(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023024026
(43)【公開日】2023-02-16
(54)【発明の名称】制御システム、及び、制御方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/06 20120101AFI20230209BHJP
G06Q 10/06 20230101ALI20230209BHJP
G08B 25/04 20060101ALI20230209BHJP
【FI】
G06Q50/06
G06Q10/06
G08B25/04 E
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021130064
(22)【出願日】2021-08-06
(71)【出願人】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109210
【弁理士】
【氏名又は名称】新居 広守
(74)【代理人】
【識別番号】100137235
【弁理士】
【氏名又は名称】寺谷 英作
(74)【代理人】
【識別番号】100131417
【弁理士】
【氏名又は名称】道坂 伸一
(72)【発明者】
【氏名】樫木 智恵
(72)【発明者】
【氏名】廣木 誠
(72)【発明者】
【氏名】内藤 亮治
(72)【発明者】
【氏名】吉川 彩衣
【テーマコード(参考)】
5C087
5L049
【Fターム(参考)】
5C087AA10
5C087DD05
5C087DD14
5C087DD24
5C087FF01
5C087FF02
5C087FF04
5C087FF08
5C087GG08
5C087GG09
5C087GG52
5C087GG69
5C087GG70
5C087GG83
5L049AA06
5L049CC06
(57)【要約】
【課題】屋外用電源が無断で使用されてしまうことを抑制することができる制御システムを提供する。
【解決手段】制御システム10は、屋外に位置する負荷へ電力を供給する屋外用電源40の利用状況を示す情報を取得する取得部54と、取得された情報に基づいて、屋外用電源40の管理者が使用する情報端末70への通知、及び、屋外用電源40を停止する制御の少なくとも一方を行う制御部55とを備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
屋外に位置する負荷へ電力を供給する電源の利用状況を示す情報を取得する取得部と、
取得された前記情報に基づいて、前記電源の管理者が使用する情報端末への通知、及び、前記電源を停止する制御の少なくとも一方を行う制御部とを備える
制御システム。
【請求項2】
前記制御部は、取得された前記情報が、所定の利用可能期間外に前記電源が利用されていることを示す場合に、前記情報端末への通知、及び、前記電源を停止する制御の少なくとも一方を行う
請求項1に記載の制御システム。
【請求項3】
前記利用可能期間は、前記電源の管理者によって定められる
請求項2に記載の制御システム。
【請求項4】
前記電源は、駐車場に併設されたEV(Electric Vehicle)充電装置であり、
前記利用可能期間は、前記駐車場を予約者が予約することによって定められる前記駐車場の利用予定期間である
請求項2に記載の制御システム。
【請求項5】
前記取得部は、前記EV充電装置の充電速度を指定する充電速度情報をさらに取得し、
前記制御部は、前記予約者が前記利用予定期間内にEVを前記充電速度情報によって指定される充電速度で充電できるように、前記EV充電装置に充電速度を設定する
請求項4に記載の制御システム。
【請求項6】
前記制御部は、取得された前記情報が、前記利用可能期間外に前記電源が利用されていることを示す場合に、前記情報端末への通知、及び、前記電源を停止する制御の両方を行い、
前記通知の結果、前記情報端末には、前記電源の停止を解除するためのアイコンを含む通知画面が表示される
請求項2~5のいずれか1項に記載の制御システム。
【請求項7】
前記制御部は、取得された前記情報が、前記利用可能期間内に前記電源が利用されていることを示す場合に、前記情報端末への通知、及び、前記電源を停止する制御のいずれも行わない
請求項2~6のいずれか1項に記載の制御システム。
【請求項8】
前記制御部は、取得された前記情報が、前記利用可能期間内に前記電源が利用されていることを示す場合に、前記通知と異なる、前記情報端末への他の通知を行い
前記他の通知の結果、前記情報端末には、前記電源を停止するためのアイコンを含む通知画面が表示される
請求項2~6のいずれか1項に記載の制御システム。
【請求項9】
前記電源の利用履歴に基づいて、前記電源の利用パターン情報を生成する生成部をさらに備え、
前記制御部は、取得された前記情報と、生成された前記利用パターン情報とに基づいて、前記情報端末への通知、及び、前記電源を停止する制御の少なくとも一方を行う
請求項1に記載の制御システム。
【請求項10】
屋外に位置する負荷へ電力を供給する電源の利用状況を示す情報を取得する取得ステップと、
取得された前記情報に基づいて、前記電源の管理者が使用する情報端末への通知、及び、前記電源を停止する制御の少なくとも一方を行う制御ステップとを含む
制御方法。
【請求項11】
請求項10に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、制御システム、及び、制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
屋外用コンセントなどの屋外用電源に関する様々な技術が提案されている。特許文献1には、屋外用電源として機能する電気自動車充電器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、屋外用電源が無断で使用されてしまうことを抑制することができる制御システム、及び、制御方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様に係る制御システムは、屋外に位置する負荷へ電力を供給する電源の利用状況を示す情報を取得する取得部と、取得された前記情報に基づいて、前記電源の管理者が使用する情報端末への通知、及び、前記電源を停止する制御の少なくとも一方を行う制御部とを備える。
【0006】
本発明の一態様に係る制御方法は、屋外に位置する負荷へ電力を供給する電源の利用状況を示す情報を取得する取得ステップと、取得された前記情報に基づいて、前記電源の管理者が使用する情報端末への通知、及び、前記電源を停止する制御の少なくとも一方を行う制御ステップとを含む。
【0007】
本発明の一態様に係るプログラムは、前記制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0008】
本発明の制御システム、及び、制御方法は、屋外用電源が無断で使用されてしまうことを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】
図1は、実施の形態に係る制御システムの機能構成を示すブロック図である。
【
図2】
図2は、屋外用コンセント及びEV充電装置の外観図である。
【
図3】
図3は、実施の形態に係る制御システムの動作例1のシーケンス図である。
【
図4】
図4は、屋外用コンセントの利用開始時刻が利用可能期間外であるときの通知画面の一例を示す図である。
【
図5】
図5は、屋外用コンセントの利用開始時刻が利用可能期間内であるときの通知画面の一例を示す図である。
【
図6】
図6は、実施の形態に係る制御システムの動作例2のシーケンス図である。
【
図7】
図7は、EV充電装置の利用開始時刻が利用可能期間外であるときの通知画面の一例を示す図である。
【
図8】
図8は、EV充電装置の利用開始時刻が利用可能期間内であるときの通知画面の一例を示す図である。
【
図9】
図9は、動作例2において充電機能の停止が解除される場合のシーケンス図である。
【
図10】
図10は、実施の形態に係る制御システムの動作例3のシーケンス図である。
【
図11】
図11は、実施の形態に係る制御システムの動作例4(前半)の第一のシーケンス図である。
【
図12】
図12は、実施の形態に係る制御システムの動作例4(後半)の第一のシーケンス図である。
【
図13】
図13は、実施の形態に係る制御システムの動作例4(後半)の第二のシーケンス図である。
【
図14】
図14は、実施の形態に係る制御システムの動作例4(前半)の第二のシーケンス図である。
【
図15】
図15は、実施の形態に係る制御システムの動作例2の変形例のシーケンス図である。
【
図16】
図16は、EV充電装置の利用開始時刻が利用可能期間外であるときの通知画面の別の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
【0011】
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
【0012】
(実施の形態)
[構成]
まず、実施の形態に係る制御システムの構成について説明する。
図1は、実施の形態に係る制御システムの機能構成を示すブロック図である。
【0013】
図1に示されるように、制御システム10は、制御端末20と、分電盤30と、屋外用電源40と、第一サーバ50と、第二サーバ60と、情報端末70とを備える。制御端末20及び分電盤30は、住宅80内に設置され、屋外用電源40、第一サーバ50、第二サーバ60は、住宅80外に設置される。制御端末20及び分電盤30は、住宅80外であって住宅80の敷地内に設置されていてもよい。情報端末70は、住宅80外に位置しているが、住宅80内に位置する場合もある。住宅80は、例えば、戸建住宅であり、屋外用電源40は、例えば、戸建住宅の外であって戸建住宅の敷地内に設置される。住宅80は、集合住宅であってもよく、この場合、屋外用電源40は、例えば、住宅80の居住者が契約している駐車場(集合住宅の敷地内の駐車場であってもよいし、敷地外の駐車場であってもよい)の周辺などに設置される。
【0014】
制御システム10は、制御端末20の操作受付部21への住宅80の居住者の操作に基づいて照明機器または空調機器などの制御端末20に通信接続された機器(図示せず)を制御することができる。また、制御システム10は、屋外用電源40(具体的には、屋外用コンセント41またはEV(Electric Vehicle)充電装置42)が屋外用電源の管理者(住宅80の居住者)に無断で使用されてしまうことを抑制する、盗電抑制サポート機能を有している。このような機能の詳細については後述する。なお、制御システム10が機器を制御する機能を備えることは必須ではない。
【0015】
以下、このような制御システム10が備える各装置について詳細に説明する。制御端末20は、情報端末の一例であり、具体的には、エネルギーマネジメント機能を有するEMS(Energy Management System)コントローラである。制御端末20は、分電盤30によって計測された消費電力量に基づいて、当該制御端末20と同一の住宅80に設置された機器の消費電力を管理する。また、制御端末20は、制御端末20に通信接続された機器の制御、及び、機器の状態管理などを行う。ここでの機器の状態管理には、屋外用電源40の状態管理が含まれ、具体的には、EV充電装置42の充電状態(充電中/放電中/停止中など)の管理、及び、EV充電装置42の充電量及び放電量の管理が含まれる。
【0016】
制御端末20は、EMSコントローラに限定されず、エネルギーマネジメント機能を有しない他のコントローラ、または、ゲートウェイ装置であってもよい。制御端末20は、操作受付部21と、表示部22と、情報処理部23と、記憶部24と、第一通信部25と、第二通信部26とを備える。
【0017】
操作受付部21は、住宅80の居住者などの操作を受け付ける。操作受付部21は、例えば、タッチパネルによって実現されるが、ハードウェアキーなどによって実現されてもよい。操作受付部21は、制御端末20と一体である必要はなく、制御端末20に通信接続された外部端末が操作受付部21として用いられてもよい。この場合の外部端末は、例えば、インターホン親機などである。
【0018】
表示部22は、画像を表示する。表示部22は、例えば、液晶パネルまたは有機EL(Electro Luminescence)パネルなどの表示パネルによって実現される。表示部22は、制御端末20と一体である必要はなく、制御端末20に通信接続された外部端末が操作受付部21として用いられてもよい。この場合の外部端末は、例えば、インターホン親機などである。
【0019】
情報処理部23は、機器の制御に関連する情報処理を行う。情報処理部23は、例えば、マイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサによって実現されてもよい。情報処理部23の機能は、例えば、情報処理部23を構成するマイクロコンピュータまたはプロセッサ等が記憶部24に記憶されたコンピュータプログラムを実行することによって実現される。
【0020】
記憶部24は、情報処理部23によって実行されるコンピュータプログラムなどが記憶される記憶装置である。記憶部24は、例えば、半導体メモリによって実現される。
【0021】
第一通信部25は、制御端末20が第一サーバ50などと広域通信ネットワーク90を介して通信を行うための通信回路である。第一通信部25は、例えば、無線通信を行う無線通信回路であるが、有線通信を行う有線通信回路であってもよい。第一通信部25が行う通信の通信規格については特に限定されない。
【0022】
なお、第一通信部25は、例えば、宅内ルータ(図示せず)を介して広域通信ネットワーク90に通信接続し、第一通信部25自体が直接的に広域通信ネットワーク90に通信接続しない構成である。しかしながら、第一通信部25自体にSIM(Subscriber Identity Module)カードが搭載されていることにより、第一通信部25自体が直接的に広域通信ネットワーク90に接続する構成であってもよい。また、第一通信部25は、アクセスポイント機能を有し、携帯端末などとBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)などの通信規格に準拠した無線通信を行うことで、移動体通信ネットワークを介して広域通信ネットワーク90に接続する構成であってもよい。
【0023】
第二通信部26は、制御端末20が、制御端末20に通信接続された機器(図示せず)、分電盤30、及び、EV充電装置42などと局所通信ネットワークを介して通信を行うための通信回路である。第二通信部26は、例えば、無線通信を行う無線通信回路であるが、有線通信を行う有線通信回路であってもよい。第二通信部26が行う通信の通信規格については特に限定されない。
【0024】
分電盤30は、系統電源から供給される交流電力を複数の分岐回路に分配する。複数の分岐回路には、照明機器または空調機器などの機器(図示せず)、屋外用コンセント41、または、EV充電装置42などが接続される。また、分電盤30は、消費電力量の計測機能を有し、分岐回路ごとに消費電力量を計測することができる。消費電力量の計測値は、制御端末20(第二通信部26)へ送信される。本実施の形態では、分電盤30は、屋外用コンセント41の消費電力量(より詳細には、屋外用コンセント41に接続された負荷の消費電力量)を個別に計測し、計測値を制御端末20へ送信する。
【0025】
屋外用電源40は、住宅80の外に位置する負荷に電力を供給する。屋外用電源40は、基本的には住宅80外に設置されるが、一部が住宅80内に位置してもよい。屋外用電源40には、屋外用コンセント41及びEV充電装置42が含まれる。
図2は、屋外用コンセント41及びEV充電装置42の外観図である。
【0026】
屋外用コンセント41は、上記複数の分岐回路の1つに接続され、当該分岐回路を通じて系統電源から得られる交流電力を屋外用コンセント41に接続された負荷に供給する。屋外用コンセント41は、屋外に位置する負荷へ電力を供給する電源の一例である。屋外用コンセント41は、住宅80の外壁などに設置される。
【0027】
EV充電装置42は、上記複数の分岐回路の1つに接続され、当該分岐回路を通じて系統電源から得られる交流電力を用いてEV(より詳細にはEVが有するバッテリ)を充電する。EV充電装置42は、屋外に位置する負荷(EV)へ電力を供給する電源の別の一例である。EV充電装置42は、系統電源から得られる交流電力を直流電力に変換する電力変換回路、及び、充電制御用のマイクロコンピュータなどによって実現される。EV充電装置42は、住宅80の外壁などに設置される。
【0028】
第一サーバ50は、上述の盗電抑制サポート機能に関する情報処理を行うクラウドサーバである。第一サーバ50は、具体的には、屋外用電源40の利用状況に関する通知、及び、EV充電装置42の制御を行う。第一サーバ50は、例えば、制御端末20及び制御端末20に通信接続される機器を製造または販売する事業者(以下、機器提供事業者とも記載される)によって使用される。第一サーバ50は、具体的には、通信部51と、情報処理部52と、記憶部53とを備える。
【0029】
通信部51は、第一サーバ50が、制御端末20、第二サーバ60、及び、情報端末70などと広域通信ネットワーク90を通じて通信を行うための通信回路である。通信部51は、例えば、有線通信を行う有線通信部であるが、無線通信を行う無線通信回路であってもよい。通信部51が行う通信の通信規格については特に限定されない。
【0030】
情報処理部52は、盗電抑制サポート機能に関する情報処理を行う。情報処理部52は、具体的には、マイクロコンピュータまたはプロセッサによって実現される。情報処理部52は、機能的な構成要素として、取得部54と、制御部55と、生成部56とを有する。取得部54、制御部55、及び、生成部56の機能は、例えば、情報処理部52を構成するマイクロコンピュータまたはプロセッサが記憶部53に記憶されたコンピュータプログラムを実行することにより実現される。取得部54、制御部55、及び、生成部56の機能の詳細については後述される。
【0031】
記憶部53は、上記情報処理に必要な各種情報、及び、上記コンピュータプログラムなどが記憶される記憶装置である。記憶部53は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)によって実現されるが、半導体メモリによって実現されてもよい。
【0032】
第二サーバ60は、駐車場シェアリングサービスを提供する事業者が、駐車場の予約を管理するために使用するクラウドサーバである。
【0033】
情報端末70は、住宅80の居住者(言い換えれば、屋外用電源40の管理者)が屋外用電源40の利用状況に関する通知を受けるために使用する情報端末である。情報端末70は、例えば、スマートフォンまたはタブレット端末などの携帯型の情報端末である。情報端末70は、パーソナルコンピュータなどの据え置き型の情報端末であってもよい。なお、情報端末70には、上記通知を受けるために必要な専用のアプリケーションプログラムがあらかじめインストールされている。
【0034】
[動作例1]
上述のように、制御システム10は、盗電抑制サポート機能を有し、このような機能の1つとして、屋外用コンセント41の利用状況に関する通知を行うことができる。以下、このような制御システム10の動作例1について説明する。
図3は、制御システム10の動作例1のシーケンス図である。
【0035】
まず、屋外用コンセント41の管理者(住宅80の居住者)は、利用可能期間、及び、利用不可期間を情報端末70へ入力し、情報端末70はこのような入力を受け付ける(S11)。
【0036】
利用可能期間は、屋外用コンセント41の利用を許可する期間であり、利用不可期間は、屋外用電源40の利用を禁止する期間である。利用可能期間、及び、利用不可期間は、例えば、1日単位または曜日単位で時間帯を指定する形式で入力されるが、任意の期間が指定できる形式であってもよい。また、利用可能期間、及び、利用不可期間は、少なくとも一方が入力されればよく、利用可能期間のみが入力される場合には、例えば、利用可能期間以外の全期間が利用不可期間とみなされる。同様に、利用不可期間のみが入力される場合には、例えば、利用不可期間以外の全期間が利用可能期間とみなされる。なお、以下では、利用可能期間内、及び、利用可能期間外といった表現が用いられるが、利用可能期間外は、利用不可期間内と言い換えることができる。
【0037】
情報端末70は、少なくとも利用可能期間を情報として含む登録要求を生成し、生成した登録要求を第一サーバ50へ送信する(S12)。
【0038】
第一サーバ50の通信部51は、登録要求を受信する。取得部54は、受信された登録要求に含まれる利用可能期間を取得し、記憶部53に登録(記憶)する(S13)。
【0039】
その後、制御端末20の第二通信部26は、屋外用コンセント41が接続された分岐回路における消費電力量の計測値を分電盤30から受信する(S14)。情報処理部23は、受信された計測値によって屋外用コンセント41に負荷が接続されたことを検出すると(S15)、利用開始通知を第一サーバ50へ送信する(S16)。利用開始通知は、より具体的には、第一通信部25によって第一サーバ50へ送信される。利用開始通知は、屋外用コンセント41(屋外用電源40)の利用状況を示す情報の一例であり、より具体的には、屋外用コンセント41が利用開始されたことを示す情報である。
【0040】
なお、ステップS14において、第二通信部26は、屋外用コンセント41から屋外用コンセントに負荷が接続されたことを示す情報(つまり、屋外用コンセント41の状態が変化したことを示す情報)を受信し、ステップS15において、情報処理部23は、受信された情報によって屋外用コンセント41に負荷が接続されたことを検出してもよい。
【0041】
第一サーバ50の通信部51は、利用開始通知を受信する。取得部54は、受信された利用開始通知を取得する(S17)。制御部55は、ステップS17において取得された利用開始通知によって定まる利用開始時刻が、ステップS13において登録された利用可能期間内であるか否かを判定する(S18)。なお、利用開始時刻は、例えば、利用開始通知に情報として含まれるが、制御部55は、通信部51によって利用開始通知が受信された時刻を利用開始時刻とみなしてもよい。
【0042】
制御部55は、ステップS18において利用開始時刻が利用可能期間外であると判定すると、通知情報を情報端末70へ送信する(S19)。通知情報は、より具体的には、通信部51によって情報端末70へ送信される。
【0043】
情報端末70は、通知情報を受信すると、受信された通知情報に基づいて通知画面を表示する(S20)。
図4は、利用開始時刻が利用可能期間外であるときの通知画面の一例を示す図である。
図4に示されるように、利用開始時刻が利用可能期間外であるときの通知画面においては、屋外用コンセント41が不正に利用されていることを示す記述(メッセージ)が含まれる。
【0044】
なお、通知情報は、例えば、利用開始時刻が利用可能期間外であると判定されたときにのみ第一サーバ50から情報端末70へ送信されるが、利用開始時刻が利用可能期間内であると判定されたときにも第一サーバ50から情報端末70へ送信されてもよい。
図5は、利用開始時刻が利用可能期間内であるときの通知画面の一例を示す図である。
図5に示されるように、利用開始時刻が利用可能期間内であるときの通知画面においては、屋外用コンセント41が利用されていることを示す記述(メッセージ)が含まれる。
【0045】
以上説明したように、制御システム10は、利用開始通知(屋外用コンセント41の利用状況を示す情報)を取得する取得部54と、取得された利用開始通知が、管理者によってあらかじめ定められた利用可能期間外に屋外用コンセント41が利用されていることを示す場合に、情報端末70への通知を行う制御部55とを備える。制御部55は、取得された利用開始通知が、利用可能期間内に屋外用コンセント41が利用されていることを示す場合には、情報端末70への通知を行わないが、当該通知と異なる他の通知を行ってもよい。
【0046】
このような制御システム10は、屋外用コンセント41の利用開始時刻が利用可能期間内であるか否かの判定を行うことにより、盗電抑制サポート機能を実現することができる。
【0047】
[動作例2]
上述のように、制御システム10は、盗電抑制サポート機能の1つとして、EV充電装置42の利用状況に関する通知、及び、EV充電装置42の停止制御を行うことができる。以下、このような制御システム10の動作例2について説明する。
図6は、制御システム10の動作例2のシーケンス図である。
【0048】
まず、EV充電装置42の管理者(住宅80の居住者)は、情報端末70へ利用可能期間、及び、利用不可期間を情報端末70へ入力し、情報端末70はこのような入力を受け付ける(S21)。情報端末70は、少なくとも利用可能期間を情報として含む登録要求を生成し、生成した登録要求を第一サーバ50へ送信する(S22)。
【0049】
第一サーバ50の通信部51は、登録要求を受信する。取得部54は、受信された登録要求に含まれる利用可能期間を取得し、記憶部53に登録(記憶)する(S23)。以上のステップS21~S23の処理は、ステップS11~S13と同様であるため詳細な説明が省略される。
【0050】
その後、制御端末20の第二通信部26は、EV充電装置42へEVが接続されたことを示すEV接続通知をEV充電装置42から受信する(S24)。情報処理部23は、受信されたEV接続通知によってEV充電装置42へEVが接続されたことを検出すると(S25)、利用開始通知を第一サーバ50へ送信する(S26)。利用開始通知は、より具体的には、第一通信部25によって第一サーバ50へ送信される。利用開始通知は、EV充電装置42(屋外用電源40)の利用状況を示す情報の一例であり、より具体的には、EV充電装置42が利用開始されたことを示す情報である。
【0051】
なお、ステップS24において、第二通信部26は、EV充電装置42から充電の状態を示す情報(もしくは放電の状態を示す情報)、または、充電量を示す情報(もしくは放電量を示す情報)を受信し、ステップS25において、情報処理部23は、受信された情報によってEV充電装置42へEVが接続されたことを検出してもよい。
【0052】
第一サーバ50の通信部51は、利用開始通知を受信する。取得部54は、受信された利用開始通知を取得する(S27)。制御部55は、ステップS27において取得された利用開始通知によって定まる利用開始時刻が、ステップS23において登録された利用可能期間内であるか否かを判定する(S28)。なお、利用開始時刻は、例えば、利用開始通知に情報として含まれるが、制御部55は、通信部51によって利用開始通知が受信された時刻を利用開始時刻とみなしてもよい。
【0053】
制御部55は、ステップS28において利用開始時刻が利用可能期間外であると判定すると、EV充電装置42の充電機能(言い換えれば、電源としての機能)を停止させるための機能停止指令を制御端末20へ送信する(S29)。機能停止指令は、より具体的には、通信部51によって情報端末70へ送信される。
【0054】
制御端末20の第一通信部25は、機能停止指令を受信する。第二通信部26は、機能停止指令をEV充電装置42へ送信する(S30)。
【0055】
EV充電装置42は、機能停止指令を受信すると、充電機能を停止する(S31)。つまり、EV充電装置42は、EV充電装置42に接続されたEVへの充電ができない状態に遷移する。
【0056】
一方、第一サーバ50は、機能停止指令に加えて、通知情報を情報端末70へ送信する(S32)。通知情報は、より具体的には、通信部51によって情報端末70へ送信される。
【0057】
情報端末70は、通知情報を受信すると、受信された通知情報に基づいて通知画面を表示する(S33)。
図7は、利用開始時刻が利用可能期間外であるときの通知画面の一例を示す図である。
図7に示されるように、利用開始時刻が利用可能期間外であるときの通知画面においては、EV充電装置42の充電機能が停止されていることを示す記述(メッセージ)が含まれる。
【0058】
通知情報は、例えば、利用開始時刻が利用可能期間外であると判定されたときにのみ第一サーバ50から情報端末70へ送信されるが、利用開始時刻が利用可能期間内であると判定されたときにも第一サーバ50から情報端末70へ送信されてもよい。
図8は、利用開始時刻が利用可能期間内であるときの通知画面の一例を示す図である。
図8に示されるように、利用開始時刻が利用可能期間内であるときの通知画面においては、EV充電装置42が利用されていることを示す記述(メッセージ)が含まれる。
【0059】
なお、動作例2においては、EV充電装置42の利用開始時刻が利用可能期間外であるときには、EV充電装置42の充電機能を停止する制御、及び、EV充電装置42の利用が開始されたことの通知の両方が行われたが、当該制御及び当該通知の少なくとも一方が行われればよい。具体的には、EV充電装置42の利用開始時刻が利用可能期間外であるときには、上記制御及び上記通知のうち制御のみが行われてもよいし、上記制御及び上記通知のうち通知のみが行われてもよい。
【0060】
以上説明したように、制御システム10は、利用開始通知(EV充電装置42の利用状況を示す情報)を取得する取得部54と、取得された利用開始通知が、管理者によってあらかじめ定められた利用可能期間外にEV充電装置42が利用されていることを示す場合に、情報端末70への通知、及び、EV充電装置42の充電機能を停止する制御の少なくとも一方を行う制御部55とを備える。制御部55は、取得された利用開始通知が、利用可能期間内にEV充電装置42が利用されていることを示す場合には、情報端末70への通知、及び、EV充電装置42の充電機能を停止する制御のいずれも行わないが、当該通知と異なる他の通知を行ってもよい。
【0061】
このような制御システム10は、EV充電装置42の利用開始時刻が利用可能期間内であるか否かの判定を行うことにより、盗電抑制サポート機能を実現することができる。
【0062】
ところで、上記
図7の通知画面には、充電機能の停止を解除するためのアイコン71が含まれる。管理者は、このようなアイコン71を操作することで、利用可能期間外であっても充電機能の停止を解除することができる。
図9は、動作例2において充電機能の停止が解除される場合のシーケンス図である。
【0063】
情報端末70は、アイコン71への操作を受け付けると(S34)、機能停止の解除を要求する解除要求を第一サーバ50へ送信する(S35)。
【0064】
第一サーバ50の通信部51は、解除要求を受信する。取得部54は、受信された解除要求を取得する(S36)。制御部55は、取得部54によって解除要求が取得されると、EV充電装置42の電源としての機能の停止を解除させるための解除指令を制御端末20へ送信する(S37)。解除指令は、より具体的には、通信部51によって情報端末70へ送信される。
【0065】
制御端末20の第一通信部25は、解除指令を受信する。第二通信部26は、解除指令をEV充電装置42へ送信する(S38)。
【0066】
EV充電装置42は、解除指令を受信すると、EV充電装置42の充電機能(電源としての機能)の停止を解除する(S39)。つまり、EV充電装置42は、EV充電装置42に接続されたEVへの充電が可能な通常状態に遷移(復帰)する。
【0067】
このように、管理者は、このようなアイコン71を操作することで、利用可能期間外であっても充電機能の停止を解除する(EVの充電を許可する)ことができる。なお、ステップS34においてアイコン71への操作が受け付けられなかった場合には、EV充電装置42は、例えば、次の利用可能期間の開始時刻に第一サーバ50によって送信される解除要求に基づいて通常状態に復帰する。
【0068】
また、上記
図8の通知画面には、充電機能を停止するためのアイコン72が含まれる。管理者は、このようなアイコン72を操作することで、利用可能期間内であっても充電機能を停止することができる。この場合の動作シーケンスは、
図9と同様であり、
図9における解除要求及び解除指令が、それぞれ、機能停止要求及び機能停止指令に読み替えられればよい。
【0069】
[動作例3]
動作例1及び動作例2では、屋外用電源40の利用開始時刻が登録された利用可能期間内であるか否かの判定が行われた。このような判定に代えて、過去の屋外用電源40の利用履歴から定まる利用パターン(利用パターン情報とも記載される)から逸脱するような屋外用電源40の利用がなされたか否かが判定されてもよい。
図10は、制御システム10の利用パターン情報の生成動作(動作例3)のシーケンス図である。
【0070】
制御端末20の第二通信部26は、屋外用コンセント41が接続された分岐回路における消費電力量の計測値を分電盤30から受信する(S41)。情報処理部23は、受信された計測値によって屋外用コンセント41に負荷が接続されたことを検出すると(S42)、利用開始通知を第一サーバ50へ送信する(S43)。利用開始通知は、より具体的には、第一通信部25によって第一サーバ50へ送信される。利用開始通知は、屋外用コンセント41(屋外用電源40)の利用状況を示す情報の一例であり、より具体的には、屋外用コンセント41が利用開始されたことを示す情報である。
【0071】
第一サーバ50通信部51は、利用開始通知を受信する。取得部54は、受信された利用開始通知を取得し、取得した利用開始通知を利用開始時刻と対応付けて記憶部53に記憶する(S44)。なお、利用開始時刻は、例えば、利用開始通知に情報として含まれるが、取得部54は、通信部51によって利用開始通知が受信された時刻を利用開始時刻とみなしてもよい。
【0072】
このように利用開始時刻が記憶部53に多数蓄積されると、生成部56は、これを利用履歴として使用する。生成部56は、利用履歴に基づいて、利用パターン情報を生成し、記憶部53に記憶する(S45)。例えば、生成部56は、1日を所定の単位期間(例えば、1時間)に区分し、利用が多い単位期間、及び、利用が少ない単位期間を示す利用パターン情報を生成する。利用開始時刻に曜日の情報が含まれる場合には、生成部56は、利用が多い単位期間、及び、利用が少ない単位期間を曜日ごとに示す利用パターン情報を生成することができる。なお、生成部56は、利用開始通知が受信されるごとに利用パターン情報を更新してもよい。
【0073】
このように記憶部53に利用パターン情報が記憶されていれば、制御部55は、動作例1において、ステップS11~S13を省略の処理を省略し、ステップS18において、利用開始時刻と利用パターン情報との比較に基づく判定を行うことができる。制御部55は、具体的には、ステップS17において取得された利用開始通知によって定まる利用開始時刻が、利用パターン情報が示す利用が少ない単位期間に属する場合に
図4の通知画面を表示するための通知情報を情報端末70へ送信する。また、制御部55は、利用開始時刻が、利用パターン情報が示す利用が少ない単位期間に属さない場合には通知情報を情報端末70へ送信しないか、あるいは、
図5の通知画面を表示するための通知情報を情報端末70へ送信する。
【0074】
なお、生成部56は、屋外用コンセント41の利用時間帯に基づいて利用パターン情報を生成したが、例えば、屋外用コンセント41に接続された消費電力量に基づいて利用パターン情報を生成してもよい。例えば、過去の平均的な消費電力量を示す利用パターン情報を生成してもよい。
【0075】
この場合、利用開始通知には消費電力量を示す情報が含まれる。制御部55は、ステップS18において、消費電力量が平均的な消費電力量から逸脱する(所定値以上多いか、あるいは、所定値以上少ない)か否かを判定する。制御部55は、具体的には、ステップS17において取得された利用開始通知によって定まる消費電力量が、利用パターン情報が示す平均的な消費電力量から逸脱する場合に
図4の通知画面を表示するための通知情報を情報端末70へ送信する。また、制御部55は、消費電力量が、利用パターン情報が示す平均的な消費電力から逸脱しない場合には、通知情報を情報端末70へ送信しないか、あるいは、
図5の通知画面を表示するための通知情報を情報端末70へ送信する。
【0076】
また、詳細については図示されないが、生成部56は、EV充電装置42の利用履歴に基づいて、EV充電装置42の利用パターン情報を生成し、記憶部53に記憶することもできる。
【0077】
このように記憶部53にEV充電装置42の利用パターン情報が記憶されていれば、制御部55は、動作例2において、ステップS21~S23を省略の処理を省略し、ステップS28において、利用開始時刻と利用パターン情報との比較に基づく判定を行うことができる。制御部55は、具体的には、ステップS27において取得された利用開始通知によって定まる利用開始時刻が、利用パターン情報が示す利用が少ない単位期間に属する場合に、EV充電装置42の充電機能を停止する制御、及び、
図7の通知画面を表示するための通知情報の情報端末70へ送信の少なくとも一方を行う。また、制御部55は、利用開始時刻が、利用パターン情報が示す利用が少ない単位期間に属さない場合には、通知情報を情報端末70へ送信しないか、あるいは、
図8の通知画面を表示するための通知情報を情報端末70へ送信する。
【0078】
以上説明したように、制御システム10は、屋外用電源40の利用履歴に基づいて、屋外用電源40の利用パターン情報を生成する生成部56を備える。制御部55は、取得された利用開始通知(屋外用電源40の利用状況を示す情報)と、生成された利用パターン情報とに基づいて、情報端末70への通知、及び、屋外用電源40を停止する制御の少なくとも一方を行う制御部55とを備える。
【0079】
このような制御システム10は、屋外用電源40の利用開始時刻が利用可能期間内であるか否かの判定に代えて、利用パターン情報が示す利用パターンから逸脱するような屋外用電源40(屋外用コンセント41またはEV充電装置42)の利用がなされたか否かの判定を行うことにより、盗電抑制サポート機能を実現することができる。
【0080】
[動作例4]
ところで、住宅80の居住者は、駐車場シェアリングサービスを利用することで、住宅80の敷地内に位置する駐車場が空いているときには、駐車場を他者(以下、予約者とも記載される)に貸し出すことができる。このような場合、制御システム10は、予約者の駐車場の利用予定期間内(予約された期間)には、駐車場に併設されたEV充電装置42の利用を許可し、利用予定期間外にはEV充電装置42の利用を禁止することができる。以下、このような制御システム10の動作例4について説明する。
図11は、制御システム10の動作例4(前半)のシーケンス図である。
【0081】
まず、EV充電装置42の管理者(住宅80の居住者)は、情報端末70へ予約可能期間、予約不可期間、及び、充電速度を情報端末70へ入力し、情報端末70はこのような入力を受け付ける(S51)。
【0082】
予約可能期間は、駐車場の利用を許可する期間であり、予約不可期間は、駐車場の利用を禁止する期間である。予約可能期間、及び、予約不可期間は、例えば、1日単位または曜日単位で時間帯を指定する形式で入力されるが、任意の期間が指定できる形式であってもよい。また、予約可能期間、及び、予約不可期間は、少なくとも一方が入力されればよく、予約可能期間のみが入力される場合には、例えば、予約可能期間以外の全期間が予約不可期間とみなされる。同様に、予約不可期間のみが入力される場合には、例えば、予約期間以外の全期間が予約可能期間とみなされる。
【0083】
ステップS51において入力される充電速度は、駐車場を利用する予約者がEV充電装置42を利用するときの充電速度を意味し、管理者によって入力される。管理者は、例えば、充電速度として、6kW充電(高速充電)、及び、3kW充電(普通充電)などのいずれかを指定する。管理者は、例えば、住宅80内での電力の使用を優先したい場合には低い充電速度を指定するなど、住宅80内における電力の使用状況を鑑みて、EV充電装置42の能力(充電速度)を変更することができる。
【0084】
情報端末70は、予約可能期間、及び、充電速度を情報として含む登録要求を生成し、生成した登録要求を第二サーバ60へ送信する(S52)。
【0085】
第二サーバ60は、登録要求を受信する。第二サーバ60は、受信された登録要求に含まれる予約可能期間、及び、充電速度を取得し、第二サーバ60が備える記憶部(図示せず)に登録(記憶)する(S53)。
【0086】
その後、第二サーバ60は、予約者(より詳細には、予約者が使用する情報端末)から駐車場の予約を受け付ける(S54)。この結果、登録された予約可能期間の少なくとも一部が利用予定期間として予約者によって予約(登録)される。
【0087】
第二サーバ60は、登録された充電速度(管理者によって指定された充電速度)を示す充電速度情報、及び、利用予定期間を示す情報を含む登録依頼情報を第一サーバ50へ送信する(S55)。
【0088】
第一サーバ50の通信部51は、登録依頼情報を受信する。取得部54は、受信された登録依頼情報に含まれる、利用可能期間(利用可能期間を示す情報)、及び、充電速度情報を取得し、記憶部53に登録(記憶)する(S56)。
【0089】
以下、制御システム10の動作例4の後半について説明する。
図12は、制御システム10の動作例4(後半)の第一のシーケンス図である。
図12は、具体的には、駐車場の利用予定期間外にEV充電装置42が利用された場合のシーケンス図である。
【0090】
制御端末20の第二通信部26は、EV充電装置42へEVが接続されたことを示すEV接続通知をEV充電装置42から受信する(S57)。情報処理部23は、受信されたEV接続通知によってEV充電装置42へEVが接続されたことを検出すると(S58)、EV充電装置42の利用開始通知を第一サーバ50へ送信する(S59)。利用開始通知は、より具体的には、第一通信部25によって第一サーバ50へ送信される。利用開始通知は、EV充電装置42(屋外用電源40)の利用状況を示す情報の一例であり、より具体的には、EV充電装置42が利用開始されたことを示す情報である。
【0091】
第一サーバ50の通信部51は、利用開始通知を受信する。取得部54は、受信された利用開始通知を取得する(S60)。制御部55は、ステップS60において取得された利用開始通知によって定まるEV充電装置42の利用開始時刻が、ステップS56において登録された駐車場の利用予定期間内であるか否かを判定する(S61a)。利用予定期間は、動作例1~3における利用可能期間に相当する期間である。なお、利用開始時刻は、例えば、利用開始通知に情報として含まれるが、制御部55は、通信部51によって利用開始通知が受信された時刻を利用開始時刻とみなしてもよい。
【0092】
制御部55は、ステップS61aにおいてEV充電装置42の利用開始時刻が駐車場の利用予定期間外であると判定すると、EV充電装置42の充電機能(言い換えれば、電源としての機能)を停止させるための機能停止指令を制御端末20へ送信する(S62a)。機能停止指令は、より具体的には、通信部51によって情報端末70へ送信される。
【0093】
制御端末20の第一通信部25は、機能停止指令を受信する。第二通信部26は、機能停止指令をEV充電装置42へ送信する(S63a)。
【0094】
EV充電装置42は、機能停止指令を受信すると、充電機能を停止する(S64a)。つまり、EV充電装置42は、EV充電装置42に接続されたEVへの充電ができない状態に遷移する。
【0095】
一方、第一サーバ50は、機能停止指令に加えて、通知情報を情報端末70へ送信する(S65a)。通知情報は、より具体的には、通信部51によって情報端末70へ送信される。
【0096】
情報端末70は、通知情報を受信すると、受信された通知情報に基づいて
図7のような通知画面を表示する(S66a)。
【0097】
なお、EV充電装置42の利用開始時刻が駐車場の利用予定期間外であるときには、EV充電装置42の充電機能を停止する制御、及び、EV充電装置42の利用が開始されたことの通知の両方が行われたが、当該制御及び当該通知の少なくとも一方が行われればよい。具体的には、EV充電装置42の利用開始時刻が駐車場の利用予定期間外であるときには、上記制御及び上記通知のうち制御のみが行われてもよいし、上記制御及び上記通知のうち通知のみが行われてもよい。
【0098】
また、管理者は、
図7に示される通知画面に含まれるアイコン71を操作することで、駐車場の利用予定期間外であっても充電機能の停止を解除する(EVの充電を許可する)ことができる。
【0099】
一方、駐車場の利用予定期間内にEV充電装置42が利用された場合のシーケンス図は、
図13のようになる。
図13は、制御システム10の動作例4(後半)の第二のシーケンス図である。
【0100】
ステップS57~ステップS60の処理は
図12と同様であるため説明が省略される。制御部55は、ステップS17において取得された利用開始通知によって定まるEV充電装置42の利用開始時刻が、ステップS56において登録された駐車場の利用予定期間内であるか否かを判定する(S61b)。
【0101】
制御部55は、ステップS61bにおいてEV充電装置42の利用開始時刻が駐車場の利用予定期間内であると判定すると、設定指令を制御端末20へ送信する(S62b)。設定指令は、EV充電装置42の充電速度を、ステップS56において登録された充電速度情報が示す充電速度に設定するための情報である。設定指令は、より具体的には、通信部51によって情報端末70へ送信される。
【0102】
制御端末20の第一通信部25は、設定指令を受信する。第二通信部26は、設定指令をEV充電装置42へ送信する(S63b)。
【0103】
EV充電装置42は、設定指令を受信すると、設定指令に基づいて充電速度を設定する(S64b)。その後、EV充電装置42は、設定された充電速度でEV充電装置42に接続されたEVへの充電を開始する。
【0104】
一方、第一サーバ50は、設定指令に加えて、通知情報を情報端末70へ送信する(S65b)。通知情報は、より具体的には、通信部51によって情報端末70へ送信される。
【0105】
情報端末70は、通知情報を受信すると、受信された通知情報に基づいて
図8のような通知画面を表示する(S66b)。なお、EV充電装置42の利用開始時刻が駐車場の利用予定期間外であるときには、EV充電装置42の利用が開始されたことの通知(ステップS65b及びステップS66bの処理)は省略されてもよい。また、管理者は、
図8に示される通知画面に含まれるアイコン72を操作することで、駐車場の利用予定期間内であっても充電機能を停止することができる。
【0106】
以上説明したように、制御システム10は、利用開始通知(EV充電装置42の利用状況を示す情報)を取得する取得部54と、取得された利用開始通知が、駐車場の利用予定期間外にEV充電装置42が利用されていることを示す場合に、情報端末70への通知、及び、EV充電装置42の充電機能を停止する制御の少なくとも一方を行う制御部55とを備える。制御部55は、取得された利用開始通知が、駐車場の利用予定期間内にEV充電装置42が利用されていることを示す場合には、情報端末70への通知、及び、EV充電装置42の充電機能を停止する制御のいずれも行わないが、当該通知と異なる他の通知を行ってもよい。
【0107】
このような制御システム10は、EV充電装置42の利用開始時刻が駐車場の利用予定期間内であるか否かの判定を行うことにより、盗電抑制サポート機能を実現することができる。
【0108】
なお、動作例4では、取得部54は、EV充電装置42の充電速度を指定する充電速度情報を取得し、制御部55は、予約者が利用予定期間内にEVを充電速度情報によって指定される充電速度で充電できるように、EV充電装置42に充電速度を設定した。つまり、動作例4では、充電速度の設定に関する処理が行われた。しかしながら、このような処理が行われることは必須ではない。充電速度の設定に関する処理は省略されてもよい。
【0109】
また、情報端末70にインストールされたアプリケーションプログラムなどに基づいて、管理者が駐車場の予約を管理することができるケースが想定される。このような場合、動作例4において登録依頼情報が情報端末70から第一サーバ50へ送信され、制御システム10は、第二サーバ60によって行われる処理(
図11のステップS52~ステップS54の処理)を省略することができる。
図14は、登録依頼情報が情報端末70から第一サーバ50へ送信される(
図14のS50)場合の動作例4(前半)のシーケンス図である。
【0110】
[動作例1の変形例]
上記実施の形態の動作例1では、利用可能期間外に屋外用コンセント41が利用されている場合に、屋外用コンセント41の機能を停止する制御(屋外用コンセント41からの電力供給が停止される制御)は行われなかったが、制御システム10が屋外用コンセント41の機能を停止することができる場合などには、屋外用コンセント41の機能を停止する制御が行われてもよい。具体的には、制御端末20が分電盤30の分岐ブレーカのオン及びオフを制御できるような場合が想定される。つまり、動作例1においても、利用可能期間外に屋外用コンセント41が利用されている場合に、情報端末70への通知、及び、屋外用コンセント41の機能を停止する制御の少なくとも一方が行われればよい。
【0111】
[動作例2の変形例]
また、上記実施の形態の動作例2では、利用可能期間外にEV充電装置42が利用されている場合に、自動的にEV充電装置42の充電機能が停止されたが、EV充電装置42の充電機能は、住宅80の居住者の同意を得た上で停止されてもよい。以下、このような制御システム10の動作例2の変形例について説明する。
図15は、制御システム10の動作例2の変形例のシーケンス図である。
【0112】
まず、動作例2(
図6)と同様に、ステップS21~ステップS28の処理が行われる。
【0113】
第一サーバ50の制御部55は、ステップS28において利用開始時刻が利用可能期間外であると判定すると、通知情報を情報端末70へ送信する(S71)。通知情報は、より具体的には、通信部51によって情報端末70へ送信される。
【0114】
情報端末70は、通知情報を受信すると、受信された通知情報に基づいて通知画面を表示する(S72)。
図16は、利用開始時刻が利用可能期間外であるときの通知画面の一例を示す図である。
図16に示されるように、利用開始時刻が利用可能期間外であるときの通知画面においては、EV充電装置42が使用されていることを示す記述(メッセージ)が含まれる。
【0115】
このような通知画面が表示されているときに、居住者は、EV充電装置42の充電機能(言い換えれば、電源としての機能)を停止させることを指示するための操作(アイコン73への操作)を行うと、情報端末70はこのような操作を受け付け(S73)、EV充電装置42の充電機能を停止させるための機能停止指令を第一サーバ50へ送信する(S74)。
【0116】
第一サーバ50の通信部51は、機能停止指令を受信し、受信した機能停止指令を制御端末20へ送信する(S75)。
【0117】
制御端末20の第一通信部25は、機能停止指令を受信する。第二通信部26は、機能停止指令をEV充電装置42へ送信する(S76)。
【0118】
EV充電装置42は、機能停止指令を受信すると、充電機能を停止する(S77)。つまり、EV充電装置42は、EV充電装置42に接続されたEVへの充電ができない状態に遷移する。
【0119】
このように、制御システム10は、居住者の同意(情報端末70への操作)を得た上でEV充電装置42の充電機能を停止することもできる。なお、このような変形例は、動作例4(
図12)にも適用できる。
【0120】
[その他の変形例]
また、上記実施の形態では、情報の入力、及び、通知画面を表示するためのユーザインターフェースとして情報端末70が用いられたが、情報端末70に代えて制御端末20がユーザインターフェースとして用いられてもよい。
【0121】
また、ユーザインターフェースとして、情報端末70及び制御端末20が併用されてもよい。具体的には、情報の入力は情報端末70及び制御端末20のいずれを通じても可能であってもよい。また、通知画面は、情報端末70及び制御端末20(表示部22)の両方に表示されてもよい。
【0122】
[効果等]
以上説明したように、制御システム10は、屋外に位置する負荷へ電力を供給する屋外用電源40の利用状況を示す情報を取得する取得部54と、取得された情報に基づいて、屋外用電源40の管理者が使用する情報端末70(または制御端末20)への通知、及び、屋外用電源40を停止する制御の少なくとも一方を行う制御部55とを備える。利用状況を示す情報は、上記実施の形態では、利用開始通知である。
【0123】
このような制御システム10は、屋外用電源40が無断で使用されてしまうことを抑制することができる。
【0124】
また、例えば、制御部55は、取得された情報が、所定の利用可能期間外に屋外用電源40が利用されていることを示す場合に、情報端末70への通知、及び、屋外用電源40を停止する制御の少なくとも一方を行う。
【0125】
このような制御システム10は、屋外用電源40が所定の利用可能期間外に利用されたことを屋外用電源40の無断使用とみなし、屋外用電源40が無断で使用されてしまうことを抑制することができる。
【0126】
また、例えば、利用可能期間は、屋外用電源40の管理者によって定められる。
【0127】
このような制御システム10は、屋外用電源40が管理者によって定められた利用可能期間外に利用されたことを屋外用電源40の無断使用とみなし、屋外用電源40が無断で使用されてしまうことを抑制することができる。
【0128】
また、例えば、屋外用電源40は、駐車場に併設されたEV充電装置42であり、利用可能期間は、駐車場を予約者が予約することによって定められる駐車場の利用予定期間である。
【0129】
このような制御システム10は、EV充電装置42が駐車場の利用予定期間外に利用されたことをEV充電装置42の無断使用とみなし、EV充電装置42が無断で使用されてしまうことを抑制することができる。
【0130】
また、例えば、取得部54は、EV充電装置42の充電速度を指定する充電速度情報をさらに取得する。制御部55は、予約者が利用予定期間内にEVを充電速度情報によって指定される充電速度で充電できるように、EV充電装置42に充電速度を設定する。
【0131】
このような制御システム10は、EV充電装置42の能力を変更した上で、予約者にEV充電装置42の利用を許可することができる。
【0132】
また、例えば、制御部55は、取得された情報が、利用可能期間外に屋外用電源40が利用されていることを示す場合に、情報端末70への通知、及び、屋外用電源40を停止する制御の両方を行う。上記通知の結果、情報端末70には、屋外用電源40の停止を解除するためのアイコン71を含む通知画面が表示される。
【0133】
このような制御システム10は、アイコン71への管理者の操作に基づいて、利用可能期間外であっても屋外用電源40の利用を許可することができる。
【0134】
また、例えば、制御部55は、取得された情報が、利用可能期間内に屋外用電源40が利用されていることを示す場合に、情報端末70への通知、及び、屋外用電源40を停止する制御のいずれも行わない。
【0135】
このような制御システム10は、屋外用電源40が適正に使用されていると推定される場合に、情報端末70への通知、及び、屋外用電源40を停止する制御を省略し、通信トラフィック及び情報処理量などを低減することができる。
【0136】
また、例えば、制御部55は、取得された情報が、利用可能期間内に屋外用電源40が利用されていることを示す場合に、上記通知と異なる、情報端末70への他の通知を行う。他の通知の結果、情報端末70には、屋外用電源40を停止するためのアイコン72を含む通知画面が表示される。
【0137】
このような制御システム10は、アイコン71への管理者の操作に基づいて、利用可能期間内であっても屋外用電源40の利用を制限(禁止)することができる。
【0138】
また、例えば、制御システム10は、屋外用電源40の利用履歴に基づいて、屋外用電源40の利用パターン情報を生成する生成部56をさらに備える。制御部55は、取得された情報と、生成された利用パターン情報とに基づいて、情報端末70への通知、及び、屋外用電源40を停止する制御の少なくとも一方を行う。
【0139】
このような制御方法は、屋外用電源40が利用パターン情報から逸脱して利用されたことを屋外用電源40の無断使用とみなし、屋外用電源40が無断で使用されてしまうことを抑制することができる。
【0140】
また、制御システム10などのコンピュータによって実行される制御方法は、屋外に位置する負荷へ電力を供給する屋外用電源40の利用状況を示す情報を取得する取得ステップと、取得された情報に基づいて、屋外用電源40の管理者が使用する情報端末70への通知、及び、屋外用電源40を停止する制御の少なくとも一方を行う制御ステップとを含む。
【0141】
このような制御方法は、屋外用電源40が無断で使用されてしまうことを抑制することができる。
【0142】
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
【0143】
例えば、上記実施の形態では、制御システムは、複数の装置によって実現されたが、単一の装置として実現されてもよい。例えば、制御システムは、制御端末またはサーバ装置に相当する単一の装置として実現されてもよい。制御システムが複数の装置によって実現される場合、制御システムが備える構成要素は、複数の装置にどのように振り分けられてもよい。例えば、上記実施の形態においてサーバ装置が行うと説明された処理の一部または全部が制御端末によって行われてもよい。つまり、制御端末が取得部、制御部、及び、生成部に相当する機能的な構成要素を備えてもよい。
【0144】
例えば、上記実施の形態における装置間の通信方法については特に限定されるものではない。また、装置間の通信においては、図示されない中継装置(例えば、無線ルータなど)が介在してもよい。
【0145】
また、上記実施の形態において、特定の処理部が実行する処理を別の処理部が実行してもよい。また、複数の処理の順序が変更されてもよいし、複数の処理が並行して実行されてもよい。
【0146】
また、上記実施の形態において、各構成要素は、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
【0147】
また、各構成要素は、ハードウェアによって実現されてもよい。例えば、各構成要素は、回路(または集積回路)でもよい。これらの回路は、全体として1つの回路を構成してもよいし、それぞれ別々の回路でもよい。また、これらの回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
【0148】
また、本発明の全般的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよい。また、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
【0149】
例えば、本発明は、制御端末またはサーバ装置として実現されてもよい。本発明は、制御システムなどのコンピュータが実行する制御方法として実現されてもよい。本発明は、このような制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現されてもよい。また、本発明は、このようなプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体として実現されてもよい。
【0150】
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
【符号の説明】
【0151】
10 制御システム
20 制御端末(情報端末)
40 屋外用電源(電源)
41 屋外用コンセント
42 EV充電装置
54 取得部
55 制御部
56 生成部
70 情報端末
71、72、73 アイコン