入する。
【0219】
(ステップS704)画像構成部135は、ステップS701で取得したページ識別子で識別されるウェブページに滞在中のi番目のユーザが存在するか否かを判断する。i番目のユーザが存在する場合はステップS705に行き、存在しない場合はステップS718に行く。なお、画像構成部135は、格納部11の滞在情報の集合を参照し、かかるi番目のユーザが存在するか否かを判断する。
【0220】
(ステップS705)判断部131は、アバタの出力条件を取得する。次に、判断部131は、当該出力条件に対応するユーザの情報(例えば、1以上のユーザ属性値)を取得する。なお、取得される出力条件は、ステップS701で取得したページ識別子と対になる出力条件であることは好適である。ただし、出力条件は、複数のウェブページに共通の条件でも良い。
【0221】
(ステップS706)判断部131は、ステップS705で取得したユーザの情報が、ステップS705で取得した出力条件に合致するか否かを判断する。合致する場合はステップS707に行き、合致しない場合はステップS717に行く。
【0222】
(ステップS707)アバタ取得部132は、ステップS402で取得されたユーザ識別子に対応するユーザアバタ情報をアバタ格納部112から取得する。なお、ここで、アバタ取得部132は、デフォルトのアバタ情報をアバタ格納部112から取得しても良い。
【0223】
(ステップS708)画像構成部135は、ステップS402で取得されたユーザ識別子と対になる滞在情報を用いて、場所情報を取得する。
【0224】
(ステップS709)画像構成部135は、対応格納部113を参照し、ステップS708で取得した場所情報と対になる領域情報を取得する。
【0225】
(ステップS710)画像構成部135は、ステップS707で取得されたユーザアバタ情報を用いてユーザアバタを構成し、当該アバタを、ステップS709で取得した領域情報が特定する領域に配置する。
【0226】
(ステップS711)アバタ取得部132は、ステップS402で取得されたユーザ識別子に対応する割当情報が格納部11に存在するか否かを判断する。割当情報が存在する場合はステップS712に行き、存在しない場合はステップS714に行く。
【0227】
(ステップS712)アバタ取得部132は、ステップS402で取得されたユーザ識別子と対になる担当者識別子を、割当情報から取得する。
【0228】
(ステップS713)アバタ取得部132は、担当者識別子に対応する担当アバタ情報をアバタ格納部112から取得し、当該担当アバタ情報を用いて、担当アバタを構成し、当該担当アバタを、アバタが配置された位置に対して予め決められた条件を満たす位置(例えば、隣、横など)に配置する。
【0229】
(ステップS714)画像構成部135は、出力画像に他情報を含めるか否かを判断する。他情報を含める場合はステップS715に行き、他情報を含めない場合はステップS717に行く。なお、他情報は、例えば、ユーザ属性値、滞在情報である。また、他情報は、通常、ステップS402で取得されたユーザ識別子、または割当指示に対応するユーザ識別子に対応する情報である。
【0230】
(ステップS715)画像構成部135は、出力画像に含める他情報を取得する。
【0231】
(ステップS716)画像構成部135は、ステップS715で取得した他情報を出力画像の中に配置する。なお、他情報を配置する位置は、ユーザアバタに対応付く位置であることは好適であるが、問わない。
【0232】
(ステップS717)画像構成部135は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS704に戻る。
【0233】
(ステップS718)画像構成部135は、取得した情報を用いて、出力画像を構成する。上位処理にリターンする。
【0234】
次に、ステップS414の端末アクションの動作例について、図8フローチャートを用いて説明する。
【0235】
(ステップS801)端末アクション部137は、受信された選択指示に対応するユーザの1以上のユーザ属性値を取得する。
【0236】
(ステップS802)端末アクション部137は、ユーザと担当者がチャットを行うか否かを判断する。チャットを行う場合はステップS803に行き、チャットを行わない場合はステップS804に行く。端末アクション部137は、例えば、受信された選択指示が、チャットを行うことの指示であるか否かを判断しても良いし、予め行う処理が決まっていても良い。
【0237】
(ステップS803)端末アクション部137は、ユーザ端末2と担当者端末3とがチャットを開始するための処理を行う。以後、ユーザと担当者との間でチャットによる会話が可能になる。なお、かかる処理は公知技術である。
【0238】
(ステップS804)端末アクション部137は、ユーザと担当者がビデオ会議を行うか否かを判断する。ビデオ会議を行う場合はステップS805に行き、ビデオ会議を行わない場合はステップS806に行く。端末アクション部137は、例えば、受信された選択指示が、ビデオ会議を行うことの指示であるか否かを判断しても良いし、予め行う処理が決まっていても良い。
【0239】
(ステップS805)端末アクション部137は、ユーザ端末2と担当者端末3とがビデオ会議を開始するための処理を行う。以後、ユーザと担当者との間でビデオ会議による会話が可能になる。なお、かかる処理は公知技術である。
【0240】
(ステップS806)端末アクション部137は、ユーザ端末2にレコメンド情報を送信するか否かを判断する。レコメンド情報を送信する場合はステップS807に行き、送信しない場合はステップS809に行く。端末アクション部137は、例えば、受信された選択指示が、レコメンド情報を送信することの指示であるか否かを判断しても良いし、予め行う処理が決まっていても良い。
【0241】
(ステップS807)端末アクション部137は、レコメンド情報を取得する。端末アクション部137は、例えば、選択指示に含まれるユーザ識別子と対になる滞在情報の中に含まれる商品識別子を取得し、当該商品識別子と対になるレコメンド情報を格納部11または図示しない装置から取得する。
【0242】
(ステップS808)端末アクション部137は、ステップS807で取得したレコメンド情報を、選択指示に対応するユーザ端末2に送信する。
【0243】
(ステップS809)端末アクション部137は、ユーザに報酬を与えるか否かを判断する。報酬を与える場合はステップS810に行き、報酬を与えない場合は上位処理にリターンする。端末アクション部137は、例えば、ステップS801で取得した1以上のユーザ属性値または滞在情報が予め決められた条件(例えば、「スコアが60以上」、「滞在情報の中に商品を購入したことを示す情報を含む」)を満たすか否かを判断し、満たす場合に報酬を与える、と判断する。
【0244】
(ステップS810)端末アクション部137は、報酬情報を取得する。端末アクション部137は、例えば、格納部11から報酬情報を取得する。
【0245】
(ステップS811)端末アクション部137は、ステップS810で取得した報酬情報をユーザ端末2に送信する。上位処理にリターンする。
【0246】
次に、ステップS439の統計処理の例について、図9のフローチャートを用いて説明する。
【0247】
(ステップS901)統計処理部139は、カウンタiに1を代入する。
【0248】
(ステップS902)統計処理部139は、i番目の統計処理の対象が存在するか否かを判断する。i番目の統計処理の対象が存在する場合はステップS903に行き、存在しない場合は上位処理にリターンする。なお、i番目の統計処理の対象は、例えば、タグ情報、ユーザ識別子である。
【0249】
(ステップS903)統計処理部139は、i番目の統計処理の対象に対応するタグ情報を格納部11から取得する。
【0250】
(ステップS904)統計処理部139は、ステップS903で取得したタグ情報を用いて、統計処理を行い、統計処理結果を取得し、統計処理結果を格納部11に蓄積する。
【0251】
(ステップS905)統計処理部139は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS704に戻る。
【0252】
次に、ユーザ端末2の動作例について、図10のフローチャートを用いて説明する。
【0253】
(ステップS1001)ユーザ受付部22は、ページ識別子を受け付けたか否かを判断する。ページ識別子を受け付けた場合はステップS1002に行き、ページ識別子を受け付けなかった場合はステップS1007に行く。
【0254】
(ステップS1002)ユーザ処理部23は、ステップS1001で受け付けられたページ識別子で識別されるウェブサイトにアクセスする。
【0255】
(ステップS1003)ユーザ受信部25は、ページ識別子で識別されるウェブページを受信したか否かを判断する。ウェブページを受信した場合はステップS1004に行き、ウェブページを受信しなかった場合はステップS1003に戻る。
【0256】
(ステップS1004)ユーザ出力部26は、ステップS1003で受信されたウェブページを出力する。
【0257】
(ステップS1005)ユーザ処理部23は、滞在情報等を送信するか否かを判断する。滞在情報等を送信する場合はステップS1006に行き、滞在情報等を送信しない場合はステップS1001に戻る。なお、ユーザ処理部23は、例えば、ユーザ格納部21に格納されている1以上のページ識別子のうちのいずれかのページ識別子であり、予めきめられたページ識別子に対応するウェブページが受信された場合に、滞在情報等を送信すると判断する。また、ユーザ処理部23は、常に、滞在情報等を送信すると判断しても良い。
【0258】
(ステップS1006)ユーザ処理部23は、送信する滞在情報等を構成する。次に、ユーザ送信部24は、当該滞在情報等をアバタ出力装置1に送信する。なお、ここでの滞在情報等は、ページ識別子で識別されるウェブページがユーザ端末2に出力された旨(当該ウェブページに滞在している旨)の情報である。滞在情報等は、通常、ページ識別子とユーザ識別子とを含む。
【0259】
(ステップS1007)ユーザ受付部22は、ウェブページに対してユーザが入力した情報や指示を受け付けたか否かを判断する。情報や指示を受け付けた場合はステップS1008に行き、情報や指示を受け付けなかった場合はステップS1001に戻る。
【0260】
(ステップS1008)ユーザ処理部23は、ステップS1007で受け付けられた情報や指示を用いて、送信する情報や指示を構成する。ユーザ送信部24は、当該情報や指示を、ウェブページに対応するウェブサーバ4に送信する。また、ユーザ送信部24は、当該情報や指示を、アバタ出力装置1に送信する。なお、アバタ出力装置1に送信する情報や指示は、滞在情報等であり、通常、ページ識別子とユーザ識別子とを有する。滞在情報等は、例えば、ウェブページ内におけるマウスカーソルの位置(通常、座標情報(x,y))を含んでも良い。滞在情報等は、通常、操作情報を有する。
【0261】
(ステップS1009)ユーザ受信部25は、アバタ出力装置1から出力画像を受信したか否かを判断する。出力画像を受信した場合はステップS1010に行き、出力画像を受信しなかった場合はステップS1011に行く。
【0262】
(ステップS1010)ユーザ処理部23は、ステップS1009で受信した出力画像を用いて、出力する出力画像を構成する。ユーザ出力部26は、当該出力画像を出力する。なお、出力画像は、通常、当該ユーザ端末2のユーザに対応するアバタを含む。
【0263】
(ステップS1011)ユーザ受信部25は、その他の情報をアバタ出力装置1から受信したか否かを判断する。その他の情報を受信した場合はステップS1012に行き、受信しなかった場合はステップS1001に戻る。なお、その他の情報は、例えば、担当者端末3からアバタ出力装置1を経由して送信されたチャットの情報、担当者端末3からアバタ出力装置1を経由して送信されたビデオ会議の映像や音声、アバタ出力装置1から送信されたレコメンド情報または報酬情報である。
【0264】
(ステップS1012)ユーザ処理部23は、ステップS1011で受信された情報を用いて出力する情報を構成する。ユーザ出力部26は、当該情報を出力する。
【0265】
次に、担当者端末3の動作例について説明する。担当者端末3の担当者受付部32は、担当者から指示や情報等の入力を受け付ける。次に、担当者処理部33は、担当者受付部32が受け付けた指示や情報等を、送信する構造の指示や情報等に変更する。次に、担当者送信部34は、当該指示や情報等をアバタ出力装置1に送信する。なお、当該指示や情報等は、例えば、選択指示、反応情報、タグ情報、チャットの情報、ビデオ会議の音声または映像である。
【0266】
また、担当者端末3の担当者受信部35は、アバタ出力装置1から各種の情報を受信する。そして、担当者処理部33は、担当者受信部35が受信した情報を出力する構造の情報に変更する。次に、当該担当者出力部36は、当該情報を出力する。当該情報は、例えば、出力画像、滞在情報、ウェブページ、ユーザが入力したコミュニケーション情報である。
【0267】
以下、本実施の形態におけるアバタ出力システムAの具体的な動作例について説明する。
【0268】
今、アバタ出力装置1のワールド格納部111には、図11に示すワールド管理表が格納されている。ワールド管理表は、ページ識別子ごとのワールド情報を管理する表である。ワールド管理表には、「ID」「ページ識別子」「ワールド情報」を有する1以上のレコードが格納されている。「ID」はレコードを識別する情報である。「ワールド情報」は、ワールド情報が格納されているファイル名である。なお、ファイル名に対応するファイル(ワールド情報)は、ワールド格納部111に格納されている、とする。また、ファイル名「w_file1」に対応するワールド情報は、後述する図18である、とする。
【0269】
また、アバタ格納部112には、図12に示すアバタ管理表が格納されている。アバタ管理表は、ユーザごとのアバタ情報を管理する表である。アバタ管理表には、「ID」「ユーザ識別子」「ページ識別子」「アバタ情報」を有する1以上のレコードが格納されている。「ID」はレコードを識別する情報である。一のユーザ識別子に対応付けて、2以上の各ページ識別子ごとに、異なるアバタ情報が格納されていても良い。「アバタ情報」は、アバタ情報が格納されるファイル名である。なお、ファイル名に対応するファイル(アバタ情報)は、ワールド格納部111に格納されている、とする。
【0270】
対応格納部113には、図13に示す対応情報管理表が格納されている。対応情報管理表は、ページ識別子ごとの1または2以上の対応情報を管理する表である。対応情報管理表は、「ID」「ページ識別子」「領域識別子」「領域情報」「場所識別子」「場所情報」を有する1以上のレコードが格納されている。「ID」はレコードを識別する情報である。「領域識別子は、領域情報の識別子である。領域情報で特定される領域は、ここでは、3次元空間内での8点で特定される直方体の領域である。場所識別子は、場所情報の識別子である。場所情報で特定される場所は、ここでは、ウェブページ内における「Title」タグに対応する領域、またはウェブページ内における2点(左上点、右下点)で特定される矩形領域である。
【0271】
ユーザ情報格納部114には、図14に示すユーザ情報管理表が格納されている。ユーザ情報管理表は、ページ識別子ごとの1または2以上のユーザ情報が格納されている。ここでのユーザ情報は、ページ識別子ごとに登録されたユーザ情報であるが、登録されていないユーザ情報を管理しても良い。
【0272】
ユーザ情報は、ここでは「ユーザ識別子」「氏名」「メールアドレス」「静的属性値」「動的属性値」が格納されている。「静的属性値」は、通常、ユーザの登録時に、ユーザ識別子と対に蓄積された情報である。「動的属性値」は、「リアルタイム動的属性値」「履歴情報利用動的属性値」を有する。「リアルタイム動的属性値」は、現在、ページ識別子で識別されるウェブサイトに滞在しているユーザの属性値であり、ここでは「滞在時間(秒)」「閲覧ページ数」を含む。「滞在時間(秒)」は、ページ識別子で識別されるウェブサイトにおける滞在時間である。「閲覧ページ数」は、ページ識別子で識別されるウェブサイトにおける閲覧したページ数である。「履歴情報利用動的属性値」は、ここでは「来訪回数」「購入回数」「総購入金額(円)」「平均PV数」「スコア」である。なお、「動的属性値」は、上述した属性値取得部が取得した情報である。
【0273】
担当者格納部115には、図15に示す担当者情報管理表が格納されている。担当者情報管理表には、「ID」「担当者識別子」「担当者送信先識別子」「ページ識別子」を有する1以上のレコードが格納されている。「担当者送信先識別子」は、担当者(担当者端末3)との通信のための情報である。「ページ識別子」は、担当者識別子で識別される担当者が管理する(担当する)ウェブサイトを識別する情報である。
【0274】
格納部11には、図16に示す出力条件管理表が格納されている。出力条件管理表は、ページ識別子ごとの出力条件を管理する表である。出力条件管理表には、「ID」「ページ識別子」「出力条件」を有する1以上のレコードが格納されている。つまり、ここでは、ウェブサイトまたはウェブページごとに、出力条件は異なる。ただし、2以上のウェブサイトまたはすべてのウェブサイトにおいて、出力条件は同じでも良い。また、「ID=1」の出力条件「スコア>=60 OR 操作情報=購入」は、ユーザ属性値「スコア」が60以上のユーザ、または「購入」が含まれる滞在情報に対応するユーザ(商品を購入したユーザ)であることを示す。また、「ID=2」の出力条件「-」は、ページ識別子で識別されるウェブページに滞在しているすべてのユーザのアバタを出力することを示す。また、「ID=3」の出力条件「操作情報=ログイン」は、「ログイン」が含まれる滞在情報に対応するユーザ(ログインしてきたユーザ)であることを示す。
【0275】
また、格納部11には、図17に示す構造を有する滞在情報管理表が格納されている。滞在情報管理表には、ページ識別子ごとに、1以上の操作情報が格納される。つまり、ここでの滞在情報は、操作情報である、とする。図17は、ページ識別子「URL1」に対応する滞在情報を管理する表である、とする。
【0276】
ここで、滞在情報管理表には、「ID」「ユーザ識別子」「日時」「操作種類識別子」「操作情報」を有するレコードが格納される。「ID」はレコードを識別する情報である。「日時」は、概ね操作が行われた日時、または操作情報が受信された日時である。「操作種類識別子」は操作情報の種類を示す情報である。操作種類識別子「a」は、操作情報がユーザの操作を特定する情報であることを示す。操作種類識別子「b」は、操作情報が、アバタ出力装置1が実行した処理を特定する情報であることを示す。
【0277】
かかる状況において、ページ識別子「URL1」で識別されるウェブサイト(サイトAとする)に、ユーザ識別子「1」で識別されるユーザ「山田A子」が入り、当該サイトの閲覧を開始した、とする。なお、サイトAは、洋服の販売を行うウェブサイトである、とする。つまり、ユーザ端末2は、ページ識別子「URL1」を用いて、サイトAにアクセスし、サイトAのウェブページを受信し、当該ウェブページを表示した、とする。
【0278】
次に、山田A子のユーザ端末2のユーザ処理部23は、ユーザ格納部21に格納されている1以上のページ識別子のうち、ページ識別子「URL1」が存在する、と判断し、滞在情報等を送信する、と判断する。そして、ユーザ処理部23は、ページ識別子「URL1」と山田A子のサイトAにおけるユーザ識別子「1」をユーザ格納部21から取得する。また、ユーザ処理部23は、サイトAの閲覧を開始した旨の滞在情報を取得する。次に、
ユーザ処理部23は、ページ識別子「URL1」とユーザ識別子「1」とサイトAの閲覧を開始した旨の滞在情報とを有する情報を構成する。次に、ユーザ送信部24は、当該情報をアバタ出力装置1に送信する。
【0279】
次に、アバタ出力装置1の滞在情報受信部121は、ページ識別子「URL1」とユーザ識別子「1」と当該滞在情報とを受信する。
【0280】
次に、アバタ取得部132は、受信されたページ識別子「URL1」とユーザ識別子「1」とを取得する。
【0281】
次に、処理部13は、図示しない時計から時刻「2021/7/5 10:40」を取得し、ユーザ識別子とページ識別子とに対応付けて、当該時刻と受信された「サイトAの閲覧を開始した旨の滞在情報」等を、図17の滞在情報管理表に蓄積する。なお、かかるレコードは、図17の「ID=821」である。
【0282】
次に、処理部13は、ページ識別子「URL1」とユーザ識別子「1」とに対応する1以上のユーザ属性値を、図14のユーザ情報管理表から取得する。ここで、1以上のユーザ属性値は、「スコア=82」を含む。
【0283】
次に、アバタ取得部132は、ページ識別子「URL1」と対になる変更条件「スコア>=60 OR 操作情報=購入」を取得する。なお、ここでの変更条件は、出力条件と同じである、とする。
【0284】
次に、画像構成部135等は、以下のように出力画像を構成する処理を行う。つまり、画像構成部135は、ページ識別子「URL1」を取得する。次に、画像構成部135は、ページ識別子「URL1」と対になるファイル名「w_file1」をワールド情報管理表から取得する。次に、画像構成部135は、ファイル名「w_file1」のワールド情報(図18)をワールド格納部111から取得する。
【0285】
次に、画像構成部135は、図17の滞在情報管理表を参照し、ページ識別子「URL1」で識別されるウェブページに滞在中のユーザのユーザ識別子「1」等を取得した、とする。
【0286】
次に、判断部131は、アバタの出力条件に対応するユーザの情報(ここでは、ユーザ識別子「1」等と対になる1以上のユーザ属性値)を取得する。
【0287】
次に、判断部131は、ユーザ識別子「1」の1以上のユーザ属性値(ここでは、例えば「スコア=82」)が、ページ識別子「URL1」と対になる出力条件「スコア>=60 OR 操作情報=購入」に合致する、と判断する。また、判断部131は、他のユーザ(ページ識別子「URL1」で識別されるウェブページに滞在中の他のユーザ)の1以上のユーザ属性値が、出力条件「スコア>=60 OR 操作情報=購入」に合致するか否かを判断する。
【0288】
次に、アバタ取得部132は、判断部131が出力条件に合致すると判断した1以上のユーザ属性値と対になるユーザ識別子(例えば、「1」)を取得する。また、アバタ取得部132は、ページ識別子「URL1」を取得する。次に、アバタ取得部132は、取得されたユーザ識別子(例えば、「1」)とページ識別子「URL1」とに対応するアバタ情報のファイル名「a_file1」をアバタ管理表(図12)から取得する。次に、アバタ取得部132は、ファイル名「a_file1」に対応するアバタ情報をアバタ格納部112から取得する。
【0289】
次に、画像構成部135は、取得されたユーザ識別子(例えば、「1」)と対になる1以上の滞在情報を図17の滞在情報管理表から取得する。次に、画像構成部135は、取得した1以上のいずれかの滞在情報に含まれる場所情報(例えば、「Title=メーカY」)を取得する。次に、画像構成部135は、取得した場所情報(例えば、「Title=メーカY」)と対になる領域情報「(X,Y,Z)・・・(X,Y,Z)」を、図13の対応情報管理表から取得する。
【0290】
次に、アバタ取得部132は、ファイル名「a_file1」のアバタ情報を用いてアバタを構成する。そして、画像構成部135は、当該アバタを、領域情報「(X,Y,Z)・・・(X,Y,Z)」が特定するワールド内の領域に配置する。
【0291】
また、ページ識別子「URL1」のウェブサイトに滞在しているユーザであり、ユーザ識別子「1」以外のユーザに対応するアバタに対しても、アバタ取得部132は、アバタ情報を取得し、当該アバタ情報を用いて、アバタを構成する。そして、画像構成部135は、各アバタを配置する領域を特定する領域情報を取得し、当該領域情報が示す領域に、アバタを配置する。そして、画像構成部135は、ワールドにアバタが配置された出力画像を構成する。
【0292】
次に、画像出力部141は、取得された出力画像を送信する1以上の送信先識別子を取得する。ここでは、画像出力部141は、出力画像に含まれるアバタ情報に対応するユーザ識別子(例えば、「1」等)と対になる送信先識別子を取得する。かかる送信先識別子は、例えば、ユーザ端末2のIPアドレスである。また、画像出力部141は、ページ識別子「URL1」と対になる担当者通信先識別子「送信先1」「送信先2」・・・「送信先10」を取得する。
【0293】
そして、画像出力部141は、ユーザ識別子(例えば、「1」等)のユーザ端末2、および「送信先1」等の担当者通信先識別子に対応する担当者端末3に、出力画像を送信する。
【0294】
次に、ユーザ端末2および担当者端末3は、出力画像を受信し、出力する。かかる出力例は、図19である。1901、1902、1903、1904等がアバタである。また、ユーザ端末2は、ページ識別子「URL1」のウェブサイトのページと、出力画像とを共に表示する、とする。
【0295】
また、処理部13は、担当者通信先識別子「送信先1」「送信先2」・・・「送信先10」で識別される担当者端末3に、滞在情報等を送信すると判断した、とする。次に、処理部13は、1以上の各ユーザ識別子(例えば、「1」)に対応する1以上のユーザ属性値(例えば、氏名「山田A子」、スコア「82」)を取得する。
【0296】
次に、出力部14は、ユーザ識別子「1」と対にして、1以上のユーザ属性値(例えば、氏名「山田A子」、スコア「82」)を、ページ識別子「1」と対になる担当者端末3に、担当者通信先識別子「送信先1」「送信先2」・・・「送信先10」を用いて送信する。
【0297】
次に、担当者端末3は、ユーザ識別子「1」と対にして1以上のユーザ属性値(氏名「山田A子」、スコア「82」)を受信し、出力する。
【0298】
そして、担当者端末3の担当者は、図19の三次元の出力画像に対して、メーカXの領域のユーザ識別子「1」に対応するアバタに近づく操作を、担当者端末3に対して行った、とする。
【0299】
すると、担当者端末3は、当該操作を受け付け、メーカXの領域を拡大し、かつユーザ識別子「1」に対応するアバタが画面の中心に配置されるように、図19の出力画像の表示を変更した、とする。そして、担当者端末3は、ユーザ識別子「1」に対応するアバタの近くに、ユーザ識別子「1」に対応するユーザ属性値(氏名「山田A子」、スコア「82」)を表示する。かかるユーザ属性値の表示例は、図20の2001である。また、ユーザ識別子「1」に対応するアバタは、図20の1901である。
【0300】
また、アバタ出力装置1の割当部134は、例えば、ページ識別子「URL1」と対になる担当者識別子「S01」「S02」・・・「S10」を、図15の担当者情報管理表から取得する。次に、割当部134は、ページ識別子「URL1」のウェブサイトに滞在しているユーザの1以上のユーザ識別子(例えば、「1」等)を取得する。次に、割当部134は、担当者識別子とユーザ識別子との組である割当情報(例えば、(S01,1)、(S02,2)・・・)を自動的に取得する。かかる処理は、自動割当処理である。次に、割当部134は、取得した割当情報を格納部11に蓄積する。
【0301】
次に、画像構成部135は、各担当者識別子に対応する担当アバタを取得し、出力画像の担当するユーザのアバタの近くに配置する。そして、画像構成部135は、ページ識別子「URL1」に対応する出力画像であり、ユーザのアバタと担当者のアバタの両方を含む出力画像を構成する。
【0302】
次に、画像出力部141は、当該出力画像を送信する1以上の送信先識別子を取得する。次に、画像出力部141は、1以上の各送信先識別子に対応するユーザ端末2,担当者端末3に、出力画像を送信する。なお、1以上の送信先識別子の取得の処理の詳細は、上述したので、ここでの説明は省略する。
【0303】
次に、ユーザ端末2、担当者端末3は、当該出力画像を受信し、出力する。そして、ユーザ端末2または担当者端末3は、端末を操作し、三次元の出力画像に対する視点を変更したりする。かかる場合の出力画像の例は、図21である。図21において、ユーザアバタ2101の近くに、担当アバタ2102が配置されている。かかる担当アバタ2102は、洋服のECサイトにおけるユーザアバタ2101に対応する店員のアバタである。
【0304】
次に、例えば、上述したように、担当者端末3の担当者は、ユーザ端末2のユーザに対して、チャットを開始したり、ビデオ会議を開始したりして、接客を行うことが可能となる。
【0305】
以上、本実施の形態によれば、ウェブページに滞在しているユーザに対応するアバタを三次元空間であるワールドの中に配置した出力画像を構成することにより、ウェブページに滞在しているユーザを視覚的に容易に把握できる。
【0306】
また、本実施の形態によれば、ユーザのウェブページ内での移動を、ワールドの中のアバタの移動として表現した出力画像を構成することにより、ウェブページに滞在しているユーザを視覚的により容易に把握できる。
【0307】
また、本実施の形態によれば、条件に合致しないユーザのアバタを配置しない出力画像を構成することにより、適切なユーザのみを視覚的により容易に把握できる。
【0308】
また、本実施の形態によれば、担当者の意思により特定にユーザに対して、所定のアクションを提供できる。
【0309】
また、本実施の形態によれば、アバタを介して、ユーザと担当者とのやり取りが実現できる。
【0310】
また、本実施の形態によれば、ウェブページに滞在しているユーザに対して、担当者をアサインできる。
【0311】
また、本実施の形態によれば、ウェブページに滞在しているユーザに対してアサインした担当者のアバタを適切に出力できる。
【0312】
また、本実施の形態によれば、一のユーザに対して、担当者を変更した場合に、引き継いだ担当者に適切な情報を提供できる。
【0313】
また、本実施の形態によれば、担当者が、アバタを介して、ユーザに対してタグ情報を入力できる。
【0314】
また、本実施の形態によれば、ユーザに対して付加されたタグ情報を統計処理できる。
【0315】
また、本実施の形態によれば、出力画像に適切な情報を付加できる。
【0316】
さらに、本実施の形態によれば、ウェブページにアクセスしたユーザ端末に、ウェブページとアバタを用いた三次元の出力画像の両方を提供できる。
【0317】
なお、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD-ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態におけるアバタ出力装置1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、ウェブページに滞在しているユーザに関する滞在情報を受信する滞在情報受信部と、前記滞在情報に対応するユーザに対するアバタを取得するアバタ取得部と、アバタが配置される仮想的な三次元空間であるワールドの中に前記アバタ取得部が取得した前記アバタを配置し、三次元画像である出力画像を構成する画像構成部と、前記画像構成部が構成した前記出力画像を出力する画像出力部として機能させるためのプログラムである。
【0318】
また、本実施の形態におけるユーザ端末2を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、ウェブページを受信するウェブページ受信部と、請求項1から請求項11記載のアバタ出力装置から、前記ウェブページに対応する出力画像を受信する出力画像受信部と、前記出力画像と前記ウェブページの両方を出力するユーザ出力部として機能させるためのプログラムである。
【0319】
また、図22は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態のアバタ出力装置1等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図22は、このコンピュータシステム300の概観図であり、図23は、システム300のブロック図である。
【0320】
図22において、コンピュータシステム300は、CD-ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
【0321】
図23において、コンピュータ301は、CD-ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、CD-ROMドライブ3012等に接続されたバス3014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
【0322】
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態のアバタ出力装置1等の機能を実行させるプログラムは、CD-ROM3101に記憶されて、CD-ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD-ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
【0323】
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態のアバタ出力装置1等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
【0324】
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
【0325】
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
【0326】
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
【0327】
また、上記各実施の形態において、各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
【0328】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0329】
以上のように、本発明にかかるアバタ出力装置1は、ウェブページに滞在しているユーザに対応するアバタを三次元空間であるワールドの中に配置した出力画像を構成することにより、ウェブページに滞在しているユーザを視覚的に容易に把握できるという効果を有し、アバタを出力するサーバ装置等として有用である。
【符号の説明】
【0330】
1 アバタ出力装置
2 ユーザ端末
3 担当者端末
4 ウェブサーバ
11 格納部
12 受信部
13 処理部
14 出力部
21 ユーザ格納部
22 ユーザ受付部
23 ユーザ処理部
24 ユーザ送信部
25 ユーザ受信部
26 ユーザ出力部
31 担当者格納部
32 担当者受付部
33 担当者処理部
34 担当者送信部
35 担当者受信部
36 担当者出力部
111 ワールド格納部
112 アバタ格納部
113 対応格納部
114 ユーザ情報格納部
115 担当者格納部
121 滞在情報受信部
122 指示受信部
123 反応情報受信部
123 記反応情報受信部
124 タグ受信部
131 判断部
132 アバタ取得部
133 移動経路取得部
134 割当部
135 画像構成部
136 引継部
137 端末アクション部
138 タグ蓄積部
139 統計処理部
141 画像出力部
142 ユーザ情報送信部
143 反応情報送信部
144 統計出力部
251 ウェブページ受信部
252 出力画像受信部
図1
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